JP2003249203A - 蓄電池ホルダ - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池の両端部を支持体で保持し、また横方向
に設置した状態で多数並べて設置することが出来ると共
に、スペ−ス的にも有利で密閉形電池から発した熱も速
やかに外部に放出することができる電池ホルダを提供す
る。 【解決手段】 板状の支持体であって、前記支持体の片
側の面に、前記支持体によって一方を挟持される密閉形
電池の一端側を支持させる複数個の突片を設けたことを
特徴とする支持体からなる電池ホルダ。
に設置した状態で多数並べて設置することが出来ると共
に、スペ−ス的にも有利で密閉形電池から発した熱も速
やかに外部に放出することができる電池ホルダを提供す
る。 【解決手段】 板状の支持体であって、前記支持体の片
側の面に、前記支持体によって一方を挟持される密閉形
電池の一端側を支持させる複数個の突片を設けたことを
特徴とする支持体からなる電池ホルダ。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の密閉形電池を
一括して保持する電池ホルダに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電池ホルダは、例えば実開昭60
−22752号公報に記載されているように、複数の円
筒形電池を互いの周側面が隣接するようにして並べ、周
囲を枠体で囲むと共に、各円筒形電池の正負極が露出す
る両端面に蓋体を取り付けたものであった。枠体は、周
囲を囲む側壁とこの側壁から内側に突出する多数の仕切
壁とからなり、これらの側壁や仕切壁の間に各円筒形電
池を挿入して支持するようになっている。また、ブロッ
ク状の枠体に複数の孔を穿設し、各孔にそれぞれ円筒形
電池を嵌入させたり、これらの孔を互いに繋いだ形状か
らなる大きな孔を穿設し、この孔に複数の円筒形電池を
一括して嵌入させる場合もある。蓋体には、枠体内の円
筒形電池の正負極に対向する面に適宜弾性接続板が配置
されて、各円筒形電池間を接続するようになっている。
また、実開平2−99561号公報に記載されているよ
うに、ケ−ス外壁とケ−ス隔壁とで複数個の電池セルを
1単位として収納するように形成された電池セル収納部
を複数個形成し、各電池セル収納部では、収納した複数
個の電池セルの中央部にステ−を入れて、これら複数個
の電池セルを隔壁に密着固定するように構成した電池ボ
ックスが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】電池を放電させると内
部の化学反応によって熱が発生し、特に大電流を取り出
す場合にこの発熱量が多くなる。また、ニッケルカドミ
ウム電池やニッケル水素電池等の密閉形二次電池の場合
には、充電時にも発熱する。しかしながら、これらの発
熱により電池が高温になると、自己放電によって電池容
量が減少したり電池寿命が短くなるおそれがある。従っ
て、電池の使用時の温度は、例えば通常のニッケルカド
ミウム電池等では放電時が−10℃〜60℃、充電時は
0℃〜35℃というように所定の温度範囲内となるよう
に定められている。また、鉛蓄電池においては0℃〜4
0℃で充放電を実施することが望ましい。 【0004】ところが、上記する従来の電池ホルダは、
円筒形電池の周囲を枠体やケ−スで囲むと共に両端部も
蓋体で覆って内部をほぼ密閉状態にしていたため、放電
時や充電時にこの円筒形電池から発生した熱を外部に十
分に放出することができず、この円筒形電池の温度が規
定された範囲を超えて上昇するおそれがあるという問題
があった。また、組電池を電池ホルダで縦に保持すると
大きな空間的なスペ−スを必要とすることになるため電
池ホルダで複数個の電池を保持させて組電池とし、該組
電池と組電池を横方向に多数並べて使用することがあ
る。組電池と組電池とを接続する場合、一方の集電端子
と他方の集電端子とをつなぐ接続部分が短絡しないよう
確実に連結しなければならない。また、これら組電池と
組電池とを接続する場合、振動や揺れに対しても極力影
響のないように接続することが要請される。なお、この
ような問題は、円筒形電池に限らず角型等の他の形状の
密閉形電池にも共通する。 【0005】この発明は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、密閉形電池の両端部を支持体で
保持し、また横方向に設置した状態で多数並べて設置す
ることが出来ると共に、多数の組電池を接続するに際し
