JP2003204805A - アウトソール及びゴルフ靴 - Google Patents

アウトソール及びゴルフ靴

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JP2003204805A
JP2003204805A JP2002005503A JP2002005503A JP2003204805A JP 2003204805 A JP2003204805 A JP 2003204805A JP 2002005503 A JP2002005503 A JP 2002005503A JP 2002005503 A JP2002005503 A JP 2002005503A JP 2003204805 A JP2003204805 A JP 2003204805A
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outsole
protrusion
area
region
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Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷上防滑性能に優れ、しかも履き心地のよい
ゴルフ靴の提供。 【解決手段】 ゴルフ靴のアウトソール2は、本体4と
この本体4から突出する多数の突起5とを備えている。
アウトソール2は架橋ゴム組成物からなるので、柔軟で
ある。全ての突起5の平均高さよりも0.3mm以上高
い突起は、高突起である。高突起のうち、下記(1)及
び(2)の条件を満たすものは、特定高突起である。 (1)接地面積が10mm以上35mm以下である
こと。 (2)最も近くに存在する他の高突起との間隔が6mm
以上であること。 長さ線に沿って3等分されることでアウトソールの底面
が爪先寄り領域、中間領域及び踵寄り領域に区画された
とき、爪先寄り領域及び踵寄り領域のそれぞれにおいて
特定高突起が1個以上存在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ靴とこのゴ
ルフ靴に用いられるアウトソールとに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かつては、アウトソールに金属製の鋲が
設けられたゴルフ靴(「スパイクシューズ」と称されて
いる)が主流であった。この金属鋲は、地面に突き刺さ
ることによってゴルファーのスイングを安定させること
に寄与する。金属鋲はまた、歩行時のスリップ防止にも
寄与する。金属鋲は接地面に対して常に垂直を保つ必要
があり、スイング中の揺動も阻止されなければならな
い。このため、アウトソールは高剛性な材料から形成さ
れ、これによってスパイクピンの固定が堅固とされてい
る。また、このゴルフ靴ではスパイクピンを固定するた
めの座金がアウトソールに埋設される必要があるので、
この座金によってアウトソールがよりいっそう高剛性と
なる。高剛性なアウトソールを備えた靴は、ゴルファー
にとって履き心地のよいものではない。
【0003】近年、金属鋲を備えていない、いわゆるス
パイクレスシューズが普及し、ゴルフ靴の主流となりつ
つある。このゴルフ靴のアウトソールは、本体とこの本
体から突出する突起とを備えている。本体及び突起は架
橋ゴムからなる。このアウトソールは柔軟なので、スパ
イクレスシューズはゴルファーにとって履き心地のよい
ものである。
【0004】スパイクレスシューズの突起は、地面が柔
軟である場合はこの地面に食い込み、地面に凹凸がある
場合は地面と引っかかり合う。この食い込みと引っかか
りとにより、防滑性能が発現される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冬季には、ゴルフ場の
地面が凍結することがある。特に、通路や傾斜面に敷設
されたゴムマット上には、氷がはりやすい。氷は、ゴル
フ靴のスリップを誘発する。スリップが生じると、ゴル
ファーは歩行しづらい。氷上での防滑性能に関しては、
スパイクレスシューズはスパイクシューズよりも劣る。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、履き心地がよく、しかも氷上防滑性能に優
れたゴルフ靴の提供をその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、底面に互いに高さの異なる複数種
類の突起を備えており、架橋ゴム組成物からなるゴルフ
靴のアウトソールであって、長さ線に沿って3等分され
ることで底面が爪先寄り領域、中間領域及び踵寄り領域
に区画されたとき、特定高突起が爪先寄り領域及び踵寄
