JP2003236849A - タイヤ加硫方法および装置 - Google Patents

タイヤ加硫方法および装置

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JP2003236849A
JP2003236849A JP2002040984A JP2002040984A JP2003236849A JP 2003236849 A JP2003236849 A JP 2003236849A JP 2002040984 A JP2002040984 A JP 2002040984A JP 2002040984 A JP2002040984 A JP 2002040984A JP 2003236849 A JP2003236849 A JP 2003236849A
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Japan
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mold
tire
guide
lower mold
vulcanization
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JP2002040984A
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Tatsuo Matsuo
達夫 松尾
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの搬入出作業を容易とし、これに
より、作業能率を向上させる。 【解決手段】 未加硫タイヤMを下サイドモールド28に
搬入する際および加硫済タイヤを下サイドモールド28か
ら搬出する際、下側金型である下サイドモールド28を上
側金型19直下の直下位置Cから所定距離だけ水平方向に
離れた搬入出位置Hに位置させたので、上側金型19に妨
害されることなくタイヤを搬入出作業を容易かつ迅速に
行うことができ、これにより、作業能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤを加硫す
るタイヤ加硫方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ加硫装置としては、例え
ば、フレームに取付けられた下側金型と、下側金型の直
上に配置されるとともに、フレームに昇降可能に支持さ
れた上側金型と、フレームに取付けられ、上側金型を昇
降させるシリンダ等の昇降手段とを備えたものが知られ
ている。
【0003】そして、このようなタイヤ加硫装置を用い
てタイヤを加硫する場合には、まず、下側金型上に未加
硫タイヤを搬入した後、昇降手段により上側金型を下降
させて下側金型と組み合わせ、上、下側金型内に未加硫
タイヤを収納する。次に、これら上、下側金型により未
加硫タイヤを加硫して加硫済タイヤとした後、昇降手段
により上側金型を上昇させ、その後、加硫済タイヤを下
側金型から搬出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ加硫方法・装置にあっては、上側金型
を上昇限まで上昇させたときにおける上側金型と下側金
型との間隔が狭く、かつ、タイヤの搬入出時における移
動経路が複雑であるため、未加硫タイヤの搬入作業およ
び加硫済タイヤの搬出作業が面倒となり、この結果、作
業能率が低下してしまうという問題点がある。
【0005】この発明は、タイヤの搬入出作業を容易と
することで作業能率を向上させることができるタイヤ加
硫方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、搬入出位置に位置しているタイヤ加硫装置の下側金
型上に未加硫タイヤを搬入する工程と、該下側金型を未
加硫タイヤとともに、前記搬入出位置から上側金型直下
の直下位置まで水平移動させる工程と、下側金型を未加
硫タイヤとともに上側金型に組み合わされる加硫位置ま
で上昇させて上、下側金型内に未加硫タイヤを収納する
工程と、加硫位置において未加硫タイヤを加硫し加硫済
タイヤとする工程と、下型金型、加硫済タイヤを加硫位
置から直下位置まで下降させる工程と、下側金型、加硫
済タイヤを直下位置から搬入出位置まで移動させた後、
加硫済タイヤを下側金型から搬出する工程とを備えたタ
イヤ加硫方法により、
【0007】第2に、フレームに取付けられた上側金型
と、フレームに移動可能に支持され、上側金型に組み合
わされる加硫位置、上側金型直下の直下位置および該直
下位置から水平移動した搬入出位置の3つの位置をとる
ことができる下側金型と、加硫位置と直下位置との間に
おいて下側金型の移動をガイドする垂直ガイド部および
直下位置と搬入出位置との間において下側金型の移動を
ガイドする水平ガイド部を有するガイド手段と、下側金
型に上下方向、水平方向の駆動力を付与することがで
き、未加硫タイヤが搬入された下側金型を搬入出位置か
ら直下位置まで移動させた後、加硫位置まで上昇させる
ことで、上、下側金型内に未加硫タイヤを収納するとと
もに、下側金型および加硫位置において加硫の終了した
加硫済タイヤを加硫位置から直下位置まで下降させた
後、搬入出位置まで水平移動させる駆動手段とを備えた
タイヤ加硫装置により達成することができる。
【0008】未加硫タイヤの加硫を行う場合には、ま
ず、搬入出位置に位置している下側金型上に未加硫タイ
ヤを搬入する。次に、駆動手段から下側金型に水平方向
の駆動力を付与すると、下型金型、未加硫タイヤはガイ
ド手段の水平ガイド部にガイドされながら搬入出位置か
ら直下位置まで水平移動する。その後、駆動手段によっ
て下側金型に上方向の駆動力が付与されると、下側金型
は未加硫タイヤとともにガイド手段の垂直ガイド部にガ
イドされながら、加硫位置まで上昇して上側金型に組み
合わされるが、このとき、未加硫タイヤはこれら上、下
側金型内に収納される。次に、該加硫位置において上、
下側金型により未加硫タイヤを加硫し加硫済タイヤとす
る。
【0009】このようにして未加硫タイヤが加硫され加
硫済タイヤとなると、前述とは逆に、駆動手段により下
型金型、加硫済タイヤを加硫位置から直下位置まで下降
させた後、直下位置から搬入出位置まで水平移動させ、
その後、加硫済タイヤを下側金型から搬出する。このよ
うに未加硫タイヤを下側金型に搬入する際および加硫済
タイヤを下側金型から搬出する際、下側金型は上側金型
の直下から水平方向に離れた搬入出位置に位置している
ため、上側金型に妨害されることなく搬入出作業を容易
かつ迅速に行うことができ、これにより、作業能率が向
上する。
【0010】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、下側金型の水平移動および昇降を別々の駆動手段か
らの駆動力により行う場合に比較して、構造が簡単とな
り、かつ安価に製作することができる。さらに、請求項
4に記載のように構成すれば、構造簡単で安価でありな
がら下側金型を容易に水平移動および昇降させることが
できる。さらに、請求項5に記載のように構成すれば、
構造が簡単でありながら下側金型を確実に所定のガイド
部により導くことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2において、10は床面11
上に設置された加硫装置12のフレームであり、このフレ
ーム10は上下方向に延びるとともに互いに平行な一対の
サイドプレート13を有する。これらサイドプレート13の
上端には前記フレーム10の一部を構成する水平な矩形を
した上基台14の両側端がそれぞれ固定され、この上基台
14の下面には平板状の上プラテン15が取付けられてい
る。この上プラテン15は、加硫時にその内部を高温、高
圧の加硫媒体が通過するとともに、その下面に未加硫タ
イヤMの上側サイドウォール部を主に型付けする上サイ
ドモールド16が固定されている。
【0012】17は上サイドモールド16の周囲を囲むよう
設けられたアウターリングであり、このアウターリング
17の上端は前記上基台14の下面に取り付けられている。
そして、このアウターリング17の内周には下方に向かっ
て拡開している円錐状の傾斜面17aが形成されている。
18は周方向に多数個、例えば9個に分割された弧状のセ
クターモールドであり、これらセクターモールド18は未
加硫タイヤMのトレッド部を主に型付けする。
【0013】これらのセクターモールド18の外周には前
記アウターリング17の傾斜面17aと同一勾配の傾斜面18
aが形成され、これら傾斜面18aと前記傾斜面17aと
は、例えばあり継手によって連結されながら摺動可能に
係合している。この結果、セクターモールド18が昇降す
ると、これらセクターモールド18は傾斜面17a、18aの
楔作用によりアウターリング17に摺接しながら半径方向
に同期移動する。前述した上サイドモールド16およびセ
クターモールド18は全体として、フレーム10に上プラテ
ン15、アウターリング17を介して取付けられ、加硫時に
未加硫タイヤMを型付けしながら加硫する上側金型19を
構成する。
【0014】21は床面11上に設置されフレーム10を構成
するベースであり、このベース21は前記一対のサイドプ
レート13間を前後方向に延びる水平な支持プレート22を
有し、この支持プレート22の上面には前後方向に延びる