て短絡を確実に防止しながら接続可能であり、スペ−ス
的にも有利で密閉形電池から発した熱も速やかに外部に
放出することができる電池ホルダを提供することを目的
としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になした発明は、板状の支持体であって、前記支持体の
片側の面に、前記支持体によって一方を挟持される密閉
形電池の一端側を支持させる複数個の突片を設けたこと
を特徴とする支持体からなる電池ホルダである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1はこの発明の
電池ホルダの平面図である。この電池ホルダは、例えば
密閉形電池の一方を保持する支持体2から成り、難燃性
且つ絶縁性の合成樹脂(例えばABS)を射出成形して
製作される。電池を保持する場合、電池の一方はこの支
持体2で保持するが、もう一方は該支持体2を少し変形
させた後述する支持体2'で保持する。 【0008】図2(A)はこの発明の電池ホルダで保持
される電池の端子のある側から見た斜視図であり、図2
(B)は端子のない側から見た斜視図である。電池とし
ては、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池やニッケル水
素電池等の密閉形二次電池を用いるが、これらに限定さ
れない。この円筒形電池1には、端子のある側の蓋11
に正極端子1aと負極端子1bとが取り付けられる。こ
れら端子は円柱などの柱状であることが多い前記支持体
2には、図1に示すように、片側面に24個の突片2b
(個数は制限しない)が設けられ、その突片2bの4つ
(図では斜線を記した、個数は制限しないが3つ以上が
望ましい)により、円筒形電池1の円筒部12の径と同
じ径又はわずかに大径の電池収納部2aが形成される。 【0009】尚、もう一方の支持体2'には、前記支持
体2においてそれぞれ反対側端部に設けた電池収納部2
aに、他の電池収納部2aのように突片2bを設けてあ
る(図3、図4参照)。また、支持体2’には図5に示
すように円筒形電池1の端子1a、1bを接続できるよ
うに溝3を設けることもできる。円筒形電池1の端子1
a、1bの接続については、端子1a、1bをボルト状
とし、平板状の接続板(図示せず)をナット(図示せ
ず)で固定することができる。この他、支持体2’内部
に導体を埋め込み、端子1a、1bを支持体2’に嵌合
させることによって円筒形電池1を接続することもでき
る。いずれの場合も図5はその一例であり、接続の形態
や方法は図5記載の方法に限定されるものではない。ま
た、前記支持体2及び2’においては、電池収納部2a
の部分表面から裏面側に貫通する通気孔を設けることも
できる。 【0010】図3は、前記支持体2と支持体2'とで電
池1を保持する状態を示した斜視図である。支持体2と
支持体2'とは互いに電池収納部2a,2aを設けた面
側が対向するような向きに配置される。そして、6個の
円筒形電池1の正負極側の円筒部を上下の支持体2,
2'の各電池収納部2aに嵌入させる。 【0011】図4は、前記支持体2と支持体2'との間
に6個の電池1を保持させた状態の正面図である。この
図に示すように、上下の支持体2,2'の間に6個の円
筒形電池1が挟持され、各円筒形電池1の集電端子1
a,1bは電池収納部2aと電池収納部2aとの間に連
通させて設けた溝3に架け渡した接続板(図示せず)で
次々に接続される。この場合、支持体2’の裏面側(上
向き面側)については、隣接する集電端子1a,1b間
にそれぞれ導電体からなる平板状の接続板3を架け渡し
てボルト状端子1a、1bとナット(図示せず)でねじ
止めされる。 【0012】このようにして支持体2,2'によって6
個の円筒形電池1を保持した電池ホルダは、各支持体
2,2'と面で接触することになり、円筒形電池1の通
気性が向上し、この円筒形電池1から発生した熱を速や
かに外部に放出することができるようになる。また、円
筒形電池1の外側を向く周側面は、上下の支持体2,
2'の間でそのまま外部に露出されるので、ここからも
熱を放出することができる。このように、円筒形電池1
の放熱を促進することにより、この円筒形電池1の温度
上昇を抑制し所定範囲を超えないようにすることができ
る。なお、この通気は、自然対流による場合の他に、特
に発熱量が大きいときは、ファン等を用いて強制的に換
気を行うようにしたものであってもよい。 【0013】この発明の実施の形態では、6個の円筒形
電池1を保持する電池ホルダについて説明したが、この