り領域のそれぞれにおいて1個以上存在していることを
特徴とするアウトソール、である。
【0008】また、上記の目的を達成するためになされ
た他の発明は、アウトソールを備えており、このアウト
ソールが底面に互いに高さの異なる複数種類の突起を備
えており、かつこのアウトソールが架橋ゴム組成物から
なるゴルフ靴であって、このアウトソールの底面が長さ
線に沿って3等分されることで爪先寄り領域、中間領域
及び踵寄り領域に区画されたとき、特定高突起が、爪先
寄り領域及び踵寄り領域のそれぞれにおいて1個以上存
在していることを特徴とするゴルフ靴、である。
【0009】本明細書において特定高突起とは、高突起
であって、かつ(1)接地面積が10mm以上35m
以下であること及び(2)最も近くに存在する他の
高突起との間隔が6mm以上であることを満たすものを
意味する。本明細書において高突起とは、全ての突起の
平均高さよりも0.3mm以上高い高突起を意味する。
【0010】本発明のアウトソールでは、特定突起が氷
に引っ掛かることでスリップが防止される。このアウト
ソールを備えたゴルフ靴は、氷上防滑性能に優れる。こ
のアウトソールは架橋ゴムからなるので、柔軟である。
このアウトソールを備えたゴルフ靴は、履き心地に優れ
る。
【0011】好ましくは、中間領域にも1個以上の特定
突起が存在する。このアウトソールは、氷上防滑性能に
さらに優れる。
【0012】好ましくは、爪先寄り領域に存在する、特
定高突起でない高突起の数は、10個以下である。この
アウトソールは、氷上防滑性能にさらに優れる。好まし
くは、踵寄り領域に存在する、特定高突起でない高突起
の数は、10個以下である。このアウトソールは、氷上
防滑性能にさらに優れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面が参照されつつ、
好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明され
る。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフ
靴1が示された側面図である。このゴルフ靴1は、アウ
トソール2とアッパー3とを備えている。アウトソール
2は、ゴム組成物が架橋されることで成形されている。
ゴム組成物の基材ゴムとしては、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、天然ゴム等が
用いられうる。2種以上のゴムが併用されてもよい。ア
ッパー3は、皮革、合成皮革等から形成されている。
【0015】図2は、図1のゴルフ靴1のアウトソール
2が示された底面図である。このアウトソール2は、右
足用である。左足用のアウトソール2は、図2が左右反
転された形状を呈する。図2から明らかなように、アウ
トソール2は、本体4とこの本体4から突出する多数の
突起5とを備えている。この突起5は本体4と一体的に
成形されてもよく、本体4とは別個に成形されて本体4
に接合されてもよい。突起5の総数は、通常は20個以
上200個以下である。突起はゴム組成物が架橋される
ことで成形されているので、金属鋲よりも柔軟である。
【0016】図2において符号L1で示されているの
は、長さ線である。この長さ線L1は、アウトソール2
の底面の輪郭内に画かれうる線分のうちで最長のもので
ある。ラインL2及びラインL3は、いずれも長さ線L
1と直交する。ラインL2及びラインL3によって、長
さ線L1は3等分されている。底面のうちラインL2よ
りも上方は、爪先寄り領域である。底面のうちラインL
2とラインL3とに挟まれた部分は、中間領域である。
底面のうちラインL2よりも下方は、踵寄り領域であ
る。
【0017】図3は、図2のアウトソール2の突起5が
説明されるための底面図である。この図3において黒色
で塗りつぶされている部分は、突起5の接地面である。
接地面とは、通常の状態でゴルフ靴1が使用されたとき
に地面と接触しうる面を意味する。図3から明らかなよ
うに、爪先寄り領域、中間領域及び踵寄り領域のいずれ
にも、突起5が多数形成されている。
【0018】図4は、図2のアウトソール2の一部が示
された模式的断面図である。この図には、7個の突起5
が示されている。本明細書において突起5の高さとは、
本体4の基準面6から突起5の接地面までの距離を意味
する。例えば、図4における最も左側の突起5の高さ
は、両矢印A1で示されている。また、左から2番目の
突起5の高さは、両矢印A2で示されている。全ての突
起5の平均高さよりも0.3mm以上高い突起5は、本
明細書では「高突起」と称される。図4では、2個の高
突起Hが示されている。図4において両矢印Pで示され
ているのは、高突起H、H同士の間隔である。この間隔
