JP2003247828A - 角速度センサ - Google Patents
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Abstract
行う。 【解決手段】 発振回路40により特定方向に振動する
振動子30に、角速度が加わると、これにコリオリ力が
作用し、前記特定方向の振動とは直交する方向の振動が
生まれ、この振動により発生する電荷が検出電極32
a,32bで検出される。検出された電荷は、角速度検
出回路60により電圧に変換され、角速度検出信号S6
4が出力される。I/V変換回路41の出力電圧S41
は、位相シフト回路46で位相が45°だけ進み、基準
信号S46が出力される。信号S63は、位相シフト回
路71で位相が45°だけ遅れ、出力信号S71が出力
される。同期検波回路72では、信号S46に基づき、
信号S71を同期検波して検波信号S72を出力する。
信号S72は、DC化出力回路73でDCに変換され、
角速度に応じたDC検出信号Soutが出力される。
Description
子等の圧電振動子や、シリコン振動子等を用いて構成さ
れた振動式角速度センサ等において、周囲の温度変化に
対して角速度検出精度を向上させた、温度特性に優れる
角速度センサに関するものである。
術としては、例えば、次のような文献に記載されるもの
があった。 文献1;特許第2781161号公報(米国、優先日19
94年9月15日) 文献2;特開平11−44540号公報(出願日1997年
7月25日) 文献3;特開平2001−82964号公報(出願日19
99年12月3日)
の角速度センサの概略の構成図、及び図3は図2中の位
相シフト回路の回路図である。又、図4は図2の動作波
形図である。
1として圧電振動子(例えば、音叉型水晶振動子)を用
いた場合、この振動子1の表面の所定の箇所に励振用の
+側駆動電極2a、−側駆動電極2b、及びコリオリ力
検出用の+側検出電極3a、−側検出電極3b等が設け
られる。+側駆動電極2a及び−側駆動電極2bには、
振動子1を振動させるための交流(以下「AC」とい
う。)の駆動信号である駆動電圧Vaを供給する発振回
路10が接続される。又、+側検出電極3a及び−側検
出電極3bには、振動子1に加わる角速度に比例する直
流(以下「DC」という。)電圧の検出信号Soutを
出力するコリオリ力検出回路20が接続される。
bに発振回路10からAC駆動電圧Vaが印加される
と、この振動子1がX軸に沿ってB方向に所定の周波数
で振動する。Y軸の回りに角速度ωが加わると、X軸と
直交するZ軸方向にコリオリ力F(=2mvω、但し、
vは振動子1の振動速度)が発生する。コリオリ力Fは
角速度ωの大きさに比例して定まることから、+側検出
電極3a、−側検出電極3b及びコリオリ力検出回路2
0により、コリオリ力Fを振動子1の歪み変位量として
検出することで、この振動子1の角速度ωの大きさを求
めることができる。
極2aの出力電流は、電流/電圧(以下「I/V」とい
う。)変換回路11で電圧に変換され、この電圧が自動
利得制御(以下「AGC」という。)回路12でゲイン
が制御され、バッファ増幅器(以下この「増幅器」を
「アンプ」という。)等を介してAC駆動電圧Vaが−
側駆動電極2bに供給され、振動子1が振動する。
1に角速度が加わると、この振動子1にコリオリ力Fが
発生し、これに応じた電流が検出電極3a,3bから出
力される。この出力電流は、コリオリ力検出回路20内
のI/V変換回路21で電圧に変換され、この出力電圧
S21が位相シフト回路22へ送られる。
に、I/V変換回路21の出力側に接続された入力ノー
ド22aが、抵抗22bを介して出力ノード22dに接
続されている。出力ノード22dは、コンデンサ22c
を介して接地電位ノード(以下「GND」という。)に
接続されている。I/V変換回路21の出力電圧S21
は、振動子1の特性から、AC駆動電圧Vaに対して位
相が90°遅れる。そこで、AC駆動電圧Vaに同期さ
せるために、抵抗22b及びコンデンサ22cからなる
位相シフト回路22により、I/V変換回路21の出力
電圧S21の位相を90°遅らせ、この出力電圧S22
を同期検波回路23へ送る。
向(即ち、回転方向であり、図4の出力電圧S21の波
形は右回転を示し、この波形の位相が180°ずれると
左回転となる。)を知るために、I/V変換回路11の
出力電圧に基づき、位相シフト回路22の出力電圧S2
2を同期検波して、図4に示すような同一極性の検波信
号S23を出力する。この検波信号S23は、ローパス
フィルタ(以下「LPF」という。)24でDC変換さ
れ、振動子1に加えられた角速度ωに比例したDC検出
信号Soutが出力される。
例えば、車両や航空機等に搭載し、この走行あるいは飛
行軌跡を記録したり、旋回時に発生するヨーレイトを検
出することが行われている。角速度センサをロボットに
搭載し、この姿勢制御等にも応用されている。又、最近
では、ごく一般的なカーナビゲーション等での車両位置
検知や、カメラ等の手振れ検出等のためにも搭載されて
いる。
文献1、2等に記載されたような角速度センサでは、次
のような課題があった。従来の角速度センサでは、コリ
オリ力検出回路20側に位相シフト回路22を設け、I
/V変換回路11の出力電圧に対して同期をとった後、
同期検波回路23で検波している。ところが、角速度セ
ンサの小型化や軽量化を図るために、集積回路(以下
「IC」という。)化した場合、同期をとるために設け
た位相シフト回路22内の特に抵抗22bが、周囲の温
度変化に対して抵抗値が変化しやすいので、位相のずれ
が生じる。この結果、振動子1の検出電極3a,3bか
ら出力される電流は、微小電流であり、温度変化によっ
て大きな影響を受け、DC検出信号Soutの精度が低
下するという問題がある。
4の出力側に温度補正回路を設けて温度補償を行うこと
がある。しかし、LPF24の出力側に温度補正回路を
設けた場合、この温度補正回路の入力側全ての温度変化
の悪影響を補正しなければならないので、回路構成が複
雑になると共に、温度変化による悪影響の発生源を精度
良く補正することが難しいという課題があった。
サでは、振動子としてシリコン基板上に形成した平面振
動体(即ち、シリコン振動子)を用い、AC電圧を印加
してシリコン基板上の電極間に静電力を発生させ、この
静電力により平面振動体を振動させる。振動する平面振
動体に角速度が加わると、前記振動方向に対して直交す
る方向にコリオリ力が発生して平面振動体がコリオリ力
の方向に振動するので、この振動振幅の大きさに対応す
る電気信号を検出して角速度の大きさを検知するもので
ある。このようなシリコン振動子を用いた角速度セン
サ、あるいはその他の角速度センサにおいても、上記の
ような問題が生じる。
を解決し、温度変化による悪影響の発生源で、これを除
去することにより、比較的簡単な回路構成で、的確に温
度補償が行える角速度センサを提供することを目的とす
る。
に、本発明のうちの第1の発明は、角速度センサにおい
て、AC駆動信号を出力する発振回路と、前記駆動信号
により駆動され、角速度の大きさと方向に応じて振幅が
変化し、かつ該駆動信号に対して位相が90°遅れたA
C信号を出力する振動子と、前記AC信号の位相を45
°だけ遅らせる第1の位相シフト回路と、前記駆動信号
の位相を45°だけ進ませ、前記第1の位相シフト回路
の出力信号に同期させた基準信号を出力する第2の位相
シフト回路と、前記基準信号に基づき、前記第1の位相
シフト回路の出力信号を同期検波して同一極性の検波信
号を出力する同期検波回路と、前記検波信号をDCに変
換して前記角速度に応じたDC検出信号を出力するDC
化出力回路とを備えている。
出力されると、振動子が振動する。発振回路の駆動信号
により、振動子が一定の周波数で特定方向に振動してい
る時、この振動子に角速度が加わると、振動方向に対し
て直交する方向に、角速度の大きさに比例したコリオリ
力が発生し、該振動子から、駆動信号に対して位相が9
0°遅れた交流信号が出力される。交流信号は、第1の
位相シフト回路によって位相が45°だけ遅れ、同期検
波回路へ送られる。駆動信号は、第2の位相シフト回路
によって位相が45°だけ進み、第1の位相シフト回路
の出力信号に同期した基準信号が、該第2の位相シフト
回路から出力され、同期検波回路へ送られる。
(回転方向)を知るために、基準信号に基づき、第1の
位相シフト回路の出力信号を同期検波して同一極性の検
波信号を出力する。この検波信号は、DC化出力回路に
より、DCに変換され、角速度に応じたDC検出信号が
出力される。ここで、例えば、第1及び第2の位相シフ
ト回路を抵抗及びコンデンサ等で構成した場合、周囲の
温度変化に対して抵抗値等が変化して位相のずれが生じ
るが、このような位相のずれが生じても、これが第1及
び第2の位相シフト回路で相殺され、温度変化による悪
影響が発生源で消去されることになる。
において、前記第1の位相シフト回路は、前記AC信号
の位相を(+45°−α/2)(但し、α=(φ1−φ
2)/2、φ1は振動子から第1の位相シフト回路まで
