JP2003239199A - 調湿壁紙 - Google Patents
調湿壁紙Info
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- JP2003239199A JP2003239199A JP2002095116A JP2002095116A JP2003239199A JP 2003239199 A JP2003239199 A JP 2003239199A JP 2002095116 A JP2002095116 A JP 2002095116A JP 2002095116 A JP2002095116 A JP 2002095116A JP 2003239199 A JP2003239199 A JP 2003239199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】防火効果に優れ、快適な居住空間を提供するこ
とが可能な調湿壁紙を提供する。 【解決手段】無機繊維及び鹿沼土が抄造されている。鹿
沼土は50質量%を超えており、パルプは5〜10質量
%抄造されている。また、バインダ、pH調整剤、凝集
剤及び消泡剤を含んでいる。
とが可能な調湿壁紙を提供する。 【解決手段】無機繊維及び鹿沼土が抄造されている。鹿
沼土は50質量%を超えており、パルプは5〜10質量
%抄造されている。また、バインダ、pH調整剤、凝集
剤及び消泡剤を含んでいる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度の高い雰囲気
では水分を吸収し、湿度の低い雰囲気では吸収した水分
を放出する調湿壁紙に関する。
では水分を吸収し、湿度の低い雰囲気では吸収した水分
を放出する調湿壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】難燃性の壁紙としては、以下の物が知ら
れている。(1)樹脂自体が難燃性を有する塩化ビニー
ル製の壁紙。(2)セルロース繊維の基紙、織物又は基
紙と織物との複合体からなるシートに対し、有機リン窒
素化合物、ポリ燐酸アンモン、スルファミン酸グアニジ
ン、燐酸グアニジン等の難燃化薬品を含浸させたり、コ
ーティングしたり、又はこれを抄造する時に難燃化薬品
を内添させたりした壁紙。(3)樹脂中にグラスファイ
バ、ロックウール、石綿等の無機繊維を充填した壁紙。
(4)加熱すると多量の水分を放出し、吸熱反応を伴う
ことから燃焼抑制効果のある水酸化アルミニウムを大量
に内添した壁紙。上記従来の難燃性の壁紙は、通常の壁
紙より燃え難くされているため、防火効果を発揮するこ
とができる。特に不燃性及び耐熱性に優れたグラスファ
イバ等の無機繊維が抄造された壁紙は、極めて優れた防
火効果を発揮することができる。
れている。(1)樹脂自体が難燃性を有する塩化ビニー
ル製の壁紙。(2)セルロース繊維の基紙、織物又は基
紙と織物との複合体からなるシートに対し、有機リン窒
素化合物、ポリ燐酸アンモン、スルファミン酸グアニジ
ン、燐酸グアニジン等の難燃化薬品を含浸させたり、コ
ーティングしたり、又はこれを抄造する時に難燃化薬品
を内添させたりした壁紙。(3)樹脂中にグラスファイ
バ、ロックウール、石綿等の無機繊維を充填した壁紙。
(4)加熱すると多量の水分を放出し、吸熱反応を伴う
ことから燃焼抑制効果のある水酸化アルミニウムを大量
に内添した壁紙。上記従来の難燃性の壁紙は、通常の壁
紙より燃え難くされているため、防火効果を発揮するこ
とができる。特に不燃性及び耐熱性に優れたグラスファ
イバ等の無機繊維が抄造された壁紙は、極めて優れた防
火効果を発揮することができる。
【0003】また、パルプ等の有機繊維及び珪藻土を抄
造したシート材も知られている(特開昭58−1513
60号公報)。このシート材は、不燃性及び耐熱性に優
れた珪藻土が抄造されているため、極めて優れた防火効
果を発揮することができる。また、珪藻土は多孔質であ
るため、このシート材は軽量である。このため、このシ
ート材は、石綿フェルトや石綿紙等の代替品として、建
築内装材の裏打ち材に使用され得る。
造したシート材も知られている(特開昭58−1513
60号公報)。このシート材は、不燃性及び耐熱性に優
れた珪藻土が抄造されているため、極めて優れた防火効
果を発揮することができる。また、珪藻土は多孔質であ
るため、このシート材は軽量である。このため、このシ
ート材は、石綿フェルトや石綿紙等の代替品として、建
築内装材の裏打ち材に使用され得る。
【0004】さらに、無機繊維に炭調湿材が担持された
調湿機能建材も知られている(特開2000−3257
33号公報)。無機繊維はロックウール、スラグウー
ル、グラスウール等である。炭調湿材は粉粒炭と不燃性
調湿材との造粒物からなる。不燃性調湿材は、セピオラ
イト、ゼオライト、珪藻土、多孔質珪石、アロフェン等
である。この調湿機能建材では、粉粒炭及びセピオライ
ト等の不燃性調湿材によって、調湿機能が発揮される。
このため、この調湿機能建材によれば、湿度の調整が自
動的に行われ、快適な居住空間を提供することができ
る。また、この調湿機能建材は、無機繊維及び不燃性調
湿材が不燃性及び耐熱性を有しているため、ある程度の
防火効果を発揮することもできる。
調湿機能建材も知られている(特開2000−3257
33号公報)。無機繊維はロックウール、スラグウー
ル、グラスウール等である。炭調湿材は粉粒炭と不燃性
調湿材との造粒物からなる。不燃性調湿材は、セピオラ
イト、ゼオライト、珪藻土、多孔質珪石、アロフェン等
である。この調湿機能建材では、粉粒炭及びセピオライ
ト等の不燃性調湿材によって、調湿機能が発揮される。
このため、この調湿機能建材によれば、湿度の調整が自
動的に行われ、快適な居住空間を提供することができ
る。また、この調湿機能建材は、無機繊維及び不燃性調
湿材が不燃性及び耐熱性を有しているため、ある程度の
防火効果を発揮することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の難
燃性の壁紙や、上記特開昭58−151360号公報に
記載されているシート材では、防火効果を発揮すること
はできるものの、調湿効果のある材料を積極的に使用し
ていなかったため、湿度の調整を自動的に行うことはで
きず、快適な居住空間を実現することまではできなかっ
た。
燃性の壁紙や、上記特開昭58−151360号公報に
記載されているシート材では、防火効果を発揮すること
はできるものの、調湿効果のある材料を積極的に使用し
ていなかったため、湿度の調整を自動的に行うことはで
きず、快適な居住空間を実現することまではできなかっ
た。
【0006】また、上記特開2000−325733号
公報に記載されている調湿機能建材は、高い剛性を有す
る建材であるため、ロール状に巻き取ることができず、
これを壁紙として採用することはできない。また、この
調湿機能建材に含まれている粉粒炭は非常に燃焼しやす
いため、この調湿機能建材の防火効果は、未だ不充分な
ものであった。
公報に記載されている調湿機能建材は、高い剛性を有す
る建材であるため、ロール状に巻き取ることができず、
これを壁紙として採用することはできない。また、この
調湿機能建材に含まれている粉粒炭は非常に燃焼しやす
いため、この調湿機能建材の防火効果は、未だ不充分な
ものであった。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みなされた
ものであり、防火効果に優れ、調湿によって快適な居住
空間を実現することが可能な調湿壁紙を提供することを
解決すべき課題としている。
ものであり、防火効果に優れ、調湿によって快適な居住
空間を実現することが可能な調湿壁紙を提供することを
解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、鋭意研究を
行い、無機繊維及び鹿沼土を抄造すれば、上記課題を解
決できることを発見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の調湿壁紙は、無機繊維及び鹿沼土が
抄造されていることを特徴とする。
行い、無機繊維及び鹿沼土を抄造すれば、上記課題を解
決できることを発見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の調湿壁紙は、無機繊維及び鹿沼土が
抄造されていることを特徴とする。
【0009】本発明の調湿壁紙は、不燃性及び耐熱性に
優れた無機繊維及び鹿沼土が抄造されているため、優れ
た防火効果を有している。無機繊維としては、グラスフ
ァイバ、ロックウール、スラグウール等が例示される
が、コストの点からしてグラスファイバが好適である。
グラスファイバとしては、適宜の長さのチョップドスト
ランドが好適である。特に、壁紙の触感の点から、最大
径が6μm未満のチョップドストランドが好ましい。
優れた無機繊維及び鹿沼土が抄造されているため、優れ
た防火効果を有している。無機繊維としては、グラスフ
ァイバ、ロックウール、スラグウール等が例示される