Pは、基準面6と平行方向における接地面B、B同士の
距離を意味する。
【0019】図5は、図2のアウトソール2の高突起H
が説明されるための底面図である。この図5において黒
色で塗りつぶされている部分は、高突起Hの接地面であ
る。このアウトソール2は、合計で17個の高突起Hを
備えている。図5において、符号Htで示されているの
は爪先寄り領域に存在する高突起であり、符号Hmで示
されているのは中間領域に存在する高突起であり、符号
Hhで示されているのは踵寄り領域に存在する高突起で
ある。爪先寄り領域には6個の高突起Htが存在してお
り、中間領域には7個の高突起Hmが存在しており、踵
寄り領域には4個の高突起Hhが存在している。2つの
領域にまたがる高突起Hは、その接地面Bの輪郭形状の
重心が位置する領域に存在する高突起Hと見なされる。
【0020】本明細書では、高突起Hのうち下記(1)
及び(2)の条件を満たすものは、「特定高突起」と称
される。 (1)接地面積が10mm以上35mm以下である
こと。 (2)最も近くに存在する他の高突起との間隔が6mm
以上であること。 図5に示された高突起Ht、Hm、Hhは、全て特定高
突起である。
【0021】特定高突起は全ての突起5の平均高さより
も0.3mm以上高いので、このゴルフ靴1を着用した
ゴルファーが氷上を歩行する際、特定高突起は氷に引っ
掛かりやすい。この引っ掛かりによって、ゴルフ靴1の
氷上防滑性能が発現される。この観点から、特定高突起
の高さは平均高さよりも0.5mm以上高く設定される
のが好ましく、3.0mm以上高く設定されるのが特に
好ましい。特定高突起が高すぎると、ゴルフ靴1を着用
したゴルファーがグリーン上を歩行した際に、特定高突
起が芝生に損傷を与えたりグリーンを凹ませてしまうこ
とがある。しかも、高すぎる特定高突起は、摩耗しやす
い。さらに、高すぎる特定高突起はゴルファーに突き上
げ感を与える。これらの観点から、特定高突起と平均高
さとの差は7.0mm以下が好ましく、5.0mm以下
が特に好ましい。
【0022】特定高突起とこの特定高突起の最も近くに
存在する他の高突起Hとの間隔Pは、6mm以上であ
る。これにより、周辺の高突起Hに阻害されることな
く、特定高突起が氷と引っ掛かり合う。この観点から、
間隔Pは8.0mm以上が好ましく、10.0mm以上
が特に好ましい。
【0023】前述のように、特定高突起の接地面積は1
0mm以上35mm以下である。接地面積が上記範
囲未満であると、氷との引っ掛かりが不十分となってゴ
ルフ靴1の氷上防滑性能が不十分となることがある。こ
の観点から、接地面積は12mm以上が好ましく、1
5mm以上が特に好ましい。接地面積が上記範囲を超
えると、特定高突起が芝生に損傷を与え、グリーンを凹
ませ、かつゴルファーに突き上げ感を与えることがあ
る。これらの観点から、接地面積は30mm以下が好
ましく、25mm以下が特に好ましい。
【0024】爪先寄り領域には、1個以上の特定高突起
が必要である。爪先寄り領域は、ゴルフ靴1が地面から
離れる際に大きな荷重が加わる領域である。この爪先寄
り領域に特定高突起が存在することにより、ゴルフ靴1
が地面から離れる際のスリップが効果的に抑制される。
この観点から、爪先寄り領域に2個以上の特定高突起が
存在するのが好ましく、4個以上の特定高突起が存在す
るのが特に好ましい。爪先寄り領域に過剰に高突起Hが
存在すると間隔Pが小さくなってしまうので、爪先寄り
領域に存在する特定高突起の数は、通常は15個以下と
される。
【0025】踵寄り領域には、1個以上の特定高突起が
必要である。踵寄り領域は、ゴルフ靴1が着地する際に
大きな荷重が加わる領域である。この踵寄り領域に特定
高突起が存在することにより、ゴルフ靴1が着地する際
のスリップが効果的に抑制される。この観点から、踵寄
り領域に2個以上の特定高突起が存在するのが好まし
く、4個以上の特定高突起が存在するのが特に好まし
い。踵寄り領域に過剰に高突起Hが存在すると間隔Pが
小さくなってしまうので、踵寄り領域に存在する特定高
突起の数は、通常は15個以下とされる。
【0026】氷上防滑性能の観点から、中間領域にも1
個以上、さらには2個以上、特には4個以上の特定高突
起が存在するのが好ましい。中間領域に過剰に高突起H
が存在すると間隔Pが小さくなってしまうので、中間領
域に存在する特定高突起の数は、通常は15個以下とさ
れる。
【0027】氷上防滑性能の観点から、爪先寄り領域に
おける他の高突起H(特定高突起以外の高突起)の数は
10個以下、さらには6個以下、特には4個以下が好ま
しい。他の高突起Hの数が少なくされることにより、特
定高突起と氷との引っ掛かり合いが他の高突起Hによっ
て阻害されることが抑制される。
【0028】氷上防滑性能の観点から、踵寄り領域にお
ける他の高突起Hの数は10個以下、さらには6個以
下、特には4個以下が好ましい。他の高突起Hの数が少
なくされることにより、特定高突起と氷との引っ掛かり
合いが他の高突起Hによって阻害されることが抑制され
る。
【0029】高突起Hの接地面積の合計Saと、他の突
起5の接地面積の合計Sbとの比(Sa/Sb)は、8
/100以上40/100以下が好ましい。比(Sa/
Sb)が上記範囲未満であると、高突起Hの存在しない
領域に荷重がかかる可能性が高く、氷上防滑性能が不十
分となることがある。この観点から、比(Sa/Sb)
は12/100以上が特に好ましい。比(Sa/Sb)
が上記範囲を超えると、分圧が低いことに起因して氷上
防滑性能が不十分となることがある。この観点から、比
(Sa/Sb)は30/100以下が特に好ましい。
【0030】高突起Hの硬度(JIS−A)は、65以
上95以下が好ましい。硬度が上記範囲未満であると、
氷との引っ掛かりが不十分となることがある。この観点
から、硬度は70以上が特に好ましい。硬度が上記範囲
を超えると、ゴルフ靴1の履き心地が不十分となること
がある。この観点から、硬度は85以下が特に好まし
い。
【0031】他の突起5(高突起H以外の突起)の硬度
(JIS−A)は、40以上75以下が好ましい。硬度
が上記範囲未満であると、他の突起5の強度が不十分と
なることがある。この観点から、硬度は45以上が特に
好ましい。硬度が上記範囲を超えると、ゴルフ靴1の履
き心地が不十分となることがある。この観点から、硬度
は65以下が特に好ましい。
【0032】高突起Hに特に好適なゴムは、ブタジエン
ゴム又はアクリロニトリル−ブタジエンゴムである。こ
れらのゴムは、氷上防滑性能に寄与する。その理由は詳
細には不明であるが、氷の表面の水膜に起因するスリッ
プが抑制されるためであると推測される。
【0033】
【実施例】[実施例1]アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム(日本ゼオン社の商品名「ニッポールDN20
0」)100部、シリカ(デグサ社の商品名「ウルトラ
ジルVN3」)45部、シランカップリング剤としての
ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスル
フェン(デグサ社の商品名「Si69」 )4.0部、可
塑剤としてのジオクチルフタレート(三建化工社の商品
名「DOP」)2.0部、老化防止剤としての2,6−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(大内新
興化学工業社の商品名「ノクラック200」)2.0部、
他の老化防止剤「大内新興化学工業社の商品名「サンノ
ックN」)0.5部、酸化亜鉛3.0部及びステアリン
酸1.0部をバンバリーミキサーで混練し、混練物を得
た。次に、この混練物をオープンロールに投入し、硫黄
0.5部、加硫促進剤としてのジベンゾチアジルジスル
フィド(大内新興化学工業社の商品名「ノクセラーD
M」)1.3部、他の加硫促進剤としてのテトラエチル
チウラムジスルフィド(大内新興化学工業社の商品名
「ノクセラーTET」)0.7部及びさらに他の加硫促進
剤としてのジ−o−トリルグアニジン(大内新興化学工
業社の商品名「ノクセラーDT」)0.1部を添加して混
練し、ゴム組成物を得た。
【0034】次に、アウトソールと同等形状のキャビテ
ィを備えた金型を用意し、これにゴム組成物を充填し
た。そして、160℃で8分間加圧・加熱して、アウト
ソールを得た。このアウトソールの底面形状は、図2か
ら図5に示される通りである。このアウトソールにアッ
パーを取り付けて、実施例1のゴルフ靴を得た。このゴ
ルフ靴は、17個の高突起を備えている。高突起は、爪
先寄り領域に6個存在しており、中間領域に7個存在し
ており、踵寄り領域に4個存在している。これら高突起
は、全ての突起の平均高さよりも0.5mm高い。全て
の高突起は、特定高突起である。
【0035】[実施例2から4]異なる金型を用い、高
突起の高さを下記の表1に示されるようにした他は実施
例1と同様にして、実施例2から4のゴルフ靴を得た。
【0036】[比較例1]異なる金型を用い、図6に示
される形状を備えたアウトソールを得た。このアウトソ
ールにアッパーを取り付けて、比較例1のゴルフ靴を得
た。このゴルフ靴は、36個の高突起を備えている。高
突起は、爪先寄り領域に20個存在しており、踵寄り領
域に16個存在している。このゴルフ靴では、最も近く
に存在する他の高突起との間隔が6mm以上である高突
起は存在しない。換言すれば、全ての高突起は特定高突
起ではない。
【0037】[比較例2]異なる金型を用い、全ての突
起の平均高さよりも0.3mm以上高い突起を全く設け
なかった他は実施例1と同様にして、比較例2のゴルフ
靴を得た。
【0038】[氷上防滑性能の評価]10名のゴルファ
ーにゴルフ靴を着用させ、表面に氷の張ったゴムマット
の上を歩行させた。そして、防滑性能を「1」から
「5」の5段階で評価させた。最もスリップが生じにく
いものを「5」とし、生じやすいものを「1」とした。
10名のテスターの評価値の平均が、下記の表1に示さ
れている。
【0039】[突き上げ感の評価]10名のゴルファー
にゴルフ靴を着用させ、コンクリート製の平坦地面の上
を歩行させた。そして、突き上げ感の程度を「1」から
「5」の5段階で評価させた。最も突き上げ感がないも
の「5」とし、あるものを「1」とした。10名のテス
ターの評価値の平均が、下記の表1に示されている。
【0040】[グリーンの損傷]ゴルフ靴を着用したゴ
ルファーをパッティンググリーンの上に立たせた後の、
グリーンの状態を目視で観察した。そして、グリーンの
凹みの程度を「1」から「5」の5段階で評価させた。
最も凹みにくいものを「5」とし、凹みやすいものを
「1」とした。この結果が、下記の表1に示されてい
る。
【0041】
【表1】
【0042】表1に示されているように、各実施例の靴
は氷上での防滑性能に優れている。この評価結果より、
本発明の優位性は明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明のゴルフ
靴はいわゆるスパイクレスシューズなので、履き心地に
優れる。しかも、このゴルフ靴は、氷上防滑性能に優れ
る。このゴルフ靴を着用したゴルファーは、凍結路面の
上でも歩きやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る靴が示され
た左側面図である。
【図2】図2は、図1の靴のアウトソールが示された底
面図である。
【図3】図3は、図2のアウトソールの突起が説明され
るための底面図である。
【図4】図4は、図2のアウトソールの一部が示された
模式的断面図である。
【図5】図5は、図2のアウトソールの高突起が説明さ
れるための底面図である。
【図6】図6は、本発明の比較例に係るアウトソールが
示された底面図である。
【符号の説明】
1・・・靴 2・・・アウトソール 3・・・アッパー 3・・・インソール 4・・・本体 5・・・突起 6・・・基準面 B・・・接地面 H、Ht、Hm、Hh・・・高突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に互いに高さの異なる複数種類の突
    起を備えており、架橋ゴム組成物からなるゴルフ靴のア
    ウトソールであって、 長さ線に沿って3等分されることで底面が爪先寄り領
    域、中間領域及び踵寄り領域に区画されたとき、全ての
    突起の平均高さよりも0.3mm以上高い高突起であっ
    てかつ下記(1)及び(2)の条件を満たす特定高突起
    が、爪先寄り領域及び踵寄り領域のそれぞれにおいて1
    個以上存在していることを特徴とするアウトソール。 (1)接地面積が10mm以上35mm以下である
    こと。 (2)最も近くに存在する他の高突起との間隔が6mm
    以上であること。
  2. 【請求項2】 上記特定突起が、中間領域において1個
    以上存在している請求項1に記載のアウトソール。
  3. 【請求項3】 上記爪先寄り領域に存在する、特定高突
    起でない高突起の数が10個以下である請求項1又は請
    求項2に記載のアウトソール。
  4. 【請求項4】 上記踵寄り領域に存在する、特定高突起
    でない高突起の数が10個以下である請求項1から請求
    項3のいずれか1項に記載のアウトソール。
  5. 【請求項5】 アウトソールを備えており、このアウト
    ソールが底面に互いに高さの異なる複数種類の突起を備
    えており、かつこのアウトソールが架橋ゴム組成物から
    なるゴルフ靴であって、 このアウトソールの底面が長さ線に沿って3等分される
    ことで爪先寄り領域、中間領域及び踵寄り領域に区画さ
    れたとき、全ての突起の平均高さよりも0.3mm以上
    高い高突起であってかつ下記(1)及び(2)の条件を
    満たす特定高突起が、爪先寄り領域及び踵寄り領域のそ
    れぞれにおいて1個以上存在していることを特徴とする
    ゴルフ靴。 (1)接地面積が10mm以上35mm以下である
    こと。 (2)最も近くに存在する他の高突起との間隔が6mm
    以上であること。
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