JP2003203701A - ピアシング端子の接続構造 - Google Patents

ピアシング端子の接続構造

Info

Publication number
JP2003203701A
JP2003203701A JP2002002009A JP2002002009A JP2003203701A JP 2003203701 A JP2003203701 A JP 2003203701A JP 2002002009 A JP2002002009 A JP 2002002009A JP 2002002009 A JP2002002009 A JP 2002002009A JP 2003203701 A JP2003203701 A JP 2003203701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
flat cable
piercing terminal
penetrating
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002002009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3852920B2 (ja
Inventor
Yasushi Saito
寧 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002002009A priority Critical patent/JP3852920B2/ja
Publication of JP2003203701A publication Critical patent/JP2003203701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3852920B2 publication Critical patent/JP3852920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図ることができ、かつ、接続信頼性
に優れたピアシング端子の接続構造を提供すること。 【解決手段】 ピアシング端子の基部の何れか一方の側
縁から立設された第1貫通刃を、平形ケーブルの一方面
から平形導体ごと貫通させて第1貫通刃と平形導体とを
接触導通させると共に、平形ケーブルの他方面に突出さ
れた第1貫通刃を渦巻状に巻回して弾性渦巻部を形成
し、この弾性渦巻部の巻面を第1貫通刃と平形導体とが
接触する接触部位周辺の平形ケーブル表面に弾接させた
ピアシング端子の接続構造とする。弾性渦巻部がスプリ
ングバックにより外側に広がろうとするため、弾性渦巻
部の巻面により接触部位が第1貫通刃の内側壁面に押圧
され、基部の幅を狭くしても接触部位周辺に確実に接触
荷重を付与することができ、小型化を図りつつ接続信頼
性を向上させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアシング端子の
接続構造に関し、さらに詳しくは、自動車、OA機器、
家電製品等の内部配線等に使用される平形ケーブルとの
接続に好適に用いられるピアシング端子の接続構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、OA機器、家電製品等を
中心に高性能、高機能化が急速に進められてきており、
例えば、自動車のドア内やシート内等においては、様々
な内装部品や配線等が多数使用され、より複雑化する傾
向にある。そのため、内部配線等には、省スペース化及
び軽量化が要求されており、配線するのにほとんど隙間
の無いような場所においては、従来一般に使用されてい
る丸形ケーブル等に比較して、非常に薄型かつ可撓性に
優れた平形ケーブルが一般に使用されている。
【0003】図11に示すように、この種の平形ケーブ
ル100は、いわゆるFFC(フレキシブルフラットケ
ーブル)と称され、その構造としては、銅箔等からなる
平形導体101が所定間隔を開けて平行に配設され、ポ
リエチレンテレフタレート等の絶縁性の樹脂からなる絶
縁シート102により表裏両側から挟着されることによ
り、全体として可撓性を有するリボン形状に形成されて
いる。
【0004】そしてこのような平形ケーブル100に接
続される接続端子としては、平形ケーブル100の平形
導体101ごと突き刺して接続する突刺型接続端子であ
る、いわゆる、ピアシング端子103が一般に知られて
いる。この種のピアシング端子103は、平形ケーブル
100への接続時に絶縁シート102を剥がすことなく
簡便に接続することができるといった利点を有している
ものである。
【0005】このピアシング端子103の平形ケーブル
100への接続構造としては、図11及び図12に示す
ように、ピアシング端子103の基部104の左右両側
に対向して立設された貫通刃105a、105bの上方
に平形ケーブル100を配置し、先端部106a、10
6bが尖鋭に形成されたこれら貫通刃105a、105
bを平形ケーブル100の平形導体101ごと貫通させ
る。その後、上面に突出された貫通刃105a、105
bを、図13に示すように内側方向に加締めるか、或い
は、図14に示すように一旦外側方向に押し広げるよう
にした後に内側方向に加締めることにより、貫通刃10
5a、105bと平形導体101の破断面との間に内向
きの接触荷重、或いは、外向きの接触荷重を付与すると
いった接続構造になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、特に自動車等に
使用される配線には、一層の省スペース化及び軽量化が
要求される状況にあるが、それに伴い、接続端子に対し
ても一層の小型化が求められている。しかしながら、上
記ピアシング端子103の基部104の幅Lを狭く(挟
ピッチ化)して小型化を図ろうとした場合、上記ピアシ
ング端子の接続構造をそのまま適用することはできな
い。
【0007】なぜなら、基部の幅Lを狭くすればするほ
ど相対向する貫通刃105a、105bの先端部106
a、106bを互いに近接するよう内側に加締める加締
め加工が困難となり、貫通刃105a、105bと平形
導体101との接触部位に十分な接触荷重を付与するこ
とができなくなって、良好な接続信頼性を得ることがで
きなくなるといった問題が生じるからである。
【0008】また、十分な接触荷重により貫通刃105
a、105bと平形導体101とが接触導通されていな
い場合には、振動等によって貫通刃105a、105b
と平形導体101との接触部位がずれたり、緩んだりす
ることにより、電気的接続が不安定になって接続信頼性
が低下するといった問題も生じ易くなる。
【0009】そこで本発明が解決しようとする課題は、
小型化を図ることができ、かつ、接続信頼性に優れたピ
アシング端子の接続構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係るピアシング端子の接続構造は、請求項
1に記載のように、基部と、この基部の何れか一方側の
側縁から立設された第1貫通刃とを備えたピアシング端
子の第1貫通刃を、平形導体を有する平形ケーブルの一
方面から平形導体ごと貫通させて第1貫通刃と平形導体
とを接触導通させるとともに、平形ケーブルの他方面に
突出された第1貫通刃を渦巻状に巻回して弾性渦巻部を
形成し、この弾性渦巻部の巻面を第1貫通刃と平形導体
とが接触する接触部位周辺の平形ケーブル表面に弾接さ
せてなることを要旨とするものである。
【0011】上記ピアシング端子の接続構造によれば、
平形ケーブルに平形導体ごと貫通させた第1貫通刃が渦
巻状に巻回されて形成された弾性渦巻部の巻面が、第1
貫通刃と平形導体とが接触する接触部位周辺の平形ケー
ブル表面に弾接されているので、この弾性渦巻部がスプ
リングバックにより外側に広がろうとし、弾性渦巻部の
巻面により第1貫通刃と平形導体との接触部位が第1貫
通刃の内側壁面に押圧される。また、平形ケーブル自体
も弾性渦巻部の巻面により基部に押圧される。
【0012】そのため、ピアシング端子の基部の幅を狭
くしても第1貫通刃と平形導体とが接触する接触部位周
辺に確実に接触荷重を付与することができ、また、平形
ケーブルも確実に固定されるので、平形ケーブルとピア
シング端子との接続信頼性を向上させることが可能とな
る。すなわち、小型化を図りつつ、接続信頼性に優れた
ピアシング端子の接続構造を得ることが可能となる。
【0013】また、請求項2に記載のピアシング端子の
接続構造は、請求項1に記載のピアシング端子の接続構
造であって、前記第1貫通刃が立設された基部の側縁と
反対側の側縁に第1貫通刃に対向し、これよりも短い第
2貫通刃を立設し、この第2貫通刃を平形ケーブルの一
方面から平形導体ごと貫通させるか、或いは、平形導体
の無い部分を貫通させるとともに、平形ケーブルの他方
面に突出された第2貫通刃を前記接触部位方向へ屈曲さ
せ、この第2貫通刃を前記弾性渦巻部の巻面と前記接触
部位周辺の平形ケーブル表面との間に介在させてなるこ
とを要旨とするものである。
【0014】このピアシング端子の接続構造によれば、
平形ケーブルに貫通された第2貫通刃が、第1貫通刃と
平形導体との接触部位方向に屈曲された後、前記弾性渦
巻部の巻面と前記接触部位周辺の平形ケーブル表面との
間に介在されているので、上述した弾性渦巻部のスプリ
ングバックによって第2貫通刃が弾性渦巻部の巻面によ
り押圧される。そしてこの押圧力によって押圧された第
2貫通刃により、第1貫通刃と平形導体との接触部位が
第1貫通刃の内側壁面に押圧される。
【0015】そのため、ピアシング端子の基部の幅を狭
くしても第2貫通刃を介して第1貫通刃と平形導体とが
接触する接触部位周辺に確実に接触荷重を付与すること
ができ、また、平形ケーブルも確実に固定されるので、
耐振動性に優れ、平形ケーブルとピアシング端子との接
続信頼性を向上させることが可能となる。
【0016】この際、上記請求項1又は2に記載のピア
シング端子の接続構造においては、請求項3に記載のよ
うに、前記弾性渦巻部は、第1貫通刃が少なくとも1回
