JP2003201968A - ダイヤフラムポンプ装置 - Google Patents

ダイヤフラムポンプ装置

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JP2003201968A
JP2003201968A JP2002001117A JP2002001117A JP2003201968A JP 2003201968 A JP2003201968 A JP 2003201968A JP 2002001117 A JP2002001117 A JP 2002001117A JP 2002001117 A JP2002001117 A JP 2002001117A JP 2003201968 A JP2003201968 A JP 2003201968A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ダイヤフラムポンプ切り換え弁装置のバネ機
構の長寿命化、作動安定性を図る。 【解決手段】 切り換え弁装置19は、スリーブ22
と、スリーブ内部を軸方向に往復動されるスプール23
と、スプール23に設けられてその中立位置での停止を
防止するバネ機構27とからなり、バネ機構27は、ス
プール23の軸方向に対称配置された一対の揺動アーム
54と、弁装置本体21に設けられて一対の揺動アーム
54の基端部を揺動可能に支承するアーム受け部材28
と、一方の揺動アーム54の基端部に湾曲方向一端部が
係合されかつ他方の揺動アーム54の基端部に湾曲方向
他端部が係合されて一対の揺動アーム54の両基端部を
介してアーム受け部材28に支承されると共にスプール
23の軸方向の往復動に基づき一対の揺動アーム54の
揺動に伴って湾曲方向両端部が離反接近する方向に拡縮
される半円形状バネ部材52とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送液室と作動流体
室とを画成する一対のダイヤフラムと、各ダイヤフラム
が両端部に取り付けられたセンターロッドを往復動可能
に支承する本体部と、このセンターロッドを往復動させ
るために両作動流体室への作動流体の供給切り換えを行
うための切り換え弁装置とを備えたダイヤフラムポンプ
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ダイヤフラムポンプ装置に
は、送液室と作動流体室とを画成する一対のダイヤフラ
ムと、各ダイヤフラムの中央部が両端部に取り付けられ
たセンターロッドを往復動可能に支承する本体部と、そ
のセンターロッドを往復動させるために両作動流体室へ
の作動流体の供給切り換えを行う切り換え弁装置とを備
えているものが知られている(例えば、特公平6-31
650号公報参照)。
【0003】その切り換え弁装置は、スリーブと、この
スリーブ内部に設けられて軸方向に往復動されるスプー
ルと、このスプールの軸方向一端部に設けられてこのス
プールの中立位置での停止を防止するバネ機構(デデン
ト機構)とからなっている。この従来のダイヤフラムポ
ンプ装置では、その一方のダイヤフラム側の作動流体室
と他方のダイヤフラム側の作動流体室とに交互に作動流
体が供給され、この両作動流体室への作動流体の供給切
り換えに基づき、センターロッドが往復動されて一方の
作動流体室の容積拡大と他方の作動流体室の容積拡大と
が交互に繰り返えされ、この繰り返しにより吸い込み口
から流体が両送液室に交互に吸い込まれ、その各送液室
に吸い込まれた流体が交互に両送液室から排出され、こ
れにより吐出口から流体が連続的に吐出されるものとな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ダイヤフラムポンプ装置では、その切り換え弁装置は、
そのバネ機構が、図1に示すように、弁装置本体に固定
されたバネ受け部材1と、図1、図2に示すように、ス
プール2の軸方向一端部3の軸端から挿入されて軸方向
一端部3に摺動可能に支承されると共にナット4により
抜け止めされたブッシュ部材5と、ブッシュ部材5に両
端部6aが回動可能に取り付けられかつ当接部6bがバ
ネ受け部材1の係合溝1aに当接支承された金属製のC形
の一対の線状バネ部材6とから構成されている。
【0005】この従来の切り換え弁装置では、スプール
2の往復動により図3に破線で示すように線状バネ部材
6の湾曲部6cが荷重を受けて変形され、この線状バネ
部材6の矢印方向のバネ作用方向の転換により、スプー
ル2がその軸方向中立位置で停止するのが防止されてい
る。
【0006】しかしながら、この従来の切り換え弁装置
