JP2003206409A - 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材 - Google Patents

加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材

Info

Publication number
JP2003206409A
JP2003206409A JP2002004887A JP2002004887A JP2003206409A JP 2003206409 A JP2003206409 A JP 2003206409A JP 2002004887 A JP2002004887 A JP 2002004887A JP 2002004887 A JP2002004887 A JP 2002004887A JP 2003206409 A JP2003206409 A JP 2003206409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polymer
parts
aqueous solution
chitosan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002004887A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Tanaka
和也 田中
Tetsuo Otsuki
哲郎 大槻
Ryoji Morita
良治 森田
Shinya Tsuchida
真也 土田
Masayuki Kobayashi
誠幸 小林
Takanori Yamanami
隆徳 山南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Nihon Parkerizing Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Nihon Parkerizing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd, Nihon Parkerizing Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority to JP2002004887A priority Critical patent/JP2003206409A/ja
Publication of JP2003206409A publication Critical patent/JP2003206409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合した状態でも、常温下1ヶ月以上保存可
能で、一旦一定条件で加熱処理後は、抗菌性および耐水
性などに優れた皮膜を基体表面に形成する加熱架橋性組
成物を提供すること。 【解決手段】 水酸基および/またはアミノ基を有する
ポリマーと多塩基酸とを必須成分とする(但しグリセリ
ル化キトサンと1,2,3,4−ブタンテトラカルボン
酸との組み合わせは除く)ことを特徴とする加熱架橋性
組成物、水性溶液組成物および複合材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水酸基および/ま
たはアミノ基を有するポリマーと多塩基酸とを必須成分
とする加熱架橋性組成物、該組成物を水性媒体に溶解さ
せてなる水性溶液組成物、および基材と上記組成物の架
橋物とからなる複合材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キトサンそのものが抗菌性を有す
ることはよく知られている。また、キトサンに比べ、3
級および/または4級アミノ基を有するキトサン誘導体
(以下単に「カチオン化キトサン」という)の抗菌性は
さらに増加することも知られている。
【0003】そこで、このカチオン化キトサンを繊維に
付与し、抗菌性繊維とする試みが多くなされている。こ
こでの問題はカチオン化キトサンは、キトサンに比べて
水溶性も増すために、該カチオン化キトサンで繊維を処
理した後の処理繊維の耐水性が不十分で満足し得る洗濯
堅牢度が得られないことにあった。また、キトサンはカ
チオン化キトサンに比べれば耐水性に優れるが、それで
もその耐水性は実用上必ずしも充分とはいえない。
【0004】このために、キトサンまたはカチオン化キ
トサンの洗濯堅牢度を向上させるために、種々の架橋剤
が提案されているが、架橋剤の種類や架橋方法によって
は、本来抗菌性を有するキトサンまたはカチオン化キト
サンを使用しても、架橋生成物が抗菌性を示さなくなる
ことも多く、耐水性の向上と抗菌性の保持を両立させる
ことは難しい。
【0005】また、従来の架橋方法は、特開平11−2
47067号公報に開示されているように、カチオン化
キトサンを含む液と架橋剤を含む液の2液タイプによる
架橋が殆どで、この場合、繊維処理における操作が2工
程を必要とする。
【0006】一方、特開平12−219605号公報で
は、架橋生成物が十分な抗菌性を示し、また、それらの
処理もカチオン化キトサン液に事前に架橋剤液を混合し
ておき、繊維への処理を1工程で行うことも実施されて
いるが、一般にカチオン化キトサン液と架橋剤液との混
合液のポットライフが短く、処理のたびに2液を混合調
整する必要があり、混合液の保存ができない。また、処
理操作終了後に、処理機械類に不溶性物質が残るため、
処理機械類の早期の入念な清掃が必要であった。
【0007】上記問題を解決しようとして、これまで種
々の架橋剤が検討されているが、これまでカチオン化キ
トサン液と架橋剤を混合して1液となし、常温下1ヶ月
以上保存可能で、一旦一定条件で処理後は当初の目的で
ある抗菌性を失うことなく、十分な耐水性および洗濯堅
牢度を発現する有効な架橋剤は見い出されていなかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の第一の
目的は、常温ではキトサンまたはカチオン化キトサンと
本質的に架橋反応を行わず、安定で、かつ一定条件下で
は強固に架橋するという一見相反する機能を有し、その
うえ、架橋後も抗菌性を失わない架橋剤およびその架橋
条件を見出し、これによって、抗菌性付与剤として有効
なキトサンまたはカチオン化キトサンを主要成分とし
て、使用方法が簡便である1液型自己架橋性組成物、該
組成物からなる水性溶液組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、キトサンまた
はカチオン化キトサンと多塩基酸とを必須成分とし、こ
れを水性媒体に溶解させてなる水性溶液組成物の水分の
一部若しくは全部を除いた後、あるいは水分を除きなが
ら加熱することによって、抗菌性かつ耐水性成型物を形
成し得ることを見出した。
【0010】さらに、上記知見を基に、水酸基および/
またはアミノ基を有するポリマー(以下単に「OH/N
2ポリマー」という)と多塩基酸とを必須成分とし、
これを水性媒体に溶解させてなる水性溶液組成物に関
し、その水性溶液組成物の水分の一部若しくは全部を除
いた後、あるいは水分を除きながら加熱することについ
て広汎に検討したところ、OH/NH2ポリマーと架橋
剤を混合して1液となし、常温下1ヶ月以上保存可能
で、一旦一定条件で処理後は当初の目的である耐水性物
が得られることが判明した。
【0011】さらに、得られるOH/NH2ポリマーと
多塩基酸との加熱生成物は、程度の差はあるが、実用上
有意に耐水性を保持するばかりでなく、OH/NH2
リマーが本来有する機能を失うことなく保持することを
見出した。また、本発明の加熱架橋性組成物を各種基材
に適用することによって、極めて簡便に、各種基材へ耐
水性とともに幹ポリマー固有の各種機能を付与し得るこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0012】従って、本発明は、OH/NH2ポリマー
と多塩基酸とを必須成分とすることを特徴とする加熱架
橋性組成物を提供する。上記OH/NH2ポリマーが、
pH1〜14の水または水と有機溶媒とを含む水性媒体
に100℃以下で可溶であること;OH/NH2ポリマ
ーが、多糖、ポリアミノ酸、ポリビニルアルコール、ポ
リアリルアミン、ポリビニルアミン、ポリアミジンまた
はポリエチレンイミンあるいはそれらの誘導体、または
それらの混合物であること;上記ポリマーが、ポリマー
のカルボキシル化物、グリコール化物、トシル化物、硫
酸化物、リン酸化物、エーテル化物またはアルキル化物
であること;上記ポリマーの置換基導入率が、該ポリマ
ーのモノマーユニットあたり0.1〜6であること;お
よびポリマーが3級および/または4級アミノ基(以下
単に「カチオン基」という)あるいはそれらの塩の基を
有することが好ましい。
【0013】また、本発明は、前記ポリマーが、幹ポリ
マーに下記式(1)または式(2)で表わされる化合物
を反応させることによって、幹ポリマーにカチオン基を
導入するか、若しくは該ポリマーが本来アミノ基を有す
る場合、それらのアミノ基を下記式(3)で表わされる
化合物でアルキル化してなるカチオン基を有するポリマ
ーである前記の加熱架橋性組成物を提供する。
【0014】
【0015】また、前記式(2)の化合物が、2,3−
エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドで
あること;多糖が、アルギン酸、澱粉、セルロース、キ
チン、キトサンまたはペクチンであること;ポリアミノ
酸が、ポリリジン、ポリオルニチン、ポリアルギニン、
ポリヒスチジン、プロタミン、ゼラチンまたはコラーゲ
