JP2003204676A - Acーdcアダプタとそのアダプタに接続する機器 - Google Patents

Acーdcアダプタとそのアダプタに接続する機器

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JP2003204676A JP2002002163A JP2002002163A JP2003204676A JP 2003204676 A JP2003204676 A JP 2003204676A JP 2002002163 A JP2002002163 A JP 2002002163A JP 2002002163 A JP2002002163 A JP 2002002163A JP 2003204676 A JP2003204676 A JP 2003204676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無負荷時において、省電力モードにすること
により、無駄な電力消費を低減し、節電による省エネル
ギーおよび電気代節約をすることができるACーDCア
ダプタ、そのアダプタに接続する機器、およびそれらの
制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明によれば、DC電源を供給する機
器と電源(VCC)ライン(14)およびグランド(G
ND)ライン(16)で接続可能なACーDCアダプタ
(100)であって、コントローラ(34)と、GND
ラインおよびコントローラに接続し、VCCラインとG
NDラインの間の短絡電流を検出して、コントローラに
送る省電力モード信号(オーバーカレント信号)を生成
するための第1の手段(32、38)と、VCCライン
とおよびコントローラに接続し、VCCラインに供給さ
れるトリガー電圧を検出して、上記コントローラに送る
リセット信号を生成するための第2の手段(42、4
4、46)と、を含むACーDCアダプタが提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、AC
ーDCアダプタに関し、より詳細には、DC電源を供給
する必要がない場合に(無負荷な場合に)、省電力モー
ドになることにより、無駄な電力消費を省くことができ
る、ACーDCアダプタに関する。なお、本明細書で言
うACーDCアダプタの「省電力モード」とは、最小限
の電力消費の状態、いわゆる待機状態を意味し、より詳
細には、ACーDCアダプタがAC電源に接続した状態
で、内部のコントローラのみが動作している状態、言い
換えれば、電源としてのスイッチング動作を停止してい
る状態を意味する。
【0002】
【従来の技術】ACーDCアダプタは、AC電源(電
圧)をDC電源(電圧)に変換し、そのDC電源を機器
へ供給するための装置である。ACーDCアダプタは、
ノート型のパーソナルコンピュータ(PC)等の多くの
機器に使用されている。図1に示すように、一般に、A
CーDCアダプタ1は、一方のACプラグ2をAC電源
用のコンセント3に接続し、他方のDCプラグ4を機器
5のDC電源入力用のジャック6に接続して、使用され
る。
【0003】通常、機器5の使用が終了して、機器のパ
ワースイッチがオフした後も、ACーDCアダプタ1の
ACプラグ2はコンセント3に接続し、かつDCプラグ
4は機器5のジャック6に接続されたままになる場合が
多い。また、DCプラグ4が機器5のジャック6から外
される場合であっても、ACプラグ2はコンセント3に
接続されたままの場合が多い。したがって、機器5の使
用が終了した後も、ACーDCアダプタ1にAC電源が
供給されたままの状態となることが多い。
【0004】従来のACーDCアダプタでは、AC電源
が供給されている状態では、アダプタは電源としてその
内部でスイッチング動作を繰り返しており、たとえ無負
荷であっても、数ワット(W)の電力を無駄に消費して
いる。したがって、ACーDCアダプタを省電力モード
(待機モード)にすることにより、無負荷時における無
駄な電力消費を低減できれば、節電による省エネルギー
および電気代節約に貢献する。
【0005】その一方で、たとえACーDCアダプタが
省電力モードになることにより、無駄な電力消費を低減
することができたとしても、例えば機器の使用が再開し