以上巻回されて形成されていることが好ましい。第1貫
通刃の巻きが1回より少ない場合には、弾性渦巻部がス
プリングバックにより外側に広がり過ぎて弾性渦巻部の
巻面による押圧力が小さくなるか、或いは、押圧力が十
分に得られなくなり好ましくない。
【0017】また、請求項4に記載のように、前記基部
は、断面略U字形状であることが好ましい。基部の断面
が略U字形状である場合には、ピアシング端子の基部の
幅を狭くしても十分な強度を保つことができるためであ
る。
【0018】また、請求項5に記載のように、前記第1
貫通刃は、複数立設されていることが好ましい。この場
合には、第1貫通刃と平形導体との接触面積が増加し、
接続信頼性をより一層向上させることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照にして詳細に説明する。尚、相手側端子
(図示せず)との接続方向を前方側として説明する。
【0020】初めに本発明の第1実施形態に係るピアシ
ング端子の接続構造について図1から図4を用いて説明
する。図1は、第1実施形態に係るピアシング端子の接
続構造に好適に適用されるピアシング端子と平形ケーブ
ルを示した外観斜視図である。
【0021】平形ケーブル1は、いわゆるFFC(フレ
キシブルフラットケーブル)と呼ばれるもので、例え
ば、自動車の天井、ルーフライニング、ドア、シート等
の内側等、非常に隙間の少ない場所での配線に用いられ
るものである。
【0022】平形ケーブル1は、銅箔等からなる平形導
体2が所定間隔を開けて平行に配設され、ポリエチレン
テレフタレート等の絶縁性の樹脂からなる絶縁シート3
により表裏両側から挟着されることにより、全体として
可撓性を有するリボン形状に形成されている。
【0023】ピアシング端子4(この場合メス型)は、
金属製板材を折り曲げ加工して形成されたもので、接続
部5と、基部6と、第1貫通刃7とを備えている。この
ピアシング端子4を形成するための金属製板材として
は、具体的には、黄銅、りん青銅、コルソン系銅合金等
の弾性に優れた金属製板材を好適に用いる。
【0024】次に各構成についてそれぞれ説明すると、
接続部5は、図略の相手側端子(この場合オス型)に接
続されるものであって、略角筒状に形成されたその内部
には弾性接触片8が設けられ、相手側端子のタブ状の挿
入部が挿入されて接触導通可能とされている。
【0025】基部6は、接続部5の底面から平板状の底
面部9が所定長さ後方に延設されて形成されるととも
に、この底面部9の長辺側の両側縁には底面部9に対し
て略垂直方向に側壁10a、10bが立設され、全体と
して断面略U字形状に形成されている。
【0026】第1貫通刃7は、基部6の片側の側壁10
bの上端部から上方に向かって所定間隔をおいて複数個
(図1では3個)立設されており、その先端部11は平
形ケーブル1を平形導体2ごと突き刺すことができるよ
うに尖鋭に形成されている。この際、第1貫通刃7の長
手方向の長さは、この第1貫通刃7が巻回されて形成さ
れる弾性渦巻部18(後述する)の巻数を少なくとも1
回以上とすることが可能な長さに設定されている。
【0027】尚、ここでは、基部6の側壁10bから3
つの第1貫通刃7が立設されたものを例示したが、第1
貫通刃7の数は、接続される平形ケーブル1の平形導体
2との接続仕様(電気的特性、機械的強度等)に応じて
種々の変更が可能なものであり、その数は特に限定され
るものではない。また、側壁10bに第1貫通刃7を立
設したが、勿論、側壁10aに第1貫通刃7を立設して
も構わない。
【0028】次に、上記構成を備えたピアシング端子4
と平形ケーブル1とを接続して本発明の第1実施形態に
係るピアシング端子の接続構造とする手順について説明
する。図2に示すように、下側加締用治具12の凹部1
3内にピアシング端子4の基部6を固定した後、基部6
の上方に平形ケーブル1の端末部を配置し、第1貫通刃
7の上方に平形ケーブル1の平形導体2が位置するよう
に位置合わせを行う。
【0029】次いで、図3に示すように、平形ケーブル
1をピアシング端子4の上側から押圧し、平形ケーブル
1の平形導体2ごと第1貫通刃7に貫通させる。これに
より平形ケーブル1の下面側から上面側に向けて第1貫
通刃7が貫通される。
【0030】この際、ピアシング端子4の第1貫通刃7
と平形ケーブル1の平形導体2とが接触する接触部位
は、第1貫通刃7の基端部14よりも少し高い位置に位
置している。すなわち、平形ケーブル1は全体として、
接触部位から距離が離れるに連れて徐々に平形ケーブル
1の高さが低くなるといった断面略山状となって貫通さ
れる。
【0031】次いで、下側加締用治具12にピアシング
端子4を介して対向して配設された上側加締用治具15
を下降させ、上側加締用治具15に設けられた歯型16
に第1貫通刃7の先端部11を当接させる。この歯型1
6は、平形ケーブル1の上面側に突出された第1貫通刃
7を渦巻状に巻回するためのものであり、歯型16には
所定の曲率半径を有する略半円筒状の曲面部17が形成
されている。
【0032】この歯型16に第1貫通刃7の先端部11
を当接させた後、上側加締用治具15を更に下降させる
と、第1貫通刃7の先端部11は、曲面部17の形状に
沿って案内されつつ徐々に丸め込まれる。そして歯型1
6内から突出された第1貫通刃7の先端部11は、内側
に向かって弾性的に渦巻状に巻回されて弾性渦巻部18
が形成される。この弾性渦巻部18は、図4に示すよう
に、その巻面が第1貫通刃7と平形導体2とが接触する
接触部位周辺の平形ケーブル1表面に当接されるまで巻
回されて形成されるもので、少なくとも1回巻き以上巻
回されていることが好ましい。
【0033】このようにして弾性渦巻部18を形成した
後、上側加締用治具15及び下側加締用治具12からピ
アシング端子4を脱型することにより、平形ケーブル1
へのピアシング端子4の接続が完了し、本発明の第1実
施形態に係るピアシング端子の接続構造が得られる。
【0034】このピアシング端子の接続構造によれば、
平形ケーブルに平形導体ごと貫通させた第1貫通刃が渦
巻状に巻回されて形成された弾性渦巻部の巻面が、第1
貫通刃と平形導体とが接触する接触部位周辺の平形ケー
ブル表面に弾接されているので、弾性渦巻部の巻面によ
り第1貫通刃と平形導体との接触部位が第1貫通刃の内
側壁面に押圧される。
【0035】本発明に係るピアシング端子の接続構造に
おける弾性渦巻部18の作用について図5から図7(図
中、平形ケーブルは省略されている)を用いてさらに詳
しく説明すると、上側加締用治具15の歯型16により
ピアシング端子4の第1貫通刃7を渦巻状に巻回して弾
性渦巻部18を形成する曲げ加工が終了した後(図5参
照)、上側加締用治具15を上昇させて負荷を取り除く
と、弾性渦巻部18の弾性によって曲げ加工時の変形が
幾分か戻る。すなわち、弾性渦巻部18は全体として渦
巻バネによる弾性を備えており、スプリングバックによ
り外側に広がろうとする(図6参照)。
【0036】そのため、弾性渦巻部18の巻面により第
1貫通刃7と平形導体2との接触部位が第1貫通刃7の
内側壁面に押圧され、第1貫通刃7と平形導体2とが接
触する第1貫通刃7内側の接触部位周辺に接触荷重が発
生する。また、平形ケーブル1自体も弾性渦巻部18の
巻面により側壁10aの上端部に押圧され、平形ケーブ
ル1も確実に固定される。
【0037】この際、スプリングバックにより生じる曲
げ加工後の変形の戻り量を考慮して弾性渦巻部18が形
成されていない場合、すなわち、弾性渦巻部18の巻面
が、第1貫通刃7と平形導体2とが接触する接触部位周
辺の平形ケーブル1表面に当接され、かつ、少なくとも
1回巻き以上巻回されていない場合には、図7に示すよ
うに、スプリングバックにより弾性渦巻部18の巻面が
外側へ広がり過ぎて渦巻形状を保つことができなくな
る。
【0038】そのため、弾性渦巻部18の巻面による押
圧力が小さくなるか、或いは、押圧力が十分に得られな
くなり、第1貫通刃7との平形導体2とが接触する接触
部位周辺に確実に接触荷重を付与することができなくな
る。このことから弾性渦巻部18は、スプリングバック
により生じる曲げ加工後の変形の戻り量を考慮し、弾性
渦巻部18の巻面が外側に広がり過ぎないように巻回さ
れていることが好ましいと言える。
【0039】上述した本発明の第1実施形態に係るピア
シング端子の接続構造によれば、ピアシング端子の基部
の幅を狭くしても第1貫通刃と平形導体とが接触する接
触部位周辺に確実に接触荷重を付与することができ、ま
た、平形ケーブルも確実に固定されるので、例え振動等
が作用しても、ずれたり緩んだりすることなく、平形ケ
ーブルとピアシング端子との接続信頼性を向上させるこ
とが可能となる。すなわち、小型化を図りつつ、接続信
頼性に優れたピアシング端子の接続構造を得ることが可
能となる。
【0040】次に本発明の第2実施形態に係るピアシン
グ端子の接続構造について図8から図10を用いて説明
する。尚、以下では、第1実施形態に係るピアシング端
子の接続構造と異なる点につき重点的に説明する。図8
は、本発明の第2実施形態に係るピアシング端子の接続
構造に好適に適用されるピアシング端子と平形ケーブル
を示した外観斜視図である。
【0041】ピアシング端子20は、接続部21と、基
部22と、第1貫通刃23と、第2貫通刃24とを備え
ている。このピアシング端子20において、第2貫通刃
24は、第1貫通刃23が立設されている側壁25bと
反対側の側壁25aの上端部から上方に向かって第1貫
通刃23に対向して立設されている。また、第2貫通刃
24は、第1貫通刃23の長手方向の長さよりも短く形
成されており、その先端部26は、第1貫通刃23の先
端部27と同様に、平形ケーブル28を平形導体29ご
と突き刺すことができるように尖鋭に形成されている。
【0042】次に、上記構成を備えたピアシング端子2
0と平形ケーブル28とを接続して本発明の第2実施形
態に係るピアシング端子の接続構造とする手順について
図9及び図10(図中、上側加締用治具及び下側加締用
治具は省略されている。)を用いて説明する。
【0043】図9に示すように、ピアシング端子20の