円筒形電池1の個数は任意である。この際、各支持体2
の突片2bや電池収納部2a等もこの円筒形電池1の個
数及び並び方に応じて適宜設けることができる。また突
片2bの形状や高さについては設計に係る事項である。 【0014】 【実施例】巻回型発電要素を備えた円筒形鉛蓄電池を試
験電池とした。正極板は厚さ0.6mmの鉛−2%錫合
金シートを打ち抜き加工によって開口部と集電耳とを設
けた高さ90mm、長さ500mmの集電体に、鉛粉と
鉛丹と希硫酸等とを混練した活物質を充填したものを使
用した。負極板は厚さ0.6mmの鉛シートを打ち抜き
加工によって開口部と集電耳とを設けた高さ90mm、
長さ500mmの集電体に、鉛粉とカーボン、リグニン
スルホン酸と希硫酸等とを混練した活物質を充填したも
のを使用した。前記正負極板を、数μmのガラス繊維を
抄造した帯状で吸液性のセパレータ(厚さ0.9mm)
を介して巻回して発電要素とした。この発電要素を有底
円筒形のポリプロピレン製電槽に挿入後、蓋を熱溶着
し、端子部を加工してから電解液を注入し充電した。電
解液注入後ポリプロピレン製電槽を更に有底円筒形の金
属ケースに挿入して完備電池とした。この完備電池の定
格は10Ah/5hR−2Vである。 【0015】この試験電池を6個組み合わせて本発明に
よる組電池とした。試験した組電池の端子のない側の支
持体はABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレ
ンのコポリマー)製で図1に示した形状のものを使用し
た。円筒形電池の端子のある側の支持体には、図5に示
すように端子が通過できる孔を、電池1つ当たりにつき
2個ずつ設けた。比較対象品は、図1に示した突片2b
を有さず、電池収納部2aが電池外形とほぼ同じまたは
わずかに大きく凹状に窪んだ支持体を用いたものとし
た。なお、本発明による組電池も、比較対象とした組電
池も、支持体を固体するために、支持体の4隅を、相互
に柱状体で固定した。 【0016】試験電池はそれぞれ10個ずつとした。試
験条件は放電が1CA(10A)で1.2V/セル
(7.2V/6セル)までとし、充電は放電電気量の9
0%を0.3C(3A)でまず定電流充電し、その後放
電電気量の20%を0.05CA(0.5A)で定電流
充電するものとした。寿命判定条件は放電持続時間が2
0分以下になった時点とした。試験温度は40℃気相中
とした。試験結果を図6に示す。なお、図6は試験電池
10個の平均値であり、実線で示したものが本発明品で
あり、点線で示したものが比較対象品である。 【0017】比較対象品はおよそ300サイクルで寿命
に達した。この寿命原因は円筒形電池下部での短絡がほ
とんどであった。これに対し、本発明品は約500サイ
クルで寿命に達した。この寿命原因は活物質の軟化に起
因するものがほとんどであった。 【0018】なお、巻回型発電要素を備えた円筒形鉛蓄
電池の上部は、発電要素から端子に接続される極柱部を
備え、電池の発熱があっても影響を受けにくい部位であ
るため、端子のある側の支持体を比較対象品と同様に
し、端子のない側の支持体を本発明品としたものは、本
発明品とほぼ同等の性能を示した。 【0019】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明の電池ホ
ルダによれば、多数の電池を支持体で保持させ、これを
横に設置することにより、例えは電気自動車用の電池と
して床に大きなスペ−スを取ること無く設置することが
できる。また、複数個の電池を保持した組電池として、
この組電池を多数横方向に設置することができる。ま
た、この発明の電池ホルダでは、各支持体の通気孔や上
下の支持体間の側面露出部を通して各円筒形電池から発
生した熱を外部に放出することができるので、自然対流
により又は強制換気を行うことによってこれらの円筒形
電池の温度上昇を抑制することができる。更に、一対の
支持体で円筒形電池を保持した電池ホルダを床に寝かせ
て配置した場合、支持体と床の間の凹溝を通して熱を外
部に放出することができるので、多数の円筒形電池が密
集された場合であっても確実に温度上昇を抑制すること
ができる。
一括して保持する電池ホルダに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電池ホルダは、例えば実開昭60
−22752号公報に記載されているように、複数の円
筒形電池を互いの周側面が隣接するようにして並べ、周
囲を枠体で囲むと共に、各円筒形電池の正負極が露出す
る両端面に蓋体を取り付けたものであった。枠体は、周