た場合のように、無負荷状態から負荷状態になった場
合、自動的かつ瞬時にACーDCアダプタが通常の動作
状態、すなわち、接続する機器にDC電源を供給できる
状態に復帰しなければ、逆にACーDCアダプタ本来の
機能が損なわれることになってしまう。したがって、省
電力モードにあるACーDCアダプタを即座に通常の動
作モード(接続する機器にDC電源を供給できる状態)
に復帰させる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無負
荷時において、省電力モードにすることにより、無駄な
電力消費を低減し、節電による省エネルギーおよび電気
代節約をすることができるACーDCアダプタ、そのア
ダプタに接続する機器、およびそれらの制御方法を提供
することである。
【0007】本発明の目的は、省電力モードを解除し、
即座に通常の動作モード(接続する機器にDC電源を供
給できる状態)に復帰することができるACーDCアダ
プタ、そのアダプタに接続する機器、およびそれらの制
御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、DC電
源を供給する機器と電源(VCC)ラインおよびグラン
ド(GND)ラインで接続可能なACーDCアダプタ
(100)であって、上記VCCラインおよび上記GN
Dラインをショートさせることにより、当該アダプタを
省電力モードにするための第1の手段(64、32、3
4、38)と、上記VCCラインにトリガーパルスを与
えることにより、上記省電力モードを解除するための第
2の手段(66、70、72、74、76、34、4
2、44、46)と、を含むACーDCアダプタが提供
される。
【0009】本発明によれば、DC電源を供給する機器
と電源(VCC)ラインおよびグランド(GND)ライ
ンで接続可能なACーDCアダプタ(100)であっ
て、上記VCCラインと上記GNDラインの間の短絡電
流により、当該アダプタを省電力モードにするための第
1の手段(38、34、32)と、上記VCCラインに
供給されるトリガー電圧により、上記省電力モードを解
除するための第2の手段(42、44、46、34)
と、を含むACーDCアダプタが提供される。
【0010】本発明によれば、DC電源を供給する機器
と電源(VCC)ラインおよびグランド(GND)ライ
ンで接続可能なACーDCアダプタの制御方法であっ
て、(a)上記VCCラインと上記GNDラインの間の
短絡電流を検出するステップと、(b)上記短絡電流が
検出された場合に、当該アダプタを省電力モードにする
ステップと、を含む制御方法が提供される。さらに、本
発明によれば、上記(a)、(b)ステップに加えて、
(c)上記VCCラインに供給されるトリガー電圧を検
出するステップと、(d)上記トリガー電圧が検出され
た場合に、上記省電力モードを解除するステップを含
む、ACーDCアダプタの制御方法が提供される。
【0011】本発明によれば、DC電源を供給する機器
と電源(VCC)ラインおよびグランド(GND)ライ
ンで接続可能なACーDCアダプタ(100)であっ
て、コントローラ(34)と、上記GNDラインおよび
上記コントローラに接続し、上記VCCラインと上記G
NDラインの間の短絡電流を検出して、上記コントロー
ラに送る省電力モード信号(オーバーカレント信号)を
生成するための第1の手段(32、38)と、上記VC
Cラインとおよび上記コントローラに接続し、上記VC
Cラインに供給されるトリガー電圧を検出して、上記コ
ントローラに送るリセット信号を生成するための第2の
手段(42、44、46)と、を含むACーDCアダプ
タが提供される。
【0012】本発明によれば、ACーDCアダプタに電
源(VCC)ラインおよびグランド(GND)ラインで
接続する機器の制御方法であって、(a)上記VCCラ
インおよび上記GNDラインをショートさせるステップ
と、(b)上記ショートしたVCCラインとGNDライ
ンの間の短絡電流を検出するステップと、(c)上記短
絡電流が検出された場合に、上記アダプタを省電力モー
ドにするステップと、を含む制御方法が提供される。さ
らに、本発明によれば、上記(a)〜(c)のステップ
に加えて、(d)上記VCCラインにトリガー電圧を供
