JP2003201038A - 無端ベルト - Google Patents

無端ベルト

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JP2003201038A
JP2003201038A JP2002004007A JP2002004007A JP2003201038A JP 2003201038 A JP2003201038 A JP 2003201038A JP 2002004007 A JP2002004007 A JP 2002004007A JP 2002004007 A JP2002004007 A JP 2002004007A JP 2003201038 A JP2003201038 A JP 2003201038A
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端部に発生する引張応力を軽減することによ
って寿命を延ばし、信頼性向上を図ることができる無端
ベルトを提供すること。 【構成】 2本の駆動ローラ110と従動ローラ111
間に懸架される搬送ベルト(無端ベルト)100におい
て、ベルト搬送(駆動)方向と直交するX方向の動きを
規制する幅Wの寄り防止リブ112を少なくとも1箇所
に取り付け、該寄り防止リブ112の取付部を境に前記
X方向の前記ローラ110,111が位置するベルト内
縁部100aと前記ローラ110,111から外れるベ
ルト外縁部100bを有し、少なくとも前記寄り防止リ
ブ112の不連続部の近傍において前記ベルト外縁部1
00bのX方向の幅寸法Kを前記割り防止リブ112の
幅Wよりも大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラーLBP等の画像形成装置に組み込んで中間転写ベル
トや搬送ベルトとして使用される無端ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無端ベルトの寄り防止方法とし
て、特開昭64−2070号公報に記載された方法があ
る。図10にその代表例を示すが、ベルト400の両端
部に突起状リブ412,413を設け、ローラ410,
411に突起状リブ412,413に対応する溝(不図
示)を設け、この溝とリブ412,413を嵌合させる
方法がある。
【0003】又、特開平11−2974号公報に記載さ
れているように、ベルト端部に寄り防止リブを設置し、
この寄り防止リブをローラ端部に突き当てる方法等が提
案されている。
【0004】更に、特開2000―147950公報に
記載されているように、蛇行防止ガイドの繋ぎ目に補強
部材を貼り付けてベルトの寿命を向上させる方法も提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、無端ベルトの寄
り防止機構としてベルト端部にリブを設置しているが、
リブはベルト形成時に同時に形成する方法を採らない限
り、特開2000―147950公報のように無端ベル
トに対してリブの材質の如何に拘らずベルトとは別体の
リブ部材を接着剤や粘着テープにてベルトに貼り付ける
方法を採っている。
【0006】リブ部材をベルトに貼り付けていく方法と
しては、予めリブを接着する無端ベルトの内周に全長を
合わせて切断し、リブの端部からベルトに順次貼り付け
ていく方法と、無端ベルトの内周よりも全長の長いリブ
部材をその一端部から順次無端ベルトの内周面に貼り付
けていき、無端ベルトの内面を1周してリブ部材の接着
始端と重なる部分で、リブの接着始端断面とリブ終端が
対向するように、リブ部材をカッター等で切断してリブ
部を形成する方法がある。
【0007】又、予め無端ベルトの内周長に対応した外
周長を有するようにリング状に加工したリブ部材をその
外周の1点から順次無端ベルトの内周に貼り付けていく
方法もある。
【0008】ところが、上記リング状に加工したリブ部
材を接着する場合を除いては、リブ部材の始端と終端の
合わせ部に隙間が発生してしまう。隙間がある状態の無
端ベルトを中間転写ベルトとして使用した場合、ベルト
の蛇行により駆動ローラ及び従動ローラ端部と無端ベル
トに設置したリブ部が接触して蛇行を規制する働きをす
るが、この際、リブ部材には蛇行に応じた応力が加わる
ことになる。この応力が長時間リブ部材に加わると、該
リブ部材の始端と終端との間に位置する隙間部がある位
置の無端ベルト端部に図11に示すような亀裂が発生
し、ベルト寿命に悪影響を与えるという問題があった。
尚、図11において、400は無端ベルト、412,4
13はリブ部材である。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、端部に発生する引張応力を軽
減することによって寿命を延ばし、信頼性向上を図るこ
とができる無端ベルトを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、2本のローラ間に懸架され
る無端ベルトにおいて、ベルト搬送(駆動)方向と直交
するX方向の動きを規制する幅Wの寄り防止リブを少な
くとも1箇所に取り付け、該寄り防止リブの取付部を境
に前記X方向の前記ローラが位置するベルト内縁部と前
記ローラから外れるベルト外縁部を有し、少なくとも前
記寄り防止リブの不連続部の近傍において前記ベルト外
縁部のX方向の幅寸法Kを前記割り防止リブの幅Wより
も大きく設定したことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ベルト外縁部は、その周長がベルト外
縁部に向かって徐々に増加する形状を有していることを
特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記ベルト外縁部は、その周長がベ
ルト外縁端部に向かって2次関数的に増加する形状を有
していることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記ベルト外縁部のX方向の幅
寸法Kを前記寄り防止リブの幅Wよりも2倍以上大きく
したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る搬送ベルトの懸架状態を示す図、図2は搬送
ベルトの斜視図、図3は4ドラム方式のフルカラー画像
形成装置要部の断面図、図4は搬送ベルトの懸架状態を
示す図である。
【0016】先ず、図3に示すフルカラー画像形成装置
の概略構成について説明する。
【0017】図示のフルカラー画像形成装置は、現像剤
マゼンダ用の感光ドラム101、帯電現像ユニット10
5、現像剤シアン用感光ドラム102、帯電現像ユニッ
ト106、現像剤イエロー用感光ドラム103、帯電現
像ユニット107、現像剤ブラック用感光ドラム10
4、帯電現像ユニット108の各色に対応した画像形成
部を有している。100はPVDF製の搬送ベルトであ
り、その膜厚は0.12mm、幅は235mm、直径は
φ220mmである。130は画像が形成される転写材
であり、これは紙押えローラ109を介して搬送ベルト
100によって各感光ドラム101,102,103,
104間を搬送され、分離ローラ115により分離され
て不図示の定着部へ送られる。尚、図3において、12
1,122,123,124は転写ローラである。
【0018】搬送ベルト100は、駆動ローラ110と
従動ローラ111によって懸架されている。駆動ローラ
110と従動ローラ111は、搬送ベルト100と接触
する部分がゴム弾性体で構成されており、図3の側面図
上では駆動ローラ110と従動ローラ111の間隔は手
前側の方が奥側よりも狭くなっており、駆動ローラ11
0と従動ローラ111の回転中心軸同士の平行度は50
μmに設定されている。このように搬送ベルト100を
懸架する駆動ローラ110と従動ローラ111の平行度
を崩すことによって、搬送ベルト100上の張力分布を
強制的に設定することができるため、搬送ベルト100
の寄り方向を図4の奥側に設定することができ、駆動中
の張力バランスの変化によって生じる不安定な搬送ベル
ト100の蛇行を防止することができる。
【0019】ところで、図1及び図2に示すように、搬
送ベルト100には、該搬送ベルト100の搬送方向
(駆動方向)と直交するX方向の動きを規制する幅Wの
寄り防止リブ112が設けられているが、この寄り防止
リブ112は、発泡ウレタンゴム製の断面形状が幅5m
m、高さ4mmのテープ状で、搬送ベルト100に接着
する面に接着用の両面テープを貼り付けた構成となって
いる。この寄り防止リブ112を搬送ベルト100に貼
り付ける位置は、駆動ローラ110と従動ローラ111
の軸間距離の広い側に相当する搬送ベルト100端部
で、その端部から15mmの間隔を開けて寄り防止リブ
112を貼り付ける。つまり、搬送ベルト100は、寄
り防止リブ112の取付部を境としてX方向野ローラ1
10,111が位置するベルト内縁部100aとローラ
110,111から外れるベルト外縁部100bを有し
ており、ベルト外縁部100bのX方向の幅寸法K(=
15mm)は寄り防止リブ112の幅W(=5mm)よ
りも大きく設定されている。具体的には、ベルト外縁部
100bのX方向の幅寸法Kは、寄り防止リブ112の
幅Wの2倍以上(3倍)に設定されている。
【0020】寄り防止リブ112は、予め搬送ベルト1
00の内周長よりも2mm程度短く切断されており、図
示しない貼り付け装置によりテンションを掛けない状態
で搬送ベルト100の内周面の前記位置に貼り付けられ
る。その結果、寄り防止リブ112を搬送ベルト100
に貼り付けた状態で、寄り防止リブ112の搬送ベルト
100への貼り付け開始端部と貼り付け終了端部には図
2に示すように2mm程度の隙間が生じることとなる。
【0021】従来、寄り防止リブを設けたベルトを使用
した画像形成装置を長時間運転すると、寄り防止リブの
繋ぎ目部分のベルト端部からベルト自身に亀裂が発生す
るという問題があった。そのため、ベルトの長期信頼性
を確保するために鋭意検討した結果、寄り防止リブをベ
ルトに貼り付ける際に、リブ端部間の隙間が狭過ぎると
ベルトに加わる張力により局部的な応力集中が発生して
ベルト母材に亀裂を発生させ易いことを発見した。
【0022】而して、本実施の形態では、寄り防止リブ
112は駆動ローラ110と従動ローラ111の端部と
接触することによって搬送ベルト100の直進性を保証
しているため、該寄り防止リブ112の繋ぎ部の隙間が
広過ぎると駆動ローラ110と従動ローラ111の各端
部と接触しない状態が発生して搬送ベルト100の直進
性が失われ、駆動ローラ110と従動ローラ111の回
転軸方向に搬送ベルト100の寄りが発生して画像に色
ずれを発生させたり、最悪の場合は寄り防止リブ112
の端部が駆動ローラ110と従動ローラ111に乗り上
げて故障するという事態も発生する。従って、駆動ロー
ラ110と従動ローラ111の直径がφ30mmである
本実施の形態では、寄り防止リブ112の繋ぎ目間隔を
2mmに設定してある。
【0023】又、検討の結果、ベルト端部と寄り防止リ
ブ側面との距離が短いと、リブ繋ぎ目に発生する応力が
ベルト端部まで拡大してベルト端部に亀裂を発生させる
引張力のレベルが高くなることも明らかになった。
【0024】従って、本実施の形態では、寄り防止リブ
112の側面と搬送ベルト100の端部との距離を15
mmに設定している。
【0025】ベルト材としては、PVDFのみに限ら
ず、熱可塑性樹脂或はエラストマー材、ゴム弾性体等、
どのような材料でも使用することができ、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−1、ポリス
チレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルホ
ン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルサルホン、ポ
リエーテルニトリル、熱可塑性ポリイミド系材料、ポリ
エーテルエーテルケトン、サーモトロピック液晶ポリマ
ー、ポリアミド酸、ポリフッ化ビニリデン、アクリル重
合体、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、エチレンテトラフロロエチレン共重合体、アク
リル共重合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエ
ーテルエステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合
体、オレフィン共重合体、ポリウレタン共重合体等を使
用することができる。
【0026】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0027】図5は本発明の実施の形態2に係る搬送ベ
ルトの懸架状態を示す図、図6は搬送ベルトの展開図と
断面図、図7は4ドラム方式のフルカラー画像形成装置
要部の断面図である。
【0028】先ず、図7に示すフルカラー画像形成装置
の概略構成について説明する。
【0029】フルカラー画像形成装置は、現像剤マゼン
ダ用の感光ドラム201、帯電現像ユニット205、現
像剤シアン用感光ドラム202、帯電現像ユニット20
6、現像剤イエロー用感光ドラム203、帯電現像ユニ
ット207、現像剤ブラック用感光ドラム204、帯電
現像ユニット208の各色に対応した画像形成部を有し
ている。200はPTFE製の搬送ベルトであり、その
膜厚は0.12mm、幅は230mm、画像形成部の直
径はφ220mm、寄り防止リブ設置側ベルト端部の直
径はφ240mmである。230は画像が形成される転
写材であり、これは紙押えローラ209を介して搬送ベ
ルト200によって各感光ドラム201,202,20
3,204間を搬送され、分離ローラ215により分離
されて不図示の定着部へ送られる。尚、図7において、
221,222,223,224は転写ローラである。
【0030】搬送ベルト200は、駆動ローラ210と
従動ローラ211によって懸架されている。駆動ローラ
210と従動ローラ211は、搬送ベルト200と接触
する部分がゴム弾性体で構成されており、図7の側面図
上では駆動ローラ210と従動ローラ211の間隔は手
前側の方が奥側よりも狭くなっており、駆動ローラ21
0と従動ローラ211の回転中心軸同士の平行度は50
μmに設定してある。このように搬送ベルト200を懸
架する駆動ローラ210と従動ローラ211の平行度を
崩すことによって搬送ベルト200上の張力分布を強制
的に設定することができるため、搬送ベルト200の寄
り方向を図5の奥側に設定することができ、駆動中の張
力バランスの変化によって生じる不安定な搬送ベルト2
00の蛇行を防止することができる。
【0031】搬送ベルト200に設けられた寄り防止リ
