JP2003234703A - 光送信回路 - Google Patents
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Abstract
るだけ劣化を与えない安価なバイアス制御回路を備え
る。 【解決手段】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、光変調器にバイア
ス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、周波数分解
能がf0 Hz 以下で、光変調器の出力光の光パワースペク
トルを測定する光パワースペクトル測定手段と、光変調
器の出力光の光パワースペクトルの測定により、波長λ
0 のキャリアスペクトル成分のパワー密度が最小になる
ように、あるいは両側帯波スペクトル成分のパワー密度
が最大になるように、バイアス電圧印加手段を介してバ
イアス電圧を制御する制御回路とを備える。
Description
伝送媒体が有する波長分散により生じる伝送品質の劣化
に対して、その劣化の割合が小さい光信号を生成する光
送信回路に関する。
M技術)により比較的容易に大容量化が可能となってい
るが、1波長あたりのビットレートの高速化も盛んに研
究されている。その理由は、1波長あたりのビットレー
トを高速化することにより、装置コストを低減し、装置
の小型化および低消費電力化によりシステムトータルの
イニシャルコスト、ランニングコストが低減できるから
である。すでに、40Gbit/s/CHを実現する電気回路は実
用段階にある(参考文献1:M.Yoneyama et al.,"A 40-
Gbit/s Optical Repeater Circuits using InAlAs/InGa
As HEMT DigitalIC Chip Set", IEEE MTT-S Digest, WE
1 D-2,1997)。
化するには、波長分散による伝送可能距離制限、光ファ
イバの非線形性による光ファイバへの入力パワー制限な
どが問題になる。波長分散による伝送可能距離制限には
分散補償技術の適用が有効である。入力パワー制限に
は、従来から光伝送システムで用いられてきたNRZ符
号と比較するとRZ符号が耐力を有しており、1波長あ
たり40Gbit/s の伝送実験の報告ではRZ系符号を用い
たものが大半を占める状況にある。RZ系符号の中で
も、交番位相反転パルスを用いたCS(Carrier Suppre
ssed) −RZ符号(参考文献2:Y.Miyamoto et al.,Di
g.OFC'96, PD25)、DCS(Duo-binary Carrier Suppr
essed)−RZ符号(参考文献3:Y.Miyamoto et al.,Di
g.OFC'01, TuU4)が光ファイバの非線形性による入力パ
ワー制限、波長分散による伝送可能距離制限のいずれに
も比較的緩やかであることから、有望視されている。
方法として、現在一般的に使用されている方法として
は、比較的容易に実現できるマッハツェンダ型光変調器
を用いる方法(参考文献2,3)がある。このマッハツ
ェンダ型光変調器を用いる方法では、交番位相反転パル
スの繰り返し周波数の1/2の周波数の正弦波により光
変調器を駆動し、交番位相反転パルス光を生成する。こ
のときに光変調器に印加する電圧は、光変調器のオンオ
フ比を最大とするのに必要十分な電圧である半波長電圧
Vπの2倍である。この正弦波電圧と光変調器の透過損
失が最大となる電圧値を直流バイアス電圧として印加す
る必要がある。
の干渉を用いる方法であるので、出力光パワーの印加電
圧特性(入出力特性)が変動することが知られている
(参考文献4:十文字 他、電子情報通信学会論文誌C
−I,J75-C-1, pp.17-26, 1992)。なかでも、電圧を印
加すると入出力特性がシフトする現象はDCドリフトと
呼ばれ、Z-cutのニオブ酸リチウムを材料として作製さ
れているマッハツェンダ型光変調器では、実用化する際
の大きな課題であった。これに対して、入出力特性の変