ンであること;前記ポリマーが、キトサン、ヒドロキシ
アルキルキトサン、ポリビニルアルコールおよびカチオ
ン基を有するキトサンからなる群から選ばれる少なくと
も1種であること;多塩基酸が、3塩基酸、4塩基酸ま
たは5塩基酸あるいはそれらの混合物であること;多塩
基酸が、エチレンジアミンテトラ酢酸、1,2,3,4
−ブタンテトラカルボン酸またはクエン酸あるいはそれ
らの混合物であること;OH/NH2ポリマーと多塩基
酸の質量比が、1:0.01〜6であること;およびO
H/NH2ポリマーの重量平均分子量(GPCで測定、
標準プルラン換算)(以下単に「MW」という)が、
5,000〜200万であることが好ましい。
【0016】また、本発明は、前記のOH/NH2ポリ
マーと多塩基酸とを必須成分とし、これを水性媒体に溶
解させてなり、水分の一部若しくは全部を除いた後、あ
るいは水分を除きながら加熱することによって、耐水性
皮膜を形成し得ることを特徴とする水性溶液組成物を提
供する。
【0017】上記OH/NH2ポリマーと多塩基酸とを
合わせた固形分濃度が0.1〜50質量%であること;
前記OH/NH2ポリマーに対し質量比で1〜50%の
ノニオン性有機化合物および/または界面活性剤をさら
に含有すること;および水性溶液のpHが7以下である
ことが好ましい。
【0018】また、本発明は、前記組成物を80℃以上
に加熱することを特徴とする架橋物の製造方法、および
該架橋を基材上で行い、基材と架橋物を一体化してなる
ことを特徴とする複合材を提供する。該基材が、アルミ
ニウムや鉄などの金属、ガラス、天然樹脂、合成樹脂、
セラミックス、紙、繊維、織布、不織布または皮革であ
ることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。本発明は、OH/NH
2ポリマーと多塩基酸を必須成分とし、両者が加熱によ
って反応および架橋する。従って、加熱前に、両者がよ
り均一に混合されていることが反応効率的に好ましい。
そのために、本発明において使用するOH/NH 2ポリ
マーとしては、該OH/NH2ポリマーがpH1〜14
の水、あるいはそれに有機溶媒を含む水性媒体に100
℃以下で可溶であることが望ましい。
【0020】上記ポリマーとしては、例えば、多糖、ポ
リアミノ酸、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミ
ン、ポリビニルアミン、ポリアミジンまたはポリエチレ
ンイミンあるいはそれらの誘導体、またはそれらの混合
物が挙げられる。
【0021】pH1〜14の水または水と有機溶媒を含
む媒体に可溶である上記ポリマーの誘導体の例として
は、該ポリマーのカルボキシル化物、グリコール化物、
トシル化物、硫酸化物、リン酸化物、エーテル化物、ア
ルキル化物あるいはそれらの塩が挙げられる。
【0022】多糖、ポリアミノ酸、ポリビニルアルコー
ル、ポリアリルアミン、ポリビニルアミン、ポリアミジ
ンまたはポリエチレンイミンあるいはそれらの誘導体の
中で、多糖は天然物、あるいは天然物由来という利点が
ある。特に、多糖の中でも、アルギン酸、澱粉、セルロ
ース、キチン、キトサンおよびペクチンが大量に入手し
やすい点で好適である。
【0023】その中でも、特にキチン、キトサンあるい
はセルロース若しくはそれらの誘導体が好適であり、さ
らに、キトサン、キトサン誘導体、カチオン化キトサン
あるいはそれらの塩(以下単に「キトサン類」という場
合がある)が最も好適である。例えば、キトサン類その
もの自身が、抗菌性などの種々のユニークな機能を有す
ること、また、該キトサン類は、本発明で使用する多塩
基酸による架橋性が良いこと、さらにこれらキトサン類
が、本発明を実施する繊維、金属、ガラスなどの基材と
相互作用、例えば、密着性が良いなどの利点が多い。し
かし、本発明は、これらに限定されるものでなく、OH
/NH2ポリマーには特別な制限はなく、広汎に使用で
きることが本発明の特徴でもある。
【0024】本発明においてOH/NH2ポリマーとし
て好適に使用するポリビニルアルコール(以下単に「P
VA」という)は一般に広く使用されているポリマー
で、従来公知の方法で製造されたものはいずれも使用で
きるが、製造方法、さらに重合度や鹸化度などに限定は
ない。また、他のモノマーとの共重合物でもよい。
【0025】本発明において使用するポリアリルアミ
ン、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、またはポ
リアミジンも従来公知の方法で製造されたものはいずれ
も使用でき、製造方法、さらに重合度などに限定はな
い。また、他のモノマーとの共重合物でもよい。
【0026】ポリアミノ酸は天然物、合成物を問わず使
用できる。その例としては、ポリリジン、ポリオルニチ
ン、ポリアルギニン、ポリヒスチジン、プロタミン、ゼ
ラチン、またはコラーゲンなどが挙げられる。
【0027】本発明において使用する多糖も天然物、合
成物を問わず使用できる。天然由来の多糖としては海草
由来のアルギン酸、ジャガイモ澱粉、綿花セルロース、
甲殻類由来のキトサンなどが例示できる。例えば、本発
明において使用するキトサンの一例としては、カニやエ
ビの甲殻類の外皮中に存在するキチンを脱アセチル化し
て得られるものであり、それ自体としては周知の材料で
あり、種々の脱アセチル化度、種々のMWのものが市場
から容易に入手できるし、また、容易に製造し得る。本
発明においてはこれらの公知のキトサンがいずれも使用
できる。
【0028】ポリビニルアミン、ポリアミジン、キトサ
ン、セルロース誘導体など、分子内にアミノ基を有する
ポリマーを使用する場合、該ポリマーに酸を加え、アミ
ノ基と造塩反応させことによって、抗菌性を増すこと、
および水溶解性を増すことがよく知られている。本発明
においてもこれらのポリマーの塩も使用できる。
【0029】上記造塩に使用する酸としては、水性媒体
中にある程度の溶解性を有する酸であればいずれでもよ
く、例えば、塩酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
タウリン、ピロリドンカルボン酸、クエン酸、リンゴ
酸、乳酸、ヒドロキシマロン酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、安息香酸、サリチル酸、アミノ安息香酸、
フタル酸、ビタミンCなどの如き有機酸が挙げられる。
特に好ましいものは乳酸、リンゴ酸、クエン酸などの天
然に存在する有機酸が挙げられる。
【0030】このような酸の使用量は、キトサンの脱ア
セチル化度、ポリビニルアミン、ポリアミジンの塩基度
および酸の当量によって変化するので一概には規定する
ことができないが、要するに生成したポリビニルアミ
ン、ポリアミジン、キトサン、セルロース誘導体などの
酸との塩が水溶性を保持できる量であり、一般的には使
用する酸の量はポリビニルアミン、ポリアミジン、キト
サン、セルロース誘導体中のアミノ基1個あたり約0.
8〜2モルの範囲である。
【0031】多糖、ポリアミノ酸、PVA、ポリアリル
アミン、ポリビニルアミン、ポリアミジンまたはポリエ
チレンイミンのカルボキシル化物、グリコール化物、ト
シル化物、硫酸化物、リン酸化物、エーテル化物、アル
キル化物の合成方法や条件も従来公知のいずれの方法も
適用できる。この場合、置換基の導入率はポリマーを構
成するモノマーユニットあたり0.1〜6が好適であ
る。0.1以下では導入した基の特性をはっきり出しに
くく、また、6以上ではポリマーの架橋が不充分になる
ことがある。
【0032】カチオン基を有するポリマーは、幹ポリマ
ーに下記式(1)または下記式(2)で表わされる化合
物を反応させることによって、容易に得ることができ
る。また、本来アミノ基を有するポリマーの場合は、そ
のアミノ基を下記式(3)で表わされる化合物でアルキ
ル化してカチオン基を有するポリマーとすることができ
る。この場合の反応方法や条件は、従来公知のいずれの
方法および条件でもよい。
【0033】
【0034】式(1)で表わされる化合物としては、例
えば、2−クロロエチルジエチルアミン若しくはその塩
酸塩、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルジエチルア
ミン、2,3−エポキシプロピルジメチルアミンなどが
挙げられ、式(2)で表わされる化合物としては、例え
ば、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロライド、あるいは2,3−エポキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライドなどが挙げられ
る。特に2,3−エポキシプロピルジメチルアミンや
2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
ライドなどのエポキシ化合物が、反応時に塩を副生しな
い点で有利である。後者は前者に比べ、抗菌活性が強
く、本発明の組成物が抗菌を目的にする場合は特に後者
が選ばれる。
【0035】式(1)または式(2)で表わされる化合
物と前記ポリマーとの反応は従来公知の方法でよく、例
えば、キトサンを例にとれば、60〜100モル%脱ア
セチル化キチンからなるキトサンに、2,3−エポキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライドを含水イソ
プロピルアルコール中で適当な割合で加え、50℃で6
時間付加反応させることによって目的のカチオン化キト
サンが得られる。この際、カチオン基の導入率を向上さ
せるため、水酸化ナトリウムなどの触媒を使用してもよ
