JP2003227263A - ドアロック駆動装置 - Google Patents

ドアロック駆動装置

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JP2003227263A
JP2003227263A JP2002028173A JP2002028173A JP2003227263A JP 2003227263 A JP2003227263 A JP 2003227263A JP 2002028173 A JP2002028173 A JP 2002028173A JP 2002028173 A JP2002028173 A JP 2002028173A JP 2003227263 A JP2003227263 A JP 2003227263A
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door lock
latch
lever
force
transmission member
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JP2002028173A
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Hitoshi Amano
均 天野
Masayasu Ishizuka
雅康 石塚
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉扉機能と緊急開扉機能とを共に簡素な構成
で実現するドアロック駆動装置を提供する。 【解決手段】 伝達レバー33は、駆動源25の出力軸
線Oまわりに公転する係合ピン31に係合することで、
その係合ピン31の公転駆動力をドアロック12に伝達
してドアロック12をクローザ作動させる。アンラッチ
レバー44は、ドアロック12のクローザ作動中に操作
力が入力されると、その操作力を伝達レバー33に直接
伝達することで、伝達レバー33を係合ピン31から離
脱させてドアロック12のクローザ作動を停止させると
共に、前記操作力をドアロック12に直接伝達すること
で、ドアロック12をアンラッチ状態に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアロック駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動源の駆動力をドアロックに伝
達することでドアロックをクローザ作動させドアを閉扉
するドアロック駆動装置が知られている。このドアロッ
ク駆動装置のドアロックは、ハーフラッチ状態からフル
ラッチ状態へ移行することでクローザ作動を実現する。
またドアロックは、アンラッチ状態となることでドアの
開扉を許容する。
【0003】上記ドアロック駆動装置の一種として特許
第3180039号公報に開示されている装置は、ドア
ロックのクローザ作動中に手指がドアに挟まれる等の非
常事態が発生したとき、フェールセーフレバーが操作さ
れることに応じてクローザ作動を停止させドアロックを
アンラッチ状態に切り換える緊急開扉機能を備えてい
る。この装置によると、フェールセーフレバーが操作さ
れない通常時には受動歯車、摺動回動片、固定回動片、
作動アーム等を介して駆動源の駆動力をドアロックへ伝
達する。一方、フェールセーフレバーが操作される非常
時には、その操作力を摺動回動片を介して受動歯車に伝
達することでドアロックへの駆動力の伝達を遮断し、か
つ前記操作力をかぎ杆を介してドアロックに伝達するこ
とでドアロックをアンラッチ状態に切り換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし特許第3180
039号公報に開示の装置によると、駆動力や操作力の
伝達機構を多数の部材で構成しているため、装置サイズ
が増大し製造コストが高くなるという問題がある。本発
明の目的は、閉扉機能と緊急開扉機能とを共に簡素な構
成で実現するドアロック駆動装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のドアロック駆動装置によると、伝達部材は、駆動源の