給するステップと、(e)上記VCCライン上のトリガ
ー電圧を検出するステップと、 (f)上記トリガー電
圧が検出された場合に、上記省電力モードを解除するス
テップを含む、ACーDCアダプタに電源(VCC)ラ
インおよびグランド(GND)ラインで接続する機器の
制御方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態(実施例)に
ついて、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明
に係るACーDCアダプタ100の構成の一実施例を示
した図である。ACーDCアダプタ100は、AC電源
に接続するACプラグ12、ACプラグ12から出る電
源(VCC)ライン14とグランド(GND)ライン1
6に接続するダイオードブリッジ回路18、コンデンサ
20、アイソレーション・トランス22、トランスの2
次側のVCCライン上の整流用ダイオード24、コンデ
ンサ20へのトリガーパルスの流入防止用ダイオード2
6、コンデンサ28、抵抗30、32、トランスの1次
側にある制御用IC(コントローラ)34、制御用IC
34の過電流保護端子36とGNDライン16に接続す
るフォトカプラー38、制御用IC34のリセット端子
40とVCCライン14の間で直列接続するコンデンサ
42、抵抗44、フォトカプラー46、制御用IC34
の出力端子48とトランス1次側のGNDライン16に
接続するスイッチング・トランジスタ50、DCプラグ
52を含む。
【0014】図3は、本発明に係わるACーDCアダプ
タ100に接続する機器200の構成の一実施例であ
る。図3は、図2のACーDCアダプタ100のVCC
ライン14とGNDライン16に各々接続可能な、VC
Cライン60とGNDライン62、VCCライン60と
GNDライン62の間のオフ・スイッチ64、VCCラ
イン60に接続するオン・スイッチ66、オン・スイッ
チ66の一方の端子68に接続するトリガー・パルス
(電圧)発生源70、72、74、76、さらにオン・
スイッチ66の一方の端子78に接続する機器の主回路
80から構成される。図3において、トリガー・パルス
(電圧)発生源としては、バッテリー70、CMOSバ
ックアップ用電池72、機器間インターフェイスからの
電源、信号より生成した電圧74、太陽電池76が例示
されているが、これに限られず、他の電圧発生源が利用
可能であり、またこれらの少なくともいずれか一つがあ
ればよい。さらに、オフ・スイッチ64、オン・スイッ
チ66としては、メカニカル・スイッチ、トランジスタ
等の電子的スイチなど如何なるスイッチであってもよ
い。
【0015】図2のACーDCアダプタ10の動作につ
いて説明する。まず、通常の動作である、接続する機器
にDC電源を供給する動作(通常動作モード)を説明す
る。ACプラグ12がAC電源(図示なし)に接続され
ると、制御用IC34に電力が供給される。制御用IC
34は、出力端子48から所定の周波数の制御信号をス
イッチング・トランジスタ50へ出力する。スイッチン
グ・トランジスタ50は、制御信号により、オンとオフ
の動作を繰り返す。このスイッチング・トランジスタ5
0のスイッチング動作により、アイソレーション・トラ
ンス22の1次側のAC電圧が2次側のDC電圧に変換
される。変換されたDC電圧は、整流用ダイオード24
により所定の振幅の電圧に平滑化される。平滑化された
DC電圧は、DCプラグ52を介して機器へ供給され
る。以上の一連の動作は、DCプラグが機器に接続して
いないような無負荷の状態であっても、ACプラグ12
がAC電源に接続されている限り、実行される。
【0016】図2において、アイソレーション・トラン
ス22のリーク・インダクタンスにより発生するオーバ
ーシュート電圧を除去するために、トランスの2次側の
VCCライン14とGNDライン16の間に抵抗30が
設けられている。上述した通常の動作モードにおいて、
DCプラグが機器に接続していないような無負荷の状態
であっても、その抵抗30を介して、VCCライン14
とGNDライン16間で、アイドル電流が流れてしま
う。したがって、無負荷であても、そのアイドル電流分
だけ、電流が消費されている。さらに、スイッチング・
トランジスタ50のスイッチング動作およびアイソレー