が、コストの点からしてグラスファイバが好適である。
グラスファイバとしては、適宜の長さのチョップドスト
ランドが好適である。特に、壁紙の触感の点から、最大
径が6μm未満のチョップドストランドが好ましい。
【0010】また、鹿沼土はナノメートルオーダの極め
て小さい孔を有しており、湿度の高い雰囲気では水分子
がこの孔に吸着され、湿度の低い雰囲気では孔に吸着し
た水分子が脱離する。このため、この調湿壁紙は、湿度
の調整を自動的に行うことができる。
て小さい孔を有しており、湿度の高い雰囲気では水分子
がこの孔に吸着され、湿度の低い雰囲気では孔に吸着し
た水分子が脱離する。このため、この調湿壁紙は、湿度
の調整を自動的に行うことができる。
【0011】したがって、この調湿壁紙は、防火効果に
優れ、調湿によって快適な居住空間を実現することがで
きる。
優れ、調湿によって快適な居住空間を実現することがで
きる。
【0012】なお、鹿沼土の他、珪藻土や活性炭を内添
させれば、この調湿壁紙は、VOC(揮発性有機化学物
質)吸着機能を具備することとなる。
させれば、この調湿壁紙は、VOC(揮発性有機化学物
質)吸着機能を具備することとなる。
【0013】鹿沼土は50質量%を超えていることが好
ましい。この調湿壁紙が自動的に調湿を行う調湿効果
は、鹿沼土の調湿効果に起因する。調湿壁紙に可及的に
鹿沼土が多く含まれておれば、調湿壁紙の調湿効果が大
きくなる。発明者らの試験結果によれば、調湿壁紙に5
0質量%を超える多量の鹿沼土が含まれていれば、調湿
壁紙は周囲の湿度に応じて多量の水分を吸着したり、脱
離したりすることとなり、実用以上の調湿効果を示すこ
ととなる。
ましい。この調湿壁紙が自動的に調湿を行う調湿効果
は、鹿沼土の調湿効果に起因する。調湿壁紙に可及的に
鹿沼土が多く含まれておれば、調湿壁紙の調湿効果が大
きくなる。発明者らの試験結果によれば、調湿壁紙に5
0質量%を超える多量の鹿沼土が含まれていれば、調湿
壁紙は周囲の湿度に応じて多量の水分を吸着したり、脱
離したりすることとなり、実用以上の調湿効果を示すこ
ととなる。
【0014】この調湿壁紙には、可及的に少ないパルプ
が抄造されていることが好ましい。無機繊維は剛性が高
く、屈曲し難いため、抄造する際の無機繊維同士の絡み
合いの程度が小さい。このため、無機繊維及び鹿沼土だ
けで抄造しようとしても、抄造が困難である。また、仮
に抄造できたとしても、強度の低い調湿壁紙となる。一
方、パルプは柔軟性に富んでいるため、これを無機繊維
に混ぜて抄造すれば、パルプが無機繊維に絡みつき、容
易に抄造を行うことができる。他方、パルプは可燃性の
物質であることから、パルプの量が多くなると、調湿壁
紙の防火効果が低下するおそれもある。このため、調湿
壁紙には、可及的に少ないパルプが抄造されているが好
ましい。発明者らの試験結果によれば、調湿壁紙に5〜
10質量%のパルプが含有されておれば、抄造が容易で
あるとともに、防火効果もほとんど低下することがな
い。パルプとしては、通常のセルロースからなるパルプ
の他、リン酸塩を含浸して難燃化したリン酸パルプを用
いても良い。また、パルプ以外に、アラミド繊維等の有
機繊維を用いても良い。
が抄造されていることが好ましい。無機繊維は剛性が高
く、屈曲し難いため、抄造する際の無機繊維同士の絡み
合いの程度が小さい。このため、無機繊維及び鹿沼土だ
けで抄造しようとしても、抄造が困難である。また、仮
に抄造できたとしても、強度の低い調湿壁紙となる。一
方、パルプは柔軟性に富んでいるため、これを無機繊維
に混ぜて抄造すれば、パルプが無機繊維に絡みつき、容
易に抄造を行うことができる。他方、パルプは可燃性の
物質であることから、パルプの量が多くなると、調湿壁
紙の防火効果が低下するおそれもある。このため、調湿
壁紙には、可及的に少ないパルプが抄造されているが好
ましい。発明者らの試験結果によれば、調湿壁紙に5〜
10質量%のパルプが含有されておれば、抄造が容易で
あるとともに、防火効果もほとんど低下することがな
い。パルプとしては、通常のセルロースからなるパルプ
の他、リン酸塩を含浸して難燃化したリン酸パルプを用
いても良い。また、パルプ以外に、アラミド繊維等の有
機繊維を用いても良い。
【0015】この調湿壁紙は、バインダを含む抄紙スラ
リを抄造してなることが好ましい。こうであれば、無機
繊維に鹿沼土がしっかりと固定され、調湿壁紙から鹿沼
土が脱落し難くなり、製造時における歩留まりが良くな
る。バインダとしてはアクリル樹脂、SBR、澱粉、カ
ゼイン等を用いることができる。
リを抄造してなることが好ましい。こうであれば、無機
