JP2003237264A - Idカード、及びidカード作成装置、照合システム - Google Patents

Idカード、及びidカード作成装置、照合システム

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JP2003237264A
JP2003237264A JP2002349027A JP2002349027A JP2003237264A JP 2003237264 A JP2003237264 A JP 2003237264A JP 2002349027 A JP2002349027 A JP 2002349027A JP 2002349027 A JP2002349027 A JP 2002349027A JP 2003237264 A JP2003237264 A JP 2003237264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、認証のために要する時間が短く、安
全性の高いIDカード、及びIDカード作成装置、照合
システムを提供すること。 【解決手段】保持者の顔写真12を添付してなる本人確
認のためのIDカード11において、該顔写真12から
抽出された画像特徴を元に作成された2値1次元情報1
3を前記顔写真12と共に表示してなるIDカード、こ
のIDカードを作成するためのIDカード作成装置及び
かかるIDカードを用いた照合システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、及び
IDカード作成装置、照合システムに関し、詳しくは、
安全性の高いIDカード、及びIDカード作成装置、照
合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物などにおいて不審者の進入を
防ぐため、あるいは、IDカードの利用者が真正な所持
者であるかを確認するため等、様々な場面で人の顔によ
る識別は行われてきた。
【0003】このような顔の識別は、データベース登録
や写真貼付などの方法で予め登録した顔画像と本人の顔
とを比較することによって、その人の認証がされてき
た。予め登録した顔画像と本人の顔との比較は、認証し
たい人の顔画像を読み込んで予め登録された顔画像とを
コンピュータアルゴリズムにより比較する。このよう
に、比較はコンピュータ演算によるので、扱うデータの
容量がコンピュータシステム上少なければ少ないほど演
算の速度は速くなり、データベースに登録するための容
量が少なくて済む。
【0004】しかし、従来の画像データはイメージデー
タであるため、その容量はとても大きいものとなり、比
較判定するために時間がかかるという問題があり、ま
た、予め登録するためのデータベースは容量の大きいも
のが要求されるという問題点があった。
【0005】そこで、JPEG(静止画像世界標準符号
化方式)やGIF等の従来の画像圧縮手法により画像を
圧縮する方法が考えられるが、このような従来の圧縮手
法を適用しても、多少の容量の減少は期待できるが、結
局は画像データであることは変わらずその容量は依然大
きいままである。
【0006】また、画像のデータ容量を減少させる点に
着目したIDカードとしては、人の顔画像の視覚上の特
徴を符号化して顔画像と共に表示するIDカード及びこ
れを認証するIDカード認証装置が知られている(特許
文献1)。
【0007】しかし、このIDカードは、人が顔画像を
視覚的に確認しながら符号化するものであり、符号化の
ための視覚的特徴が見る者による差が反映されてしまう
こととなり、安全性に問題がある。
【0008】
【特許文献1】特開2001―52142号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、認
証のために要する時間が短く、安全性の高いIDカー
ド、及びIDカード作成装置、照合システムを提供する
ことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(請求項1)保持者の顔
写真を添付してなる本人確認のためのIDカードにおい
て、該顔写真から抽出された画像特徴を元に作成された
2値1次元情報を前記顔写真と共に表示してなることを
特徴とするIDカード。
【0011】(請求項2)保持者の顔写真を添付してな
る本人確認のためのIDカードにおいて、該顔写真から
抽出された画像特徴を元に作成された2値1次元情報か
らバーコード化されたバーコードを前記顔写真と共に表
示してなることを特徴とするIDカード。
【0012】(請求項3)請求項1及び2に記載のID
カードを作成するIDカード作成装置であって、前記顔
写真を入力する画像入力部と、入力画像データを2次元
の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換部と、
該変換されたデータのDCT符号から2値1次元情報を