第1貫通刃23の上方に平形ケーブル28の平形導体2
9が位置するように位置合わせを行う。この際、第2貫
通刃24の上方には、平形ケーブル28の平形導体29
が位置するように位置合わせを行っても良いし、図9に
示すように、平形導体29が無い部分、すなわち、絶縁
シート30が位置するよう位置合わせを行っても良く、
使用する平形ケーブル28の平形導体29の幅方向の長
さによって適宜調整することができる。
【0044】このようにして両者の位置合わせを行った
後、平形ケーブル28をピアシング端子20の上側から
押圧し、平形ケーブル28の平形導体29ごと第1貫通
刃23を貫通させるとともに、絶縁シート30に第2貫
通刃24を貫通させる。これにより平形ケーブル28の
下面側から上面側に向けて第1貫通刃23及び第2貫通
刃24が貫通される。この際、ピアシング端子20の第
1貫通刃23と平形ケーブル28の平形導体29とが接
触する接触部位は、第1貫通刃23の基端部31よりも
少し高い位置に位置している。
【0045】次いで、図10に示すように、平形ケーブ
ル28の上面側に突出された第2貫通刃24を第1貫通
刃23と平形導体29とが接触する接触部位方向へ屈曲
し、その後に図略の上側加締用治具により第1貫通刃2
3を渦巻状に巻回して弾性渦巻部31を形成する。本発
明の第2実施形態に係るピアシング端子の接続構造にお
いては、弾性渦巻部31は、その巻面が屈曲加工された
第2貫通刃24の表面に当接されるまで巻回されて形成
されるもので、少なくとも1回巻き以上巻回されている
ことが好ましい。
【0046】このようにして弾性渦巻部31を形成した
後、図略の上側加締用治具及び下側加締用治具からピア
シング端子20を脱型することにより、平形ケーブル2
8へのピアシング端子20の接続が完了し、本発明の第
2実施形態に係るピアシング端子の接続構造が得られ
る。
【0047】このピアシング端子の接続構造によれば、
平形ケーブルに貫通された第2貫通刃が、第1貫通刃と
平形導体との接触部位方向に屈曲された後、弾性渦巻部
の巻面と接触部位周辺の平形ケーブル表面との間に介在
されているので、上述した弾性渦巻部のスプリングバッ
クによって第2貫通刃が弾性渦巻部の巻面により押圧さ
れる。そしてこの押圧力によって押圧された第2貫通刃
により、第1貫通刃と平形導体との接触部位が第1貫通
刃の内側壁面に押圧される。
【0048】そのため、ピアシング端子の基部の幅を狭
くしても第2貫通刃を介して第1貫通刃と平形導体とが
接触する接触部位周辺に確実に接触荷重を付与すること
ができ、また、平形ケーブルも確実に固定されるので、
耐振動性に優れ、平形ケーブルとピアシング端子との接
続信頼性を向上させることが可能となる。
【0049】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可
能であることは勿論である。例えば、上記実施の形態に
おいては、ピアシング端子を接続する平形ケーブルとし
て、FFC(フレキシブルフラットケーブル)を用いて
説明したが、他にも、FPC(フレキシブルプリント回
路板)等の平形導体を有する平形ケーブルにも適用可能
なものであり、特に限定されるものではない。
【0050】また、上記実施の形態においては、ピアシ
ング端子の接続部をメス型形状としたものを例示した
が、タブ状のオス型形状や丸型形状等であっても良く、
特に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るピアシング端子の接続構造
によれば、ピアシング端子の幅方向の寸法を小さく設計
(狭ピッチ化)しても、第1貫通刃と平形導体とが接触
する接触部位周辺に確実に接触荷重を付与することがで
き、かつ、接続信頼性を高めることができるといった効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るピアシング端
子の接続構造に好適に適用されるピアシング端子と平形
ケーブルを示した外観斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るピアシング端
子の接続構造におけるピアシング端子、平形ケーブル及
び加締用治具の位置関係を示した図である。
【図3】 ピアシング端子の第1貫通刃に平形ケーブ
ルを貫通させた際の様子を示した図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るピアシング端
子の接続構造を示した図である。
【図5】 弾性渦巻部を形成する曲げ加工終了後の状
態を示した図である。
【図6】 弾性渦巻部の作用原理を説明するための図
である。
【図7】 弾性渦巻部の巻きが不十分である場合の弾
性渦巻部の状態を示した図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係るピアシング端
子の接続構造に好適に適用されるピアシング端子と平形
ケーブルを示した外観斜視図である。
【図9】 本発明の第2実施形態に係るピアシング端
