JP2003248799A - Icカード用リーダライタ、識別方法、及びそのプログラム - Google Patents

Icカード用リーダライタ、識別方法、及びそのプログラム

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JP2003248799A JP2002356326A JP2002356326A JP2003248799A JP 2003248799 A JP2003248799 A JP 2003248799A JP 2002356326 A JP2002356326 A JP 2002356326A JP 2002356326 A JP2002356326 A JP 2002356326A JP 2003248799 A JP2003248799 A JP 2003248799A
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忠勝 正木
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Hideo Ozeki
秀夫 大関
Hiromi Ebara
裕美 江原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各非接触ICカードの識別処理を高速に完了
するICカード用リーダライタ、識別方法、及びそのプ
ログラムを提供する。 【解決手段】 応答検出手段は、リクエストに対する上
記ICカードからの正常な応答及び当該応答の衝突を検
出し、応答無効化手段は、応答検出手段がICカードか
らの正常な応答を受信した場合には、上記衝突を検出し
ていても、正常な応答を送信したICカードに対して以
後の上記リクエストに応答しない旨の命令である応答無
効化コマンドを送信するリーダライタ、識別方法、及び
そのプログラムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード用リー
ダライタ、識別方法、及びそのプログラムに関し、詳し
くは、タイムスロットを用いてICカードを識別するI
Cカード用リーダライタ、識別方法、及びそのプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁誘導方式等を用いてデータの
授受を行う非接触ICカードと当該非接触ICカードを
識別するリーダライタとの間の通信には、タイムスロッ
ト方式が採用されている。これは、複数の非接触ICカ
ードが同時にリーダライタの通信可能エリア内に存在
し、リーダライタからのポーリングに対して複数の非接
触ICカードが同時に応答した場合、当該応答に用いら
れる各レスポンス信号が衝突して何れの非接触ICカー
ドもリーダライタと正常に通信することができなくなる
ためである。
【0003】上記タイムスロット方式の通信方法を以下
に説明する。
【0004】(1)まずICカード用リーダライタ(以
後リーダライタと称す)は非接触ICカードの存在を確
認するために、リクエストとして初期応答リクエストコ
マンドを非接触ICカードに送信する。上記初期応答リ
クエストコマンドには、非接触ICカードが行う初期応
答のタイミングの制御に必要な「スロット数」、又は
「スロット数」を計算する為に必要な値が含まれる。
【0005】(2)上記非接触ICカードは、上記初期
応答リクエストコマンドを受信後、特定時間から設けら
れるタイムスロットを用いて上記初期応答(応答)を返
す。該応答に用いるタイムスロット、即ちタイミング
は、非接触ICカード自身が乱数で決定する。
【0006】(3)上記リーダライタは、複数の非接触
ICカードが同一のタイムスロットを選択した際に起こ
る応答の衝突を検出した場合、再度上記初期応答リクエ
ストを送信する。
【0007】(4)上記リーダライタは、すべての非接
触ICカードからの応答を衝突なしに受信することです
べての非接触ICカードの認識をし、当該カードの識別
のためのシーケンスを完了する。
【0008】以上の処理を、図16〜図18を用いてさ
らに詳しく説明する。尚、以下に示すのは、近接型非接
触ICカードの国際規格ISO/IEC(Internationa
l Organization For Standardization/International E
lectrotechnical Commission)14443に適応した場
合の非接触ICカードの処理である。
【0009】ISO/IEC14443は例えば、非接
触テレホンカードなどに適応できる。さらに具体的に、
図16に示すように、公衆電話として機能するリーダラ
イタ1600にテレホンカードとしての機能を有する非
接触ICカード1601、1602、1603の3枚を
同時に差し込んだ(近接させた)場合を想定する。
【0010】ISO/IEC14443の非接触ICカ
ードの識別システムにおいては、以下の手順で非接触I
Cカードの識別が行われる。
【0011】まず、公衆電話であるリーダライタ160
0が初期応答リクエスト(リクエスト)を送信する。当
該初期応答リクエストは、図18に示されるフォーマッ
トになっており、初期応答リクエスト1801を構成す
るPARAM1802内の8bitのうち、bit1〜
bit3の3bit1803を用いてタイムスロット数
(N)を各非接触ICカードに通知する。尚、APf1
804は、初期要求コマンドを示すヘッダであり、AF
I1805は非接触ICカードの適応クラスを示す。
又、CRC(Cyclic Redundancy Check)1806はA
Pf〜PARAMまでのCRCである。
【0012】尚、非接触ICカードは1〜NまでのN個
のスロットで応答するが、今回の説明ではタイムスロッ
ト数(N)を4として説明を行う。即ち、初期応答リク
エストに対して非接触ICカード1601〜1603
は、1〜4までのタイムスロットのうち一つを選択し、
応答を行う。
【0013】図17で示す一回目のカード識別処理17
01において、まずリーダライタ1600は初期応答リ
クエストR1〔REQB〕(1702)を送信する。当
該初期応答リクエストR1(1702)に対して非接触
ICカード1601及び1602が、乱数としてそれぞ
れ「1」を生成し、非接触ICカード1603が乱数と
して「2」を生成したとする。この場合には、非接触I
Cカード1601、1602は、タイムスロット1(1
703)内に示した応答〔ATQB〕A21、A31で
それぞれ応答する。また、非接触ICカード1603
は、タイムスロット2(1704)内に示した応答A4
1で応答する。以上の場合には、上記非接触ICカード
1601、1602共、同一のタイミングで応答するた
め、リーダライタ1600は、タイムスロット1(17
03)における非接触ICカードの応答の衝突を検出す
る。したがって、上記非接触ICカード1601、16
02を識別することができないため、再度識別処理を再
開する。
【0014】続いて、二回目の識別処理1705におい
て、リーダライタ1600は初期応答リクエストR2
(1706)を送信する。ここで初期応答リクエストに
対して非接触ICカード1601及び非接触ICカード
1603が、乱数として「1」を生成し、非接触ICカ
ード1602が乱数として「3」を生成したと仮定する
と、非接触ICカード1601、1603は、タイムス
ロット1(1707)内のパケットA22、A42を用
いてそれぞれ応答する。また、非接触ICカード160
2は、タイムスロット3(1708)内のパケットA3
2を用いて応答する。この場合、リーダライタ1600
は、タイムスロット1(1707)における非接触IC
カード1601、1603の応答の衝突を検出する。従
って、リーダライタ1600は、上記非接触ICカード
1601、1603を識別することができないため再度
識別処理を再開する。