い。ここで出発物質であるキトサンは、その脱アセチル
化度やMWに特に限定は無く、使用目的によって自由に
選択できる。
【0036】さらに、これらのカチオン化キトサンは、
必ずしも純粋な物質として単離する必要はなく、前記反
応により生じる多少の副生物や未反応物質を含むもので
よく、また、粉末状でも水溶液状であってもよい。カチ
オン基を有するポリマーの中でもカチオン化キトサンあ
るいはカチオン化セルロース誘導体が安全性および架橋
性などの点で有利である。
【0037】特に、使用するカチオン化キトサンあるい
はカチオン化セルロース誘導体のカチオン基の導入率
は、糖ユニットあたり0.1〜6の範囲が好ましい。導
入率が0.1以下であると抗菌性が弱くなり、また、6
以上導入するには、より厳しい反応条件が必要となる
が、それに見合うほどの抗菌性の向上には繋がらない。
【0038】キトサン類の場合、該ポリマーのMWは
5,000以上が好ましく、3万〜100万の範囲であ
ることがより好ましい。MWが5,000未満では、本
発明の組成物から形成される皮膜の強度が不充分であ
り、一方、100万を超えると本発明の水性溶液組成物
の粘度が高くなりすぎ、水性溶液組成物中のキトサン類
の濃度を著しく低く抑えざるを得ない。
【0039】以上の如き種々のポリマーの架橋剤として
用いる多塩基酸としては3塩基酸、4塩基酸または5塩
基酸が良い。2塩基酸では架橋が不充分となることがあ
り、6塩基酸以上はコスト的に不利となる場合がある。
多塩基酸としては以下のものが例示される。
【0040】<2塩基酸>シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、メチルコハク酸、グルタル酸、メチルグルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、マレイン酸、メチルマレイン酸、フマル
酸、メチルフマル酸、イタコン酸、ムコン酸、シトラコ
ン酸、グルタコン酸、アセチレンジカルボン酸、酒石
酸、リンゴ酸、スピクリスポール酸、グルタミン酸、グ
ルタチオン、アスパラギン酸、シスチン、アセチルシス
チン、ジグリコール酸、イミノジ酢酸、ヒドロキシエチ
ルイミノジ酢酸、チオジグリコール酸、チオニルジグリ
コール酸、スルホニルジグリコール酸、ポリエチレンオ
キシドジグリコール酸(PEG酸)、ピリジンジカルボ
ン酸、ピラジンジカルボン酸、エポキシコハク酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラクロルフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、テトラヒドロフタル
酸、メチルテトラヒドロフタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニ
ルメタンジカルボン酸、硫酸
【0041】<3塩基酸>クエン酸、イソクエン酸、ア
コニット酸、プロパントリカルボン酸、ブタントリカル
ボン酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン三酢酸、カルボキシエチルチオコハク酸、トリメ
リット酸、トリメシン酸、シクロヘキサントリカルボン
酸、ナフタレントリカルボン酸
【0042】<4塩基酸>エチレンジアミンテトラ酢
酸、エチレンジアミンN,N’−コハク酸、1,2,
3,4―ブタンテトラカルボン酸、ペンテンテトラカル
ボン酸、ヘキセンテトラカルボン酸、グルタミン酸二酢
酸、マレイン化メチルシクロヘキセンテトラカルボン
酸、フランテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、フタロシアニンテトラカル
ボン酸、1,2,3,4―シクロブタンテトラカルボン
酸、シクロペンタンテトラカルボン酸などの単環式テト
ラカルボン酸類、ビシクロ[2,2,1]ヘプタンー
2,3,5,6―テトラカルボン酸、ビシクロ[2,
2,2]オクタンー2,3,5,6―テトラカルボン酸
などに代表されるビシクロ環、あるいはノルボルナン
環、テトラシクロ環構造を持つ多環式テトラカルボン酸
【0043】<5塩基酸>ジエチレントリアミン五酢酸 <その他>フタロシアニンポリカルボン酸、フィチン
酸、ヘキサメタリン酸、ポリリン酸、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸およびそれらの共重
合体、スチレン・マレイン酸共重合体、イソブチレン・
マレイン酸共重合体、ビニルエーテル・マレイン酸共重
合体、アルギン酸、ペクチン酸、カルボキシメチルセル
ロース、ポリグルタミン酸、ポリリンゴ酸、ポリアスパ
ラギン酸、アクリル酸・マレイン酸・ビニルアルコール
共重合体、タートレートモノコハク酸、タートレートジ
モノコハク酸
【0044】これらの中でも、架橋性などの点で、エチ
レンジアミンテトラ酢酸、1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボン酸(BTC)、クエン酸の単独あるいはそれ
らの混合物の使用が有利である。
【0045】さらに言えば、架橋性、抗菌性および防臭
性などの点で特にBTCが優れている。このBTC自体
も公知の物質であり、市場から入手して本発明で使用す
ることができる。なお、BTCは、燐のオキソ塩を必須
成分として、これと併用することで水酸基を有する水溶
性高分子の架橋剤として使用することも知られている
(特開平7−102110号公報)が、本発明ではBT
Cは、例えば、カチオン化キトサンの耐水性化剤とし
て、燐のオキソ塩を必要とせず単独で十分に機能を発揮
し、この両者のみで、高耐水性の抗菌性皮膜を形成する
ことは知られていない。もちろん、本発明において燐の
オキソ塩を併用することも可能である。
【0046】本発明の組成物において、OH/NH2
リマーと多塩基酸の質量比は1:0.01〜6が望まし
い。OH/NH2ポリマーと多塩基酸の質量比が0.0
1以下ではポリマーの架橋が不充分であり、6以上はコ
ストパフォーマンス性に欠ける。OH/NH2ポリマー
のMWは5,000〜200万がよい。MWが5,00
0以下では、架橋生成物が脆くなる傾向があり、本発明
の水性溶液組成物をコーティングする場合、MWが20
0万を超えると均一な塗膜を得にくくなる。
【0047】本発明では、OH/NH2ポリマーと多塩
基酸とを必須成分とし、これを水性媒体に溶解させて水
性溶液組成物として使用することが便利であり、該水性
溶液組成物中の水分の一部若しくは全部を除いた後、あ
るいは水分を除きながら加熱することによって、耐水性
皮膜を形成し得る。この場合、80℃以上、より好まし
くは120℃〜200℃に加熱することが架橋の完成の
上で望ましい。
【0048】上記必須成分を水性媒体に溶解する際には
必要であれば加熱してもよい。使用する水性媒体は蒸留
水が好ましいが、本発明の水性溶液組成物の用途によっ
ては通常の水道水であってもよく、また、必要に応じて
アルコールやケトンなどの親水性有機溶剤と水との混合
溶媒であってもよい。水性溶液のpHは7以下であるこ
とが望ましい。これ以上では架橋がうまくいかないこと
がある。
【0049】上記水性溶液組成物においては、必須成分
であるOH/NH2ポリマーと多塩基酸とを合わせた固
形分濃度が0.1〜50質量%であると良い。使用する
ポリマーのMWが大きく、溶液粘度が高い場合は固形分
濃度が0.1質量%とする必要が生じる場合があるが、
これ未満では安定した皮膜が得られない。また、固形分
濃度が50質量%を超えると均一な溶液を得にくい。
【0050】特にキトサン類と多塩基酸との使用割合
は、質量比で1:0.01〜6、好ましくはキトサン類
に対し、多塩基酸1:0.2〜3.0質量部である。多
塩基酸の使用量が0.01質量部未満では、形成される
皮膜の耐水性が不充分であり、キトサン類に起因して焼
き付け時に発生する臭気の発生を抑制する効果が不充分
である。一方、多塩基酸の使用量が6質量部を超える
と、形成される皮膜の親水性や可撓性が低下するととも
に、皮膜の耐水性はその使用量に応じて向上せず、従っ
て不経済である。
【0051】本発明の水性溶液組成物の使用特性を増す
意味で、ノニオン性有機化合物および/または界面活性
剤を併用することができる。例えば、繊維処理などにお
ける適性や処理物の風合い改良を計ることも有効であ
る。その追加量の目安は、OH/NH2ポリマーに対す
るノニオン性有機化合物および/または界面活性剤の質
量比が1〜50%程度である。
【0052】ノニオン性有機化合物の種類としては、例
えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロ
ールプロパン、グルコース、フラクトース、マンニッ
ト、乳糖、トレハロース、ポリエチレンオキサイド、ポ
リプロピレンオキサイド、ポリテトラメチレンオキサイ
ド、ポリエチレンオキサイドとポリプロピレンオキサイ
ドのランダムまたはブロック共重合物、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルなどが挙げられるが、これらに限
定するものではない。
【0053】界面活性剤としては、カチオン性界面活性
剤、ノニオン性界面活性剤または両性界面活性剤を用い
ることができる。例えば、塩化コリン、ポリオキシエチ
レンドデシルアミン、ポリオキシエチレンオクタデシル
アミン、ジメチルドデシルベタイン、アルキルジアミノ
エチルグリシン、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチ
ルジメチルアンモニウム、オキシエチレンアルキルエー
テル、アルキルグリコシド、アルキルポリグリコシド、
