JP2003201703A - 伸縮継手の異常確認方法 - Google Patents

伸縮継手の異常確認方法

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JP2003201703A
JP2003201703A JP2002001606A JP2002001606A JP2003201703A JP 2003201703 A JP2003201703 A JP 2003201703A JP 2002001606 A JP2002001606 A JP 2002001606A JP 2002001606 A JP2002001606 A JP 2002001606A JP 2003201703 A JP2003201703 A JP 2003201703A
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JP
Japan
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expansion joint
abnormality
vibration
bridge girder
lower reinforcing
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JP2002001606A
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Shinya Kato
慎也 加藤
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Nitta Corp
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Nitta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重支持型の伸縮継手において、致命的な損
傷に至る前の段階で補強板等の異常を発見する。 【課題を解決するための手段】橋桁H1,H2の継目間
に設けられ、弾性体5より被覆してなる上部3及び下部
補強板2a,2bとこれら補強板3,2a,2b同士の間
に介在する結合部7a,7bとから少なくともなりその
上を走行する車量を支持できるように構成してある伸縮
継手1において、そのおもて面側から加振することによ
り当該伸縮継手1内に振動を生じさせ、この応答振動を
測定して伸縮継手1において起こっている異常を確認す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、荷重支持型の橋
桁用伸縮継手の異常確認方法である。 【0002】 【従来の技術】一般に、橋桁の継目間に設けられている
荷重支持型の伸縮継手は、橋桁端部の段下げ部に固定し
てある一対の下部補強板と、これら下部補強板の略中央
位置であるとともに高さ位置が橋桁路面高さと略一致す
るように設けた上部補強板と、この上部補強板と各下部
補強板とを繋ぐと共に剪断変形性を有する一対の結合部
とを具備し、これら補強板や結合部等により当該伸縮継
手上を走行する車量を支持できるよう構成してある。特
に、上部補強板と下部補強板はそれぞれゴム材等の弾性
体により被覆してある。そして、この伸縮継手が、温度
変化等による橋桁の伸縮を吸収する役割に加えて、その
上を通過する車両に強いショックを与えにくくする役割
を果たすことになる。 【0003】上述したように伸縮継手には、その上を車
両が走行したり、温度変化等により橋桁自体が伸縮した
りする度に圧縮力や引っ張り力が作用する。当然、上部
及び下部補強板には曲げ応力等のストレスが作用する。
このような繰り返し圧縮や繰り返し曲げ等による長年の
疲労は、弾性体と補強板との剥離や、補強板の亀裂等の
異常を引き起こす原因となっている。これらの異常は、
補強板の露出、発錆、破断、破断部分の飛散等を引き起
こす原因である。したがって、このような伸縮継手の異
常を発見するため、定期的に目視による点検をしたり、
伸縮継手を打撃した場合に当該伸縮継手の異常により発
せられることがある異音を耳により検出したりしてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、補強板は弾性
体に被覆されている等の理由から、目視や聴覚による点
検においては、弾性体の内部で起こっている補強板の異
常や裏面側で起こっている伸縮継手の損傷を絶対的に判
断することはできない。目視による点検で発見できるの
は、補強板が弾性体のおもて面側から露出している等の
即大きな事故につながる致命的な損傷に限られる。 【0005】したがって、致命的な損傷に至る前の段階
で補強板等の異常を発見して伸縮継手を交換することが
できる有用な手段が求められている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本願発明は、上述した課
題を解決するために考え出された伸縮継手の異常確認方
法である。 【0007】すなわち、本発明は、橋桁の継目間に設け
られ、弾性体より被覆してなる上部及び下部補強板とこ
れら補強板同士の間に介在する結合部とから少なくとも
なり、その上を走行する車量を支持できるように構成し
てある伸縮継手において、そのおもて面側から加振する
ことにより当該伸縮継手内に振動を生じさせ、この応答
振動から伸縮継手において起こっている異常を確認する
方法である。このようなものであれば、伸縮継手に異常
があればその異常が目視等によっては確認できない弾性
体の内部で起こっている上部及び下部補強板の異常や裏
面側で起こっている伸縮継手の損傷であっても応答振動
に固有振動数の変化や異常波形として現れるので伸縮継
手の異常を致命的な損傷に至る前の段階で発見すること
ができるようになるうえ、おもて面側から加振するので
伸縮継手を継目間に設置したままの状態で異常確認の作
業が可能となる。加えて、伸縮継手の製造や施工におい
て異常確認手段のための別段の構成を取り入れることを
不要とするので、現在使用されている伸縮継手において
も異常の有無を確認できるようになる。 【0008】ところで、本発明の伸縮継手の異常確認方
法は、一見、与える振動強度に所定の適切性が要求され
るように思われる。しかし、本発明は、異常波形や固有
振動数の変化を確認するというものであるので、伸縮継
手に与える振動の強度は一定であることを必ずしも要し
ない。当然、与える振動の強度が一定であっても問題は
ない。したがって、加振の具体的な態様としては種々の
ものが考えられ得る。そこで、本発明における異常確認
対象が橋桁用の伸縮継手である点に着目すると、伸縮継
手の上を走行する車両の荷重を利用して加振することが
異常確認作業において交通規制を要しないという点で好
適である。 【0009】また、伸縮継手の振動を測定する具体的な
態様としては加速度ピックアップ等の振動計測器を用い
たものを挙げることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 【0011】図1及び図2に示すように一の橋桁H1と
他の橋桁H2との継目間に設けてある伸縮継手1は、そ
れぞれの橋桁H1,H2の端部の段下げ部D1、D2に
設けた下部補強鋼板2a,2bと、これら下部補強鋼板
2a,2bの略中央位置に設けた上部補強板3と、この
上部補強鋼板3と各下部補強鋼板2a,2bとを繋ぐ一
対の結合部7a,7bとを具備する。各下部補強鋼板2
a,2bは、橋桁幅方向に延びる断面L字型をなすもの
であり、アンカーボルト等を含む固定部材4により取り
付けてある。そして、これら下部補強鋼板2a,2b
は、ゴム材等の弾性体5により略完全に被覆してある。
上部補強鋼板3は、下部補強鋼板2a,2bと同様に橋
桁幅方向に延びると共にゴム材等の弾性体6により完全
に被覆してある。この上部補強鋼板3は、その高さ位置
を橋桁路面高さと略一致させた車両荷重支持用のもので
ある。結合部7a,7bは、剪断変形性を有するゴム材
等の弾性体からなるものである。すなわち、この伸縮継
手1は、その上を走行する車量の荷重を結合部7a,7
bや下部補強鋼板2a,2b等により支持できるように
したものであり、温度変化等による橋桁H1,H2の伸
縮を吸収する役割に加えて、その上を通過する車両に強
いショックを与えにくくする役割を果たす。なお、この
伸縮継手1には対をなす結合部7a,7bに挟まれた位
置と、上部補強鋼板3の両隣とにそれぞれ伸縮用溝8が
形成されている。 【0012】しかして、上述した伸縮継手1のおもて面
側にあたる弾性体5,6のおもて面51,61の任意の場
所(例えば図2、3中の符号Pで示す位置)をハンマー
等により打撃すると伸縮継手1全体と固定部材4とに振
動が発生することとなる。そして、弾性体5,6のおも
て面51,61の任意の場所(例えば図2、3中の符号
Qで示す位置)に加速度ピックアップ等の振動計測器を
設置しておくと加振による応答振動を検出できることに
なり、これを解析することができることになる。 【0013】したがって、伸縮継手1等に異常があれば
その異常が目視によっては確認できない弾性体5,6の
内部で起こっている下部補強板2a,2bや上部補強鋼
板3の異常であったり、アンカーボルトの緩み等に代表
される固定部材4の異常であったり、裏面側で起こって
いる伸縮継手1の損傷であったりしても検出した応答振
動に異常波形や固有振動数の変化として現れるので伸縮
継手1等の異常を致命的な損傷に至る前の段階で発見す
ることができるようになるうえ、おもて面51,61か
ら加振するので伸縮継手1を継目間に設置したままの状
態での異常確認作業が可能となる。 【0014】ところで、加振位置や振動測定位置の違い
により検出した応答振動に若干の相違が生じるが、この
相違は固有振動数の変化や異常波形を観測するときにお
いて大きな影響を与えるものでないのは言うまでもな
い。また、経験により加振位置や振動測定位置のベスト
ポイントを特定することも可能である。 【0015】なお、本発明は上述した図示例に限られる
ものではない。例えば、加振による応答振動を基地局に
て受信し、基地局にて応答振動を解析するようにしても
よい。その具体的態様としては、応答振動を検出する機
能に加え、応答振動を基地局に送信可能なデータ形式に
変換する機能を備えた振動測定器Rを図2中二点鎖線で
示すように例えば伸縮継手の裏面側に設置し、当該振動
測定器Rにより検出した応答振動を有線形式やFM波等
を利用した無線形式により基地局で受信できるようにし
たものが挙げられる。そして、この場合において、加振
手段が、ハンマー等による打撃の変わりに、伸縮継手の
上を走行する車両の荷重を利用したものであれば、交通
規制を要さずに異常確認作業が可能になると共に検出し
た応答振動を一元的に解析や管理ができるようになる。
この効果は、伸縮継手が橋桁の継目の数だけあるという
事実等を鑑みると有用である。なお、基地局は、伸縮継
手から離れた位置であれば、橋桁上に設けてもよいし、
橋桁自体から離れた位置に設けてもよい。 【0016】また、加振の手段として専用の機械を用い
てもよいのは言うまでもない。 【0017】更に言えば、本実施の形態では上部補強鋼
板を一つ備えたいわゆるシングルタイプの伸縮継手を異
常確認対象として説明したが、図4に示すように並設し
た2つの上部補強鋼板103と、段下げ部d1,d2間
に横架させるように下部補強鋼板102a,102b間
に設けてある中央補強鋼板104とを備えるいわゆるダ
ブルタイプの伸縮継手101を異常確認対象とすること
ができるのは言うまでもない。そして、この場合にあっ
ては中央補強鋼板104の亀裂等の異常も確認できるよ
うになるのは言うまでもない。 【0018】 【発明の効果】以上に詳述したように本発明の伸縮継手
の異常確認方法であれば、伸縮継手の異常を致命的な損
傷に至る前の段階で発見することができるようになるの
で、事故が発生する前に伸縮継手を交換することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態における伸縮継手を橋桁
の継目間に設置した状態を示す斜視図。 【図2】同実施の形態における伸縮継手を橋桁の継目間
に設置した状態を示す断面模式図。 【図3】同実施の形態における伸縮継手を示す平面図。 【図4】ダブルタイプの伸縮継手を示す断面模式図。 【符号の説明】 1 伸縮継手 2a,2b 下部補強鋼板(下部補強板) 3 上部補強鋼板(上部補強板) 5,6 弾性体 7a,7b 結合部 H1,H2 橋桁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 橋桁の継目間に設けられ、弾性体より
    被覆してなる上部及び下部補強板とこれら補強板同士の
    間に介在する結合部とから少なくともなりその上を走行
    する車量を支持できるように構成してある伸縮継手にお
    いて、そのおもて面側から加振することにより当該伸縮
    継手内に振動を生じさせ、この応答振動から伸縮継手に
    おいて起こっている異常を確認する方法。
JP2002001606A 2002-01-08 2002-01-08 伸縮継手の異常確認方法 Pending JP2003201703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242294A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Hanshin Expressway Engineering Co Ltd 橋梁用伸縮継手の異常検出方法
JP2018059328A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 ニッタ株式会社 アンカーボルト及び橋梁用伸縮装置
WO2021166128A1 (ja) * 2020-02-19 2021-08-26 日本電気株式会社 異常推定装置、異常推定方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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