JP2003202175A - チラー装置 - Google Patents

チラー装置

Info

Publication number
JP2003202175A
JP2003202175A JP2002082936A JP2002082936A JP2003202175A JP 2003202175 A JP2003202175 A JP 2003202175A JP 2002082936 A JP2002082936 A JP 2002082936A JP 2002082936 A JP2002082936 A JP 2002082936A JP 2003202175 A JP2003202175 A JP 2003202175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
side circuit
temperature
load
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002082936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4183430B2 (ja
Inventor
Yoshio Ogawara
芳男 大河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Innotech Corp USA
Original Assignee
Innotech Corp USA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Innotech Corp USA filed Critical Innotech Corp USA
Priority to JP2002082936A priority Critical patent/JP4183430B2/ja
Publication of JP2003202175A publication Critical patent/JP2003202175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4183430B2 publication Critical patent/JP4183430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費エネルギーが少ないチラー装置を提供す
ることである。 【解決手段】 冷媒を冷却する冷却器21および該冷媒
を循環させる第1循環機構P1を備えた一次側回路C1
と、この一次側回路C1に設けた冷却器21の作動を制
御するコントローラ32とを備え、上記コントローラ3
2は、一次側回路C1に設けた冷却器21を、二次側回
路C2の冷媒が下限設定温度に下がるまで作動させ、当
該下限設定温度に達すると作動を停止すると共に、該二
次側回路C2の冷媒が上限設定温度に上昇するまでこの
作動停止状態に保つように制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造装置
などにおける冷却すべき負荷を冷却するためのチラー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のチラー装置として、例えば特許
第3095377号に記載されたチラー装置が知られて
いる。この従来の装置における実施形態を図4に図示す
る。この従来のチラー装置は、各々冷媒が循環する一次
側回路C1、二次側回路C2及び負荷側回路C3から構成
されている。一次側回路C1は、圧縮器を構成する冷却
器1及び一次側ポンプP1を備えている。また、二次側
回路C2は、二次側ポンプP2、バッファタンク3及び抵
抗流路10を備えている。上記一次側回路C1及び二次
側回路C2は、熱交換器4を介して接続されており、一
次側回路C1において冷却された冷媒と二次側回路C2の
冷媒との熱交換を可能にしている。
【0003】負荷側回路C3は、負荷Wを冷却するため
の回路であり、ヒータ9、負荷側ポンプP3、抵抗流路
11を備えている。上記二次側回路C2及び負荷側回路
C3は、連絡流路5、6を介して接続されている。この
うちの一方の連絡流路5には、制御バルブ8が設けられ
ており、該制御バルブ8は、負荷側回路C3の冷媒温度
の変動を検出する温度調節器7の出力信号に対応するパ
ルス数に応じてその開度が制御される。
【0004】上記した従来のチラー装置において、冷却
器1、ポンプP1、P2、P3を駆動すると冷却器1で冷
却された一次側回路C1の冷媒が熱交換器4において二
次側回路C2の冷媒と熱交換され、二次側回路C2の冷媒
が冷却される。冷却された二次側回路C2の冷媒はバッ
ファタンク3に蓄えられ、制御バルブ8の開度に応じて
抵抗流路10を介して二次側回路C2を循環し、或いは
一部の冷媒が負荷側回路C3に流入することとなる。
【0005】制御バルブ8は、負荷側回路C3の冷媒温
度を検出する温度検出器7の出力によって制御されてい
るので、負荷側回路C3の冷媒温度が設定温度であると
きには閉じられ、これにより二次側冷媒はバッファタン
ク3、抵抗流路10、ポンプP2及び熱交換器4を経由
して二次側回路C2 を循環し、他方負荷側回路C3の冷
媒も負荷W、ポンプP3及び抵抗流路11を経由して負
荷側回路C3を循環する。一方、負荷側回路C3の冷媒が
負荷Wによって加熱されるなどして設定温度より上昇す
ると、温度検出器7の出力に対応したパルス数に応じて
制御バルブ8が開かれ、これにより二次側回路C2の冷
媒はバッファタンク3、ヒータ9、抵抗流路10、ポン
プP2及び熱交換器4を経由して二次側回路C2 を循環
すると共に、一部が連絡流路5を介して負荷側回路C3
に流入して負荷側回路C3の冷媒と混合されこれを冷却
することとなる。他方、負荷側回路C3の冷媒は二次側
回路C2の冷媒が負荷側回路C3に流入した流量に対応し
て連絡流路6を介して二次側回路に還流され、二次側冷
媒に混合される。
【0006】上記したように、従来のチラー装置は、負
荷側回路C3の冷媒温度と設定温度の差信号をパルス数
に変換し、当該パルス数に対応して制御バルブ8の開度
を制御して二次側回路C2の冷媒を負荷側回路C3へ供給
する量を制御し、これによって負荷側回路C3冷媒温度
を設定温度に近づける制御を行っている。従来のチラー
装置において、このような制御を行うためには実際には
二次側回路C2の冷媒温度を設定温度に対して厳密に制
御を行う必要があった。例えば、二次側回路C2のタン
ク3内の冷媒温度を設定温度よりも僅かに低い温度であ
る、例えば、設定温度に対して3℃(±1〜0.5℃)
となるように二次側回路C2の冷媒を一定温度となるよ
うに厳密に制御する必要があった。
【0007】二次側回路C2の冷媒温度を厳密に保つた
めの手段として、タンク3内の温度と二次側回路C2の
冷媒の目標温度との差信号をパルス数に変換して一次側
回路C1の冷却器1の冷却動作を制御することが行われ
る。例えば、一次側回路C1に図示しないホットガスバ
イパス回路と呼ばれる制御手段を設け、冷却器1で圧縮
された高温・高圧ガスを凝縮・膨張させて熱交換器4に
導く冷却回路と、上記高温・高圧ガスを凝縮・膨張させ
ることなく熱交換器4に導く非冷却回路(ホットガスバ
イパス回路)の流量を制御することが行われる。これに
よって、熱交換器4において二次側回路C2の冷媒の冷
却制御及び加熱制御が行われる。また、他の制御手段と
しては、冷却器1としてインバータ制御が可能な冷却器
を用い、冷却器1の冷却能力を低下させるように制御す
ることが行われている。
【0008】また、従来のチラー装置においては、上記
二次側回路C2の冷媒温度を負荷側回路C3の冷媒の設定
温度に対して極端に低い温度に制御することができな
い。このように、二次側回路C2の冷媒温度を極端に低
い温度に設定すると、二次側回路C2から負荷側回路C3
への僅かな冷媒の供給によって負荷側回路C3の冷媒温
度が設定温度を越えて低下してしまう。このように、負
荷側回路C3の冷媒温度が設定温度より低下すると、負
荷側回路C3の冷媒に対してヒータ9を適用して温度を
上げる操作が必要となってくる。そこで、現実には、上
記二次側(タンク内)冷媒温度は、負荷側冷媒の設定温
度に対して僅かに低い一定温度、例えば、設定温度に対
して−3℃(±1〜0.5℃)、に設定されることが通
常である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のチラー装置によれば、二次側回路C2の冷媒温度を負
荷側回路C3の冷媒に要求される設定温度より僅かに低
い一定温度に制御することによって、負荷側回路C3の
冷媒を設定温度に制御するものであるから、第一に、一
次側回路C1の冷却器1を常時運転状態に維持しておく
と共に、当該一次側回路C1のホットガスバイパス制御
或いは冷却器1のインバータ制御により二次側回路C2
との熱交換器4へ供給される一次側回路C1の冷媒温度
を制御すると共に、第二、に負荷側回路C3の冷媒温度
が設定温度よりも下回らないように負荷側回路C3の冷
媒に対してヒータ9による加熱制御を頻繁に行う必要が
あった。これらの制御はいずれにしても、チラー装置に
求められる消費エネルギーの立場から好ましいものでは
ない。
【0010】本発明者は、二次側回路から負荷側回路へ
の冷媒の供給量を制御する制御バルブの流量制御を大流
量から微細流量まで制御することにより、冷却器を停止
させることが可能であること及びこのように制御するこ
とにより通常の動作においてはヒータを用いない制御が
可能であることを見出した。即ち、このように制御する
ことによって、例えば、二次側回路の冷媒を負荷側回路
の冷媒に要求される設定温度に対して−25℃になるま
で一次側回路の冷却器を駆動した後に停止し、その後、
二次側冷媒が温度上昇して設定温度に対して−5℃とな
るまで冷却器1と停止させることが可能となることを見
出した。
【0011】さらに本発明者は、上記に加え、負荷側冷
媒を一次冷却水との間で熱交換する熱交換器を設けれ
ば、負荷側冷媒の温度上昇を抑えることができ、その結
果、冷却器の運転停止期間を長くすることができること
を見出した。又、二次側回路の冷媒の温度設定範囲を、
制御バルブの制御によって負荷側冷媒の設定温度に制御
可能な温度範囲に設定すれば、負荷側冷媒が当該設定温
度よりも低下することがなくなり、通常の運転状態にお
いて負荷側冷媒を加熱するヒータを使用する必要がなく
なることを見出した。
【0012】さらに付随的な効果として、二次側回路の
冷媒の冷却温度を負荷側冷媒に要求される設定温度より
も遥かに低い温度になるまで冷却することが行われるの
で、冷却器における冷却効率のよい領域で冷却器を運転
させることができ、消費エネルギーを少なくする効果が
大きくなる。従って、この発明の目的は、消費エネルギ
ーが少ないチラー装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、冷媒を冷
却する冷却器および該冷媒を循環させる第1循環機構を
備えた一次側回路と、上記一次側回路の冷媒と熱交換す
る冷媒を循環させる第2循環機構および冷媒を貯留する
タンクを備えた二次側回路と、負荷を冷却する負荷側の
冷媒を循環させる第3循環機構を備えた負荷側回路と、
二次側回路の冷媒を負荷側回路に供給する供給流路と、
負荷側回路の冷媒を二次側回路に戻す戻り流路と、上記
供給流路に設けられ負荷側回路の設定温度に対する冷媒
温度の差に応じて開度が制御され二次側冷媒を負荷側回
路に供給する制御バルブと、上記二次側回路の冷媒の温
度を検出する温度センサーと、一次側回路に設けた冷却
器の作動を制御するコントローラとを備え、上記コント
ローラは前記冷却器を二次側回路の冷媒が下限設定温度
に下がるまで作動させ当該下限設定温度に達すると作動
を停止すると共に、該二次側回路の冷媒が上限設定温度
に上昇するまでこの作動停止状態に保つように制御する
ことを特徴とする。
【0014】第2の発明は、上記第1の発明において、
負荷側回路に放熱機構を設け、この放熱機構によって負
荷側回路の冷媒を冷却するように構成にしたことを特徴
とする。
【0015】第3の発明は、上記第1の発明又は第2の
発明において、制御バルブをニードル式の制御バルブを
用いるとともに、この制御バルブの開度をパルス信号に
よって制御するようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示した第1実施形態におい
ては、一次側回路C1と、二次側回路C2と、負荷側回路
C3とが備えられている。上記一次側回路C1には、この
発明の第1循環機構に相当する一次側ポンプP1および
冷却器21が設けられるとともに、熱交換機22が設け
られており、該一次側回路C1の冷媒を上記二次側回路
C2の冷媒と熱交換するようにしている。
【0017】上記二次側回路C2には、この発明の第2
循環機構に相当する二次側ポンプP2を設けるととも
に、この二次側ポンプP2の下流側に、前記熱交換器2
2及びバイパス流路23と供給流路24とが並列接続さ
れている。上記バイパス流路23には、バルブ25が設
けられ、このバルブ25の下流側がメインタンクTに接
続されている。
【0018】供給流路24には、制御バルブ26が設け
られるとともに、この制御バルブ26の下流側が合流タ
ンク27に接続されている。合流タンク27は、流路3
0を介してタンクTに接続されるとともに、負荷側回路
C3に設けられた負荷側ポンプP3の吸い込み側の流路2
8と、負荷Wよりも下流側である戻り側の流路29とに
接続している。なお、この合流タンク27内には、図示
していないヒータが組み込まれている。
【0019】上記バルブ25はバイパス流路23を抵抗
流路として機能させるもので、二次側ポンプP2の吐出
冷媒を、制御バルブ26が閉じられるときには二次側回
路C2を循環させ、制御バルブ26が開かれたときには
制御バルブ26を介して合流タンク27に導くためのも
のである。したがって、このバルブ25の開度は、制御
バルブ26の開度制御範囲に応じて決定される。上記負
荷側回路C3には、負荷Wに供給される冷媒の温度を検
出する温度センサー31が設けられ、該温度センサー3
1はコントローラ32に接続されている。又、前記制御
バルブ26は、該コントローラ32の出力信号に応じて
その開度が制御されるようになっている。
【0020】上記コントローラ32には、タンクTから
流出する冷媒の温度を検出する温度センサー40も接続
されている。温度センサー40は、タンクT内の冷媒の
温度を直接検出するようにしてもよい。更に、上記コン
トローラ32の出力には、一次側回路C1の一次側ポン
プP1および冷却器21も接続されており、これらの作
動制御も行われる。
【0021】次に、この第1実施形態の作用を説明す
る。冷却器21とともに各回路C1〜C3のポンプP1〜
P3が駆動されると、冷却器21によって冷却された一
次側回路C1の冷媒と、二次側回路C2の冷媒とが、熱交
換器22を介して熱交換される。このとき、温度センサ
ー31によって検出される負荷Wに供給される冷媒の温
度が、予め設定した温度以下であれば制御バルブ26は
閉じられる。そのため、二次側ポンプP2から吐出され
た冷媒の全量がバイパス流路23を経由してメインタン
クTに戻される。このとき、負荷側回路C3において
は、負荷側ポンプP3から吐出された冷媒がこの負荷側
回路C3を循環することになる。
【0022】一方、負荷Wに供給される冷媒の温度が設
定した温度以上になると、コントローラ32はその検出
温度に応じたパルス数の信号を出力し、制御バルブ26
の開度を制御する。このとき、コントローラ32は検出
した温度と設定した温度との差が大きいほど制御バルブ
26の開度を大きくするように制御する。制御バルブ2
6が開くと、その開度に応じた流量の冷媒が二次側回路
C2から合流タンク27に流入する。また、このとき制
御バルブ26を通過しない二次側回路C2の冷媒は抵抗
バルブ25を通過してタンクTに戻される。
【0023】二次側回路C2から冷媒が流入する合流タ
ンク27内では、二次側回路C2の冷媒と負荷側回路C3
の冷媒とが合流してミキシングされ、供給流路24から
の冷却された冷媒と流路29からの温度が上昇した冷媒
との混合された温度になる。そして、この冷媒が、合流
タンク27から負荷側ポンプP3に吸い込まれて負荷W
に導かれ負荷Wを冷却することになる。このようにし
て、負荷Wによって加熱されて温度が上昇した負荷側冷
媒の温度が温度センサー31によって検出され、コント
ローラ32は該負荷側回路の冷媒温度が予め設定された
温度になるまで制御バルブ26の開度を制御し、二次側
回路の冷媒を負荷側回路に供給する制御を行う。
【0024】負荷Wによって加熱され温度が上昇した負
荷側回路の冷媒は、制御バルブ26を経由して新たに供
給された冷媒流量に相当する流量が流路29から再び合
流タンク27、流路30を経由してタンクTに戻され
る。このようにして、負荷側回路C3の冷媒が温度制御
される。
【0025】コントローラ32によって、メインタンク
Tから流出する冷媒の温度に応じて冷却器21及び一次
側ポンプP1の制御も行われる。即ち、コントローラ3
2はメインタンクTから流出する冷媒の温度を検出する
温度センサー40の検出信号に応じ、この温度が予め設
定した下限設定温度に冷却されるまで冷却器21および
一次側ポンプP1を作動させ、下限設定温度まで下がっ
た時点で冷却器21および一次側ポンプP1の作動を停
止する。つまり、冷却器21は冷媒が設定した下限設定
温度に冷却されるまで二次側回路C2の冷媒を冷却し続
ける制御を行う。
【0026】このようにして冷却器21の作動を停止す
ると、時間の経過とともにタンクT内の冷媒の温度が徐
々に上昇してくるが、コントローラ32はタンクT内の
冷媒の温度が予め設定した上限設定温度を越えると冷却
器21および一次側ポンプP1を作動させる。このよう
にして、タンクT内の温度が予め設定した下限設定温度
に達するまで二次側回路の冷媒を冷却し、該下限設定温
度に達したら冷却器21および一次側ポンプP1の作動
を停止し、その後タンクT内の温度が予め設定した上限
設定温度を越えると冷却器21および一次側ポンプP1
を作動させる制御を繰り返すことにより二次側回路の冷
媒温度の制御が行われる。
【0027】この第1実施形態では、上記したように、
下限設定温度に達するまで冷却器21によって冷媒を冷
却し続けるので、冷却器21を冷却効率のよい領域で運
転することができる。また、下限設定温度まで冷媒が冷
却された時点から、タンクT内の冷媒の温度が上限設定
温度に達するまでの期間、冷却器21の作動を停止させ
ることができるので消費エネルギーを少なくする効果は
大きい。
【0028】上記下限設定温度は、二次側回路の冷媒を
負荷側回路に流入させたとき、負荷側回路の冷媒温度が
設定温度を越えて冷却されることがないように制御バル
ブ26の制御可能範囲に基づいて定められることが好ま
しい。例えば、制御バルブ26として流量制御を大流量
から微細流量まで制御可能なニードル式のバルブ、例え
ば、株式会社鷺宮製作所製の汎用型電子膨張弁PKV形
またはEKV形にするとともにこの制御バルブの開度を
パルス信号によって制御することによって、二次側回路
C2の冷媒を負荷側回路C3の冷媒に要求される設定温度
に対して、例えば−25℃になるまで一次側回路の冷却
器21を駆動した後に停止し、その後、二次側冷媒が温
度上昇して設定温度に対して−5℃となるまで冷却器2
1を停止させることが可能となる。この下限設定温度を
二次側回路から負荷側回路への冷媒の供給量を制御する
制御バルブ26の流量制御によって負荷側回路の冷媒が
設定温度を越えて低下することがない範囲に設定したの
で、通常の冷却動作において合流タンク27内に設けら
れたヒータを用いる必要がなくなる。
【0029】また、上記上限設定温度は、負荷側回路C
3が要求する温度に応じて決めればよい。ただし、この
上限設定温度は、負荷側回路C3が要求する設定温度よ
りも低いことが要求され、例えば、負荷側回路の冷媒設
定温度に対して−5℃とすることができる。以上のよう
に冷却器21および一次ポンプP1を制御すれば、冷却
器21の冷却能力を十分発揮させると共に冷却器21を
二次側回路の冷媒が下限設定温度に達してから上限設定
温度に加熱するまでの期間停止させることができるの
で、チラー装置の消費エネルギーを低下させることがで
きる。また、上記のように下限設定温度を負荷側回路の
冷媒温度が設定温度を越えて冷却されることがないよう
制御バルブ26の制御可能範囲に基づいて定められるの
で、通常の使用状態においては合流タンク内に設けられ
たヒータを用いることもなく、従ってこの点からもチラ
ー装置の消費エネルギーを低下させることができる。
【0030】図2に示す第2実施形態は、一次側回路C
1の構成を変更した点と、外部から導いた工業用水や水
道水などを一次冷却水として利用する点とに特徴を有す
るものであり、上記第1実施形態と同じ構成要素につい
ては同じ符号を付して説明する。
【0031】一次側回路C1には、圧縮器33と、凝縮
器42と、膨張弁43及び熱交換器35とを備えてい
る。一次側回路C1内の冷媒ガスは、上記圧縮器33に
よって圧縮されて高圧・高温になり、この高圧・高温に
なった冷媒ガスが、凝縮器42によって液化された後、
膨張弁43によってガス化した後、熱交換器35を通し
て二次側回路C2の冷媒を冷却するようになっている。
上記圧縮器33の作動は、コントローラ32によって制
御されており、この圧縮器33と凝縮器42、膨張弁4
3及び熱交換器35とによって、冷却器および第1循環
機構が構成されている。
【0032】上記凝縮器42には、外部から工業用水や
水道水などの一次冷却水が導かれる配管36が接続され
ている。この一次冷却水は、季節に応じて温度差がある
ものの、通常10〜30℃の範囲である。そして、この
一次冷却水を凝縮器42に導くことによって、高圧・高
温の冷媒ガスが凝縮され液化される。
【0033】また、上記配管36には、分岐管37が接
続されており負荷側回路C3の熱交換機38に一次冷却
水を導くようになっている。この熱交換機38は、負荷
側回路C3の冷媒を冷却する放熱機構として作用する。
上記分岐管37には、コントローラ32によってその開
度が制御される制御バルブ39が接続されている。この
制御バルブ39は、温度センサー41によって検出され
た負荷Wの戻り側の冷媒温度が設定温度よりも高く、か
つ分岐管37を介して導かれた一次冷却水の温度が上記
戻り側の冷媒温度よりも低いことを条件として開き、一
次冷却水を熱交換機38に導くようになっている。この
ようにして一次冷却水を熱交換機38に導くことによっ
て、上記戻り側の冷媒を冷却する。
【0034】このように熱交換機38によって冷媒が冷
却されるので、流路29を介して合流タンク27に導か
れる冷媒の温度が低下するので、二次側回路C2から供
給される冷媒の供給量を減少させることができると共
に、タンクTに還流される負荷側回路C3の冷媒が二次
側回路C2の冷媒の温度を高めることが少なくなり、結
果的に二次側回路C2の冷媒の温度を上記第1実施形態
よりも長時間低温に保つことができる。このように二次
側回路C2の冷媒の温度を長時間低温に保つことができ
るので、圧縮器33の作動停止時間を、より長く維持す
ることができ、消費エネルギーをさらに少なくすること
ができる。発明者らによる実験の結果では、通常のチラ
ー装置の駆動状態において、平均的に冷却器を約60%
の時間停止することができ、チラー装置全体の消費エネ
ルギーを約35%減少することが可能となることがわか
っている。
【0035】なお、この第2実施形態においても、上記
第1実施形態と同様に負荷Wに供給される冷媒の温度を
温度センサー31によって検出し、この検出した温度が
予め設定した温度以下であれば制御バルブ26を閉じ、
設定した温度以上になると、制御バルブ26を開くよう
にしている。そして、負荷Wに供給される冷媒の温度が
設定した温度になるように、コントローラ32が制御バ
ルブ26の開度を常に制御するようにしている。この制
御バルブ26の制御方法としては、上記の方法に限られ
るものではなく以下の方法を採用することが可能であ
る。
【0036】第1の方法は、負荷Wの戻り側の冷媒温度
を温度センサー41によって検出し、この戻り側の冷媒
温度と設定温度との差に基づいて、制御バルブ26の開
度を制御する方法である。すなわち、設定温度よりも戻
り側の冷媒温度が低い場合には制御バルブ26は閉じら
れ、戻り側の冷媒温度が設定温度よりも高い場合には制
御バルブ26は開かれるように制御が行われる。このよ
うな制御方法によっても、負荷側回路C3の冷媒を設定
した温度に制御することができる。
【0037】第2の方法は、負荷Wに供給される冷媒の
温度と設定温度との差、あるいは負荷Wからの戻り冷媒
の温度と設定温度との差を求めるとともに、温度センサ
ー40によってタンクT内の冷媒温度も検出し、このタ
ンクT内の冷媒の温度を考慮して制御バルブ26の開度
を制御する方法である。すなわち、タンクT内の冷媒を
合流させて、負荷側回路C3の冷媒をある温度に冷却す
る際、合流させるタンクT内の冷媒の温度を特定するこ
とにより、負荷側回路の冷媒を設定温度にするための二
次側回路の冷媒の供給量を計算によって求めることが可
能となる。このようにして、タンクT内の冷媒の温度
と、設定温度との差との関係を予め求めておき、そのデ
ータをコントローラ32に記憶させ、この記憶したデー
タと、各センサー31,40,41の検出値とに基づい
て制御バルブの開度を制御する方法である。このように
すれば、負荷側回路C3の冷媒を設定温度に高速に精度
よく制御することが可能となる。なお、上記2つの制御
方法は第1実施形態にも適用することができ、また、以
下に説明する第3実施形態にも適用することができる。
【0038】上記第1、第2実施形態では、二次側回路
C2に単一の負荷側回路C3を接続した例を示している
が、二次側回路C2に複数の負荷側回路C3を接続するこ
とが可能である。例えば、図3に示す第3実施形態は、
第2実施形態の二次側回路C2に2つの負荷側回路C3
を接続した例を示す。この第3実施形態では、二次側回
路C2に2つの制御バルブ26,26を介して各々に合
流タンク27,27を接続し、各々負荷側回路C3、C3
を接続したものである。また、各負荷側回路C3には各
々熱交換器38が設けられている。このように1つの二
次側回路C2に複数の負荷側回路C3を接続した場合にお
いても、タンクT内に蓄えた冷媒を必要な量だけ各負荷
側回路C3、C3に供給することにより各負荷側回路C
3、C3の温度を個別に制御することが可能となる。
【0039】上記第1〜第3実施形態では、二次側回路
C2の冷媒を合流させることによって負荷側の温度を制
御しているため、冷媒を供給する制御バルブ18の開度
の制御が重要となる。一般に、液体の流量を制御するバ
ルブとして、ボール弁とバタフライ弁があるが、これら
のバルブは、微少流量の制御には精度が低く好ましいも
のではない。本発明においては、制御バルブ26として
ニードル式のバルブが有利に用いられ、バルブの開度が
コントローラから出力されるパルス信号によって比例的
に制御するようにしている。このようにすれば、微少流
量から大流量まで、高い精度で流量制御することがで
き、その結果、二次側冷媒を負荷側冷媒の設定温度に対
して例えば−25℃になるまで一次側回路の冷却器1を
駆動した後に停止し、その後、二次側冷媒が温度上昇し
て設定温度に対して例えば−5℃となるまで冷却器を停
止させることが可能となる。このニードル式のバルブと
しては、株式会社鷺宮製作所製の汎用型電子膨張弁PK
V形またはEKV形が適している。
【0040】
【発明の効果】第1の発明によれば、二次側回路の冷媒
が下限設定温度に下がるまで冷却器を作動させ、二次側
回路の冷媒が下限設定温度に達すると冷却器の作動を停
止して、二次側回路の冷媒が上限設定温度に上昇するま
でこの作動停止状態に保つようにしたので、消費エネル
ギーを少なくすることができる。また、冷却器を冷却効
率の高い領域で動作させることができるので、上記消費
エネルギーを更に少なくすることができる。
【0041】第2の発明によれば、負荷側回路に一次冷
却水との間で熱交換する放熱機構を設け負荷側回路の冷
媒を冷却する構成にしたので、二次側回路の冷媒を長時
間低温に保つことができ、冷却器の作動停止状態をより
長く保つことができる。したがって、消費エネルギーを
更に少なくすることができる。
【0042】第3の発明によれば、制御バルブをニード
ル式にするとともに、この制御バルブの開度をパルス信
号によって制御する構成にしたので、微少流量から大流
量まで制御することができるので、二次側冷媒の下限設
定温度と上限設定温度の範囲を広く設定することが可能
となり、その結果、冷却器1を長時間停止させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図3】この発明の第3実施形態を示す回路図である。
【図4】従来のチラー装置の回路図である。
【符号の説明】
C1 一次側回路 C2 二次側回路 C3 負荷側回路 P1 この発明の第1循環機構に相当する一次側ポン
プ P2 この発明の第2循環機構に相当する二次側ポン
プ P3 この発明の第3循環機構に相当する負荷側ポン
プ T タンク W 負荷 21 冷却器 26 制御バルブ 32 コントローラ 40 温度センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を冷却する冷却器および該冷媒を循
    環させる第1循環機構を備えた一次側回路と、上記一次
    側回路の冷媒と熱交換する冷媒を循環させる第2循環機
    構および冷媒を貯留するタンクを備えた二次側回路と、
    負荷を冷却する負荷側の冷媒を循環させる第3循環機構
    を備えた負荷側回路と、二次側回路の冷媒を負荷側回路
    に供給する供給流路と、負荷側回路の冷媒を二次側回路
    に戻す戻り流路と、上記供給流路に設けられ負荷側回路
    の設定温度に対する冷媒温度の差に応じて開度が制御さ
    れ二次側冷媒を負荷側回路に供給する制御バルブと、上
    記二次側回路の冷媒の温度を検出する温度センサーと、
    一次側回路に設けた冷却器の作動を制御するコントロー
    ラとを備え、上記コントローラは前記冷却器を二次側回
    路の冷媒が下限設定温度に下がるまで作動させ当該下限
    設定温度に達すると作動を停止すると共に、該二次側回
    路の冷媒が上限設定温度に上昇するまでこの作動停止状
    態に保つように制御することを特徴とするチラー装置。
  2. 【請求項2】 負荷側回路に放熱機構を設け、この放熱
    機構によって負荷側回路の冷媒を冷却するように構成に
    したことを特徴とする請求項1記載のチラー装置。
  3. 【請求項3】 制御バルブをニードル式の制御バルブを
    用いるとともに、この制御バルブの開度をパルス信号に
    よって制御するようにしたことを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のチラー装置。
JP2002082936A 2001-10-23 2002-03-25 チラー装置 Expired - Fee Related JP4183430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082936A JP4183430B2 (ja) 2001-10-23 2002-03-25 チラー装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-325010 2001-10-23
JP2001325010 2001-10-23
JP2002082936A JP4183430B2 (ja) 2001-10-23 2002-03-25 チラー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003202175A true JP2003202175A (ja) 2003-07-18
JP4183430B2 JP4183430B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=27666394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002082936A Expired - Fee Related JP4183430B2 (ja) 2001-10-23 2002-03-25 チラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4183430B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101006A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Smc Corp 恒温液循環装置及び該装置における温度制御方法
