JP2003246728A - クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防剤 - Google Patents
クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防剤Info
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- JP2003246728A JP2003246728A JP2002369185A JP2002369185A JP2003246728A JP 2003246728 A JP2003246728 A JP 2003246728A JP 2002369185 A JP2002369185 A JP 2002369185A JP 2002369185 A JP2002369185 A JP 2002369185A JP 2003246728 A JP2003246728 A JP 2003246728A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこさ
れる疾患の治療または予防剤、該疾患の治療または予防
用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物の早期老化
様症状の治療または予防剤、該症状の治療または予防用
の飼料または飲食品、該症状の治療または予防方法を提
供する。 【解決手段】 本発明によれば、オルニチンまたはその
塩を有効成分として含有することを特徴とする動物また
はヒトのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされ
る疾患の治療または予防剤、該疾患の治療または予防用
の飼料または飲食品、オルニチンまたはその塩を有効成
分として含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物
の早期老化様症状の治療または予防剤、該症状の治療ま
たは予防用の飼料、並びに該飼料を摂取させることを特
徴とするクロソ変異ホモ動物の早期老化様症の治療また
は予防方法を提供することができる。
れる疾患の治療または予防剤、該疾患の治療または予防
用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物の早期老化
様症状の治療または予防剤、該症状の治療または予防用
の飼料または飲食品、該症状の治療または予防方法を提
供する。 【解決手段】 本発明によれば、オルニチンまたはその
塩を有効成分として含有することを特徴とする動物また
はヒトのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされ
る疾患の治療または予防剤、該疾患の治療または予防用
の飼料または飲食品、オルニチンまたはその塩を有効成
分として含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物
の早期老化様症状の治療または予防剤、該症状の治療ま
たは予防用の飼料、並びに該飼料を摂取させることを特
徴とするクロソ変異ホモ動物の早期老化様症の治療また
は予防方法を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロソ蛋白質発現
量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤、クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾
患の治療または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異
ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防剤、クロソ
変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防用の飼
料、クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または
予防方法に関する。
量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤、クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾
患の治療または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異
ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防剤、クロソ
変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防用の飼
料、クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または
予防方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロソ変異マウスは黒尾ら(非特許文献
1)によって挿入突然変異により樹立された、ヒトの早
期老化症状に似た特徴を示す系統である。この変異は劣
性遺伝で、ホモ個体は授乳期までは野生型およびヘテロ
個体と同様な発育を示すが、離乳時期の3週齢以降、体
重増加の滞り、寿命の短縮(約9週齢以下)、動脈中膜
をはじめとする異所性の石灰沈着、骨密度の低下などの
骨形成の異常、胸腺の萎縮、脳プルキンエ細胞の脱落、
生殖腺の低形成による不妊、皮下脂肪や毛根の減少を伴
う皮膚の希薄化、歩行など運動機能の異常、下垂体機能
の異常など、多くの老化様の症状を呈し始める。これら
全ては唯一クロソ遺伝子の発現を損なうことによってほ
ぼ同時に起ることから、短い期間に多くの老化症状を単
一のモデル系で観察できる。
1)によって挿入突然変異により樹立された、ヒトの早
期老化症状に似た特徴を示す系統である。この変異は劣
性遺伝で、ホモ個体は授乳期までは野生型およびヘテロ
個体と同様な発育を示すが、離乳時期の3週齢以降、体
重増加の滞り、寿命の短縮(約9週齢以下)、動脈中膜
をはじめとする異所性の石灰沈着、骨密度の低下などの
骨形成の異常、胸腺の萎縮、脳プルキンエ細胞の脱落、
生殖腺の低形成による不妊、皮下脂肪や毛根の減少を伴
う皮膚の希薄化、歩行など運動機能の異常、下垂体機能
の異常など、多くの老化様の症状を呈し始める。これら
全ては唯一クロソ遺伝子の発現を損なうことによってほ
ぼ同時に起ることから、短い期間に多くの老化症状を単
一のモデル系で観察できる。
【0003】このように、クロソ変異マウスのホモ個体
の病態はヒトの早期老化様の症状を呈することから、ク
ロソ遺伝子は、老化抑制遺伝子と認定されている。した
がって、クロソ遺伝子あるいはクロソ蛋白質発現量を増
加または減少させることによって様々なクロソ遺伝子の
関連する疾患の治療および予防が可能であると考えられ
ている。これまで、動物のクロソ蛋白質発現量を増加ま
たは減少させる方法は、該蛋白質をコードする遺伝子そ
のものやその発現調節領域の遺伝子をノックアウトする
クロソ蛋白質発現量の減少方法、クロソ蛋白質を発現す
る細胞の移植および遺伝子操作によるクロソ蛋白質発現
量の増加方法が知られている。
の病態はヒトの早期老化様の症状を呈することから、ク
ロソ遺伝子は、老化抑制遺伝子と認定されている。した
がって、クロソ遺伝子あるいはクロソ蛋白質発現量を増
加または減少させることによって様々なクロソ遺伝子の
関連する疾患の治療および予防が可能であると考えられ
ている。これまで、動物のクロソ蛋白質発現量を増加ま
たは減少させる方法は、該蛋白質をコードする遺伝子そ
のものやその発現調節領域の遺伝子をノックアウトする
クロソ蛋白質発現量の減少方法、クロソ蛋白質を発現す
る細胞の移植および遺伝子操作によるクロソ蛋白質発現
量の増加方法が知られている。
【0004】また、クロソ変異マウスのホモ個体の病態
はヒトの早期老化様の症状を呈することから、クロソ変
異マウスのホモ個体は老化メカニズムの解明と老化を抑
制または軽減する方法の重要な実験材料となる。しかし
ながら、クロソ変異マウスのホモ個体は、寿命が短く老
化メカニズムの解析と老化を抑制する方法に関する実験
材料としては十分でない場合がある。特に加齢(成熟)
した個体の老化モデル実験系は重要であるのにも関わら
ず未だ十分なものが提供されていない。
はヒトの早期老化様の症状を呈することから、クロソ変
異マウスのホモ個体は老化メカニズムの解明と老化を抑
制または軽減する方法の重要な実験材料となる。しかし
ながら、クロソ変異マウスのホモ個体は、寿命が短く老
化メカニズムの解析と老化を抑制する方法に関する実験
材料としては十分でない場合がある。特に加齢(成熟)
した個体の老化モデル実験系は重要であるのにも関わら
ず未だ十分なものが提供されていない。
【0005】また、クロソ変異マウスのホモ個体は繁殖
能力を欠くことから、その繁殖および系統の維持にはク
ロソ変異ヘテロ動物の雄雌同士の交配が必要である。そ
れによって出産する子供の遺伝子型は野生型:ヘテロ:
ホモの割合が1:2:1のメンデルの法則に一致したも
のになり、得られるホモ個体数は、子供の総数の1/4
であり、十分でない。従って、医薬品開発や老化研究の
ために十分量のホモマウスを安定に供給する上で、繁殖
の困難さが最大の障害となっている。また、3週齢前後
までは遺伝子型の肉眼的識別は困難であることから、ホ
モ個体を同定するには各個体の遺伝子を分離して行なう
煩雑なポリヌクレオチド連鎖反応(Polynucleotide Cha
in Reaction、PCR)法で遺伝子型を判定する必要があ
る。
能力を欠くことから、その繁殖および系統の維持にはク
ロソ変異ヘテロ動物の雄雌同士の交配が必要である。そ
れによって出産する子供の遺伝子型は野生型:ヘテロ:
ホモの割合が1:2:1のメンデルの法則に一致したも
のになり、得られるホモ個体数は、子供の総数の1/4
であり、十分でない。従って、医薬品開発や老化研究の
ために十分量のホモマウスを安定に供給する上で、繁殖
の困難さが最大の障害となっている。また、3週齢前後
までは遺伝子型の肉眼的識別は困難であることから、ホ
モ個体を同定するには各個体の遺伝子を分離して行なう
煩雑なポリヌクレオチド連鎖反応(Polynucleotide Cha
in Reaction、PCR)法で遺伝子型を判定する必要があ
る。
【0006】これまで、二価の陽イオン金属を含有する
化合物および/またはリンを含有する化合物を含む飼料
を給餌することを特徴とする動物の老化に伴う疾患の治
療または予防方法、二価の陽イオン金属を含有する化合
物および/またはリンを含有する化合物を含むことを特
徴とする動物またはヒトの老化に伴う疾患の治療または
予防用の飼料または食品、二価の陽イオン金属を含有す
る化合物および/またはリンを含有する化合物を含む飼
料を給餌することを特徴とする動物のクロソ蛋白質発現
の調節方法、二価の陽イオン金属を含有する化合物およ
び/またはリンを含有する化合物を含む飼料を給餌して
得られるクロソ蛋白質発現量が調節された動物が知られ
ている。またクロソ変異ホモ動物に給餌することにより
該クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の発症を抑制ま
たは軽減させることができる、クロソ変異ホモ動物用の
飼料、該飼料を用いるクロソ変異ホモ動物の寿命を延長
する飼育方法、クロソ変異ホモ動物の繁殖能力の付与す
る飼育方法、クロソ変異ホモ動物の繁殖方法、クロソ変
異ホモ動物に特有の早期老化様症状の発症を抑制または
軽減化する飼育方法、クロソ変異ホモ動物のクロソ蛋白
質発現量を調節する方法、およびクロソ変異ホモ動物の
疾患の治療または予防方法並びに該方法により得られる
クロソ変異ホモ動物が知られている(非特許文献2)。
化合物および/またはリンを含有する化合物を含む飼料
を給餌することを特徴とする動物の老化に伴う疾患の治
療または予防方法、二価の陽イオン金属を含有する化合
物および/またはリンを含有する化合物を含むことを特
徴とする動物またはヒトの老化に伴う疾患の治療または
予防用の飼料または食品、二価の陽イオン金属を含有す
る化合物および/またはリンを含有する化合物を含む飼
料を給餌することを特徴とする動物のクロソ蛋白質発現
の調節方法、二価の陽イオン金属を含有する化合物およ
び/またはリンを含有する化合物を含む飼料を給餌して
得られるクロソ蛋白質発現量が調節された動物が知られ
ている。またクロソ変異ホモ動物に給餌することにより
該クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の発症を抑制ま
たは軽減させることができる、クロソ変異ホモ動物用の
飼料、該飼料を用いるクロソ変異ホモ動物の寿命を延長
する飼育方法、クロソ変異ホモ動物の繁殖能力の付与す
る飼育方法、クロソ変異ホモ動物の繁殖方法、クロソ変
異ホモ動物に特有の早期老化様症状の発症を抑制または
軽減化する飼育方法、クロソ変異ホモ動物のクロソ蛋白
質発現量を調節する方法、およびクロソ変異ホモ動物の
疾患の治療または予防方法並びに該方法により得られる
クロソ変異ホモ動物が知られている(非特許文献2)。
【非特許文献1】ネイチャー(Nature), 390, 45 (199
7)
7)
【非特許文献2】国際公開特許第WO01-05244号パンフレ
ット
ット
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、動物
またはヒトのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこ
される疾患の治療または予防剤、動物またはヒトのクロ
ソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療
または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物
の早期老化様症の治療または予防剤、クロソ変異ホモ動
物の早期老化様症の治療または予防用の飼料、並びにク
ロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防方
法を提供することである。
またはヒトのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこ
される疾患の治療または予防剤、動物またはヒトのクロ
ソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療
または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物
の早期老化様症の治療または予防剤、クロソ変異ホモ動
物の早期老化様症の治療または予防用の飼料、並びにク
ロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療または予防方
法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の(1)
〜(10)に関する。 (1) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤。
〜(10)に関する。 (1) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤。
【0009】(2) 疾患が、老化にともなうものであ
る(1)記載の治療または予防剤。 (3) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
用の飼料または飲食品。
る(1)記載の治療または予防剤。 (3) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
用の飼料または飲食品。
【0010】(4) 二価の陽イオン金属を含有する化
合物およびリンを含有する化合物からなる群から選ばれ
る少なくとも1つの化合物を含むものである(3)記載
の飼料または飲食品。 (5) 疾患が、老化にともなうものである(3)また
は(4)記載の治療または予防用の飼料または飲食品。
合物およびリンを含有する化合物からなる群から選ばれ
る少なくとも1つの化合物を含むものである(3)記載
の飼料または飲食品。 (5) 疾患が、老化にともなうものである(3)また
は(4)記載の治療または予防用の飼料または飲食品。
【0011】(6) オルニチンまたはその塩を有効成
分として含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物
の早期老化様症の治療または予防剤。 (7) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期老化様
症の治療または予防用の飼料。 (8) 二価の陽イオン金属を含有する化合物およびリ
ンを含有する化合物からなる群から選ばれる少なくとも
一種の化合物を含むものである(7)記載の飼料。
分として含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物
の早期老化様症の治療または予防剤。 (7) オルニチンまたはその塩を有効成分として含有
することを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期老化様
症の治療または予防用の飼料。 (8) 二価の陽イオン金属を含有する化合物およびリ
ンを含有する化合物からなる群から選ばれる少なくとも
一種の化合物を含むものである(7)記載の飼料。
【0012】(9) (7)または(8)記載の飼料を
摂取させることを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期
老化様症の治療または予防方法。 (10) 動物が、クロソ変異ホモマウスである(9)
記載の治療または予防方法。
摂取させることを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期
老化様症の治療または予防方法。 (10) 動物が、クロソ変異ホモマウスである(9)
記載の治療または予防方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明において動物またはヒトの
クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患と
しては、クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされ
る疾患であればとくに制限がないが、例えば遺伝的早期
老化症、老化、活力低下、パーキンソン様歩行障害、外
性器萎縮、性腺萎縮、甲状腺萎縮、異所性石灰化、軟骨
形成異常、脱毛、皮膚萎縮、成長ホルモン産生細胞減
少、黄体ホルモン・卵胞刺激ホルモン産生細胞の萎縮、
プルキンエ細胞の変性と減少、動脈硬化、肺気腫、骨粗
鬆症、円背、脂肪組織形成異常、脂質代謝異常、変形性
関節症、糖尿病、糖尿病合併症、アルツハイマー型老年
痴呆、免疫機能低下、自己免疫疾患、白内障、高血圧、
脳卒中、心筋梗塞、高脂血症、萎縮性胃炎、胃液分泌量
低下、便秘、胆石症、脂肪消化吸収障害、味覚障害、嗅
覚障害、高リン血症、上皮小体機能不全等があげられる
が、動物またはヒトの老化にともなう疾患が好ましい。
クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患と
しては、クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされ
る疾患であればとくに制限がないが、例えば遺伝的早期
老化症、老化、活力低下、パーキンソン様歩行障害、外
性器萎縮、性腺萎縮、甲状腺萎縮、異所性石灰化、軟骨
形成異常、脱毛、皮膚萎縮、成長ホルモン産生細胞減
少、黄体ホルモン・卵胞刺激ホルモン産生細胞の萎縮、
プルキンエ細胞の変性と減少、動脈硬化、肺気腫、骨粗
鬆症、円背、脂肪組織形成異常、脂質代謝異常、変形性
関節症、糖尿病、糖尿病合併症、アルツハイマー型老年
痴呆、免疫機能低下、自己免疫疾患、白内障、高血圧、
脳卒中、心筋梗塞、高脂血症、萎縮性胃炎、胃液分泌量
低下、便秘、胆石症、脂肪消化吸収障害、味覚障害、嗅
覚障害、高リン血症、上皮小体機能不全等があげられる
が、動物またはヒトの老化にともなう疾患が好ましい。
【0014】動物またはヒトの老化にともなう疾患とし
ては、例えば活力低下、外性器萎縮、性腺萎縮、甲状腺
萎縮、異所性石灰化、脱毛、皮膚萎縮、成長ホルモン産
生細胞減少、黄体ホルモン・卵胞刺激ホルモン産生細胞
の萎縮、プルキンエ細胞の変性と減少、動脈硬化、肺気
腫、骨粗鬆症、円背、皮下脂肪の萎縮、脂質代謝異常、
変形性関節症、糖尿病、糖尿病合併症、アルツハイマー
型老年痴呆、免疫機能低下、自己免疫疾患、白内障、高
血圧、脳卒中、心筋梗塞、高脂血症、萎縮性胃炎、胃液
分泌量低下、脂肪消化吸収障害、味覚障害、嗅覚障害等
があげられる。
ては、例えば活力低下、外性器萎縮、性腺萎縮、甲状腺
萎縮、異所性石灰化、脱毛、皮膚萎縮、成長ホルモン産
生細胞減少、黄体ホルモン・卵胞刺激ホルモン産生細胞
の萎縮、プルキンエ細胞の変性と減少、動脈硬化、肺気
腫、骨粗鬆症、円背、皮下脂肪の萎縮、脂質代謝異常、
変形性関節症、糖尿病、糖尿病合併症、アルツハイマー
型老年痴呆、免疫機能低下、自己免疫疾患、白内障、高
血圧、脳卒中、心筋梗塞、高脂血症、萎縮性胃炎、胃液
分泌量低下、脂肪消化吸収障害、味覚障害、嗅覚障害等
があげられる。
【0015】本発明の対象となる動物は、非ヒト動物で
あれば特に制限がないが、例えば哺乳類、鳥類、は虫
類、両生類、魚類等の動物があげられる。具体的には例
えばウシ、ブタ等の家畜、ニワトリ、七面鳥等の家禽、
イヌ、ネコ、ネズミ等の愛玩動物等があげられる。な
お、下記に記載のクロソ変異ヘテロ動物も本発明の動物
に含まれる。本発明の対象となるクロソ変異ホモ動物と
は、老化を抑制する活性を有するクロソ蛋白質をコード
する遺伝子(クロソ遺伝子)が変異しているホモ接合体
である。なお、クロソ変異ヘテロ動物とは、該クロソ遺
伝子が変異しているヘテロ接合体である。
あれば特に制限がないが、例えば哺乳類、鳥類、は虫
類、両生類、魚類等の動物があげられる。具体的には例
えばウシ、ブタ等の家畜、ニワトリ、七面鳥等の家禽、
イヌ、ネコ、ネズミ等の愛玩動物等があげられる。な
お、下記に記載のクロソ変異ヘテロ動物も本発明の動物
に含まれる。本発明の対象となるクロソ変異ホモ動物と
は、老化を抑制する活性を有するクロソ蛋白質をコード
する遺伝子(クロソ遺伝子)が変異しているホモ接合体
である。なお、クロソ変異ヘテロ動物とは、該クロソ遺
伝子が変異しているヘテロ接合体である。
【0016】上記クロソ蛋白質および該蛋白質をコード
する遺伝子は、老化抑制ポリペプチドおよび老化抑制遺
伝子として、例えばWO98/29544号公報に記載
されている。本発明において、クロソ変異ホモ動物の取
得方法としては、クロソ遺伝子の発現調節領域が既知で
ある動物の場合で、クロソ遺伝子発現調節領域への外来
遺伝子の挿入、部分的欠失あるいは変異の導入のための
任意の人為的手法を卵子または受精卵に対して施した
後、発生した個体の臓器、例えば腎臓の一部を採取し、
そのクロソ遺伝子の発現量を、既知のクロソ遺伝子をプ
ローブとしたノーザンブロット法や抗クロソ蛋白質抗体
を用いたウェスタンブロット法などを用いて定量し、発
現の減少した個体を選択する方法等があげられる。
する遺伝子は、老化抑制ポリペプチドおよび老化抑制遺
伝子として、例えばWO98/29544号公報に記載
されている。本発明において、クロソ変異ホモ動物の取
得方法としては、クロソ遺伝子の発現調節領域が既知で
ある動物の場合で、クロソ遺伝子発現調節領域への外来
遺伝子の挿入、部分的欠失あるいは変異の導入のための
任意の人為的手法を卵子または受精卵に対して施した
後、発生した個体の臓器、例えば腎臓の一部を採取し、
そのクロソ遺伝子の発現量を、既知のクロソ遺伝子をプ
ローブとしたノーザンブロット法や抗クロソ蛋白質抗体
を用いたウェスタンブロット法などを用いて定量し、発
現の減少した個体を選択する方法等があげられる。
【0017】また他の方法としては、例えば外来遺伝子
の挿入や部分的欠失等の変異の導入のための任意の人工
的手法を各種動物の卵子または受精卵に対して施した
後、発生したトランジェニック動物を交配し、交配で得
られる個体の臓器、例えば腎臓の一部を採取し、その老
化を抑制する活性を有するポリペプチドあるいは該ポリ
ペプチドをコードするDNAの発現量を、老化を抑制す
る活性を有するポリペプチドに対する抗体を用いたウェ
スタンブロット法や該ポリペプチドをコードするDNA
をプローブとしたノーザンブロット法などを用いて定量
し、発現の認められない個体または発現の減少した動物
を選択して得る方法等があげられる。
の挿入や部分的欠失等の変異の導入のための任意の人工
的手法を各種動物の卵子または受精卵に対して施した
後、発生したトランジェニック動物を交配し、交配で得
られる個体の臓器、例えば腎臓の一部を採取し、その老
化を抑制する活性を有するポリペプチドあるいは該ポリ
ペプチドをコードするDNAの発現量を、老化を抑制す
る活性を有するポリペプチドに対する抗体を用いたウェ
スタンブロット法や該ポリペプチドをコードするDNA
をプローブとしたノーザンブロット法などを用いて定量
し、発現の認められない個体または発現の減少した動物
を選択して得る方法等があげられる。
【0018】具体的なクロソ変異ホモ動物としては、例
えば第18回日本分子生物学会年会(鍋島ら、2K−0
2、1995年)で報告された早期老化様症状を示すク
ロソ変異ホモマウスをあげることができる。該マウス
は、ヒトエロンゲーションファクター1αプロモーター
(EF1アルファプロモーター)にNa+/H+逆輸送担
体を連結した外来遺伝子を導入したトランスジェニック
マウス(特開平5−268856号公報)であり、その
方法によって得られたヘテロ個体を掛け合わせヘテロ個
体および早期老化様症状を示すホモ個体を取得したもの
である。該ホモ個体は、京都大学大学院医学研究科病理
系腫瘍生物学講座、鍋島陽一より入手できる。
えば第18回日本分子生物学会年会(鍋島ら、2K−0
2、1995年)で報告された早期老化様症状を示すク
ロソ変異ホモマウスをあげることができる。該マウス
は、ヒトエロンゲーションファクター1αプロモーター
(EF1アルファプロモーター)にNa+/H+逆輸送担
体を連結した外来遺伝子を導入したトランスジェニック
マウス(特開平5−268856号公報)であり、その
方法によって得られたヘテロ個体を掛け合わせヘテロ個
体および早期老化様症状を示すホモ個体を取得したもの
である。該ホモ個体は、京都大学大学院医学研究科病理
系腫瘍生物学講座、鍋島陽一より入手できる。
【0019】また上述と同様な手法で、各種クロソ変異
ヘテロ動物が得られ、これらの交配によりクロソ変異ホ
モ動物を得ることができる。
ヘテロ動物が得られ、これらの交配によりクロソ変異ホ
モ動物を得ることができる。
【0020】本発明において、クロソ変異ホモ動物の早
期老化様症の具体的症状としては、例えばマウスにおい
ては離乳時期の3週齢以降、体重増加の滞り、寿命の短
縮(約9週齢以下)、動脈中膜等の異所性の石灰沈着、
骨密度の低下等の骨形成の異常、胸腺の萎縮、脳プルキ
ンエ細胞の脱落、生殖腺の低形成による不妊、皮下脂肪
や毛根の減少を伴う皮膚の希薄化、歩行など運動機能の
異常、下垂体機能の異常等をあげることができる。
期老化様症の具体的症状としては、例えばマウスにおい
ては離乳時期の3週齢以降、体重増加の滞り、寿命の短
縮(約9週齢以下)、動脈中膜等の異所性の石灰沈着、
骨密度の低下等の骨形成の異常、胸腺の萎縮、脳プルキ
ンエ細胞の脱落、生殖腺の低形成による不妊、皮下脂肪
や毛根の減少を伴う皮膚の希薄化、歩行など運動機能の
異常、下垂体機能の異常等をあげることができる。
【0021】早期老化様症の具体的判定方法としては、
例えば、体重の測定、繁殖能力の獲得の有無、血糖値、
寿命の観察、皮膚の観察、歩行等の運動機能の観察によ
り行うことができる。また、胸腺重量、肋骨胸腔内面に
形成される石灰化結節の大きさなどの観察によっても判
定できる。また、クロソ遺伝子のmRNAまたはクロソ
蛋白質の定量により判定することもできる。
例えば、体重の測定、繁殖能力の獲得の有無、血糖値、
寿命の観察、皮膚の観察、歩行等の運動機能の観察によ
り行うことができる。また、胸腺重量、肋骨胸腔内面に
形成される石灰化結節の大きさなどの観察によっても判
定できる。また、クロソ遺伝子のmRNAまたはクロソ
蛋白質の定量により判定することもできる。
【0022】クロソ蛋白質の定量方法としては、抗クロ
ソ蛋白質に対する抗体を用いた免疫沈降法、ウェスタン
ブロット法、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)などが
あり、クロソ遺伝子のmRNAを定量する方法として
は、ノーザンブロットハイブリダイゼーション、逆転写
PCR(RT-PCR)法などがある。定量の方法および定量
に必要な組織サンプル、クロソ遺伝子、クロソ蛋白質、
プローブDNA、プライマー、抗体などの取得方法はW
O98/29544号公報に記載された方法などがあ
る。
ソ蛋白質に対する抗体を用いた免疫沈降法、ウェスタン
ブロット法、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)などが
あり、クロソ遺伝子のmRNAを定量する方法として
は、ノーザンブロットハイブリダイゼーション、逆転写
PCR(RT-PCR)法などがある。定量の方法および定量
に必要な組織サンプル、クロソ遺伝子、クロソ蛋白質、
プローブDNA、プライマー、抗体などの取得方法はW
O98/29544号公報に記載された方法などがあ
る。
【0023】以下、マウスを例にして本発明を詳細に説
明する。本発明において早期老化様症の治療または予防
とは、クロソ変異ホモマウスにおいて以下の様な状態の
内いずれか一つの状態にすることをいう。5週齢におい
て、クロソ変異ホモマウスの体重が、クロソ変異ヘテロ
マウスの体重の6割以上に増加することをいい、7割以
上に増加することが好ましく、8割以上に増加すること
がより好ましい。
明する。本発明において早期老化様症の治療または予防
とは、クロソ変異ホモマウスにおいて以下の様な状態の
内いずれか一つの状態にすることをいう。5週齢におい
て、クロソ変異ホモマウスの体重が、クロソ変異ヘテロ
マウスの体重の6割以上に増加することをいい、7割以
上に増加することが好ましく、8割以上に増加すること
がより好ましい。
【0024】10週齢において5割以上の生存率を示す
ことであり、6割以上の生存率を示すことが好ましく、
8割以上の生存率を示すことがより好ましい。20週齢
までに3割以上の個体に繁殖能力を獲得させることであ
り、5割以上の個体に繁殖能力を獲得させることが好ま
しく、8割以上の個体に繁殖能力を獲得させることがよ
り好ましい。
ことであり、6割以上の生存率を示すことが好ましく、
8割以上の生存率を示すことがより好ましい。20週齢
までに3割以上の個体に繁殖能力を獲得させることであ
り、5割以上の個体に繁殖能力を獲得させることが好ま
しく、8割以上の個体に繁殖能力を獲得させることがよ
り好ましい。
【0025】同週齢において、クロソ変異ホモマウスで
のmRNA発現量またはクロソ蛋白質発現量が、野生型
に対して日本クレア社製の市販飼料CE2を与えて飼育
した時のmRNA発現量またはクロソ蛋白質発現量を5
00分の1以上にすることであり、20分の1以上の発
現量にするものが好ましく、5分の1以上の発現量にす
るものがより好ましい。
のmRNA発現量またはクロソ蛋白質発現量が、野生型
に対して日本クレア社製の市販飼料CE2を与えて飼育
した時のmRNA発現量またはクロソ蛋白質発現量を5
00分の1以上にすることであり、20分の1以上の発
現量にするものが好ましく、5分の1以上の発現量にす
るものがより好ましい。
【0026】本発明の動物またはヒトのクロソ蛋白質発
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤は、オルニチンまたはその塩を含有し、必要に応じて
薬理学的に許容される一種もしくはそれ以上の担体、更
に必要に応じて他の治療のための有効成分を含有してい
てもよい。オルニチンの塩としては、酸付加塩、金属
塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加
塩などがあげられる。
現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防
剤は、オルニチンまたはその塩を含有し、必要に応じて
薬理学的に許容される一種もしくはそれ以上の担体、更
に必要に応じて他の治療のための有効成分を含有してい
てもよい。オルニチンの塩としては、酸付加塩、金属
塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加
塩などがあげられる。
【0027】酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、
フマル酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、α−ケ
トグルタル酸塩、グルコン酸塩、カプリル酸塩などの有
機酸塩があげられ、金属塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カル
シウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、
亜鉛塩などがあげられ、アンモニウム塩としては、アン
モニウム、テトラメチルアンモニウムなどの塩があげら
れ、有機アミン付加塩としては、モルホリン、ピペリジ
ンなどの付加塩があげられ、アミノ酸付加塩としては、
グリシン、フェニルアラニン、リジン、アスパラギン
酸、グルタミン酸などの付加塩があげられる。
塩、リン酸塩などの無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、
フマル酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、α−ケ
トグルタル酸塩、グルコン酸塩、カプリル酸塩などの有
機酸塩があげられ、金属塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カル
シウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、
亜鉛塩などがあげられ、アンモニウム塩としては、アン
モニウム、テトラメチルアンモニウムなどの塩があげら
れ、有機アミン付加塩としては、モルホリン、ピペリジ
ンなどの付加塩があげられ、アミノ酸付加塩としては、
グリシン、フェニルアラニン、リジン、アスパラギン
酸、グルタミン酸などの付加塩があげられる。
【0028】本発明のクロソ蛋白質発現量の減少により
引きおこされる疾患の治療または予防剤は、オルニチン
またはその塩を必要に応じ担体に混合し、製剤学の技術
分野においてよく知られている任意の方法により製造さ
れる。製剤の投与形態は、治療に際し最も効果的なもの
を使用するのが望ましく、経口投与または、例えば静脈
内、腹膜内もしくは皮下投与などの非経口投与をあげる
ことができる。これらのうち、経口投与が好ましい。
引きおこされる疾患の治療または予防剤は、オルニチン
またはその塩を必要に応じ担体に混合し、製剤学の技術
分野においてよく知られている任意の方法により製造さ
れる。製剤の投与形態は、治療に際し最も効果的なもの
を使用するのが望ましく、経口投与または、例えば静脈
内、腹膜内もしくは皮下投与などの非経口投与をあげる
ことができる。これらのうち、経口投与が好ましい。
【0029】投与する剤形としては、錠剤、散剤、顆粒
剤、シロップ剤、注射剤、等があげられる。経口投与に
適当な、例えばシロップ剤のような液体調製物は、水、
蔗糖、ソルビトール、果糖などの糖類、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコールなどのグリコール類、
ごま油、オリーブ油、大豆油などの油類、p−ヒドロキ
シ安息香酸エステル類などの防腐剤、パラオキシ安息香
酸メチル等のパラオキシ安息香酸誘導体、安息香酸ナト
リウム等の保存剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミ
ントなどのフレーバー類などの担体を使用して製造でき
る。
剤、シロップ剤、注射剤、等があげられる。経口投与に
適当な、例えばシロップ剤のような液体調製物は、水、
蔗糖、ソルビトール、果糖などの糖類、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコールなどのグリコール類、
ごま油、オリーブ油、大豆油などの油類、p−ヒドロキ
シ安息香酸エステル類などの防腐剤、パラオキシ安息香
酸メチル等のパラオキシ安息香酸誘導体、安息香酸ナト
リウム等の保存剤、ストロベリーフレーバー、ペパーミ
ントなどのフレーバー類などの担体を使用して製造でき
る。
【0030】また、経口投与に適当な、例えば錠剤、散
剤および顆粒剤などは、乳糖、白糖、ブドウ糖、蔗糖、
マンニトール、ソルビトール等の糖類、バレイショ、コ
ムギ、トウモロコシ等の澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム等の無
機物、結晶セルロース、カンゾウ末、ゲンチアナ末など
の植物末などの賦形剤、澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶
セルロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカ
ルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、アル
ギン酸ナトリウムなどの崩壊剤、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、水素添加植物油、マクロゴール、シリコ
ーン油などの滑沢剤、ポリビニールアルコール、ヒドロ
キシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、カルメロース、ゼラチン、澱粉のり液などの
結合剤、脂肪酸エステルなどの界面活性剤、グリセリン
などの可塑剤などを用いて製造できる。
剤および顆粒剤などは、乳糖、白糖、ブドウ糖、蔗糖、
マンニトール、ソルビトール等の糖類、バレイショ、コ
ムギ、トウモロコシ等の澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム等の無
機物、結晶セルロース、カンゾウ末、ゲンチアナ末など
の植物末などの賦形剤、澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶
セルロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカ
ルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、アル
ギン酸ナトリウムなどの崩壊剤、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、水素添加植物油、マクロゴール、シリコ
ーン油などの滑沢剤、ポリビニールアルコール、ヒドロ
キシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、カルメロース、ゼラチン、澱粉のり液などの
結合剤、脂肪酸エステルなどの界面活性剤、グリセリン
などの可塑剤などを用いて製造できる。
【0031】非経口投与に適当な例えば注射剤は、好ま
しくは受容者の血液と等張である活性化合物を含む滅菌
水性剤からなる。例えば、注射剤の場合は、塩溶液、ブ
ドウ糖溶液または塩水とブドウ糖溶液の混合物からなる
担体などを用いて注射用の溶液を調製する。また、これ
ら非経口剤においても、前述の防腐剤、保存剤、界面活
性剤等が使用できる。
しくは受容者の血液と等張である活性化合物を含む滅菌
水性剤からなる。例えば、注射剤の場合は、塩溶液、ブ
ドウ糖溶液または塩水とブドウ糖溶液の混合物からなる
担体などを用いて注射用の溶液を調製する。また、これ
ら非経口剤においても、前述の防腐剤、保存剤、界面活
性剤等が使用できる。
【0032】本発明のクロソ蛋白質発現量の減少により
引きおこされる疾患の治療または予防剤をヒトに投与す
る場合、投与量および投与回数は、投与形態、患者の年
齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度により
異なるが、特に制限はなく、通常経口の場合、成人一人
当りオルニチンまたはその塩として、0.01mg〜5
0g、好ましくは0.05mg〜10gを一日一回ない
し数回投与する。静脈内投与などの非経口投与の場合、
成人一人当りオルニチンまたはその塩として、0.00
1mg〜50g、好ましくは0.01mg〜10gを一
日一回ないし数回投与する。
引きおこされる疾患の治療または予防剤をヒトに投与す
る場合、投与量および投与回数は、投与形態、患者の年
齢、体重、治療すべき症状の性質もしくは重篤度により
異なるが、特に制限はなく、通常経口の場合、成人一人
当りオルニチンまたはその塩として、0.01mg〜5
0g、好ましくは0.05mg〜10gを一日一回ない
し数回投与する。静脈内投与などの非経口投与の場合、
成人一人当りオルニチンまたはその塩として、0.00
1mg〜50g、好ましくは0.01mg〜10gを一
日一回ないし数回投与する。
【0033】また本発明のクロソ蛋白質発現量の減少に
より引きおこされる疾患の治療または予防剤を動物に投
与する場合、投与量および投与回数は、動物の年齢、種
類、症状の性質もしくは重篤度により異なるが、特に制
限はなく、経口投与の場合、体重1Kg当たりオルニチ
ンまたはその塩として、0.1μg〜10g、好ましく
は1μg〜1gを一日一回ないし数回投与する。また、
静脈内投与などの非経口投与の場合、体重1Kg当たり
オルニチンまたはその塩として、0.01μg〜10
g、好ましくは1μg〜1gを一日一回ないし数回投与
する。しかしながら、これら投与量および投与回数に関
しては、前述の種々の条件により変動する。
より引きおこされる疾患の治療または予防剤を動物に投
与する場合、投与量および投与回数は、動物の年齢、種
類、症状の性質もしくは重篤度により異なるが、特に制
限はなく、経口投与の場合、体重1Kg当たりオルニチ
ンまたはその塩として、0.1μg〜10g、好ましく
は1μg〜1gを一日一回ないし数回投与する。また、
静脈内投与などの非経口投与の場合、体重1Kg当たり
オルニチンまたはその塩として、0.01μg〜10
g、好ましくは1μg〜1gを一日一回ないし数回投与
する。しかしながら、これら投与量および投与回数に関
しては、前述の種々の条件により変動する。
【0034】本発明の、クロソ蛋白質発現量の減少によ
り引きおこされる疾患の治療または予防剤は、特にクロ
ソ変異ホモ動物に用いるのが好ましく、クロソ変異ホモ
動物に投与することによりクロソ蛋白質発現量の減少に
より引きおこされる疾患を治療または予防することがで
きる。オルニチンまたはその塩を有効成分として含有す
ることを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発現
量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防用
の飼料または飲食品としては、オルニチンまたはその塩
をもとより含有する飼料または飲食品、あるいはオルニ
チンまたはその塩をもとより含有しない飼料または飲食
品にオルニチンまたはその塩を添加し、一般の飼料また
は飲食品の製造方法で製造されたものがあげられる。
り引きおこされる疾患の治療または予防剤は、特にクロ
ソ変異ホモ動物に用いるのが好ましく、クロソ変異ホモ
動物に投与することによりクロソ蛋白質発現量の減少に
より引きおこされる疾患を治療または予防することがで
きる。オルニチンまたはその塩を有効成分として含有す
ることを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋白質発現
量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防用
の飼料または飲食品としては、オルニチンまたはその塩
をもとより含有する飼料または飲食品、あるいはオルニ
チンまたはその塩をもとより含有しない飼料または飲食
品にオルニチンまたはその塩を添加し、一般の飼料また
は飲食品の製造方法で製造されたものがあげられる。
【0035】オルニチンまたはその塩を添加した飼料ま
たは飲食品は、例えば成形・造粒方法で加工してもよ
い。成形・造粒方法としては流動層造粒、攪拌造粒、押
し出し造粒、転動造粒、気流造粒、圧縮成形造粒、解砕
造粒、噴霧造粒、噴射造粒などの造粒方法、パンコーテ
ィング、流動層コーティング、ドライコーティングなど
のコーティング方法、パフドライ、過剰水蒸気法、フォ
ームマット方法、マイクロ波加熱方法などの膨化方法、
押出造粒機やエキストルーダーなどの押出方法などがあ
げられる。
たは飲食品は、例えば成形・造粒方法で加工してもよ
い。成形・造粒方法としては流動層造粒、攪拌造粒、押
し出し造粒、転動造粒、気流造粒、圧縮成形造粒、解砕
造粒、噴霧造粒、噴射造粒などの造粒方法、パンコーテ
ィング、流動層コーティング、ドライコーティングなど
のコーティング方法、パフドライ、過剰水蒸気法、フォ
ームマット方法、マイクロ波加熱方法などの膨化方法、
押出造粒機やエキストルーダーなどの押出方法などがあ
げられる。
【0036】飼料または飲食品中のオルニチンまたはそ
の塩の含量としては、飼料または飲食品が動物またはヒ
トのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾
患の治療または予防作用を示す濃度であれば特に制限は
ないが、飼料または飲食品中のオルニチンまたはその塩
の含量としては、0.001〜100重量%が好まし
く、0.01〜100重量%がより好ましく、0.1〜
100重量%が特に好ましい。
の塩の含量としては、飼料または飲食品が動物またはヒ
トのクロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾
患の治療または予防作用を示す濃度であれば特に制限は
ないが、飼料または飲食品中のオルニチンまたはその塩
の含量としては、0.001〜100重量%が好まし
く、0.01〜100重量%がより好ましく、0.1〜
100重量%が特に好ましい。
【0037】本発明の飲食品としては、例えばオルニチ
ンまたはその塩を含有するジュース類、清涼飲料水、ス
ープ類、茶類、乳酸菌飲料、発酵乳、冷菓、バター、チ
ーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂粉乳等の乳製品、ハ
ム、ソーセージ、ハンバーグ等の畜肉製品、魚肉錬り製
品、だし巻き、卵豆腐等の卵製品、クッキー、ゼリー、
スナック菓子、チューインガム等の菓子類、パン類、麺
類、漬け物類、薫製品、干物、佃煮、調味料等があげら
れる。
ンまたはその塩を含有するジュース類、清涼飲料水、ス
ープ類、茶類、乳酸菌飲料、発酵乳、冷菓、バター、チ
ーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂粉乳等の乳製品、ハ
ム、ソーセージ、ハンバーグ等の畜肉製品、魚肉錬り製
品、だし巻き、卵豆腐等の卵製品、クッキー、ゼリー、
スナック菓子、チューインガム等の菓子類、パン類、麺
類、漬け物類、薫製品、干物、佃煮、調味料等があげら
れる。
【0038】飲食品の形態としては、例えば粉末食品、
シート状食品、瓶詰め食品、缶詰食品、レトルト食品、
カプセル食品、タブレット状食品、流動食品、ドリンク
剤等があげられる。本発明の飲食品は、健康飲食品、機
能性飲食品として、クロソ蛋白質発現量の減少により引
きおこされる疾患の治療または予防のために使用され
る。
シート状食品、瓶詰め食品、缶詰食品、レトルト食品、
カプセル食品、タブレット状食品、流動食品、ドリンク
剤等があげられる。本発明の飲食品は、健康飲食品、機
能性飲食品として、クロソ蛋白質発現量の減少により引
きおこされる疾患の治療または予防のために使用され
る。
【0039】本発明のオルニチンまたはその塩を有効成
分として含有するヒトのクロソ蛋白質発現量の減少によ
り引きおこされる疾患の治療または予防用飲食品を摂取
する場合、その摂取量は特に制限がないが、成人に対し
一日あたりオルニチンまたはその塩の重量として、0.
01mg〜50g、好ましくは0.05mg〜10gで
ある。この摂取量を1日間〜1年間、好ましくは2週間
〜3ヶ月間、摂取し続ける。但し、この摂取量はあくま
でも目安であり、摂取者の症状の程度や年齢、体重等に
応じて適宜好適な範囲に調整することができる。
分として含有するヒトのクロソ蛋白質発現量の減少によ
り引きおこされる疾患の治療または予防用飲食品を摂取
する場合、その摂取量は特に制限がないが、成人に対し
一日あたりオルニチンまたはその塩の重量として、0.
01mg〜50g、好ましくは0.05mg〜10gで
ある。この摂取量を1日間〜1年間、好ましくは2週間
〜3ヶ月間、摂取し続ける。但し、この摂取量はあくま
でも目安であり、摂取者の症状の程度や年齢、体重等に
応じて適宜好適な範囲に調整することができる。
【0040】本発明の飼料としてはオルニチンまたはそ
の塩を有効成分として含有する飼料であれがいかなるも
のでも良いが、一般の飼料または飼料原料にオルニチン
またはその塩を添加して得られる飼料があげられる。飼
料としては、例えば、イヌ、ネコ、ネズミ等のペット用
飼料、ウシ、ブタ等の家畜用飼料、ニワトリ、七面鳥等
の家禽用飼料、タイ、ハマチ等の養殖魚用飼料等があげ
られる。
の塩を有効成分として含有する飼料であれがいかなるも
のでも良いが、一般の飼料または飼料原料にオルニチン
またはその塩を添加して得られる飼料があげられる。飼
料としては、例えば、イヌ、ネコ、ネズミ等のペット用
飼料、ウシ、ブタ等の家畜用飼料、ニワトリ、七面鳥等
の家禽用飼料、タイ、ハマチ等の養殖魚用飼料等があげ
られる。
【0041】オルニチンまたはその塩を添加する具体的
な飼料としては、例えば蛋白質10〜70重量%、油脂
類0〜50重量%、炭水化物5〜80重量%、ビタミン
混合物0.1〜5重量%、ミネラル混合物0.5〜15
重量%、ならびに繊維質0〜20重量%となるように調
製された飼料があげられる。蛋白質としては、例えば大
豆などの豆類、トウモロコシなどの穀類、馬鈴薯など芋
類等に由来する植物性蛋白質、家禽の卵由来アルブミン
およびグロブリン、家畜乳由来のカゼインおよびホエ
イ、家禽家畜肉由来のコラーゲン、家禽家畜肉および魚
貝類由来の蛋白質、家禽家畜血液由来のグロブリンおよ
びアルブミン等の動物性蛋白質等があげられる。
な飼料としては、例えば蛋白質10〜70重量%、油脂
類0〜50重量%、炭水化物5〜80重量%、ビタミン
混合物0.1〜5重量%、ミネラル混合物0.5〜15
重量%、ならびに繊維質0〜20重量%となるように調
製された飼料があげられる。蛋白質としては、例えば大
豆などの豆類、トウモロコシなどの穀類、馬鈴薯など芋
類等に由来する植物性蛋白質、家禽の卵由来アルブミン
およびグロブリン、家畜乳由来のカゼインおよびホエ
イ、家禽家畜肉由来のコラーゲン、家禽家畜肉および魚
貝類由来の蛋白質、家禽家畜血液由来のグロブリンおよ
びアルブミン等の動物性蛋白質等があげられる。
【0042】油脂としては、例えばコーン、大豆、サフ
ラワー、キャノーラ、菜種、オリーブ、胡麻、ひまわ
り、綿実、ピーナツ、ココナツ、カカオ、米、椿、クヘ
アならびにパームなどに由来する植物性脂肪、ラード
(豚脂)、タロー(牛脂)、鶏油、羊油、魚油、鯨油な
ど畜肉水産物由来の脂肪、ならびにバターなどの乳脂に
由来する脂肪等の動物性脂肪等があげられる。
ラワー、キャノーラ、菜種、オリーブ、胡麻、ひまわ
り、綿実、ピーナツ、ココナツ、カカオ、米、椿、クヘ
アならびにパームなどに由来する植物性脂肪、ラード
(豚脂)、タロー(牛脂)、鶏油、羊油、魚油、鯨油な
ど畜肉水産物由来の脂肪、ならびにバターなどの乳脂に
由来する脂肪等の動物性脂肪等があげられる。
【0043】炭水化物としては、例えば、馬鈴薯および
さつまいもなど芋類由来のでんぷん、コーン、米、小麦
などの穀類由来のでんぷんおよびでんぷんの加水分解
物、麦芽糖、しょ糖、ならびに乳糖などの二糖類、果
糖、ブドウ糖、ガラクトース、アラビノース、マンノー
ス、ならびにキシロースなどの単糖類等があげられる。
繊維質としては、例えばセルロースおよびヘミセルロー
スに含まれるグルカン、キシラン、マンナン、ガラクタ
ンおよびそれらの誘導体、アルギン酸、カラギーナンお
よびファーセレランなど海草由来食物繊維、ポリウロニ
ドなどのガム類、デキストリン中の難消化性成分、ガラ
クツロナン、リグニン、キチン、キトサン、およびサイ
リウム並びにそれらの加水分解物等があげられる。
さつまいもなど芋類由来のでんぷん、コーン、米、小麦
などの穀類由来のでんぷんおよびでんぷんの加水分解
物、麦芽糖、しょ糖、ならびに乳糖などの二糖類、果
糖、ブドウ糖、ガラクトース、アラビノース、マンノー
ス、ならびにキシロースなどの単糖類等があげられる。
繊維質としては、例えばセルロースおよびヘミセルロー
スに含まれるグルカン、キシラン、マンナン、ガラクタ
ンおよびそれらの誘導体、アルギン酸、カラギーナンお
よびファーセレランなど海草由来食物繊維、ポリウロニ
ドなどのガム類、デキストリン中の難消化性成分、ガラ
クツロナン、リグニン、キチン、キトサン、およびサイ
リウム並びにそれらの加水分解物等があげられる。
【0044】ミネラルとしては、例えばカルシウム、リ
ン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、マンガン、
鉄、銅、亜鉛、コバルト、ヨウ素、セレニウム、クロ
ム、臭素、フッ素、モリブデン、ヴァナジウム、ニッケ
ル、リチウム等があげられる。ビタミンとしては、例え
ばビタミンA、ビタミンD3(コレカルシフェロー
ル)、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミ
ンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、パントテン酸、葉
酸、ビオチン、ビタミンK3等があげられる。
ン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、マンガン、
鉄、銅、亜鉛、コバルト、ヨウ素、セレニウム、クロ
ム、臭素、フッ素、モリブデン、ヴァナジウム、ニッケ
ル、リチウム等があげられる。ビタミンとしては、例え
ばビタミンA、ビタミンD3(コレカルシフェロー
ル)、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミ
ンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、パントテン酸、葉
酸、ビオチン、ビタミンK3等があげられる。
【0045】本発明の飼料は、リンの消化管吸収、およ
び腎臓における再吸収を阻害または促進する物質、およ
びステロイド等を含有するものが好ましい。飼料原料と
しては、例えば穀物類、そうこう類、植物性油かす類、
動物性飼料原料、その他飼料原料、精製品等があげられ
る。穀物としては、例えばマイロ、小麦、大麦、えん
麦、らい麦、玄米、そば、あわ、きび、ひえ、とうもろ
こし、大豆等があげられる。
び腎臓における再吸収を阻害または促進する物質、およ
びステロイド等を含有するものが好ましい。飼料原料と
しては、例えば穀物類、そうこう類、植物性油かす類、
動物性飼料原料、その他飼料原料、精製品等があげられ
る。穀物としては、例えばマイロ、小麦、大麦、えん
麦、らい麦、玄米、そば、あわ、きび、ひえ、とうもろ
こし、大豆等があげられる。
【0046】そうこう類としては、米、大麦、小麦、お
よびトウモロコシ等のぬか、脱脂ぬか、ふすま、末粉、
胚芽、スクリーニング、およびペレット等があげられ
る。植物性油かす類としては、例えば大豆油かす、きな
粉、あまに油かす、綿実油かす、落花生油かす、サフラ
ワー油かす、やし油かす、パーム油かす、ごま油かす、
ひまわり油かす、なたね油かす、カポック油かす、から
し油かす等があげられる。
よびトウモロコシ等のぬか、脱脂ぬか、ふすま、末粉、
胚芽、スクリーニング、およびペレット等があげられ
る。植物性油かす類としては、例えば大豆油かす、きな
粉、あまに油かす、綿実油かす、落花生油かす、サフラ
ワー油かす、やし油かす、パーム油かす、ごま油かす、
ひまわり油かす、なたね油かす、カポック油かす、から
し油かす等があげられる。
【0047】動物性飼料原料としては、例えば魚粉(北
洋ミール、輸入ミール、ホールミール、沿岸ミール)、
フィッシュソルブル、肉粉、肉骨粉、血粉、分解毛、骨
粉、家畜処理副産物、フェザーミール、蚕よう、脱脂粉
乳、カゼイン、乾燥ホエイ等があげられる。その他飼料
原料としては、植物茎葉類(アルファルファ、ヘイキュ
ーブ、アルファルファリーフミール、ニセアカシア粉末
等)、トウモロコシ加工工業副産物(コーングルテン、
ミール、コーングルテンフィード、コーンステープリカ
ー等)、でんぷん加工品(でんぷん等)、砂糖、発酵工
業産物(酵母、ビールかす、麦芽根、アルコールかす、
しょう油かす等)、農産製造副産物(柑橘加工かす、豆
腐かす、コーヒーかす、ココアかす等)、その他(キャ
ッサバ、そら豆、グアミール、海藻、オキアミ、スピル
リナ、クロレラ、鉱物等)等があげられる。
洋ミール、輸入ミール、ホールミール、沿岸ミール)、
フィッシュソルブル、肉粉、肉骨粉、血粉、分解毛、骨
粉、家畜処理副産物、フェザーミール、蚕よう、脱脂粉
乳、カゼイン、乾燥ホエイ等があげられる。その他飼料
原料としては、植物茎葉類(アルファルファ、ヘイキュ
ーブ、アルファルファリーフミール、ニセアカシア粉末
等)、トウモロコシ加工工業副産物(コーングルテン、
ミール、コーングルテンフィード、コーンステープリカ
ー等)、でんぷん加工品(でんぷん等)、砂糖、発酵工
業産物(酵母、ビールかす、麦芽根、アルコールかす、
しょう油かす等)、農産製造副産物(柑橘加工かす、豆
腐かす、コーヒーかす、ココアかす等)、その他(キャ
ッサバ、そら豆、グアミール、海藻、オキアミ、スピル
リナ、クロレラ、鉱物等)等があげられる。
【0048】精製品としては、タンパク質(カゼイン、
アルブミン等)、アミノ酸、糖質(スターチ、セルロー
ス、しょ糖、グルコース等)、ミネラル、ビタミン等が
あげられる。本発明のオルニチンまたはその塩を有効成
分として含有することを特徴とするクロソ蛋白質発現量
の減少により引きおこされる疾患の治療または予防用の
飼料を動物に摂取させる場合、その摂取量は特に制限が
ないが、動物の体重1kgあたり、一日あたりオルニチ
ンまたはその塩として、0.1mg〜50g、好ましく
は0.5mg〜10gである。この摂取量を1日間〜1
年間、好ましくは2週間〜3ヶ月間、摂取し続ける。但
し、この摂取量はあくまでも目安であり、摂取動物の種
類、年齢、体重等に応じて適宜好適な範囲に調整するこ
とができる。
アルブミン等)、アミノ酸、糖質(スターチ、セルロー
ス、しょ糖、グルコース等)、ミネラル、ビタミン等が
あげられる。本発明のオルニチンまたはその塩を有効成
分として含有することを特徴とするクロソ蛋白質発現量
の減少により引きおこされる疾患の治療または予防用の
飼料を動物に摂取させる場合、その摂取量は特に制限が
ないが、動物の体重1kgあたり、一日あたりオルニチ
ンまたはその塩として、0.1mg〜50g、好ましく
は0.5mg〜10gである。この摂取量を1日間〜1
年間、好ましくは2週間〜3ヶ月間、摂取し続ける。但
し、この摂取量はあくまでも目安であり、摂取動物の種
類、年齢、体重等に応じて適宜好適な範囲に調整するこ
とができる。
【0049】また、本願発明の飼料または飲食品には二
価の陽イオン金属を含有する化合物およびリンを含有す
る化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合
物を含むものが好ましい。二価の陽イオン金属として
は、例えばカルシウム、マグネシウムおよび亜鉛が好ま
しくマグネシウム、亜鉛がより好ましく、亜鉛が特に好
ましい。
価の陽イオン金属を含有する化合物およびリンを含有す
る化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合
物を含むものが好ましい。二価の陽イオン金属として
は、例えばカルシウム、マグネシウムおよび亜鉛が好ま
しくマグネシウム、亜鉛がより好ましく、亜鉛が特に好
ましい。
【0050】該金属を含有する化合物としては、例え
ば、有機金属塩、無機金属塩があげられる。有機金属塩
としては、オロット酸亜鉛等のオロット酸等の有機酸金
属塩、また、無機金属塩としては、塩化マグネシウム、
塩化亜鉛等のハロゲン化金属塩があげられる。リンを含
有する化合物としては、例えば無機リン酸塩およびリン
酸エステル等があげられる。無機リン酸塩としては、た
とえばリン酸塩(PO4 3-)、リン酸水素塩(HP
O4 2-)リン酸二水素塩(H2PO4 -)、二リン酸塩(P
2O7 4-)、二リン酸二水素塩(H2O7P2 2-)、三リン
酸塩(P3O10 5-)、四リン酸塩(P 4O13 6-)、メタリ
ン酸塩(PO3 -)、亜リン酸塩(HPO3 2-)、次リン
酸塩(P2O6 4-)、次亜リン酸塩(PH2O2 -)、ヒド
ロキシアパタイトなどがあげられる。また、リン酸エス
テルとしては加水分解時に無機リン酸を遊離するアデノ
シン三リン酸、フィチン酸などがあげられる。
ば、有機金属塩、無機金属塩があげられる。有機金属塩
としては、オロット酸亜鉛等のオロット酸等の有機酸金
属塩、また、無機金属塩としては、塩化マグネシウム、
塩化亜鉛等のハロゲン化金属塩があげられる。リンを含
有する化合物としては、例えば無機リン酸塩およびリン
酸エステル等があげられる。無機リン酸塩としては、た
とえばリン酸塩(PO4 3-)、リン酸水素塩(HP
O4 2-)リン酸二水素塩(H2PO4 -)、二リン酸塩(P
2O7 4-)、二リン酸二水素塩(H2O7P2 2-)、三リン
酸塩(P3O10 5-)、四リン酸塩(P 4O13 6-)、メタリ
ン酸塩(PO3 -)、亜リン酸塩(HPO3 2-)、次リン
酸塩(P2O6 4-)、次亜リン酸塩(PH2O2 -)、ヒド
ロキシアパタイトなどがあげられる。また、リン酸エス
テルとしては加水分解時に無機リン酸を遊離するアデノ
シン三リン酸、フィチン酸などがあげられる。
【0051】飼料または飲食品中の二価の陽イオン金属
を含有する化合物中の金属濃度としては、飼料または飲
食品中の他の成分、例えばリン濃度等により変化する
が、例えば金属濃度として飼料または飲食品中の乾燥重
量あたり0.001重量%〜5重量%が好ましく、0.
01重量%〜2重量%がより好ましく、0.1重量%〜
1重量%が特に好ましい。クロソ蛋白質発現量の減少に
伴う疾患の治療または予防には、0.1〜5重量%が好
ましく、0.2〜2重量%がより好ましい。
を含有する化合物中の金属濃度としては、飼料または飲
食品中の他の成分、例えばリン濃度等により変化する
が、例えば金属濃度として飼料または飲食品中の乾燥重
量あたり0.001重量%〜5重量%が好ましく、0.
01重量%〜2重量%がより好ましく、0.1重量%〜
1重量%が特に好ましい。クロソ蛋白質発現量の減少に
伴う疾患の治療または予防には、0.1〜5重量%が好
ましく、0.2〜2重量%がより好ましい。
【0052】飼料または飲食品中のリンを含有する化合
物の濃度としては、飼料または飲食品中の他の成分、例
えば二価の陽イオン金属濃度等により変化するが、例え
ばリン濃度として乾燥重量あたり0.001重量%〜5
重量%が好ましく、0.01重量%〜2重量%がより好
ましく、0.1重量%〜1重量%が特に好ましい。クロ
ソ蛋白質の発現量の減少に伴う疾患の治療または予防に
は、0.001〜1.0重量%が好ましく、0.01〜
0.6重量%がより好ましい。
物の濃度としては、飼料または飲食品中の他の成分、例
えば二価の陽イオン金属濃度等により変化するが、例え
ばリン濃度として乾燥重量あたり0.001重量%〜5
重量%が好ましく、0.01重量%〜2重量%がより好
ましく、0.1重量%〜1重量%が特に好ましい。クロ
ソ蛋白質の発現量の減少に伴う疾患の治療または予防に
は、0.001〜1.0重量%が好ましく、0.01〜
0.6重量%がより好ましい。
【0053】特に、クロソ蛋白質発現量の減少により引
きおこされる疾患の治療または予防には、無機リン酸塩
(PO4 3-)の形態にあるリン濃度は、飼料または飲食
品中に乾燥重量として0.001重量%〜0.8重量%
含有するものが好ましく、0.01重量%〜0.7重量
%がより好ましく、0.1重量%〜0.65重量%が特
に好ましい。
きおこされる疾患の治療または予防には、無機リン酸塩
(PO4 3-)の形態にあるリン濃度は、飼料または飲食
品中に乾燥重量として0.001重量%〜0.8重量%
含有するものが好ましく、0.01重量%〜0.7重量
%がより好ましく、0.1重量%〜0.65重量%が特
に好ましい。
【0054】飼料または飲食品中の二価の陽イオン金属
濃度およびリン濃度は、乾燥飼料または飲食品に対する
金属およびリンの重量%であり、飼料または飲食品中の
金属およびリン濃度は公知の方法で測定できる。本発明
のオルニチンまたはその塩を有効成分として含有するこ
とを特徴とする動物のクロソ蛋白質発現量の減少により
引きおこされる疾患の治療または予防用の飼料は、特
に、クロソ変異ホモ動物用の飼料として用いるのが好ま
しく、クロソ変異ホモ動物に摂取させることにより該ク
ロソ変異ホモ動物の早期老化様症の発症を治療または予
防することができる。
濃度およびリン濃度は、乾燥飼料または飲食品に対する
金属およびリンの重量%であり、飼料または飲食品中の
金属およびリン濃度は公知の方法で測定できる。本発明
のオルニチンまたはその塩を有効成分として含有するこ
とを特徴とする動物のクロソ蛋白質発現量の減少により
引きおこされる疾患の治療または予防用の飼料は、特
に、クロソ変異ホモ動物用の飼料として用いるのが好ま
しく、クロソ変異ホモ動物に摂取させることにより該ク
ロソ変異ホモ動物の早期老化様症の発症を治療または予
防することができる。
【0055】クロソ変異ホモ動物の早期老化様症の治療
または予防剤、並びにクロソ変異ホモ動物の早期老化様
症の治療または予防用飼料は、例えばクロソ変異ホモ動
物の寿命を延長させる目的、クロソ変異ホモ動物に特有
の老化様症状の発症を抑制もしくは軽減化させる目的、
繁殖能力を付与する目的またはクロソ蛋白質発現量を調
節する目的等クロソ変異ホモ動物の早期老化様症の治療
または予防の目的のために使用できる。
または予防剤、並びにクロソ変異ホモ動物の早期老化様
症の治療または予防用飼料は、例えばクロソ変異ホモ動
物の寿命を延長させる目的、クロソ変異ホモ動物に特有
の老化様症状の発症を抑制もしくは軽減化させる目的、
繁殖能力を付与する目的またはクロソ蛋白質発現量を調
節する目的等クロソ変異ホモ動物の早期老化様症の治療
または予防の目的のために使用できる。
【0056】本発明は、寿命が延長された状態のクロソ
変異ホモ動物、病態発症が抑制もしくは軽減された状態
のクロソ変異ホモ動物、繁殖能力を獲得したクロソ変異
ホモ動物またはクロソ蛋白質発現量が調節された動物を
提供する。また、本発明は上記方法で得られる加齢(成
熟)した該病態発症が抑制もしくは軽減された状態であ
ったクロソ変異ホモ動物であり、再度病態が発症してい
る加齢(成熟)したクロソ変異ホモ動物を提供する。こ
れらはいずれも病態を発症しているクロソ変異ホモ動物
と同様に、老化症状の治療および予防法、老化メカニズ
ムの解析、クロソ遺伝子あるいは蛋白質のメカニズム解
析等の研究に有用な実験材料となる。
変異ホモ動物、病態発症が抑制もしくは軽減された状態
のクロソ変異ホモ動物、繁殖能力を獲得したクロソ変異
ホモ動物またはクロソ蛋白質発現量が調節された動物を
提供する。また、本発明は上記方法で得られる加齢(成
熟)した該病態発症が抑制もしくは軽減された状態であ
ったクロソ変異ホモ動物であり、再度病態が発症してい
る加齢(成熟)したクロソ変異ホモ動物を提供する。こ
れらはいずれも病態を発症しているクロソ変異ホモ動物
と同様に、老化症状の治療および予防法、老化メカニズ
ムの解析、クロソ遺伝子あるいは蛋白質のメカニズム解
析等の研究に有用な実験材料となる。
【0057】本発明のクロソ変異ホモ動物の早期老化症
の治療または予防方法を実施するには、本願発明の治療
もしくは予防剤または本願発明の飼料と必要に応じて他
の飼料または飲料水とを動物に給餌する以外は特に制限
が無く、通常の対象動物を飼育する方法または繁殖させ
る方法で行うことができる。本発明の飼料は離乳以降か
ら連続して給餌することが好ましい。本発明の飼料で飼
育し、成熟期を迎えたクロソ変異ホモ個体は繁殖能力を
獲得しており、ホモ個体同士、雄雌の交配によりホモ個
体の増殖が可能である。
の治療または予防方法を実施するには、本願発明の治療
もしくは予防剤または本願発明の飼料と必要に応じて他
の飼料または飲料水とを動物に給餌する以外は特に制限
が無く、通常の対象動物を飼育する方法または繁殖させ
る方法で行うことができる。本発明の飼料は離乳以降か
ら連続して給餌することが好ましい。本発明の飼料で飼
育し、成熟期を迎えたクロソ変異ホモ個体は繁殖能力を
獲得しており、ホモ個体同士、雄雌の交配によりホモ個
体の増殖が可能である。
【0058】本発明の治療または予防剤並びに本発明の
飼料は3週齢における離乳後から1週間与えることによ
り、その後の発育を充分期待することができ、また、一
旦繁殖能力を獲得したクロソ変異ホモ動物に対しては、
その後は該治療剤または予防剤並びに該飼料を必ずしも
与える必要は無く、通常の飼料を与えることができる。
飼料は3週齢における離乳後から1週間与えることによ
り、その後の発育を充分期待することができ、また、一
旦繁殖能力を獲得したクロソ変異ホモ動物に対しては、
その後は該治療剤または予防剤並びに該飼料を必ずしも
与える必要は無く、通常の飼料を与えることができる。
【0059】該治療または予防剤並びに該飼料を給餌す
る期間としては、離乳以降2日間が好ましく、離乳以降
1週間がより好ましく、離乳以降、クロソ変異ホモ動物
以外の通常の対象動物が繁殖可能な時期となるまでがと
くに好ましい。通常の対象動物が繁殖可能な時期は、マ
ウスでは通常生後8週齢前後からなので、離乳以降、8
〜15週後まで該飼料を給餌することがより好ましい。
繁殖能力を獲得したクロソ変異ホモ動物は、遺伝的にホ
モであり、得られる子孫は全てクロソ変異ホモ動物とな
ることから、繁殖親として好適に用いることができる。
また、クロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を誘導ま
たは促進させることができる飼料を給餌することによ
り、加齢(成熟)したクロソ変異ホモ動物による老化様
病態モデル動物が提供される。ここで、クロソ変異ホモ
動物の老化様症状の発症を誘導または促進させることが
できる飼料とは、クロソ変異ホモ動物の老化様症状を誘
導または促進させることができる飼料であれば何でも構
わないが、例えばCE2、OA2(日本クレア社製)な
どがあげられる。また、カゼイン20重量部、ラード5
重量部、コーン油1重量部、ショ糖20重量部、セルロ
ース5重量部、塩化コリン0.2重量部、AIN−76
組成ビタミン混合物1重量部、リン酸二水素カリウム
4.85重量部、AIN−76組成ミネラル混合物3.
5重量部、ならびにコーンスターチ39.45重量部を
均一に混和することによって作成することができる粉末
飼料を用いてもよい。
る期間としては、離乳以降2日間が好ましく、離乳以降
1週間がより好ましく、離乳以降、クロソ変異ホモ動物
以外の通常の対象動物が繁殖可能な時期となるまでがと
くに好ましい。通常の対象動物が繁殖可能な時期は、マ
ウスでは通常生後8週齢前後からなので、離乳以降、8
〜15週後まで該飼料を給餌することがより好ましい。
繁殖能力を獲得したクロソ変異ホモ動物は、遺伝的にホ
モであり、得られる子孫は全てクロソ変異ホモ動物とな
ることから、繁殖親として好適に用いることができる。
また、クロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を誘導ま
たは促進させることができる飼料を給餌することによ
り、加齢(成熟)したクロソ変異ホモ動物による老化様
病態モデル動物が提供される。ここで、クロソ変異ホモ
動物の老化様症状の発症を誘導または促進させることが
できる飼料とは、クロソ変異ホモ動物の老化様症状を誘
導または促進させることができる飼料であれば何でも構
わないが、例えばCE2、OA2(日本クレア社製)な
どがあげられる。また、カゼイン20重量部、ラード5
重量部、コーン油1重量部、ショ糖20重量部、セルロ
ース5重量部、塩化コリン0.2重量部、AIN−76
組成ビタミン混合物1重量部、リン酸二水素カリウム
4.85重量部、AIN−76組成ミネラル混合物3.
5重量部、ならびにコーンスターチ39.45重量部を
均一に混和することによって作成することができる粉末
飼料を用いてもよい。
【0060】本発明において、クロソ蛋白質発現量の調
節された動物あるいは発症がコントロールされた動物と
は、通常では成熟し得ないクロソ変異動物を一定期間ク
ロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を抑制または軽減
させることができる飼料で飼育し発育させた後、途中か
ら飼料組成をクロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を
誘導または促進させることができる飼料に変更し、個体
が加齢(成熟)した段階でクロソ蛋白質を減少あるいは
クロソ変異症状を発症させたもの、また、すでにクロソ
変異症状が見られた後にクロソ変異ホモ動物の老化様症
状の発症を抑制または軽減させることができる飼料によ
り回復したもの、さらに、野生型あるいはクロソ変異ヘ
テロ動物に対してクロソ変異ホモ動物の老化様症状の発
症を抑制もしくは軽減または誘導もしくは促進させるこ
とができる複数の飼料を様々な期間様々の組合せで給餌
し飼育しクロソ遺伝子が減少あるいは上昇したものをい
う。
節された動物あるいは発症がコントロールされた動物と
は、通常では成熟し得ないクロソ変異動物を一定期間ク
ロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を抑制または軽減
させることができる飼料で飼育し発育させた後、途中か
ら飼料組成をクロソ変異ホモ動物の老化様症状の発症を
誘導または促進させることができる飼料に変更し、個体
が加齢(成熟)した段階でクロソ蛋白質を減少あるいは
クロソ変異症状を発症させたもの、また、すでにクロソ
変異症状が見られた後にクロソ変異ホモ動物の老化様症
状の発症を抑制または軽減させることができる飼料によ
り回復したもの、さらに、野生型あるいはクロソ変異ヘ
テロ動物に対してクロソ変異ホモ動物の老化様症状の発
症を抑制もしくは軽減または誘導もしくは促進させるこ
とができる複数の飼料を様々な期間様々の組合せで給餌
し飼育しクロソ遺伝子が減少あるいは上昇したものをい
う。
【0061】該飼料中成分を切替えるタイミングおよび
その飼料成分自体を変化させることにより、動物のクロ
ソ蛋白質の発現レベル、発症の度合い、寿命などをさま
ざまに調節することが出来る。以下に本発明の実施例を
示す。なお、下記実施例で使用する化合物は、下記製造
会社のものを用いた。
その飼料成分自体を変化させることにより、動物のクロ
ソ蛋白質の発現レベル、発症の度合い、寿命などをさま
ざまに調節することが出来る。以下に本発明の実施例を
示す。なお、下記実施例で使用する化合物は、下記製造
会社のものを用いた。
【0062】ラード(キシダ化学社製)、コーン油(ナ
カライテスク社製)、ショ糖(キシダ化学社製)、セル
ロース(オリエンタル酵母社製)、カゼイン(オリエン
タル酵母社製)、塩化コリン(キシダ化学社製)、ビタ
ミン混合物(AIN−76、オリエンタル酵母社製)、
ミネラル混合物(AIN−76、オリエンタル酵母社
製)、コーンスターチ(キシダ化学社製)、リン酸二水
素カリウム(キシダ化学社製)。
カライテスク社製)、ショ糖(キシダ化学社製)、セル
ロース(オリエンタル酵母社製)、カゼイン(オリエン
タル酵母社製)、塩化コリン(キシダ化学社製)、ビタ
ミン混合物(AIN−76、オリエンタル酵母社製)、
ミネラル混合物(AIN−76、オリエンタル酵母社
製)、コーンスターチ(キシダ化学社製)、リン酸二水
素カリウム(キシダ化学社製)。
【0063】
【実施例】実施例1
60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量部、コーン油1
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。カゼイン
20重量部のおよそ半分量に対し塩化コリン0.2重量
部、ビタミン混合物1重量部、オルニチン塩酸塩2重量
部ならびにリン酸二水素カリウム0.9重量部を乳鉢を
用いて希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイ
ン20重量部の残り、およびコーンスターチ41.4重
量部を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあ
らかじめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキ
サーを用いて10分間程度処理することで均一に混和
し、粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含量は0.7
7重量%であった。
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。カゼイン
20重量部のおよそ半分量に対し塩化コリン0.2重量
部、ビタミン混合物1重量部、オルニチン塩酸塩2重量
部ならびにリン酸二水素カリウム0.9重量部を乳鉢を
用いて希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイ
ン20重量部の残り、およびコーンスターチ41.4重
量部を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあ
らかじめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキ
サーを用いて10分間程度処理することで均一に混和
し、粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含量は0.7
7重量%であった。
【0064】比較例1
60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量部、コーン油1
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
【0065】カゼイン20重量部のおよそ半分量に対し
塩化コリン0.2重量部、ビタミン混合物1重量部、な
らびにリン酸二水素カリウム0.9重量部を乳鉢を用い
て希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン2
0重量部の残りおよびコーンスターチ43.4重量部
を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したもの、およびあら
かじめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキサ
ーを用いて10分間程度処理することで均一に混和し、
粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含量は0.77重
量%であった。
塩化コリン0.2重量部、ビタミン混合物1重量部、な
らびにリン酸二水素カリウム0.9重量部を乳鉢を用い
て希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン2
0重量部の残りおよびコーンスターチ43.4重量部
を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したもの、およびあら
かじめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキサ
ーを用いて10分間程度処理することで均一に混和し、
粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含量は0.77重
量%であった。
【0066】実施例2
60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量部、コーン油1
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
【0067】カゼイン20重量部のおよそ半分量に対し
塩化コリン0.2重量部、ビタミン混合物1重量部、な
らびにオルニチン塩酸塩2重量部を乳鉢を用いて希釈し
た。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン20重量部
の残り、およびコーンスターチ41.4重量部を、あら
かじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらかじめボー
ル中で作製した混合物とともに、自動ミキサーを用いて
10分間程度処理することで均一に混和し、粉末飼料を
調製した。本飼料中のリン含量は0.57重量%とな
る。
塩化コリン0.2重量部、ビタミン混合物1重量部、な
らびにオルニチン塩酸塩2重量部を乳鉢を用いて希釈し
た。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン20重量部
の残り、およびコーンスターチ41.4重量部を、あら
かじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらかじめボー
ル中で作製した混合物とともに、自動ミキサーを用いて
10分間程度処理することで均一に混和し、粉末飼料を
調製した。本飼料中のリン含量は0.57重量%とな
る。
【0068】比較例2
60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量部、コーン油1
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。
【0069】カゼイン20重量部のおよそ半分量に対し
塩化コリン0.2重量部、ならびにビタミン混合物1重
量部を乳鉢を用いて希釈した。ミネラル混合物3.5重
量部、カゼイン20重量部の残りおよびコーンスターチ
44.3重量部を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したも
の、およびあらかじめボール中で作製した混合物ととも
に、自動ミキサーを用いて10分間程度処理することで
均一に混和し、粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含
量は0.57重量%であった。
塩化コリン0.2重量部、ならびにビタミン混合物1重
量部を乳鉢を用いて希釈した。ミネラル混合物3.5重
量部、カゼイン20重量部の残りおよびコーンスターチ
44.3重量部を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したも
の、およびあらかじめボール中で作製した混合物ととも
に、自動ミキサーを用いて10分間程度処理することで
均一に混和し、粉末飼料を調製した。本飼料中のリン含
量は0.57重量%であった。
【0070】実施例3
京都大学大学院医学研究科病理系腫瘍生物学講座より分
与されたクロソ変異ヘテロマウスのひとつがいを交配
し、クロソ変異を有するマウスを増殖した。PCR法に
よりクロソ変異ホモ接合体、クロソ変異ヘテロ接合体、
および野生型を確認した。クロソ変異ホモ接合体の雄を
実施例1あるいは比較例1で製造した飼料で飼育し、経
時的に体重を測定した(個体数、各群4頭)。粉末飼料
は、市販の粉末給餌器(夏目製作所社製:KN−675
No.4)を用いて、水はフィルターを通した水道水
を自由摂取で与えた。飼育室は室温24±1℃、湿度5
5±10%のSPF(specific pathogen free)環境と
した。その結果を第1表に示す。なおクロソ蛋白質の発
現レベルは比較例1の飼料を与えられ、6週齢まで飼育
した群の平均値を100とした相対値で示した。
与されたクロソ変異ヘテロマウスのひとつがいを交配
し、クロソ変異を有するマウスを増殖した。PCR法に
よりクロソ変異ホモ接合体、クロソ変異ヘテロ接合体、
および野生型を確認した。クロソ変異ホモ接合体の雄を
実施例1あるいは比較例1で製造した飼料で飼育し、経
時的に体重を測定した(個体数、各群4頭)。粉末飼料
は、市販の粉末給餌器(夏目製作所社製:KN−675
No.4)を用いて、水はフィルターを通した水道水
を自由摂取で与えた。飼育室は室温24±1℃、湿度5
5±10%のSPF(specific pathogen free)環境と
した。その結果を第1表に示す。なおクロソ蛋白質の発
現レベルは比較例1の飼料を与えられ、6週齢まで飼育
した群の平均値を100とした相対値で示した。
【0071】
【表1】
【0072】6週齢時点で観察した場合、オルニチンを
含まない比較例1の飼料で飼育したマウスの群では血糖
値、血清無機リン、体重がそれぞれ164±14mg/
dl、17.1±2.6mg/dl、15.0±3.2
gを示したのに対し、オルニチンを含む実施例1の飼料
を与えた群ではそれぞれ200±31mg/dl、1
4.3±1.6mg/dl、18.7±0.5gを示
し、すなわち、体重と血糖値は高値を、血清リンレベル
は低値を示し、早期老化様症の発症が抑制されている傾
向が示された。また、腎臓におけるクロソ蛋白質の発現
レベルはオルニチンを含まない比較例1の飼料を与えら
れたマウスでは100±75であったのに対し、オルニ
チンを含む実施例1の飼料を与えられたマウスの群では
発現レベルが増加し188±38の値を示した。
含まない比較例1の飼料で飼育したマウスの群では血糖
値、血清無機リン、体重がそれぞれ164±14mg/
dl、17.1±2.6mg/dl、15.0±3.2
gを示したのに対し、オルニチンを含む実施例1の飼料
を与えた群ではそれぞれ200±31mg/dl、1
4.3±1.6mg/dl、18.7±0.5gを示
し、すなわち、体重と血糖値は高値を、血清リンレベル
は低値を示し、早期老化様症の発症が抑制されている傾
向が示された。また、腎臓におけるクロソ蛋白質の発現
レベルはオルニチンを含まない比較例1の飼料を与えら
れたマウスでは100±75であったのに対し、オルニ
チンを含む実施例1の飼料を与えられたマウスの群では
発現レベルが増加し188±38の値を示した。
【0073】この傾向は11週齢においても同様で、オ
ルニチンを含まない比較例1の飼料で飼育したマウスの
群では血糖値、血清無機リン、体重がそれぞれ156±
31mg/dl、13.0±1.7mg/dl、17.
7±1.9gを示したのに対し、オルニチンを含む実施
例1の飼料を与えた群ではそれぞれ178±14mg/
dl、10.5±0.5mg/dl、21.6±1.7
gを示し、早期老化様症の発症の抑制が示された。ま
た、腎臓におけるクロソ蛋白質の発現レベルはオルニチ
ンを含まない比較例1の飼料を与えられたマウスでは1
89±119であったのに対し、オルニチンを含む実施
例1の飼料を与えられたマウスの群では発現レベルが増
加し231±55の値を示した。
ルニチンを含まない比較例1の飼料で飼育したマウスの
群では血糖値、血清無機リン、体重がそれぞれ156±
31mg/dl、13.0±1.7mg/dl、17.
7±1.9gを示したのに対し、オルニチンを含む実施
例1の飼料を与えた群ではそれぞれ178±14mg/
dl、10.5±0.5mg/dl、21.6±1.7
gを示し、早期老化様症の発症の抑制が示された。ま
た、腎臓におけるクロソ蛋白質の発現レベルはオルニチ
ンを含まない比較例1の飼料を与えられたマウスでは1
89±119であったのに対し、オルニチンを含む実施
例1の飼料を与えられたマウスの群では発現レベルが増
加し231±55の値を示した。
【0074】以上のことから、オルニチンにはクロソ変
異ホモ雄マウスの腎臓クロソ蛋白質の発現レベルの上
昇、血糖値上昇、血清無機リンレベル低下、体重増加と
いった効果、すなわち早期老化様症の発症を抑制する効
果のあることが示された。
異ホモ雄マウスの腎臓クロソ蛋白質の発現レベルの上
昇、血糖値上昇、血清無機リンレベル低下、体重増加と
いった効果、すなわち早期老化様症の発症を抑制する効
果のあることが示された。
【0075】実施例4
実施例3と同様の方法によって得られたクロソ変異ホモ
接合体の雌を実施例1あるいは比較例1の飼料で8週齢
まで飼育し、体重を測定した。飼育方法は実施例3と同
様にした。その結果、比較例1の飼料を与えられた群で
は10.9±0.7gであったのに対し、実施例1の飼
料を与えられて飼育された群では14.1±1.7gを
示し、オルニチンを含む飼料を与えられた群で有意に高
値であった(T検定、P<0.05)。雌個体において
もオルニチンの体重増加効果が認められた。
接合体の雌を実施例1あるいは比較例1の飼料で8週齢
まで飼育し、体重を測定した。飼育方法は実施例3と同
様にした。その結果、比較例1の飼料を与えられた群で
は10.9±0.7gであったのに対し、実施例1の飼
料を与えられて飼育された群では14.1±1.7gを
示し、オルニチンを含む飼料を与えられた群で有意に高
値であった(T検定、P<0.05)。雌個体において
もオルニチンの体重増加効果が認められた。
【0076】実施例5
実施例3と同様の方法によって得られたクロソ変異ホモ
接合体の雌を実施例2あるいは比較例2の飼料で6週齢
まで飼育し、体重を測定した。飼育方法は実施例3と同
様にした。その結果、実施例2の飼料を与えられて飼育
された群では16.5±0.7g、比較例2の飼料を与
えられて飼育された群では13.6±1.0gを示し、
オルニチンを含む飼料を与えられた群で有意に高値であ
った(T検定、P<0.01)。実施例4と同様にホモ
雌個体においてオルニチンの体重増加効果が認められ
た。
接合体の雌を実施例2あるいは比較例2の飼料で6週齢
まで飼育し、体重を測定した。飼育方法は実施例3と同
様にした。その結果、実施例2の飼料を与えられて飼育
された群では16.5±0.7g、比較例2の飼料を与
えられて飼育された群では13.6±1.0gを示し、
オルニチンを含む飼料を与えられた群で有意に高値であ
った(T検定、P<0.01)。実施例4と同様にホモ
雌個体においてオルニチンの体重増加効果が認められ
た。
【0077】実施例6
実施例1、比較例1、実施例2および比較例2の飼料を
用いて、実施例3と同様の方法で得られたクロソ変異ホ
モ接合体の雌を4頭ずつ飼育し、寿命を観察した。11
週齢までの間に死亡した頭数は、実施例1および比較例
1の飼料を与えた場合、それぞれ0と2頭であった。ま
た、実施例2および比較例2の飼料を与えた場合、それ
ぞれ1と2頭であった。
用いて、実施例3と同様の方法で得られたクロソ変異ホ
モ接合体の雌を4頭ずつ飼育し、寿命を観察した。11
週齢までの間に死亡した頭数は、実施例1および比較例
1の飼料を与えた場合、それぞれ0と2頭であった。ま
た、実施例2および比較例2の飼料を与えた場合、それ
ぞれ1と2頭であった。
【0078】以上のように、オルニチンを含む飼料を与
えられたマウスの死亡数が減り、寿命が延長することが
示された。
えられたマウスの死亡数が減り、寿命が延長することが
示された。
【0079】実施例7
ビタミンA酢酸13.76重量部、ビタミンE酢酸50
0重量部、ビタミンK 30.5重量部、ビタミンB1塩酸
塩60重量部、ビタミンB260重量部、ビタミンB6塩
酸塩70重量部、ビタミンB120.1重量部、D−ビオ
チン2重量部、葉酸20重量部、パントテン酸カルシウ
ム160重量部、ならびにニコチン酸300重量部を9
8814重量部のショ糖に対して徐々に乳鉢を用いて希
釈しながら均一に混和し、AIN−76に準じた特殊配
合ビタミン混合物を作成した。
0重量部、ビタミンK 30.5重量部、ビタミンB1塩酸
塩60重量部、ビタミンB260重量部、ビタミンB6塩
酸塩70重量部、ビタミンB120.1重量部、D−ビオ
チン2重量部、葉酸20重量部、パントテン酸カルシウ
ム160重量部、ならびにニコチン酸300重量部を9
8814重量部のショ糖に対して徐々に乳鉢を用いて希
釈しながら均一に混和し、AIN−76に準じた特殊配
合ビタミン混合物を作成した。
【0080】60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量
部、コーン油1重量部、ショ糖20重量部およびセルロ
ース5重量部をボール中でゴムへらを用いて均一に混和
した。カゼイン20重量部のおよそ半分量に対し塩化コ
リン0.2重量部、前述の特殊配合ビタミン混合物1重
量部、ならびにオルニチン塩酸塩2重量部を乳鉢を用い
て希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン2
0重量部の残り、およびコーンスターチ42.3重量部
を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらか
じめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキサー
を用いて10分間程度処理することで均一に混和し、粉
末飼料を調製した。
部、コーン油1重量部、ショ糖20重量部およびセルロ
ース5重量部をボール中でゴムへらを用いて均一に混和
した。カゼイン20重量部のおよそ半分量に対し塩化コ
リン0.2重量部、前述の特殊配合ビタミン混合物1重
量部、ならびにオルニチン塩酸塩2重量部を乳鉢を用い
て希釈した。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン2
0重量部の残り、およびコーンスターチ42.3重量部
を、あらかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらか
じめボール中で作製した混合物とともに、自動ミキサー
を用いて10分間程度処理することで均一に混和し、粉
末飼料を調製した。
【0081】比較例3
60℃の湯浴中で溶かしたラード5重量部、コーン油1
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。カゼイン
20重量部のおよそ半分量に対し塩化コリン0.2重量
部、オロット酸亜鉛0.25重量部ならびにAIN−7
6組成のビタミン混合物1重量部を乳鉢を用いて希釈し
た。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン20重量部
の残り、およびコーンスターチ44.05重量部を、あ
らかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらかじめボ
ール中で作製した混合物とともに、自動ミキサーを用い
て10分間処理することで均一に混和し、粉末飼料を調
製した。
重量部、ショ糖20重量部およびセルロース5重量部を
ボール中でゴムへらを用いて均一に混和した。カゼイン
20重量部のおよそ半分量に対し塩化コリン0.2重量
部、オロット酸亜鉛0.25重量部ならびにAIN−7
6組成のビタミン混合物1重量部を乳鉢を用いて希釈し
た。ミネラル混合物3.5重量部、カゼイン20重量部
の残り、およびコーンスターチ44.05重量部を、あ
らかじめ乳鉢を用いて希釈したものおよびあらかじめボ
ール中で作製した混合物とともに、自動ミキサーを用い
て10分間処理することで均一に混和し、粉末飼料を調
製した。
【0082】実施例8
クロソ変異ホモマウスの雄を比較例3の飼料を用いて、
雌を実施例7もしくは比較例2の飼料を用いて8週齢ま
でそれぞれ飼育した。これらの雄雌を交配させ、雌の繁
殖成績を実施例7と比較例2の飼料間で比較した。な
お、交配の間、雄は雌のケージに移されたため、それぞ
れの雌の飼料を摂取した。
雌を実施例7もしくは比較例2の飼料を用いて8週齢ま
でそれぞれ飼育した。これらの雄雌を交配させ、雌の繁
殖成績を実施例7と比較例2の飼料間で比較した。な
お、交配の間、雄は雌のケージに移されたため、それぞ
れの雌の飼料を摂取した。
【0083】比較例2の飼料を摂取した母親4匹は、妊
娠し、合計で16匹の新生児の出産した。しかしこれら
の新生児は、いずれも出産後2日目までに全て死亡し
た。すなわち、比較例2の飼料を用いて飼育した場合、
総出産仔数に対する離乳率は0%であった。一方、実施
例7の飼料を用いて飼育した母親6匹も妊娠し、合計1
2匹の新生児を出産した。実施例7の飼料を用いて母親
を飼育した場合、12匹のうち8匹が3週齢まで発育し
離乳したことから、離乳率は67%であった。産まれた
子供を100%離乳させることの出来る母親は6匹中3
匹であった。以上より、オルニチンを摂取させることに
より、母親の繁殖成績が向上することが示された。
娠し、合計で16匹の新生児の出産した。しかしこれら
の新生児は、いずれも出産後2日目までに全て死亡し
た。すなわち、比較例2の飼料を用いて飼育した場合、
総出産仔数に対する離乳率は0%であった。一方、実施
例7の飼料を用いて飼育した母親6匹も妊娠し、合計1
2匹の新生児を出産した。実施例7の飼料を用いて母親
を飼育した場合、12匹のうち8匹が3週齢まで発育し
離乳したことから、離乳率は67%であった。産まれた
子供を100%離乳させることの出来る母親は6匹中3
匹であった。以上より、オルニチンを摂取させることに
より、母親の繁殖成績が向上することが示された。
【発明の効果】本発明により、クロソ蛋白質発現量の減
少により引きおこされる疾患の治療または予防剤、クロ
ソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療
または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物
の早期老化様症状の治療または予防剤、クロソ変異ホモ
動物の早期老化様症状の治療または予防用の飼料または
飲食品、クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療ま
たは予防方法を提供することができる。
少により引きおこされる疾患の治療または予防剤、クロ
ソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療
または予防用の飼料または飲食品、クロソ変異ホモ動物
の早期老化様症状の治療または予防剤、クロソ変異ホモ
動物の早期老化様症状の治療または予防用の飼料または
飲食品、クロソ変異ホモ動物の早期老化様症状の治療ま
たは予防方法を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 33/42 A61K 33/42
A61P 43/00 A61P 43/00
171 171
(72)発明者 鍋島 陽一
京都府京都市上京区丸太町通堀川西入西丸
太町173メロディハイム二条城901
Fターム(参考) 2B150 AB10 AE34 AE38 BC01 CA01
CA22 CC01 CC08 CC14 CD10
CD26 CD30 CE09 CE11 CE18
CJ02 CJ08 DA57 DC08 DD49
DD50 DE01 DH04 DH05 DH09
4B018 MD19 ME10 MF08
4C086 AA01 AA02 DA34 HA03 HA04
HA19 MA01 MA03 MA04 MA52
NA09 NA10 NA14 ZC41 ZC52
4C206 AA01 AA02 FA53 JB02 KA11
MA01 MA03 MA04 MA72 NA09
NA10 NA14 ZC41 ZC52
Claims (10)
- 【請求項1】 オルニチンまたはその塩を有効成分とし
て含有することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋
白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療また
は予防剤。 - 【請求項2】 疾患が、老化にともなうものである請求
項1記載の治療または予防剤。 - 【請求項3】 オルニチンまたはその塩を有効成分とし
て含有することを特徴とする動物またはヒトのクロソ蛋
白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療また
は予防用の飼料または飲食品。 - 【請求項4】 二価の陽イオン金属を含有する化合物お
よびリンを含有する化合物からなる群から選ばれる少な
くとも一種の化合物を含むものである請求項3記載の飼
料または飲食品。 - 【請求項5】 疾患が、老化にともなうものである請求
項3または4記載の治療または予防用の飼料または飲食
品。 - 【請求項6】 オルニチンまたはその塩を有効成分とし
て含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期
老化様症の治療または予防剤。 - 【請求項7】 オルニチンまたはその塩を有効成分とし
て含有することを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期
老化様症の治療または予防用の飼料。 - 【請求項8】 二価の陽イオン金属を含有する化合物お
よびリンを含有する化合物からなる群から選ばれる少な
くとも1つの化合物を含むものである請求項7記載の飼
料。 - 【請求項9】 請求項7または8記載の飼料を摂取させ
ることを特徴とするクロソ変異ホモ動物の早期老化様症
の治療または予防方法。 - 【請求項10】 動物が、クロソ変異ホモマウスである
請求項9記載の治療または予防方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002369185A JP2003246728A (ja) | 2001-12-21 | 2002-12-20 | クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001-389912 | 2001-12-21 | ||
| JP2001389912 | 2001-12-21 | ||
| JP2002369185A JP2003246728A (ja) | 2001-12-21 | 2002-12-20 | クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003246728A true JP2003246728A (ja) | 2003-09-02 |
| JP2003246728A5 JP2003246728A5 (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=28677010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002369185A Pending JP2003246728A (ja) | 2001-12-21 | 2002-12-20 | クロソ蛋白質発現量の減少により引きおこされる疾患の治療または予防剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003246728A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031375A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 肌質改善用経口剤 |
| JP2017019726A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 佐々木食品工業株式会社 | Elovl6阻害、NASHの予防又は治療並びにインスリン抵抗性改善用組成物 |
| JPWO2021200996A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | ||
| WO2026038577A1 (ja) * | 2024-08-15 | 2026-02-19 | 太陽化学株式会社 | 飲食品摂取後の血中アミノ酸または消化管ホルモン濃度制御用組成物 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369185A patent/JP2003246728A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031375A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 肌質改善用経口剤 |
| JP2017019726A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 佐々木食品工業株式会社 | Elovl6阻害、NASHの予防又は治療並びにインスリン抵抗性改善用組成物 |
| JPWO2021200996A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | ||
| WO2021200996A1 (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 味の素株式会社 | 骨強度低下の予防又は改善用組成物 |
| WO2026038577A1 (ja) * | 2024-08-15 | 2026-02-19 | 太陽化学株式会社 | 飲食品摂取後の血中アミノ酸または消化管ホルモン濃度制御用組成物 |
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|
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