JP2003209552A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003209552A
JP2003209552A JP2002005214A JP2002005214A JP2003209552A JP 2003209552 A JP2003209552 A JP 2003209552A JP 2002005214 A JP2002005214 A JP 2002005214A JP 2002005214 A JP2002005214 A JP 2002005214A JP 2003209552 A JP2003209552 A JP 2003209552A
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Shuntaro Araya
俊太郎 荒谷
Yoshikazu Shibamiya
芳和 柴宮
Takashi Yamamoto
高司 山本
Yuichi Matsumoto
雄一 松本
Masaki Kutsuna
正樹 沓名
Satoru Fukuda
哲 福田
Katsuhiro Miyamoto
勝弘 宮本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394バスに接続する機器を優先
制御できるようにする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ22は、コネクタ
26aに接続する全機器(室外機器)の機能を示す室外
機器リストを作成し、コネクタ26b〜26dに接続す
る全機器(室内機器)の機能を示す室外機器リストを作
成する。室内機器にAV/CコマンドのReserve
コマンドを最大のPriority_fieldで送信
する。このReserveコマンドを受信した室内機器
は、このReserveコマンドの発信元からの制御コ
マンドのみを受け付け、その他の機器からの制御コマン
ドを拒否するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク接続
される電子機器に関し、より具体的には、ネットワーク
を介して受信する映像を表示する映像表示装置又はテレ
ビ受像機のような電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のテレビ受像機は、テレビ放送を受
信し表示するという本来の機能の他に、ビデオDVDプ
レーヤ、テレビゲーム及びパーソナルコンピュータなど
の、さまざまな映像出力機器から出力される映像を表示
する手段として使用される。それらの映像出力機器とテ
レビモニタとの接続には、映像ケーブルと音声(右/
左)ケーブルが使用される。配線作業はユーザにとって
面倒であり、テレビ受像機にも沢山のコネクタを用意す
る必要がある。
【0003】近年のデジタル技術の発展により、さまざ
まな映像機器間を接続する1種類のケーブル上に映像、
音声及び制御信号を全て伝送することが可能になった。
例えば、IEEE1394規格に基づくシリアルバスで
は、同一バス上に60以上もの機器を接続でき、映像機
器間のみならず、家庭内におけるホームマルチメディア
ネットワークへの応用が期待されている。
【0004】IEEE1394バスシステムは、一定の
データ伝送レートを保ちながらデータを伝送するアイソ
クロナス(同期)モードと、制御命令及び不定期なデー
タを伝送するアシンクロナス(非同期)モードを具備す
る。
【0005】通信サイクルの始めにサイクルスタートパ
ケットがあり、それに続いてアイソクロナス通信のパケ
ット送信が開始される。このアイソクロナス通信パケッ
トにはチャネル番号が付けられ、複数のアイソクロナス
通信が行うことができる。例えば、VTR#1からTV
#1へと流れるストリームデータがチャネル1を使用
し、DVD再生装置#1からTV#2へと流れるストリ
ームデータがチャネル2を使用することにより、複数の
アイソクロナス通信を同時に行える。アイソクロナス通
信の終了後、アシンクロナス通信のパケット送信が開始
される。
【0006】一般に、アイソクロナスモードは、動画像
及び音声等のリアルタイム性を重視するデータ転送に用
いられ、アシンクロナスモードは、制御コマンド、ファ
イル及びプリントデータなど、確実性を重視するデータ
の転送に用いられる。
【0007】AV機器の制御を目的としたAV/C(A
udio Video Control)コマンドはア
シンクロナスモードで転送され、通常の制御コマンド、
コマンドのサポートの有無を確認する問い合わせコマン
ド、及び相手の状態を確かめるステータスコマンドなど
からなる。多くのコマンドは、それに対するレスポンス
と呼ばれるデータを受信することで完結する。コマンド
送信側は、受信したレスポンスの内容を調べることで、
コマンドが正常に実行されたかどうか、及び相手のステ
ータス情報などを知ることが出来る。
【0008】IEEE1394シリアルスでは、バスに
接続された各電子機器に対して物理アドレスが割り付け
られる。この物理アドレスは、接続される電子機器の増
減などによって起こるバスリセットに続く設定プロセス
の中で自動的に決定される。このような機能は、周知で
ある。
【0009】IEEE1394シリアルバスを基盤とす
るホームマルチメディアネットワークが家庭内に張り巡
らされると、1台の衛星放送チューナの受信映像を家の
中のどのテレビでも楽しめるようになり、1台のVTR
の映像をどのテレビでも見られるようになるなど、従来
に無い新しい使用形態と利便性が生まれてくる。例え
ば、DVD再生装置の再生映像を別の部屋のTVに転送
して鑑賞することが可能となる。また、TVで受信した
テレビ番組を、別の部屋のVTRで録画したり、別の部
屋のTVで視聴することができる。
【0010】このような柔軟性に伴い、テレビ受像機に
も新たな機能が要求されている。即ち、映像出力装置が
テレビ受像機の近く、つまり再生映像を見ているユーザ
の部屋にあるとは限らないので、従来、各機器に対して
直接、行っていた再生・録画・停止などの操作を、テレ
ビ受像機を介して行えるようにすることが望まれる。即
ちユーザが、テレビ受像機の画面を見ながら、映像出力
機器を操作できるようにすることが望まれている。
【0011】例えば、テレビ受像機の画面上に図39に
示すようにデバイス一覧を表示し、ユーザがリモコンを
使ってそれらのデバイスの中から1つのデバイス、例え
ば、VTRを選択すると、更に、図40に示すようにV
TR用操作パネルを表示する。そして、ユーザがリモコ
ンのカーソルキーなどを操作して再生を指示すると、そ
の操作コマンドがVTRに転送され、VTRが再生モー
ドで動作すると共に、アイソクロナス・チャネルを介し
て再生映像ストリーム、ユーザの見ているテレビ受像機
に送信する。これにより、ユーザは、遠隔のVTRを操
作でき、自分の前に設置されるテレビ受像機でその再生
映像を試聴できる。
【0012】このような機能をテレビ受像機が持つこと
により、便利なリモート操作環境をユーザに提供するこ
とができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホームネット
ワーク上に幾つもの機器が接続されているという使用環
境下では、排他制御と、その前提としてどの機器がどこ
にあるかをユーザに明確に提示できることが望まれる。
【0014】例えば、ホームネットワーク上に2つのV
TRが接続されている状況で、ユーザがテレビ受像機を
介して手元のVTRを操作しようとして、誤って別の部
屋の別のVTRを操作してしまい、別の部屋で映画を鑑