囲を囲む側壁とこの側壁から内側に突出する多数の仕切
壁とからなり、これらの側壁や仕切壁の間に各円筒形電
池を挿入して支持するようになっている。また、ブロッ
ク状の枠体に複数の孔を穿設し、各孔にそれぞれ円筒形
電池を嵌入させたり、これらの孔を互いに繋いだ形状か
らなる大きな孔を穿設し、この孔に複数の円筒形電池を
一括して嵌入させる場合もある。蓋体には、枠体内の円
筒形電池の正負極に対向する面に適宜弾性接続板が配置
されて、各円筒形電池間を接続するようになっている。
また、実開平2−99561号公報に記載されているよ
うに、ケ−ス外壁とケ−ス隔壁とで複数個の電池セルを
1単位として収納するように形成された電池セル収納部
を複数個形成し、各電池セル収納部では、収納した複数
個の電池セルの中央部にステ−を入れて、これら複数個
の電池セルを隔壁に密着固定するように構成した電池ボ
ックスが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】電池を放電させると内
部の化学反応によって熱が発生し、特に大電流を取り出
す場合にこの発熱量が多くなる。また、ニッケルカドミ
ウム電池やニッケル水素電池等の密閉形二次電池の場合
には、充電時にも発熱する。しかしながら、これらの発
熱により電池が高温になると、自己放電によって電池容
量が減少したり電池寿命が短くなるおそれがある。従っ
て、電池の使用時の温度は、例えば通常のニッケルカド
ミウム電池等では放電時が−10℃〜60℃、充電時は
0℃〜35℃というように所定の温度範囲内となるよう
に定められている。また、鉛蓄電池においては0℃〜4
0℃で充放電を実施することが望ましい。 【0004】ところが、上記する従来の電池ホルダは、
円筒形電池の周囲を枠体やケ−スで囲むと共に両端部も
蓋体で覆って内部をほぼ密閉状態にしていたため、放電
時や充電時にこの円筒形電池から発生した熱を外部に十
分に放出することができず、この円筒形電池の温度が規
定された範囲を超えて上昇するおそれがあるという問題
があった。また、組電池を電池ホルダで縦に保持すると
大きな空間的なスペ−スを必要とすることになるため電
池ホルダで複数個の電池を保持させて組電池とし、該組
電池と組電池を横方向に多数並べて使用することがあ
る。組電池と組電池とを接続する場合、一方の集電端子
と他方の集電端子とをつなぐ接続部分が短絡しないよう
確実に連結しなければならない。また、これら組電池と
組電池とを接続する場合、振動や揺れに対しても極力影
響のないように接続することが要請される。なお、この
ような問題は、円筒形電池に限らず角型等の他の形状の
密閉形電池にも共通する。 【0005】この発明は、上記する課題に対処するため
になされたものであり、密閉形電池の両端部を支持体で
保持し、また横方向に設置した状態で多数並べて設置す
ることが出来ると共に、多数の組電池を接続するに際し
て短絡を確実に防止しながら接続可能であり、スペ−ス
的にも有利で密閉形電池から発した熱も速やかに外部に
放出することができる電池ホルダを提供することを目的
としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になした発明は、板状の支持体であって、前記支持体の
片側の面に、前記支持体によって一方を挟持される密閉
形電池の一端側を支持させる複数個の突片を設けたこと
を特徴とする支持体からなる電池ホルダである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1はこの発明の
電池ホルダの平面図である。この電池ホルダは、例えば
密閉形電池の一方を保持する支持体2から成り、難燃性
且つ絶縁性の合成樹脂(例えばABS)を射出成形して
製作される。電池を保持する場合、電池の一方はこの支
持体2で保持するが、もう一方は該支持体2を少し変形
させた後述する支持体2'で保持する。 【0008】図2(A)はこの発明の電池ホルダで保持
される電池の端子のある側から見た斜視図であり、図2
(B)は端子のない側から見た斜視図である。電池とし
ては、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池やニッケル水
素電池等の密閉形二次電池を用いるが、これらに限定さ
れない。この円筒形電池1には、端子のある側の蓋11
に正極端子1aと負極端子1bとが取り付けられる。こ
れら端子は円柱などの柱状であることが多い前記支持体
2には、図1に示すように、片側面に24個の突片2b
(個数は制限しない)が設けられ、その突片2bの4つ
(図では斜線を記した、個数は制限しないが3つ以上が
望ましい)により、円筒形電池1の円筒部12の径と同
じ径又はわずかに大径の電池収納部2aが形成される。 【0009】尚、もう一方の支持体2'には、前記支持
体2においてそれぞれ反対側端部に設けた電池収納部2
aに、他の電池収納部2aのように突片2bを設けてあ
る(図3、図4参照)。また、支持体2’には図5に示
すように円筒形電池1の端子1a、1bを接続できるよ
うに溝3を設けることもできる。円筒形電池1の端子1
a、1bの接続については、端子1a、1bをボルト状
とし、平板状の接続板(図示せず)をナット(図示せ
ず)で固定することができる。この他、支持体2’内部
に導体を埋め込み、端子1a、1bを支持体2’に嵌合
させることによって円筒形電池1を接続することもでき
る。いずれの場合も図5はその一例であり、接続の形態
や方法は図5記載の方法に限定されるものではない。ま
た、前記支持体2及び2’においては、電池収納部2a
の部分表面から裏面側に貫通する通気孔を設けることも
できる。 【0010】図3は、前記支持体2と支持体2'とで電
池1を保持する状態を示した斜視図である。支持体2と
支持体2'とは互いに電池収納部2a,2aを設けた面
側が対向するような向きに配置される。そして、6個の
円筒形電池1の正負極側の円筒部を上下の支持体2,
2'の各電池収納部2aに嵌入させる。 【0011】図4は、前記支持体2と支持体2'との間
に6個の電池1を保持させた状態の正面図である。この
図に示すように、上下の支持体2,2'の間に6個の円
筒形電池1が挟持され、各円筒形電池1の集電端子1
a,1bは電池収納部2aと電池収納部2aとの間に連
通させて設けた溝3に架け渡した接続板(図示せず)で
次々に接続される。この場合、支持体2’の裏面側(上
向き面側)については、隣接する集電端子1a,1b間
にそれぞれ導電体からなる平板状の接続板3を架け渡し
てボルト状端子1a、1bとナット(図示せず)でねじ
止めされる。 【0012】このようにして支持体2,2'によって6
個の円筒形電池1を保持した電池ホルダは、各支持体
2,2'と面で接触することになり、円筒形電池1の通
気性が向上し、この円筒形電池1から発生した熱を速や
かに外部に放出することができるようになる。また、円
筒形電池1の外側を向く周側面は、上下の支持体2,
2'の間でそのまま外部に露出されるので、ここからも
熱を放出することができる。このように、円筒形電池1
の放熱を促進することにより、この円筒形電池1の温度
上昇を抑制し所定範囲を超えないようにすることができ
る。なお、この通気は、自然対流による場合の他に、特
に発熱量が大きいときは、ファン等を用いて強制的に換
気を行うようにしたものであってもよい。 【0013】この発明の実施の形態では、6個の円筒形
電池1を保持する電池ホルダについて説明したが、この
円筒形電池1の個数は任意である。この際、各支持体2
の突片2bや電池収納部2a等もこの円筒形電池1の個
数及び並び方に応じて適宜設けることができる。また突
片2bの形状や高さについては設計に係る事項である。 【0014】 【実施例】巻回型発電要素を備えた円筒形鉛蓄電池を試
験電池とした。正極板は厚さ0.6mmの鉛−2%錫合
金シートを打ち抜き加工によって開口部と集電耳とを設
けた高さ90mm、長さ500mmの集電体に、鉛粉と
鉛丹と希硫酸等とを混練した活物質を充填したものを使
用した。負極板は厚さ0.6mmの鉛シートを打ち抜き
加工によって開口部と集電耳とを設けた高さ90mm、
長さ500mmの集電体に、鉛粉とカーボン、リグニン
スルホン酸と希硫酸等とを混練した活物質を充填したも
のを使用した。前記正負極板を、数μmのガラス繊維を
抄造した帯状で吸液性のセパレータ(厚さ0.9mm)
を介して巻回して発電要素とした。この発電要素を有底
円筒形のポリプロピレン製電槽に挿入後、蓋を熱溶着
し、端子部を加工してから電解液を注入し充電した。電
解液注入後ポリプロピレン製電槽を更に有底円筒形の金
属ケースに挿入して完備電池とした。この完備電池の定
格は10Ah/5hR−2Vである。 【0015】この試験電池を6個組み合わせて本発明に
よる組電池とした。試験した組電池の端子のない側の支
持体はABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレ
ンのコポリマー)製で図1に示した形状のものを使用し
た。円筒形電池の端子のある側の支持体には、図5に示
すように端子が通過できる孔を、電池1つ当たりにつき
