JP2003201460A - 無溶剤系湿気硬化接着剤 - Google Patents
無溶剤系湿気硬化接着剤Info
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Abstract
着作業時の臭気の少ない無溶剤系湿気硬化接着剤を提供
する。 【解決手段】 (A)有機ポリイソシアネート及び
(B)活性水素基含有化合物を反応させて得られるイソ
シアネート基含有プレポリマーからなる無溶剤系湿気硬
化接着剤であって、前記(A)有機ポリイソシアネート
が、(A1)ヘキサメチレンジイソシアネートと(A
2)炭素数1〜10のアルキルモノオールとを、(A
3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在下でアロファネー
ト化して得られたポリイソシアネートであることを特徴
とする、無溶剤系湿気硬化接着剤により解決する。
Description
接着剤に関する。更に詳細には、貯蔵安定性や耐候性等
が良好であり、特に接着作業時の臭気の少ない無溶剤系
湿気硬化接着剤に関する。
いられているポリウレタン系接着剤は、硬化機構から大
別すると、おおよそ次の3つに分類される。第1は、主
剤と硬化剤を使用直前に混合し、被着体に塗布し硬化さ
せる二成分型ポリウレタン系接着剤である。第2は、イ
ソシアネート基含有プレポリマーを用い、基材の活性水
素基や大気中の湿気と反応、硬化させる湿気硬化型ポリ
ウレタン系接着剤である。この系には、100℃以上の
高温で溶融、塗布し、冷却で固化することにより初期接
着力を発現し、その後基材の活性水素基や大気中の湿気
と反応し、高分子化と架橋を伴って硬化する無溶剤系の
反応性ホットメルト接着剤も含まれる。第3は、高分子
量の熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶剤または水に溶解ま
たは分散した溶液を被着体に塗布し、溶剤や水の飛散過
程のみで凝集エネルギーの大きい高分子量ポリウレタン
樹脂で接着層を形成し接着力を発現する、いわゆる一液
型ラッカータイプポリウレタン系接着剤である。
着層に架橋構造を有するため耐熱性や耐久性に優れてい
る。しかし、二成分の配合液は系内のイソシアネート基
と活性水素基との反応により増粘し最後にはゲル化する
ため、その可使時間に制限がある。また、二成分の配合
比についても十分な注意を払う必要がある。一液型ラッ
カータイプポリウレタン系接着剤は、高分子量ポリウレ
タン樹脂の溶液であり、溶剤等を飛散させない限り半永
久的な可使時間を有しており、作業性に優れている。し
かし、接着層が架橋構造を持たないため、熱可塑性で軟
化点が低く、その軟化温度を越えると接着強度が低下す
る。すなわち、耐熱性に乏しい欠点を有する。
は、接着層の形成に際し、通常、基材又は大気中の湿気
と反応し硬化する工程を経るため、最終接着性は二成分
型ポリウレタン系接着剤には及ばないが、一液ラッカー
タイプよりは耐熱性等に優れている。この湿気硬化型ポ
リウレタン系接着剤は、活性水素基含有化合物とポリイ
ソシアネートモノマーとを、イソシアネート基過剰の雰
囲気下でプレポリマー化して得られるものであるため、
未反応のポリイソシアネートモノマーを含有することに
なる。このため、接着剤塗布時の条件によっては作業環
境を悪くするため、局所排気装置等の設置が必要な場合
が多い。また、経時によって、未反応ポリイソシアネー
トモノマーに由来する外観不良(浮遊物や沈殿物の発生
等)の問題がある。
いて種々提案がなされている。例えば、一液型ラッカー
タイプポリウレタン系接着剤にポリイソシアネート硬化
剤を添加する方法(二液タイプ)が提案されている。ま
た、二成分型ポリウレタン系接着剤では、ブロックイソ
シアネートを用いて、見かけ上一成分化した方法が提案
されている。しかし、前者の方法には、依然として可使
時間の制限や配合の正確さが求められることには変わり
はない。後者の方法には、ブロック剤による接着層の発
泡やブロック剤の飛散による公害問題あるいは残留ブロ
ック剤による接着力低下等の問題が残されているため、
塗料分野では一成分型塗料システムとして一部の用途で
使われているが、接着剤分野ではあまり用いられていな
い。
は、吸水性組成の導入や触媒添加等による外部条件に余
り影響されない処方や、ケチミン・アルジミン化合物等
の湿気でアミノ基を発生する硬化剤とイソシアネート基
含有プレポリマーシステムによる見かけ上の一成分型組