【0015】続いて、三回目の識別処理1709におい
て、リーダライタ1600は初期応答リクエストR3
(1710)を送信する。ここで初期応答リクエストに
対して非接触ICカード1601が乱数として「1」、
非接触ICカード1602が乱数として「3」、非接触
ICカード1603が乱数として「4」、を生成したと
仮定する。この場合、非接触ICカード1601はタイ
ムスロット1(1711)内のパケットA23、非接触
ICカード1602はタイムスロット3(1712)内
のパケットA33、非接触ICカード1603はタイム
スロット4(1713)内のパケットA43、を用いて
それぞれ応答する。したがって、リーダライタ1600
は衝突を検出しないため、すべての非接触ICカードの
識別を行うことができ、識別処理を完了する。以上がI
SO/IEC14443の規定に従った、非接触ICカ
ードのカード識別処理である。
【0016】ここで、上記非接触ICカードに電源が投
入されてから(リーダライタとの通信可能距離に入って
から)各非接触ICカードがリーダライタにそれぞれ識
別されるまではアイドル期間+レディ期間と位置付ける
ことができる。
【0017】これに対して、上記各非接触ICカードが
すべて識別されると、リーダライタは各非接触ICカー
ドに対して“ATTRIB“コマンドを送信する。これ
は上記アイドル期間+レディ期間からアクティブ期間へ
の移行を示し、上記各非接触ICカードが“ATTRI
B“コマンド等を受信してアクティブ期間に移行すると
上記リーダライタと様々な通信が可能になる。尚、上記
アクティブ期間に移行した各非接触ICカードは初期応
答リクエストコマンドに対する応答は行わない。ここ
で、上記“ATTRIB“コマンドに替えて例えば”H
ALT“コマンドを受信した場合には、上記非接触IC
カードはホールト期間に移行し、上記リーダライタとの
通信を行わない。この場合、上記リーダライタが”WA
KE−UP“コマンドを送信することで、当該非接触I
Cカードが上記アクティブ期間に移行し、通信が可能に
なる。
【0018】尚、ISO/IEC14443の規定で
は、初期応答リクエストコマンドを受け取ってから、非
接触ICカードがタイムスロット1で応答する場合の時
間を302μsecと規定し、また、1つのタイムスロ
ットの期間(時間)は2266μsecと規定してい
る。つまり、リーダライタ1600から初期応答リクエ
ストを受信して、応答を送信するまでのタイミング(μ
sec)は、以下の計算式(式1)により与えられる。
【0019】 タイミング(μsec)=302μsec+2266μsec×(スロット数 (N)−1) :(式1) 上記タイムスロット方式に類似の方法として、スロット
マーカ方式もある。上記スロットマーカ方式は、リーダ
ライタが上記タイムスロット方式における初期応答リク
エストを送信後、さらに当該リーダライタが各スロット
開始のタイミング毎にスロットの開始を示すスロットマ
ーカコマンドを送信する方式である。従って、リーダラ
イタに指定されたタイムスロットを利用して各ICカー
ドが応答する事で当該各ICカードを認識する点で、本
質的にタイムスロット方式と同様である。
【0020】さらに、上記応答の衝突による非接触IC
カードの識別処理の遅延を回避するための技術が、特開
2000−298712号公報に開示されている。
【0021】上記特開2000−298712号公報に
記載の技術では、各タイムスロットにおける応答の衝突
を確認することで衝突が起こったタイムスロットをカウ
ントし、当該衝突の起こっているタイムスロットの数に
基づいてタイムスロットの数を増減するのである。
【0022】
【特許文献1】特開2000−298712号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述したタイムスロッ
ト方式を利用する非接触ICカード(国際規格ISO/
IEC14443準拠の非接触ICカード等)では、非
接触ICカードが上記リーダライタに対して応答を行う
際に、非接触ICカード自身が乱数を用いてタイムスロ
ットを選択する。このため、例えば複数の非接触ICカ
ードが生成した乱数が同一の場合には、上記選択される
タイムスロットが同一となり、上記応答が必ず衝突して
しまう。この場合、上記リーダライタは、上記応答リク
エストコマンドを再度送信して非接触ICカードの識別
処理を行う必要があり、結果的に非接触ICカードの識
別が遅延するに至る。
【0024】また、上記特開2000−298712号
公報に記載の技術では、衝突の起こっているタイムスロ
ットの数に基づいてリーダライタが指定するタイムスロ
ットの数を増加させることにより、非接触ICカードが
同じタイムスロットを選択する確率を下げている。しか
し、上記技術では、個々のタイムスロットにおいて応答
の衝突の有無を判断し、その都度衝突の数をカウントし
て記憶する必要があり、リーダライタの構成が複雑にな
る。また、タイムスロット数を変更(増加)させて識別
処理を開始し、非接触ICカードの数は変更されないに
もかかわらず衝突発生の個数が減少した場合、次回はタ
イムスロット数を減少させて識別処理を行うため、再度
衝突の頻度が上がり、識別処理時間が長くなってしまう
という問題がある。
【0025】以上に共通して見られる識別処理時間が遅
延する問題は、特に電車の改札機等のように、立ち止ま
ることなく利用者が非接触ICカードをリーダライタに
識別させる必要があるシステムにて顕著に表れる。即
ち、非接触ICカードの識別が遅れることにより、利用
者が立ち止まる必要が生じ、結果として当該システムの
利用に障害が生じるのである。
【0026】また、今後、多方面において上記非接触I
Cカードの利便性を生かした様々なシステムが登場する
事が予想できる。つまり、時間が経つにつれて、利用者
一人が(例えば財布に入れて)所有する非接触ICカー
ドの枚数が増加する事が容易に予想できるのである。こ
のような状況の下では、上記識別処理時間が一層長くな
るため、遅延による問題はさらに深刻なものとなる。従
って、各システムの耐用年数を延ばす意味においても、
予め上記状況に備えておく必要性がある。
【0027】また他方では、上記非接触ICカードの識
別が高速に行なわれるようになれば、さらに高速な移動
体へも適用可能となるため、非接触ICカードの利用可
能な分野を広げるためにも上記識別処理のさらなる高速
化が望まれている。
【0028】本発明は、各非接触ICカードの識別処理
を高速に完了するICカード用リーダライタ、識別方
法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を採用している。即ち、本発明
は、複数のICカードと通信するICカード用リーダラ
イタを前提としている。ここで、応答検出手段は、リク
エストに対する上記ICカードからの正常な応答及び当
該応答の衝突を検出し、応答無効化手段は、応答検出手
段がICカードからの正常な応答を受信した場合には、
上記衝突を検出していても、正常な応答を送信したIC
カードに対して以後の上記リクエストに応答しない旨の
命令である応答無効化コマンドを送信する。
【0030】従って、以後のリクエストの送信は、衝突
を起こした応答を送信したICカードのみが対象とな
り、即ち、以後の識別処理においては応答が衝突する確
立が減少し、識別処理を高速に完了することができる。
【0031】尚、応答検出手段が検出した衝突の有無の
みに基づいて次回のリクエストのタイムスロット数を増
加させるスロット数増加手段を備えた構成があり、さら
にスロット数増加手段は、上記応答無効化手段による上
記応答無効化コマンドの送信の有無、即ち応答無効化を
行ったか否かに基づいてタイムスロット数の増加を行う
構成がある。
【0032】この構成では、衝突を起こしていない応答
に対応するICカードはその都度応答無効化処理を行う
ことにより、衝突を起こしたICカードに対してのみ識
別処理を行い、かつ、適宜タイムスロット数を増加させ
るため、多数のICカードの識別が必要なシステムにお
いても、ICカードの数に応じて識別を柔軟にかつ効率
よく行うことができる。
【0033】尚、応答無効化コマンドは、ISO/IE
C14443に基づく"ATTRIB"コマンド、又は"
HALT"コマンドとすることができる。
【0034】又、衝突検知手段が、リクエストに対する
上記ICカードからの応答の衝突を検出し、スロット増
加手段は衝突検出手段が検出した衝突の有無のみに基づ
いてタイムスロット数を増加させるリーダライタとして
もよい。
【0035】このリーダライタにおいては、ICカード
からの応答の衝突の有無のみを検知し、当該衝突の有無
のみに基づいてタイムスロットを増加させるため、当該
リーダライタに複雑な構成を加えることなく、ICカー
ドの数に応じて識別を効率よく行うことができる。
【0036】この構成において、最初(1回目)の上記
リクエストに含まれるタイムスロット数を"1"としても
よい。
【0037】又、記憶手段が、複数のICカードをそれ
ぞれ正常に認識した際の当該ICカードの数を記憶し、
算出手段が、記憶手段にて記憶したICカードの数に基
づいて、各ICカードを識別するための最初のリクエス
トに含めるタイムスロット数(初期値)を算出し、スロ
ット数再設定手段が、算出手段にて算出されたタイムス
ロット数を最初のリクエスト時のスロット数として設定
するリーダライタとしてもよい。
【0038】このリーダライタにおいては、過去の、I
Cカードを認識した履歴に基づいてタイムスロット数を
動的に変更する事が可能になり、各カードの識別処理時
間を高い確率で短縮する事が可能になる。また、同時
に、リーダライタを用いたシステムの耐用年数を延ばす
ことも可能になる。
【0039】尚、リーダライタはコンピュータを用いて
具体化することができる。この場合、応答検出手段、応
答無効化手段、スロット数増加手段、衝突検出手段は、
コンピュータ上でプログラムを動作させることにより具
体化される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
【0041】(実施の形態1)まず、本発明にかかる実
施の形態1におけるリーダライタについて説明する。図
1は、実施の形態1におけるリーダライタ101の機能
ブロック図である。また、図2は、上記リーダライタ1
01のハードウェア構成図である。
【0042】上記リーダライタ101は、アンテナ20
3、送受信回路202、CPU201、当該リーダライ
タを制御するためのプログラムが格納されているROM
(Read Only Memory)104、プログラム実行時に例え
ばワークエリアとして使用されるRAM(Random Acces
s Memory)205より構成されている。
【0043】尚、上記リーダライタ101と通信を行う
非接触ICカードは、当該リーダライタ101の通信可
能エリアに入ると、上記リーダライタからの電磁波より
誘導される電力にて動作する。
【0044】上記リーダライタ101を機能別に表した
場合、図1に示すようにアンテナ手段107、送受信手
段106、制御手段105、応答検出手段102、応答
無効化手段103を備える。ただし、各手段の処理の詳
細については適宜説明を行う。
【0045】尚、例えば上記応答検出手段102、応答
無効化手段103は、ROM104にプログラムとして
格納され、必要に応じてCPU201に読み出されて実
行される。
【0046】次に、図1、図3、図4、図5を用いて本
実施の形態1に係るリーダライタの処理について説明す
る。ここに図3は、リーダライタ101が実行する処理
のフローチャートである。尚、理解に供するため、本実
施の形態1では図5に示すように3つの非接触ICカー
ド410、420、430が、リーダライタ101と通
信を行うものとする。
【0047】まず、リーダライタ101を構成する制御
手段105は非接触ICカードに対し初期応答リクエス
ト450を所定の時間間隔で送信する(図3:S30
1)。当該初期応答リクエストの送信は、たとえば数十
ミリ秒間隔で行われる。ここで上記リーダライタ101
が送信した初期応答リクエストを非接触ICカード41
0、420、430が受信すると、各々の非接触ICカ
ードは当該初期応答リクエストに含まれるタイムスロッ
ト数を取得する。尚、タイムスロット数は、図18に示
されるPARAMのBit1〜Bit3の3bit18
03で指定されており、このbitに指定される値の2
の乗数がタイムスロット数となる。
【0048】次に、上記各非接触カード410〜430
は、上記リーダライタ101より与えられたタイムスロ
ット数のうちの1つを選択することで応答に用いるタイ
ムスロットを決定する。
【0049】続いて、上記非接触ICカードは、上記リ
ーダライタに応答を送信するタイムスロット(タイミン
グ)まで待機し、上記選択したタイムスロット(のタイ
ミング)にて上記初期応答リクエストに対する応答を送
信する。
【0050】さて、上記非接触ICカードから送信され
た上記応答は、上記リーダライタ101を構成するアン
テナ手段107、送受信手段106を介して上記制御手
段105に受信される。ここで、上記非接触ICカード
410はタイムスロット2(451)を、上記非接触I
Cカード420はタイムスロット3(452)を、上記
非接触ICカード430はタイムスロット2(451)
を選択していたと仮定する。
【0051】上記仮定の下では、上記制御手段105
は、タイムスロット1(457)では応答を受信しない
ためその旨を応答検出手段102に送信する。次に、上
記制御手段105は、タイムスロット2(451)にて
送信された上記非接触ICカード410、430の応答
453、455を受信して、当該受信した応答を応答検
出手段102に送信する。また、上記制御手段105
は、タイムスロット3(452)にて送信された上記非
接触ICカード420の応答454を受信して、当該受
信した応答を応答検出手段102に送信する。さらに、
上記制御手段105は、タイムスロット4(458)で
は応答を受信しないためその旨を応答検出手段102に
送信する(図3:S301)。
【0052】以上に示した、各タイムスロットに対応す
る応答を受信した応答検出手段102は、上記各タイム
スロットに対応する応答を、いったん各タイムスロット
に対応する所定の記憶手段に記憶すると共に、各応答が
“正常な応答”であるか“衝突”であるかを検出(判
定)する。
【0053】尚、以上に述べた初期応答リクエストの送
信から“衝突”の判定までを図3のステップS301に
記載した応答判定処理とする。
【0054】ここでは、上記タイムスロット1(45
7)、タイムスロット4(458)に対応する応答は検
出されないが、上記タイムスロット2(451)では、
上記非接触ICカード410と、上記非接触ICカード
430との応答があるため“衝突”として検出される。
尚、上記タイムスロット3(452)では、上記非接触
ICカード420による応答のみであるため“正常な応
答”として検出される。
【0055】続いて、上記応答検出手段102にて“衝
突”が検出されると、上記リーダライタ101を構成す
る応答無効化手段103は、例えば該応答無効化手段1
03内に設けられたカウンタに“1”を設定する(図
3:S302YES→S303)。
【0056】尚、上記応答検出手段102にて“衝突”
が検出されない場合、リーダライタ101の通信範囲内
に通信可能な非接触ICカードが無いか、あるいは問題
なく各非接触ICカードによる応答を受信したことを示
し、応答検出手段102の処理は終了する(図3:S3
02NO→終了)。また、応答を受信した場合であれ
ば、上記制御手段105により以後の各通信処理が行わ
れる。
【0057】さて、上記応答無効化手段103がカウン
タに“1”を設定すると、続いて当該カウンタが示すタ
イムスロットN(Nはカウンタの値)に対応する上記所
定の記憶手段を参照し、“正常な応答”が格納されてい
るかを判定する。
【0058】ここで、上記タイムスロット1(457)
に対応する記憶手段には、応答が記録されていないの
で、続いて初期応答リクエストにて送信したタイムスロ
ット数と、上記カウンタの値が一致するかを確認する
(図3:S304NO→S306)。
【0059】次に、上記送信したタイムスロット数と、
上記カウンタの値が一致しない場合、上記カウンタを1
インクリメントして、再度次のカウンタが示すタイムス
ロット2(451)に対応する記憶手段に、“正常な応
答”が記憶されているかを判定する(図3:S304→
S306NO→S307→S304)。
【0060】以上の処理を繰り返した場合、上記仮定の
下ではタイムスロット3(452)に対応する記憶手段
に正常な応答が格納されている。この場合、応答無効化
手段103は、応答無効化処理を行う(図3:S304
YES(N=3)→S305)。
【0061】尚、上記応答無効化処理は以下のように行
われる。すなわち、上記応答無効化手段103は、上記
タイムスロット3(452)に対応する記憶手段から応
答の内容を読み出すことにより、上記非接触ICカード
420固有の情報を取得する。続いて、上記応答無効化
手段103は、上記固有の情報を含む応答無効化コマン
ド446を上記制御手段105、上記送受信手段10
6、及び上記アンテナ手段107を介して非接触ICカ
ード420に送信する。
【0062】ここに、応答無効化コマンドとは、以後上
記リーダライタ101との通信の終了を示すコマンドを
受信するまでは、上記リーダライタ101より送信され
る初期応答リクエストに応答しない旨(命令)を示すコ
マンドである。具体的には、例えばISO/IEC14
443に規定される“ATTRIB“コマンド、又は”
HALT“コマンドなどがこれに該当するが、上記リー
ダライタ及び非接触ICカードの設計において新たに定
義したコマンドでもよい。
【0063】上記応答無効化コマンドを受信した非接触
ICカード420は、以後上記リーダライタ101との
通信の終了を示すコマンドを受信するまでは上記初期応
答リクエストに対する応答を行わないが、初期応答リク
エスト以外の通信は行う、即ち上記アクティブ期間に移
行する。但し、上記“HALT”コマンドを受信した場
合にはホールト期間に移行し、“WAKE−UP”コマ
ンドを受信するまでは通常の通信も行わない。
【0064】さて、図3のステップ(S306)におい
て、上記制御手段105が送信したタイムスロット数と
カウンタが一致することで、すべての応答を判定したこ
とになり、再度応答判定処理より繰り返す(図3:S3
06YES→S301) 続いて、上記非接触ICカード420を無効化したリー
ダライタ101は、2回目の識別処理442を行う。当
該2回目の識別処理442でも上記1回目の識別処理4
41とほぼ同一の処理を行うが、非接触ICカード42
0については既に無効化しているため、2回目の識別処
理442では非接触ICカード410、及び非接触IC
カード430を識別すればよい。
【0065】即ち、上記リーダライタ101は、初期応
答リクエスト460を送信する。当該初期応答リクエス
トは、非接触ICカード410〜430にて受信される
が、上記非接触ICカード420については無効化され
ているので応答を行わない。
【0066】ここで、上記初期応答リクエストに対して
非接触ICカード410はタイムスロット2(461)
を、上記非接触ICカード430はタイムスロット1
(462)を選択したと仮定する。
【0067】上記仮定の下では、上記制御手段105
は、タイムスロット1(462)にて送信された上記非
接触ICカード430の応答463を受信して、当該受
信した応答を応答検出手段102に送信する。また、上
記制御手段105は、タイムスロット2(461)にて
送信された上記非接触ICカード410の応答464を
受信して、当該受信した応答を応答検出手段102に送
信する。尚、上記制御手段105は、タイムスロット3
(465)、タイムスロット4(466)では応答を受
信しないためその旨を応答検出手段102に送信する。
【0068】即ち、上記仮定の下では上記応答検出手段
102は“衝突”を検出しないため、リーダライタ10
1は従来と同様に非接触ICカード410、430を識
別可能である。以後、上記リーダライタ101により識
別された非接触ICカード410、420、430は、
上記リーダライタ101と通信可能となる。
【0069】以上のように、正常な応答を受信した場合
には、上記衝突を検出していても、当該正常な応答を送
信したICカードに対して応答無効化コマンドを送信す
るため、以後の識別処理は衝突を起こした応答を送信し
たICカードのみが対象となる。即ち、以後の識別処理
においては応答が衝突する確立が減少し、即ち識別処理
を高速に完了することができる。
【0070】尚、上記非接触ICカードに変えて、接触
式ICカードを用いたリーダライタに対して本発明を適
応させてもよい。また、上記タイムスロット方式に変え
てスロットマーカ方式を利用したリーダライタに適用し
てもよいし、その他のスロット方式を用いたリーダライ
タに対して適用することも可能である。
【0071】又、上記無効化コマンドは、非接触ICカ
ードに固有の情報を複数含めることにより、1つの無効
化コマンドにて正常な応答を行った複数の非接触ICカ
ードを同時に無効化してもよい。
【0072】(実施の形態2)続いて、図6、図7、図
8を参照し、本発明の実施の形態2に係るリーダライタ
601について説明する。
【0073】図6におけるリーダライタ601は、上記
実施の形態1におけるリーダライタ101と同様の構成
を有するが、応答検出手段102、応答無効化手段10
3に替えて、衝突検出手段602、及びスロット数増加
手段603を備える。尚、各手段の詳細については後述
する。ここに、図7は、本実施の形態2に係るリーダラ
イタ601が実行する処理のフローチャートである。
【0074】最初に、理解に供するため、図5にて示し
た状況を例に挙げる。即ち、ここでは、リーダライタ6
01は3つの異なる非接触ICカード410、420、
430を識別するための識別処理を行うものとする。
【0075】まず、リーダライタ601を構成する制御
手段105は、初期応答リクエストを送信するが、当該
初期応答リクエストにはタイムスロット数に“1”を設
定する(図7:S701)。
【0076】これは、例えば複数の非接触ICカードと
通信を行うリーダライタでは、最初の非接触ICカード
識別処理において、非接触ICカードの数がわからない
ため、通信可能な非接触ICカードが1つしかないと仮
定して上記“1”を設定するのである。このようにする
ことにより、複数の非接触ICカードと通信を行う場合
であれば最初の識別処理にて必ず応答の衝突が起こる
が、タイムスロット数が1つしかないために、最初の初
期応答リクエストに関する処理は短時間で終了する。こ
のため、1つの非接触ICカードとのみ通信を行うこと
が多いリーダライタでは、最初の識別処理においてタイ
ムスロット数を“1”に設定することで識別処理を短時
間で終了することが可能となる。
【0077】さて、上記制御手段105は、タイムスロ
ット数に“1”を設定した後、非接触ICカードの識別
処理を行う(図7:S702)。即ち、図8に示すよう
に、リーダライタ601は、1回目の識別処理801に
て初期応答リクエスト803を送信する。当該初期応答
リクエストに設定されているタイムスロット数は“1”
であるため、非接触ICカード410、420、430
はそれぞれ応答にタイムスロット1(802)しか選択
できない。つまり、非接触ICカード410の応答80
4、非接触ICカード420の応答805、非接触IC
カード430の応答806はそれぞれタイムスロット1
(802)に対して送信される。
【0078】上記応答804〜806は、上記リーダラ
イタ601を構成するアンテナ手段107、送受信手段
106を介して上記制御手段105に受信される。次に
上記制御手段105は、タイムスロット1に対応する応
答804〜806を衝突検知手段602に送信する。上
記衝突手段602は、当該タイムスロット1に対応する
応答の内容から、タイムスロット1に対応する応答に
“衝突“が含まれるか否かを判定する。
【0079】ここで、上記タイムスロット1に対応する
応答は、上記応答804〜806が含まれているために
“衝突”として検出される(図7:S703YES)。
【0080】上記衝突検知手段602が“衝突”を検知
すると、その旨がスロット数増加手段603に伝えら
れ、当該スロット数増加手段603は、次回の初期応答
リクエストのタイムスロット数を増加させるために、タ
イムスロット数に“1”より大きい数値を設定し、即ち
タイムスロット数を増加させる(図7:S704)。
尚、ここではタイムスロット数に“4”を設定したもの
とする。
【0081】上記スロット数増加手段603がタイムス
ロット数に“4”を設定すると、上記制御手段105
は、2回目の識別処理807において再度初期応答リク
エスト811を送信する(図7:S702)。
【0082】ここで、例えば上記非接触ICカード41
0が応答812の送信にタイムスロット2(809)
を、上記非接触ICカード420が応答813の送信に
タイムスロット4(810)を、上記非接触ICカード
430が応答814の送信にタイムスロット1(80
8)を選択したとする。
【0083】上記応答812〜814は、タイムスロッ
ト1〜4に対応する順序、即ち応答814、応答81
2、応答813の順序で上記制御手段105に受信され
た後、上記衝突検出手段602に送信される。
【0084】ここでは、上記衝突検出手段602におい
ては衝突が検出されないため、タイムスロットの増加は
行われない(図7:S703NO→END)。当然、各
応答812〜814は正常な応答としてリーダライタに
識別されるため、以後各非接触ICカード410〜43
0とリーダライタ601が通信可能となる。
【0085】以上のように、ICカードからの応答の衝
突の有無のみを検知し、当該衝突の有無のみに基づいて
タイムスロットを増加させるため、リーダライタに複雑
な構成を加えることなく、ICカードの数に応じて識別
を効率よく行うことができる。
【0086】尚、上記非接触ICカードに変えて、接触
式ICカードを用いたリーダライタに対して本発明を適
応させてもよい。また、上記タイムスロット方式に変え
てスロットマーカ方式を利用したリーダライタに適用し
てもよいし、その他のスロット方式を用いたリーダライ
タに対して適用することも可能である。
【0087】又、上記タイムスロット数の増加は固定値
であってもよいが、可変値であってもよい。
【0088】さらに、当初より複数のICカードとの通
信が予想されるリーダライタでは、必ずしも1回目の初
期応答リクエストのタイムスロット数に“1”を設定す
る必要は無く、リーダライタに応じたタイムスロット数
を設定してもよい。
【0089】(実施の形態3)続いて、図9、図10、
図11、図12を参照し、本発明の実施の形態3に係る
リーダライタ901について説明する。
【0090】図9は、上記実施の形態1におけるリーダ
ライタ101、及び上記実施の形態2におけるリーダラ
イタ601と同様の構成を有し、実施の形態2における
衝突検出手段602の機能を応答検出手段102に備え
ている。即ち、リーダライタ901は、応答検出手段1
02、応答無効化手段103、及びスロット数増加手段
603を備える。ここに、図10は、本実施の形態3に
係るリーダライタ901が実行する処理のフローチャー
トである。尚、各処理において、上記実施の形態1、2
と同一の処理には同一の番号を記載している。
【0091】さて、本実施の形態3においては、図5に
て示した状況に加えて、非接触ICカード440をさら
に加えた状況を仮定する。まず、上記リーダライタ90
1が、非接触ICカード410、420、430、44
0と通信を行うに際して、制御手段105は1回目の識
別処理1101に用いる初期応答リクエスト1103の
タイムスロット数に“1”を設定する(図10:S70
1)。
【0092】続いて、上記制御手段105が初期応答リ
クエスト1103を送信すると、次に、当該初期応答リ
クエストに対して、各非接触ICカード410〜440
が応答する(図10:S702)。ここではタイムスロ
ット数が“1”に設定されているために、各非接触IC
カード410〜440の応答1104〜1107はタイ
ムスロット1(1102)のタイミングで送信される。
このため、リーダライタ901を構成する応答検出手段
102は、所定の記憶手段に記憶された当該タイムスロ
ット1(1102)に対応する応答は“衝突”であると
検出する(図10:S302YES)。
【0093】尚、上記応答検出手段102にて“衝突”
が検出されない場合、リーダライタ901の通信範囲内
に通信可能な非接触ICカードが無いか、あるいは問題
なく各非接触ICカードによる応答を受信したことを示
し、応答検出手段102の処理は終了する(図10:S
302NO→終了)。また、応答を受信した場合であれ
ば、上記制御手段105により以後の各通信処理が行わ
れる。
【0094】続いて、上記応答検出手段102が“衝
突”を検出すると、上記リーダライタ901を構成する
応答無効化手段103は、例えば該応答無効化手段10
3内に設けられたカウンタに“1”を設定する(図1
0:S302YES→S303)。
【0095】次に、上記応答無効化手段103がカウン
タに“1”を設定すると、続いて当該カウンタが示すタ
イムスロットN(Nはカウンタの値)に対応する上記所
定の記憶手段を参照し、“正常な応答”が格納されてい
るかを判定する。
【0096】ここで、上記タイムスロット1(110
2)に対応する記憶手段には、正常な応答が記録されて
いないので、続いて初期応答リクエストにて送信したタ
イムスロット数と、上記カウンタの値が一致するかを確
認する(図10:S304NO→S306)。
【0097】ここで、タイムスロット数が“1”である
ため、スロット数増加手段603は2回目の識別処理1
108にて送信される初期応答リクエスト1102に設
定するタイムスロット数の値を増加させる(図10:S
306YES→S704)。尚、ここではタイムスロッ
ト数に“4”を設定したものとする。
【0098】続いて、上記初期応答リクエスト1112
が送信されると、各非接触ICカード410〜440
は、設定された4つのタイムスロットより1つを選択す
る。ここで、例えば非接触ICカード410、430
は、タイムスロット2(1110)を選択し、非接触I
Cカード420はタイムスロット1(1109)を選択
し、非接触ICカード440は、タイムスロット3(1
111)を選択したものとする。
【0099】この場合、上記応答検出手段102は、タ
イムスロット1(1109)の応答にて非接触ICカー
ド420の応答1114を、タイムスロット2(111
0)の応答にて非接触ICカード410の応答1113
と接触ICカード430の応答1115との“衝突”
を、タイムスロット3(1111)の応答にて非接触I
Cカード440の応答1116を検出する。
【0100】上記応答検出手段102が、上記“衝突”
を検出したので、上記応答無効化手段103は上記図1
0における処理S303〜S366を繰り返すことで、
上記非接触ICカード420に対して応答無効化コマン
ド1117を、上記非接触ICカード440に対して応
答無効化コマンド1118を送信する。
【0101】これにより、上記上記非接触ICカード4
20、及び上記非接触ICカード440は、アクティブ
期間に移行し、即ち以後の初期応答リクエストに対する
応答は行わない。
【0102】続いて、カウンタNとタイムスロット数を
比較し、4つのタイムスロットすべてについての処理が
終了すると、スロット数増加手段603にて3回目の識
別処理1201におけるタイムスロット数の増加処理を
行う(図10:S306YES→S704)。
【0103】尚、ここで上記スロット数増加手段603
は、タイムスロット数を増加させてもよいが、ここでは
上記無効化手段103より応答無効化処理を行った旨を
上記スロット数増加手段603が受信することで、当該
スロット数増加手段603はタイムスロット数の増加を
行わない。
【0104】以上のように、応答無効化処理の実行の有
無に基づいてタイムスロット数の増加を決定すること
で、不要なタイムスロットの増加を行う必要が無く、即
ちタイムスロット数の増加による識別処理の遅延を防ぐ
ことができる。
【0105】続いて、上記制御手段105は、3回目の
識別処理1201のための初期応答リクエスト1205
を送信する(図10:S301)。尚、初期応答リクエ
スト1205におけるタイムスロット数は“4”であ
る。
【0106】上記3回目の識別処理1201において、
上記非接触ICカード410は、タイムスロット2(1
203)を選択し、非接触ICカード430は、タイム
スロット4(1204)を選択したものとする。上記非
接触ICカード420、440は既に応答無効化処理に
よりアクティブ期間に移行しているため、初期応答リク
エストに応答しないのは上述したとおりである。
【0107】上記3回目の識別処理1201において
は、上記応答検出手段102は“衝突”を検出せず、ま
た“正常な応答”を検出しているため、上記非接触IC
カード410、430は通常(従来)の処理によりリー
ダライタ901にて識別される(図10:S302→終
了)。
【0108】以後、各非接触ICカード410〜440
は、上記リーダライタ901と所定の通信を行い、例え
ば“HALT“コマンド等により通信が終了する。
【0109】尚、以後(次)の識別処理1208では、
再度処理S701より識別処理が繰り返されるため、初
期応答リクエスト1210に設定されるタイムスロット
数は“1”となる。
【0110】又、一旦応答が無効化された非接触ICカ
ード420、440も、通信終了時の“HALT”コマ
ンド等により、(アクティブ期間が終了し)初期応答リ
クエストに対する応答が可能となる。
【0111】以上のように、衝突を起こしていない応答
に対応するICカードはその都度応答無効化処理を行う
ことにより、衝突を起こしたICカードに対してのみ識
別処理を行い、かつ、適宜タイムスロット数を増加させ
ることにより、多数のICカードの識別が必要なシステ
ムにおいても、ICカードの数に応じた識別を柔軟にか
つ効率よく行うことができる。
【0112】尚、上記実施の形態1、2と同様、上記非
接触ICカードに変えて、接触式ICカードを用いたリ
ーダライタに対して本発明を適応させてもよい。また、
上記タイムスロット方式に変えてスロットマーカ方式を
利用したリーダライタに適用してもよいし、その他のス
ロット方式を用いたリーダライタに対して適用すること
も可能である。
【0113】又、上記タイムスロット数の増加は固定値
であってもよいが、可変値であってもよい。
【0114】さらに、当初より複数のICカードとの通
信が予想されるリーダライタでは、必ずしも1回目の初
期応答リクエストのタイムスロット数に“1”を設定す
る必要は無く、リーダライタに応じたタイムスロット数
を設定してもよい。
【0115】(実施の形態4)続いて、図13〜図15
を参照し、本発明の実施の形態4に係るリーダライタ1
301について説明する。
【0116】図13におけるリーダライタ1301は、
上記実施の形態1におけるリーダライタ101と同様の
構成を有するが、応答検出手段102、応答無効化手段
103に替えて、記憶手段1302、算出手段1303
及びスロット数再設定手段1303を備える。尚、各手
段の詳細については後述する。また、図14は上記記憶
手段1302が記憶するデータのイメージ図であり、図
15は、本実施の形態4に係るリーダライタ1301が
実行する処理のフローチャートである。
【0117】上記実施の形態1〜3で述べたように、制
御手段105は例えば複数枚の非接触ICカードに対し
て初期応答リクエストを送信することにより、上記複数
枚の非接触ICカードをそれぞれ認識する点は同様であ
る。
【0118】ここで、認識が正常に完了すると、上記記
憶手段1302は、正常に認識した非接触ICカードの
枚数を記憶する。例えば記憶の方法として、図14Aに
示すように、ここでは10個の記憶領域を設け、認識し
た枚数を新しいものから順次、記憶領域1401〜14
10に記憶していく。このようにする事で、最近認識し
た非接触ICカードの枚数を10個格納する事ができ
る。次に、上記記憶手段1302への記憶が完了する
と、上記算出手段1303は、上記格納した10個の非
接触ICカードの枚数に基づいて、次回に送信する初期
応答リクエストに含めるべきタイムスロット数を算出す
るのである。ここで、スロット数の算出方法はどのよう
なものでもよいが、例えば上記過去10回分の枚数の平
均値とすればよい。この場合、例えば端数は切り上げ、
又は切り捨てればよい。具体的には、図14Aに示した
例では、各記憶領域1401〜1410に記憶した数値
(枚数)の平均は、「1.2」となり、初期応答リクエ
ストに含めるタイムスロット数は「1」となる(切捨て
を採用)。これに対して、例えば非接触ICカードが普
及し、財布の中などにある非接触ICカードが増加した
場合の例を図14Bに示す。この場合、一度に認識され
る枚数は増加しており、図14Bに示した各記憶領域1
411〜1420に記憶した数値(枚数)の平均は、
「5.1」となり、初期応答リクエストに含めるタイム
スロット数は「5」となる(切捨てを採用)。
【0119】上記算出手段1303にて算出されたタイ
ムスロット数は、上記スロット数再設定手段1304に
通知され、当該スロット数再設定手段1304は以後の
初期応答リクエストに含まれるタイムスロット数に当該
通知された数値を設定するのである。
【0120】以後、上記制御手段105は、上記スロッ
ト数再設定手段1304にて再設定された数値(図14
Bの場合には「5」)を用いて初期応答リクエストを送
信する。尚、非接触ICカード側で、上記初期応答リク
エストに含まれる数値を用いてタイムスロット数を算出
し直す場合には、当該非接触ICカード側で算出される
数値が「5」以上となるように、初期応答リクエストに
「3」を格納するのである。
【0121】以上のように、過去の、非接触ICカード
を認識した履歴に基づいてタイムスロット数を動的に変
更する事で、各カードの識別処理時間を高い確率で短縮
する事が可能になる。また、時間が経過し、利用者一人
が所有する非接触ICカードの枚数が増加(変更)した
場合においても、当該リーダライタを用いたシステムで
は、自動的にタイムスロットの初期値を変更するため、
結果として当該システムの耐用年数を延ばすことが可能
になる。
【0122】続いて、上記算出手段1303によるタイ
ムスロット数の異なる算出方法について図15を用いて
説明する。
【0123】次に説明する方法においては、上記算出手
段1303は、認識した枚数の連続性に着目して初期値
を変更するのである。
【0124】まず、上記制御手段105は、初期応答リ
クエストに含まれる初期値(タイムスロット数)をNと
して識別処理を完了したとする(図15:S150
1)。すると、上記記憶手段1302は、当該認識した
枚数n1を記憶領域1421に格納すると共に、記憶領
域1421に格納されていた、前回の処理にて認識した
枚数を記憶領域1422にコピーし、枚数n2とする。
【0125】次に、上記算出手段1303は、上記記憶
手段1302から枚数n1及びn2を取得し、当該二つ
の枚数が同一か否かを比較する(図15:S1502→
S1503)。
【0126】ここで、上記n1とn2が同一ではない場
合、連続カウンタncを「0」とする(図15:S15
03NO→S1504)。ここで、連続カウンタncと
は、何回連続して同じ枚数のカードが認識されたかを示
す値である。
【0127】また、上記算出手段1303は、カード検
索回数Nsに「1」を加算し、さらに履歴回数Nsum
に上記n1を加算する(図15:S1505→S150
6)。ここで、上記カード検索回数Nsとは、現在まで
にリーダライタが非接触ICカードの識別処理を正常に
終了した回数を示し、履歴回数Nsumとは、現在まで
にリーダライタが認識した非接触ICカードの枚数を示
す。
【0128】続いて、上記算出手段1303は、初期値
Nに、「Nsum÷Ns×1.5」(小数点以下切り上
げ)にて算出された数値を代入する(図15:S150
7)。ここでいう、「Nsum÷Ns」は、現在まで
の、1回当りの識別処理で認識したカード枚数の平均値
を示す。尚、当該「Nsum÷Ns」に「1.5」を掛
ける事で、カード枚数より大きい値の初期値を算出して
いるが、当該「1.5」は別の数値でもよい。
【0129】上記算出手段1303にて算出された初期
値Nは、上記スロット数再設定手段1304に通知さ
れ、当該スロット数再設定手段1304は初期値Nに当
該通知された値を設定する。当該初期値Nは、上記制御
手段105による以後の初期応答リクエスト(識別処
理)にて利用される。
【0130】さて、上記比較処理:S1503にて上記
n1とn2が同一である場合、連続カウンタncを
「1」インクリメントし、閾値Nxと連続カウンタNc
とを比較する(図15:S1503YES→S1508
→S1509)。
【0131】ここで、上記連続カウンタnc<=Nxの
場合、上記同様、処理S1505〜S1507により初
期値Nが決定される(図15:S1509NO→S15
05・・・S1507)。
【0132】一方、上記連続カウンタnc>Nxの場
合、上記カード検索回数Nsを「0」に初期化し、さら
に履歴回数Nsumも「0」で初期化する(図15:S
1509YES→S1510→S1511)。続いて、
上記算出手段1303は、n1が「1」か否かを判定す
る(図15:S1512)。
【0133】ここで、n1が「1」の場合、初期値Nを
「1」とし、当該初期値Nは、上記制御手段105によ
る以後の初期応答リクエスト(識別処理)にて利用され
る(図15:S1512YES→S1513)。
【0134】また、n1が「1」ではない場合、初期値
Nに、「n1×1.5」(小数点以下切り上げ)にて算
出された数値を代入し、当該初期値Nは、上記制御手段
105による以後の初期応答リクエスト(識別処理)に
て利用される(図15:S1512NO→S151
4)。ここで、数値「1.5」は、上記同様、カード枚
数より大きい値の初期値を算出するための値であるが、
当該「1.5」は別の数値でもよい。
【0135】以上のように、閾値(Nx)を用いて、認
識したカードの枚数の連続回数を判定し、当該連続回数
に基づいて初期値を算出してもよい。尚、上記処理で
は、認識枚数が「1」の場合には、「1.5」を掛けて
切り上げする処理を行っていない。これは、カードの枚
数が1枚の場合には、初期値を「1」にすることで最も
識別処理を早く終了できるからである。
【0136】尚、本実施の形態4における記憶手段、算
出手段、スロット数再設定手段は、上記実施の形態1〜
3に加えて実施する事が可能である。同時に実施する事
で、一層識別処理時間を短縮する事が可能になる。
【0137】
【発明の効果】以上のように、正常な応答を受信した場
合には、上記衝突を検出していても、当該正常な応答を
送信したICカードに対して応答無効化コマンドを送信
するため、以後の識別処理は衝突を起こした応答を送信
したICカードのみが対象となる。即ち、以後の識別処
理においては応答が衝突する確立が減少し、即ち識別処
理を高速に完了することができる。
【0138】又、ICカードからの応答の衝突の有無の
みを検知し、当該衝突の有無のみに基づいてタイムスロ
ットを増加させるため、リーダライタに複雑な構成を加
えることなく、ICカードの数に応じて識別を効率よく
行うことができる。
【0139】さらに、衝突を起こしていない応答に対応
するICカードはその都度応答無効化処理を行うことに
より、衝突を起こしたICカードに対してのみ識別処理
を行い、かつ、適宜タイムスロット数を増加させること
により、多数のICカードの識別が必要なシステムにお
いても、ICカードの数に応じて識別を柔軟にかつ効率
よく行うことができる。
【0140】また、過去の、非接触ICカードを認識し
た履歴に基づいてタイムスロット数を動的に変更する事
で、各カードの識別処理時間を高い確率で短縮する事が
可能になる。同時に、該リーダライタを用いたシステム
の耐用年数を延ばすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるリーダライタの機能ブロ
ック図。
【図2】実施の形態1におけるリーダライタのハードウ
ェア構成図。
【図3】実施の形態1におけるリーダライタが実行する
処理のフローチャート。
【図4】実施の形態1における識別処理のイメージ図。
【図5】リーダライタ及び非接触ICカードの通信イメ
ージ図。
【図6】実施の形態2におけるリーダライタの機能ブロ
ック図。
【図7】実施の形態2におけるリーダライタが実行する
処理のフローチャート。
【図8】実施の形態2における識別処理のイメージ図。
【図9】実施の形態3におけるリーダライタの機能ブロ
ック図。
【図10】実施の形態3に係るリーダライタが実行する
処理のフローチャート。
【図11】実施の形態3における識別処理の第1イメー
ジ図。
【図12】実施の形態3における識別処理の第2イメー
ジ図。
【図13】実施の形態4におけるリーダライタの機能ブ
ロック図。
【図14】記憶手段が記憶するデータのイメージ図。
【図15】実施の形態4に係るリーダライタが実行する
処理のフローチャート。
【図16】従来のリーダライタ及び非接触ICカードの
通信イメージ図。
【図17】従来の識別処理のイメージ図。
【図18】初期応答リクエストパケットのフォーマット
を示す図。
【符号の説明】
101 リーダライタ 102 応答検出手段 103 応答無効化手段 104 ROM 105 制御手段 106 送受信手段 107 アンテナ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 眞二 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内 (72)発明者 大関 秀夫 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内 (72)発明者 江原 裕美 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内 Fターム(参考) 2C005 MA25 MA27 SA26 SA30 TA22 5B058 CA15 CA17 CA23 KA01 KA04 5K012 AB05 AB12 AB18 AC01 AC08 AC10 BA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のICカードと通信するICカード
    用リーダライタにおいて、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの正常な応答及び当該応答の衝突を検出
    する応答検出手段と、 上記応答検出手段が上記ICカードからの正常な応答を
    受信した場合には、上記衝突を検出していても、当該正
    常な応答を送信したICカードに対して以後の上記リク
    エストに応答しない旨の命令である応答無効化コマンド
    を送信する応答無効化手段とを備えたことを特徴とする
    リーダライタ。
  2. 【請求項2】 上記ICカードの識別に、タイムスロッ
    トを用いる請求項1に記載のリーダライタ。
  3. 【請求項3】 さらに、上記応答検出手段が検出した上
    記衝突の有無のみに基づいて上記タイムスロット数を増
    加させるスロット数増加手段を備えた請求項2に記載の
    リーダライタ。
  4. 【請求項4】 上記スロット数増加手段は、上記応答無
    効化手段による上記応答無効化コマンドの送信の有無に
    基づいてタイムスロット数の増加を行う請求項3に記載
    のリーダライタ。
  5. 【請求項5】 さらに、正常に認識した上記ICカード
    の数を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段にて記憶したICカードの数に基づいて、
    各ICカードを識別するための最初のリクエストに含め
    るタイムスロット数を算出する算出手段と、 上記算出手段にて算出されたタイムスロット数を上記最
    初のリクエスト時のタイムスロット数として設定するス
    ロット数再設定手段とを備えた請求項2に記載のリーダ
    ライタ。
  6. 【請求項6】 上記応答無効化コマンドは、ISO/I
    EC(InternationalOrganization For Standardizatio
    n/International Electrotechnical Commission)14
    443に基づく“ATTRIB“コマンド、又は”HA
    LT“コマンドである請求項1に記載のリーダライタ。
  7. 【請求項7】 複数のICカードと1以上のタイムスロ
    ットを用いて通信するICカード用リーダライタにおい
    て、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの応答の衝突を検出する衝突検出手段
    と、 上記衝突検出手段が検出した上記衝突の有無のみに基づ
    いて上記タイムスロット数を増加させるスロット数増加
    手段とを備えたことを特徴とするリーダライタ。
  8. 【請求項8】 最初の上記リクエストに含まれるタイム
    スロット数を“1”とする請求項7に記載のリーダライ
    タ。
  9. 【請求項9】 さらに、正常に認識した上記ICカード
    の数を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段にて記憶したICカードの数に基づいて、
    各ICカードを識別するための最初のリクエストに含め
    るタイムスロット数を算出する算出手段と、 上記算出手段にて算出されたタイムスロット数を上記最
    初のリクエスト時のスロット数として設定するスロット
    数再設定手段とを備えた請求項7に記載のリーダライ
    タ。
  10. 【請求項10】 複数のICカードと1以上のタイムス
    ロットを用いて通信するICカード用リーダライタにお
    いて、 正常に認識した上記ICカードの数を記憶する記憶手段
    と、 上記記憶手段にて記憶したICカードの数に基づいて、
    各ICカードを識別するための最初のリクエストに含め
    るタイムスロット数を算出する算出手段と、 上記算出手段にて算出されたタイムスロット数を上記最
    初のリクエスト時のスロット数として設定するスロット
    数再設定手段とを備えたことを特徴とするリーダライ
    タ。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段は、所定回数分の上記I
    Cカードの数を記憶する請求項10に記載のリーダライ
    タ。
  12. 【請求項12】 複数のICカードを通信可能に識別す
    る識別方法において、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの正常な応答及び当該応答の衝突を検出
    する検出ステップと、 上記ICカードからの正常な応答を受信した場合に、上
    記衝突を検出していても、当該正常な応答を送信したI
    Cカードに対して以後の上記リクエストに応答しない旨
    の命令である応答無効化コマンドを送信する応答無効化
    ステップとを備えたことを特徴とする識別方法。
  13. 【請求項13】 複数のICカードを通信可能に識別す
    る識別方法において、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの応答の衝突を検出する衝突検出ステッ
    プと、 検出した上記衝突の有無のみに基づいて上記識別に用い
    る上記タイムスロット数を増加させるスロット数増加ス
    テップとを備えたことを特徴とする識別方法。
  14. 【請求項14】 複数のICカードを通信可能に識別す
    る識別方法において、 上記複数のICカードをそれぞれ正常に認識した際の当
    該ICカードの数を記憶する記憶ステップと、 上記記憶ステップにて記憶したICカードの数に基づい
    て、各ICカードを識別するための最初のリクエストに
    含めるタイムスロット数を算出する算出ステップと、 上記算出ステップにて算出されたタイムスロット数を上
    記最初のリクエスト時のスロット数として設定するスロ
    ット数再設定ステップとを備えたことを特徴とする識別
    方法。
  15. 【請求項15】 複数のICカードを通信可能に識別す
    るコンピュータに、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの正常な応答及び当該応答の衝突を検出
    する検出ステップと、 上記ICカードからの正常な応答を受信した場合に、上
    記衝突を検出していても、当該正常な応答を送信したI
    Cカードに対して以後の上記リクエストに応答しない旨
    の命令である応答無効化コマンドを送信する応答無効化
    ステップとを実行させるプログラム。
  16. 【請求項16】 複数のICカードと通信可能に識別す
    るコンピュータに、 各ICカードを識別するためのリクエストに対する上記
    ICカードからの応答の衝突を検出する衝突検出ステッ
    プと、 検出した上記衝突の有無のみに基づいて上記識別に用い
    る上記タイムスロット数を増加させるスロット数増加ス
    テップとを実行させるプログラム。
  17. 【請求項17】 複数のICカードを通信可能に識別す
    るコンピュータに、 上記複数のICカードをそれぞれ正常に認識した際の当
    該ICカードの数を記憶する記憶ステップと、 上記記憶ステップにて記憶したICカードの数に基づい
    て、各ICカードを識別するための最初のリクエストに
    含めるタイムスロット数を算出する算出ステップと、 上記算出ステップにて算出されたタイムスロット数を上
    記最初のリクエスト時のスロット数として設定するスロ
    ット数再設定ステップとを実行させるプログラム。
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