動を検出し、光変調器に印加する電圧をフィードバック
制御する回路(データ信号は一般に直流成分をカットし
てマッハツェンダ型光変調器に印加されることから、バ
イアス電圧制御回路と呼ばれる)が提案され、実用化さ
れている(参考文献5:特許2642499 号公報、参考文献
6:特許2866901 号公報,特許2869585 号公報、参考文
献7:特開平10−246874号公報)。
回路および光変調方法」は、データ信号に低周波信号を
重畳し、光変調器の出力の一部を受光して得られる低周
波信号のレベルから入出力特性のドリフトを検出し、低
周波信号の位相からずれの方向を検出する方法である。
参考文献7の「光変調器制御回路」は、データ信号では
なくバイアス電圧に低周波信号を重畳する点が参考文献
5と異なるが、入出力特性のドリフトを検出する方法は
ほぼ同様である。参考文献6の「光変調装置」は、ドリ
フトの検出用に主信号光とは異なるプローブ光を進行波
型電極を有する光変調器(高速のマッハツェンダ型光変
調器はほとんどがこのタイプ)の逆方向から入力し、こ
の逆方向から入力した光は変調されない特徴を利用して
ドリフトの検出に用いる方法である。
光変調器をVπで駆動することが前提であり、2Vπで
変調すると、低周波信号成分が打ち消しあうように作用
するので、誤差信号を検出できず、バイアス電圧を制御
することができない。
波を行う構成であるので、光電変換器や直流・低周波除
去回路、包絡線検波回路に交番位相反転パルス光の繰り
返し周波数と同等以上の帯域が必要になる。したがっ
て、例えばCS−RZ符号やDCS−RZ符号が有効で
ある20Gbit/s 以上の高速の伝送システムへの適用を考
えると、制御回路が非常に高価なものになる。
になるために比較的高価になることや、交番位相反転パ
ルス光生成ではバイアス電圧を光変調器の出力が最小と
なる値にするためプローブ光のレベルが低くなり、検出
が困難になる問題があった。また、WDM伝送システム
では、プローブ光が他チャネルへのノイズとなる可能性
があり、プローブ光の波長選択にも十分な注意が必要で
あった。
ルス光にできるだけ劣化を与えない安価なバイアス制御
回路を備えた光送信回路を提供することを目的とする。
λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 Hz の信号で変調して
交番位相反転パルス光を出力する光変調器を備えた光送
信回路において、光変調器にバイアス電圧を印加するバ
イアス電圧印加手段と、周波数分解能がf0 Hz以下で、
光変調器の出力光の光パワースペクトルを測定する光パ
ワースペクトル測定手段と、光変調器の出力光の光パワ
ースペクトルの測定により、波長λ0 のキャリアスペク
トル成分のパワー密度が最小になるように、あるいは両
側帯波スペクトル成分のパワー密度が最大になるよう
に、バイアス電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御
する制御回路とを備える。
り返し周波数f0 Hz の信号で変調して交番位相反転パル
ス光を出力する光変調器を備えた光送信回路において、
光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手
段と、光変調器の出力光を電気信号に変換し、その電気
信号から周波数f0 Hz のRFスペクトルを抽出するRF
スペクトル抽出手段と、RFスペクトル成分が最小にな
るようにバイアス電圧印加手段を介してバイアス電圧を
制御する制御回路とを備える。請求項3の発明は、光変
調器の出力光を電気信号に変換し、その電気信号から周
波数2f0 Hz のRFスペクトルを抽出するRFスペクト
ル抽出手段と、RFスペクトル成分が最大になるように
バイアス電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御する
制御回路とを備える。
り返し周波数f0 Hz の信号で変調して交番位相反転パル
ス光を出力する光変調器を備えた光送信回路において、