ション・トランス22での電圧変換動作においても、ト
ランジスタのスイッチング動作による発熱、トランスの
巻線やコアの発熱、ダイオードのスイッチング動作によ
る発熱などの余計な電力(電流)消費が発生する。した
がって、上述したアイドル電流による電力消費と合わせ
て余計な電力消費が発生し、その電力量は約2〜4W程
度になる。
【0017】次に、本発明の特徴である、アダプタの省
電力モード(待機モ−ド)での動作について説明する。
本発明では、この省電力モードの実行および省電力モー
ドからの復帰(解除)により、無負荷における余計な電
力消費を迅速かつ効果的に軽減する。
【0018】通常の動作モードで動作している状態で、
待機モードにするときは、図2のトランスの2次側のV
CCライン14とGNDライン16をショートさせ、オ
ーバーカレントの状態にする。なお、VCCライン14
とGNDライン16をショートさせる方法については後
述する。このとき、抵抗32に生じた電圧で、フォトカ
プラー38がオンする。フォトカプラー38のオン出力
が、制御用IC34の過電流保護端子36に入力する。
制御用IC34は、発振を停止し、すなわち、スイッチ
ング・トタンジスタ50のスイッチング動作を停止す
る。スイッチング・トタンジスタ50のスイッチング動
作が停止する結果、トランス22の2次側の出力は0V
になる。VCCライン14の電位は0Vになる。なお、
このとき、フォトカプラー38はオフしても、制御用I
C34のラッチ機能により、制御用IC34のリセト端
子40にトリガー信号が入力するか、あるいは制御用I
C34の電源VCCが落ちない限り、制御用IC34の
発振(トタンジスタ50のPWM制御)が再び再開する
ことはない。
【0019】ここで、待機モードにするために、図2の
VCCライン14とGNDライン16をショートさせる
方法について説明する。なお、ショートさせる方法は、
以下に説明する方法に限られず、VCCライン14とG
NDライン16をショートさせるあらゆる方法や手段が
適用できる。図3において、機器の電源スイッチをオフ
したとき、アダプタ100を待機モードにに移行させる
場合を想定する。オフスイッチ64は、電源スイッチの
オフに連動して、オンしてVCCライン60をGNDラ
インにショートさせる。この場合VCCラインがアクテ
イブな状態(高電位)からの遷移なので、FETなどの
電気的スイッチを用いてショートさせることもできる。
【0020】この待機モードでは、制御用IC34の発
振が停止していることにより、スイッチング・トタンジ
スタ50およびトランス22の機能が停止し、出力側の
VCCライン14の電位は0Vとなっている。したがっ
て、上述した、抵抗30を介したVCCライン14とG
NDライン16間でのアイドル電流、スイッチング・ト
ランジスタ50のスイッチング動作およびトランス22
での電圧変換動作における余計な電力消費が激減する。
その結果、約2〜4W程度あった消費電力が10分の一
程度のの200〜300mWになり、約一桁減少する。
【0021】次に、待機モードの解除および通常の動作
モードへの復帰について説明する。アダプタ100が待
機状態にあるとき、制御用IC34のみに電源VCCが
供給されて、制御用IC34はスタンドバイ状態で動作
しており、トランス22の2次側の出力は0Vとなって
いる。この状態で、最小で1V程度の電圧(トリガー電
圧パルス)をVCCライン14に与える。なお、トリガ
ー電圧パルスの与え方については後述する。この電圧パ
ルスは、フォトカプラー46を一瞬オンすることのでき
る電圧でよく、1V程度あればよい。また、ダイオード
26により、トリガー電圧パルスによる電流がコンデン
サ28へ充電(チャージ)されることを防止する。さら
に、コンデンサ42により、トリガー電圧パルスの直流
成分はカットし、抵抗44によりその電流量を調節し
て、最小限の電気エネルギー(電力)でフォトカプラー
46をオンできるようにする。
【0022】オンしたフォトカプラー46は、そのオン
出力をリセット信号として、制御用IC34のリセット
端子40に入力する。制御用IC34は、リセット信号
により、スタンドバイ状態から解除され、スイッチング
動作を再開する。スイッチング・トランジスタ50も、
オンとオフのスイッチング動作を再開し、アイソレーシ