一対のガイドレール23が敷設されている。25は支持プレ
ート22より上方に配置された水平な矩形の下基台であ
り、この下基台25の四隅部にはそれぞれ前記ガイドレー
ル23上を転動するローラ26が回転可能に支持されてい
る。この下基台25の上面には加硫時に内部を高温、高圧
の加硫媒体が通過する平板状の下プラテン27が取付けら
れ、この下プラテン27の上面には未加硫タイヤMの下側
サイドウォール部を加硫時に主に型付けする下側金型と
しての下サイドモールド28が固定されている。
【0015】30は下基台25、下プラテン27の中央部に取
付けられた上下方向に延びる円筒体であり、この円筒体
30内には該円筒体30と同軸のセンターポスト31が摺動可
能に挿入され、このセンターポスト31は図示していない
シリンダ等により昇降される。前記センターポスト31の
上端部には上クランプリング32が取り付けられており、
この上クランプリング32は前記上サイドモールド16の内
端部に当接可能である。一方、前記円筒体30の上端部に
は下クランプリング34が取り付けられている。
【0016】36は下端部が下クランプリング34に、上端
部が上クランプリング32にそれぞれ気密状態で把持され
た屈曲可能な加硫ブラダであり、この加硫ブラダ36は上
クランプリング32の下降中に内部に加硫媒体が注入され
ると、未加硫タイヤM内でドーナツ状に膨張する。
【0017】各サイドプレート13の幅方向中央部には上
下方向に延びる貫通した垂直スリット38が形成され、こ
の垂直スリット38の両側のサイドプレート13には該垂直
スリット38に沿って延びる垂直ガイド部としてのガイド
プレート39が固定されている。この結果、これらガイド
プレート39間には上下方向(垂直)に延びるガイド溝40
が形成される。なお、前側に位置するガイドプレート39
の下端部は切除されている。
【0018】42は各サイドプレート13に形成され垂直ス
リット38の下端から前方に向かって延びる貫通した水平
スリットであり、この水平スリット42の両側のサイドプ
レート13には該水平スリット42に沿って延びる水平ガイ
ド部としてのガイドプレート43が固定されている。ここ
で、これらガイドプレート43の前側部はサイドプレート
13より前方に突出しており、一方、上側に位置するガイ
ドプレート43の後端部は切除されている。この結果、こ
れらガイドプレート43間には前後方向(水平)に延びる
ガイド溝44が形成されるが、このガイド溝44の後端は前
記ガイド溝40の下端に連通している。
【0019】46は前記ガイドプレート39間のガイド溝40
またはガイドプレート43間のガイド溝44内を移動可能な
ガイドローラであり、これらのガイドローラ46を回転可
能に支持する連結軸47は下基台25の両側壁にそれぞれ固
定されている。そして、前記ガイドローラ46が下基台25
とともにガイドプレート39にガイドされながら上昇限ま
で移動すると、下サイドモールド28は上側金型19(上サ
イドモールド16、セクターモールド18)に組み合われる
加硫位置Kに到達し、一方、ガイドローラ46が下基台25
とともにガイドプレート39にガイドされながら下降限
(ガイドプレート43の後方限)まで移動すると、下サイ
ドモールド28は上側金型19の直下の直下位置Cに到達す
る。
【0020】また、ガイドローラ46が下基台25とともに
ガイドプレート43にガイドされながら前方限まで移動す
ると、下サイドモールド28は前記直下位置Cから所定距
離だけ前方に水平移動した搬入出位置Hに到達する。こ
のように下サイドモールド28はフレーム10に移動可能に
支持され、上側金型19に組み合わされる加硫位置K、上
側金型19直下の直下位置Cおよび該直下位置Cから水平
移動した搬入出位置Hの3つの位置をとることができ
る。
【0021】50は上基台14の四隅部に摺動可能に挿入さ
れた上下方向に延びる4本のガイドロッドであり、これ
らのガイドロッド50の上端には該ガイドロッド50が下降
限まで下降したとき、上基台14の上面に当接するフラン
ジ50aが形成され、また、該フランジ50aには上基台14
の四隅に固定された上下方向に延びるシリンダ51のピス
トンロッド52の先端が連結されている。また、これらガ
イドロッド50の直下の支持プレート22上には、シリンダ
51の作動によりガイドロッド50が下降限まで下降したと
き、その下端部が挿入される穴53が形成されたブロック
54が固定されている。
【0022】一方、前記下基台25の四隅部には上下方向
に延びる貫通したガイド孔56がそれぞれ形成され、これ
らのガイド孔56内には、下サイドモールド28が下基台25
とともに直下位置Cに到達したとき、シリンダ51の作動
によりガイドロッド50が挿入される。この状態で前述の