賞していた他のユーザの邪魔をしてしまうことが起こり
得る。
【0015】第1の課題として、テレビ受像機の画面を
見ながらAV機器を操作する際に、自分がどのAV機器
(どこのAV機器)を操作しているのかが分かりづら
い。従来例では、IEEE1394バス上のデバイス
を、製品タイプ、製造メーカ識別ID及び製品識別ID
でしか区別できず、例えば、製品タイプ:VTR、製造
メーカ:ABC社、製品識別ID:101といった程度
でしか表現されないので、ユーザは、その機器がどこに
あるどの機器かを自分の記憶に頼って判別するしかなか
った。このような情報だけでは、多くの機器が接続され
たIEEE1394バス上からユーザが所望の機器を探
し出すのは困難であり、同じ会社の同じ製品が2台ある
ときには、特に分かりづらい。
【0016】このような課題を解決する手段として、A
Vバスに接続された各機器に分かり易い名前(ラベル)
やイメージを付け、各機器を区別しやすくする構成が提
案されている(特開平07−212662号公報及び特
開平08−047059号公報)。例えば、「1階リビ
ングのビデオ」及び「兄のビデオ」などというラベルを
つける。この提案は、一定の効果が見込まれるものの、
一つ一つの機器にユーザが名前又はラベルを付ける手間
が生じてしまうだけでなく、カムコーダのような移動可
能なAV機器に場所を示す名前を付けるのは適当ではな
い。即ち、この提案でも、上述の課題は完全には解決さ
れていない。
【0017】第2の課題として、IEEE1394シリ
アルバス上の機器に「部屋」などのグループ単位の利用
優先度をつけることが困難である。つまり、基本的には
IEEE1394シリアルバス上のAV機器を、同じバ
ス上のどの機器からも制約無しに操作できてしまう。例
えば、AV/Cコマンドには、或るAV機器の利用を独
占する「リザーブ」機能というコマンドがあり、この機
能を使うことで、先に利用している者が優先権を持つこ
とは可能である。しかし、これだけでは、設置場所など
を考慮したグループ単位に利用優先権を管理することは
できない。例えば、自分の部屋の映像機器を使わないと
きだけ他の部屋からの利用を許可したり、自分が使用す
るときに他の部屋からの利用を拒絶するといった排他制
御を実現できない。
【0018】このように、ホームマルチメディアネット
ワーク接続によるAV機器のネットワーク化は多くの新
しいメリットを生む一方で、ネットワーク上の機器を区
別しにくく、利用優先度を管理できないといった課題が
あり、改善が求められている。
【0019】一方、オフィスなど広く使われているロー
カルエリアネットワークでは、ドメインと呼ばれるグル
ーピングを予め設定することで、他グループからの機器
へのアクセスを制限できる。しかし、ローカルエリアネ
ットワークにおけるドメインの設定と管理などは、非常
に専門的な知識を必要とするものであるので、誰もが使
うホームネットワークにこの技術を適用することは困難
といえる。ホームネットワークでは、ネットワーク設定
などの知識が無くとも簡単に適切な機器を選択でき、利
用優先度を付けられる手段が必要である。
【0020】本発明は、このような要望を満たす電子機
器を提示することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、バス接続ポートと、当該バス接続ポートに接続する
バスに接続する機器との通信を行うバスインターフェー
スと、当該バスに接続する他の機器の機能を調査し、当
該他の機器を機能情報テーブルに記録する機能情報テー
ブル保守手段と、当該バスを介して当該他の機器から受
信する機能問い合わせコマンドに対し、当該機能情報テ
ーブルを当該他の機器に送信する応答手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0022】本発明に係る電子機器はまた、第1グルー
プのバス接続ポートと、第2グループのバス接続ポート
と、当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれ
ぞれ接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通
信を行うバスインターフェースと、当該第1のバスに接
続する機器の機能を調査し、当該第1のバスに接続する
機器を第1機能情報テーブルに記録する第1機能情報テ
ーブル保守手段と、当該第2のバスに接続する機器の機
能を調査し、当該第2のバスに接続する機器を第2機能
情報テーブルに記録する第2機能情報テーブル保守手段
と、当該第1のバスに接続する機器から受信する機能問
い合わせコマンドに対し、当該第1の機能情報テーブル
を当該第1のバスに接続する機器に送信し、当該第2の
バスに接続する機器から受信する機能問い合わせコマン
ドに対し、当該第2の機能情報テーブルを当該第2のバ
スに接続する機器に送信する応答手段とを具備すること
を特徴とする。
【0023】本発明に係る電子機器はまた、バス接続ポ
ートと、当該バス接続ポートに接続するバスに接続する
機器との通信を行うバスインターフェースと、当該バス
に接続する機器の機能及びアドレスを調査し、当該バス
に接続する機器のアドレスを機器アドレステーブルに記
憶し、当該バスに接続する各機器の機能を自身の機能と
共に機器情報テーブルに記憶するテーブル保守手段と、
機能問い合わせコマンドに対して当該機器情報テーブル
の内容を返信する機能返信手段と、当該機器情報テーブ
ルに記憶される、当該バスに接続する機器の機能に対す
る制御コマンドを受信すると、その機能に対応する当該
バスに接続する機器に当該制御コマンドを転送するコマ
ンド転送手段とを具備することを特徴とする。
【0024】本発明に係る電子機器はまた、バス接続ポ
ートと、当該バス接続ポートに接続するバスに接続する
機器との通信を行うバスインターフェースと、当該バス
に接続する機器の機能を調査し、得られた機能に応じた
操作パネル情報を作成する操作パネル情報作成手段と、
当該バスに接続する機器の操作パネルを要求する操作パ
ネルコマンドに対し、対応する操作パネル情報を要求元
に送信する操作パネル情報送信手段とを具備することを
特徴とする。
【0025】本発明に係る電子機器はまた、第1グルー
プのバス接続ポートと、第2グループのバス接続ポート
と、当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれ
ぞれ接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通
信を行うバスインターフェースと、当該第1のバスに接
続する機器の機能を調査し、当該第1のバスに接続する
所定の機器の機能を操作パネル情報に追加する操作パネ
ル情報追加手段と、当該第1のバスに接続する機器の操
作パネルを要求する操作パネルコマンドに対し、対応す
る操作パネル情報を要求元に送信する操作パネル情報送
信手段とを具備することを特徴とする。
【0026】本発明に係る電子機器はまた、第1及び第
2の外部機器と接続するバス接続ポートと、当該第1及
び第2の外部機器と通信するするバスインターフェース
と、当該第1の外部機器からの操作パネル要求を当該第
2の外部機器へ転送し、当該第2の外部機器から送信さ
れる操作パネル情報を読み込み当該第1の外部機器へ転
送する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0027】本発明に係る電子機器はまた、第1グルー
プのバス接続ポートと、第2グループのバス接続ポート
と、当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれ
ぞれ接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通
信を行うバスインターフェースと、当該第1のバスに接
続する機器の機能及びアドレスを調査し、当該第1のバ
スに接続する所定の機器の機能を、図形オブジェクト、
表示位置情報及びオブジェクトIDから構成されるオブ
ジェクト情報として第1の操作パネル情報に追加し、追
加したアドレス情報のオブジェクトIDと対応するバス
アドレスを保有する機器アドレステーブルを管理する情
報管理手段と、当該第1のバスに接続する機器からの操
作パネ要求コマンドに対して当該操作パネル情報を要求
元に送信する操作パネル情報送信手段と、当該第1のバ
スに接続する第1の機器から受信する、当該オブジェク
トIDを含むオブジェクト選択イベントに応じて、当該
機器アドレステーブルから当該オブジェクトIDに対応
する第2の機器を検索し、当該第2の機器に操作パネル
要求コマンドを送信すると共に、当該検索された機器か
ら受信した第2の操作パネル情報を当該第1の機器へ転
送する転送手段とを具備することを特徴とする。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0029】(第1実施例)図1は、本発明を適用した
テレビ受像機の一実施例の概略構成ブロック図を示す。
10は、TV信号を受信しデジタルストリームに変換す
るチューナ、12は、操作パネルとリモコンからなる操
作装置、14は、チューナ10又はデジタルインターフ
ェース24から入力したデジタルストリームデータから
映像・音声信号を生成する信号処理装置、16は、信号
処理装置14からの映像情報を、必要によりマイクロコ
ンピュータ22からのグラフィック情報を合成して、表
示装置18に印加する表示制御装置、20は、信号処理
装置14からの音声情報及びマイクロコンピュータ22
からの制御音を出力する音声出力装置である。
【0030】マイクロコンピュータ22は、機器全体を
制御する。デジタルインターフェース24は、IEEE
1394シリアルバスとのデータ入出力と中継機能を具
備する。26a,26b,26c,26dは、IEEE
1394シリアスバスに接続するコネクタである。28
は、チューナ10及びデジタルインターフェース24と
信号処理装置14との間のストリームデータ及び制御デ
ータの流れを制御する切替え装置である。
【0031】本実施例では、コネクタ26aは室外/室
内用と規定され、コネクタ26b,26c,26dは室
内用と規定されており、スイッチ30により、コネクタ
26aが室内か室外用かを指定できる。スイッチ30の
設定は、マイクロコンピュータ22に通知される。
【0032】図2は、ホームマルチメディアネットワー
クの構成例を示す。図1に示す構成を有するテレビ受像
機(TV)110,112,114、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)116,118、及びDVD再生装置1
20,122がIEEE1394ケーブルで相互に接続
し、そのネットワークの中心ネットワークインターフェ
ースユニット(NIU)124が接続する。電子機器1
10〜124のIEEE1394コネクタは、IEE1
394シリアルバス上の電気信号を中継する機能を具備
するので、デージーチェーン接続が可能である。
【0033】DVD再生装置120,122の場合に
は、チューナの代わりにディスク駆動回路を具備し、表
示制御装置16、表示装置18、音声出力装置20及び
切替え装置28に相当する手段を具備しない。VTR1
16,118の場合には、チューナの代わりにテープ駆
動機構と記録再生回路を具備し、表示制御装置16、表
示装置18、音声出力装置20及び切替え装置28に相
当する手段を具備しない。
【0034】図2は、図1に示すテレビ受像機の背面に
設けられたシリアルバス接続パネルを示す。コネクタ2
6aは室外/室内用を示す印刷枠内に、スイッチ30と
共に配置され、コネクタ26b,26c,26dは室内
用を示す印刷枠内に配置される。図2では、スイッチ3
0は室外用に設定されている。ここでは、コネクタ26
aはNIU124に接続し、コネクタ26bはVTR1
16に接続し、VTR116がDVD再生装置120に
接続しているとする。
【0035】また、切替えスイッチ(30)はマイクロ
コンピュータの入出力ポートに接続されており、マイク
ロコンピュータは「室外用」と「室内用」のどちらが選
択されているかを知ることができる。
【0036】TV受像機110に注目して、本実施例の
動作を説明する。
【0037】周知の通り、IEEE1394シリアルバ
スでは、新たな機器がシリアルバスに接続/非接続され
たか、又はシリアルバス上の何れかの機器で電源がオン
/オフされると、バスリセットが発生する。
【0038】IEEE1394シリアルバスでは、バス
リセットに続く設定プロセスの中で先ずルートとなる機
器が決定され、そのルートから送信される信号により、
シリアルバス上の各機器にノードID(物理アドレス)
が設定される。例えば、図4に示す接続例では、ルート
の最小番号ポートの先に接続された子ノードのさらに最
小番号ポート(ルートと接続されたものは除く)に接続
された末端機器が、ノードID=0、子ノードの次に大
きいポートに接続された末端機器がノードID=1、子
ノードがノードID=2、ルートの2番目に大きい番号
のポートに接続された末端機器がノードID=3、ルー
トがノードID=4となる。
【0039】バスマネージャとして選抜された1台の機
器は、バス上の全ての機器の接続関係を示すトポロジー
マップを作成する。トポロジーマップとは、バス上の各
機器から送信されたSelfIDパケットを集めたもの
であり、バスマネージャとなった機器のアドレス空間に
保存されている。
【0040】図5は、トポロジーマップ中のSelfI
Dの構成例を示す。PHY_IDはそのノードID(物
理アドレス)であり、p0,p1,p2はそのノード
(機器)が持つポートに親(ルート側機器)が接続され
ているのか、子(ルートと反対側の機器)が接続されて
いるのか、接続されていないか、又は存在しないかを示
す。なお、図5では、3つのポートのみの情報しか得ら
れないが、4つ以上のポートを持っている場合、さらに
32ビットのselfIDが続く。
【0041】トポロジーマップ内のすべてのSelfI
Dを読むことにより、各ノードの接続関係が明らかにな
る。前述したノードIDの決定プロセスの規則から、バ
ス全体の接続関係を把握できる。
【0042】テレビ受像機110のマイクロコンピュー
タ22は、切替えスイッチ30が「室外用」となってい
た場合、バスマネージャの持つトポロジーマップ情報を
読み出してマイクロコンピュータ22内のメモリに格納
する。そして、このマップを基にバス全体の機器の接続
関係を把握した上で、コネクタ26b,26c,26d
の先に接続されているすべての機器(ノード)に対し
て、機器のユニットタイプ、サブユニットタイプ情報及
び製品IDを要求し、リストを作成する。
【0043】機器の種別IDの問い合わせには、AV/
CコマンドのUnitInfoコマンド及びSubun
itInfoコマンドが使用される。Unitinfo
コマンドは、機器全体としての機能を問い合わせるコマ
ンドであり、幾つかの機能が合わさった複合機器に対し
ては、その代表となる機能を問い合わせる。図6は、U
nitInfoコマンドのフォーマットを示し、図7
は、このコマンドを受信した機器が返すレスポンスのフ
ォーマットを示す。図8は、レスポンスの中に含まれる
UnitTypeフィールドが示す機種IDの内容を示
す。
【0044】している。UnitInfoコマンドを用
いることで、マイクロコンピュータは1394シリアル
バス上の各機器の全体機能を知ることができる。
【0045】SubunitInfoコマンドは、その
機器が持っている個々の機能を問い合わせるコマンドで
ある。図9は、SubunitInfoコマンドのフォ
ーマットを示す。Pageフィールドは、Subuni
t情報ぺージを指定し、0から7までの数字が収容され
る。図10は、SubunitInfoコマンドコマン
ドを受信した機器が返すレスポンスのフォーマットを示
す。レスポンスには、Page_Dataフィールドに
指定されたページに応じた4バイトからなるSubun
it情報テーブルが埋め込まれている。
【0046】Subunit情報テーブルには、4つの
Subunit情報が記述できる。図11は、1つ分の
Subunit情報のフォーマットを示す。subun
it_typeフィールドには、図8に示す機器タイプ
別IDが格納され、num_of_subunitフィ
ールドには、このサブユニットの数(から1を引いた
値)が格納される。
【0047】SubunitInfoコマンドを用いる
ことで、TV受像機110のマイクロコンピュータ22
は、各機器の持つ個々の機能を知ることができる。
【0048】各機器のIEEE1394アドレス空間の
一部に割り当てられたコンフィギュレーションROM領
域のBus_info_blockフィールドにおける
LodeVendorID、並びに、Root−dir
ectoryフィールドにおけるModuleVend
orID及びModuleSpec_IDなどの値を読
み出しトランザクションによって読み出したものを、各
機器の製品IDとして使用する。
【0049】コネクタ26bにはVTR116が接続
し、その先にはDVD再生装置120が接続するので、
これらの機器の情報がリストに記録される。図12は、
このリストの内容を示す。このリストは、室内用と記さ
れたコネクタ26b,26c,26dの先に接続された
機器のリストであるので、「室内機器リスト」と呼ぶ。
【0050】マイクロコンピュータ22は、コネクタ2
6aの先に接続されている全ての機器に対しても同様
に、機器の種別ID及び製品IDを読み出し、別のリス
トを作成する。このリストを「室外機器リスト」と呼
び、内容例を図13に示す。
【0051】図14は、バスリセットからリスト作成ま
でのマイクロコンピュータ22の動作シーケンスを示
す。
【0052】図15は、リストを作成した後のマイクロ
コンピュータ22の動作シーケンスを示す。
【0053】図14に示す動作により室内用コネクタに
接続された機器(以後、「室内機器」と呼ぶ。)の情報
を把握したマイクロコンピュータ22は、次に、室内機
器を他の機器から操作できないようにリザーブ処理を行
う(図15のK1)。本実施例では、この処理にAV/
Cコマンドとして定義されているReserveコマン
ドを使用する。Reserveコマンドを受け取った機
器は、それ以後、そのコマンド発信元の機器以外からの
コマンドを拒否(エラーとして応答)する。
【0054】図16は、Reserveコマンドのフォ
ーマットを示す。このコマンドを受け取った機器は、こ
のコマンドの発信元のノードIDを記憶し、以後、この
ノードID以外の機器から来たコマンドを拒否する(図
15のK5,K6,K7,K8)。但し、例外として、
最初に受け取ったReserveコマンドよりもPri
ority_fieldの値が大きいReserveコ
マンドを受け取り、そのコマンドの発信元のノードID
を記憶し、以後、このノードID以外の機器から来たコ
マンドを拒否する。
【0055】TV受像機110のマイクロコンピュータ
22は、Priority_fieldを最高値(0x
0f)にしてReserveコマンドを自分以外の室内
機器に送信する。これにより、TV受像機110は、他
の部屋から室内機器が勝手に操作されないように設定で
きる。TV受像機110からReserveコマンドを
受け取った機器は、他の部屋の機器からSubunit
_infoコマンドを受信しても拒否応答をする。これ
により、他の部屋の機器は、室内機器の種類を直接特定
することができなくなる。
【0056】次に、TV受像機110のマイクロコンピ
ュータ22は、自らの持つSubunit情報テーブル
を室内機器リストに従い変更する。つまり、元々、「T
Vモニタ」というSubunit情報テーブルに、室内
機器として認識した「VTR」及び「DVD」を示す疑
似Subunitを加え、新たなSubunit情報テ
ーブルとして再構築する。図17は、元々、TV受像機
110が保持するSubunit情報テーブルを示し、
図18は、VTRとDVDの疑似Subunitを追加
した後のSubunit情報テーブルを示す。
【0057】TV受像機110のマイクロコンピュータ
22は、さらに、VTR及びDVDの疑似Subuni
tと実際のVTR116及びDVD再生装置120とを
対応づけて記憶する為に、図19に示すように、室内機
器リストに疑似Subunit情報も合わせて記録す
る。
【0058】TV受像機110のマイクロコンピュータ
22は、これ以後、他の機器からSubunitInf
oコマンドを受信すると、新たに構築したSubuni
t情報テーブル(図18)をレスポンスとして返信す
る。
【0059】例えば、他の部屋にあるTV受像機112
がSubunitInfoコマンドをTV受像機110
に送信したとする。このとき、TV受像機110は、図
18に示すようなSubunit情報を含むレスポンス
をTV受像機112に返信する。このレスポンスを受信
したTV受像機112は、TV受像機110が、「TV
モニタ」というメイン機能の他に、VTRとDVD再生
装置の機能を兼ね備えた複合機器であると認識する(図
15のK3,K4)。即ち、TV受像機112は、VT
R116をTV受像機110に組み込まれているVTR
と認識し、DVD再生装置120をTV受像機110に
組み込まれているDVD再生装置と認識する。例えば、
TV受像機112は、図20に示すように、IEEE1
394シリアルバス上の制御可能なデバイスリストを表
示する際に、VTR116を、テレビ受像機110の製
造メーカ名及び製品識別IDと関連づけた「CAN22
2TV−VTR」といった情報を提示する(図15のK
9)。ユーザが「CAN222」というTV受像機がど
の部屋にあるかを覚えていれば、容易にVTRの設置場
所を認識できるようになる。
【0060】従来例のようにTV受像機110に「子供
部屋」などといったラベル(ニックネーム)が付けてあ
れば、ユーザは、機器を更に識別しやすくなる。例え
ば、VTR116は「子供部屋のVTR」、DVD再生
装置120は「子供部屋のDVD」となり、VTR11
6及びDVD再生装置120に直接、ラベルを設定しな
くても、ユーザにとって設置場所が非常に容易に想像で
きる「ラベル」が付加されることとなる。
【0061】次に、他の部屋にあるTV受像機112か
らTV受像機110のSubunitとして新たに加え
られたVTRという擬似Subunitに対して、実際
に操作コマンドが送られた場合の動作を説明する。
【0062】TV受像機110のマイクロコンピュータ
22は、図21に示すような「Play」コマンドを受
信すると(図15のK11)、コマンドのHeader
Addressフィールド内に含まれるSubuni
tType情報を解析すると共に、保存していた室内機
器リストの情報を元に対応する機器がVTR116であ
ることを認識し、受信したコマンドをVTR116に転
送する(図15のK12)。このコマンドを受け取った
VTR116は、TV受像機110からPlayコマン
ドを受信したと認識し、PIayコマンドに応じた動作
を開始する。本実施例ではVTR116,118として
Digital Video(DV)規格のものを用い
ている。
【0063】Playコマンドを受け取ったVTR11
6は、再生動作を開始すると共に、IEEE1394シ
リアルバス上のブロードキャスト・アイソクロナスチャ
ンネル(チャンネル番号63)に再生映像ストリームを
送信する。TV受像機112は、このブロードキャスト
・アイソクロナスチャンネルの画像を受信し、ディスプ
レイ画面上に表示する。TV受像機110は、VTR1
16からTV受像機110に送られたレスポンスをTV
受像機112に転送する(図15のK13,K14)こ
のように、TV受像機110の室内用ポートに接続され
た機器に対しての操作コマンドは全て、TV受像機を経
由することになる。これは、TV受像機110が、VT
R116及びDVD再生装置120の操作優先度を制御
できることを意味する。本実施例では、TV受像機11
0のマイクロコンピュータ22は、TV受像機110の
ユーザ(室内ユーザ)がVTR116を使用しないとき
にのみ、VTR116に対する他の部屋からのコマンド
を転送し、室内ユーザがVTR116を使用していると
きは、他の部屋からVTR116に対する操作コマンド
を中継せず、拒絶応答を返信する。すなわち、室内ユー
ザが優先的にVTR116を使用できる状態になってい
る。
【0064】図22は、以上のTV受像機112による
VTR116の操作の際の、IEEE1394バス上の
コマンドの流れK1〜K8を示す。
【0065】(第2実施例)上記実施例では、機器の機
能を問い合わせるのにAV/Cコマンドで定義されてい
るSubunitinfoコマンドを用いた。本発明
は、このコマンドに限定されない。即ち、各機器の機能
を表す情報が各機器IEEE1394アドレス空間の一
部で予め割り当てられた領域から読み出せればよい。次
に、そのような場合に適用した実施例を説明する。
【0066】図23は、IEEE1394シリアルバス
におけるコンフィギュレーションROM領域のフォーマ
ットを示す。コンフィギュレーションROM領域とは、
各IEEE1394機器におけるIEEE1394アド
レス空間のFFFF F000 0400から続く領域
に存在するアドレス空間であり、Bus_info_b
lock、Root_directory及びUnit
_directoryと呼ばれる情報ブロックから構成
されている。
【0067】Bus_info_blockは、IEE
E1394シリアルバス規格で定められている領域であ
り、IEEE1394機器としての能力などを示す情報
が格納される。Root_Directoryは、コン
フィギュレーションROM領域のこれ以降に収められて
いる情報の入り口となる部分であり、ユニット(=機
器)の情報が収められているUnit_directo
ryへのオフセット値が含まれる。Unit_dire
ctoryは、機器のユニットとしての情報を収めたも
のであり、ユニットの仕様を示すunit_spec_
id及びユニットが持つソフトウェアのバージョンを示
すunit_SW_versionを含む。本実施例で
は、これ以後の領域にこの機器が持つサブユニット数及
びサブユニットのタイプを示すSubunit情報を格
納している。
【0068】このような構成で、他の機器の機能を問い
合わせる場合には、相手のコンフィギュレーションRO
M領域をReadトランザクションによって読み出す。
そして、サブユニットタイプが記述されている場所のデ
ータを抜き出す。
【0069】この方法で室内機器の機能を調査したTV
受像機110のマイクロコンピュータ22は、次に、自
らのコンフィギュレーションROM領域のSubuni
t情報を室有機器リストに従い変更する。つまり、元々
は「TVモニタ」というSubunit情報に、室内機
器として認識した「VTR」及び「DVD」という疑似
Subunitを加え、新たなSubunit情報群と
して再構築する。図24は、VTRとDVDという疑似
Subunitを加えた状態のコンフィギュレーション
ROM内のunit_directoryの情報例を示
す。
【0070】TV受像機110のマイクロコンピュータ
22は更に、VTR及びDVDという疑似Subuni
tと実際のVTR116及びDVD再生装置120とを
対応づけて記憶するために、先の実施例と同様に、図1
9に示すように、室内機器リストに疑似Subunit
情報も合わせて記録する。
【0071】これ以後、他の部屋の機器からReadト
ランザクションによってTV受像機110のコンフィギ
ュレーションROM領域がアクセスされると、新たに追
加したsubunit情報を含むunit_direc
toryが読み出され、これを受け取った他の部屋の機
器は、TV受像機110が「TVモニタ」というメイン
機能の他に、VTRとDVD再生装置の機能を兼ね備え
た複合機器であると認識する。
【0072】先の実施例では、TV受像機110は、室
内機器にReserveコマンドを送信することによっ
て、室内機器が他の部屋からのSubunitInfo
コマンドに対して拒否応答するようになり、他の部屋の
機器からは室内機器の種類を特定できなくした。これに
対し、特定のIEEE1394アドレス空間にあるコン
フィギュレーションROM領域内に機器の種類を示す情
報を収容する構成では、Readトランザクションによ
って簡単に読み出されてしまうので、他の部屋の機器か
ら機器の種類を示す情報を隠すことは、従来、困難であ
った。この実施例では、新たなHideコマンドを追加
することで、他の部屋の機器から機器の種類を示す情報
を隠蔽することを実現している。図25は、そのHid
eコマンドのフォーマットを示す。
【0073】TV受像機110は、室内機器の機能を特
定した後にHideコマンドを室内機器に送信する。H
ideコマンドを受信した室内機器は、先に述べたコン
フィギュレーションROM領域のunit_direc
tory内に含まれる情報を、Subunit情報を除
いた形で再構築するか、又は、uniqueデバイス
(どのAV機器の種類にも当てはまらない)というSu
bunit情報に置き換えて再構築する。
【0074】このようにして本実施例においても先の実
施例同様、これ以後に他の部屋からTV1の室内の機器
に対する機能問い合わせが行われたとしても、TV1以
外にはAV機器は存在しないと「認識させる」ことが可
能となり、先の実施例と同様の作用が得られることにな
る。
【0075】(第3実施例)上述の2つの実施例では、
テレビ受像機がVTRの操作パネル情報又は操作コマン
ド送信機能を元々持っているが、本発明は、これに限定
されない。即ち、操作される側、つまりVTRなどがリ
モート操作用の操作パネル情報と操作パネル情報の送信
機能を持ち、テレビ受像機は、その操作パネル情報を受
け取って表示するシステムにも、本発明を適用できる。
以下、その動作を説明する。
【0076】まず、TV受像機110の操作パネルを説
明する。図26は、TV受像機110が最初から持って
いる操作パネル情報を示す。図26に示すパネルは、4
つの表示オブジェクトと3つのレイヤからなり、要素と
して、一番下のウインドウ、二番目の背景イメージ1、
一番上のテキスト1及びボタン1を具備する。各オブジ
ェクトは、オブジェクトIDと位置情報の他に、オブジ
ェクト毎の個別情報を具備する。ウインドウ・オブジェ
クトはウインドウの大きさの情報を具備し、背景イメー
ジオブジェクトはイメージのビットマップデータを具備
し、テキストオブジェクトは文字情報を具備し、ボタン
オブジェクトはボタントップに表示する文字列情報など
を具備する。
【0077】操作パネルを表示している機器側で、ユー
ザがリモコン装置などの入力装置を操作して操作パネル
上のオブジェクトを選択すると、パネルを表示している
機器からパネルの持ち主である機器(TV受像機11
0)に、選択されたオブジェクトのオブジェクトIDを
含むイベント通知コマンドが送信される。パネルを保有
する機器(TV受像機110)は、そのオブジェクトに
関連づけられた動作を実行する。
【0078】例えば、TV受像機110のマイクロコン
ピュータ22は、他の部屋にあるTV受像機112から
操作パネルの表示要求を受信すると、図26に示すパネ
ルの操作パネル情報をTV受像機112に送信する。操
作パネル情報を受け取ったTV受像機112は、この情
報を元にディスプレイ画面上に図27に示すような操作
パネルを表示する。
【0079】ここで、TV受像機112のユーザがリモ
コンのカーソルキーなどを操作して「説明」ボタンを選
択すると、TV受像機112は、TV受像機110に
「オブジェクトID=4」という内容のイベント通知コ
マンドを送信する。このイベントに対するアクションと
して、TV受像機110は、TV受像112に図28に
示すようなパネルのパネル情報を送信する。図29は、
TV受像機112がこの情報を受信後にディスプレイ画
面上に表示するパネル例を示す。
【0080】この実施例では、テレビ受像機は、操作パ
ネル情報をIEEE1394シリアルバス上の幾器の接
続状態に従って変化させると。以下、その動作を説明す
る。
【0081】第1及び第2実施例と同様に、TV受像機
110のマイクロコンピュータ22は、バスリセット直
後に室内ポートの先に接続された機器を調査し、室内機
器であるVTR116とDVD再生装置120のノード
ID及びSubunitタイプ情報を保存する(図30
のK1)。
【0082】次に、TV受像機110のマイクロコンピ
ュータ22は、これらの情報から自らの操作パネルに
「VTR」と「DVD」を示すボタンオブジェクト(ボ
タン3とボタン4)を組み込む。さらに、これらボタン
オブジェクトのオブジェクトIDとして、ID=9とI
D=10を登録する。そして、TV受像機110のマイ
クロコンピュータ22は、追加したオブジェクトのオブ
ジェクトIDと実際の機器の種類及びノードID、そし
て、このオブジェクトIDを含むイベントを受信したと
きのアクション(VTRIDパネル要求)の情報を、図
31に示すようなテーブルに格納する。
【0083】この処理後のパネル情報を図32に示す。
この状態で他の部屋の機器(ここでは、例えば、TV受
像機112)がTV受像機110に操作パネルを要求す
るコマンドを送信し、その応答としてTV受像機110
のこのパネル情報がTV受像機112に送られた場合、
TV受像機112のディスプレイ画面上には、図33に
示すような操作パネルが表示される(図30のK2,K
3)。
【0084】このように、本実施例では、TV受像機1
10のパネル上に室内機器のボタンが組み込まれるの
で、ユーザがTV受像機110のメーカ名、製品名又は
設置場所を覚えているだけで、どの部屋のVTRなのか
が簡単に認識できるようになる。
【0085】TV受像機112のユーザがリモコンのカ
ーソルキーなどを使ってボタン3(VTR)を選択する
と、TV受像機112は、TV受像機110に「オブジ
ェクトID=9」のイベント通知コマンドを送信する。
このコマンドを受信したTV受像機110は、先に保存
した図31に示すテーブルの内容に従い、そのオブジェ
クトIDと対応して記憶しておいたノードIDの機器
(VTR116)に操作パネル要求コマンドを送信する
(図30のK5,K6)。
【0086】操作パネル要求コマンドを受信した機器
(VTR116)は、TV受像機110に図34に示す
操作パネルを送信する(図30のK7)。TV受像機1
10は、受信したこの操作パネルをTV受像機112に
送信(転送)する。但し、このまま送信すると、VTR
116から送られてきた操作パネル情報のオブジェクト
IDとTV受像機110の操作パネル情報に元々あるオ
ブジェクトIDとが区別できなくなるので、TV受像機
110は、このオブジェクトIDを自らの操作パネル情
報の内容と重ならないように付け替える。この付け替え
処理によって、VTR116から送られてきた操作パネ
ル(図34)は、図35に示すように変更され、TV受
像機112に送信される(図30のK8)。オブジェク
トIDの付け替えを示す情報が、図31に示すテーブル
に追加される。その結果、テーブルは図36に示すよう
な内容になる。
【0087】このような処理を経て送られたVTR11
6の操作パネル情報は、TV受像機112のディスプレ
イ画面上に、図37に示すように表示される。
【0088】TV受像機112のユーザが、図37に示
すVTR116の操作パネル上の再生ボタンを選択した
場合、TV受像機112は、「オブジェクトID=1
4」を示すイベント通知コマンドをTV受像機110に
送信する。TV受像機110は、図36に示すテーブル
に保存した情報からオブジェクトID=14に対応する
アクションである「オブジェクトID=4」という内容
のイベント通知コマンドをVTR116に送信する(図
30のK10,K11)。
【0089】TV受像機110のこのようなイベント転
送処理により、TV受像機112のユーザはVTR11
6を操作できる。
【0090】このように、本実施例においても第1及び
第2実施例と同様、TV受像機110の室内用ポートに
接続された機器の操作パネル情報及び操作パネルに対す
るイベント通知が全て、TV受像機110を経由する。
これは、TV受像機110がVTR116及びDVD再
生装置120のネットワークを介しての利用優先度を一
括して制御できることを意味する。
【0091】本実施例では、TV受像機110のマイク
ロコンピュータ22は、TV受像機110を直接操作し
ているユーザ(室内ユーザ)がVTR116を使用しな
いときのみ、VTR116の操作パネルに対する他の部
屋からのイベントを転送し、TV受像機110のユーザ
(室内ユーザ)がVTR116を使用しているときに
は、他の部屋からVTR116の操作パネルに対する操
作コマンドを中継せず、拒絶応答を返信する。これは、
TV受像機110のユーザ(室内ユーザ)が優先的にV
TR116を使用できることを意味している。
【0092】図38は、この動作によるIEEE139
4シリアルバス上のコマンドの流れを示す。
【0093】(その他)上述の各実施例では、画像表示
装置及び音声出力装置を有するテレビ受像機を主たる機
器として使用したが、本発明は、これに限定されない。
例えば、画像表示装置及び音声出力装置を持たないセッ
トトップボックスに同様の機能を持たせても良い。
【0094】ネットワークの基本要素としてIEEE1
394シリアルバスを使用したが、本発明は、同様のバ
スシステムまたはネットワークを使用しても良いことは
明らかである。
【0095】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、ネットワーク上の電子機器をテレ
ビ受像機(又はそのセットトップボックス)を中心にグ
ループ化することができるようになり、ユーザは、各テ
レビ受像機と関連づけて各AV機器を記憶することによ
り、例えば同じ機種の機器がネットワーク上に複数ある
場合でも、所望の機器を素早く見つけることができるよ
うになる。
【0096】グループ間におけるリモート操作コマンド
は必ずテレビ受像機を通ることになり、グループ単位で
利用優先権を制御できる。
【0097】ホームネットワークによる遠隔操作などの
メリットを生かしつつ、且つ被制御機器が分かりやすく
なり、部屋などの領域単位で機器の利用優先度を制御で
きる。
【0098】ユーザによる個々の機器への名前の設定を
必要としないので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 本実施例を適用するホームネットワークシス
テムの全体構成例である。
【図3】 テレビ受像機110の背面にある接続パネル
例である。
【図4】 IEEE1394シリアルバスの接続例であ
る。
【図5】 トポロジーマップ情報を構成するSelfI
D情報の一例である。
【図6】 AV/CコマンドのUnitinfoコマン
ドのフォーマットである。
【図7】 AV/CコマンドのUnitinfoコマン
ドに対するレスポンスのフォーマットである。
【図8】 Unitinfoレスポンス又はSubun
itInfoレスポンスに含まれる種別IDと実際の機
器の種類との関係例を示す図である。
【図9】 AV/CコマンドのSubunitInfo
コマンドのフォーマットである。
【図10】 SubunitInfoコマンドに対する
レスポンスのフォーマットである。
【図11】 SubunitInfoコマンドに対する
レスポンスに含まれる機器機能情報のフォーマットであ
る。
【図12】 室内機器リストの構成及び内容の一例であ
る。
【図13】 室外機器リストの構成及び内容の一例であ
る。
【図14】 バスリセットからリスト作成までのマイク
ロコンピュータ22の動作シーケンスである。
【図15】 第1実施例での、IEEE1394シリア
ルバス上の機器の通信シーケンス例である。
【図16】 AV/CコマンドのReserveコマン
ドのフォーマットである。
【図17】 テレビ受像機110の当初の機能リスト例
である。
【図18】 テレビ受像機110の変更後の機能リスト
例である。
【図19】 変更後の機器リスト例である。
【図20】 他の部屋のテレビ受像機の画面上に表示さ
れるネットワークデバイス一覧例である。
【図21】 AV/CコマンドのPlayコマンドのフ
ォーマットである。
【図22】 テレビ受像機110が機器の利用優先権を
制御しているときの、IEEE1394シリアルバス上
での通信シーケンス例である。
【図23】 IEEE1394シリアルバスにおけるコ
ンフィギュレーションROM領域のフォーマットを示
す。
【図24】 VTRとDVDの疑似Subunitを加
えた状態のコンフィギュレーションROM内のunit
_directoryの情報例である。
【図25】 Hideコマンドのフォーマットである。
【図26】 第2実施例での、テレビ受像機110の操
作パネル情報である。
【図27】 図26に対応する表示例である。
【図28】 第2実施例で、TV受像機110はがTV
受像112に送信する操作パネル情報例である。
【図29】 TV受像機112に表示される操作パネル
例である。
【図30】 第2実施例におけるIEEE1394シリ
アルバス上の機器の通信シーケンス例である。
【図31】 操作パネル情報に組み込んだオブジェクト
のIDと実際の外部機器を関連づけて記憶するテーブル
である。
【図32】 図31に示すテーブルを参照した操作パネ
ル情報例である。
【図33】 図32に示す操作パネル情報の、TV受像
機112による表示例である。
【図34】 オブジェクトID付け替え処理前のVTR
116の操作パネル情報例である。
【図35】 オブジェクトID付け替え処理後のVTR
116の操作パネル情報例である。
【図36】 図31に示すテーブルに、オブジェクトI
D付け替え処理で付け替えたオブジェクトを追加した後
の情報例である。
【図37】 図35に示す操作パネル情報の、TV受像
機112による表示例である。
【図38】 TV受像機110が機器の利用優先権を制
御しているときの、IEEE1394シリアルバス上で
の通信シーケンス例である。
【図39】 従来例でのネットワークデバイス一覧表示
例である。
【図40】 従来例でのVTRに対する操作パネル例で
ある。
【符号の説明】
10:チューナ 12:操作装置 14:信号処理装置 16:表示制御装置 18:表示装置 20:音声出力装置 22:マイクロコンピュータ 24:デジタルインターフェース 26a,26b,26c,26d:コネクタ 28:切替え装置 30:スイッチ 110,112,114:テレビ受像機(TV) 116,118:ビデオテープレコーダ(VTR) 120,122:DVD再生装置 124:ネットワークインターフェースユニット(NI
U)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 高司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松本 雄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 沓名 正樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 福田 哲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 宮本 勝弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B077 NN02 5C025 CA09 DA08 DA10 5K033 BA01 BA15 CA19 CB17 EA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス接続ポートと、 当該バス接続ポートに接続するバスに接続する機器との
    通信を行うバスインターフェースと、 当該バスに接続する他の機器の機能を調査し、当該他の
    機器を機能情報テーブルに記録する機能情報テーブル保
    守手段と、 当該バスを介して当該他の機器から受信する機能問い合
    わせコマンドに対し、当該機能情報テーブルを当該他の
    機器に送信する応答手段とを具備することを特徴とする
    電子機器。
  2. 【請求項2】 当該機能情報テーブル保守手段は、既存
    の機能情報テーブルに当該他の機器を追加登録する請求
    項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 第1グループのバス接続ポートと、 第2グループのバス接続ポートと、 当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれぞれ
    接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通信を
    行うバスインターフェースと、 当該第1のバスに接続する機器の機能を調査し、当該第
    1のバスに接続する機器を第1機能情報テーブルに記録
    する第1機能情報テーブル保守手段と、 当該第2のバスに接続する機器の機能を調査し、当該第
    2のバスに接続する機器を第2機能情報テーブルに記録
    する第2機能情報テーブル保守手段と、 当該第1のバスに接続する機器から受信する機能問い合
    わせコマンドに対し、当該第1の機能情報テーブルを当
    該第1のバスに接続する機器に送信し、当該第2のバス
    に接続する機器から受信する機能問い合わせコマンドに
    対し、当該第2の機能情報テーブルを当該第2のバスに
    接続する機器に送信する応答手段とを具備することを特
    徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 当該第1グループのバス接続ポートは、
    室内機器用のバス接続ポートであり、当該第2グループ
    のバス接続ポートは、室外機器用のバス接続ポートであ
    る請求項3に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 第1機能情報テーブル保守手段は、当該
    第1のグループのバス接続ポートに接続された他の機器
    の機能を調査する処理をバスの初期化期間の直後に実行
    する請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 更に、当該第1のグループのバス接続ポ
    ートに接続するすべての機器に独占的な制御権を得る為
    のコマンドを送信する毒性制御権コマンド送信手段を具
    備する請求項1に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 バス接続ポートと、 当該バス接続ポートに接続するバスに接続する機器との
    通信を行うバスインターフェースと、 当該バスに接続する機器の機能及びアドレスを調査し、
    当該バスに接続する機器のアドレスを機器アドレステー
    ブルに記憶し、当該バスに接続する各機器の機能を自身
    の機能と共に機器情報テーブルに記憶するテーブル保守
    手段と、 機能問い合わせコマンドに対して当該機器情報テーブル
    の内容を返信する機能返信手段と、 当該機器情報テーブルに記憶される、当該バスに接続す
    る機器の機能に対する制御コマンドを受信すると、その
    機能に対応する当該バスに接続する機器に当該制御コマ
    ンドを転送するコマンド転送手段とを具備することを特
    徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 当該コマンド転送手段は、コマンド転送
    条件に合致する場合に、当該制御コマンドを転送する請
    求項7に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 当該コマンド転送条件が、直接操作ユー
    ザの制御コマンドが外部機器のユーザの制御コマンドに
    優先するように設定されている請求項8に記載の電子機
    器。
  10. 【請求項10】 バス接続ポートと、 当該バス接続ポートに接続するバスに接続する機器との
    通信を行うバスインターフェースと、 当該バスに接続する機器の機能を調査し、得られた機能
    に応じた操作パネル情報を作成する操作パネル情報作成
    手段と、 当該バスに接続する機器の操作パネルを要求する操作パ
    ネルコマンドに対し、対応する操作パネル情報を要求元
    に送信する操作パネル情報送信手段とを具備することを
    特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 更に、当該バスに接続する新たな機器
    の機能を調査し、当該操作パネル情報を追加する操作パ
    ネル情報追加手段を具備する請求項10に記載の電子機
    器。
  12. 【請求項12】 第1グループのバス接続ポートと、 第2グループのバス接続ポートと、 当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれぞれ
    接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通信を
    行うバスインターフェースと、 当該第1のバスに接続する機器の機能を調査し、当該第
    1のバスに接続する所定の機器の機能を操作パネル情報
    に追加する操作パネル情報追加手段と、 当該第1のバスに接続する機器の操作パネルを要求する
    操作パネルコマンドに対し、対応する操作パネル情報を
    要求元に送信する操作パネル情報送信手段とを具備する
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 当該第1グループのバス接続ポート
    は、室内機器を接続する接続用ポートであり、当該第2
    グループのバス接続ポートは、室外機器を接続する接続
    用ポートである請求項12に記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 当該操作パネル情報追加手段は、当該
    第1のバスに接続する機器の機能を調査する処理を当該
    第1のバスの初期化期間の直後に行う請求項12に記載
    の電子機器。
  15. 【請求項15】 更に、当該第1のバスに接続する所定
    機器に、その独占的制御権を取得するコマンドを出力す
    る独占制御コマンド送信手段を具備する請求項12に記
    載の電子機器。
  16. 【請求項16】 第1及び第2の外部機器と接続するバ
    ス接続ポートと、 当該第1及び第2の外部機器と通信するするバスインタ
    ーフェースと、 当該第1の外部機器からの操作パネル要求を当該第2の
    外部機器へ転送し、当該第2の外部機器から送信される
    操作パネル情報を読み込み当該第1の外部機器へ転送す
    る制御手段とを具備することを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】 第1グループのバス接続ポートと、 第2グループのバス接続ポートと、 当該第1及び第2グループのバス接続ポートにそれぞれ
    接続する第1及び第2のバスに接続する機器との通信を
    行うバスインターフェースと、 当該第1のバスに接続する機器の機能及びアドレスを調
    査し、当該第1のバスに接続する所定の機器の機能を、
    図形オブジェクト、表示位置情報及びオブジェクトID
    から構成されるオブジェクト情報として第1の操作パネ
    ル情報に追加し、追加したアドレス情報のオブジェクト
    IDと対応するバスアドレスを保有する機器アドレステ
    ーブルを管理する情報管理手段と、 当該第1のバスに接続する機器からの操作パネ要求コマ
    ンドに対して当該操作パネル情報を要求元に送信する操
    作パネル情報送信手段と、 当該第1のバスに接続する第1の機器から受信する、当
    該オブジェクトIDを含むオブジェクト選択イベントに
    応じて、当該機器アドレステーブルから当該オブジェク
    トIDに対応する第2の機器を検索し、当該第2の機器
    に操作パネル要求コマンドを送信すると共に、当該検索
    された機器から受信した第2の操作パネル情報を当該第
    1の機器へ転送する転送手段とを具備することを特徴と
    する電子機器。
  18. 【請求項18】 当該転送手段は、当該第1の操作パネ
    ル情報と当該第2の機器から受信した第2の操作パネル
    情報とを比較してオブジェクトIDの重複を調べ、重複
    がある場合には、重複を避けるよう当該第2の操作パネ
    ル情報のオブジェクトIDを変更した上で当該第1の機
    器に転送する請求項17に記載の電子機器。
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