構成する2値1次元情報構成部とを有することを特徴と
する。
【0013】(請求項4)請求項1及び2に記載のID
カードを作成するIDカード作成装置であって、前記顔
写真を入力する画像入力部と、入力画像データを2次元
の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換部と、
DCT符号抽出情報提供部から提供される情報に基づき
前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、該抽出さ
れたデータのDCT符号から2値1次元情報を構成する
2値1次元情報構成部とを有することを特徴とするID
カード作成装置。
【0014】(請求項5)DCT変換部は、DCT変換
した後に、DCT符号の正・負の符号を決定することを
特徴とする請求項3又は4記載のIDカード作成装置。
【0015】(請求項6)前記DCT符号抽出情報提供
部は、多くの対象画像のDCT平均振幅の大きさから求
められた情報を提供することを特徴とする請求項3、4
又は5記載のIDカード作成装置。
【0016】(請求項7)画像入力部が被写体を撮像す
る撮像手段と、画素数設定部と、必要な部分を取り込む
画像取り込み処理部と、からなることを特徴とする請求
項3〜6のいずれかに記載のIDカード作成装置。
【0017】(請求項8)画像入力部がスキャナ読み込
み部と、画素数設定部と、必要な部分を取り込む画像取
り込み処理部と、からなることを特徴とする請求項3〜
7のいずれかに記載のIDカード作成装置。
【0018】(請求項9)前記画像取り込み処理部が、
画像入力部における被写体の顔の部分を取り込むことを
特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載のIDカード
作成装置。
【0019】(請求項10)保持者の顔写真を添付して
なる本人確認のためのIDカードの照合を行うための照
合システムであって、前記顔写真を入力する入力手段
と、2値1次元情報を生成する照合用データ生成手段
と、照合の基となる2値1次元情報を記憶した照合基準
データ記憶手段と、照合用データ生成手段から送られた
2値1次元情報が前記照合基準データ記憶手段に記憶さ
れた2値1次元情報と一致するかを照合する照合手段
と、照合結果を告知する照合結果告知手段とを有し、前
記照合用データ生成手段は、前記入力画像データを2次
元の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換部
と、DCT符号抽出情報提供部から提供される情報に基
づき前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、該抽
出されたデータのDCT符号から2値1次元情報を構成
する2値1次元情報構成部とを有することを特徴とする
IDカード照合システム。
【0020】(請求項11)前記照合基準データ記憶手
段において、2値1次元情報とキーを関連づけて記憶
し、前記入力手段において顔写真と共に前記2値1次元
情報に対応するキーを入力し、照合手段において、該キ
ーに対応づけられた2値1次元情報とのみ一致するかを
照合することを特徴とするIDカード照合システム。
【0021】(請求項12)前記入力手段と、照合用デ
ータ生成手段と、照合基準データ記憶手段と、照合手段
と、照合結果告知手段とを有する照合装置からなること
を特徴とする請求項10又は11に記載のIDカード照
合システム。
【0022】(請求項13)前記入力手段と、照合用デ
ータ生成手段と、照合手段と、照合結果告知手段とを有
する照合装置と、照合基準データ記憶手段を有するデー
タベースとをネットワークにより接続してなることを特
徴とする請求項10又は11に記載のIDカード照合シ
ステム。
【0023】(請求項14)前記入力手段と、照合用デ
ータ生成手段と、照合結果告知手段とを有する照合装置
と、照合手段を有するサーバと、照合基準データ記憶手
段を有するデータベースとをネットワークにより接続し
てなることを特徴とする請求項10又は11に記載のI
Dカード照合システム。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0025】本発明のIDカードについて以下、図面を
参照して説明する。
【0026】図1は、本発明のIDカードの一例である
社員証を示す図である。
【0027】11は、本発明のIDカードであり、その
表面には、当該社員証を有する社員の顔写真12、後述
する方法により作成されたバーコード13、当該社員証
を有する社員の属性を示す属性情報14が表示されてい
る。
【0028】顔写真12は、通常の方法により撮影され
た顔写真を用いることができる。かかる顔写真により、
所持者の顔と比較することができるので、その所持者が
該IDカードの真正の所持者であるか否かが判断するこ
とができる。かかる判断は通常人間の視覚的判断により
行うことができる。
【0029】バーコード13は、かかる顔写真12に基
づいて後述する方法により生成される。真正の所持者で
あるか否かは、更に、バーコード13と顔写真12とを
比較することによって、写真の貼り替え等によるIDカ
ード11自体の偽造を回避し、安全性の高い認証を行う
ことが出来る。かかるバーコード13と顔写真12との
比較による認証は、後述する認証装置や認証システムに
より行うことが出来る。
【0030】属性情報14は、社員番号、所属課、役職
等、必要に応じて記載することができるものであり、そ
の内容は特に限定されない。
【0031】バーコード13及び属性情報14は、印刷
等の方法で表示することができるが、他に、表示するこ
となく磁気的に埋め込む態様や、ICチップ等に埋め込
むことができる。
【0032】バーコード13に代えて、「0」と「1」
の数列や他の1元又は2次元の文字及び/又は数値情報
を用いてもよい。
【0033】ここで、IDカード11を作成するIDカ
ード作成装置について、顔写真12から2値1次元情報
を生成する部分を中心に説明する。
【0034】本発明にかかるIDカード作成装置の一例
を図面に基づいて説明する。図2は、本発明のIDカー
ド作成装置の一例を示すブロック図であり、1は画像入
力部、2は入力画像データを2次元の離散的コサイン変
換(DCT)するDCT変換部、3はDCT符号抽出情
報提供部4から提供される情報に基づき前記画像データ
の特徴点を抽出する抽出部、5は該抽出されたデータの
DCT符号から2値1次元情報を構成する2値1次元情
報構成部である。
【0035】画像入力部1の詳細について図3に基づい
て説明する。図3において、画像入力部1は、被写体を
撮像する撮像手段100と、画像数設定部101と、必
要な部分を取り込む画像取り込み処理部102からな
る。撮像手段100は例えばデジタルカメラを用いるこ
とができる。デジタルカメラは人物の顔や上記IDカー
ド11に添付される顔写真12のような被写体を撮像レ
ンズを介して撮影し、CCD(撮像素子)の撮像面上に
結像し、CCDにより結像された光学像を画素単位で光
量に応じた信号電荷に光電変換する。光電変換された信
号は画像処理部に入力され、ノイズ低減処理、また利得
調整処理等が施され、更にA/D変換器によりデジタル
信号に変換される。
【0036】また図3に示す態様では、デジタルカメラ
に代えてスキャナ読み込み部103を用いることも出来
る。スキャナ読み込み部103において読み込む場合も
前記デジタルカメラ100同様、人物の顔(当該撮影し
て得られた顔写真を上記IDカード11に添付する顔写
真12として利用する)や上記IDカード11に添付さ
れる顔写真12のような読み込み対象を読み込む。読み
込まれたデータは多値化デジタルデータである。
【0037】デジタルカメラ100又はスキャナ読み込
み部103によって得られた多値化デジタルデータは、
画素数設定部102はN×N画素のように画素数が設定
される。Nは対象によって異なる。次いで、必要な部分
を取り込む画像取り込み処理部101に送られ、人物像
で言えば、顔(肩の部分が含まれてもよい)の画像のみ
取り込まれることが好ましい。
【0038】次に、DCT変換部(2次元DCT部)2
では、入力画像データを2次元の離散的コサイン変換
(DCT)する。
【0039】DCT(離散的コサイン変換)は画像の圧
縮に非常に有用である。これは偶関数による実数展開の
性質に起因するものである。
【0040】2次元DCTは、次式で定義される。但
し、信号fmnはm=0・・・M-1,n=0・・・N-1 である。
【0041】
【式1】
【0042】
【式2】
【0043】ここで、fmnは画像信号、FuvはDCT変
換係数であり、C(k)は次式で示すような正規化定数で
ある。
【0044】
【式3】
【0045】Fuvは実数であるから、その振幅部と符号
部との分離可能関数(Separable function)
【0046】
【式4】
【0047】として記述できる。ただし、
【0048】
【式5】
【0049】である。
【0050】このようにして画像入力部1から取り込ま
れた画像は、2次元のDCT変換部2において、上記の
ように2次元の離散的コサイン変換(DCT)が行われ
ることによって、例えば図4に示すような画像(8×8
画素)が図5に示すようなDCT係数の振幅と位置の関
係として表される。
【0051】ここで、DCT係数の符号と振幅について
以下のようなことを本発明者が見出している。
【0052】DCT符号処理の基本となるDCT振幅に
ついてDCT(係数)振幅は各成分(周波数)位置での
パワーを表すものであり、いいかえれば原信号の中に含
まれているその成分の大きさ(寄与率)を表すものであ
る。従って、原信号を再構成する際、2乗誤差的観点か
ら、何個まで係数を取れば目的のS/N比が得られるか
等に対しては、一般に振幅情報が必要となる。
【0053】また、フーリエ変換においてはパワースペ
クトルの逆変換が自己相関関数になる(Wiener-Khinchin
e の定理)ことからフーリエ変換から作り出されたDC
Tもその振幅に関しては似たような(もちろん数学的に
厳密な意味ではない)性質を有している。一言で言えば
DCT振幅は原信号のエネルギーに関した情報を担って
いるといえる。
【0054】DCT符号について DCT符号は信号に関する非常に重要な情報を担ってい
る。同じ振幅でも符号が異なれば明らかに異なった信号
となる。例えば図6(a),(b)に示したそれぞれの
原画の2次元DCTをとり、DCT符号を交換した画像
が図7(a),(b)である。即ち、図7(a)はドー
ムのDCT振幅に女性のDCT符号を組み合わせたもの
である。また図7(b)は逆に女性のDCT振幅にドー
ムのDCT符号を組み合わせたものである。
【0055】図7(a)は明らかに女性の写真であるこ
とがわかる。ドームの面影は全く見当たらない。同様に
図7(b)はドームの写真が写っていることが明確に認
識できる。この図にはもはや女性の面影はない。
【0056】このようにDCT符号は、信号の構成に際
してその信号の骨格となる情報を有しているといえる。
DCT符号は再構成信号に対して、支配的な役割を果た
している。
【0057】Sign-only synthesisについて さらにDCT符号の特徴的性質を示す符号のみの逆変換
であるsign-Only synthesis (SOSともいう)につい
て説明する。
【0058】Sign-Only synthesisは前記式2、式4よ
り、次式の式6で定義される。
【0059】
【式6】
【0060】ここに、θuvは式5で定義されるものであ
る。即ち、式4全ての振幅|Fuv|を1とおいた逆変換式
2に等しい。
【0061】図8に、sign-Only synthesisの例を示
す。
【0062】図8(a),(b),(c)はそれぞれドーム、人
物顔、植物の葉の原画であり、図8(a'), (b'),(c')
はそれぞれに対応したSOS画像である。これらから
SOS画像は画像認識の観点から原画と1:1対応であ
ることが明確に分かる。
【0063】これに対して振幅のみの逆変換Amplitude-
only synthesis(AOS)は、Wiener-Khinchine の定
理より原画の自己相関関数と関係したものとなり画像と
しての意味はなさない。図9は、人物顔図8(b)のA
OSを示す。真っ黒であり、画像としてはほとんど意味
をなさない。
【0064】DCT符号信号について 正負のDCT符号のみから、図8に示したような輪郭線
画が得られたことから正負の符号の配置パターンが重要
な意味を持っているといえる。
【0065】図10は、DCT符号が各原画像に依存し
てユニークなパターンとなることを示している。画像を
含む任意の信号のDCT符号は、原信号と実質的に1対
1対応をなし、その逆変換(Sign-Only synthesis)は
ちょうど2階差分値のようなものになり、信号が画像で
ある場合には、そのSign-Only synthesisは明確にその
画像の輪郭線を表し、原画像の認識に対してはSign−On
ly Synthesisは原信号と等価として扱える。すなわち
これは原画像とDCT符号(プラス又はマイナスの1ビ
ット)は等価として扱えることを意味する。
【0066】これらの符号パターンは明らかに異なって
おり、この正・負の符号の配置が画像を決定付けるもの
となっていることが分かる。
【0067】従って、DCT符号のプラスとマイナスの
配置がその信号を決定しているといえる。このプラスと
マイナスの配置で原信号が識別できることになる。
【0068】本発明のDCT変換部2は、例えば、図4
に示すような画像をDCT変換して図5に示すようなD
CT変換係数が得られた場合、図11に示すようにその
正・負の符号(図中、白丸が正の符号、黒丸が負の符号
を表している)を決定する。即ち正・負の符号と量を持
っている図5に示すDCT変換係数から、正・負の符号
のみを抽出することによって図11に示すような正・負
の符号の分布を得ることが出来る。
【0069】このように、DCT変換部2によると、画
像のDCT符号を求めた後、その正・負の符号を決定す
ることによって、少ない情報量で画像の特徴を表すこと
が出来る。
【0070】さらに本発明では、抽出部3でDCT符号
抽出情報提供部4から提供される情報(DCT符号抽出
情報)に基づき、後述するような方法で特徴を表すのに
有効な部分が抽出されるので、更に少ない情報量で画像
の特徴を表すことが出来る。
【0071】DCT符号抽出情報は、多くの対象画像の
DCT平均振幅の大きさから求められた情報である。即
ち、DCT符号抽出情報提供部4は、多くの対象画像の
フルピクチャーDCT平均振幅の大きさから求められた
情報を提供する。
【0072】多くの対象画像のDCT平均振幅の大きさ
から求められた情報とは、本発明の装置をそれぞれ作る
前に以下のような方法によって事前に決定される情報で
ある。例えば、300人の顔画像を取り込み、その各々
の顔画像をDCT変換してから重要な情報を持っている
ところ、即ち、振幅の大きいところを抽出して、それら
の平均から符号を抽出する位置を決めて、この位置をD
CT符号抽出情報提供部4から提供される情報とする。
【0073】このように決定された情報は、DCT変換
した符号のどの位置の符号、即ちどの周波数を抽出し、
どの位置の符号、即ちどの周波数を抽出しないかという
情報を提供している。
【0074】抽出部3では、例えば、図11に示すよう
な正・負の符号が決定された画像の抽出において、DC
T符号抽出情報提供部4から図12に示すような情報が
提供される。図12はDCT符号抽出情報提供部から提
供される情報であり、白枠の位置は符号を抽出すべき位
置を示し、黒枠の位置は符号を抽出しない位置を示して
いる。このDCT符号抽出情報提供部4から提供された
情報を図13に示すように比較することにより、DCT
符号抽出情報提供部4から提供された情報に基づいて符
号の抽出を行う。抽出は例えば、図13の左上の枠位置
から左に向かって各行を順にスキャンすることによって
得られた信号を2値1次元情報の列として構成すればよ
い。尚、スキャンの順序は左枠位置から各行をスキャン
する態様に限らず、右枠位置から各行をスキャンしても
よいし、各列毎にスキャンを行ってもよいし、本発明の
装置のそれぞれによって予め決められた順序によってス
キャンすればよく、特に限定されない。
【0075】尚、DCT符号抽出情報提供部4から提供
される情報の形態は、図12に示すような形態に限ら
ず、抽出すべき周波数位置を示した数列でもよく、抽出
すべき周波数位置を示す情報であればその形態は限定さ
れない。
【0076】このように抽出された符号に基づいて、2
値1次元情報構成部5において2値1次元情報が作成さ
れる。
【0077】図2において、DCT符号抽出情報提供部
4から提供される情報に基づき前記画像データの特徴点
を抽出する抽出部3で、その信号を特徴付ける部分のみ
の符号を取り出して、あらかじめ決められた順番(たと
えばスキャン)により1次元信号として2値1次元情報
構成部5で再構成すると、画像をごく簡単な短い2値の
一次元信号として構成できる。
【0078】2値1次元情報は、2値1次元情報構成部
5において、抽出された正・負の符号を例えば、正を1
とし、負を0とした「0」、「1」の2値の1次元信号
とすることによって得ることができる。
【0079】このように、2値の1次元情報とすること
によって、電子化された場合に取り扱いが簡単になる。
2値の1次元情報とすると、画像の違いやパターンマッ
チング等が高速に行えるなど大きなメリットが生まれて
くる。
【0080】また、2値1次元情報構成部で得られた情
報をさらに、バーコード化するバーコード化手段6を有
することが好ましい。バーコード化手段6は、通常の1
次元バーコードの他、2次元バーコード、その他、文
字、数字を用いた各種情報列にして表現することができ
る。
【0081】また、上記の実施態様に代えて、DCT符
号抽出情報提供部4により提供された情報として低周波
部の符号を抽出するという情報を採用する態様でもよ
い。
【0082】顔を識別するための情報は比較的低い周波
部に現れるため、比較的低周波部の情報を抽出すること
で画像の特徴を識別出来ることが多い。
【0083】例えば、図14(a)のようなN×Nサイ
ズの画像をFull picture DCT変換(フルピクチャー
DCT変換)してその情報の正・負の符号のみを抽出す
ると、図14(b)のようなN×Nサイズの2次元信号
(画像)のようなサイズが変わらないDCT符号の正・
負の符号の情報が得られる。
【0084】図15は、図14(b)符号の位置を示し
ており、特に低周波部は斜線で示されている。図14
(b)示すDCT符号の正・負の符号の情報について、
その低周波部を上から下、左から右へと走査(スキャ
ン)することにより、2値1次元情報を構成でき、さら
に+(白)−(黒)のバーコードも作成できる。図14
(c)はバーコードの結果を表したものである。
【0085】このようにして、低周波部の符号から人物
の顔を同定することが可能となる。符号の個数は図14
(b)の画素数で決定されるが、この領域の中でも平均
的に特徴が強く現れる画素である低周波部のみを使う
と、より少ない数で、人物顔の特定が可能となる。
【0086】本発明において、例えば500画素をとる
と、2500個の異なるパターンを表すことができる。実
際には600〜1000画素程度をとるから、2600
100 0個の異なるパターンを取り扱える。
【0087】以上のような方法及び装置によりIDカー
ド11の顔写真12からバーコード13が作成される。
また、バーコード化の前に得られた2値1次元情報を例
えば「0」と「1」の組み合わせによる数列としてバー
コード13のかわりに表示することも出来る。
【0088】このようにして作成されたIDカードは、
以下に説明するIDカードの認証装置及び認証システム
によって、その正当性が認証されることにより、入館、
設備の利用、カード認証等の様々な場合の本人認証に寄
与する。
【0089】また、上記のIDカードは、カード型以外
に複数の頁からなる印刷物の一部に本発明のIDカード
の機能を付与したものであることを妨げない。
【0090】次に、上記IDカードが真正なものである
かの照合を行うための照合システムについて説明する。
【0091】図16は、本発明の照合システムの機能構
成を説明するための機能ブロック図である。
【0092】図16において、10は入力手段であり、
IDカードに表示された照合用の写真を読取り画像デー
タを生成する。入力手段10は図3に示す画像入力部1
と同様の機能構成を有しており、その詳細な説明は省略
する。
【0093】照合用データ生成手段20は、図2のDC
T変換部2、抽出部3、符号抽出情報提供部4及び2値
1次元情報生成部5において生成するのと同様に、入力
手段10において生成された画像データを2値1次元情
報に変換する。
【0094】照合用データ生成手段20において生成さ
れた2値1次元情報は、照合手段30に送られる。
【0095】照合手段30は、2値1次元情報が送られ
ると、当該2値1次元情報と照合基準データ記憶手段4
0に記憶された2値1次元情報との照合を行う。照合基
準データ記憶手段40には、予め照合の際に基準となる
2値1次元情報が記憶されているので、当該記憶された
2値1次元情報と一致するか否かを以て、2値1次元情
報を生成する元となった画像が許可すべきものか否かを
判断することができる。
【0096】照合手段30における照合の結果、照合基
準データ記憶手段40に記憶されている2値1次元情報
と一致した場合には、照合が適正に行われた旨が照合結
果告知手段50に送られる。一方、照合手段30におけ
る照合の結果、照合基準データ記憶手段40に記憶され
ている2値1次元情報と一致しなかった場合には、照合
ができなかった旨が照合結果告知手段50に送られる。
【0097】照合結果告知手段50は、照合結果が送ら
れると、当該照合結果をユーザに告知する。告知の方法
は、例えば、照合ができた場合に、表示モニターに「照
合できました」と表示する方法や、スピーカーにより
「照合できました」と音声で告知する方法など、ユーザ
が確認できる方法であればいずれでも良い。
【0098】照合結果は、告知手段に送られると共に、
外部に送られて照合結果により、建物のドアを開ける又
は開けないなどの処理を行う基の判断要素とされること
ができる。
【0099】上記の照合システムは、照合基準データ記
憶手段 に記憶する2値1次元情報を何らかのキーと関
連づけて記憶するようにし、そのキーを入力手段10に
おいて、入力できるようにしておくことにより、照合手
段30においては、入力されたキーに関連づけられた2
値1次元情報との1対1の照合を行うことによって認証
システムとすることもできる。
【0100】以上、本発明の照合システムについて、そ
の機能的な面から説明したが、本発明の照合システム
は、その装置構成については、以下の3つの態様を採り
うる。
【0101】次に、本発明の照合システムの装置構成に
ついて、上記の3つの態様に分けて説明する。
【0102】図17は、本発明の照合システムの第1の
形態を示す概略構成図である。
【0103】図17において、本発明の照合システム
は、入力手段10、照合用データ生成手段20、照合手
段30、照合基準データ記憶手40、照合結果告知手段
50とを有する照合装置a1によって構成される。
【0104】本発明の照合システムは、照合装置 にお
いて、IDカードから写真を生成して照合を行い、その
結果を告知する。
【0105】本発明の第1の形態の照合システムによれ
ば、ネットワークを用いないので、ネットワークを介し
て情報を盗み見られることがなく、確実なIDカードの
照合が行える。また、照合時間も早くなる。
【0106】図18は、本発明の照合システムの第2の
形態を示す概略構成図である。
【0107】図18において、本発明の照合システム
は、入力手段10、照合用データ生成手段20、照合手
段30、照合結果告知手段50とを有する照合装置a2
と、照合基準データ記憶手段40を有するデータベース
cとがネットワークbを介して接続されている。
【0108】本発明の照合システムは、照合装置a2に
おいて、入力手段10で読み込んだ写真の画像データが
生成され、照合用データ生成手段20において2値1次
元情報が生成され、生成された2値1次元情報が照合手
段30に送られると、ネットワークbを介してデータベ
ースcの照合基準データ記憶手段40に記憶された基準
となる2値1次元情報と照合を行う。このようにして照
合された結果は、照合装置a2において照合結果告知手
段50により、告知される。
【0109】本発明の第2の形態の照合システムによれ
ば、認証の基準となるデータをデータベースにまとめて
管理できるので、データの紛失、改ざん等の虞が少な
く、安全性の高い照合システムを提供できる。また、大
量のデータを保管管理するのに適している。
【0110】図19は、本発明の照合システムの第3の
形態を示す概略構成図である。
【0111】図19において、本発明の照合システム
は、入力手段10、照合用データ生成手段20、照合結
果告知手段50とを有する照合装置a3と、照合手段3
0を有するサーバdと、照合基準データ記憶手段40を
有するサーバdに接続されたデータベースcとがネット
ワークbを介して接続されている。
【0112】本発明の照合システムは、照合装置a3に
おいて、入力手段10で読み込んだ写真の画像データが
生成され、照合用データ生成手段20において2値1次
元情報が生成されると、該2値1次元情報がネットワー
クbを介してサーバdに送られる。2値1次元情報が送
られたサーバdは、当該データベースcの照合基準デー
タ記憶手段40に記憶された基準となる2値1次元情報
と照合を行う。
【0113】本発明の第3の形態の照合システムによれ
ば、認証の基準となるデータをデータベースにまとめて
管理できるので、データの紛失、改ざん等の虞が少な
く、安全性の高い照合システムを提供できる。
【0114】また、第3の形態の照合システムにおい
て、照合手段30をサーバdだけに設けるのでなく、照
合装置a3にも照合手段30を設けておき、照合装置a
3において照合を行った後、さらにサーバdにおいても
照合を行うようにすることもできる。例えば、建物のセ
キュリティにおいて、入口に設けられた照合装置a3に
おいて一旦照合を行うことによって、建物の入口のゲー
トを開閉し、その後、再びサーバd側で照合を行い、そ
の結果、照合が正しく行えなかった場合は、建物の外に
出れないように、出口ゲートを封鎖することが考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIDカードの一例である社員証を示す
【図2】本発明のIDカード作成装置の一例を示す図
【図3】画像入力部の一例の詳細ブロック図
【図4】8×8画素の画像を示す図
【図5】図4のDCT変換した後の係数の振幅と位置の
関係を表す立体図
【図6】原画を示す図
【図7】図6(a),(b)に示した原画の2次元DC
Tをとり、DCT符号を交換した画像で、図7(a)は
ドームのDCT振幅に女性のDCT符号を組み合わせた
もの、図7(b)は逆に女性のDCT振幅にドームのD
CT符号を組み合わせたもの
【図8】図8(a),(b),(c)はそれぞれドー
ム、人物顔、植物の葉の原画を示し、図8(a'),
(b'),(c')はそれぞれに対応したSOS画像を示
す図
【図9】人物顔図8(b)のAOSを示す図
【図10】DCT符号が各原画像に依存してユニークな
パターンとなることを示す図
【図11】図5の真上から射影したもので、黒丸のとこ
ろは"−"符号、色の白丸ところは"+"符号
【図12】多人数の顔画像のDCT変換振幅平均値から
作った符号を取り出すためのマップ
【図13】図12を図11の上に覆い、符号を取り出す
べき位置をバックを白枠にして示す図。
【図14】図14(a)対象画像を示し、図14(b)
は対象画像のDCT符号を示し、図14(c)は対象画
像をバーコード化した図
【図15】低周波部を示す図
【図16】本発明の照合システムの機能構成を説明する
ための機能ブロック図
【図17】本発明の照合システムの第1の形態を示す概
略構成図
【図18】本発明の照合システムの第2の形態を示す概
略構成図
【図19】本発明の照合システムの第3の形態を示す概
略構成図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA03 HB01 JA16 LB02 LB14 5B035 AA13 AA14 BB01 BC01 5B058 CA40 KA06 KA11 KA35 KA37 KA38 5L096 FA22 HA07 JA11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持者の顔写真を添付してなる本人確認の
    ためのIDカードにおいて、 該顔写真から抽出された画像特徴を元に作成された2値
    1次元情報を前記顔写真と共に表示してなることを特徴
    とするIDカード。
  2. 【請求項2】保持者の顔写真を添付してなる本人確認の
    ためのIDカードにおいて、 該顔写真から抽出された画像特徴を元に作成された2値
    1次元情報からバーコード化されたバーコードを前記顔
    写真と共に表示してなることを特徴とするIDカード。
  3. 【請求項3】請求項1及び2に記載のIDカードを作成
    するIDカード作成装置であって、 前記顔写真を入力する画像入力部と、入力画像データを
    2次元の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換
    部と、該変換されたデータのDCT符号から2値1次元
    情報を構成する2値1次元情報構成部とを有することを
    特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項1及び2に記載のIDカードを作成
    するIDカード作成装置であって、 前記顔写真を入力する画像入力部と、入力画像データを
    2次元の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換
    部と、DCT符号抽出情報提供部から提供される情報に
    基づき前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、該
    抽出されたデータのDCT符号から2値1次元情報を構
    成する2値1次元情報構成部とを有することを特徴とす
    るIDカード作成装置。
  5. 【請求項5】DCT変換部は、DCT変換した後に、D
    CT符号の正・負の符号を決定することを特徴とする請
    求項3又は4記載のIDカード作成装置。
  6. 【請求項6】前記DCT符号抽出情報提供部は、多くの
    対象画像のDCT平均振幅の大きさから求められた情報
    を提供することを特徴とする請求項3、4又は5記載の
    IDカード作成装置。
  7. 【請求項7】画像入力部が被写体を撮像する撮像手段
    と、画素数設定部と、必要な部分を取り込む画像取り込
    み処理部と、からなることを特徴とする請求項3〜6の
    いずれかに記載のIDカード作成装置。
  8. 【請求項8】画像入力部がスキャナ読み込み部と、画素
    数設定部と、必要な部分を取り込む画像取り込み処理部
    と、からなることを特徴とする請求項3〜7のいずれか
    に記載のIDカード作成装置。
  9. 【請求項9】前記画像取り込み処理部が、画像入力部に
    おける被写体の顔の部分を取り込むことを特徴とする請
    求項3〜8のいずれかに記載のIDカード作成装置。
  10. 【請求項10】保持者の顔写真を添付してなる本人確認
    のためのIDカードの照合を行うための照合システムで
    あって、 前記顔写真を入力する入力手段と、2値1次元情報を生
    成する照合用データ生成手段と、照合の基となる2値1
    次元情報を記憶した照合基準データ記憶手段と、照合用
    データ生成手段から送られた2値1次元情報が前記照合
    基準データ記憶手段に記憶された2値1次元情報と一致
    するかを照合する照合手段と、照合結果を告知する照合
    結果告知手段とを有し、 前記照合用データ生成手段は、前記入力画像データを2
    次元の離散的コサイン変換(DCT)するDCT変換部
    と、DCT符号抽出情報提供部から提供される情報に基
    づき前記画像データの特徴点を抽出する抽出部と、該抽
    出されたデータのDCT符号から2値1次元情報を構成
    する2値1次元情報構成部とを有することを特徴とする
    IDカード照合システム。
  11. 【請求項11】前記照合基準データ記憶手段において、
    2値1次元情報とキーを関連づけて記憶し、前記入力手
    段において顔写真と共に前記2値1次元情報に対応する
    キーを入力し、照合手段において、該キーに対応づけら
    れた2値1次元情報とのみ一致するかを照合することを
    特徴とするIDカード照合システム
  12. 【請求項12】前記入力手段と、照合用データ生成手段
    と、照合基準データ記憶手段と、照合手段と、照合結果
    告知手段とを有する照合装置からなることを特徴とする
    請求項10又は11に記載のIDカード照合システム。
  13. 【請求項13】前記入力手段と、照合用データ生成手段
    と、照合手段と、照合結果告知手段とを有する照合装置
    と、照合基準データ記憶手段を有するデータベースとを
    ネットワークにより接続してなることを特徴とする請求
    項10又は11に記載のIDカード照合システム。
  14. 【請求項14】前記入力手段と、照合用データ生成手段
    と、照合結果告知手段とを有する照合装置と、照合手段
    を有するサーバと、照合基準データ記憶手段を有するデ
    ータベースとをネットワークにより接続してなることを
    特徴とする請求項10又は11に記載のIDカード照合
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111935A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Global Seculity Design, Inc. ログインシステム

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