光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手
段と、光変調器の出力光から波長λ0 のキャリアスペク
トル成分を抽出する光フィルタと、キャリアスペクトル
成分の光を電気信号に変換する光電変換器と、電気信号
のパワーが最小になるようにバイアス電圧印加手段を介
してバイアス電圧を制御する制御回路とを備える。ここ
で、光フィルタは、波長λ0 のキャリアスペクトル成分
を透過する透過型狭帯域光フィルタ、または波長λ0 の
キャリアスペクトル成分を反射する反射型狭帯域光フィ
ルタ、または透過(反射)帯域に周期性を有し、透過
(反射)波長が波長λ0 と一致し、光変調器の出力光の
両側帯波スペクトル成分を選択的に阻止しながらキャリ
アスペクトル成分を抽出する周期性狭帯域光フィルタで
ある(請求項5)。
り返し周波数f0 Hz の信号で変調して交番位相反転パル
ス光を出力する光変調器を備えた光送信回路において、
光変調器の出力光から、波長λ0 に対して周波数f0 Hz
だけ長波長側または短波長側にずれたスペクトル成分を
抽出する光フィルタと、スペクトル成分の光を電気信号
に変換する光電変換器と、電気信号のパワーが最大にな
るようにバイアス電圧印加手段を介してバイアス電圧を
制御する制御回路とを備える。ここで、光フィルタは、
波長λ0 に対して周波数f0 Hz だけ長波長側または短波
長側にずれたスペクトル成分を透過する透過型狭帯域光
フィルタ、または波長λ0 に対して周波数f0 Hz だけ長
波長側または短波長側にずれたスペクトル成分を反射す
る反射型狭帯域光フィルタ、または透過(反射)帯域に
周期性を有し、透過(反射)波長が波長λ0 に対して周
波数f0 Hz だけ長波長側または短波長側にずれており、
光変調器の出力光のキャリアスペクトル成分を選択的に
阻止しながら両側帯波スペクトル成分を抽出する周期性
狭帯域光フィルタである(請求項7)。
送信回路において、光フィルタは、透過(反射)帯域を
可変できる構成であり、制御回路は、光フィルタの透過
(反射)帯域を可変させながら電気信号のパワーが最小
または最大になるようにバイアス電圧印加手段を介して
バイアス電圧を制御する構成としてよい(請求項8)。
送信回路において、反射型狭帯域光フィルタはファイバ
グレーティングフィルタであり、その透過光を光送信回
路の出力光とする構成としてもよい(請求項9)。ま
た、周期性狭帯域光フィルタは、透過波長と阻止波長を
2つの出力ポートに分離する構成であり、透過波長を出
力する出力ポートに光電変換器を接続し、阻止波長を出
力する出力ポートを光送信回路の出力ポートとする構成
としてもよい(請求項10)。
て、光フィルタは、波長λ0 に対して周波数f0 Hz だけ
長波長側または短波長側にずれたスペクトル成分を透過
する透過型狭帯域光フィルタまたは周期性狭帯域光フィ
ルタであり、その透過光を光電変換器に接続するととも
に光送信回路の出力光とする構成としてもよい(請求項
11)。
光送信回路において、光フィルタが分散媒質で構成さ
れ、光送信回路の出力光に対する分散補償を行う構成と
してもよい(請求項12)。
て、波長λ0 のキャリアスペクトル成分を反射する反射
型狭帯域光フィルタにレーザ光源の出力光の一部を分岐
して入力し、反射したキャリアスペクトル成分のパワー
密度が最大になるように光源の波長を制御する構成とし
てもよい(請求項13)。
の光送信回路において、波長λ0 の連続光を光変調器に
入力する構成に代えて、波長λ0 の連続光をデータ信号
により変調した信号光を光変調器に入力する構成として
もよい(請求項14)。
明の光送信回路の第1の実施形態を示す。図において、
レーザ光源11から出力される波長λ0 の連続光は、マ
ッハツェンダ型光変調器12に入力される。マッハツェ
ンダ型光変調器12の電極に印加される入力信号1,2
は、繰り返し周波数f0 Hz の正弦波であり、互いに位相
が反転している。マッハツェンダ型光変調器12の電極
にはコンデンサ13およびバイアスT15が接続され、
バイアス電圧印加手段14からバイアスT15を介して
