JP2003229157A - 改質型燃料電池システムの制御装置 - Google Patents
改質型燃料電池システムの制御装置Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未反応ガスを燃料電池へ供給して燃料電池の
性能を劣化させることなく、停止させることができる改
質型燃料電池システムの制御装置を提供する。 【解決手段】 改質器5が生成した改質ガスを用いて発
電する燃料電池6の制御装置(ECU2)は、システム
停止要求の有無を判定し、システムに対する要求負荷を
検知し、システム停止判定を受けて、改質器5への原燃
料及び水の供給を停止するとともに、原燃料及び水の供
給を停止するまでに供給された原燃料及び水から改質さ
れた改質ガスが燃料電池に到達するまでの遅れ時間を推
定し、この遅れ時間が経過するまで、改質器と燃料電池
のカソード極に空気供給を継続し、燃料電池に発電を継
続させる。
性能を劣化させることなく、停止させることができる改
質型燃料電池システムの制御装置を提供する。 【解決手段】 改質器5が生成した改質ガスを用いて発
電する燃料電池6の制御装置(ECU2)は、システム
停止要求の有無を判定し、システムに対する要求負荷を
検知し、システム停止判定を受けて、改質器5への原燃
料及び水の供給を停止するとともに、原燃料及び水の供
給を停止するまでに供給された原燃料及び水から改質さ
れた改質ガスが燃料電池に到達するまでの遅れ時間を推
定し、この遅れ時間が経過するまで、改質器と燃料電池
のカソード極に空気供給を継続し、燃料電池に発電を継
続させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改質器により原燃
料及び水を改質して燃料電池へ供給する改質型燃料電池
システムの制御装置に関する。
料及び水を改質して燃料電池へ供給する改質型燃料電池
システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】改質型燃料電池システムは、改質器で生
成した水素リッチガスと空気とを燃料電池に供給し、水
素と空気中の酸素による電気化学反応を電解質膜を介し
て生じさせ、起電力を発生する。改質器の中でも改質効
率がよいオートサーマル方式では、炭化水素系の原燃料
及び水を含む混合蒸気と空気と改質器に供給し、発熱反
応である部分酸化反応と、吸熱反応である水蒸気改質反
応とを同時進行させている。改質器で部分酸化反応及び
水蒸気改質反応を支障無く進めるためには、改質触媒の
温度管理が重要である。特にシステム停止時は、触媒が
高温であり、原燃料及び水を含む混合蒸気と空気の供給
バランスが崩れやすく、緻密な制御を行うことが肝要で
ある。
成した水素リッチガスと空気とを燃料電池に供給し、水
素と空気中の酸素による電気化学反応を電解質膜を介し
て生じさせ、起電力を発生する。改質器の中でも改質効
率がよいオートサーマル方式では、炭化水素系の原燃料
及び水を含む混合蒸気と空気と改質器に供給し、発熱反
応である部分酸化反応と、吸熱反応である水蒸気改質反
応とを同時進行させている。改質器で部分酸化反応及び
水蒸気改質反応を支障無く進めるためには、改質触媒の
温度管理が重要である。特にシステム停止時は、触媒が
高温であり、原燃料及び水を含む混合蒸気と空気の供給
バランスが崩れやすく、緻密な制御を行うことが肝要で
ある。
【0003】システム停止時に空気量が過剰な場合は、
発熱反応である酸化反応が促進され、触媒が過剰加熱す
るおそれを生じる。逆に原燃料及び水の混合蒸気が過剰
の場合は、吸熱反応により触媒温度は急速に低下する
が、原燃料及び水の混合蒸気が改質器内に残留し、発生
した未反応改質ガスが燃料電池の性能を劣化させたり、
次回の起動時に混合比のバランスが崩れ、再起動に長時
間を要するという問題がある。
発熱反応である酸化反応が促進され、触媒が過剰加熱す
るおそれを生じる。逆に原燃料及び水の混合蒸気が過剰
の場合は、吸熱反応により触媒温度は急速に低下する
が、原燃料及び水の混合蒸気が改質器内に残留し、発生
した未反応改質ガスが燃料電池の性能を劣化させたり、
次回の起動時に混合比のバランスが崩れ、再起動に長時
間を要するという問題がある。
【0004】特開2001−158602号公報及び、
特開2001−158603号公報においては、停止時
に改質触媒の過剰温度上昇を防ぐ為、まず始めに空気導
入を停止し、発熱反応である部分酸化反応を抑制しつ
つ、吸熱反応である水蒸気改質反応を進行させることに
より改質器の温度を低下させ、次いで原燃料のメタノー
ル及び水の供給を停止している。
特開2001−158603号公報においては、停止時
に改質触媒の過剰温度上昇を防ぐ為、まず始めに空気導
入を停止し、発熱反応である部分酸化反応を抑制しつ
つ、吸熱反応である水蒸気改質反応を進行させることに
より改質器の温度を低下させ、次いで原燃料のメタノー
ル及び水の供給を停止している。
【0005】その後、改質器のメタノール濃度が反応領
域から外れた後、再度空気を導入して触媒酸化熱を利用
して残留したメタノール及び水を蒸発除去させている。
域から外れた後、再度空気を導入して触媒酸化熱を利用
して残留したメタノール及び水を蒸発除去させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置では、改質器が反応領域を外れているので、残留
した原燃料及び水の混合蒸気が充分な改質反応が行われ
ず、未反応ガスとして燃料電池に供給され、燃料電池の
性能を劣化させてしまうという問題点があった。
の装置では、改質器が反応領域を外れているので、残留
した原燃料及び水の混合蒸気が充分な改質反応が行われ
ず、未反応ガスとして燃料電池に供給され、燃料電池の
性能を劣化させてしまうという問題点があった。
【0007】また燃料電池の性能劣化を防止する為に、
この未反応ガスを燃料電池に流入させず、大気に放出す
ると、環境に悪影響を及ぼすという問題点があった。
この未反応ガスを燃料電池に流入させず、大気に放出す
ると、環境に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0008】しかも改質器に供給した原燃料及び水を改
質することなく、発電に利用せずに無駄にしてしまうの
は、燃費悪化、効率悪化という問題点もある。
質することなく、発電に利用せずに無駄にしてしまうの
は、燃費悪化、効率悪化という問題点もある。
【0009】以上の問題点に鑑み本発明の目的は、未反
応ガスを燃料電池へ供給して燃料電池の性能を劣化させ
ることなく、停止させることができる改質型燃料電池シ
ステムの制御装置を提供することである。
応ガスを燃料電池へ供給して燃料電池の性能を劣化させ
ることなく、停止させることができる改質型燃料電池シ
ステムの制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、改質ガス中の水素と空気中
の酸素との電気化学反応によって発電する燃料電池と、
原燃料及び水から水素リッチな改質ガスを生成して前記
燃料電池へ供給する改質器と、前記燃料電池及び前記改
質器に空気を供給する空気供給装置と、を備えた改質型
燃料電池システムにおいて、システム停止要求の有無を
判定する停止要求判定手段と、システムに対する要求負
荷を検知する要求負荷検知手段と、前記停止要求判定手
段のシステム停止判定を受けて、前記改質器への原燃料
及び水の供給を停止する原料供給停止手段と、該原料供
給停止手段が原燃料及び水の供給を停止するまでに供給
された原燃料及び水から改質された改質ガスが燃料電池
に到達するまでの遅れ時間を推定する遅れ時間推定手段
と、システム停止要求時から前記遅れ時間推定手段が推
定した遅れ時間が経過するまで、改質器と燃料電池のカ
ソード極に空気供給を継続し、燃料電池に発電を継続さ
せる発電継続手段と、を備えたことを要旨とする改質型
燃料電池システムの制御装置である。
め、請求項1記載の発明は、改質ガス中の水素と空気中
の酸素との電気化学反応によって発電する燃料電池と、
原燃料及び水から水素リッチな改質ガスを生成して前記
燃料電池へ供給する改質器と、前記燃料電池及び前記改
質器に空気を供給する空気供給装置と、を備えた改質型
燃料電池システムにおいて、システム停止要求の有無を
判定する停止要求判定手段と、システムに対する要求負
荷を検知する要求負荷検知手段と、前記停止要求判定手
段のシステム停止判定を受けて、前記改質器への原燃料
及び水の供給を停止する原料供給停止手段と、該原料供
給停止手段が原燃料及び水の供給を停止するまでに供給
された原燃料及び水から改質された改質ガスが燃料電池
に到達するまでの遅れ時間を推定する遅れ時間推定手段
と、システム停止要求時から前記遅れ時間推定手段が推
定した遅れ時間が経過するまで、改質器と燃料電池のカ
ソード極に空気供給を継続し、燃料電池に発電を継続さ
せる発電継続手段と、を備えたことを要旨とする改質型
燃料電池システムの制御装置である。
【0011】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の改質型燃料電池システムの制御
装置において、前記遅れ時間推定手段は、前記停止要求
判定手段がシステム停止要求が有ると判定した際に前記
要求負荷検出手段が検出した要求負荷に基づいて、前記
遅れ時間を推定することを要旨とする。
発明は、請求項1記載の改質型燃料電池システムの制御
装置において、前記遅れ時間推定手段は、前記停止要求
判定手段がシステム停止要求が有ると判定した際に前記
要求負荷検出手段が検出した要求負荷に基づいて、前記
遅れ時間を推定することを要旨とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、請求項1記載の改質型燃料電池システムの制御
装置において、前記遅れ時間推定手段は、前記停止要求
判定手段がシステム停止要求が有ると判定するまでに、
前記改質器へ供給した空気又は原燃料又は水の量に基づ
いて、前記遅れ時間を推定することを要旨とする。
発明は、請求項1記載の改質型燃料電池システムの制御
装置において、前記遅れ時間推定手段は、前記停止要求
判定手段がシステム停止要求が有ると判定するまでに、
前記改質器へ供給した空気又は原燃料又は水の量に基づ
いて、前記遅れ時間を推定することを要旨とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記遅れ時間
経過後に、前記空気供給装置を停止させることを要旨と
する。
発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記遅れ時間
経過後に、前記空気供給装置を停止させることを要旨と
する。
【0014】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記改質器に
はそれぞれ空気導入部を持つ複数の反応器が直列に配置
され、システム停止要求前に供給した原燃料及び水の改
質手順において反応が終了した反応器から順次空気の供
給を停止することを要旨とする。
発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記改質器に
はそれぞれ空気導入部を持つ複数の反応器が直列に配置
され、システム停止要求前に供給した原燃料及び水の改
質手順において反応が終了した反応器から順次空気の供
給を停止することを要旨とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記燃料電池
システムは、燃料電池から充電可能な2次電池を備え、
前記遅れ時間中に燃料電池が発電した電力を前記2次電
池に充電するように制御することを要旨とする。
発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の改質
型燃料電池システムの制御装置において、前記燃料電池
システムは、燃料電池から充電可能な2次電池を備え、
前記遅れ時間中に燃料電池が発電した電力を前記2次電
池に充電するように制御することを要旨とする。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、改質器の停止時に改質
触媒の過剰温度上昇なく、かつ改質器に残留する原燃料
及び水や、残留ガスがほとんどなく、既に供給済みの原
燃料及び水から改質ガスを生成し燃料電池に供給して発
電させ、そのエネルギーを有効に活用することができる
という効果がある。
触媒の過剰温度上昇なく、かつ改質器に残留する原燃料
及び水や、残留ガスがほとんどなく、既に供給済みの原
燃料及び水から改質ガスを生成し燃料電池に供給して発
電させ、そのエネルギーを有効に活用することができる
という効果がある。
【0017】請求項1記載の発明によれば、原燃料及び
水の供給を停止するまでに供給済みの原燃料及び水から
改質された改質ガスを用いて燃料電池に発電を継続させ
ることができ、原燃料及び水や未反応ガスを改質器内に
残留することなく燃料電池システムを停止することがで
きるという効果がある。
水の供給を停止するまでに供給済みの原燃料及び水から
改質された改質ガスを用いて燃料電池に発電を継続させ
ることができ、原燃料及び水や未反応ガスを改質器内に
残留することなく燃料電池システムを停止することがで
きるという効果がある。
【0018】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、システム停止要求直前の要求
負荷に基づいて前記遅れ時間を推定することができるの
で、運転状態に応じた遅れ時間を正確に推定することが
できるという効果がある。
載の発明の効果に加えて、システム停止要求直前の要求
負荷に基づいて前記遅れ時間を推定することができるの
で、運転状態に応じた遅れ時間を正確に推定することが
できるという効果がある。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、システム停止要求を判定する
までに改質器へ供給した空気又は原燃料又は水の量に基
づいて前記遅れ時間を推定することができるので、運転
状態に応じた遅れ時間を正確に推定することができると
いう効果がある。
載の発明の効果に加えて、システム停止要求を判定する
までに改質器へ供給した空気又は原燃料又は水の量に基
づいて前記遅れ時間を推定することができるので、運転
状態に応じた遅れ時間を正確に推定することができると
いう効果がある。
【0020】請求項4記載の発明によれば、システム停
止判断以前に供給した原燃料及び水から改質された改質
ガスが燃料電池へ到達後に空気の供給を止めるので、最
適なタイミングで停止することができ、不必要にブロア
を作動続けることがなく、エネルギーの無駄を防ぐこと
ができるという効果がある。
止判断以前に供給した原燃料及び水から改質された改質
ガスが燃料電池へ到達後に空気の供給を止めるので、最
適なタイミングで停止することができ、不必要にブロア
を作動続けることがなく、エネルギーの無駄を防ぐこと
ができるという効果がある。
【0021】請求項5記載の発明によれば、停止直前に
供給した原燃料及び水が遅れ時間中に改質器で反応し、
反応が終了した上流の反応器から空気を停止することに
より、空気供給量を低減させることができるという効果
がある。
供給した原燃料及び水が遅れ時間中に改質器で反応し、
反応が終了した上流の反応器から空気を停止することに
より、空気供給量を低減させることができるという効果
がある。
【0022】請求項6記載の発明によれば、停止直前に
供給した原燃料及び水を改質した改質ガスを用いて発電
した電力は無駄に消費するのではなく、2次電池に充電
することにより、エネルギーを有効に利用できるという
効果がある。
供給した原燃料及び水を改質した改質ガスを用いて発電
した電力は無駄に消費するのではなく、2次電池に充電
することにより、エネルギーを有効に利用できるという
効果がある。
【0023】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る改質
型燃料電池システムの制御装置が適用される改質型燃料
電池システムの構成を示す構成図であり、燃料電池車両
に適用したものを示している。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る改質
型燃料電池システムの制御装置が適用される改質型燃料
電池システムの構成を示す構成図であり、燃料電池車両
に適用したものを示している。
【0024】図1において、システムの作動/非作動を
操作するシステム作動SW1は、システム非作動時OF
F、システム作動時ONに切り換えられ、任意のタイミ
ングで操作可能なSWである。SWの状態はECU2入
力される。
操作するシステム作動SW1は、システム非作動時OF
F、システム作動時ONに切り換えられ、任意のタイミ
ングで操作可能なSWである。SWの状態はECU2入
力される。
【0025】ECU2はシステム全体をコントロールす
るマイクロコンピューターを搭載した電子制御コントロ
ーラであり、ドライバの任意の操作が行われるアクセル
ペダルの操作量を検出するトルク要求センサ3の信号や
環境条件他、各種の条件に応じて変化するトルク要求を
受け、燃料電池6の要求発電量を演算し、燃料電池シス
テムを総合的にコントロールしている。
るマイクロコンピューターを搭載した電子制御コントロ
ーラであり、ドライバの任意の操作が行われるアクセル
ペダルの操作量を検出するトルク要求センサ3の信号や
環境条件他、各種の条件に応じて変化するトルク要求を
受け、燃料電池6の要求発電量を演算し、燃料電池シス
テムを総合的にコントロールしている。
【0026】またECU2は、その内蔵するマイクロコ
ンピュータのプログラムにより、システム停止要求の有
無を判定する停止要求判定手段と、システムに対する要
求負荷を検知する要求負荷検知手段と、停止要求判定手
段のシステム停止判定を受けて、改質器への原燃料及び
水の供給を停止する原料供給停止手段と、原料供給停止
手段が原燃料及び水の供給を停止するまでに供給された
原燃料及び水から改質された改質ガスが燃料電池に到達
するまでの遅れ時間を推定する遅れ時間推定手段と、シ
ステム停止要求時から遅れ時間推定手段が推定した遅れ
時間が経過するまで、改質器と燃料電池のカソード極に
空気供給を継続し、燃料電池に発電を継続させる発電継
続手段と、を実現している(請求項1)。
ンピュータのプログラムにより、システム停止要求の有
無を判定する停止要求判定手段と、システムに対する要
求負荷を検知する要求負荷検知手段と、停止要求判定手
段のシステム停止判定を受けて、改質器への原燃料及び
水の供給を停止する原料供給停止手段と、原料供給停止
手段が原燃料及び水の供給を停止するまでに供給された
原燃料及び水から改質された改質ガスが燃料電池に到達
するまでの遅れ時間を推定する遅れ時間推定手段と、シ
ステム停止要求時から遅れ時間推定手段が推定した遅れ
時間が経過するまで、改質器と燃料電池のカソード極に
空気供給を継続し、燃料電池に発電を継続させる発電継
続手段と、を実現している(請求項1)。
【0027】ブロア4は空気の供給を行う空気供給装置
であり、電気モーターで駆動されている。ブロア4はモ
ーターの回転数に応じて供給空気量を増減することがで
き、ECU2からの信号に応じて、回転数が制御され、
供給空気量制御が行われる。本システムでは、改質器5
へ供給する空気と燃料電池6へ供給する空気を1つのブ
ロア4で賄っている。
であり、電気モーターで駆動されている。ブロア4はモ
ーターの回転数に応じて供給空気量を増減することがで
き、ECU2からの信号に応じて、回転数が制御され、
供給空気量制御が行われる。本システムでは、改質器5
へ供給する空気と燃料電池6へ供給する空気を1つのブ
ロア4で賄っている。
【0028】すなわち、ブロア4は、改質器5に供給す
る空気量、燃料電池6に供給する空気量をあわせた空気
量を供給する。
る空気量、燃料電池6に供給する空気量をあわせた空気
量を供給する。
【0029】ブロア4の上流には、空気量を測定する流
量計7が備えられており、その信号はECU2へ入力さ
れ、より正確な空気量計測値をECUの演算で使用する
ことができる。
量計7が備えられており、その信号はECU2へ入力さ
れ、より正確な空気量計測値をECUの演算で使用する
ことができる。
【0030】燃料電池6は、プロトン透過性のある高分
子膜を電解質とし、アノード極に水素を含む改質ガス、
カソード極に酸素を含む空気を供給することで起電力を
発生する。高分子膜を電解質としたプレート状のセル
を、本システムでは200枚直列にスタッキングして3
00Vの電圧を得ている。
子膜を電解質とし、アノード極に水素を含む改質ガス、
カソード極に酸素を含む空気を供給することで起電力を
発生する。高分子膜を電解質としたプレート状のセル
を、本システムでは200枚直列にスタッキングして3
00Vの電圧を得ている。
【0031】改質器5は、燃料電池6に供給する水素リ
ッチの改質ガスを生成するもので、水8及びアルコール
等炭化水素系の原燃料9を加熱蒸発させて両者の混合蒸
気を生じる蒸発器5a、水及び原燃料の混合蒸気を触媒
により改質して水素リッチな改質ガスを生成する改質反
応器5b、改質ガス中の一酸化炭素を選択酸化により低
減除去するCO選択反応器5cを備えている。
ッチの改質ガスを生成するもので、水8及びアルコール
等炭化水素系の原燃料9を加熱蒸発させて両者の混合蒸
気を生じる蒸発器5a、水及び原燃料の混合蒸気を触媒
により改質して水素リッチな改質ガスを生成する改質反
応器5b、改質ガス中の一酸化炭素を選択酸化により低
減除去するCO選択反応器5cを備えている。
【0032】水8及び原燃料9はそれぞれ水タンク1
0、原燃料タンク11に蓄えられ、それぞれ水ポンプ1
2、原燃料ポンプ13によって水噴射ノズル14、原燃
料噴射ノズル15に供給され、蒸発器5aの内部へ微粒
化して噴射される。
0、原燃料タンク11に蓄えられ、それぞれ水ポンプ1
2、原燃料ポンプ13によって水噴射ノズル14、原燃
料噴射ノズル15に供給され、蒸発器5aの内部へ微粒
化して噴射される。
【0033】改質反応器5bは、酸化ガスとして空気が
供給され、空気中の酸素と水及び原燃料の混合蒸気とを
触媒反応させ、水素リッチの改質ガスを生成する触媒反
応器である。改質反応器5bには空気導入口が設けら
れ、ブロア4からの空気が一部供給される。質のよい改
質ガスを生成するために改質反応器5bへ供給空気量は
最適に供給される必要があり、流量計17にて空気量を
測定し、制御弁18にて空気流量がコントロールされ
る。供給する空気量は後述する。
供給され、空気中の酸素と水及び原燃料の混合蒸気とを
触媒反応させ、水素リッチの改質ガスを生成する触媒反
応器である。改質反応器5bには空気導入口が設けら
れ、ブロア4からの空気が一部供給される。質のよい改
質ガスを生成するために改質反応器5bへ供給空気量は
最適に供給される必要があり、流量計17にて空気量を
測定し、制御弁18にて空気流量がコントロールされ
る。供給する空気量は後述する。
【0034】改質反応器5bにおける反応は、発熱反応
の部分酸化反応と吸熱反応の水蒸気改質反応であり、空
気量が過剰の場合は、部分酸化反応が促進して改質器の
触媒温度が上昇し、空気量が過少の場合は、部分酸化反
応が適切に行われず、改質ガス中の一酸化炭素濃度が高
濃度となる等、改質ガスの質が低下する。
の部分酸化反応と吸熱反応の水蒸気改質反応であり、空
気量が過剰の場合は、部分酸化反応が促進して改質器の
触媒温度が上昇し、空気量が過少の場合は、部分酸化反
応が適切に行われず、改質ガス中の一酸化炭素濃度が高
濃度となる等、改質ガスの質が低下する。
【0035】CO選択反応器5cでは、酸化ガスとして
空気を供給し、改質ガス中の一酸化炭素を触媒反応によ
り選択的に酸化させて二酸化炭素として低減除去する。
その為に、改質反応器5bには空気導入口が設けられ、
ブロア4からの空気が一部供給される。改質ガス中を効
率よく低減するためにCO選択反応器5cへ供給空気量
は最適に供給される必要があり、流量計19にて空気量
を測定し、制御弁20にてコントロールされる。供給す
る空気量は後述する。
空気を供給し、改質ガス中の一酸化炭素を触媒反応によ
り選択的に酸化させて二酸化炭素として低減除去する。
その為に、改質反応器5bには空気導入口が設けられ、
ブロア4からの空気が一部供給される。改質ガス中を効
率よく低減するためにCO選択反応器5cへ供給空気量
は最適に供給される必要があり、流量計19にて空気量
を測定し、制御弁20にてコントロールされる。供給す
る空気量は後述する。
【0036】酸化反応は発熱反応であり、空気量が過剰
の場合は、改質器5の触媒温度が上昇し、空気量が過少
の場合は、一酸化炭素選択反応が適切に行われず、改質
ガス中の一酸化炭素が充分に除去されず改質ガスの質が
低下する。
の場合は、改質器5の触媒温度が上昇し、空気量が過少
の場合は、一酸化炭素選択反応が適切に行われず、改質
ガス中の一酸化炭素が充分に除去されず改質ガスの質が
低下する。
【0037】燃料電池6の電極には、白金などの触媒を
担持させた多孔質構造になっており、改質ガス中に一酸
化炭素が存在した場合、白金を被毒させ、触媒反応が劣
化し、燃料電池の発電効率を低下させてしまう。本シス
テムにおいて、一酸化炭素濃度の許容レベルは100p
pm程度であり、改質過程において一酸化炭素濃度を低
減した改質ガスを生成する必要がある。
担持させた多孔質構造になっており、改質ガス中に一酸
化炭素が存在した場合、白金を被毒させ、触媒反応が劣
化し、燃料電池の発電効率を低下させてしまう。本シス
テムにおいて、一酸化炭素濃度の許容レベルは100p
pm程度であり、改質過程において一酸化炭素濃度を低
減した改質ガスを生成する必要がある。
【0038】改質器5が生成した改質ガスを燃料電池6
に供給するか、直接燃焼器16へ供給するかを切り換え
る切換弁21が設けられている。この切換弁21は、一
酸化炭素濃度の高い改質ガスが燃料電池6に供給されな
いようにバイパスする機能を持っている。
に供給するか、直接燃焼器16へ供給するかを切り換え
る切換弁21が設けられている。この切換弁21は、一
酸化炭素濃度の高い改質ガスが燃料電池6に供給されな
いようにバイパスする機能を持っている。
【0039】改質ガス中の一酸化炭素濃度は、ここでは
図示されていないCOセンサで改質ガス中の一酸化炭素
濃度を直接測定したり、ここでは図示されない温度セン
サで改質器5の温度を測定し、改質器の温度が触媒活性
温度を上回る活性状態であれば、一酸化炭素濃度が充分
低いと推測することで、切換弁21によるバイパスをコ
ントロールすることができる。
図示されていないCOセンサで改質ガス中の一酸化炭素
濃度を直接測定したり、ここでは図示されない温度セン
サで改質器5の温度を測定し、改質器の温度が触媒活性
温度を上回る活性状態であれば、一酸化炭素濃度が充分
低いと推測することで、切換弁21によるバイパスをコ
ントロールすることができる。
【0040】燃料電池6の発電を効率よく行うには、燃
料電池6内にガスが十分に均一に供給されることが有効
である。一般的には燃料電池6のアノード極に供給する
水素量、カソード極に供給する空気量ともにそれぞれ発
電による消費量に対し過剰に供給することが行われる。
料電池6内にガスが十分に均一に供給されることが有効
である。一般的には燃料電池6のアノード極に供給する
水素量、カソード極に供給する空気量ともにそれぞれ発
電による消費量に対し過剰に供給することが行われる。
【0041】燃料電池6で消費しなかったガスは余剰ガ
スとして燃料電池6から排出され、そのうちのアノード
ガスは燃焼器16で燃焼し、燃焼器16の燃焼ガスで蒸
発器5aを加熱し、水8及び原燃料9を蒸発させる熱源
として利用される。
スとして燃料電池6から排出され、そのうちのアノード
ガスは燃焼器16で燃焼し、燃焼器16の燃焼ガスで蒸
発器5aを加熱し、水8及び原燃料9を蒸発させる熱源
として利用される。
【0042】改質ガス中の一酸化炭素濃度が高い場合に
も、上述の通り改質ガスをバイパスさせ、燃焼器16で
燃焼し、水8及び原燃料9を蒸発させる熱源として利用
される。
も、上述の通り改質ガスをバイパスさせ、燃焼器16で
燃焼し、水8及び原燃料9を蒸発させる熱源として利用
される。
【0043】燃料電池6には2次電池22が接続され、
燃料電池6が発電する電力は2次電池22に蓄えること
ができ、過渡的に発生する急負荷時に2次電池22の電
力を車両駆動用電気モータ23へ供給して利用すること
ができるので、急激な要求負荷に応答することが可能で
ある。
燃料電池6が発電する電力は2次電池22に蓄えること
ができ、過渡的に発生する急負荷時に2次電池22の電
力を車両駆動用電気モータ23へ供給して利用すること
ができるので、急激な要求負荷に応答することが可能で
ある。
【0044】車両駆動用電気モータ23は、燃料電池6
の発電電力及び2次電池22に蓄えた電力を利用して車
両を走行させることができる能力を有している。
の発電電力及び2次電池22に蓄えた電力を利用して車
両を走行させることができる能力を有している。
【0045】強電制御用ECU24は、2次電池22の
充放電、車両駆動用電気モータ23の制御を行う。EC
U2とECU24は、ドライバーのアクセル操作量を検
出するトルク要求センサ3の検出値、燃料電池6の発電
状況、2次電池22の充電状況等のデータを双方向通信
する。特に本実施形態においては、燃料電池システムの
停止時に、直ちに発電を停止することなく、既に改質器
5へ供給済みの原燃料及び水から生成される改質ガスを
燃料電池6へ供給して発電を継続するようにしている。
そして停止時の発電電力を2次電池22へ充電するよう
に制御して、発生したエネルギーを無駄にすることなく
有効利用するようにしている(請求項6)。
充放電、車両駆動用電気モータ23の制御を行う。EC
U2とECU24は、ドライバーのアクセル操作量を検
出するトルク要求センサ3の検出値、燃料電池6の発電
状況、2次電池22の充電状況等のデータを双方向通信
する。特に本実施形態においては、燃料電池システムの
停止時に、直ちに発電を停止することなく、既に改質器
5へ供給済みの原燃料及び水から生成される改質ガスを
燃料電池6へ供給して発電を継続するようにしている。
そして停止時の発電電力を2次電池22へ充電するよう
に制御して、発生したエネルギーを無駄にすることなく
有効利用するようにしている(請求項6)。
【0046】次に、水8及び原燃料9の供給について説
明する。水8及び原燃料9の改質器5への供給は、水噴
射ノズル14及び原燃料噴射ノズル15の間欠噴射によ
って行われる。間欠噴射のよらず連続噴射で供給した場
合、ポンプ12,13の吐出圧低下により、安定した供
給ができないおそれがある。このため、水噴射ノズル1
4、原燃料噴射ノズル15からは、それぞれ間欠噴射に
より要求量を供給する。各噴射ノズルへの供給圧は、図
1に図示されていないレギュレータで一定に保たれてお
り、単位時間あたりの噴射量は噴射ノズルの口径によっ
て一義的に決まる。
明する。水8及び原燃料9の改質器5への供給は、水噴
射ノズル14及び原燃料噴射ノズル15の間欠噴射によ
って行われる。間欠噴射のよらず連続噴射で供給した場
合、ポンプ12,13の吐出圧低下により、安定した供
給ができないおそれがある。このため、水噴射ノズル1
4、原燃料噴射ノズル15からは、それぞれ間欠噴射に
より要求量を供給する。各噴射ノズルへの供給圧は、図
1に図示されていないレギュレータで一定に保たれてお
り、単位時間あたりの噴射量は噴射ノズルの口径によっ
て一義的に決まる。
【0047】水噴射ノズル14、原燃料噴射ノズル15
による間欠噴射の状態を図7に示す。図7(a)のよう
に噴射ノズルでの1噴射当りの噴射時間が短いと、要求
噴射量を満足する為に特に高負荷時は噴射回数が多くな
り、部品の耐久性が低下する。そして、低負荷時は噴射
量が少ない為に安定せず、また次回の噴射までの間隔が
短いことから制御が複雑になる。
による間欠噴射の状態を図7に示す。図7(a)のよう
に噴射ノズルでの1噴射当りの噴射時間が短いと、要求
噴射量を満足する為に特に高負荷時は噴射回数が多くな
り、部品の耐久性が低下する。そして、低負荷時は噴射
量が少ない為に安定せず、また次回の噴射までの間隔が
短いことから制御が複雑になる。
【0048】図7(b)のように噴射ノズルでの1噴射
当りの噴射時間が長いと、1噴射中の噴射圧力が低下す
ることにより供給量が安定しなかったり、噴射量を過渡
的に増減する場合の応答性が悪くなる。
当りの噴射時間が長いと、1噴射中の噴射圧力が低下す
ることにより供給量が安定しなかったり、噴射量を過渡
的に増減する場合の応答性が悪くなる。
【0049】従って、図7(c)のように最適な1噴射
当りの噴射時間Tinjを固定値に設定して、次の噴射
までの時間tを負荷に応じて可変制御することで供給量
の増減を制御することが望ましい。
当りの噴射時間Tinjを固定値に設定して、次の噴射
までの時間tを負荷に応じて可変制御することで供給量
の増減を制御することが望ましい。
【0050】すなわち、図7(d)のように最適な噴射
時間Tinjを決定し、供給量の要求が多い高負荷時
は、次の噴射までの時間thを短く、反対に供給量の要
求が少ない低負荷の場合には次の噴射までの時間tlを
長くしている。
時間Tinjを決定し、供給量の要求が多い高負荷時
は、次の噴射までの時間thを短く、反対に供給量の要
求が少ない低負荷の場合には次の噴射までの時間tlを
長くしている。
【0051】図8は、改質器5へ噴射された原燃料及び
水が改質されて燃料電池6に到達するまでの遅れ時間を
説明する図である。図8に示すように、原燃料及び水を
噴射する噴射弁から燃料電池6に達して発電するまで
に、蒸発器5aと、改質反応器5bと、CO選択反応器
5cと、切換弁21を含む配管との容積要素があり、こ
れらを順次ガスが通過していくための遅れ時間が存在す
る。
水が改質されて燃料電池6に到達するまでの遅れ時間を
説明する図である。図8に示すように、原燃料及び水を
噴射する噴射弁から燃料電池6に達して発電するまで
に、蒸発器5aと、改質反応器5bと、CO選択反応器
5cと、切換弁21を含む配管との容積要素があり、こ
れらを順次ガスが通過していくための遅れ時間が存在す
る。
【0052】この遅れ時間は改質器5に供給する空気量
によって異なり、大流量で流速が高い時は遅れ時間は短
く、小流量で流速が低い時は遅れ時間が長くなる特徴を
持つ。
によって異なり、大流量で流速が高い時は遅れ時間は短
く、小流量で流速が低い時は遅れ時間が長くなる特徴を
持つ。
【0053】任意の負荷状態での運転中にシステムの停
止要求があった場合、停止要求前の原燃料及び水の噴射
量は負荷や2次電池の充電状態等によって異なり、かつ
あらかじめ予想することができない。停止要求のタイミ
ングは任意なので高負荷運転直後の停止なのか、低負荷
運転後の停止なのか予想した制御ができない。しかも、
停止はできる限り短い時間で行うことが望ましく、次の
始動に影響が出るような状態で停止させてはならない。
止要求があった場合、停止要求前の原燃料及び水の噴射
量は負荷や2次電池の充電状態等によって異なり、かつ
あらかじめ予想することができない。停止要求のタイミ
ングは任意なので高負荷運転直後の停止なのか、低負荷
運転後の停止なのか予想した制御ができない。しかも、
停止はできる限り短い時間で行うことが望ましく、次の
始動に影響が出るような状態で停止させてはならない。
【0054】システム作動SW1の操作において、ON
の状態からOFFの状態へ移行した時のシステム停止要
求でシステム停止シーケンスを開始する。停止要求があ
ったら、まず水8及び原燃料9の噴射を停止する。図8
に示すように噴射した水8及び原燃料9が改質ガスとな
り、燃料電池6に到達するまでの遅れ時間が存在する為
に、停止要求直前に噴射した水8及び原燃料9は、図9
に示すように停止要求後にある遅れ時間を経て燃料電池
6に供給されることになる。
の状態からOFFの状態へ移行した時のシステム停止要
求でシステム停止シーケンスを開始する。停止要求があ
ったら、まず水8及び原燃料9の噴射を停止する。図8
に示すように噴射した水8及び原燃料9が改質ガスとな
り、燃料電池6に到達するまでの遅れ時間が存在する為
に、停止要求直前に噴射した水8及び原燃料9は、図9
に示すように停止要求後にある遅れ時間を経て燃料電池
6に供給されることになる。
【0055】本発明においては、その遅れ時間は以下の
ように推測する。改質器5の容量の構成において、空気
量と流速は図10のように一義的に決まり、図11のよ
うに流速から改質ガスが燃料電池6に到達するまでの遅
れ時間を求めることができる。
ように推測する。改質器5の容量の構成において、空気
量と流速は図10のように一義的に決まり、図11のよ
うに流速から改質ガスが燃料電池6に到達するまでの遅
れ時間を求めることができる。
【0056】遅れ時間中は燃料電池6にカソードガスで
ある空気を供給し、遅れ時間を経て燃料電池6に供給さ
れる改質ガスと空気を反応させることで、残留ガスの発
生なくシステムを停止することができる。
ある空気を供給し、遅れ時間を経て燃料電池6に供給さ
れる改質ガスと空気を反応させることで、残留ガスの発
生なくシステムを停止することができる。
【0057】次に、ブロア4が吐出する空気量について
説明する。ブロア4が吐出する空気量QAは、制御弁1
8を介して改質反応器5bへ供給する空気量QA1と、
制御弁20を介してCO選択反応器5cへ供給する空気
量QA2と、制御弁を介さずに燃料電池6のアノードへ
供給する空気量QA3との和であり、次の式(1)で示
される。
説明する。ブロア4が吐出する空気量QAは、制御弁1
8を介して改質反応器5bへ供給する空気量QA1と、
制御弁20を介してCO選択反応器5cへ供給する空気
量QA2と、制御弁を介さずに燃料電池6のアノードへ
供給する空気量QA3との和であり、次の式(1)で示
される。
【0058】
【数1】
QA=QA1+QA2+QA3 …(1)
まず改質器5へ供給する空気量QA1,QA2は以下の
通り演算する。燃料電池の要求発電量は、図4に示すよ
うに、車両駆動用電気モータ23に要求される要求出
力、言い換えればトルク要求センサ3が検出したトルク
要求と車速との積に応じて決定される。なお、急速なト
ルク要求の変化に対して燃料電池の発電出力の応答が遅
れる場合、不足する電力(電流)は2次電池からの放電
によって補われる。燃料電池の発電出力の応答が良けれ
ば、2次電池が過渡的に放電すべき電力(電流)及び電
力量が小さくなる。このため、燃料電池の応答性能の向
上は、重量、サイズが大きく、高価な2次電池22の容
量を低減させる効果がある。
通り演算する。燃料電池の要求発電量は、図4に示すよ
うに、車両駆動用電気モータ23に要求される要求出
力、言い換えればトルク要求センサ3が検出したトルク
要求と車速との積に応じて決定される。なお、急速なト
ルク要求の変化に対して燃料電池の発電出力の応答が遅
れる場合、不足する電力(電流)は2次電池からの放電
によって補われる。燃料電池の発電出力の応答が良けれ
ば、2次電池が過渡的に放電すべき電力(電流)及び電
力量が小さくなる。このため、燃料電池の応答性能の向
上は、重量、サイズが大きく、高価な2次電池22の容
量を低減させる効果がある。
【0059】燃料電池6における発電量と水素の消費量
とは、図5に示すような関係がある。従って、要求出力
(トルク要求)に応じて水素消費量が決定される。
とは、図5に示すような関係がある。従って、要求出力
(トルク要求)に応じて水素消費量が決定される。
【0060】上述の通り、燃料電池6の発電特性から、
燃料電池6での水素消費量を上回る水素の供給量が必要
である。ここでは必要な水素消費量の1.5倍の改質ガ
ス量を供給し、水素の過剰供給倍率を1.5としてい
る。
燃料電池6での水素消費量を上回る水素の供給量が必要
である。ここでは必要な水素消費量の1.5倍の改質ガ
ス量を供給し、水素の過剰供給倍率を1.5としてい
る。
【0061】改質ガスは改質反応器5bにて空気を酸化
剤として生成され、改質反応器5bに供給する空気量Q
A1は以下の通り決定する。
剤として生成され、改質反応器5bに供給する空気量Q
A1は以下の通り決定する。
【0062】メタノールを原燃料とした場合の改質反応
式は、以下の(2)式で示す水蒸気改質反応式と、
(3)式で示す部分酸化反応式がある。
式は、以下の(2)式で示す水蒸気改質反応式と、
(3)式で示す部分酸化反応式がある。
【0063】
【化1】
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(2)
CH3OH+(1/2)O2→2H2+CO2 …(3)
ここで、例えば定格触媒動作温度における実験的に求め
た(2)式の反応と(3)式の反応との比率を7:3と
すると、改質反応器5bでメタノールの70%が水蒸気
改質され、残りの30%が部分酸化されることになる。
た(2)式の反応と(3)式の反応との比率を7:3と
すると、改質反応器5bでメタノールの70%が水蒸気
改質され、残りの30%が部分酸化されることになる。
【0064】従って、(2)式の両辺を0.7倍したも
のと、(3)式の両辺を0.3倍したものとを加え合わ
せると、1molのメタノールについて、部分酸化反応
の比率を30%、水蒸気改質反応の比率を70%とした
場合の以下の反応式(4)が得られる。
のと、(3)式の両辺を0.3倍したものとを加え合わ
せると、1molのメタノールについて、部分酸化反応
の比率を30%、水蒸気改質反応の比率を70%とした
場合の以下の反応式(4)が得られる。
【0065】
【化2】
CH3OH+0.7H2O+0.15O2→2.7H2+CO2…(4)
この式(4)は、メタノール1molから水素が2.7
mol生成され、その時の必要な水が0.7mol、酸
素が0.15molであることを示している。
mol生成され、その時の必要な水が0.7mol、酸
素が0.15molであることを示している。
【0066】標準状態(0℃、1気圧)において気体1
molの容積は、22.4Lなので、室温換算で気体1
mol=24Lとすると、式(4)から水素は64.8
L生成されることがわかる。
molの容積は、22.4Lなので、室温換算で気体1
mol=24Lとすると、式(4)から水素は64.8
L生成されることがわかる。
【0067】式(4)から、酸素(O2)は0.15m
olなので、水素量64.8Lを発生する為のO2は
3.6L必要であることがわかる。空気中のO2は21
%、N2は79%として計算すると、水素量64.8L
を発生する為の空気量としては17.1Lが必要にな
る。
olなので、水素量64.8Lを発生する為のO2は
3.6L必要であることがわかる。空気中のO2は21
%、N2は79%として計算すると、水素量64.8L
を発生する為の空気量としては17.1Lが必要にな
る。
【0068】この計算に基づいて、要求負荷に応じて必
要な水素量から、改質反応器5aに必要な空気量を算出
することができ、改質反応器5bに供給する空気量QA
1が決定された。
要な水素量から、改質反応器5aに必要な空気量を算出
することができ、改質反応器5bに供給する空気量QA
1が決定された。
【0069】次に、CO選択反応器5cに供給する空気
量QA2は以下の通り決定する。改質反応器5bにて生
成された改質ガスは、燃料電池6が許容しない濃度の一
酸化炭素が含まれており、次工程であるCO選択反応器
5cに空気に供給することによって一酸化炭素を選択酸
化反応により除去する。
量QA2は以下の通り決定する。改質反応器5bにて生
成された改質ガスは、燃料電池6が許容しない濃度の一
酸化炭素が含まれており、次工程であるCO選択反応器
5cに空気に供給することによって一酸化炭素を選択酸
化反応により除去する。
【0070】上記のように、メタノールの部分酸化反応
の比率を30%とした場合、改質反応器5bの触媒性能
から一酸化炭素濃度は約1%まで低減可能であるが、燃
料電池6が許容する一酸化炭素濃度は100ppm程度
であり、CO選択反応器5cによる触媒反応で更なる濃
度低減が必須である。
の比率を30%とした場合、改質反応器5bの触媒性能
から一酸化炭素濃度は約1%まで低減可能であるが、燃
料電池6が許容する一酸化炭素濃度は100ppm程度
であり、CO選択反応器5cによる触媒反応で更なる濃
度低減が必須である。
【0071】一酸化炭素の除去を効率よく行う為に、以
下の係数を実験から得ている。
下の係数を実験から得ている。
【0072】
【数2】O2/CO=2.4 …(5)
これは、CO選択反応器5cの触媒性能から一酸化炭素
量の2.4倍の酸素を供給すればCO選択反応器5c下
流の一酸化炭素濃度が燃料電池6の許容する濃度まで低
減するということである。
量の2.4倍の酸素を供給すればCO選択反応器5c下
流の一酸化炭素濃度が燃料電池6の許容する濃度まで低
減するということである。
【0073】上記の例から、64.8Lの水素中の1%
が一酸化炭素であるとすると、供給するO2量は1.6
L、空気量としては、7.8L供給必要であることがわ
かる。
が一酸化炭素であるとすると、供給するO2量は1.6
L、空気量としては、7.8L供給必要であることがわ
かる。
【0074】この計算に基づいて、改質反応器5bが発
生する水素量から空気量を算出することができ、CO選
択反応器5cに供給する空気量QA2が決定された。
生する水素量から空気量を算出することができ、CO選
択反応器5cに供給する空気量QA2が決定された。
【0075】燃料電池6への空気供給量QA3も改質ガ
スと同様に消費量に対し、過剰に供給する必要がある。
スと同様に消費量に対し、過剰に供給する必要がある。
【0076】ここでは、燃料電池6へ供給する改質ガス
量の3倍の空気量を供給している。これによって、燃料
電池6に供給する改質ガス量が決定すれば、燃料電池6
に供給する空気量QA3も決定する。
量の3倍の空気量を供給している。これによって、燃料
電池6に供給する改質ガス量が決定すれば、燃料電池6
に供給する空気量QA3も決定する。
【0077】以上の計算で求めたそれぞれの空気供給量
QA1、QA2、QA3から、ブロア4が供給する空気
量QAが上記式(1)に基づいて算出され、空気量QA
に基づいて図6の関係からブロア4の回転数が制御され
る。
QA1、QA2、QA3から、ブロア4が供給する空気
量QAが上記式(1)に基づいて算出され、空気量QA
に基づいて図6の関係からブロア4の回転数が制御され
る。
【0078】次に、水8及び原燃料9の供給量は以下の
ように決定する。上記反応式(4)の通り、メタノール
1molで水素が2.7mol生成され、その時の必要
な水は0.7mol、O2は0.15molであること
を示している。
ように決定する。上記反応式(4)の通り、メタノール
1molで水素が2.7mol生成され、その時の必要
な水は0.7mol、O2は0.15molであること
を示している。
【0079】それぞれ、メタノール1mol=40c
c、水1mol=17.9ccであるので、水素量6
4.8Lを発生する為のメタノール噴射量は40cc、
水噴射量は12.5ccが必要になる。
c、水1mol=17.9ccであるので、水素量6
4.8Lを発生する為のメタノール噴射量は40cc、
水噴射量は12.5ccが必要になる。
【0080】以上のようにして、燃料電池に要求される
要求負荷(要求トルク×回転速度)に応じた必要な水素
量から水8及び原燃料9の供給量およびブロア4が供給
する空気量を算出することができる。
要求負荷(要求トルク×回転速度)に応じた必要な水素
量から水8及び原燃料9の供給量およびブロア4が供給
する空気量を算出することができる。
【0081】図2は、図1のECU2が実行するシステ
ム作動シーケンスを説明するフローチャートである。図
3は、図2中の通常運転制御(S40)を詳細に説明す
るフローチャートである。
ム作動シーケンスを説明するフローチャートである。図
3は、図2中の通常運転制御(S40)を詳細に説明す
るフローチャートである。
【0082】図2において、まずステップ(以下、ステ
ップをSと略す)10において、システム作動SW1の
状態を読み込んで、ON/OFFを判定する。システム
作動SW1がONであれば、S40の図3で詳述する通
常運転制御を行う。
ップをSと略す)10において、システム作動SW1の
状態を読み込んで、ON/OFFを判定する。システム
作動SW1がONであれば、S40の図3で詳述する通
常運転制御を行う。
【0083】システム作動SW1がOFFであれば、運
転者のシステム停止指示がなされたものとして、S12
へ移り、ブロア4の回転を継続させることにより、空気
供給を継続する。次いでS14で水及びメタノールの供
給を停止し、S16で停止直前の改質反応器5bの空気
供給量QA1old を読み出す。この停止直前の改質反応
器5bの空気供給量QA1old は、ECU2が内蔵する
マイクロコンピュータの作業記憶に記憶されている。
転者のシステム停止指示がなされたものとして、S12
へ移り、ブロア4の回転を継続させることにより、空気
供給を継続する。次いでS14で水及びメタノールの供
給を停止し、S16で停止直前の改質反応器5bの空気
供給量QA1old を読み出す。この停止直前の改質反応
器5bの空気供給量QA1old は、ECU2が内蔵する
マイクロコンピュータの作業記憶に記憶されている。
【0084】次いでS18で、停止直前の改質反応器5
bの空気供給量QA1old から、図10のようなマップ
を参照して、改質反応器5bにおける空気の流速V1を
求める。空気量から流速は図10に示すように一義的に
決まる。
bの空気供給量QA1old から、図10のようなマップ
を参照して、改質反応器5bにおける空気の流速V1を
求める。空気量から流速は図10に示すように一義的に
決まる。
【0085】同様に、S20で停止直前のCO選択反応
器5cの空気供給量QA2old を読み出す。この停止直
前のCO選択反応器5cの空気供給量QA2old は、E
CU2が内蔵するマイクロコンピュータの作業記憶に記
憶されている。
器5cの空気供給量QA2old を読み出す。この停止直
前のCO選択反応器5cの空気供給量QA2old は、E
CU2が内蔵するマイクロコンピュータの作業記憶に記
憶されている。
【0086】次いでS22で、停止直前のCO選択反応
器5cの空気供給量QA2old から、予めECU2に記
憶した図10のようなマップを参照して、CO選択反応
器5cにおける空気の流速V2を求める。空気量から流
速は図10に示すように一義的に決まる。
器5cの空気供給量QA2old から、予めECU2に記
憶した図10のようなマップを参照して、CO選択反応
器5cにおける空気の流速V2を求める。空気量から流
速は図10に示すように一義的に決まる。
【0087】次いでS24で、空気量から求めた流速に
基づいて、停止要求前に供給済みの原燃料及び水が改質
ガスとなって燃料電池へ到達する遅れ時間TDを算出す
る(請求項3)。ここで、遅れ時間TDは、改質反応器
5bにおける遅れ時間TD1と、CO選択反応器5cに
おける遅れ時間TD2と、改質器5の出口から燃料電池
6の入口までの遅れ時間TD3との和である式(6)で
示されるものとする。
基づいて、停止要求前に供給済みの原燃料及び水が改質
ガスとなって燃料電池へ到達する遅れ時間TDを算出す
る(請求項3)。ここで、遅れ時間TDは、改質反応器
5bにおける遅れ時間TD1と、CO選択反応器5cに
おける遅れ時間TD2と、改質器5の出口から燃料電池
6の入口までの遅れ時間TD3との和である式(6)で
示されるものとする。
【0088】
【数3】TD=TD1+TD2+TD3 …(6)
それぞれの遅れ時間TD1,TD2は、それぞれの流速
V1,V2から予めECU2に記憶した図11に示すよ
うなマップを参照して求められる。TD3は、TD2に
一定の係数k(0<k)を乗じて求める。ここでkは、
CO選択反応器の内部容量に対する切換弁21を含む改
質器5から燃料電池6までの管路の容積の割合である。
V1,V2から予めECU2に記憶した図11に示すよ
うなマップを参照して求められる。TD3は、TD2に
一定の係数k(0<k)を乗じて求める。ここでkは、
CO選択反応器の内部容量に対する切換弁21を含む改
質器5から燃料電池6までの管路の容積の割合である。
【0089】次いでS26で、ECU2が内蔵するタイ
マーにより、遅れ時間TDの計時を開始し、S28でT
Dが経過した否かを判定する。
マーにより、遅れ時間TDの計時を開始し、S28でT
Dが経過した否かを判定する。
【0090】S28でTDが経過していなければ、S3
2で改質反応器5bの反応状態が終了したか否かを判定
し、反応が未了であればS28へ戻る。S32の判定に
は、例えばタイマーの経過時間がTD1を超えたとき、
反応が終了したと判定しても良い。
2で改質反応器5bの反応状態が終了したか否かを判定
し、反応が未了であればS28へ戻る。S32の判定に
は、例えばタイマーの経過時間がTD1を超えたとき、
反応が終了したと判定しても良い。
【0091】S32の判定で、反応状態が終了を示して
いれば、S34で制御弁18を閉じる信号を出力して、
改質反応器5bへの空気供給を停止する(請求項5)。
次いで、S36で、CO選択反応器5cの反応状態が終
了したか否かを判定し、反応が未了であればS28へ戻
る。S36の判定には、例えばタイマーの経過時間がT
D1+TD2を超えたとき、反応が終了したと判定して
も良い。
いれば、S34で制御弁18を閉じる信号を出力して、
改質反応器5bへの空気供給を停止する(請求項5)。
次いで、S36で、CO選択反応器5cの反応状態が終
了したか否かを判定し、反応が未了であればS28へ戻
る。S36の判定には、例えばタイマーの経過時間がT
D1+TD2を超えたとき、反応が終了したと判定して
も良い。
【0092】S36の判定で、反応状態が終了を示して
いれば、S38で制御弁20を閉じる信号を出力して、
CO選択反応器5cへの空気供給を停止し(請求項
5)、S28へ戻る。
いれば、S38で制御弁20を閉じる信号を出力して、
CO選択反応器5cへの空気供給を停止し(請求項
5)、S28へ戻る。
【0093】ここで、改質ガスの反応が終了した反応器
には空気供給は不要であり、改質反応が終了した反応器
の制御弁を閉じて、空気の供給を停止することにより、
改質器の過剰温度上昇を防ぐことができる。
には空気供給は不要であり、改質反応が終了した反応器
の制御弁を閉じて、空気の供給を停止することにより、
改質器の過剰温度上昇を防ぐことができる。
【0094】S28の判定でTDが経過していれば、S
30でブロア4を停止させて空気供給を停止し、終了す
る(請求項4)。こうして、システム停止時に、遅れ時
間中は燃料電池6にカソードガスである空気を供給し、
遅れ時間を経て燃料電池6に供給される改質ガスと空気
を反応させることで、残留ガスの発生なくシステムを停
止することができる。また、推定した遅れ時間が経過し
たら、ただちに燃料電池6への空気供給を停止すること
で、ブロア4の無駄な運転を防ぎ、エネルギーを無駄に
することがない。
30でブロア4を停止させて空気供給を停止し、終了す
る(請求項4)。こうして、システム停止時に、遅れ時
間中は燃料電池6にカソードガスである空気を供給し、
遅れ時間を経て燃料電池6に供給される改質ガスと空気
を反応させることで、残留ガスの発生なくシステムを停
止することができる。また、推定した遅れ時間が経過し
たら、ただちに燃料電池6への空気供給を停止すること
で、ブロア4の無駄な運転を防ぎ、エネルギーを無駄に
することがない。
【0095】図3において、通常運転制御は、まずS4
2で、トルク要求センサ3を読み込み、運転者のトルク
要求を検出する。次いでS44で、トルク要求値に図示
しない車速センサで検出した車速を乗じて、要求負荷を
算出する。ここで算出した要求負荷は、システム停止要
求を受けたときに、停止直前の要求負荷を読み出せるよ
うに、ECU2が内蔵するマイクロコンピュータに作業
エリアへ記憶しておくものとする。
2で、トルク要求センサ3を読み込み、運転者のトルク
要求を検出する。次いでS44で、トルク要求値に図示
しない車速センサで検出した車速を乗じて、要求負荷を
算出する。ここで算出した要求負荷は、システム停止要
求を受けたときに、停止直前の要求負荷を読み出せるよ
うに、ECU2が内蔵するマイクロコンピュータに作業
エリアへ記憶しておくものとする。
【0096】S46で要求負荷から燃料電池に対する要
求発電量を算出し、S48で要求発電量を燃料電池の単
位時間当たりの水素消費量(水素消費率)に換算する。
S48の次は、S50以降とS76以降とが並列処理可
能であり、並列処理しない場合には、いずれを先に処理
しても良い。
求発電量を算出し、S48で要求発電量を燃料電池の単
位時間当たりの水素消費量(水素消費率)に換算する。
S48の次は、S50以降とS76以降とが並列処理可
能であり、並列処理しない場合には、いずれを先に処理
しても良い。
【0097】S50では単位時間当たりの水素消費量に
過剰供給倍率を乗算して、単位時間当たりの供給水素量
を算出し、S52で水素量を水素のmol数に換算す
る。
過剰供給倍率を乗算して、単位時間当たりの供給水素量
を算出し、S52で水素量を水素のmol数に換算す
る。
【0098】次いでS54で、先に示した化学式
(2)、(2)、(4)より、S52の水素mol数か
ら、原燃料(メタノール)と、水と、酸素のそれぞれの
mol数を算出する。S54の次は、S56,S60,
S64,S70が並列処理可能であり、並列処理しない
場合には、いずれを先に処理しても良い。
(2)、(2)、(4)より、S52の水素mol数か
ら、原燃料(メタノール)と、水と、酸素のそれぞれの
mol数を算出する。S54の次は、S56,S60,
S64,S70が並列処理可能であり、並列処理しない
場合には、いずれを先に処理しても良い。
【0099】S56では、メタノールのmol数からメ
タノール噴射量QMを算出し、S58で原燃料噴射ノズ
ル15を制御してメタノール量QMを噴射する。S60
では、水のmol数から水噴射量QWを算出し、S62
で水噴射ノズル14を制御して水量QWを噴射する。
タノール噴射量QMを算出し、S58で原燃料噴射ノズ
ル15を制御してメタノール量QMを噴射する。S60
では、水のmol数から水噴射量QWを算出し、S62
で水噴射ノズル14を制御して水量QWを噴射する。
【0100】S64では、改質反応に必要な酸素のmo
l数から改質反応器5bへ供給する酸素量を算出し、S
66で改質反応器へ供給する酸素量から改質反応器5b
へ供給する空気量QA1を算出し、S68で制御弁18
を制御する。S70では、CO選択反応に必要な酸素の
mol数からCO選択反応器5cへ供給する酸素量を算
出し、S72でCO選択反応器へ供給する酸素量からC
O選択反応器5cへ供給する空気量QA2を算出し、S
74で制御弁20を制御する。
l数から改質反応器5bへ供給する酸素量を算出し、S
66で改質反応器へ供給する酸素量から改質反応器5b
へ供給する空気量QA1を算出し、S68で制御弁18
を制御する。S70では、CO選択反応に必要な酸素の
mol数からCO選択反応器5cへ供給する酸素量を算
出し、S72でCO選択反応器へ供給する酸素量からC
O選択反応器5cへ供給する空気量QA2を算出し、S
74で制御弁20を制御する。
【0101】尚、S56,S60,S66,S72でそ
れぞれ算出したメタノール量QM、水量QW、空気量Q
A1、空気量QA2は、それぞれ停止要求直前に供給し
たメタノール量QMold、水量QWold、空気量Q
A1old、空気量QA2oldとして読み出し可能な
ように、ECU2が内蔵するマイクロコンピュータに作
業エリアへ記憶しておくものとする。
れぞれ算出したメタノール量QM、水量QW、空気量Q
A1、空気量QA2は、それぞれ停止要求直前に供給し
たメタノール量QMold、水量QWold、空気量Q
A1old、空気量QA2oldとして読み出し可能な
ように、ECU2が内蔵するマイクロコンピュータに作
業エリアへ記憶しておくものとする。
【0102】S76では、1molの水素に対して0.
5molの酸素が燃料電池で反応することから、酸素燃
料電池の水素消費量に対応する酸素消費量を算出し、S
78で酸素消費量に酸素の過剰供給倍率を乗じて酸素供
給量を算出し、S80で燃料電池6の空気供給量QA3
を算出する。尚、途中の計算の各係数を総合して、S4
8で求めた水素消費量から直接空気供給量QA3を求め
るようにしてもよい。
5molの酸素が燃料電池で反応することから、酸素燃
料電池の水素消費量に対応する酸素消費量を算出し、S
78で酸素消費量に酸素の過剰供給倍率を乗じて酸素供
給量を算出し、S80で燃料電池6の空気供給量QA3
を算出する。尚、途中の計算の各係数を総合して、S4
8で求めた水素消費量から直接空気供給量QA3を求め
るようにしてもよい。
【0103】次いで、S68,S74,S80の処理が
全て終了すると、S82の実行が可能になり、S68,
S74,S80夫々のステップの結果であるQA1,Q
A2,QA3の総和(式(1))をとって、ブロア4か
ら供給する総空気量QAを算出する。次いでS84で、
空気量QAを供給するようにブロア4の回転数指令を出
力する。供給空気量からブロア4の回転数を求めるため
に、予め図6に示すようなマップをECU2に内蔵して
おく。
全て終了すると、S82の実行が可能になり、S68,
S74,S80夫々のステップの結果であるQA1,Q
A2,QA3の総和(式(1))をとって、ブロア4か
ら供給する総空気量QAを算出する。次いでS84で、
空気量QAを供給するようにブロア4の回転数指令を出
力する。供給空気量からブロア4の回転数を求めるため
に、予め図6に示すようなマップをECU2に内蔵して
おく。
【0104】次いでS86で図示しない改質器の温度を
検出して、S88で、検出温度が設定温度より低ければ
切換弁21の燃焼器16側の開度が大きくなるように、
検出温度が設定温度より高ければ切換弁21の燃焼器1
6側の開度が小さくなるように、切換弁21を制御し
て、通常運転制御を終了する。
検出して、S88で、検出温度が設定温度より低ければ
切換弁21の燃焼器16側の開度が大きくなるように、
検出温度が設定温度より高ければ切換弁21の燃焼器1
6側の開度が小さくなるように、切換弁21を制御し
て、通常運転制御を終了する。
【0105】尚、図2のフローチャートにおいては、シ
ステム停止要求直前の空気量QA1old 、QA2old に
基づいて、システム停止要求時に既に供給済みの原燃料
及び水が燃料電池に到達して発電されるまでの遅れ時間
を算出したが、既に供給済みの原燃料量QMold 、また
は供給済みの水量QWold に基づいて、上記遅れ時間を
算出することもできる(請求項3)。これらの場合、先
に示した化学式(2)、(3)、(4)により、原燃料
量QM、水量QM、空気量QA1、及び空気量QA2
は、相互に換算することができるからである。
ステム停止要求直前の空気量QA1old 、QA2old に
基づいて、システム停止要求時に既に供給済みの原燃料
及び水が燃料電池に到達して発電されるまでの遅れ時間
を算出したが、既に供給済みの原燃料量QMold 、また
は供給済みの水量QWold に基づいて、上記遅れ時間を
算出することもできる(請求項3)。これらの場合、先
に示した化学式(2)、(3)、(4)により、原燃料
量QM、水量QM、空気量QA1、及び空気量QA2
は、相互に換算することができるからである。
【0106】同様に、図3のS44からS54までの過
程により、要求負荷の大きさは、原燃料量QM、水量Q
M、空気量QA1、及び空気量QA2に換算することが
できるので、システム停止要求直前の要求負荷から上記
遅れ時間を算出することもできる(請求項2)。
程により、要求負荷の大きさは、原燃料量QM、水量Q
M、空気量QA1、及び空気量QA2に換算することが
できるので、システム停止要求直前の要求負荷から上記
遅れ時間を算出することもできる(請求項2)。
【0107】ここで、遅れ時間について、さらに詳しく
説明する。システム停止時に改質器5(蒸発器5aと改
質器5bとCO選択反応器5c)に存在している気体の
原燃料と気体の水および改質ガスが改質反応と選択酸化
反応を終了して改質器5から出て行くのに必要な時間が
改質器5での遅れ時間となる。この遅れ時間は、前述の
ようにシステム停止直前の負荷(空気流量、または原燃
料流量、または水流量)に応じて図11から求めること
ができる。ここで現実的には遅れ時間は数秒以下であ
る。
説明する。システム停止時に改質器5(蒸発器5aと改
質器5bとCO選択反応器5c)に存在している気体の
原燃料と気体の水および改質ガスが改質反応と選択酸化
反応を終了して改質器5から出て行くのに必要な時間が
改質器5での遅れ時間となる。この遅れ時間は、前述の
ようにシステム停止直前の負荷(空気流量、または原燃
料流量、または水流量)に応じて図11から求めること
ができる。ここで現実的には遅れ時間は数秒以下であ
る。
【0108】図11に示すように、システム停止時に流
速が大きい(負荷が大きい)ほど遅れ時間が短くなるの
は、以下の理由による。まず、改質器5の圧力が同じで
あれば、改質ガスの流量によらず改質器内(の各反応器
内)に存在できる改質ガス(および原燃料、水)の量は
一定である。ただし、改質器内の圧力損失のため圧力が
変わる場合には、流量により改質器内に存在できる改質
ガスの量も異なる。
速が大きい(負荷が大きい)ほど遅れ時間が短くなるの
は、以下の理由による。まず、改質器5の圧力が同じで
あれば、改質ガスの流量によらず改質器内(の各反応器
内)に存在できる改質ガス(および原燃料、水)の量は
一定である。ただし、改質器内の圧力損失のため圧力が
変わる場合には、流量により改質器内に存在できる改質
ガスの量も異なる。
【0109】一方で、燃料電池システムを停止する際に
改質器5から供給される改質ガス量は、システムの内圧
が低下するのに伴なって徐々に低下してくる。ここで前
述のように改質器内に存在する改質ガス量は一定なの
で、図12において三角形の面積が同じになるように改
質ガス量が低下することになり、改質器内の改質ガスが
出るのに要する遅れ時間は図12に示すようにシステム
停止直前の負荷が大きいほど短くなるのである。
改質器5から供給される改質ガス量は、システムの内圧
が低下するのに伴なって徐々に低下してくる。ここで前
述のように改質器内に存在する改質ガス量は一定なの
で、図12において三角形の面積が同じになるように改
質ガス量が低下することになり、改質器内の改質ガスが
出るのに要する遅れ時間は図12に示すようにシステム
停止直前の負荷が大きいほど短くなるのである。
【0110】なお、改質ガス量の低下具合(つまり、遅
れ時間)は圧力によって制御することができるので、例
えば改質反応を正常に行わせながら停止するための最適
な低下具合を実験的に求めておき、それに従って改質ガ
ス量を低下するように、図12のように改質ガス量を直
線的に低下するパターンに限らず圧力制御することが望
ましい。これにより図11の遅れ時間のマップも最適な
マップとして実験的に設定することができる。
れ時間)は圧力によって制御することができるので、例
えば改質反応を正常に行わせながら停止するための最適
な低下具合を実験的に求めておき、それに従って改質ガ
ス量を低下するように、図12のように改質ガス量を直
線的に低下するパターンに限らず圧力制御することが望
ましい。これにより図11の遅れ時間のマップも最適な
マップとして実験的に設定することができる。
【0111】次に、改質器内の各反応器毎に遅れ時間に
ついて詳しく説明する。蒸発器5aにおいて、噴射ノズ
ルは水8及び原燃料9を微粒化して噴射するため、蒸発
器に供給された原燃料及び水は瞬時に気化される。従っ
て、噴射ノズルからの原燃料と水を停止した際、蒸発器
5aから気体の原燃料と気体の水が出て行く時間は、蒸
発器内で気化されている原燃料と水のうち、システム停
止に伴ない内部圧力が大気圧にまで低下する分だけの量
の原燃料と水が蒸発器から出て行くのに要する時間とな
り、これが蒸発器5aでの遅れ時間ということになる。
ついて詳しく説明する。蒸発器5aにおいて、噴射ノズ
ルは水8及び原燃料9を微粒化して噴射するため、蒸発
器に供給された原燃料及び水は瞬時に気化される。従っ
て、噴射ノズルからの原燃料と水を停止した際、蒸発器
5aから気体の原燃料と気体の水が出て行く時間は、蒸
発器内で気化されている原燃料と水のうち、システム停
止に伴ない内部圧力が大気圧にまで低下する分だけの量
の原燃料と水が蒸発器から出て行くのに要する時間とな
り、これが蒸発器5aでの遅れ時間ということになる。
【0112】改質反応器5bから出ていく改質ガスは、
原燃料と水を停止した時点で改質器内にある改質ガス
と、改質器内に残っていて未だ改質されていない原燃
料と水、および原燃料と水の供給停止後に蒸発器から
供給される残りの原燃料と水のうち、双方を新たに
改質する分のうち、システム停止に伴ない内部圧力が大
気圧にまで低下する分だけの量の改質ガスが出ていくこ
とになる。この改質ガスが改質反応器5bから出ていく
時間が改質反応器5bでの遅れ時間ということになる。
原燃料と水を停止した時点で改質器内にある改質ガス
と、改質器内に残っていて未だ改質されていない原燃
料と水、および原燃料と水の供給停止後に蒸発器から
供給される残りの原燃料と水のうち、双方を新たに
改質する分のうち、システム停止に伴ない内部圧力が大
気圧にまで低下する分だけの量の改質ガスが出ていくこ
とになる。この改質ガスが改質反応器5bから出ていく
時間が改質反応器5bでの遅れ時間ということになる。
【0113】改質反応器5bから出ていく改質ガスすな
わち、CO選択反応器5cに供給される改質ガスがシス
テム停止に伴ない内部圧力が大気圧にまで低下する分だ
けの量の改質ガスがCO選択反応器5cから出て行く時
間がCO選択反応器5cでの遅れ時間となる。
わち、CO選択反応器5cに供給される改質ガスがシス
テム停止に伴ない内部圧力が大気圧にまで低下する分だ
けの量の改質ガスがCO選択反応器5cから出て行く時
間がCO選択反応器5cでの遅れ時間となる。
【0114】次に改質反応器5bでの遅れ時間における
空気の供給について説明する。改質反応器5bで未だ改
質されていない原燃料と水のうち、前述のの原燃料と
水を供給させるために必要な空気量はシステム停止時直
前にすでに供給されているので、システム停止直後から
改質器に新たに供給する空気量はの原燃料と水の供給
停止後に蒸発器から供給された原燃料と水を改質させる
ために必要な空気量になる。
空気の供給について説明する。改質反応器5bで未だ改
質されていない原燃料と水のうち、前述のの原燃料と
水を供給させるために必要な空気量はシステム停止時直
前にすでに供給されているので、システム停止直後から
改質器に新たに供給する空気量はの原燃料と水の供給
停止後に蒸発器から供給された原燃料と水を改質させる
ために必要な空気量になる。
【0115】の原燃料と水の量は前述のように改質器
内の圧力が一定であれば負荷によらず一定であるので、
システム停止時にの原燃料と水を改質させるために必
要な空気量は運転条件にかかわらず式(4)から一義的
に決めることができる。そして、この空気量は前記遅れ
時間中に供給され、停止直前の負荷(または空気流量、
または原燃料流量または水流量)に応じてあらかじめ例
えば実験的に調べられ設定された図13のようなマップ
のように時間の関数として徐々に減少して供給され、遅
れ時間経過後に空気の供給は停止される。
内の圧力が一定であれば負荷によらず一定であるので、
システム停止時にの原燃料と水を改質させるために必
要な空気量は運転条件にかかわらず式(4)から一義的
に決めることができる。そして、この空気量は前記遅れ
時間中に供給され、停止直前の負荷(または空気流量、
または原燃料流量または水流量)に応じてあらかじめ例
えば実験的に調べられ設定された図13のようなマップ
のように時間の関数として徐々に減少して供給され、遅
れ時間経過後に空気の供給は停止される。
【0116】また、前述のように改質反応器5b内の圧
力が一定であれば改質反応器5bから供給される改質ガ
スの量は負荷によらず一定であるので、システム停止時
にCOを除去するために必要な空気量も運転条件にかか
わらず一義的に決まる。そして、この空気量も前記遅れ
時間中にCO選択反応器に供給され、図13と同様のあ
らかじめ設定されたマップで時間の関数として徐々に減
少して供給される。
力が一定であれば改質反応器5bから供給される改質ガ
スの量は負荷によらず一定であるので、システム停止時
にCOを除去するために必要な空気量も運転条件にかか
わらず一義的に決まる。そして、この空気量も前記遅れ
時間中にCO選択反応器に供給され、図13と同様のあ
らかじめ設定されたマップで時間の関数として徐々に減
少して供給される。
【0117】同様にして、CO選択反応器から燃料電池
に供給される改質ガス量も一義的に決まり、これに基づ
いて燃料電池の発電に必要な空気が、図13と同様のあ
らかじめ設定されたマップで時間の関数として徐々に減
少して供給される。
に供給される改質ガス量も一義的に決まり、これに基づ
いて燃料電池の発電に必要な空気が、図13と同様のあ
らかじめ設定されたマップで時間の関数として徐々に減
少して供給される。
【0118】なお、各反応器における反応は上流側の改
質反応器5b、CO選択反応器5cの順で進行してゆく
ため、遅れ時間はCO改質反応器よりも改質反応器の方
が短い場合があり、この場合には上流側の遅れ時間が短
い反応器に供給する空気から順に空気の供給を止めるこ
とになり、空気供給量が必要最小限に抑えられる。
質反応器5b、CO選択反応器5cの順で進行してゆく
ため、遅れ時間はCO改質反応器よりも改質反応器の方
が短い場合があり、この場合には上流側の遅れ時間が短
い反応器に供給する空気から順に空気の供給を止めるこ
とになり、空気供給量が必要最小限に抑えられる。
【0119】以上のように原燃料、水、改質ガスの減少
に合わせて空気の供給も徐々に減少させると、過温度に
なったり、過剰のCOが生成することを完全に防止でき
る。
に合わせて空気の供給も徐々に減少させると、過温度に
なったり、過剰のCOが生成することを完全に防止でき
る。
【0120】なお、本発明における停止時の空気供給方
法は上記説明した内容に限定されるものではなく、蒸発
器の原燃料および水が瞬時に改質反応器やCO選択反応
器に供給されるような場合には、上述のような制御は行
わず供給する空気も改質反応器やCO選択反応器に瞬時
に供給するようにすれば簡易に停止を行うことができ
る。
法は上記説明した内容に限定されるものではなく、蒸発
器の原燃料および水が瞬時に改質反応器やCO選択反応
器に供給されるような場合には、上述のような制御は行
わず供給する空気も改質反応器やCO選択反応器に瞬時
に供給するようにすれば簡易に停止を行うことができ
る。
【0121】なお、以下に停止時におけるその他の制御
について説明する。システム停止後に改質器から燃料電
池に供給される改質ガスの量は徐々に減少してくるの
で、改質ガスの量に合わせて例えばストイキ比が一定に
なるように燃料電池の出力も小さくなるように制御す
る。これに合わせて燃料電池での反応に必要な空気も減
少させる。これにより燃料電池の発電に必要な改質ガス
と空気を過不足なく供給することができる。
について説明する。システム停止後に改質器から燃料電
池に供給される改質ガスの量は徐々に減少してくるの
で、改質ガスの量に合わせて例えばストイキ比が一定に
なるように燃料電池の出力も小さくなるように制御す
る。これに合わせて燃料電池での反応に必要な空気も減
少させる。これにより燃料電池の発電に必要な改質ガス
と空気を過不足なく供給することができる。
【0122】また、遅れ時間中空気を供給して発電させ
る際は、前述のように改質反応器5b、CO選択反応器
5c、燃料電池6に供給する空気の供給量を徐々に減少
し、これらの総量を制御する。改質反応器5bへの空気
量制御は制御弁18,CO選択反応器5cへの空気量制
御は制御弁20にて行い、空気総量の制御はブロア4の
回転数制御により行う。
る際は、前述のように改質反応器5b、CO選択反応器
5c、燃料電池6に供給する空気の供給量を徐々に減少
し、これらの総量を制御する。改質反応器5bへの空気
量制御は制御弁18,CO選択反応器5cへの空気量制
御は制御弁20にて行い、空気総量の制御はブロア4の
回転数制御により行う。
【0123】また、システム停止後も燃料電池6で消費
しなかった改質ガスは、燃焼器16で燃焼させる。これ
により改質器5内に残存した原燃料と水が改質反応する
ための熱を供給できる。
しなかった改質ガスは、燃焼器16で燃焼させる。これ
により改質器5内に残存した原燃料と水が改質反応する
ための熱を供給できる。
【0124】また、図13に示すように改質器5から供
給される改質ガスを減少するために、燃料電池システム
内の圧力を、図示しない圧力調整バルブ等の圧力調整装
置を調整して徐々に減少させるとよい。
給される改質ガスを減少するために、燃料電池システム
内の圧力を、図示しない圧力調整バルブ等の圧力調整装
置を調整して徐々に減少させるとよい。
【0125】また、蒸発器5aに残った大気圧力のわず
かの原燃料と水は、システムが冷えてから回収すればよ
い。また、改質反応器5bとCO選択反応器5cに残っ
た改質ガスはシステムが冷えてから空気によりパージし
て燃焼器16で燃焼した後排出させるとよい。あるい
は、蒸発器5a内に残った原燃料と水の蒸気および改質
ガスは不活性ガス供給装置を別に設けて、不活性ガスで
パージしても燃焼器16で燃焼した後排出させるとよ
い。これにより原燃料、水、改質ガスが改質反応器に残
留することを防止できる。
かの原燃料と水は、システムが冷えてから回収すればよ
い。また、改質反応器5bとCO選択反応器5cに残っ
た改質ガスはシステムが冷えてから空気によりパージし
て燃焼器16で燃焼した後排出させるとよい。あるい
は、蒸発器5a内に残った原燃料と水の蒸気および改質
ガスは不活性ガス供給装置を別に設けて、不活性ガスで
パージしても燃焼器16で燃焼した後排出させるとよ
い。これにより原燃料、水、改質ガスが改質反応器に残
留することを防止できる。
【図1】本発明に係る改質型燃料電池システムの制御装
置を適用した燃料電池車両の全体構成を示す構成図であ
る。
置を適用した燃料電池車両の全体構成を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】図2中の通常運転制御を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図4】要求出力と燃料電池発電量との関係を説明する
図である。
図である。
【図5】発電量と水素消費量との関係を説明する図であ
る。
る。
【図6】供給空気量とブロア回転数との関係を説明する
図である。
図である。
【図7】原燃料及び水の噴射方法を説明する図である。
【図8】改質器の構成と遅れ時間を説明する図である。
【図9】遅れ時間の説明図である。
【図10】空気量と流速の関係の説明図である。
【図11】流速と遅れ時間の関係の説明図である。
【図12】システム停止時の改質ガス量の時間変化を説
明する図である。
明する図である。
【図13】システム停止時の供給空気量の時間変化を説
明する図である。
明する図である。
1…システム作動SW
2…ECU
3…トルク要求センサ
4…ブロア
5…改質器
5a…蒸発器
5b…改質反応器
5c…CO選択反応器
6…燃料電池
7…流量計
8…水
9…原燃料(アルコール)
10…水タンク
11…原燃料タンク
12…水ポンプ
13…原燃料ポンプ
14…水噴射ノズル
15…原燃料噴射ノズル
16…燃焼器
17,19…流量計
18,20…制御弁
21…切換弁
22…2次電池
23…駆動モーター
24…強電制御用ECU
Claims (6)
- 【請求項1】 改質ガス中の水素と空気中の酸素との電
気化学反応によって発電する燃料電池と、 原燃料及び水から水素リッチな改質ガスを生成して前記
燃料電池へ供給する改質器と、 前記燃料電池及び前記改質器に空気を供給する空気供給
装置と、を備えた改質型燃料電池システムにおいて、 システム停止要求の有無を判定する停止要求判定手段
と、 システムに対する要求負荷を検知する要求負荷検知手段
と、 前記停止要求判定手段のシステム停止判定を受けて、前
記改質器への原燃料及び水の供給を停止する原料供給停
止手段と、 該原料供給停止手段が原燃料及び水の供給を停止するま
でに供給された原燃料及び水から改質された改質ガスが
燃料電池に到達するまでの遅れ時間を推定する遅れ時間
推定手段と、 システム停止要求時から前記遅れ時間推定手段が推定し
た遅れ時間が経過するまで、改質器と燃料電池のカソー
ド極に空気供給を継続し、燃料電池に発電を継続させる
発電継続手段と、 を備えたことを特徴とする改質型燃料電池システムの制
御装置。 - 【請求項2】 前記遅れ時間推定手段は、 前記停止要求判定手段がシステム停止要求が有ると判定
した際に前記要求負荷検出手段が検出した要求負荷に基
づいて、前記遅れ時間を推定することを特徴とする請求
項1記載の改質型燃料電池システムの制御装置。 - 【請求項3】 前記遅れ時間推定手段は、 前記停止要求判定手段がシステム停止要求が有ると判定
するまでに、前記改質器へ供給した空気又は原燃料又は
水の量に基づいて、前記遅れ時間を推定することを特徴
とする請求項1記載の改質型燃料電池システムの制御装
置。 - 【請求項4】 前記遅れ時間経過後に、前記空気供給装
置を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3
の何れか1項記載の改質型燃料電池システムの制御装
置。 - 【請求項5】 前記改質器にはそれぞれ空気導入部を持
つ複数の反応器が直列に配置され、システム停止要求前
に供給した原燃料及び水の改質手順において反応が終了
した反応器から順次空気の供給を停止することを特徴と
する請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の改質型燃
料電池システムの制御装置。 - 【請求項6】 前記燃料電池システムは、燃料電池から
充電可能な2次電池を備え、 前記遅れ時間中に燃料電池が発電した電力を前記2次電
池に充電するように制御することを特徴とする請求項1
乃至請求項5の何れか1項記載の改質型燃料電池システ
ムの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028520A JP2003229157A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 改質型燃料電池システムの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028520A JP2003229157A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 改質型燃料電池システムの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003229157A true JP2003229157A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27749701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002028520A Pending JP2003229157A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 改質型燃料電池システムの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003229157A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2005078844A1 (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム及び残留燃料ガスの除去方法 |
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-
2002
- 2002-02-05 JP JP2002028520A patent/JP2003229157A/ja active Pending
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