作動により公転する係合部材に係合することで、その係
合部材の公転駆動力をドアロックに伝達してドアロック
をクローザ作動させる。したがって、閉扉機能を簡素な
構成で実現できる。またアンラッチ部材は、ドアロック
のクローザ作動中に操作力が入力されると、その操作力
を伝達部材に直接伝達することで、その伝達部材を係合
部材から離脱させてドアロックのクローザ作動を停止さ
せる。それと共にアンラッチ部材は、前記操作力をドア
ロックに直接伝達することで、ドアロックをアンラッチ
状態に切り換える。したがって、緊急開扉機能を簡素な
構成で実現できる。
【0006】本発明の請求項2に記載のドアロック駆動
装置によると、第一付勢手段は、伝達部材を係合部材に
係合する方向に付勢する。そのためアンラッチ部材への
操作力の非入力時には、第一付勢手段の付勢力により伝
達部材が係合部材に確実に係合させられるので、係合部
材の公転駆動力をドアロックに確実に伝達できる。
【0007】本発明の請求項3に記載のドアロック駆動
装置によると、正逆回転可能なラッチと、ラッチへの係
合によりハーフラッチ状態及びフルラッチ状態を実現
し、ラッチからの離脱によりアンラッチ状態を実現する
ラチェットとを有するドアロックを備えている。したが
って、従来のドアロック駆動装置に設けられているドア
ロックをそのまま利用できるので、装置の開発コストを
低減できる。
【0008】本発明の請求項4に記載のドアロック駆動
装置によると、公転する係合部材に伝達部材が係合する
とき、リンク部材は、第二付勢手段の付勢力に抗してラ
ッチに係合し第一揺動軸線まわりの一方側に回動するこ
とで、ラッチを正転させる。すなわち伝達部材はリンク
部材のみを介して係合部材の公転駆動力をラッチに伝達
するので、閉扉機能の実現構成が比較的簡素になる。ま
た、アンラッチ部材への操作力の入力に応じ伝達部材が
係合部材から離脱するとき、リンク部材は、第二付勢手
段の付勢力により第一揺動軸線まわりの他方側に回動す
ることで、ラッチから離脱する。そのため、アンラッチ
部材への操作力の入力に応じアンラッチ状態に切り換わ
るラッチの回転がリンク部材によって妨げられないの
で、ドアの開扉が確実に許容される。さらにこのとき、
伝達部材がアンラッチ部材から受ける力を第二付勢手段
の付勢力で打ち消さないように伝達部材を駆動すること
で、アンラッチ部材への操作力の入力にもかかわらず伝
達部材が係合部材に係合してしまうことを防止できる。
【0009】本発明の請求項5に記載のドアロック駆動
装置によると、アンラッチ部材は操作力を受けて第二揺
動軸線まわりの一方側に回動する。この回動によりアン
ラッチ部材は、伝達部材に係合しその伝達部材を係合部
材から離脱する方向に駆動すると共に、ラチェットに係
合しそのラチェットをラッチから離脱する方向に駆動す
る。よって、緊急開扉機能の実現構成をより簡素化でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例
によるドアロック駆動装置を図1〜図3に示す。ドアロ
ック駆動装置10は、車両のドアを閉扉するドアロック
12と、ドアロック12を駆動するアクチュエータ14
とを備えている。
【0011】ドアロック12は、ラッチ16、ラチェッ
ト21、ドアロックケース24等から構成されている。
ラッチ16はドアロックケース24に正逆回転可能に保
持されている。ドアが完全に閉じていない半ドア状態と
なるとき、ラッチ16はそのハーフラッチ位置で車両の
ストライカ(図示しない)に係合溝17を係合させる。
ドアが完閉状態となるとき、ラッチ16はそのフルラッ
チ位置でストライカに係合溝17を係合させる。ラッチ
16の正転方向は、ハーフラッチ位置からフルラッチ位
置に向かう方向(図1のI方向)に設定されている。ド
アが開かれるとき、ラッチ16の係合溝17はストライ
カから離脱させられる。
【0012】ラチェット21はドアロックケース24に
正逆回転可能に保持されている。ラチェット21は、ハ
ーフラッチ位置にあるラッチ16のハーフラッチ溝18
に第一爪部22を係合させることによってラッチ16を
逆転不能に係止し、ハーフラッチ状態を実現する。ラチ
ェット21は、フルラッチ位置にあるラッチ16のフル
