JP2003248176A - 顕微鏡画像撮影装置 - Google Patents

顕微鏡画像撮影装置

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JP2003248176A
JP2003248176A JP2002323428A JP2002323428A JP2003248176A JP 2003248176 A JP2003248176 A JP 2003248176A JP 2002323428 A JP2002323428 A JP 2002323428A JP 2002323428 A JP2002323428 A JP 2002323428A JP 2003248176 A JP2003248176 A JP 2003248176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スライドガラスの広視野画像の迅速な作成およ
びその広視野画像と標本情報と顕微鏡画像とを関連付け
た記録保存を迅速に自動的に行う顕微鏡画像撮影装置を
提供する。 【解決手段】スライドガラス収納ユニット16内のスラ
イドガラス10をスライドガラス搬送ユニット17がス
テージ9の対物レンズ11下まで搬送する間に、ドット
マトリクスコードリーダ63がスライドガラス10側面
の標本スライド情報を読み取り、リニアイメージセンサ
ユニット60がスライドガラス10の広視野像を撮像す
る。この広視野像に基づいてスライドガラス10上の標
本位置が認識され撮影位置が決定され光源2からカメラ
ユニット14まで破線で示す経路にある諸装置によって
標本の所望の個所の顕微鏡画像が撮影され、標本スライ
ド情報に対応付けられて大容量記録媒体に保管される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標本の顕微鏡画像
を撮影する顕微鏡画像撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば人の細胞見本のような
生物学的標本を拡大撮影する顕微鏡画像撮影装置があ
る。顕微鏡で標本を観察または撮影するには、先ずスラ
イドガラス上に標本を載置して固定し、そのスライドガ
ラス上の標本を対物レンズの下に設定し焦点を合わせて
得られた像(顕微鏡画像)を観察または撮影する。
【0003】しかし、このようにして得られる顕微鏡画
像は、実物を数十倍から数百倍にも拡大して得られてい
る画像であるため、その視野は極めて狭い。したがっ
て、そのような狭い視野の中でスライドガラスを前後左
右に移動させて観察しながら、スライドガラス上におけ
る標本位置や、その標本の観察したい部位を探す作業は
容易なものではない。
【0004】そのため、一般的には、所望とする顕微鏡
画像を撮影する前に、スライドガラス全体を撮影した広
視野画像を作成し、これによってスライドガラス上にお
ける標本位置や、その観察すべき部位などを予め調べる
ことが行われている。例えば、上記のような顕微鏡の広
視野画像を元にして、撮像すべき標本が、スライドガラ
ス上のどの位置に存在するかを自動的に認識する技術が
提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】また、例えば、病理検査などにおいて、ス
ライドガラスや標本情報の管理を簡素化するために、標
本の情報をスライドガラス上に磁気的な方法あるいはバ
ーコードなどにより記録し、リーダを用いて読み取る技
術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】また、例えば高倍率画像を取得する光学系
とは別に広視野画像を取得するための専用の光学系を設
けることによって、広視野画像が迅速に取得できる技術
なども提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0007】
【特許文献1】特開2000−295462号公報(要
約、図1)
【特許文献2】特開平05−215969号公報(要
約、図1)
【特許文献3】特開2002−148526号公報(要
約、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本来、病院
や研究所における顕微鏡画像の撮影は、大量のスライド
ガラス上に作成されている標本に対して行われるもので
あり、その膨大な量の顕微鏡画像の撮影や標本情報の記
録と管理については、これを効率的に行うことが望まれ
るが、これといった良案がなく、この解決が従来より大
きな問題として提起されている。
【0009】しかしながら、上記広視野画像を元にスラ
イドガラス上の標本位置を自動認識する技術には、その
前提として存在する技術すなわち広視野画像について、
これを効率的に撮影することについては何ら記載が無
い。また、同様に、上記スライドガラスや標本情報の管
理簡素化の技術には、スライドガラスに情報を記録し読
み取ることのみ記載され、その情報の記録と読み取りを
如何に効率的に行うかについては何ら記載が無い。
【0010】また、広視野画像撮影を効率的に行うため
に高倍率画像を取得する光学系とは別の専用の光学系を
設ける技術では、複数枚のスライドガラスを観察する場
合における広視野画像の撮影を効率杓に行なう方法につ
いては何ら記載がない。また、一般に、大量のスライド
ガラスを扱う顕微鏡システムにおいては、スライドガラ
ス収納ユニットに複数枚のスライドガラスを収納し、そ
こからスライドガラスを顕微鏡ステージに搬送して、顕
微鏡画像の撮影を行う。しかし、スライドガラス収納ユ
ニットに収納されたスライドガラスの内容を確認したい
ときには、もう一度スライドガラス収納ユニットからス
ライドガラスを取り出して確認する必要があり、作業が
煩雑であるという問題もあった。
【0011】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
スライドガラスの広視野画像の迅速な作成およびその広
視野画像と標本情報と顕微鏡画像とを関連付けた記録保
存を迅速に自動的に行うと共に複数枚のスライドガラス
の顕微鏡画像撮影を効率的に行う顕微鏡画像撮影装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1記載
の発明の顕微鏡画像撮影装置は、スライドガラス上の標
本を拡大した標本顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影
手段を備えた顕微鏡画像撮影装置であって、上記スライ
ドガラスを第1のスライドガラストレイ部から顕微鏡対
物レンズ下に搬送するスライドガラス搬送手段と、該ス
ライドガラス搬送手段による上記スライドガラスの搬送
に連動して上記スライドガラスの全体広視野画像を撮影
する広視野画像撮影手段と、上記顕微鏡画像撮影手段に
よる標本顕微鏡画像の撮影を終了した上記スライドガラ
スを上記顕微鏡対物レンズ下から第2のスライドガラス
トレイ部に収納するスライドガラス収納手段と、を有し
て構成される。
【0013】これにより、スライドガラスをスライドガ
ラストレイから顕微鏡対物レンズに搬送する間に標本の
広視野画像の取り込みを行い、スライドガラス上の標本
位置を確認することが可能となる。この顕微鏡画像撮影
装置は、例えば請求項2記載のように、上記第1のスラ
イドガラストレイ部と上記第2のスライドガラストレイ
部を一つの構成にすると共に上記スライドガラス搬送手
段と上記スライドガラス収納手段を一つの構成とするよ
うにしてもよい。
【0014】これにより、スライドガラスをスライドト
レイから顕微鏡対物レンズ下に搬送する間に標本情報を
取得し、この標本情報と顕微鏡画像とをスライドガラス
毎にまとめて保存することが可能となる。また、この顕
微鏡画像撮影装置は、例えば請求項3記載のように、上
記スライドガラス搬送手段と連動して上記スライドガラ
スに記録されている標本情報を読み取る標本情報読取手
段と、上記顕微鏡画像撮影手段により上記スライドガラ
ス毎に撮影された標本顕微鏡画像と上記標本情報とを上
記スライドガラスに対応付けて分類し保存する画像・標
本情報保存手段と、を更に有して構成される。
【0015】これにより、スライドガラスを顕微鏡対物
レンズ下からスライドトレイに収納する間に画像撮影済
みであることを識別するための撮影情報をスライドガラ
ス上または記録媒体等に記録することが可能となる。更
に、この顕微鏡画像撮影装置は、例えば請求項4記載の
ように、上記スライドガラス収納手段と連動して該スラ
イドガラス収納手段により収納される上記スライドガラ
スが顕微鏡画像撮影済みであることを識別するための情
報を記録する画像撮影情報記録手段を更に有して構成さ
れる。
【0016】これにより、スライドガラスの広視野画像
の撮影および標本情報の読み取りを対物レンズ下へのス
ライドガラスの搬入に連動させて迅速に行うことがで
き、スライドガラスの広視野画像の迅速な作成およびそ
の広視野画像と標本情報と顕微鏡画像とを関連付けた記
録保存を迅速に自動的に行う顕微鏡画像撮影装置を提供
することができるようになる。
【0017】次に、請求項5記載の発明の顕微鏡画像撮
影装置は、スライドガラス収納ユニットから顕微鏡ステ
ージにスライドガラスを搬送して該スライドガラス上の
標本を拡大撮影する顕微鏡画像撮影装置であって、上記
スライドガラス収納ユニット内に設けられ上記スライド
ガラス全体の広視野画像を撮影する広視野画像撮影手段
と、該広視野画像撮影手段により撮影された上記広視野
画像を用いて上記標本に関する情報を取得する標本情報
取得手段と、を有して構成される。
【0018】これにより、スライドガラス収納ユニット
内においてスライドガラス全体の広視野画像を撮影し、
スライドガラス上の標本の位置などの情報を顕微鏡観察
する前に予め知ることができるようになる。そして、上
記標本情報取得手段は、例えば請求項6記載のように、
上記スライドガラス上の標本位置を取得するように構成
される。
【0019】これにより、広視野画像を元にスライドガ
ラス上の標本位置を予め取得し、顕微鏡画像撮影時に直
ちにその位置で撮影することが可能となり撮影作業の能
率が向上する。また、上記標本情報取得手段は、例えば
請求項7記載のように、上記スライドガラス上に記録さ
れているデータを読み取るように構成される。
【0020】これにより、広視野画像を元にスライドガ
ラス上のスライドラベルなどに記録されているデータを
予め取得することができるとともに、撮影顕微鏡画像と
共にそのスライドガラスの標本情報を保存することがで
きるようになって便利である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施
形態における顕微鏡画像撮影装置の全体構成を模式的に
示す図である。この顕微鏡画像撮影装置1は、例えばハ
ロゲンランプからなる透過照明用光源2から照明光を発
生する。この照明光は、同図の破線で示すように、先ず
コレクタレンズ3で集光され、次に例えばNDフィルタ
あるいはLBDフィルタなどからなる各種フィルタ4、
視野絞り5を通り、ミラー6によってステージ9方向へ
偏向される。
【0022】ミラー6によりステージ9方向に偏向され
た照明光は、明るさ絞り7及びコンデンサレンズユニッ
ト8を透過した後、ステージ9の不図示の照明用開口部
を通過することにより、ステージ9上のスライドガラス
10の標本Sを照明するように全体が構成されている。
【0023】ステージ9の上方には、複数の対物レンズ
11を保持したレボルバ12が配置されており、このレ
ボルバ12を図の矢印Aで示すように順逆任意の方向に
回転させることにより、所望の倍率の対物レンズ11を
観察位置に位置交換することができる。
【0024】また、これらの対物レンズ11は、レボル
バ12に対して着脱自在に交換可能であり、したがっ
て、レボルバ12を回転させるだけでなく、レボルバ1
2に対して対物レンズ11そのものを交換して、所望の
倍率を得ることもできる。尚、上記のステージ9は、フ
ォーカス制御ができるように図の両方向矢印Dで示すよ
うにZ方向(上下方向)に昇降駆動できるように構成さ
れているが、フォーカス制御は、ステージ9の昇降駆動
に限ることなく、対物レンズ11を保持するレボルバ1
2がZ方向に昇降する構成としてもよいことは言うまで
もない。
【0025】また、本例では、フォーカス制御に関して
は、特に詳述はしないが、例えば予めZ方向の補正デー
タをメモリ21等に持つ、あるいは、リアルタイムでオ
ートフォーカスの処理を行う、または必要なときに1回
限り行って後は固定するワンショットのオートフォーカ
スを実行する等の制御を行うことは、通常、顕微鏡画像
撮影装置に備わっている機能を用いて容易に行うことが
できる。
【0026】また、スライドガラス10上の撮影位置に
よっては、映像の明るさが異なる場合があるが、このよ
うな映像に対する明るさの制御は、CPU20からカメ
ラユニット14に対する制御によって露出を固定する、
あるいはソフトウェアによる輝度レベル補正によって全
体的な調整を行う等の制御が可能である。
【0027】そのようにして観察光路内の光軸上に位置
した対物レンズ11に入射したスライドガラス10の標
本像は、中間倍率レンズ13を通してカメラユニット1
4へ導かれるように全体が構成されている。尚、図1に
おいて、標本像はカメラユニット14にのみ導かれるよ
うに示しているが、これに限ることなく、特には図示し
ないが、ビームスブリツタにより標本像を接眼レンズへ
分岐させて、接眼レンズによっても標本像を観察できる
ようにしても良い。ただし、本例の顕微鏡画像撮影装置
では、顕微鏡画像をデジタル化することを目的としてい
るので、肉眼観察を主目的とする接眼レンズは無くても
支障はない。
【0028】図1において、カメラユニット14に撮像
された標本像は、画像処理ボード37によってJPEG
フォーマットの仕様で圧縮されてデジタル化される。こ
の顕微鏡画像撮影装置1は、複数のスライドガラスを収
納可能なスライドガラス収納ユニット16及び19、な
らびにスライドガラス搬送ユニット17及び18を備え
ている。スライドガラス収納ユニット16からは、スラ
イドガラス搬送ユニット17により、所定のスライドガ
ラス10が取り出され、この取り出されたスライドガラ
ス10がステージ9まで搬送される。
【0029】上記のスライドガラス収納ユニット16に
は、ドットマトリクスコードリーダ63が備えられてい
る。スライドガラス搬送ユニット17によりスライドガ
ラス10が取り出される際に、上記のドットマトリクス
コードリーダ63により、スライドガラス10の側面に
ドットマトリクスコードで記録されている標本情報を読
み取ることができるようになっている。
【0030】また、スライドガラス搬送ユニット17が
スライドガラス10を、図の矢印Bで示す経路により、
対物レンズ11下のステージ9の対物位置まで搬送する
間に、スライドガラス全体の広視野像が、リニアイメー
ジセンサユニット60によって撮影される。
【0031】同図において、さらに、対物レンズ11を
通して拡大観察された後、スライドガラス搬送ユニット
18により、対物レンズ11下のスライドガラス10を
図の矢印Cで示すように搬送してスライドガラス収納ユ
ニット19へ収納する。このスライドガラス搬送ユニッ
ト18には、画像撮影済み記録装置66が備えられてお
り、顕微鏡画像が撮影済みであることを明示するため
に、例えば画像識別番号、枚数、撮影日等からなる画像
撮影情報を記録として残すことができる。記録を残す方
法としては、ハードディスクその他の適宜の記録媒体に
記録する、あるいはスライドガラスそのものに、上面の
ラベルの余白または側面に直接ドットマトリクスコード
などをジェット噴射記録装置を用いて記録する。
【0032】尚、図1では、画像撮影前のスライドガラ
ス収納ユニット16と画像撮影後のスライドガラス収納
ユニット19とを別ユニットとして構成する例を示して
いるが、スライドガラス収納ユニット16及び19を纏
めて一つのユニットとし、スライドガラス搬送ユニット
17及び18も纏めて1つのユニットとして、スライド
ガラス10をスライドガラス搬送ユニットで往復搬送す
るようにして、スライドガラス10を対物レンズ11下
で画像撮影後、元のスライドガラス収納ユニットヘ戻す
ように構成しても良い。
【0033】上記のスライドガラス搬送ユニット17及
び18によるスライドガラス10の搬送、リニアイメー
ジセンサユニット60による広視野像の撮像、およびカ
メラユニット14による顕微鏡画像の撮り込みや、その
他、ステージ9の左右上下の移動、自動フォーカス等の
顕微鏡の動作の制御は、CPU20によって行われる。
【0034】CPU20は、記録媒体22に記録されて
いる制御プログラムをメモリ21にロードして、そのロ
ードした制御プログラムに従って各部を制御する。制御
プログラムには、この顕微鏡画像撮影装置1の操作者
が、顕微鏡画像撮影装置1を容易に制御できるように、
操作用モニタ53に操作制御画面を表示する操作制御画
面表示プログラムも実装されている。
【0035】操作者は、キーボード55あるいはマウス
56などを操作して必要とする指示を入力することによ
り、顕微鏡の動作、スライドガラスの搬送、顕微鏡画像
の撮り込み、広視野像の撮像などの実行を指示すること
ができる。上述した各ユニットや、これから説明する各
ユニットは、インターフェース回路(以下、I/F回
路)及び各ユニットそれぞれの専用ドライバを介し、更
にCPUバス49を介してCPU20と接続している。
【0036】例えば、CPUバス49には、画像処理ボ
ード制御I/F回路24、レボルバ制御用I/F回路2
5、スライドガラス収納制御I/F回路26および3
6、ステージ搬送制御I/F回路27および35、コン
デンサユニット制御I/F回路29、明るさ絞り制御I
/F回路30、光源制御I/F回路32、フィルタ制御
I/F回路33、視野絞り制御I/F回路34、カメラ
ユニット制御用I/F回路50、広視野画像カメラ制御
I/F回路62、ドットマトリクスコードリーダ制御I
/F回路65、画像撮影済み記録制御I/F回路67等
が接続されている。
【0037】CPU20は、CPUバス49に接続され
た上記各インターフェース回路を介して各ユニットに制
御信号を発行し、上記の各ユニットを制御する。例えば
顕微鏡の照明光の制御について例をとれば、CPU20
により光源制御I/F32を介してアナログ電圧値変更
回路44が制御され、この制御のもとにアナログ電圧値
変更回路44が照明用ランプの電圧変更を行うことによ
って、照明光の制御が実行される。
【0038】また、CPUバス49には、メモリ21、
ハードディスクなどの記録媒体22や、例えばDVD・
RAM等からなる数十ギガを超える大容量記録媒体23
が接続され、更に、上述した操作用モニタ53との間に
画面表示用メモリ52が接続され、また上述したキーボ
ード55やマウス56のイベントを制御するキーボード
・マウス制御I/F回路54が接続されている。
【0039】また、各ユニットには、ユニットを電動で
駆動するための専用のドライバ(駆動機構)がそれぞれ
設けられている。これらの専用ドライバは、例えばユニ
ット専用モータ、そのモータの駆動ドライバ、その駆動
伝達系等が一体となって構成されている。これらの専用
ドライバは、専用の制御I/F回路及びCPUバス49
を介してCPU20に接続されている。
【0040】例えば、レボルバ12には、レボルバ回転
用のモータ、モータドライバ、駆動伝達系からなるレボ
ルバ回転用ドライバ38が配設されている。同様に、ス
ライドガラス収納ドライバ48及び39、ステージ搬送
ユニットドライバ47及び40、明るさ絞りドライバ4
2、コンデンサレンズ駆動ドライバ41、視野絞りドラ
イバ46、各種フィルタ制御ドライバ45等が、それぞ
れ対応するユニットに接続されている。
【0041】この顕微鏡画像撮影装置1には、各ユニッ
トが所定の位置までの移動や回転等の動作を正しく行う
ことができるように、特には図示しないが、必要最小限
の数のセンサが各所に設けられている。例えば、レボル
バ12には、回転して対物の光軸位置で正しく停止でき
るように対物光軸位置センサが配設されている。
【0042】ステージ9は、少なくともX及びYの2軸
方向(図1では左右方向と奥行き方向)に摺動駆動が可
能となっており、また、スライドガラス搬送ユニット1
7とステージ9とでスライドガラスを受け渡すことがで
きるスライドガラス受け渡し機能を備えている。
【0043】図2は、スライドガラスの受け渡し機構と
本発明の主用部の構成のみを取り出して模式的に示す斜
視図である。同図に示すように、スライドガラス収納ユ
ニット16は、複数のスライドガラス10(10−1、
10−2、・・・10−5)を格納できるように構成さ
れている。このスライドガラス収納ユニット16内には
搬送用吸着装置68が設けられている。搬送用吸着装置
68は、その吸着ノズルとその先端の吸着パッドによ
り、スライドガラス収納ユニット16に収容されている
フライドガラス10を一枚ごとに取り出して、スライド
ガラス搬送ユニット17のステージ用吸着装置69への
受け渡し位置まで、図の破線矢印Eで示すように移動し
て、スライドガラス10を矢印Fで示すように搬送す
る。
【0044】上記の搬送用吸着装置68は、吸着ノズル
が不図示のチューブを介してこれも不図示の真空ポンプ
に接続されており、少なくとも1枚のスライドガラス1
0を吸着保持して、スライドガラス搬送ユニット17の
ステージ用吸着装置69に引き渡す位置まで移動できる
程度のスライドガラス10に対する吸着力を持ってい
る。
【0045】図1に示したステージ9には、図2に示す
ように、スライドガラス10の搬入側端部からステージ
中心部まで、吸着部移動ガイドホール71が形成されて
いる。上記のように搬送用吸着装置68からスライドガ
ラス10の搬送を引き継いだスライドガラス搬送ユニッ
ト17のステージ用吸着装置69は、吸着部移動ガイド
ホール71に案内されて、図外右方の対物レンズ11の
下方の光軸位置にスライドガラス10を移送する。
【0046】上記のスライドガラス収納ユニット16に
は、図1にも示したドットマトリクスコードリーダ63
が配設されている。スライドガラス10が上記のように
搬送用吸着装置68によってスライドガラス収納ユニッ
ト16から取り出される際に、予めスライドガラス10
の側面にドットマトリクスコードで記録されている標本
情報がドットマトリクスコードリーダ63によって読み
取られる。
【0047】図3は、上記のスライドガラス10の形態
を拡大して示す斜視図である。図3に示すように、スラ
イドガラス10は、上面の一方の端部に認識用ラベル7
2が貼着されており、残る大部分の面が標本を載置して
固定する標本領域73となっている。標本は、特には図
示しないが、小さなものでは標本領域73の片隅や中央
部の小さな領域に載置され、大きなものでは標本領域7
3のほぼ全面を占めるように載置される。
【0048】また、スライドガラス10の短手方向一方
の側面には、このスライドガラス10上面の認識用ラベ
ル72の記載内容とほぼ同様かそれ以上の標本に関する
情報が、ドットマトリクスコード74によって記録され
ている。上記の認識用ラベル72はもっぱら視認用の情
報として用いられ、ドットマトリクスコード74は電子
データとして管理用に用いられる情報である。
【0049】これらの標本情報は、例えば、スライドガ
ラスの管理番号、病院や研究所等の標本に係る施設名、
標本の臓器名、標本が採取された患者の性別、その患者
の年齢、更には後述する顕微鏡画像撮影済みか否かの情
報等である。尚、この標本情報の記録は、ドットマトリ
クスコードに限ることなく、例えば磁気で記録して、こ
の磁気で記録した標本情報を磁気リーダで読み出すよう
にしても良い。
【0050】いずれにしても、このドットマトリクスコ
ードリーダ63によって読み取られたドットマトリクス
コード信号は、コードデータ処理装置64によりデジタ
ルデータの標本情報に変換されて、図1に示すドットマ
トリクスコードリーダ制御I/F回路65及びCPUバ
ス49を介してCPU20に送信され、CPU20によ
り、大容量記録装置23に、後述する顕微鏡画像、及び
広視野像のデータと対応付けられて保存される。
【0051】また、図2に示すように、ステージ9の移
動路の下方には、広視野画像撮影用の照明光源75が配
置され、ステージ9の移動路上方の上記照明光源75に
対向する位置に、集光レンズ76とリニアイメージセン
サ77からなる図1に示したリニアイメージセンサユニ
ット60が配置され、そのリニアイメージセンサユニッ
ト60にはアナログ・デジタル信号処理装置61が接続
されている。
【0052】この構成により、スライドガラス搬送ユニ
ット17のステージ用吸着装置69が、ステージ9の吸
着部移動ガイドホール71に沿ってスライドガラス10
を対物レンズ11下の光軸上の対物位置まで移送する間
に、照明光源75は下方からスライドガラス10を照明
し、集光レンズ76は照射されたスライドガラス10か
らの透過光を集光し、リニアイメージセンサ77は集光
によって得られた結像を線順次に走査して、そのアナロ
グ線走査信号をアナログ・デジタル信号処理装置61に
送信し、アナログ・デジタル信号処理装置61はアナロ
グ線走査信号をデジタル線走査信号に変換して、その変
換したデジタル線走査信号を広視野画像カメラ制御I/
F回路62及びCPUバス49を介してCPU20に送
信する。
【0053】CPU20は、アナログ・デジタル信号処
理装置61から順次受け取るデジタル線走査信号をラス
ターデータとして一枚の画像を構築し、この一枚の画像
を1枚のスライドガラスの2次元広視野画像として図1
に示す操作用モニタ53に表示すると共に、上記ドット
マトリクスコードの読み取りによって得られている標本
情報と対応付けて、大容量記録装置23の所定の格納領
域に格納する。
【0054】この後、詳しくは後述する顕微鏡画像の撮
影や、その撮影情報と標本の標本情報の記録等が、上記
同様にCPU20の制御の元に行われる。このように、
この顕微鏡画像撮影装置1は、上記構成により、CPU
20よりすべてのユニットを制御することができ、操作
者側からすると、操作用モニタ53に表示される制御画
面を見ながら、キーボード55あるいはマウス56を操
作して所望のユニットを制御し、多数のスライドガラス
10に対する管理のための所望の操作を行うことができ
る。
【0055】次に、上記のような基本構成を有する顕微
鏡画像撮影装置1による第1の実施の形態におけるCP
U20による制御の処理動作について説明する。図4
(a) は、第1の実施の形態における処理動作を説明する
フローチャートであり、同図(b) は、その処理動作にお
ける顕微鏡画像撮影の状態を模式的に示す図である。
【0056】同図(a) において、まず、スライドガラス
の搬出を行う(S11)。この処理では、操作者は、操
作用モニタ53に表示される制御画面を見ながら、キー
ボード55あるいはマウス56を操作して、スライドガ
ラス収納ユニット16から任意のスライドガラス10を
取り出す指示を行う。
【0057】これにより、CPU20の制御のもとに、
上記指定されたスライドガラス10がスライドガラス収
納ユニット16から取り出され、スライドガラス搬送ユ
ニット17およびステージ9により光軸上の対物レンズ
11下に移送される。続いて、スライドガラス10全体
の広視野画像の撮影を行う(S12)。この処理は、上
記のスライドガラス10の移送(搬送)に同期して行わ
れる処理である。
【0058】すなわち、CPU20は、上記のスライド
ガラス10の移送制御と同時に、図2に示した照明光源
75、リニアイメージセンサユニット60及びアナログ
・デジタル信号処理装置61を制御して、図2で説明し
たスライドガラス10全体の広視野画像を生成し、この
生成した広視野画像を操作用モニタ53に表示する。
【0059】次に、画像取り込み位置の調整を行う(S
13)。この処理では、先ず操作者が上記操作用モニタ
53に広視野画像によって表示されているスライドガラ
ス10の全体像を視認し、その中の標本位置を確認す
る。そして、その確認した標本位置が顕微鏡画像の撮影
位置にくるようにステージ9を移動させる。
【0060】このように、スライドガラス10がステー
ジ9上に搬送されてくる途上で既にその広視野画像が得
られて即座にモニタ表示されるので、操作者は、そのモ
ニタ表示されている広視野画像と照らし合わせて、ステ
ージ9上に搬送されてきたスライドガラス10上の標本
位置を即座に確認でき、この確認に基づいて、スライド
ガラス10上の標本位置を、顕微鏡画像の撮影位置に迅
速に設定することができる。
【0061】尚、この標本位置の確認と撮影位置への移
動は、上記のように得られる広視野画像のデータに基づ
いて自動認識し、撮影位置へ自動的に移動するようにし
ても良い。何らかの方法で広視野画像さえ得ることがで
きれば、その広視野画像に基づいて標本位置を自動認識
できることは、特開2000−295462号公報で知
られている。
【0062】本発明によれば、上述したようにスライド
ガラスの対物レンズ下への搬入に連動して広視野画像が
迅速に得られるので、これを用いた標本位置の自動認識
も迅速に行うことができるようになる。いずれにして
も、スライドガラスの搬送に同期して得た広視野画像に
基づいてスライドガラス上の標本位置の設定作業が行わ
れるので、標本位置設定の作業が極めて迅速に進行す
る。
【0063】また、この画像取り込み位置の調整では、
撮影しなければならない標本の位置が決まると、その全
体の面積及び撮影倍率に応じて、スライドガラス10上
の撮影位置が複数個所に分割されて設定される。すなわ
ち対物レンズ11と、中間倍率13と、カメラユニット
14のCCDのサイズにより、スライドガラス上で撮影
できる最小単位の視野サイズが決まるので、この最小単
位の視野サイズを分割基準として、スライドガラス10
上の撮影位置が複数個に分割される。
【0064】図4(b) は、その撮影個所が分割設定され
た例を示す図であり、この例では、標本領域73の全領
域が撮影個所として設定され、その撮影個所全体が、位
置番号(1,1)、(1,2)、・・・(m,n)で示
される複数の分割面78に設定されている。尚、この各
分割面78は、隣接部分がオーバーラップして設定され
るようにしても良い。分割領域をオーバーラップさせて
撮像する方法は、例えば特開平9−281405号公報
などで知られている。
【0065】上記のように、位置番号(1,1)、
(1,2)、・・・(m,n)により分割面78を設定
したならば、図4(a) において、その分割面78を、位
置番号(1,1)から(m,n)まで順次撮影する(S
14)。この撮影された画像のドットイメージデータの
量は、設定される解像度にもよるが、通常はスライドガ
ラス一枚につき1ギガバイト以上のデータ格納領域を必
要とする。本例では、このような大容量の画像データ
が、データベースとして大容量記憶媒体23に順次格納
される。
【0066】そして、全ての撮影位置つまり分割面78
の顕微鏡画像の撮影が終了したならば、その撮影が終了
したスライドガラス10をスライドガラスを収納用ユニ
ット19に収納する(S15)。この処理は、スライド
搬送ユニット18により撮影済みスライドガラス10を
スライドガラス収納ユニット19に収納する処理であ
る。
【0067】続いて、スライドガラス収納ユニット16
の中に次に画像撮影を行うスライドガラス10が存在す
るか否かを判別する(S16)。この処理は、特には図
示しないが、スライドガラス収納ユニット16にスライ
ドガラス検知センサを設けて、残存するスライドガラス
10があるか否かを検知する処理である。
【0068】この判別で、スライドガラス10が未だ残
っていれば(S16がYes)、S11の処理に戻っ
て、以降、スライドガラス収納ユニット16の中に画像
撮影待ちのスライドガラス10が無くなるまでS11〜
S16までの処理を繰り返す。そして、やがてスライド
ガラス収納ユニット16内にスライドガラス10が1枚
も残っていないことが確認されると(S16がNo)、
処理を終了する。
【0069】このように、第1の実施の形態によれば、
スライドガラス10の対物レンズ下への搬送中に、その
搬送動作に連動して、そのスライドガラス10の広視野
画像の撮像取り込みを行うので、その取得した広視野像
のモニタ表示画面に基づいてオペレータはスライドガラ
ス10上の標本位置を即座に認織でき、これにより撮影
領域を迅速に認識して撮影領域の設定を調整操作し、迅
速な顕微鏡画像撮影を連続して効率よく行うことができ
る。したがって、複数枚の、特に患部標本の詳細な診断
を要する多数のスライドガラスが日常的に発生する大病
院等の施設の場合のように、大量のスライドガラスの顕
微鏡画像の撮影を行う場合には、これに要する時間を大
幅に短縮することができ、顕微鏡画像撮影の能率が向上
するので便利である。
【0070】図5は、図1及び図2で説明した基本構成
の顕微鏡画像撮影装置1における、第2の実施の形態と
してのCPU20による制御の処理動作について説明す
るフローチャートである。図5に示す処理動作におい
て、S31、S33、S34、S35、S37及びS3
8の処理動作は、図4(a) に示した処理動作におけるS
11、S12、S13、S14、S15及びS16に示
す処理動作と同一であり、図5のフローチャートに示す
処理動作では、S31とS33に間に挿入されているS
32の処理動作、及びS35とS37の間に挿入されて
いるS36の処理動作のみが図4(a)の場合と異なる。
【0071】尚、この第2の実施の形態における処理に
おいて、スライドガラス収納ユニット16に収納されて
いるスライドガラス10には、例えばその側面に、例え
ばドットマトリクスコード等を用いて、少なくともスラ
イドガラス管理番号などのスライドガラス情報、更には
標本臓器名、標本臓器提供患者の性別、その患者の年
齢、その標本に係わる病院や施設の名称等の標本情報が
予め記録されている。
【0072】そして、図5に示す処理において、S31
でスライドガラス10を搬出したのち、S33でスライ
ドガラス10の広視野画像を撮影する前に、S32で上
記スライドガラス10の側面に記録されているドットマ
トリクスコードを、ドットマトリクスコードリーダ63
で読み取る。
【0073】このように、この第2の実施の形態におい
ては、スライドガラス10をスライドガラス収納ユニッ
ト16から搬出して対物レンズ下における画像取り込み
位置の調整を行うまでの間に、広視野画像の撮影だけで
なく少なくともスライドガラス管理番号、場合によって
は各種の詳細な標本情報などを自動的に読み取る。
【0074】そして、この読み取られたスライドガラス
管理番号又は標本情報は、上記広視野画像の撮影像とと
もに、図5のその後の処理におけるS35の分割面78
の位置番号(1,1)から(m,n)までの撮影終了
後、S37でスライドガラス10がスライドガラス収納
ユニット16に収納されるまでの間に、S36でCPU
20により内部処理されて、1枚のスライドガラス10
に関する情報として分類するために、大容量記録媒体2
3におけるデータベース上の1つのレコード(又はファ
イル又はフォルダ)として保存される。
【0075】なお、更に簡単な方法として、スライドガ
ラスのID番号を顕微鏡画像ファイル名に関連付けるこ
とによって、ファイル名からスライドガラスを特定でき
るようにしてもよい。上述したように、第2の実施形態
によれば、スライドガラスに予め記録されている標本情
報の読み取り取得を行うので、1枚のスライドガラスか
ら撮像した全顕微鏡画像のデジタルデータ化されたバー
チャルデータを、その広視野像データ及び標本情報と関
連付けてレコード(又はファイル、又はフォルダ)化
し、これらをデータベースとして大容量記録媒体に保管
することが容易となり、これにより、撮影済みスライド
ガラスの広視野像と、その標本の顕微鏡画像と、その標
本情報とを、関連付けての管理が容易となり、したがっ
て、スライドガラスの標本像の撮像後は、顕微鏡による
実際のスライドガラス標本の観察を行うことなく、有線
または無線で所望の画像データをモニタ表示画面上に呼
び出すだけで、詳細な観察と評価と診断を行うことが可
能となる。
【0076】図6は、図1及び図2で説明した基本構成
の顕微鏡画像撮影装置1における、第3の実施の形態と
してのCPU20による制御の処理動作について説明す
るフローチャートである。なお、図6に示す処理動作に
おいて、S52〜S58及びS60の処理動作は、図5
に示した処理動作におけるS31〜S37及びS38の
処理動作と同一であり、図6のフローチャートに示す処
理動作では、最初のS51及び、S58とS60の間に
挿入されているS59の処理動作のみが図5の場合と異
なる。
【0077】また、本例では、スライドガラス収納ユニ
ット16に収納されているスライドガラス10には、例
えばその側面に、例えばドットマトリクスコード等を用
いて予め記録されているスライドガラス管理番号や、標
本臓器名、標本臓器提供患者の性別、その患者の年齢、
その標本に係わる病院や施設の名称等の標本情報の他
に、当該スライドガラスの顕微鏡画像が撮影済みである
か否かの情報が、上記同様のドットマトリクスコード又
は他の記録方法で記録されている。
【0078】図6に示す処理において、まずS51で、
スライドガラス収納ユニット16に収納されている最初
のスライドガラス10に、その顕微鏡画像が撮影済みで
あることを示す情報(マーク)があるか否かを判別す
る。この処理では、図1においてスライドガラス収納ユ
ニット16に設けられた図示を省略したマーク読取装置
で上記の顕微鏡画像が撮影済みであることを示す情報
(マーク)を読み取るようにすることが好ましいが、操
作者が目視によって情報(マーク)の有無を確認するこ
とによって判別するようにしてもよい。
【0079】そして、そのスライドガラスから顕微鏡画
像が撮影済みであることを示す情報(マーク)を読み取
った場合は(S51がYes)、直ちにS60の処理に
進んで、スライドガラス収納ユニット16に内に次のス
ライドガラスが格納されているか否かを判別し、未だ有
れば(S60がYes)、S51に戻って、S51の処
理を繰り返す。
【0080】他方、スライドガラス収納ユニット16内
に次のスライドガラスが格納されており、且つそのスラ
イドガラスに顕微鏡画像が撮影済みであることを示す情
報(マーク)が記録されていないときは、つまり情報が
読み取れなかったときは(S51がNo)、図5のS3
1〜S37と同様の処理である図6のS52〜S58の
処理を行った後、S60の処理を行うに先立って、S5
9において、画像撮影済み記録装置66により当該スラ
イドガラスに対し、顕微鏡画像撮影済みを示す情報(マ
ーク)を記録する。
【0081】なお、この記録処理は、例えばインクジェ
ット方式の記録装置あるいはインク熱転写方式の記録装
置によって、スライドガラスの標本位置以外の表面、例
えばラベル等の表面、あるいはスライドガラスの側面に
記録するようにしてもよく、または、大容量記録媒体2
3に上記スライドガラスの前述した各種の情報(特にス
ライドガラスのID番号など)に関連付けて保存し、ス
ライドガラス収納ユニット16から搬送する際に大容量
記録媒体23のデータベースの内容を参照し、顕微鏡画
像の撮影済み情報の有無をチェックすることによって
も、上記と同様の処理を行うことができる。
【0082】このように、顕微鏡画像を撮影済みのスラ
イドガラスをスライドガラス収納ユニットに収納すると
きに、当該スライドガラスが顕微鏡画像の撮影済みでス
ライドガラスであることを示す情報を当該スライドガラ
スに直接に又は記録媒体等に当該スライドガラスと関連
付けて間接に記録するので、以前に一度撮影したことの
ある標本画像を誤って2度撮影する無用の手数と時間の
浪費が防止でき、これにより顕微鏡画像撮影とその後の
管理の処理能率が向上する。
【0083】尚、図1に示したリニアイメージセンサユ
ニット60に代えて、スライドガラス全体を撮像可能な
広角レンズカメラを備えた画像認識装置をスライドガラ
ス収納ユニット16に備えるようにして、スライドガラ
ス10の搬送前に予めそのスライドガラス10の広視野
像を上記の画像認識装置で撮影しておいてから、そのス
ライドガラス10を搬送するようにしても良い。
【0084】続いて、第4〜第6の実施の形態における
顕微鏡画像撮影装置について説明する。図7は、第4〜
第6の実施の形態における顕微鏡画像撮影装置の全体構
成を模式的に示す図である。この顕微鏡画像撮影装置8
0は、図1に示した顕微鏡画像撮影装置1からドットマ
トリクスコードリーダ63、コードデータ処理装置64
及びドットマトリクスコードリーダ制御I/F回路65
が取り除かれている。
【0085】また、顕微鏡画像撮影装置80では、図1
に示した顕微鏡画像撮影装置1のリニアイメージセンサ
ユニット60が広視野画像撮影用カメラユニット60′
に置き換えられている。そして、スライドガラス収納ユ
ニット16がスライドガラス収納ユニット16′として
やや大きく構成され、この大きく構成された部分に上記
の広視野画像撮影用カメラユニット60′が収容されて
いる。
【0086】また、この構成の変化に対応して、図1に
示した照明光源75が上記の広視野画像撮影用カメラユ
ニット60′に対向する位置にくるように、照明光源7
5とステージ搬送ユニットドライバ47との位置が、ス
ライドガラス10の搬送経路に対して図1の場合と前後
して入れ替わって配置されている。その他の構成は図1
の顕微鏡画像撮影装置1の場合と、後述するCPU20
の処理動作以外は同一である。
【0087】上記の広視野画像撮影用カメラユニット6
0′は、スライドガラス10がスライドガラス収納用ユ
ニット16′からステージ9に搬出される前に、スライ
ドガラス10の広視野画像を撮影することができる。こ
の広視野画像の撮影では、標本Sと認識用ラベル72を
含むスライドガラス10の全体像が撮影される。
【0088】このように広視野画像として撮影された
後、スライドガラス10は、対物レンズ11を通して拡
大観察された後、スライドガラス搬送ユニット18によ
り搬送されて、他方のスライドガラス収納用ユニット1
9に収納される。これらのスライドガラス10の搬送お
よび広視野画像の撮り込み等の制御は、CPU20によ
って行われる。CPU20は、例えば記録媒体22に記
録された制御プログラムをメモリ21にロードして、そ
のロードした制御プログラムに従って各部を制御する。
【0089】図8は、上記の構成におけるスライドガラ
スの受渡し及び広視野画像撮影機構を含む主要部の構成
のみを取り出して模式的に示す斜視図である。同図に示
すように、スライドガラス収納ユニット16′は、スラ
イドガラストレイ81に複数のスライドガラス10(1
0−1、10−2、10−3、10−4)を格納できる
ように構成されている。
【0090】このスライドガラス収納ユニット16′内
には収納ユニット内移動用吸着装置82が設けられてい
る。広視野画像撮影の指示があると、収納ユニット内移
動用吸着装置82は、その吸着ノズルとその先端の吸着
パッドにより、スライドガラストレイ81に収容されて
いるスライドガラス10を一枚ごとに取り出して、広視
野画像撮影用ステージ83上まで、図の破線矢印Eで示
すように移動する。
【0091】この収納ユニット内移動用吸着装置82の
構成及び移動の動作は、図2に示した搬送用吸着装置6
8の構成及び搬送動作とほぼ同様である。本例の場合
は、収納ユニット内移動用吸着装置82はスライドガラ
ス収納ユニット16′内で動作している。
【0092】上記広視野画像撮影用ステージ83上に移
動したスライドガラス10の下方には、広視野画像撮影
用の照明光源75が配置され、スライドガラス10の上
方の上記照明光源75に対向する位置に、集光レンズ8
4と広視野画像撮影カメラ85からなる図7に示した広
視野画像撮影用カメラユニット60′が配置され、その
広視野画像撮影用カメラユニット60′にはアナログ・
デジタル信号処理装置61が接続されている。
【0093】この構成により、スライドガラス10がス
ライドガラス収納ユニット16′内に在る状態で、照明
光源75により下方から照明され、その照射されたスラ
イドガラス10からの透過光が集光レンズ76によりを
集光され、広視野画像撮影カメラ85によりスライドガ
ラス10の全体像が撮像される。
【0094】この撮像により得られたアナログ撮像信号
はアナログ・デジタル信号処理装置61に送信され、ア
ナログ・デジタル信号処理装置61によりアナログ撮像
信号がデジタル撮像信号に変換され、その変換されデジ
タル撮像信号が広視野画像カメラ制御I/F回路62及
びCPUバス49を介してCPU20に送信される。こ
のようにしてスライドガラス収納ユニット16′内にお
いてスライドガラス10の広視野画像が取得される。
【0095】この広視野画像の撮影が終了すると、収納
ユニット内移動用吸着装置82は、スライドガラストレ
イ81の元の位置にスライドガラス10を戻す。また、
ステージ9への搬出指示があると、収納ユニット内移動
用吸着装置82とは別に設けられている搬送用吸着装置
86がスライドガラストレイ81からスライドガラス1
0を矢印EからFで示すように移動させてステージ9ヘ
スライドガラス10を搬出する。
【0096】図9は、スライドガラス10の広視野画像
の撮影や搬出処理を容易にするためのスライドガラスト
レイの他の構成例を示す図である。同図に示すように、
このスライドガラストレイ87は、円盤体で形成され回
転式になっている。このような回転式のスライドガラス
トレイ87の構成にすると、同図に示すように、スライ
ドガラス10(10−1、10−2、10−3、・・
・)を収納し、円盤体を回転することにより順番にスラ
イドガラス10の広視野画像を取り込むことや、ステー
ジ9ヘの搬出が可能である。
【0097】図10は、第4〜第6の実施形態における
スライドガラス10の斜視図である。スライドガラス1
0の上面には、図に示すようにラベル88が貼られてい
る。ラベル88には、標本Sの識別番号、名称等の文字
データやバーコードが記録されている。ラベル88の位
置は、その貼り付け位置を、予め定められている一定の
位置に固定する、又はラベルに認識可能なマークを付け
るなどして、スライドガラス10の全体画像からラベル
部分を抽出できるようにする。
【0098】識別番号や名称等の文字データは、OCR
によって文字認識を行い、テキストデータ化する。ま
た、バーコードは、バーコード画像データをバーコード
解析してテキストデータ化する。図11は、第4〜第6
の実施形態において操作用モニタ53に表示するスライ
ドガラス広視野画像の一覧表示の画面構成の例を示す図
である。同図に示す操作用表示画面90において、画面
上の「広視野画像撮影開始」ボタン91が押されると、
図8で説明したように、スライドガラストレイ81に収
容されているスライドガラス10の広視野画像の撮影が
順次行われて、全てのスライドガラス10の広視野画像
が取り込まれ、その取り込まれたスライドガラス10の
広視野画像92(92−1、92−2、92−3、・・
・)が、スライドトレイ81の収納位置を示す番号(N
o.1、No.2、No.3、・・・)を付与されて一
覧表示される。
【0099】次に「ラベル読込み」ボタン93が押され
ると、スライドガラス10の広視野画像の中からラベル
88部分が抽出され、そこに記録されているデータが読
み込まれ、その読み込まれたデータが、ラベルデータ表
示部94に表示される。さらに、「撮影領域指定」ボタ
ン95が押されると、表示されている広視野画像92の
うちの1つ、例えば広視野画像92−1の上に、顕微鏡
撮影を行う領域を指定するための撮影領域指定枠96が
表示される。この撮影領域指定枠96はドラッグによっ
て撮影する領域の位置や大きさを自在に変更することが
できる。その顕微鏡撮影領域の決定後に、「顕微鏡撮影
開始」ボタン97を押すと、スライドガラス10は順番
にステージ9に搬送され、顕微鏡撮影が行われる。
【0100】この顕微鏡撮影の際、スライドガラス10
の撮影位置によって明るさが異なることが考えられる
が、そのような場合は、CPU20からカメラユニット
14に対する制御による露出固定あるいはソフトウェア
による輝度レベル補正などによって、全体的な調整を行
うことができる。
【0101】このように顕微鏡画像撮影装置の操作者
が、操作用モニタ53上の操作用表示画面90を見なが
らキーボード55あるいはマウス56を用いて画面操作
することに応じて、CPU20により、顕微鏡画像撮影
装置の全てのユニットを制御することができる。
【0102】上記の基本構成を有する第4〜第6の実施
の形態における顕微鏡画像撮影装置において、先ず第4
の実施の形態から以下に説明する。図12は、第4の実
施の形態における処理動作を説明するフローチャートで
ある。本例においては、スライドガラス収納ユニット1
6′内において予め全てのスライドガラス10の広視野
画像が撮り込まれ、この広視野画像が操作用モニタ53
に一覧表示される。そして更に、標本情報が取得され
る。
【0103】先ず、操作者により操作用モニタ53に表
示されている図11に示した操作用表示画面90の「広
視野画像撮影開始」ボタン91が押されることによっ
て、CPU20により広視野画像撮影の処理が開始され
る。すなわち、CPU20は、まず、収納ユニット内移
動用吸着装置82を駆動して、スライドガラス収納ユニ
ット16′内において、スライドガラストレイ81の中
からスライドガラス10を取り出す(S0l)。なお、
この処理では、最初の処理周期では最初のスライドガラ
ス10−1が取り出される。
【0104】次に、CPU20は、上記取り出したスラ
イドガラス10を広視野画像取り込み位置へ移動させる
(S02)。この処理は、スライドガラス10を広視野
画像撮影用ステージ83上に載置する処理である。続い
て、CPU20は、広視野画像撮影カメラ85によって
スライドガラス10の広視野画像を撮影してスライドガ
ラス10の広視野画像を取得する(S03)。そして、
その取得したスライドガラス10の広視野画像を画面に
表示する(S04)。これにより、図11に示したよう
に、スライドガラス10の広視野画像が操作モニタ53
の操作用表示画面90上に表示される。
【0105】上記の撮影と画面表示が終わると、CPU
20は、再び収納ユニット内移動用吸着装置82を駆動
して、撮影済みのスライドガラス10を、スライドガラ
ストレイ81の元の位置に戻す(S05)。ここで、C
PU20は、スライドガラス収納ユニット16′のスラ
イドガラストレイ81の中に、次に広視野画像の撮影を
行うべきスライドガラス10が存在するか否かを判定す
る(S06)。この処理は、特には図示していないが、
スライドガラストレイ81にスライドガラス検知センサ
を設けて、残存するスライドガラス10があるか否かを
検知する処理である。
【0106】そして、スライドガラストレイ81の中
に、次に広視野画像の撮影を行うべきスライドガラス1
0が存在するときは(S06がYES)、S0lの処理
に戻って、処理S01〜S06を繰り返す。これによ
り、スライドガラストレイ81の中の全てのスライドガ
ラス10の広視野画像の撮影が行われる。そして、S0
6の判別で、スライドガラストレイ81の中に、次に広
視野画像の撮影を行うべきスライドガラス10がなくな
ったとき(S06がNO)、処理を終了する。
【0107】これにより、スライドガラストレイ81の
中の全てのスライドガラス10の広視野画像が、図11
に示したように、操作モニタ53の操作用表示画面90
上に順次一覧表示される。このように、スライドガラス
収納ユニット16′内に入っているスライドガラス10
の広視野画像を取り込んで、操作用モニタ53の操作用
表示画面90上に一覧表示することによって、予めスラ
イドガラス収納ユニット16′内にあるスライドガラス
10の標本情報を知ることが可能となる。
【0108】図13は、第5の実施の形態における処理
動作を説明するフローチャートである。本例では、スラ
イドガラス収納ユニット16′内で撮影したスライドガ
ラス10の広視野画像をもとに、スライドガラス10上
の標本位置を取得し、それによって顕微鏡下で撮影する
位置を決定する。
【0109】まず、スライドガラス収納ユニット16′
内で全てのスライドガラス10の広視野画像を撮影する
処理S21〜S26までの処理は、第4の実施の形態に
おける処理S0l〜S06までの処理と同じである。次
に、操作者は、広視野画像からスライドガラス上の顕微
鏡撮影位置を指定する(S27)。この処理では、操作
者は、操作用モニタ53の操作用表示画面90上におい
て、スライドガラス10の広視野画像の一覧表示によっ
て、広視野画像上のスライドガラス10上の標本位置を
調べ、図11の撮影領域指定枠96で説明したように、
顕微鏡撮影を行う領域を指定する。
【0110】なお、この顕微鏡撮影を行う領域の指定
は、特開2000−295462号公報の技術によって
広視野画像から標本位置を自動抽出するようにしても良
い。また、この処理では、標本の撮影領域が決まると、
標本全体の面積及び撮影倍率に応じて、スライドガラス
10上の撮影位置が複数箇所に分割される。
【0111】すなわち、対物レンズ11と、中間倍率レ
ンズ13と、カメラユニット14のCCDのサイズによ
り、スライドガラス10上で撮影できる最小単位の視野
サイズが決まるので、この最小単位の視野サイズを分割
基準として、スライドガラス10上の撮影位置が複数個
に分割される。
【0112】図14は、上記のようにスライドガラス1
0の標本の撮影個所が分割設定された例を示す図であ
る。同図に示す例では、標本Sがある領域98の全領域
が撮影個所として設定され、その撮影個所全体が、位置
番号(1,1)、(1,2)、・・・、(m,n)で示
される複数の区画に分割されて、最小単位の視野サイズ
に対応する撮影面が設定されている。
【0113】なお、この各分割区画の撮影面は、隣接部
分がオーバーラップして設定されるようにしても良い。
そのように撮影面をオーバーラップさせて撮像する方法
は、例えば特開平9−281405号公報などで知られ
ている。上記に続いて、図13において、図11に示さ
れる操作用表示画面90の「顕微鏡撮影開始」ボタン9
7が押されると、CPU20は、スライドガラス搬送ユ
ニット17によって、スライドガラス10をステージ9
に搬送させる(S28)。そして、顕微鏡画像の撮影を
開始する(S29)。
【0114】この顕微鏡画像の撮影では、図14に示す
ように、撮影の位置番号(1,1)、(1,2)、・・
・、(m,n)により撮影面が設定されたならば、その
撮影面を、位置番号(1,1)から(m,n)まで順次
撮影する。この撮影された画像データ量は、撮影時に設
定される解像度にもよるが、通常は、スライドガラス一
枚につき、1ギガバイト以上のデータ格納領域を必要と
する。本例では、このような大容量の画像データが、デ
ータベースとして大容量記録媒体23に順次格納され
る。
【0115】そして、全ての撮影位置つまり位置番号
(1,1)、(1,2)、・・・、(m,n)により分
割されている撮影面の顕微鏡画像の撮影が終了したなら
ば、その撮影の終了したスライドガラス10をスライド
ガラス収納用ユニット19に収納する。
【0116】そして、次に顕微鏡撮影を行うスライドガ
ラス10がスライドガラス収納ユニット16′にあるか
否かを判別する(S30)。この処理でも、不図示のス
ライドガラス検知センサが使用される。そして、スライ
ドガラストレイ81の中に、次に顕微鏡撮影を行うべき
スライドガラス10が存在するときは(S30がYE
S)、S28の処理に戻って、処理S28〜S30を繰
り返す。
【0117】これにより、スライドガラストレイ81の
中の全てのスライドガラス10の顕微鏡撮影が行われ
る。そして、S30の判別で、スライドガラストレイ8
1の中に、次に顕微鏡撮影を行うべきスライドガラス1
0がなくなったとき(S30がNO)、処理を終了す
る。
【0118】このように、スライドガラス収納ユニット
16′内において、スライドガラス10上の標本位置を
予め調べておくことによって、顕微鏡の対物レンズ11
の下にスライドガラス10が置かれたときには、スライ
ドガラス10上の撮影すべき位置を対物レンズ11の下
に直ちに設定することができ、顕微鏡撮影における時間
短縮と操作性の向上を図ることが可能となる。
【0119】なお、本実施の形態では、スライドガラス
収納ユニット16′に全てのスライドガラス10が収納
された状態で、一括して広視野画像の撮影を行っている
が、スライドガラス10をスライドガラス収納ユニット
16′に収納するときに、1枚ずつ広視野画像を撮影す
るように構成してもよい。そのようにしても、広視野画
像撮影にかかる時間を短縮することが可能である。
【0120】図15は、第6の実施の形態における処理
動作を説明するフローチャートである。本例では、スラ
イドガラス収納ユニット16′内で撮影した広視野画像
をもとに、スライドガラス10上のラベル88等に記録
されている標本情報を取得して、標本撮影画像と共にメ
モリ装置に保存する。
【0121】まず、スライドガラス収納ユニット16′
内で全てのスライドガラス10の広視野画像を撮影する
処理S41〜S41までの処理は、第4の実施の形態に
おける処理S0l〜S06、又は第5の実施の形態にお
ける処理S2l〜S26までの処理と同じである。
【0122】本例では、次に、操作用モニタ53の操作
用表示画面90の「ラベル読込み」ボタン93が押され
ることにより、CPU20は、スライドガラス10の広
視野画像中からラベル88に記録されている標本情報デ
ータを読み込む(S47)。この処理では、上記読み込
まれた標本情報データは、図11に示したように、操作
用表示画面90のラベルデータ表示部94に表示され
る。
【0123】なお、上記の標本情報は、スライドガラス
10のIDや標本名称などが、文字あるいはバーコード
などで予め記録されているものである。上記に続いて、
CPU20は、上記読み出されている標本情報データ
を、記録媒体22に、そのスライドガラス10の例えば
位置番号等に対応付けて保存する(S48)。なお、こ
の標本情報データの読み出し処理は、上述した広視野画
像の撮影と同時に自動的に行うようにしても良い。
【0124】次に、操作者により、操作用モニタ53の
操作用表示画面90において、「顕微鏡撮影開始」ボタ
ン97が押されることにより、CPU20は、顕微鏡画
像の撮影を開始する。この顕微鏡画像の撮影処理におけ
る図15の処理S49からS51までの繰り返し処理
は、第5の実施の形態における処理S28から処理S3
0までの繰り返し処理とほぼ同じである。但し本例にお
ける処理S50では、撮影された顕微鏡画像は、処理S
48で記録媒体22に保存された標本情報データと共に
1枚のスライドガラス10に関する情報として1つのフ
ォルダに記録され、このフォルダが、大容量記録媒体2
3のデータベースに保存される。
【0125】なお、ラベル88に記録されているスライ
ドガラス10のID番号を、そのスライドガラス10の
顕微鏡画像ファイルに付与することによって、スライド
ガラス10の標本情報データと顕微鏡画像ファイルをリ
ンクさせ、それぞれ別のデータベースとして記録するよ
うにしてもよい。
【0126】このように、スライドガラス10の広視野
像をスライドガラス収納ユニット16′内において撮像
し、標本位置や標本情報を取得することにより、複数枚
のスライドガラスの顕微鏡撮影が効率よく行うことがで
きると共に、その顕微鏡画像を標本情報と共に記録媒体
に記録することを迅速に行うことができ、顕微鏡画像と
標本情報の一元管理を効率よく行うことができる。
【0127】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、搬入に連動してモニタ表示画面に表示されたスラ
イドガラスの広視野像によって撮影領域を認識できるこ
とにより顕微鏡画像撮影を連続して迅速に行うことが可
能となる。
【0128】また、撮影済みスライドガラスの広視野
像、標本の顕微鏡画像、標本情報等の関連付け管理によ
って顕微鏡による実際のスライドガラス標本の観察を行
うことなく有線または無線で所望の画像データをモニタ
表示画面上に呼び出して詳細な観察と評価と診断を行う
ことが可能となる。
【0129】また、一度撮影したことのある標本画像を
誤って2度撮影する無用な手数と時間の浪費を防止でき
ることにより顕微鏡画像撮影とその後の管理の処理能率
が向上する。また、広視野画像撮影をスライドガラス収
納ユニット内で行ってスライドガラス引き出し前に標本
の位置や情報を取得することにより、複数枚のスライド
ガラスの顕微鏡画像と標本情報とを関連つけて効率的に
記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における顕微鏡画像撮影装置
の全体構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施形態における顕微鏡画像撮影装置
のスライドガラスの受け渡し機構を含む主用部の構成の
みを取り出して模式的に示す斜視図である。
【図3】スライドガラスの形態を拡大して模式的に示す
斜視図である。
【図4】(a) は第1の実施の形態における顕微鏡画像の
撮影処理動作を説明するフローチャート、(b) はその撮
影領域の分割の状態を模式的に示す図である。
【図5】第2の実施の形態における顕微鏡画像の撮影処
理動作を説明するフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態における顕微鏡画像の撮影処
理動作を説明するフローチャートである。
【図7】第4〜第6の実施の形態における顕微鏡画像撮
影装置の全体構成を模式的に示す図である。
【図8】第4〜第6の実施の形態の構成におけるスライ
ドガラスの受渡し及び広視野画像撮影機構を含む主要部
の構成のみを取り出して模式的に示す斜視図である。
【図9】スライドガラスの広視野画像の撮影や搬出処理
を容易にするためのスライドガラストレイの他の構成例
を示す図である。
【図10】第4〜第6の実施形態におけるスライドガラ
スの斜視図である。
【図11】第4〜第6の実施形態において操作用モニタ
53に表示するスライドガラス広視野画像の一覧表示の
画面構成の例を示す図である。
【図12】第4の実施の形態における処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図13】第5の実施の形態における処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図14】第5の実施の形態における処理動作において
スライドガラス10の標本の撮影個所が分割設定された
例を示す図である。
【図15】第6の実施の形態における処理動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 顕微鏡画像撮影装置 2 透過照明用光源 3 コレクタレンズ 4 フィルタ 5 視野絞り 6 ミラー 7 明るさ絞り 8 コンデンサレンズユニット 9 ステージ 10(10−1、10−2、・・・10−5) スライ
ドガラス 11 対物レンズ 12 レボルバ 13 中間倍率レンズ 14 カメラユニット 16、16′、19 スライドガラス収納ユニット 17、18 スライドガラス搬送ユニット 20 CPU 21 メモリ 22 ハードディスクなどの記録媒体 23 大容量記録媒体 24 画像処理ボードとのI/F回路 25 レボルバ制御用I/F回路 26 スライドガラス収納制御I/F回路 27 スライドガラス搬送制御I/F回路 29 コンデンサユニット制御I/F回路、 30 明るさ絞り制御I/F回路 32 光源制御I/F 33 フィルタ制御I/F回路 34 視野絞り制御I/F回路 35 スライドガラス搬送制御I/F回路 36 スライドガラス収納制御I/F回路 37 画像処理ボード 38 レボルバ回転用ドライバ 39 スライドガラス収納ユニットドライバ 40 スライドガラス搬送ユニットドライバ 41 コンデンサレンズ駆動ドライバ 42 明るさ絞りドライバ 44 アナログ電圧値変更回路 45 各種フィルタ制御ドライバ 46 視野絞りドライバ 47 スライドガラス搬送ユニットドライバ 48 スライドガラス収納ユニットドライバ 49 CPUバス 50 カメラユニット14制御用I/F回路 52 画面表示用メモリ 53 操作用モニタ 54 キーボード・マウス制御I/F回路 55 キーボード 56 マウス 60 リニアイメージセンサユニット 60′ 広視野画像撮影用カメラユニット 61 アナログ・デジタル信号処理装置 62 広視野画像カメラ制御I/F回路 63 ドットマトリクスコードリーダ 64 コードデータ処理装置 65 ドットマトリクスコードリーダ制御I/F回路 66 画像撮影済み記録装置 67 画像撮影済み記録制御I/F回路 68 搬送用吸着装置 69 ステージ用吸着装置 71 吸着部移動ガイドホール 72 認識用ラベル 73 標本領域 74 ドットマトリクスコード 75 照明光源 76 集光レンズ 77 リニアイメージセンサ 78 分割面 80 顕微鏡画像撮影装置 81 スライドガラストレイ 82 収納ユニット内移動用吸着装置 83 広視野画像撮影用ステージ 84 集光レンズ 85 広視野画像撮影カメラ 86 搬送用吸着装置 87 回転式スライドガラストレイ 88 ラベル 90 操作用表示画面 91 広視野画像撮影開始ボタン 92(92−1、92−2、92−3、・・・) スラ
イドガラス広視野画像 93 ラベル読込みボタン 94 ラベルデータ表示部 95 撮影領域指定ボタン 96 撮影領域指定枠 97 顕微鏡撮影開始ボタン 98 標本撮影領域
フロントページの続き (72)発明者 中川 修二 東京都八王子市石川町2951 株式会社オリ ンパスエンジニアリング内 Fターム(参考) 2H052 AB05 AB10 AC05 AC28 AD02 AD09 AD33 AE04 AE05 AE10 AE12 AF11 AF14 AF21 AF25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドガラス上の標本を拡大した標本
    顕微鏡画像を撮影する顕微鏡画像撮影手段を備えた顕微
    鏡画像撮影装置であって、 前記スライドガラスを第1のスライドガラストレイ部か
    ら顕微鏡対物レンズ下に搬送するスライドガラス搬送手
    段と、 該スライドガラス搬送手段による前記スライドガラスの
    搬送に連動して前記スライドガラスの全体広視野画像を
    撮影する広視野画像撮影手段と、 前記顕微鏡画像撮影手段による標本顕微鏡画像の撮影を
    終了した前記スライドガラスを前記顕微鏡対物レンズ下
    から第2のスライドガラストレイ部に収納するスライド
    ガラス収納手段と、 を有することを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスライドガラストレイ部と前
    記第2のスライドガラストレイ部が一つの構成であると
    共に前記スライドガラス搬送手段と前記スライドガラス
    収納手段が一つの構成であることを特徴とする請求項1
    記載の顕微鏡画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドガラス搬送手段と連動して
    前記スライドガラスに記録されている標本情報を読み取
    る標本情報読取手段と、 前記顕微鏡画像撮影手段により前記スライドガラス毎に
    撮影された標本顕微鏡画像と前記標本情報とを前記スラ
    イドガラスに対応付けて分類し保存する画像・標本情報
    保存手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の顕
    微鏡画像撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記スライドガラス収納手段と連動して
    該スライドガラス収納手段により収納される前記スライ
    ドガラスが顕微鏡画像撮影済みであることを識別するた
    めの情報を記録する画像撮影情報記録手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の顕微鏡画像
    撮影装置。
  5. 【請求項5】 スライドガラス収納ユニットから顕微鏡
    ステージにスライドガラスを搬送して該スライドガラス
    上の標本を拡大撮影する顕微鏡画像撮影装置であって、 前記スライドガラス収納ユニット内に設けられ前記スラ
    イドガラス全体の広視野画像を撮影する広視野画像撮影
    手段と、 該広視野画像撮影手段により撮影された前記広視野画像
    を用いて前記標本に関する情報を取得する標本情報取得
    手段と、 を有することを特徴とする顕微鏡画像撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記標本情報取得手段は、前記スライド
    ガラス上の標本位置を取得することを特徴とする請求項
    5記載の顕微鏡画像撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記標本情報取得手段は、前記スライド
    ガラス上に記録されているデータを読み取ることを特徴
    とする請求項5記載の顕微鏡画像撮影装置。
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