では、バネ受け部材1とブッシュ部材5との間に線状バ
ネ部材6を揺動アームとして機能させるために掛け渡す
構造であり、スプール2の軸方向の往復動に基づく変形
応力が線状バネ部材6の湾曲部6cに集中して加わるた
め、スプール3の往復の繰り返しにより線状バネ部材6
が疲労破損するおそれがある。また、線状バネ部材6の
当接部6bに集中的に荷重が加わるため、バネ受け部材
1が偏摩耗し、切り換え弁装置が作動不良を起こすおそ
れもある。
【0007】更に、この種のダイヤフラム弁装置は、今
日では、半導体製造業の分野でも使用されているが、そ
の半導体製造業の分野では、金属イオンによる生産ライ
ンの汚染は、半導体の品質に直接影響し、一旦生産ライ
ンが金属イオンに汚染されると、現にラインを流れてい
る半導体製品の廃棄のみならず、汚染ラインの洗浄及び
復旧に数時間から数日間を必要としてその間生産ライン
を停止させなければならないためにその費用が膨大とな
り、金属イオンによる汚染が極端に嫌われており、でき
るかぎりダイヤフラムポンプ装置を合成樹脂製部品で製
作することが望まれている。
【0008】ところが、切り換え弁装置のバネ機構とし
て用いられている線状バネ部材6を合成樹脂製とする
と、合成樹脂は金属よりも強度が低いため、耐用寿命が
益々低くなるという問題がある。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、バネ機構の長寿命化、作動安定性を図ることがで
き、バネ部材を樹脂製とした場合に好適な切り換え弁装
置を有するダイヤフラムポンプ装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダイヤ
フラムポンプ装置は、送液室と作動流体室とを画成する
一対のダイヤフラムと、各ダイヤフラムの中央部が両端
部に取り付けられたセンターロッドを往復動可能に支承
する本体部と、前記センターロッドを往復動させるため
に両作動流体室への作動流体の供給切り換えを行う切り
換え弁装置とを備え、該切り換え弁装置は、スリーブ
と、該スリーブ内部に設けられて軸方向に往復動される
スプールと、該スプールの軸方向一端部に設けられて該
スプールの中立位置での停止を防止するバネ機構とから
なっているダイヤフラムポンプ装置において、前記バネ
機構は、前記スプールの軸方向一端部の側に自由端部が
設けられかつ前記スプールの軸方向に対称配置された一
対の揺動アームと、、弁装置本体に設けられて前記一対
の揺動アームの基端部を揺動可能に支承するアーム受け
部材と、一方の揺動アームの基端部に湾曲方向一端部が
係合されかつ他方の揺動アームの基端部に湾曲方向他端
部が係合されて前記一対の揺動アームの両基端部を介し
て前記アーム受け部材に支承されると共に前記スプール
の軸方向の往復動に基づく前記一対の揺動アームの揺動
に伴って湾曲方向両端部が離反接近する方向に拡縮され
る半円形状バネ部材とから構成されていることを特徴と
する。
【0011】請求項2に記載のダイヤフラムポンプ装置
は、前記スプールの軸方向一端部には、該スプールの軸
方向に摺動可能で前記一対の揺動アームの自由端部が係
合されるブッシュ部材が設けられていることを特徴とす
る。
【0012】請求項3に記載のダイヤフラムポンプ装置
は、前記半円形状バネ部材が合成樹脂からなることを特
徴とする。請求項4に記載のダイヤフラムポンプ装置
は、前記半円形状バネ部材には前記湾曲方向両端部に円
周方向に延びる切り欠き部がそれぞれ設けられ、該切り
欠きに係合する係合片を湾曲方向両端部に有して該切り
欠き部に係合されて前記半円形状バネ部材と一体になっ
て円形状を呈しかつ該一対の係合片に前記揺動アームの
基端部が係合されて該揺動アームの基端部を介して前記
アーム受け部材に支承されると共に両係合片が離反接近
される方向に拡縮される半円形状バネ部材とからなるこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図4は本発明に係るダイヤフラム
ポンプ装置の縦断面図であり、この図4において、符号
10はダイヤフラムポンプ装置を示している。このダイ
ヤフラムポンプ装置10は、本体部11と、この本体部
11の両側に配置される一対のケーシング部材12、1
2とから構成されている。その本体部11の材料にはス
テンレス(SUS)が用いられ、そのステンレスの外周面
はテフロン(登録商標)材料を用いて被覆されている。
一対のケーシング部材12、12の材料にはテフロンが
用いられる。
【0014】本体部11と一対のケーシング部材12、
12とは水平方向に延びる6本のタイロッド13により
一体化されている。本体部11にはその中央にセンター
ロッド14が往復動可能に支承されている。センターロ
ッド14の両端部にはディスク14a、14bが設けら
れて、このディスク14a、14bに一対の円盤状のダ
イヤフラム15が取り付けられる。
【0015】その一対のダイヤフラム15は湾曲形状の
隔膜部16を有する。左方のダイヤフラム15は送液室
17aと作動流体室18aとを画成する役割を果たし、右
方のダイヤフラム15は送液室17bと作動流体室18
bとを画成する役割を果たす。そのダイヤフラム15の
周辺部は一対のケーシング部材12と本体部11とによ
り挟持されている。
【0016】その本体部11には、図5に示すように切
り換え弁装置19が取り付けネジ20を用いて固定され
ている。その切り換え弁装置19は、弁装置本体21を
有する。弁装置本体21には図6に拡大して示すように
スリーブ22が配設されている。そのスリーブ22内に
はスプール23が軸方向(上下方向)に往復動可能に設
けられている。
【0017】そのスプール23は縮径部23a、23
b、拡径部23c、23d、23e、軸方向一端部23
fを有する。拡径部23dを境に下側の拡径部23cと
拡径部23dとの間の縮径部23aの部分が下室23g
とされ、拡径部23dを境に上側の拡径部23eと拡径
部23dとの間の縮径部23bの部分が上室23hとさ
れている。
【0018】弁装置本体21には拡径部23cの下方に
圧力室21aが設けられ、拡径部23eの上方に圧力室2
1bが設けられている。その圧力室21aには切り換え弁
装置19が万が一に作動不良状態となったときにスプー
ル23を駆動するためのスプール駆動ロッド機構24が
設けられている。25はその駆動ロッドであり、26は
環状シールネジ部材である。なお、その駆動ロッド25
は手動でスプール23を軸方向に可動させる機能を果た
す。
【0019】圧力室21bにはスプール23がその軸方
向中立位置で作動を停止するのを防止するためのバネ機
構(デデント機構)27が設けられている。このバネ機
構27は、アーム受け部材28を有する。このアーム受
け部材28は弁装置本体21に環状シールネジ部部材2
9により固定されている。そのアーム受け部材28の詳
細構造については後述する。
【0020】弁装置本体21には作動流体としての圧縮
空気を供給する供給通路30a〜30dが設けられてい
る。スリーブ22にはポート22a〜22eが設けられて
いる。供給通路30aはオリフィス31を介して圧力室
21aに連通されている。供給通路30dはオリフィス
32を介して圧力室21bに連通されている。供給通路
30bはポート22aに連通され、供給通路30cはポ
ート22bに連通されている。
【0021】ケーシング12部材には図4に示すように
連通口33a、33bが設けられている。連通口33aは
ポート22cに通路22c´を介して連通され、連通口
33bはポート22eに通路22e´を介して連通されて
いる。その連通口33a、33bは圧縮空気を作動流体
室18a、18bに供給する役割と作動流体室18a、1
8b内の圧縮空気をポート22dを介して大気に放出す
る役割とを果たす。
【0022】図6には、ポート22aが開成されると共
にポート22aが下室23gを介してポート22cに連
通され、かつ、ポート22bが閉成されると共にポート
22eとポート22dとが上室23hを介して連通され
ている状態が示されている。
【0023】ケーシング部材12には切り換え圧減圧室
34a、34bが図7に拡大して示すように設けられて
いる。この切り換え圧減圧室34aには圧力室21bの
圧縮空気が連通路35bを介して供給される。切り換え
圧減圧室34bには圧力室21aの圧縮空気が連通路3
5aを介して供給される。その切り換え圧減圧室34a、
34bにはプッシュロッド35a、35bが設けられて
いる。そのプッシュロッド35a、35bはセンターロ
ッド14のディスク14a、14bに当接可能に臨まさ
れている。そのプッシュロッド35a、35bには弁体
36が設けられている。切り換え圧減圧室34a、34
bは弁体36を介して開閉可能に連通されている。ケー
シング部材12にはそのプッシュロッド35a、35b
の先端を作動流体室18a、18bに向けて突出させる
方向に付勢する付勢バネ37a、37bが設けられてい
る。弁体36はディスク14a、14bがプッシュロッ
ド35a、35bに当接することにより開成されて、切
り換え圧減圧室34a、34bと作動流体室18a、18
bとがそれぞれ連通される。スリーブ22のポート22
dは通路22d´を介して大気に連通されている。
【0024】本体部11には吸い込み口38と吐出口3
9とが図5に示すように設けられている。吸い込み口3
8はチェック弁としての機能するボール40、41が配
設された管路42、43に連通されている。その管路4
2、43には弁座44、45が設けられ、ボール40、
41はその弁座44、45の開口44a、45aを開閉す
る役割を果たす。その管路42は送液室17aに連通さ
れ、その管路43は送液室17bに連通されている。
【0025】吐出口39にはチェック弁として機能する
ボール46、47が配設された管路50、51に連通さ
れている。管路50、51には弁座48、49が設けら
れ、ボール46、47はその弁座48、49の開口48
a、49aを開閉する役割を果たす。その管路50は送液
室17aに連通され、その管路51は送液室17bに連
通されている。
【0026】バネ機構27は図6に示すように半円形状
バネ部材52、一対の揺動アーム54、ブッシュ部材5
5を有する。これらの半円形状バネ部材52、揺動アー
ム54、ブッシュ部材55はダイヤフラムポンプ装置1
0を半導体製造業の分野に用いる場合には、なるべく合
成樹脂製とすることが望ましい。
【0027】アーム受け部材28には、図8に示すよう
に、半円形状バネ部材52が設置される設置空間56が
形成されている。揺動アーム54は図13に示すように
肉厚の長方形状平板からなり、その一方の辺部は回動基
端部54aとされてその回動基端部54aには図13、図
14に示すように支承軸54b、54bが形成されてい
る。他方の辺部は自由端部54cとされている。
【0028】ブッシュ部材55は図15、図16に示す
ようにスプール23の軸方向一端部23fが挿通される
挿通穴55a、挿通用切り欠き55bを有する。このブ
ッシュ部材55はスプール23の軸方向に摺動可能とさ
れ、軸方向一端部23fの頭部57´によりスプール2
3から脱落しないようにされている。そのブッシュ部材
55にはスプール23の軸線を境に対称位置に一対の係
合溝55c、55cが形成されている。この係合溝55
c、55cには揺動アーム54の自由端部54cが係合
される。
【0029】そのアーム受け部材28には、図9〜図1
1に示すように、スプール23の軸方向一端部23fが
貫通する貫通穴57が形成されると共に、図8、図9、
図11、図12に示すように、一対の揺動アーム54の
支承軸54b、54bを回動可能に支承する一対の支承
溝58、58が形成されている。一対の支承溝58、5
8はスプール23の軸線方向対称位置に配設されてい
る。その一対の揺動アーム54はその支承溝58、58
に支承軸54bを係合支承させつつ設置空間56内に挿
入されて、その自由端部54cがブッシュ部材55の係
合溝55c、55cに係合される。
【0030】半円形状バネ部材52は図17〜図19に
示すように半円形状湾曲板から形成されている。その半
円形状湾曲板は図18に示すように上面から見た場合に
直方形状を呈しており、その湾曲方向中間部52aから
両側に向かって延びる湾曲方向両端部52b、52bに
はその内周面側に係合溝52c、52cが形成されてい
る。その係合溝52c、52cには揺動アーム54の回
動基端部54a、54aが係合される。
【0031】その半円形状バネ部材52はこの回動基端
部54a、54aを介してアーム受け部材28に間接的
に、すなわち、アーム受け部材28に対して浮いた状態
で支承される。この半円形状バネ部材52はスプール2
3の軸方向の往復動に基づく一対の揺動アーム54の揺
動に伴って、両湾曲端部52b、52bが図19に破線
で示す示すように離反接近する方向に拡縮され、これに
よって、バネ力が蓄積解放され、そのバネの作用方向が
転換される。
【0032】すなわち、図6に示すように、スプール2
3が矢印X方向に往動されると、その湾曲方向両端部5
2b、52bには揺動アーム54、54によって半円形
状バネ部材52の中心から半径方向外側に向かう力が作
用し、半円形状バネ部材52はその湾曲方向中間部52
aを中心にして外側に変形し、これにより半円形状バネ
部材52にバネ力が蓄積される。その半円形状バネ部材
52は全体的に変形するので局所的に応力が集中するの
が防止され、疲労の減少が図られる。また、湾曲方向両
端部52b、52bには半径方向から垂直に揺動アーム
54による力が加わるので、その偏摩耗も低減される。
【0033】次に、このダイヤフラムポンプ装置1の作
用を概略説明する。今、図6において、切り換え弁装置
19のポート22a、ポート22c、通路22c´、連
通口33aを介して左側の作動流体室18aに圧縮空気が
供給され、センターロッド14が右方向へ可動中で、左
側の作動流体室18aの容積が拡大されると同時に連通
口33b、通路22e´、ポート22e、ポート22d、
通路22d´を介して右側の作動流体室18b内の圧縮
空気が大気に放出され、右側の作動流体室18bの容積
が縮小されつつある状態にあるものとする。すなわち、
左側の送液室17aの容積が縮小過程にあり、右側の送
液室17bの容積が拡大過程にあるものとする。
【0034】このとき、左側の送液室17aの圧力が増
大し、ボール40が弁座44に当接され、ボール46が
弁座48から離間され、左側の送液室17aの流体が吐
出口39から吐出される。一方、右側の送液室17bの
圧力は減少され、ボール41が弁座45から離間され、
ボール47が弁座49に当接され、流体が吸い込み口3
8から右側の送液室17bに吸い込まれる。
【0035】ディスク14aがプッシュロッド35aの突
出端に当接すると、プッシュロッド35aがバネ37aの
付勢力に抗する方向に可動されて、弁体36が切り換え
圧減圧室34aを開成し、圧力室21bの圧縮空気が通
路35b、切り換え圧減圧室34aを介して右側の作動流
体室18bに流入し、連通口33bを経て大気に放出さ
れる。
【0036】圧力室21a、21bには均等に圧縮空気
の圧力が加わっているが、オリフィス32による空気供
給量よりも、切り換え圧減圧室34a、作動流体室18
b、連通口33b、通路22e´、ポート22e、22d
を介して大気に放出される空気の量が多いので、圧力室
21a、圧力室21bの圧力バランスがくずれ、圧力室
21bの圧力が低くなる。従って、スプール23が瞬時
に上方向に可動され、ポート22bが開かれ、ポート2
2aが閉じられる。これにより、圧縮空気がポート22
b、ポート22e、通路22e´、連通口33bを経由し
て右側の作動流体室18bに供給されて、右側の作動流
体室18bの容積が拡大される。これにより、センター
ロッド14が左方向に可動される。
【0037】その際、スプール23の軸方向中立位置に
対してバネ機構27の中立位置とがブッシュ部材55に
よってオフセットされ、かつ、ブッシュ部材55がスプ
ール23に連動して軸方向に摺動する構造となっている
ので、揺動アーム54の揺動抵抗によりスプール23の
運動が抑制されることが防止される。
【0038】
【変形例】図20に示すように、半円形状バネ部材52
には、湾曲方向両端部52b、52bに円周方向に延び
る切り欠き60、60が形成されている。この半円形状
バネ部材52には、半円形状バネ部材61が係合される
ものである。半円形状バネ部材61にはその切り欠き6
0、60に係合する係合片62、62が湾曲方向両端部
61a、61aに形成されている。その係合片62、62
には揺動アーム54の回動基端部54aが係合される係
合溝61b、61bが形成されている。その半円形状バ
ネ部材61は、揺動アーム54の回動基端部54aを介
してアーム受け部材28に支承されると共に、スプール
23の往復動に基づき両係合片62、62が離反接近さ
れる方向に拡縮されるものとなっている。その半円形状
バネ部材61には、図21に示すようにスプール23の
軸方向一端部23fが貫通する貫通孔63が形成されて
いる。この半円形状バネ部材61は半円形状バネ部材5
2に係合されて全体として円形状のバネ部材を呈するも
のである。
【0039】このものによれば、スプール23の往復動
に基づき両半円形状バネ部材52、61の両湾曲端部5
2b、52b、61a、61aが離反接近する方向に拡縮
されるので、バネの作用力を発明の実施の形態に較べて
高めることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1ないし請求項4に記載の発明に
よれば、バネ機構の長寿命化、作動安定性を図ることが
でき、バネを樹脂製とした場合に好適な切り換え弁装置
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の切り換え弁装置のバネ機構の構成を示
す部分側面図である。
【図2】 図1に示すバネ機構の構成を示す分解斜視図
である。
【図3】 図1に示すバネ機構を矢印Y方向から目視し
た図である。
【図4】 本発明に係るダイヤフラムポンプ装置の縦段
面図である。
【図5】 図4の矢印A-A線に沿う断面図である。
【図6】 図5に示す切り換え弁装置の部分拡大断面図
である。
【図7】 図5に示す切り換え圧減圧室の部分拡大図で
ある。
【図8】 アーム受け部材の正面図である。
【図9】 図8に示す矢印B-B線に沿う断面図である。
【図10】 図8に示すアーム受け部材の平面図であ
る。
【図11】 図10に示す矢印C-C線に沿う断面図であ
る。
【図12】 図8に示すアーム受け部材の側面図であ
る。
【図13】 図6に示す揺動アームの平面図である。
【図14】 図6に示す揺動アームの側面図である。
【図15】 図6に示すブッシュ部材の縦断面図であ
る。
【図16】 図6に示すブッシュ部材の平面図である。
【図17】 図6に示す半円形状バネ部材の側面図であ
る。
【図18】 図6に示す半円形状バネ部材の平面図であ
る。
【図19】 図6に示すバネ機構の分解斜視図である。
【図20】 本発明のバネ機構の変形例を示す図であっ
て、スリーブとアーム受け部材と半円形状バネ部材とス
プールとの組み付け関係を示す平面図である。
【図21】 図20の矢印D-D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ダイヤフラムポンプ装置 11 本体部 14 センターロッド 15 ダイヤフラム 19 切り換え弁装置 22 スリーブ 23 スプール 27 バネ機構 28 アーム受け部材 52 半円形状バネ部材 54 揺動アーム
フロントページの続き Fターム(参考) 3H075 AA01 BB04 BB16 BB20 BB21 CC18 CC19 CC20 CC40 DB10 DB44 3H077 AA01 BB03 CC02 CC17 DD09 DD14 EE21 EE22 EE23 EE40 FF22 FF45 FF49 3J059 AB06 AB11 BA15 BC04 BD01 CB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液室と作動流体室とを画成する一対の
    ダイヤフラムと、各ダイヤフラムの中央部が両端部に取
    り付けられたセンターロッドを往復動可能に支承する本
    体部と、前記センターロッドを往復動させるために両作
    動流体室への作動流体の供給切り換えを行う切り換え弁
    装置とを備え、該切り換え弁装置は、スリーブと、該ス
    リーブ内部に設けられて軸方向に往復動されるスプール
    と、該スプールの軸方向一端部に設けられて該スプール
    の中立位置での停止を防止するバネ機構とからなってい
    るダイヤフラムポンプ装置において、前記バネ機構は、
    前記スプールの軸方向一端部の側に自由端部が設けられ
    かつ前記スプールの軸方向に対称配置された一対の揺動
    アームと、、弁装置本体に設けられて前記一対の揺動ア
    ームの基端部を揺動可能に支承するアーム受け部材と、
    一方の揺動アームの基端部に湾曲方向一端部が係合され
    かつ他方の揺動アームの基端部に湾曲方向他端部が係合
    されて前記一対の揺動アームの両基端部を介して前記ア
    ーム受け部材に支承されると共に前記スプールの軸方向
    の往復動に基づく前記一対の揺動アームの揺動に伴って
    湾曲方向両端部が離反接近する方向に拡縮される半円形
    状バネ部材とから構成されていることを特徴とするダイ
    ヤフラムポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記スプールの軸方向一端部には、該ス
    プールの軸方向に摺動可能で前記一対の揺動アームの自
    由端部が係合されるブッシュ部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のダイヤフラムポンプ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記半円形状バネ部材が合成樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイ
    ヤフラムポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記半円形状バネ部材には前記湾曲方向
    両端部に円周方向に延びる切り欠き部がそれぞれ設けら
    れ、該切り欠きに係合する係合片を湾曲方向両端部に有
    して該切り欠き部に係合されて前記半円形状バネ部材と
    一体になって円形状を呈しかつ該一対の係合片に前記揺
    動アームの基端部が係合されて該揺動アームの基端部を
    介して前記アーム受け部材に支承されると共に両係合片
    が離反接近される方向に拡縮される半円形状バネ部材と
    からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載のダイヤフラムポンプ装置。
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