JP2003227306A - シールを形成する方法と取り付ける方法 - Google Patents

シールを形成する方法と取り付ける方法

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JP2003227306A JP2002379702A JP2002379702A JP2003227306A JP 2003227306 A JP2003227306 A JP 2003227306A JP 2002379702 A JP2002379702 A JP 2002379702A JP 2002379702 A JP2002379702 A JP 2002379702A JP 2003227306 A JP2003227306 A JP 2003227306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、シールを圧縮しかつ圧縮されたシー
ルを拘束された状態で保持する方法に関する。 【解決手段】 ガスタービンは、軸方向の第1の環状シ
ール面48を有するノズル保持リング42と、第2の面を有
するシュラウドセグメント43とを含む。リング42とセグ
メント43との間の漏れ流を防止するために、U字形の周
縁部分74を有するU字形のシール70が、第2の面に形成
された空洞80内に受けられる。作動状態において、各周
縁部分74は、空洞の底面82と保持リングの第1の面48と
をシールして漏れ流を防止する。シールを取り付けるた
めに、シール本体は該シール本体の周りにラップ92を施
すことにより圧縮された状態に維持され、またエポキシ
を使用して空洞内で圧縮された時シールが固定される。
作動温度において、シールを解放してシール面に対して
各周縁部分を係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンにお
ける弾性シールに関し、具体的には、シールを圧縮しか
つ圧縮されたシールを拘束された状態で保持する方法
と、シールを取り付けかつシールをその場で解放して隣
接するタービン部品をシールするための方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンにおいては、高温の燃焼ガ
スが、燃焼器から様々なタービン段のノズル及びバケッ
トを通って流れる。一般的に圧縮機の吐出空気は、一部
のタービン要素を冷却するために使用される。タービン
内の様々な場所においてシールに対する必要性があり、
かつ異なるタイプのシールに対する必要性があることが
理解されるであろう。現在係属中の2001年12月2
8日出願の米国特許出願第10/028,928号(日
本特許庁へ本件と同日出願)及び2001年12月28
日出願の米国特許出願第10/029,003号(日本
特許庁へ本件と同日出願)には、タービン内の2つの異
なる位置において使用するための類似したシールが開示
されている。例えば開示されたシールの1つは、ノズル
セグメントとノズル支持リングとの間をシールするため
に使用され、高圧の圧縮機吐出領域からこれより低圧の
高温ガス通路内への漏れ流をシールする弦ヒンジシール
に対する補助シールを形成することができる。別の同様
のシールは、ノズル保持リングとシュラウドセグメント
との間をシールするために使用することができる。ター
ビンの作動中に、これらのシール装置の間に漏れ通路又
はギャップが現れることがある。従って、タービンのこ
れらの及び他のシール部位において、これらのシール面
間にシールを配置することが望ましい。これらの密接適
合したシール面間にシールを取り付けることは難しく、
またシール及び/又は付属構造体への損傷を回避するた
めに、取り付けに先立って又取り付け中にシールを圧縮
することが望ましいことが解った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、取り付けに先
立って又取り付け中に圧縮された状態に拘束され、かつ
タービンの作動状態の下において有効なシールを形成す
ることができるシールに対する必要性があり、また使用
に際して、拘束されたシールを取り付けかつ該拘束され
たシールを解放する方法に対する必要性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施形
態によれると、横方向に互いに間隔をおいて配置されか
つシールのタービン内への取り付けに先立って又取り付
け中に横方向の寸法を減少させた状態に拘束されるシー
ル部分を有する弾性シールが提供される。タービン部品
のシール面内にシールを閉じ込めた後に、タービンの作
動状態により、拘束された(圧縮された)シールは解除
又は解放されて、シール面をタービン部品の隣接するシ
ール面に弾性的に係合させてシールを形成することが可
能になる。特に好ましい実施形態においては、シール
は、断面がほぼU字形の本体部分と、このU字形本体部
分の対向する側部に沿ってかつその末端端部において逆
方向に延びる一対の断面がほぼU字形の周縁部分とを有
する細長いシール本体を含む。好ましい形態において
は、このシールは、金属薄板で、好ましくは互いに背中
合わせに固定されかつ上述したような形状に形成され
た、好ましくは一対の相補形状の金属薄板プレートで形
成される。取り付けに先立って、シールは弾性的に圧縮
又は拘束された状態に置かれ、かつ取り付け中はこの圧
縮された状態に維持される。すなわち、シール本体の横
方向のシール面は、シールのタービン内への取り付けに
先立って、互いに向かって変位され、その状態に弾性的
に拘束されて、該シールの横方向への広がりを減少させ
られる。このようにして、シールの如何なる部分もシー
ル空洞から突出させることなく、タービン部品の1つに
形成されたシール空洞内にシールを取り付けることがで
き、シールとタービン部品との間での干渉のないタービ
ン部品の組立てを可能にする。
【0005】本発明の好ましい実施形態に従ってシール
を圧縮しかつ該シールを圧縮された状態に維持するため
に、シール本体は横方向に間隔をおいて並べて配置され
た一対のローラの間を長手方向に通される。ローラは、
例えばU字形の周縁部分のようなシール部分を互いに向
かって変位させて、シールの横方向の広がりを減少させ
る。次いで、圧縮されたシールは、細長いシールの周り
で回転するようにその周辺部上にボビンを装着した回転
ボビン保持リングを通過させられる。圧縮されたシール
が回転ボビン保持リングを通過する時、ボビンからのフ
ァイバが圧縮されたシールの周りに巻かれ、シールをそ
の圧縮された状態に維持する。ボビン保持リングは、シ
ールの周りで交互に両方向に回転させることができ、シ
ールの周りにファイバを交互に時計方向及び反時計方向
に巻き付ける。ファイバを両方向に巻くことにより、圧
縮された巻き付けによるシール上の捩り作用はゼロにな
る。
【0006】ファイバは、タービン作動状態において崩
壊する材料で形成されるのが好ましい。具体的には、フ
ァイバは、炭素又はKevlar(登録商標)29とし
て知られているKevlar(登録商標)材料で形成す
ることができる。これらの炭素又はKevlar(登録
商標)ファイバは、タービンが加熱されると崩壊して、
シールをその圧縮された状態から、周縁シール面が拡張
しタービン部品のシール面に係合する作動状態へと解放
して、有効なシールを形成させる。巻かれたシールは、
該シールが完全に空洞内に位置して、取り付け中に空洞
から抜け落ちることのないよう保証するために、シール
空洞内に接着固定されるのが好ましい。タービン作動温
度又はそれより低い温度において、エポキシ又は拘束フ
ァイバは燃え尽きて、ほとんど燃えかすを残すことなく
シールを解放する。
【0007】本発明による好ましい実施形態において
は、一対の隣り合う面を含む部品と、隣り合う面にシー
ル係合する可撓性シールとを有し、シールが、該シール
がタービン内に取り付けられた時に一対の隣り合う面に
シール係合するように予荷重が加えられた一対のシール
部分を有するタービンにおいて、該タービン内に可撓性
シールを取り付ける方法が提供され、該方法は、隣り合
う面の間にシールを配置する段階と、該シールのシール
部分が、隣り合う面にシール係合する運動ができるよう
に付勢されかつ態勢が整えられた第1の姿勢にある状態
で、該シールを隣り合う面の間に維持する段階と、ター
ビンの作動状態に応答して、シールのシール部分をその
場で解放して、第1の姿勢からそれぞれの隣り合う面に
シール係合する第2の姿勢へと運動させる段階とを含
む。
【0008】本発明による別の好ましい実施形態におい
ては、一対の隣り合う面含む部品と、隣り合う面の間を
シールするための可撓性シールとを有し、シールが、ほ
ぼU字形の本体部分と、該U字形の本体部分の対向する
側部に沿って互いに横方向に間隔をおいて配置された一
対のシール面とを有するタービンに対して、可撓性シー
ルを形成し、該シールをタービン内に取り付ける方法が
提供され、該方法は、シールのシール面をタービンへの
取り付け状態になるように互いに向けてほぼ横方向へ弾
性的に変位させ、シール面間の互いに対する横方向の間
隔を減少させかつ該シール面が互いから離れる方向へ運
動してシール状態になることができるように該シール面
に予荷重を加える段階と、シールを一対の隣り合うター
ビン面の間に取り付ける間、該シール面を取り付け状態
に保持する段階と、シールの周りのシール面を閉じ込め
た後に、該シール面が、タービンの隣り合う面にシール
係合し該隣り合う面をシールするシール状態になるよう
に互いに相手から離れる方向へ弾性的に運動するのを可
能にする段階とを含む。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図1を参照すると、ここには
全体を符号10で表したガスタービンのタービンセクシ
ョンの代表的な例が示されている。タービン10は、図
示しないが環状配列の燃焼器からの高温燃焼ガスを、該
高温ガスを環状の高温ガス通路14に沿って流すための
移行部材12を通して受ける。タービン段は高温ガス通
路14に沿って配置されている。各段は、タービンロー
タ上に取り付けられ該タービンロータの一部を形成する
複数の円周方向に間隔をおいて配置されたバケットと、
ノズルの環状配列を形成する複数の円周方向に間隔をお
いて配置されたステータ羽根とを含む。例えば、第1段
は、第1段ロータホイール18上に取り付けられた複数
の円周方向に間隔をおいて配置されたバケット16と、
複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根
20とを含む。同様に、第2段は、ロータホイール24
上に取り付けられた複数のバケット22と、複数の円周
方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根26とを含
む。更に追加の段を設けることが可能であって、例え
ば、第3段ロータホイール30上に取り付けられた複数
の円周方向に間隔をおいて配置されたバケット28と、
複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根
32とを含む第3段を設けることができる。ステータ羽
根20、26、32は、タービンケーシング上に取り付
けられかつそれに固定され、他方、バケット16、2
2、28とホイール18、24、30とは、タービンロ
ータの一部を形成することが分かるであろう。ロータホ
イール間にはスペーサ34、36が設けられ、これらも
またタービンロータの一部を形成する。圧縮機の吐出空
気は、第1段の半径方向内側に位置する領域37内にあ
ることが分かるであろう。
【0010】タービンの第1段を参照すると、第1段ノ
ズルを形成するステータ羽根20は、それぞれタービン
ケーシングにより支持された内バンド38と外バンド4
0との間に配置される。上に述べたように、第1段ノズ
ルは、複数のノズルセグメント41で形成され、各ノズ
ルセグメントには、内バンド部分と外バンド部分との間
を延び、かつセグメントの環状配列内に配置された1
つ、好ましくは2つのステータ羽根が取り付けられる。
タービンケーシングに接合されるノズル保持リング42
は、外バンドに結合されて、第1段ノズルを固定する。
環状配列に配置されたシュラウドセグメント43は、回
転可能なバケット、例えば第1段のバケット16を取り
囲む。シュラウドセグメントは、ノズル保持リング42
の向かい合っている軸方向に向いた面48にシール係合
するように置かれた軸方向に向いた面46(図2)を含
む。第1段ノズルの内バンド38の半径方向内側に位置
するノズル支持リング44(図1)は、内バンド38、
特に該内バンドの内側レールに係合する。
【0011】しかしながら、前述したように、ノズル保
持リング42とシュラウドセグメント43とは、タービ
ン作動中に、軸方向に向かい合っているシール面46と
48との間に漏れギャップを形成しがちであり、それに
よってそのようなギャップを通り抜ける漏れ流を生じる
可能性がある。高温ガス通路14内へのそのような漏れ
流を最少化又は防止するために、そして現在係属中の2
001年12月28日出願の米国特許出願第10/02
8,928号(日本特許庁へ本件と同日出願)に記載及
び図示されているように、ノズル保持リング42とシュ
ラウドセグメント43との間をシールするためのシール
が設けられる。例えば2001年12月28日出願の米
国特許出願第10/029,003号(日本特許庁へ本
件と同日出願)に記載されているように、タービンのそ
の他の様々な部品間、例えば内側レール52とノズル支
持リング44との間をシールするために、同様のシール
を使用できることが理解されるであろう。全体を符号7
0で表したそのようなシールの代表的な一例(図2)
は、断面がほぼU字形の第1の部分72と、このU字形
部分72の対向する側部に沿った逆方向に延びる、一対
の断面がほぼU字形の周縁部分74とを有するシール本
体71を含む。シール本体71は金属薄板で形成される
のが好ましい。本発明の特定の実施形態においては、一
対の金属薄板プレート76、78が、例えば溶接により
互いに背中合わせに固定されて、シール本体71を形成
する。
【0012】更に図2を参照すると、シュラウドセグメ
ント43及びノズル保持リング42のシール面46、4
8の1つには、シール70を収容するための空洞80が
設けられる。この空洞80は、該空洞80がほぼ軸方向
に面46を貫いてかつノズル保持リング42の軸方向に
対向するシール面48に向かって開口するように、シュ
ラウドセグメント43に形成されるのが好ましい。空洞
80は、それぞれ底面82と半径方向に対向する面8
4、86とを含む。空洞80は、タービンロータの軸線
の周りの弓形通路として延び、かつ高温ガス通路14の
半径方向外側に位置する。シール70は、個々のシュラ
ウドセグメントの弓形長さを超える弓形長さ、好ましく
は90°又は180°の長さに形成されるのが好まし
く、従ってシュラウドセグメント間の接合部を跨ぐこと
が分かるであろう。その結果、シール70は、軸方向に
対向する面46、48を通過するあらゆる漏れ流を実質
的に排除するように配置される。
【0013】図3に示すようなシール本体の自然状態に
おいて、また図2に示すようなシール本体のシール状態
において、U字形の周縁部分74の横方向外端は、主要
U字形部分72の横方向への広がりを超えて外向きに延
びている。また、図3に示したシール本体の自然状態に
おいて、周縁シール部分74は、空洞80の深さを超え
て横方向に延びている。この横方向の寸法は、面46、
48と突出したシール本体71とが干渉し合う可能性が
あるため、例えば面46、48のようなシールされる面
を有するタービン通路の組立てを阻止又は不可能にす
る。例えば、突出した周縁部分74は、 例えば面4
6、48などの合わされる部品を取り付ける時に、保持
リング42上に引っ掛かったり、あるいは全体が抜け落
ちたりする懼れがあることが分かるであろう。勿論この
ことは、このシールを無効なものにする。
【0014】周縁シール部分74は、使用時にはそれぞ
れ空洞80の底面82とシール面48とに対してシール
係合するように付勢され又は予荷重が加えられているの
で、またシールの組立て中におけるシールとシール部品
との間の干渉を回避するために、シール70は、取り付
け時に先ず圧縮されなくてはならない。さもなければ、
図3に示したように、シール本体71が最初に空洞内に
配置される時、周縁部分74が空洞80から突出するこ
とになる。
【0015】シール本体71を取り付けるために、シー
ル本体は先ず始めに、空洞80内に挿入された時、図4
に示すように該シール本体を完全に空洞80の範囲内に
位置させることができるような形状に圧縮される。つま
り、周縁シール部分74間の横方向寸法は、シール本体
71の自然状態(図3)における周縁部分74間の横方
向寸法に等しいか又は該横方向寸法より小さい寸法へと
減少される(図4)。取り付け作業中にシール本体をそ
のような圧縮された状態に維持するための手段が設けら
れる。そのような手段としては、例えば各シールセグメ
ントの全長又は長さの一部分の周りに設けられるラップ
92を含むことがでる。このラップは、シールの周縁シ
ール部分74の横方向への広がりを減少させた状態で、
シールの周縁シール部分74を圧縮された状態に拘束す
る。そのようなラップは、Kevlar(登録商標)2
9を含むことができ、またシール部分の周りの連続した
ラップであっても部分に分けられたラップであってもよ
い。別の構成では、Lexan(商標)又はUltem
(商標)のような高強度プラスチックのクリップで、組
立中にシールを圧縮された状態に保持することができ
る。
【0016】次に図5乃至図8を参照すると、シール7
0は、組立て時に完全に空洞80内に置くことができる
ように、上述した通りラップ92で圧縮された状態に包
まれる。シールを圧縮するために、細長いシール70
は、一対の圧縮ローラ100の間に通され、これらの圧
縮ローラ100の間の間隔はシールの横方向の圧縮度合
いを調節するために、調節されることができる。従っ
て、シール70がローラ100を通過する時、シール7
0の横方向の周縁部分74は、互いに向かって横方向に
変位されて、シールの横方向の全体寸法を減少させる。
従って、ローラ100は、その圧縮された状態において
シールに付勢力又は予荷重を生じさせる。図6に示すよ
うに、ローラ100は、細長いシール70をラッピング
機構内へ送り込み、該ラッピング機構によってシール7
0の周りにラップ92が巻かれ、シールを圧縮された状
態、つまり横方向寸法が減少された状態に維持する。
【0017】図7を参照すると、ラッピング機構は、回
転可能なリング104上に装着されたボビン102を含
む。このボビンは、ラップ92を支え、リングは両方向
へ回転可能であって、図7にはそれらの回転方向の1つ
が矢印106で示してある。リング104は、図示しな
いが、方向反転機構を備えた駆動歯車又は摩擦ローラに
よって回転される。その結果、シール70がリング10
4を通過しかつこのリングが回転する時、ファイバ92
が圧縮されたシール70の周りで一方向に巻かれる。リ
ング104の回転方向を逆転させることにより、ラップ
をシール本体71の周りに逆方向に巻くことができる。
例えば、ラップを交互に時計方向及び反時計方向に巻く
ことができる。ラップをリングの周りに逆方向に巻くこ
とによって、押し付けられたラッピングによる捩り作用
は完全に排除される。従って、シール70は、図8に示
すように拘束されかつ圧縮された状態でラッピング機構
から出てくる。
【0018】シール70が図8に示すように巻かれかつ
横方向寸法が減少した状態で、シール全体を例えばシュ
ラウドセグメントの溝80のようなシール溝内に配置す
ることができる。取り付け中にシールの周縁部分にエポ
キシ83(図4)を塗布して、シールを空洞内に維持す
ることができる。
【0019】タービンが作動状態、例えば高い作動温度
に達すると、例えば1つ又は複数のラップのような保持
手段は、シールをその圧縮された状態から解放して、シ
ールがそれ自身の付勢力又は予荷重の下で横方向(軸方
向)に拡張することを可能にする。圧縮されたシールを
空洞内に保持するためにエポキシが使用された場合に
は、例えば高い作動温度のような作動状態は、同様にエ
ポキシを溶融させてシールを解放する。そのようなシー
ル本体71の拡張は、各周縁部分74の表面部分91
(図2)を空洞80の底面82とノズル保持リング42
のシール面48とに対して係合するように位置させる。
その結果、シールの周縁部分74は、各面46、48の
相対運動又は該面間の1つ又はそれ以上のギャップの開
きに拘りなく、対向するシール面にシール係合するよう
に付勢され又は予荷重が加えられた状態を維持する。こ
のようにして良好なシール性能を有する金属対金属の線
接触がシール70によって得られて、向かい合っている
面46、48を通過するあらゆる漏れ流が防止されるこ
とが分かるであろう。
【0020】本発明を、現在最も実用的で好ましいと考
えられる実施形態に関連させて説明してきたが、本発明
は、開示した実施形態に限定されるものではなく、ま
た、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のた
めであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮する
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態に従って構成され
たシールを使用した場合のガスタービンの一部の概略破
断側面図。
【図2】 ノズル保持リングとシュラウドセグメントと
の間に配置された、本発明の好ましい実施形態に従って
構成されたシールの代表的な例を示す図。
【図3】 自然状態においてシール空洞の深さよりも大
きな横方向寸法を有し、シール取り付け時に隣り合うシ
ール部品間で干渉を生じる、図2のシールの概略図。
【図4】本発明に従って取り付けるために圧縮されたシ
ールの概略図。
【図5】 取り付けに先立って、一対のローラの間でシ
ールを圧縮する方法を示すシールの拡大端面図。
【図6】 ファイバによって巻かれつつある圧縮された
シールの平面図。
【図7】 ファイバでシールを巻くためのボビンを装着
したボビンリングの概略図。
【図8】 ファイバがシールの周りに時計方向及び反時
計方向の両方向に延びているシールの平面図。
【符号の説明】
42 ノズル保持リング 43 シュラウドセグメント 46 シュラウドセグメントの面 48 ノズル保持リングの面 70 シール 71 シール本体 72 シール本体の第1の部分 74 シール本体の周縁部分 76、78 金属薄板プレート 80 空洞 82 空洞の底面 84、86 空洞の半径方向に対向する面 91 シール本体のシール面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アフマド・サフィ アメリカ合衆国、ニューヨーク州、トロ イ、15ティーエイチ・ストリート、2238番 (72)発明者 アブドゥル−アジーズ・モハメッド−ファ キーア アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケネ クタデイ、シェリダン・ビレッジ、6シー 3番 Fターム(参考) 3G002 GA05 GA18 HA01 HA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の隣り合う面(46、48)を含む
    部品と、前記隣り合う面にシール係合する可撓性シール
    (70)とを有し、該シールが、該シールがタービン内
    に取り付けられた時に前記一対の隣り合う面にシール係
    合するように予荷重が加えられた一対のシール部分(7
    4)を有するタービンにおいて、該タービン内に前記可
    撓性シールを取り付ける方法であって、 前記隣り合う面(46、48)の間に前記シール(7
    0)を配置する段階と、 該シールの前記シール部分(74)が、前記隣り合う面
    にシール係合する運動ができるように付勢されかつ態勢
    が整えられた第1の姿勢にある状態で、該シール(7
    0)を前記隣り合う面の間に維持する段階と、 タービンの作動状態に応答して、前記シールの前記シー
    ル部分をその場で解放して、前記第1の姿勢から前記そ
    れぞれの隣り合う面にシール係合する第2の姿勢へと運
    動させる段階と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記シールの前記シール部分が、タービ
    ン始動温度とタービン作動温度との間の該シールにおけ
    る温度状態に応答して、解放されることを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記シールの予荷重の作用により、該シ
    ールの前記シール部分をその場で変位させる段階を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記シール部分を該シール部分の前記第
    1の姿勢に維持するために、前記シールを隣り合う面の
    間に配置するのに先立って、該シールを拘束手段(9
    2)で包む段階と、始動温度と作動温度との間のタービ
    ン温度において、前記拘束手段をその場で崩壊させて、
    前記シール部分を解放し、前記隣り合う面にシール係合
    する運動を生じさせる段階とを含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記面(46、48)の1つに空洞(8
    0)を形成する段階と、前記シール及び該シールの前記
    シール部分を完全に前記空洞内に配置する段階とを含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記シールが細長い形状であり、該シー
    ルをその全長に沿ってファイバ(92)で巻く段階を含
    むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記シールが細長い形状であり、該シー
    ルをその全長に沿った別個の長手方向位置において交互
    に時計方向及び反時計方向にファイバで巻く段階を含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記シールが、ほぼU字形の第1の部分
    (76)を含み、該第1の部分が、前記U字形部分の両
    端縁に沿った逆方向に延びる断面がほぼU字形の一対の
    周縁シール部分(74)を含む前記一対のシール部分を
    備えており、前記周縁シール部分間の横方向寸法を減少
    させかつ該シールに予荷重を加えるために、該シールを
    拘束手段(92)で包む段階を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 一対の隣り合う面(46、48)含む部
    品と、前記隣り合う面の間をシールするための可撓性シ
    ール(70)とを有し、該シールが、ほぼU字形の本体
    部分と、該U字形の本体部分の対向する側部に沿って互
    いに横方向に間隔をおいて配置された一対のシール面
    (74)とを有するタービンに対して、前記可撓性シー
    ルを形成し、該シールを該タービン内に取り付け方法で
    あって、 前記シールの前記シール面(74)を該タービンへの取
    り付け状態になるように互いに向けてほぼ横方向へ弾性
    的に変位させ、前記シール面間の互いに対する横方向の
    間隔を減少させかつ該シール面が互いから離れる方向へ
    運動してシール状態になることができるように前記シー
    ル面に予荷重を加える段階と、 前記シールを前記一対の隣り合うタービン面の間に取り
    付ける間、前記シール面を前記取り付け状態に保持する
    (92)段階と、 前記シールの周りの前記シール面を閉じ込めた後に、該
    シール面が、前記タービンの前記隣り合う面にシール係
    合し該隣り合う面をシールするシール状態になるように
    互いに相手から離れる方向へ弾性的に運動するのを可能
    にする段階と、を含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 タービン内の温度状態に応答して、前
    記シール面を前記取り付け状態から解放してシール状態
    へと運動させる段階を含むことを特徴とする、請求項9
    に記載の方法。
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