JP2003201116A - アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物 - Google Patents

アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物

Info

Publication number
JP2003201116A
JP2003201116A JP2002296835A JP2002296835A JP2003201116A JP 2003201116 A JP2003201116 A JP 2003201116A JP 2002296835 A JP2002296835 A JP 2002296835A JP 2002296835 A JP2002296835 A JP 2002296835A JP 2003201116 A JP2003201116 A JP 2003201116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alumina particles
alumina
resin
less
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002296835A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Shibusawa
奬 渋沢
Hidetoshi Okamoto
英俊 岡本
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Nobuo Uotani
信夫 魚谷
Koichiro Take
幸一郎 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2002296835A priority Critical patent/JP2003201116A/ja
Publication of JP2003201116A publication Critical patent/JP2003201116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高熱伝導性の樹脂組成物の充填剤として用いら
れるアルミナ粒を提供する。 【解決手段】体積換算の50%累積平均径(D50)が
1.5〜4μmの範囲内であり、D90とD10との比
(D90/D10)が2.5以下であり、二次粒子径で
10μm以上の粒が0.1質量%以下であり、二次粒子
径で0.5μm以下の粒が5質量%以下であり、α相が
主相であり、アルミナ粒の長軸径(DL)と短軸径(D
S)との比(DL/DS)が2以下であり、D50と平
均一次粒子径(DP)との比(D50/DP)が2.5
以下であるアルミナ粒を用いる。BET値が3m2/g
〜20m2/gの範囲内であり、SiO2含有量が0.0
2%以下の水酸化アルミニウムに、フッ化物を除くハロ
ゲン化物を添加して密閉容器中で焼成し、その後、解砕
して上記アルミナ粒を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミナ粒子に関
し、特に電子部品の封止材料、充填剤、仕上げラッピン
グ材、又は耐火物、ガラス、セラミックスおよびそれら
を含む複合材における骨材等に有用な、低摩耗性かつフ
ロー特性に優れたアルミナ粒子を工業的に安価で製造す
る方法およびその製法により得られたアルミナ粒子及び
それを含有する組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の高集積化、高密度化に
伴って、チップ当りの電力消費量も増大の一途にあり、
発生した熱を効率良く放熱し、電子部品素子の温度上昇
を少なくすることが重要な開発課題になっている。そし
て、半導体の絶縁封止材料や、部品を実装する基板材
料、放熱スペーサーなどの充填剤として、熱伝導性の優
れたアルミナ、特にコランダム(α−アルミナ)が注目
され、さまざまな分野で使用されている。
【0003】このようなコランダム粒子としては、電融
アルミナ、焼結アルミナなどの粉砕品に、水酸化アルミ
ニウムを単独で、または結晶促進剤として公知の他の薬
剤を併用して添加し、焼成することでカッティングエッ
ジを有しない、形状が球状化した平均粒子径5〜35μ
mのコランダム粒子が提案されている(例えば、特許文
献1参照。)。
【0004】また、そのなかで平均径が5μm以下の場
合は、水酸化アルミニウムに結晶成長剤を添加する公知
の方法で丸味のある粒子形状のものが得られるとしてい
る。
【0005】例えば、水酸化アルミニウムを焼成する際
に700℃以下にて十分に脱水熱分解した後に昇温し
て、α化率90%以上の中間焼成物とし、フッ素硬化剤
の存在下で焼成することで球状アルミナが得られること
が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】また、バイヤー法のアルミナを高温プラズ
マや酸素水素炎中に噴射し、溶融させながら急冷するこ
とにより結晶粒が丸み化する、いわゆる溶射法が知られ
ているが、この場合は、熱原単位が大きく、経済的でな
いばかりか、得られるアルミナはα−アルミナが主成分
ながら、δ−アルミナなどを副生物として含み、熱伝導
率が小さくなるため好ましくない。
【0007】一方、コランダム粒子としては電融アルミ
ナや焼結アルミナの粉砕品が知られているが、いずれも
鋭いカッティングエッジを持つ不定形状の粒子であり、
ゴム・プラッスチックに充填する際、混練機、成形金型
等の磨耗が大きく好ましくない。
【0008】
【特許文献1】特開平5−294613号公報
【0009】
【特許文献2】特開平5−43224号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】自動車等に搭載される
MC基板(メタルコア基板)に例示されるように、絶縁
膜を構成する高熱伝導性ゴム・プラスチック組成物の厚
みは、ますます薄くなってきており、30μm以下を要
求されることもでてきた。これを達成するには、アルミ
ナとしても丸味状であるだけでなく微粒かつシャープな
粒度分布が不可欠である。
【0011】しかしながら、粒子径が小さくなるにつれ
て、自己凝集力が強くなるため、ゴム・プラスチックに
充填する際に、流動性が悪化したり、ゴム・プラスチッ
ク組成物中に凝集粒として存在し、逆に熱伝導率を低下
させる原因にもなる。従って、結晶粒の微粒化にも限界
が存在する。
【0012】特開平6−191833号公報に開示され
たアルミナ粒は形状的には、この用途に適しているが、
In−situ CVD法という特殊な製法で作られて
おり、他のアルミナと比較して、非常に高価となり経済
的でない。また特性面でも、粒度分布が広いという欠点
があった。
【0013】また、上述の特開平5−294613号公
報では粒度が粗すぎ、特開平5−43224号では凝集
粒が硬く粉砕すると粒度分布が広くなるという欠点があ
った。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の現状に
鑑み鋭意研究した結果、以下に示した特性のアルミナ粒
を用いると上記課題が解決できること、またこの特性の
アルミナ粒を効率よく製造できる製造方法を見出し本発
明を完成するに至った。
【0015】すなわち、本発明は以下に関する。 (1)体積換算の50%累積平均径(D50)が1.5
〜4μmの範囲内であり、D90とD10との比、D9
0/D10が2.5以下であり、10μm以上の二次粒
子の比率が0.1質量%以下であり、0.5μm以下の
二次粒子の比率が5質量%以下であり、α相を主相とす
ることを特徴とするアルミナ粒。
【0016】(2)アルミナ粒の長軸径(DL)と短軸
径(DS)との比、DL/DSが2以下であり、D50
と平均一次粒子径(DP)との比、D50/DPが2.
5以下であることを特徴とする(1)に記載のアルミナ
粒。
【0017】(3)吸油量が15cc以下であることを
特徴とする(1)または(2)に記載のアルミナ粒。
【0018】(4)水酸化アルミニウムに、フッ化物を
除くハロゲン化物を添加して密閉容器中で焼成する工程
と、その後、解砕する工程とを含むことを特徴とするア
ルミナ粒の製造方法。
【0019】(5)水酸化アルミニウムが、BET値が
3m2/g〜20m2/gの範囲内であり、SiO2含有
量が0.02%以下であることを特徴とする(4)に記
載のアルミナ粒の製造方法。
【0020】(6)フッ化物を除くハロゲン化物が、ハ
ロゲン化水素、ハロゲン化アンモニウム、ハロゲン化ア
ルミニウムからなる群から選ばれた少なくとも1種であ
ることを特徴とする(4)または(5)に記載のアルミ
ナ粒の製造方法。
【0021】(7)フッ化物を除くハロゲン化物が、塩
化アンモニウムであることを特徴とする(4)または
(5)に記載のアルミナ粒の製造方法。
【0022】(8)フッ化物を除くハロゲン化物の添加
量が、水酸化アルミニウムに対する比率で2〜10質量
%の範囲内であることを特徴とする(4)〜(7)の何
れか1項に記載のアルミナ粒の製造方法。
【0023】(9)焼成温度が、1000〜1500℃
の範囲内であり、最高温度保持時間が10分〜10時間
の範囲内であることを特徴とする(4)〜(8)の何れ
か1項に記載のアルミナ粒の製造方法。
【0024】(10)密閉容器が、アルミナ緻密質サ
ヤ、または、コージェライト緻密質サヤを含む物質で作
られていることを特徴とする(4)〜(9)の何れか1
項に記載のアルミナ粒の製造方法。
【0025】(11)密閉容器が、気孔率が5%以下の
物質で作られていることを特徴とする(4)〜(10)
の何れか1項に記載のアルミナ粒の製造方法。
【0026】(12)解砕を、アルミナボールを用いた
ボールミル、またはノズル噴出圧力が相対圧で、3×1
06Pa以下の気流式粉砕機で行うことを特徴とする
(4)〜(11)の何れか1項に記載のアルミナ粒の製
造方法。
【0027】(13)(4)〜(12)の何れか1項に
記載のアルミナ粒の製造方法により製造したアルミナ
粒。
【0028】(14)シランカップリング剤及び/また
はアミノ基、カルボキシル基、エポキシ基の何れか1つ
以上の基を有する化合物で表面が被覆された(1)〜
(3)、または(13)の何れか1項に記載のアルミナ
粒。
【0029】(15)アミノ基、カルボキシル基、エポ
キシ基の何れか1つ以上の基を有する化合物が、変性シ
リコーンオイルであることを特徴とする(14)記載の
アルミナ粒。
【0030】(16)シランカップリング剤及び/また
はアミノ基、カルボキシル基、エポキシ基の何れか1つ
以上の基を有する化合物でのアルミナ粒表面の被覆量
が、アルミナ粒に対して0.05質量%〜5質量%の範
囲内であることを特徴とする(14)または(15)に
記載のアルミナ粒。
【0031】(17)(1)〜(3)、または(13)
〜(16)の何れか1項に記載のアルミナ粒と高分子化
合物を含む組成物。
【0032】(18)高分子化合物が、脂肪族系樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアクリル
樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン
樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種であること
を特徴とする(17)に記載の組成物。
【0033】(19)アルミナ粒の含有量が80質量%
以上であることを特徴とする(17)または(18)に
記載の組成物。
【0034】(20)高分子化合物が、オイル状物質で
あることを特徴とする(17)〜(19)の何れか1項
に記載の組成物。
【0035】(21)高分子化合物が、40℃〜100
℃の温度範囲内において、軟化点あるいは溶融温度を有
することを特徴とする(17)〜(20)の何れか1項
に記載の組成物。
【0036】(22)(17)〜(21)の何れか1項
に記載の組成物を含む熱伝導性組成物。
【0037】(23)(22)に記載の組成物を発熱体
と放熱体の間に設けた電子部品または半導体装置。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明のアルミナ粒は、体積換算
の50%累積平均径(D50)が1.5〜4μmの範囲
内であり、D90とD10との比(D90/D10)が
2.5以下であり、二次粒子径で10μm以上の粒の比
率が0.1質量%以下であり、二次粒子径で0.5μm
以下の粒の比率が5質量%以下であり、α相を主相とす
ることを特徴とする。なおD90は体積換算の90%累
積径を意味し、D10は体積換算の10%累積径を意味
する。また、D50、D90、D10は何れも二次粒子
での体積換算累積径を意味する。
【0039】α相を主相とするとは、アルミナ粒に占め
るα相の比率が95質量%以上、より好ましくは98質
量%以上であることを示す。α相の比率の求め方は以下
の方法による。
【0040】アルミナ粒のX線回折分析を下記の条件で
行う。
【0041】 ターゲット Cu・α スリット 0.3mm スキャンスピード 2度/分 スキャン範囲 2θ=10〜70度 2θ=68.2度のピーク(αアルミナピーク)高さを
A、2θ=63.1度のピーク(κアルミナピーク)高
さをB、2θ=69.5度のベースラインの値をCとし
て、 α相の比率=(A−C)/((A−C)+(B−C))
×100 、とする。
【0042】本発明での体積換算の累積平均径は公知の
粒度分布測定装置で求めることができる。例えば、レー
ザー回折粒度分布測定装置を用いるのが好ましい。
【0043】このようなアルミナ粒を用いることにより
特に高熱伝導性組成物の充填材に適したアルミナ粒を提
供することができる。D50は1.5〜4μmの範囲内
である必要があるが、D50を2〜3μmの範囲内とす
るとより好ましい。D50が4μmより大きくなると、
高熱伝導性組成物の厚さを30μm以下にすることが困
難となり、D50が1.5μmより小さくなると、高熱
伝導性組成物中に凝集粒として残りやすくなる。また、
(D90/D10)は2.5以下とする必要があるが2
以下とするとより好ましい。(D90/D10)が2.
5より大きくなると、粒度分布がブロードとなり、同一
充填量の場合組成物の熱伝導率が低下する。さらに、二
次粒子径で10μm以上の粒の比率が0.1質量%より
高くなると高熱伝導性組成物の厚さを30μm以下にす
ることが困難となり、二次粒子径で0.5μm以下の粒
の比率が5質量%より高くなると組成物の流動性が悪化
する。
【0044】また、本発明のアルミナ粒では、一次粒子
の長軸径(DL)と短軸径(DS)との比(DL/D
S)を2以下とし、D50(平均二次粒子径)と平均一
次粒子径(DP)との比(D50/DP)を2.5以下
とすることが高熱伝導性組成物の充填材に適したアルミ
ナ粒を提供する上で好ましい。
【0045】(DL/DS)が2より大きくなると、粒
子形状が扁平となり組成物の熱伝導率が低下する。ま
た、(D50/DP)が2.5より大きくなると、凝集
粒に近くなり、組成物の流動性が悪化する。
【0046】本発明での、アルミナ粒の長軸径、短軸径
の測定にはSEM(走査電子顕微鏡)を用いた二次電子
像写真解析により行う。また平均一次粒子径はBET比
表面積から次式により換算する。 一次粒子径(μm)=6/(アルミナの真密度×BET
比表面積(単位:m2/g)) なお、アルミナの真密度は、3.987g/cm3とす
る。またBET比表面積は窒素吸着法により測定する。
【0047】本発明のアルミナ粒は、吸油量が15cc
以下であることが好ましい。吸油量とは、アルミナ粒5
gにアマニ油を滴下し、1つの団子状にまとまるまでの
油量を、アルミナ粒100gに換算した量を示す。吸油
量が15ccより多くなると、組成物の流動性が悪化す
る。
【0048】本発明のアルミナ粒は、例えば、水酸化ア
ルミニウムに、フッ化物を除くハロゲン化物を添加して
密閉容器中で焼成する工程と、その後、解砕する工程と
を含む工程により製造することができる。この製造方法
に用いる水酸化アルミニウムは、BET値が3m2/g
〜20m2/gの範囲内であり、SiO2含有量が0.0
2%以下であることが好ましい。またBET値は4m2
/g〜10m2/gの範囲内とすることがより好まし
い。BET値が3m2/gより小さくなるとアルミナ粒
が強固な凝集粒となり、BET値が20m2/gより大
きくなるとアルミナ粒が成長しなくなる。更にSiO2
含有量が0.02%より高くなると、アルミナ粒が板状
化しやすくなり、また粒の凝集が強固になりやすい。水
酸化アルミニウムとしては、ギブサイト、バイヤライ
ト、ベーマイト、ダイアスポアなどの他、これらをあら
かじめ400℃程度で仮焼して脱水したものでも良い。
【0049】また、フッ化物を除くハロゲン化物は、ハ
ロゲン化水素、ハロゲン化アンモニウム、ハロゲン化ア
ルミニウムからなる群から選ばれた少なくとも1種を用
いることが好ましく、より好ましくは、塩化アンモニウ
ムを用いることが好ましい。
【0050】本発明の製造方法において、水酸化アルミ
ニウムと共に密閉容器に入れるフッ化物を除くハロゲン
化物の添加量は、水酸化アルミニウムに対して2〜10
質量%の範囲内とするのがが好ましく、より好ましく
は、3質量%〜6質量%の範囲内とする。フッ化物を除
くハロゲン化物の添加量が10質量%より高くしても、
高熱伝導性組成物の充填材に適したアルミナ粒を提供す
るという本発明の効果の向上が得られず、また経済的観
点から好ましくない。また添加量が2質量%より低くな
るとアルミナ粒が成長せず好ましくない。
【0051】本発明における、水酸化アルミニウムにフ
ッ化物を除くハロゲン化物を添加して密閉容器中で焼成
する工程は、焼成温度を1000〜1500℃の範囲内
とし、最高温度保持時間を10分〜10時間の範囲内と
することが好ましい。また焼成温度は、1200℃〜1
400℃とすることがより好ましく、最高温度保持時間
は30分〜8時間の範囲内とするのがより好ましい。
【0052】焼成温度が1000℃より低いとアルミナ
粒がα相化せず好ましくなく、最高温度保持時間が10
分より短いとアルミナ粒が成長せず好ましくない。更に
焼成温度が1500℃を越えたり、保持時間が10時間
を超えても効果の向上は得られず経済的観点から好まし
くない。焼成に使用される加熱炉の種類としては、単
窯、トンネル窯、ロータリーキルンのような公知の手段
で良い。
【0053】本発明の製造方法の密閉容器は、アルミナ
緻密質サヤ、または、コージェライト緻密質サヤを含む
物質で作るのが好ましい。また密閉容器を、気孔率が5
%以下の物質で作るのが好ましい。密閉容器は完全に密
閉された容器である必要はなく、例えば円筒の形状に底
と蓋が付いた形状で良く、容器に開口部がなければ使用
が可能である。円筒部分と底と蓋は密着しているのが好
ましい。
【0054】本発明の製造方法は、水酸化アルミニウム
に、フッ化物を除くハロゲン化物を添加して密閉容器中
で焼成後、得られたアルミナ粒を、アルミナボールを用
いたボールミル、またはノズル噴出ゲージ圧力(相対圧
力)が3×106Pa(3kgf/cm2)以下の気流式
粉砕機を用いて粉砕するのが好ましい。この際の、アル
ミナボールの大きさは10〜25mmφとするのが好ま
しく、粉砕時間は粉砕機の大きさ、能力にもよるが、ボ
ールミルの場合は一般的には30〜120分の範囲内と
する。気流式粉砕機の場合は粉砕後のアルミナ粒子が所
定の吸油量となるように、気流式粉砕機の風量、原料仕
込量、気流式粉砕機に内蔵された分級機の回転数を適宜
調整する。このような比較的、軽粉砕を行うことによ
り、本発明の高熱伝導性組成物の充填材に適したアルミ
ナ粒を効率よく製造することができる。
【0055】本発明のアルミナ粒はその表面を、シラン
カップリング剤及び/またはアミノ基、カルボキシル
基、エポキシ基の何れか1つ以上の基を有する化合物で
被覆するのが好ましい。
【0056】表面を処理したアルミナ粒を樹脂と混練す
ると、表面処理をしていないアルミナ粒を樹脂と混練す
るのに比較して、組成物中のアルミナ粒の含有量を増や
すことができる。また組成物中のアルミナ粒の含有量を
増やした場合でも比較的混練物の粘度が上昇せず、組成
物の柔軟性が失われにくくなり、組成物の耐機械特性な
どが向上する。
【0057】本発明の、アミノ基、カルボキシル基、エ
ポキシ基のうち1つ以上の基を有する化合物としては、
これらの基の作用によりアルミナ粒表面に吸着あるいは
反応しやすい化合物が好ましく、公知の化合物を使用で
きる。
【0058】例えば、1,2−エポキシヘキサン、1,
2−エポキシドデカン、n−ヘキシルアミン、n−ドデ
シルアミン、p−n−ヘキシルアニリン、n−ヘキシル
カルボン酸、n−ドデシルカルボン酸、p−n−ヘキシ
ル安息香酸などが好ましい。
【0059】また変性シリコーンオイルとしては、KF
−105、KF−101、KF−102、X−22−1
73DX、KF−393、KF−864、KF−801
2、KF−857、X−22−3667、X−22−1
62A、X−22−3701E(以上信越化学工業
製)、TSF4700、TSF4701、TSF470
2、TSF4703、TSF4730*、TSF477
0(以上GE東芝シリコーン社製)、SF8417、B
