JP2003202076A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
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Abstract
自動変速機の制御装置において車速が実際に“0km/
h”になっていなくてもトルク抜けが発生することを防
止する。 【解決手段】 時刻t1において、実際に車速が“0k
m/h”であると推定され、またブレーキが踏み込まれ
ていること等のその他の条件が成立すると、見込み制御
を開始する。本実施の形態では見込み制御の開始と同時
に前進用クラッチのメインクラッチ圧を所定圧力減圧す
る。そして、その後は見込み制御が終了(時刻t3)す
る所定期間内に前進用クラッチの係合状態が完全係合状
態から滑り係合の直前の係合領域となるようにメインク
ラッチ圧を制御する。これにより、車速が“0km/
h”でなくとも、前進用クラッチに滑り係合が発生して
いないので、見込み制御を実行している所定期間ではト
ルク抜けが発生することを防止できる。
Description
制御を実施する自動変速機の制御装置に関するものであ
る。
をトルクコンバータを介して変速機構の入力軸に伝達
し、この変速機構で変速して出力軸に伝達し、駆動軸を
回転駆動するようにしている。最も一般的な変速機構
は、入力軸と出力軸との間に複数の歯車要素を配列し
て、入力軸と出力軸との間に変速比の異なる複数の動力
伝達経路を構成し、各動力伝達経路中にクラッチやブレ
ーキ等の摩擦係合と開放を選択的に切り替えて、入・出
力軸間の動力伝達経路を切り換えて変速比を切り換える
ようにしている。
は、P(パーキング)レンジ、R(リバース)レンジ、
N(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジ、S
(セカンド)レンジ、L(ロー)レンジ等を選択するこ
とができるようになっているが、例えば、シフトレバー
によってNレンジからDレンジに切り換えると、アイド
リング状態のエンジンの回転がトルクコンバータを介し
て変速装置に伝達され、アクセルペダルを踏み込まなく
ても車両が少しずつ前進するクリープ現象が発生する。
開示される技術では、車両を前進させるためのDレン
ジ、Sレンジ、Lレンジ(以下「前進レンジ」と称す
る。)が選択され、アクセルペダルが解放され、ブレー
キペダルが踏み込まれ、かつ、車速が実質的に“0km
/h”であることが検出された場合には、変速装置前進
走行時に係合されるフォワードクラッチ、すなわち、ロ
ークラッチを滑らせて擬似的なニュートラル状態を形成
する擬似ニュートラル制御に関する技術が知られてい
る。
を形成する目的は、ロークラッチの係合状態として係合
力を低下させて滑り係合させることで、トルクコンバー
タの入出力回転速度差を小さくしてトルクロスを低減す
ることである。すなわち、トルクロスを低減することで
燃費を低減することを目的としている。
トラル状態から通常の運転モードに復帰する際に、ロー
クラッチのピストンストロークが大きいとロークラッチ
再係合時にエンジンの吹き上がりを生じてしまう。そこ
で、擬似ニュートラル状態では、ロークラッチのピスト
ンストロークを0にしてロークラッチ再係合時の応答遅
れを抑制している。このため、ロークラッチの目標とす
る係合領域は極めて狭く、従って、ロークラッチの係合
状態を油圧によって制御するための制御弁の制御値も当
然狭い範囲となる。
に開示される擬似ニュートラル制御では、擬似ニュート
ラル制御の開始条件として、ブレーキペダルが踏み込ま
れていること、車速が“0km/h”であること、スロ
ットル開度θが所定開度以下であること、油の温度が所
定温度以上であることとを条件として擬似ニュートラル
制御の開始している。なお、この技術において車速“0
km/h”推定の具体的な手法としては、ある時点での
車速の減速度合いを検出し、このときの減速度合いに基
づいて車速が“0km/h”であることを推定してい
る。そして、上述の条件がすべて満足されると擬似ニュ
ートラル制御の開始条件が成立し、見込み制御として所
定期間Δt毎に油圧をΔPずつ減圧してロークラッチを
滑り係合させるようにしている。
バによってブレーキの踏み込み具合が変化した場合に、
上記特許第2804229号の技術のように車速“0k
m/h”を推定すると実際に車速が“0km/h”にな
っていないにも関わらず、車速が“0km/h”である
と誤判定しまう可能性がある。そして、誤判定により実
際に車速が“0km/h”になっていないにも関わら
ず、擬似ニュートラル制御の開始条件が成立し、所定圧
力ΔPずつ減圧してしまうという不都合を生じる可能性
がある。このとき実際に車速が“0km/h”になって
いないにも関わらずロークラッチが滑り係合を始めた場
合、トルク抜けが発生してドラビリが悪化してしまう虞
がある。
しようとすると、速度“0km/h”付近でのセンサ出
力が固定してしまう。すなわち、車速センサでの“0k
m/h”検出ではセンサの信頼性が低いため、正確に車
速が“0km/h”となる時点を検出することは困難で
あり、車速推定を行った場合と同様の不都合が生じる虞
がある。
てなされたものであり、その目的とするところは、車速
が実際には“0km/h”にならなくても、トルク抜け
によるドラビリ悪化を防止することができる自動変速機
の制御装置を提供することにある。
のように、見込み制御開始判定手段により見込み制御を
開始すると判定されてからの所定期間は、見込み制御手
段は、第1の油圧制御弁制御手段により前進用クラッチ
が滑り係合を発生する直前の係合状態になるように前記
第1の油圧制御弁を調整する。
とで、見込み制御の開始条件が成立して所定期間の間に