の位相のずれ、φ2は振動子から第2の位相シフト回路
までの位相のずれ)だけ遅らせ、前記第2の位相シフト
回路は、前記駆動信号の位相を(−45°+α/2)だ
け進ませ、前記第1の位相シフト回路の出力信号に同期
させた前記基準信号を出力する構成にしている。
回路までの間に位相がφ1だけずれ、該振動子から第2
の位相シフト回路までの間に位相がφ2だけずれても、
これらのずれが第1のシフト回路によって位相がα/2
だけ進み、第2の位相シフト回路によって位相がα/2
だけ遅れる。このため、位相φ1,φ2のずれが相殺さ
れ、同期検波回路で的確な検波が行える。位相のずれα
/2は、例えば、α/2≦±20°程度まで許容可能で
ある。
度センサにおいて、前記第1の位相シフト回路は、第1
の入力ノードと第1の出力ノードの間に接続された第1
の抵抗と、前記第1の出力ノードと一定電位ノードの間
に接続された第1のコンデンサとで構成し、前記第2の
位相シフト回路は、第2の入力ノードと第2の出力ノー
ドの間に接続され、前記第1のコンデンサと同一容量値
の第2のコンデンサと、前記第2の出力ノードと前記一
定電位ノードの間に接続され、前記第1の抵抗と同一抵
抗値及び同一温度特性の第2の抵抗とで構成している。
及び第2の抵抗の抵抗値が変化しても、これらの変化分
が相殺されるので、第1の位相シフト回路の出力信号と
基準信号との位相のずれが消去される。
の発明の角速度センサにおいて、前記同期検波回路は、
前記第1の位相シフト回路の出力と前記第2の位相シフ
ト回路の出力とを乗算して前記検波信号を生成する構成
にしている。
明の第1の実施形態を示す角速度センサの要部の構成図
である。この角速度センサは、例えば、図2と同様の原
理に基づくものであり、振動子(例えば、音叉型水晶振
動子等の圧電振動子)30を有している。振動子30の
所定箇所には、この振動子30を駆動するための+側駆
動電極31a及び−側駆動電極31bと、該振動子30
に加わる角速度に応じた(例えば、比例した)電荷を検
出するための+側検出電極32a及び−側検出電極32
bとが設けられている。
bには、振動子30の特定方向の振動を励起するための
AC駆動信号(例えば、AC駆動電圧)Vaを該−側駆
動電極31bに供給するための発振回路40が接続され
ている。+側検出電極32a及び−側検出電極32bに
は、振動子30に加わる角速度に比例したDC電圧の検
出信号Soutを出力するコリオリ力検出回路50が接
続されている。
続されたI/V変換回路41を有している。I/V変換
回路41は、+側駆動電極31aの出力電流を電圧に変
換して出力電圧S41を出力する回路であり、カレント
アンプ等で構成されている。I/V変換回路41の出力
端子には、この出力電圧S41の高周波成分を除去する
LPFや、振動子30が起動期間の時にはゲインを大き
くし、この起動期間経過後の安定期間の時にはゲインを
小さくする起動補償回路等を介して、AGC回路42が
接続されている。AGC回路42は、LPFや起動補償
回路等を介して送られてくる出力電圧S41を入力し、
制御電圧S45に基づきゲインが制御される回路であ
り、この回路の出力端子が、バッファアンプ等を介して
−側駆動電極31bに接続されている。
バッファアンプ等を介して第2の位相シフト回路46が
接続されている。位相シフト回路46は、出力電圧S4
1がバッファアンプ等を介して送られてくると、この出
力電圧41の位相を45°だけ進ませ、基準信号S46
を出力してコリオリ力検出回路50へ与える回路であ
る。振動子30の+側駆動電極31aから位相シフト回
路46までの間に位相のずれφ2があるので、この位相
のずれφ2を考慮して、位相シフト回路46では、バッ
ファアンプ等を介して送られてくる出力電圧S41の位
相を、(−45°+α/2)(但し、α/2は位相のず
れであって、例えば、α/2≦±20°程度)だけ進ま
せ、基準信号S46を生成する回路構成にすることが望
ましい。
bに接続されたコリオリ力検出回路50は、該+側検出
電極32a及び−側検出電極32bに接続された角速度
検出回路60を有している。角速度検出回路60は、振
動子30の振動によって検出電極32a,32bから出
力される電荷を入力し、AC信号(例えば、角速度検出
信号)S64を出力する回路であり、この出力端子に第
1の位相シフト回路71が接続されている。
同期させるために、角速度検出信号S64の位相を45
°だけ遅らせて出力信号S71を出力する回路である。
振動子30の検出電極32a,32bから位相シフト回
路71までの間に位相のずれφ1があるので、この位相
のずれφ1を消去するために、位相シフト回路71で
は、角速度検出信号S64の位相を、(+45°−α/
2)だけ遅らせて、出力信号S71を出力する回路構成
にすることが望ましい。位相のずれα/2において、α
=(φ1−φ2)/2であり、例えば、α/2≦±20
°程度である。
検波回路72が接続されている。同期検波回路72は、
振動子30に対して角速度の加わった方向(回転方向)
を知るために、位相シフト回路46から与えられる基準
信号S46に基づき、位相シフト回路71の出力信号S
71を同期検波して同一極性の検波信号S72を出力す
る回路であり、乗算回路等で構成されている。同期検波
回路72の出力端子には、DC化出力回路73が接続さ
れている。DC化出力回路73は、検波信号S72を入
力し、これをDC成分に比例したDC信号に変換し、振
動子30に加えられる角速度に応じたDC検出信号So
utを出力する回路であり、検波信号S72を平滑して
DCに変換するLPFや、感度調整及び0点調整等を行
うアンプ等で構成されている。
は、角速度検出信号S64の波形として、例えば、振動
子30が右回転した時が破線で示されている。振動子3
0が左回転した時の角速度検出信号S64は、右回転し
た時の波形の位相が180°ずれた波形となる。
1の角速度センサの発振回路40の動作(a)と、コリ
オリ力検出回路50の動作(b)とを説明する。 (a)発振回路40の動作 電源電圧を印加すると、AGC回路42から出力される
AC駆動電圧Vaが振動子30の−側駆動電極31bに
与えられ、該振動子30が振動を開始する。振動子30
が振動を開始すると、+側駆動電極31aの出力電流が
I/V変換回路41で電圧に変換され、出力電圧S41
が出力される。この出力電圧S41は、LPFや起動補
償回路等を通して、制御電圧S45によりAGC回路4
2でゲインが制御され、バッファアンプ等を介してAC
駆動電圧Vaが振動子30の−側駆動電極31bに供給
される。振動子30が振動を開始した後、安定期間にな
ると、AGC回路42からバッファアンプ等を介して出
力されるAC駆動電圧Vaにより、振動子30が一定の
周波数で特定方向に振動する。
定の周波数で特定方向の振動を継続すると、I/V変換
回路41の出力電圧S41が、バッファアンプ等を介し
て位相シフト回路46に与えられる。位相シフト回路4
6では、出力電圧S41の位相を45°だけ進ませ、基
準信号S46を生成し、同期検波回路72へ送る。この
位相シフト回路46では、位相のずれα/2を考慮し、
出力電圧S41の位相を(−45°+α/2)だけ進ま
せて基準信号S46を生成した方が、同期検波回路72
での検波精度が向上するので、望ましい。
速度が加わると(図5では、右回転方向に角速度が加わ
った波形が示されている。)、この振動子30にコリオ
リ力Fが作用し、該振動子30の特定方向の振動方向に
対して直交する方向の振動が生まれ、この振動によって
振動子30に発生する電荷が検出電極32a,32bに
よって検出され、この検出電流が検出電極32a,32
bから出力される。この検出電流は、角速度検出回路6
0で電圧に変換され、角速度検出信号S64が出力され
て位相シフト回路71へ送られる。
64の位相を45°だけ遅らせ、出力信号S71を同期
検波回路72へ送る。ここで、位相のずれα/2を考慮
し、位相シフト回路71では、角速度検出信号S64の
位相を(+45°−α/2)だけ遅らせて出力信号S7
1を出力する方が、同期検波回路72での検波精度が向
上するので、望ましい。
方向(回転方向)を知るために、例えば、位相シフト回
路46から与えられる基準信号S46と、位相シフト回
路71の出力信号S71とを乗算することにより、該出
力信号S71を同期検波して同一極性の検波信号S72
を出力する。ここで、位相シフト回路46で出力電圧S
41の位相を(−45°+α/2)だけ進ませ、位相シ
フト回路71で角速度検出信号S64の位相を(+45
°−α/2)だけ遅らせた場合、該位相シフト回路46
から出力される基準信号S46と、位相シフト回路71
の出力信号S71とが、同期検波回路72で乗算される
ので、2つの位相のずれ+α/2と−α/2とが相殺さ
れ、該基準信号S46と出力信号S71の位相が同期す
るので、位相のずれα/2が消去された精度のよい同期
検波が行える。
S72は、DC化出力回路73でDC信号に変換され、
感度や0点電圧等が補正され、角速度に比例したDC検
出信号Soutが出力される。
動子30が左回転した場合、図5の出力信号S71の位
相が180°ずれた波形となるので、検波信号S72の
波形が破線のようになり、DC化出力回路73から+側
のDC検出信号Soutが出力されることになる。
次の(i)、(ii)のような効果がある。 (i)例えば、発振回路40及びコリオリ力検出回路5
0をIC化して小型、軽量化を図るために、位相シフト
回路46,71を抵抗及びコンデンサ等で構成した場
合、周囲の温度変化によってその抵抗値が変化し、位相
のずれが生じる。ところが、本実施形態では、発振回路
40側の位相シフト回路46で位相を45°進ませ、コ
リオリ力検出回路50側の位相シフト回路70で位相を
45°遅らせて、基準信号S46と出力信号S71とを
同期させている。このため、同期検波回路72において
位相のずれが相殺されて消去され、温度変化による悪影
響が除去され、DC検出信号Soutの検出精度が向上
する。しかも、位相のずれの発生源近くで温度補償を行
っているので、回路構成が簡単になる。
までの位相のずれφ2と、該振動子30から位相シフト
回路71までの位相のずれφ1とを考慮し、位相シフト
回路46で位相を(−45°+α/2)だけ進め、位相
シフト回路71で位相を(+45°−α/2)だけ遅ら
せるようにした場合、同期検波回路72において位相の
ずれφ1,φ2が相殺され、基準信号S46と出力信号
S71が同期し、検波精度がより向上する。ここで、位
相のずれα/2は、例えばα/2≦±10°程度にすれ
ば、位相のずれを的確に消去できる。
の実施形態を示す角速度センサの概略の構成図であり、
第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。
の発振回路40において、I/V変換回路41がカレン
トアンプで構成されると共に、AGC回路42に与える
制御電圧S45を生成するための回路が設けられてい
る。さらに、図1のコリオリ力検出回路50において、
角速度検出回路60がI/V変換回路61,62、差動
アンプ63及び反転アンプ64で構成されている。
子30の+側駆動電極31aに接続されたI/V変換回
路41は、演算増幅器(以下「オペアンプ」という。)
41a、帰還抵抗41b、及び帰還コンデンサ41cか
らなるカレントアンプで構成されている。オペアンプ4
1aの+側入力端子は固定電位ノードAGに接続され、
−側入力端子が+側駆動電極31aに接続されている。
オペアンプ41aの−側入力端子と出力端子との間に
は、帰還抵抗41bと帰還コンデンサ41cが並列に接
続されている。オペアンプ41aの出力端子には、バッ
ファアンプ等を介して整流回路43が接続され、さらに
基準電源回路44が設けられている。
て与えれる出力電圧S41を整流し、DC電圧S43
(又はDC電流)を出力する回路である。基準電源回路
44は、電源電圧の変化や温度変化等に対して一定の電
圧を生成し、この一定の電圧に基づき、整流回路43の
もつ温度係数を相殺するような基準電圧S44(又は基
準電流)を出力する回路であり、この出力端子と整流回
路43の出力端子とに、比較回路45が接続されてい
る。比較回路45は、DC電圧S43(又はDC電流)
と基準電圧S44(又は基準電流)とを比較し、この電
圧差(又は電流差)を積分して制御電圧S45を出力す
る回路であり、この出力端子がAGC回路42の制御端
子に接続されている。
角速度検出回路60は、+側検出電極32aに接続され
たI/V変換回路61と、−側検出電極32bに接続さ
れたI/V変換回路62とを有し、これらの出力端子に
差動アンプ63及び反転アンプ64が接続されている。
I/V変換回路61,62は、振動子30に加速度が加
わった時に検出電極32a,32bに逆相の電流が発生
するので、これを電圧に変換する回路である。I/V変
換回路61は、I/V変換回路41と同様に、オペアン
プ61a、帰還抵抗61b及び帰還コンデンサ41cか
らなるカレントアンプで構成されている。同様に、I/
V変換回路62も、オペアンプ62a、帰還抵抗62b
及び帰還コンデンサ62cからなるカレントアンプで構
成されている。
61,62の出力電圧の差を増幅する回路であり、又発
振回路40のAC駆動電圧Vaによるクロストーク等の
同相信号をキャンセルする機能を有している。この差動
アンプ63は、I/V変換回路61の出力端子に接続さ
れた入力抵抗63aと、I/V変換回路62の出力端子
に接続された入力抵抗63bとを有し、該入力抵抗63
aの出力側が、抵抗63cを介して固定電位ノードAG
に接続されると共に、オペアンプ63dの+側入力端子
に接続されている。入力抵抗63bの出力側には、オペ
アンプ63dの−側入力端子が接続されると共に、帰還
抵抗63eを介して該オペアンプ63dの出力端子に接
続されている。
転アンプ64は、差動アンプ63の出力信号を反転増幅
して角速度検出信号S64を位相シフト回路71へ出力
する回路であり、オペアンプ63dの出力端子に接続さ
れた入力抵抗64aを有している。入力抵抗64aの出
力側は、オペアンプ64bの−側入力端子に接続される
と共に、帰還抵抗64cを介して該オペアンプ64bの
出力端子に接続されている。オペアンプ64bの+側入
力端子は、固定電位ノードAGに接続されている。
回路46,71の構成例を示す回路図である。図7
(a)の第2の位相シフト回路46は、入力ノード46
aを有し、この入力ノード46aに、容量値Cの第2の
コンデンサ46bの一端が接続され、この他端が、抵抗
値Rの第2の抵抗46cを介して固定電位ノードAGに
接続されると共に、出力ノード46dに接続されてい
る。
41が入力ノード46aに入力されると、該出力電圧S
41の位相が45°だけ進み、あるいは(−45°+α
/2)だけ進み、基準信号S46が出力ノード46dか
ら出力される。位相のずれα/2は、容量値Cあるいは
抵抗値Rを調整することにより設定される。
は、入力ノード71aを有し、この入力ノード71a
に、抵抗値Rの抵抗71bの一端が接続されている。抵
抗71bの他端は、容量値Cの第1のコンデンサを介し
て固定電位ノードAGに接続されると共に、出力ノード
71dに接続されている。
71aに角速度検出信号S63が入力されると、これが
抵抗71b及びコンデンサ71cにより位相が45°遅
れ、あるいは位相が(+45°−α/2)だけ遅れ、出
力ノード71dから出力信号S71が出力される。位相
のずれα/2は、抵抗値Rあるいは容量値Cを調整する
ことにより設定される。
bは、温度特性が同一のものを使用することが望まし
い。又、コンデンサ46b,71cは、同一素子を使用
することが望ましい。
を説明する。電源電圧の印加によって振動子30が振動
を開始する。振動子30の+側駆動電極31aから出力
された電流は、I/V変換回路41で電圧に変換され、
出力電圧S41が出力される。この出力電圧S41は、
バッファアンプ等を介して、整流回路43でDC電圧S
43(又はDC電流)に変換され、比較回路45へ送ら
れる。比較回路45では、基準電源回路44から出力さ
れた基準電圧S44(又は基準電流)と、整流回路43
から出力されたDC電圧S43(又はDC電流)とを比
較し、制御電圧S45をAGC回路42へ出力する。I
/V変換回路41の出力電圧S41は、LPFや起動補
償回路等を介して、AGC回路42によりゲインが制御
される。このAGC回路42から、バッファアンプ等を
介してAC駆動電圧Vaが−側駆動電極31bに供給さ
れ、振動子30が一定の周波数で特定方向に振動する。
子30に角速度が加わると、この振動子30にコリオリ
力Fが作用し、該振動子30の特定方向の振動方向に対
して直交する方向の振動が生まれる。この振動によって
振動子30に発生する電荷が、検出電極32a,32b
によって検出され、この検出電流が検出電極32a,3
2bから出力される。この検出電流は、角速度検出回路
60内のI/V変換回路61,62で電圧に変換され、
これらのI/V変換回路61,62の出力電圧が差動ア
ンプ62で差動増幅される。差動アンプ63の出力電圧
は、反転アンプ64で反転増幅され、角速度検出信号S
64が出力される。
定の周波数で特定方向に振動すると、この出力電圧S4
1がバッファアンプ等を介して、位相シフト回路46で
位相が45°進められ、あるいは位相が(−45°+α
/2)だけ進められ、この位相シフト回路46から基準
信号S46が出力されて同期検波回路72へ送られる。
一方、反転アンプ64から出力された角速度検出信号S
64は、位相シフト回路71で位相が45°遅れ、ある
いは位相が(+45°−α/2)だけ遅れ、この出力信
号S71が同期検波回路72へ送られる。
同様に、位相シフト回路46から与えられる基準信号S
46に基づき、位相シフト回路71の出力信号S71を
同期検波して同一極性の検波信号S72を出力する。こ
の検波信号S72は、DC化出力回路73によってDC
に変換され、角速度に応じたDC検出信号Soutが出
力される。
第1の実施形態の効果が得られる上に、次の(イ)〜
(ハ)のような効果もある。 (イ)基準電源回路44によって一定の基準電圧S44
(又は基準電流)を生成し、これを比較回路45によっ
てDC電圧S43(又はDC電流)と比較して制御電圧
S45を生成しているので、電源電圧や周囲温度等が変
化しても、I/V変換回路41に入力する振動子電流I
xが一定となるように、AGC回路42が働く。振動子
電流Ixと振動速度は比例することから、振動子電流I
xを一定に保つことは高精度の角速度センサ回路の要諦
となる。コリオリ力Fは振動子電流Ixを一定に保つこ
とにより、角速度を正確に検出できる。これにより、D
C検出信号Soutの検出精度を向上できる。
V変換回路61,62の出力を差動アンプ63で差動増
幅し、これを反転アンプ64で反転増幅して角速度検出
信号S64を出力するようにしているので、検出精度や
安定性がよい。
の抵抗値Rの抵抗46c,71bと、同一の容量値Cの
コンデンサ46b,71cで構成しているので、温度変
化による位相のずれが相殺され、該位相シフト回路46
から出力される基準信号S46と、位相シフト回路71
の出力信号S71とを、簡単な構成で的確に同期させる
ことができる。特に、抵抗46cと71bを同一の温度
特性の素子で構成すれば、温度変化による悪影響をより
精度良く除去することができる。
されず、種々の変形が可能である。この変形例として
は、例えば、次の(1)〜(5)のようなものがある。 (1)振動子30は、音叉型水晶振動子を例にとって説
明したが、音叉型以外の音片型、H型、リング型等の他
の形式のものを用いたり、振動子材料として水晶以外の
他の圧電材料を用いることも可能である。さらに、駆動
電極31a,31bや検出電極32a、32bの数や配
置位置等は、適宜変更可能である。
外のシリコン振動子等の他の構造の振動子を用いてもよ
い。他の構造の振動子を用いる場合には、振動子の構造
に対応して図1の角速度検出回路60の回路構成を変更
し、さらにこれに対応させて図1のI/V変換回路41
を他の回路に置換える等の変更を行えば、実施形態のよ
うな効果が得られる。
は、固定型のコンデンサ46b,71c及び抵抗46
c,71bで構成したが、これらを可変型の抵抗あるい
は可変型のコンデンサで構成して、位相調整を可能な回
路構成にしたり、あるいはこれらとトランジスタを組合
せて位相調整が可能にする回路構成も可能である。
り簡単にするために、図6の反転アンプ64を省略し、
これに代えて差動アンプ63を反転差動アンプに置換え
ることにより、回路の素子数を削減できる。又、図6の
角速度検出回路60を1つのI/V変換回路等で構成す
ることも可能である。この場合、例えば、振動子30に
設けられる2つの検出電極32a又は32bのいずれか
一方を固定電位ノードに接続し、他方の電極から出力さ
れた電荷を1つのI/V変換回路で電圧に変換して角速
度検出信号S63を生成すればよい。これにより、角速
度検出回路60の回路構成をより簡単化できる。
成する以外に、他の回路で構成してもよい。例えば、基
準信号S46を方形波の信号に変換し、この方形波の信
号に基づいて位相シフト回路71の出力信号S71を検
波し、この検波した信号の極性を切換えて同一極性の検
波信号S72を生成するような回路構成等も採用でき
る。
によれば、第1の位相シフト回路でAC信号の位相を4
5°だけ遅らせ、第2の位相シフト回路によって駆動信
号の位相を45°だけ進ませ、同期をとるようにしてい
る。このため、例えば、回路をIC化して小型、軽量化
を図るために、第1及び第2の位相シフト回路を抵抗及
びコンデンサ等で構成した場合、周囲の温度変化によっ
てその抵抗値が変化するが、しかし、抵抗値が変化して
も、第1及び第2の位相シフト回路によって温度変化に
よる位相のずれが相殺されて消去される。よって、温度
変化による悪影響を除去でき、DC検出信号の検出精度
を向上できる。しかも、温度変化による悪影響の発生源
近くで温度補償を行えるので、回路構成が簡単になる。
路でAC信号の位相を(+45°−α/2)だけ遅ら
せ、第2の位相シフト回路で駆動信号の位相を(−45
°+α/2)だけ進ませるようにしているので、位相の
ずれφ1及びφ2を該第1及び第2の位相シフト回路で
相殺でき、検波精度を向上できる。
フト回路を、同一抵抗値でかつ同一温度特性の抵抗と、
同一容量値のコンデンサとで構成しているので、温度変
化によって第1及び第2の抵抗の抵抗値が変化して位相
のずれが生じても、これが第1及び第2の位相シフト回
路で相殺されるので、温度変化による検出精度の低下を
的確に防止することができる。
路の出力と第2の位相シフト回路の出力とを乗算して検
波信号を生成するので、温度変化による位相のずれを簡
単かつ的確に相殺でき、検出精度を向上できる。
要部の構成図である。
概略の構成図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 交流の駆動信号を出力する発振回路と、 前記駆動信号により駆動され、角速度の大きさと方向に
応じて振幅が変化し、かつ該駆動信号に対して位相が9
0°遅れた交流信号を出力する振動子と、 前記交流信号の位相を45°だけ遅らせる第1の位相シ
フト回路と、 前記駆動信号の位相を45°だけ進ませ、前記第1の位
相シフト回路の出力信号に同期させた基準信号を出力す
る第2の位相シフト回路と、 前記基準信号に基づき、前記第1の位相シフト回路の出
力信号を同期検波して同一極性の検波信号を出力する同
期検波回路と、 前記検波信号を直流に変換して前記角速度に応じた直流
検出信号を出力する直流化出力回路と、 を備えたことを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の角速度センサにおいて、 前記第1の位相シフト回路は、前記交流信号の位相を
(+45°−α/2)(但し、α=(φ1−φ2)/
2、φ1は圧電振動子から第1の位相シフト回路までの
位相のずれ、φ2は圧電振動子から第2の位相シフト回
路までの位相のずれ)だけ遅らせ、 前記第2の位相シフト回路は、前記駆動信号の位相を
(−45°+α/2)だけ進ませ、前記第1の位相シフ
ト回路の出力信号に同期させた前記基準信号を出力する
構成にしたことを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の角速度センサにお
いて、 前記第1の位相シフト回路は、第1の入力ノードと第1
の出力ノードの間に接続された第1の抵抗と、前記第1
の出力ノードと一定電位ノードの間に接続された第1の
コンデンサとで構成し、 前記第2の位相シフト回路は、第2の入力ノードと第2
の出力ノードの間に接続され、前記第1のコンデンサと
同一容量値の第2のコンデンサと、前記第2の出力ノー
ドと前記一定電位ノードの間に接続され、前記第1の抵
抗と同一抵抗値及び同一温度特性の第2の抵抗とで構成
したことを特徴とする角速度センサ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の角
速度センサにおいて、 前記同期検波回路は、前記第1の位相シフト回路の出力
と前記第2の位相シフト回路の出力とを乗算して前記検
波信号を生成する構成にしたことを特徴とする角速度セ
ンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002045356A JP2003247828A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 角速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002045356A JP2003247828A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 角速度センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003247828A true JP2003247828A (ja) | 2003-09-05 |
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ID=28659275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002045356A Pending JP2003247828A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 角速度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003247828A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2014130162A (ja) * | 2014-03-28 | 2014-07-10 | Seiko Epson Corp | 駆動回路、物理量測定装置 |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002045356A patent/JP2003247828A/ja active Pending
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