ように下サイドモールド28が下基台25とともに加硫位置
Kと直下位置Cとの間を昇降すると、該ガイドロッド50
はこれら下基台25、下サイドモールド28の昇降を補助的
にガイドする。
【0023】58は中央部にガイド孔56と同軸の貫通孔59
が形成されたロック機構であり、これらのロック機構58
は下基台25の四隅部上面にそれぞれ取付けられている。
そして、これらロック機構58は下サイドモールド28、下
基台25が加硫位置Kに到達したとき、下降限まで下降し
ているガイドロッド50に下基台25をロックし、ガイドロ
ッド50のフランジ50aと協働して互いに組み合わされた
上サイドモールド16、セクターモールド18、下サイドモ
ールド28の開放を阻止する。
【0024】ここで、ロック機構58としては、ガイドロ
ッド50に挿入可能なピンおよび該ピンを移動させるシリ
ンダ、あるいは、水平面内で回転できるよう下基台25に
支持され、回転することで4個の爪をガイドロッド50に
形成されたスリットにそれぞれ挿入させるバヨネットリ
ング等を用いることができる。前述した加硫位置Kと直
下位置Cとの間において下サイドモールド28の移動をガ
イドするガイドプレート39、直下位置Cと搬入出位置H
との間において下サイドモールド28の移動をガイドする
ガイドプレート43は全体としてガイド手段60を構成す
る。
【0025】62は前側のガイドプレート39の延長線と上
側のガイドプレート43の延長線との交点上に設けられた
回動軸であり、これら回動軸62は各サイドプレート13に
回動可能に支持されている。各回動軸62には平坦な切換
板63の長手方向中央が固定されており、これにより、こ
れら切換板63はガイド手段60のガイドプレート39とガイ
ドプレート43との接続部に揺動可能な設置されることに
なる。64は前側のガイドプレート39の下部に連結された
シリンダであり、このシリンダ64のピストンロッド65の
先端は前記切換板63の前端部に連結されている。
【0026】ここで、前記切換板63の半分の長さはガイ
ド溝40、44の幅より僅かに狭く、この結果、シリンダ64
の作動により切換板63が揺動して前側のガイドプレート
39の延長線上に位置すると、ガイドローラ46、下サイド
モールド28はガイドプレート39のみによりガイドされる
ようになり、一方、上側のガイドプレート43の延長線上
に位置すると、ガイドローラ46、下サイドモールド28は
ガイドプレート43のみによりガイドされるようになる。
【0027】このようにガイド手段60のガイドプレート
39とガイドプレート43との接続部に揺動可能な切換板63
を設置し、該切換板63を揺動することで下サイドモール
ド28をガイドプレート39またはガイドプレート43のいず
れかのみでガイドするようにすれば、構造を簡単としな
がら下サイドモールド28を確実に所定のガイド部、ここ
ではガイドプレート39またはガイドプレート43により導
くことができる。
【0028】66はガイドプレート39の直下のサイドプレ
ート13に回転可能に支持された水平な回転軸であり、こ
の回転軸66のサイドプレート13から両側に突出した両端
部にはそれぞれ回転軸66と同軸の回転円板67が固定され
ている。この結果、前記回転円板67はフレーム10に回転
軸66を介して回転可能に支持されていることになる。
【0029】68は一端部が各回転円板67の周縁部に支持
されているピン69に回動可能に連結された連結リンクで
あり、これら連結リンク68の他端部は前記連結軸47に回
動可能に連結されている。この結果、連結リンク68の一
端部は各回転円板67の周縁部にピン69を介して、一方、
その他端部は下サイドモールド28に連結軸47、下基台2
5、下プラテン27を介して連結されていることになる。
【0030】71はフレーム10上に設置されたモータであ
り、このモータ71の出力軸に固定された外歯車72と前記
回転軸66に固定された外歯車73とは互いに噛み合ってい
る。前述したモータ71、外歯車72、73全体として、回転
円板67に回転駆動力を付与する駆動機構75を構成する。
そして、前述した駆動機構75が作動して回転円板67が回
転すると、この回転円板67の回転力は連結リンク68、ガ
イドプレート39、43、ガイドローラ46により上下方向ま
たは水平方向の駆動力に変換されて下基台25、下サイド
モールド28に伝達され、該下サイドモールド28を上下方
向あるいは水平方向に移動させる。
【0031】また、前述した回転円板67、連結リンク6
8、駆動機構75は全体として、下サイドモールド28に上
下方向、水平方向の駆動力を付与することができ、未加
硫タイヤMが搬入された下サイドモールド28をガイド手
段60に沿って搬入出位置Hから直下位置Cまで移動させ
