JP2003222113A - クリップ - Google Patents
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- F16B19/10—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
プ変形したブッシュ軸部をもつクリップであっても再利
用可能にする。 【解決手段】 クリップ1は、フランジ10及び軸部1
1を有し中空に形成されたブッシュ6と、ブッシュ6に
挿入される軸部9を有するピン5とから成り、ブッシュ
軸部11にピン軸部9を挿入してブッシュ軸部11を拡
径し、拡径ブッシュ軸部部分26とブッシュフランジ1
0とによって被取付部材2、3を相互に連結する。ピン
軸部5の先端には、ブッシュ軸部11に挿入されてブッ
シュ軸部を拡径しない位置においてブッシュ軸部先端よ
り延び出るガイド13が形成され、ガイド13はブッシ
ュ軸部先端より大きな直径の大径部14を有し、大径部
14の直径は、ピン軸部によって拡径状態にクリープ変
形したブッシュ軸部の肉厚部分26の直径より大きく形
成されている。
Description
る中空のブッシュと、ブッシュに挿入される軸部を有す
るピンとから成り、ブッシュ軸部を複数のパネル等の被
取付部材の穴に挿入してブッシュ軸部を拡径し、拡径ブ
ッシュ軸部部分とブッシュフランジとによって複数の被
取付部材を相互に連結するクリップに関する。
と、ブッシュに挿入される軸部を有するピンとから成
り、ブッシュ軸部を複数のパネル等の被取付部材の穴に
挿入し、ピン軸部をブッシュ軸部に挿入してブッシュ軸
部を拡径し、拡径ブッシュ軸部部分とブッシュフランジ
とによって複数の被取付部材を相互に連結するクリップ
は公知である。公知のクリップの一例が、特開平08−
004733号公報に開示されている。このクリップ
は、フランジと軸部を有する中空に形成されたプラスチ
ック製のブッシュと、フランジとブッシュに挿入される
軸部とを有するプラスチック製のピンとから構成され、
ブッシュ軸部を複数のパネル等の被取付部材の穴に挿入
し、そのブッシュの中空軸部にブッシュフランジ側から
ピン軸部を挿入してブッシュ軸部を拡径し、この拡径ブ
ッシュ軸部部分とブッシュフランジとによって前記複数
の被取付部材を相互に連結する。
のピンとブッシュから成るプラスチック製クリップにお
いて、被取付部材を連結している状態では、ピン軸部が
ブッシュ軸部に挿入されてブッシュ軸部先端が拡径した
状態に維持されており、長期の連結後においてピン軸部
を抜いた場合、ブッシュ軸部の拡径部分は、クリープ変
形と呼ばれる経年変化によって(多少縮径するけれど)
拡径したままの状態にその変形が維持される。このクリ
ープ変形によって、クリップを再利用しようとしても、
拡径変形したブッシュ軸部を被取付部材の取付穴に挿入
するのが、拡径変形のないブッシュ軸部に比べると面倒
であり、挿入に注意を必要とし、挿入ミスやブッシュ軸
部の損傷や、更には、被取付部材の取付穴への損傷を招
く惧れがある。
−004733号のクリップでは、ブッシュ軸部を複数
の切り割り片に形成し、ピン軸部の先端にブッシュ軸部
の先端を受入れる穴を設けておき、長期の連結後におい
てピン軸部をブッシュ軸部から抜出すとき、ピン軸部先
端の穴にブッシュ軸部の先端を受入れて、拡径したブッ
シュ軸部部分の直径をピン軸部の抜き出しとともに縮径
させて、クリップを取外し易くして、ブッシュ軸部のク
リープ変形に対処している。しかし、このクリップで
は、ピン軸部先端が、ブッシュ軸部先端を受入れる穴が
形成されるために形状が複雑になり、更に、ブッシュ軸
部が大径にクリープ変形した場合にはピン軸部穴へのブ
ッシュ軸部先端の受入れが保証されていないので、所期
の効果を得られない惧れもある。
ン軸部でありながら、クリープ変形したブッシュ軸部を
もつクリップであっても再利用可能にすることにある。
め、本発明は、フランジ及び軸部を有し且つ該フランジ
及び軸部を貫通するように中空に形成されたブッシュ
と、該ブッシュに挿入される軸部を有するピンとから成
り、ブッシュ軸部を複数のパネル等の被取付部材の穴に
挿入し、そのブッシュの中空軸部にブッシュフランジ側
からピン軸部を挿入してブッシュ軸部を拡径し、この拡
径ブッシュ軸部部分とブッシュフランジとによって前記
複数の被取付部材を相互に連結するクリップであって、
前記ピン軸部には、その先端に、ブッシュ軸部に挿入さ
れてブッシュ軸部を拡径しない位置において前記ブッシ
ュ軸部先端より延び出るガイドが形成され、該ガイドは
前記ブッシュ軸部先端より大きな直径の大径部を有し、
前記大径部の直径は、ピン軸部によって拡径状態にクリ
ープ変形したブッシュ軸部部分の直径より大きく形成さ
れていることを特徴とするクリップを提供する。
おいて、被取付部材の修理や部品交換等のために連結を
外すために、ピン軸部をブッシュ軸部から抜出すとき、
ピン軸部先端のガイドの大径部がブッシュ軸部に当接し
てそのままブッシュと一緒に被取付部材から抜き出され
て、クリップを被取付部材から簡単に抜き出しでき、そ
れによって、被取付部材の連結を解除でき、その後のク
リップの再利用においても、ブッシュ軸部に挿入された
ピン軸部先端のガイドが、クリープ変形したブッシュ軸
部先端より大径であるので、そのガイドが被取付部材の
穴への先導を果たし、拡径変形のないブッシュ軸部と同
じように、取付穴に引っ掛かることがなくなり、挿入に
注意を必要することなく簡単に取付けでき、挿入ミスや
ブッシュ軸部の損傷や被取付部材の取付穴への損傷を招
く惧れもなくなる。
大径部は、先端に向けて先細にテーパしたやじり形状に
形成される。ブッシュ軸部先端には、ピン軸部の挿入に
よって大きく拡径できるように該ブッシュ軸部の中空部
分に張出す厚肉部分が形成されており、ピン軸部先端に
は、大径部に隣接する部分に、前記厚肉部分を拡径しな
い状態で受入れる小径部が形成され、該小径部が厚肉部
分を受入れることによってブッシュ軸部を拡径しない状
態でピンとブッシュが仮連結される。ブッシュフランジ
部分又は該ブッシュフランジに隣接するブッシュ軸部に
は、該ブッシュの中空部分に延び出る弾性係止爪が形成
され、ピン軸部には、ブッシュ軸部を拡径しない状態で
係止爪に係合する係合溝が形成され、該係合溝と係止爪
との係合によって、ブッシュ軸部を拡径しない状態でピ
ンとブッシュが仮連結されるとともに、ブッシュ軸部が
ピン軸部の大径部を乗り越えて抜け出るのが防止され
る。ピン軸部には、ピン軸部がブッシュ軸部に挿入され
てブッシュ軸部先端を拡径した状態でブッシュ軸部の係
止爪を変形なく受入れるための受入溝が形成されてい
る。ブッシュ軸部は、周方向において複数に分割された
軸方向に延びる脚部から構成され、各脚部は、ブッシュ
軸部は、周方向において複数に分割された軸方向に延び
る脚部から構成され、各脚部は、ブッシュフランジに隣
接する根元部分から先端近くまでの部分が該先端部分の
厚さより薄肉に形成され、各脚部の薄肉部分には被取付
部材の厚さより長いスリットが軸方向に延びて形成され
ている。
施例を説明する。図1〜図9には、本発明の1実施例に
係るクリップ1の構成が示される。クリップ1は、パネ
ル等の2つの被取付部材2、3(図10参照)を相互に
連結するため、図1〜図3に示すように、ピン5とブッ
シュ6とで構成される。図4〜図7には、ブッシュ6の
詳細な構成が示され、図8及び図9には、ピン5の詳細
な構成が示される。図10は、被取付部材の交換や修理
等のため、取付けたクリップ1を被取付部材2、3から
取外す操作を示している。被取付部材としては、例え
ば、一方の被取付部材2が車体であり、他方の被取付部
材3が車体に取付ける部品である。図11は、長期の使
用後のクリップ1の解除状態を示している。図12は、
図11のクリップ1を再利用して、再度被取付部材2、
3に取付ける前の状態を示している。
品で構成され、ピン5及びブッシュ6はそれぞれプラス
チック材料で一体成形されている。本実施例におけるク
リップ1において、ピン5は、図1〜図3及び図8〜図
9に示すように、円形で大径の頭部7とこの頭部7から
垂下する軸部9とを有する。ブッシュ6は、図1及び図
2並びに図4〜図9に図示のように、円形のフランジ1
0とこのフランジ10から垂下する軸部11を有し、ピ
ン軸部9を受入れるように中空に形成されている。パネ
ル等の被取付部材2、3の連結の場合、ブッシュ軸部1
1を被取付部材2及び3の穴に挿入し、そのブッシュの
中空軸部11にブッシュフランジ10の側からピン軸部
9を挿入してブッシュ軸部11の先端を拡径し、拡径し
たブッシュ軸部11の先端部分とブッシュフランジ10
とによって複数の被取付部材2、3を相互に連結する。
この連結状態が図10に示されている。なお、クリップ
1は、図1〜図3に示すように、ピン5とブッシュ6を
外れないように連結した、非拡径連結位置の状態に組み
付けられる。このピン5とブッシュ6とが連結された状
態で製品としてユーザに納品され、ピンとブッシュを別
々に管理する手間が省ける。非拡径連結位置は、図10
のパネル連結状態であるブッシュ軸部を拡径した拡径連
結位置からの解除位置でもあり、図12の再利用時も非
拡径連結位置である。
端に、ブッシュ軸部11に挿入されているがブッシュ軸
部11を拡径しない非拡径連結位置において、ブッシュ
軸部11の先端より延び出るガイド13が形成されてい
る。このガイド13はブッシュ軸部11の先端より大き
な直径の大径部14を有し、大径部14の直径は、ピン
軸部9によって拡径状態にクリープ変形したブッシュ軸
部11のセンサ部分の直径より大きく形成されている。
ピン5の詳細については、図8及び図9を参照して後述
する。
を説明する。ブッシュフランジ10は、ピン頭部7より
大きい直径のほぼ円形の板状体に形成され、上部にピン
頭部7を受入れる円形の凹部15が形成されている。凹
部15の直径はピン頭部7よりやや大きく形成され、こ
の凹部15にピン頭部7が受入れられると、ピン頭部7
の外周縁部と凹部15の内周縁部との間にドライバ等の
工具17の先端を差し込むことのできる隙間18(図1
0)を形成するようになっている。ブッシュフランジの
中央にはピン軸部を受入れる穴19が貫通している。貫
通穴19はブッシュ軸部11も貫通して、ピン軸部9を
受入れる。ブッシュフランジ10の下面側にはフランジ
の強度を補強する3本のリブ21が等角度間隔で半径方
向に伸びるように設けられている。各リブ21からは、
貫通穴19の側に弾性的に延びる係止爪22が形成され
ている。係止爪22は、ブッシュ軸部11の拡径に影響
のない、ブッシュフランジ10に隣接するブッシュ軸部
11の部分から半径方向内側に延びて形成されてもよ
い。各弾性係止爪22は、半径方向内側であって且つブ
ッシュ軸部先端側に延びて形成され、ピン軸部9に形成
された係合溝(後述)に係合してピン5とブッシュ6を
非拡径連結位置に仮連結するとともに、ブッシュ軸部1
1がピン軸部9のガイド13の大径部14を乗り越えて
抜け出るのを防止する。
(図示のようにの例では3つ)に分割された軸方向に延
びる脚部23から構成される。ブッシュ軸部11を複数
の脚部23によって分割することによって、ピン軸部9
をブッシュ軸部11に挿入すると容易にブッシュ軸部が
拡径する。リブ21及び弾性係止爪22は、ブッシュ脚
部23の拡径に影響されない位置、すなわち図6に図示
のように隣接する2つ脚部23の間の隙間に設けられて
いる。各脚部23は、ブッシュフランジ10に隣接する
根元部分から先端付近までの部分が可撓性の薄肉部分2
5として形成され、薄肉部分25から先端までの部分が
厚肉部分26として形成されている。厚肉部分26は、
拡径連結位置(図10)において係合するピン軸部9に
当接したとき、脚部23が十分に外方に撓む厚さに選定
されるが、ブッシュ軸部11の貫通穴の側に張出してピ
ン軸部9を挿入しない状態では、ブッシュ軸部11を拡
径しない。また、薄肉部分25は、ピン軸部9の挿入に
よって厚肉部分26を大きく拡径できる可撓性を有する
とともに大きく拡径しても塑性変形しない靭性を有する
ように形成される。しかし、例えば、1年等のように、
長い期間の拡径状態(すなわち連結状態)に放置される
と、プラスチック材料の性質によって拡径状態にクリー
プ変形することは避けられない。厚肉部分26の半径方
向の厚さは、ピン軸部9をブッシュ軸部11に挿入する
ことによってその厚肉部分26を大きく拡径して、ブッ
シュフランジ10と協働して被取付部材2、3を連結で
きるように選定される。各脚部23には、ブッシュ軸部
11の根元部分(ブッシュフランジ10に隣接する部
分)から厚肉部分26の手前まで軸方向に延びるスリッ
ト27が形成されている。スリット27によって、ピン
軸部9をブッシュ軸部11に挿入すると、脚部23の厚
肉部分26の半径方向外方への突出は容易になり、押込
むときの作業者への負担も軽減できる。
2を参照して、ピン5の構成を説明する。ピン5は、そ
の全体長さが、ブッシュ6よりも長く(図示の例では、
ほぼ2倍)形成されており、ブッシュ6の貫通穴に挿入
された状態に維持され、図1〜図3の非拡径連結位置
と、図10の拡径連結位置とをとる。なお、図11及び
図12は、それぞれ、ピン5を拡径連結位置からブッシ
ュ6の中を抜き上げた位置及び再利用の場合の非拡径連
結位置を示している。図8及び図9において、ピン頭部
7は、ほぼ円形の板状体に形成されているが、その外周
縁部は、上部から下部に向けて直角ではなく内側に斜め
に切り込まれ、フランジ上部と下部の間にドライバ等の
工具先端を挿入できる隙間を形成するようになってい
る。ピン頭部7の直径は、ブッシュフランジ10の貫通
穴19を抜け出ない大きさであればよい。
に形成されている。先端(図9の下端)には、既述のよ
うに、ガイド13が形成されている。ガイド13は、被
取付部材の取付穴への挿入の容易のため、先端に向けて
先細にテーパしたやじり形状に形成されている。ガイド
13のやじり形状部分の根元には、ブッシュ軸部11の
先端より大きな直径の大径部14が形成され、大径部1
4の直径は、ピン軸部9によって拡径状態にクリープ変
形したブッシュ軸部11の厚肉部分26の直径より大き
く形成されている。なお、大径部14の直径は、ブッシ
ュフランジ10の貫通穴19の直径より小さいが、長期
の連結状態の維持によって拡径状態にクリープ変形した
厚肉部分26の直径よりも大きく設定されている(過大
にクリープ変形したブッシュ軸部11の厚肉部分26の
直径よりも小さい)。長期の応力の維持によって生じる
クリープ変形したブッシュ軸部11の厚肉部分26は、
図12の実線で示されており、一点鎖線で示すクリープ
変形のない厚肉部分26よりも大径の状態に変形してい
る。
ュ軸部11の厚肉部分26を拡径しない状態で受入れる
小径部29が形成され、小径部29が厚肉部分26を受
入れることによってブッシュ軸部11を拡径しない状態
でピン5とブッシュ6が非拡径連結位置に仮連結でき
る。ガイド14は、小径部29の側にブッシュ軸部11
の厚肉部分26の先端に当接する係止肩30を形成し
て、ブッシュ軸部11の先端との当接を確実にしてい
る。係止肩30の外縁部は、クリープ1を被取付部材か
ら取外すときに引っ掛かるのを防止するため、ラウンド
(丸み付け)が設けられている。
9をブッシュ軸部11の先端に向けて押込んだときブッ
シュ軸部11の厚肉部分26に係合して、厚肉部分26
を半径方向外方に張出して、ブッシュ軸部11を拡径連
結位置に維持する係合溝31が形成されている。係合溝
31は、また、非拡径連結位置において、ブッシュフラ
ンジ10のリブ21(又はブッシュ軸部11)から延び
る弾性係止爪22に係合する。係合溝31と係止爪22
との係合によって、ブッシュ軸部を拡径しない非拡径連
結位置でピン5とブッシュ6が仮連結される。更に、係
合溝31は、係止爪22との係合によって、ブッシュ軸
部11の先端の厚肉部分26があまりにも大きく拡径し
ていてピン軸部9の大径部14を乗り越えて抜け出るの
を防止する。これによって、ピン5をブッシュ6から引
上げてクリップ1を被取付部材から抜き出すとき、ピン
5だけが引き抜かれてブッシュ6が被取付部材に取り残
される不具合を解消できる。ピン軸部9には、頭部7に
隣接する位置に、ピン軸部9がブッシュ軸部11に挿入
されてブッシュ軸部先端の厚肉部分26を拡径した拡径
連結位置で係止爪22を変形なく受入れるための小径の
受入溝33が形成されている。これによって、係止爪2
2に変形のための応力は加わらず、長期に渡って放置さ
れる拡径連結位置においてもクリープ変形することはな
い。
材2、3を連結し、その連結状態からクリップを取外
し、再度そのクリップ1を被取付部材2、3を連結する
操作を説明する。ピン5とブッシュ6が製造された後、
先ず、ブッシュ6には、ピン5がガイド13の先端がブ
ッシュフランジ10の側から貫通穴19に挿入されて、
クリップ1として、図1〜図3の非拡径連結位置の状態
に組立てられる。非拡径連結位置において、厚肉部分2
6は小径部29に収容されて非拡径状態にあり、係止爪
22は係合溝31に係合して、非拡径連結位置に維持さ
れる。クリップ1は、ピン5とブッシュ6が非拡径連結
状態でユーザへ納品される。以後、取付け時も取外し時
も再利用時も、ピン5とブッシュ6は連結した状態で分
離せずに使用される。取付け時には、ブッシュ軸部11
が、被取付部材2、3の取付穴に挿入されてブッシュフ
ランジ10を被取付部材2に接面させられ、ピン頭部7
が指等で押込められる。押込みによって、ブッシュ6の
脚部23の厚肉部分26が半径方向に突出した拡径連結
位置(図10参照)になり、厚肉部分26を拡径させ
て、拡径した部分とブッシュフランジ10とによって被
取付部材2、3を相互に連結する。押込みのとき、脚部
23のスリット27によって、その挿入力(すなわちセ
ット荷重)は小さくて済む。図10の拡径連結位置にお
いて、ブッシュ軸部11の厚肉部分26がピン軸部9の
係合溝31に係止するので、拡径連結位置はそのまま保
持され、被取付部材2、3は連結された状態に維持され
る。なお、係止爪22はピン軸部9の受入溝33に収容
されて、変形応力は加わらない。
の連結を外すには、図10に示すように、ドライバ等の
工具17の先端34を、ピン頭部7の外周縁部とブッシ
ュフランジ10の凹部の周縁部との間の環状の隙間18
に差し込んで、矢印35の方向に回動すると、ピン頭部
7がブッシュフランジ10から引上げられて、厚肉部分
26が係合溝31を乗り越えて小径部29の部分に至
り、厚肉部分26が縮径することが可能になる。図11
はその状態を示している。そこで、更に、ピン頭部7を
引き上げると、ブッシュ軸部先端の厚肉部分26は、ガ
イド13の大径部14と小径部29と形成される係止肩
30に当接し、図1の非拡径連結位置に戻される。これ
によって、クリップ1は、ピン5とブッシュ6とが連結
されたまま被取付部材2、3から抜き出され、両被取付
部材の連結を外すことができる。なお、係止爪22は、
係合溝31に係合しており、ブッシュ軸部11の先端の
厚肉部分26があまりにも大きく拡径していても、ピン
軸部9の大径部14の係止肩30に厚肉部分26が当接
しない場合でも、ピン5はブッシュ6に確実に係合して
おり、ピン5だけが引き抜かれてブッシュ6が被取付部
材に取り残される不具合を解消する。
ブッシュ軸部11の厚肉部分26の長期の拡径によって
薄肉部分25も含めて拡径した状態にクリープ変形す
る。図12は、クリープ変形したブッシュ軸部11の厚
肉部分26の位置を実線で示している。図12の一点鎖
線は、クリープ変形のない厚肉部分26の位置を示して
いる。本発明において、ピン軸部9のガイド13の大径
部14は、そのクリープ変形した厚肉部分26の直径よ
り大きく形成されている。従って、図12に図示のよう
に、ガイド13の大径部14が被取付部材2、3の穴3
7,38への先導となって、拡径変形のないブッシュ軸
部と同じように、取付穴37、38に引っ掛かることが
なくなる。ピン軸部9及びブッシュ軸部11の挿入に注
意を必要することなく、被取付部材2、3に簡単に取付
けできる。それによって、挿入ミスやブッシュ軸部の損
傷や被取付部材の取付穴への損傷を招く惧れもなくな
る。
後において、被取付部材の修理や部品交換等のために連
結を外すために、ピン軸部をブッシュ軸部から抜出すと
き、ピン軸部先端のガイドの大径部がブッシュ軸部に当
接してそのままブッシュと一緒に被取付部材から抜き出
され、クリップを被取付部材から簡単に抜き出しでき、
被取付部材の連結を解除でき、その後のクリップの再利
用においても、ブッシュ軸部に挿入されたピン軸部先端
のガイドが、クリープ変形したブッシュ軸部先端より大
径であるので、そのガイドが被取付部材の穴への先導を
果たし、拡径変形のないブッシュ軸部と同じように、取
付穴に引っ掛かることがなくなり、挿入に注意を必要す
ることなく簡単に取付けでき、挿入ミスやブッシュ軸部
の損傷や被取付部材の取付穴への損傷を招く惧れもなく
なる。
位置にある状態の正面図である。
である。
子を示す、図3と同様の断面図である。
と同様の断面図である。
を連結する前の状態を示す、図3と同様の断面図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 フランジ及び軸部を有し且つ該フランジ
及び軸部を貫通するように中空に形成されたブッシュ
と、該ブッシュに挿入される軸部を有するピンとから成
り、ブッシュ軸部を複数のパネル等の被取付部材の穴に
挿入し、そのブッシュの中空軸部にブッシュフランジ側
からピン軸部を挿入してブッシュ軸部を拡径し、この拡
径ブッシュ軸部部分とブッシュフランジとによって前記
複数の被取付部材を相互に連結するクリップにおいて、 前記ピン軸部には、その先端に、ブッシュ軸部に挿入さ
れてブッシュ軸部を拡径しない位置において前記ブッシ
ュ軸部先端より延び出るガイドが形成され、該ガイドは
前記ブッシュ軸部先端より大きな直径の大径部を有し、
前記大径部の直径は、ピン軸部によって拡径状態にクリ
ープ変形したブッシュ軸部部分の直径より大きく形成さ
れていることを特徴とするクリップ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のクリップにおいて、前
記ピン軸部先端の前記大径部は、先端に向けて先細にテ
ーパしたやじり形状に形成されていることを特徴とする
クリップ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のクリップにおい
て、前記ブッシュ軸部先端には、ピン軸部の挿入によっ
て大きく拡径できるように該ブッシュ軸部の中空部分に
張出す厚肉部分が形成されており、前記ピン軸部先端に
は、前記大径部に隣接する部分に、前記厚肉部分を拡径
しない状態で受入れる小径部が形成され、該小径部が前
記厚肉部分を受入れることによってブッシュ軸部を拡径
しない状態でピンとブッシュが仮連結されることを特徴
とするクリップ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のク
リップにおいて、ブッシュフランジ部分又は該ブッシュ
フランジに隣接するブッシュ軸部には、該ブッシュの中
空部分に延び出る弾性係止爪が形成され、ピン軸部に
は、ブッシュ軸部を拡径しない状態で前記係止爪に係合
する係合溝が形成され、該係合溝と前記係止爪との係合
によって、ブッシュ軸部を拡径しない状態でピンとブッ
シュが仮連結されるとともに、ブッシュ軸部がピン軸部
の大径部を乗り越えて抜け出るのが防止されることを特
徴とするクリップ。 - 【請求項5】 請求項5に記載のクリップにおいて、ピ
ン軸部には、ピン軸部がブッシュ軸部に挿入されてブッ
シュ軸部先端を拡径した状態で前記ブッシュ軸部の前記
係止爪を変形なく受入れるための受入溝が形成されてい
ることを特徴とするクリップ。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のク
リップにおいて、ブッシュ軸部は、周方向において複数
に分割された軸方向に延びる脚部から構成され、各脚部
は、ブッシュフランジに隣接する根元部分から先端近く
までの部分が該先端部分の厚さより薄肉に形成され、各
脚部の前記薄肉部分には前記被取付部材の厚さより長い
スリットが軸方向に延びて形成されていることを特徴と
するクリップ。
Priority Applications (6)
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