ラッチ溝19に第一爪部22を係合させることによって
ラッチ16を逆転不能に係止し、フルラッチ状態を実現
する。ラチェット21はその逆転(図1のII方向への回
転)によりハーフラッチ溝18又はフルラッチ溝19か
ら第一爪部22を離脱させ、アンラッチ状態を実現す
る。アンラッチ状態は、ラッチ16の回転により係合溝
17がストライカから離脱可能な状態である。ラチェッ
ト21はその正転方向にリターンスプリング(図示しな
い)で付勢されている。
【0013】アクチュエータ14は、駆動源25、伝達
部材としての伝達レバー33、リンク部材としての出力
レバー36、第一付勢手段としての第一リターンスプリ
ング42、第二付勢手段としての第二リターンスプリン
グ43、アンラッチ部材としてのアンラッチレバー4
4、制御回路(図示しない)、回転位置センサ(図示し
ない)、アクチュエータケース50等から構成されてい
る。
【0014】駆動源25は、モータ26、減速装置27
及び駆動レバー28を有する。モータ26及び減速装置
27はアクチュエータケース50に収容固定されてい
る。モータ26は制御回路からの指令信号を受けて作動
し、回転駆動力を駆動軸29から出力する。減速装置2
7の入力軸30aはモータ26の駆動軸29に接続され
ている。減速装置27はモータ26の回転速度を減速し
つつ、入力された回転駆動力を出力軸30bへ伝達す
る。
【0015】駆動レバー28は減速装置27の出力軸3
0bに連結され、出力軸線Oまわりに回動可能である。
駆動レバー28の出力軸線Oから偏心した位置に、係合
部材としての係合ピン31が設けられている。係合ピン
31は円柱状を呈し、その中心軸線Nは出力軸線Oに平
行である。モータ26及び減速装置27が作動するとき
係合ピン31はモータ26の回転方向に応じた方向に公
転する。係合ピン31は、図2に実線で示す基準位置か
ら図2に二点鎖線で示す停止位置に向かって正転すると
き、伝達レバー33に係合可能である。
【0016】伝達レバー33は、駆動レバー28の近傍
からラッチ16の近傍まで延びるように配設されてい
る。伝達レバー33の一端部にはV字溝状の係合凹部3
4が形成されている。係合凹部34は、基準位置から停
止位置に向かって正転する係合ピン31に係合可能に設
けられている。第一リターンスプリング42の一端部は
アクチュエータケース50の所定部位に固定されてい
る。第一リターンスプリング42の他端部は、伝達レバ
ー33のその移動位置に応じた部位に係合される。それ
により第一リターンスプリング42は任意位置の伝達レ
バー33について、正転する係合ピン31に係合凹部3
4の斜面を当接させ係合させる方向(例えば図2ではA
方向)に付勢する。伝達レバー33の中央部には、アン
ラッチレバー44と係合可能なカム面35が形成されて
いる。
【0017】出力レバー36は、概ねY字状に接続され
た連結部37、揺動部41及び出力部38とを有する。
出力レバー36は連結部37において連結軸39を介し
て伝達レバー33の他端部に連結され、伝達レバー33
に対して連結軸線Pまわりに相対回転可能である。出力
レバー36は揺動部41の反接続側端部で第一揺動軸4
0を介してアクチュエータケース50に保持され、連結
軸線Pに平行な第一揺動軸線Qまわりに揺動可能であ
る。連結軸線Pと第一揺動軸線Qとの離間距離は、係合
ピンの中心軸線Nと出力軸線Oとの離間距離に等しい。
正転する係合ピン31に伝達レバー33が係合すると
き、出力レバー36、伝達レバー33及び駆動レバー2
8は両てこ機構を構成し、伝達レバー33が連接棒とし
て平行移動させられる。
【0018】出力部38は、図2に実線で示す基準位置
から図2に二点鎖線で示す停止位置に向かって第一揺動
軸線Qまわりに回動するとき、ハーフラッチ位置からフ
ルラッチ位置への移行途中にあるラッチ16の爪部20
に係合可能である。出力部38は爪部20に係合しつつ
回動することで、ラッチ16をその正転方向(図2のB
方向)に押圧する。第二リターンスプリング43は、出
力レバー36の揺動部41とアクチュエータケース50
との間に介装されている。第二リターンスプリング43
は、爪部20から出力部38を離脱させる方向に、すな
わち停止位置から基準位置に向かう方向(図2では反時
計方向)に出力レバー36を付勢している。
【0019】アンラッチレバー44は、概ねT字状に接
続された操作部45、第一作用部46及び第二作用部4
7を有する。アンラッチレバー44は各部45,46,
47の接続部分において第二揺動軸48を介してアクチ
ュエータケース50に保持され、第二揺動軸線Rまわり
に揺動可能である。操作部45の反接続側端部は、ドア
に設けられた手動レバー(図示しない)にワイヤ49を
介して接続されている。図3に実線で示す基準位置にお
いて手動レバーの操作力が操作部45に入力されると、
アンラッチレバー44の各部45,46,47は、図3
に二点鎖線で示す停止位置側へ第二揺動軸線Rまわりに
回動する。尚、手動レバーの操作状態が解かれて停止位
置の操作部45に操作力が入力されなくなると、各部4
5,46,47は基準位置側へ回動する。
【0020】第一作用部46は、操作部45への操作力
の入力により回動するとき、伝達レバー33のカム面3
5に係合可能である。第一作用部46はカム面35に係
合し摺接することにより、任意の係合位置で、係合凹部
34が係合ピン31から離脱する方向(例えば図3では
C方向)にカム面35を押圧する。本実施例では、上記
両てこ機構が採用され、カム面35の形状、第一リター
ンスプリング42の伝達レバー33への係合位置等が適
宜設定されることで、伝達レバー33が係合ピン31か
ら離脱したときに伝達レバー33に伝わる第二リターン
スプリング43の付勢力が第一作用部46によるカム面
35の押圧力を打ち消さないようになっている。第二作
用部47は、操作部45への操作力の入力により回動す
るとき、ハーフラッチ状態からフルラッチ状態への移行
途中にあるラチェット21の第二爪部23に係合可能で
ある。第二作用部47は第二爪部23に係合しつつ回動
することで、上記移行途中にあるラチェット21をその
逆転方向(図3のD方向)に押圧する。
【0021】制御回路は、CPU、ROM及びRAMを
備えたマイクロコンピュータで構成されている。制御回
路は、回転位置センサで検出されたラッチ16及びアン
ラッチレバー44の回転位置等に基づき、駆動源25を
作動させる指令信号をモータ26に出力する。
【0022】次に、ドアロック駆動装置10の閉扉作動
について図4に基づき説明する。この閉扉作動では、ド
アロック12をクローザ作動させハーフラッチ状態から
フルラッチ状態に移行させることで、開状態のドアを完
全に閉鎖する。尚、ドア開状態では、アンラッチレバー
44が基準位置に定位させられ、第一作用部46とカム
面35との係合及び第二作用部47とラチェット21の
第二爪部23との係合が解除させられている。またドア
開状態では、係合ピン31が基準位置に定位させられ、
第一リターンスプリング42の付勢力を受けた伝達レバ
ー33が係合ピン31に係合させられている。さらにド
ア開状態では、出力レバー36が基準位置に定位させら
れ、出力部38とラッチ16の爪部20との係合が解除
させられている。
【0023】車両の乗員により開状態のドアが閉じられ
ると、ラッチ16がハーフラッチ位置にまで回転し、係
合溝17がストライカに係合すると共にハーフラッチ溝
18にラチェット21の第一爪部22が係合する。この
ハーフラッチ状態(半ドア状態)となると、回転位置セ
ンサがラッチ16のハーフラッチ位置を検出し、制御回
路がモータ26に指令信号を送出する。それによりモー
タ26及び減速装置27が作動し、駆動レバー28の係
合ピン31が図4(a)の基準位置から図4(c)の停
止位置に向かって正転させられる。
【0024】駆動源25の作動により正転する係合ピン
31の公転駆動力は、第一リターンスプリング42の付
勢力により係合ピン31に係合する伝達レバー33に伝
達される。図4(a)〜(c)に示すように、公転駆動
力を受けた伝達レバー33はE方向に平行移動する。そ
れに伴い出力レバー36が第二リターンスプリング43
の付勢力に抗して、図4(a)の基準位置から図4
(c)の停止位置側へ回動させられる。この回動により
出力レバー36は、出力部38をラッチ16の爪部20
に係合させ、伝達レバー33を通じて伝達された力によ
り爪部20を押圧する。爪部20により押圧されたラッ
チ16は、ハーフラッチ位置からフルラッチ位置に向か
って正転する。このときラチェット21はリターンスプ
リングの付勢力を受け、ラッチ16のハーフラッチ溝1
8のうちフルラッチ溝19に連なる部位に第一爪部22
を摺接させる。
【0025】ラッチ16がフルラッチ位置まで回転する
と、フルラッチ溝19にラチェット21の第一爪部22
が係合し、ドアロック12がフルラッチ状態となる。そ
の結果、ラッチ16の係合溝17にストライカが拘束さ
れ、ドアが完閉される。尚、ドアロック12がハーフラ
ッチ状態からフルラッチ状態への移行途中にある間は、
アンラッチレバー44に操作力が入力されない限り、制
御回路からモータ26へ指令信号が送出され、ドアロッ
ク12のクローザ作動が継続される。
【0026】このようにドアロック駆動装置10では、
駆動源25の作動により公転する係合ピン31に伝達レ
バー33を係合させることで、係合ピン31の公転駆動
力を伝達レバー33及び出力レバー36を通じドアロッ
ク12に伝達し、それによりドアロック12をクローザ
作動させる。したがって、通常時の閉扉機能を従来装置
よりも簡素な構成で実現できる。
【0027】次に、ドアロック駆動装置10の緊急開扉
作動について図5に基づき説明する。この緊急開扉作動
では、閉扉作動によるドアロック12のクローザ作動中
に手動レバーが操作されることに応じ、クローザ作動を
停止させドアロック12をアンラッチ状態に切り換え
る。ここで手動レバーは、例えば、閉扉作動中に手指が
ドアに挟まれる等の非常事態が発生したとき操作され
る。尚、図5(a)は、閉扉作動中のドアロック駆動装
置10の一状態を示している。
【0028】閉扉作動中に手動レバーが乗員により操作
されアンラッチレバー44の操作部45に操作力が入力
されると、アンラッチレバー44の各部45,46,4
7が図5(a)の基準位置から図5(b)の停止位置へ
回動する。図5(a),(b)に示すように、上記操作
力を受けて回動する第一作用部46は伝達レバー33の
カム面35に係合して摺接しつつ、操作部45から伝達
された操作力によりカム面35を押圧する。カム面35
に押圧力を受けた伝達レバー33は第一リターンスプリ
ング42の付勢力に抗して、連結軸線Pを中心とするC
方向(図5(a)参照)に回動し、係合凹部34を係合
ピン31から離脱させる。これにより係合ピン31の公
転駆動力が伝達レバー33及び出力レバー36に伝わら
なくなると、第二リターンスプリング43で付勢されて
いる出力レバー36は図5(b),(c)に示すよう
に、アンラッチレバー44の第一作用部46でカム面3
5が案内される伝達レバー33を概ねF方向に移動させ
つつ、図5(c)の基準位置に向かって回動する。この
回動により出力レバー36の出力部38がラッチ16の
爪部20から離脱する。以上により、係合ピン31の公
転駆動力がラッチ16に伝わらなくなるため、ドアロッ
ク12のクローザ作動が停止する。本実施例では、伝達
レバー33が係合ピン31から離脱して出力レバー36
の回動により伝達レバー33が上述したように移動する
際に、伝達レバー33に伝達される第二リターンスプリ
ング43の付勢力が第一作用部46によるカム面35の
押圧力を打ち消さない。したがって、操作部45に操作
力が入力されている間は係合凹部34が係合ピン31に
係合せず、クローザ作動が確実に停止させられる。
【0029】また図5(a),(b)に示すように、上
記操作力を受けて回動する第二作用部47はラチェット
21の第二爪部23に係合し、操作部45から伝達され
た操作力により第二爪部23を押圧する。第二爪部23
に押圧力を受けたラチェット21は逆転し、第一爪部2
2がラッチ16のハーフラッチ溝18又はフルラッチ溝
19から離脱させられる。溝18又は19から第一爪部
22が離脱したラッチ16は、前述したようにして出力
レバー36がラッチ16から離脱するに伴い、回転自在
となる。すなわち、ラッチ16の回転によって係合溝1
7がストライカから離脱可能となるアンラッチ状態にド
アロック12が切り換わる。その結果、ドアの開扉が許
容される。尚、制御回路は、基準位置から停止位置に向
かうアンラッチレバー44の回動を回転角センサが検出
するのに応じて、モータ26への指令信号の送出を終了
する。
【0030】ドアロック12がアンラッチ状態に切り換
わった後、乗員により手動レバーの操作状態が解かれア
ンラッチレバー44の操作部45に操作力が入力されな
くなると、アンラッチレバー44は図5(c)の停止位
置から図5(d)の基準位置へ回動する。それにより、
アンラッチレバー44の第一作用部46及び第二作用部
47がそれぞれカム面35及び第二爪部23から離脱す
る。その第一作用部46のカム面35からの離脱に伴
い、伝達レバー33が第一リターンスプリング42の付
勢力により連結軸線Pを中心とするA方向(図5(c)
参照)に回動する。また、上記停止位置から基準位置へ
のアンラッチレバー44の回動を回転角センサが検出す
るのに応じて、制御回路からモータ26に指令信号が送
出され、駆動レバー28の係合ピン31が図5(d)の
基準位置に向かって逆転させられる。以上により、基準
位置に戻った係合ピン31に伝達レバー33が係合させ
られ、アクチュエータ14は次の閉扉作動に備えられ
る。
【0031】このようにドアロック駆動装置10では、
アンラッチレバー44に入力された操作力を伝達レバー
33に直接伝達することで、伝達レバー33を係合ピン
31から離脱させてドアロック12のクローザ作動を停
止させる。それと共に、ドアロック駆動装置10では、
アンラッチレバー44に入力された操作力をドアロック
12のラチェット21に直接伝達することで、ドアロッ
ク12をアンラッチ状態に切り換える。したがって、非
常事態の発生時等に閉扉作動を止めて開扉可能な状態と
する緊急開扉機能を従来装置よりも簡素な構成で実現で
きる。
【0032】以上説明した上記実施例では、伝達レバー
33が係合ピン31の公転駆動力を出力レバー36を介
してドアロック12に伝達していたが、出力レバー36
を設けずに、伝達レバー33で直接に駆動力伝達するよ
うにしてもよい。また上記実施例では、手動レバーがワ
イヤ49を介してアンラッチレバー44に接続され、操
作力が手動レバー及びワイヤ49を通じてアンラッチレ
バー44に入力されるようになっていたが、例えば、手
動レバーの操作に応じアンラッチレバー44を電気駆動
する駆動装置を設け、その駆動装置により操作力をアン
ラッチレバー44に入力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるドアロック駆動装置を
示す部分断面正面図である。
【図2】図1に示すドアロック駆動装置の主要部を示す
模式図である。
【図3】図1に示すドアロック駆動装置の主要部を示す
模式図である。
【図4】図1に示すドアロック駆動装置の閉扉作動を説
明するための模式図である。
【図5】図1に示すドアロック駆動装置の緊急開扉作動
を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 ドアロック駆動装置 12 ドアロック 14 アクチュエータ 16 ラッチ 21 ラチェット 25 駆動源 31 係合ピン(係合部材) 33 伝達レバー(伝達部材) 36 出力レバー(リンク部材) 42 第一リターンスプリング(第一付勢手段) 43 第二リターンスプリング(第二付勢手段) 44 アンラッチレバー(アンラッチ部材) O 出力軸線 P 連結軸線 Q 第一揺動軸線 R 第二揺動軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ22 JJ31 JJ39 JJ53 KK02 LL01 PP12 QQ03 QQ10 RR12 RR34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ
    移行するクローザ作動によりドアを閉扉し、アンラッチ
    状態となることでドアの開扉を許容するドアロックと、 出力軸線まわりに公転可能な係合部材を有し、前記ドア
    ロックが前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態
    への移行途中にあるとき前記係合部材を公転駆動する駆
    動源と、 公転する前記係合部材に係合することで、その係合部材
    の公転駆動力を前記ドアロックに伝達して前記ドアロッ
    クをクローザ作動させる伝達部材と、 前記ドアロックのクローザ作動中に操作力が入力される
    と、その操作力を前記伝達部材に直接伝達することで、
    前記伝達部材を前記係合部材から離脱させて前記ドアロ
    ックのクローザ作動を停止させると共に、前記操作力を
    前記ドアロックに直接伝達することで、前記ドアロック
    を前記アンラッチ状態に切り換えるアンラッチ部材と、
    を備えることを特徴とするドアロック駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達部材を前記係合部材に係合する
    方向に付勢する第一付勢手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のドアロック駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ドアロックは、正逆回転可能なラッ
    チと、ハーフラッチ位置及びフルラッチ位置に回転した
    前記ラッチを逆転不能に係止することで前記ハーフラッ
    チ状態及び前記フルラッチ状態を実現し、前記ラッチか
    ら離脱することで前記アンラッチ状態を実現するラチェ
    ットとを有し、 前記伝達部材は前記係合部材の公転駆動力を前記ラッチ
    に伝達することで、前記ハーフラッチ位置から前記フル
    ラッチ位置に向かって前記ラッチを正転させ、 前記アンラッチ部材は前記操作力を前記ラチェットに直
    接伝達することで、前記ラチェットを前記ラッチから離
    脱させることを特徴とする請求項1又は2に記載のドア
    ロック駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記伝達部材に対し連結軸線まわりに相
    対回転可能に連結され、前記連結軸線に平行な第一揺動
    軸線まわりに揺動可能に、かつ前記ラッチに係合可能に
    設けられているリンク部材と、 前記リンク部材を前記ラッチから離脱する方向に付勢す
    る第二付勢手段と、を備え、 公転する前記係合部材に前記伝達部材が係合するとき、
    前記リンク部材は、前記第二付勢手段の付勢力に抗して
    前記ラッチに係合し前記第一揺動軸線まわりの一方側に
    回動することで、前記ラッチを正転させ、 前記アンラッチ部材への前記操作力の入力に応じ前記伝
    達部材が前記係合部材から離脱するとき、前記リンク部
    材は、前記第二付勢手段の付勢力により前記第一揺動軸
    線まわりの他方側に回動することで、前記ラッチから離
    脱することを特徴する請求項3に記載のドアロック駆動
    装置。
  5. 【請求項5】 前記アンラッチ部材は、第二揺動軸線ま
    わりに揺動可能に、かつ前記伝達部材及び前記ラチェッ
    トに係合可能に設けられ、前記操作力を受けて前記第二
    揺動軸線まわりの一方側に回動することで、前記伝達部
    材に係合し前記伝達部材を前記係合部材から離脱する方
    向に駆動すると共に、前記ラチェットに係合し前記ラチ
    ェットを前記ラッチから離脱する方向に駆動することを
    特徴とする請求項3又は4に記載のドアロック駆動装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3027046A1 (fr) * 2014-10-08 2016-04-15 Inteva Products Llc Verrou de fermeture a actionnement par moteur avec un mecanisme de surpassement et procede de surpas
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CN117513880A (zh) * 2022-07-30 2024-02-06 比亚迪股份有限公司 吸合锁及车辆

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