JP2003201445A - ホログラム性メタリック塗料 - Google Patents

ホログラム性メタリック塗料

Info

Publication number
JP2003201445A
JP2003201445A JP2002000227A JP2002000227A JP2003201445A JP 2003201445 A JP2003201445 A JP 2003201445A JP 2002000227 A JP2002000227 A JP 2002000227A JP 2002000227 A JP2002000227 A JP 2002000227A JP 2003201445 A JP2003201445 A JP 2003201445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating material
pigment
parts
paint
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000227A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Masuda
豊 増田
Takashi Kawasaki
尚 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP2002000227A priority Critical patent/JP2003201445A/ja
Publication of JP2003201445A publication Critical patent/JP2003201445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハイライト部分は光輝性がすぐれ、シェード部
分は光干渉により複数の色が虹のような縞模様が白く濁
ることなく鮮明に見えることできる新規な意匠性を有
し、かつ外観品質が良好なメタリック塗膜を形成するメ
タリック塗料及びそれを使用した複層塗膜の形成法に関
する。 【構成】フッ化マグネシウムで被覆されたアルミニウム
フレーク及び金属酸化物で被覆されたアルミナフレーク
を必須成分として含有することを特徴とするホログラム
性メタリック塗料、及びメタリック塗料及びクリヤ塗料
を塗装して複層塗膜を形成するにあたり、メタリック塗
料として上記のホログラム性メタリック塗料を使用する
ことを特徴とする複層塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイライト部分は
光輝性がすぐれ、シェード部分は光干渉により複数の色
が虹のような縞模様が白く濁ることなく鮮明に見えるこ
とできる新規な意匠性を有し、かつ外観品質が良好なメ
タリック塗膜を形成するメタリック塗料及びそれを使用
した複層塗膜の形成法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】虹のような縞模様を示す塗膜
を形成するメタリック塗料はすでに公知である。例え
ば、蒸着アルミシートなどの光反射性基材表面にエンボ
ス加工で非常に細かい溝(通常ピッチ幅0.7〜1μ
m、ピッチ高さ0.1〜0.2μm)を作成し、その表
面を透明樹脂フィルムで被覆した大きさが20〜150
μm、厚み5〜10μmに裁断してなるホログラム顔料
を含有させたメタリック塗料が知られている。
【0003】一般に、ホログラム顔料を含有する塗膜に
光りが照射されると、基材上の光の波長と同じ程度の溝
によって光の回折現象が起きるため、入射角度と反対側
のシェード領域に光の回折による光の分散現象がみら
れ、これによって虹のような縞模様に見え、光の意匠効
果として得られる。さらに具体的には、光りを塗膜に対
して−45度方向から入射させると、その反対側の+4
5度付近で、この入射した光源が見える正反射光が現れ
る。その角度を0度とすると、0度近傍の±約10度〜
約30度をハイライト色と呼び、それより外側の±約5
0〜約60度のシェード領域で虹色の光が意匠効果とし
て見ることができる。
【0004】この虹が現れる出現角度は下記式で計算で
きる。
【0005】d×sinθ×m=m×λ(式中、dはピ
ッチ幅、θは回折角度、mは回折次数(m=1、2、・
・n次)、λは光の波長である) 通常1次の回折光が一番強度が強く、視認性が良好なの
で、mを1として考える。例えば、可視光線(400〜
700nm)の中心の560nmを代表光とすれば、ピ
ッチ幅d=0.65μmの時の回折角度θは59度とな
り、理論的にも、現象的にもシェード領域に回折による
光の分散現象による虹が見える。
【0006】マイカ顔料、アルミフレーク、板状酸化鉄
(PIO)などのフレーク状顔料は、ハイライト領域で
はマイカ顔料では干渉色、アルミフレーク及びPIOで
は金属光沢などが出現し、シェード部は暗くなるが、上
記のホログラム顔料は回折により発色するため、ハイラ
イト部は基材のアルミ蒸着膜からの金属光沢が、シェー
ド領域に虹が観察される。
【0007】しかしながら、上記したホログラム顔料は
蒸着アルミニウムの両面を樹脂フィルムで被覆したシー
トをカッティングによって方形に切断してなるもので、
厚みが厚く(通常、5〜10μm)、一辺の長さも長い
(20〜100μm、)ために、かかる大粒子のホログ
ラム顔料を含有する塗料を塗装すると、その粒子の一部
が塗面からはみ出すこと(頭出し)がある。さらにその
塗面にクリヤー塗料を塗装してもその頭出し部分でチカ
チカ現象が発生し塗膜外観を低下させることがある。ま
たこの頭出しによって、クリヤ塗膜のツヤ引け、平滑性
などの仕上がり外観が低下するともある。また、上記の
ホログラム顔料を含有させた塗膜のシェード部における
虹色が白く濁って、不鮮明になるという欠陥も有してい
る。
【0008】また、アルミニウムフレーク又はマイカフ
レーク顔料を含有するメタリックベース塗料の塗面に上
記のホログラム顔料を含むクリヤー塗料を塗装し、さら
にトップクリヤー塗料を塗装して複層塗膜を形成するこ
とも提案されている(特開2000−33334)。し
かしながら、この方法で用いているホログラム顔料の厚
さが大きく、通常の自動車上塗り塗膜の標準膜厚(15
〜20μm)ではホログラム顔料が十分に樹脂で覆われ
ないで、塗面から飛び出し(頭出し)、その部分でチカ
チカと光りを反射して仕上り性不良を起こすという欠陥
を有している。また、マイカ顔料含有するメタリックベ
ース塗膜は、ハイラト領域でマイカ顔料による干渉色が
見え、シェード領域にホログラム顔料による光りが分散
された虹が見えるとされているが、現実的には、微細な
マイカ顔料による光の拡散によって虹が白く濁り、著し
く意匠性を損ねる結果となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記し
た欠陥を解消し、ハイライト部分は光輝性がすぐれ、シ
ェード部分は光干渉により複数の色が虹のような縞模様
が白く濁ることなく鮮明に見えることできる新規な意匠
性を有する塗膜を形成し、かつその塗面に塗装したクリ
ヤ塗膜のツヤ引けがなく、平滑性などの仕上がり外観が
すぐれたメタリック塗膜を形成することができるメタリ
ック塗料及びそれを使用した複層塗膜の形成法を開発す
ることである。
【0010】鋭意研究を行なった結果、シェード部にお
いて光干渉により複数の色が虹のような縞模様に見える
塗膜を形成するためのホログラム顔料としてフッカマグ
ネシウムで被覆されたアルミニウムフレークを使用し、
さらに金属酸化物で被覆されたアルミナフレークを併用
することにより、目的が達成できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、表面がフッ化マグネ
シウムで被覆されたアルミニウムフレーク及び表面が金
属酸化物で被覆されたアルミナフレークを必須成分とし
て含有することを特徴とするホログラム性メタリック塗
料(以下、「本塗料」という)を提供するものである。
【0012】さらに、本発明は、メタリック塗料及びク
リヤ塗料を塗装して複層塗膜を形成するにあたり、メタ
リック塗料して上記の本塗料を使用することを特徴とす
る複層塗膜形成方法(以下、「本塗料」という)が提供
される。
【0013】
【発明の実施の態様】本塗料で使用する「表面がフッ化
マグネシウムで被覆されたアルミニウムフレーク」(以
下、「FMg被覆アルミフレーク」と略称する)は、ハ
イライト部分では光輝性がすぐれ、シェード部分では光
干渉により複数の色が虹のように縞模様になって鮮明に
見える新規な意匠性塗膜を形成するホログラム顔料であ
る。
【0014】FMg被覆アルミフレークはアルミウムフ
レークの両面がフッ化マグネシウム(MgF2)で被覆
されたフレーク状顔料であり、例えば、エンボス加工な
どにより表面に微細な溝を作成したプラスチックフィル
ムを真空容器内に入れ、その中で、フィルム面にフッ化
マグネシュウム、アルミニウム、フッ化マグネシュウム
の順で蒸着して少なくとも3層の蒸着層を形成させた
後、蒸着層をフィルムから剥離し、粉砕することにより
得ることができる。その厚みは3μm以下、好ましくは
0.1〜1μm、一辺の長さ(又は直径)は30μm以
下、好ましくは5〜20μmの細かいフレーク粒子であ
ることが好ましい。
【0015】フッ化マグネシュウム(屈折率1.38、
融点は1248℃、沸点は2260℃)層は透明であ
り、その蒸着膜厚はナノメータ単位で任意にコントロー
ルできるため、アルミニウム面への被覆の厚みを薄くす
ることは容易である。さらにフッ化マグネシュウム自体
無機物であるので剛性で容易に粉砕でき任意のサイズに
揃える事ができるので、粒度分布を狭くコントロールす
ることが可能である。従来使用されていた蒸着アルミニ
ウムの両面をプラスチックフィルムで被覆してなるホロ
グラム顔料は、補強材としてのプラスチックフィルムを
薄くできず、しかも塑性を有しているので小粒径かつ狭
い分布に粉砕することは困難であった。
【0016】ホログラム顔料の光の回折による光の分散
による虹色はシェード領域に発生するから、ハイライト
部の光輝性を付与するために、本塗料では金属酸化物で
被覆されたアルミナフレーク(以下、「金属酸化物被覆
アルミナフレーク」と略称する)を必須成分として使用
し、さらにアルミニウムフレーク及び無被覆のアルミナ
フレークを併用することができる。
【0017】金属酸化物被覆アルミナフレークは、アル
ミナフレークの表面を金属酸化物で被覆してなる顔料で
あり、金属酸化物被覆アルミナフレークの平均粒径は2
〜50μm、特に5〜20μmの範囲内が好ましい。ア
ルミナフレークの表面を被覆する金属酸化物は二酸化チ
タン、一酸化鉄又は三酸化二鉄が好ましく、その金属酸
化物の被覆厚さは0.01〜1μm、特に0.05〜
0.5μmが好ましい。金属酸化物被覆アルミナフレー
クは光輝感を有し、光透過性で、しかも金属酸化物層に
より干渉作用も示す。
【0018】金属酸化物被覆アルミナフレークの調製に
使用するアルミナフレークは、酸化アルミニウム(Al
2O3)とも称され、りん片状であり、その厚さは0.
1〜1.0μm、特に0.3〜0.7μm、長手方向寸
法は2〜50μm、特に5〜20μmであることが好ま
しい。このものは、例えば、電気熔融法により結晶成長
によって調製することができ、粒度分布を狭くすること
ができるので、拡散光成分が少なく、シェード部で白く
濁ることは殆どなく、白ボケなどの発生も防止すること
ができる。また、結晶成長のためその表面は平滑である
ので、そこで反射した光の強度は大きく、ハイライトで
キラキラして光輝感が強く、その表面を酸化チタンで被
覆するとその酸化チタン層の薄膜干渉により彩度の高い
干渉光が得られる。
【0019】金属酸化物被覆アルミナフレークにおい
て、酸化チタンで被覆したアルミナフレークは透明性が
よく、一方酸化鉄被覆では半透明であるので、いずれも
隠蔽力が弱いから、着色顔料、アルミニウムフレークな
どのメタリック顔料を併用するのが好ましい。明度が低
い濃彩色の塗色では、着色顔料として、例えば、カーボ
ンブラック、フタロシアニン系顔料、ペリレン顔料など
の光吸収性顔料を使用することが好ましい。一方、明度
が高い塗色には、着色顔料に加えて、隠蔽力があるアル
ミニウムフレークなどを併用することが好ましく、この
場合は、ハイライトにアルミフレークからの金属反射光
と金属酸化物被覆アルミナフレークからの干渉光が得ら
れ、シェードはアルミフレークでは暗くなることがあ
る。
【0020】本塗料は、フッ化マグネシウムで被覆され
たアルミニウムフレーク(FMg被覆アルミフレーク)
及び金属酸化物で被覆されたアルミナフレーク(金属酸
化物被覆アルミナフレーク)を必須成分として含有する
ことを特徴とするホログラム性メタリック塗料である。
具体的には、FMg被覆アルミフレーク、金属酸化物被
覆アルミナフレーク及び熱硬化性樹脂組成物を有機溶剤
に混合分散してなる液状塗料であり、さらに必要に応じ
てアルミフレーク顔料、着色顔料、光干渉性顔料、体質
顔料などを含有せしめることができる。
【0021】熱硬化性樹脂組成物としては、例えば、水
酸基、カルボキシル基、ケイ素含有基、エポキシ基、ブ
ロックされていてもよいイソシアネ−ト基などから選ば
れた1種もしくは2種以上の官能基を有するアクリル樹
脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などから選ばれた1種もしくは2種以上の基
体樹脂と、これらの官能基と反応するメラミン樹脂、尿
素樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト
化合物、カルボキシル基含有化合物、エポキシ基含有化
合物などから選ばれた1種もしくは2種以上の架橋剤と
からなる混合物があげられる。基体樹脂と架橋剤との比
率は、該両成分の合計重量を基準に、基体樹脂は50〜
90%、特に65〜85%、架橋剤は50〜10%、特
に35〜15%が適している。
【0022】アルミフレーク顔料としては、通常の金属
アルミニウムのフレーク状メタリック顔料が使用でき、
その大きさは長径が10〜40μm、短径が5〜30μ
m、厚みが0.3〜2.0μmのものが適している。
【0023】着色顔料として無彩色及び有彩色のものが
使用でき、例えば、酸化チタン、マイクロ酸化チタン、
亜鉛華、カ−ボンブラック、カドミウムレッド、モリブ
デンレッド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブ
ル−、コバルトブル−などの無機顔料;アゾ顔料、フタ
ロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン顔
料、スレン系顔料、ペリレン顔料など有機顔料があげら
れる。これらは単独でもしくは2種以上併用することが
可能である。
【0024】光干渉性顔料としては、例えばマイカ、酸
化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカなどがあげら
れ、その大きさは長径が10〜40μm、短径が5〜3
0μm、厚みが0.3〜2.0μmのものが適してい
る。
【0025】有機溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、キシレン、トルエン、シクロヘキサンなどの炭
化水素系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸エチレングリ
コ−ルモノメチルエ−テル、酢酸ジエチレングリコ−ル
モノメチルエ−テルなどのエステル系;イソプロピルエ
−テル、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエ
チレングリコ−ルモノブチルエ−テルなどのエ−テル
系;エチルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル、ヘキシルア
ルコ−ルなどのアルコ−ル系;メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソホロン、アセトフェノン
などのケトン系;などがあげられる。
【0026】本塗料において、上記した成分の構成比率
は特に制限されず、目的に応じて任意に選択できるが、
例えば、熱硬化性樹脂組成物100重量部(固形分)あ
たり、FMg被覆アルミフレークは1〜10重量部、特
に3〜7重量部、金属酸化物被覆アルミナフレークは1
〜15重量部、特に1〜10重量部が好ましい。さら
に、熱硬化性樹脂組成物100重量部(固形分)あた
り、アルミニウムフレーク顔料は20重量部以下、特に
3〜10重量部、着色顔料20重量部以下、特に1〜1
0重量部、光干渉性顔料は20重量部以下、特に1〜1
0重量部の範囲内が適している。また、FMg被覆アル
ミフレークと金属酸化物被覆アルミナフレークとの比率
は、この両顔料の合計重量を基準に、前者は10〜70
%、特に20〜50%、後者は90〜30%、特に80
〜50%の範囲内が好ましい。
【0027】本塗料は、上記した成分を有機溶剤に混合
分散せしめることにより調製でき、塗装時の固形分含有
率を20〜60重量%、好ましくは25〜50重量%
で、隠蔽膜厚を15μm以上、好ましくは20〜50μ
m、粘度を10〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃
に調整しでおくことが好ましい。
【0028】隠蔽膜厚は、JISK54007.2
(2)(f)に規定される白黒の市松模様の隠蔽力試験
紙を軟鋼板に貼り付け、膜厚が連続に変わるように該塗
料(A)を傾斜塗りし、乾燥硬化後、拡散昼光のもとで
塗面を目視で観察し、隠蔽力試験紙の白黒の市松模様が
見えなくなる最小の膜厚(μm)を電磁式膜厚計で測定
した値である。
【0029】本塗料は、自動車外板などの金属製又はプ
ラスチック製の被塗物に直接、又はカチオン電着塗料な
どの下塗塗料や通常の中塗塗料(省略可能)を塗装し、
硬化させてなる被塗物に、エアスプレ−、エアレススプ
レ−または静電塗装機などで、硬化塗膜に基く膜厚が隠
蔽膜厚以上、例えば15以上、20〜50μmになるよ
うに塗装することができる。この塗膜は100〜160
℃、好ましくは120〜150℃で10〜40分間程度
加熱することにより架橋硬化することができる。
【0030】本方法は、メタリック塗料及びクリヤ塗料
を塗装して複層塗膜を形成するにあたり、メタリック塗
料して上記の本塗料を使用することを特徴とする複層塗
膜形成方法に関する。
【0031】本方法において、メタリック塗料としては
上記の本塗料を使用することができる。
【0032】また、クリヤ塗料としては、無色透明又は
有色透明の塗膜を形成する既知の塗料を使用することが
できる。具体的には、熱硬化性樹脂組成物を有機溶剤に
混合分散してなる液状塗料であり、さらに必要に応じて
着色顔料、体質顔料などを含有せしめることができる。
【0033】熱硬化性樹脂組成物としては、例えば、水
酸基、カルボキシル基、ケイ素含有基、エポキシ基、ブ
ロックされていてもよいイソシアネ−ト基などから選ば
れた1種もしくは2種以上の官能基を有するアクリル樹
脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などから選ばれた1種もしくは2種以上の基
体樹脂と、これらの官能基と反応するメラミン樹脂、尿
素樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト
化合物、カルボキシル基含有化合物、エポキシ基含有化
合物などから選ばれた1種もしくは2種以上の架橋剤と
からなる混合物があげられる。基体樹脂と架橋剤との比
率は、該両成分の合計重量を基準に、基体樹脂は50〜
90%、特に65〜85%、架橋剤は50〜10%、特
に35〜15%が適している。
【0034】有機溶剤及び着色顔料としては上記の本塗
料で例示した顔料が好適に使用することができる。
【0035】クリヤ塗料は、上記した成分を有機溶剤に
混合分散せしめることにより調製でき、塗装時の固形分
含有率を20〜60重量%、好ましくは25〜50重量
%、粘度を10〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃
に調整しでおくことが好ましい。
【0036】クリヤ塗料は、被塗物に塗装した本塗料の
未硬化又は硬化した塗面に、エアスプレ−、エアレスス
プレ−または静電塗装機などで、硬化塗膜に基く膜厚が
20以上、好ましくは30〜80μmになるように塗装
することができる。その後、100〜160℃、好まし
くは120〜150℃で10〜40分間程度加熱して、
クリヤ塗膜のみ、又は本塗料及びクリヤ塗料による複層
塗膜を架橋硬化することにより本方法は達成される。
【0037】本方法において、本塗料の塗装に先立っ
て、ソリッドカラー塗料、メタリック塗料又は光り干渉
性塗料などの上塗り塗料を予め塗装しておき、これらの
塗面に本塗料を塗装することも可能である。さらに、上
記のようにクリヤ塗料を塗装し、その塗膜を硬化してか
ら又は硬化せずに、さらに耐酸性、耐スリキズ性のすぐ
れたクリヤ塗料を塗装することもできる。
【0038】
【本発明の効果】ハイライト部分は光輝性がすぐれ、シ
ェード部分は光干渉により複数の色が虹のような縞模様
が白く濁ることなく鮮明に見えることできる新規な意匠
性を有する塗膜を形成するメタリック塗料を開発するこ
とができた。しかも、このメタリック塗面に塗装したク
リヤ塗膜のツヤ引けがなく、平滑性などの仕上がり外観
がすぐれたメタリック塗膜を形成することができるメタ
リック複層塗膜の形成法を開発することできた。
【0039】
【実施例】以下に、本発明に関する実施例及び比較例に
ついて説明する。部及び%はいずれも重量部を基準とす
る。配合量は固形分量である。塗膜の厚さは硬化塗膜に
ついてである。
【0040】1.試料の調製 1)ベースメタリック塗料 a):水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価
5、数平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化
メラミン樹脂25部(数平均分子量1000)、青顔料
(注1)3部、黒顔料(注2)1部、干渉青マイカ(注
3)7部、干渉青合成マイカ(注4)5部、干渉青アル
ミナフレーク(注5)7部、アルミフレーク(注6)5
部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1/1重量比)
に混合分散し、固形分含有率50%、粘度13秒/フォ
−ドカップ#4/20℃、隠蔽膜厚15μmの着色メタ
リック塗料(a)を得た。
【0041】(注1)青顔料:フタロシアン顔料 (注2)黒顔料:カーボンブラック (注3)干渉青マイカ:メルクジャパン(株)製、商品
名、「225W2」、厚さ0.8μm、平均粒径19.
6μm (注4)干渉青合成マイカ:日本光研(株)製、商品
名、「UltimicaSB−100SO」、厚さ0.
8μm、平均粒径12.7μm (注5)干渉青アルミナフレーク:メルクジャパン
(株)製、商品名、「Xirallic Blue」、
厚さ0.9μm、平均粒径17.6μm (注6)アルミフレーク:東洋アルミニウム(株)製、
商品名、「7680NS」、厚さ0.3μm、平均粒径
13.1μm 2)クリヤ塗料 a)水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価85、酸価3、
数平均分子量12000)75部及びブチルエ−テル化
メラミン樹脂(数平均分子量1000)25部を有機溶
剤(酢酸エチル/キシレン=1/1重量比)に混合分散
し、固形分含有率40%、粘度20秒/フォ−ドカップ
#4/20℃のクリヤ塗料(a)を得た。
【0042】2.実施例及び比較例 実施例 1 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注7)5部、青顔料(注1)4部、黒顔料(注2)
1部、干渉青アルミナフレーク(注5)5部を有機溶剤
(酢酸エチル/キシレン=1/1重量比)に混合分散
し、固形分含有率50%、粘度13秒/フォ−ドカップ
#4/20℃のホログラム塗料(a)を得た。隠蔽膜厚
は15μmである。
【0043】(注7)ホログラム顔料:米国フレックス
プロダクツ社製、商品名、「SpectraFlai
r」、厚さ2μm、平均粒径20μm、フッ化マグネシ
ウムで被覆されたアルミニウムフレーク。
【0044】実施例 2 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注7)5部、青顔料(注1)2部、黒顔料(注2)
0.5部、アルミフレーク(注6)6部、干渉青アルミ
ナフレーク(注5)5部を有機溶剤(酢酸エチル/キシ
レン=1/1重量比)に混合分散し、固形分含有率50
%、粘度13秒/フォ−ドカップ#4/20℃のホログ
ラム塗料(b)を得た。隠蔽膜厚は15μmである。
【0045】比較例 1 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注7)5部、青顔料(注1)4部、黒顔料(注2)
1部、青干渉マイカ(注3)5部を有機溶剤(酢酸エチ
ル/キシレン=1/1重量比)に混合分散し、固形分含
有率50%、粘度13秒/フォ−ドカップ#4/20℃
のホログラム塗料(c)を得た。隠蔽膜厚は15μmで
ある。
【0046】比較例 2 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注7)5部、青顔料(注1)4部、黒顔料(注2)
1部、干渉青合成マイカ(注4)5部を有機溶剤(酢酸
エチル/キシレン=1/1重量比)に混合分散し、固形
分含有率50%、粘度13秒/フォ−ドカップ#4/2
0℃のホログラム塗料(d)を得た。隠蔽膜厚は15μ
mである。
【0047】比較例 3 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注7)5部、青顔料(注1)2部、黒顔料(注2)
0.5部、アルミフレーク(注6)6部、青干渉マイカ
5部を有機溶剤(酢酸エチル/キシレン=1/1重量
比)に混合分散し、固形分含有率50%、粘度13秒/
フォ−ドカップ#4/20℃のホログラム塗料(e)を
得た。隠蔽膜厚は15μmである。
【0048】比較例 4 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価120、酸価5、数
平均分子13000)75部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂25部(数平均分子量1000)、ホログラム顔
料(注8)5部、青顔料(注1)4部、黒顔料(注2)
1部、干渉青アルミナフレーク(注5)5部を有機溶剤
(酢酸エチル/キシレン=1/1重量比)に混合分散
し、固形分含有率50%、粘度13秒/フォ−ドカップ
#4/20℃のホログラム塗料(f)を得た。隠蔽膜厚
は15μmである。
【0049】(注8)ホログラム顔料:ダイヤ工業社
製、商品名、「ダイヤホログラムHG−S5EP」、蒸
着アルミシート表面にエンボス加工で非常に細かい溝を
作成し、その表面を透明樹脂フィルムで被覆し、裁断し
たもの。大きさが110μm、厚み5μm。
【0050】実施例3〜5及び比較例5〜9 金属板(大きさ100×80×0.8mm)にカチオン
電着塗料(「エレクロン9200」、関西ペイント社
製、商品名、エポキシ樹脂系)及び中塗塗料(「ESプ
ライマ−TP37」、関西ペイント社製、商品名、ポリ
エステル樹脂・メラミン樹脂系)を塗装し硬化させてな
る被塗物に、ベースメタリック塗料a)をエアスプレ−
で塗装し、室温で5分放置後、140℃で30分加熱硬
化させた。次にホログラム塗料を上述と同様な方法で塗
装し、室温で5分放置後、クリヤ塗料(a)を塗装し、
室温で5分放置後、140℃で30分加熱して該2層塗
膜を同時に硬化し、3層からなる複合塗膜を得た(3C
2B)。
【0051】上記の被塗物にホログラム塗料を上述と同
様に塗装し、室温で5分放置後、クリヤ塗料(a)を塗
装し、室温で5分放置後、140℃で30分加熱して該
2層塗膜を同時に硬化し、2層からなる塗膜を得た(2
C1B)。
【0052】これらの塗装工程および得られた塗膜の意
匠性能を表1に示した。
【0053】
【表1】 試験方法はつぎのとおりである。
【0054】Y15(ハイライトの輝度感):輝度値は
米国XーRite社の携帯型変角分光光度計「MA68
−2」で測定したハイライト側15度(角度は正反射光
を0度とした開き角で表示)の分光反射率を測定後、J
IS Z8701を用いて三刺激値XYZを求め、この
内、明るさを表すY値をY15値として、輝度感を表す
値とした。値が大きい程、輝度値が大きく、目視でも輝
度が高い。
【0055】C*15(ハイライトの彩度):「MA6
8−2」で測定したハイライト側15度の彩度をL*c
*h*表色系の彩度c*で表した値で、値が大きいほど
彩度が高く良好である。
【0056】L*75(シェードの明度):「MA68
−2」で測定したシェード側75度の明度をL*a*b
*表色系の明度L*で表した値で、値が小さいほど、シ
ェードでの白ぼけ感が無く良好である。
【0057】シェード部の虹の強さ:シェード領域の回
折光の虹の発色の強さを目視で評価した。○は強い虹色
が観察される、△は○に比べて強度がやや小さい虹色、
×は虹の発色が小さい発色を示す。
【0058】キラキラ感:ハイライト領域で、光輝材か
らの光のミクロ的なキラキラ感を目視で評価した。○は
キラキラ光る点々の輝度が高く良好、△はキラキラ感が
劣り、×はキラキラ感が更に劣りることを示す。
【0059】シェードの白ボケ感:シェード領域での黒
さを目視で評価した。○は黒くなり色が締まった印象、
△はやや白ボケ感がある、×は白ボケ感が大きいことを
示す。
【0060】仕上り外観:クリヤ塗面の凸部の光の反射
によるチカチカ現象の有無を目視で観察した。○は凸部
がなく平滑で、チカチカ現象は全く認められない、△は
凸部が少し認められ、チカチカ現象も少し発生、×は凸
部がやや多く認められ、チカチカ現象も多く発生したこ
とを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE03 CA02 CA33 CA44 CA48 CB04 CB06 CB08 CB13 DA06 DB01 DB31 DC11 EA07 EA43 EB22 EB32 EB35 EB36 EB38 EB45 EC02 EC05 EC10 EC23 4J038 CF001 CG001 DA142 DA162 DD121 DG001 DG231 GA06 GA07 HA066 HA166 KA03 KA08 NA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ化マグネシウムで被覆されたアルミニ
    ウムフレーク及び金属酸化物で被覆されたアルミナフレ
    ークを必須成分として含有することを特徴とするホログ
    ラム性メタリック塗料。
  2. 【請求項2】メタリック塗料及びクリヤ塗料を塗装して
    複層塗膜を形成するにあたり、メタリック塗料して請求
    項1に記載のホログラム性メタリック塗料を使用するこ
    とを特徴とする複層塗膜形成方法。
JP2002000227A 2002-01-07 2002-01-07 ホログラム性メタリック塗料 Pending JP2003201445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000227A JP2003201445A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 ホログラム性メタリック塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000227A JP2003201445A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 ホログラム性メタリック塗料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003201445A true JP2003201445A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27640678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000227A Pending JP2003201445A (ja) 2002-01-07 2002-01-07 ホログラム性メタリック塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003201445A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162732A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kansai Paint Co Ltd メタリック塗料組成物及び塗膜形成方法
JP2012067163A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Dic Graphics Corp 塗料組成物及び金属缶
JP2016074825A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 関西ペイント株式会社 塗料組成物
JP2016155945A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 関西ペイント株式会社 光輝性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
EP3733802A4 (en) * 2017-12-28 2021-11-03 Kansai Paint Co., Ltd COATING COMPOSITION, COATED ARTICLE AND METHOD FOR MANUFACTURING A MULTI-LAYER COATING FILM

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162732A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kansai Paint Co Ltd メタリック塗料組成物及び塗膜形成方法
JP2012067163A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Dic Graphics Corp 塗料組成物及び金属缶
JP2016074825A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 関西ペイント株式会社 塗料組成物
JP2016155945A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 関西ペイント株式会社 光輝性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
EP3733802A4 (en) * 2017-12-28 2021-11-03 Kansai Paint Co., Ltd COATING COMPOSITION, COATED ARTICLE AND METHOD FOR MANUFACTURING A MULTI-LAYER COATING FILM
US12297373B2 (en) 2017-12-28 2025-05-13 Kansai Paint Co., Ltd. Coating composition, coated article and method for forming multilayer coating film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5567297B2 (ja) 塗膜形成方法
RU2668922C1 (ru) Многослойная пленка покрытия и покрытый объект
CN116234879B (zh) 在基材上的不含金属效应颜料的雷达兼容涂层
JP6468554B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JPH1028926A (ja) メタリック塗膜構造及びメタリック塗膜の形成方法
US7846510B2 (en) Methods and compositions for forming a specular coating film
JPH1080661A (ja) 光干渉顔料を含有する仕上げ塗装
WO2017146150A1 (ja) 積層塗膜及び塗装物
CN107073880B (zh) 叠层涂膜和涂装物
NZ236871A (en) Opalescent coating compositions containing foamed metal oxides
JP3370204B2 (ja) 光輝性塗膜形成方法
JPS62210081A (ja) 真珠光沢顔料含有塗料のコ−テイング方法
JP3575667B2 (ja) 塗膜構造
JP4118171B2 (ja) 光輝性塗膜形成方法、塗装物およびアルミホイール
JP2002301426A (ja) 複層塗膜形成方法
JPH05132635A (ja) グアニンを含む微妙なつやの金属性塗料
JPH11262727A (ja) 複層上塗り塗膜形成方法
CN117279985A (zh) 可透雷达波的塑料部件
JP2000086945A (ja) 光輝性塗料組成物
JPS59160571A (ja) 塗装仕上げ方法
JP2000042487A (ja) 複層塗膜形成方法
JP2701888B2 (ja) 被覆用組成物及びそれを用いた複層塗膜形成方法
JP3069301B2 (ja) 複層塗膜形成法
JP4138954B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JP2001191020A (ja) 発色性に優れたメタリック塗装及びメタリック塗装物