JP2010533280A (ja) * 2007-07-11 2010-10-21 リーバート・コーポレイシヨン ポンピング冷媒システムを均等化する方法および装置
JP2014073555A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Kowa Kogyo Kk 冷却装置
DE102013004545A1 (de) * 2013-03-12 2014-09-18 Hydac Cooling Gmbh System zur Abfuhr von Wärme
JP2016057054A (ja) * 2014-09-04 2016-04-21 日本電子株式会社 温度制御装置、温度制御方法、および荷電粒子線装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101006A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Smc Corp 恒温液循環装置及び該装置における温度制御方法
JP2010533280A (ja) * 2007-07-11 2010-10-21 リーバート・コーポレイシヨン ポンピング冷媒システムを均等化する方法および装置
JP2014073555A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Kowa Kogyo Kk 冷却装置
DE102013004545A1 (de) * 2013-03-12 2014-09-18 Hydac Cooling Gmbh System zur Abfuhr von Wärme
JP2016057054A (ja) * 2014-09-04 2016-04-21 日本電子株式会社 温度制御装置、温度制御方法、および荷電粒子線装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4183430B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12392521B2 (en) Air conditioning system
JP4411870B2 (ja) 冷凍装置
CN105247299B (zh) 布雷顿循环冷冻机
KR101109730B1 (ko) 반도체 공정용 칠러 장치 및 이의 온도제어 방법
GB2527013A (en) Circulation and heating apparatus
CN112178873A (zh) 冷水机组的调节控制方法及冷水机组
JP2007303806A (ja) 冷凍サイクル装置とその運転方法
JP2001311567A (ja) 冷凍装置およびそれを用いた環境試験装置
CN100593099C (zh) 空气调节装置
JP4183430B2 (ja) チラー装置
KR100557381B1 (ko) 공기 조화 장치
CN116880596A (zh) 半导体温控装置、恒定流体输出控制装置及方法
JP2008075919A (ja) チラー装置
JP2009168403A (ja) チラー装置
US6749016B2 (en) Brine temperature control apparatus using a three-way proportional valve
WO2025246783A1 (zh) 换热系统的控制方法、控制装置、暖通设备和存储介质
JP4871800B2 (ja) チラー装置
CN116951608B (zh) 一种空调制热系统的控制方法
JP2009264714A (ja) ヒートポンプ温水システム
CN113645809B (zh) 冷却装置、空调系统和冷却装置的控制方法
JP5485022B2 (ja) 低温蓄熱冷却装置
JP3651370B2 (ja) 冷凍装置
CN115097878A (zh) 温控系统的控制方法、控制系统及温控系统
JP3995915B2 (ja) 流体温度の制御方法及びその装置
JP2005055011A (ja) チラー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Effective date: 20080521

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20080902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees