JP2003201216A - 化粧料用粒子及びその製法 - Google Patents
化粧料用粒子及びその製法Info
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Abstract
な製造法、並びにそれを含有する化粧料の提供。 【解決手段】 ワックスを含有する基材を、基材の融点
以上に加熱し、粘度が600mPa・s以下になる温度
で、気相中に噴霧する、硬度が4以下の化粧料用粒子の
製法、及び基材が更にシリコーン化合物を含有する、上
記化粧料用粒子の製法、並びにこれらの製法により得ら
れる化粧料用粒子及びそれを含有する化粧料。
Description
が可能であり、皮膚上に展延することで、さらさら感を
付与することができる化粧料用粒子、その製法及びそれ
を含有する化粧料に関する。
て、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム等の無機物質、球状シリコーンレジン、球状ポリエチ
レン、球状ナイロン等の有機物質が、広く用いられてい
る。無機物質は安価なものが多いが、形状が球形なもの
が少なく、板状もしくは層状の不定形のものは、層間の
すべりによるすべり感は得ることができても、球状粒子
に特徴的な転がりによるサラサラ感は得ることができな
い。また、屈折率が大きいので、皮膚上で白く目立って
しまう。有機物質は、球状のものも多く、感触は良好
で、屈折率も無機物質よりも小さいので、白残りの問題
は軽減できるが、多くはモノマーを出発原料とする懸濁
重合、分散重合、乳化重合等の反応系によって得られて
いるため、工程が複雑で、製造コストが高くなってしま
う。
溶融粘度が、10〜600mPa・sのポリエチレンワ
ックス類を30質量%以上含有するトナー材料を溶融状
態で噴霧するトナーの製造方法が開示されているが、こ
のトナー粒子は、圧力定着性を有する軟性であるため、
さらさら感を有する化粧料用粒子には適さない。
さら感を有する化粧料用粒子とその安価な製造法、並び
にそれを含有する化粧料を提供することである。
有する基材(以下、単に基材という)を、基材の融点以
上に加熱し、粘度が600mPa・s以下になる温度
(以下、噴霧温度という)で、気相中に噴霧する、硬度
が4以下の化粧料用粒子の製法、及び基材が更にシリコ
ーン化合物を含有する、上記化粧料用粒子の製法、並び
にこれらの製法により得られる化粧料用粒子及びそれを
含有する化粧料を提供する。
用いられるワックスは、化粧料用粒子として、サラサラ
感を得るための充分な硬度を有する観点から、融点が好
ましくは80℃以上、さらに好ましくは120℃以上で
ある。上限は、熱分解性の点から200℃以下が好まし
い。
化水素ワックス(パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレ
ンワックス及びエチレン−プロピレン共重合ワックス
等)等の合成ワックス;カルナバワックス等の天然ワッ
クスが挙げられる。これらの中では、ポリエチレンワッ
クス、ポリプロピレンワックス、エチレン−プロピレン
共重合ワックス及びこれらの混合物が好ましく、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス及びこれらの
混合物が更に好ましい。
ックス及びエチレン−プロピレン共重合ワックスは、直
鎖、分岐鎖の何れであってもよいが、サラサラ感を与え
る硬度を有するには、直鎖が好ましい。分子量は、噴霧
時の粘度を、600mPa・s以下とするためには、5
00〜20,000が好ましく、1,000〜10,0
00が更に好ましい。ここで分子量は、粘度法又は蒸気
浸透圧法により、求めることができる。
有量は、30質量%以上が好ましく、60質量%以上が
更に好ましく、80質量%以上が特に好ましい。また9
9.9質量%以下が好ましく、90質量%以下が更に好
ましい。
子として、サラサラ感を得るための充分な硬度を有する
観点から、好ましくは80℃以上、さらに好ましくは1
20℃以上である。上限は、熱分解性の点から200℃
以下が好ましい。
径を小さくする噴霧性向上助剤として、シリコーン化合
物を含有することが好ましい。シリコーン化合物を含有
することで、粒子表面がより疎水的になり、化粧料とし
て好ましい。
ロキサン骨格を持つ固体又は液体の物質であり、具体的
には、オクチルメチルシクロテトラシロキサン、デカメ
チルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキ
サシロキサン等の環状シリコーン、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコー
ン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコー
ン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコ
ーン、アルコール(カルビノール)変性シリコーン、ア
ルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フ
ッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シ
リコーン等が挙げられる。シリコーン化合物の重量平均
分子量(GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー)測定、ポリスチレン換算、クロロホルム溶離液)
は、1000〜50万が好ましく、1000〜20万が
更に好ましい。
又はヒドロキシアルキル基を含有するアルキル変性シリ
コーン、アルコキシ変性シリコーン又はアルコール(カ
ルビノール)変性シリコーンが、ワックスと相溶性がよ
く好ましい。これらは鎖状、環状何れであってもよい。
アルキル基、アルコキシ基又はヒドロキシアルキル基
は、好ましくは炭素数8〜100、より好ましくは炭素
数8〜50、特に好ましくは炭素数8〜22の、直鎖又
は分岐鎖であることが好ましい。アルキル基、アルコキ
シ基又はヒドロキシアルキル基から選ばれる置換基は、
ポリシロキサン鎖の側鎖、片末端、両末端何れに置換し
ていてもよいが、側鎖が好ましい。具体的な置換基は、
アルキル基として、オクチル、2−エチルヘキシル、デ
シル、ミリスチル、セチル、ステアリル、ベヘニル基;
ヒドロキシアルキル基として、水酸基を有するそれらの
アルキル基;アルコキシ基として、酸素原子を有するそ
れらのアルキル基が例示される。
量は、良好な粒子硬度を得、圧力をかけても変形せず、
良好な展延性、サラサラ感を得る観点から、基材100
質量部に対し、0.1質量部以上が好ましく、1質量部
以上が更に好ましい。また、20質量部以下が好まし
く、10質量部以下が更に好ましい。
て、硬度アップ、粘度低減、界面張力の低減、化粧料粒
子としての機能性付与等を目的として、有機、無機等の
固体、液体成分を含有しても良い。例えば、スクアラ
ン、パーム油等の植物性油脂、流動パラフィン、ワセリ
ン、ラノリン、セレシン、高級脂肪酸、高級アルコール
等の油分、油溶性ポリマー、無機及び有機顔料、有機染
料等の色材、アニオン活性剤、カチオン活性剤、ノニオ
ン活性剤等の界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、
紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、
殺菌剤、皮膚保護剤等を本発明の効果を損なわない範囲
で適宜配合することができる。
材を、基材の融点以上の温度に加熱溶融し、必要に応じ
て加熱時に、シリコーン化合物を溶融させる。その他、
前記に記載した、有機、無機等の固体、液体成分を溶融
又は分散させてもよい。
イザー、1流体、又は2流体以上の複数流体ノズルを使
用して、好ましくは5〜50℃の気相中に噴霧し、冷却
固化した粒子を回収する。 好ましくは、2流体以上の
複数流体ノズルを使用し、圧縮ガスと共に、気相中に噴
霧する。 流体として使用する圧縮ガスは、好ましくは
9.8×104Pa以上、更に好ましくは9.8〜2
9.4×104Paの圧縮空気や圧縮窒素を用いること
ができる。 この気体は、噴霧温度に加熱したものを使
用することが、ノズル部での冷却によるつまりを防止
し、連続的に粒子を製造できるため、好ましい。噴霧温
度は、基材の粘度が600mPa・s以下、好ましくは
300mPa・s以下、更に好ましくは100mPa・s
以下になる温度であればよい。下限は特に無いが、10
mPa・s以上が好ましい。噴霧時の基材の粘度が60
0mPa・s以下では、噴霧性がよく、化粧料用粒子と
して好ましい粒径が得られる。
形状は、特に限定されないが、球状であることが、ごろ
つき感がなく、化粧料用途として好ましい。また、粒子
の重量平均粒径は、化粧料として良好な皮膚感触を得る
観点から、0.1〜75μmが好ましく、5〜40μm
が更に好ましく、5〜20μmが特に好ましい。ここで
重量平均粒径は、LS−230(COULTER社製)
を用いて、エタノール中で測定した値である。
K2207の測定法により、測定した値が4以下、好ま
しくは2以下である。 硬さの上限は特にないが、測定
条件から0を超えた値が好ましい。硬度が4以下の範囲
内では、外部からの圧力で変形しにくく、良好な展延
性、サラサラ感を有する。
ーン化合物を含有する基材を、融点以上で加熱溶融さ
せ、粘度が600mPa・s以下になる温度で、気相中
に噴霧することにより得られる粒子が、シリコーン化合
物が粒子表面上に存在するため、サラサラ感が向上し好
ましい。
わる粒子の含有量は、その化粧料の目的に応じて適宜選
択することができ、特に限定されるものではないが、
0.1〜50質量%、特に1〜30質量%が好ましい。
油中水型又は水中油型の乳化化粧料、油性化粧料、スプ
レー化粧料、スティック状化粧料、水性化粧料、シート
状化粧料、ゲル状化粧料等のいずれでもよい。また本発
明の化粧料の種類も特に限定されず、例えばパック、フ
ァンデーション、口紅、ローション、コールドクリー
ム、ハンドクリーム、皮膚洗浄剤、柔軟化化粧料、栄養
化粧料、収斂化粧料、美白化粧料、シワ改善化粧料、老
化防止化粧料、洗浄用化粧料、制汗剤、デオドラント剤
等の皮膚化粧料;シャンプー、リンス、トリートメン
ト、整髪剤、養毛剤等の毛髪化粧料が挙げられる。
ことが好ましい。アルコールとしては、エタノール、グ
リセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレング
リコール、ソルビトール等の炭素数1〜6の一価又は多
価アルコールが挙げられ、中でも一価アルコール、特に
エタノールが好ましい。アルコールの配合量は、本発明
の化粧料中2〜30質量%が好ましく、5〜30質量%
が更に好ましく、5〜20質量%が特に好ましく、また
本発明に係わる粒子の1〜50質量倍、更に2〜50質
量倍とすることが好ましい。
て一般に使用されているその他の成分を、本発明の効果
を損なわない範囲で、上記化粧料の形態、種類等に応じ
て適宜配合することができる。
カ、タルク、セリサイト、カオリン、ナイロンパウダ
ー、ポリメチルシルセスキオキサン、硫酸バリウム等の
体質顔料;酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄等の無機顔料;
これら粉体をシリコーン処理、金属石鹸処理、N−アシ
ルグルタミン酸処理等の表面疎水化処理した粉体;固体
状又は液状のパラフィン、マイクロクリスタリンワック
ス、ワセリン、セレシン、オゾケライト、モンタンろう
等の炭化水素類;オリーブ、地ろう、カルナウバろう、
ラノリン、鯨ろう等の植物性油脂、動物性油脂又はろ
う;ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、グリセ
リンモノステアリン酸エステル、グリセリンジステアリ
ン酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、イ
ソプロピルミリスチン酸エステル、イソプロピルステア
リン酸エステル、ブチルステアリン酸エステル等の脂肪
酸又はそのエステル類;セチルアルコール、ステアリル
アルコール、パルミチルアルコール、ヘキシルドデシル
アルコール等の高級アルコール類;カチオン化セルロー
ス、カルボキシベタイン型ポリマー、カチオン化シリコ
ーン等の吸着又は増粘剤;グリコール、ソルビトール等
の保湿作用を有する多価アルコール類;美白剤、鎮痛消
炎剤、鎮痒剤、殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟化剤、ホル
モン剤等の薬効成分;水;界面活性剤;W/O又はO/
W型乳化剤;ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテ
ル・アルキル変性シリコーン、グリセリルエーテル変性
シリコーン等のシリコーン油用の乳化剤;メチルセルロ
ース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸、トラガント、寒天、ゼラチン等の
増粘剤;その他、乳化安定剤、キレート剤、紫外線防御
剤、pH調整剤、防腐剤、色素類、香料等が挙げられ
る。
度計、60rpm、1分間、噴霧温度で測定した値であ
る(ローターは、測定目盛りが5〜95の範囲を示すも
のを用いる)。粒子の硬度は、JIS K2207によ
り測定した値である(粒子を板状に成形して測定し
た)。基材の融点は、JIS K0064:1992に
より測定した値である。
スHW−200P、三井ケミカル(株)製、分子量20
00、融点122℃)を使用し、180℃で加熱溶解
し、2流体ノズル(ガラス製噴霧器M型、SANSYO
製)にて180℃の窒素気流とともに25℃気相中に噴
霧冷却し、固体粒子として回収した。噴霧時の粘度は6
5mPa・sであった。得られた化粧料用粒子の硬度は
1であった。
クス(ビスコール660−P、三洋化成(株)製、分子
量3000、融点145℃)を使用した以外は、同操作
にて処理を行い固体粒子を得た。噴霧時の粘度は65m
Pa・sであった。得られた化粧料用粒子の硬度は1以
下であった。
メチルシクロペンタシロキサン、SH245(ダウコー
ニング東レシリコーン(株)製))をポリエチレンワッ
クス100質量部に対して5質量部混合した(混合物の
融点122℃)以外は、同操作にて処理を行い固体粒子
を得た。噴霧時の粘度は58mPa・sであった。得ら
れた化粧料用粒子の硬度は1.5であった。
性シリコーン(KF413、信越シリコーン(株)製)
をポリエチレンワックス100質量部に対して5質量部
混合した(混合物の融点122℃)以外は、同操作にて
処理を行い固体粒子を得た。噴霧時の粘度は58mPa
・sであった。得られた化粧料用粒子の硬度は1であっ
た。
ス(三井ハイワックスHW−400P、三井ケミカル
(株)製、分子量4000、融点126℃)を使用した
以外は、同操作にて処理を行い固体粒子を得た。噴霧時
の粘度は650mPa・sであった。得られた化粧料用
粒子の硬度は1以下であった。
点81℃)を使用した以外は、同操作にて処理を行い固
体粒子を得た。噴霧時の粘度は10mPa・s以下であ
った。得られた化粧料用粒子の硬度は10以上であっ
た。
の重量平均粒径を、LS−230(COULTER社
製)を用いてエタノール中で測定し、また、展延性及び
化粧料としての感触を下記方法で評価した。結果を表1
に示す。
に、複数の粒子をはさみ、指を擦りあわせることによ
り、粒子の指間の拡散状態を下記の基準で判定した。
官能評価した。
用粒子は、皮膚上での展延性及び化粧料としての感触に
優れるものであった。
れ加熱混合したものを、ホモミキサーを使用して均一に
乳化させ、次いで脱泡、冷却を行い、ハンドクリームを
得た。このハンドクリームは皮膚上での展延性が良好
で、またサラサラ感があった。
き、皮膚上での展延性に優れ、皮膚にサラサラ感を付与
することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 ワックスを含有する基材(以下、単に基
材という)を、基材の融点以上に加熱し、粘度が600
mPa・s以下になる温度で、気相中に噴霧する、硬度
が4以下の化粧料用粒子の製法。 - 【請求項2】 基材が更にシリコーン化合物を含有す
る、請求項1記載の製法。 - 【請求項3】 化粧料用粒子が球状である請求項1又は
2記載の製法。 - 【請求項4】 ワックスが、ポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス又はこれらの混合物である、請求
項1〜3のいずれかの項記載の製法。 - 【請求項5】 シリコーン化合物が、アルキル変性シリ
コーン、アルコキシ変性シリコーン又はアルコール(カ
ルビノール)変性シリコーンである請求項2〜4のいず
れかの項記載の製法。 - 【請求項6】 化粧料用粒子の重量平均粒径が、0.1
〜75μmである請求項1〜5のいずれかの項記載の製
法。 - 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかの項記載の製法
により得られる化粧料用粒子。 - 【請求項8】 請求項7記載の粒子を含有する化粧料。
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|---|---|---|---|---|
| JP2005154622A (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-16 | Kao Corp | 顔料複合化粒子 |
-
2002
- 2002-10-21 JP JP2002305444A patent/JP3720320B2/ja not_active Expired - Fee Related
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