JP2003237365A - キャブの前窓ロック装置 - Google Patents

キャブの前窓ロック装置

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JP2003237365A JP2002035753A JP2002035753A JP2003237365A JP 2003237365 A JP2003237365 A JP 2003237365A JP 2002035753 A JP2002035753 A JP 2002035753A JP 2002035753 A JP2002035753 A JP 2002035753A JP 2003237365 A JP2003237365 A JP 2003237365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉移動自在な前窓と、該前窓を開閉移動さ
せるときに把持するハンドルと、前窓を閉鎖、開放の各
位置でそれぞれロックするための閉用、開用の各ロック
装置を備えたキャブにおいて、閉ロック装置用、開ロッ
ク装置用の解除レバーの操作性を向上させると共に、確
実なロックを行えるようにする。 【解決手段】 閉ロック装置用、開ロック装置用の解除
レバー8、9を、ハンドル5を把持した手の指で操作で
きる部位に配すると共に、キャブ側の嵌入孔に嵌入可能
なロックピン29を設けて、閉用、開用のロック装置と
ロックピンとの二重ロック構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械等のキャ
ブに設けられる前窓をロックするための前窓ロック装置
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械等のキャブに設けられ
る前窓のなかには、キャブ前面の窓用開口部を閉じる閉
鎖位置と、キャブ天井部に収納されて窓用開口部を開く
開放位置とに開閉移動自在に構成されたものがあるが、
このものにおいて、建設機械が使用されていないときに
は防犯のために前窓を閉鎖位置でロックしておく必要が
あり、また前窓を開けているときには前窓が不意に落下
しないように前窓を開放位置にロックしておく必要があ
る。そこで、従来、前窓を閉鎖、開放の各位置にロック
するためのロック装置が設けられているが、このような
ロック装置として、例えば実開平4−134710号公
報に示される如く、前窓側に出没自在なロックピンを設
ける一方、キャブ側に、前窓が閉鎖、開放の各位置に位
置したときにロックピンが嵌入可能な嵌入孔を設け、該
嵌入孔にロックピンを嵌入せしめることで前窓を各位置
にロックできるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記公報の
ものは、ロックピンと嵌入孔との位置合せが難しく、ロ
ック操作に手間取るという問題がある。そこで、前窓が
閉鎖、開放の各位置に達したことに伴って自動的なロッ
クを行うロック装置が提唱される。しかるにこの場合、
閉鎖、開放の各位置の前窓をそれぞれロックする閉用、
開用の各ロック装置の解除操作を、簡単に行えるように
構成する必要がある。また、前記自動的なロックは、前
窓が閉鎖、開放の各位置に達していない状態では行われ
ないことになるため、万一作業者が自動ロックされる手
前の位置で前窓の開閉移動を停止させてしまったような
場合、実際には自動ロックされていないのに作業者はロ
ックされたと思い込んでしまうことがあるが、この場合
には開放状態の前窓が振動等で不用意に落下してしまう
惧れがあり、この様な不具合を回避するための配慮が必
要であって、これらに本発明が解決しようとする課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、キャブ前面の窓用開口部を閉じ
る閉鎖位置とキャブ天井部に収納されて窓用開口部を開
く開放位置とに開閉移動自在な前窓と、該前窓を前記閉
鎖、開放の各位置でそれぞれロックするための閉用、開
用の各ロック装置と、前窓を開閉移動させるときに把持
するべく前窓に設けられるハンドルとを備えたキャブに
おいて、前記閉用、開用の各ロック装置は、前窓を閉
鎖、開放の各位置に位置せしめたことに伴い前窓側に設
けたロック体がキャブ側に設けたロック受体に係合する
ことで前窓を各位置に自動的にロックする構成とする一
方、閉用、開用の各ロック装置のロックをそれぞれ解除
するための閉ロック装置用、開ロック装置用の各解除レ
バーを、前記ハンドルを把持した手の指で操作できる部
位に配したものである。そして、この様にすることによ
り、閉ロック装置用、開ロック装置用の解除レバーの操
作を、ハンドルを把持したままの手の指のワンタッチ操
作で行うことができることになって、操作性に優れると
共に、開用ロック装置をロック解除した直後に前窓が不
意に滑り落ちてしまうような不具合を、確実になくすこ
とができる。このものにおいて、ハンドルを前窓の側面
部に取り付けることにより、該ハンドルを把持した手の
指での解除レバーの操作が、より操作し易くなる。ま
た、閉ロック装置用、開ロック装置用の解除レバーは、
閉用、開用の各ロック装置のロックを解除するための操
作方向を同一方向にすることにより、オペレータが操作
方向を迷うようなことがなく、更なる操作性の向上に寄
与できる。さらに、閉ロック装置用、開ロック装置用の
解除レバーは、前窓が閉鎖位置のときに、開ロック装置
用解除レバーが上側に位置し、閉ロック装置用解除レバ
ーが下側に位置する状態で上下に並列するようにして配
することにより、前窓の位置と、操作するべき解除レバ
ーとの位置が一致することになって、オペレータがどち
らの解除レバーを操作するべきか容易に認識することが
できるという利点がある。またさらに、前窓に、前窓の
側面部から出没自在なロックピンを設ける一方、キャブ
側には、前窓を閉鎖、開放の各位置に位置せしめたとき
に前記ロックピンが嵌入可能な嵌入孔を設けることによ
り、前窓は、ロック装置とロックピンとにより二重にロ
ックされることになって、開放、各位置でのロックを確
実なものとすることができる。しかも、ロックピンのロ
ック操作は自動ロックの後で行われるから、自動ロック
が確実になされているか否かを確認できると共に、ロッ
クピンと嵌入孔との位置合わせが不要となり、ロックピ
ンのロック操作についても簡単に行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
等の建設機械のキャブであって、該キャブ1の前面に
は、窓用開口部1aが開設されている。また、2は前窓
であって、該前窓2は、上下左右の窓枠2aにガラス板
等の透明板2bを組付けて構成されるものであるが、上
下の窓枠2aの左右端部にはガイドローラ3が取り付け
られており、そして該ガイドローラ3が、キャブ1の前
面部から天井部に亘って敷設された逆L字形状の左右の
ガイドレール4に転動自在にガイドされることで、前窓
2は、前記窓用開口部1aを閉じる閉鎖位置と、キャブ
1の天井部に収納されて窓用開口部1aを開く開放位置
とに開閉移動できるように構成されている。
【0006】一方、5は前記前窓2を開閉移動させると
きに作業員が把持するべく窓枠2aに取付けられるハン
ドルであって、本実施の形態では、右(キャブ1の内部
側から見て右、以下同様)側窓枠2aの上部には右側ハ
ンドル5Aが、左(キャブ1の内部から見て左、以下同
様)側窓枠2aの上部には左側ハンドル5Bが、また下
側窓枠2aの左部には下側ハンドル5Cがそれぞれ取り
付けられている。
【0007】さらに、前窓2の上側窓枠2aには、前窓
2を前記閉鎖、開放の各位置にロックするための閉用、
開用の各ロック装置6、7と、該閉用、開用のロック装
置6、7のロックをそれぞれ解除するための閉ロック装
置用、開ロック装置用の解除レバー8、9と、これら各
ロック装置6、7と各解除レバー8、9とをそれぞれ連
結する閉用、開用の連結ロッド10、11等からなる自
動ロック装置12が取り付けられているが、該自動ロッ
ク装置12は、前窓2の上部側視界を損なわないよう
に、上側窓枠2aよりも下方に垂下しないように配設さ
れている。また、上記閉ロック装置用、開ロック装置用
の解除レバー8、9は、前記右側ハンドル5Aを把持し
た右手の親指で操作できる部位に配されていると共に、
前窓2が閉鎖位置のときに、開ロック装置用解除レバー
9が上側に位置し、閉ロック装置用解除レバー8が下側
に位置する状態で上下に並列するようにして配されてい
る。
【0008】一方、13、14はキャブ1側に取付ブラ
ケット13a、14aを介して取付けられる閉用、開用
のロック受体であって、これらロック受体13、14
は、図8に示す如くコ字形状をしているが、閉用ロック
受体13は、前窓2が閉鎖位置になったときに前記閉用
ロック装置6に係合するよう窓用開口部1aの上方部位
に固設されており、また開用ロック受体14は、前窓2
が開放位置になったときに開用ロック装置7に係合する
ようキャブ1の天井部後側部位に固設されている。
【0009】次いで、前記閉用ロック装置6の構造につ
いて説明すると、該閉用ロック装置6を構成するケース
体15には、前窓2の開閉移動に伴って前記閉用ロック
受体13が出入り自在に嵌入できる嵌入溝15aが形成
されている。また、16は上記ケース体15側に軸16
aを介して揺動自在に軸支される閉用ロックプレートで
あって、該閉用ロックプレート16は、前記嵌入溝15
aに嵌入しようとする閉用ロック受体13に当接する当
接片16bと、嵌入溝15aに嵌入した閉用ロック受体
13の抜け止めをするロック片16cと、後述する閉用
ストッパ17の爪部17bが係止する係止受部16dと
が形成されている。そしてこのロックプレート16は、
上記ロック片16cが嵌入溝15a内に突出するロック
姿勢(図9(A)に実線で示す)と、当接片16bが嵌
入溝15a内に突出する待機姿勢(図9(A)に一点鎖
線で示す)とに揺動変姿するように構成されていると共
に、後述するスプリング18により常時待機姿勢側に付
勢されている。さらに、上記閉用ストッパ17は、ケー
ス体15側に軸17aを介して揺動自在に軸支されてい
るが、該閉用ストッパ17は、前記閉用ロックプレート
16がロック姿勢のときに該閉用ロックプレート16の
係止受部16dに係止する爪部17bが形成されている
と共に、前記閉ロック装置用解除レバー8に閉用連結ロ
ッド10を介して連結されている。そしてこの閉用スト
ッパ17は、爪部17bが前記ロック姿勢の開用ロック
プレート16の係止受部16dに係止する係止姿勢(図
9(B)に実線で示す)と、爪部17bの上端が開用ロ
ックプレート16の下面に当接する待機姿勢(図9
(B)に一点鎖線で示す)とに揺動変姿するように構成
されていると共に、前記スプリング18により常時係止
姿勢側に付勢されているが、さらに閉用ストッパ17を
上記待機姿勢を越えて反係止姿勢側に揺動させること
で、閉用ロックプレート16に干渉しない解除姿勢(図
9(B)に二点鎖線で示す)に変姿できるように構成さ
れている。またさらに、前記スプリング18は、閉用ロ
ックプレート16と閉用ストッパ17とのあいだに介装
されていて、前述したように、該スプリング18の付勢
力により、閉用ロックプレート16は待機姿勢側に常時
付勢される一方、閉用ストッパ17は係止姿勢側に常時
付勢されるようになっている。
【0010】そして、前窓2が開放位置に位置している
状態では、閉用ロック装置6の閉用ロックプレート16
および閉用ストッパ16は、共に待機姿勢に保持されて
いる(図7参照)。この状態から前窓2を閉じると、該
前窓2が閉鎖位置に達する直前に、ケース体15の嵌入
溝15aの出入口15bから閉用ロック受体13が嵌入
する。該嵌入溝15aに嵌入した閉用ロック受体13
は、閉用ロックプレート16の当接片16bに当接して
押圧し、これにより閉用ロックプレート16は前記スプ
リング18の付勢力に抗してロック姿勢側に揺動する。
そして、前窓2が閉鎖位置に位置した時点で、閉用ロッ
ク受体13が嵌入溝15aの溝底部に達すると共に、閉
用ロックプレート16はロック姿勢となり、該ロック姿
勢のロック片16cが閉用ロック受体13に係合するこ
とで閉用ロック受体13の相対移動をロックするように
設定されている。また、閉用ストッパ17は、閉用ロッ
クプレート16がロック姿勢に変姿することに伴い、ス
プリング18の付勢力を受けて、爪部17bが閉用ロッ
クプレート16の係止受部16dに係止する係止姿勢に
揺動変姿するようになっており、該係止姿勢の閉用スト
ッパ17によって閉用ロックプレート16をロック姿勢
に保持できるように構成されている。而して、前窓2が
閉鎖位置に位置することに連携して、閉用ロックプレー
ト16が閉用ロック受体13に係合して該閉用ロック受
