JP2003248607A - バックアップシステム、バックアップ用プログラムおよびバックアップ方法 - Google Patents

バックアップシステム、バックアップ用プログラムおよびバックアップ方法

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JP2003248607A
JP2003248607A JP2002049789A JP2002049789A JP2003248607A JP 2003248607 A JP2003248607 A JP 2003248607A JP 2002049789 A JP2002049789 A JP 2002049789A JP 2002049789 A JP2002049789 A JP 2002049789A JP 2003248607 A JP2003248607 A JP 2003248607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に記憶済データのバックアップを取ること
ができるバックアップシステムを提供すること。 【解決手段】端末装置10は、まず、空き容量を問い合
わせ(s51)、問い合わせに応じて送信されてきた空
き容量応答データを受信する(s52)。次に、各空き
容量応答データで特定されるIPアドレスおよび空き容
量を登録したデータテーブルを作成する(s53)。ま
た、これらの処理と平行して、データファイルをアーカ
イブ化してアーカイブデータ作成し(s54)、アーカ
イブデータを暗号化して暗号データを作成する(s5
5)。こうして、s53およびs55の処理を終えた
後、バックアップデータを作成して(s56)、識別デ
ータをバックアップデータに付加した後(s57)、送
信する(s58)。このバックアップデータを受信した
端末装置10は、バックアップデータをHD14内に記
憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶済データのバ
ックアップを取る際に利用するバックアップシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端末装置の備える記憶装置により
記憶されている記憶済データのバックアップを取る、つ
まり、記憶済データのバックアップデータを記憶してお
くために、例えば、MOディスク、CD−Rなどの記録
媒体を利用したり、ファイルサーバーとして機能する他
の端末装置の備える記憶装置を利用することが行われて
いる。なお、本明細書中においてバックアップデータと
は、記憶済データを復元可能なデータであって、単に記
憶済データを複製した複製データ、複製データを複数に
分割したそれぞれの分割データなどのことである。
【0003】しかし、上述したバックアップデータを記
憶しておく方法のうち、記録媒体を利用する方法では、
記録媒体の持ち運びが容易であることから、記録媒体自
体を紛失してしまったり、盗難に遭う恐れがある。ま
た、ファイルサーバーを利用する方法では、ファイルサ
ーバーとして機能する専用の端末装置を用意する必要が
あるため、この端末装置に相当するコストが増加してし
まう。
【0004】このような問題を解決するために、複数の
端末装置で構成されるネットワーク上で、各端末装置の
記憶領域の一部を他の端末装置がネットワーク経由で利
用可能な共用の記憶領域としておき、この記憶領域をバ
ックアップデータの記憶に利用するといったシステムを
考えることができる。
【0005】このようなシステムであれば、ファイルサ
ーバーとして機能する専用の端末装置を用意する必要が
ないため、コストが増加することもなく、また、各端末
装置の記憶領域を有効利用することができるため好適で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ステムでは、利用者にとっての操作負担が重く、容易に
記憶済データのバックアップを取ることができない恐れ
がある。例えば、記憶済データのバックアップを取る
際、利用者は、各端末装置の記憶領域の空き容量を順次
確認しながら、記憶済データに相当するデータ量以上の
空き容量を有する端末装置を探し出す必要がある。この
とき、ネットワーク上に記憶済データに相当するデータ
量以上の空き容量を有する端末装置が存在していない場
合、利用者は、それぞれが記憶済データよりもデータ量
の小さい複数のバックアップデータを新たに作成し、複
数の端末装置に分けて記憶させるといった操作を行わな
ければならない。
【0007】本発明は、利用者にとっての操作負担が軽
く、容易に記憶済データのバックアップを取ることがで
きるバックアップシステムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記問
題を解決するため、請求項1に記載のバックアップシス
テムおよび請求項8に記載のバックアップ方法は、ネッ
トワーク回線を介して相互に接続されたネットワーク上
の複数の端末装置のうち、いずれかの端末装置をマスタ
ー端末とし、このマスター端末を除く2以上の端末装置
をバックアップ端末として、マスター端末により記憶さ
れている記憶済データのバックアップデータを、バック
アップ端末に記憶させるようにしたものである。
【0009】このバックアップシステムおよびバックア
ップ方法によって、バックアップ端末にバックアップデ
ータを記憶させる際には、まず、マスター端末が、バッ
クアップデータの記憶に利用する記憶領域の空き容量を
問い合わせるための問い合わせデータを端末装置に送信
する。ここでバックアップデータの記憶に利用する記憶
領域の空き容量とは、例えば、記憶装置内の全記憶領域
のうちの空き容量や、記憶装置内にあらかじめ確保され
たバックアップデータ用の記憶領域のうちの空き容量な
どのことである。
【0010】続いて、問い合わせデータを受信した端末
装置が、空き容量を通知するための通知データをマスタ
ー端末に送信する。続いて、この通知データを受信した
マスター端末が、通知データにより通知された空き容量
に基づいて、複数の端末装置の中から2以上の端末装置
をバックアップ端末として決定する。ここでは、例え
ば、通知データを送信してきた全ての端末装置、所定の
しきい値以上の空き容量を有する端末装置、または、空
き容量の多い順に所定数までの端末装置などが、バック
アップ端末として決定されるように構成すればよい。
【0011】続いて、マスター端末が、決定したバック
アップ端末それぞれの空き容量に応じて記憶済データを
分けて、その分けたデータのバックアップデータをバッ
クアップ端末それぞれに送信する。そして、このバック
アップデータを受信したバックアップ端末が、受信した
バックアップデータを記憶する。
【0012】このように構成されたバックアップシステ
ムによれば、記憶済データに相当するデータ量以上の空
き容量を有する端末装置がネットワーク上に存在しない
場合であっても、記憶済データよりデータ量の小さい複
数のバックアップデータを新たに作成するといった操作
を利用者が行う必要がない。よって、端末装置の記憶領
域の一部を共用の記憶領域としただけの構成と比べて、
容易に記憶済データのバックアップを取ることができ
る。
【0013】なお、このバックアップシステムにおける
端末装置は、記憶装置を利用してデータを記憶可能に構
成されたコンピュータシステムであって、記憶装置とし
ては、例えば、ハードディスクなどの補助記憶装置を利
用することができる。また、マスター端末は、バックア
ップ端末それぞれの空き容量に応じて記憶済データを分
け、分けたデータのバックアップデータをバックアップ
端末それぞれに送信するが、この構成としては、記憶済
データが単一のデータファイルからなる場合には、例え
ば、マスター端末が、バックアップ端末それぞれの空き
容量の比率と同じ比率となるように記憶済データを分け
て、分けたデータをバックアップ端末それぞれに送信す
るように構成するとよい。
【0014】一方、記憶済データが複数のデータファイ
ルからなる場合には、例えば、マスター端末が、バック
アップ端末それぞれの空き容量に応じて、複数のデータ
ファイルをバックアップ端末それぞれに対応するグルー
プにグループ分けし、そのグループ分けしたデータファ
イルのバックアップデータを、各グループに対応するバ
ックアップ端末に送信するように構成するとよい。
【0015】この構成では、マスター端末が、複数のデ
ータファイルをバックアップ端末それぞれに対応するグ
ループにグループ分けする。ここでは、各グループの全
データファイルを合計したデータ量が、各グループに対
応するバックアップ端末の空き容量以下となるようにグ
ループ分けされるようにすればよい。
【0016】また、記憶済データが複数のデータファイ
ルからなる場合の別の構成として、請求項2に記載した
ように、マスター端末が、複数のデータファイルを単一
のデータに結合した後、この結合したデータをバックア
ップ端末の数と同じ数に分割し、この分割したデータの
バックアップデータをバックアップ端末それぞれに送信
するように構成すればよい。
【0017】この構成では、マスター端末が、単一のデ
ータに結合したデータをバックアップ端末の数と同じ数
に分割する。ここでは、例えば、結合したデータをバッ
クアップ端末それぞれの空き容量の比率と同じ比率とな
るように分ければよい。また、それぞれがバックアップ
端末の空き容量に相当するデータ量以下であれば、結合
したデータをバックアップ端末の数と同じ数に等分割し
てもよい。
【0018】このように構成されたバックアップシステ
ムによれば、複数のデータファイルが単一のデータとな
るように結合された後で分割されるため、この分割され
たデータのみから各データファイルを復元することがで
きなくなる。これによって、端末装置を操作する利用者
に、この端末装置により記憶されているバックアップデ
ータの内容を知られることはなく、バックアップデータ
の秘匿性を高めることができる。
【0019】ところで、上述のバックアップシステムで
は、バックアップデータから記憶済データを復元する
際、バックアップ端末により記憶されているバックアッ
プデータを回収した上で記憶済データを復元することに
なる。このようにバックアップデータを回収するための
構成としては、例えば、請求項3に記載のような構成を
考えることができる。
【0020】請求項3に記載のバックアップシステム
は、複数の端末装置それぞれがマスター端末として機能
するように構成されており、マスター端末が、このマス
ター端末とされた端末装置を識別可能な識別データをバ
ックアップデータに付加した状態でバックアップ端末に
送信して、バックアップデータを受信したバックアップ
端末が、このバックアップデータを記憶しておき、マス
ター端末が、バックアップデータの送信をバックアップ
端末に対して要求すると、バックアップ端末が、マスタ
ー端末としてバックアップデータを要求してきた端末装
置を特定し、この特定した端末装置を識別可能な識別デ
ータの付加されているバックアップデータをマスター端
末に送信することを特徴とする。
【0021】このように構成されたバックアップシステ
ムによれば、マスター端末から、バックアップデータの
送信をバックアップ端末に要求するだけで、このマスタ
ー端末を識別可能な識別データの付加されているバック
アップデータのみを間違いなく回収することができる。
【0022】また、バックアップデータを回収するため
の別の構成として、請求項4に記載のような構成を考え
ることができる。請求項4に記載のバックアップシステ
ムは、複数の端末装置それぞれがマスター端末として機
能するように構成されており、バックアップデータを受
信したバックアップ端末が、マスター端末としてバック
アップデータを送信してきた端末装置に対応づけた状態
でバックアップデータを記憶しておき、マスター端末
が、バックアップデータの送信をバックアップ端末に対
して要求すると、バックアップ端末が、マスター端末と
してバックアップデータを要求してきた端末装置を特定
し、この特定した端末装置に対応するバックアップデー
タをマスター端末に送信することを特徴とするこのよう
に構成されたバックアップシステムによれば、マスター
端末から、バックアップデータの送信をバックアップ端
末に要求するだけで、このマスター端末に対応するバッ
クアップデータのみを間違いなく回収することができ
る。
【0023】また、請求項5に記載のバックアップシス
テムは、マスター端末が、ネットワーク上を監視し、マ
スター端末とデータ通信可能な端末装置のリストを作成
しており、このリストに登録されている端末装置に対し
て問い合わせデータを送信することを特徴とする。
【0024】このように構成されたバックアップシステ
ムによれば、リストに登録されている端末装置、つま
り、マスター端末とデータ通信可能な端末装置にのみ問
い合わせデータが送信されることになるため、ネットワ
ークへの負荷を軽減することができる。
【0025】また、請求項6に記載のバックアップ用プ
ログラムは、それぞれが記憶装置を利用してデータを記
憶可能に構成された複数の端末装置と、該複数の端末装
置間を結ぶネットワーク回線とを備えてなるネットワー
ク上で、前記複数の端末装置のうちいずれかの端末装置
をマスター端末とし、該マスター端末を除く1以上の端
末装置をバックアップ端末として、前記マスター端末に
より記憶されている記憶済データのバックアップデータ
を、前記バックアップ端末によって記憶させるバックア
ップシステムにおいて、前記マスター端末とされる前記
端末装置に、前記バックアップデータの記憶に利用する
記憶領域の空き容量を問い合わせる手順と、該手順によ
る問い合わせに応じて前記端末装置から通知された前記
空き容量に基づいて、前記複数の端末装置の中から2以
上の前記端末装置を前記バックアップ端末として決定す
る手順と、該手順により決定された前記バックアップ端
末それぞれの前記空き容量に応じて前記記憶済データを
分ける手順と、該手順により分けられたデータのバック
アップデータを前記バックアップ端末それぞれに送信す
る手順とを実行させるためのバックアップ用プログラム
である。
【0026】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項1に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、このバックアップ
用プログラムを、前記マスター端末とされる前記端末装
置に、前記記憶済データが複数のデータファイルからな
る場合、該複数のデータファイルを単一のデータに結合
する手順と、該手順により結合されたデータを前記バッ
クアップ端末の数と同じ数に分割する手順と、該手順に
より分割されたデータのバックアップデータを前記バッ
クアップ端末それぞれに送信する手順とを実行させるた
めのプログラムとしてもよい。
【0027】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項2に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、このバックアップ
用プログラムを、前記複数の端末装置それぞれが前記マ
スター端末として機能するように構成されている場合
に、前記マスター端末とされる前記端末装置に、該端末
装置自身を識別可能な識別データを付加した状態で前記
バックアップデータを前記バックアップ端末に送信する
手順と、前記バックアップデータの送信を前記バックア
ップ端末に対して要求する手順と、該手順による要求に
応じて前記バックアップ端末から送信されてきた前記バ
ックアップデータを受信する手順とを実行させるための
プログラムとしてもよい。
【0028】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項3に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、このバックアップ
用プログラムを、前記マスター端末とされる前記端末装
置に、ネットワーク上を監視する手順と、前記端末装置
自身とデータ通信可能な前記端末装置のリストを作成す
る手順と、該手順により作成されたリストに登録されて
いる前記端末装置に対して前記空き容量を問い合わせる
手順とを実行させるためのプログラムとしてもよい。
【0029】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項5に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、請求項7に記載の
バックアップ用プログラムは、それぞれが記憶装置を利
用してデータを記憶可能に構成された複数の端末装置
と、該複数の端末装置間を結ぶネットワーク回線とを備
えてなるネットワーク上で、前記複数の端末装置のうち
いずれかの端末装置をマスター端末とし、該マスター端
末を除く1以上の端末装置をバックアップ端末として、
前記マスター端末により記憶されている記憶済データの
バックアップデータを、前記バックアップ端末によって
記憶させるバックアップシステムにおいて、前記バック
アップ端末とされる前記端末装置に、前記マスター端末
から前記空き容量の問い合わせを受けた際、前記空き容
量を当該マスター端末に通知する手順と、前記マスター
端末から送信された前記バックアップデータを受信した
際、該バックアップデータを記憶する手順とを実行させ
るためのバックアップ用プログラムである。
【0030】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項1に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、このバックアップ
用プログラムを、前記バックアップ端末とされる前記端
末装置に、前記マスター端末から前記バックアップデー
タを送信を要求された際、前記マスター端末として前記
バックアップデータの送信を要求してきた前記端末装置
を特定する手順と、該手順により特定された前記端末装
置を識別可能な識別データの付加されている前記バック
アップデータを前記マスター端末に送信する手順とを実
行させるためのプログラムとしてもよい。
【0031】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項3に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。また、このバックアップ
用プログラムを、前記バックアップ端末とされる前記端
末装置に、前記マスター端末から前記バックアップデー
タを受信した際、前記マスター端末として当該バックア
ップデータを送信してきた前記端末装置に対応づけた状
態で当該バックアップデータを記憶する手順と、前記マ
スター端末から前記バックアップデータの送信を要求さ
れた際に、前記マスター端末として前記バックアップデ
ータを要求してきた前記端末装置を特定する手順と、該
手順により特定された前記端末装置に対応する前記バッ
クアップデータを前記マスター端末に送信する手順とを
実行させるためのプログラムとしてもよい。
【0032】このようなプログラムによって制御される
端末装置は、請求項4に記載のバックアップシステムの
一部を構成することができる。なお、上述した請求項6
および請求項7に記載のバックアップ用プログラムは、
例えば、CD−ROMなどの記録媒体や、インターネッ
トなどの通信回線を介して、端末装置を操作する利用者
に配布されるものである。
【0033】また、請求項8に記載のバックアップ方法
を、前記記憶済データが複数のデータファイルからなる
場合に、前記マスター端末が、前記複数のデータファイ
ルを単一のデータに結合した後、該結合したデータを前
記バックアップ端末の数と同じ数に分割し、該分割した
データのバックアップデータを前記バックアップ端末そ
れぞれに送信するようにしてもよい。
【0034】このような方法によって記憶済データのバ
ックアップを取るバックアップシステムは、請求項2に
記載のバックアップシステムを構成することができ、同
システムと同様の作用、効果を得ることができる。ま
た、このバックアップ方法を、前記複数の端末装置それ
ぞれが、前記マスター端末として機能するように構成さ
れている場合に、前記マスター端末が、該マスター端末
である前記端末装置を識別可能な識別データを付加した
状態で前記バックアップデータを前記バックアップ端末
に送信して、前記バックアップデータを受信した前記バ
ックアップ端末が、当該バックアップデータを記憶して
おき、前記マスター端末が、前記バックアップデータの
送信を前記バックアップ端末に対して要求すると、該バ
ックアップ端末が、前記マスター端末として前記バック
アップデータを要求してきた前記端末装置を特定し、該
特定した前記端末装置を識別可能な前記識別データの付
加されている前記バックアップデータを前記マスター端
末に送信するようにしてもよい。
【0035】このような方法によって記憶済データのバ
ックアップを取るバックアップシステムは、請求項3に
記載のバックアップシステムを構成することができ、同
システムと同様の作用、効果を得ることができる。ま
た、このバックアップ方法を、前記複数の端末装置それ
ぞれが、前記マスター端末として機能するように構成さ
れている場合に、前記バックアップデータを受信した前
記バックアップ端末が、前記マスター端末として当該バ
ックアップデータを送信してきた前記端末装置に対応づ
けた状態で当該バックアップデータを記憶しておき、前
記マスター端末が、前記バックアップデータの送信を前
記バックアップ端末に対して要求すると、該バックアッ
プ端末が、前記マスター端末として前記バックアップデ
ータを要求してきた前記端末装置を特定し、該特定した
前記端末装置に対応する前記バックアップデータを前記
マスター端末に送信するようにしてもよい。
【0036】このような方法によって記憶済データのバ
ックアップを取るバックアップシステムは、請求項4に
記載のバックアップシステムを構成することができ、同
システムと同様の作用、効果を得ることができる。ま
た、このバックアップ方法を、前記マスター端末が、ネ
ットワーク上を監視することによって当該マスター端末
とデータ通信可能な前記端末装置のリストを作成し、該
リストに登録されている前記端末装置に対して前記問い
合わせデータを送信するようにしてもよい。
【0037】このような方法によって記憶済データのバ
ックアップを取るバックアップシステムは、請求項5に
記載のバックアップシステムを構成することができ、同
システムと同様の作用、効果を得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
例を挙げて説明する。 [全体構成]バックアップシステム1は、図1に示すよ
うに、複数の端末装置10それぞれがネットワーク回線
100経由でTCP/IPを利用してデータ通信を行う
ように構成されたものである。
【0039】端末装置10は、周知のコンピュータシス
テムであって、CPU11、ROM12、RAM13、
ハードディスク(以降、HDとする)14、ディスプレ
イ15、キーボード16、マウス17、通信装置18な
どを備えており、通信装置18を介してネットワーク回
線100に接続されている。
【0040】また、端末装置10には、以下に示した各
処理を実行するためのアプリケーションソフトが組み込
まれている。 [1.共用設定処理]端末装置10が実行する共用設定
処理を図2に基づいて説明する。この共用設定処理は、
利用者によって共用設定ダイアログを表示させるための
操作が行われた後に開始される。
【0041】まず、端末装置10は、共用設定ダイアロ
グを開く(s11)。この処理においては、図3に示し
たように、HD14の記憶領域全体に占める未使用領域
に相当するデータ量(以降、空き容量とする)の表示欄
i1、空き容量を他の端末装置10からアクセス可能な
共用の記憶領域とするか否かを選択するラジオボタンi
2、i3、決定ボタンi4、キャンセルボタンi5など
の設けられた共用設定ダイアログがディスプレイ15に
表示される。なお、ラジオボタンi2、i3は、空き容
量を共用の記憶領域とする場合に選択するラジオボタン
i2と、共用の記憶領域としない場合に選択するラジオ
ボタンi3からなり、初期状態では、ラジオボタンi3
が選択されている。こうして、共用設定ダイアログが表
示された後、利用者は、ラジオボタンi2またはi3を
選択する操作、決定ボタンi4またはキャンセルボタン
i5を選択する操作などを行うことができる。
【0042】次に、端末装置10は、決定ボタンi4ま
たはキャンセルボタンi5を選択する操作が行われるま
で待機する(s12:NO)。このs12の処理で、決
定ボタンi4を選択する操作が行われた場合(s12:
YES、s13:YES)、端末装置10は、ラジオボ
タンi2が選択されていれば(s14:YES)、共用
設定フラグに「1」をセットし(s15)、ラジオボタ
ンi3が選択されていれば(s14:NO)、共用設定
フラグに「0」をセットする(s16)。この共用設定
フラグは、初期値として「0」がセットされており、後
述する要求応答処理において、他の端末装置10からの
要求に応答する際に利用されるものである。
【0043】そして、s15の処理を行った後、s16
の処理を行った後、または、s12の処理でキャンセル
ボタンi5を選択する操作が行われた場合(s12:Y
ES、s13:NO)、端末装置10は、共用設定ダイ
アログを閉じる(s17)。この処理においては、ディ
スプレイ15から共用設定ダイアログの表示が消去され
る。こうして、キャンセルボタンi5を選択する操作が
行われた場合には、共用設定フラグの値が変更されるこ
となく本共用設定処理が終了することになる。
【0044】[2.バックアップファイル選択処理]端
末装置10が実行するバックアップファイル選択処理を
図4に基づいて説明する。このバックアップデータ選択
処理は、利用者によって、バックアップファイル選択ダ
イアログを表示するための操作が行われた後に開始され
る。
【0045】まず、端末装置10は、バックアップファ
イル選択ダイアログを開く(s21)。この処理におい
ては、図5に示したように、HD14内に記憶されてい
るデータファイル(本発明における記憶済データ)の一
覧を階層的に表示したファイル一覧画面i6、バックア
ップを取るデータファイルの一覧を表示するバックアッ
プファイル一覧画面i7、イベントメニューi8、クロ
ーズボックスi9などの設けられたバックアップファイ
ル選択ダイアログがディスプレイ15に表示される。な
お、イベントメニューi8は、プルダウンメニュー内に
設けられている。
【0046】こうしてバックアップファイル選択ダイア
ログが表示された後、利用者は、ファイルの移動操作、
ファイルの削除操作、イベントメニューi8を選択する
操作、クローズボックスi9を選択する操作などを行う
ことができる。なお、ファイルの移動操作とは、ファイ
ル一覧画面i6内に表示されているデータファイルを、
キーボード16によるコピーおよびペースト、マウス1
7によるドラッグおよびドロップによって、バックアッ
プファイル一覧画面i7側に移動させる操作である。こ
れによって、移動させられたファイル名がバックアップ
ファイル一覧画面i7に表示される。また、ファイルの
削除操作とは、キーボード16またはマウス17によっ
て、バックアップファイル一覧画面i7内に表示されて
いるファイル名を削除する操作である。
【0047】次に、端末装置10は、利用者による操作
が行われるまで待機する(s22:NO)。このs22
の処理で行われた操作が(s22:YES)、ファイル
の移動操作である場合(s23:YES)、端末装置1
0は、移動させられたデータファイルのファイル名をバ
ックアップファイル一覧画面i7内に表示させ(s2
4)、このデータファイルのパス名(記憶位置を示す位
置情報)をパス名リストに登録する(s25)。パス名
リストは、HD14内にあらかじめ用意されているリス
トである。
【0048】また、s22の処理で行われた操作が(s
22:YES)、ファイルの削除操作である場合(s2
3:NO、s26:YES)、端末装置10は、削除さ
せられたファイル名のデータファイルのパス名をパス名
リストから削除する(s27)。
【0049】また、s22の処理で行われた操作が(s
22:YES)、イベントメニューi8を選択する操作
である場合(s23:NO、s26:NO、s28:Y
ES)、端末装置10は、イベント設定画面を開く(s
29)。この処理においては、図6に示したように、チ
ェックボックスi10、i11、決定ボタンi12、キ
ャンセルボタンi13などの設けられたイベント設定画
面がディスプレイ15に表示される。こうして、イベン
ト設定画面が表示された後、利用者は、チェックボック
スi10、i11を選択する操作、決定ボタンi12ま
たはキャンセルボタンi13を選択する操作などを行う
ことができる。なお、チェックボックスは、後述するバ
ックアップデータ送信処理を開始する際のタイミングを
決定するためのものであって、端末装置10の起動時
(電源ON後)にバックアップデータ送信処理を開始す
る場合に選択するチェックボックスi10と、端末装置
10の終了時(電源OFF前)にバックアップデータ送
信処理を開始する場合に選択するチェックボックスi1
1とからなる。
【0050】次に、端末装置10は、決定ボタンi12
またはキャンセルボタンi13を選択する操作が行われ
るまで待機する(s30:NO)。このs30の処理
で、決定ボタンi12を選択する操作が行われた場合
(s30:YES、s31:YES)、端末装置10
は、チェックボックスi10、i11の選択内容に応じ
て、起動タイミングフラグおよび終了タイミングフラグ
に所定の値をセットする(s32)。この処理において
は、チェックボックスi10が選択されていれば、起動
タイミングフラグに「1」がセットされ、チェックボッ
クスi11が選択されていれば、終了タイミングフラグ
に「1」がセットされる。この起動および終了タイミン
グフラグは、共に初期値として、「0」がセットされて
いるものである。こうして、端末装置10は、起動タイ
ミングフラグに「1」がセットされて以降、端末装置1
0が起動した後に、後述するバックアップデータ送信処
理を開始するようになる。また、終了タイミングフラグ
に「1」がセットされて以降、端末装置10が終了する
直前に、バックアップデータ送信処理を開始するように
なる。
【0051】こうして、s32の処理を終えた後、また
は、s30の処理でキャンセルボタンi13を選択する
操作が行われた場合(s30:YES、s31:N
O)、端末装置10は、イベント設定画面を閉じる(s
33)。この処理においては、イベント設定画面の表示
がディスプレイ15上から消去される。
【0052】こうしてs25の処理、s27の処理、ま
たは、s33の処理を終えた後、s22の処理に戻る。
また、s22の処理で実行された操作が(s22:YE
S)、クローズボックスi9を選択する操作である場合
(s23:NO、s26:NO、s28:NO)、端末
装置10は、バックアップファイル選択ダイアログを閉
じる(s34)。この処理においては、バックアップフ
ァイル選択ダイアログの表示がディスプレイ15から消
去される。
【0053】[3.ネットワーク監視処理]端末装置1
0が実行するネットワーク監視処理を図7に基づいて説
明する。このネットワーク監視処理は、端末装置10が
起動した後、キーボード16またはマウス17による操
作が可能な状態となって以降、所定時間(本実施形態に
おいては30秒)毎に繰り返し実行される。
【0054】まず、端末装置10は、ネットワーク上に
存在する端末装置10のIPアドレスを収集する(s4
1)。この処理において端末装置10は、IPアドレス
の通知を要求するためのアドレス要求データを、ネット
ワーク上の全ての端末装置10に対して送信(ブロード
キャスト)する。このアドレス要求データを受信した各
端末装置10からは、この端末装置10自身のIPアド
レスを特定可能なアドレス応答データが送信されてく
る。そして、端末装置10は、アドレス応答データを受
信した後、このアドレス応答データに含まれるIPアド
レスを収集する。
【0055】次に、端末装置10は、HD14内の空き
容量が共用の記憶領域となっている端末装置10のIP
アドレスを収集する(s42)。この処理において端末
装置10は、まず、空き容量が共用の記憶領域となって
いるかどうかを確認するための共用確認データを、s4
1の処理で収集したIPアドレスの端末装置10に向け
て送信する。この共用確認データを受信した端末装置1
0のうち、図2における共用設定処理(s15の処理ま
たはs16の処理)で共用設定フラグに「1」がセット
されている端末装置10からは、この端末装置10のI
Pアドレスを特定可能な共用通知データが送信されてく
る。端末装置10は、所定時間(本実施形態においては
5秒)内に送信されてきた共用通知データのみを受信
し、この共用通知データで特定されるIPアドレスを、
空き容量が共用の記憶領域となっている端末装置10の
IPアドレスとして収集する。
【0056】そして、端末装置10は、s42の処理で
収集されたIPアドレスをアドレスリストに登録する
(s43)。このアドレスリストは、HD14内にあら
かじめ用意されているリストであって、後述するバック
アップデータ送信処理において空き容量を問い合わせる
際に利用されるものである。
【0057】[4.バックアップデータ送信処理]端末
装置10が実行するバックアップデータ送信処理を図8
に基づいて説明する。このバックアップデータ送信処理
は、起動および終了タイミングフラグにセットされてい
る値に基づいて、起動タイミングフラグが「1」の場合
に、端末装置10の起動時に開始され、終了タイミング
フラグが「1」の場合に、端末装置10の終了時に開始
される。
【0058】まず、端末装置10は、アドレスリストに
登録されている全てのIPアドレスの端末装置10に対
して、HD14内の空き容量を問い合わせる(s5
1)。この処理においては、空き容量を問い合わせるた
めの空き容量問い合わせデータが、アドレスリストに登
録されているIPアドレスの端末装置10それぞれに向
けて送信される。この空き容量問い合わせデータを受信
した端末装置10からは、この端末装置10のIPアド
レスと空き容量とを特定可能な空き容量応答データ(本
発明における通知データ)が送信されてくる。
【0059】次に、端末装置10は、空き容量応答デー
タを受信する(s52)。次に、端末装置10は、s5
2の処理で受信された全ての空き容量応答データに基づ
いて、各空き容量応答データで特定されるIPアドレス
および空き容量を登録したデータテーブルを作成する
(s53)。この処理においては、s51の処理で空き
容量問い合わせデータを送信してから所定時間(本実施
形態においては、5秒)内に送信されてきた空き容量応
答データに基づいて、データテーブルが作成される。こ
うして、データテーブルに登録されたIPアドレスの端
末装置10が、以降の処理でバックアップデータを送信
すべき端末装置10として決定されたことになる。
【0060】また、端末装置10は、s51の処理から
s53の処理と平行して、まず、パス名リストに登録さ
れている全てのパス名のデータファイルをアーカイブ化
する(s54)。この処理において端末装置10は、パ
ス名リストに登録されている全てのパス名のデータファ
イルを複製し、それぞれの複製データを周知の圧縮アル
ゴリズムを利用して圧縮することによって、結合された
単一のアーカイブデータを作成する。
【0061】次に、端末装置10は、s54の処理で作
成されたアーカイブデータを暗号化して暗号データを作
成する(s55)。この処理においては、周知の暗号化
方式によってアーカイブデータが暗号化される。こうし
て、s53の処理およびs55の処理を終えた後、端末
装置10は、s55の処理で作成された暗号データを分
割してバックアップデータを作成する(s56)。この
処理においては、データテーブルに登録されている空き
容量に応じて暗号データが分割される。具体的には、デ
ータテーブルに登録されている空き容量の比率が1:
2:3となっている場合、アーカイブデータも1:2:
3の比率となるように分割される。こうして、データテ
ーブルに登録されている空き容量毎、つまり、各空き容
量に対応するIPアドレスの端末装置10毎にバックア
ップデータが作成されたことになる。
【0062】次に、端末装置10は、端末装置10自身
のIPアドレスを識別可能な識別データを、s56の処
理で作成されたバックアップデータに付加する(s5
7)。そして、端末装置10は、s57の処理で識別デ
ータの付加されたバックアップデータを送信する(s5
8)。この処理においては、バックアップデータが、デ
ータテーブルに登録されている各IPアドレスの端末装
置10に向けて送信される。このバックアップデータを
受信した端末装置10では、このバックアップデータが
HD14内に記憶される。
【0063】[5.データ復元処理]端末装置10が実
行するデータ復元処理を図9に基づいて説明する。この
データ復元処理は、データ復元ダイアログを表示するた
めの操作が行われた後に開始される。
【0064】まず、端末装置10は、データ復元ダイア
ログを開く(s61)。この処理においては、復元開始
ボタンなどが設けられたデータ復元ダイアログがディス
プレイ15に表示される。こうして、データ復元ダイア
ログが表示された後、利用者は、復元開始ボタンを選択
する操作などを行うことができる。
【0065】次に、端末装置10は、復元開始ボタンを
選択する操作が行われるまで待機する(s62:N
O)。このs62の処理で、復元開始ボタンを選択する
操作が行われたら(s62:YES)、端末装置10
は、バックアップデータの送信を要求する(s63)。
この処理において端末装置10は、バックアップデータ
の送信を要求するためのデータであって、端末装置10
のIPアドレスを特定可能な送信要求データを、ネット
ワーク上の全ての端末装置10に対して送信(ブロード
キャスト)する。この送信要求データを受信した各端末
装置10からは、バックアップデータが送信されてく
る。
【0066】次に、端末装置10は、バックアップデー
タを受信する(s64)。次に、端末装置10は、s6
4の処理で受信した各バックアップデータを結合して暗
号データを復元する(s65)。この処理においては、
図8におけるs55の処理で作成された暗号データが復
元される。
【0067】次に、端末装置10は、s65の処理で復
元された暗号データを復号してアーカイブデータを復元
する(s66)。この処理においては、図8におけるs
55の処理と同じ暗号化方式で暗号データを復号するこ
とによって、図8におけるs54の処理で作成されたア
ーカイブデータが復元される。
【0068】そして、端末装置10は、s66の処理で
復元されたアーカイブデータのアーカイブ化を解除して
複数のデータファイルを復元する(s67)。この処理
においては、s66の処理で復元されたアーカイブデー
タを伸張することによって、図8におけるs54の処理
が行われる時点でパス名リストに登録されていたパス名
の各データファイルが復元される。
【0069】[6.要求応答処理]端末装置10が実行
する要求応答処理を図10に基づいて説明する。この要
求応答処理は、端末装置10がネットワーク経由で自身
宛のデータを受信した後に開始される。なお、以降、本
要求応答処理を実行する端末装置10をバックアップ端
末10とし、このバックアップ端末10に向けてデータ
を送信してきた端末装置10をマスター端末10として
説明する。
【0070】まず、バックアップ端末10は、受信した
データがアドレス要求データである場合(s71:YE
S)、バックアップ端末10自身のIPアドレスを特定
可能なアドレス応答データを、マスター端末10に送信
する(s72)。アドレス要求データは、図7における
s41の処理でマスター端末10から送信されてくるも
のであって、アドレス応答データは、図7におけるs4
1の処理でマスター端末10が受信するものである。
【0071】また、バックアップ端末10は、受信した
データが共用確認データである場合(s71:NO、s
73:YES)、共用設定フラグにセットされている値
をチェックする(s74)。共用確認データは、図7に
おけるs42の処理でマスター端末10から送信されて
くるものである。また、共用設定フラグは、図2におけ
るs15の処理またはs16の処理で、「1」または
「0」がセットされたものである。
【0072】このs74の処理で、共用設定フラグに
「1」がセットされている場合(s74:YES)、バ
ックアップ端末10は、共用通知データをマスター端末
10に送信する(s75)。この共用通知データは、空
き容量が共用の記憶領域として設定されていることを通
知するためのデータであって、バックアップ端末10自
身のIPアドレスを特定可能なデータである。また、こ
の共用通知データは、図7におけるs42の処理でマス
ター端末10が受信するものである。
【0073】また、バックアップ端末10は、受信した
データが空き容量要求データである場合(s71:N
O、s73:NO、s76:YES)、空き容量応答デ
ータをマスター端末10に送信する(s77)。空き容
量要求データは、図8におけるs51の処理でマスター
端末10から送信されてくるものである。また、空き容
量応答データは、バックアップ端末10の備えるHD1
4の空き容量と、バックアップ端末10自身のIPアド
レスを特定可能なデータである。また、この空き容量応
答データは、図8におけるs52の処理で、マスター端
末10が受信するものである。
【0074】また、バックアップ端末10は、受信した
データがバックアップデータである場合(s71:N
O、s73:NO、s76:NO、s78:YES)、
このバックアップデータをHD14内に記憶する(s7
9)。バックアップデータは、図8におけるs58の処
理でマスター端末10から送信されてくるものである。
【0075】また、バックアップ端末10は、受信した
データが送信要求データである場合(s71:NO、s
73:NO、s76:NO、s78:NO)、送信すべ
きバックアップデータを検索する(s80)。この処理
においては、バックアップデータに付加されている識別
データに基づいて、マスター端末10に送信するバック
アップデータが検索される。なお、バックアップデータ
は、以前に本要求応答処理におけるs79の処理が実行
された際に、HD14内に記憶されたものである。バッ
クアップデータには、IPアドレスを識別可能な識別デ
ータが付加されている。この識別データは、図8におけ
るs58の処理で、マスター端末10としてバックアッ
プデータを送信してきた端末装置10のIPアドレスで
ある。また、送信要求データは、マスター端末10とし
て送信要求データを送信してきた端末装置10のIPア
ドレスを特定可能である。そのため、バックアップ端末
10は、HD14内に記憶されているバックアップデー
タの中から、識別データで識別されるIPアドレスが送
信要求データで特定されるIPアドレスと一致するバッ
クアップデータを、マスター端末10に送信するバック
アップデータとして検索する。
【0076】そして、バックアップ端末10は、s80
の処理で検出されたバックアップデータをマスター端末
10に送信する(s81)。このバックアップデータ
は、図9におけるs64の処理でマスター端末10が受
信するものである。こうして、s72の処理、s75の
処理、s77の処理、s79の処理およびs81の処理
のうちいずれかの処理を終えた後、または、s74の処
理で共用設定フラグに「0」がセットされている場合
(s74:NO)、本要求応答処理を終了する。
【0077】[効果]このように構成されたバックアッ
プシステム1によれば、端末装置10によって 図8に
おけるs54の処理でデータファイルがアーカイブ化さ
れた後、s53の処理で作成されたデータテーブルに登
録されている空き容量に応じて、アーカイブデータを分
割したデータがバックアップデータとして作成される。
そのため、アーカイブデータに相当するデータ量以上の
空き容量を有する端末装置10がネットワーク上に存在
しない場合であっても、アーカイブデータよりデータ量
の小さい複数のバックアップデータを作成するといった
操作を利用者が行う必要がない。よって、端末装置の記
憶領域の一部を共用の記憶領域としただけの構成と比べ
て、容易にデータファイルのバックアップを取ることが
できる。
【0078】特に、s54の処理でデータファイルがア
ーカイブ化された後、s56の処理でアーカイブデータ
が分割されるため、この分割されたデータのみから各デ
ータファイルを復元することができなくなる。これによ
って、端末装置10を操作する利用者に、この端末装置
10により記憶されているバックアップデータの内容を
知られることはなく、バックアップデータの秘匿性を高
めることができる。
【0079】また、図9におけるs63の処理で、端末
装置10が、バックアップデータの送信を要求すること
によって、この端末装置10を識別可能な識別データの
付加されているバックアップデータのみを間違いなく回
収(受信)することができる。
【0080】また、図8におけるs51の処理で、端末
装置10が、アドレスリストに登録されている全てのI
Pアドレスの端末装置10に対して、HD14内の空き
容量を問い合わせている。このアドレスリストは、空き
容量が共用の記憶領域となっている端末装置10のIP
アドレスが登録されているリストであるため、空き容量
が共用の記憶領域となっている端末装置10にのみ問い
合わせデータが送信されることになる。よって、ネット
ワークへの負荷を軽減することができる。また、上述し
た1から6の各処理を実行するアプリケーションソフト
が組み込まれていない端末装置がネットワーク回線10
0に接続されている場合、これらの端末装置に問い合わ
せデータが送信されることがなくなるため、ネットワー
クへの負荷をより軽減することができる。
【0081】[変形例]以上、本発明の実施形態につい
て説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定
されず、このほかにも様々な形態で実施することができ
る。例えば、本実施形態においては、各端末装置10を
特定するためにIPアドレスを利用しているものを例示
したが、各端末装置10を特定するために端末装置10
のMACアドレスを利用するように構成してもよい。こ
の場合、本実施形態における「IPアドレス」との記載
を「MACアドレス」と読み替えることとする。また、
各端末装置10を特定するために利用されるデータとし
ては、IPアドレスやMACアドレスだけに限定される
ものでなく、各端末装置10にあらかじめ割り当てられ
たコードなどを利用するように構成してもよい。
【0082】また、本実施形態において、HD14の記
憶領域全体に占める未使用領域のうちの所定の記憶領域
をバックアップデータの記憶用の記憶領域として確保し
ておき、このバックアップ用の記憶領域に占める未使用
領域を「空き容量」としてもよい。
【0083】また、本実施形態においては、図8のバッ
クアップデータ送信処理が、起動および終了タイミング
フラグにセットされている値に基づいて開始されるよう
に構成されたものを例示した。しかし、バックアップデ
ータ送信処理が開始される条件としては、起動および終
了タイミングフラグの値以外のものを利用してもよい。
例えば、図2の共有設定処理において、共有設定ダイア
ログにスケジュールメニューを設け、このスケジュール
メニューが選択された際に、日程(毎日、毎週、毎月)
や時間を入力する操作を実行できるようにして、この入
力されたスケジュールに従ってバックアップデータ送信
処理が開始されるように構成すればよい。
【0084】また、本実施形態においては、図8におけ
るs53の処理で、データテーブルに空き容量およびI
Pアドレスが登録され、このIPアドレスの端末装置1
0が、バックアップデータを送信すべき端末装置10と
して決定されるものを例示した。しかし、このs53の
処理で、所定のしきい値以上となっている空き容量と、
この空き容量に対応するIPアドレスとをデータテーブ
ルに登録するように構成してもよい。また、多い順に所
定数までの空き容量と、この空き容量に対応するIPア
ドレスとをデータテーブルに登録するように構成しても
よい。この場合、図8におけるs52の処理で、多数の
端末装置10から空き容量応答データを受信しても、多
数のバックアップデータが作成されることがなくる。そ
のため、空き容量応答データの送信元である全ての端末
装置10にバックアップデータを送信(s58の処理)
する場合よりも、バックアップデータを送信する送信先
の端末装置10が少なくて済み、ネットワークに対する
付加を軽減させることができる。
【0085】また、本実施形態においては、図8におけ
るs58の処理で、端末装置(マスター端末)10が、
識別データの付加されたバックアップデータを送信する
ように構成されている。しかし、この処理で、マスター
端末10が、識別データを付加することなく(s57の
処理を行うことなく)、バックアップデータを送信する
ようにすることも考えられる。具体的には、まず、バッ
クアップデータを受信したバックアップ端末10が、図
10におけるs79の処理で、バックアップデータをデ
ータ領域に含むパケットのヘッダ領域から送信元IPア
ドレスまたは送信元MACアドレスを抽出し、抽出した
送信元IPアドレスまたは送信元MACアドレスに対応
づけた状態でバックアップデータを記憶しておく。そし
て、バックアップ端末10が、図10におけるs80の
処理でバックアップデータを検索する際、送信要求デー
タで特定されるIPアドレスに対応するバックアップデ
ータを検索するように構成すればよい。このように構成
すれば、図9におけるs63の処理で、マスター端末1
0が、バックアップデータの送信を要求することによっ
て、このますタータンます10に対応するバックアップ
データのみを間違いなく回収(受信)することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックアップシステムの全体構成を示す図
【図2】共用設定処理の処理手順を示すフローチャート
【図3】共用設定ダイアログを示す図
【図4】バックアップファイル選択処理の処理手順を示
すフローチャート
【図5】バックアップファイル選択ダイアログを示す図
【図6】イベント設定画面を示す図
【図7】ネットワーク監視処理の処理手順を示すフロー
チャート
【図8】バックアップデータ送信処理の処理手順を示す
フローチャート
【図9】データ復元処理の処理手順を示すフローチャー
【図10】要求応答処理の処理手順を示すフローチャー
【符号の説明】
1・・・バックアップシステム、10・・・端末装置、
11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RA
M、15・・・ディスプレイ、16・・・キーボード、
17・・・マウス、18・・・通信装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが記憶装置を利用してデータを
    記憶可能に構成された複数の端末装置と、該複数の端末
    装置間を結ぶネットワーク回線とを備えてなるネットワ
    ーク上で、前記複数の端末装置のうちいずれかの端末装
    置をマスター端末とし、該マスター端末を除く2以上の
    端末装置をバックアップ端末として、前記マスター端末
    により記憶されている記憶済データのバックアップデー
    タを、前記バックアップ端末によって記憶させるバック
    アップシステムであって、 前記マスター端末が、前記バックアップデータの記憶に
    利用する記憶領域の空き容量を問い合わせるための問い
    合わせデータを前記端末装置に送信して、 前記問い合わせデータを受信した前記端末装置が、前記
    空き容量を通知するための通知データを前記マスター端
    末に送信して、 前記通知データを受信した前記マスター端末が、当該通
    知データにより通知された前記空き容量に基づいて、前
    記複数の端末装置の中から2以上の前記端末装置を前記
    バックアップ端末として決定し、該決定した前記バック
    アップ端末それぞれの前記空き容量に応じて前記記憶済
    データを分けて、該分けたデータのバックアップデータ
    を前記バックアップ端末それぞれに送信して、 該バックアップデータを受信した前記バックアップ端末
    が、当該受信した前記バックアップデータを記憶するこ
    とを特徴とするバックアップシステム。
  2. 【請求項2】 前記記憶済データが複数のデータファイ
    ルからなり、 前記マスター端末が、前記複数のデータファイルを単一
    のデータに結合した後、該結合したデータを前記バック
    アップ端末の数と同じ数に分割し、該分割したデータの
    バックアップデータを前記バックアップ端末それぞれに
    送信することを特徴とする請求項1に記載のバックアッ
    プシステム。
  3. 【請求項3】 前記複数の端末装置それぞれが前記マス
    ター端末として機能するように構成されており、 前記マスター端末が、該マスター端末とされた前記端末
    装置を識別可能な識別データを前記バックアップデータ
    に付加した状態で該バックアップデータを前記バックア
    ップ端末に送信して、 前記バックアップデータを受信した前記バックアップ端
    末が、当該バックアップデータを記憶しておき、 前記マスター端末が、前記バックアップデータの送信を
    前記バックアップ端末に対して要求すると、該バックア
    ップ端末が、前記マスター端末として前記バックアップ
    データを要求してきた前記端末装置を特定し、該特定し
    た前記端末装置を識別可能な前記識別データの付加され
    ている前記バックアップデータを前記マスター端末に送
    信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のバックアップシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数の端末装置それぞれが前記マス
    ター端末として機能するように構成されており、 前記バックアップデータを受信した前記バックアップ端
    末が、前記マスター端末として当該バックアップデータ
    を送信してきた前記端末装置に対応づけた状態で当該バ
    ックアップデータを記憶しておき、 前記マスター端末が、前記バックアップデータの送信を
    前記バックアップ端末に対して要求すると、該バックア
    ップ端末が、前記マスター端末として前記バックアップ
    データを要求してきた前記端末装置を特定し、該特定し
    た前記端末装置に対応する前記バックアップデータを前
    記マスター端末に送信することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のバックアップシステム。
  5. 【請求項5】 前記マスター端末が、ネットワーク上を
    監視し、当該マスター端末とデータ通信可能な前記端末
    装置のリストを作成しており、該リストに登録されてい
    る前記端末装置に対して前記問い合わせデータを送信す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載のバックアップシステム。
  6. 【請求項6】 それぞれが記憶装置を利用してデータを
    記憶可能に構成された複数の端末装置と、該複数の端末
    装置間を結ぶネットワーク回線とを備えてなるネットワ
    ーク上で、前記複数の端末装置のうちいずれかの端末装
    置をマスター端末とし、該マスター端末を除く1以上の
    端末装置をバックアップ端末として、前記マスター端末
    により記憶されている記憶済データのバックアップデー
    タを、前記バックアップ端末によって記憶させるバック
    アップシステムにおいて、 前記マスター端末とされる前記端末装置に、 前記バックアップデータの記憶に利用する記憶領域の空
    き容量を問い合わせる手順と、該手順による問い合わせ
    に応じて前記端末装置から通知された前記空き容量に基
    づいて、前記複数の端末装置の中から2以上の前記端末
    装置を前記バックアップ端末として決定する手順と、該
    手順により決定された前記バックアップ端末それぞれの
    前記空き容量に応じて前記記憶済データを分ける手順
    と、該手順により分けられたデータのバックアップデー
    タを前記バックアップ端末それぞれに送信する手順とを
    実行させるためのバックアップ用プログラム。
  7. 【請求項7】 それぞれが記憶装置を利用してデータを
    記憶可能に構成された複数の端末装置と、該複数の端末
    装置間を結ぶネットワーク回線とを備えてなるネットワ
    ーク上で、前記複数の端末装置のうちいずれかの端末装
    置をマスター端末とし、該マスター端末を除く1以上の
    端末装置をバックアップ端末として、前記マスター端末
    により記憶されている記憶済データのバックアップデー
    タを、前記バックアップ端末によって記憶させるバック
    アップシステムにおいて、 前記バックアップ端末とされる前記端末装置に、 前記マスター端末から前記空き容量の問い合わせを受け
    た際、前記空き容量を当該マスター端末に通知する手順
    と、 前記マスター端末から送信された前記バックアップデー
    タを受信した際、該バックアップデータを記憶する手順
    とを実行させるためのバックアップ用プログラム。
  8. 【請求項8】 それぞれが記憶装置を利用してデータを
    記憶可能に構成された複数の端末装置と、該複数の端末
    装置間を結ぶネットワーク回線とを備えてなるネットワ
    ーク上で、前記複数の端末装置のうちいずれかの端末装
    置をマスター端末とし、該マスター端末を除く1以上の
    端末装置をバックアップ端末として、前記マスター端末
    により記憶されている記憶済データのバックアップデー
    タを、前記バックアップ端末によって記憶させるバック
    アップ方法であって、 前記マスター端末が、前記バックアップデータの記憶に
    利用する記憶領域の空き容量を問い合わせるための問い
    合わせデータを前記端末装置に送信して、 前記問い合わせデータを受信した前記端末装置が、前記
    空き容量を通知するための通知データを前記マスター端
    末に送信して、 前記通知データを受信した前記マスター端末が、当該通
    知データにより通知された前記空き容量に基づいて、前
    記複数の端末装置の中から2以上の前記端末装置を前記
    バックアップ端末として決定し、該決定した前記バック
    アップ端末それぞれの前記空き容量に応じて前記記憶済
    データを分けて、該分けたデータのバックアップデータ
    を前記バックアップ端末それぞれに送信して、 該バックアップデータを受信した前記バックアップ端末
    が、当該受信した前記バックアップデータを記憶するこ
    とを特徴とするバックアップ方法。
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