成物等が提案されている。しかし、いずれにしても長期
貯蔵性のある完全一成分型接着剤は未だ開発されておら
ず、現在、その開発が強く要望されている。
飛散を規制するVOC(Volatile Organic Compound) 規
制や、省資源、低公害、安全性を要求する動きが顕著で
あり、その無公害化の観点から、ハイソリッドタイプ、
無溶剤タイプ(ホットメルトを含む)粉体、水系の接着
剤が注目されている。
は公知であり、これを接着剤分野に用いた技術として
は、特開平6−41270号公報、特開平11−322
879号公報等がある。これらの技術に用いられている
アロファネート基含有ポリイソシアネートは、イソシア
ヌレート基やウレトジオン基が含有している。これは、
アロファネート化反応の副反応として、相当量のイソシ
アヌレート化反応、ウレトジオン化反応が並行してしま
うためである。イソシアヌレート基は三官能であるた
め、これを含有するポリイソシアネートを用いてプレポ
リマー化を行うと、分子量を高くしようとすればゲル化
の可能性がある。また、ゲル化を避けようとすると、分
子量が高くできないため、得られた接着剤は、分子量不
足のための接着力不足や、ソフトセグメント導入量不足
による、接着層の柔軟性不足や脆化の問題がある。更に
ウレトジオン基は耐熱性が悪く、また、経時で解離しや
すいため、ウレトジオン基含有ポリイソシアネートは貯
蔵安定性に不安がある。
決するためになされたものであり、特定の製造方法で製
造されたアロファネート基含有ポリイソシアネートを用
いることにより、貯蔵安定性や耐候性等が良好であり、
特に接着作業時の臭気の少ない無溶剤系湿気硬化接着剤
を提供することを目的とする。
の(1)〜(3)に示されるものである。(1)(A)
有機ポリイソシアネート及び(B)活性水素基含有化合
物を反応さ せて得られるイソシアネート基含有プレポリマーからな
る無溶剤系湿気硬化接着剤であって、前記(A)有機ポ
リイソシアネートが、(A1)ヘキサメチレンジイソシ
アネートと(A2)炭素数1〜10のアルキルモノオー
ルとを、(A3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在下で
アロファネート化して得られたポリイソシアネートであ
ることを特徴とする、無溶剤系湿気硬化接着剤。
ネートの含有量が0.5質量%以下であることを特徴と
する、前記(1)の無溶剤系湿気硬化接着剤。
であることを特徴とする、前記(1)又は(2)の無溶
剤系湿気硬化接着剤。
は、(A)有機ポリイソシアネート及び(B)活性水素
基含有化合物を反応させて得られるイソシアネート基含
有プレポリマーであって、前記(A)有機ポリイソシア
ネートが、(A1)ヘキサメチレンジイソシアネートと
(A2)炭素数1〜10のアルキルモノオールを、(A
3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在下でアロファネー
ト化して得られたポリイソシアネートであることを特徴
とする。
用いられるジイソシアネートは、(A1)ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(以後HDIと略称する)である。
芳香族ジイソシアネートでは、アロファネート基が熱で
容易に解離するので、本発明には適当でない。脂環族ジ
イソシアネートでは、通常HDIより蒸気圧が高いた
め、アロファネート化反応後の未反応のジイソシアネー
トモノマーを除去するのが困難である。
ールとは、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノー
ル、t−ブタノール、n−ペンタノール、n−ヘキサノ
ール等の、炭素数1〜10の直鎖状の、あるいは側鎖を
有するアルキル基に水酸基が結合した化合物である。
ファネート化触媒である。カルボン酸ジルコニウム塩以
外のアロファネート化触媒を用いると、アロファネート
化反応の際に、副反応としてイソシアヌレート化反応、
ウレトジオン化反応が相当量起きているが、カルボン酸
ジルコニウム塩では副反応がほとんど起きないことが判
明した。そこで本発明に用いる(A)有機ポリイソシア
ネートは、カルボン酸ジルコニウム塩の存在下で得られ
たアロファネート基含有ポリイソシアネートを用いるこ
とにした。(A3)におけるカルボン酸としては、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、オクチル酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、2−エチルヘキサン酸等の飽和脂肪族カルボン酸、
シクロヘキサンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸
等の飽和単環カルボン酸、ビシクロ(4.4.0)デカ
ン−2−カルボン酸等の飽和複環カルボン酸、ナフテン
酸等の上記したカルボン酸の混合物、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、大豆油脂肪酸、トール油脂肪酸等
の不飽和脂肪族カルボン酸、ジフェニル酢酸等の芳香脂
肪族カルボン酸、安息香酸、トルイル酸等の芳香族カル
ボン酸等のモノカルボン酸類、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク
酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、クルタコン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン
酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイドロムコン酸、α
−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,β−ジエチルサ
クシン酸、マレイン酸、フマル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸等のポリカルボン酸類が挙げられる。これ
らのカルボン酸ジルコニウム塩は、単独あるいは2種以
上の混合物のいずれの形態で用いてもよい。本発明で好
ましい(A3)は、炭素数10以下のモノカルボン酸ジ
ルコニウム塩である。
下に示す手順よって得られる。最初に、(A1)HDI
及び(A2)炭素数1〜10のアルキルモノオールを、
イソシアネート基が水酸基に対して過剰となる量を仕込
み、20〜100℃でウレタン化反応させた後、70〜
150℃にて(A3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在
下でウレタン基が実質的に存在しなくなるまでアロファ
ネート化反応させる。
と水酸基のモル比は、イソシアネート基/水酸基=8以
上が好ましく、10〜50が特に好ましい。
℃であり、好ましくは50〜100℃である。なお、ウ
レタン化反応の際、公知のいわゆるウレタン化触媒を用
いることができる。具体的には、ジブチルチンジラウレ
ート、ジオクチルチンジラウレート等の有機金属化合物
や、トリエチレンジアミンやトリエチルアミン等の有機
アミンやその塩等が挙げられる。
や種類、反応温度により異なるが、一般には10時間以
内、好ましくは1〜5時間で充分である。
ート化反応を行う。アロファネート化反応は、前述の
(A3)を添加し、反応温度を70〜150℃、好まし
くは80〜130℃にして行う。反応温度が低すぎる場
合は、アロファネート基があまり生成せず、得られるポ
リイソシアネート組成物の平均官能基数が低下すること
になる。このようなポリイソシアネートを用いると、接
着強度が不十分となりやすい。反応温度が高すぎる場合
は、ポリイソシアネートが着色したり、副反応が相当量
起こることがある。なお、ポリイソシアネートの平均官
能基数とは、1分子中に存在するイソシアネート基の平
均数である。
反応を同時に行うこともできる。この場合は、(A1)
HDIと(A2)アルキルモノオールを、イソシアネー
ト基が水酸基に対して過剰となる量を仕込み、70〜1
50℃にて(A3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在下
でウレタン化反応及びアロファネート化反応を同時に行
う。
量はその種類により異なるが、上記(A1)と(A2)
の総和量に対して、0.0005〜1質量%が好まし
く、0.001〜0.1質量%がより好ましい。触媒使
用量が0.0005質量%未満であると、実質的に反応
が遅くなって長時間を要し、熱履歴による着色が起こる
場合がある。一方触媒使用量が1質量%を超えると、反
応制御が難しなり、副反応である二量化反応(ウレトジ
オン化反応)や三量化反応(イソシアヌレート化反応)
が起こる場合がある。
類や添加量、反応温度により異なるが、通常10時間以
内、好ましくは1〜5時間で充分である。
いることができるが、後に除去することになるので、有
機溶剤は用いないほうが好ましい。有機溶剤としては、
n−ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系有機溶
剤、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族
炭化水素系有機溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系有機溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸イソブチル等のエステル系有機溶剤、エチレングリコ
ールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
メチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシ
ブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネー
ト等のグリコールエーテルエステル系有機溶剤、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル系有機溶剤、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、臭化メチル、ヨウ化メチレン、ジク
ロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素系有機溶剤、
N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホニルアミド等の極性非プロトン溶剤等が挙げられ
る。
てアロファネート化反応を停止させる。触媒毒の添加時
期は、アロファネート化反応後であれば特に制限はない
が、未反応のHDIを除去する方法に薄膜蒸留を行う場
合は、アロファネート反応後であって薄膜蒸留前に触媒
毒の添加を行うのが好ましい。これは薄膜蒸留時の熱に
より、副反応が起こるのを防止するためである。
酸、スルホン酸基、スルファミン酸基等を有する有機酸
及びこれらのエステル類、アシルハライド等公知の物が
使用できる。
より異なるが、触媒の0.5〜2当量となる量が好まし
く、0.8〜1.5当量が特に好ましい。触媒毒が少な
すぎる場合は、得られるポリイソシアネートの貯蔵安定
性が低下しやすい。多すぎる場合は、得られるポリイソ
シアネートが着色する場合がある。
法は特に制限はなく、蒸留、抽出、再沈等の方法が挙げ
られる。本発明に用いられる(A)有機ポリイソシアネ
ートは、薄膜蒸留法によるものが好ましい。除去後の
(A)における未反応のHDI含有量は0.5質量%以
下とするのが好ましく、0.3質量%以下がより好まし
い。なお、未反応のHDI含有量は、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)から求められ、検量
線はHDIの単体、並びに二量体(モノウレトジオン
体)や三量体(ジウレトジオン体、イソシアヌレート
体)等の多量体の混合物を用いるのが好ましい。
アネート含量が17〜22.8%であり、平均官能基数
は1.8〜2.2である。25℃の粘度は200mPa
・s以下である。なお、平均官能基数は、イソシアネー
ト含量と(数平均)分子量から算出される。数平均分子
量はGPCから求められ、検量線はHDI、HDIの多
量体(二量体、三量体…)混合物を用いるのが好まし
い。
化合物は、数平均分子量500〜10,000のいわゆ
る高分子ポリオール及び(数平均)分子量500未満の
鎖延長剤と称されるものがある。
オール、ポリエステルアミドポリオール、ポリカーボネ
ートポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリオレフ
ィンポリオール、動植物系ポリオール又はこれらのコポ
リオール等が挙げられる。これらの高分子ポリオールは
単独で又は2種以上混合して使用してもよい。
ミドポリオールとしては前述の公知のポリカルボン酸
(ポリカルボン酸から誘導される酸エステル、酸無水物
を含む)の1種以上と、エチレングリコール、1,2−
プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2
−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチ
ル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオ
ール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、
2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−n−
ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−n−
エイコサン−1,2−エチレングリコール、2−n−オ
クタコサン−1,2−エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物、水
素添加ビスフェノールA、3−ヒドロキシ−2,2−ジ
メチルプロピル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプ
ロピオネート、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ペンタエリスリトール等の低分子ポリオール類、ヘキサ
メチレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジ
アミン等の低分子ポリアミン類、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン等の低分子アミノアルコール類
の1種以上との脱水縮合反応で得られるものが挙げられ
る。また、低分子ポリオール、低分子ポリアミン、低分
子アミノアルコールを開始剤として、ε−カプロラクト
ン、γ−バレロラクトン等の環状エステル(ラクトン)
モノマーの開環重合で得られるラクトン系ポリエステル
ポリオールが挙げられる。
述のポリエステルポリオールの合成に用いられる低分子
ポリオールと、ジエチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネ
ート等との脱アルコール反応、脱フェノール反応等で得
られるものが挙げられる。
ポリエステルポリオールに用いられる低分子ポリオー
ル、低分子ポリアミン、低分子アミノアルコールを開始
剤として、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン等を開環重合させたポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール等、及びこれらを共重合し
たポリエーテルポリオール、更に、前述のポリエステル
ポリオール、ポリカーボネートポリオールを開始剤とし
たポリエステルエーテルポリオールが挙げられる。
基含有ポリブタジエン、水素添加した水酸基含有ポリブ
タジエン、水酸基含有ポリイソプレン、水素添加した水
酸基含有ポリイソプレン、水酸基含有塩素化ポリプロピ
レン、水酸基含有塩素化ポリエチレン等が挙げられる。
オール、絹フィブロイン等が挙げられる。
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルア
ルコール、ロジン樹脂等は、一般にポリウレタン工業に
おいて公知のもので、活性水素基等のイソシアネート基
と反応しうる官能基を1個以上好ましくは2個以上含有
するものであれば、活性水素基含有化合物の全部又は一
部として使用することができる。
リオールの原料である低分子ポリオール類、低分子ポリ
アミン類、低分子アミノアルコール類、水、尿素等が挙
げられる。
法は、上記の(A)と(B)を反応させるという方法で
ある。具体的な反応手順としては、例えば少量ずつ
(A)と(B)を一度で反応させる方法、最初に(A)
と(B)のうち高分子ポリオールを最初に反応させてか
ら、鎖延長剤を反応させる方法等が挙げられる。
前述の(A)を得る際のウレタン化反応に準じる。な
お、(A)と(B)の仕込みにおけるイソシアネート基
と活性水素基のモル比は、イソシアネート基/活性水素
基=1.1〜10が好ましく、特に1.2〜5が好まし
い。また反応に際し、前述のウレタン化触媒を用いるこ
とが好ましい。
ればいかなる装置でもよく、例えば、攪拌装置の付いた
反応釜やニーダー、一軸又は多軸押し出し反応機等の混
合混練装置が挙げられる。
接着剤のイソシアネート含量は1〜5質量%が好まし
く、特に1.2〜4.8質量%がより好ましい。イソシ
アネート含量が1質量%未満の場合は、プレポリマーの
分子量が大きすぎるため粘度が大きくなり作業性が悪化
する。5質量%を越える場合は、プレポリマーの分子量
が小さすぎて、機械的強度が発現しない。
℃で300,000mPa・s以下が好ましく、1,0
00〜200,000が特に好ましい。本発明の無溶剤
系湿気硬化接着剤は、そのまま常温付近で塗布して使用
してもよいが、加熱溶融して使用するホットメルト接着
剤として用いるのが好ましい。なお本発明において、
「ホットメルト接着剤」とは、使用時に加熱して液状化
するものであれば、明瞭な融点を示さないものも含む。
付与剤を添加することができる。粘着付与剤として、テ
ルペン樹脂系、石油樹脂系、ロジン樹脂系、テルペン−
フェノール樹脂系、クマロン−インデン樹脂系、スチレ
ン樹脂系、イソプレン樹脂系、キシレン樹脂系等が挙げ
られる。テルペン樹脂系の粘着付与剤としては、ヤスハ
ラケミカルのYSレジンシリーズ、ハーキュレス製のピ
ッコライトシリーズ等が挙げられる。石油樹脂系の粘着
付与剤としては、東燃化学のエスコレッツ1000シリ
ーズ、三井化学のハイレッツシリーズ、荒川化学工業の
アルコンシリーズ等が挙げられる。ロジン樹脂系の粘着
付与剤としては、荒川化学工業のエステルガムシリー
ズ、スーパーエステルシリーズ等が挙げられる。テルペ
ン−フェノール樹脂系の粘着付与剤としては、ヤスハラ
ケミカルのYSポリスターシリーズ、マイティエースシ
リーズ等が挙げられる。クマロン−インデン樹脂系の粘
着付与剤としては、新日鐵化学のクマロンシリーズ等が
挙げられる。スチレン樹脂系の粘着付与剤としては、ハ
ーキュレス製のピコラスティックシリーズ等が挙げられ
る。イソプレン樹脂系の粘着付与剤としては、東燃化学
のエスコレッツ5000シリーズ等が挙げられる。キシ
レン樹脂系の粘着付与剤としては、三菱ガス化学のニカ
ノールシリーズ等が挙げられる。通常これらの添加量
は、質量比でイソシアネート基含有プレポリマーに対し
て200質量%以下であり、好ましくは150質量%以
下である。また更に、充填剤、ワックス、可塑剤、エラ
ストマー、酸化防止剤、紫外線吸収剤、触媒等を添加す
ることができる。
法は、直接基材に塗布してもよいし、一旦離型紙等に接
着剤層を形成させてから基材に転写させてもよい。ま
た、本発明の趣旨とは外れるが、有機溶剤や水に溶解や
分散させて用いることも可能である。
るが、本発明はこれら実施例により限定して解釈される
ものではない。特に断りのない限り、実施例及び比較例
中の「%」は「質量%」を意味する。
トの製造〕 合成例1 攪拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入管のついた容
量:1Lの反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)を975g、メタノールを25g仕込み、9
0℃で2時間ウレタン化反応を行った。反応生成物をF
T−IRにて分析したところ、水酸基は消失していた。
次に2−エチルヘキサン酸ジルコニウムを0.2g仕込
み、90℃にて3時間反応させた。反応生成物をFT−
IR及び 13C−NMRにて分析したところ、ウレタン基
は消失していた。次いで、リン酸を0.1g仕込み50
℃で1時間停止反応を行った。停止反応後の反応生成物
のイソシアネート含量は42.1%であった。この反応
生成物を130℃・0.04kPaにて薄膜蒸留を行
い、イソシアネート含量が21.1%、25℃の粘度が
118mPa・s、未反応のHDI含有量が0.1%、
色数が20APHA、2官能成分が73%のポリイソシ
アネートP−1を得た。P−1をFT−IR、 13C−N
MRにて分析したところ、ウレタン基はその存在が認め
られず、アロファネート基の存在が確認された。また、
ウレトジオン基及びイソシアヌレート基は痕跡程度認め
られた。結果を表1に示す。
様な手順で製造してポリイソシアネートP−2〜4を得
た。結果を表1に示す。
を5g仕込み、90℃で2時間ウレタン化反応を行っ
た。反応生成物をFT−IRにて分析したところ、水酸
基は消失していた。次にトリブチルホスフィンを1.0
g仕込み50℃にて14時間反応させた。反応生成物を
FT−IR及び13C−NMRにて分析したところ、ウレ
タン基、ウレトジオン基、イソシアヌレート基はその存
在が確認できたが、アロファネート基は確認されなかっ
た。更にリン酸を0.6g仕込み50℃で1時間停止反
応を行った。生成物のイソシアネート含量は42.1%
であった。この反応生成物を130℃・0.04kPa
にて薄膜蒸留を行い、イソシアネート含量が22.3
%、25℃の粘度が78mPa・s、未反応のHDI含
有量が0.2%、色数が40APHAのポリイソシアネ
ートP−5を得た。結果を表1に示す。
I、HDI多量体混合物) 官能基 :FT−IR、13C−NMRの各官
能基のピーク強度を判断 ※2官能成分含有量 GPCの当該ピークの面積%による。 測定条件 溶媒 :THF(テトラヒドロフラン) 測定器:東ソー(株)製 HLC−8020 カラム:TSKgel G3000H及び4000H
量:1Lの反応器に、ポリオール−1を464.3g、
1,4−BDを4.5g、NPGを26.3g仕込み、
70℃に加熱しながら均一に攪拌した。次いでP−1を
504.9g、DOTDLを0.1g仕込み、90℃で
3時間反応させて、その後MMPを1.0g仕込んでイ
ソシアネート基含有プレポリマーからなる無溶剤系湿気
硬化接着剤AD−1を得た。AD−1のイソシアネート
含量は3.01%、25℃の粘度は160,000mP
a・s、製造直後の外観は良好であり、未反応のHDI
は確認されなかった。
剤系湿気硬化接着剤AD−2〜7を得た。ウレタン化触
媒の仕込みはイソシアネート原料の仕込みの際に行い、
硬化促進触媒は反応後に仕込んだ。なお、AD−5はゲ
ル化したため、以後の評価は行わなかった。
120℃。 ※溶融時外観 製造直後:製造直後に120℃で加熱・溶融して外観を
評価する。 経時後 :製造後500ml缶に容量の8割を充填し、
空隙を窒素でパージする。室温で3ヶ月保管した後、1
20℃で加熱・溶融して外観を評価する。 評価:○→クリヤーであり、外観上特に異常が認められ
ない。 △→多少の濁り等が認められる。 ×→皮張りが認められ、加熱溶融後も不溶解分が認めれ
られる。 ※未反応HDI含有量(比較例3は未反応MDI含有
量) GPCの当該ピークの面積%による。 測定条件 溶媒 :THF 測定器:東ソー(株)製 HLC−8020 カラム:TSKgel G3000H及び4000H
剤の製造直後の外観や貯蔵安定性は良好であった。一
方、HDIをそのまま用いたAD−6は、製造時に臭気
があり、MDIをそのまま用いたAD−7は経時で表面
の皮張りが生じた。
さ20μmの透明ポリプロピレンフィルムを12m/分
の速度で供給し、AD−1をナイフコーターで50μm
の厚さとなるように塗布した後、直ちにカバ材に圧着ロ
ーラーで10秒間圧着した。なお、AD−1は加熱しな
いで塗布した。その後、25℃×50%RHで72時間
日養生し、接着強度(180°剥離強度)を測定した。
また、養生後の接着サンプルを3ヶ月間屋外にて暴露
し、接着強度(180°剥離強度)を測定した。結果を
表3に示す。なお、養生や暴露は幅広のままで行い、剥
離強度測定直前に25mm幅にカットしてから、試験機
にセットした。 剥離強度測定条件 引張速度 :100mm/分 測定雰囲気:50%RH、25℃
用い、接着剤を120℃に加熱・溶融させて塗布する以
外は、応用実施例1と同様な方法で塗布、養生、評価し
た。結果を表3に示す。
剤は、良好な接着性、耐候性を示した。また、接着作業
時の環境も良好であった。しかし、HDIモノマーをそ
のまま用いたAD−6はかなりの臭気があり、MDIモ
ノマーを用いたAD−7は暴露後、かなりの黄変が見ら
れた。
気硬化接着剤は、耐候性が良好であり、臭気(特に加熱
時)の少ないものであった。本発明の無溶剤系湿気硬化
接着剤は、プロファイルラッピングを含めた木工用、フ
ィルムラミネート用、構造用、布地接着用、製本用、段
ボール組立用等、広範囲に適用できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)有機ポリイソシアネート及び
(B)活性水素基含有化合物を反応させて得られるイソ
シアネート基含有プレポリマーからなる無溶剤系湿気硬
化接着剤であって、前記(A)有機ポリイソシアネート
が、(A1)ヘキサメチレンジイソシアネートと(A
2)炭素数1〜10のアルキルモノオールとを、(A
3)カルボン酸ジルコニウム塩の存在下でアロファネー
ト化して得られたポリイソシアネートであることを特徴
とする、無溶剤系湿気硬化接着剤。 - 【請求項2】 未反応のヘキサメチレンジイソシアネー
トの含有量が0.5質量%以下であることを特徴とす
る、請求項1記載の無溶剤系湿気硬化接着剤。 - 【請求項3】 イソシアネート含量が1〜5質量%であ
ることを特徴とする、請求項1又は2記載の無溶剤系湿
気硬化接着剤。
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