JP2003233136A - 露光量調整方法 - Google Patents
露光量調整方法Info
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Abstract
態に依存せず、露光ヘッドの有する露光能力をできるだ
け有効に活かしながら、余分な滲みが生じることない画
像を再現する。 【解決手段】 露光ヘッドの露光量を調整する露光量調
整方法において、最高階調に対する露光量を減少させ、
露光量の減少の度に印画紙を露光して、画像を焼き付け
るステップと、上記露光量を減少させて焼き付けた各画
像における色成分の濃度を測定するステップと、上記露
光量の減少に対し、相関が生じる色成分の濃度を上記感
光材料の最高濃度とするステップと、最高階調で露光ヘ
ッドから感光材料を露光した際に、上記感光材料の最高
濃度で画像を焼き付けるように露光ヘッドの露光量を調
整するステップとを備える。
Description
よび/または現像処理液の状態に応じて、感光材料を露
光する露光ヘッドの異なる色ごとの露光量を調整する露
光量調整方法に関するものである。
されている写真フィルムに光を照射し、この写真フィル
ムを透過した光を印画紙(感光材料)上に照射すること
によって焼き付けを行うアナログ露光が行われている。
また、近年では、写真フィルム上の画像をスキャナ等に
よって読み取ることによって得られる画像データや、デ
ジタルカメラによる撮影によって得られる画像データな
どに基づいて、B,G,R(ブルー,グリーン,レッ
ド)の単色光を印画紙上に照射することによって、各画
素を焼き付けるデジタル露光が行われるようになってい
る。
々のものが提案されているが、その一例として、レーザ
ー光を画像データに応じて変調させながら印画紙を走査
露光する構成がある。このような構成の焼付装置は、
B,G,Rの各色のレーザー光を発生する露光ヘッドを
備えており、次のような手順で焼き付け動作を行う。ま
ず、入力される画像データに基づいて各色のレーザー光
が変調される。そして、変調されたレーザー光が、ポリ
ゴンミラー等の偏向器によって主走査方向に偏向され、
fθレンズなどの光学系を介して印画紙上に照射され
る。さらに、これと同時に印画紙を副走査方向に搬送移
動させることによって走査露光が行われ、2次元のカラ
ー画像が印画紙上に焼き付けられる。
メーカー毎に異なっており、さらに、同じメーカーの印
画紙であってもロット(乳剤ナンバー)により異なって
いる。そのため、種類の異なる印画紙を同じ処理液を通
して現像しても、それぞれの印画紙における色の現れ方
は互いに異なるものとなる。また、同じ印画紙を用いた
場合であっても、現像処理液の状態(例えば、現像処理
液の濃度等)によっては、印画紙の発色特性に微妙なズ
レが生じてくる。
標濃度値を再現できるように、B,G,Rの露光量を、
用いる印画紙に応じて調整(セットアップ)するように
してきた。以下、このセットアップの手順について説明
する。なお、焼付装置におけるB,G,R光の露光量
(0〜65535)は、16ビット(0〜65535)
の階調にそれぞれ対応付けられているものとする。
分け、B,G,R各色から、18段階のテストパターン
(無彩色のみによる18段階のグレースケール)を印画
紙に露光する。より具体的には、B,G,Rのそれぞれ
について、0(白)〜65535(黒)までの階調を1
8段階に分け、各段階でB,G、Rの各色から露光を行
うことにより、18ステップのテストパターンを印画紙
に露光する。
現像し、得られるプリントの18段階それぞれのY,
M,Cの各濃度値を測定する。そして、図9(a)に示
すように、横軸に階調、縦軸に濃度をとって、各段階に
おける階調と濃度とをプロットした後、各点の間を補間
することによって、図9(b)に示す濃度特性曲線を求
めることができる。このとき、横軸にBの階調をとった
ときは縦軸にY濃度をとり、横軸にGの階調をとったと
きは縦軸にM濃度をとり、横軸にRの階調をとったとき
は縦軸にCの濃度をとる。
が、予め設定されている目標濃度値に近づくように、1
〜18段階におけるB,G,Rの露光量を補正する。例
えば、10段階目の目標濃度値が0.9であるとする
と、10段階目の露光量を変化させて印画紙を露光し、
このときの濃度を測定する。そして、得られる濃度値が
0.9±0.02の範囲に収まるまで、この処理を繰り
返す。これにより、1〜18段階の目標濃度値に対応す
る露光量を求めることができる。さらに、横軸に階調、
縦軸に目標濃度値に対応する露光量をプロットした後、
各点の間を補間することによって、ガンマカーブを求め
ることができる。このガンマカーブを上記焼付装置のL
UT(ルックアップテーブル,補正用演算メモリ)に設
定することにより、上記セットアップが完了する。
光では、印画紙を副走査させねばならないことから、各
画素を露光する時間に限りがある。よって、デジタル露
光において、最高階調で高濃度の画素を露光する場合、
できるだけハイパワーのレーザー光を露光しなければ、
単色の色再現領域が狭くなるという問題が生じる。した
がって、デジタル露光では、最高階調において、露光ヘ
ッドの持つ最大能力をほぼ100%発揮できるように露
光量を調整することで、色再現領域を広く確保する必要
がある。
示す問題が発生する。印画紙が実現できる画像の濃度に
は限界があり、ある露光量を超えたレーザー光で画素を
焼き付けても、焼き付けられた画像の濃度が飽和状態と
なり、それ以上の濃度を超えた濃度を再現することはで
きない。
加させても、印画紙上に形成される画素において飽和状
態となる濃度(以下、飽和濃度とする)以上の濃度を実
