JP2003231831A - 水系インク - Google Patents
水系インクInfo
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- JP2003231831A JP2003231831A JP2002032050A JP2002032050A JP2003231831A JP 2003231831 A JP2003231831 A JP 2003231831A JP 2002032050 A JP2002032050 A JP 2002032050A JP 2002032050 A JP2002032050 A JP 2002032050A JP 2003231831 A JP2003231831 A JP 2003231831A
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Abstract
のいずれについても優れている水系インクを提供するこ
とを課題とする。更に、本発明は、吐出性に優れたイン
クジェット記録用水系インクを提供すること。 【解決手段】60〜200 KOHmg/g の酸価を有し、かつ酸基
の30〜80mol %を塩基で中和した水不溶性ポリマーのポ
リマー粒子に、pH1〜6のカーボンブラックを含有さ
せた水分散体が用いられてなる水系インク。
Description
る。更に詳しくは、インクジェット記録用プリンター等
に好適に使用しうる水系インクに関する。
料水分散体が使用されている。水溶性染料は、色調が広
く色再現性に優れており、特に写真印刷に適した色材と
して使用されている。一方、顔料水分散体は、耐候性に
特徴があり、印字物の長時間保存や屋外での使用に適し
た色材として用いられている。
耐光性に欠点があり、また顔料水分散体には、顔料の分
散安定性を高めるために分散剤として界面活性剤や水溶
性ポリマーを用いた場合、紙面での定着性が悪く、耐水
性、耐擦過性及び耐マーカー性に劣るという欠点があ
る。
高い印字濃度と優れた耐光性が求められている。それ
故、その性能を満足させるために、近年、着色剤として
カーボンブラックが使用されている。
定性を高めるために、界面活性剤や水溶性ポリマーを用
いた場合、紙面での定着性が悪く、耐水性、耐擦過性及
び耐マーカー性に劣るという欠点がある。
及び耐マーカー性を改善する目的で、顔料を水に不溶な
ポリマーに含有させたポリマー粒子水分散体を用いるこ
とが提案されている。例えば、特開平8−183920号公報
には、酸価が50〜280 の合成樹脂の少なくとも一部の酸
基が塩基で中和された自己分散性樹脂中に着色剤が内包
された着色樹脂粒子が提案されており、また特開平9-15
1342号公報には、顔料の含有率が35〜80重量%の範囲内
にあるアニオン性マイクロカプセル化顔料含有水性分散
液が提案されている。
の耐水性が良好となるものの、普通紙における耐マーカ
ー性、光沢紙及び写真用紙等の専用紙での耐擦過性や、
印字濃度は十分に満足しうるものではない。また、吐出
性に影響を及ぼすインク粘度も概して高く、吐出安定性
が良好とはいい難いものである。
耐水性、耐マーカー性及び耐擦過性のいずれについても
優れている水系インクを提供することを課題とする。更
に、本発明は、吐出性に優れたインクジェット記録用水
系インクを提供することを課題とする。
g/g の酸価を有し、かつ酸基の30〜80mol %を塩基で中
和した水不溶性ポリマーのポリマー粒子に、pH1〜6
のカーボンブラックを含有させた水分散体が用いられて
なる水系インクに関する。
の酸価及び中和度と、カーボンブラックのpHとが適切
に組合せられていることにより、優れた吐出性、印字濃
度、耐水性及び耐擦過性を示す。更に、本発明の水系イ
ンクにおいて、ポリマーが所定の組成を有する場合に
は、優れた耐マーカー性も発現される。
ラックのpHとが適切に組合せられていることによる効
果としては、 ポリマーの水不溶性が高められることにより、カーボ
ンブラックを含有する水分散体の耐水性が著しく良好と
なる、 本水分散体をインクに配合した際、粘度が低く、優れ
た吐出安定性を示す、 高い印字濃度を発現する 等が挙げられる。
ーの酸価と中和度との組合せにより、ポリマーの親水性
と疎水性のバランスが調整されることに基づくものと推
測される。
か否かの判断は、ポリマー粒子の水分散体を調製する際
の中和度で中和したポリマー1gを25℃のイオン交換水
100gに入れ、24時間攪拌したときに、不溶であれば水
不溶性ポリマーとし、可溶であれば水可溶性ポリマーと
する。
使用する効果としては、耐擦過性の向上が挙げられる。
特に光沢紙や写真用紙等の専用紙を用いた場合には、耐
擦過性の向上効果が顕著に発現される。これは、専用紙
のコート剤にカチオン性の素材が使用されているため、
カーボンブラックを強いアニオン性にすることにより、
水分散体のポリマー粒子と専用紙表面との接着性が高め
られることに基づくものと推測される。
いう)の酸価は、分散安定性、吐出性の観点から、60KO
Hmg/g 以上、好ましくは80KOHmg/g 以上、より好ましく
は90KOHmg/g 以上、更に好ましくは100KOHmg/g以上であ
り、親水性を抑制し、耐水性を高め、水分散体の粘度を
低減してインク粘度を低減させ、印字濃度を高める観点
から、200KOHmg/g以下、好ましくは180KOHmg/g以下、よ
り好ましくは160KOHmg/g以下、更に好ましくは140KOHmg
/g以下である。これらの観点から、ポリマーの酸価は、
60〜200KOHmg/g、好ましくは80〜180KOHmg/g、より好ま
しくは90〜160KOHmg/g、更に好ましくは100 〜140KOHmg
/gである。
リマーの酸価である。水系インク中のポリマーは、中和
されているので、水系インクからポリマーを分離し、そ
のポリマーに酸を加えることにより、未中和状態のポリ
マーとする。
である。ここで、ポリマーの中和度とは、ポリマー中の
酸基の量(mol) に対する添加した中和剤の量(mol) の比
率を意味する。例えば、ポリマー100 g中にメタクリル
酸(分子量:86)が20重量%(0.233mol)共重合されてい
る場合、水酸化ナトリウム(分子量:40) を4.65g(0.1
16mol) 添加すれば、中和度は49.8mol %となる。
親水性と疎水性のバランスに重要な役割を果たす。ポリ
マーの中和度が30mol %以上であれば、分散安定性及び
吐出安定性が良好となり、80mol %以下であれば、耐水
性、インク粘度及び印字濃度が良好となる。ポリマーの
中和度は、好ましくは35〜75mol %、より好ましくは40
〜70mol %である。
ができる。中和剤としては、例えば、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジエタノールアミン、N-メチル
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミ
ン、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物等が挙げら
れ、これらは単独で又は2種類以上を混合して用いるこ
とができる。これらの中では、トリエタノールアミン、
水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが分散安定性及び
吐出性の観点から好ましい。
性、印字濃度、耐水性及び耐擦過性を十分に満足させる
観点から、式(1): 〔ポリマーの酸価(KOHmg/g) 〕×〔中和度(mol%) 〕 (1) で表されるポリマーの酸価(KOHmg/g)と中和度(mol%)
との積が、好ましくは1800〜10000 、より好ましくは60
00〜9000、更に好ましくは6000〜7000である。前記積
は、印字濃度を特に高くする観点から、1800以上かつ30
00未満であることが好ましい。式(1) で表される積がか
かる範囲内にあれば、ポリマーの親水性と疎水性とのバ
ランスが好適となり、前記性能を満足させるものと考え
られる。
和度が70mol %である場合、式(1)で表される積は60×7
0=4200であるから、好ましい範囲内に入ることにな
る。
有されやすくする観点から、1以上、好ましくは2以
上、より好ましくは2.5 以上であり、耐擦過性の向上の
観点から、6以下、好ましくは5.5 以下、より好ましく
は4.5 以下である。これらの観点から、カーボンブラッ
クのpHは、1〜6、好ましくは2〜5.5 、より好まし
くは2.5 〜4.5 である。
のpH」は、ドイツ工業標準規格:DIN ISO 787/9 に基
づき、ガラス電極を用いてカーボンブラックの水性懸濁
液のpHを測定したときの値である。
ては、デグサ・ヒュルス社製のColor Black FW200 、Co
lor Black FW2 、Color Black FW2V、Color Black FW1
、Color Black FW18、Color Black 6 、Color Black S
170、Color Black S160、Special Black 5 、Special B
lack 4 、Special Black 4A、 Special Black 550、Spe
cial Black 350 、Special Black 250 、Special Black
100 、Printex 150T、Printex U 、Printex V 、Print
ex 140U、Printex 140V、NIPex 180 IQ、NIPex170 IQ、
NIPex160 IQ 等が挙げられる。
量は、水分散体の分散安定性、吐出性、印字濃度、耐水
性、耐擦過性及び耐マーカー性の観点から、ポリマー10
0 重量部に対して、好ましくは10〜900 重量部、より好
ましくは50〜800 重量部、更に好ましくは100 〜700 重
量部である。
ー、水不溶性エステル系ポリマー及び水不溶性ウレタン
系ポリマーが挙げられる。これらの中では、分散安定
性、吐出性及び印字濃度の観点から、水不溶性ビニルポ
リマーが好ましい。
は、酸基含有モノマー(a) 、疎水性モノマー及び水酸基
含有モノマー(c) を含有するモノマー混合物を共重合さ
せて得られたビニルポリマーが挙げられる。
ルボン酸モノマー、不飽和スルホン酸モノマー、不飽和
リン酸モノマー等が挙げられる。これらの中では、分散
安定性及び吐出性の観点から、不飽和カルボン酸モノマ
ーが好ましく、(メタ)アクリル酸がより好ましい。
とは、「アクリ」と「メタクリ」の双方を意味する。
(a) の含量は、前述した理由により、ポリマーの酸価が
60〜200KOHmg/g、好ましくは80〜180KOHmg/g、より好ま
しくは90〜160KOHmg/g、更に好ましくは100 〜140KOHmg
/gとなる量であることが望ましい。更に、酸価の下限値
及び酸基含有モノマー(a) の分子量から求められる酸基
含有モノマー(a) の含量の範囲における下限値は、19重
量%以下であることが好ましい。
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、(イソ)プロピル(メタ)アクリレート、(イソ又
はターシャリー)ブチル(メタ)アクリレート、(イ
ソ)アミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、(イソ)オク
チル(メタ)アクリレート、(イソ)デシル(メタ)ア
クリレート、(イソ)ドデシル(メタ)アクリレート、
(イソ)ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル
類;スチレン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、
クロロスチレン等のスチレン系モノマー等が挙げられ、
これらは、それぞれ単独で又は2種以上を混合して用い
ることができる。
ャリー)」及び「(イソ)」は、いずれも、これらの基
が存在している場合とそうでない場合の双方を意味し、
これらの基が存在していない場合には、ノルマルを示
す。
字濃度及び耐マーカー性の向上の観点から、炭素数が8
〜30のアルキル(メタ)アクリレート及びスチレンが好
ましく、スチレンがより好ましい。これらのモノマー
は、それぞれ単独で用いてもよく、併用してもよい。こ
の場合、疎水性モノマー(b) における炭素数が8〜30の
アルキル(メタ)アクリレート及びスチレンの含有量
は、吐出性、印字濃度及び耐マーカー性の向上の観点か
ら、好ましくは20〜100 重量%、より好ましくは40〜10
0 重量%である。
(b) の含量は、印字濃度、分散安定性及び耐水性の観点
から、好ましくは10〜80重量%、より好ましくは20〜75
重量%である。
ば、2-ヒドロキシ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(オ
キシアルキレン基の数:2〜30)(メタ)アクリレー
ト、ポリ(エチレングリコール(オキシアルキレン基の
数:1〜15)・プロピレングリコール(オキシアルキレ
ン基の数:1〜15))(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコール(オキシアルキレン基の数:2〜30)
(メタ)アクリレート等が挙げられる。それらの中で
は、耐マーカー性の向上の観点から、2-ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレートが好ましい。
ー(c) の含量は、耐マーカー性の観点から、好ましくは
1〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%である。
吐出安定性を高める観点から、式(I):
2 は炭素数2〜4のアルキレン基、mは2〜30の数、
R3 は炭素数1〜12のアルキル基を示す)で表される
(メタ)アクリレート(d) が含有されていることが好ま
しい。
(d) としては、メトキシポリエチレングリコール(オキ
シアルキレン基の数:2〜30)(メタ)アクリレート、
エトキシポリエチレングリコール(オキシアルキレン基
の数:2〜30)(メタ)アクリレート、プロポキシポリ
エチレングリコール(オキシアルキレン基の数:2〜3
0)(メタ)アクリレート、メトキシポリ(エチレング
リコール(オキシアルキレン基の数:1〜15) ・プロピ
レングリコール(オキシアルキレン基の数:1〜15))
(メタ)アクリレート等が好ましく、メトキシポリエチ
レングリコール(オキシアルキレン基の数:2〜30)
(メタ)アクリレートがより好ましく、この(メタ)ア
クリレートの中でもオキシアルキレン基の数が2〜9の
ものが更に好ましい。
(メタ)アクリレート(d) の含量は、吐出性の観点か
ら、好ましくは0〜40重量%、より好ましくは5〜35重
量%である。
吐出安定性を高めるとともに、高い印字濃度を発現させ
る観点から、式(II):
炭素数2〜3のアルキレン基、R5 は水素原子又は炭素
数1〜5のアルキル基を示す)で表される(メタ)アク
リレート(e) が含有されていることが好ましい。
(e) としては、モノフェノキシポリエチレングリコール
(オキシアルキレン基の数:2〜15) (メタ)アクリレ
ート、モノフェノキシポリ(エチレングリコール(オキ
シアルキレン基の数:1〜15)・プロピレングリコール
(オキシアルキレン基の数:1〜15))(メタ)アクリレ
ートが好ましく、モノフェノキシポリエチレングリコー
ル(オキシアルキレン基の数:2〜10) (メタ)アクリ
レートが好ましく、その中でもオキシアルキレン基が3
〜6のものが更に好ましい。
(メタ)アクリレート(e) の含量は、吐出安定性及び印
字濃度の観点から、好ましくは0〜40重量%、より好ま
しくは5〜35重量%である。
を十分に含有させる観点から、モノマー混合物には、マ
クロマー(f) を含有させることが好ましい。
分子量500 〜100000、好ましくは1000〜10000 の重合可
能な不飽和基を有するモノマーであるマクロマーが挙げ
られる。その中では、ビニルポリマーにカーボンブラッ
クを十分に含有させる観点から、スチレン系マクロマー
が好ましい。
重合性官能基を有するスチレン単独重合体又はスチレン
と他のモノマーとの共重合体が挙げられる。これらの中
では、片末端に重合性官能基としてアクリロイルオキシ
基又はメタクリロイルオキシ基を有するものが好まし
い。マクロマーにおけるスチレン含量は、カーボンブラ
ックが十分にビニルポリマーに含有されるようにする観
点から、好ましくは50重量%以上、より好ましくは70重
量%以上である。前記他のモノマーとしては、例えば、
アクリロニトリル等が挙げられる。
含量は、バブルジェット(登録商標)のインクジェット
プリンターにおいて、ヒーター面の焦げ付きを抑制する
観点及び分散安定性の観点から、好ましくは0〜30重量
%、より好ましくは1〜25重量%、更に好ましくは5〜
20重量%である。
擦過性、耐マーカー性及び吐出安定性の観点から、好ま
しくは5000〜200000、より好ましくは8000〜100000、更
に好ましくは10000 〜60000 である。なおポリマーの重
量平均分子量は、その中和前において、以下に示す実施
例に記載のゲルクロマトグラフィーによって測定したと
きの値である。
濁重合法、乳化重合法等の公知の重合法により、モノマ
ー混合物を共重合させることによって得ることができ
る。これらの重合法の中では、溶液重合法が好ましい。
溶媒が好ましく、水混和性有機溶媒を水と混合して用い
ることもできる。有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール等の炭素数1〜3の脂肪
族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケト
ン類;酢酸エチル等のエステル類等が挙げられる。これ
らの中では、メタノール、エタノール、アセトン、メチ
ルエチルケトン又はこれらと水との混合液が好ましい。
を用いることができる。ラジカル重合開始剤としては、
2, 2'-アゾビスイソブチロニトリル、2, 2'-アゾビス
(2, 4-ジメチルバレロニトリル)、ジメチル-2, 2'- ア
ゾビスブチレート、2, 2'-アゾビス(2- メチルブチロニ
トリル)、1, 1'-アゾビス(1- シクロヘキサンカルボニ
トリル)等のアゾ化合物が好適である。また、t-ブチル
ペルオキシオクトエート、ジ-t- ブチルペルオキシド、
ジベンゾイルオキシド等の有機過酸化物を使用すること
もできる。
物に対して0.001 〜5モル%、特に0.01〜2モル%であ
ることが好ましい。
を添加してもよい。重合連鎖移動剤の具体例としては、
オクチルメルカプタン、n-ドデシルメルカプタン、t-ド
デシルメルカプタン、n-テトラデシルメルカプタン、メ
ルカプトエタノール等のメルカプタン類;ジメチルキサ
ントゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジ
スルフィド等のキサントゲンジスルフィド類;テトラメ
チルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジス
ルフィド等のチウラムジスルフィド類;四塩化炭素、臭
化エチレン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタフェニル
エタン等の炭化水素類;及びアクロレイン、メタクロレ
イン、アリルアルコール、2−エチルヘキシルチオグリ
コレート、タービノーレン、α−テルピネン、γ−テル
ピネン、ジペンテン、α−メチルスチレンダイマー、
9, 10−ジヒドロアントラセン、1,4- ジヒドロナフタ
レン、インデン、1, 4- シクロヘキサジエン等の不飽和
環状炭化水素化合物;2, 5- ジヒドロフラン等の不飽和
ヘテロ環状化合物等が挙げられ、これらは単独で又は2
種以上を組み合わせて使用することができる。
ジカル重合開始剤、モノマー、溶媒の種類等によって異
なるが、通常、重合温度は30〜100 ℃、好ましくは50〜
80℃であり、重合時間は1〜20時間である。また、重合
雰囲気は、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気であることが
好ましい。
溶媒留去等の公知の方法によって共重合体を単離するこ
とができる。また、得られた共重合体は、再沈澱を繰り
返したり、膜分離、クロマトグラフ法、抽出法等によ
り、未反応のモノマー等を除去して精製することができ
る。
子の水分散体を得る方法としては、ポリマーを有機溶媒
に溶解させ、カーボンブラック、水、中和剤及び必要に
応じて界面活性剤を加えて混練しペーストとした後、該
ペーストを必要に応じて水で希釈し、有機溶媒を留去し
て水系にする方法が好ましい。
例に記載の測定法に基づいて測定)は、吐出性の観点か
ら、2〜4mPa ・ s であることが好ましい。
形分量)は、吐出性及び印字濃度の観点から、好ましく
は0.2 〜15重量%、より好ましくは0.5 〜12重量%、更
に好ましくは1〜10重量%、もっとも好ましくは3〜8
重量%である。
添加剤、例えば、多価アルコール類等の湿潤剤、分散
剤、消泡剤、防黴剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤
等を添加することができる。
器に、メチルエチルケトン30重量部、表1の「初期仕込
みモノマー」の欄に示す種類及び量のモノマー、並びに
重合連鎖移動剤を仕込み、窒素ガス置換を十分に行なっ
た。
ー」の欄に示す種類及び量のモノマー及び重合連鎖移動
剤、メチルエチルケトン65重量部、並びに2, 2'-アゾビ
ス(2, 4- ジメチルバレロニトリル)0.1 重量部をメチ
ルエチルケトン5重量部に溶解した溶液を加え、滴下ロ
ートから反応容器内に滴下し、70℃で5時間、75℃で10
時間熟成させ、固形分量が50重量%のポリマー溶液を得
た。
105 ℃で2時間乾燥させ、溶媒を除去することによって
単離し、標準物質としてポリスチレン、溶媒として1mm
ol/Lのドデシルジメチルアミン含有クロロホルムを用い
たゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより重量
平均分子量を測定したところ、表1に示す重量平均分子
量を有していた。
を意味する。 スチレンマクロマー:東亞合成(株)製、商品名:AS-6
( スチレン単独重合マクロマー、片末端重合性官能基:
メタクリロイルオキシ基、数平均分子量:6000) メトキシポリエチレングリコール(オキシアルキレン基
の数:4)メタクリレート:新中村化学(株)製、商品
名:NKエステルM-40G
180IQ(pH=4) C-2:デグサ・ヒュルス社製、商品名:NIPex170IQ(pH
=4) C-3:デグサ・ヒュルス社製、商品名:Color Black FW2
(pH=2.5) C-4:デグサ・ヒュルス社製、商品名:Printex 80 (pH
=9)
マー粒子水分散体及びカーボンブラック水分散体の調
製) 製造例1〜5で得られたポリマー溶液50重量部(ポリマ
ー固形分量:50重量%)に、表2に記載のカーボンブラ
ック、メチルエチルケトン、イオン交換水及び中和剤を
加えて十分に攪拌した後、3本ロールミル〔(株)ノリ
タケカンパニー製、商品名:NR-84A〕を用いて20回混練
した。
入し、十分に攪拌した後、エパポレーターを用いてメチ
ルエチルケトン及び水を留去し、固形分量が20重量%の
水分散体を得た。
体においては、含有されているポリマーのアクリル酸単
位及びメタクリル酸単位が表2に示す中和剤及び中和度
で中和されるとポリマーが水不溶性を呈するため、カー
ボンブラック含有ポリマー粒子水分散体である。
ては、含有されているポリマーのアクリル酸単位が表2
に示す中和剤及び中和度において、ポリマーが水溶性を
呈するため、水溶性ポリマーにより分散されたカーボン
ブラックの水分散体である。
散体20重量部、グリセリン8重量部、ポリエチレングリ
コール(分子量:800)5重量部、アセチレングリコール
・ポリエチレンオキサイド付加物〔川研ファインケミカ
ル(株)製、商品名:アセチレノールEH〕0.2 重量部
及びイオン交換水66.8重量部を混合し、得られた混合液
を1.2 μmのメンブランフィルター〔富士写真フィルム
(株)製、商品名:ディスクカプセルCALC120 2.5CMD 5
0 〕で濾過し、水系インクを得た。
水分散体に変えた以外は、実施例1と同様にして水系イ
ンクを得た。
の粘度及び得られた水系インクの物性を以下の評価方法
に従って調べた。その結果を表3に示す。
重量%となるように希釈した水分散体の粘度(mPa・s)を
測定した。測定温度20℃、ロータコードNoは1、回転数
は100r/mで測定した。なお粘度計の校正は、JIS Z 8809
に規定された粘度計校正用標準液(JS 100)を用いて行っ
た。
(BJS600)(商品名)を用いて、キャノン(株)製のPB
紙に2000文字/枚を10枚連続印刷した後、文字、ベタパ
ターン及び罫線を含むテスト文書を印字し、吐出性を評
価した。その評価基準は、以下のとおりである。
及びよれのない罫線印刷の3項目をいずれも満足する場
合 ○:シャープでハッキリとした文字、均一なベタ印刷、
及びよれのない罫線印刷の3項目をいずれもほぼ満足す
る場合(実使用上問題なし) ×:シャープでハッキリとした文字、均一なベタ印刷、
及びよれのない罫線印刷のうち、1項目以上を満足しな
い場合(実使用上問題あり)
いてベタ印字し、25℃にて24時間放置した後、その光学
濃度をマクベス濃度計RD918(マクベス社製) で測定し
た。
間放置させた後、静水中に垂直に10秒間浸漬し、そのま
ま垂直に引き上げた。25℃にて自然乾燥させた後印字濃
度を測定した。ベタ印字した直後の印字濃度に対する浸
漬後の印字濃度の残存率を求め、耐水性を評価した。そ
の評価基準は、以下のとおりである。
過後、市販の水性蛍光ペン〔パイロット(株)製、商品
名:スポットライターV OA SGV-15SL 〕でなぞった場合
の印字サンプルの汚れ度合いを目視により観察した。そ
の評価基準は、以下のとおりである。
いレベル ×:蛍光ペンでなぞると尾引きが発生し、汚れがひどい
名:MC 光沢紙)にベタ印字し、6時間後、指で強く印字
面を擦り、その印字のとれ具合を評価した。その評価基
準は、以下のとおりである。
問題ないレベル ×:かなり印字が擦りとられ、周りがひどく黒くなり、
指も相当汚れる
れた水系インクは、水分散体の粘度、吐出性、印字濃
度、耐水性、耐マーカー性及び耐擦過性に優れたもので
あることがわかる。
度、耐水性、耐マーカー性及び耐擦過性を発現するとい
う効果を奏する。また、本発明のインクジェット記録用
水系インクは、優れた吐出性を発現するという効果を奏
する。
Claims (7)
- 【請求項1】 60〜200 KOHmg/g の酸価を有し、かつ酸
基の30〜80mol %を塩基で中和した水不溶性ポリマーの
ポリマー粒子に、pH1〜6のカーボンブラックを含有
させた水分散体が用いられてなる水系インク。 - 【請求項2】 水不溶性ポリマーの酸価(KOHmg/g)と中
和度(mol%) との積が1800〜10000 である請求項1記載
の水系インク。 - 【請求項3】 水不溶性ポリマーが、酸基含有モノマー
(a) 、疎水性モノマー及び水酸基含有モノマー(c) を含
有するモノマー混合物を共重合させて得られた水不溶性
ビニルポリマーである請求項1又は2記載の水系イン
ク。 - 【請求項4】 疎水性モノマー(b) が、炭素数が8〜30
のアルキル(メタ)アクリレート及びスチレンの1種以
上を含有するものである請求項1〜3いずれか記載の水
系インク。 - 【請求項5】 モノマー混合物が、更に式(I): 【化1】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基、R2 は炭素数2
〜4のアルキレン基、mは2〜30の数、R3 は炭素数
1〜12のアルキル基を示す)で表される(メタ)アクリ
レート(d) を含有する請求項1〜4いずれか記載の水系
インク。 - 【請求項6】 モノマー混合物が、更に式(II): 【化2】 (式中、R1 及びmは前記と同じ、R4 は炭素数2〜3
のアルキレン基、R5 は水素原子又は炭素数1〜5のア
ルキル基を示す)で表される(メタ)アクリレート(e)
を含有する請求項1〜5いずれか記載の水系インク。 - 【請求項7】 モノマー混合物が、更にマクロマー(f)
を含有する請求項1〜6いずれか記載の水系インク。
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