JP2003229401A - 除去方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
4A族元素を含む金属を高い洗浄度で除去する。 【解決手段】濃厚HFによるウエット処理を行った後、
フッ化水素酸および硝酸を含む水溶液によるウエット処
理を行い、ついで再度、濃厚HFによるウエット処理を
行う。
Description
族元素または4A族元素を含む汚染物質を除去する方法
に関するものである。
細化・高集積化の要請から、これまでゲート絶縁膜の薄
膜化の検討が盛んに行われてきた。しかしながら、現在
の技術レベルでは、ゲート絶縁膜の厚みが数nmという
極薄の水準に達しており、これよりも薄い絶縁膜とする
には、リーク電流の増大等により素子の信頼性が損なわ
れる懸念がある。
え、誘電率の高い、いわゆるhigh−k膜の適用が近
年検討されつつある。high−k膜の材料として、例
えば、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化アルミ
ニウムなどの材料が検討されており、これらの高誘電率
の膜をトランジスタの絶縁膜として用いた場合、ゲート
容量を高くしつつリーク電流の低減を図ることができ
る。
は、より高い誘電率を有する材料により容量膜を構成す
る技術が望まれている。現在、酸化タンタル等の材料が
検討されつつあるが、リーク電流が発生する等、実用化
にあたっての課題を抱えている。こうした中、酸化ジル
コニウムや酸化ハフニウム等の材料を用いてキャパシタ
を形成する技術が検討され始めている。
に、3A族元素、3B族元素または4A族元素の酸化物
は、高い清浄度で溶解除去することが困難である。特
に、シリコン基板表面あるいはシリコン酸化膜上にこれ
らの材料からなる汚染物質を付着すると、3A族元素、
3B族元素または4A族元素がシリコンと反応すること
により、シリサイドやシリケートが形成され、除去が極
めて困難になることが、本発明者の検討により明らかに
されている。
液として、フッ化水素酸がある。フッ化水素酸は、シリ
コン基板の一部を溶解し、リフトオフ効果により汚染を
除去する。こうした技術の例が、特開平5−21595
号公報、特開平10−307087号公報に開示されて
いる。
で使用しても、上記したhigh−k膜材料の汚染を除
去することは容易ではなかった。たとえば、フッ化水素
酸50質量%の水溶液に対し、以下の値が得られてい
る。 熱シリコン酸化膜:1600nm/min ZrO2膜:2nm/min HfO2膜:0.5nm/min以下 上記のように、ZrO2膜、HfO2膜といった高い比誘
電率を有する膜は、エッチングレートが低く、汚染の除
去を行うことが一般に困難である。
に形成された3A族元素、3B族元素または4A族元素
を含む金属を高い洗浄度で除去する技術を提供すること
を目的とする。
基板に付着した、3A族元素、3B族元素または4A族
元素を含む汚染物質を除去する方法であって、酸または
アルカリを含む第一の除去液により前記半導体基板をウ
エット処理する第一の工程と、(a)フッ化水素酸また
はその塩、および(b)酸化剤を含む第二の除去液によ
り前記半導体基板をウエット処理する第二の工程と、を
含むことを特徴とする除去方法が提供される。
程の後、さらにフッ化水素酸またはその塩を含む第三の
除去液によりウエット処理する第三の工程を含む構成と
することができる。
程の後、(a)フッ化水素酸またはその塩、および
(b)酸化剤を含む第四の除去液により前記半導体基板
をウエット処理する第四の工程をさらに含む構成とする
ことができる。
去液に含まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、過塩素酸、沃
素酸、過沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化臭素イオンを
含む塩、酸化マンガンイオンを含む塩および4価セリウ
ムイオンを含む塩からなる群から選ばれる一または二以
上の化合物である構成とすることができる。
去液に含まれる酸化剤は、硝酸である構成とすることが
できる。
去液に含まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、過塩素酸、沃
素酸、過沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化臭素イオンを
含む塩、酸化マンガンイオンを含む塩および4価セリウ
ムイオンを含む塩からなる群から選ばれる一または二以
上の化合物である構成とすることができる。
去液に含まれる酸化剤は、硝酸である構成とすることが
できる。
は、3A族元素を含む酸化物、3B族元素を含む酸化
物、または4A族元素を含む酸化物である構成とするこ
とができる。
は、ジルコニウム、ハフニウム、ランタノイドまたはそ
の酸化物である構成とすることができる。
板はシリコン基板とすることができる。
に3A族元素、3B族元素または4A族元素を含む膜を
形成した後、酸またはアルカリを含む第一の除去液によ
り前記半導体基板をウエット処理する第一の工程と、
(a)フッ化水素酸またはその塩、および(b)酸化剤
を含む第二の除去液により前記半導体基板をウエット処
理する第二の工程と、を含むことを特徴とする半導体装
置の製造方法が提供される。
前記第二の工程の後、さらにフッ化水素酸またはその塩
を含む第三の除去液によりウエット処理する第三の工程
を含む構成とすることができる。
前記第三の工程の後、(a)フッ化水素酸またはその
塩、および(b)酸化剤を含む第四の除去液により前記
半導体基板をウエット処理する第四の工程をさらに含む
構成とすることができる。
前記第二の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、
過塩素酸、沃素酸、過沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化
臭素イオンを含む塩、酸化マンガンイオンを含む塩およ
び4価セリウムイオンを含む塩からなる群から選ばれる
一または二以上の化合物である構成とすることができ
る。
前記第二の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸である構成
とすることができる。
前記第四の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、
過塩素酸、沃素酸、過沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化
臭素イオンを含む塩、酸化マンガンイオンを含む塩およ
び4価セリウムイオンを含む塩からなる群から選ばれる
一または二以上の化合物である構成とすることができ
る。
前記第四の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸である構成
とすることができる。
前記膜は、3A族元素を含む酸化物、3B族元素を含む
酸化物または4A族元素を含む酸化物を含むものとする
ことができる。
前記膜は、ジルコニウム、ハフニウム、ランタノイドま
たはその酸化物を含む構成とすることができる。
前記半導体基板はシリコン基板とすることができる。
前記第一の工程で、ハフニウムを含む膜を形成した後、
400℃以上の熱処理を行い、その後、前記第一の除去
液により前記半導体基板をウエット処理する構成とする
ことができる。
族元素、3B族元素または4A族元素を含む汚染物質を
除去し、その後、第二の除去液により、3A族元素、3
B族元素または4A族元素と下地材料との反応生成物の
少なくとも一部が効果的に除去される。これにより、目
的とする汚染物質が効率的に除去される。特に、本発明
をシリコン基板上に付着した汚染物質を除去する方法に
適用した場合、第二の除去液により、基板と汚染物質と
の間の界面に形成されるシリケートが効果的に除去され
る。
により、3A族元素、3B族元素または4A族元素と下
地材料との反応生成物の少なくとも一部が効果的に除去
される。しかしながら、上記反応生成物は複数の種類が
混在する場合があり、第二の除去液のみでは充分に汚染
を除去できないことがある。そこで第三の除去液による
処理を実施すれば、このような汚染も効果的に除去する
ことが可能となる。すなわち、汚染物質と下地材料との
反応生成物が第二の除去液の作用により酸化された後、
これが第三の除去液により除去される。以上の作用によ
り、反応生成物が一層効果的に除去され、高い清浄度で
汚染が除去される。
染物質と下地材料の反応生成物が効果的に除去される。
しかしながら、第一〜第三の除去液による処理を経るこ
とにより、反応生成物の一部が変質して除去困難な組成
に変質する場合がある。そこで第四の除去液による処理
を実施すれば、このような変質した反応生成物を効果的
に除去することができる。
除去に好適に適用することができるが、このほか、基板
の素子形成面における、3A族元素、3B族元素または
4A族元素を含む膜のエッチングに適用することができ
る。また、セル部と周辺回路を分離する場合やチップ単
位に分離する際、マスクを用いてウエット処理で分離す
る工程に本発明を好適に適用することができる。
導体基板の裏面や端面等、素子形成領域以外の部分に付
着した汚染物質を除去する用途に用いられる液のほか、
素子を構成する膜をウエットエッチングしてパターニン
グするのに用いられる液も含む。
シタの製造方法に好適に適用することができる。
保持して回転させながら除去液を吹き付けるという、い
わゆるスピン洗浄法を利用することができる。スピン洗
浄法により汚染物質の除去を行った場合、安定した除去
性能を得ることができる。この除去液は、たとえば素子
形成領域以外の領域に付着した金属汚染物質を除去する
プロセスに適用することができる。この場合、除去処理
を行うにあたっては、除去液が素子形成領域に付着しな
いようにすることが望まれる。このような処理を行う方
法について、以下、図5および図6を参照しながら説明
する。
ある。この例では、半導体基板の表面に気体を吹き付け
て素子形成領域への除去液の付着を防止する。半導体基
板を回転させながら、表面に窒素等の気体を吹き付けつ
つ裏面に除去液を滴下する。半導体基板の表面に気体を
吹き付けることにより、端面に回り込む除去液を制御し
て素子形成領域を保護する。気体としては、窒素等の不
活性ガスを用いることができる。
ある。この例では、半導体基板10の表面に液体を吹き
付けて素子形成領域への除去液の付着を防止している。
半導体基板10を回転させながら、裏面ノズル22およ
び端面ノズル23から除去液を吹き付けるとともに、表
面には表面ノズル21から液体を吹き付ける。これによ
り、除去液が素子形成領域へ回り込むことを防ぐ。表面
ノズル21から吹き付ける液体としては、素子形成領域
に損傷を与えないものが使用され、たとえば純水等が用
いられる。
の除去液の回り込みを防止でき、素子形成領域の損傷を
防ぐことができる。
たは4A族元素を含む膜として、いわゆるhigh−k
膜とよばれるものを選択することができる。このような
膜材料として、ジルコニウム、ハフニウム、ランタノイ
ド、アルミニウム、インジウム、ガリウムまたはその酸
化物が例示される。すなわち、Zr、Hf、Pr、L
a、Lu、Eu、Yb、Sm、Ho、Ce、Al、I
n、Gaおよびこれらの酸化物が挙げられる。
2O3、In2O3、Ga2O3等が挙げられる。このうち、
特にZrOx、HfOxは、特性および半導体プロセスへ
の適合性の点から好ましい。
素酸、過塩素酸、沃素酸、過沃素酸、臭素酸、過臭素
酸、酸化臭素イオンを含む塩、酸化マンガンイオンを含
む塩および4価セリウムイオンを含む塩からなる群から
選ばれる一または二以上の化合物を用いることができ
る。
媒として水あるいは親水水溶媒が好ましく用いられる。
水溶性有機溶媒としては、水および本発明の他の成分と
混和性のあるものを用いることができ、アルコール類等
が例示される。また、本発明における除去液は、上述し
た成分以外に、界面活性剤等の他の成分を含んでいても
良い。
態について図7を参照して説明する。
A族元素、3B族元素または4A族元素を含む材料から
なる膜を成膜する。下地材料とは、半導体基板またはそ
の上に形成された膜を構成する材料等をいう。成膜の方
法は、AL−CVD(AtomicLayer Chemical Vapor Dep
osition)法、MOCVD (Metal Organic ChemicalVap
or Deposition)等のCVD法、スパッタリング法等を用
いることができる。このとき、汚染物質と下地材料の界
面に上記膜の材料に対応して複数の反応生成物が発生す
る(S101)。ここでは反応生成物A,Bとしてい
る。その後、半導体基板の裏面等に対し、この膜を溶解
除去することのできる第一の除去液を用いてウエット処
理する(不図示)。
ウエット処理する。これにより、反応生成物Aが除去さ
れる一方(S102)、この除去液で除去されない反応
生成物Bが酸化を受ける(S103)。第二の除去液
は、(a)フッ化水素酸またはその塩、および(b)酸
化剤を含んでいるため、これらの相乗作用により、最表
面だけでなく反応生成物Bの内部まで酸化が進行しやす
くなる。
反応生成物Bが除去される(S104)。反応生成物B
はそのままの形態では溶解除去されにくいが、酸化を受
けることにより、フッ化水素酸またはその塩によって効
率よく除去することが可能となる。
経ることにより、汚染物質と下地材料との界面に反応生
成物Cが発生する(S105)。そこで、この反応生成
物Cを除去するため、第四の除去液を用いたウエット処
理を行う(S106)。以上により、汚染物質および汚
染物質と半導体基板を構成する材料との反応生成物を、
効果的に除去することができる。
て、たとえば以下のものが用いられる。 第一の除去液 フッ化水素酸水溶液 第二の除去液 (a)フッ化水素酸水溶液および(b)硝酸を含む水溶
液 (a)フッ化アンモニウム水溶液、(b)硝酸を含む水
溶液 (a)フッ化水素酸水溶液、(b)過沃素酸を含む水溶
液 第三の除去液 フッ化水素酸水溶液 第四の除去液 (a)フッ化水素酸水溶液、(b)硝酸を含む水溶液 (a)フッ化アンモニウム水溶液、(b)硝酸を含む水
溶液 (a)フッ化水素酸水溶液、(b)過沃素酸を含む水溶
液
去液は、同じ除去液を用いてもよい。また、第二の除去
液と第四の除去液は、同じ除去液を用いてもよい。
について、シリコン基板上に酸化ジルコニウム膜を形成
した後、汚染物質を除去する方法を例に挙げて説明す
る。図8(a)は、シリコン基板101上にZrO2膜
103を成膜した状態を示す図である。ZrO2膜10
3の成膜は、たとばAL−CVD法を用いることができ
る。ZrO2はシリコンと反応するため、シリコン基板
101上にジルコニウムシリケート102およびジルコ
ニウムシリサイド104が生成する。なお、ジルコニウ
ムシリケートは、((ZrO2)x(SiO2)1-x)で表
される組成を有し、ジルコニウムシリサイドは、ZrS
ixで表される組成を有する。
リを含む第一の除去液を用いてウエット処理を行う。本
実施形態では、第一の除去液として、フッ化水素酸水溶
液を用いている。水溶液中のフッ化水素酸の濃度は、好
ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以
上とする。こうすることによって、ZrO2膜103を
効率よく除去することができる。なお、第一の除去液は
アルカリを用いてもよい。
を効率よく除去できる性質のものが選択されるため、一
般にジルコニウムシリケート102およびジルコニウム
シリサイド104は除去困難となる。このため、これら
の汚染物が基板上に残存した状態となる(図8
(b))。
た第二の除去液を使用する。第二の除去液は、(a)フ
ッ化水素酸またはその塩、および、(b)酸化剤を含む
ものとする。本実施形態では、(a)成分としてフッ化
水素酸を5〜10質量%、(b)成分として硝酸を20
〜70質量%含む水溶液を用いている。このような除去
液を用いることにより、図8(c)に示す状態となる。
図示したように、ジルコニウムシリケート102が効率
良く除去される。一方、ジルコニウムシリサイド104
は酸化されてZrOxライクな材料からなる変質部10
5となる。また、変質部105とシリコン基板101と
の間の界面付近にジルコニウムシリケート106が発生
する。
を除去する。変質部105はZrO xライクな材料から
なるため、第一の除去液と類似の除去液を用いることで
効率良く除去することができる。本実施形態では、第三
の除去液としてフッ化水素酸水溶液を用いている。水溶
液中のフッ化水素酸の濃度は、好ましくは30質量%以
上、より好ましくは40質量%以上とする。こうするこ
とによって、変質部105を効率よく除去することがで
きる。第三の除去液による処理後の状態を図8(d)に
示す。
理を行うことにより、ジルコニウムシリケート106を
除去する。第四の除去液は、(a)フッ化水素酸または
その塩、および、(b)酸化剤を含むものとする。本実
施形態では、(a)成分としてフッ化水素酸を5〜10
質量%、(b)成分として硝酸を20〜70質量%含む
水溶液を用いている。このような除去液を用いることに
より、ジルコニウムシリケート106を効率よく除去す
ることができる。図8(e)は第四の除去液によりウエ
ット処理を完了した状態を示す図である。
プロセスを終了する。本実施形態によれば、汚染物質お
よび汚染物質と半導体基板を構成する材料との反応生成
物を、効果的に除去することができる。
しい実施の形態について、DRAMのキャパシタ製造プ
ロセスを例に挙げ、図2〜図4を参照しながら説明す
る。本実施形態では、半導体基板上の絶縁膜中の設けら
れた凹部に下部電極膜、容量絶縁膜および上部電極膜を
積層した構成のキャパシタを形成する。
基板1上にソース・ドレイン拡散領域を含むMOSトラ
ンジスタを形成した後(図示せず)、シリコン基板1の
全面に層間絶縁膜2を形成する。次いで、不図示の拡散
領域上に、コンタクトプラグ4を形成する。コンタクト
プラグ4の埋め込み材料は、ポリシリコン、タングステ
ン等を用いることができる。プラグ形成後、基板全面を
平坦化し、その上に層間絶縁膜3を形成する。
トプラグ4に達する孔を層間絶縁膜3中に形成する(図
3(b))。孔の断面は楕円形等とすることが好まし
い。孔のサイズは適宜設定されるが、たとえば短軸約
0.2μm、長軸約0.4μmの寸法とする。続いて基
板全面に、密着膜5を形成する(図3(c))。密着膜
5は、たとえばTiおよびTiNがこの順で積層した膜
とし、スパッタリング法、CVD法等により成膜する。
次に基板全面に下部電極膜6を形成する(図4
(a))。下部電極膜6の材料としては、TiN、T
i、Ru、Pt、Ir、Ta、TaN等が例示される。
ォトレジストを埋設し、その後、密着膜5および下部電
極膜6の不要部分をエッチバックまたは化学的機械的研
磨(Chemical Mechanical Polishing :CMP)により洗浄
する。洗浄した状態を図4(b)に示す。このように密
着膜5および下部電極膜6を層間絶縁膜3と同じ高さに
揃えることにより、隣接する他のキャパシタの電極と、
図中の下部電極膜6とが接触することを防止できる。次
に、基板全面にZrO2からなる容量絶縁膜7を形成
し、つづいて上部電極膜8をこの順で形成する(図4
(c))。容量絶縁膜7を構成する材料としては、いわ
ゆるhigh−k材料とよばれるものが好ましい。この
ような材料として、3A族元素、3B族元素または4A
族元素を含む材料、たとえばジルコニウム、ハフニウ
ム、ランタノイドまたはその酸化物が例示される。具体
的には、Zr、Hf、Pr、La、Lu、Eu、Yb、
Sm、Ho、Ceおよびこれらの酸化物が挙げられる。
特に、ZrOx、HfOxは、特性およびプロセスへの適
合性の点で好ましい。容量絶縁膜の成膜方法は特に制限
がないが、CVD法、スパッタリング法、ゾル−ゲル法
等を用いることができる。このうちCVD法は、基板へ
与える損傷を低減できる上、微細パターンの被覆性が良
好となるので好ましい。
L−CVDにより形成したZrO2膜を用いる。上部電
極膜8の材料としては、TiN、Ti、Ru、Pt、I
r、Ta、TaN等が例示される。その後、ドライエッ
チングを行い、容量絶縁膜7および上部電極膜8を素子
単位に分離する。以上のようにして、密着膜5、下部電
極膜6、容量絶縁膜7をおよび上部電極膜8からなるキ
ャパシタが形成される。
が、容量絶縁膜7を成膜した直後の段階で、シリコン基
板の素子形成領域以外にジルコニウム含有物質からなる
汚染物質が付着した状態となる。本実施形態では、この
汚染物質を洗浄するため、洗浄液を用いた処理を行う。
導体基板の端部の断面模式図である。基板載置台11に
半導体基板10が配置され、この半導体基板10の端面
および裏面にジルコニウム含有物質36が付着してい
る。ジルコニウム含有物質36が付着した状態で半導体
基板10を搬送系に送ると、成膜装置のクロス汚染が発
生する。また、ジルコニウム含有物質はシリコン基板中
を拡散する等して、素子に悪影響を与える場合がある。
このようなことを防止するため、本実施形態では、複数
の洗浄液を用いた洗浄処理を行う。
Dからなる洗浄を基板裏面および基板端面に対して行
う。洗浄の方法は、前述したスピン洗浄法を用いる。た
とえば図5や図6に示した方法を適用することができ
る。
は、温度依存性が比較的高く、洗浄する際の洗浄液の温
度を40℃以上とすると、洗浄時間を大幅に短縮化する
ことができる。
に、((ZrO2)x(SiO2)1-x)で表されるジルコ
ニウムシリケートや、ZrSixで表されるジルコニウ
ムシリサイドが生成する。通常の洗浄液による処理で
は、これら複数の化合物による汚染を除去することは困
難である。また、これらの化合物は、洗浄液による処理
中も組成が変動する等して変質することがあり、かかる
事情から、上記汚染を高い清浄度で除去することは、き
わめて困難である。
表1に示されたステップA〜Dにより、高い清浄度の洗
浄を実現している。
や端面に付着したZrO2が除去される。つづいてステ
ップBにより、ジルコニウムシリケートが除去される一
方、この除去液で除去されないジルコニウムシリサイド
が酸化を受ける。第二の洗浄液は、フッ化水素酸のほ
か、酸化剤として硝酸を含んでいるため、これらの相乗
作用により、最表面だけでなくジルコニウムシリサイド
の内部まで酸化が進行しやすくなる。こうしてジルコニ
ウムシリサイドは、ZrOXライクな膜に変質する。
rOxライクな膜に変質したジルコニウムシリサイドが
除去される。ジルコニウムシリサイドはそのままの形態
ではフッ化水素酸により溶解除去されにくいが、酸化を
受けることにより、たとえばフッ化水素酸40wt-%以上
の水溶液によって効率よく除去することが可能となる。
下地材料との界面に、ジルコニウムシリケートに類似し
た組成の反応生成物が発生する。これを除去するため、
ステップDの処理を行う。以上により、ジルコニウム系
汚染物質および汚染物質とシリコン基板を構成する材料
との反応生成物が、効果的に除去される。
ト電極のゲート絶縁膜にhigh−k材料を適用したプ
ロセスに関するものである。はじめに、シリコン基板3
01の表面酸化膜を除去し、洗浄を行う(図1
(a))。続いて、シリコン基板301の表面に、酸化
ハフニウムからなるゲート絶縁膜302を形成する(図
1(b))。ゲート絶縁膜302は、例えばCVD法に
より形成することができる。CVD法によれば、基板へ
損傷を与えることなく成膜を行うことができる。なお、
ゲート絶縁膜302の膜厚は、例えば5nm程度とす
る。
膜303を成膜する(図1(c))。ゲート電極膜30
3の材料としては、多結晶シリコンの他、タングステン
などの高融点の金属を用いることができる。本実施形態
では多結晶シリコンを用いる。ゲート電極膜303は、
ゲート絶縁膜302成膜後、成膜装置から取り出すこと
なく形成する。こうすることによって、ゲート絶縁膜3
02とゲート電極膜303との間に明瞭な界面が発生す
ることを防止できる。このような界面が発生すると、ト
ランジスタ特性に悪影響を及ぼす場合がある。したがっ
て、ゲート絶縁膜302とゲート電極膜303の成膜
は、真空から取り出すことなく連続して形成することが
好ましい。
0℃以上の高温プロセスにより行われる。この工程によ
りゲート絶縁膜302の結晶化が進み、比誘電率が上昇
する。
絶縁膜302を、ドライエッチングなどにより所定の形
状にパターニングする。図1(d)は、パターニング後
のゲート電極305の形状を示す。
極形成工程である。このプロセスでは、図1(b)の工
程で、基板の裏面や側面に付着した酸化ハフニウムを除
去することが重要な技術的課題となる。上述したよう
に、界面の形成を防止する観点から、ゲート絶縁膜30
2とゲート電極膜303の成膜は、真空から取り出すこ
となく連続して形成されることが望ましい。このように
した場合、ゲート絶縁膜302に対し、ゲート電極膜3
03の成膜工程による高温処理が加えられることとな
る。酸化ハフニウムは低温プロセスで成膜された直後は
比較的除去することが容易であるが、高温処理が加えら
れた後は、薬液による除去が極めて困難となる。高温処
理で酸化ハフニウムの結晶性が変化するからである。そ
こで、本発明による汚染物質の除去方法が有効となる。
以下の表に示すステップA〜Dからなる洗浄を基板裏面
および基板端面に対して行う。洗浄の方法は、前述した
スピン洗浄法を用いる。たとえば図5や図6に示した方
法を適用することができる。なお、第一の洗浄液および
第三の洗浄液は、フッ化水素酸のほかに、次亜塩素酸、
過沃素酸などの酸化剤(硝酸を除く)を含有するもので
あってもよい。
に、((HfO2)x(SiO2)1-x)で表されるハフニ
ウムシリケートや、HfSixで表されるハフニウムシ
リサイドが生成する。通常の洗浄液による処理では、こ
れら複数の化合物による汚染を除去することは困難であ
る。また、これらの化合物は、洗浄液による処理中も組
成が変動する等して変質することがあり、かかる事情か
ら、上記汚染を高い清浄度で除去することは、きわめて
困難である。
表2に示されたステップA〜Dにより、高い清浄度の洗
浄を実現している。
や端面に付着したHfO2が除去される。つづいてステ
ップBにより、ハフニウムシリケートが除去される一
方、この除去液で除去されないハフニウムシリサイドが
酸化を受ける。第二の洗浄液は、フッ化水素酸のほか、
酸化剤として硝酸を含んでいるため、これらの相乗作用
により、最表面だけでなくハフニウムシリサイドの内部
まで酸化が進行しやすくなる。こうしてハフニウムシリ
サイドは、HfOxライクな膜に変質する。
フニウムシリサイドが除去される。ハフニウムシリサイ
ドはそのままの形態ではフッ化水素酸により溶解除去さ
れにくいが、酸化を受けることにより、たとえばフッ化
水素酸40wt-%以上の水溶液によって効率よく除去する
ことが可能となる。
下地材料との界面に、ハフニウムシリケートに類似した
組成の反応生成物が発生する。これを除去するため、ス
テップDの処理を行う。以上により、ハフニウム系汚染
物質および汚染物質とシリコン基板を構成する材料との
反応生成物が、効果的に除去される。
染を除去するプロセスに本発明を適用した例を示した。
この汚染除去のプロセスは、(i)図1(c)と図1
(d)の間、すなわち、ゲート絶縁膜が基板表面の全面
に形成された状態で汚染の除去を行い、その後、ゲート
電極のパターニングを行う手順、とするほか、(ii)
図1(d)の後、すなわち、ゲート電極のパターニング
終了後、汚染除去のプロセスを実施する手順、とするこ
ともできる。(i)の手順によれば、ドライエッチング
を実施する前の段階で基板裏面や端面の汚染が除去され
るため、ドライエッチングを行う装置の内部の汚染を防
止できる。
縁膜成膜時の汚染とゲート電極のパターニングによって
生じた汚染とが一度の工程で除去できる。
面の汚染を除去するプロセスに本発明を適用した例を示
したが、これに限られず、基板表面のゲート絶縁膜の一
部を除去することに本発明を適用することもできる。た
とえば、素子形成面にゲート絶縁膜を形成後、ゲート絶
縁膜を残すべき部分にマスクを形成し、本発明に係る方
法を適用し、ゲート絶縁膜等のエッチングを行うことも
できる。
より成膜し(膜厚10nm)、その裏面についてHF
(フッ酸)含有回収液で汚染採取を行い、ICP−MS
により分析を行った。使用したシリコン基板は8インチ
ウエハである。汚染の測定は、以下のステップA〜Dの
各洗浄実施後にそれぞれ行った。
を測定したところ、図9に示す結果が得られた。ステッ
プAのフッ化水素酸50wt-%水溶液による洗浄を終了し
た段階では、Zrの表面汚染は充分に除去されなかった
のに対し、ステップB、C、Dの洗浄を行うことにより
表面の清浄度が顕著に向上した。このことは、ステップ
Aを終了した段階で、酸化ジルコニウム以外の他の成分
が基板表面に残存していることによるものと推察され
る。このことを確かめるため、ステップAを終了した段
階で表面分析を行った。図11は、ステップA終了後の
基板表面について全反射XPSスペクトルを示す図であ
る。図11(a)は測定データであり、図11(b)は
波形をデコンボルーションしたものである。図11
(b)に示すように、ステップA終了後、基板表面に、 ZrSiO ZrO2 ZrSix が残存していることが判明した。
の基板表面の構造の推定図である。シリコン基板101
上にZrO2膜103を形成すると、ZrO2膜103と
シリコンとの反応により、ジルコニウムシリケート10
2およびジルコニウムシリサイド104が発生する(図
12(a))。この状態でフッ化水素酸による洗浄を行
うと、ZrO2膜103は溶解除去されるが、ジルコニ
ウムシリケート102およびジルコニウムシリサイド1
04が残存し、この結果、Zrを含む化合物による汚染
が残存するものと推定される(図12(b))。そこで
本実施形態においては、ステップB以降の洗浄を実施し
ている(表3)。
た作用を裏付けるものと考えられる。すなわち、本実施
形態では、まずステップAにより、シリコン基板裏面や
端面に付着したZrO2が除去される。つづいてステッ
プBにより、ジルコニウムシリケートが除去される一
方、この除去液で除去されないジルコニウムシリサイド
が酸化を受ける。つづいてステップCにより、酸化され
たジルコニウムシリサイドが除去される。ここまでの処
理を経ることにより、汚染物質と下地材料との界面に、
ジルコニウムシリケートに類似した組成の反応生成物が
発生する。ステップDにより、この反応生成物を除去す
る。本実施形態では、以上の作用により汚染が効率的に
除去されているものと推察される。
ムを成膜したもの(膜厚5nm)を約2cm角のチップ
に切り出し、試料を作製した。この試料を、溶液温度を
変えたフッ化水素酸50wt-%水溶液に浸漬し、そのエッ
チングレート(エッチング速度)を測定した。結果を図
10に示す。酸化ハフニウムでは温度依存性が小さいの
に対し、酸化ジルコニウムは温度依存性が大きい結果と
なった。このことから、酸化ジルコニウム系汚染物質の
除去については、除去液の温度を比較的高温とすること
により洗浄効率が向上することが判明した。
数の種類の除去液を用いて除去処理を行うため、半導体
基板上に形成された3A族元素あるいは4A族元素を含
む金属を高い洗浄度で除去することができる。
を示す図である。
式図である。
を示す図である。
を示す図である。
る。
ングレートの温度依存性を示す図である。
態を分析した結果を示す図である。
態を模式的に描いた図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 半導体基板に付着した、3A族元素、3
B族元素または4A族元素を含む汚染物質を除去する方
法であって、 酸またはアルカリを含む第一の除去液により前記半導体
基板をウエット処理する第一の工程と、 (a)フッ化水素酸またはその塩、および(b)酸化剤
を含む第二の除去液により前記半導体基板をウエット処
理する第二の工程と、を含むことを特徴とする除去方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の除去方法において、前
記第二の工程の後、さらにフッ化水素酸またはその塩を
含む第三の除去液によりウエット処理する第三の工程を
含むことを特徴とする除去方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の除去方法において、前
記第三の工程の後、(a)フッ化水素酸またはその塩、
および(b)酸化剤を含む第四の除去液により前記半導
体基板をウエット処理する第四の工程をさらに含むこと
を特徴とする除去方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の除去方
法において、前記第二の除去液に含まれる酸化剤は、硝
酸、塩素酸、過塩素酸、沃素酸、過沃素酸、臭素酸、過
臭素酸、酸化臭素イオンを含む塩、酸化マンガンイオン
を含む塩および4価セリウムイオンを含む塩からなる群
から選ばれる一または二以上の化合物であることを特徴
とする除去方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の除去方法において、前
記第二の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸であることを
特徴とする除去方法。 - 【請求項6】 請求項1乃至5いずれかに記載の除去方
法において、前記第四の除去液に含まれる酸化剤は、硝
酸、塩素酸、過塩素酸、沃素酸、過沃素酸、臭素酸、過
臭素酸、酸化臭素イオンを含む塩、酸化マンガンイオン
を含む塩および4価セリウムイオンを含む塩からなる群
から選ばれる一または二以上の化合物であることを特徴
とする除去方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の除去方法において、前
記第四の除去液に含まれる酸化剤は、硝酸であることを
特徴とする除去方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至7いずれかに記載の除去方
法において、前記汚染物質は、3A族元素を含む酸化
物、3B族元素を含む酸化物または4A族元素を含む酸
化物であることを特徴とする除去方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至8いずれかに記載の除去方
法において、前記汚染物質は、ジルコニウム、ハフニウ
ム、ランタノイドまたはその酸化物であることを特徴と
する除去方法。 - 【請求項10】 請求項1乃至9いずれかに記載の除去
方法において、前記半導体基板はシリコン基板であるこ
とを特徴とする除去方法。 - 【請求項11】 半導体基板の素子形成面に3A族元
素、3B族元素または4A族元素を含む膜を形成した
後、酸またはアルカリを含む第一の除去液により前記半
導体基板をウエット処理する第一の工程と、(a)フッ
化水素酸またはその塩、および(b)酸化剤を含む第二
の除去液により前記半導体基板をウエット処理する第二
の工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項12】 請求項11に記載の半導体装置の製造
方法において、前記第二の工程の後、さらにフッ化水素
酸またはその塩を含む第三の除去液によりウエット処理
する第三の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の半導体装置の製造
方法において、前記第三の工程の後、(a)フッ化水素
酸またはその塩、および(b)酸化剤を含む第四の除去
液により前記半導体基板をウエット処理する第四の工程
をさらに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項11乃至13いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記第二の除去液に含
まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、過塩素酸、沃素酸、過
沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化臭素イオンを含む塩、
酸化マンガンイオンを含む塩および4価セリウムイオン
を含む塩からなる群から選ばれる一または二以上の化合
物であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 請求項14に記載の半導体装置の製造
方法において、前記第二の除去液に含まれる酸化剤は、
硝酸であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 請求項11乃至15いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記第四の除去液に含
まれる酸化剤は、硝酸、塩素酸、過塩素酸、沃素酸、過
沃素酸、臭素酸、過臭素酸、酸化臭素イオンを含む塩、
酸化マンガンイオンを含む塩および4価セリウムイオン
を含む塩からなる群から選ばれる一または二以上の化合
物であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 請求項16に記載の半導体装置の製造
方法において、前記第四の除去液に含まれる酸化剤は、
硝酸であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 請求項11乃至17いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記膜は、3A族元素
を含む酸化物、3B族元素を含む酸化物または4A族元
素を含む酸化物を含むことを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項19】 請求項11乃至18いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記膜は、ジルコニウ
ム、ハフニウム、ランタノイドまたはその酸化物を含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項20】 請求項11乃至19いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記半導体基板はシリ
コン基板であることを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項21】 請求項11乃至20いずれかに記載の
半導体装置の製造方法において、前記第一の工程で、ハ
フニウムを含む膜を形成した後、300℃以上の熱処理
を行い、その後、前記第一の除去液により前記半導体基
板をウエット処理することを特徴とする半導体装置の製
造方法。
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