バイアス電圧が印加される。
ツェンダ型光変調器12を用いて交番位相反転パルス光
を生成する方法について説明する。なお、プッシュプル
型電極構成のマッハツェンダ型光変調器12で生成した
光信号は、強度変化に対応する位相変化が生じない「チ
ャープフリー」であることが知られている。交番位相反
転パルス光には、チャープがないことが望ましいので、
この光変調器が一般に使用される。ただし、LiNbO3
Xcut 基板や、半導体、ポリマー上に作製されたマッハ
ツェンダ型光変調器は、単一電極でチャープフリーの交
番位相反転パルス光に適用できるので、この場合には入
力信号は1つでよい。
た波長λ0 の連続光は、2つの電極に印加されるf0Hzの
正弦波により変調される。この正弦波の振幅は光変調器
の半波長電圧Vπであり、位相が反転して印加される。
バイアス電圧印加手段14から光変調器に印加されるバ
イアス電圧は、光変調器の透過率が最小になる値に設定
される。このような条件で回路を構成したときに生成さ
れる光パルスは、繰り返し周波数2f0Hzの交番位相反転
パルス光となる。
入出力特性を示す。透過率が最小となる点を境に光出力
の位相が反転する。このときの交番位相反転パルス光の
光スペクトルを図2中に示す。レーザ光源11からマッ
ハツェンダ型光変調器12に入力される連続光のキャリ
ア成分が存在しない一方で、光源の中心波長からf0Hz長
波長側とf0Hz短波長側に線スペクトルが存在する特徴が
ある。
等で初期値からずれた場合、出力される交番位相反転パ
ルス光は、図3のようにレベルに大小が生じる。このと
きの光スペクトルは、図3中に示すように、スペクトル
の中心部分にキャリア成分の線スペクトルが発生する。
これは、最適なバイアス電圧では、位相がπのパルスと
位相が0のパルスが打ち消し合うためにキャリア成分が
発生していなかったものが、バイアス電圧が最適値から
ずれることでパルスに大小が生じ、打ち消されずに残る
成分があってキャリア成分が現れるためである。
大小が生じていることは、f0Hzの周波数成分がパルス信
号に重畳されていることになる。バイアス電圧値を最適
に設定すると、f0Hzの成分は最小になる。f0=10GHzと
したときの交番位相反転パルス光を光スペクトルアナラ
イザで観測した結果を図4に示す。また、狭帯域の光フ
ィルタでキャリア成分の線スペクトルを選択的に抽出
し、バイアス電圧を変えて光パワーメータで測定した実
験結果を図5に示す。図6には、f0=5GHzのときの交
番位相反転パルス光を広帯域光電変換器で検出し、RF
スペクトルアナライザで5GHzのRFパワースペクトル
を観測した結果を示す。いずれの場合にも、最適バイア
ス電圧で値が最小となっていることがわかる。すなわ
ち、最適バイアス電圧で両側帯波のスペクトルパワーは
最大となり、交番位相反転パルス光の繰り返し周波数で
ある2f0HzのRFスペクトルは最大となる。
型光変調器12の出力光の光スペクトルを観測し、波長
λ0 のキャリアスペクトル成分のパワー密度が最小とな
るようにバイアス点を制御するものである。図1に示す
第1の実施形態では、マッハツェンダ型光変調器12の
出力光の一部を光分岐手段16で分岐して光パワースペ
クトル測定手段17に入力する。光パワースペクトル測
定手段17は、波長(光周波数)分解能がf0Hz以下であ
る市販の光スペクトルアナライザを用いることができ
る。光パワースペクトル測定手段17では、波長分解能
f0Hz以下で光変調器の出力光からキャリアスペクトル成
分(波長λ0 )のみを抜き出し、そのパワー密度に比例
した直流電圧信号を制御回路18に出力する。制御回路
18では、キャリアスペクトル成分のパワー密度が最小
となるようにバイアス電圧印加手段14に制御信号を出
力し、光変調器のバイアス電圧を制御する。このような
バイアス電圧制御を行うことにより、マッハツェンダ型
光変調器12から交番位相反転パルス光が出力される。
密度が最大になるようにバイアス電圧印加手段14に制
御信号を出力し、光変調器のバイアス電圧を制御するよ
うにしても同様である。
信回路の第2の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、
図1に示す第1の実施形態における光パワースペクトル
測定手段17に代えて、光電変換器21、バンドパスフ
ィルタ22およびRFパワー検出回路23を用いるとこ
ろにある。
型光変調器12の出力光の一部を光電変換器21で電気
信号に変換し、バンドパスフィルタ22で周波数f0Hzの
RF成分を抽出してRFパワー検出回路23に入力す
る。RFパワー検出回路23は、入力したRFパワーに
比例した直流電圧を制御回路24に与える。制御回路2
4は、入力した直流電圧が最小になるようにバイアス電
圧印加手段14に制御信号を出力し、光変調器のバイア
ス電圧を制御する。
f0HzのRF成分を抽出し、制御回路24でそのRFパワ
ーが最大になるようにバイアス電圧印加手段14に制御
信号を出力し、光変調器のバイアス電圧を制御するよう
にしてもよい。
信回路の第3の実施形態を示す。本実施形態の特徴は、
図1に示す第1の実施形態における光パワースペクトル
測定手段17に代えて、透過型狭帯域光フィルタ31お
よび光電変換器32を用いるところにある。
中心波長はレーザ光源11の発振波長λ0 と等しく、20
dBダウンの透過帯域幅をf0Hz以下とし、交番位相反転
パルス光の両側帯波スペクトルを遮断するものを用い
る。この透過型狭帯域光フィルタ31を用いてマッハツ
ェンダ型光変調器12の出力光からキャリアスペクトル
成分(波長λ0 )のみを抜き出し、光電変換器32で直
流電圧に変換して制御回路33に入力する。制御回路3
3では、入力した直流電圧が最小になるようにバイアス
電圧印加手段14に制御信号を出力し、光変調器のバイ
アス電圧を制御する。
ハツェンダ型光変調器12の出力光から両側帯波のスペ
クトル成分のうち一方のみを抜き出し、制御回路33で
その値が最大になるようにバイアス電圧印加手段14に
制御信号を出力し、光変調器のバイアス電圧を制御する
ようにしてもよい。
帯域はf0Hz以上必要であるが、本実施形態の光電変換器
32は直流成分を検出すればよいので、安価なフォトダ
イオードを用いることができる。
過帯域の測定例を示す。ここでは、ファイバグレーティ
ングを2個縦続接続する構成の光フィルタを用いた。こ
の例ではf0=10GHzに適合する。本実施形態で要求する
透過型狭帯域光フィルタは、両側帯波のスペクトルの透
過を阻止でき、キャリア成分を透過できればよいので、
周期性フィルタを用いることも可能である。周期性フィ
ルタの周期は2f0Hzが望ましいが、厳密に2f0Hzでなく
ても両側帯波のスペクトルの透過を阻止できればよい。
あるいは、キャリア成分を阻止し両側帯波を透過させ、
両側帯波のスペクトルパワーの合計値が最大になるよう
に制御してもよい。
送信回路の第4の実施形態を示す。本実施形態の特徴
は、第3の実施形態の透過型狭帯域光フィルタ31に代
えて反射型狭帯域光フィルタ41を用いるところにあ
る。反射型狭帯域光フィルタ41は、光サーキュレータ
42を介して光分岐手段16と光電変換器32に接続さ
れる。本実施形態の反射型狭帯域光フィルタ41として
は、例えばファイバグレーティングなどを用いることが
できる。なお、反射型狭帯域光フィルタ41も周期的な
反射特性を有するものを用いてもよい。
送信回路の第5の実施形態を示す。本実施形態の特徴
は、第3の実施形態の透過型狭帯域光フィルタ31(第
4の実施形態の反射型狭帯域光フィルタ41と光サーキ
ュレータ42)に代えて可変光フィルタ51を用い、制
御回路52からの制御信号により透過帯域を変えながら
光パワーを測定する構成にある。
は、3f0Hz+レーザの長期安定度分(DWDM用LDで
±20GHz程度)があればよい。このとき、光パワーが最
大値をとるときが2点あるが、交番位相反転パルス光の
両側帯波スペクトルを一つずつ可変光フィルタ51で抽
出しているためであるので、この2点の中間点での光パ
ワーを最小とするようにバイアス電圧印加手段14に制
御信号を出力し、光変調器のバイアス電圧を制御するよ
うにしてもよい。あるいは、いずれか一方のピーク値が
最大になるようにバイアス電圧を制御してもよい。
送信回路の第6の実施形態を示す。本実施形態の特徴
は、第3の実施形態の光分岐手段16および透過型狭帯
域光フィルタ31に代えて、光サーキュレータ61と反
射型狭帯域光フィルタ62を用いるところにある。マッ
ハツェンダ型光変調器12の出力光を光サーキュレータ
61を介して反射型狭帯域光フィルタ62に入射し、反
射させたキャリア成分を光サーキュレータ61を介して
光電変換器32に入力する。反射型狭帯域光フィルタ6
2として用いるファイバグレーティングの透過特性およ
び反射特性の例を図13に示す。ここでは、f0=20GHz
以上であればよい。
形態と同等であるが、キャリア成分を抽出してバイアス
制御を行うと同時に、出力光からキャリア成分を除去す
ることができるので、例えばバイアス電圧が最適点から
ずれたとしても出力光の品質が劣化することはない。
送信回路の第7の実施形態を示す。本実施形態の特徴
は、第6の実施形態の光サーキュレータ61と反射型狭
帯域光フィルタ62に代えて、周期性狭帯域光フィルタ
71を用いるところにある。周期性狭帯域光フィルタ7
1としては、マッハツェンダ型干渉計フィルタや方向性
結合器型フィルタなど2ポートあるフィルタであれば、
一方のポートからキャリア成分を取り出してバイアス制
御に供し、他方のポートからキャリア成分を除去した出
力光を取り出すことができる。
送信回路の第8の実施形態を示す。第6の実施形態で
は、反射型狭帯域光フィルタ62で反射させたキャリア
成分を光サーキュレータ61を介して光電変換器32に
入力していたが、本実施形態では反射型狭帯域光フィル
タ62で反射させたキャリア成分を光アイソレータ81
で遮断し、反射型狭帯域光フィルタ62の透過光を出力
光とするとともに、その一部を光分岐手段82で分岐し
て光電変換器32に入力する。反射型狭帯域光フィルタ
62として用いるファイバグレーティングの透過特性お
よび反射特性の例を図13に示す。
帯域光フィルタ62で反射させたキャリア成分のパワー
が最小になるようにバイアス電圧を制御していたが、本
実施形態では反射型狭帯域光フィルタ62を透過する両
側帯波成分のパワーが最大になるようにバイアス電圧を
制御する。
は、反射型狭帯域光フィルタ62としてファイバグレー
ティングを用いたときにその透過光(両側帯波)が出力
光となる。したがって、ファイバグレーティングに分散
を有するものを用い、かつ光伝送路の分散を補償するよ
うな分散値に設定すれば、図12および図15の構成に
より光伝送路の分散補償が可能となる。
送信回路の第9の実施形態を示す。本実施形態の特徴
は、第4の実施形態においてバイアス制御のために出力
光からキャリア成分を抽出する反射型狭帯域光フィルタ
41を利用し、反射波長に一致するように光源波長λ0
を制御するところにある。レーザ光源95は、発振波長
λ0 を制御できるものが必要であり、例えばDBRレー
ザまたはDFBレーザの温度を制御する構成により対応
する。レーザ光源95から出力される波長λ0 の連続光
の一部は、光分岐手段91で分岐され、光サーキュレー
タ92を介して反射型狭帯域光フィルタ41に入力さ
れ、反射光が光サーキュレータ92を介して光電変換器
93に入力される。制御回路94は、光電変換器93の
出力電圧が最大になるようにレーザ光源95を制御す
る。これにより、バイアス制御のためのキャリア成分の
抽出と、光源波長制御のためのキャリア成分の抽出が同
じ光フィルタで実現するので、両者を一致させることが
できる。
光送信回路の第10の実施形態を示す。本実施形態の特
徴は、第1の実施形態から第8の実施形態のレーザ光源
11とマッハツェンダ型光変調器12との間に、データ
信号変調用の光変調手段を備えるところにある。光変調
手段は、ここではマッハツェンダ型光変調器101と光
分岐手段102とバイアス制御回路103とバイアスT
104から構成される。また、交番位相反転パルス光を
生成するマッハツェンダ型光変調器12のバイアス電圧
制御を行う構成は、ここでは第3の実施形態のものを示
すが、他の実施形態のものでも同様である。また、第9
の実施形態との組合せも可能である。
相反転パルス光を生成する光変調器を備えた光送信回路
において、その出力光をモニタし、そのキャリアスペク
トル成分のパワー密度が最小になるように、あるいはそ
の両側帯波スペクトル成分のパワー密度が最大になるよ
うに光変調器のバイアス電圧を制御することにより、必
要最小限の損失で安定した交番位相反転パルス光を出力
することができる。
図。
示す図。
特性を示す図。
図。
ス電圧依存性を示す図。
バイアス電圧依存性を示す図。
図。
図。
例を示す図。
図。
図。
図。
示す図。
図。
図。
図。
す図。
Claims (14)
- 【請求項1】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、 前記光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、 周波数分解能がf0 Hz 以下で、前記光変調器の出力光の
光パワースペクトルを測定する光パワースペクトル測定
手段と、 前記光変調器の出力光の光パワースペクトルの測定によ
り、波長λ0 のキャリアスペクトル成分のパワー密度が
最小になるように、あるいは両側帯波スペクトル成分の
パワー密度が最大になるように、前記バイアス電圧印加
手段を介してバイアス電圧を制御する制御回路とを備え
たことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項2】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、 前記光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、 前記光変調器の出力光を電気信号に変換し、その電気信
号から周波数f0 Hz のRFスペクトルを抽出するRFス
ペクトル抽出手段と、 前記RFスペクトル成分が最小になるように前記バイア
ス電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御する制御回
路とを備えたことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項3】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、 前記光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、 前記光変調器の出力光を電気信号に変換し、その電気信
号から周波数2f0 HzのRFスペクトルを抽出するRF
スペクトル抽出手段と、 前記RFスペクトル成分が最大になるように前記バイア
ス電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御する制御回
路とを備えたことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項4】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、 前記光変調器にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印
加手段と、 前記光変調器の出力光から波長λ0 のキャリアスペクト
ル成分を抽出する光フィルタと、 前記キャリアスペクトル成分の光を電気信号に変換する
光電変換器と、 前記電気信号のパワーが最小になるように前記バイアス
電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御する制御回路
とを備えたことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項5】 請求項4に記載の光送信回路において、 前記光フィルタは、前記波長λ0 のキャリアスペクトル
成分を透過する透過型狭帯域光フィルタ、または前記波
長λ0 のキャリアスペクトル成分を反射する反射型狭帯
域光フィルタ、または透過(反射)帯域に周期性を有
し、透過(反射)波長が前記波長λ0 と一致し、前記光
変調器の出力光の両側帯波スペクトル成分を選択的に阻
止しながらキャリアスペクトル成分を抽出する周期性狭
帯域光フィルタであることを特徴とする光送信回路。 - 【請求項6】 波長λ0 の連続光を繰り返し周波数f0 H
z の信号で変調して交番位相反転パルス光を出力する光
変調器を備えた光送信回路において、 前記光変調器の出力光から、波長λ0 に対して周波数f0
Hz だけ長波長側または短波長側にずれたスペクトル成
分を抽出する光フィルタと、 前記スペクトル成分の光を電気信号に変換する光電変換
器と、 前記電気信号のパワーが最大になるように前記バイアス
電圧印加手段を介してバイアス電圧を制御する制御回路
とを備えたことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項7】 請求項6に記載の光送信回路において、 前記光フィルタは、前記波長λ0 に対して周波数f0 Hz
だけ長波長側または短波長側にずれたスペクトル成分を
透過する透過型狭帯域光フィルタ、または前記波長λ0
に対して周波数f0 Hz だけ長波長側または短波長側にず
れたスペクトル成分を反射する反射型狭帯域光フィル
タ、または透過(反射)帯域に周期性を有し、透過(反
射)波長が前記波長λ0 に対して周波数f0 Hz だけ長波
長側または短波長側にずれており、前記光変調器の出力
光のキャリアスペクトル成分を選択的に阻止しながら両
側帯波スペクトル成分を抽出する周期性狭帯域光フィル
タであることを特徴とする光送信回路。 - 【請求項8】 請求項4または請求項6に記載の光送信
回路において、 前記光フィルタは、透過(反射)帯域を可変できる構成
であり、 前記制御回路は、前記光フィルタの透過(反射)帯域を
可変させながら前記電気信号のパワーが最小または最大
になるように前記バイアス電圧印加手段を介してバイア
ス電圧を制御する構成であることを特徴とする光送信回
路。 - 【請求項9】 請求項5または請求項7に記載の光送信
回路において、 前記反射型狭帯域光フィルタはファイバグレーティング
フィルタであり、その透過光を光送信回路の出力光とす
る構成であることを特徴とする光送信回路。 - 【請求項10】 請求項5または請求項7に記載の光送
信回路において、 前記周期性狭帯域光フィルタは、透過波長と阻止波長を
2つの出力ポートに分離する構成であり、透過波長を出
力する出力ポートに光電変換器を接続し、阻止波長を出
力する出力ポートを光送信回路の出力ポートとする構成
であることを特徴とする光送信回路。 - 【請求項11】 請求項6に記載の光送信回路におい
て、 前記光フィルタは、前記波長λ0 に対して周波数f0 Hz
だけ長波長側または短波長側にずれたスペクトル成分を
透過する透過型狭帯域光フィルタまたは周期性狭帯域光
フィルタであり、その透過光を2分岐して光電変換器に
接続するとともに光送信回路の出力光とする構成である
ことを特徴とする光送信回路。 - 【請求項12】 請求項9または請求項11に記載の光
送信回路において、 前記光フィルタが分散媒質で構成され、光送信回路の出
力光に対する分散補償を行う構成であることを特徴とす
る光送信回路。 - 【請求項13】 請求項5に記載の光送信回路におい
て、 前記波長λ0 のキャリアスペクトル成分を反射する反射
型狭帯域光フィルタにレーザ光源の出力光の一部を分岐
して入力し、反射したキャリアスペクトル成分のパワー
密度が最大になるように前記光源の波長を制御する構成
であることを特徴とする光送信回路。 - 【請求項14】 請求項1〜4,6のいずれかに記載の
光送信回路において、 波長λ0 の連続光を前記光変調器に入力する構成に代え
て、波長λ0 の連続光をデータ信号により変調した信号
光を前記光変調器に入力する構成であることを特徴とす
る光送信回路。
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