繊維に鹿沼土がしっかりと固定され、調湿壁紙から鹿沼
土が脱落し難くなり、製造時における歩留まりが良くな
る。バインダとしてはアクリル樹脂、SBR、澱粉、カ
ゼイン等を用いることができる。
【0016】この調湿壁紙は、pH調整剤、凝集剤及び
消泡剤を含む抄紙スラリを抄造してなることが好まし
い。無機繊維及び鹿沼土を抄造する場合、それらの分散
状態はpHによって変化する。このため、この調湿壁紙
がpH調整剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれ
ば、常に一定の分散状態で抄造を行うことが可能とな
り、品質が安定することとなる。また、調湿壁紙が凝集
剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれば、抄造時
において無機繊維や鹿沼土が凝集しやすくなる。このた
め、容易に抄造を行うことができる。さらに、調湿壁紙
が消泡剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれば、
抄造時に無機繊維や鹿沼土を分散している分散液の泡立
ちを防止することができ、抄造を容易に行うことができ
るとともに、泡による欠陥の発生を防ぐことができる。
消泡剤を含む抄紙スラリを抄造してなることが好まし
い。無機繊維及び鹿沼土を抄造する場合、それらの分散
状態はpHによって変化する。このため、この調湿壁紙
がpH調整剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれ
ば、常に一定の分散状態で抄造を行うことが可能とな
り、品質が安定することとなる。また、調湿壁紙が凝集
剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれば、抄造時
において無機繊維や鹿沼土が凝集しやすくなる。このた
め、容易に抄造を行うことができる。さらに、調湿壁紙
が消泡剤を含む抄紙スラリを抄造してなるのであれば、
抄造時に無機繊維や鹿沼土を分散している分散液の泡立
ちを防止することができ、抄造を容易に行うことができ
るとともに、泡による欠陥の発生を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
1〜3を図面を参照しつつ説明する。
1〜3を図面を参照しつつ説明する。
【0018】(実施例1)無機繊維として、グラスファ
イバ(最大径6μm)及びロックウールを用意する。ま
た、パルプを用意する。
イバ(最大径6μm)及びロックウールを用意する。ま
た、パルプを用意する。
【0019】また、分散剤を用いない湿式ミルにより鹿
沼土を粉砕し、スプレードライヤによって乾燥した鹿沼
土粉体を用意する。この鹿沼土粉体の平均粒径は8〜2
0μmであり、最大粒子径は300μm以下である。
沼土を粉砕し、スプレードライヤによって乾燥した鹿沼
土粉体を用意する。この鹿沼土粉体の平均粒径は8〜2
0μmであり、最大粒子径は300μm以下である。
【0020】さらに、バインダとしてのアクリル樹脂、
pH調整剤としての硫酸アルミニウム、凝集剤としての
ポリアクリルアミド及び消泡剤としての高級アルコール
系界面活性剤を用意する。
pH調整剤としての硫酸アルミニウム、凝集剤としての
ポリアクリルアミド及び消泡剤としての高級アルコール
系界面活性剤を用意する。
【0021】上記グラスファイバ、ロックウール、鹿沼
土粉体、パルプ、バインダ、pH調整剤、凝集剤、消泡
剤を以下の割合で量り採り、これらと水とを1:99の
質量比で混合して抄紙スラリとする。 グラスファイバ・・・ 2.0質量% ロックウール・・・・ 9.0質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 73.0質量% パルプ・・・・・・・ 7.0質量% バインダ・・・・・・ 7.0質量% pH調整剤・・・・・ 1.0質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.5質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.5質量%
土粉体、パルプ、バインダ、pH調整剤、凝集剤、消泡
剤を以下の割合で量り採り、これらと水とを1:99の
質量比で混合して抄紙スラリとする。 グラスファイバ・・・ 2.0質量% ロックウール・・・・ 9.0質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 73.0質量% パルプ・・・・・・・ 7.0質量% バインダ・・・・・・ 7.0質量% pH調整剤・・・・・ 1.0質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.5質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.5質量%
【0022】こうして得られた抄紙スラリを用い、従来
から抄紙に用いられてきた図1に示す長網抄紙機を用い
て抄造を行う。この長網抄紙機は、抄紙スラリを供給す
るためのヘッドボックス1と、抄紙スラリを搬送する金
網2と、金網2の上面に対向して配置され、金網2上の
抄紙スラリを脱水して抄造物とするダンディロール3
と、金網2上の抄造物をさらに圧搾して脱水し、抄造物
とするフェルト4及びプレスロール5と、抄造物を乾燥
するシリンダドライヤ6と、サイジングを行うためのサ
イズプレス7と、キャレンダ8と、巻き取り機9とを備
えている。金網2及びフェルト4は、ローラに案内され
て無端回動するようにされている。
から抄紙に用いられてきた図1に示す長網抄紙機を用い
て抄造を行う。この長網抄紙機は、抄紙スラリを供給す
るためのヘッドボックス1と、抄紙スラリを搬送する金
網2と、金網2の上面に対向して配置され、金網2上の
抄紙スラリを脱水して抄造物とするダンディロール3
と、金網2上の抄造物をさらに圧搾して脱水し、抄造物
とするフェルト4及びプレスロール5と、抄造物を乾燥
するシリンダドライヤ6と、サイジングを行うためのサ
イズプレス7と、キャレンダ8と、巻き取り機9とを備
えている。金網2及びフェルト4は、ローラに案内され
て無端回動するようにされている。
【0023】この長網抄紙機を用いて抄造を行う場合、
まず、上記抄紙スラリがヘッドボックス1から金網2上
に供給される。金網2上の抄紙スラリは、ダンディロー
ル3によって圧搾されて脱水され、抄造物となる。
まず、上記抄紙スラリがヘッドボックス1から金網2上
に供給される。金網2上の抄紙スラリは、ダンディロー
ル3によって圧搾されて脱水され、抄造物となる。
【0024】抄造物は、金網2からフェルト4上に送ら
れ、プレスロール5によってさらに圧搾される。その
後、抄造物はシリンダドライヤ6にて乾燥され、サイズ
プレス7、キャレンダ8を経て巻き取り機9に巻き取ら
れる。こうして実施例1の調湿壁紙10を得る。
れ、プレスロール5によってさらに圧搾される。その
後、抄造物はシリンダドライヤ6にて乾燥され、サイズ
プレス7、キャレンダ8を経て巻き取り機9に巻き取ら
れる。こうして実施例1の調湿壁紙10を得る。
【0025】(実施例2)実施例2の調湿壁紙10は以
下の割合で抄紙スラリとしたものである。 グラスファイバ・・・ 2.00質量% ロックウール・・・・ 7.00質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 78.00質量% パルプ・・・・・・・ 6.00質量% バインダ・・・・・・ 6.00質量% pH調整剤・・・・・ 0.50質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.25質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.25質量% 他の条件は実施例1と同様である。
下の割合で抄紙スラリとしたものである。 グラスファイバ・・・ 2.00質量% ロックウール・・・・ 7.00質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 78.00質量% パルプ・・・・・・・ 6.00質量% バインダ・・・・・・ 6.00質量% pH調整剤・・・・・ 0.50質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.25質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.25質量% 他の条件は実施例1と同様である。
【0026】(実施例3)実施例3の調湿壁紙10は以
下の割合で抄紙スラリとしたものである。 グラスファイバ・・・ 1.00質量% ロックウール・・・・ 6.00質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 80.00質量% パルプ・・・・・・・ 6.00質量% バインダ・・・・・・ 6.00質量% pH調整剤・・・・・ 0.50質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.25質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.25質量% 他の条件は実施例1と同様である。
下の割合で抄紙スラリとしたものである。 グラスファイバ・・・ 1.00質量% ロックウール・・・・ 6.00質量% 鹿沼土粉体・・・・・ 80.00質量% パルプ・・・・・・・ 6.00質量% バインダ・・・・・・ 6.00質量% pH調整剤・・・・・ 0.50質量% 凝集剤・・・・・・・ 0.25質量% 消泡剤・・・・・・・ 0.25質量% 他の条件は実施例1と同様である。
【0027】(評価)こうして得られた実施例1〜3の
調湿壁紙10について、相対湿度を50%から90%に
変化させたときの吸水量及び相対湿度を90%から50
%に変化させたときの放水量を重量変化によって求め
た。測定は25°Cにおいて行った。結果を表1に示
す。
調湿壁紙10について、相対湿度を50%から90%に
変化させたときの吸水量及び相対湿度を90%から50
%に変化させたときの放水量を重量変化によって求め
た。測定は25°Cにおいて行った。結果を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】表1に示すように、実施例1〜3の調湿壁
紙10は、鹿沼土の調湿効果により、湿度の高い雰囲気
では水分子が孔に吸着され、湿度の低い雰囲気では孔に
吸着した水分子が脱離する。このため、これらの調湿壁
紙10は、湿度の調整を自動的に行うことができる。
紙10は、鹿沼土の調湿効果により、湿度の高い雰囲気
では水分子が孔に吸着され、湿度の低い雰囲気では孔に
吸着した水分子が脱離する。このため、これらの調湿壁
紙10は、湿度の調整を自動的に行うことができる。
【0030】また、これらの調湿壁紙10は、不燃性及
び耐熱性に優れたグラスファイバ、ロックウール及び鹿
沼土粉体が抄造されているため、優れた防火効果を有し
ている。
び耐熱性に優れたグラスファイバ、ロックウール及び鹿
沼土粉体が抄造されているため、優れた防火効果を有し
ている。
【0031】さらに、これらの調湿壁紙10には、パル
プが5〜10質量%抄造されているため、抄造時におい
てパルプがグラスファイバやロックウールに絡みつき、
容易に抄造を行うことができる。また、これらの調湿壁
紙10は、パルプの含有率が可及的に少なくされている
ため、防火効果もほとんど低下することはない。
プが5〜10質量%抄造されているため、抄造時におい
てパルプがグラスファイバやロックウールに絡みつき、
容易に抄造を行うことができる。また、これらの調湿壁
紙10は、パルプの含有率が可及的に少なくされている
ため、防火効果もほとんど低下することはない。
【0032】また、これらの調湿壁紙10はバインダを
含む抄紙スラリからなるため、グラスファイバやロック
ウールに鹿沼土がしっかりと固定され、鹿沼土が調湿壁
紙10から脱落し難い。このため、製造時の歩留まりが
極めて良好である。
含む抄紙スラリからなるため、グラスファイバやロック
ウールに鹿沼土がしっかりと固定され、鹿沼土が調湿壁
紙10から脱落し難い。このため、製造時の歩留まりが
極めて良好である。
【0033】また、これらの調湿壁紙10は、pH調整
剤、凝集剤及び消泡剤を含む抄紙スラリからなるため、
品質が安定し、容易に抄造を行うことができ、泡による
欠陥の発生を防止している。
剤、凝集剤及び消泡剤を含む抄紙スラリからなるため、
品質が安定し、容易に抄造を行うことができ、泡による
欠陥の発生を防止している。
【0034】したがって、実施例1〜3の調湿壁紙10
は、防火効果に優れ、快適な居住空間を提供することが
できる。
は、防火効果に優れ、快適な居住空間を提供することが
できる。
【0035】なお、本発明の調湿壁紙では、鹿沼土の他
に、壁紙に酸化チタンや水酸化アルミニウム、カオリ
ン、炭酸カルシウム等の白色顔料を内添してもよい。酸
化チタンを内添したときには、光触媒機能が壁紙に付与
され、VOCの分解等の効果を得ることができる。ま
た、水酸化アルミニウムを内添した場合には、燃焼抑制
機能が壁紙に付与される。
に、壁紙に酸化チタンや水酸化アルミニウム、カオリ
ン、炭酸カルシウム等の白色顔料を内添してもよい。酸
化チタンを内添したときには、光触媒機能が壁紙に付与
され、VOCの分解等の効果を得ることができる。ま
た、水酸化アルミニウムを内添した場合には、燃焼抑制
機能が壁紙に付与される。
【図1】抄紙機の構成図である。
1…ヘッドボックス
2…金網
4…フェルト
6…シリンダードライヤ
9…巻き取り機
10…調湿壁紙
Claims (6)
- 【請求項1】無機繊維及び鹿沼土が抄造されていること
を特徴とする調湿壁紙。 - 【請求項2】鹿沼土は50質量%を超えていることを特
徴とする請求項1記載の調湿壁紙。 - 【請求項3】可及的に少ないパルプが抄造されているこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の調湿壁紙。 - 【請求項4】パルプは5〜10質量%であることを特徴
とする請求項3記載の調湿壁紙。 - 【請求項5】バインダを含む抄紙スラリを抄造してなる
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の
調湿壁紙。 - 【請求項6】pH調整剤、凝集剤及び消泡剤を含む抄紙
スラリを抄造してなることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれか1項記載の調湿壁紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002095116A JP2003239199A (ja) | 2001-12-06 | 2002-03-29 | 調湿壁紙 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001372944 | 2001-12-06 | ||
| JP2001-372944 | 2001-12-06 | ||
| JP2002095116A JP2003239199A (ja) | 2001-12-06 | 2002-03-29 | 調湿壁紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003239199A true JP2003239199A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27790553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002095116A Pending JP2003239199A (ja) | 2001-12-06 | 2002-03-29 | 調湿壁紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003239199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009537703A (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-29 | ハク リー、ジョン | 土製の壁紙 |
| WO2017081600A1 (en) * | 2015-11-09 | 2017-05-18 | Stora Enso Oyj | Active moisture control material for packaging |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002095116A patent/JP2003239199A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009537703A (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-29 | ハク リー、ジョン | 土製の壁紙 |
| WO2017081600A1 (en) * | 2015-11-09 | 2017-05-18 | Stora Enso Oyj | Active moisture control material for packaging |
| RU2726550C2 (ru) * | 2015-11-09 | 2020-07-14 | Стора Энсо Ойй | Активный контролирующий влажность материал для упаковки |
| US11180310B2 (en) | 2015-11-09 | 2021-11-23 | Stora Enso Oyj | Active moisture control material for packaging |
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