2個ずつ設けた。比較対象品は、図1に示した突片2b
を有さず、電池収納部2aが電池外形とほぼ同じまたは
わずかに大きく凹状に窪んだ支持体を用いたものとし
た。なお、本発明による組電池も、比較対象とした組電
池も、支持体を固体するために、支持体の4隅を、相互
に柱状体で固定した。 【0016】試験電池はそれぞれ10個ずつとした。試
験条件は放電が1CA(10A)で1.2V/セル
(7.2V/6セル)までとし、充電は放電電気量の9
0%を0.3C(3A)でまず定電流充電し、その後放
電電気量の20%を0.05CA(0.5A)で定電流
充電するものとした。寿命判定条件は放電持続時間が2
0分以下になった時点とした。試験温度は40℃気相中
とした。試験結果を図6に示す。なお、図6は試験電池
10個の平均値であり、実線で示したものが本発明品で
あり、点線で示したものが比較対象品である。 【0017】比較対象品はおよそ300サイクルで寿命
に達した。この寿命原因は円筒形電池下部での短絡がほ
とんどであった。これに対し、本発明品は約500サイ
クルで寿命に達した。この寿命原因は活物質の軟化に起
因するものがほとんどであった。 【0018】なお、巻回型発電要素を備えた円筒形鉛蓄
電池の上部は、発電要素から端子に接続される極柱部を
備え、電池の発熱があっても影響を受けにくい部位であ
るため、端子のある側の支持体を比較対象品と同様に
し、端子のない側の支持体を本発明品としたものは、本
発明品とほぼ同等の性能を示した。 【0019】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明の電池ホ
ルダによれば、多数の電池を支持体で保持させ、これを
横に設置することにより、例えは電気自動車用の電池と
して床に大きなスペ−スを取ること無く設置することが
できる。また、複数個の電池を保持した組電池として、
この組電池を多数横方向に設置することができる。ま
た、この発明の電池ホルダでは、各支持体の通気孔や上
下の支持体間の側面露出部を通して各円筒形電池から発
生した熱を外部に放出することができるので、自然対流
により又は強制換気を行うことによってこれらの円筒形
電池の温度上昇を抑制することができる。更に、一対の
支持体で円筒形電池を保持した電池ホルダを床に寝かせ
て配置した場合、支持体と床の間の凹溝を通して熱を外
部に放出することができるので、多数の円筒形電池が密
集された場合であっても確実に温度上昇を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の電池ホルダを構成する支持体の平
面図である。 【図2】 図2(A)はこの発明の電池ホルダで保持さ
れる密閉型電池の端子のある側から見た斜視図であり、
図2(B)は端子のない側から見た斜視図である。 【図3】 この発明の電池ホルダを構成する二つの支持
体で密閉型電池を保持する状態を示した斜視図である。
この発明の電池ホルダを構成する支持体であって、図1
のB−B矢視断面図である。 【図4】 この発明の電池ホルダを構成する二つの支持
体の間に電池を保持させた状態の正面図である。 【図5】 この発明の電池ホルダを構成する支持体の端
子のある側の平面図である。 【図6】 この発明の実施例の試験結果である。 【符号の説明】 1 円筒形電池 1a 集電端子 1b 集電端子 2 支持体 2’ 支持体 2a 電池収納部 2b 突片 3 溝
面図である。 【図2】 図2(A)はこの発明の電池ホルダで保持さ
れる密閉型電池の端子のある側から見た斜視図であり、
図2(B)は端子のない側から見た斜視図である。 【図3】 この発明の電池ホルダを構成する二つの支持
体で密閉型電池を保持する状態を示した斜視図である。
この発明の電池ホルダを構成する支持体であって、図1
のB−B矢視断面図である。 【図4】 この発明の電池ホルダを構成する二つの支持
体の間に電池を保持させた状態の正面図である。 【図5】 この発明の電池ホルダを構成する支持体の端
子のある側の平面図である。 【図6】 この発明の実施例の試験結果である。 【符号の説明】 1 円筒形電池 1a 集電端子 1b 集電端子 2 支持体 2’ 支持体 2a 電池収納部 2b 突片 3 溝
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 板状の支持体であって、前記支持体の片
側の面に、前記支持体によって一方を挟持される密閉形
電池の一端側を支持させる複数個の突片を設けたことを