ショ糖脂肪酸エステル、グリセリンアルキルエーテル、
グリセリンアルキルエステルなどが挙げられるが、これ
らに限定するものではない。また、上記ノニオン性有機
化合物あるいは界面活性剤を2種類以上で併用しても構
わない。
【0054】本発明で使用するOH/NH2ポリマー、
特にキトサン類に対し質量比で1〜50%のノニオン性
有機化合物および/または界面活性剤、さらに詳しくは
ノニオン性有機化合物1〜20質量%、界面活性剤1〜
20質量%が形成される皮膜の耐水性と経済効果のバラ
ンスから好適である。
【0055】本発明の水性溶液組成物は、上記成分の他
に、本発明の目的を妨げない範囲において、ポリマーの
溶解助剤としての低級モノカルボン酸、アジピン酸ジヒ
ドラジドなどのジヒドラジド類、防腐剤、防バイ剤、有
機溶剤、微粒子フィラー、油剤などを添加してもよい。
【0056】以上の如くして得られた本発明の水性溶液
組成物は、架橋成分を含んでいるにもかかわらず、5〜
30℃の温度で1ヶ月以上放置しても増粘したり、ゲル
化したりせずに安定である。従って一液タイプの処理剤
として使用できる。そして該水性溶液組成物を物品表面
に塗布し加熱乾燥することにより、耐水性に優れた抗菌
性皮膜が形成される。この加熱乾燥時に、形成する皮膜
が80℃以上、好ましくは120℃〜200℃の到達温
度を経ることによって、物品表面に強固に密着した耐水
性抗菌皮膜を生じる。
【0057】本発明の水性溶液組成物は、多くの用途に
有用である。例えば、該水性溶液組成物を噴霧乾燥した
後、加熱することによって、抗菌性のカチオン化キトサ
ンなどの耐水性粒状物が得られる。この粒状物は、抗菌
剤として有用である。また、本発明の水性溶液組成物
は、アルミニウムや鉄などの金属、天然または合成繊維
からなる各種繊維製品、紙、合成紙、木材、ガラス、セ
ラミックス、陶磁器、天然または合成樹脂製品などの表
面改質剤として有用であり、抗菌・防臭性、風合い改
良、染色性などに優れた各種製品を与える。
【0058】
【実施例】次に実施例および比較・参考例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明する。なお、文中「部」または
「%」とあるのは質量基準である。また、本発明はこれ
ら実施例などによって限定されるものではない。
【0059】実施例A <キトサン、およびカチオン化キトサン以外のキトサン
誘導体並びにその他のOH/NH2ポリマーに関する実
施例>実施例Aとして用いた水性溶液組成物の組成を後
記表A−1−1〜3に示し、それらの作成方法を以下に
記した。なお、表A−1において「A成分」はキトサン
またはキトサン誘導体並びにその他のOH/NH2ポリ
マーを、「B成分」は多塩基酸を、「C成分」はノニオ
ン性化合物を、そして「D成分」は界面活性剤を表わ
す。また、実施例A−2、7〜9、および実施例A−1
0、11は組成がそれぞれ同一であるが、その後の実施
例の記載の都合上重複して記載されている。
【0060】<実施例A−1>純水75部にキトサン
(脱アセチル化度84モル%、MW3万)10部を分散
し、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸(BT
C)15部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解し、
100部の水性溶液組成物を調製した。
【0061】<実施例A−2〜A−9>実施例A−1の
キトサンのMWおよび配合比およびBTCの使用量を変
えた以外は実施例A−1と同様にして水性溶液組成物を
調製した。
【0062】<実施例A−10およびA−11>純水9
0部にキトサン(脱アセチル化度87モル%、MW10
万)5部を分散し、クエン酸5部を加えた後、室温で4
時間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製
した。
【0063】<実施例A−12>純水85部にキトサン
(脱アセチル化度87モル%、MW10万)5部を分散
し、クエン酸10部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0064】<実施例A−13>純水80部にキトサン
(脱アセチル化度92モル%、MW10万)5部を分散
し、BTC7.5部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解した。続いて、グリセリン1部を加えて撹拌し、最
後に水を添加して全量が100部になるように調整して
水性溶液組成物を得た。
【0065】<実施例A−14>純水80部にキトサン
(脱アセチル化度95モル%、MW10万)5部を分散
し、BTC7.5部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解した。続いて、75%塩化コリン水溶液1部を加え
て撹拌し、最後に水を添加して全量が100部になるよ
うに調整して水性溶液組成物を得た。
【0066】<実施例A−15>純水80部にキトサン
(脱アセチル化度87モル%、MW10万)5部を分散
し、BTC7.5部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解した。続いて、グリセリン1部およびショ糖ステア
リン酸エステル(三菱化学フーズ(株)製、リョートー
シュガーエステルS−1670)0.5部を加えて撹拌
し、最後に水を添加して全量が100部になるように調
整して水性溶液組成物を得た。
【0067】<実施例A−16>純水94部にトシル化
キチン(置換度0.1、MW25万)3部を分散し、B
TC3部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解し、1
00部の水性溶液組成物を調製した。
【0068】<実施例A−17>純水90部にカルボキ
シメチルキトサン(置換度1.4、MW13万)5部を
分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0069】<実施例A−18>純水90部にサクシニ
ルキトサン(置換度0.3、MW11万)5部を分散
し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解
し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0070】<実施例A−19>純水90部にヒドロキ
シエチルキトサン(置換度1.1、MW15万)5部を
分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌して
溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0071】<実施例A−20>純水90部にヒドロキ
シプロピルキトサン(置換度0.9、MW13万)5部
を分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌し
て溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0072】<実施例A−21>純水90部にジヒドロ
キシプロピルキトサン(置換度1.2、MW10万)5
部を分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌
して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0073】<実施例A−22>純水89.7部にジヒ
ドロキシプロピルキトサン(置換度2.2、MW13
万)10部を分散し、BTC0.3部を加えた後、室温
で4時間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を
調製した。
【0074】<実施例A−23>純水75部にジヒドロ
キシプロピルキトサン(置換度3.7、MW16万)1
0部を分散し、BTC15部を加えた後、室温で4時間
撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製し
た。
【0075】<実施例A−24>純水97.8部にジヒ
ドロキシプロピルキトサン(置換度2.2、MW40
万)2部を分散し、EDTA(エチレンジアミンテトラ
酢酸)0.2部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解
し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0076】<実施例A−25>純水40部に20%ポ
リビニルアミン水溶液50部を分散し、室温で30分間
撹拌後、BTC10部を加え、さらに室温で1時間撹拌
して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0077】<実施例A−26>純水70部に20%ポ
リアリルアミン水溶液25部を分散し、室温で30分間
撹拌後、BTC5部を加え、さらに室温で1時間撹拌し
て溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0078】<実施例A−27>純水70部に20%ポ
リアミジン水溶液25部を分散し、室温で30分間撹拌
後、BTC5部を加え、さらに室温で1時間撹拌して溶
解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0079】<実施例A−28>純水76部にポリエチ
レンイミン(和光純薬工業(株)製、MW1万)20部
を分散し、室温で2時間撹拌して溶解後、BTC4部を
加え、さらに室温で1時間撹拌して溶解し、100部の
水性溶液組成物を調製した。
【0080】<実施例A−29>30%ポリエチレンイ
ミンP−70溶液(和光純薬工業(株)製、MW7万)
30部に純水68部を加えて撹拌した後、BTC2部を
加え、さらに室温で1時間撹拌して溶解し、100部の
水性溶液組成物を調製した。
【0081】<実施例A−30>ポリリジン水溶液(チ
ッソ(株)製、50%水溶液、MW0.5万)60部に
純水25部を加えて撹拌した後、BTC15部を加え、
さらに室温で1時間撹拌して溶解し、100部の水性溶
液組成物を調製した。
【0082】<実施例A−31>純水70部に硫酸プロ
タミン(東京化成工業(株)製、MW0.6万)20部
を分散し、室温で2時間撹拌して溶解後、BTC10部
を加え、さらに室温で1時間撹拌して溶解し、100部
の水性溶液組成物を調製した。
【0083】<実施例A−32>純水90部にヒドロキ
シエチルセルロース(東京化成工業(株)製、MW13
万)5部を分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時
間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製し
た。
【0084】<実施例A−33>純水94部にヒドロキ
シプロピルセルロース(東京化成工業(株)製、MW3
0万)3部を分散し、BTC3部を加えた後、室温で4
時間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製
した。
【0085】<実施例A−34>常温水85部に撹拌し
ながらポリビニルアルコール5部を加えた後、95℃ま
で加熱し、約2時間温度を保って撹拌して溶解した。室
温まで冷却後、BTC5部を加えた後、室温で1時間撹
拌して溶解した。最後に水を添加して全量を100部に
調整し、30分間撹拌して水性溶液組成物を調製した。
【0086】<実施例A−35>純水90部に可溶性デ
ンプン5部を分散し、BTC5部を加えた後、室温で4
時間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製
した。
【0087】<実施例A−36>純水96部にペクチン
2部を分散し、BTC2部を加えた後、室温で4時間撹
拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0088】<実施例A−37>純水90部に水溶性ガ
ラクトマンナン5部を分散し、BTC5部を加えた後、
室温で4時間撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成
物を調製した。
【0089】<実施例A−38>純水98部にプルラン
1部を分散し、BTC1部を加えた後、室温で4時間撹
拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0090】<実施例A−39>純水98部にグアーガ
ム1部を分散し、BTC1部を加えた後、室温で4時間
撹拌して溶解し、100部の水性溶液組成物を調製し
た。
【0091】<実施例A−40>純水98部にアルギン
酸プロピレングリコール1部を分散し、BTC1部を加
えた後、室温で4時間撹拌して溶解し、100部の水性
溶液組成物を調製した。
【0092】<実施例A−41>純水94部にポリヒド
ロキシエチルメタクリレート3部を分散し、BTC3部
を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解し、100部の
水性溶液組成物を調製した。
【0093】比較・参考例として用いた水性溶液組成物
の組成を表A−1−4に示し、それらの作成方法を以下
に記した。 <比較例A−1>比較例A−1は、酸成分として乳酸を
用いた水性溶液組成物である。純水80部にキトサン
(脱アセチル化度87モル%、MW10万)5部を分散
し、乳酸5部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解
し、純水を添加して全量が100部になるように調整し
て水性溶液組成物を得た。
【0094】<参考例A−2>参考例A−2は、酸成分
としてアジピン酸を用いた水性溶液組成物で、純水80
部にキトサン(脱アセチル化度87モル%、MW10
万)5部を分散し、アジピン酸5部を加えた後、室温で
4時間撹拌して溶解し、純水を添加して全量が100部
になるように調整して水性溶液組成物を得た。
【0095】<参考例A−3>実施例A−1と同様の方
法により、100部の水性溶液組成物を得た。
【0096】<参考例A−4>純水40部にポリエチレ
ンイミン(和光純薬工業(株)、MW0.18万)30
部を分散し、室温で2時間撹拌して溶解後、BTC6部
を加え、さらに室温で1時間撹拌して溶解し、純水を添
加して全量が100部になるように調整して水性溶液組
成物を得た。
【0097】<参考例A−5>純水50部にサクシニル
キトサン(置換度0.3、MW11万)5部を分散し、
BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌して溶解し
た。溶解後、10%水酸化ナトリウム水溶液35部を加
え、純水を添加して全量が100部になるように調整し
て水性溶液組成物を得た。
【0098】<参考例A−6>純水70部にジヒドロキ
シプロピルキトサン(置換度2.2、MW13万)10
部を分散し、BTC5部を加えた後、室温で4時間撹拌
して溶解した。溶解後、40%水酸化ナトリウム水溶液
10部を加え、純水を添加して全量が100部になるよ
うに調整して水性溶液組成物を得た。
【0099】<比較例A−7>比較例A−7は、架橋剤
としてポリエチレングリコールジグリシジルエーテル
(PEGDGEと略す)を用いた水性溶液組成物であ
る。純水70部にキトサン(脱アセチル化度87モル
%、MW10万)5部を分散し、乳酸5部を加え、室温
で2時間撹拌して溶解させた。続いて、PEGDGE1
部および10%水酸化ナトリウム水溶液10部を添加
し、さらに純水を添加して全量が100部になるように
調整して水性溶液組成物を得た。
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】表A−1−1〜4に示す組成により調製し
た水性溶液組成物を用い、下記の皮膜形成方法により得
られた皮膜の耐水性評価試験並びにポットライフ評価試
験を行った。評価結果を表A−2−1〜4に示す。
【0105】<前処理方法>厚さ100〜110μmの
アルミニウム材(JIS 1050)表面に対して、ア
ルカリ脱脂剤ファインクリーナー4377K(日本パー
カライジング(株)製)を用いて、水道水で2%に調整
した水溶液を用いて、60℃×10秒でスプレー処理し
てアルカリ脱脂を行った。続いて、水道水洗および乾燥
することで清浄なアルミニウム表面を得た。
【0106】<皮膜形成方法>上記のアルミニウム板
(10cm×10cm)表面に、バーコーターを用いて
実施例A−1〜A−41および比較・参考例A−1〜A
−7の水性溶液組成物を1g/m2の乾燥皮膜量になる
よう塗布し、次いで、表A−2−1〜4に示す条件で処
理を行った。これを以下の評価試験に用いる供試材とし
た。
【0107】1)耐水性評価試験 供試材について、24時間純水に浸漬した後、100℃
に調整した送風乾燥機内で30分間加熱乾燥した。室温
まで放冷した後、質量測定を行い、下記に示す式より塗
膜残存率を求め耐水性について4段階で評価した。評価
方法は以下の通りである。 (C−A)/(B−A)×100(%) A:親水性表面処理する前のアルミニウム板の質量。 B:親水性表面処理した後のアルミニウム板の質量。 C:親水性表面処理後、24時間水中浸漬したアルミニ
ウム板の質量。
【0108】<耐水性評価基準> ◎:塗膜残存率が95%以上。 ○:塗膜残存率が80%以上95%未満。 △:塗膜残存率が50%以上80%未満。 ×:塗膜残存率が50%未満。
【0109】2)ポットライフ評価試験 皮膜形成に使用した実施例A−1〜A−41および比較
・参考例A−1〜A−7の水性溶液組成物を30℃で放
置し、増粘あるいはゲル化するまでの時間を測定した。
下記に示す評価基準により水性溶液組成物のポットライ
フを評価した。
【0110】<ポットライフ評価基準> ◎:90日以上経過しても増粘あるいはゲル化を生じな
い。 ○:30日以上〜90日未満で増粘あるいはゲル化す
る。 △:7日以上〜30日未満で増粘あるいはゲル化する。 ×:7日未満で増粘あるいはゲル化する。
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】以上の表A−2−1〜4の結果から明らか
なように、本発明では、水性溶液組成物から形成された
皮膜の耐水性並びに水性溶液組成物のポットライフにお
いて良好な結果が得られた。実施例A−1〜A−4は、
キトサンのMWを変えて水性溶液組成物を調製したもの
で、表A−2−1の評価結果は良好であった。実施例A
−5およびA−6は、BTCの使用割合を増やした例で
あるが、評価結果は良好であった。実施例A−7〜A−
9においては、皮膜の加熱乾燥条件を変えて試験を行っ
た例であるが、いずれも結果は許容できるものであっ
た。実施例A−10〜A−12は、多塩基酸の種類をク
エン酸に変えたもので、評価結果は良好であった。実施
例A−13〜A−15は、ノニオン性有機化合物や界面
活性剤を添加したものだが、いずれも高い皮膜の耐水性
を示した。実施例A−16〜A−21は、各種キトサン
誘導体を用いて試験を行ったが、いずれも評価結果は良
好であった。
【0116】実施例A−22はジヒドロキシプロピルキ
トサン(A)とBTC(B)の質量比が、B/A=0.
03で調製したもので、皮膜の耐水性において性能が若
干低下した。実施例A−23においては、ジヒドロキシ
プロピルキトサンの置換度が3.7と、非常に親水性の
高いキトサン誘導体に対しても、皮膜の耐水性を付与で
きることが分かった。実施例A−24は、多塩基酸の種
類をEDTAに変えたもので、結果は許容できるもので
あった。実施例A−25〜A−41は、キトサンおよび
キトサン誘導体以外のOH/NH2ポリマーの実施例で
あるが、いずれも評価結果は良好であった。
【0117】比較例A−1および参考例A−2は酸成分
をそれぞれ乳酸、アジピン酸に変えて水性溶液組成物を
調製したもので、皮膜の耐水性が悪い結果となった。参
考例A−3は加熱乾燥条件を70℃に変えて試験を行っ
たが、十分な皮膜の耐水性は得られなかった。参考例A
−5およびA−6は水性溶液組成物のpHを7以上に調
整したもので、いずれも皮膜は流れ去ってしまった。比
較例A−7は、架橋剤をBTCからPEGDGEに変え
て水性溶液組成物を調製したもので、皮膜の耐水性は良
好であったが、試験に用いた水性溶液組成物を翌日まで
放置したところ、溶液全体が増粘し、ポットライフが劣
っていた。
【0118】実施例B <カチオン化キトサンに関する製造例、実施例および比
較例> <製造例1>キトサン(脱アセチル化度85モル%、M
W5万)30部を75%含水イソプロピルアルコール6
00部中に分散させ、2,3−エポキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライド49部を加えて、65℃で
24時間撹拌下に反応させた。得られたカチオン化キト
サン中の4級アンモニウム塩基の導入率(置換度)は
1.1であった。なお、置換度はキトサンおよびカチオ
ン化キトサンのコロイド当量値より算出して求めた。
【0119】<製造例2>キトサン(脱アセチル化度8
2モル%、MW9万)30部を75%含水イソプロピル
アルコール600部中に分散させ、2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロライド10部を加え
て、65℃で7時間撹拌下に反応させた。得られたカチ
オン化キトサン中の4級アンモニウム塩基の導入率(置
換度)は0.2であった。
【0120】<製造例3>キトサン(脱アセチル化度8
9モル%、MW5万)30部を65%含水イソプロピル
アルコール600部中に分散させ、2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロライド80部を加え
て、65℃で38時間撹拌下に反応させた。得られたカ
チオン化キトサン中の4級アンモニウム塩基の導入率
(置換度)は1.9であった。
【0121】<製造例4>キトサン(脱アセチル化度9
5モル%、MW4万)30部を65%含水イソプロピル
アルコール600部中に分散させ、2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロライド150部を加
えて、65℃で72時間撹拌下に反応させた。得られた
カチオン化キトサン中の4級アンモニウム塩基の導入率
(置換度)は3.2であった。
【0122】実施例Bとして用いた水性溶液組成物の組
成を後記表B−1−1〜2に示し、それらの作成方法を
以下に記した。尚、表B−1において「A成分」はカチ
オン化キトサンを、「B成分」は多塩基酸を、「C成
分」はその他の成分を表わす。
【0123】<実施例B−1>純水96.7部に製造例
1のカチオン化キトサン3部を分散させ、さらに1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸(BTC)0.3
部を加え、室温で2時間撹拌して溶解させ、100部の
水性溶液組成物を調製した。
【0124】<実施例B−2〜B−19>表B−1−1
に記載のMWを有するキトサンを用い、製造例1〜4の
方法で製造したカチオン化キトサン(実施例B−14〜
16のカチオン化キトサンは製造例1と同様にして製造
した)を用い、実施例B−1と同様の方法により表B−
1−1に記載の配合比の水性溶液組成物を調製した。な
お、実施例B−3、17〜19は組成がそれぞれ同一で
あるが、その後の実施例の記載の都合上重複して記載さ
れている。
【0125】<実施例B−20>純水99.3部に製造
例1のカチオン化キトサン(カチオン化度1.1 MW
8万)0.5部を分散させ、さらにBTC0.1部を加
え、室温で2時間撹拌して溶解させた。続いて、ポリエ
チレングリコール(PEG)(#400)を0.1部加
えて撹拌し、100部の水性溶液組成物を調製した。
【0126】<実施例B−21>BTCに代えてエチレ
ンジアミンテトラ酢酸(EDTA)を使用する以外は実
施例B−2と同様にして水性溶液組成物を調製した。
【0127】<実施例B−22>BTCに代えてクエン
酸を使用する以外は実施例B−2と同様にして水性溶液
組成物を調製した。
【0128】<実施例B−23>BTCに代えてコハク
酸を使用する以外は実施例B−2と同様にして水性溶液
組成物を調製した。
【0129】<実施例B−24>キトサン(脱アセチル
化度84モル%、MW8万)10部を80%含水イソプ
ロピルアルコール中に分散させ、これに2−クロロエチ
ルジエチルアミン塩酸塩30部を加えて室温で5時間撹
拌後、10%水酸化ナトリウム水溶液70部を加え3時
間加熱還流してジエチルアミノエチルキトサンを得た。
得られたジエチルアミノエチルキトサン中の3級アミノ
基の導入率(置換度)は1.3で、これを用いて実施例
B−2と同様にして水性溶液組成物を調製した。
【0130】<比較例B−1>本比較例は、酸として酢
酸を用いた水性溶液組成物である。純水98部に製造例
1のカチオン化キトサン(置換度1.1、MW8万)1
部を分散させ、酢酸1部を加え、室温で2時間撹拌して
溶解させて水性溶液組成物100部を調製した。
【0131】<比較例B−2>本比較例は、架橋剤を使
用していない水性溶液組成物である。純水99部に製造
例3のカチオン化キトサン(置換度1.9、MW10
万)1部を分散させ、室温で2時間撹拌して溶解させて
水性溶液組成物100部を調製した。
【0132】<参考例B−3およびB−4>本例は、カ
チオン化キトサンに対する架橋剤としてのBTCの配合
比を増やした水性溶液組成物であり、実施例B−1と同
様にして水性溶液組成物を調製した。
【0133】<比較例B−5>本比較例は、架橋剤とし
てPEGDGEを用いた水性溶液組成物である。純水8
0部に製造例1のカチオン化キトサン(置換度1.1、
MW8万)1部を分散させ、室温で2時間撹拌して溶解
させた。続いて、PEGDGE1部および10%水酸化
ナトリウム水溶液10部を添加し、さらに純水を添加し
て全量が100部になるように調製した。
【0134】<参考例B−6>本例は、カチオン化反応
を実施してない製造例1で用いたキトサン(脱アセチル
化度85モル%、MW8万)を使用した水性溶液組成物
であり、実施例B−1と同様にして調製した。
【0135】
【0136】
【0137】<実施例B−25〜B−48、比較・参考
例B−7〜B−12>各実施例および比較・参考例の水
性溶液組成物を用い、下記の布加工方法および表B−2
に記載の加工条件により綿布にカチオン化キトサン(比
較例B−12はキトサン)を固着させて加工布を得た。
得られた各加工布を用い、家庭洗濯機による洗濯耐久テ
スト(JIS L 0217 103号、JAFET標
準洗剤使用)を10回行った後、統一試験法による抗菌
性試験を行った。評価結果を表B−3−1〜2に示す。
【0138】<布加工方法>綿布(20cm×20c
m)を表B−1−1〜2に示す水性溶液組成物に25℃
で3分間浸漬後、表B−2に示す絞り率で絞り、次い
で、表B−2に示す条件で予備乾燥並びに熱処理を行っ
た。なお、比較例B−11では予備加熱を行なわなかっ
た。
【0139】
【0140】<抗菌性試験>SEK(繊維製品新機能評
価協議会)の定める制菌評価方法(統一試験法)を採用
し、試験菌に黄色ぶどう球菌を用いて試験を行った。試
験方法は、滅菌試料布に対数増殖期にある上記試験菌の
ブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器中で37℃×18時
間培養後の生菌数を計測し、接種菌数に対する菌数を求
め、次の基準に従い評価した。 試験条件:logB−logA>1.5(1.5以上で
試験成立)。 制菌活性値:logB−logC(2.2以上を合
格)。 殺菌活性値:logA−logC(0.0以上を合
格)。 ただし、A:無加工布(または標準布)の接種直後に回
収した菌数。 B:無加工布(または標準布)の18時間培養後に回収
した菌数。 C:制菌加工布の18時間培養後に回収した菌数。 ○:合格 ×:不合格
【0141】
【0142】
【0143】表B−3−1〜2の結果から明らかなよう
に、本発明ではカチオン化キトサンを綿布にBTCで固
着させることより、洗濯耐久性試験後も良好な抗菌性結
果が得られた。実施例B−25〜B−29(それぞれ実
施例B−1〜B−5の水性溶液組成物を使用)は、カチ
オン化キトサン(A)とBTC(B)の質量比は同一
で、水性溶液組成物濃度を変えて調製したもので、評価
結果は良好であった。
【0144】実施例B−30〜B−34(それぞれ実施
例B−6〜B−10の水性溶液組成物を使用)は、カチ
オン化キトサン(A)とBTC(B)の質量比を変えて
調製したもので、評価結果は良好であった。実施例B−
35〜B−37(それぞれ実施例B−11〜B−13の
水性溶液組成物を使用)は、カチオン化キトサン(A)
の置換度を変えて調製したもので、評価結果は良好であ
った。実施例B−38〜B−40(それぞれ実施例B−
14〜B−16の水性溶液組成物を使用)においては、
カチオン化キトサン(A)のMWと水性溶液組成物濃度
を変えて試験を行った。実施例B−41〜B−43(そ
れぞれ実施例B−17〜B−19の水性溶液組成物を使
用)は熱処理条件を変えて試験を行った。何れも結果は
許容できるものであった。
【0145】また、実施例B−44(実施例B−20の
水性溶液組成物を使用)のようにポリエチレングリコー
ル(PEG)のような繊維に柔らかな風合いを持たせる
ノニオン性化合物を添加しても良好な抗菌性能が得られ
た。
【0146】実施例B−30(実施例B−6の水性溶液
組成物を使用)はカチオン化キトサン(A)とBTC
(B)の質量比が、B/A=1.0で調製したもので、
抗菌性能が若干低下した。また、実施例B−35(実施
例B−11の水性溶液組成物を使用)において、カチオ
ン化キトサン(A)のカチオン化度が0.2であると、
抗菌性が若干低下する結果となった。この結果からし
て、カチオン化キトサン(A)とBTC(B)の質量比
でB/A=0.01〜0.9の範囲であり、また、カチ
オン化キトサン(A)のカチオン化度が0.3〜3の範
囲であることがより好ましいことが分かる。
【0147】実施例B−41(実施例B−17の水性溶
液組成物を使用)において、熱処理温度が120℃であ
ると、抗菌性能はかなり低く、熱処理温度が120℃以
上であることがより好ましいと言える。
【0148】実施例B−45〜B−47(それぞれ実施
例B−21〜B−23の水性溶液組成物を使用)は多塩
基酸をBTCからエチレンジアミンテトラ酢酸(EDT
A)およびクエン酸、コハク酸に変えて水性溶液組成物
を調製したもので、洗濯前抗菌性はBTC並であった
が、洗濯後は抗菌性の低下が幾分みられたが、実用可能
なものであった。
【0149】実施例B−48(実施例B−24の水性溶
液組成物を使用)は3級アミノ基含有キトサンにて水性
溶液組成物を調製したもので、抗菌性はカチオン化キト
サン(4級アンモニウム基含有キトサン)に比べ低い
が、洗濯による抗菌力の低下は殆ど無く、十分な洗濯堅
牢度を有していた。なお、実施例Bで用いた何れの水性
溶液組成物も30日間経過しても増粘やゲル化は生じな
かった。
【0150】比較例B−7(比較例B−1の水性溶液組
成物を使用)は、架橋剤をBTCから酢酸に変えて水性
溶液組成物を調製したもので、洗濯前抗菌性はBTC並
であったが、洗濯後は抗菌性は失われていた。
【0151】比較例B−8(比較例B−2の水性溶液組
成物を使用)は、架橋剤を用いずに水性溶液組成物を調
製したもので、抗菌性は見られなかった。参考例B−9
および10(それぞれ参考例B−3および4の水性溶液
組成物を使用)は、カチオン化キトサンに対するBTC
の配合比を増やして水性溶液組成物を調製したもので、
BTCの配合比が増えると抗菌性は見られなかった。
【0152】比較例B−11(比較例B−5の水性溶液
組成物を使用)は、架橋剤をBTCからPEGDGEに
変えて水性溶液組成物を調製したもので、抗菌性は良好
であったが、試験に用いた水性溶液組成物を翌日まで放
置したところ、溶液全体が増粘していた。また、翌日ま
で放置した水性溶液組成物を用い、再び布に加工し洗濯
耐久性テスト後抗菌性試験を行ったが、抗菌性は見られ
なかった。
【0153】参考例B−12(参考例B−6の水性溶液
組成物を使用)は、カチオン化を行っていない単なるキ
トサンとBTCからなる水性溶液組成物を調製したもの
で、抗菌性はみられなかった。
【0154】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、混合した状
態でも、常温下1ヶ月以上保存可能で、一旦一定条件で
加熱処理後は、抗菌性および耐水性などに優れた皮膜を
基体表面に形成する加熱架橋性組成物を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 哲郎 東京都中央区日本橋1−15−1 日本パー カライジング株式会社内 (72)発明者 森田 良治 東京都中央区日本橋1−15−1 日本パー カライジング株式会社内 (72)発明者 土田 真也 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 小林 誠幸 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 山南 隆徳 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AB001 AB011 AB041 AB051 AD001 AD011 AD031 BE021 BQ001 EC057 ED037 ED067 EF066 EF076 EF106 EF116 EH037 EH047 EL027 EN036 EN097 FD317

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基および/またはアミノ基を有する
    ポリマーと多塩基酸とを必須成分とする(但しグリセリ
    ル化キトサンと1,2,3,4−ブタンテトラカルボン
    酸との組み合わせは除く)ことを特徴とする加熱架橋性
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーが、pH1〜14の水また
    は水と有機溶媒とを含む水性媒体に100℃以下で可溶
    である請求項1に記載の加熱架橋性組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーが、多糖、ポリアミノ酸、
    ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、ポリビニル
    アミン、ポリアミジンまたはポリエチレンイミンあるい
    はそれらの誘導体、またはそれらの混合物である請求項
    1に記載の加熱架橋性組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーが、ポリマーのカルボキシ
    ル化物、グリコール化物、トシル化物、硫酸化物、リン
    酸化物、エーテル化物またはアルキル化物である請求項
    1に記載の加熱架橋性組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリマーの置換基導入率が、該ポリ
    マーのモノマーユニットあたり0.1〜6である請求項
    1に記載の加熱架橋性組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリマーが、3級および/または4
    級アミノ基あるいはそれらの塩の基を有する請求項1に
    記載の加熱架橋性組成物。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーが、幹ポリマーに下記式
    (1)または式(2)で表わされる化合物を反応させる
    ことによって、幹ポリマーに3級または4級化アミノ基
    を導入するか、若しくは該ポリマーが本来アミノ基を有
    する場合、それらのアミノ基を下記式(3)で表わされ
    る化合物でアルキル化してなる3級および/または4級
    アミノ基を有するポリマーである請求項1に記載の加熱
    架橋性組成物。
  8. 【請求項8】 式(2)で表わされる化合物が、2,3
    −エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
    である請求項7に記載の加熱架橋性組成物。
  9. 【請求項9】 多糖が、アルギン酸、澱粉、セルロー
    ス、キチン、キトサンまたはペクチンである請求項3に
    記載の加熱架橋性組成物。
  10. 【請求項10】 ポリアミノ酸が、ポリリジン、ポリオ
    ルニチン、ポリアルギニン、ポリヒスチジン、プロタミ
    ン、ゼラチンまたはコラーゲンである請求項3に記載の
    加熱架橋性組成物。
  11. 【請求項11】 前記ポリマーが、キトサン、ヒドロキ
    シアルキルキトサン、ポリビニルアルコールおよび3級
    および/または4級アミノ基を有するキトサンからなる
    群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の
    加熱架橋性組成物。
  12. 【請求項12】 多塩基酸が、3塩基酸、4塩基酸また
    は5塩基酸あるいはそれらの混合物である請求項1に記
    載の加熱架橋性組成物。
  13. 【請求項13】 多塩基酸が、エチレンジアミンテトラ
    酢酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸または
    クエン酸あるいはそれらの混合物である請求項1に記載
    の加熱架橋性組成物。
  14. 【請求項14】 前記ポリマーと多塩基酸の質量比が、
    1:0.01〜6である請求項1に記載の加熱架橋性組
    成物。
  15. 【請求項15】 前記ポリマーの重量平均分子量が、
    5,000〜200万である請求項1に記載の加熱架橋
    性組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の組成物を水性媒体に
    溶解させてなり、水分の一部若しくは全部を除いた後、
    あるいは水分を除きながら加熱することによって、耐水
    性皮膜を形成し得ることを特徴とする水性溶液組成物。
  17. 【請求項17】 前記ポリマーと多塩基酸とを合わせた
    固形分濃度が0.1〜50質量%である請求項16に記
    載の水性溶液組成物。
  18. 【請求項18】 前記ポリマーに対し質量比で1〜50
    %のノニオン性有機化合物および/または界面活性剤を
    さらに含有する請求項16に記載の水性溶液組成物。
  19. 【請求項19】 pHが7以下である請求項16に記載
    の水性溶液組成物。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の組成物を80℃以上
    に加熱することを特徴とする架橋物の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の架橋を基材上で行
    い、基材と架橋物を一体化してなることを特徴とする複
    合材。
  22. 【請求項22】 基材が、アルミニウムや鉄などの金
    属、ガラス、天然樹脂、合成樹脂、セラミックス、紙、
    繊維、織布、不織布または皮革である請求項21に記載
    の複合材。
JP2002004887A 2002-01-11 2002-01-11 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材 Pending JP2003206409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004887A JP2003206409A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004887A JP2003206409A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003206409A true JP2003206409A (ja) 2003-07-22

Family

ID=27644088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004887A Pending JP2003206409A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003206409A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099259A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性アルギン酸誘導体及び該物質を含む化粧料組成物
WO2008015828A1 (en) 2006-08-04 2008-02-07 Kyoritsu Chemical & Co., Ltd. Coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
WO2008087845A1 (ja) 2007-01-16 2008-07-24 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. 水性溶液組成物
WO2009147989A1 (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
US20130316231A1 (en) * 2011-02-23 2013-11-28 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous liquid composition, aqueous coating, functional coating film, and composite material
JP2014018507A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Toppan Printing Co Ltd 針状体の製造方法および針状体
WO2014030208A1 (ja) * 2012-08-21 2014-02-27 大日精化工業株式会社 水性液状組成物、水性塗工液、機能性塗工膜、及び複合材料
EP2472527A4 (en) * 2009-08-27 2014-11-05 Dainichiseika Color Chem COATING LIQUID WITH AN AQUEOUS CARBON FILLING DISPERSION, CONDUCTIVITY MATERIAL, ELECTRODE PLATE FOR AN ELECTRICAL MEMORY DEVICE, METHOD OF MANUFACTURING THEREOF AND ELECTRICAL MEMORY DEVICE
CN107286379A (zh) * 2015-11-16 2017-10-24 黄林海 一种热塑性淀粉及其制备方法与应用
CN108285603A (zh) * 2018-03-07 2018-07-17 常德金德新材料科技股份有限公司 一种可降解的高阻隔性复合材料及其制备方法
WO2024172158A1 (ja) 2023-02-17 2024-08-22 ダイキン工業株式会社 耐油剤
CN119463124A (zh) * 2023-08-08 2025-02-18 中国石油天然气股份有限公司 一种自乳化树脂固化剂、固化体系及其制备方法
JP7792108B1 (ja) * 2025-02-04 2025-12-25 大村塗料株式会社 カルボン酸架橋キチン系天然高分子組成物及びその製造方法

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099259A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性アルギン酸誘導体及び該物質を含む化粧料組成物
WO2008015828A1 (en) 2006-08-04 2008-02-07 Kyoritsu Chemical & Co., Ltd. Coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
US9269501B2 (en) 2006-08-04 2016-02-23 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating formulation for manufacturing electrode plate and use thereof
EP2048726A4 (en) * 2006-08-04 2011-12-07 Kyoritsu Chemical & Co Ltd COATING LIQUID FOR PRODUCING AN ELECTRODE PLATE, UNDERCOATING AGENT AND USE THEREOF
US8537525B2 (en) 2006-08-04 2013-09-17 Kyoritsu Chemical & Co., Ltd. Coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use therof
WO2008087845A1 (ja) 2007-01-16 2008-07-24 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. 水性溶液組成物
US9359718B2 (en) 2007-01-16 2016-06-07 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous solution composition
US20150147648A1 (en) * 2008-06-02 2015-05-28 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
JP5320394B2 (ja) * 2008-06-02 2013-10-23 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
WO2009147989A1 (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
US20110091771A1 (en) * 2008-06-02 2011-04-21 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
US9123940B2 (en) 2008-06-02 2015-09-01 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co, Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
TWI498389B (zh) * 2008-06-02 2015-09-01 Dainichiseika Color Chem 塗布液、電極板製造用塗布液、底塗劑及其使用
US9966596B2 (en) 2008-06-02 2018-05-08 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
EP2472527A4 (en) * 2009-08-27 2014-11-05 Dainichiseika Color Chem COATING LIQUID WITH AN AQUEOUS CARBON FILLING DISPERSION, CONDUCTIVITY MATERIAL, ELECTRODE PLATE FOR AN ELECTRICAL MEMORY DEVICE, METHOD OF MANUFACTURING THEREOF AND ELECTRICAL MEMORY DEVICE
US9359509B2 (en) 2009-08-27 2016-06-07 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous carbon filler dispersion coating liquid, conductivity-imparting material, electrode plate for an electrical storage device, manufacturing method therefore, and electrical storage device
US9834688B2 (en) 2009-08-27 2017-12-05 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous carbon filler dispersion coating liquid, conductivity-imparting material, electrode plate for an electrical storage device, manufacturing method therefore, and electrical storage device
US8945767B2 (en) 2009-08-27 2015-02-03 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd Aqueous coating liquid for an electrode plate, electrode plate for an electrical storage device, method for manufacturing an electrode plate for an electrical storage device, and electrical storage device
US9359508B2 (en) 2009-08-27 2016-06-07 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Water-based slurry composition, electrode plate for electricity storage device, and electricity storage device
US20130316231A1 (en) * 2011-02-23 2013-11-28 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous liquid composition, aqueous coating, functional coating film, and composite material
US10400115B2 (en) * 2011-02-23 2019-09-03 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous liquid composition, aqueous coating, functional coating film, and composite material
JP2014018507A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Toppan Printing Co Ltd 針状体の製造方法および針状体
US20150179357A1 (en) * 2012-08-21 2015-06-25 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous liquid composition, aqueous coating liquid, functional coating film and composite material
KR101647266B1 (ko) 2012-08-21 2016-08-09 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 수성 액상 조성물, 수성 도공액, 기능성 도공막, 및 복합 재료
CN104583333A (zh) * 2012-08-21 2015-04-29 大日精化工业株式会社 水性液态组合物、水性涂覆液、功能性涂覆膜、和复合材料
US9959985B2 (en) 2012-08-21 2018-05-01 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Aqueous liquid composition, aqueous coating liquid, functional coating film and composite material
KR20150045483A (ko) * 2012-08-21 2015-04-28 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 수성 액상 조성물, 수성 도공액, 기능성 도공막, 및 복합 재료
WO2014030208A1 (ja) * 2012-08-21 2014-02-27 大日精化工業株式会社 水性液状組成物、水性塗工液、機能性塗工膜、及び複合材料
CN107286379A (zh) * 2015-11-16 2017-10-24 黄林海 一种热塑性淀粉及其制备方法与应用
CN108285603A (zh) * 2018-03-07 2018-07-17 常德金德新材料科技股份有限公司 一种可降解的高阻隔性复合材料及其制备方法
WO2024172158A1 (ja) 2023-02-17 2024-08-22 ダイキン工業株式会社 耐油剤
CN119463124A (zh) * 2023-08-08 2025-02-18 中国石油天然气股份有限公司 一种自乳化树脂固化剂、固化体系及其制备方法
CN119463124B (zh) * 2023-08-08 2026-02-03 中国石油天然气股份有限公司 一种自乳化树脂固化剂、固化体系及其制备方法
JP7792108B1 (ja) * 2025-02-04 2025-12-25 大村塗料株式会社 カルボン酸架橋キチン系天然高分子組成物及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003206409A (ja) 加熱架橋性組成物、水性溶液組成物および複合材
CN106117570B (zh) 一种负载聚酰胺-胺树状分子的海藻酸钠抗菌水凝胶及其制备方法和应用
CN112126084B (zh) 一种酪蛋白基双网络抗菌复合水凝胶材料及其制备方法
CN102791922A (zh) 纤维素类纤维或纤维素类纤维制品的处理方法
US4268645A (en) Polyester resin composition
CN112870435A (zh) 一种rH-PLGA/PEI微球和多巴胺修饰的小口径血管支架材料及其制备方法
CN101889111A (zh) 织物处理方法
KR101369051B1 (ko) pH 민감성 고분자 화합물, 이를 포함하는 활성 성분 전달 조성물 및 이의 제조방법
Ferrero et al. Silk grafting with chitosan and crosslinking agents
JPH08284066A (ja) 吸水性抗菌合成繊維およびその製造方法
CN1196656A (zh) 抗生剂组合物
JP3582089B2 (ja) 架橋剤、架橋性組成物および架橋性組成物の製造方法
JP3799117B2 (ja) 生分解性キトサン含有組成物およびその製造方法
JPH11247067A (ja) ポリエステル系合成繊維製品の親水化加工方法
CN102575197B (zh) 处理织物的组合物和方法
CN102482617A (zh) 处理织物的组合物和方法
KR100481582B1 (ko) 유연성을 갖는 항미생물성 폴리에스테르 직물의 제조방법
DE102016211701A1 (de) Beschleunigung der Wäschetrocknung
US20250318524A1 (en) Antimicrobial coating composition and method of use thereof
KR100302567B1 (ko) 항균성 대나무 접착제
JP7792108B1 (ja) カルボン酸架橋キチン系天然高分子組成物及びその製造方法
JP4088868B2 (ja) ポリカルボン酸系化合物の繊維類への固着方法および固着物
EP3218542B1 (de) Bügelerleichterung von textilien
JP3921745B2 (ja) 綿用防汚加工剤
Flincec Grgac et al. The Durable Chitosan Functionalization of Cellulosic Fabrics. Polymers 2023, 15, 3829

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02