実際に車速が“0km/h”になっていなくとも、常に
前進用クラッチが滑り係合を発生する直前の係合状態で
制御されるので、トルク抜けが発生することを防止で
き、ドラビリが悪化することを防止することができる。
そして、その後は過渡制御手段と定常制御手段とにより
前進用クラッチの係合状態をクラッチが離れる直前の滑
り係合に制御することで、擬似ニュートラル状態を形成
する。
の見込み制御開始判定手段は、ブレーキ状態検出手段に
より検出される車両のブレーキが踏み込まれている状
態、前記スロットル開度検出手段により検出されるスロ
ットル開度が全閉位置、若しくは、前記停止状態検出手
段により検出、若しくは推定される車両の状態が停止状
態のうちいずれか一つ以上の条件に基づいて前記見込み
制御の開始を判断すると良い。
手段による前記擬似ニュートラル状態を形成するための
前記第1の油圧制御弁を調整するための制御値を学習す
る学習手段を備え、前記前進用クラッチが滑り係合を発
生する直前の係合状態となるように前記第1の油圧制御
弁制御手段により前記第1の油圧制御弁を調整するため
の制御値は、前記学習手段により学習された学習値に基
づいて設定される。
1の油圧制御弁を調整するための制御値は、前進用クラ
ッチの係合状態として前進用クラッチが離れる直前の係
号領域、言い換えれば係合開始領域となるように制御し
ているので、前進用クラッチの係合開始領域から完全係
合までの係合特性が分かる。従って、この特性に基づい
て滑り係合が発生する直前の係合状態となるように第1
の油圧制御弁を制御することが可能となる。
御開始判定手段により前記見込み制御の開始条件である
と判定されると、前記見込み制御は前記第2の油圧制御
弁制御手段により前記第2の油圧制御弁を係合させると
良い。
ので車両の停止位置が登坂道路であっても車両が後退す
ることを防止することができる。
施中にタービン回転速度検出手段により検出されるター
ビン回転速度が変化したときに、前進用クラッチが滑り
係合を発生する直前の係合状態となるように前記第1の
油圧制御弁制御手段により前記第1の油圧制御弁を調整
するための制御値は、滑り係合の発生を防止する側に学
習する。
の所定期間内に滑り係合が発生しても学習手段により、
制御値を滑り係合の発生を防止する側に学習することが
できるため次回以降の見込み制御では滑り係合の発生を
防止することができ、また、個体差や経時変化に対して
も前進用クラッチに滑り係合が発生することを防止する
ことができる。
手段により見込み制御を開始すると判定されてから所定
期間内に、車速センサの出力が検出されたときには、見
込み制御を終了して、見込み制御開始判定を再度実行す
ると良い。
る第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
11の概略構成図を説明する。図2に示すように、エン
ジン(図示せず)の出力軸には、トルクコンバータ12
の入力軸13が連結され、このトルクコンバータ12の
出力軸14に油圧駆動式の変速歯車機構15(変速機
構)が連結されている。トルクコンバータ12の内部に
は、流体継手を構成するポンプインペラ31とタービン
ライナ32が対向して設けられ、ポンプインペラ31と
タービンライナ32との間には、オイルの流れを整流す
るステータ33が設けられている。ポンプインペラ31
は、トルクコンバータ12の入力軸13に連結され、タ
ービンライナ32は、トルクコンバータ12の出力軸1
4に連結されている。
13側と出力軸14側との間を係合または切り離しする
ためのロックアップクラッチ16が設けられている。エ
ンジンからの出力軸としてのクランクシャフト13は、
トルクコンバータ12を介してタービンシャフト14に
伝達される。タービンシャフト14は変速歯車機構15
に伝送され、変速歯車機構15のフロントプラネタリギ
ヤ23,リアプラネタリギヤ22における複数のクラッ
チと各ブレーキとを切り換えることによって歯車変速機
構15の変速比を切り換えるようになっている。一方、
リダクションドライブシャフト35は、フロントプラネ
タリギヤ23のリングギヤおよびリアプラネタリギヤ2
2のキャリアに連結されている。
複数の変速段を切り換えるための摩擦係合要素である各
クラッチとして、リバースクラッチRC,ハイクラッチ
HC,ロークラッチLCが設けられ、各ブレーキとし
て、2&4ブレーキ(以下、ブレーキ2&4B),ロー
&リバースブレーキ(以下、ブレーキL&RB)と、ロ
ーワンウェイクラッチ34とが設けられている。
C,HC,LC,とブレーキ2&4B,L&RBの係合
の組み合わせを示すもので、○印はその変速段での係合
状態(トルク伝達状態)に保持されるクラッチとブレー
キを示し、無印は解放状態を示している。また、◎印
は、該当する駆動時にのみ係合されていることを示して
おり、△印は、発進時だけ解放し、所定の車速以上にな
ったときに係合することを示している。例えば、3速か
ら2速にダウンシフトする場合は、3速で係合状態に保
持されていた2つのクラッチHC,LCのうち、クラッ
チHCを解放し、新たにブレーキ2&4Bを係合するこ
とで2速にダウンシフトする。また、3速から4速にシ
フトアップする場合には、3速で係合状態に保持されて
いた2つのクラッチHC,LCのうちの片方のクラッチ
LCを解放し、その代わりに、ブレーキ2&4Bを係合
することで、4速にシフトアップする。
エンジン動力で駆動される油圧ポンプ18が設けられ、
作動油(オイル)を貯留するオイルパン(図示せず)内
には、油圧制御回路17が設けられている。この油圧制
御回路17は、ライン圧制御回路19、自動変速制御回
路20、ロックアップ制御回路21、手動切換弁26等
から構成され、オイルパンから油圧ポンプ18で汲み上
げられた作動油がライン圧制御回路19を介して自動変
速制御回路20とロックアップ制御回路21に供給され
る。ライン圧制御回路19には、油圧ポンプ18からの
油圧を所定のライン圧に制御するライン圧制御用の油圧
制御弁(図示せず)が設けられ、自動変速制御回路20
には、変速歯車機構15の各クラッチRC,HC,LC
と各ブレーキ2&4B,L&LBに供給する油圧を制御
する複数の変速用の油圧制御弁(図示せず)が設けられ
ている。この油圧制御弁は構成はノーマリオープンであ
り、各クラッチRC,HC,LCと各ブレーキ2&4
B,L&RBに供給する油圧をカットしたい場合に油圧
制御弁への通電を100%デューティに設定する。
ックアップクラッチ16に供給する油圧を制御するロッ
クアップ制御用の油圧制御弁(図示せず)が設けられて
いる。また、ライン圧制御回路19と自動変速制御回路
20との間には、シフトレバー25の操作に連動して切
り換えられる手動切替弁26が設けられている。シフト
レバー25がNレンジまたはPレンジに操作されている
ときには、自動変速制御回路20の油圧制御弁への通電
停止(OFF)された状態になっていても、手動切換弁
26によって変速歯車機構15に供給する油圧が変速歯
車機構15をニュートラル状態とするように切り換えら
れる。
3の回転速度Neを検出するクランク回転速度センサ2
7が設けられ、変速歯車機構15には、タービンシャフ
ト14の回転速度Ntを検出するタービン回転速度セン
サ28と、変速歯車機構15からのリダクションドライ
ブシャフト35の回転速度Noを検出するリダクション
回転速度センサ29が設けられている。
機電子制御回路(以下「AT−ECU」と表記する)3
0に入力される。このAT−ECU30は、マイクロコ
ンピュータを主体として構成される。このAT−ECU
30は、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された予
め設定した図3の変速パターンに従って変速歯車機構1
5の変速が行われるように、シフトレバー25の操作位
置や運転条件(スロットル開度、車速等)に応じて自動
変速制御回路20の各油圧制御弁への通電を制御する。
そして、各油圧制御弁に対して通電制御することによ
り、変速歯車機構15の各クラッチRC,HC,LCと
各ブレーキ2&4B,L&RBの係合/解放を切り換
え、動力を伝達するギヤの組み合わせを切り換えること
で、変速歯車機構15の変速比を切り換える。以下で
は、クラッチLCへの油圧をメインクラッチ圧、ブレー
キ2&4Bへの油圧をヒルホールド圧とし、これらの油
圧を調整するための油圧制御弁の開度を設定する制御は
油圧制御弁に対するデューティ(以下、DUTY)制御
により行う。さらに、トルクコンバータ12の入力側と
出力側の差回転速度、すなわちクランクシャフト13の
回転速度Neとタービンシャフト14の回転速度Ntと
の差回転速度をスリップ量とそれぞれ称して説明を行
う。
て、本実施の形態では擬似ニュートラル状態を形成す
る。擬似ニュートラル状態は、クラッチLCの再係合時
に生ずる応答遅れを防止することと、トルクコンバータ
12にてトルクが消費されること、すなわち燃費が悪化
することを抑制するという2つのことを目的として、ス
リップ量を所望の値に制御する。このとき、所望のスリ
ップ量としては、例えば100rpmが設定され、これ
によってトルクコンバータ12にて消費されるトルクを
低減し、エンジンに対する負荷を軽減することで燃費が
悪化することを抑制することとともに、クラッチLCの
ピストンストロークを小さく制御することで、ロークラ
ッチ再係合時の応答遅れを防止することを目的としてい
る。
似ニュートラル制御ルーチンを用いて、擬似ニュートラ
ル状態の制御について説明する。擬似ニュートラル制御
は、見込み制御と過渡制御と定常制御との3つの制御か
らなり、この3つの制御についてそれぞれの概要を説明
する。まず、図5のフローチャートのステップS100
にて、見込み制御の開始条件が成立しているか否かを判
定する。見込み制御の開始条件は、図4(a)に示すよ
うにドライバによってブレーキが踏み込まれることによ
りブレーキ信号がオンされていること、図4(b)に示
すように、図示しないスロットルセンサからの信号が0
であること、図4(c)に示すように、車速が“0km
/h”であること等である。なお、本実施の形態では、
車速が“0km/h”であることを推定することによっ
て実施している。
ステップS100が肯定(Yes)されて、ステップS
200に進み、見込み制御を実行する。ここでは、見込
み制御の目的について記すとともに制御の概要について
のみ説明し、詳述については後述する。見込み制御は図
4のタイムチャートの時刻T1から予め設定された所定
期間にて(図4中の時刻T2に達するまで)実行される
制御であり、クラッチLCの係合状態として、滑り係合
が発生する直前の係合状態にすることと、ブレーキL&
RBを完全に係合させることとの2つを目的として制御
を実施している。
する直前の係合領域となるように制御する目的は、仮に
実際の車速が“0km/h”となっていない場合でもト
ルク抜けが発生することを防止するためである。
ついては、次の目的により予め設定されている。ドライ
バのブレーキの踏み具合が変更された場合に、車速が
“0km/h”であると推定されても、実際に車速が
“0km/h”ではないときがある。このような時で
も、本実施の形態ではクラッチLCの係合状態を滑り係
合が発生する直前の値に設定しているので、トルク抜け
が発生しない。しかしながら、この所定期間を短く設定
した場合には、後述する過渡・定常制御が実行されてク
ラッチLCの係合状態としてスリップが発生してしまう
ため、実際の車速が“0km/h”でない場合にはトル
ク抜けが発生する。このため、この所定期間は、例えブ
レーキの踏み具合が変更されようとも車速が必ず“0k
m/h”となっている期間が設定される必要がある。そ
して、この期間が経過した後に過渡・定常制御の開始条
件が成立する。
に示すように、クラッチLCに対する目標メインクラッ
チ圧の制御値は、開始(時刻T1)と同時に所定DUT
Y大きく設定することで、実際のメインクラッチ圧が所
定圧力減圧される。そして、その後は所定DUTY大き
くしていくことで、前記所定圧力より十分小さな圧力ず
つ徐々に減圧して、見込み制御の所定期間終了時にクラ
ッチLCに滑り係合が発生しない直前の圧力になるよう
にメインクラッチ圧の制御DUTYを設定する。なお、
この滑り係合が発生しない程度の圧力はクラッチLCの
係合状態として滑り係合が発生しない程度の値であるた
め、仮に実際の車速が“0km/h”となっていない場
合であってもトルク抜けが発生することを防止すること
ができる。
TYを設定する理由は、車速が“0km/h”であるこ
とが推定されるとともに、速やかに滑り係合が発生しな
い程度の係合領域にクラッチLCを制御するのだが、滑
り係合が発生しない程度の係合領域にメインクラッチ圧
を瞬時に減圧することで油圧が不安定になってしまい、
係合状態が不安定になってしまう。このため、油圧が不
安定となることを防止するために本実施の形態では上述
に示すように、所定圧力を減圧後に油圧を安定させるこ
とを目的として徐々に油圧を減圧してスリップが発生し
ない程度の係合領域になるように制御DUTYを設定し
ている。また、図4(g)に示すヒルホールド圧の制御
DUTYは、ブレーキ2&4Bの油圧制御弁に対する制
御値を示しており、時刻T1にてブレーキ2&4Bに対
する油の急速充填を行うために制御DUTYを0%に設
定し、油圧を瞬時に増圧させる。この油圧の急速充填が
終了すると、一度ヒルホールド圧を減圧するために所定
の制御DUTYに設定し、そこから徐々にヒルホールド
圧を増圧するために制御DUTYを徐々に小さく設定す
る。
2)し、過渡・定常制御の実行条件が成立すると、図5
のステップS100の見込み制御実行条件が否定(N
O)されて、ステップS300に進む。そして、ステッ
プS300では、既に過渡・定常制御の開始条件が成立
しているので、ここでの判定が肯定(YES)されてス
テップS400に進み、過渡・定常制御を実行する。
的は、スリップ量を例えば100rpmに設定すること
で、エンジンに対する負荷を軽減して燃費を向上させる
ことと、クラッチLCのピストンストロークを0にする
ことで再係合時の応答遅れを抑制することとを目的とし
ている。この2つの目的を達成するためには、クラッチ
LCの係合状態の制御領域として、極めて狭い制御領域
に制御することとなる。そこで、クラッチLCをこの目
標となる係合領域に制御するために、時刻T2にて過渡
・定常制御が開始される。この過渡・定常制御が開始さ
れると、制御の進行度合いに応じて異なる設定方法にて
目標スリップ量を設定する。そして、目標スリップ量と
実スリップ量との偏差に基づいて図4(f)のメインク
ラッチ圧の制御DUTYをフィードバック制御すること
により応答性と安定性を両立して精度良くクラッチLC
の係合状態を制御することができる。そして、目標とな
る係合状態にクラッチLCの係合状態に到達すると、時
刻T3にて、この係合状態を維持すべく定常制御を実行
する。なお、前述した通り図4の時刻T3以降に実施す
る定常制御中の平均メインクラッチ圧を学習すること
で、見込み制御において、滑り係合が発生する直前の係
合状態にクラッチLCがなるように制御DUTYを設定
している。
00rpmとなるように制御することで、トルクコンバ
ータ12にて消費されるトルクを低減することと、再係
合時の応答遅れを考慮した擬似ニュートラル状態に制御
することが可能となる。ちなみに、ドライバによりアク
セルペダルが踏み込まれ、運転状態からアイドル状態か
ら走行モードへと移行する際には、図5のステップS5
00の再係合開始条件が成立することにより、ステップ
S300が否定(NO)される。そして、ステップS4
00での判定は、肯定(YES)されるので、ステップ
S600にてクラッチLCを係合するべくメインクラッ
チ圧が増圧するように制御DUTYを設定して再係合制
御を実行する。このとき、ステップS100,S30
0,S500の判定が全て否定(NO)されれば、この
まま擬似ニュートラル制御ルーチンの処理は実行せずに
終了する。
み制御について図6乃至図12のフローチャートを用い
て詳細に説明する。本実施の形態では、実際の車速が
“0km/h”となっていなくとも、必ず実際の車速が
“0km/h”となる所定期間内にて、クラッチLCの
係合状態を滑り係合が発生する直前の値に制御すること
でトルク抜けの発生を防止する。まず、本実施の形態の
前提条件として、見込み制御の実行条件の一つである本
実施の形態の車速“0km/h”推定と、定常制御中に
実行される学習処理とについて説明する。
の車速“0km/h”推定に関わる処理であり、所定期
間Δt毎に起動されるプログラムである。本プログラム
においては、車速の代用としてタービン回転速度Ntを
検出している。これは、見込み制御においては、クラッ
チLCの係合状態としては、スリップが発生しない状態
に制御されているため、車速の代用としてタービン回転
速度Ntを用いても良いためである。もちろんリダクシ
ョン回転速度Noを用いても良いし、図示しない車速セ
ンサを用いても良い。
転速度Nt(i)が所定回転速度CNTよりも大きいか
否かが判定される。所定回転速度CNTは、タービン回
転速度センサ28が精度良く回転速度を検出できなくな
る直前の値である。すなわち、タービン回転速度NT
(i)が所定回転速度CNTよりも小さい場合には、セ
ンサ出力の精度が低下するために車速を精度良く検出す
ることが出来なくなる。このため、タービン回転速度N
tが所定回転速度CNTよりも大きい場合にはステップ
S801乃至ステップS803の処理へ進み、毎回ター
ビン回転速度Ntの減速度合いから車速が“0km/
h”となる時間T(i)を算出する。
のタービン回転速度Nt(i)と前回のタービン回転速
度Nt(i−1)との偏差をとることによって回転速度
偏差ΔNt(i)を演算する。そして、ステップS80
2にて減速度合いAとして、回転速度偏差ΔNt(i)
を本プログラムの演算周期である期間Δtで除算するこ
とによって求める。ステップS803では、現在のター
ビン回転速度Nt(i)を減速度合いAで除算すること
によって今回の演算タイミングから車速が“0km/
h”となるまでの時間T(i)を更新して本ルーチンを
終了する。この時間T(i)を更新する処理は、ステッ
プS800の判定が否定(NO)されるまで繰り返し実
行される。
ン回転速度Ntがタービン回転速度センサ28により精
度良く範囲よりも小さくなると、すなわちこの判定が否
定(NO)されると、ステップS804へ進む。ステッ
プS804では、ステップS800の判定が否定(N
O)されてから時間T(i)経過したかが判定される。
ここで、時間T(i)経過していなければ本ルーチンを
終了し、経過したと判定されるとステップS705へ進
み、車速が“0km/h”であるとして本ルーチンを終
了する。
本実施の形態の学習処理について説明する。この学習ル
ーチンは、前述した定常制御におけるメインクラッチ圧
の平均制御DUTY値を学習するプログラムである。定
常制御では、クラッチLCの係合状態を擬似ニュートラ
ル状態になるように制御DUTYを設定する。擬似ニュ
ートラル状態では、クラッチLCの係合によってタービ
ンシャフト14が回されることにより、トルクコンバー
タ12を介したクランクシャフト13に対する引きずり
トルクが発生することを抑制することと、クラッチLC
のピストンストロークを0にすることで再係合時の応答
遅れを抑制することとを考慮してクラッチLCに対する
メインクラッチ圧が制御される。故に、定常制御におけ
るメインクラッチ圧に対する制御DUTY値の平均値を
求めることによってクラッチLCの係合開始状態を求め
ることができる。従って、完全に係合するためのメイン
クラッチ圧と、係合開始状態のメインクラッチ圧とから
メインクラッチ圧の係合特性が分かる。そして、係合特
性が分かるので、定常制御中の平均制御DUTY値を求
めることで、滑り係合が発生する直前の係合状態とする
メインクラッチ圧の制御DUTY値を推定することがで
きる。
インクラッチ圧の制御DUTY値を求めるために、図1
1に示す学習処理を実行する。まず、ステップS700
にて定常制御の実行中であるかが判定される。定常制御
が実行されていない場合には、ステップS700の判定
が否定(NO)されて、そのまま本ルーチンを終了す
る。一方、定常制御の実行中であれば、ステップS70
0の判定が肯定(YES)されてステップS701へ進
む。ステップS701では、定常制御中に制御されるメ
インクラッチ圧の制御DUTY値Pcl(n)と前回の
なまし処理によって求められた制御DUTY値の平均値
avPcl(n−1)とに基づいて以下の数式により今
回の制御DUTY値の平均値avPcl(n)を算出す
る。
数であり、このようななまし処理によって今回の制御D
UTY値の平均値avPcl(n)を演算する。平均値
avPcl(n)の演算方法は、これに限られるもので
はなく、所定データ数の制御DUTY値Pclを、所定
データの数で除すことによって制御DUTY値の平均値
smPclを求めても良い。このように平均制御DUT
Y値のavPcl(n)を演算すると、ステップS70
2へ進む。ステップS702では、定常制御が開始され
てから所定期間TM3が経過したかを判定する。ここ
で、所定期間TM3はなまし処理によって求められる平
均値avPcl(n)が、所定個数のデータ数に基づい
て算出されているかを判定するための値である。そし
て、所定期間TM3が経過していない場合は、ステップ
S702の判定が否定(NO)されてそのまま本ルーチ
ンを終了する。
TM3が経過した場合には、ステップS702の判定が
肯定(YES)されて、ステップS703へ進む。ステ
ップS703では、学習が完了したことを示すフラグF
stdに1を入力する。すなわち、所定期間TM3が経
過して、平均値avPcl(n)が学習値として信頼性
の高い値となっている場合には、学習値を見込み制御で
のメインクラッチ圧制御に反映させるために学習完了フ
ラグFstdを立てるのである。以上のようにして、学
習完了フラグFstdに1を入力すると本ルーチンを終
了する。
て、本実施の形態の見込み制御について詳細に説明す
る。まず、ステップS210にて、所定期間TM1が経
過したか否かが判定される。この所定期間TM2は、見
込み制御の実行条件が成立してから、見込み制御が終了
するまでの期間のことであり、前述したように必ず実際
の車速が“0km/h”となる所定期間である。本実施
の形態ではこの所定期間として例えば2秒が設定され
る。このステップS210で、見込み制御が開始されて
から所定期間TM1が経過していないと判定されると、
ステップS210の判定が否定(NO)されてステップ
S220へ進む。ステップS220では、見込み制御の
初期設定が終了したかを判定するためのフラグFfst
1が1であるかを判定する。
Ffst1が0であるためステップS220の判定が否
定されてステップS230に示す初期設定の処理へと進
む。初期設定の処理は、図7に示すサブルーチンが呼び
出されて実行される。この図7の初期設定ルーチンが起
動されると、まず、ステップS231にて、後述する学
習完了を示すフラグFstdが1であるか否かを判定す
る。ここで、フラグFstdが1である場合には、ステ
ップS231の判定が肯定(YES)されて、ステップ
S232へ進む。ステップS232では、学習によって
算出された制御DUTY値の平均値avPclに、クラ
ッチLCの係合特性より定まる所定係数COEF1を乗
じる。この値は、クラッチLCの係合状態として、滑り
係合が発生する直前の係合領域にするための制御DUT
Y値である。従って、この値に滑り係合が発生しないよ
うに余裕度を持たせるべく所定DUTY値CPcl1を
減算して、初回の制御DUTY値Pclを設定する。そ
して、ステップS235へ進む。
処理に基づく制御DUTYでは、後述するステップS2
33にて予め設定されている制御DUTYに比して、経
時変化や個体差に対応して精度良くクラッチLCを滑り
係合が発生する直前の係合状態に制御することができ
る。なお、所定DUTY値CPcl1は、制御DUTY
値Pclを設定したときに油圧ポンプ18の油圧が不安
定になっても、滑り係合が発生しないように余裕度を持
たせるための値である。
tdが1ではないと判定されると、ステップS231の
判定は否定(NO)されて、ステップS233へ進む。
ステップS233では、学習が完了していないので、制
御DUTY値として予め設定された所定値COEF2を
設定する。これによって、滑り係合が発生する直前の係
合状態にクラッチLCを制御することができる。そし
て、ステップS235へ進み、クラッチLCを係合する
ための圧力が徐々に減圧するために、制御DUTY値の
増加度合いΔPclを設定する。この増加度合いΔPc
lは、所定期間TM2が経過するときに、クラッチLC
の係合状態が滑り係合が発生する直前の値となるように
設定される。そして、ステップS236にてメインクラ
ッチ圧の制御DUTY値の初期設定が終了したとして、
初期設定フラグFfst1に1を立てて本ルーチンか
ら、メインルーチンである図6のステップS240へ進
む。
ド圧の初期設定を実施するために図8のサブルーチンが
起動される。このルーチンが起動されるとステップS2
41にて、ヒルホールド圧の制御DUTY値Phhとし
て、所定制御DUTY値Phhminを設定する。制御
DUTY値Phminとしては、例えば0%DUTYに
することで、ブレーキ2&4Bの係合状態を制御するた
めの油圧が最大となるように設定する。そして、ステッ
プS242にて、ヒルホールド圧が徐々に増圧されるよ
うに、制御DUTY値の減少度合いΔPhhを設定し、
ステップS243へ進む。ステップS243では、ヒル
ホールド圧の制御DUTY値の初期設定が終了したとし
て、初期設定フラグFfst2に1を立てて、本ルーチ
ンを終了し、そして、図6のメインルーチンを終了す
る。
ルホールド圧に対する初期設定がそれぞれ終了すると、
それぞれの初期設定フラグFfst1,Ffst2には
1がセットされているので、図6のメインルーチンのス
テップS220の判定が肯定(YES)されてステップ
S250,S260へ進む。まず、ステップS250で
は、メインクラッチ圧に対する制御DUTY値を設定す
るために、図9に示すサブルーチンが起動される。図9
のステップS251では、前回のメインクラッチ圧の制
御DUTY値Pcl(n−1)が読み込まれる。そし
て、図7のフローチャートのステップS235にて設定
したメインクラッチ圧制御DUTY値の増加度合いΔP
clを前回の制御DUTY値Pcl(n−1)に加算
し、今回の制御DUTY値Pcl(n−1)を設定す
る。このようにして、メインクラッチ圧に対する制御D
UTY値Pcl(n)を設定すると、図6のメインルー
チンに戻り、ステップS260の処理を実行する。
御として図10のサブルーチンが起動され、実行され
る。このサブルーチンが起動されると、まず、ステップ
S261にて前回のヒルホールド圧に対する制御DUT
Y値Phh(n−1)を読みこみ、ステップS262へ
進む。ステップS262ではヒルホールド圧に対する制
御DUTY値Phhの初期設定が終了してから所定期間
TM2が経過したかが判定される。所定期間TM2は、
ブレーキ2&4Bに対して油を急速充填するために設定
される値である。この期間TM2においては、ステップ
S262の判定が否定(NO)されて、ステップS26
3へ進む。ステップS263では、油を急速充填するた
めに制御DUTY値Phh(n)として、初期設定で設
定された制御DUTY値Phhminを設定するために
前回の制御DUTY値Phh(n−1)を設定する。す
なわち、制御DUTY値Phh(n)として、例えば0
%が設定することによって、油圧制御弁を全開にして油
の急速充填を実施し、本ルーチンを終了する。
終了してから、油を急速充填するための所定期間TM2
が経過した場合、ステップS262の判定が肯定(YE
S)されてステップS264へ進む。ステップS264
では、後述するフラグFfst3が1であるか否かが判
定される。ここで、フラグFfst3は、最初0が設定
されているため、ステップS264の判定は否定(N
O)されてステップS265へ進む。急速充填するため
の所定期間TM2が終了して最初に設定する制御DUT
Y値Phh(n)は、ブレーキ2&4Bの係合によって
トルクショックが発生しないような所定DUTY値CP
hhが設定される。そして、この設定が終了するとステ
ップS266へ進み、この設定が終了したことを示すフ
ラグFfst3に1をセットして、本ルーチンを終了す
る。
ことで、この処理以降ではステップS264の判定が必
ず肯定(YES)されて、ステップS267へ進む。ス
テップS267では、前回設定されたヒルホールド圧に
対する制御DUTY値Phh(n−1)から、図8のフ
ローチャートのステップS242にて設定された制御D
UTY値の減少度合いΔPhhを減算して今回の制御D
UTY値Phh(n)を設定する。そして、この処理が
終了すると図6のメインルーチンも終了する。
際の車速が“0km/h”ではなくとも、クラッチLC
の係合状態として滑り係合が発生しないように制御する
ことでトルク抜けが発生することが防止できる。つぎ
に、本実施の形態の制御動作について図13のタイムチ
ャートを用いて説明する。
推定、若しくは検出されるタイミングが時刻t1であ
る。時刻t1では見込み制御の実行条件が成立し、メイ
ンクラッチ圧に対する制御DUTY値Pclを所定DU
TY大きく設定することで、メインクラッチ圧が所定圧
力小さくなる。そして、メインクラッチ圧に対する制御
DUTY値Pclの演算周期毎にメインクラッチ圧が一
定圧力減圧されるように、メインクラッチ圧に対する制
御DUTY値をΔPclずつ大きく設定する。図13で
は、所定周期毎にメインクラッチ圧に対する制御DUT
Y値Pclが大きく設定されている。何れの設定方法に
せよ、見込み制御の実行期間である所定期間TM1が経
過する時刻t3までに、クラッチLCの係合状態として
滑り係合が発生する直前の値となるように徐々にメイン
クラッチ圧が減圧される。なお、本実施の形態では、こ
の滑り係合が発生する直前の値が定常制御時の平均制御
DUTY値の学習値から求まる。
ホールド圧に対する制御DUTY値Phhは、見込み制
御の開始と共に所定DUTY値Phhminが設定され
て急速充填制御が開始され時刻t2まで継続される。そ
して、時刻t2にて一旦ヒルホールド圧を減圧するため
に、制御DUTY値Phhを所定DUTY値CPhhに
設定する。その後、時刻t3の過渡制御の開始時期まで
メインクラッチ圧が所定圧力ずつ増加していくように、
制御DUTY値Phhを減少度合いΔPhhずつ小さく
設定する。なお、図13のタイムチャートでは時刻t3
にて定常制御が開始されると、その後の減少度合いΔP
hhよりも大きな減少度合いで制御DUTY値Phhを
小さくしていく。そして、最終的にブレーキ2&4Bを
完全に係合させる。
圧に対する制御DUTY値Pclを設定しても良い。な
お、この図においてt1〜t4は、図13の時刻t1〜
t4に一致する。図14の上図において、メインクラッ
チ圧に対する制御DUTY値Pclの設定方法は、時刻
t1から時刻t2にて制御DUTYを100%に設定す
ることで、クラッチLCの油圧制御弁を閉弁してメイン
クラッチ圧が加わらないようにする。そして、時刻t2
においてクラッチLCの係合状態として滑り係合が生じ
ない値に、制御DUTY値Pclを設定する。そして、
その後制御DUTY値Pclの演算周期毎に徐々にメイ
ンクラッチ圧が小さくなるように、制御DUTY値の減
衰度合いΔPclを加算して、徐々に油圧制御弁が閉弁
するように制御する。
演算周期よりも大きな周期で徐々にメインクラッチ圧が
減衰するように、制御DUTY値Pclを設定しても良
い。上記何れのメインクラッチ圧の制御方法において
も、見込み制御実行中に滑り係合が発生しないように制
御することは勿論である。
法に加えて、図15に示すヒルホールド圧の制御方法を
それぞれ組み合わせて用いても良い。なお、この図にお
いても時刻t1〜t4は、図13の時刻t1〜t4に一
致する。図15の上図において、ヒルホールド圧を制御
するための油圧制御弁に対する制御DUTY値Phhの
設定方法では、時刻t1から時刻t2において、ブレー
キ2&4Bに対する急速充填を行うと、時刻t2以降で
は、圧力を一旦減圧させる。これによってブレーキ2&
4Bが係合するときのトルクショックを低減させてい
る。その後は、完全にブレーキ2&4Bが係合するまで
所定周期でヒルホールド圧を増加させる。
ずに、ヒルホールド圧を所定圧力上昇させる。そして、
その後所定周期毎に徐々にヒルホールド圧Phhが増加
するように、制御DUTY値Phhの減少度合いΔPh
hを設定する。そして時刻t3にて過渡制御が開始され
ると、時刻t2から時刻t3で設定された減少度合いΔ
Phhより大きな減少度合いで制御DUTY値Phhを
減少させ、最終的にブレーキ2&4Bが係合するように
制御DUTY値Phhを設定する。図15の下図では、
見込み制御の開始時刻t1にヒルホールド圧を中図と同
様に所定圧力増圧し、その後一定の増加度合いで圧力が
増加するように制御DUTY値Pclの減少度合いΔP
clを設定する。
制御と図15のヒルホールド圧制御とを組み合わせて実
施することで、時刻t3の過渡制御開始時までに油圧ポ
ンプ18の油圧を安定させることができる。故に、過渡
制御実行時に安定した制御を実施することができる。
する直前の値を学習するために定常制御実行時のメイン
クラッチ圧の制御DUTY値Pclに基づいて学習して
いるが、これに代えて、タービン回転速度Ntが変化し
た場合に、滑り係合が発生する直前の係合状態にクラッ
チLCを制御するための制御値を滑り係合の発生を防止
する側に学習すると良い。
算により算出しているが、これに代えて図示しない車速
センサの出力に基づいて見込み制御の開始判定を実施し
ても良い。この場合、車速センサの出力値は“0km/
h”付近で出力値が貼りつく等の現象を生ずるため、
“0km/h”付近では信頼性が低い。そこで見込み制
御の開始条件が成立しても所定期間TM1内に、車速セ
ンサ出力があった場合には見込み制御の開始判定を再度
実行すると良い。
示すタイムチャートである。
ラムである。
フローチャートである。
初期設定を示すフローチャートである。
期設定を示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
ンクラッチ圧制御DUTY値の学習プログラムを示すフ
ローチャートである。
定を示すフローチャートである。
DUTY値とヒルホールド圧制御DUTY値とを示すタ
イムチャートである。
御DUTY値の設定方法を示すタイムチャートである。
DUTY値の設定方法を示すタイムチャートである。
擦係合要素)、 2&4B,L&RB…ブレーキ(摩擦係合要素)。
Claims (6)
- 【請求項1】 前進走行レンジが選択され、車両が停止
状態にあり、かつ、エンジンがアイドル運転状態にある
ときに、擬似ニュートラル状態を形成するための見込み
制御手段と、過渡制御手段と、定常制御手段とを備える
自動変速機の制御装置において、 前進走行レンジが選択されたときに係合される前進用ク
ラッチと、 油圧の供給によって前記前進用クラッチを係合させるた
めの第1の油圧制御弁と、 擬似ニュートラル状態を形成するために見込み制御を実
行するか否かを判定する見込み制御開始判定手段と、 前記油圧制御弁を調整することにより前記前進用クラッ
チへ供給する油圧を制御する第1の油圧制御弁制御手段
とを備え、 前記見込み制御開始判定手段により見込み制御を開始す
ると判定されてから所定期間は、前記見込み制御手段
は、前記第1の油圧制御弁制御手段により前記前進用ク
ラッチが完全に係合している係合状態から滑り係合を発
生する直前の係合状態になるように前記第1の油圧制御
弁を調整する手段であり、 前記過渡制御手段は、前記前進用クラッチが前記滑り係
合が発生する直前の係合状態から、前記前進用クラッチ
が離れる直前の滑り係合状態になるように前期第1の油
圧制御弁を調整する手段であり、 前記定常制御手段は、前記前進用クラッチが前記前進用
クラッチが離れる直前の滑り係合状態を維持して、前記
擬似ニュートラル状態を形成するように前記第1の油圧
制御弁を調整する手段であることを特徴とする自動変速
機の制御装置。 - 【請求項2】 車両のブレーキの状態を検出するブレー
キ状態検出手段と、 内燃機関の吸気通路中に配設されるスロットル弁の開度
を検出するスロットル開度検出手段と、 車速が停止状態であることを検出、若しくは推定する停
止態検出手段とを備え、 前記見込み制御開始判定手段は、ブレーキ状態検出手段
により検出される車両のブレーキが踏み込まれている状
態、前記スロットル開度検出手段により検出されるスロ
ットル開度が全閉位置、若しくは、前記停止状態検出手
段により検出、若しくは推定される車両の状態が停止状
態のうちいずれか一つ以上の条件に基づいて前記見込み
制御の開始を判断することを特徴とする請求項1に記載
の自動変速機の制御装置。 - 【請求項3】 前記定常制御手段による前記擬似ニュー
トラル状態を形成するための前記第1の油圧制御弁を調
整するための制御値を学習する学習手段を備え、 前記前進用クラッチが滑り係合を発生する直前の係合状
態となるように前記第1の油圧制御弁制御手段により前
記第1の油圧制御弁を調整するための制御値は、前記学
習手段により学習された学習値に基づいて設定されるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一方
に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】 前記自動変速機の出力軸が車両の後進方
向へ回転することを阻止する後進禁止用ブレーキと、 前記後進禁止用ブレーキの係合を調整する第2の油圧制
御弁と、 前記第2の油圧制御弁を調整することにより前記後進用
ブレーキに供給する油圧を制御する第2の油圧制御弁制
御手段と備え、 前記見込み制御開始判定手段により前記見込み制御手段
の開始条件であると判定されると、前記見込み制御手段
は前記第2の油圧制御弁制御手段により前記第2の油圧
制御弁を係合させることを特徴とする請求項1乃至請求
項3のいずれか一つに記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項5】 内燃機関のクランクシャフトからの回転
をトルクコンバータを介して自動変速機に伝達するター
ビンシャフトと、 前記タービンシャフトの回転速度を検出するタービン回
転速度検出手段とを備え、 前記見込み制御手段による見込み制御の実施中に前記タ
ービン回転速度検出手段により検出されるタービン回転
速度が変化したときに、前記前進用クラッチが滑り係合
を発生する直前の係合状態となるように前記第1の油圧
制御弁制御手段により前記第1の油圧制御弁を調整する
ための制御値は、前記前進用クラッチに滑り係合が発生
することを防止する側に学習されることを特徴とする請
求項3に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項6】 車両の速度を検出する車速センサと、 前記車速センサの出力を検出する車速センサ出力検出手
段とを備え、 前記見込み制御開始判定手段により、前記見込み制御を
開始すると判定されてから前記所定期間内に、前記車速
センサの出力により車速が生じていることが検出された
ときには、前記見込み制御手段による見込み制御を終了
して、前記見込み制御開始判定を再度実行することを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の
自動変速機の制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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