特徴とする支持体からなる電池ホルダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002048998A JP2003249203A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 蓄電池ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002048998A JP2003249203A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 蓄電池ホルダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003249203A true JP2003249203A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28661625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002048998A Pending JP2003249203A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 蓄電池ホルダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003249203A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007211394A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Takeuchi Seisakusho:Kk | 作業車のバッテリ配置構造 |
| JP2010009798A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Kojima Press Industry Co Ltd | 円筒型電池の保持構造 |
| WO2012046711A1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | 新神戸電機株式会社 | 電気化学セルモジュール及びホルダ |
| JPWO2012173233A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2015-02-23 | 新神戸電機株式会社 | 電気化学セルモジュール及び電気化学セルモジュール・ユニット並びにホルダ |
| JP2016189266A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | Fdk株式会社 | 電池支持装置 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002048998A patent/JP2003249203A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007211394A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Takeuchi Seisakusho:Kk | 作業車のバッテリ配置構造 |
| JP2010009798A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Kojima Press Industry Co Ltd | 円筒型電池の保持構造 |
| WO2012046711A1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-12 | 新神戸電機株式会社 | 電気化学セルモジュール及びホルダ |
| JP5849957B2 (ja) * | 2010-10-04 | 2016-02-03 | 新神戸電機株式会社 | 電気化学セルモジュール及びホルダ |
| JPWO2012173233A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2015-02-23 | 新神戸電機株式会社 | 電気化学セルモジュール及び電気化学セルモジュール・ユニット並びにホルダ |
| JP2016189266A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | Fdk株式会社 | 電池支持装置 |
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