現することができないばかりでなく、過剰な露光が原因
して、飽和状態となった画素の周囲に余分な滲みが発生
することもある。また、上記飽和濃度は、印画紙の種類
またはケミカルコントロールのレベル(処理液の状態)
によって異なるものであり、用いる印画紙によっては、
露光ヘッドの持つ露光能力が十分に活かされない状態
で、最高階調に対する目標濃度値が設定されることもあ
った。
なされたもので、その目的は、印画紙の種類および/ま
たは現像処理液の状態に依存せず、露光ヘッドの有する
露光能力をできるだけ有効に活かしながら、余分な滲み
が生じることない画像を再現できる露光量調整方法を提
供することにある。
方法は、上記の課題を解決するために、デジタル画像デ
ータに基づいて、光源から露光することにより感光材料
に画像を焼き付ける露光ヘッドの露光量を調整する露光
量調整方法において、最高階調に対する露光量を減少さ
せ、露光量の減少の度に感光材料を露光して、画像を焼
き付けるステップと、上記露光量を減少させて焼き付け
た各画像における色成分の濃度を測定するステップと、
上記露光量の減少に対し、相関が生じ始める色成分の濃
度を上記感光材料の最高濃度とするステップと、最高階
調で露光ヘッドから感光材料を露光した際に、上記感光
材料の最高濃度で画像を焼き付けるように露光ヘッドの
露光量を調整するステップとを備えることを特徴とす
る。
記の課題を解決するために、デジタル画像データに基づ
いて、光源から露光することにより感光材料に画像を焼
き付ける露光ヘッドの露光量を調整する露光量調整方法
において、最高階調に対する露光量を増加させ、露光量
の増加の度に感光材料を露光して、画像を焼き付けるス
テップと、上記露光量を増加させて焼き付けた各画像に
おける色成分の濃度を測定するステップと、上記露光量
の増加に対し、相関がなくなる色成分の濃度を上記感光
材料の最高濃度とするステップと、最高階調で露光ヘッ
ドから感光材料を露光した際に、上記感光材料の最高濃
度で画像を焼き付けるように露光ヘッドの露光量を調整
するステップとを備えることを特徴とする。
て各画素の濃淡の程度を表す数値をいう。
量を減少または増加させ、露光量の減少または増加の度
に感光材料を露光して、画像を焼き付ける。さらに、露
光量を減少または増加させて感光材料に焼き付けた各画
像における色成分の濃度を測定する。したがって、最高
階調に対する露光量を減少または増加させた場合に、焼
き付けた画像の色成分の濃度変化を検出することができ
る。
は限界があり、ある露光量を超えた光で画像を焼き付け
ても、焼き付けた画像の濃度が飽和状態となり、それ以
上の濃度の画像を実現することができない。また、露光
ヘッドの露光量を際限なく増加させても、感光材料上に
焼き付けられる画像において飽和状態となる濃度(以
下、飽和濃度とする)以上の濃度を実現することができ
ないばかりでなく、過剰な露光が原因して、感光材料上
に焼き付けられる画像に余分な滲みが発生することもあ
りえる。
ける露光量を減少または増加させた場合の、上記色成分
の濃度変化を検出できる。そして、上記露光量の増加に
対して、相関が生じ始める色成分の濃度を上記感光材料
における飽和濃度とみなすことができる。また、上記露
光量の増加に対して、相関がなくなる色成分の濃度を上
記感光材料における飽和濃度とみなすことができる。そ
して、上記手順では、このような飽和濃度を上記感光材
料における最高濃度とする。
料を露光した際に、上記感光材料の最高濃度で画像を焼
き付けるように露光ヘッドの露光量を調整する。これに
より、上記手順によれば、露光ヘッドは、上記感光材料
において最高濃度の画像を焼き付けることができると共
に、光源から過剰な露光を防止することができる。
記手順で最高階調における露光量を調整することによ
り、露光ヘッドの有する露光能力をできるだけ有効に活
かしながら、余分な滲みを生じさせずに、使用する感光
材料における最高濃度の画像を焼き付けることができ
る。
題を解決するために、上記の手順に加えて、光源は複数
かつ異なる色を感光材料に露光でき、上記複数かつ異な
る色の露光量のうち、少なくとも1色の露光量を調整す
ることを特徴とする。
光量のうち、少なくとも1色の露光量を変化させている
ので、焼き付けられる画像における複数の色成分毎に飽
和濃度を検出することが可能となる。
の画像(例えば、黒色画像)を焼き付ける場合でも、露
光ヘッドの有する露光能力をできるだけ有効に活かしな
がら、余分な滲みを生じさせずに、使用する感光材料に
おける最高濃度の画像を焼き付けることが可能な露光量
調整方法を提供できる。
題を解決するために、上記の手順に加えて、用いる感光
材料の種類に応じて、請求項1ないし3のいずれか1項
に記載の各ステップを実行することを特徴とする。
光材料は、印画紙の種類(メーカー別またはロットナン
バーの相違)によって、異なる感光特性を示すものであ
る。したがって、例えば、写真処理装置に対して、工場
出荷時のみ請求項1ないし3の手順を実行する場合、焼
き付け画像に余分な滲みを生じさせないために、写真処
理店で使用が予定される種々の感光材料のうち、最も飽
和濃度が高い感光材料を基準に露光量を調整する必要が
ある。
る感光材料の種類に応じた最高濃度を決定し、露光量を
調整できるので、焼き付け画像に余分な滲みを生じさせ
ないだけでなく露光ヘッドの持つ露光能力を有効に活か
すことができる。例えば、あらゆるメーカーの感光材料
の最高濃度を工場出荷前に決定しておき、写真処理店に
おいて、その日に用いる感光材料の種類に応じて露光ヘ
ッドの露光量を調整すれば、露光ヘッドの能力を過不足
なく有効活用できる。
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
力をできるだけ有効に活かしながら、余分な滲みを生じ
させずに、使用する印画紙(感光材料)における最高濃
度の画像を形成することが可能な露光量調整方法を提供
することにある。以下、この点を踏まえ、まず、本発明
の露光量調整方法が適用される画像出力装置について説
明し、その後、本発明の露光量調整方法について説明す
る。
の画像データに基づいて、印画紙に対して焼き付け,現
像および乾燥処理を施すことにより、原画像を印画紙に
プリントするデジタル写真プリンタである。
形成部1、印画紙格納部2、現像部3、乾燥部4および
図示しないPC(Personal Computer)を備えている。
る感光材料としての印画紙を格納するものであり、例え
ばサイズの互いに異なるロール状の印画紙を格納してい
る。そして、出力画像のサイズに応じた印画紙が印画紙
格納部2から画像形成部1に供給される。
の途中にカッターを設けておけば、画像形成部1にシー
ト状の印画紙を供給することもできる。また、印画紙の
発色特性は、メーカーやロットによって微妙に異なるも
のである。
露光ヘッド6および制御部7を備えている。搬送ローラ
R1・R2は、印画紙格納部2から供給された印画紙
を、露光ヘッド6を経由して現像部3に送り込むための
ものである。なお、同図では、2個の搬送ローラR1・
R2を示しているが、この他にも多数の搬送ローラが所
定位置に設けられている。
ーザー光が出射制御されることにより印画紙を焼き付け
るものであるがその詳細については後述する。制御部7
は、露光ヘッド6に対して、ネガ/ポジ等のフィルムあ
るいは反射原稿を読み取ることによって得られる画像デ
ータ、パーソナルコンピュータなどによって画像処理さ
れた画像データ、デジタルカメラなどによって撮影され
た画像データなどを送り、露光ヘッド6を駆動するため
のものである。
理の施された印画紙を現像処理液や漂白定着液等(以
下、単に処理液と記載する)に浸しながら搬送すること
によって、印画紙に焼き付けられた画像を現像するもの
である。乾燥部4は、現像部3にて現像された印画紙
を、例えば熱風の吹き付けにより乾燥させるためのもの
である。PCは、画像出力装置の全動作を制御する制御
部であり、原画像の画像データを保存する機能や、画像
データに対してデータ処理を施す機能等を有している。
置は、PCでの制御により、印画紙の露光、現像処理、
乾燥処理を一元管理の下に連続して行う構成となってい
る。よって、使用者に操作上の負担をかけることなし
に、多量の写真を連続的にプリントすることが可能とな
っている。なお、図中のTは、印画紙の搬送経路を示し
ている。
て、印画紙は、露光ヘッド6に対向する露光位置におい
て焼き付け処理される。具体的には、各色の画像データ
を露光ヘッド6に入力することによって、R,G,B各
色の画像が同時に印画紙上に焼き付けられることにな
る。また、印画紙は露光ヘッド6の駆動に同期した速度
で搬送され、走査露光方式によって1コマ分のカラー画
像が印画紙上に焼き付けられる。
成を説明する。露光ヘッド6は、光源部8と走査部9と
から構成される。
0Rと、AOM(Acousto-Optic Modulator :音響光学
変調素子)11B・11G・11R、ミラー12B・1
2G・12Rから構成される。
ぞれ青色、緑色、赤色成分の波長のレーザー光を発する
半導体レーザーである。これらのレーザー10B・10
G・10Rは、それぞれ一定の強度で各色のレーザー光
を出射するように設定されている。
より透明媒質中に作り出された屈折率分布が位相回折格
子として働くことによる回折現象、いわゆる音響光学回
折を利用した光変調器であり、印加する超音波の強度を
変えることによって、回折された光の強度を変調するも
のである。このAOM11B・11G・11Rは、制御
部7と接続されており、画像データに応じて振幅が変調
された高周波信号が入力される。なお、本実施の形態で
は、上記のように、各色成分のレーザー光の強度変調を
行う構成、すなわち、光ビーム変調手段として、AOM
11B・11G・11Rを用いているが、これに限定さ
れるものではなく、各色成分のレーザー光の強度を変化
させることが可能な構成であればどのような構成を用い
ても構わない。例えば、上記のAOM11B・11G・
11Rの代わりに、例えばEOM(Electro-Optic Modu
lator )、MOM(Magneto-Optic Modulator )を適用
してレーザー光の強度変調を行う構成としてもかまわな
い。また、AOM11B・11G・11Rを設けずに、
レーザー10B・10G・10Rからの出力自体を直接
変調させることによって、レーザー光の強度変調を行う
構成としてもよい。ミラー12B・12G・12Rは、
AOM11B・11G・11Rから出射したレーザー光
を走査部9が配置されている方向へ反射させる部材であ
る。
部9は、エキスパンダレンズユニット13B・13G・
13R、ミラー14B・14G・14R、シリンダレン
ズ15B・15G・15R、プリズム16、ポリゴンミ
ラー(偏向手段)17、Fθレンズ(光学手段)18か
ら構成される。
G・13Rは、入射した光を拡大するエキスパンダレン
ズ、および入射した光を平行光として出射するコリメー
トレンズなどを備えたレンズユニットである。
パンダレンズユニット13B・13G・13Rから出射
された各色のレーザー光をシリンダレンズ15B・15
G・15Rが配置されている方向へ反射させる部材であ
る。
は、ミラー14B・14G・14Rにおいて反射された
各色のレーザー光を、副走査方向においてポリゴンミラ
ー17の反射面に集光させるレンズである。プリズム1
6は、3枚の波長選択膜から構成され、B,G,Rの各
色レーザー光を集光して、ポリゴンミラーに出射するた
めのものである。
多角形を形成するように設けられた回転体であり、図示
しないポリゴンドライバによって回転駆動される。プリ
ズム16から出射するレーザー光は、ポリゴンミラー1
7の1つの反射面で反射されて印画紙方向に進行する。
そして、このポリゴンミラー17からのレーザー光の反
射方向は、ポリゴンミラー17の回転に応じて主走査方
向に移動する。また、ポリゴンミラー17の回転によっ
て1つの反射面におけるレーザー光の反射が終わると、
その反射面に隣り合う反射面にレーザー光の照射が移
り、同じ範囲で主走査方向にレーザー光の反射方向が移
動する。このように、1つの反射面で1つの走査ライン
が走査され、隣り合う反射面で次の走査ラインが走査さ
れることになるので、副走査方向に隣り合う走査ライン
同士の間のタイムラグを極めて小さくすることが可能と
なっている。
ら印画紙に照射されるレーザー光による走査面の両端近
傍での像の歪みを補正するための光学系であり、複数の
レンズから構成されている。この走査面の両端近傍での
像の歪みは、ポリゴンミラー17から印画紙に到る光路
の長さが異なることによって生じるものである。また、
Fθレンズ18では、主走査方向および副走査方向とも
にビーム径を絞っている。
る露光ヘッド6は、画像情報に応じて変調されたB,
G,Rの各色に対応したレーザー光を、主走査方向に移
動させながら印画紙を露光するとともに、印画紙を副走
査方向に搬送することによって、印画紙に2次元の焼付
画像を形成する構成となっている。この露光ヘッド6に
おける異なる色(B,G,R)ごとの最大露光量は、後
述する本発明の露光量調整方法によって調整される。
明する。
について説明すると、この露光量調整は、イニシャルセ
ットアップと、デイリーセットアップと、マガジンセッ
トアップとを順に経ることで行われる。
荷時および工場から出荷された装置を店舗に設置した時
に行われるものである。より具体的には、イニシャルセ
ットアップでは、特定の印画紙Pを用いて、所定の階調
に対して予め設定されている目標濃度値が得られるよう
に、露光ヘッド6における異なる色(B,G,R)ごと
の露光量を補正する処理が行われる。この補正する処理
とは、所定の階調に対して、目標濃度が得られるような
露光量を表したテーブルを作成し、このテーブルを制御
部7の図示しないLUT(ルックアップテーブル,補正
演算用メモリ)に設定する処理をいう。
てよく使用される、特定のメーカーおよび特定幅の印画
紙のことを指し、主ペーパーとも称する。この主ペーパ
ーを用いてイニシャルセットアップを行うのは、他のペ
ーパーについてもイニシャルセットアップを行うと、セ
ットアップに多大な時間を要するからである。他のペー
パーについてのセットアップは、デイリーセットアップ
およびマガジンセットアップで行うことになる。
の種類(印画紙のメーカーの種類)や装置を立ち上げた
日の温度や処理液の状態に応じて露光量を調整する処理
である。つまり、このデイリーセットアップは、用いる
印画紙のメーカーを変更するときおよび装置を立ち上げ
るときに行われる。これは、印画紙の発色特性がメーカ
ーごとに異なっていると共に、装置を立ち上げた日の温
度や処理液の状態が印画紙の発色特性に影響を与えるか
らである。また、デイリーセットアップでは、同一メー
カーの印画紙であれば、幅が異なっていても、そのうち
のいずれか1つに対してのみ行われる。同一メーカーの
印画紙であれば、その日の温度や処理液の状態に応じて
同じような傾向で発色特性が変化するので、幅の異なる
全ての印画紙について行う必要がないからである。
られるように、イニシャルセットアップまたはデイリー
セットアップで設定された露光量を、用いる印画紙ごと
に調整することを主な目的としている。すなわち、この
マガジンセットアップは、露光時に使用する印画紙をこ
れとは幅の異なる印画紙に変更したり、1ロールの印画
紙がなくなり、これと同じ種類で同じ幅の印画紙を新た
に装置に装填したとき(ロットが変更されたとき)に行
われる。
いて説明する。本発明の露光量調整方法は、露光ヘッド
の最高階調に対する目標濃度値(以下、最高濃度値とす
る)の設定手順に特徴がある。具体的には、イニシャル
セットアップ、デイリーセットアップ、マガジンセット
アップを実行する際に予め定められている目標濃度値の
うち、最高濃度値を本発明の露光量調整方法で新たに設
定する。そして、設定された最高濃度値が得られるよう
に、上記各セットアップにて露光量を調整する。したが
って、本発明の手順は、イニシャルセットアップが行わ
れる前から実行されることになる。
ンセットアップについては、説明の便宜上、ここではそ
の説明を省略し、以下では、露光ヘッド6における最高
濃度値の設定手順およびイニシャルセットアップの詳細
について説明する。
の目標濃度値の設定について、図1ないし図3に基づい
て説明する。ここで、説明の便宜上、露光ヘッド6にお
けるB,G,R光の露光量は、例えば、0〜255の階
調にそれぞれ対応付けられていて、0〜255までの露
光量で印画紙を露光できるものとするが、この数値に限
定されるものではない。例えば、16ビットの画像デー
タに基づいて印画紙を露光する場合は、0〜65535
の露光量で露光できる。
(黒)で露光する場合の露光量を、各色ごとに10ステ
ップ変化させた3種類のデータおよび、各色同時に10
ステップ変化させたデータを設定する。
2(a)〜図2(c)に示し、その説明を以下に示す。
まず、上記3種類のデータにおいて、露光量を変化させ
る色の最終ステップの露光量が、露光ヘッド6の最大露
光能力である255になるように設定する。つぎに、露
光量を変化させる色について、1ステップの減少に対し
て露光量が1減少するように、10ステップのデータを
作成する。すなわち、露光量を変化させる色において
は、1ステップ目の露光量が246となり、1ステップ
の増加に対して1ずつ露光量が増加し、10ステップ
(最終ステップ)の露光量が255となる。そして、上
記3種類のデータにおいて、1ステップ目のR,G,B
各色の露光量が、それぞれ等しくなるように設定する。
すなわち、上記3種類のデータにおいて、1ステップ目
のB,G,Rの露光量は、それぞれ246となる。さら
に、変化させない色の各ステップの露光量は、1ステッ
プ目の露光量と同一になるように設定する。つまり、露
光量を変化させない色については、各ステップの露光量
はそれぞれ246となるように設定する。
変化させたデータの作成例を図2(d)に示す。この場
合、10ステップ目(最終ステップ)におけるB,G,
Rの各露光量が、それぞれ255になるように設定す
る。そして、各色の露光量が、1ステップの減少に対し
て1つ減少するように、10ステップのデータを作成す
る。すなわち、1ステップ目のB,G,Rの露光量は、
それぞれ246となり、1ステップの増加に対して各色
の露光量は1ずつ増加し、10ステップ(最終ステッ
プ)目における各色の露光量が255となるように設定
する。
ッド6において最高階調でB,G,Rを同時露光した場
合の露光量について、B,G,Rごとに幾らか振ったデ
ータ(変化させたデータ)を用意したものである(この
ような処理をリングアラウンドプリントと呼ぶ)。
テップ分の露光量が設定されているが、これに限定され
るものではなく複数ステップで変化させていれば構わな
い。さらに、ここでは、変化させる色において、ステッ
プを減少または増加させるごとに均等に露光量を減少ま
たは増加させているが、均等でなくても構わない。ま
た、ここでは、ステップを減少または増加させるごと
に、露光量を1ずつ減少または増加させているが、この
値に限定されるわけではない。
て得られた各データに基づいて、印画紙Pに無彩色のベ
タ画像を焼き付ける(S1)。ここでは、合計40枚の
ベタ画像がプリントされることになる。つぎに、得られ
たベタ画像を現像した後、各色成分C,Y,M(シア
ン、イエロー、マゼンタ)の濃度を測色濃度計にて測定
する(S2)。ここで、図2(a)のデータに基づいて
得られる10枚のベタ画像は、Rの露光量を変化させて
いるので、C成分の濃度に着目する。同様に、図2
(b)のデータに基づいて得られる10枚のベタ画像で
は、Gの露光量を変化させているので、M成分の濃度に
着目し、図2(c)のデータに基づいて得られる10枚
のベタ画像では、Rの露光量を変化させているので、Y
成分の濃度に着目する。
についての露光量と得られた濃度との関係についての一
例を図3に示す。図3(a)は、Rの露光量を変化させ
た場合のC成分の濃度変化を表したグラフであり、横軸
はRの露光量を示し、縦軸はC成分の濃度を示す。ここ
で、C成分の濃度に着目すると、7ステップ目からC成
分の濃度が変化していないことがわかる。この現象を、
以下に説明する。印画紙に焼き付けられる画像の濃度に
は、印画紙の種類に応じて限界があり、ある露光量を超
えた光で画像を焼き付けても、焼き付けられた画像の濃
度が飽和状態(このときの濃度を「飽和濃度」とする)
となり、それ以上の濃度で画像を焼き付けることができ
ない。すなわち、上記手順によれば、各色の露光量の増
加に対して、対応する色成分の濃度変化が生じなくなる
ときの濃度を、上記印画紙について各色成分の飽和濃度
とみなすことができる。
と、Rの露光量の増加に対して、C成分の濃度は、6ス
テップ目まで増加しているものの、7ステップ目から変
化していないので、C成分の飽和濃度は7ステップ目の
濃度である1.97と判断することができる。同様にし
て、図3(b)より、Gの露光量の変化に対するM成分
の飽和濃度は6ステップ目の濃度である1.94と判断
することができ、図3(c)より、Bの露光量の変化に
対するY成分の飽和濃度は6ステップ目の濃度である
1.96と判断することができる。なお、C,M,Yの
各濃度値は、印画紙にB,G,Rの各光を照射して得ら
れる光の反射率に基づいて得られるものであり、単位は
特にない。そして、印画紙PにおけるC,M,Yの飽和
濃度値を、1.97,1.94,1.96と決定し、各
色成分ごとの飽和濃度値を、印画紙Pにおける最高濃度
値とする(S3)。すなわち、印画紙Pにおける最高濃
度値は、C=1.97,M=1.94,Y=1.96と設
定する。
る露光量の減少に対して、対応する色成分の濃度に減少
が生じるとき(相関が生じるとき)の濃度を飽和濃度と
判断しているが、最高階調における露光量の増加に対し
て、対応する色成分の濃度において増加がしなくなると
き(相関がなくなるとき)の濃度を飽和濃度と判断して
もよい。
露光量の増加に対して、対応する色成分の濃度が増加し
なくなるときの濃度を飽和濃度と判断しているが、官能
評価により飽和濃度を判断することも可能である。この
場合、図2(a)〜図2(c)に示した各色ごとに露光
量を変化させたデータに基づいて印画紙Pを焼き付けた
30枚のベタ画像のみならず、図2(d)に示した各色
同時に露光量を変化させたデータに基づいて印画紙Pを
焼き付けた10枚のベタ画像も使用する。つまり、最高
階調付近で露光量を幾らか振ったリングアラウンドプリ
ントを用意して、オペレータが、焼き付けられた40枚
の無彩色ベタ画像の中から、最適な無彩色ベタ画像を、
官能評価によって選択する。そして、選択されたベタ画
像における各色成分の濃度を飽和濃度と判断する。
C,M,Yの飽和濃度値を設定している。しかし、上記
飽和濃度は、印画紙の種類(メーカー)によって異なる
ものである。したがって、印画紙Pとは異なるメーカー
の印画紙についても、上記と同様の手順で、C,M,Y
の飽和濃度値を設定する。ただし、ここでは、説明の便
宜上、印画紙Pとは異なるメーカーの印画紙についての
最高濃度値の設定についての説明は省略する。
シャルセットアップについて、図6に基づいて説明す
る。まず、18段階のテストパターン(無彩色のみによ
る18段階のグレースケール)を印画紙Pに露光する
(S4)。より具体的には、B,G,Rのそれぞれにつ
いて、0(白)〜255(黒)までの階調を18段階に
分け、各段階でB,G,Rの各色について露光を行うこ
とにより、18段階のテストパターンを印画紙Pに焼き
付ける。
現像し、得られるプリントの18段階それぞれのY,
M,Cの各濃度値を濃度計にて読み取る(S5)。そし
て、図9(a)に示すように、横軸に階調を、縦軸に濃
度をとって、各段階における階調と濃度とをプロットす
る。このとき、横軸にBの階調をとったときは縦軸にY
濃度をとり、横軸にGの階調をとったときは縦軸にM濃
度をとり、横軸にRの階調をとったときは縦軸にC濃度
をとる。その後、プロットした各点の間を補間すること
により、図9(b)に示す階調と濃度との関係を表した
特性曲線(B−Y曲線、G−M曲線、R−C曲線)を求
める(S6)。
が、予め設定されている目標濃度値に近づくように、1
〜16段階目の露光量を補正する(S7)。例えば、1
0段階目の目標濃度値が0.90であるとすると、10
段階目の露光量を変化させて印画紙Pを露光し、このと
きの濃度値を濃度計にて読み取る。そして、得られた値
が0.90±0.002の範囲に収まるまで、この処理
を繰り返す。また、上記の±0.002は、濃度計の読
み取り誤差を考慮したものであり、この値に限定される
わけではない。なお、露光量は、AOM16B・16G
・16Rに入力する高周波信号を調整することにより補
正することができる。
印画紙Pについて設定した最高濃度値に近づくように、
18段階目の露光量を調整する(S8)。この補正の方
法については、S7と全く同様である。すなわち、C=
1.97±0.002,M=1.94±0.002,Y=
1.96±0.002の濃度値が得られるように、B,
G,Rの各露光量を調整する。
度値と予め定められている16段階目の目標濃度値とに
基づいて、17段階目の目標濃度値を決定する(S
9)。これは、16〜18段階目の濃度変化を滑らかに
するためである。したがって、17段階目の目標濃度値
の決定方法は、16〜18段階までの濃度値を滑らかに
変化させることができればどのような方法でもよい。例
えば、上記両濃度値の単なる平均をとってもよいし、ど
ちらかの濃度に重みを持たせてその平均をとってもよ
い。
標濃度値に近づくように、17段階目のB,G、Rの露
光量を補正する(S10)。なお、この補正の方法は、
S7と全く同様である。
段階の露光量について、横軸に1〜18までの階調を、
縦軸に目標濃度値に対応する露光量をとって、これをプ
ロットすることにより、印画紙Pについて、全ての階調
に対する露光量を示したテーブルを求めることができ
る。さらに、制御部7の図示しないLUTに、このテー
ブルを設定することによりイニシャルセットアップが完
了する。
は、最高階調(18段階目)における露光量を、印画紙
Pについての最高濃度で焼き付けることができる露光量
に調整することができる。換言すれば、飽和濃度付近の
濃度の画像を焼き付けることができる露光量で、印画紙
Pを露光することができるため、印画紙Pにおいて最高
濃度の画像を実現できると共に、光源部8から過剰な露
光を防止することができる。したがって、このような手
順を実行することにより、露光ヘッド6の有する露光能
力をできるだけ有効に活かすことができる。
加させても、印画紙P上に実現される画像において飽和
濃度以上の濃度を焼き付けることができないばかりでな
く、過剰な露光が原因して、印画紙Pに焼き付けられる
画像に余分な滲みが発生することもありえる。ところ
が、上記手順を実行することにより、最高階調におい
て、飽和濃度付近の濃度の画像を焼き付けることができ
る露光量で印画紙Pを露光することができるため、印画
紙Pに余分な滲みを生じさせることはない。
理店において、装置を立ち上げるたびにイニシャルセッ
トアップが実行され、用いる印画紙の種類を変更する場
合はマガジンセットアップが実行される。ここで、上記
デイリーセットアップおよびマガジンセットアップも上
記イニシャルセットアップと同様の手順で露光量が調整
される。但し、デイリーセットアップおよびマガジンセ
ットアップにおいては、その日に用いられる印画紙を用
いてセットアップを実行する。ここで、印画紙Pとは異
なる印画紙Mを用いる場合、最高階調の露光量を印画紙
Mにおける最高濃度を焼き付けることができる露光量に
調整する。
ガジンセットアップにより、イニシャルセットアップで
用いた印画紙と感光特性が異なる印画紙を用いる場合で
も、露光ヘッド6の有する露光能力をできるだけ有効に
活かすことができると共に、最高階調において、飽和濃
度付近の濃度の画像を実現できる露光量で印画紙Mを露
光することができるため、印画紙Mに余分な滲みを生じ
させることはない。したがって、デイリーセットアップ
およびマガジンセットアップにおいて、使用する印画紙
に応じて、最高濃度が得られるように露光量を設定でき
るため、印画紙の実現できる飽和濃度はメーカごとに異
なるものであっても、異なる印画紙ごとに、露光ヘッド
6の有する露光能力をできるだけ有効に活かすことがで
きると共に、余分な滲みが生じない画像を実現すること
ができる。
トアップがなされた画像出力装置と、従来のセットアッ
プがなされた画像出力装置とでテスト露光を行った。ま
ず、本実施の形態の画像出力装置と従来の画像出力装置
とについて、グレー、イエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ルー、グリーン、レッドの各画像を焼き付ける。そし
て、各焼き付け画像における色成分(Y,M,C)の濃
度とLab表色系における色度とを測定する。ここで、
各画像についての階調(0〜255)は以下の通りであ
る。 グレー (B=128,G=128,R=128) イエロー (B=0,G=255,R=255) マゼンタ (B=255,G=0,R=255) シアン (B=255,G=255,R=0) ブルー (B=255,G=0,R=0) グリーン (B=0,G=255,R=0) レッド (B=0,G=0,R=255) 図7(a)は、本実施の形態の手順でセットアップをお
こなった画像出力装置における焼き付け画像の色成分の
濃度を示し、図7(b)は、従来の手順でセットアップ
をおこなった画像出力装置における焼き付け画像の色成
分の濃度を示す。
焼き付けた場合に、各階調においてあらかじめ設定され
ている目標濃度値が得られるように露光量を調整する手
順をいう。なお、従来の手順における最高階調の目標濃
度値は、Y=M=C=2.1とする。
た場合、シアンを焼き付けた場合のPrimary Color濃度
がほぼ等しいことがわかる。これは、従来の手順でセッ
トアップした画像出力装置においても、露光ヘッドの最
高露光能力が発揮されているものと考えることができ
る。ここで、Primary Color濃度とは、イエローの画像
を焼き付けた場合はY成分の濃度、シアンの画像を焼き
付けた場合はC成分の濃度、マゼンタの画像を焼き付け
た場合はM成分の濃度をいう。
ゼンタを焼き付けた場合とでは、従来よりも本実施の形
態に係る画像出力装置のほうが0.13〜0.15程
度、Primary Color濃度が高いことがわかる。
について、図7(a)の測定結果と図7(b)の測定結
果との差を表したグラフを図7(c)に示すが、レッド
を焼き付けた場合、従来よりも本実施の形態に係る画像
出力装置のほうが、露光ヘッドの露光能力を有効に発揮
していることがわかる。
力を有効に発揮するためには、本実施の形態の手順で画
像出力装置をセットアップしたほうが有利であることが
わかる。
で色度を測定した結果を図8に示す。図8(a)は、本
実施の形態の手順でセットアップがなされた画像出力装
置における測定結果を示し、図8(b)は、従来の手順
でセットアップがなされた画像出力装置における測定結
果を示す。
ーザーで構成した場合について説明したが、例えばLC
D、LCS、DMD、PLZT露光ヘッド等、時間制御
により光量を調節してデジタル露光を行う光変調素子で
構成した場合でも、本発明の露光量調整方法を適用する
ことが可能である。この場合、上記イニシャルセットア
ップを実施する前に光源の発光レベルを均一化させる処
理(ユニフォーミティー調整)を行う必要がある。
範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の
変更が可能である。
ように、最高階調に対する露光量を減少させ、露光量の
減少の度に感光材料を露光して、画像を焼き付けるステ
ップと、上記露光量を減少させて焼き付けた各画像にお
ける色成分の濃度を測定するステップと、上記露光量の
減少に対し、相関が生じ始める色成分の濃度を上記感光
材料の最高濃度とするステップと、最高階調で露光ヘッ
ドから感光材料を露光した際に、上記感光材料の最高濃
度で画像を焼き付けるように露光ヘッドの露光量を調整
するステップとを備えることを特徴とする。
上のように、最高階調に対する露光量を増加させ、露光
量の増加の度に感光材料を露光して、画像を焼き付ける
ステップと、上記露光量を増加させて焼き付けた各画像
における色成分の濃度を測定するステップと、上記露光
量の増加に対し、相関がなくなる色成分の濃度を上記感
光材料の最高濃度とするステップと、最高階調で露光ヘ
ッドから感光材料を露光した際に、上記感光材料の最高
濃度で画像を焼き付けるように露光ヘッドの露光量を調
整するステップとを備えることを特徴とする。
ける露光量を減少または増加させた場合の、上記色成分
の濃度変化を検出できる。そして、上記露光量の増加に
対して、相関が生じ始める色成分の濃度を上記感光材料
における飽和濃度寸前の濃度とみなすことができる。ま
た、上記露光量の増加に対して、相関がなくなる色成分
の濃度を上記感光材料における飽和濃度寸前の濃度とみ
なすことができる。そして、上記手順では、このような
飽和濃度寸前の濃度を上記感光材料における最高濃度と
する。
料を露光した際に、上記感光材料の最高濃度で画像を焼
き付けるように露光ヘッドの露光量を調整する。これに
より、上記手順によれば、露光ヘッドは、上記感光材料
において最高濃度の画像を焼き付けることができると共
に、光源から過剰な露光を防止することができる。
記手順で最高階調における露光量を調整することによ
り、露光ヘッドの有する露光能力をできるだけ有効に活
かしながら、余分な滲みを生じさせずに、使用する感光
材料における最高濃度の画像を焼き付けることができる
という効果を奏する。
うに、上記の手順に加えて、光源は複数かつ異なる色を
感光材料に露光でき、上記複数かつ異なる色の露光量の
うち、少なくとも1色の露光量を調整することを特徴と
する。
ち、少なくとも1色の露光量を変化させているので、焼
き付けられる画像における複数の色成分毎に飽和濃度を
検出することが可能となる。
色の画像(例えば、黒色画像)を焼き付ける場合でも、
露光ヘッドの有する露光能力をできるだけ有効に活かし
ながら、余分な滲みを生じさせずに、使用する感光材料
における最高濃度の画像を焼き付けることができるとい
う効果を奏する。
題を解決するために、上記の手順に加えて、用いる感光
材料の種類に応じて、請求項1ないし3のいずれか1項
に記載の各ステップを実行することを特徴とする。
た最高濃度を決定し、露光量を調整できるので、焼き付
け画像に余分な滲みを生じさせないだけでなく露光ヘッ
ドの持つ露光能力を有効に活かすことができる。例え
ば、あらゆるメーカーの感光材料の最高濃度を工場出荷
前に決定しておき、写真処理店において、その日に用い
る感光材料の種類に応じて露光ヘッドの露光量を調整す
れば、露光ヘッドの能力を過不足なく有効活用できる。
る最高濃度を設定する手順を示したフローチャートであ
る。
て、R,G,B各色同時に最高階調(黒)で露光する場
合の露光量を、各色ごとに10ステップ変化させた3種
類のデータを示した説明図であり、(d)は、各色同時
に10ステップ変化させたデータを示した説明図であ
る。
タに基づいて焼き付けた画像において、露光量と各色成
分の濃度との関係を示したグラフである。
の概略構成を示す模式図である。
との概略構成を示した模式図である。
ニシャルセットアップでの処理手順を示すフローチャー
トである。
分の濃度と明度とを測定した結果を示した説明図であ
り、(a)は、上記露光量調整方法によってセットアッ
プをおこなった場合における測定結果を示した説明図で
あり、(b)は、従来の手順でセットアップをおこなっ
た場合における測定結果を示した説明図であり、(c)
は、(a)の測定結果と(b)の測定結果との差を示し
たグラフである。
b表色系による色度測定の結果を示した説明図であり、
(a)は、上記露光量調整方法によってセットアップを
おこなった場合における測定結果を示した説明図であ
り、(b)は、従来の手順でセットアップをおこなった
場合における測定結果を示した説明図である。
けてプロットしたグラフであり、(b)は、階調と濃度
との関係を特性曲線としたグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】デジタル画像データに基づいて、光源から
露光することにより感光材料に画像を焼き付ける露光ヘ
ッドの露光量を調整する露光量調整方法において、 最高階調に対する露光量を減少させ、露光量の減少の度
に感光材料を露光して、画像を焼き付けるステップと、 上記露光量を減少させて焼き付けた各画像における色成
分の濃度を測定するステップと、 上記露光量の減少に対し、相関が生じ始める色成分の濃
度を上記感光材料の最高濃度とするステップと、 最高階調で露光ヘッドから感光材料を露光した際に、上
記感光材料の最高濃度で画像を焼き付けるように露光ヘ
ッドの露光量を調整するステップとを備えることを特徴
とする露光量調整方法。 - 【請求項2】デジタル画像データに基づいて、光源から
露光することにより感光材料に画像を焼き付ける露光ヘ
ッドの露光量を調整する露光量調整方法において、 最高階調に対する露光量を増加させ、露光量の増加の度
に感光材料を露光して、画像を焼き付けるステップと、 上記露光量を増加させて焼き付けた各画像における色成
分の濃度を測定するステップと、 上記露光量の増加に対し、相関がなくなる色成分の濃度
を上記感光材料の最高濃度とするステップと、 最高階調で露光ヘッドから感光材料を露光した際に、上
記感光材料の最高濃度で画像を焼き付けるように露光ヘ
ッドの露光量を調整するステップとを備えることを特徴
とする露光量調整方法。 - 【請求項3】光源は複数かつ異なる色を感光材料に露光
でき、上記複数かつ異なる色の露光量のうち、少なくと
も1色の露光量を調整することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の露光量調整方法。 - 【請求項4】用いる感光材料の種類に応じて、請求項1
ないし3のいずれか1項に記載の各ステップを実行する
ことを特徴とする露光量調整方法。
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|---|---|---|---|
| JP2002032950A JP3724434B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 露光量調整方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006178271A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理装置 |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002032950A patent/JP3724434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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