子の接続構造におけるピアシング端子及び平形ケーブル
の位置関係を示した図である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係るピアシング端
子の接続構造を示した図である。
【図11】 基部の幅Lが比較的大きな場合のピアシン
グ端子と平形ケーブルを示した図である。
【図12】 図11のピアシング端子の貫通刃に平形ケ
ーブルを貫通させた際の様子を示した図である。
【図13】 内向きの接触加重を付与する場合の従来に
おけるピアシング端子の接続構造を示した図である。
【図14】 外向きの接触加重を付与する場合の従来に
おけるピアシング端子の接続構造を示した図である。
【符号の説明】
1 平形ケーブル 2 平形導体 4 ピアシング端子 6 基部 7 第1貫通刃 9 底面部 10a 側壁 10b 側壁 18 弾性渦巻部 20 ピアシング端子 22 基部 23 第1貫通刃 24 第2貫通刃 25a 側壁 25b 側壁 28 平形ケーブル 29 平形導体 30 絶縁シート 31 弾性渦巻部
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA25 5E077 BB05 BB11 DD07 DD11 FF09 HH02 HH07 JJ20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、この基部の何れか一方側の側縁
    から立設された第1貫通刃とを備えたピアシング端子の
    第1貫通刃を、平形導体を有する平形ケーブルの一方面
    から平形導体ごと貫通させて第1貫通刃と平形導体とを
    接触導通させるとともに、平形ケーブルの他方面に突出
    された第1貫通刃を渦巻状に巻回して弾性渦巻部を形成
    し、この弾性渦巻部の巻面を第1貫通刃と平形導体とが
    接触する接触部位周辺の平形ケーブル表面に弾接させて
    なることを特徴とするピアシング端子の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第1貫通刃が立設された基部の側縁
    と反対側の側縁に第1貫通刃に対向し、これよりも短い
    第2貫通刃を立設し、この第2貫通刃を平形ケーブルの
    一方面から平形導体ごと貫通させるか、或いは、平形導
    体の無い部分を貫通させるとともに、平形ケーブルの他
    方面に突出された第2貫通刃を前記接触部位方向へ屈曲
    させ、この第2貫通刃を前記弾性渦巻部の巻面と前記接
    触部位周辺の平形ケーブル表面との間に介在させてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のピアシング端子の接
    続構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性渦巻部は、第1貫通刃が少なく
    とも1回以上巻回されて形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のピアシング端子の接続構造。
  4. 【請求項4】 前記基部は、断面略U字形状であること
    を特徴とする請求項1から3に記載のピアシング端子の
    接続構造。
  5. 【請求項5】 前記第1貫通刃は、複数立設されている
    ことを特徴とする請求項1から4に記載のピアシング端
    子の接続構造。
JP2002002009A 2002-01-09 2002-01-09 ピアシング端子の接続構造 Expired - Fee Related JP3852920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002009A JP3852920B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 ピアシング端子の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002009A JP3852920B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 ピアシング端子の接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003203701A true JP2003203701A (ja) 2003-07-18
JP3852920B2 JP3852920B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=27641984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002009A Expired - Fee Related JP3852920B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 ピアシング端子の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3852920B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001203B2 (en) 2003-11-21 2006-02-21 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Piercing terminal for coaxial cable