ブ212は、発泡ウレタンゴム製の断面形状が幅(W)
6mm、高さ5mmのテープ状で、搬送ベルト200に
接着する面に接着用の両面テープを貼り付けた構成とな
っている。この寄り防止リブ212を搬送ベルト200
に貼り付ける位置は、駆動ローラ210と従動ローラ2
11の軸間距離の広い側に相当する搬送ベルト200の
端部で、その端部から図5の断面図において搬送ベルト
200端部から15mmの投影距離を開けて寄り防止リ
ブ212を貼り付ける。つまり、搬送ベルト200は、
寄り防止リブ212の取付部を境としてX方向のローラ
210,211が位置するベルト内縁部200aとロー
ラ210,211から外れるベルト外縁部200bを有
しており、ベルト外縁部200bのX方向の幅寸法K
(=15mm)は寄り防止リブ212の幅W(=6m
m)よりも大きく設定されている。具体的には、ベルト
外縁部200bのX方向の幅寸法Kは、寄り防止リブ2
12の幅Wの2倍以上に設定されている。
【0032】寄り防止リブ212は、予め搬送ベルト2
00の内周長よりも2mm程度短く切断されており、図
示しない貼り付け装置によりテンションを掛けない状態
で搬送ベルト200の内周面の前記位置に貼り付けられ
る。その結果、寄り防止リブ212をベルト200に貼
り付けた状態で、寄り防止リブ212の搬送ベルト20
0への貼り付け開始端部と貼り付け終了端部には図6に
示すように2mm程度の隙間が生じることとなる。
【0033】従来、寄り防止リブを設けたベルトを使用
した画像形成装置を長時間運転すると、寄り防止リブの
繋ぎ目部分のベルト端部からベルト自身に亀裂が発生す
るという問題があった。そのため、ベルトの長期信頼性
を確保するために鋭意検討した結果、寄り防止リブをベ
ルトに貼り付ける際に、リブ端部間の隙間が狭過ぎると
ベルトに加わる張力により局部的な応力集中が発生して
ベルト母材に亀裂を発生させ易いことを発見した。
【0034】而して、本実施の形態においては、寄り防
止リブ212は駆動ローラ210と従動ローラ211の
端部と接触することによって搬送ベルト200の直進性
を保証しているため、寄り防止リブ212の繋ぎ部の隙
間が広過ぎると駆動ローラ210と従動ローラ211の
各端部と接触しない状態が発生し、搬送ベルト200の
直進性が失われ、駆動ローラ210と従動ローラ211
の回転軸方向に搬送ベルト200の寄りが発生して画像
に色ずれを発生させたり、最悪の場合は寄り防止リブ2
12の端部が駆動ローラ210と従動ローラ211に乗
り上げて故障するという事態も発生する。従って、駆動
ローラ210と従動ローラ211の直径がφ30mmで
ある本実施の形態では、寄り防止リブ212の繋ぎ目間
隔を2mmに設定してある。
【0035】又、検討の結果、ベルト端部と寄り防止リ
ブ側面との距離が短いと、リブ繋ぎ目に発生する応力が
ベルト端部まで拡大してベルト端部に亀裂を発生させる
引張力のレベルが高くなることも明らかになった。
【0036】従って、本実施の形態では、搬送ベルト2
00の寄り防止リブ212の繋ぎ部付近に発生する応力
集中を軽減させて搬送ベルト200の端部から亀裂が発
生することがないように、搬送ベルト200の形状を図
8の断面図に示すように断面曲率で10mmを有するよ
うな形状にして搬送ベルト200端部における応力集中
を軽減させている。ここで、寄り防止リブ212から画
像形成部を経て反対端部までのベルト径はφ220mm
で、寄り防止リブ212から直近の端部まで2次曲線的
に径が増加していき、端部の最大径でφ240mmとな
っている。
【0037】ベルト材としては、PTFEのみに限ら
ず、熱可塑性樹脂或はエラストマー材、ゴム弾性体等、
どのような材料でも使用することができ、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−1、ポリス
チレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルホ
ン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルサルホン、ポ
リエーテルニトリル、熱可塑性ポリイミド系材料、ポリ
エーテルエーテルケトン、サーモトロピック液晶ポリマ
ー、ポリアミド酸、ポリフッ化ビニリデン、アクリル重
合体、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、エチレンテトラフロロエチレン共重合体、アク
リル共重合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエ
ーテルエステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合
体、オレフィン共重合体、ポリウレタン共重合体等を使
用することができる。
【0038】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。図8は本発明の実施の形態3に
係る搬送ベルトの懸架状態を示す図であり、無端ベルト
300は駆動ローラ310と従動ローラ311によって
懸架されている。駆動ローラ310と従動ローラ311
は、無端ベルト300と接触する部分がゴム弾性体で構
成されており、図8の断面図上では駆動ローラ310と
従動ローラー311の間隔は手前側の方が奥側よりも狭
くなっており、駆動ローラ310と従動ローラ311の
回転中心軸同士の平行度は50μmに設定してある。こ
のように無端ベルト300を懸架する駆動ローラ310
と従動ローラ311の平行度を崩すことによって無端ベ
ルト300上の張力分布を強制的に設定することができ
るため、無端ベルト300の寄り方向を図8の奥側に設
定することができ、駆動中の張力バランスの変化によっ
て生じる不安定な無端ベルト300の蛇行を防止するこ
とができる。
【0039】無端ベルト300は、図9のベルト展開図
に示すように、幅方向に対称ではなく、部分的に幅が広
くなっている。本実施の形態では、半径15mmの半円
を付加したような形状になっている。この半円形状31
3と無端ベルト300端部との繋ぎ目はシャープエッジ
にならないようにトリミングを施してある。
【0040】端部に上記半円状形状313を有する無端
ベルト300に設けられた寄り防止リブ312は、発泡
ウレタンゴム製の断面形状が幅5mm、高さ4mmのテ
ープ状で、無端ベルト300に接着する面に接着用の両
面テープを貼り付けた構成となっている。寄り防止リブ
312を無端ベルト300に貼り付ける位置は、駆動ロ
ーラ310と従動ローラ311の軸間距離の広い側に相
当するベルト端部で、その端部から1mmの間隔を開け
て半円状形状313の中心に寄り防止リブ312の繋ぎ
目が位置するように貼り付ける。
【0041】寄り防止リブ312は、予め無端ベルト3
00の内周長よりも2mm程度短く切断されており、図
示しない貼り付け装置によりテンションを掛けない状態
で無端ベルト300の内周面の前記位置に貼り付けられ
る。その結果、寄り防止リブ312を無端ベルト300
に貼り付けた状態で、寄り防止リブ312の無端ベルト
300への貼り付け開始端部と貼り付け終了端部には2
mm程度の隙間が生じることとなる。
【0042】従来、寄り防止リブを設けたベルトを使用
した画像形成装置を長時間運転すると、寄り防止リブの
繋ぎ目部分のベルト端部からベルト自身に亀裂が発生す
るという問題があった。そのため、ベルトの長期信頼性
を確保するために鋭意検討した結果、寄り防止リブをベ
ルトに貼り付ける際に、リブ端部間の隙間が狭過ぎると
ベルトに加わる張力により局部的な応力集中が発生して
ベルト母材に亀裂を発生させ易いことを発見した。
【0043】而して、本実施の形態では、寄り防止リブ
312は駆動ローラ310と従動ローラ311の端部と
接触することによって無端ベルト300の直進性を保証
しているため、寄り防止リブ312の繋ぎ部の隙間が広
過ぎると駆動ローラ310と従動ローラ311の各端部
と接触しない状態が発生し、無端ベルト300の直進性
が失われて駆動ローラ310と従動ローラ311の回転
軸方向に寄りが発生して画像に色ずれを発生させたり、
最悪の場合は寄り防止リブ312の端部が駆動ローラ3
10と従動ローラ311に乗り上げて故障するという事
態も発生する。従って、駆動ローラ310と従動ローラ
311の直径がφ30mmである本実施の形態では、寄
り防止リブ312の繋ぎ目間隔を2mmに設定してあ
る。
【0044】又、本実施の形態のように、寄り防止リブ
312の繋ぎ目部分の無端ベルト300の幅を他の部分
よりも広くすることによって、局部的に集中する応力を
分散させて亀裂の発生を抑えることができ、無端ベルト
300の運転寿命を延ばして製品の信頼性を上げること
ができる。
【0045】ベルト材としては、PVDFのみに限ら
ず、熱可塑性樹脂或はエラストマー材、ゴム弾性体等、
どのような材料でも使用することができ、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−1、ポリス
チレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルホ
ン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルサルホン、ポ
リエーテルニトリル、熱可塑性ポリイミド系材料、ポリ
エーテルエーテルケトン、サーモトロピック液晶ポリマ
ー、ポリアミド酸、ポリフッ化ビニリデン、アクリル重
合体、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、エチレンテトラフロロエチレン共重合体、アク
リル共重合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエ
ーテルエステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合
体、オレフィン共重合体、ポリウレタン共重合体等を使
用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、無端ベルトを構成する材質と異なる材質の寄り
防止リブを無端ベルトに張り付ける際にベルト端部から
一定距離離れた位置にリブを張り付けることによって寄
り防止リブの繋ぎ目で発生する集中応力によるベルト端
部からの亀裂の発生を防ぐことができ、無端ベルトの寿
命を延ばして該無端ベルトに高信頼性を確保することが
できる。
【0047】又、寄り防止リブを張り付けた位置からベ
ルト外側に向けて曲率を持った断面形状とすることによ
って、寄り防止リブの繋ぎ目で発生する集中応力をベル
ト端部ではなく曲率を持った部分で分散することがで
き、無端ベルトへの亀裂の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る搬送ベルトの懸架
状態を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る搬送ベルトの斜視
図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る搬送ベルトを備え
る4ドラム式のフルカラー画像形成装置要部の断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態1に係る搬送ベルトの懸架
状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る搬送ベルトの懸架
状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る搬送ベルトの展開
図と断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る搬送ベルトを備え
る4ドラム方式のフルカラー画像形成装置要部の断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る搬送ベルトの懸架
状態を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る搬送ベルトの形状
を説明する展開図である。
【図10】従来の搬送ベルトの懸架状態を示す図であ
る。
【図11】従来例の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
100,200,300 搬送ベルト(無端ベルト) 100a,200a ベルト内縁部 100b,200b ベルト外縁部 110,210,310 駆動ローラ 111,211,311 従動ローラ 112,212,312 寄り防止リブ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA42 DA09 DA23 2H200 FA02 FA17 GA12 GA23 GA44 GA47 HA03 HB12 HB13 HB22 JA02 JA21 JB06 JB15 JB23 JB40 JB45 JC03 JC10 JC15 MA03 MA04 MA20 3F049 AA10 BA03 BB11 LA01 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のローラ間に懸架される無端ベルト
    において、 ベルト搬送(駆動)方向と直交するX方向の動きを規制
    する幅Wの寄り防止リブを少なくとも1箇所に取り付
    け、該寄り防止リブの取付部を境に前記X方向の前記ロ
    ーラが位置するベルト内縁部と前記ローラから外れるベ
    ルト外縁部を有し、少なくとも前記寄り防止リブの不連
    続部の近傍において前記ベルト外縁部のX方向の幅寸法
    Kを前記割り防止リブの幅Wよりも大きく設定したこと
    を特徴とする無端ベルト。
  2. 【請求項2】 前記ベルト外縁部は、その周長がベルト
    外縁部に向かって徐々に増加する形状を有していること
    を特徴とする請求項1記載の無端ベルト。
  3. 【請求項3】 前記ベルト外縁部は、その周長がベルト
    外縁端部に向かって2次関数的に増加する形状を有して
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の無端ベル
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ベルト外縁部のX方向の幅寸法Kを
    前記寄り防止リブの幅Wよりも2倍以上大きくしたこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載の無端ベルト。
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