体13の相対移動を規制するロック姿勢に揺動変姿する
と共に、閉用ストッパ17が係止姿勢に変姿して閉用ロ
ックプレート16を上記ロック姿勢に保持し、これによ
り閉用ロック装置6による閉鎖位置の前窓2のロックが
なされるように構成されている(図6参照)。一方、前
窓2を開ける場合には、前記閉用ロック装置6のロック
を解除することになるが、この場合には、後述するよう
に閉ロック装置用解除レバー8を右方向の解除位置側に
操作すると、閉用連結ロッド10が右方向に移動して、
閉用ストッパ17を解除姿勢側に揺動せしめる。これに
より、閉用ロックプレート16の係止受部16dと閉用
ストッパ17の爪部17bとの係止が外れて、閉用ロッ
クプレート16は、待機姿勢側への揺動が許容された状
態となる。この状態で前窓2を開放側に移動させると、
閉用ロック受体13が嵌入溝15aの出入口15b側に
相対移動して嵌入溝15aから抜け出ると共に、閉用ロ
ックプレート16は待機姿勢に変姿揺動する。そして、
前記待機姿勢に揺動変姿した閉用ロックプレート16
は、スプリング18の付勢力により該待機姿勢に保持さ
れる。
【0011】また、開用ロック装置7は、前述した閉用
ロック装置6と形状は異なるが構造および作用は略同様
のものであるため簡単に説明すると、該開用ロック装置
7のケース体19には、嵌入溝20aを備えた固定プレ
ート20が固設されていると共に、当接片21bとロッ
ク片21cと係止受部21dとを備えた開用ロックプレ
ート21が軸21aを介して揺動自在に軸支されてお
り、さらに爪部22bを備えた開用ストッパ22が軸2
2aを介して揺動自在に軸支されているが、該開用スト
ッパ22は、開用連結ロッド11を介して開ロック装置
用解除レバー9に連結されている。そして、上記開用ロ
ックプレート21は、前述した閉用ロックプレート16
と同様にロック姿勢(図10に実線で示す)、待機姿勢
(図10に一点鎖線で示す)に揺動変姿すると共に、ス
プリング23の付勢力により待機姿勢側に常時付勢され
る一方、開用ストッパ22は、閉用ストッパ17と同様
に係止姿勢(図10に実線で示す)、待機姿勢(図10
に一点鎖線で示す)および解除姿勢(図10に二点鎖線
で示す)に揺動変姿すると共に、スプリング24の付勢
力により係止姿勢側に常時付勢されている。
【0012】そして、前窓2が閉鎖位置に位置している
状態では、開用ロック装置7の開用ロックプレート21
および開用ストッパ22は、共に待機姿勢に保持されて
いる(図6参照)。この状態から前窓2を開くと、該前
窓2が開放位置に位置することに連携して、開用ロック
プレート21が嵌入溝20aに嵌入した開用ロック受体
14に係合して該開用ロック受体14の相対移動を規制
するロック姿勢に変姿すると共に、開用ストッパ22が
係止姿勢に揺動変姿して開用ロックプレート21を上記
ロック姿勢に保持し、これにより開用ロック装置7によ
る開放位置の前窓2のロックがなされるように構成され
ている(図7参照)。一方、前窓2を閉じる場合には、
後述するように開ロック装置用解除レバー9を右方向の
解除位置側に操作すると、開用連結ロッド11が右方向
に移動して開用ストッパ22を解除姿勢に変姿せしめ、
これにより開用ロックプレート21は、待機姿勢側への
揺動が許容された状態となる。この状態で前窓2を閉鎖
側に移動させると、開用ロック受体14が嵌入溝20a
から抜け出ると共に、開用ロックプレート21は待機姿
勢に揺動変姿する。
【0013】一方、前記閉ロック装置用、開ロック装置
用の両解除レバー8、9は、支軸25を介して前窓2の
上側窓枠2aに揺動自在に軸支されているが、これら閉
ロック装置用、開ロック装置用の解除レバー8、9に
は、閉用、開用の連結ロッド10、11の右端部に折曲
形成される連結部10a、11aがそれぞれスライド移
動自在に嵌合される長孔8a、9aが開設されている。
そして、これら両解除レバー8、9は、オペレータによ
って操作されていないときには、レバー用スプリング2
6の付勢力により非操作位置に位置していて、上下に並
列状に重なり合う状態となっているが、これら閉ロック
装置用、開ロック装置用の解除レバー8、9は、閉用、
開用のストッパ17、22に対して略同様に作用するた
め、閉ロック装置用の解除レバー8を例にとって以下に
説明する。
【0014】前記閉ロック装置用解除レバー8は、前述
したようにオペレータが操作していない状態では非操作
位置に位置しているが、該閉ロック装置用解除レバー8
が非操作位置に位置している状態で、閉用ストッパ17
が係止姿勢のときには、閉用連結ロッド10の連結部1
0aが長孔8aの左部に位置し(図11(A)に実線で
示す)、また閉用ストッパ17が待機姿勢のときには、
連結部10aが長孔8aの右部に位置する(図11
(A)に一点鎖線で示す)ように設定されている。この
ものにおいて、前窓2が閉鎖位置に位置している状態で
は、前述したように閉用ストッパ17は係止姿勢になっ
ているから、閉用連結ロッド10の連結部10aは長孔
8aの左部に位置している。この状態から前窓2を開け
る場合には、まず閉用ロック装置6のロックを解除する
べく閉ロック装置用解除レバー8を右方向の解除位置側
に操作すると、連結部10aは長孔8aの左部に位置し
た状態で閉ロック装置用解除レバー8と共に右方向に移
動し(図11(A)に二点鎖線で示す)、これにより閉
用連結ロッド10が右方向に移動して閉用ストッパ17
を解除姿勢に揺動変姿せしめる。而して、閉用ロックプ
レート16の待機姿勢側への揺動が許容されて、前窓2
を開放位置側に移動させることができることになるが、
該前窓2を少なくとも閉用ロック受体13が嵌入溝15
aから抜け出るまで閉鎖位置側に移動させてから、閉ロ
ック装置用解除レバー8から手を放すと、閉ロック装置
用解除レバー8はレバー用スプリング26の付勢力によ
り左方向に揺動して、自動的に非操作位置に復帰する。
この場合、閉用連結ロッド10は閉ロック装置用解除レ
バー8と共に左方向に移動するが、該閉用連結ロッド1
0の左方への移動は、閉用ストッパ17が閉用ロックプ
レート16の下面に接当する待機姿勢になった時点で規
制されることになり、而して、閉ロック装置用解除レバ
ー8が非操作位置に復帰した状態では、閉用ストッパ1
7が待機姿勢になっていると共に、閉用連結ロッド10
の連結部10aは長孔8aの右部に位置している。
【0015】而して、閉ロック装置用解除レバー8は、
オペレータが解除側に操作していない状態では、閉用ス
トッパ17が係止姿勢であっても待機止姿勢であって
も、常に非操作位置に位置している。そして、閉用ロッ
ク装置6のロックを解除するときに、オペレータが閉ロ
ック装置用解除レバー8を解除位置側に操作することに
なるが、これは開ロック装置用解除レバー9も同様であ
り、しかも、閉用、開用両解除レバー8、9の解除側へ
の操作方向は同一方向となるように設定されている。而
してオペレータは、閉用、開用の何れのロック装置6、
7のロックを解除する場合にも、常に非操作位置の閉ロ
ック装置用、開ロック装置用の解除レバー8、9を解除
側に操作すれば良いことになるが、この場合、ロック状
態のロック装置6または7の解除レバー8または9のみ
を解除側に操作しても良いが、待機状態のロック装置6
または7の解除レバー8または9を解除側に操作しても
ストッパ17または22およびロックプレート16また
は21の待機姿勢は保持されるから、両解除レバー8、
9を同時に解除側に操作するようにしても良い。尚、図
中、27は閉ロック装置用解除レバー8の揺動をガイド
するガイド部材である。
【0016】ところで、前記閉ロック装置用、開ロック
装置用の解除レバー8、9の操作は、閉用、開用のスト
ッパ17、22を付勢するスプリング18、24、およ
びレバー用スプリング26の付勢力に抗して行うことに
なるため、閉用、開用のロック装置6、7のロックを解
除する場合に、両解除レバー8、9を同時に操作する
と、一方の解除レバー8または9のみを操作する場合に
比して、操作力は重くなる。そこで、本実施の形態で
は、少しでも操作力を軽くしたい場合には、ロック解除
する方の解除レバー8または9のみを操作すれば良く、
またロック解除する方の解除レバー8、9を選択するの
が面倒な場合には、両解除レバー8、9を同時に操作し
ても良いように構成されている。
【0017】さらに、前窓2の上側窓枠2aの左右方向
一端部(本実施の形態では右側端部)には、左右方向を
向くガイド筒体28が取り付けられており、該ガイド筒
体28には、左右方向スライド移動自在なラッチロック
ピン29が挿通されている。そしてこのラッチロックピ
ン29は、該ラッチロックピン29に固着される摘み部
29aを把持して左右方向にスライド移動せしめること
により、ラッチロックピン29の一端側が前窓2の左右
側部から突出するロック位置と、前窓2の左右側部より
も内方側に没入するロック解除位置とに変位するように
なっている。さらに、前記ガイド筒体28には、ラッチ
ロックピン29がロック位置、ロック解除位置に位置し
たときに摘み部29aを軸回り方向に回動させることで
係合する係合溝28a、28bが開設されており、該係
合溝28aまたは28bに摘み部29aを係合せしめる
ことで、ロック位置、ロック解除位置のラッチロックピ
ン29を固定して不用意に移動してしまうことがないよ
うに構成されている。
【0018】一方、キャブ1側には、前窓2が閉鎖位
置、開放位置に位置したときに、前記ロック位置のラッ
チロックピン29が嵌入する嵌入孔30が形成されてい
る。そして、前窓2を閉鎖位置、開放位置に位置せしめ
たときに、摘み部29aを操作してラッチロックピン2
9をロック位置にスライド移動して嵌入孔30に嵌入さ
せることにより、前窓2は、該ラッチロックピン29に
よるロックと、前述した自動ロック装置12によるロッ
クとの二重のロックがなされる構造になっている。
【0019】叙述の如く構成されたものにおいて、閉
鎖、開放の各位置に位置している前窓2を開閉する場合
には、閉ロック装置用、開ロック装置用の各解除レバー
8、9を解除位置側に操作すると、閉用、開用の各ロッ
ク装置6、7のロックが解除されて前窓2を開閉できる
ことになるが、この場合、前記解除レバー8、9の操作
は、第一ハンドル5Aを把持したままの手の親指のワン
タッチ操作で行うことができるから、操作性に優れると
共に、開用ロック装置7をロック解除した直後に前窓2
が不意に滑り落ちてしまうような不具合を、確実になく
すことができる。しかも、前記閉ロック装置用、開ロッ
ク装置用の各解除レバー8、9は、オペレータが操作し
ていない状態では常に非操作位置に位置しており、ロッ
ク装置6、7のロックを解除するときに解除側に操作す
れば良いことになるが、該解除側への操作方向は同一方
向であるから、オペレータが操作方向を迷うようなこと
がなく、更なる操作性の向上に寄与できる。そのうえ、
前記解除レバー8、9の解除側への操作は、前述したよ
うに、ロック解除する方の解除レバー8または9のみを
操作しても、あるいは両解除レバー8、9を同時に操作
しても良いように構成されているが、さらにこれら解除
レバー8、9は、前窓2が閉鎖位置のときに、開ロック
装置用解除レバー9が上側に位置し、閉ロック装置用解
除レバー8が下側に位置する状態で上下に並列するよう
にして配されている。これにより、前窓2の位置と、操
作するべき解除レバー8または9との位置が一致するこ
とになって、ロック解除する方の解除レバー8または9
のみを操作する場合に、オペレータがどちらの解除レバ
ー8または9を操作するべきか間違えることなく容易に
認識できるという利点がある。
【0020】また、前記閉用、開用のロック装置6、7
は、共に前窓2側に取り付けられているため、キャブ1
の天井後部にロック装置を配設した場合のように、開放
位置の前窓2の後方に更にロック装置の配設スペースを
確保する必要がなく、その分前窓2の上下寸法を大きく
設定できることになって、作業時における前方視界の拡
大に寄与できる。また、ロック装置6、7を組付ける場
合にも、キャブ1に組付けるよりも前窓2に組付ける方
が簡単であり、また、前窓2に組み付けたロック装置
6、7は、キャブ1の室内側からカバー31で覆うこと
ができるから、外観上にも優れる。
【0021】さらにこのものにおいて、閉鎖、開放の各
位置の前窓2は、自動ロック装置12とラッチロックピ
ン29とにより二重にロックされる構造になっていて、
各位置でのロックを確実なものとすることができる。し
かも、前記ラッチロックピン29のロック操作、つまり
前窓2側から突出するラッチロックピン29をキャブ1
側の嵌入孔30に嵌入させる操作は、ロック装置6、7
による自動ロックがなされた後に行うことになるから、
自動ロックが確実になされているか否かを確認できると
共に、自動ロックにより前窓2は閉鎖、開放の各位置に
位置決めされた状態になっているため、面倒な位置合せ
を行わなくても、ラッチロックピン29と嵌入孔30と
は自然に位置合わせされた状態になっており、而して、
ラッチロックピン29のロック操作についても、簡単に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブの概略斜視図である。
【図2】キャブの外部側から見た前窓の正面図である。
【図3】図2のX−X拡大断面図である。
【図4】キャブの内部側から見た前窓の平面図である。
【図5】前窓の側面図である。
【図6】(A)、(B)は前窓が閉鎖位置のときの自動
ロック装置の平面図、側面図である。
【図7】(A)、(B)は前窓が開放位置のときの自動
ロック装置の平面図、側面図である。
【図8】開用、閉用のロック受体の斜視図である。
【図9】(A)、(B)は開用ロック装置の作動を示す
図である。
【図10】閉用ロック装置の作動を示す図である。
【図11】(A)、(B)は閉用解除レバー、開用解除
レバーの作動を示す図である。
【符号の説明】
1 キャブ 1a 窓用開口部 2 前窓 5 ハンドル 6 閉用ロック装置 7 開用ロック装置 8 閉ロック装置用解除レバー 9 開ロック装置用解除レバー 12 自動ロック装置 13 閉用ロック受体 14 開用ロック受体 16 閉用ロックプレート 17 閉用ストッパ 21 開用ロックプレート 22 開用ストッパ 29 ラッチロックピン 30 嵌入孔
フロントページの続き (72)発明者 林 正訓 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D015 EA03 3D127 AA09 CB07 CC02 DF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ前面の窓用開口部を閉じる閉鎖位
    置とキャブ天井部に収納されて窓用開口部を開く開放位
    置とに開閉移動自在な前窓と、該前窓を前記閉鎖、開放
    の各位置でそれぞれロックするための閉用、開用の各ロ
    ック装置と、前窓を開閉移動させるときに把持するべく
    前窓に設けられるハンドルとを備えたキャブにおいて、
    前記閉用、開用の各ロック装置は、前窓を閉鎖、開放の
    各位置に位置せしめたことに伴い前窓側に設けたロック
    体がキャブ側に設けたロック受体に係合することで前窓
    を各位置に自動的にロックする構成とする一方、閉用、
    開用の各ロック装置のロックをそれぞれ解除するための
    閉ロック装置用、開ロック装置用の各解除レバーを、前
    記ハンドルを把持した手の指で操作できる部位に配した
    ことを特徴とするキャブの前窓ロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ハンドルは、前窓の
    側面部に取り付けられていることを特徴とするキャブの
    前窓ロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、閉ロック装
    置用、開ロック装置用の解除レバーは、閉用、開用の各
    ロック装置のロックを解除するための操作方向が同一方
    向であることを特徴とするキャブの前窓ロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、閉ロッ
    ク装置用、開ロック装置用の解除レバーは、前窓が閉鎖
    位置のときに、開ロック装置用解除レバーが上側に位置
    し、閉ロック装置用解除レバーが下側に位置する状態で
    上下に並列するようにして配されていることを特徴とす
    るキャブの前窓ロック装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、さ
    らに前窓に、前窓の側面部から出没自在なロックピンを
    設ける一方、キャブ側には、前窓を閉鎖、開放の各位置
    に位置せしめたときに前記ロックピンが嵌入可能な嵌入
    孔を設けたことを特徴とするキャブの前窓ロック装置。
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