JP2011216330A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujikura Ltd 圧着端子
JP2020136027A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 日本航空電子工業株式会社 接続方法、接続構造および接続端子
CN117117524A (zh) * 2023-10-18 2023-11-24 西安奇盛智能科技有限公司 一种开关柜电缆快速接头

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001203B2 (en) 2003-11-21 2006-02-21 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Piercing terminal for coaxial cable
JP2011216330A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujikura Ltd 圧着端子
JP2020136027A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 日本航空電子工業株式会社 接続方法、接続構造および接続端子
JP7232073B2 (ja) 2019-02-18 2023-03-02 日本航空電子工業株式会社 接続方法、接続構造および接続端子
CN117117524A (zh) * 2023-10-18 2023-11-24 西安奇盛智能科技有限公司 一种开关柜电缆快速接头
CN117117524B (zh) * 2023-10-18 2024-01-12 西安奇盛智能科技有限公司 一种开关柜电缆快速接头

Also Published As

Publication number Publication date
JP3852920B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6749457B2 (en) Crimp terminal
JP5311962B2 (ja) アルミ電線用圧着端子及びアルミ電線用圧着端子の製造方法
JP2009152110A (ja) 圧着構造及び圧着方法
US20070270020A1 (en) Electrical contact with stapled connection
JP4440160B2 (ja) コネクタ
JP2009087848A (ja) アルミニウム電線用の圧着端子およびアルミニウム電線の端子圧着方法
US7047636B2 (en) Method of connecting a connecting member and a flat circuit member
US7316581B2 (en) Terminal fitting and method of attaching the same
US20200287300A1 (en) Connection Terminal, Method Of Connecting Wires Using The Same And Pressing Die
JP2014044844A (ja) 導体接続構造
JP2005122901A (ja) フラット回路体用接続子及び該接続子とフラット回路体との接続構造
JP2002042941A (ja) 電気接続端子
JP3852920B2 (ja) ピアシング端子の接続構造
JP2009295352A (ja) 圧着端子
JP2010049985A (ja) 端子金具及び端子金具付き電線
JP2010080189A (ja) 端子金具及び端子金具付き電線
JP2003022858A (ja) ピアッシング端子
JP2007059304A (ja) 端子付き電線とその製造方法
JP5151936B2 (ja) 端子金具及びその製造方法
JP5150378B2 (ja) 端子金具付き電線及び端子金具
JP2005056600A (ja) 電線端子
EP1662615A2 (en) Electric connector
JP2001135370A (ja) 圧接コネクタ及び電線圧入装置
EP4560838A1 (en) Conductor crimp structure using connection terminal
JP2001143774A (ja) 圧接端子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees