JP2003209912A - ハンガー付きちょう架用線の布設方法 - Google Patents
ハンガー付きちょう架用線の布設方法Info
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Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第2の取付部1cが、第1の取付部1bの水
平部1f回りの回動に伴って、ちょう架用線本体2に対
して取り付けられた位置と上方の離れた位置との間を相
互に移動可能に構成されたケーブルハンガー1を備えた
ハンガー付きちょう架用線Aを布設する場合に、金車2
1内通過時に第2の取付部1cをちょう架用線本体2の
上方に移動させないようにして、障害物への引っ掛かり
を防止する。 【解決手段】 ケーブルハンガー1を取り付けたちょう
架用線本体2を、金車21内に通して、該ちょう架用線
本体2の長さ方向に第2の取付部1cが第1の取付部1
bよりも前側になるように移動させる。
平部1f回りの回動に伴って、ちょう架用線本体2に対
して取り付けられた位置と上方の離れた位置との間を相
互に移動可能に構成されたケーブルハンガー1を備えた
ハンガー付きちょう架用線Aを布設する場合に、金車2
1内通過時に第2の取付部1cをちょう架用線本体2の
上方に移動させないようにして、障害物への引っ掛かり
を防止する。 【解決手段】 ケーブルハンガー1を取り付けたちょう
架用線本体2を、金車21内に通して、該ちょう架用線
本体2の長さ方向に第2の取付部1cが第1の取付部1
bよりも前側になるように移動させる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相隣接する支持構
造体の間に張り渡されるちょう架用線本体と、該ちょう
架用線本体に吊り下げられたケーブルハンガーとからな
るハンガー付きちょう架用線の布設方法に関する技術分
野に属する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば特開2001−112
154号公報に示されているように、相隣接する支持構
造体(電柱、金属ポール、建物等)の間に張り渡される
ちょう架用線に沿ってケーブルを支持するケーブルハン
ガーとして、ちょう架用線の略鉛直下方に位置しかつ上
部が開口した略環状のケーブル支持部と、該ケーブル支
持部の開口両側端部にそれぞれ設けられ、ちょう架用線
に対して該ちょう架用線の長さ方向に互いに離れた状態
で取り付けられる第1及び第2の取付部とを有してい
て、この第1の取付部が、上記ちょう架用線に対して該
ちょう架用線と略垂直な水平軸回りに回動可能に取り付
けられ、上記第2の取付部が、上記第1の取付部の上記
水平軸回りの回動に伴って、上記ちょう架用線に対して
取り付けられた位置と上方の離れた位置との間を相互に
移動可能に構成されたものが知られている。このケーブ
ルハンガーでは、ケーブルの追加布設の際に、第1の取
付部を水平軸回りに回動させることで第2の取付部をち
ょう架用線の上方位置に移動させれば、第1及び第2の
取付部間、つまりケーブル支持部の開口からケーブルを
ケーブル支持部内に入れることができ、ケーブルの挿入
後は、ケーブル支持部の自重により第2の取付部が下方
に移動してちょう架用線に取り付けられた状態になるの
で、ケーブルハンガーをちょう架用線から外して再び取
り付けるという作業は不要となり、ケーブルの追加布設
作業の効率を格段に向上させることができるという効果
が得られる。 【0003】上記のようなケーブルハンガーを用いてケ
ーブルを布設する場合には、上記公報に示されているよ
うに、ケーブルの布設に先立ってちょう架用線を上記ケ
ーブルハンガーを取り付けた状態で支持構造体間に布設
する。すなわち、支持構造体間にロープ等の金車用支持
線を掛け渡しておき、この金車用支持線や支持構造体に
金車を複数個吊り下げ、その各金車内に上記ちょう架用
線を通してその長さ方向に移動させることにより行う。
このとき、ちょう架用線を、ケーブルハンガーの第1の
取付部が第2の取付部よりも前側になるように移動させ
ると、金車のガイドロールによりケーブルハンガーの第
1の取付部が水平軸回りに回動し、これによりケーブル
支持部がちょう架用線に略沿った状態となって金車内を
通過するので、ケーブルハンガーを取り付けた状態であ
ってもちょう架用線を容易に布設することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなちょう架用線(ハンガー付きちょう架用線)の布
設方法では、ケーブルハンガーの第1の取付部が水平軸
回りに回動すると第2の取付部がちょう架用線(ちょう
架用線本体)の上方に移動するので、その移動した第2
の取付部がちょう架用線の上方に位置する何等かの障害
物に引っ掛かる可能性がある。特に電柱等の支持構造体
の近傍には、そのような障害物が多数存在する場合があ
り、障害物に引っ掛かる可能性が多くなる。また、その
ような障害物がなくても、ちょう架用線が屈曲する等し
て第2の取付部がちょう架用線に対して左右いずれかの
側方に傾いて上がったときには、その第2の取付部が金
車のガイドロールを支持する支持板に当接する可能性が
ある。このように第2の取付部が金車やその他の障害物
に引っ掛かると、ケーブルハンガーが損傷してしまうた
め、改良の余地がある。 【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記のような、ちょう
架用線本体にケーブルハンガーが吊り下げられてなるハ
ンガー付きちょう架用線を布設する場合に、その布設方
法に工夫を凝らすことによって、金車内通過時にケーブ
ルハンガーの第2の取付部をちょう架用線本体の上方に
移動させないようにして、第2の取付部が金車やその他
の障害物に引っ掛からないようにしようとすることにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ケーブルハンガーを取り付けたち
ょう架用線本体を、金車内に通して、該ちょう架用線本
体の長さ方向にケーブルハンガーの第2の取付部が第1
の取付部よりも前側になるように移動させることによっ
て、ハンガー付きちょう架用線を布設するようにした。 【0007】具体的には、請求項1の発明では、相隣接
する支持構造体の間に張り渡されるちょう架用線本体
と、該ちょう架用線本体に吊り下げられ、ケーブルを該
ちょう架用線本体に沿って支持するケーブルハンガーと
を備えたハンガー付きちょう架用線の布設方法を対象と
する。 【0008】そして、上記ケーブルハンガーは、上記ち
ょう架用線本体の略鉛直下方に位置しかつ上部が開口し
た略環状のケーブル支持部と、該ケーブル支持部の開口
両側端部にそれぞれ設けられ、上記ちょう架用線本体に
対して該ちょう架用線本体の長さ方向に互いに離れた状
態で取り付けられる第1及び第2の取付部とを有してい
て、該第1の取付部が、上記ちょう架用線本体に対して
該ちょう架用線本体と略垂直な水平軸回りに回動可能に
取り付けられ、上記第2の取付部が、上記第1の取付部
の上記水平軸回りの回動に伴って、上記ちょう架用線本
体に対して取り付けられた位置と上方の離れた位置との
間を相互に移動可能に構成されたものであり、上記ケー
ブルハンガーを取り付けたちょう架用線本体を、上記支
持構造体に支持した金車内又は支持構造体間に予め掛け
渡した金車用支持線に支持した金車内に通して、該ちょ
う架用線本体の長さ方向にケーブルハンガーの第2の取
付部が第1の取付部よりも前側になるように移動させる
ことによって、ハンガー付きちょう架用線を布設するよ
うにする。 【0009】上記の布設方法により、金車内通過時にケ
ーブルハンガーの第2の取付部をちょう架用線本体の上
方に移動させないようにすることができる。すなわち、
ケーブルハンガーを取り付けたちょう架用線本体を、第
2の取付部が第1の取付部よりも前側になるように移動
させるので、最初に第2の取付部ないしケーブル支持部
の第2の取付部側端部が金車のガイドロールに当接す
る。そして、そのままちょう架用線本体を移動させ続け
ると、第1の取付部が水平軸回りに回動する。この回動
方向は、第2の取付部がちょう架用線本体の上方に移動
する方向ではなくて、それとは反対の下方に移動する方
向であって回動不能な方向ではあるが、第2の取付部な
いしケーブル支持部の第2の取付部側端部が、ガイドロ
ールに押されて第2の取付部が第1の取付部に略接する
ように弾性変形することにより、第1の取付部が水平軸
回りに回動可能となる。このとき、第2の取付部はちょ
う架用線本体に取り付けられた位置にあってちょう架用
線本体の上方に移動することはなく、ちょう架用線本体
に沿って第1の取付部側に移動するだけである。そし
て、ケーブル支持部が上記のように弾性変形した状態で
ガイドロールの上側に乗り上げて金車内を通過する。し
たがって、ちょう架用線本体を、第1の取付部が第2の
取付部よりも前側になるように移動させる場合に比べ
て、ケーブル支持部等を弾性変形させる分だけちょう架
用線本体を大きな力で引っ張る必要はあるものの、ケー
ブル支持部等を弾性変形し易い材料にしておけば、容易
に引っ張ることができる。よって、第2の取付部が金車
やその他の障害物に引っ掛かるようなことはなく、ケー
ブルハンガーの損傷を抑制することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図4は本発明の適用対象とな
るハンガー付きちょう架用線Aを示し、このハンガー付
きちょう架用線Aは、相隣接する支持構造体(図示せ
ず)の間に張り渡されたちょう架用線本体2と、このち
ょう架用線本体2に吊り下げられたケーブルハンガー1
とを備えている。上記ちょう架用線本体2は、7本の鋼
素線2a,2a,…を撚り合わせたものに防錆メッキを
施したものである。尚、上記支持構造体は、例えば電
柱、金属ポール、建物等である。 【0011】上記ケーブルハンガー1は、ちょう架用線
本体2に沿ってケーブル13を支持するものであって、
後述の如く、上記ちょう架用線本体2が支持構造体間に
張り渡される直前で、該ちょう架用線本体2の長さ方向
に所定間隔(例えば50cm間隔)をあけて吊り下げられ
るようになっている。このケーブルハンガー1は、上記
ちょう架用線本体2の略鉛直下方に位置しかつ上部が開
口した略円環状のケーブル支持部1aと、このケーブル
支持部1aの開口両側端部(ちょう架用線本体2の長さ
方向に互いにずれていて、ちょう架用線本体2の左右両
側(図2の左右方向両側)にそれぞれ位置している)に
それぞれ設けられ、上記ちょう架用線本体2に対して該
ちょう架用線本体2の長さ方向に互いに離れた状態で取
り付けられる第1及び第2の取付部1b,1cとを備
え、このケーブル支持部1a並びに第1及び第2の取付
部1b,1cは1本の断面円形線材(例えば硬鋼線:後
述のように弾性変形できればどのような材料であっても
よい)により構成されている。上記ケーブル支持部1a
は、複数本のケーブル13を支持することが可能な大き
さに形成されている。尚、上記線材のケーブル支持部1
aに相当する部分は、ポリ塩化ビニル(PVC)からな
るカバー部材1dにより覆われている。 【0012】上記第1の取付部1bは、上記ケーブル支
持部1aの開口両側端部の一方(図4で右側)に接続さ
れかつ略上下方向に延びる第1鉛直部1eと、この第1
鉛直部1eの上端部に接続され、ちょう架用線本体2の
上側において該ちょう架用線本体2と略垂直な水平方向
に延びる水平部1fと、この水平部1fの上記第1鉛直
部1eと反対側端部に接続され、略上下方向に延びる第
2鉛直部1gとを有している。上記第1及び第2鉛直部
1e,1gは、ちょう架用線本体2の左右両側にそれぞ
れ位置しており、第1及び第2鉛直部1e,1g間の水
平距離が下側に向かって大きくなるようになされてい
る。 【0013】そして、上記第1の取付部1bは、上記ち
ょう架用線本体2に対して該ちょう架用線本体2と略垂
直な水平軸回りに回動可能に取り付けられている。具体
的には、この第1の取付部1bは、取付金具5を介して
ちょう架用線本体2に取り付けられており、この取付金
具5は、板材からなっていて、ちょう架用線本体2回り
に回動可能に装着された略環状の装着部5aを備えてい
る。この装着部5aの上面部における第2の取付部1c
側端部には、円弧状に折り曲げられた曲げ部5bと該装
着部5a上面部とにより回動支持部5cが形成され、こ
の回動支持部5c内に上記第1の取付部1bの水平部1
fが回動可能に嵌合されている。つまり、この水平部1
fが上記水平軸に相当する。上記曲げ部5bの先端部
は、上記水平部1fが回動支持部5cから外れないよう
に上記装着部5aの上面部に当接されている。また、上
記曲げ部5bは、装着部5aの第2の取付部1c側端面
から第2の取付部1c側にはみ出さないようになされて
おり、この曲げ部5bが後述の移動規制金具10に突っ
掛かることなく滑らかにちょう架用線本体2回りに回動
できるようになっている。尚、上記装着部5aの上面部
及び左右両側面部上部は、ちょう架用線本体2の長さ方
向から見て、上記第1の取付部1bにおける水平部1f
及び両鉛直部1e,1g上部に略沿うように形成されて
おり、このことで、第1の取付部1bは、ちょう架用線
本体2に対して該ちょう架用線本体2と略垂直な水平方
向に相対移動が規制された状態で取り付けられている。 【0014】一方、上記第2の取付部1cは、ちょう架
用線本体2に引っ掛かって取り付けられていて、この取
付状態から下方には移動不能でかつ上方には移動可能に
なされている。すなわち、第2の取付部1cは、第1の
取付部1bがその水平部1f回りに回動することに伴っ
て、ちょう架用線本体2に対して取り付けられた位置と
上方の離れた位置との間を相互に移動可能になされてい
る。具体的には、第2の取付部1cは、フック状に形成
されていて、上記ケーブル支持部1aの開口両側端部の
他方(図4で左側)に接続されかつ略上下方向に延びる
第1直線部1hと、この第1直線部1hの上端部に接続
され、ちょう架用線本体2の上側を跨ぐ円弧部1iと、
この円弧部1iの上記第1直線部1hと反対側端部に接
続され、略上下方向に延びる第2直線部1jとを有して
いる。上記第1及び第2直線部1h、1jは、ちょう架
用線本体2の左右両側にそれぞれ位置しており、第1及
び第2直線部1h、1j間の水平距離が下側に向かって
大きくなるようになされている。 【0015】上記ちょう架用線本体2において取付金具
5における装着部5aのちょう架用線本体2の長さ方向
両側には、該装着部5aがちょう架用線本体2に対して
ちょう架用線本体2の長さ方向に相対移動するのを規制
する移動規制金具10,10が、装着部5aのちょう架
用線本体2の長さ方向両端面とそれぞれ僅かな隙間をあ
けて取り付けられている。つまり、第1の取付部1b
は、ちょう架用線本体2に対して該ちょう架用線本体2
の長さ方向に相対移動が規制された状態で取り付けられ
ている。上記各移動規制金具10は、ちょう架用線本体
2の外周囲に嵌着される板状の嵌着部10aを備えてい
る。この嵌着部10aは、下部が開口(開口部10bと
いう)された断面略五角形(五角形の五辺のうちの一辺
は上記開口部10bにより存在しない)の筒状をなすよ
うに折り曲げられてなり、外周面の上部及び左右両側部
に3つの角部10c,10c,…を有している。この各
角部10cは外周面において他の部分よりも嵌着部2の
径方向に突出しているので、嵌着部2の径方向の厚み
(板厚)が比較的小さくても、この各角部10cによ
り、取付金具5が嵌着部2を乗り越えて移動するのを防
止できるようになっている。そして、上記嵌着部10a
は、ばね鋼鋼材等のばね性材料からなっていて、該嵌着
部10aを拡径する(開口部10bを広げる)ことによ
りちょう架用線本体2の外周囲に嵌着されるように構成
されている。 【0016】上記嵌着部10aの左右両側部には、該嵌
着部10aが上記ちょう架用線本体2の外周囲に嵌着さ
れたときに、該ちょう架用線本体2の外周部に位置する
2つの素線2a,2a間に食い込む係止爪10d、10
dがそれぞれ設けられている。この各係止爪10dは、
略コ字状のスリットによって一辺部を除いて周囲から切
り離した部分を該一辺部にて折り曲げることで嵌着部1
0aに一体形成されていて、嵌着部10aの内周面から
内側方向に突出しかつその先端部が、嵌着部10aがち
ょう架用線本体2の外周囲に嵌着されたときに上記素線
2a,2a間に位置するようになされ、嵌着部10aの
弾性復元力によりその素線2a,2a間に強く食い込む
ようになっている。尚、両係止爪10d、10dは、そ
の先端部がちょう架用線本体2の左右両側において2つ
の素線2a,2a間にそれぞれ位置するようにちょう架
用線本体2の長さ方向に互いにずれて形成されている。 【0017】そして、上記嵌着部10aの側方から見て
(各係止爪10dの基端部から先端部側を見て)、上記
各係止爪10dの先端部はちょう架用線本体2の長さ方
向に沿うようになされている一方、ちょう架用線本体2
の外周部の各素線2aはちょう架用線本体2の長さ方向
に対して傾斜している。このことで、各係止爪10dの
先端部はちょう架用線本体2の外周部の各素線2aに対
して傾斜していることになり、嵌着部10aがちょう架
用線本体2に対してその長さ方向に相対移動できないよ
うに構成されている。また、上記各係止爪10dにより
嵌着部10aがちょう架用線本体2回りに回動できない
ようになっている。 【0018】上記取付金具5の装着部5aの下側には、
ちょう架用線本体2に沿って延びる断面略矩形状のガイ
ド部材4をちょう架用線本体2に沿って移動するように
ガイドするガイド部5dが一体形成されている。このガ
イド部5dは、上記ガイド部材4の長さ方向から見て、
下部に開口5eを有した状態で上記ガイド部材4の周囲
を覆うように形成されている。このことで、ガイド部5
dは、ガイド部材4を上下方向及び水平方向に移動規制
した状態でちょう架用線本体2に沿って相対移動するよ
うにガイドするとともに、ガイド部材4の長さ方向に延
びる軸の回りに相対回動を規制した状態で支持してい
る。 【0019】上記ガイド部材4は、ケーブル13を牽引
するためのリード線14をケーブルハンガー1のケーブ
ル支持部1a内に牽引して挿通するものであり、例えば
ベルト状の長尺体等からなっている。このガイド部材4
の一端部の下側には、リード線14の一端部をケーブル
支持部1aの内方位置(好ましくはその上下方向略中央
部から上方寄りの位置)に吊り下げた状態で牽引するた
めの牽引フック17が取り付けられるようになっている
(図8参照)。そして、ガイド部材4がリード線14を
牽引するときに、上記牽引フック17がガイド部5d下
部の開口5e内をちょう架用線本体2の長さ方向に沿っ
て通るようになっている。 【0020】ここで、上記ハンガー付きちょう架用線A
の布設方法を説明する。先ず、ケーブル13の新規布設
を行う電柱等の支持構造体間にロープ等の金車用支持線
20(図6参照)を張り渡しておき、この金車用支持線
20及び支持構造体に、図5に示す金車21を適当な間
隔をあけて複数個吊り下げておく。この金車21は、従
来から使用されているのと同様のものであって、ガイド
ロール22とこのガイドロール22を回転可能に支持す
る2つの支持板23,23とを有し、この両支持板2
3,23は、ガイドロール22の上方におけるガイドロ
ール22の軸方向中央部でちょうナット24により互い
に締付固定されている。また、一方の支持板23の上端
部には、この金車21を上記金車用支持線20に吊り下
げるための吊下フック25が設けられている。尚、この
吊下フック25の代わりに両支持板23,23で金車用
支持線20を挟むことにより金車21を吊り下げるよう
にする場合もある。 【0021】一方、上記ちょう架用線本体2を従来と同
様のドラム(図示せず)に巻き付けておくとともに、上
記ガイド部材4を別のドラムに巻き付けておく。そし
て、このちょう架用線本体2及びガイド部材4の先端部
を同じ速度で引っ張って各ドラムからそれぞれ引き出し
ながら、ちょう架用線本体2を支持構造体間に張り渡す
直前にちょう架用線本体2に取付金具5、移動規制金具
10及びケーブルハンガー1を取り付けていく。すなわ
ち、先ず、ちょう架用線本体2に取付金具5の装着部5
aを、その曲げ部5bが装着部5a上面部のちょう架用
線本体2の移動方向前側(図6で右側)端部に位置する
ように装着するとともに、この装着部5aのちょう架用
線本体2の長さ方向両側に移動規制金具10,10の嵌
着部10a,10aをそれぞれ嵌着する。上記取付金具
5の装着部5aの装着時には、ちょう架用線本体2の長
さ方向から見て、装着部5aの下部は左右両側に開かれ
て開口されており、これに伴ってガイド部5dも左右両
側に開かれてちょう架用線本体2及びガイド部材4が通
過可能な大きさになっている。これにより、ちょう架用
線本体2を取付金具5の装着部5aに、またガイド部材
4をガイド部5dにそれぞれ嵌め込むことができる。そ
の後、装着部5a下部の開口を閉じるとともに、ガイド
部5d下部の開口5eを所定の大きさに形成する。尚、
この段階では、上記取付金具5における装着部5a上面
部の曲げ部5bの先端部は、装着部5a上面部に当接さ
れておらず、略上方に向けられている。 【0022】次いで、ケーブルハンガー1の第1及び第
2の取付部1b,1c同士をちょう架用線本体2の左右
両側に位置させた状態で、ちょう架用線本体2の下側か
ら上昇させる。つまり、ちょう架用線本体2が両取付部
1b,1c間ないしケーブル支持部1aの開口を通って
ケーブル支持部1a内に入るようにする。そして、上記
両取付部1b,1cがちょう架用線本体2の上側に位置
したときに、ケーブルハンガー1を、第2の取付部1c
が第1の取付部1bよりもちょう架用線本体2の移動方
向前側に位置するように略90°回転させる。その後、
第1の取付部1bの水平部1fを取付金具5の回動支持
部5cに嵌合させるとともに、第2の取付部1cをちょ
う架用線本体2に引っ掛ける。そして、取付金具5にお
ける装着部5a上面の曲げ部5bの先端部を装着部5a
上面に当接させて上記水平部1fが回動支持部5cから
外れないようにすることで、ケーブルハンガー1のちょ
う架用線本体2への取付けが完了して、ハンガー付きち
ょう架用線Aとなる。 【0023】続いて、上記ちょう架用線本体2及びガイ
ド部材4の先端部を引っ張りながら、ケーブルハンガー
1、ちょう架用線本体2及びガイド部材4が上記金車2
1内(ガイドロール22と両支持板23,23とで囲ま
れた空間)を通るようにしてちょう架用線本体2を支持
構造体間に張り渡すようにする。この際、ケーブルハン
ガー1がどのように金車21内を通過するかを説明する
と、先ず、ちょう架用線本体2がその長さ方向に移動
し、それに伴ってやがて、図6に示すように、第2の取
付部1cにおける第1直線部1hの下端部ないしケーブ
ル支持部1aの第2の取付部1c側端部がガイドロール
22に当接する。 【0024】そして、そのままちょう架用線本体2の先
端部を引っ張り続けると、第1の取付部1bが取り付け
られた取付金具5は一対の移動規制金具10,10によ
りちょう架用線本体2の長さ方向の相対移動が規制され
た状態にあるので、図7に示すように、第2の取付部1
cないしケーブル支持部1aの第2の取付部1c側端部
が、ガイドロール22に押されて第2の取付部1cの円
弧部1iが第1の取付部1bの水平部1fに略接するよ
うに弾性変形し、この状態で、第1の取付部1bがその
水平部1f回りに(図7で時計回り方向に)約90°回
動する。すなわち、第1の取付部1bと第2の取付部1
cとが互いに離れた状態にあるときには、第1の取付部
1bを水平部1f回りに図7で時計回り方向に回動させ
ようとしても、第2の取付部1cがちょう架用線本体2
に引っ掛かって下方には移動できないので、回動させる
ことができないが、上記のように第2の取付部1cが第
1の取付部1b(水平部1f)に略接した状態では、第
2の取付部1cが回動中心の直ぐ近傍に位置しているの
で、回動させることが可能となる。この回動により、ケ
ーブル支持部1aはちょう架用線本体2の略鉛直下方に
位置する状態から弾性変形しながらちょう架用線本体2
に略沿った状態となってガイドロール22の上側に乗り
上げ、この状態のままやがてケーブルハンガー1は金車
21内を通過する。 【0025】こうしてケーブルハンガー1が金車21内
を通過した後は、ケーブル支持部1aの自重により第1
の取付部1bがその水平部1f回りに上記金車21のガ
イドロール22への乗り上げと反対方向(図7で反時計
回り方向に)に回動するとともに、弾性変形状態から元
の状態に復元し、これにより、ケーブル支持部1aがち
ょう架用線本体2の略鉛直下方に吊り下げられた状態に
なるとともに、第2の取付部1cが第1の取付部1bか
ら離れた状態になる。 【0026】このようにしてちょう架用線本体2を支持
構造体間に張り渡せば、ハンガー付きちょう架用線Aの
布設が完了し、これにより、ケーブルハンガー1が所定
の間隔で吊り下げられた状態となる。尚、上記金車用支
持線20及び金車21は、ちょう架用線本体2を支持構
造体間に張り渡した後に取り外す。 【0027】次に、ケーブル13を布設するには、先
ず、リード線14をケーブルハンガー1のケーブル支持
部1a内に引き通す。すなわち、図8に示すように、上
記ガイド部材4の後端部下側に牽引フック17を取り付
け、この牽引フック17にリード線14の先端部を引っ
掛けておく。そして、ガイド部材4の先端部をちょう架
用線本体2を張り渡したときと同じ方向に引っ張ると、
リード線14はその先端部がケーブル支持部1a内に吊
り下げられた状態で引き通される。このため、リード線
14の先端部がケーブルハンガー1に突っ掛かるという
ことはない。 【0028】尚、ガイド部材4によりリード線14を牽
引する際、そのガイド部材4の後端部には、ケーブル1
3の追加布設時に、上記と同様にリード線14をケーブ
ル支持部1a内に引き通すことが可能なように、新たな
ガイド部材4を接続してその新たなガイド部材4が取付
金具5のガイド部5dに支持されるようにする。 【0029】その後、上記リード線14の後端部に撚り
返し金物(図示せず)を介してケーブル13を接続し、
そのリード線14の先端部をちょう架用線本体2の布設
時と同じ方向に引っ張ることによりケーブル13をケー
ブル支持部1a内に引き通すことでケーブル13を布設
する。 【0030】次に、新たなケーブル13を追加布設する
方法を説明すると、この場合も、最初のケーブル13の
布設時と同様に、上記新たなガイド部材4の後端部下側
に設けた牽引フック17にリード線14の先端部を引っ
掛けておき、そのガイド部材4を引っ張ってリード線1
4をケーブル支持部1a内に引き通し、その後、このリ
ード線14によりケーブル13をケーブル支持部1a内
に引き通せばよい。こうすることで、新たなケーブル1
3の追加布設をも容易に行うことができる。 【0031】したがって、上記実施形態では、ケーブル
ハンガー1を取り付けたちょう架用線本体2を、金車2
1内に通して、該ちょう架用線本体2の長さ方向にケー
ブルハンガー1の第2の取付部1cが第1の取付部1b
よりも前側になるように移動させることによって、ハン
ガー付きちょう架用線Aを布設するようにしたので、従
来のようにちょう架用線本体2を、第1の取付部1bが
第2の取付部1cよりも前側になるように移動させる場
合とは異なり、金車21内通過時に第2の取付部1cが
ちょう架用線本体2の上側に移動することがなく、金車
21の支持板23やその他の障害物に引っ掛かることは
ない。一方、ちょう架用線本体2の引張力は、従来の方
法よりもケーブル支持部1a等を弾性変形させる分だけ
大きくなるが、ケーブル支持部1a並びに第1及び第2
の取付部1b,1cを構成する線材の材料を適切に設定
すれば、引張力の増大分を可及的に小さくすることがで
き、それ程大きな問題とはならない。よって、ハンガー
付きちょう架用線Aの布設の容易さを維持しつつ、第2
の取付部1cの障害物への引っ掛かりに伴うケーブルハ
ンガー1の損傷を抑制することができる。 【0032】尚、上記実施形態では、ちょう架用線本体
2を支持構造体間に張り渡す直前で、ちょう架用線本体
2にケーブルハンガー1を取り付けるようにしたが、こ
のように直前でなくても前もって取り付けておいてドラ
ム等に巻き付けておくようにしてもよい。 【0033】また、ケーブル13自体の布設方法は、上
記説明した布設方法に限らず、バケット車に乗る等して
空中で作業を行うようにしてもよい。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のハンガー
付きちょう架用線の布設方法によると、ケーブルハンガ
ーを取り付けたちょう架用線本体を、金車内に通して、
該ちょう架用線本体の長さ方向にケーブルハンガーの第
2の取付部が第1の取付部よりも前側になるように移動
させることによって、ケーブルハンガーを弾性変形させ
た状態で、第1の取付部を水平軸回りに該弾性変形がな
ければ回動できない方向に回動させることで、第2の取
付部がちょう架用線の上方に移動しないようにして、ハ
ンガー付きちょう架用線を布設するようにしたので、第
2の取付部の金車やその他の障害物への引っ掛かりをな
くして、ケーブルハンガーの損傷の抑制を図ることがで
きる。
造体の間に張り渡されるちょう架用線本体と、該ちょう
架用線本体に吊り下げられたケーブルハンガーとからな
るハンガー付きちょう架用線の布設方法に関する技術分
野に属する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば特開2001−112
154号公報に示されているように、相隣接する支持構
造体(電柱、金属ポール、建物等)の間に張り渡される
ちょう架用線に沿ってケーブルを支持するケーブルハン
ガーとして、ちょう架用線の略鉛直下方に位置しかつ上
部が開口した略環状のケーブル支持部と、該ケーブル支
持部の開口両側端部にそれぞれ設けられ、ちょう架用線
に対して該ちょう架用線の長さ方向に互いに離れた状態
で取り付けられる第1及び第2の取付部とを有してい
て、この第1の取付部が、上記ちょう架用線に対して該
ちょう架用線と略垂直な水平軸回りに回動可能に取り付
けられ、上記第2の取付部が、上記第1の取付部の上記
水平軸回りの回動に伴って、上記ちょう架用線に対して
取り付けられた位置と上方の離れた位置との間を相互に
移動可能に構成されたものが知られている。このケーブ
ルハンガーでは、ケーブルの追加布設の際に、第1の取
付部を水平軸回りに回動させることで第2の取付部をち
ょう架用線の上方位置に移動させれば、第1及び第2の
取付部間、つまりケーブル支持部の開口からケーブルを
ケーブル支持部内に入れることができ、ケーブルの挿入
後は、ケーブル支持部の自重により第2の取付部が下方
に移動してちょう架用線に取り付けられた状態になるの
で、ケーブルハンガーをちょう架用線から外して再び取
り付けるという作業は不要となり、ケーブルの追加布設
作業の効率を格段に向上させることができるという効果
が得られる。 【0003】上記のようなケーブルハンガーを用いてケ
ーブルを布設する場合には、上記公報に示されているよ
うに、ケーブルの布設に先立ってちょう架用線を上記ケ
ーブルハンガーを取り付けた状態で支持構造体間に布設
する。すなわち、支持構造体間にロープ等の金車用支持
線を掛け渡しておき、この金車用支持線や支持構造体に
金車を複数個吊り下げ、その各金車内に上記ちょう架用
線を通してその長さ方向に移動させることにより行う。
このとき、ちょう架用線を、ケーブルハンガーの第1の
取付部が第2の取付部よりも前側になるように移動させ
ると、金車のガイドロールによりケーブルハンガーの第
1の取付部が水平軸回りに回動し、これによりケーブル
支持部がちょう架用線に略沿った状態となって金車内を
通過するので、ケーブルハンガーを取り付けた状態であ
ってもちょう架用線を容易に布設することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなちょう架用線(ハンガー付きちょう架用線)の布
設方法では、ケーブルハンガーの第1の取付部が水平軸
回りに回動すると第2の取付部がちょう架用線(ちょう
架用線本体)の上方に移動するので、その移動した第2
の取付部がちょう架用線の上方に位置する何等かの障害
物に引っ掛かる可能性がある。特に電柱等の支持構造体
の近傍には、そのような障害物が多数存在する場合があ
り、障害物に引っ掛かる可能性が多くなる。また、その
ような障害物がなくても、ちょう架用線が屈曲する等し
て第2の取付部がちょう架用線に対して左右いずれかの
側方に傾いて上がったときには、その第2の取付部が金
車のガイドロールを支持する支持板に当接する可能性が
ある。このように第2の取付部が金車やその他の障害物
に引っ掛かると、ケーブルハンガーが損傷してしまうた
め、改良の余地がある。 【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記のような、ちょう
架用線本体にケーブルハンガーが吊り下げられてなるハ
ンガー付きちょう架用線を布設する場合に、その布設方
法に工夫を凝らすことによって、金車内通過時にケーブ
ルハンガーの第2の取付部をちょう架用線本体の上方に
移動させないようにして、第2の取付部が金車やその他
の障害物に引っ掛からないようにしようとすることにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ケーブルハンガーを取り付けたち
ょう架用線本体を、金車内に通して、該ちょう架用線本
体の長さ方向にケーブルハンガーの第2の取付部が第1
の取付部よりも前側になるように移動させることによっ
て、ハンガー付きちょう架用線を布設するようにした。 【0007】具体的には、請求項1の発明では、相隣接
する支持構造体の間に張り渡されるちょう架用線本体
と、該ちょう架用線本体に吊り下げられ、ケーブルを該
ちょう架用線本体に沿って支持するケーブルハンガーと
を備えたハンガー付きちょう架用線の布設方法を対象と
する。 【0008】そして、上記ケーブルハンガーは、上記ち
ょう架用線本体の略鉛直下方に位置しかつ上部が開口し
た略環状のケーブル支持部と、該ケーブル支持部の開口
両側端部にそれぞれ設けられ、上記ちょう架用線本体に
対して該ちょう架用線本体の長さ方向に互いに離れた状
態で取り付けられる第1及び第2の取付部とを有してい
て、該第1の取付部が、上記ちょう架用線本体に対して
該ちょう架用線本体と略垂直な水平軸回りに回動可能に
取り付けられ、上記第2の取付部が、上記第1の取付部
の上記水平軸回りの回動に伴って、上記ちょう架用線本
体に対して取り付けられた位置と上方の離れた位置との
間を相互に移動可能に構成されたものであり、上記ケー
ブルハンガーを取り付けたちょう架用線本体を、上記支
持構造体に支持した金車内又は支持構造体間に予め掛け
渡した金車用支持線に支持した金車内に通して、該ちょ
う架用線本体の長さ方向にケーブルハンガーの第2の取
付部が第1の取付部よりも前側になるように移動させる
ことによって、ハンガー付きちょう架用線を布設するよ
うにする。 【0009】上記の布設方法により、金車内通過時にケ
ーブルハンガーの第2の取付部をちょう架用線本体の上
方に移動させないようにすることができる。すなわち、
ケーブルハンガーを取り付けたちょう架用線本体を、第
2の取付部が第1の取付部よりも前側になるように移動
させるので、最初に第2の取付部ないしケーブル支持部
の第2の取付部側端部が金車のガイドロールに当接す
る。そして、そのままちょう架用線本体を移動させ続け
ると、第1の取付部が水平軸回りに回動する。この回動
方向は、第2の取付部がちょう架用線本体の上方に移動
する方向ではなくて、それとは反対の下方に移動する方
向であって回動不能な方向ではあるが、第2の取付部な
いしケーブル支持部の第2の取付部側端部が、ガイドロ
ールに押されて第2の取付部が第1の取付部に略接する
ように弾性変形することにより、第1の取付部が水平軸
回りに回動可能となる。このとき、第2の取付部はちょ
う架用線本体に取り付けられた位置にあってちょう架用
線本体の上方に移動することはなく、ちょう架用線本体
に沿って第1の取付部側に移動するだけである。そし
て、ケーブル支持部が上記のように弾性変形した状態で
ガイドロールの上側に乗り上げて金車内を通過する。し
たがって、ちょう架用線本体を、第1の取付部が第2の
取付部よりも前側になるように移動させる場合に比べ
て、ケーブル支持部等を弾性変形させる分だけちょう架
用線本体を大きな力で引っ張る必要はあるものの、ケー
ブル支持部等を弾性変形し易い材料にしておけば、容易
に引っ張ることができる。よって、第2の取付部が金車
やその他の障害物に引っ掛かるようなことはなく、ケー
ブルハンガーの損傷を抑制することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図4は本発明の適用対象とな
るハンガー付きちょう架用線Aを示し、このハンガー付
きちょう架用線Aは、相隣接する支持構造体(図示せ
ず)の間に張り渡されたちょう架用線本体2と、このち
ょう架用線本体2に吊り下げられたケーブルハンガー1
とを備えている。上記ちょう架用線本体2は、7本の鋼
素線2a,2a,…を撚り合わせたものに防錆メッキを
施したものである。尚、上記支持構造体は、例えば電
柱、金属ポール、建物等である。 【0011】上記ケーブルハンガー1は、ちょう架用線
本体2に沿ってケーブル13を支持するものであって、
後述の如く、上記ちょう架用線本体2が支持構造体間に
張り渡される直前で、該ちょう架用線本体2の長さ方向
に所定間隔(例えば50cm間隔)をあけて吊り下げられ
るようになっている。このケーブルハンガー1は、上記
ちょう架用線本体2の略鉛直下方に位置しかつ上部が開
口した略円環状のケーブル支持部1aと、このケーブル
支持部1aの開口両側端部(ちょう架用線本体2の長さ
方向に互いにずれていて、ちょう架用線本体2の左右両
側(図2の左右方向両側)にそれぞれ位置している)に
それぞれ設けられ、上記ちょう架用線本体2に対して該
ちょう架用線本体2の長さ方向に互いに離れた状態で取
り付けられる第1及び第2の取付部1b,1cとを備
え、このケーブル支持部1a並びに第1及び第2の取付
部1b,1cは1本の断面円形線材(例えば硬鋼線:後
述のように弾性変形できればどのような材料であっても
よい)により構成されている。上記ケーブル支持部1a
は、複数本のケーブル13を支持することが可能な大き
さに形成されている。尚、上記線材のケーブル支持部1
aに相当する部分は、ポリ塩化ビニル(PVC)からな
るカバー部材1dにより覆われている。 【0012】上記第1の取付部1bは、上記ケーブル支
持部1aの開口両側端部の一方(図4で右側)に接続さ
れかつ略上下方向に延びる第1鉛直部1eと、この第1
鉛直部1eの上端部に接続され、ちょう架用線本体2の
上側において該ちょう架用線本体2と略垂直な水平方向
に延びる水平部1fと、この水平部1fの上記第1鉛直
部1eと反対側端部に接続され、略上下方向に延びる第
2鉛直部1gとを有している。上記第1及び第2鉛直部
1e,1gは、ちょう架用線本体2の左右両側にそれぞ
れ位置しており、第1及び第2鉛直部1e,1g間の水
平距離が下側に向かって大きくなるようになされてい
る。 【0013】そして、上記第1の取付部1bは、上記ち
ょう架用線本体2に対して該ちょう架用線本体2と略垂
直な水平軸回りに回動可能に取り付けられている。具体
的には、この第1の取付部1bは、取付金具5を介して
ちょう架用線本体2に取り付けられており、この取付金
具5は、板材からなっていて、ちょう架用線本体2回り
に回動可能に装着された略環状の装着部5aを備えてい
る。この装着部5aの上面部における第2の取付部1c
側端部には、円弧状に折り曲げられた曲げ部5bと該装
着部5a上面部とにより回動支持部5cが形成され、こ
の回動支持部5c内に上記第1の取付部1bの水平部1
fが回動可能に嵌合されている。つまり、この水平部1
fが上記水平軸に相当する。上記曲げ部5bの先端部
は、上記水平部1fが回動支持部5cから外れないよう
に上記装着部5aの上面部に当接されている。また、上
記曲げ部5bは、装着部5aの第2の取付部1c側端面
から第2の取付部1c側にはみ出さないようになされて
おり、この曲げ部5bが後述の移動規制金具10に突っ
掛かることなく滑らかにちょう架用線本体2回りに回動
できるようになっている。尚、上記装着部5aの上面部
及び左右両側面部上部は、ちょう架用線本体2の長さ方
向から見て、上記第1の取付部1bにおける水平部1f
及び両鉛直部1e,1g上部に略沿うように形成されて
おり、このことで、第1の取付部1bは、ちょう架用線
本体2に対して該ちょう架用線本体2と略垂直な水平方
向に相対移動が規制された状態で取り付けられている。 【0014】一方、上記第2の取付部1cは、ちょう架
用線本体2に引っ掛かって取り付けられていて、この取
付状態から下方には移動不能でかつ上方には移動可能に
なされている。すなわち、第2の取付部1cは、第1の
取付部1bがその水平部1f回りに回動することに伴っ
て、ちょう架用線本体2に対して取り付けられた位置と
上方の離れた位置との間を相互に移動可能になされてい
る。具体的には、第2の取付部1cは、フック状に形成
されていて、上記ケーブル支持部1aの開口両側端部の
他方(図4で左側)に接続されかつ略上下方向に延びる
第1直線部1hと、この第1直線部1hの上端部に接続
され、ちょう架用線本体2の上側を跨ぐ円弧部1iと、
この円弧部1iの上記第1直線部1hと反対側端部に接
続され、略上下方向に延びる第2直線部1jとを有して
いる。上記第1及び第2直線部1h、1jは、ちょう架
用線本体2の左右両側にそれぞれ位置しており、第1及
び第2直線部1h、1j間の水平距離が下側に向かって
大きくなるようになされている。 【0015】上記ちょう架用線本体2において取付金具
5における装着部5aのちょう架用線本体2の長さ方向
両側には、該装着部5aがちょう架用線本体2に対して
ちょう架用線本体2の長さ方向に相対移動するのを規制
する移動規制金具10,10が、装着部5aのちょう架
用線本体2の長さ方向両端面とそれぞれ僅かな隙間をあ
けて取り付けられている。つまり、第1の取付部1b
は、ちょう架用線本体2に対して該ちょう架用線本体2
の長さ方向に相対移動が規制された状態で取り付けられ
ている。上記各移動規制金具10は、ちょう架用線本体
2の外周囲に嵌着される板状の嵌着部10aを備えてい
る。この嵌着部10aは、下部が開口(開口部10bと
いう)された断面略五角形(五角形の五辺のうちの一辺
は上記開口部10bにより存在しない)の筒状をなすよ
うに折り曲げられてなり、外周面の上部及び左右両側部
に3つの角部10c,10c,…を有している。この各
角部10cは外周面において他の部分よりも嵌着部2の
径方向に突出しているので、嵌着部2の径方向の厚み
(板厚)が比較的小さくても、この各角部10cによ
り、取付金具5が嵌着部2を乗り越えて移動するのを防
止できるようになっている。そして、上記嵌着部10a
は、ばね鋼鋼材等のばね性材料からなっていて、該嵌着
部10aを拡径する(開口部10bを広げる)ことによ
りちょう架用線本体2の外周囲に嵌着されるように構成
されている。 【0016】上記嵌着部10aの左右両側部には、該嵌
着部10aが上記ちょう架用線本体2の外周囲に嵌着さ
れたときに、該ちょう架用線本体2の外周部に位置する
2つの素線2a,2a間に食い込む係止爪10d、10
dがそれぞれ設けられている。この各係止爪10dは、
略コ字状のスリットによって一辺部を除いて周囲から切
り離した部分を該一辺部にて折り曲げることで嵌着部1
0aに一体形成されていて、嵌着部10aの内周面から
内側方向に突出しかつその先端部が、嵌着部10aがち
ょう架用線本体2の外周囲に嵌着されたときに上記素線
2a,2a間に位置するようになされ、嵌着部10aの
弾性復元力によりその素線2a,2a間に強く食い込む
ようになっている。尚、両係止爪10d、10dは、そ
の先端部がちょう架用線本体2の左右両側において2つ
の素線2a,2a間にそれぞれ位置するようにちょう架
用線本体2の長さ方向に互いにずれて形成されている。 【0017】そして、上記嵌着部10aの側方から見て
(各係止爪10dの基端部から先端部側を見て)、上記
各係止爪10dの先端部はちょう架用線本体2の長さ方
向に沿うようになされている一方、ちょう架用線本体2
の外周部の各素線2aはちょう架用線本体2の長さ方向
に対して傾斜している。このことで、各係止爪10dの
先端部はちょう架用線本体2の外周部の各素線2aに対
して傾斜していることになり、嵌着部10aがちょう架
用線本体2に対してその長さ方向に相対移動できないよ
うに構成されている。また、上記各係止爪10dにより
嵌着部10aがちょう架用線本体2回りに回動できない
ようになっている。 【0018】上記取付金具5の装着部5aの下側には、
ちょう架用線本体2に沿って延びる断面略矩形状のガイ
ド部材4をちょう架用線本体2に沿って移動するように
ガイドするガイド部5dが一体形成されている。このガ
イド部5dは、上記ガイド部材4の長さ方向から見て、
下部に開口5eを有した状態で上記ガイド部材4の周囲
を覆うように形成されている。このことで、ガイド部5
dは、ガイド部材4を上下方向及び水平方向に移動規制
した状態でちょう架用線本体2に沿って相対移動するよ
うにガイドするとともに、ガイド部材4の長さ方向に延
びる軸の回りに相対回動を規制した状態で支持してい
る。 【0019】上記ガイド部材4は、ケーブル13を牽引
するためのリード線14をケーブルハンガー1のケーブ
ル支持部1a内に牽引して挿通するものであり、例えば
ベルト状の長尺体等からなっている。このガイド部材4
の一端部の下側には、リード線14の一端部をケーブル
支持部1aの内方位置(好ましくはその上下方向略中央
部から上方寄りの位置)に吊り下げた状態で牽引するた
めの牽引フック17が取り付けられるようになっている
(図8参照)。そして、ガイド部材4がリード線14を
牽引するときに、上記牽引フック17がガイド部5d下
部の開口5e内をちょう架用線本体2の長さ方向に沿っ
て通るようになっている。 【0020】ここで、上記ハンガー付きちょう架用線A
の布設方法を説明する。先ず、ケーブル13の新規布設
を行う電柱等の支持構造体間にロープ等の金車用支持線
20(図6参照)を張り渡しておき、この金車用支持線
20及び支持構造体に、図5に示す金車21を適当な間
隔をあけて複数個吊り下げておく。この金車21は、従
来から使用されているのと同様のものであって、ガイド
ロール22とこのガイドロール22を回転可能に支持す
る2つの支持板23,23とを有し、この両支持板2
3,23は、ガイドロール22の上方におけるガイドロ
ール22の軸方向中央部でちょうナット24により互い
に締付固定されている。また、一方の支持板23の上端
部には、この金車21を上記金車用支持線20に吊り下
げるための吊下フック25が設けられている。尚、この
吊下フック25の代わりに両支持板23,23で金車用
支持線20を挟むことにより金車21を吊り下げるよう
にする場合もある。 【0021】一方、上記ちょう架用線本体2を従来と同
様のドラム(図示せず)に巻き付けておくとともに、上
記ガイド部材4を別のドラムに巻き付けておく。そし
て、このちょう架用線本体2及びガイド部材4の先端部
を同じ速度で引っ張って各ドラムからそれぞれ引き出し
ながら、ちょう架用線本体2を支持構造体間に張り渡す
直前にちょう架用線本体2に取付金具5、移動規制金具
10及びケーブルハンガー1を取り付けていく。すなわ
ち、先ず、ちょう架用線本体2に取付金具5の装着部5
aを、その曲げ部5bが装着部5a上面部のちょう架用
線本体2の移動方向前側(図6で右側)端部に位置する
ように装着するとともに、この装着部5aのちょう架用
線本体2の長さ方向両側に移動規制金具10,10の嵌
着部10a,10aをそれぞれ嵌着する。上記取付金具
5の装着部5aの装着時には、ちょう架用線本体2の長
さ方向から見て、装着部5aの下部は左右両側に開かれ
て開口されており、これに伴ってガイド部5dも左右両
側に開かれてちょう架用線本体2及びガイド部材4が通
過可能な大きさになっている。これにより、ちょう架用
線本体2を取付金具5の装着部5aに、またガイド部材
4をガイド部5dにそれぞれ嵌め込むことができる。そ
の後、装着部5a下部の開口を閉じるとともに、ガイド
部5d下部の開口5eを所定の大きさに形成する。尚、
この段階では、上記取付金具5における装着部5a上面
部の曲げ部5bの先端部は、装着部5a上面部に当接さ
れておらず、略上方に向けられている。 【0022】次いで、ケーブルハンガー1の第1及び第
2の取付部1b,1c同士をちょう架用線本体2の左右
両側に位置させた状態で、ちょう架用線本体2の下側か
ら上昇させる。つまり、ちょう架用線本体2が両取付部
1b,1c間ないしケーブル支持部1aの開口を通って
ケーブル支持部1a内に入るようにする。そして、上記
両取付部1b,1cがちょう架用線本体2の上側に位置
したときに、ケーブルハンガー1を、第2の取付部1c
が第1の取付部1bよりもちょう架用線本体2の移動方
向前側に位置するように略90°回転させる。その後、
第1の取付部1bの水平部1fを取付金具5の回動支持
部5cに嵌合させるとともに、第2の取付部1cをちょ
う架用線本体2に引っ掛ける。そして、取付金具5にお
ける装着部5a上面の曲げ部5bの先端部を装着部5a
上面に当接させて上記水平部1fが回動支持部5cから
外れないようにすることで、ケーブルハンガー1のちょ
う架用線本体2への取付けが完了して、ハンガー付きち
ょう架用線Aとなる。 【0023】続いて、上記ちょう架用線本体2及びガイ
ド部材4の先端部を引っ張りながら、ケーブルハンガー
1、ちょう架用線本体2及びガイド部材4が上記金車2
1内(ガイドロール22と両支持板23,23とで囲ま
れた空間)を通るようにしてちょう架用線本体2を支持
構造体間に張り渡すようにする。この際、ケーブルハン
ガー1がどのように金車21内を通過するかを説明する
と、先ず、ちょう架用線本体2がその長さ方向に移動
し、それに伴ってやがて、図6に示すように、第2の取
付部1cにおける第1直線部1hの下端部ないしケーブ
ル支持部1aの第2の取付部1c側端部がガイドロール
22に当接する。 【0024】そして、そのままちょう架用線本体2の先
端部を引っ張り続けると、第1の取付部1bが取り付け
られた取付金具5は一対の移動規制金具10,10によ
りちょう架用線本体2の長さ方向の相対移動が規制され
た状態にあるので、図7に示すように、第2の取付部1
cないしケーブル支持部1aの第2の取付部1c側端部
が、ガイドロール22に押されて第2の取付部1cの円
弧部1iが第1の取付部1bの水平部1fに略接するよ
うに弾性変形し、この状態で、第1の取付部1bがその
水平部1f回りに(図7で時計回り方向に)約90°回
動する。すなわち、第1の取付部1bと第2の取付部1
cとが互いに離れた状態にあるときには、第1の取付部
1bを水平部1f回りに図7で時計回り方向に回動させ
ようとしても、第2の取付部1cがちょう架用線本体2
に引っ掛かって下方には移動できないので、回動させる
ことができないが、上記のように第2の取付部1cが第
1の取付部1b(水平部1f)に略接した状態では、第
2の取付部1cが回動中心の直ぐ近傍に位置しているの
で、回動させることが可能となる。この回動により、ケ
ーブル支持部1aはちょう架用線本体2の略鉛直下方に
位置する状態から弾性変形しながらちょう架用線本体2
に略沿った状態となってガイドロール22の上側に乗り
上げ、この状態のままやがてケーブルハンガー1は金車
21内を通過する。 【0025】こうしてケーブルハンガー1が金車21内
を通過した後は、ケーブル支持部1aの自重により第1
の取付部1bがその水平部1f回りに上記金車21のガ
イドロール22への乗り上げと反対方向(図7で反時計
回り方向に)に回動するとともに、弾性変形状態から元
の状態に復元し、これにより、ケーブル支持部1aがち
ょう架用線本体2の略鉛直下方に吊り下げられた状態に
なるとともに、第2の取付部1cが第1の取付部1bか
ら離れた状態になる。 【0026】このようにしてちょう架用線本体2を支持
構造体間に張り渡せば、ハンガー付きちょう架用線Aの
布設が完了し、これにより、ケーブルハンガー1が所定
の間隔で吊り下げられた状態となる。尚、上記金車用支
持線20及び金車21は、ちょう架用線本体2を支持構
造体間に張り渡した後に取り外す。 【0027】次に、ケーブル13を布設するには、先
ず、リード線14をケーブルハンガー1のケーブル支持
部1a内に引き通す。すなわち、図8に示すように、上
記ガイド部材4の後端部下側に牽引フック17を取り付
け、この牽引フック17にリード線14の先端部を引っ
掛けておく。そして、ガイド部材4の先端部をちょう架
用線本体2を張り渡したときと同じ方向に引っ張ると、
リード線14はその先端部がケーブル支持部1a内に吊
り下げられた状態で引き通される。このため、リード線
14の先端部がケーブルハンガー1に突っ掛かるという
ことはない。 【0028】尚、ガイド部材4によりリード線14を牽
引する際、そのガイド部材4の後端部には、ケーブル1
3の追加布設時に、上記と同様にリード線14をケーブ
ル支持部1a内に引き通すことが可能なように、新たな
ガイド部材4を接続してその新たなガイド部材4が取付
金具5のガイド部5dに支持されるようにする。 【0029】その後、上記リード線14の後端部に撚り
返し金物(図示せず)を介してケーブル13を接続し、
そのリード線14の先端部をちょう架用線本体2の布設
時と同じ方向に引っ張ることによりケーブル13をケー
ブル支持部1a内に引き通すことでケーブル13を布設
する。 【0030】次に、新たなケーブル13を追加布設する
方法を説明すると、この場合も、最初のケーブル13の
布設時と同様に、上記新たなガイド部材4の後端部下側
に設けた牽引フック17にリード線14の先端部を引っ
掛けておき、そのガイド部材4を引っ張ってリード線1
4をケーブル支持部1a内に引き通し、その後、このリ
ード線14によりケーブル13をケーブル支持部1a内
に引き通せばよい。こうすることで、新たなケーブル1
3の追加布設をも容易に行うことができる。 【0031】したがって、上記実施形態では、ケーブル
ハンガー1を取り付けたちょう架用線本体2を、金車2
1内に通して、該ちょう架用線本体2の長さ方向にケー
ブルハンガー1の第2の取付部1cが第1の取付部1b
よりも前側になるように移動させることによって、ハン
ガー付きちょう架用線Aを布設するようにしたので、従
来のようにちょう架用線本体2を、第1の取付部1bが
第2の取付部1cよりも前側になるように移動させる場
合とは異なり、金車21内通過時に第2の取付部1cが
ちょう架用線本体2の上側に移動することがなく、金車
21の支持板23やその他の障害物に引っ掛かることは
ない。一方、ちょう架用線本体2の引張力は、従来の方
法よりもケーブル支持部1a等を弾性変形させる分だけ
大きくなるが、ケーブル支持部1a並びに第1及び第2
の取付部1b,1cを構成する線材の材料を適切に設定
すれば、引張力の増大分を可及的に小さくすることがで
き、それ程大きな問題とはならない。よって、ハンガー
付きちょう架用線Aの布設の容易さを維持しつつ、第2
の取付部1cの障害物への引っ掛かりに伴うケーブルハ
ンガー1の損傷を抑制することができる。 【0032】尚、上記実施形態では、ちょう架用線本体
2を支持構造体間に張り渡す直前で、ちょう架用線本体
2にケーブルハンガー1を取り付けるようにしたが、こ
のように直前でなくても前もって取り付けておいてドラ
ム等に巻き付けておくようにしてもよい。 【0033】また、ケーブル13自体の布設方法は、上
記説明した布設方法に限らず、バケット車に乗る等して
空中で作業を行うようにしてもよい。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のハンガー
付きちょう架用線の布設方法によると、ケーブルハンガ
ーを取り付けたちょう架用線本体を、金車内に通して、
該ちょう架用線本体の長さ方向にケーブルハンガーの第
2の取付部が第1の取付部よりも前側になるように移動
させることによって、ケーブルハンガーを弾性変形させ
た状態で、第1の取付部を水平軸回りに該弾性変形がな
ければ回動できない方向に回動させることで、第2の取
付部がちょう架用線の上方に移動しないようにして、ハ
ンガー付きちょう架用線を布設するようにしたので、第
2の取付部の金車やその他の障害物への引っ掛かりをな
くして、ケーブルハンガーの損傷の抑制を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象となるハンガー付きちょう架
用線を示す側面図である。 【図2】図1のII−II線断面図である。 【図3】ちょう架用線及びケーブルハンガーの上面図で
ある。 【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。 【図5】金車を示す斜視図である。 【図6】第2の取付部ないしケーブル支持部の第2の取
付部側端部が金車のガイドロールに当接した状態を示す
側面図である。 【図7】ケーブルハンガーが金車内を通過している状態
を示す側面図である。 【図8】ガイド部材によりリード線を牽引している状態
を示す側面図である。 【符号の説明】 A ハンガー付きちょう架用線 1 ケーブルハンガー 1a ケーブル支持部 1b 第1の取付部 1c 第2の取付部 1f 水平部(水平軸) 2 ちょう架用線本体 13 ケーブル 14 リード線 20 金車用支持線 21 金車
用線を示す側面図である。 【図2】図1のII−II線断面図である。 【図3】ちょう架用線及びケーブルハンガーの上面図で
ある。 【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。 【図5】金車を示す斜視図である。 【図6】第2の取付部ないしケーブル支持部の第2の取
付部側端部が金車のガイドロールに当接した状態を示す
側面図である。 【図7】ケーブルハンガーが金車内を通過している状態
を示す側面図である。 【図8】ガイド部材によりリード線を牽引している状態
を示す側面図である。 【符号の説明】 A ハンガー付きちょう架用線 1 ケーブルハンガー 1a ケーブル支持部 1b 第1の取付部 1c 第2の取付部 1f 水平部(水平軸) 2 ちょう架用線本体 13 ケーブル 14 リード線 20 金車用支持線 21 金車
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フロントページの続き
(72)発明者 木村 勝久
兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電
線工業株式会社内
(72)発明者 小野 晃嗣
兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線
工業株式会社伊丹製作所内
Fターム(参考) 5G367 GA03 GB01 GC02
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 相隣接する支持構造体の間に張り渡され
るちょう架用線本体と、該ちょう架用線本体に吊り下げ
られ、ケーブルを該ちょう架用線本体に沿って支持する
ケーブルハンガーとを備えたハンガー付きちょう架用線
の布設方法であって、 上記ケーブルハンガーは、上記ちょう架用線本体の略鉛
直下方に位置しかつ上部が開口した略環状のケーブル支
持部と、該ケーブル支持部の開口両側端部にそれぞれ設
けられ、上記ちょう架用線本体に対して該ちょう架用線
本体の長さ方向に互いに離れた状態で取り付けられる第
1及び第2の取付部とを有していて、該第1の取付部
が、上記ちょう架用線本体に対して該ちょう架用線本体
と略垂直な水平軸回りに回動可能に取り付けられ、上記
第2の取付部が、上記第1の取付部の上記水平軸回りの
回動に伴って、上記ちょう架用線本体に対して取り付け
られた位置と上方の離れた位置との間を相互に移動可能
に構成されたものであり、 上記ケーブルハンガーを取り付けたちょう架用線本体
を、上記支持構造体に支持した金車内又は支持構造体間
に予め掛け渡した金車用支持線に支持した金車内に通し
て、該ちょう架用線本体の長さ方向にケーブルハンガー
の第2の取付部が第1の取付部よりも前側になるように
移動させることによって、ハンガー付きちょう架用線を
布設することを特徴とするハンガー付きちょう架用線の
布設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002007535A JP2003209912A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | ハンガー付きちょう架用線の布設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002007535A JP2003209912A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | ハンガー付きちょう架用線の布設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003209912A true JP2003209912A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27646032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002007535A Pending JP2003209912A (ja) | 2002-01-16 | 2002-01-16 | ハンガー付きちょう架用線の布設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003209912A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012169632A (ja) * | 2007-11-08 | 2012-09-06 | Applied Materials Inc | パルス列アニーリング方法および装置 |
| CN108808544A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-13 | 国网山东省电力公司青岛供电公司 | 进出强电场装置 |
| KR102007160B1 (ko) * | 2019-04-17 | 2019-08-05 | 임인택 | 톱니형 스냅 구조를 갖는 케이블 행거 |
-
2002
- 2002-01-16 JP JP2002007535A patent/JP2003209912A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012169632A (ja) * | 2007-11-08 | 2012-09-06 | Applied Materials Inc | パルス列アニーリング方法および装置 |
| CN108808544A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-13 | 国网山东省电力公司青岛供电公司 | 进出强电场装置 |
| KR102007160B1 (ko) * | 2019-04-17 | 2019-08-05 | 임인택 | 톱니형 스냅 구조를 갖는 케이블 행거 |
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