Y16−828、BY16−849、BY16−89
2、BY16−853、 BY16−837、SF84
11、BY16−875、BY16−855、SF84
21、SF8418、BY16−874(以上東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン社製)などが好ましく、これ
らは単独、あるいは複数で用いることができる。
【0060】またシランカップリング剤としては、ケイ
素原子にハロゲン原子やアルコキシ基などの加水分解性
の置換基を有していればよく、公知の化合物を使用でき
る。例えば、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメト
キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、n−ヘキシルト
リメトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、
n−ドデシルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ヘキサメチル
ジシラザン等を用いるのが好ましい。これらのシランカ
ップリング剤は、単独で、あるいは複数で使用できる。
【0061】アルミナ粒へこれらの化合物を被覆する方
法としては特に限定はなく、公知の方法を使用できる。
例えば、乾式処理法、湿式処理法等が挙げられる。
【0062】アルミナ粒へのシランカップリング剤等の
被覆量は、アルミナ粒に対して0.05質量%〜5質量
%の範囲内が好ましい。0.05質量%より低いと被覆
効果が得にくく、5質量%より被覆量が高いと未反応の
シランカップリング剤等の含有量が多くなり不純物とし
て残る等のデメリットが生じる。
【0063】本発明の製造方法で製造されるアルミナ粒
子は、好ましくはオイルやゴムやプラスチック等の高分
子化合物に充填され、高熱伝導性グリース組成物、高熱
伝導性ゴム組成物や高熱伝導性プラスチック組成物とし
て好適に利用できる。特にアルミナ粒の含有量を80質
量%以上とするのが好ましい。
【0064】本発明の樹脂組成物を構成する高分子化合
物は公知の高分子化合物を適用できるが、好ましい例と
しては、脂肪族系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、メタアクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。
【0065】これらの樹脂は、低分子量体でもあるいは
高分子量体でもよい。あるいはオイル状でもゴム状、硬
化物でもよい。使用する用途、環境によって任意に選択
することができる。
【0066】樹脂としては、炭化水素系樹脂(例えば、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリレート共重合体、エチレン−プロピレン共重
合体、ポリ(エチレン−プロピレン)、ポリプロピレ
ン、ポリイソプレン、ポリ(イソプレン−ブチレン)、
ポリブタジエン、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ
(ブタジエン−アクリロニトリル)、ポリクロロプレ
ン、塩素化ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブチ
レン、オレフィン樹脂、石油樹脂、スチロール樹脂、A
BS樹脂、クマロン・インデン樹脂、テルペン樹脂、ロ
ジン樹脂、ジエン樹脂等)、(メタ)アクリル樹脂(例
えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
n−ノニル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル
酸、グリシジル(メタ)アクリレート等のモノマーを単
独で重合した樹脂、あるいは複数のモノマーを共重合し
た樹脂、ポリアクリロニトリル及び共重合体、ポリシア
ノアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(メタ)ア
クリル酸塩など)、酢酸ビニルおよびビニルアルコール
系樹脂(例えば、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルエーテル
など)、含ハロゲン系樹脂(例えば、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、フッ素系樹脂など)、含窒素ビニ
ル樹脂(例えばポリビニルカルバゾール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルピリジン、ポリビニルイミダゾー
ルなど)、ジエン系重合物(例えば、ブタジエン系合成
ゴム、クロロプレン系合成ゴム、イソプレン系合成ゴム
など)、ポリエーテル類(例えば、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ヒドリンゴム、ペン
トン樹脂など)、ポリエチレンイミン類樹脂、フェノー
ル系樹脂(例えば、フェノール・ホルマリン樹脂、クレ
ゾール・ホルマリン樹脂、変性フェノール樹脂、フェノ
ール・フルフラール樹脂、レゾルシン樹脂など)、アミ
ノ樹脂(例えば、ユリア樹脂および変性ユリア樹脂、メ
ラミン樹脂、グアナミン樹脂、アニリン樹脂、スルホン
アミド樹脂など)、芳香族炭化水素系樹脂(例えば、キ
シレンホルムアルデヒド樹脂、トルエン・ホルマリン樹
脂など)、ケトン樹脂(例えば、シクロヘキサノン樹
脂、メチルエチルケトン樹脂など)、飽和アルキード樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂(例えば、無水マレイン酸
−エチレングリコール重縮合物、無水マレイン酸−無水
フタル酸−エチレングリコール重縮合物等)、アリルフ
タレート樹脂(例えば、不飽和ポリエステル樹脂をジア
リルフタレートで架橋した樹脂など)、ビニルエステル
樹脂(例えば、末端に高反応性アクリル二重結合を持
ち、主鎖がビスフェノールA系エーテル結合を有する一
次ポリマーをスチレン、アクリルエステルなどで架橋し
た樹脂)、アリルエステル樹脂、ポリカーボネート、ポ
リリン酸エステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、シリコーン樹脂(例えば、ポリジメチルシロキサン
などのシリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーン
樹脂、分子内にヒドロシロキサン、ヒドロキシシロキサ
ン、アルコキシシロキサン、ビニルシロキサン構造を有
し、触媒や熱によって硬化する反応性シリコーン樹脂樹
脂など)、フラン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレタ
ンゴム、エポキシ樹脂(例えばビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンの縮合物、ノボラック型フェノール樹脂
とエピクロルヒドリンの縮合物、ポリグリコール類とエ
ピクロルヒドリンの縮合物等を用いたものなど)、フェ
ノキシ型樹脂あるいはこれらの変性体等が挙げられる。
これらは単独、あるいは複数で用いることができる。
【0067】これら高分子体は、低分子量でもあるいは
高分子量でもよい。あるいはオイル状でもゴム状、硬化
物でもよい。使用する用途、環境によって任意に選択す
ることができる。
【0068】この中で特に、不飽和ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、ビニルエステル樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂を用いるのが好まし
い。
【0069】更に高分子体がオイル状物質であることが
望ましい。アルミナ粒とオイルを混合したグリースは、
発熱体と放熱対の凹凸に追従するとともに、その間隔を
狭めることができ、放熱効果をより高めることができ
る。
【0070】使用できるオイルについては特に限定はな
く、公知のものが使用でき、例えばシリコーンオイル、
石油系オイル、合成系オイル、フッ素系オイルなどが挙
げられる。
【0071】また、熱伝導性組成物の取扱いを容易にす
るため、室温ではシート状であり、温度が上がると軟
化、あるいは溶融してグリース状になる高分子が好まし
い。その例としては特に限定はなく、公知のものが使用
できる。例えば、熱可塑性樹脂、その低分子量体や、熱
可塑性樹脂にオイルを添加して軟化点、あるいは溶融点
を調整したものなどが挙げられる。軟化点、あるいは溶
融点の温度範囲は、発熱体の温度にもよるが、40℃〜
100℃の範囲にあることが望ましい。
【0072】これらの熱伝導性樹脂は、電子部品や半導
体装置の発熱する部分と放熱部品や放熱板などの間に挟
むことにより効率的に発生した熱を放出し、電子部品や
半導体装置の熱劣化などを低減し、故障を減らしたり、
寿命を延ばすことができる。具体的な電子部品あるいは
半導体装置としては、特に限定はないが、コンピュータ
のCPU(中央演算素子)、PDP(プラズマディスプ
レイ)、二次電池あるいはその周辺機器(ハイブリッド
電気自動車などにおいて二次電池と放熱体の間に記載熱
伝導性組成物を設け温度制御を行ない電池特性を安定化
させる装置)、同じく電動機の放熱器、ペルチェ素子、
インバー、(ハイ)パワートランジスタなどが挙げられ
る。
【0073】以下、実施例・比較例によって、本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0074】
【実施例】(実施例1)昭和電工(株)製の水酸化アル
ミニウム、品名H−42M、1500gに塩化アンモニ
ウムを5質量%添加し、これをアルミナ緻密質サヤで作
られた密閉容器に入れた。密閉容器は、外形180mm
ファイ、内径170mmファイ、高さ240mmの円筒
状で、底と蓋が付いた形状を用いた。密閉容器の気孔率
は約0.5%とした。
【0075】この密閉容器を1250℃で5時間加熱処
理して水酸化アルミニウムを焼成した。密閉容器を空冷
後、焼成物を取り出し、気流式粉砕機によりノズル噴出
ゲージ圧力2×106Paの条件で軽く解砕した。解砕
により得られた粒をX線回折によって調べたところ、α
相が95%のアルミナであった。このアルミナ粒を、窒
素吸着法によりBET比表面積を測定した。また、ヘキ
サメタリン酸ソーダを分散剤として使用して日機装
(株)製のレーザー回折粒度分布測定装置マイクロトラ
ックHRAにて、体積換算の累積平均径と粒度分布を測
定した。更に、SEM写真によりアルミナ粒の長軸径、
短軸径を求めた。一次粒子径はBET比表面積から前記
換算式で求めた。
【0076】(実施例2〜18、比較例1〜4)表1に
記載した条件でアルミナ粒を製造した。なお、表1に記
載されていない条件については実施例1と同様とした。
また原料として用いた水酸化アルミニウムの仕様につい
て表3に示す。
【0077】得られたアルミナ粒の評価結果を表1、2
に示す。なお、表1中で塩化アンモニウムに代えて、塩
酸、AlCl3・6H2O、AlF3、NH4Fを添加する
場合は、その添加量は塩化アンモニウムに対する換算量
を示す。
【0078】(実施例19)表面処理剤としてn−ヘキ
シルトリメトキシシラン1質量部、水2質量部、メタノ
ール18質量部混合した溶液を、実施例1のアルミナ粒
100質量部をヘンシェルミキサーで撹拌子ながら約3
0分かけてスプレーした。その後約20時間撹拌した。
【0079】この表面処理したアルミナ粒にシリコーン
オイルKF96−100(信越化学工業社製)を加え、
遊星式撹拌・脱泡装置(倉敷紡績社製KK−100)に
て撹拌した。アルミナ粒とシリコーンオイルの比率を変
え、均一に混合する比率を求めた。その結果を表4に示
す。表4の中で○は均一に混合できたこと、×は均一に
混合できなかったことを示す。
【0080】(実施例20)表面処理剤としてX−22
−173DXを0.5質量部、ヘキサンを20質量部使
用した以外は実施例19と同様にして均一に混合する比
率を求めた。その結果を表4に示す。
【0081】(比較例5)表面処理剤を使用しないこと
以外は実施例20と同様にして均一に混合する比率を求
めた。その結果を表4に示す。
【0082】本発明のアルミナ粒を表面処理すると、表
面処理しない場合と比較して、樹脂への添加量を増やす
ことが可能となり高い熱伝導性が得られた。
【0083】(実施例21)実施例1のアルミナ粒80
質量部にシリコーンオイルKF96−100(信越化学
工業社製)を20質量部加え、遊星式撹拌・脱泡装置
(倉敷紡績社製KK−100)にて撹拌した。得られた
グリースをASTM (American Society for Testing and
Materials)D5470を参考にして作製した装置を用いて熱
抵抗を測定した。評価結果を表5に示す。
【0084】(実施例22)実施例2のアルミナ粒80
質量部にシリコーンオイルKF96−100(信越化学
工業社製)を20質量部加え、他の条件は実施例21と
同様に行い熱抵抗を測定した。評価結果を表5に示す。
【0085】(実施例23)実施例3のアルミナ粒80
質量部にシリコーンオイルKF96−100(信越化学
工業社製)を20質量部加え、他の条件は実施例21と
同様に行い熱抵抗を測定した。評価結果を表5に示す。
【0086】(比較例6)比較例4のアルミナ粒80質
量部にシリコーンオイルKF96−100(信越化学工
業社製)を20質量部加え、他の条件は実施例21と同
様に行い熱抵抗を測定した。評価結果を表5に示す。
【0087】
【発明の効果】本発明のアルミナ粒を用いることにより
樹脂への添加量を増やすことが可能となり、高熱伝導性
の樹脂組成物を安価で提供することが可能となった。特
に、ゴム、プラスチック、シリコーンオイル系の樹脂組
成物において高い熱伝導性が得られた。また本発明の組
成物を、発熱体と放熱体との間に設けた電子部品あるい
は半導体装置を製造することにより、従来より高速動
作、高負荷に耐えうる高性能の電子部品や半導体装置を
構成することが可能となった。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】
【表5】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月3日(2003.2.3)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【特許文献2】特開平5−43224号公報
【特許文献3】特開2002−47009号公報
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/08 C09C 3/08 3/12 3/12 H01L 23/373 H01L 23/36 M (72)発明者 高橋 浩 千葉県千葉市緑区大野台1丁目1−1 昭 和電工株式会社研究開発センター内 (72)発明者 魚谷 信夫 長野県塩尻市宗賀1番地 昭和電工株式会 社塩尻生産・技術統括部内 (72)発明者 武 幸一郎 栃木県小山市大字犬塚480番地 昭和電工 株式会社加工技術開発センター内 Fターム(参考) 4G076 AA02 AB06 BA39 BA40 BA46 BB06 BD02 BF06 BH01 CA05 CA26 DA02 DA14 DA18 DA20 FA02 4J002 BG031 CD001 CF211 CP031 DE146 FD206 GN00 4J037 AA25 CA05 EE02 EE26 EE28 5F036 AA01 BA23 BD13 BD21

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体積換算の50%累積平均径(D50)が
    1.5〜4μmの範囲内であり、D90とD10との
    比、D90/D10が2.5以下であり、10μm以上
    の二次粒子の比率が0.1質量%以下であり、0.5μ
    m以下の二次粒子の比率が5質量%以下であり、α相を
    主相とすることを特徴とするアルミナ粒。
  2. 【請求項2】アルミナ粒の長軸径(DL)と短軸径(D
    S)との比、DL/DSが2以下であり、D50と平均
    一次粒子径(DP)との比、D50/DPが2.5以下
    であることを特徴とする請求項1に記載のアルミナ粒。
  3. 【請求項3】吸油量が15cc以下であることを特徴と
    する請求項1または2に記載のアルミナ粒。
  4. 【請求項4】水酸化アルミニウムに、フッ化物を除くハ
    ロゲン化物を添加して密閉容器中で焼成する工程と、そ
    の後、解砕する工程とを含むことを特徴とするアルミナ
    粒の製造方法。
  5. 【請求項5】水酸化アルミニウムが、BET値が3m2
    /g〜20m2/gの範囲内であり、SiO2含有量が
    0.02%以下であることを特徴とする請求項4に記載
    のアルミナ粒の製造方法。
  6. 【請求項6】フッ化物を除くハロゲン化物が、ハロゲン
    化水素、ハロゲン化アンモニウム、ハロゲン化アルミニ
    ウムからなる群から選ばれた少なくとも1種であること
    を特徴とする請求項4または5に記載のアルミナ粒の製
    造方法。
  7. 【請求項7】フッ化物を除くハロゲン化物が、塩化アン
    モニウムであることを特徴とする請求項4または5に記
    載のアルミナ粒の製造方法。
  8. 【請求項8】フッ化物を除くハロゲン化物の添加量が、
    水酸化アルミニウムに対する比率で2〜10質量%の範
    囲内であることを特徴とする請求項4〜7の何れか1項
    に記載のアルミナ粒の製造方法。
  9. 【請求項9】焼成温度が、1000〜1500℃の範囲
    内であり、最高温度保持時間が10分〜10時間の範囲
    内であることを特徴とする請求項4〜8の何れか1項に
    記載のアルミナ粒の製造方法。
  10. 【請求項10】密閉容器が、アルミナ緻密質サヤ、また
    は、コージェライト緻密質サヤを含む物質で作られてい
    ることを特徴とする請求項4〜9の何れか1項に記載の
    アルミナ粒の製造方法。
  11. 【請求項11】密閉容器が、気孔率が5%以下の物質で
    作られていることを特徴とする請求項4〜10の何れか
    1項に記載のアルミナ粒の製造方法。
  12. 【請求項12】解砕を、アルミナボールを用いたボール
    ミル、またはノズル噴出圧力が相対圧で、3×106P
    a以下の気流式粉砕機で行うことを特徴とする請求項4
    〜11の何れか1項に記載のアルミナ粒の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項4〜12の何れか1項に記載のア
    ルミナ粒の製造方法により製造したアルミナ粒。
  14. 【請求項14】シランカップリング剤及び/またはアミ
    ノ基、カルボキシル基、エポキシ基の何れか1つ以上の
    基を有する化合物で表面が被覆された請求項1〜3、ま
    たは13の何れか1項に記載のアルミナ粒。
  15. 【請求項15】アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基
    の何れか1つ以上の基を有する化合物が、変性シリコー
    ンオイルであることを特徴とする請求項14記載のアル
    ミナ粒。
  16. 【請求項16】シランカップリング剤及び/またはアミ
    ノ基、カルボキシル基、エポキシ基の何れか1つ以上の
    基を有する化合物でのアルミナ粒表面の被覆量が、アル
    ミナ粒に対して0.05質量%〜5質量%の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項14または15に記載のアル
    ミナ粒。
  17. 【請求項17】請求項1〜3、または13〜16の何れ
    か1項に記載のアルミナ粒と高分子化合物を含む組成
    物。
  18. 【請求項18】高分子化合物が、脂肪族系樹脂、不飽和
    ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、
    ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂か
    らなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】アルミナ粒の含有量が80質量%以上で
    あることを特徴とする請求項17または18に記載の組
    成物。
  20. 【請求項20】高分子化合物が、オイル状物質であるこ
    とを特徴とする請求項17〜19の何れか1項に記載の
    組成物。
  21. 【請求項21】高分子化合物が、40℃〜100℃の温
    度範囲内において、軟化点あるいは溶融温度を有するこ
    とを特徴とする請求項17〜20の何れか1項に記載の
    組成物。
  22. 【請求項22】請求項17〜21の何れか1項に記載の
    組成物を含む熱伝導性組成物。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の組成物を発熱体と放
    熱体の間に設けた電子部品または半導体装置。
JP2002296835A 2001-10-10 2002-10-10 アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物 Pending JP2003201116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002296835A JP2003201116A (ja) 2001-10-10 2002-10-10 アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-312474 2001-10-10
JP2001312474 2001-10-10
JP2001-336390 2001-11-01
JP2001336390 2001-11-01
JP2002296835A JP2003201116A (ja) 2001-10-10 2002-10-10 アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003201116A true JP2003201116A (ja) 2003-07-15

Family

ID=27670235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002296835A Pending JP2003201116A (ja) 2001-10-10 2002-10-10 アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法、アルミナ粒を含む組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003201116A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206460A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Showa Denko Kk 易焼結性アルミナ粒子
JP2006188670A (ja) * 2004-12-06 2006-07-20 Showa Denko Kk 表面改質コランダム及び樹脂組成物
JP2007051037A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Asahi Kagaku Kogyo Co Ltd 薄片状αアルミナ粒子の製造方法
WO2008062735A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Nippon Light Metal Company, Ltd. A-alumine polyédrique et son procédé de fabrication
JP2010150090A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sumitomo Chemical Co Ltd αアルミナ粉末
JP2011225385A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Nippon Steel Materials Co Ltd 球状アルミナ粉末の製造方法
JP2012520818A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 バイコウスキー アルミナ、発光体及びこれらの混合化合物、並びにそれらの製造方法
JP2015086092A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 信越化学工業株式会社 表面処理された酸化アルミニウム粉末及びその製造方法、熱伝導性材料
JP2016125001A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び硬化物並びに複合シート
JP2018053260A (ja) * 2017-12-21 2018-04-05 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び硬化物並びに複合シート
CN109891577A (zh) * 2016-09-12 2019-06-14 迪睿合株式会社 导热片和半导体装置
WO2021171970A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び熱伝導性シリコーン材料
JPWO2021200486A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07
CN118650697A (zh) * 2023-10-31 2024-09-17 广东华凯科技股份有限公司 一种高密度抗静电纤维板及其制备方法

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206460A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Showa Denko Kk 易焼結性アルミナ粒子
JP2006188670A (ja) * 2004-12-06 2006-07-20 Showa Denko Kk 表面改質コランダム及び樹脂組成物
JP2007051037A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Asahi Kagaku Kogyo Co Ltd 薄片状αアルミナ粒子の製造方法
WO2008062735A1 (fr) * 2006-11-22 2008-05-29 Nippon Light Metal Company, Ltd. A-alumine polyédrique et son procédé de fabrication
JP2008127257A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nippon Light Metal Co Ltd 多面体形状α−アルミナ及びその製造方法
JP2010150090A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sumitomo Chemical Co Ltd αアルミナ粉末
JP2012520818A (ja) * 2009-03-20 2012-09-10 バイコウスキー アルミナ、発光体及びこれらの混合化合物、並びにそれらの製造方法
JP2011225385A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Nippon Steel Materials Co Ltd 球状アルミナ粉末の製造方法
JP2015086092A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 信越化学工業株式会社 表面処理された酸化アルミニウム粉末及びその製造方法、熱伝導性材料
JP2016125001A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び硬化物並びに複合シート
KR20160084808A (ko) * 2015-01-06 2016-07-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 열전도성 실리콘 조성물 및 경화물, 및 복합 시트
KR102132243B1 (ko) 2015-01-06 2020-07-10 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 열전도성 실리콘 조성물 및 경화물, 및 복합 시트
CN109891577A (zh) * 2016-09-12 2019-06-14 迪睿合株式会社 导热片和半导体装置
CN109891577B (zh) * 2016-09-12 2023-10-24 迪睿合株式会社 导热片和半导体装置
JP2018053260A (ja) * 2017-12-21 2018-04-05 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び硬化物並びに複合シート
WO2021171970A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱伝導性シリコーン組成物及び熱伝導性シリコーン材料
JPWO2021200486A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07
WO2021200486A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 デンカ株式会社 炭素含有アルミナ粉末、樹脂組成物、放熱部品、及び炭素含有アルミナ粉末の製造方法
CN115348951A (zh) * 2020-03-31 2022-11-15 电化株式会社 含碳氧化铝粉末、树脂组合物、散热部件以及含碳氧化铝粉末的制造方法
CN115348951B (zh) * 2020-03-31 2024-06-07 电化株式会社 含碳氧化铝粉末、树脂组合物、散热部件以及含碳氧化铝粉末的制造方法
JP7597489B2 (ja) 2020-03-31 2024-12-10 デンカ株式会社 炭素含有アルミナ粉末、樹脂組成物、放熱部品、及び炭素含有アルミナ粉末の製造方法
TWI874626B (zh) * 2020-03-31 2025-03-01 日商電化股份有限公司 含碳之氧化鋁粉末、樹脂組成物、散熱零件、以及含碳之氧化鋁粉末之製造方法
US12534377B2 (en) 2020-03-31 2026-01-27 Denka Company Limited Carbon-containing alumina powder, resin composition, heat dissipation component, and method for producing carbon-containing alumina powder
CN118650697A (zh) * 2023-10-31 2024-09-17 广东华凯科技股份有限公司 一种高密度抗静电纤维板及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003192339A (ja) アルミナ粒、アルミナ粒の製造方法およびアルミナ粒を含む組成物
JP7786500B2 (ja) 窒化ホウ素凝集粉末、放熱シート及び半導体デバイス
CN103140436B (zh) 氮化铝粉末及其制造方法
EP2868641B1 (en) Sintered spherical bn particles with concave part, method for producing same, and polymer material comprising them
JPWO2020049817A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びにそれを用いた組成物及び放熱材
JP2019116401A (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びにそれを用いた組成物及び放熱材
EP1633678B1 (en) Method for producing particulate alumina and composition containing particulate alumina
KR20120049181A (ko) 산화마그네슘 입자, 그 제조 방법, 방열성 필러, 수지 조성물, 방열성 그리스 및 방열성 도료 조성물
US20050182172A1 (en) Particulate alumina, method for producing particulate alumina and composition containing particulate alumina
JP2017036415A (ja) 放熱樹脂シート及び該放熱樹脂シートを含むデバイス
CN113227238B (zh) 散热性树脂组合物用无机粉体、使用了该散热性树脂组合物用无机粉体的散热性树脂组合物以及它们的制造方法
CN102256900A (zh) 制备具有高α-Al2O3含量的氧化铝粉末的方法
JP7467980B2 (ja) 窒化ホウ素凝集粉末、放熱シート及び半導体デバイスの製造方法
WO2022059661A1 (ja) 酸化マグネシウム粉末、フィラー組成物、樹脂組成物、及び放熱部品
US20030125418A1 (en) Particulate alumina, method for producing particulate alumina, and composition containing particulate alumina
JPH10237311A (ja) アルミナ充填樹脂またはゴム組成物
TWI679252B (zh) 玻璃被覆氮化鋁粒子、其製造方法及包含其之放熱性樹脂組成物
TW202216877A (zh) 氧化鎂粉末、填料組成物、樹脂組成物、以及散熱零件
JP2005022963A (ja) アルミナ粒の製造方法及び組成物
JP3572692B2 (ja) α−アルミナ粉末含有樹脂組成物及びゴム組成物
TW202300580A (zh) 無機氧化物粉末、樹脂組成物及壓縮成形品
EP1629035B1 (en) Corundum for filling in resin and resin composition
JP7438443B1 (ja) 窒化ホウ素凝集粒子、シート部材および窒化ホウ素凝集粒子の製造方法
JP2025112957A (ja) 窒化ホウ素凝集粉末、樹脂組成物、放熱シート及び半導体デバイス
JP2025066995A (ja) 窒化ホウ素凝集粒子、シート部材および窒化ホウ素凝集粒子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212