ョン・トランス22の1次側のAC電圧が2次側のDC
電圧に変換される。これにより、アダプタ100は通常
の動作モードに復帰する。なお、この時VCCの立ち上
がり波形によっては、再びフォトカプラー46をオンし
てしまう場合がある。その場合、制御用IC34とフォ
トカプラー46の間にワン・ショート・マルチ回路等の
信号保護回路をいれ、制御用IC34のリセット後、あ
る一定時間は再リセットを受け付けないようにすれば、
フォトカプラー46が再びオンしてしまうことを防ぐこ
とができる。以上の動作により、このアダプタ100
は、特殊なコントロール・シグナル用のラインを追加せ
ずに、待機モードを解除し、通常の動作モードへ復帰す
ることができる。その結果、待機モード気と通常の動作
モード間を迅速に遷移できる。
【0023】ここで、待機モードを解除するための、ト
リガー電圧パルスをVCCラインに与える方法について
説明する。なお、その方法としては、以下に説明する方
法に限られず、トリガー電圧パルスをVCCラインに供
給できるあらゆる方法や手段が適用できる。図3におい
て、機器内の主回路80側に接続されていたオン・スイ
ッチ78を一瞬トリガー電圧発生源70〜76側にスイ
ッチさせ、トリガー電圧をVCCライン60に供給す
る。その後、オン・スイッチ78を主回路80側にもど
す。オン・スイッチ78のトリガー電圧発生源側への切
り替えは、例えば機器の電源スイッチのオン動作に連動
しておこなわれるようにすればよい。
【0024】トリガー電圧発生源は、機器により様様な
種類が考えられる。上述したように、電圧1V以上で、
フォトカプラー42(図2)を一瞬オンさせることがで
きる電気エネルギーが有れば良い。ノートブック型のP
Cなどの携帯用機器では、バッテリーが考えられる。そ
の他、CMOSのバックアップ用のリチウム電池等も利
用可能である。また、据え置き型の周辺機器では、ホス
トのPCとのインターフェイスから微小な電源がをとれ
る場合もある。LCDデイスプレイを例にとれば、プラ
グ&プレイ用のDDC5Vがビデオ・コネクターを介し
てデイスプレイ側にきているので、これを利用すること
ができる。また、セルフ・パワーのUSBデバイスの場
合は、USBラインに5Vの電圧がくるので、これを利
用できる。これらの例は、電源を直接受け取っている例
であるが、信号だけ受け取る場合でも可能な場合があ
る。例えば、定常的にクロックがホストPC側からきて
いるような機器であれば、クロック信号を積分しコンデ
ンサに充電しておけば、トリガー電圧パルスとしては十
分利用できる。さらに、電卓などに使われている太陽電
池も利用できる。これらのトリガー電圧発生源は、図3
のように、ダイオードでOR(並列)接続しておけば、
どれかひとつの電圧発生源がアクテイブであれば動作す
る。
【0025】以上述べた本発明の重要な点の一つは、ア
ダプタと機器との間に新たな信号線を設けず、従来と同
じGNDラインとVCCラインだけで、待機モードを実
現している点にある。この点において、本発明のアダプ
タが、一定の機器専用でなく、市場に出回っている全て
の機器に適用できるので、極めて有効である。
【0026】次に、本発明のより具体的な実施例とし
て、本発明のアダプタをノートブック型PCに接続する
場合について説明する。一般的に、AC−DCアダプタ
は、常時AC電源のコンセントに接続されており、その
DCプラグは、ノートブック型PCに接続され、PCへ
DC電源が供給されている。しかし、PCを携帯すると
きや、夜間机の中にしまったとき等に、待機モードに移
行させ、節電をする意味が必要がある。ノートブック型
PCの場合、その内部のバッテリーを充電するのにも、
AC−DCアダプタを利用するため、待機モードへの移
行および待機モードからの復帰は、AC−DCアダプタ
のDCプラグを抜き差しする時に遷移するのが適当であ
る。
【0027】図4は本発明のAC−DCアダプタのDC
プラグ84とノートブック型PCのDCジャク86の一
実施例の断面図を示す。DCプラグ84はジャク86か
ら抜かれた状態では、接点92において、VCCライン
88とGNDライン90がショートする構造になってい
る。したがって、ノートブック型PCが接続されていな
いときは、AC−DCアダプタは常時待機モードにあ
る。
【0028】次に、DCプラグ84をPCのDCジャク
86に挿入する。ジャク86のa部分96は絶縁物から
なり、このa部分96が最初にDCプラグ84のVCC
ライン90の接点91に接触する。接点91は上に押し
上げられる結果、DCプラグ84のVCCライン90と
GNDライン88のショートが解除される。次に復帰用
のトリガー電圧が供給されているb部分98がVCCラ
インの接点91に接触する。このとき、プラグ側のVC
Cライン90にトリガー電圧が印加され、アダプタは待
機モードから通常の動作モードに復帰する。さらに、プ
ラグ84が挿入されると、ジャック側のc部分99に接
続するPC側のVCCラインがプラグ(アダプタ)側の
VCCライン90に接続し、PC側にDC電圧が供給さ
れる。逆に、プラグ84をジャック86から抜くとき
は、ジャック先端部のa部分96まで抜けて、初めてV
CCライン88とGNDライン90がショートして、ア
ダプタは待機モードにはいる。なお、もしPCのバッテ
リーが故障したりとか、何らかの理由でトリガー電圧が
供給できない場合は、プラグ84をジャック86に差し
た後で、アダプタのACプラグ12(図2)をコンセン
トから抜くことにより、アダプタの制御IC34(図
2)がリセットされ、アダプタ100は通常の動作モー
ドになる。
【0029】最後に、待機モードをサポートしていな
い、すなわち、待機モードへ移行するためのVCCライ
ンとGNDラインのショート動作および待機モードを解
除するためのVCCラインへのトリガー電圧の印加動作
をサポートしない、ノートブック型PCに本発明のAC
−DCアダプタを適用する場合について説明する。な
お、ノートブック型PCに限られず、あらゆるDC電源
を必要とする機器に適用可能であることは言うまでもな
い。
【0030】図5は本発明の新規なオプション・ボック
ス102を有するAC−DCアダプタの構成120を示
す図である。図5のオプション・ボックス102は、待
機モードの解除用の、トリガー電圧源として乾電池や太
陽電池等の小型のバッテイリー104を内蔵した小さな
ボックスであり、アダプタ部106の出力であるDCプ
ラグ108と接続する。ボックスの出力プラグ110
は、ノートブック型PCのDCジャック112に差し込
まれて接続する。このオプション・ボックス102とA
C−DCアダプタ106をセットで一つのAC−DCア
ダプタを構成する(図5の120)。このアダプタ12
0を用いることにより、ノートブック型PC(機器)が
トリガー電圧源を有しない通常のノートブック型PC
(機器)でも上述した節電効果を得ることが可能とな
る。
【0031】次に、図5のオプション・ボックス102
を含むAC−DCアダプタ120の動作を説明する。オ
プション・ボックス102のプラグ110をノートブッ
ク型PC(機器)に接続する際、図5の(A)−>
(B)−>(C) の過程を踏むように、プラグ110
の形状が定められている。すなわち、(A)非接続状態
では、プラグ110のVCCライン114とGNDライ
ン116はショートし、アダプタ106は待機モードで
ある。(B)の接続過程では、プラグ110のVCCラ
イン114がトリガー電圧源104の出力118と接続
し、トリガー電圧がVCCライン114にに印加され
る。その結果、アダプタ106の待機モードが解除さ
れ、通常の動作モードに復帰して、DC電圧をVCCラ
イン114に出力する。さらに、ボックスのプタグ11
0がジャック112に差し込まれると、(C)の機器接
続状態になり、ノートブック型PC(機器)にアダプタ
106からのDC電源(電圧)が供給される。
【0032】ノートブック型PC(機器)の使用が終わ
り、プラグ110を抜くときは、逆の図5の(C)−>
(B)−>(A)の動作をたどり、抜き終わったとき
に、プラグ110のVCCライン114とGNDライン
116はショートし、アダプタ106は待機モードにな
る。このように、プラグ110の抜き差し(機器の着
脱)のみで、待機モードをサポートしていない通常の機
器でも、本発明のAC−DCアダプタを利用することが
できる。なお、機器側がアダプタの待機モードをサポー
トしている場合は、図5のオプション・ボックス102
をとりはずすことにより、既に述べたAC−DCアダプ
タの動作を確保することができる。
【0033】また、機器側のジャックの規格等の制限に
より、図5の(A)−>(B)−>(C) のシーケン
スが実現できない場合、図3に示した、オンスイッチ6
6とオフスイッチ64と同等の機能を有するスイッチを
オプション・ボックス102に設けることにより、スイ
ッチングの操作が必要という制限がつくが、図5の場合
と同様の機能を実現できる。
【0034】以上、本発明についてノートブック型PC
を接続する機器の例として説明したが、本発明は他の機
器にも適用できることは言うまでも無い。そして、本発
明によれば、以下の効果を得ることができる。 (1)無負荷時において、省電力モードにすることによ
り、無駄な電力消費を低減し、節電による省エネルギー
および電気代節約をすることができる。 (2)省電力モードを解除し、即座に通常の動作モード
(接続する機器にDC電源を供給できる状態)に復帰す
ることができる。 (3)省電力モードのサポートの有無に係わらず、あら
ゆる機器において、省電力モードによる節電を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ACーDCアダプタとアダプタに接続する機
器の一般的な構成を示す図である。
【図2】 本発明のACーDCアダプタの構成の一実施
例を示す図である。
【図3】 本発明のACーDCアダプタに接続する機器
側の構成の一実施例を示す図である。。
【図4】 本発明のAC−DCアダプタのDCプラグと
ノートブック型PCのDCジャクの断面図である。
【図5】 本発明のオプション・ボックスを有するAC
−DCアダプタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1、100、106:AC−DCアダプタ 2、12:ACプラグ 3:AC電源コンセント 4、52、84、108、110:DCプラグ 5、200、:機器 6、86:DCジャック 14、60、90、114:VCCライン 16、62、88、94,116:GNDライン 18:ダイオードブリッジ回路 20、28、42:コンデンサ 22:アイソレーション・トランス 24、26:ダイオード 30、32、44:抵抗 34:制御用IC(コントローラ) 38、46:フォトカプラー 50:スイッチング・トランジスタ 64、66:スイッチ 80:機器内の主回路 70、72、74、76:トリガー電圧発生源 102:オプション・ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出井 誠一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5H006 AA00 CA01 CA07 CB01 CC08 DA04 DB01 DC02 DC05 HA06 HA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DC電源を供給する機器と電源(VC
    C)ラインおよびグランド(GND)ラインで接続可能
    なACーDCアダプタであって、 上記VCCラインおよび上記GNDラインをショートさ
    せることにより、当該アダプタを省電力モードにするた
    めの第1の手段と、 上記VCCラインにトリガーパルスを与えることによ
    り、上記省電力モードを解除するための第2の手段と、
    を含むACーDCアダプタ。
  2. 【請求項2】 上記第1の手段は上記VCCラインおよ
    び上記GNDラインをショートさせるためのスイッチを
    含み、上記第2の手段は上記トリガーパルスの発生源を
    含む、請求項1のACーDCアダプタ。
  3. 【請求項3】 DC電源を供給する機器と電源(VC
    C)ラインおよびグランド(GND)ラインで接続可能
    なACーDCアダプタであって、 上記VCCラインと上記GNDラインの間の短絡電流に
    より、当該アダプタを省電力モードにするための第1の
    手段と、 上記VCCラインに供給されるトリガー電圧により、上
    記省電力モードを解除するための第2の手段と、を含む
    ACーDCアダプタ。
  4. 【請求項4】 上記第1の手段は上記VCCラインと上
    記GNDラインの間の短絡電流を検出する手段を含み、
    上記第2の手段は上記VCCラインに供給されるトリガ
    ー電圧を検出する手段を含む、請求項3のACーDCア
    ダプタ。
  5. 【請求項5】 DC電源を供給する機器と電源(VC
    C)ラインおよびグランド(GND)ラインで接続可能
    なACーDCアダプタの制御方法であって、 (a)上記VCCラインと上記GNDラインの間の短絡
    電流を検出するステップと、 (b)上記短絡電流が検出された場合に、当該アダプタ
    を省電力モードにするステップと、を含む制御方法。
  6. 【請求項6】 さらに、(c)上記VCCラインに供給
    されるトリガー電圧を検出するステップと、 (d)上記トリガー電圧が検出された場合に、上記省電
    力モードを解除するステップを含む、請求項5の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 DC電源を供給する機器と電源(VC
    C)ラインおよびグランド(GND)ラインで接続可能
    なACーDCアダプタであって、 コントローラと、 上記GNDラインおよび上記コントローラに接続し、上
    記VCCラインと上記GNDラインの間の短絡電流を検
    出して、上記コントローラに送る省電力モード信号(オ
    ーバーカレント信号)を生成するための第1の手段と、 上記VCCラインとおよび上記コントローラに接続し、
    上記VCCラインに供給されるトリガー電圧を検出し
    て、上記コントローラに送るリセット信号を生成するた
    めの第2の手段と、を含むACーDCアダプタ。
  8. 【請求項8】 上記コントローラは、上記オーバーカレ
    ント信号を受信した場合、上記機器へのDC電源の供給
    をストップするための信号を生成し、上記リセット信号
    を受信した場合、上記機器へのDC電源の供給をスター
    トするための信号を生成することを特徴とする、請求項
    7のACーDCアダプタ。
  9. 【請求項9】 ACーDCアダプタに電源(VCC)ラ
    インおよびグランド(GND)ラインで接続する機器で
    あって、 当該機器は、上記VCCラインおよび上記GNDライン
    をショートさせるための短絡手段と、上記VCCライン
    にトリガー電圧を供給するためのトリガー電圧発生手段
    とを含み、 当該アダプタは、上記VCCラインおよび上記GNDラ
    インのショートにより発生する短絡電流を検出して、上
    記アダプタを省電力モードにするための第1の手段と、
    上記VCCラインのトリガー電圧を検出して、上記省電
    力モードを解除するための第2の手段とを含む、 上記ACーDCアダプタに接続する機器。
  10. 【請求項10】 上記短絡手段は、上記機器のパワース
    イッチをオフした場合、あるいは、上記機器と上記アダ
    プタの接続が解除された場合に、上記VCCラインと上
    記GNDラインをショートさせることを特徴とする、請
    求項9のACーDCアダプタに接続する機器。
  11. 【請求項11】 上記トリガー電圧発生手段は、上記機
    器と上記アダプタが接続されるときに、上記VCCライ
    ンにトリガー電圧を供給することを特徴とする、請求項
    10のACーDCアダプタに接続する機器。
  12. 【請求項12】 ACーDCアダプタに電源(VCC)
    ラインおよびグランド(GND)ラインで接続する機器
    の制御方法であって、 (a)上記VCCラインおよび上記GNDラインをショ
    ートさせるステップと、 (b)上記ショートしたVCCラインとGNDラインの
    間の短絡電流を検出するステップと、 (c)上記短絡電流が検出された場合に、上記アダプタ
    を省電力モードにするステップと、を含む制御方法。
  13. 【請求項13】 さらに、(d)上記VCCラインにト
    リガー電圧を供給するステップと、 (e)上記VCCライン上のトリガー電圧を検出するス
    テップと、 (f)上記トリガー電圧が検出された場合に、上記省電
    力モードを解除するステップを含む、請求項12の制御
    方法。
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