た後、加硫位置Kまで上昇させることで、上サイドモー
ルド16、セクターモールド18、下サイドモールド28内に
未加硫タイヤMを収納するとともに、下サイドモールド
28および加硫位置Kにおいて加硫の終了した加硫済タイ
ヤをガイド手段60に沿って加硫位置Kから直下位置Cま
で下降させた後、搬入出位置Hまで水平移動させる駆動
手段76を構成する。
【0032】ここで、前述のように駆動手段76を、回転
円板67と連結リンク68と駆動機構75とから構成するよう
にすれば、構造簡単で安価としながら下サイドモールド
28を容易に水平移動および昇降させることができる。ま
た、前述のような下サイドモールド28の水平移動および
昇降を別々の駆動手段、例えばシリンダまたはモータに
より回転されるボールスクリューによって行うことも考
えられるが、このようにすると、構造が複雑となり、製
作費も高価となる。しかしながら、前述のように下サイ
ドモールド28の水平移動および昇降を同一である1台の
駆動手段76からの駆動力によって行うようにすれば、構
造が簡単となり、かつ安価に製作することができる。
【0033】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。今、ピン69が上死点に位置している状態で
回転円板67が停止しているとする。このとき、ガイドロ
ーラ46はガイドプレート43間のガイド溝44内を前方限ま
で移動しているため、下サイドモールド28は下基台25と
ともに搬入出位置Hで待機し、また、センターポスト3
1、上クランプリング32は上昇限まで上昇して加硫ブラ
ダ36が鼓形に引き伸ばされている。一方、各セクターモ
ールド18はアウターリング17の下端部から垂下した状態
で待機している。
【0034】この状態で未加硫タイヤMを図示していな
い搬入出装置により搬送し、加硫ブラダ36の外側を通過
させながら搬入出位置Hに位置している下サイドモール
ド28上に横置きで搬入する。次に、センターポスト31、
上クランプリング32を下降させながら低圧の加硫媒体を
加硫ブラダ36内に供給すると、該加硫ブラダ36は未加硫
タイヤM内においてドーナツ状に膨張する。
【0035】次に、モータ71を作動してその出力軸の回
転を外歯車72、73を介して回転軸66に伝達し、回転円板
67を正方向(図1において矢印で示した反時計回り)に
回転させると、この回転円板67の回転は、ガイドプレー
ト43、ガイドローラ46、連結リンク68により水平運動に
変換され、下基台25、未加硫タイヤMを載置している下
サイドモールド28に水平方向、ここでは後方に向かう駆
動力を付与する。この結果、下基台25、下サイドモール
ド28、未加硫タイヤMはガイド手段60のガイドプレート
43によりガイドされながら(さらに、ガイドレール23に
よりガイドを補助されながら)搬入出位置Hから直下位
置Cに向かって水平移動する。
【0036】そして、ピン69が下死点に到達するまで回
転円板67が半回転すると、下サイドモールド28、未加硫
タイヤMはガイドプレート43の後端である直下位置Cに
到達するが、このとき、切換板63はシリンダ64の作動に
より上側のガイドプレート43の延長線上に位置している
ため、ガイドローラ46はガイドプレート39間のガイド溝
40から遮断される。
【0037】この状態で回転円板67の回転を一旦停止さ
せた後、シリンダ64を作動してピストンロッド65を突出
させ、切換板63を前側のガイドプレート39の延長線上に
位置するまで揺動させる。この結果、ガイドローラ46、
下サイドモールド28はガイドプレート39のみによりガイ
ドされるようになり、ガイドプレート43間のガイド溝44
から遮断される。
【0038】このとき、シリンダ51を作動させてピスト
ンロッド52を引っ込めると、ガイドロッド50が下降して
下基台25の貫通孔59内にそれぞれ挿入されるとともに、
その下端がブロック54の穴53の挿入される。次に、回転
円板67が駆動機構75の作動により再び正方向に回転され
ると、この回転円板67の回転力はガイドプレート39、ガ
イドローラ46、連結リンク68により上下運動に変換さ
れ、下基台25、下サイドモールド28、未加硫タイヤMに
上方に向かう駆動力を付与する。この結果、下基台25、
下サイドモールド28、未加硫タイヤMはガイド手段60の
ガイドプレート39によりガイドされながら(さらに、ガ
イドロッド50によりガイドを補助されながら)直下位置
Cから加硫位置Kに向かって上昇する。
【0039】このとき、各セクターモールド18の下端に
上昇中の下基台25の上面が当接するが、この当接後も下
基台25はさらに上昇するため、各セクターモールド18は
下基台25と一体となって上昇するとともに、傾斜面17
a、18aの楔作用により半径方向内側に向かって同期移
動する。そして、ピン69が上死点に到達するまで回転円
板67が正回転すると、下サイドモールド28が未加硫タイ
ヤM、下基台25と共に加硫位置Kまで上昇して上側金型
19、即ち、上サイドモールド16、セクターモールド18に
組み合わされるが、このとき、未加硫タイヤMはこれら
上サイドモールド16、セクターモールド18、下サイドモ
ールド28内に収納される。
【0040】その後、ロック機構58を作動して下基台25
をガイドロッド50にロックし、ガイドロッド50のフラン
ジ50aと協働して互いに組み合わされた上サイドモール
ド16、セクターモールド18、下サイドモールド28の開放
を阻止する。次に、上プラテン15、セクターモールド1
8、下プラテン27、加硫ブラダ36内に高温、高圧の加硫
媒体を供給し、未加硫タイヤMを加硫位置Kにおいて上
サイドモールド16、セクターモールド18、下サイドモー
ルド28により加硫して加硫済タイヤとする。なお、この
加硫時における金型の締め付け力が不足している場合に
は、フレーム10に締付け用のシリンダ等を追加設置し、
締め付け力を付与するようにすればよい。
【0041】このようにして未加硫タイヤMが加硫され
加硫済みの空気入りタイヤとなると、前述とは逆に、ロ
ック機構58によるロックを解除した後、駆動機構75を作
動して回転円板67を逆方向(図1において時計回り)に
回転させ、下基台25、下サイドモールド28、加硫済タイ
ヤを加硫位置Kから直下位置Cに向かって下降させる。
このとき、各セクターモールド18は自重および加硫済タ
イヤから受ける力により下方に移動するとともに、半径
方向外側に向かって同期移動する。ここで、各セクター
モールド18に対する下降力が不足している場合には、上
基台14にシリンダ等を設置し、該シリンダ等によってセ
クターモールド18を押し下げるようにすればよい。
【0042】そして、ピン69が下死点に到達するまで回
転円板67が逆回転すると、下サイドモールド28、加硫済
タイヤは直下位置Cに到達するが、このとき、回転円板
67の回転を一旦停止させる。次に、シリンダ51の作動に
よりガイドロッド50を上昇させてガイド孔56、貫通孔59
から抜き出すとともに、シリンダ64の作動により切換板
63を上側のガイドプレート43の延長線上に位置するまで
揺動させる。
【0043】その後、再び、回転円板67を逆方向に回転
させると、下基台25、下サイドモールド28、加硫済タイ
ヤはガイドプレート43にガイドされながら直下位置Cか
ら搬入出位置Hに向かって水平移動する。そして、ピン
69が上死点に復帰すると、下サイドモールド28、加硫済
タイヤは搬入出位置Hに到達するが、このとき、センタ
ーポスト31、上クランプリング32を上昇限まで上昇させ
加硫ブラダ36を鼓形に引き伸ばす。その後、前述した搬
入出装置により加硫済タイヤを下サイドモールド28から
取り出し、次工程に搬出する。
【0044】このように未加硫タイヤMを下サイドモー
ルド28に搬入する際および加硫済タイヤを下サイドモー
ルド28から搬出する際、下サイドモールド28は上側金型
19の直下から水平方向に離れた搬入出位置Hに位置して
いるため、上側金型19に妨害されることなく搬入出作業
を容易かつ迅速に行うことができ、これにより、作業能
率が向上する。
【0045】なお、前述の実施形態においては、下サイ
ドモールド28を搬入出位置Hから直下位置C、加硫位置
Kへと移動させる際、回転円板67を正回転させ、逆に、
加硫位置Kから直下位置C、搬入出位置Hへと移動させ
る際、回転円板67を逆回転させたが、いずれの場合も同
一方向、例えば正回転させるようにしてもよい。また、
前述の実施形態においては、駆動手段76として回転円板
67、連結リンク68、モータ71を用いたが、この発明にお
いては、駆動手段としてサイドプレート13にヘッド側が
連結された揺動可能なシリンダを用いるとともに、その
ピストンロッドの先端をガイドローラ46に連結するよう
にしてもよい。
【0046】さらに、前述の実施形態においては、上側
金型19を上サイドモールド16、セクターモールド18から
構成し、一方、下側金型を下サイドモールド28から構成
したが、この発明においては、上側金型を未加硫タイヤ
のトレッド部の上半分および上側サイドウォール部を、
下側金型を未加硫タイヤのトレッド部の下半分および下
側サイドウォール部を加硫時にそれぞれ型付けする2分
割の上、下モールドから構成するようにしてもよい。ま
た、前述の実施形態においては、回転円板67を用いた
が、この発明においては、回転軸66を中心として旋回す
る旋回アームを用いるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タイヤの搬入出作業が容易となり、これにより、作
業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す一部破断正面図で
ある。
【図2】加硫時における加硫金型近傍の正面断面図であ
る。
【符号の説明】 10…フレーム 19…上側金型 28…下側金型 39…垂直ガイド部 43…水平ガイド部 60…ガイド手段 63…切換板 67…回転円板 68…連結リンク 75…駆動機構 76…駆動手段 M…未加硫タイヤ K…加硫位置 C…直下位置 H…搬入出位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬入出位置に位置しているタイヤ加硫装置
    の下側金型上に未加硫タイヤを搬入する工程と、該下側
    金型を未加硫タイヤとともに、前記搬入出位置から上側
    金型直下の直下位置まで水平移動させる工程と、下側金
    型を未加硫タイヤとともに上側金型に組み合わされる加
    硫位置まで上昇させて上、下金型内に未加硫タイヤを収
    納する工程と、加硫位置において未加硫タイヤを加硫し
    加硫済タイヤとする工程と、下型金型、加硫済タイヤを
    加硫位置から直下位置まで下降させる工程と、下側金
    型、加硫済タイヤを直下位置から搬入出位置まで移動さ
    せた後、加硫済タイヤを下側金型から搬出する工程とを
    備えたことを特徴とするタイヤ加硫方法。
  2. 【請求項2】フレームに取付けられた上側金型と、フレ
    ームに移動可能に支持され、上側金型に組み合わされる
    加硫位置、上側金型直下の直下位置および該直下位置か
    ら水平移動した搬入出位置の3つの位置をとることがで
    きる下側金型と、加硫位置と直下位置との間において下
    側金型の移動をガイドする垂直ガイド部および直下位置
    と搬入出位置との間において下側金型の移動をガイドす
    る水平ガイド部を有するガイド手段と、下側金型に上下
    方向、水平方向の駆動力を付与することができ、未加硫
    タイヤが搬入された下側金型を搬入出位置から直下位置
    まで移動させた後、加硫位置まで上昇させることで、
    上、下側金型内に未加硫タイヤを収納するとともに、下
    側金型および加硫位置において加硫の終了した加硫済タ
    イヤを加硫位置から直下位置まで下降させた後、搬入出
    位置まで水平移動させる駆動手段とを備えたことを特徴
    とするタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】前記下側金型の水平移動および昇降を同一
    駆動手段からの駆動力によって行うようにした請求項2
    記載のタイヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】前記駆動手段は、フレームに回転可能に支
    持された回転円板と、該回転円板の周縁部に一端部が、
    下側金型に他端部が連結された連結リンクと、回転円板
    に回転駆動力を付与する駆動機構とから構成した請求項
    3記載のタイヤ加硫装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド手段の垂直ガイド部と水平ガイ
    ド部との接続部に揺動可能な切換板を設置し、該切換板
    を揺動することで下側金型を垂直ガイド部または水平ガ
    イド部のいずれかのみでガイドするようにした請求項2
    〜4のいずれかに記載のタイヤ加硫装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042557A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Kobe Steel Ltd タイヤ加硫プレス
JP2010099839A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Bridgestone Corp タイヤ加硫設備および加硫タイヤの製造方法
JP2012125927A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの製造方法
WO2015159382A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 Hmc合同会社 タイヤ加硫装置及びタイヤ加硫方法

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