JP2003226545A - 光ファイバ母材の製造方法と光ファイバ母材の製造装置 - Google Patents

光ファイバ母材の製造方法と光ファイバ母材の製造装置

Info

Publication number
JP2003226545A
JP2003226545A JP2002025382A JP2002025382A JP2003226545A JP 2003226545 A JP2003226545 A JP 2003226545A JP 2002025382 A JP2002025382 A JP 2002025382A JP 2002025382 A JP2002025382 A JP 2002025382A JP 2003226545 A JP2003226545 A JP 2003226545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soot
optical fiber
refractive index
burner
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002025382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4057304B2 (ja
Inventor
Hisashi Koaizawa
久 小相澤
Atsushi Terada
淳 寺田
Katsunori Inoue
克徳 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2002025382A priority Critical patent/JP4057304B2/ja
Publication of JP2003226545A publication Critical patent/JP2003226545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4057304B2 publication Critical patent/JP4057304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01413Reactant delivery systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01413Reactant delivery systems
    • C03B37/0142Reactant deposition burners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2203/00Fibre product details, e.g. structure, shape
    • C03B2203/10Internal structure or shape details
    • C03B2203/22Radial profile of refractive index, composition or softening point
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/36Fuel or oxidant details, e.g. flow rate, flow rate ratio, fuel additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/60Relationship between burner and deposit, e.g. position
    • C03B2207/66Relative motion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/70Control measures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外付(OVD法)でスートを合成して光ファ
イバ母材を合成する際、ドーパントの収率が高く、局所
的な屈折率変動の少ない光ファイバ母材を製造する。 【解決手段】 出発母材120の上に、屈折率を高める
ドーパント、たとえば、四塩化ゲルマニウム(GeCl4) と
ガラス原料ガス(SiCl4) とをバーナに供給してバーナの
火炎で加水分解させてGeO2とSiO2を出発母材に吹きつけ
てセグメント層部分のスート130を合成する際、スー
ト密度を適正な値、たとえば、0.4g/cm3 以下、
好ましくは、0.1〜0.3g/cm3 以下に維持し、
かつ、スート130の堆積面温度を所定温度、たとえ
ば、300°C〜600°C、好ましくは、350〜5
80°Cの範囲に維持してスート合成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材を
製造する方法と装置に関するものであり、特に、外付法
(OVD法)で光ファイバを合成する出発母材に屈折率
を高めるドーパントをドープしてスート(soot、煤体)
を合成して光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の
製造方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、光ファイバ母材を線引き
して製造する。本発明は特に、そのような光ファイバ母
材の製造方法およびその装置に関係する。
【0003】光ファイバ母材の製造方法としては、VA
D法、MCVD法、OVD法などが知られている。以
下、VAD法とOVD法の概要を述べる。
【0004】VAD法について述べる。ロッドの周囲に
形成された出発母材を垂直方向に懸垂させ、かつ、ロッ
ドの中心軸を回転中心として回転させておく。そのよう
に懸垂され回転している出発母材の下部先端(スート合
成位置)に、バーナから火炎を吹きつけて出発母材の外
周に多孔質光ファイバ母材(スート(soot)、煤
体)を合成させる。スート母材の成長に伴って出発母材
に合成されたスートが所定量堆積されると、懸垂され回
転しているロッドを上昇させる。このように火炎が吹き
つけられるスート合成位置を維持しながら、上記スート
の合成を継続して、所定の太さおよび所定の長さの最終
的な多孔質光ファイバ母材を製造する。
【0005】OVD法について述べる。出発母材と出発
母材に火炎を吹きつけるバーナとを反応容器内に水平ま
たは垂直な位置におき、出発母材の中心軸を回転中心と
して回転させながら、回転している出発母材とバーナと
を相対移動させて出発母材の外周にバーナ火炎で合成さ
れたガラス微粒子を吹きつけて出発母材の外周にスート
を堆積させて多孔質光ファイバ母材(スート)を合成さ
せる。
【0006】OVD法は、水平または垂直方向に置かれ
た出発母材の径方向にスートを堆積してゆくので径方向
の屈折率分布を高精度で制御できるという特徴を持つ。
またOVD法によれば、OVD装置でスート状の多孔質
光ファイバ母材を合成した後、合成した多孔質光ファイ
バ母材をガラス化装置において脱水、焼結して透明なガ
ラス状の光ファイバ母材とするので、不純物の少ない高
純度なガラス化光ファイバ母材が製造できるという利点
がある。
【0007】出発母材がガラス部材でない場合には、ス
ート合成後、その出発母材を抜く必要がある。そのよう
な場合、たとえば、スート密度を0.6〜1.5g/c
3程度と高密度のスートを合成している。
【0008】また出発母材が、VAD法やMCVD法で
作った中間母材である光ファイバガラス母材である場
合、その出発母材に石英スートを堆積する場合は、光フ
ァイバ母材の大型化のためにスート密度を平均0.5g
/cm3 以上もの比較的高いスート密度にして石英スー
トを合成している。
【0009】OVD法で屈折率分布を高くするために、
屈折率を高めるドーパントとして、たとえば、四塩化ゲ
ルマニウム(GeCl4) を使用している。屈折率を高めるド
ーパントとシリカガラス原料(SiCl4)とがバーナの火炎
内で混合されて加水分解反応して粒子状の石英ガラス
(SiO2) と酸化ゲルマニウム(GeO2)が出発母材に付着し
てスートとして合成される。このようにドーパント、た
とえば、GeO2を出発母材に注入して屈折率を高めること
を、本明細書においてドーパント・ドープという。この
ドーパント・ドープに関して、OVD法とVAD法とを
比較すると、OVD法はVAD法に比べて高速合成が可
能であるという利点がある。上述したように、OVD法
は種々の点でVAD法より優れている面がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OVD
法を用いた場合、四塩化ゲルマニウム(GeCl4) などの屈
折率を高めるドーパントがスートに入り難く、多量のGe
Cl4 をバーナに供給しなければならない。GeCl4 は高価
であるから、OVD法で製造されたスートの価格が高く
なる可能性がある。換言すれば、OVD法によると、短
時間でスートが合成できるという利点があるものの、高
価なドーパントが多量に消費されるという不利益があ
る。
【0011】またOVD法によると光ファイバ母材の屈
折率分布の局所的な変動が大きくなるという不利益があ
る。多孔質光ファイバ母材を合成した後、透明ガラス化
し、さらに光ファイバに線引きするが、透明ガラス化さ
れた光ファイバ母材を光ファイバに線引きする前に、透
明ガラス化された光ファイバ母材の屈折率の分布を検査
することが光ファイバ製造における歩留りの管理上で重
要になる。従来のOVD法で合成したスートを透明ガラ
ス化したプリフォームまたは中間プリフォームの場合、
屈折率の局所的な変動が大きいので、正確な屈折率の測
定を行おうとすれば、合成したガラスプリフォームを切
断して各部の屈折率を測定する必要がある。しかし、プ
リフォームまたは中間プリフォームの切断は歩留りを低
下させ、作業効率を低下させるという不利益がある。
【0012】以上のとおり、OVD法でスートを合成し
た場合、一長一短がある。しかしながら、OVD法は高
い生産性のため、益々実用化が進展している光ファイバ
の製造には有利な方法であり、OVD法の活用のため上
述した欠点の改善が求められている。
【0013】本発明の目的は、OVD法の利点を生かし
ながら、上述した不具合を克服して、ドーパントを効率
よくドーピングして、かつ、屈折率の局所的な変動がな
く屈折率分布が均一な光ファイバ母材を合成できる光フ
ァイバ母材の製造方法、および、それを実現する光ファ
イバ母材の製造装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らの研究
によれば、クラッドの屈折率より高い屈折率を持つ部分
を合成する際の上述した不利益、すなわち、ドーパント
・ドープの非効率性および屈折率の局所的な変動は、ス
ート合成条件を改善することによって克服できることを
見いだした。
【0015】光ファイバ母材のうち、クラッドの屈折率
より高い屈折率にするためドーパントをドープしてスー
トを合成する際の第1の対策はスート合成時のスート密
度を適切に管理することである。第2の対策はスート堆
積面の最高温度を適切に管理することである。第3の対
策はスート堆積面の温度分布を極力均一に維持すること
である。第4の対策はスートの合成速度をあまり速くし
ないことである。本発明においてはこれらの条件を適切
にして光ファイバ母材の製造を行うことができる。
【0016】本発明の第1の観点によれば、外付法(O
VD法)でセンタコア部分を含む出発母材に、クラッド
の屈折率より屈折率を高めるドーパントを含むガラス微
粒子を堆積させて屈折率を変化させる部分のスート母材
を合成して光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の
製造方法において、前記屈折率を高める部分のスートを
合成する時、スート密度が0.1〜0.4g/cm3
で、かつ、前記スートの堆積面の最高温度を300〜6
00°Cに制御して前記スートの合成を行う、光ファイ
バ母材の製造方法が提供される。
【0017】好ましくは、前記スートを合成するときの
スート密度を0.1〜0.4g/cm3 の範囲に維持
し、前記スートの堆積面の最高温度を300〜600°
Cの範囲で、合成速度を0.5〜2.5g/分に制御し
て前記スートの合成を行う。好ましくは、スートの堆積
面の最高温度を前記最高温度範囲以下に制御し、かつ、
堆積されたスートの最高温度位置から円周方向にほぼ9
0度の離れた位置の温度と最高温度との差を0〜90°
Cに維持して、前記スート母材を合成する。
【0018】前記本製法、装置で作られる光ファイバ母
材は、たとえば、センタコア、ディプレスト層、セグメ
ント層およびクラッドを有し、前記クラッドの屈折率よ
り屈折率が高いセンタコアおよび前記クラッドの屈折率
より屈折率が低いディプレスト層を出発母材として事前
に合成し、該出発母材の上に前記クラッドの屈折率が高
いセグメント層を、ドーパントとして四塩化ゲルマニウ
ム(GeCl4) を用いて合成する。
【0019】前記光ファイバ母材は、センタコア、ある
いは少なくとも1つのコア部、およびクラッドを有し、
前記クラッドの屈折率より屈折率が高いセンタコアを出
発母材として事前に合成し、該出発母材の上に前記クラ
ッドの屈折率より高いコア部を、ドーパントとして四塩
化ゲルマニウム(GeCl4) を用いて合成する。
【0020】本発明の第2の観点によれば、上記方法を
実施する光ファイバ母材の製造装置が提供される。当該
製造装置は、反応容器と、前記反応容器内に収容された
バーナと、前記反応容器内に収容された出発母材の外周
にスートを合成するように前記出発母材と前記バーナと
を相対移動させる移動手段と、前記バーナに燃焼ガスを
供給する燃焼ガス供給手段と、前記バーナにスート合成
の原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、前記バーナ
にドーパントを供給するドーパント供給手段と、前記燃
焼ガス供給手段から前記バーナに供給される燃焼ガスの
流量を制御する第1のガス流量制御手段と、前記原料ガ
ス供給源から前記バーナに供給される原料ガスの流量を
制御する第2のガス流量制御手段と、前記ドーパント供
給源から前記バーナに供給されるドーパントの流量を制
御する第3のガス流量制御手段と、前記移動手段、前記
第1〜第3のガス流量制御器を制御する制御手段と、ス
ートの堆積面の温度を測定する温度測定手段とを有し、
前記制御手段は、前記バーナで形成される火炎によって
前記出発母材の長手方向および径方向にスートが合成さ
れるように、前記バーナと前記出発母材を相対的に移動
させる制御と出発母材を回転させる制御を行う。本装置
では、出発母材の上にシリカやシリカにAl2O 3,GeO2,B2O
3,P2O5やフッ素等のドーパントをドープしたスートや、
シリカとドーパントをドープしたスートを組合せたスー
ト(たとえば、初めにシリカスートを合成し、次にドー
パントをドープしたシリカ、そしてシリカという様な組
合せ)の合成が行なえる。前記出発母材の上に合成する
クラッドの屈折率より高い屈折率のスートを合成する
時、スート密度が0.1〜0.4g/cm3 で、かつ、
前記温度測定手段の測定値を監視して前記スートの堆積
面の最高温度を300〜600°Cの範囲になるよう
に、かつ、所定の屈折率となるように、前記第1〜第3
のガス流量制御手段を制御して前記原料ガスの供給流
量、前記燃焼ガスの供給流量、前記ドーパントの供給流
量、前記出発母材の回転速度、出発母材と前記バーナと
の相対的なトラバース速度のいずれか、あるいは組み合
わせて制御する。前記燃焼ガス供給手段、原料ガス供給
手段、およびドーパントガス供給手段には、それぞれの
ガスに対してガス流量制御器(マスフローコントローラ
ー)が設けられており、それぞれのガスの流量を独立に
制御できる。
【0021】好ましくは、前記制御手段は、前記出発母
材の上に合成するクラッドの屈折率より高い屈折率のス
ートを合成する条件に対する動作条件を事前に記憶して
おり、その記憶した条件に従って前記スートの合成を行
う。この様にすると、合成中にスートの表面温度を測定
することや、測定した温度に合わせて各種のガス条件や
回転速度やトラバース速度等の制御をする必要もなくて
すむ。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ファイバ母材の
製造方法および光ファイバ母材の製造装置の好適な実施
の形態を添付図面を参照して述べる。
【0023】第1実施の形態 図1〜図3を参照して本発明の第1実施の形態について
述べる。図1(A)は本発明の第1実施の形態において
製造する光ファイバ母材の断面図であり、図1(B)は
光ファイバ母材を製造する出発母材の断面図であり、図
1(C)は図1(A)に図解した光ファイバ母材の屈折
率プロファイルを図解した図であり、縦軸は、クラッド
に対する比屈折率差(Δ)を示す。
【0024】図1(A)において、光ファイバ母材1
は、センタ・コア11と、ディプレスト層13と、セグ
メント層14と、クラッド15とを有する。
【0025】図1(C)において、センタ・コア11の
屈折率はクラッド15の屈折率n0よりΔ11だけ比屈折
率差が高い。ディプレスト層13の屈折率はクラッド1
5の屈折率n0 よりΔ13だけ比屈折率差が低い。セグメ
ント層14の屈折率はクラッド15の屈折率n0 よりΔ
14だけ比屈折率差が高い。
【0026】このような屈折率プロファイルを持つ光フ
ァイバ母材1は、たとえば、海底光ファイバ用、長距離
陸上伝送光ファイバなどに使用される有効断面積を拡大
した光ファイバや分散スロープを小さくした光ファイバ
を製造するために好適に使用される。
【0027】センタ・コア11はクラッド15の屈折率
0 よりΔ11だけ比屈折率差を高めるドーパント、たと
えば、四塩化ゲルマニウム(GeCl4) と、シリカガラス原
料(SiCl4 ) とをバーナに供給し、バーナの火炎内で加
水分解させてSiO2 とGeO2 にして合成し、それら
を出発母材のロッドに吹きつけて石英(SiO2 )スー
トにGeO2 をドープする。ディプレスト層13はクラ
ッド15の屈折率n0 よりΔ13だけ比屈折率差を低下さ
せるドーパント、たとえば、フッ素(F)をディプレス
ト層13をOVD装置で作製したシリカスートに透明ガ
ラス化工程でドープして合成される。セグメント層14
は、センタ・コア11の合成と同様、クラッド15の屈
折率n0 よりΔ14だけ比屈折率差を高めるドーパント、
たとえば、四塩化ゲルマニウム(GeCl4) をスート合成中
にドープして合成する。
【0028】本明細書における、光ファイバ母材(プリ
フォーム)と、光ファイバとの関係を明確にしておく。
光ファイバ母材とは、最終的に光ファイバに線引きする
前のスートを透明ガラス化した径の大きなガラス母材を
いう。光ファイバ母材を線引きして最終的な光ファイバ
を製造したとき、線引条件により光ファイバの屈折率分
布は多少変化するが、光ファイバ母材と光ファイバとは
ほぼ相似形をしている。したがって、光ファイバの断面
も図1(A)に示した光ファイバ母材の断面とほぼ同じ
であり、光ファイバの屈折率も図1(C)に図解したも
のとほぼ同じになる。なお、最終製品の光ファイバに
は、クラッド15の外周に樹脂層が被覆されるが、線引
前の母材なので、図1(A)に図解した光ファイバ母材
1に樹脂被覆はされていない。
【0029】図1(A)は、光ファイバ母材1の概略構
造を示しているにすぎず、実際のセンタ・コア11、デ
ィプレスト層13、セグメント層14、クラッド15の
寸法に正確に比例させた縮尺で図解している訳ではな
い。
【0030】以下、出発母材製造装置において既知の方
法で、図1(B)に図示した、センタ・コア11とディ
プレスト層13とを合成した出発母材120にセグメン
ト層14を合成する方法と装置について述べる。出発母
材120は、既知のVAD法やOVD法で製作する場合
には、図示しない出発母材製造装置(VAD装置あるい
はOVD装置)においてスートが合成され、図示しない
ガラス化装置において透明ガラス化されたセンタ・コア
11およびディプレスト層13とからなる。出発母材
は、MCVD装置で作ることも可能である。図2は図1
(B)に図解したセンタ・コア11とディプレスト層1
3とからなる出発母材120の上にOVD法でセグメン
ト層14部分に相当するスート130を合成するOVD
装置100の構成図である。
【0031】OVD装置100は、OVD法により出発
母材120の上にスート(煤体)を合成(堆積)させる
装置であり、反応容器102と、この反応容器102に
連結して反応容器102から部分的に突出しているバー
ナ収容部103と、バーナ収容部103内に収容された
バーナ101と、バーナ収容部103と対向した反応容
器102の壁面に設けられた排気部104とを有する。
排気部104は燃焼ガスや未堆積粒子などを反応容器1
02の外部に排出する。
【0032】OVD装置100はさらにスピンドル機構
105を有する。スピンドル機構105は出発母材12
0の両端に接続されている支持部材121を把持してい
る1対のチャック106に結合され、出発母材120を
長手方向Lに往復移動させ、かつ、出発母材120の長
手方向を回転軸として出発母材120を回転させる。す
なわち、スピンドル機構105は、出発母材120の外
周にスート(セグメント層部分)130を堆積させるた
め、バーナ101に対して出発母材120を相対往復運
動(トラバース)と出発母材120の軸中心に出発母材
120を回転させる手段である。
【0033】なお、スピンドル機構105は出発母材1
20を回転のみさせ、バーナ101が出発母材120の
長手方向に沿って往復移動させるようにすることもでき
る。しかしながら、本実施の形態においては、スピンド
ル機構105が出発母材120を往復移動させ、かつ、
出発母材120を回転させる場合について述べる。
【0034】バーナ101は、チャック106に把持さ
れて、反応容器102の内部で出発母材120の長手方
向に沿って往復移動しながら、回転される出発母材12
0の外周にスートを堆積するガラス微粒子を含む火炎1
10を形成する。その結果、出発母材120の外周に、
バーナ101で合成されたガラス微粒子が堆積して、セ
グメント層14に該当する第1堆積スート130が合成
される。
【0035】バーナ101には、第1ガス供給ライン1
61を介して燃焼ガス供給装置141から燃焼ガスが供
給され、第2ガス供給ライン162を介して原料ガス供
給装置142から原料ガスが供給され、第3ガス供給ラ
イン163を介して屈折率を高めるドーパントを供給す
るドーパント供給装置143からドーパントが供給され
ている。ここでいうガス供給ラインは、例えば、第1ガ
ス供給ライン161は燃焼用ガス、酸素、水素、シール
ガス等が独立に供給される。図では簡略して1本の線で
示してある。他も同様である。
【0036】燃焼ガス供給装置141は、独立に流量制
御された燃焼ガス、たとえば、水素(H2 )、酸素(O
2 )をバーナ101に供給する。好ましくは、燃焼ガス
供給装置141はさらに、シールガスとして、不活性ガ
ス、たとえば、アルゴン(A r )をもバーナ101に供
給する。
【0037】原料ガス供給装置142は、光ファイバ母
材合成の原料として、流量制御されたガラス原料ガス(S
iCl4) をバーナ101に供給する。
【0038】ドーパント供給装置143は、セグメント
層14の比屈折率差を高めるため、クラッド15の屈折
率n0 よりΔ14だけ比屈折率差を高めるためのドーパン
ト、たとえば、四塩化ゲルマニウム(GeCl4) を流量制御
してバーナ101に供給する。
【0039】バーナ101は、燃焼ガス供給装置141
から供給される燃焼ガスとシールガスにより火炎を形成
し、原料ガス供給装置142から供給されるガラス原料
ガス(SiCl4) と、ドーパント供給装置143から供給さ
れる四塩化ゲルマニウム(GeCl4) を火炎内で加水分解し
て酸化ゲルマニウム(GeO2)とガラス微粒子(SiO2)を合成
し、これらを含む火炎110を出発母材120に吹きつ
けて、粒子を堆積させスート(セグメント層部分)13
0を合成する。このとき、出発母材120にドーパント
としてのGeO2が石英(SiO2)粒子スートにドープされ
て、スートの屈折率を高める。
【0040】出発母材120に堆積したスート(セグメ
ント層部分)130の表面温度を測定する温度センサ1
72が取り付けられている。温度センサ172はスート
合成部分の最高温度を測定可能に取り付けられている。
このような温度センサとしては、非接触的の高温測定可
能な温度計、たとえば、放射温度計や熱画像測定装置
(二次元的に温度を計測する装置)が好ましい。以下、
温度センサ172として、放射温度計を用いた場合につ
いて述べる。また、温度センサ172と出発母材120
のスート合成の最高温度位置と出発母材120の円周に
そって90°ずれた位置の出発母材120の温度を測定
する第2の温度センサ172a、たとえば、放射温度計
172aも取り付けられている。これら温度計172、
172aはスート堆積部分の温度管理に使用する。
【0041】好ましくは、出発母材120に堆積したス
ート(セグメント層部分)130の直径を測定する外径
測定装置、たとえば、レーザ式測距装置(または外径測
定器)174が設けられている。外径測定器174はセ
グメント層14の合成の終了を判断するために使用す
る。なお、後述するように、出発母材120のトラバー
ス回数でセグメント層14の合成の終了を判定すること
もできるので、その場合は外径測定器174を設ける必
要はない。
【0042】OVD装置100にはさらに制御装置17
0が設けられている。制御装置170はOVD装置10
0におけるセグメント層14を合成する動作制御を行う
ものであり、そのような制御としては、たとえば、図示
しない各種ガス流量制御器を制御して燃焼ガス、ガラス
原料ガス、ドーパントの流量の調整、スピンドル機構1
05を制御してトラバース速度、および/または、出発
母材120の回転速度の制御などの動作制御を行う。こ
れら動作制御の詳細は後述する。これらの制御を行うた
め、制御装置170は各種制御プログラムが内蔵されて
いるコンピュータを用いた制御装置である。以下に述べ
る各種の制御は、特に断らない限り、制御装置170に
よって制御される。
【0043】燃焼ガス供給装置141、原料ガス供給装
置142、ドーパント供給装置143からバーナ101
に供給される各種ガスの流量は制御装置170によって
それぞれのそれらの供給量を制御するガス流量制御器を
独立に制御すればよく、トラバース速度および回転数の
制御は制御装置170によってスピンドル機構105を
制御すればよい。これらにより、スートの表面温度、ス
ートの密度を所定の範囲に制御できる。バーナ101と
スート130との距離は、図示しないバーナ移動手段に
よってバーナ101をスート130の長手方向に対して
直交する方向に移動可能にしておき、バーナ移動手段を
制御装置170で制御すればよい。このような制御は既
存のOVD装置100を用いて制御手段170によって
容易に行うことができる。このバーナ移動制御は、出発
母材に堆積したスートの径とバーナ先端との距離を一定
あるいはスート径に対して所定の距離とするために行う
ものである。
【0044】図3の工程図(フローチャート)を参照し
て図2に図解したOVD装置100を用いて図1(A)
に図解した屈折率プロファイルを持つ光ファイバ母材1
のうちセグメント層14部分を製造する方法を述べる。
【0045】工程11(P11):出発母材の製造 図示しない出発母材製造装置において、センタ・コア1
1およびディプレスト層13からなる出発母材120を
製造する。以下、より正確に述べる。
【0046】まずセンタ・コア11の合成について述べ
る。センタ・コア11はクラッド15の屈折率n0 より
Δ11だけ比屈折率差を高めるドーパント、たとえば、四
塩化ゲルマニウム(GeCl4) とガラス原料ガス(SiCl4) を
バーナ101に供給してバーナ101の火炎内で加水分
解して酸化ゲルマニウム(GeO2)とシリカ(ガラス微粒
子、SiO2)の粒子に合成し、これらを出発母材に堆積さ
せる。このように合成されたスートを、図示しないガラ
ス化装置に導入して、脱水・焼結して透明なセンタ・コ
ア11の母材(プリフォーム)を形成する。次いで、脱
水・焼結したセンタ・コア11の母材を火炎延伸してガ
ラスロッドに加工する。
【0047】火炎延伸したガラスロッドを、たとえば、
フッ化水素酸(フッ酸)を用いてウエットエッチングす
る。さらにフッ酸でウエットエッチング処理した石英ガ
ラスロッドを純水で洗浄してフッ酸を排除し、その後、
乾燥させる。ウエットエッチングを行う理由は、火炎延
伸により石英ガラスロッドに伝送損失の原因となる水分
が入るのでそれを排除するためである。
【0048】ついで上記合成されたセンタ・コア11の
上にVAD法またはOVD法でディプレスト層13部分
のシリカスートを合成する。ディプレスト層13の合成
方法は、クラッド15の屈折率よりΔ13だけ比屈折率差
を低めるドーパント、たとえば、フッ素を、ガラス化工
程で脱水後ドープするために用いる他は、センタ・コア
11の合成方法と同様である。
【0049】このように合成されたディプレスト層13
部分について、上記同様、脱水・フッ素ドープ・焼結処
理、火炎延伸処理、ウエットエッチング処理、洗浄・乾
燥処理を行う。このウエットエッチング処理の目的は上
述したとおりである。なお、延伸工程において水分がガ
ラスロッドに入らない場合はフッ酸によるウエットエッ
チング処理を省略できる。
【0050】以上により、センタ・コア11およびディ
プレスト層13からなる、図1(B)に図解した出発母
材120が製造される。
【0051】工程12(P12):セグメント層の合成 セグメント層14部分の合成は下記による。
【0052】(a)上記方法で合成されたセンタ・コア
11およびディプレスト層13からなる出発母材120
の支持部材121をOVD装置100の反応容器102
内のチャック106に取り付ける。
【0053】(b)制御装置170は、図示しない燃焼
ガス、原料ガスおよびドーパントの流量を制御するガス
流量制御器を独立に制御して、バーナ101に燃焼ガス
供給装置141から所望の燃焼ガス、必要に応じて、ア
ルゴンなどの不活性ガスをシールガスとして供給する。
同様に、原料ガス供給装置142から所望のガラス原料
ガス(SiCl4) を供給し、ドーパント供給装置143から
所望のドーパント、たとえば、四塩化ゲルマニウム(GeC
l4) を供給する。その結果、バーナ101の火炎110
内でシリカ(ガラス微粒子、SiO2) と酸化ゲルマニウム
(GeO2)とが合成されて火炎とともに出発母材120に吹
きつけられて出発母材120に堆積する。ドーパントGe
O2は石英ガラスの屈折率n0 よりもΔ14だけセグメント
層14部分の比屈折率差を高めるためにシリカスートに
ドープする。
【0054】(c)制御装置170は、スピンドル機構
105を駆動してバーナ101に対して相対的に、出発
母材120を水平方向に往復移動(トラバース)させ、
かつ、出発母材120の軸を中心に回転させる。
【0055】以上により、出発母材120の外周全面に
ガラス微粒子(SiO2)に酸化ゲルマニウム(GeO2)とがドー
プされたスートが堆積していき、スート(セグメント層
部分)130が合成される。
【0056】制御装置170は、外径測定装置として、
たとえば、レーザ式測距装置174の計測値を入力し、
スート(セグメント層部分)130の直径が所定の値に
到達したとき、図示しない独立に制御しているガス量制
御器を制御して、燃焼ガス供給装置141、原料ガス供
給装置142およびドーパント供給装置143からの各
種ガスの供給を停止させて、スート(セグメント層部
分)130の合成を停止する。なお、制御装置170は
上記方法に代えて、駆動しているスピンドル機構105
の動作に基づいて出発母材120のトラバース回数を計
数し、トラバース回数が所定回数になったときにセグメ
ント層部分130の合成を停止することもできる。すな
わち、1回のトラバース当たり、スートの堆積量がどの
程度になるか事前に求めておくことができるので、トラ
バース回数でセグメント層14のスートの堆積量(径)
を判断することができる。
【0057】工程13(P13):スートの脱水処理 出発母材120の上にセグメント層部分の第1堆積スー
ト130の合成が終了したら、出発母材120とスート
130とが一体になったロッドをチャック106から外
して反応容器102の外部に取り出し、図示しないガラ
ス化装置のガラス化炉に導入して、ガラス化炉に導入し
たヘリウム、酸素、塩素ガス雰囲気でスート130の脱
水処理を行う。
【0058】工程14(P14):焼結処理 ガラス化装置のガラス化炉内にヘリウムガスを供給し、
場合によってはさらに塩素および酸素ガスを供給したヘ
リウムガス雰囲気で、脱水処理されたスート130を焼
結処理する。この焼結処理によって透明ガラス化したセ
グメント層14部分が製造できる。
【0059】工程15(P15):火炎延伸 透明ガラス化したロッドを火炎延伸処理して、センタ・
コア11とディプレスト層13からなる部分と、セグメ
ント層14とが一体化した図1(C)に図解した屈折率
プロファイルを持つ中間光ファイバ母材1が製造され
る。
【0060】工程16(P16):クラッドの合成 上記中間光ファイバ母材1の外周にクラッド15を合成
して、最終の光ファイバ母材を合成する。クラッド15
の合成方法としては、セグメント層14を合成した方法
と類似した方法で行うことができる。ただし、クラッド
15の合成の場合はセグメント層の合成のようにドーパ
ントのドープは行なわない。クラッド15の合成方法と
しては、その他、たとえば、合成管をジャケットとして
行うことができる。
【0061】以下、工程12におけるスート(セグメン
ト層部分)130の合成方法の詳細について述べる。
【0062】セグメント層の屈折率の制御は、セグメン
ト層14の合成に際して、原料ガス供給装置142から
バーナ101に供給するガラス原料ガスを四塩化ケイ素
(SiCl4) とし、ドーパント供給装置143から供給する
ドーパントを四塩化ゲルマニウム(GeCl4) とした場合、
主として、図示しないガス流量制御器によりGeCl 4
の流量を調整することにより、セグメント層14の屈折
率のプロファイルを制御できる。このようなGeCl4
の流量の制御方法を実施する方法としては、たとえば、
事前に種々の場合について測定しておき、その結果を制
御装置170に記憶させておき、制御装置170に記憶
された結果に基づいてセグメント層14の形状に応じて
GeCl4 の流量制御を行う。
【0063】または、バーナ101に供給するガス(燃
焼ガスおよび原料ガス)を一定にしておき、スピンドル
機構105による出発母材120のバーナ101に対す
る往復運動(トラバース)の速度や出発母材120の回
転速度を制御することにより、セグメント層14のスー
ト密度を制御できる。したがって、種々のスート径に対
してトラバース1回当たりのスート堆積量、供給するガ
ス(燃焼ガスおよび原料ガス)条件との関係を実験によ
り事前に調査しておき、その結果を制御装置170に記
憶しておけば、トラバース回数によるスート径の変化に
対応して制御装置170は燃焼ガスおよび原料ガスの供
給量を制御するガス流量制御器を制御してスートの密度
を径方向に均一あるいは所望の値に制御できる。この場
合は、スートの表面温度を測定する放射温度計172
は、単に温度のモニターとして使う。
【0064】さらに、(a)スート130のスート堆積
部の最高表面温度を放射温度計172で測定し、その温
度測定結果を制御装置170に入力し、測定したそのス
ート130の堆積面の最高温度を所定の範囲内に維持さ
れるように、燃焼ガス供給装置141、原料ガス供給装
置142からバーナ101に供給されるこれらガスの量
を適切に調整し、(b)バーナ101とスート130と
の距離を適切に制御し、(c)スピンドル機構105に
よる出発母材120のトラバース速度を制御し、(d)
出発母材120の回転数を調整することにより、スート
密度を調整できる。さらに、このように、スート密度と
堆積面の最高温度を適切にするとドーパントとしてのゲ
ルマニウム(GeO2 )の収率を向上でき、さらに屈折
率分布の変動(脈理)が小さくなる。これは、スート密
度を従来よりも低くすることにより、ガラス化工程中で
のGeO2 の拡散や結晶性のGeO2 の揮発によりGe
2 が均一化するものと考えている。
【0065】最高温度 実験によれば、スート130の堆積面の最高温度を30
0〜600°Cの範囲に維持すると良い。スート堆積面
の温度が300°Cより低すぎると、スート密度が下が
りすぎてクラックが入り易く、大きな径のスートが合成
が困難になる。逆に、スート堆積面の温度が600°C
より高すぎると、GeO2 が均一にスートにドープされ
難くなり、またスート表面の温度差も大きくなるので、
温度の異なるスート面で堆積することにより、屈折率の
変動(脈理)が大きくなった。脈理が大きくなると、屈
折率の非破壊による測定が出来なくなるという問題が発
生する。これにより、ファイバの特性予測が全く出来な
く、製造上致命的な問題となる。実験によれば、クラッ
クが発生せず、脈理も小さくでき、しかも安定した製造
が出来る様にするためには、350°C〜550°Cの
範囲に維持することが好ましいことが判った。
【0066】このような温度制御に関して、火炎の燃焼
温度が高いバーナを使用した場合は、制御装置170に
よってスピンドル機構105を制御して、堆積スート1
30の回転速度およびトラバース速度を速くすること
で、主としてトラバース速度を速くすることでスート1
30の表面温度を調節する。逆に、火炎の燃焼温度が低
いバーナを使用した場合、制御装置170によってスピ
ンドル機構105を制御して、スート130の回転速度
とトラバース速度の両方あるいは一方を遅くすること
で、主としてトラバース速度を遅くすることで、スート
130の表面温度を調節する。また、バーナと出発母材
との距離を近づけることと組み合わせることで前記条件
を実現できる。
【0067】温度分布 さらに、スート130が堆積される放射温度計172で
測定している最高温度地点(第1地点)と、スート13
0の円周方向に所定の距離を隔てた第2の放射温度計1
72aで測定している位置(第2地点)の温度が所定の
温度差以内に維持することでドーパントの濃度を均一に
できる。ここで述べたドーパント濃度分布はバーナ火炎
で堆積する部分の局所的な分布であり、本願発明者は、
この局所的なドーパントの分布が脈理の原因であること
をつきとめた。
【0068】そのためには、制御装置170を用いて下
記の制御を行う。 (aa)スート130の最高温度地点(第1地点)、た
とえば、バーナ101の中心がスート130に吹きつけ
る第1地点の表面温度を放射温度計172で測定してそ
の温度測定結果を制御装置170に入力する。 (bb)さらに、スート130の最高温度地点(第1地
点)から円周に沿って90°離れた第2位置の表面温度
を第2の放射温度計172aで測定してその温度測定結
果を制御装置170に入力する。 (cc)制御装置170は、スート130の堆積面の第
1地点の最高温度を上述した温度範囲以下に維持しつ
つ、第1地点の表面温度(放射温度計172の測定値)
と第2地点と表面温度(第2放射温度計172aの測定
値)との温度差が所定の範囲以内に維持されるように、
下記の処理を行う。
【0069】(イ)バーナ火炎の大きなバーナを選定す
る(出発母材の径に対して火炎の大きさが2〜10倍大
きくする)。 (ロ)スピンドル機構105を駆動制御してバーナ10
1に対する出発母材120のトラバース速度(または、
トラバース速度と回転速度とを制御し)を制御し、 (ハ)それぞれのガス流量制御器を制御して、燃焼ガス
供給装置141、原料ガス供給装置142からバーナ1
01に供給されるそれぞれのガスの流量を適切に調整
し、 (ニ)好ましくは、バーナ101とスート130との距
離を適正化する。
【0070】なお、第1地点の温度と第2地点の温度の
差は極力小さいほうが好ましいことは勿論である。その
ような温度差としては、たとえば、0〜90°である。
工程(イ)、(ハ)、(ニ)はバーナ火炎の大きさを適
正化(大きくする)し、均一化する。工程(ロ)はスー
ト表面の火炎のあたり方を調整して均一化する効果を利
用している。この様に、種々の出発母材の径やスート径
に対して一度条件が決まると、その条件を制御装置17
0のメモリに記憶しておけば、そのつど温度制御をする
必要はなくなる。
【0071】以上のように本願発明者の研究によれば、
上述したセグメント層14の適正なバーナを選定し合成
条件を適切に行えば、OVD装置100を用いてセグメ
ント層14を合成するときのドーパント、たとえば、四
塩化ゲルマニウム(GeCl4) の消費量が少なくてすみ、脈
理が少なく、非破壊で屈折率を測定可能な屈折率プロフ
ァイルを持つ中間光ファイバ母材1を製造できることが
判った。本発明の好ましいことは、図2に例示した基本
的に既存のOVD装置100を活用して上記合成条件で
合成することにより上述した目的に則した中間光ファイ
バ母材が製造できることである。
【0072】スート密度 本発明者の実験によれば、出発母材120に堆積するス
ートの密度を0.1〜0.4g/cm3 の範囲とする
と、上述した目的を達成するセグメント層14を合成で
きることが判った。好ましくは、スート密度を0.15
〜0.3g/cm 3 にすると、脈理を低減でき、非破壊
で屈折率分布を測定できた。
【0073】なお、図1(C)に図解した屈折率プロフ
ァイルを持つ光ファイバ母材1の製造のための従来のス
ート密度は、たとえば、特開平1−145346号公報
によると、0.2〜0.8g/cm3 以上と示されてい
る。このように本発明の実施の形態によればスート密度
が従来例より比較的小さい方である。ただし、スート密
度を下げただけでは屈折率の変動(脈理)が小さくなら
ない。そのためには、上述したように、スート堆積面の
温度を管理することが重要である。その理由は、GeCl4
が火炎内で粒子化する割合が少なく、気体のGeO の状態
でいるために、スート表面でも反応すると思われる。ス
ート表面で反応するGeO はスート表面温度に依存するの
で、スート表面温度によりGeO2の分布が発生するためと
考えられる。又、平均的なスート密度が同じでも本発明
では表面温度が従来よりも低いために、バーナの火炎で
局所的に堆積するスート密度を均一化できるために、Ge
O2の局所的な均一性も大幅に改善したと考えている。
【0074】本実施の形態のようにスート密度を低密度
とすること、および、適切に温度管理することで、スー
ト合成時の堆積面でのGeO2 のシリカ(ガラス)粒子
への取り込みを適正化できるために、効率的にスートに
GeO2 をドープでき、GeO2 の収率を向上できる。
たとえば、従来の2〜10倍改善できた。さらに上述し
たように、堆積面の温度を管理することで、均一なスー
ト密度と、局所的にも均一なGeO2 のドーピングが行
えるので、屈折率の変動(脈理)が小さくなる。非破壊
で屈折率を測定する場合、母材の外周よりレーザ光を入
射させて、そのレーザ光を断面内を移動させて、母材を
透過してきたレーザ光の屈折角を測定するが、脈理が強
いと母材中で脈理の強い所で光が異常に屈折、散乱して
しまい、正しく屈折角が測定できなくなり、従来は正し
い屈折率が測定出来なかったが、本発明では、脈理が小
さく出来たので、非破壊で屈折率が正しく測定出来る様
になった。さらに本実施の形態では、ガラス化時にスー
ト密度が低いために局所的にドーパント密度が高い所の
ドーパントがガラス化工程で、シリカ中に拡散するため
に、屈折率の変動(脈理)を小さくできる効果があると
考えている。
【0075】スート密度の調整は上述したように、制御
装置170によって放射温度計172、172aで測定
したスート130の堆積面の温度が所定範囲になるよう
に各種ガス流量制御器を制御して燃焼ガス供給装置14
1、原料ガス供給装置142からバーナ101に供給さ
れる各種ガスの量を制御し、制御装置170によってス
ート130のトラバース速度(またはトラバース速度お
よび回転数)を制御する。スート130の径は合成によ
って太くなり、バーナ101とスート130との距離が
縮まるから、制御装置170でバーナ移動手段を制御し
てバーナ101と堆積スート130との距離を一定に維
持することが望ましい。
【0076】バーナ101とスート130との距離を調
整することで高温バーナまたは低温バーナに対応でき
る。しかしバーナ101の位置は最適な位置があり調整
量が少ないのが一般的である。ここでいう高温バーナ、
低温バーナは火炎の温度と大きさに対して言っており、
一般に高温バーナの方が大量の原料を粒子化できるバー
ナである。
【0077】上述したように、スート密度を低くするこ
とに加えてスート堆積面の温度分布を上述した範囲とす
ることで、屈折率の変動(脈理)を小さくすることが判
った。その結果、より高濃度なGeO2 をドープしても
屈折率の変動(脈理)を小さくすることができ、非破壊
方式で屈折率の測定が可能になった。また、火炎の温度
はガラス原料(SiCl4 )の量に依存するので、スー
ト密度を所定の範囲(0.1〜0.4g/cm3 )と
し、かつスート合成速度を0.4〜2.5g/分とする
ことでも、上記同様の効果を得ることができることが実
験的に判った。これは、あまり大量の原料を投入すると
脈理が大きくなるのは、火炎内でガラスやドーパント原
料が反応しきれずにスート表面に到達し、スート表面の
温度の異なる所で反応し堆積が起こるために、ドーパン
トが不均一にドープされるためと考えられる。又、合成
速度が遅いと生産性が低下してしまい、実用的でなくな
る。
【0078】第1実験例 下記に本発明の第1実施の形態の実験例と、比較例とを
下記表1を参照して述べる。この実験例は、上述したよ
うに、本実施の形態におけるスートの密度を、たとえ
ば、0.1〜0.3g/cm3 にする条件の1例であ
る。
【0079】
【表1】 本発明 従来 出発母材径 φ12mm φ12mm 原料供給率 SiCl4 17g/分 30g/分 GeCl4 0.2g/分 5g/分 回転数 300RPM 200RPM トラバース速度 700mm/分 600mm/分 最高堆積面温度 550°C 650°C 平均合成速度 0.7〜2g/分 4〜10g/分 比屈折率差 0.25〜0.35% 0.25〜0.35%
【0080】本実験例のようにスート密度を低くする
と、従来方法に比較して原料を多く供給できず合成速度
は低くなるが、粒子合成温度と堆積面の温度を適正化す
ることで、GeCl4 の反応効率が向上するので、Ge
2 の収率を改善できる。なお、原料供給量はもちろん
使用するバーナにより異なる。本実験例では、従来方法
に比較すると、スート130の合成時間は長くなるが、
VAD法に比較すると、依然として格段に合成時間は速
いので、合成時間、すなわち、生産性に関して、VAD
法を適用するより利益がある。
【0081】このようにして合成したスートをガラス化
して非破壊の屈折率測定をしたところ、非破壊で屈折率
分布の測定が可能であり、屈折率の分布も均一で屈折率
の変動が小さかった。したがって、歩留りの高い光ファ
イバ母材が製造できることが判った。屈折率分布の測定
ができなかった時は、歩留が20%以下であったが、5
0%以上に向上できた。
【0082】第1実施の形態の変形態様 上記スート密度はドーパントとして四塩化ゲルマニウム
(GeCl4) を用いてスートにGeO2 をドープするスート
の部分、すなわち、本実施の形態ではセグメント層14
部分についてだけの制限であり、ドーパントをドープし
ない部分には本発明を適用する必要はない。すなわち、
上述したように、本実施の形態を適用すると従来方法よ
りスート130の合成時間は長くなると述べたが、スー
ト130の合成時間が延びるだけであり、光ファイバ母
材を構成するその他の部分の合成時間は従来と同様であ
る。
【0083】たとえば、図1(A)に図解したように、
センタ・コア11、ディプレスト層13およびセグメン
ト層14からなる光ファイバ母材1に加えて、セグメン
ト層14の外周に石英ガラス微粒子のみからなる屈折率
0 のクラッド15の一部又は全てを、上記セグメント
層14のスート合成に引き続いて、シリカスートとして
堆積する場合には、クラッド15部分のスート密度は従
来の通り、高くてもかまわない。この場合、好ましく
は、クラッド15のためのシリカ堆積初期は、4〜20
回の母材のトラバースで、GeO2 をドーパントとする
セグメント層14とほぼ同じ密度とする方が良い。これ
はシリカ堆積によってすでに堆積したドーパント(Ge
2 )層が影響される(密度が変わる)屈折率の変動が
大きくなるからである。
【0084】以上述べたように、本発明の第1実施の形
態によれば、スート密度を低密度とし、スート堆積面の
最高温度、300〜600°C(好ましくは、450〜
580°C)の範囲に管理することで、スート合成時の
堆積面でのGeO2 のシリカ粒子への取り込みを適正化
できるので効率的にGeO2 をドープでき、結果として
GeO2 の収率を向上できた。
【0085】また、スート内の屈折率の変動(脈理)を
小さくでき、また、スート密度が低いためにガラス化工
程での屈折率変動(脈理)がドーパントの拡散や揮散に
より小さくできた。その結果、非破壊方式で屈折率を測
定できたものと考えている。
【0086】さらに、スート130の最高温度地点(第
1地点)から円周に沿って、たとえば、90°離れた第
2位置の表面温度を所定の温度差、たとえば、0〜90
°C以内に維持するようにスート堆積面の温度分布を所
定の範囲にすることで、屈折率の変動を一層改善でき
る。このように、第1実施の形態によれば、より高濃度
なGeO2 のドープが可能となる。すなわち、バーナ火
炎によるスートの堆積面でのGeO2 のドープがより均
一に出来るために脈理が低減するので、屈折率分布の測
定が可能となり、GeO2 のドープ濃度を高くすること
が可能になる。
【0087】スート合成速度 さらに、単位時間に出発母材に堆積するスート量(g/
分)、すなわち、合成速度と、スート密度とを所定の範
囲とすることで、GeO2 の収率を改善でき、また屈折
率の変動を小さくできた。これにより、非破壊で屈折率
分布の測定が可能となる。その理由は、バーナ火炎内に
供給する原料を適正化したために、火炎内での原料の反
応効率が向上し、原料が効率良く粒子化できる。これに
よりドーパントとしての四塩化ゲルマニウム(GeCl4) が
有効に粒子化出来るからである。特に、GeO2 の収率
が高くできる燃焼ガスおよびガラス原料(SiCl4
条件とすることで、GeO2 が火炎内で効率良く合成で
きる。しかも堆積面での温度が適切な範囲に出来るので
(スート密度は堆積面での火炎の温度と滞在時間(回転
・トラバース速度)で決まる)GeO2 の堆積面でのド
ーピングが比較的均一に行える。
【0088】スート合成速度は出発母材の外径に依存す
るが、出発母材径が10mm〜25mm程度とすると、
0.5〜2.5g/cm3 が好ましい。スート合成速度
が0.5g/cm3 以下の場合、スート合成の生産性が
低すぎる。逆に、スート合成速度が2.5g/cm3
越えると、ガラス原料が充分反応しなかったり、スート
堆積面の温度が上がりすぎて温度むらが起きたり、屈折
率の局所的な変動が起きたり、GeO2 の収率が低下し
た。
【0089】本発明の発明者の行った実験によれば、上
述した合成速度以上の速い合成速度では、屈折率分布の
変動が小さくならず、種々のガス条件、トラバース速度
(最大1000mm/分)、母材の回転速度(最大60
0rpm)、スート堆積面温度(650〜800°C)
では脈理が大きく非破壊での屈折率の測定が正しく行え
なかった。
【0090】第2実施の形態 本発明の第2実施の形態では、図1(A)に図解した光
ファイバ母材1のセグメント層14およびクラッド15
を、図4に図解したバーナ駆動型のOVD装置100A
を用いて合成する例について述べる。
【0091】出発母材120の合成方法およびガラス化
装置54における透明ガラス化処理方法は、第1実施の
形態と同じである。
【0092】図4に図解したバーナ駆動型のOVD装置
100Aの構成を述べる。OVD装置100Aは、反応
容器102、反応容器102内において出発母材製造装
置52によって合成されたセンタ・コア11とディプレ
スト層13とからなる出発母材120を支持部材121
を介して把持するチャック106と、チャック106を
介して出発母材120を回転させるスピンドル機構10
5と、スピンドル機構105を回転させるモータ107
とを有する。
【0093】OVD装置100Aは、反応容器102と
は別のバーナ収容部103と、バーナ収容部103内に
収容されたバーナ101と、バーナ101と係合しバー
ナ101を出発母材120の長手方向に沿って往復移動
させる駆動ネジ181と、駆動ネジ181を回転させる
モータ182とからなるバーナ駆動系180を有する。
【0094】OVD装置100Aには、バーナ収容部1
03に隣接してバーナ101に流れるエアーの流れを整
流する整流ボックス190と、整流ボックス190と対
向する反応容器102に側壁に設けられたリデューサ部
192と、リデューサ部192に接続され図示しないス
クラバに排気ガスを排出する排気管部194とを有す
る。
【0095】OVD装置100Aには、図2に図解した
OVD装置100と同様、バーナ101に燃焼ガスを供
給する燃焼ガス供給装置141、原料ガスを供給する原
料ガス供給装置142、ドーパントを供給するドーパン
ト供給装置143、これらのガスの流量を独立に制御す
る図示しない複数のガス流量制御器、および、図2の制
御装置170に対応する制御装置170Aを有する。
【0096】第2実施の形態においても、光ファイバ母
材から光ファイバを製造する方法は第1実施の形態と同
じである。さらに、図3を参照して述べた光ファイバ母
材1のセグメント層14部分の製造も基本的に第1実施
の形態と同様である。
【0097】第2実施の形態においても、図示しない出
発母材製造装置において、VAD法でセンタ・コア11
部分のコア母材を四塩化ゲルマニウム(GeCl4) をドープ
して合成し、ガラス化装置で脱水し焼結してコア母材と
し、電気炉で延伸して所定の長さと径にする。次いで、
センタ・コア11の上にディプレスト層13部分のシリ
カスートを堆積し、ガラス化装置で脱水し、その後、ガ
ラス化装置においてフッ素雰囲気でフッ素をドープし、
さらに焼結して出発母材120を製造する。
【0098】このように製造された出発母材120をバ
ーナ駆動型のOVD装置100Aの反応容器102内に
導入してチャック106で把持する。把持した状態で、
制御装置170Aが左右のモータ107の同期をとりつ
つ回転制御してスピンドル機構105を回転させて反応
容器102内の出発母材120を回転させる。同時に制
御装置170Aは、モータ182を回転させて駆動ネジ
181を回転させ、駆動ネジ181の回転に応じてバー
ナ101を出発母材120の長手方向に沿って往復移動
(トラバース)させる。このトラバース動作中に、バー
ナ101からドーパントを含む火炎110が出発母材1
20に吹きつけられると、センタ・コア11およびディ
プレスト層13からなる出発母材120の上に、セグメ
ント層14部分のスートが堆積されていく。
【0099】セグメント層14のスート合成に際して、
第1実施の形態と同様、制御装置170Aは、複数のガ
ス流量制御器を制御して燃焼ガス供給装置141、原料
ガス供給装置142、ドーパント供給装置143からバ
ーナ101に供給されるガスの流量を制御して第1実施
の形態と同様にスート密度制御を行いながら、セグメン
ト層14部分のスートの合成を行う。スート密度制御に
関しては、あらかじめ決定しておいたトラバース回数に
対応したバーナ条件(燃焼ガス、原料ガス、ドーパント
流量)と、トラバース速度や、出発母材の回転数を制御
手段170Aに記憶させておき、制御手段170Aが記
憶した情報を参照してスート合成を行うこともできる。
なお、バーナ条件を変える場合や、スートの成長に伴い
スート堆積状態が大きく変化する可能性があるので、制
御手段170Aでスート密度を制御する場合、トラバー
ス速度や出発母材の回転速度を調整することが望まし
い。
【0100】スート130の合成に寄与しなかった火炎
はリデューサ部192および排気管部194を介してス
クラバに排出される。すなわち、バーナ101が移動す
るために、排気部がリデューサ部192と排気管部19
4に分割されている。リデューサ部192で各位置のバ
ーナ101からの火炎110の排気を中心に集めてい
る。
【0101】スート合成の具体例を述べる。第2実施の
形態においては、堆積スート(セグメント層部分)13
0のスート密度を0.1〜0.4g/cm3 とし、合成
速度を0.4〜2.5g/分以下とした。好ましくは、
スート密度を0.15〜0.3g/cm3 とし、合成速
度は0.8〜2.0g/分とした。
【0102】上述したように、スート密度は低すぎる
と、たとえば、0.1g/cm3 未満になると、スート
にクラックがかなりの確率で入った。またスート密度が
高すぎると、たとえば、0.4g/cm3 以上になる
と、屈折率の変動が大きくなった。クラックについて
は、バーナのトラバースの両端近傍に補助バーナを設
け、スートの両端部を加熱し焼きしめること(密度を高
める)により、より低密度まで合成できた。しかし、ス
ートが太くなると合成後に割れることがあり、上記密度
範囲が好ましい。
【0103】スート合成速度が遅すぎると、たとえば、
0.4g/分未満になると、スート(セグメント層部
分)130の合成の生産性が落ちる。逆に合成速度が速
すぎると、たとえば、3.0g/分以上になると、原料
が完全に反応しなかったり、スート130の堆積面の温
度が上がりすぎてスート表面の温度ムラが大きくなり、
屈折率の揺らぎを大きくすると共に、スートに対するG
eO2 の収率が低下する。これは、合成速度を上げるた
めには多くのガラス原料が必要となるが、この原料を反
応させるためには高温の火炎としなければならない。そ
のために四塩化ゲルマニウムが粒子化せずに収率が低下
し、また、スート表面の温度が高くなるとともに温度分
布ができ、スート表面でのGeO2 のスートへの取り込
まれる状態がスートの各位置で変化してしまい、脈理を
発生させるものと思われる。したがって、スート合成速
度を0.4〜2.5g/分の範囲にした。
【0104】下記表2に第2実施の形態の実験値とし
て、ノズルバーナを用いて上記スート密度0.1〜0.
3g/cm3 を満足する合成条件の1例を示す。
【0105】
【表2】 本発明 従来 出発母材径 φ16mm φ16mm 原料供給率 SiCl4 15g/分 35g/分 GeCl4 0.2g/分 5g/分 母材回転数 300RPM 200RPM トラバース速度 1000mm/分 600mm/分 合成速度 1.6g/分 平均3.0g/分
【0106】ここで言う合成速度は、トラバース200
回後のスート重量を合成時間で割った平均合成速度であ
る。このような合成条件で堆積スート130を合成した
結果、シリカに対してほぼ同一の屈折率差を得ることが
できた(比屈折率差で0.3%)。また合成したスート
をガラス化して非破壊の屈折率測定をしたところ、測定
が可能であった。換言すれば、屈折率の局所的な変動も
小さくなったためと推定される。
【0107】本実験値によれば、GeO2 の収率は従来
製法よりも5〜10倍に改善できた。但し、合成速度は
低下した。なお、従来は非破壊の屈折率測定が不可能で
あったが、本発明では可能となった。
【0108】このように本発明の第2実施の形態も第1
実施の形態と同様の効果を奏することができた。第2実
施の形態もバーナ駆動型のOVD装置100Aという既
存の設備を用いて、制御装置170Aで適切にスート合
成条件に制御することで、上述した光ファイバ母材1を
合成できるという利点がある。
【0109】第2実施の形態の変形態様 第2実施の形態についても、図1(A)に図解した光フ
ァイバ母材1を製造できる。すなわち、上述したスート
密度の管理をセグメント層14の製造についてのみ行
い、セグメント層14の上にクラッド15を製造する条
件および方法は、従来の条件および方法で行うことがで
きる。
【0110】このように、本発明はドーパントをドープ
する工程にのみ関係しており、その過程においてドーパ
ントの収率を向上させ、屈折率の局所的な変動(脈理)
を小さくできるという効果を奏する。
【0111】その他の変形態様 本発明は図1(A)〜(C)に図解した屈折率プロファ
イルを持つ光ファイバ母材1の製造に限らず、その他の
種々の光ファイバ母材、たとえば、図5(A)、(B)
に図解した屈折率プロファイルを持つ光ファイバ母材2
の合成にも適用できる。図5(A)に図解したM型の屈
折率プロファイルを持つ光ファイバ母材2は、センタ・
コア21、第2コア23、第3コア25、クラッド27
からなり、その屈折率は、図5(B)に図解したよう
に、クラッド27の屈折率をn0 とすると、センタ・コ
ア21の屈折率はn0 より比屈折率差Δ21だけ低く、第
2コア23の屈折率はn0 より比屈折率差Δ23だけ高
く、第3コア25の屈折率はn0 より比屈折率差Δ25
け高い。
【0112】出発母材120としてセンタ・コア21を
図示しない出発母材製造装置で製造し、第2コア23、
第3コア25およびクラッド27を上述した、図2のO
VD装置100または、図4のバーナ駆動型のOVD装
置100Aで製造することができる。この場合も、クラ
ッド27より屈折率が高い第2コア23、第3コア25
の製造部分に第1実施の形態および第2実施の形態にお
いて上述したスート密度制御とスート堆積面の温度分布
制御を行うことにより、ドーパントの収率が高く、屈折
率分布が均一な光ファイバ母材2が製造できる。
【0113】変形態様 上述した実施の形態では、クラッドの屈折率より屈折率
を高めるドーパントとして四塩化ゲルマニウム(GeCl4)
を使用した場合を例示したが、本発明の実施の形態に際
して、クラッドの屈折率より屈折率を高めるドーパント
はGeCl4 には限定されず、その他の種々のドーパン
トを用いても上記同様の効果を奏することができる。特
に、本発明においてはドーパントの酸化物が気化しやす
いドーパント、たとえば、B203やP205等を用いた場合、
有効である。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、ドーパントをドープす
る過程においてスート密度が所定の範囲で、かつ、スー
ト表面の温度が所定の範囲になるように、スート合成を
することにより、ドーパントの収率を向上させ、かつ、
屈折率の局所的な変動(脈理)が少ない光ファイバ母材
を製造でき、非破壊による屈折率測定が可能となった。
【0115】上述のごとく脈理が少ない光ファイバ母材
の製造は光ファイバ母材の歩留りか高くなることを意味
しており、本発明によれば、光ファイバ母材を低価格で
製造できる。
【0116】さらに、脈理が少ない光ファイバ母材を用
いて光ファイバを製造すると、伝送損失が小さく、偏波
モード分散が少ないなどの伝送性能の良好な光ファイバ
となることも期待できる。
【0117】本発明の光ファイバ母材の製造は既存のO
VD装置を用いることができ、光ファイバ母材の合成方
法を最適化することで達成されるから、本発明の実施に
は製造整備の大幅な改良、整備の増加など価格高騰に至
る問題か起きない。したがって、容易に本発明を実施で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の実施の形態で製造される
光ファイバ母材の断面図であり、図1(B)は出発母材
の断面図であり、図1(C)は図1(A)に図示した光
ファイバ母材の屈折率プロファイルを図示した図であ
る。
【図2】図2は本発明の第1実施の形態としてのOVD
装置の構成図である。
【図3】図3は図2に図示したOVD装置を用いて図1
(A)に図示したセグメント層な合成する工程を示した
工程図である。
【図4】図4は本発明の第2実施の形態としてのOVD
装置の構成図である。
【図5】図5(A)は本発明の実施の形態で製造される
さらに他の光ファイバ母材の断面図であり、図5(B)
は図5(A)に図示した光ファイバ母材の屈折率プロフ
ァイルを図示した図である。
【符号の説明】 1、1A・・光ファイバ母材 11・・センタ・コア、13・・ディプレスト層 14・・セグメント層、15・・クラッド 2・・光ファイバ母材 21・・センタ・コア、23・・第2コア 25・・第3コア、27・・クラッド、29・・樹脂被
覆層 100・・OVD装置 101・・バーナ、102・・反応容器、103・・バ
ーナ収容部 104・・排気部、105・・スピンドル機構、106
・・チャック、107・・モータ、110・・火炎 120・・出発母材、130・・スート 141・・燃焼ガス供給装置、142・・原料ガス供給
装置 143・・ドーパント供給装置、170、170A・・
制御装置 172,170a・・放射温度計(非接触式光温度セン
サ) 174・・外径測定器(レーザ式測距装置) 180・・バーナ駆動系 181・・駆動ネジ、182・・モータ 190・・整流ボックス、192・・リデューサ部 194・・排気管部
フロントページの続き (72)発明者 井上 克徳 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 4G021 EA03 EB01 EB11 EB26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外付法(OVD法)でセンタコア部分を含
    む出発母材に、少なくともクラッドの屈折率より屈折率
    を高めるドーパントを含むガラス微粒子を堆積させて屈
    折率を変化させる部分のスート母材を合成して光ファイ
    バ母材を製造する光ファイバ母材の製造方法において、 前記屈折率を高める部分のスートを合成する時、スート
    密度が0.1〜0.4g/cm3 の範囲で、かつ、前記
    スートの堆積面の最高温度を300〜600°Cに制御
    して前記スートの合成を行う、 光ファイバ母材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記スートを合成するときのスート密度を
    0.1〜0.4g/cm3 の範囲に維持し、前記スート
    の堆積面の最高温度を300〜600°Cに維持し、合
    成速度を0.5〜2.5g/分の範囲で、前記スートの
    合成を行う、 請求項1記載の光ファイバ母材の製造方法。
  3. 【請求項3】スートの堆積面の最高温度を前記最高温度
    範囲以下に制御し、かつ、堆積されたスートの最高温度
    位置から円周方向にほぼ90度の離れた位置の温度と最
    高温度との差を0〜90°Cの範囲に維持して、前記ス
    ート母材を合成する、 請求項1または2記載の光ファイバ母材の製造方法。
  4. 【請求項4】前記光ファイバ母材は、センタコア、ディ
    プレスト層、セグメント層およびクラッドを有し、 前記クラッドの屈折率より屈折率が高いセンタコアおよ
    び前記クラッドの屈折率より屈折率が低いディプレスト
    層を出発母材として事前に合成し、該出発母材の上に前
    記クラッドの屈折率が高いセグメント層をドーパントと
    して四塩化ゲルマニウム(GeCl4) を用いてOVD法にて
    合成する、 請求項1〜3いずれか記載の光ファイバ母材の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記光ファイバ母材は、センタコア、ある
    いは少なくとも1つのコア部、およびクラッドを有し、 前記クラッドの屈折率より屈折率が低い部分を含むセン
    タコア部を出発母材として事前に合成し、該出発母材の
    上に前記クラッドの屈折率より高いコア部をドーパント
    として四塩化ゲルマニウム(GeCl4) を用いてOVD法で
    合成する、 請求項1〜3いずれか記載の光ファイバ母材の製造方
    法。
  6. 【請求項6】反応容器と、 前記反応容器内に収容されたバーナと、 前記反応容器内に収容された出発母材の外周にスートを
    合成するように前記出発母材と前記バーナとを相対移動
    させる移動手段と、 前記バーナに燃焼ガスを供給する燃焼ガス供給手段と、 前記バーナにスート合成の原料原料ガスを供給する原料
    ガス供給手段と、 前記バーナにドーパントを供給するドーパント供給手段
    と、 前記燃焼ガス供給源から前記バーナに供給される燃焼ガ
    スの流量を制御する第1のガス流量制御手段と、 前記原料ガス供給源から前記バーナに供給される原料ガ
    スの流量を制御する第2のガス流量制御手段と、 前記ドーパント供給源から前記バーナに供給されるドー
    パントの流量を制御する第3のガス流量制御手段と、 前記移動手段、前記第1〜第3のガス量制御器を制御す
    る制御手段と、 スートの堆積面の温度を測定する温度測定手段と、 を有し、 前記制御手段は、 前記バーナで形成される火炎によって前記出発母材の長
    手方向および径方向にスートが合成されるように、前記
    バーナと前記出発母材を相対的に移動させ、かつ前記出
    発母材を回転させ、 前記出発母材の上に合成するクラッドの屈折率より高い
    屈折率のスートを合成する時、スート密度が0.1〜
    0.4g/cm3 の範囲で、かつ、前記温度測定手段の
    測定値を監視して前記スートの堆積面の最高温度を30
    0〜600°Cの範囲になるように、前記第1〜第3の
    ガス量制御手段を制御して前記原料ガスの供給量、前記
    燃焼ガスの供給量、前記ドーパントの供給量、前記出発
    母材の回転速度、出発母材と前記バーナとの相対的なト
    ラバース速度のいずれか、または、これらを組み合せて
    制御する、 光ファイバ母材の製造装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記スートを合成すると
    きのスート密度を0.1〜0.4g/cm3 の範囲に維
    持し、前記スートの堆積面の最高温度を300〜600
    °Cに維持し、合成速度を0.5〜2.5g/分の範囲
    で、前記スートの合成を行う、 請求項6記載の光ファイバ母材の製造装置。
  8. 【請求項8】前記堆積されたスートの前記最高温度位置
    から円周方向にほぼ90度の離れた位置の温度を測定す
    る第2の温度測定手段をさらに有し、 前記制御手段は、前記温度測定手段および前記第2の温
    度測定手段の測定値を監視し、前記第2の温度測定手段
    による測定温度が前記温度測定手段による測定温度との
    差を0〜90°C以内に維持されるように、前記第1〜
    第3のガス量制御手段を制御して前記原料ガスの供給
    量、前記燃焼ガスの供給量、前記ドーパントの供給量、
    前記出発母材の回転速度、出発母材と前記バーナとの相
    対的なトラバース速度のいずれかを制御する、 請求項6または7記載の光ファイバ母材の製造装置。
  9. 【請求項9】前記光ファイバ母材は、センタコア、ディ
    プレスト層、セグメント層およびクラッドを有し、 前記制御手段は、前記クラッドの屈折率より屈折率が高
    いセンタコアおよび前記クラッドの屈折率より屈折率が
    低いディプレスト層を持つ出発母材として事前に合成
    し、該出発母材の上に前記クラッドの屈折率が高いセグ
    メント層を、ドーパントとして四塩化ゲルマニウム(GeC
    l4) を用いてOVD法にて合成する、 請求項6〜8いずれか記載の光ファイバ母材の製造装
    置。
  10. 【請求項10】前記光ファイバ母材は、センタコア、あ
    るいは少なくとも1つのコア部、およびクラッドを有
    し、 前記制御手段は、前記クラッドの屈折率より屈折率が低
    いセンタコアを持つ出発母材を事前に合成し、該出発母
    材の上に前記クラッドの屈折率より高いコア部をドーパ
    ントとして四塩化ゲルマニウム(GeCl4) を用いてOVD
    法にて合成する、 請求項6〜8いずれか記載の光ファイバ母材の製造装
    置。
  11. 【請求項11】前記制御手段は、前記出発母材の上に合
    成するクラッドの屈折率より高い屈折率のスートを合成
    する合成条件やクラッド部のスートの合成等の全ての合
    成条件を事前に記憶しており、その記憶した条件に従っ
    て前記スートの合成を制御する、 請求項6〜9いずれか記載の光ファイバ母材の製造装
    置。
JP2002025382A 2002-02-01 2002-02-01 光ファイバ母材の製造方法 Expired - Fee Related JP4057304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025382A JP4057304B2 (ja) 2002-02-01 2002-02-01 光ファイバ母材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025382A JP4057304B2 (ja) 2002-02-01 2002-02-01 光ファイバ母材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003226545A true JP2003226545A (ja) 2003-08-12
JP4057304B2 JP4057304B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=27747549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002025382A Expired - Fee Related JP4057304B2 (ja) 2002-02-01 2002-02-01 光ファイバ母材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4057304B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106616A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造方法
KR100762611B1 (ko) 2006-01-10 2007-10-01 삼성전자주식회사 광섬유 모재의 제조 방법 및 이를 이용한 광섬유의 제조방법
JP2020114801A (ja) * 2015-01-13 2020-07-30 エイエスアイ/シリカ・マシナリー・エルエルシーAsi/Silica Machinery, Llc 改良された粒子蒸着システムと方法
JPWO2021235408A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25
JP2022141198A (ja) * 2021-03-15 2022-09-29 古河電気工業株式会社 測定装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106616A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造方法
KR100762611B1 (ko) 2006-01-10 2007-10-01 삼성전자주식회사 광섬유 모재의 제조 방법 및 이를 이용한 광섬유의 제조방법
US11370691B2 (en) 2015-01-13 2022-06-28 Asi/Silica Machinery, Llc Enhanced particle deposition system and method
JP2020114801A (ja) * 2015-01-13 2020-07-30 エイエスアイ/シリカ・マシナリー・エルエルシーAsi/Silica Machinery, Llc 改良された粒子蒸着システムと方法
US11993532B2 (en) 2015-01-13 2024-05-28 Asi/Silica Machinery, Llc Enhanced particle deposition system and method
JP7021286B2 (ja) 2015-01-13 2022-02-16 エイエスアイ/シリカ・マシナリー・エルエルシー 改良された粒子蒸着システムと方法
JPWO2021235408A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25
CN115551812A (zh) * 2020-05-20 2022-12-30 住友电气工业株式会社 玻璃母材制造装置、玻璃母材制造方法、以及母材分布预测方法
CN115551812B (zh) * 2020-05-20 2024-05-03 住友电气工业株式会社 玻璃母材制造装置、玻璃母材制造方法、以及母材分布预测方法
WO2021235408A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 住友電気工業株式会社 ガラス母材製造装置、ガラス母材製造方法、および母材プロファイル予測方法
JP7694564B2 (ja) 2020-05-20 2025-06-18 住友電気工業株式会社 ガラス母材製造装置、ガラス母材製造方法、および母材プロファイル予測方法
JP2022141198A (ja) * 2021-03-15 2022-09-29 古河電気工業株式会社 測定装置
JP7354168B2 (ja) 2021-03-15 2023-10-02 古河電気工業株式会社 測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4057304B2 (ja) 2008-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3131162B2 (ja) 光ファイバプリフォームの製造方法
US6105396A (en) Method of making a large MCVD single mode fiber preform by varying internal pressure to control preform straightness
JP2612949B2 (ja) 光ファイバプリフォーム母材の製造方法
CN1252778A (zh) 采用等离子外部汽相沉积法制造用于光纤生产的管状件的方法
CN1045577C (zh) 玻璃予制品的火焰磨蚀方法
JPH10114535A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
AU750390B2 (en) Method of making an optical fiber preform
JP2622182B2 (ja) 光ファイバプリフォーム母材の製造方法
US7437893B2 (en) Method for producing optical glass
JP4057304B2 (ja) 光ファイバ母材の製造方法
EP1000908A2 (en) Method for producing quartz glass preform for optical fibers
CN100503495C (zh) 多孔玻璃预制品的生产方法
JP3274953B2 (ja) 光学用合成石英ガラス材及びその製造方法、並びに該光学用合成石英ガラス材を用いた合成石英ガラス製品
JP3678294B2 (ja) ガラス母材の火炎研磨方法
JP2003261336A (ja) 透明ガラス母材の製造方法
EP1047641A1 (en) Quartz glass tube for use in the production of optical fiber preforms
EP2796420B1 (en) A pcvd method for manufacturing a primary preform for optical fibres
US6928841B2 (en) Optical fiber preform manufacture using improved VAD
JP2003238203A (ja) 石英光ファイバおよび石英光ファイバ母材の製造方法
CN101287683A (zh) 具有大尺寸烟炱多孔体的光纤预制件及其制备方法
JP2004175663A (ja) 光ファイバおよび製作方法
JP2004010368A (ja) 光ファイバ母材の製造方法とその製造装置
EP0994078A2 (en) Method for producing quartz glass preform for optical fibers
US20070157674A1 (en) Apparatus for fabricating optical fiber preform and method for fabricating low water peak fiber using the same
US20250243106A1 (en) Optical fiber preform and method of manufacturing optical fiber preform

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4057304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees