JP2003253199A - 水性一液コーティング剤及びそれを用いたコーティング方法 - Google Patents
水性一液コーティング剤及びそれを用いたコーティング方法Info
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Abstract
り、短時間で基材への密着性が発現し、良好な被膜外観
を有する水性一液コーティング剤、及び作業性に優れた
コーティング方法を提供する。 【解決手段】 有機ポリイソシアネートの遊離イソシア
ネート基の一部をブロック剤により封鎖して得られた部
分ブロックイソシアネートを水に分散させて、イソシア
ネート基と水を実質的に遊離イソシアネート基が存在し
なくなるまで反応させて得られ、かつ実質的に遊離イソ
シアネート基を有しない一液熱硬化性樹脂エマルション
を含有することを特徴とする水性一液コーティング剤、
及びこのコーティング剤を100℃未満で基材に塗布し
た後、100〜300℃で熱硬化させるコーティング方
法により解決する。なお、前記の有機ポリイソシアネー
トは自己乳化性ポリイソシアネートであることが好まし
い。
Description
ング剤及びそれを用いたコーティング方法に関する。
は、人体への悪影響、爆発火災等の安全衛生上の問題、
また、大気汚染等の公害問題を有する。そこで、これら
の問題点を改善するため、近年水性システム開発が活発
に行われている。一方、ウレタン系コーティング剤は、
様々な基材に対して良好な密着性を示す。そこで、ウレ
タン系コーティング剤の水性化の検討がなされている。
反応性が高いため、水性化したウレタン系コーティング
剤は、貯蔵安定性に欠けるものとなりやすい。
に優れ、環境に配慮して安全であり、短時間で基材への
密着性が発現し、良好な被膜特性を有する水性一液コー
ティング剤、及び作業性に優れたコーティング方法を提
供することを目的とする。
分散体を用いた水性一液コーティング剤が、前記課題を
解決することを見いだし、本発明を完成させるに至っ
た。
に示されるものである。 (1) 有機ポリイソシアネートの遊離イソシアネート
基の一部をブロック剤により封鎖して得られた部分ブロ
ックイソシアネートを水に分散させて、イソシアネート
基と水を実質的に遊離イソシアネート基が存在しなくな
るまで反応させて得られ、かつ実質的に遊離イソシアネ
ート基を有しない一液熱硬化性樹脂エマルションを含有
すること、を特徴とする水性一液コーティング剤。
化性ポリイソシアネートであること、を特徴とする前記
(1)の水性一液コーティング剤。
ーティング剤を、100℃未満で基材に塗布した後、1
00〜300℃で熱硬化させること、を特徴とするコー
ティング方法。
する。本発明の水性一液コーティング剤は、有機ポリイ
ソシアネートの遊離イソシアネート基の一部をブロック
剤により封鎖して得られた部分ブロックイソシアネート
を水に分散させて、イソシアネート基と水を実質的に遊
離イソシアネート基が存在しなくなるまで反応させて得
られ、かつ実質的に遊離イソシアネート基を有しない一
液熱硬化性樹脂エマルションを含有することを特徴とす
る。なお「一液熱硬化性」とは、硬化剤や架橋剤を用い
ることなくそれ単独で加熱することで硬化するというこ
とである。また「硬化」とは、被膜にした場合に少なく
とも耐溶剤性を有する被膜になるということである。
トのイソシアネート含量は、1〜30質量%が好まし
く、特に1〜25質量%が好ましい。また、25℃にお
ける粘度は、5,000mPa・s以下が好ましく、特
に4,500mPa・s以下が好ましい。また、平均官
能基数は2〜5が好ましく、2〜4が特に好ましい。
ネート化合物、イソシアネート化合物に水、ポリカルボ
ン酸、ポリオール、ポリアミン、アミノアルコール等の
活性水素基含有化合物を反応させてウレア化、ウレタン
化、アミド化等させて得られるイソシアネート基含有変
性体、又はこれらの反応と同時、反応前、反応後のいず
れかにイソシアネート基を二量化(ウレトジオン結合、
カルボジイミド結合の生成)、三量化(イソシアヌレー
ト結合の生成)、高重合化(ウレトンイミン結合等の生
成)等させて得られるイソシアネート基含有変性体等が
挙げられ、具体的には、2,4−トリレンジイソシアネ
ート、2,6−トリレンジイソシアネート、キシレン−
1,4−ジイソシアネート、キシレン−1,3−ジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−
ニトロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,
2′−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネー
ト、3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−
ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイ
ソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、ナフチレン−1,4−ジ
イソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネー
ト、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′−ジイ
ソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ポリフェニ
レンポリメチレンポリイソシアネート、クルードトリレ
ンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、デカメチレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネー
ト、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシレン
ジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート、前記イ
ソシアネートのビウレット変性体、ウレトジオン変性
体、カルボジイミド変性体、イソシアヌレート変性体、
ウレトンイミン変性体、これらの混合変性体等の変性ポ
リイソシアネートが挙げられる。
基含有化合物を反応させたイソシアネート基末端プレポ
リマー、このプレポリマーを更にビウレット変性、ウレ
トジオン変性、カルボジイミド変性、イソシアヌレート
変性、ウレトンイミン変性、これらの混合変性させて得
られるポリイソシアネートも好適に使用することができ
る。
は水、(数平均)分子量62から500未満の低分子ポ
リオール、低分子ポリアミン、低分子アミノアルコー
ル、数平均分子量500〜10,000の高分子ポリオ
ール等が挙げられる。これらの活性水素基含有化合物は
いずれも単独であるいは2種以上混合して使用すること
ができる。
コール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,
5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタン
ジオール、1,9−ノナンジオール、デカメチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2
−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−n−
ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−n−
エイコサン−1,2−エチレングリコール、2−n−オ
クタコサン−1,2−エチレングリコール、シクロヘキ
サン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジ
メタノール、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピ
ル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオネー
ト、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールA、水素添加
ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキサ
イド又はプロピレンオキサイド付加物、水素添加ビスフ
ェノールAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサ
イド付加物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘ
キサントリオール、クオドロール、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等のイオン 性基を有さない低分子ポ
リオール類、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,
2−ジメチロールブタン酸等の−COOH含有低分子ポ
リオール類、−COOH含有低分子ポリオール類とアン
モニア、有機アミン、アルカリ金属、アルカリ土類金属
等との塩、2−スルホ−1,3−プロパンジオール、2
−スルホ−1,4−ブタンジオール等のスルホン酸基含
有低分子ポリオール類、スルホン酸基含有低分子ポリオ
ール類とアンモニア、有機アミン、アルカリ金属、アル
カリ土類金属等との塩等が挙げられる。
ミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、
メンセンジアミン、4,4’−ジフェニルメタンジアミ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、メタキシ
レンジアミン、ピペラジン等が挙げられる。
タノールアミン、モノプロパノールアミン、ジエタノー
ルアミン、ジプロパノールアミン等のモノアルカノール
アミン、ジアルカノールアミンが挙げられる。
ポリオール、ポリアミドエステルポリオール、ポリカー
ボネートポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ーテルエステルポリオール、ポリオレフィンポリオー
ル、動植物系ポリオール等が挙げられる。
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、ピメ
リン酸、スベリン酸、クルタコン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、コハク酸、アジピン酸、1,4−シクロヘキ
シルジカルボン酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイド
ロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,
β−ジエチルサクシン酸、マレイン酸、フマル酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸等のカチオン性基を有さな
いポリカルボン酸類、5−スルホ−イソフタル酸等のス
ルホン酸基含有ポリカルボン酸類やこのスルホン酸基含
有ポリカルボン酸とアンモニア、有機アミン、アルカリ
金属、アルカリ土類金属等との塩類、これらの酸無水
物、酸ハライド、ジアルキルエステル等の1種類以上
と、前述の低分子ポリオールとの反応によって得られる
もの等が挙げられる。更に、前述の低分子ポリオールを
開始剤として、ε−カプロラクトン、アルキル置換ε−
カプロラクトン、δ−バレロラクトン、アルキル置換δ
−バレロラクトン等の環状エステル(いわゆるラクト
ン)モノマーを開環重合させて得られるラクトン系ポリ
エステルポリオール等が挙げられる。また更に、低分子
ポリオールの一部に替えてヘキサメチレンジアミン、イ
ソホロンジアミン、モノエタノールアミン等の低分子ポ
リアミンや低分子アミノアルコールを用いて得られるポ
リアミドエステルポリオールが挙げられる。
述の低分子ポリオールの1種類以上と、エチレンカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネー
トとの脱アルコール反応や脱フェノール反応から得られ
るものが挙げられる。
低分子ポリオール、低分子ポリアミンや低分子アミノア
ルコールを開始剤として、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド等のアルキレンオキサイド、テトラヒド
ロフラン等の環状エーテルの単品又は混合物を開環重合
させて得られるもの等が挙げられる。
は、前述のポリエーテルポリオールと前述のジカルボン
酸等から得られるコポリオール等が挙げられる。また、
前述のポリエステルやポリカーボネートと、アルキレン
オキサイドや環状エーテルとの反応で得られるものが挙
げられる。
基を2個以上有するポリブタジエン、水素添加ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、水素添加ポリイソプレン、こ
れらの塩素化物等が挙げられる。
ポリオール、絹フィブロイン等が挙げられる。
つ、1分子中に活性水素基を平均1個以上有するもので
あれば、ダイマー酸系ポリオール、水素添加ダイマー酸
系ポリオールの他に、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ロジン樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、ポ
リビニルアルコール等の活性水素基含有樹脂も使用でき
る。
おける温度は、0〜100℃が好ましく、更には20〜
80℃が好ましい。また、このときのイソシアネート基
と活性水素基のモル比は、イソシアネート基/活性水素
基=1.1/1〜2/1が好ましい。
が達成できればいかなる装置でも良く、例えば、攪拌装
置の付いた反応釜やニーダー、一軸又は多軸押し出し反
応機等の混合混練装置が挙げられる。反応を早く進める
ため、触媒として、ポリウレタンやポリウレアの製造に
おいて常用されるジブチル錫ジラウレート等の金属触媒
やトリエチルアミン等の三級アミン触媒を用いてもよ
い。
アネートは、被膜の密着性や耐久性の点から、イソシア
ヌレート・ウレタン変性ポリイソシアネートが好まし
い。自己乳化性を有さないポリイソシアネートは、水へ
の分散・イソシアネート基と水との反応の際に界面活性
剤を使用することで、一液熱硬化性樹脂エマルションを
製造できるので使用可能である。この場合の界面活性剤
の量は非自己乳化性ポリイソシアネートに対して1〜2
0質量%となる量が好ましい。なお「自己乳化性」と
は、界面活性剤や乳化剤を用いることなく自己単独で水
に分散する性質を有するということである。
己乳化性ポリイソシアネートが好ましい。これは、被膜
から界面活性剤がブリードして、外観不良や被膜強度低
下のおそれが考えられるからである。
トは、被膜の密着性や耐久性の点から、イソシアヌレー
ト・ウレタン変性ポリイソシアネートを親水性極性基及
び活性水素基を有する化合物(親水性変性剤)で変性さ
せて得られる自己乳化性ポリイソシアネートである。
は、カチオン性親水性極性基、アニオン性親水性極性
基、ノニオン性親水性極性基のどれでもよいが、自己乳
化性ポリイソシアネートそのものの貯蔵安定性等を考慮
するとノニオン性親水性極性基が好ましい。特に好まし
い変性剤は、炭素数1〜10のモノオールを開始剤とし
て、アルキレンオキサイドを開環付加させて得られ、オ
キシエチレン基を50質量%以上含有し、かつ、数平均
分子量が200〜10,000である、ポリエーテルモ
ノオールである。
て、ノニオン性変性剤の含有量は、0.1〜50質量%
が好ましく、0.5〜40質量%が特に好ましい。これ
は、ノニオン性変性剤が多すぎる場合は、被膜の機械的
強度や耐久性等が不十分となりやすい。また少なすぎる
場合は、得られるポリイソシアネートが、自己乳化しに
くくなりやすいためである。
は、被膜の密着性等を考慮して、疎水性かつ1官能性の
活性水素基含有化合物を反応させることができる。この
活性水素基含有化合物としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブ
タノール、iso−ブタノール、t−ブタノール、ペン
タノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノー
ル、2−エチルヘキサノール、ベンジルアルコール、シ
クロヘキサノール、アルキレングリコールモノアルキル
エーテル等の低分子モノオール類、エチルアミン、ブチ
ルアミン、アニリン等の低分子1級モノアミン類、ジエ
チルアミン、ジブチルアミン、メチルアニリン等の低分
子2級モノアミン類、活性水素基含有ポリエステル、エ
チレンオキサイドユニットが50モル%未満の活性水素
基含有ポリエーテル、活性水素基含有ポリカーボネー
ト、活性水素基含有ポリオレフィン、リシノール酸等の
ような炭素数6以上のヒドロキシ高級脂肪酸やそのエス
テル等が挙げられる。
アネートは、被膜の耐候性、耐熱性、密着性等を考慮す
ると、ヘキサメチレンジイソシアネートと低分子ポリオ
ールから得られるイソシアヌレート・ウレタン変性ポリ
イソシアネート(ウレタン化とイソシアヌレート化は同
時でも逐次でもよい)に、炭素数1〜5のモノオールを
開始剤として得られる、数平均分子量300〜2,00
0(特に好ましくは350〜800)のアルコキシポリ
エチレングリコールを反応させて得られる自己乳化性ポ
リイソシアネートである。
限されず、公知のものから適宜1種以上を選択して使用
することができる。該ブロック剤としては、例えば、フ
ェノール系、アルコール系、活性メチレン系、メルカプ
タン系、酸アミド系、ラクタム系、酸イミド系、イミダ
ゾール系、尿素系、オキシム系、アミン系化合物等が使
用できる。
して、フェノール、クレゾール、エチルフェノール、ブ
チルフェノール等のフェノール系化合物;2−ヒドロキ
シピリジン、ブチルセロソルブ、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコール、ベンジルア
ルコール、メタノール、エタノール、n−ブタノール、
イソブタノール、2−エチルヘキサノール等のアルコー
ル系化合物;マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、ア
セト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン
等の活性メチレン系化合物;ブチルメルカプタン、ドデ
シルメルカプタン等のメルカプタン系化合物;アセトア
ニリド、酢酸アミド等の酸アミド系化合物、ε−カプロ
ラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム等
のラクタム系化合物;コハク酸イミド、マレイン酸イミ
ド等の酸イミド系化合物、イミダゾール、2−メチルイ
ミダゾール等のイミダゾール系化合物;尿素、チオ尿
素、エチレン尿素等の尿素系化合物;ホルムアルドオキ
シム、アセトアルドオキシム、アセトンオキシム、メチ
ルエチルケトオキシム、メチルイソブチルケトオキシ
ム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム系化合物;
ジフェニルアニリン、アニリン、カルバゾール、エチレ
ンイミン、ポリエチレンイミン等のアミン系化合物;ジ
メチルピラゾール、トリアゾール、N,N′−ジフェニ
ルホルムアミジン等が挙げられる。
造の簡易さ、作業性の点からは、メチルエチルケトオキ
シム、ε−カプロラクタム、2−エチルヘキサノールが
特に好ましい。
離のイソシアネート基の一部をブロック剤で封鎖するこ
とが肝要である。遊離のイソシアネート基の全部を封鎖
してしまうと、完全ブロックイソシアネートでは、水に
分散させたときに水と反応する部位がないことになる。
この分散液を一液コーティングに用いた場合、被膜物性
が低下することになる。有機ポリイソシアネートとブロ
ック剤との反応は、20〜200℃の通常のブロック化
反応条件に従って行うことができる。このときブロック
剤の仕込量は、遊離のイソシアネート基に対して0.1
〜0.5倍モル量が好ましい。ブロック剤が少なすぎる
と、被膜としたときに溶出物が多くなりやすい。またブ
ロック剤が多い場合は得られる部分ブロックイソシアネ
ートの粘度が高くなり、水分散工程が困難になりやす
い。また、被膜強度が低下する場合がある。このブロッ
ク化反応は、溶剤の存在の有無にかかわらず行うことが
できるが、必要に応じて、ウレタン工業で公知ないし常
用の不活性溶剤、触媒等を使用することもできる。
ロックイソシアネートの粘度は、1,000〜500,
000mPa・sが好ましく、1,000〜200,0
00mPa・sが特に好ましい。また、イソシアネート
含量は5〜20質量%が好ましく、8〜18質量%が特
に好ましい。
ついて述べる。まず、撹拌機のついた反応器に、水及び
有機ポリイソシアネートを仕込み、攪拌して乳化分散さ
せる。反応器は密閉しないことが肝要である。密閉型の
反応器を用いると、発生する炭酸ガスにより内圧が上昇
し、反応器そのものが破損するおそれがあるからであ
る。用いられる有機ポリイソシアネートが非自己乳化性
の場合は、界面活性剤を用いて水に乳化分散させる。分
散の途中から、イソシアネート基と水との反応が徐々に
進行する。このとき、攪拌は停止しないことが重要であ
る。攪拌を停止すると、粒子が凝集してしまうため、均
一な分散液にはならないからである。分散液内の粒子の
平均粒径は、攪拌速度、自己乳化性ポリイソシアネート
を用いる場合は導入される親水性極性基の導入量や種
類、非自己乳化性ポリイソシアネートを用いる場合は界
面活性剤の導入量や種類等で制御できる。なお、攪拌速
度は、毎分200回以上が好ましい。反応の終了は、イ
ソシアネート基が残存しなくなったところである。この
ときの反応温度は0〜100℃が好ましく、特に好まし
くは10〜80℃である。また、反応系における固形分
は10〜90質量%になるようにするのが好ましく、特
に20〜80質量%になるようにするのが好ましい。
エマルションの平均粒径は10〜1,000nmが好ま
しく、20〜500nmが特に好ましい。平均粒径が小
さすぎる場合は、エマルションを形成せず、粘度が大き
くなる場合がある。平均粒径が大きすぎる場合は、経時
で粒子が沈降する場合がある。なお、本発明における平
均粒径とは、動的光散乱法にて測定した値をキュムラン
ト法にて解析した値である。
ンを用いる場合は、他樹脂系エマルションに自己乳化性
ポリイソシアネートを添加・分散させるか、自己乳化性
ポリイソシアネートを水分散させた直後に他樹脂系エマ
ルションと混合させるのが好ましい。自己乳化性ポリイ
ソシアネートを水分散・イソシアネート基が消失するま
で反応させて得られるエマルションと、他樹脂系エマル
ションを混合すると、増粘やゲル化する場合がある。
タンエマルション、アクリルエマルション、ポリエステ
ルエマルション、ポリオレフィンエマルション、酢酸ビ
ニルエマルション、ポリ塩化ビニルエマルション、エチ
レン−酢酸ビニル系エマルション、塩化ビニリデン系エ
マルション、ラテックス等が挙げられる。
応じて添加剤及び助剤を配合することができる。添加剤
及び助剤としては、顔料、染料、粘度調節剤、レベリン
グ剤、ゲル化防止剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、耐熱性向上剤、無機及び有機充填剤、可塑剤、滑
剤、帯電防止剤、補強材、触媒、揺変剤、界面活性剤、
乳化剤等が挙げられる。
ング剤には、遊離のイソシアネート基が実質的に存在し
ないものである。実質的に遊離のイソシアネート基が存
在する場合は、得られる被膜に「ふくれ」、「泡」、
「剥離」等が発生し、外観が悪いものとなりやすい。ま
た、貯蔵時にイソシアネート基と水との反応により炭酸
ガスが発生するため、容器の内圧が上昇し、容器が破損
しやすい。
明する。コーティング剤の基材への塗布温度は、タレや
水の急激な蒸発を防ぐため、100℃未満好ましくは常
温である。コーティング剤の塗布量は、固形分100質
量%換算で、1〜100g/m2 、好ましくは2〜80
g/m2 である。塗布方法としては、刷毛、バーコータ
ー、ドクターブレード、リバースロール、グラビアロー
ル、スピンナーコート、エクストルーダ等公知の方法が
用いられる。
は、コーティング剤の塗布後に加熱することから、耐熱
性があることが必要である。本発明のコーティング方法
に最適な基材は金属系の基材である。
00℃、好ましくは120〜280℃で加熱硬化させ
る。また、加熱時間は30秒間〜120分間であること
が好ましく、特に5〜60分間が好ましい。本発明は短
時間で物性の優れた被膜を得ることが可能であるため、
長すぎる加熱時間は、エネルギーの浪費であるばかり
か、被膜に不必要な熱履歴を与えることになる。なお、
加熱硬化させる前に、100℃未満好ましくは80℃以
下で5〜60分間、水を蒸発させておくのが好ましい。
硬化機構は不明であるが、例えば、アミノ基とウレタン
基間、アミノ基とウレア基間、ウレア基同士、ウレタン
基同士、ウレタン基とウレア基間の交換反応により硬化
していると考えられる。また、ブロック剤が解離して発
生したイソシアネート基も硬化反応に関与していると考
えられ、例えば、ウレタン化反応、ウレア化反応、アロ
ファネート化反応、ビウレット化反応、ウレトジオン化
反応、イソシアヌレート化反応等が起こると考えられ
る。
質的にイソシアネート基を有しない一液熱硬化性樹脂エ
マルションを含有する水性一液コーティング剤を単独で
使用するので、二液タイプの水性コーティング剤に比較
して、作業性が良好であるという利点を有する。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、
以下の実施例において、特に断らない限り、「%」は質
量%を意味する。
1,000mlの反応器内を窒素置換した後、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HDI)を600g、1,3
−ブタンジオール(1,3−BD)を4.8gを仕込
み、撹拌しながら80℃で2時間ウレタン化反応させ
た。反応液のイソシアネート含量を測定したところ、4
8.8%であった。次に、触媒としてカプリン酸カリウ
ム0.12g、助触媒としてフェノール0.6gを加
え、60℃で4.5時間イソシアヌレート化反応を行っ
た。この反応液に停止剤としてリン酸を0.084g加
え、60℃で1時間撹拌後、遊離HDIを薄膜蒸留(条
件:120℃、1.3Pa)により除去した。得られた
イソシアヌレート・ウレタン変性ポリイソシアネート
は、淡黄色透明液体で、イソシアネート含量:21.1
%、25℃の粘度:2,200mPa・s、遊離HDI
含有量:0.4%であり、FT−IR及び13C−NMR
からイソシアネート基、イソシアヌレート基及びウレタ
ン基の存在が確認された。このポリイソシアネートをA
−1とする。前記反応器と同様な別の反応器内を窒素置
換した後、ポリイソシアネートA−1を100g、数平
均分子量400のメトキシポリエチレングリコール(M
PEG−400、商品名:メトキシPEG#400、東
邦千葉化学製)を16g仕込み、75℃で3時間反応さ
せて、イソシアネート含量:16.9%、25℃の粘
度:2,410mPa・s、平均官能基数:3.5の淡
黄色透明液体の自己乳化性ポリイソシアネート(A)を
得た。
1,000mlの反応器に、HDIを300g、2−n
−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール(D
MH)を11.9g、MPEG−400を12g、リシ
ノレイン酸メチルエステルを4g加え、反応器内を窒素
置換して、撹拌しながら75℃で3時間ウレタン化反応
させた。この反応液のイソシアネート含量を測定したと
ころ、43.2%であった。次に、触媒としてプロピオ
ン酸カリウム0.06g、フェノール0.3g、リン酸
0.072gを用いて、60℃で4.5時間イソシアヌ
レート化反応を行った。この反応液に停止剤としてリン
酸を0.042g加え、反応温度で1時間撹拌後、遊離
HDIを薄膜蒸留(条件:120℃、1.3Pa)によ
り除去した。得られたイソシアヌレート・ウレタン変性
ポリイソシアネートである自己乳化性ポリイソシアネー
ト(B)は、イソシアネート含量:20.9%、25℃
の粘度650mPa・s、遊離HDI含有量:0.4
%、平均官能基数:2.9の淡黄色透明液体であった。
自己乳化性ポリイソシアネート(B)をFT−IR及び
13C−NMR測定したところ、イソシアネート基、イソ
シアヌレート基及びウレタン基の存在が確認された。
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネートA−1を100g、界面活性剤としてポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルリン酸エステル(商品
名:ニューコール565−PS、日本乳化剤製の酸性リ
ン酸エステル)のトリエチルアミン中和塩を16g仕込
み、75℃で1時間混合させて、イソシアネート含量:
14.3%、25℃の粘度2,820mPa・s、平均
官能基数:3.5の淡黄色透明の自己乳化性ポリイソシ
アネート(C)を得た。
500mlの反応器内を窒素置換した後、HDIを30
0g、DMHを2.3gを仕込み、撹拌しながら70℃
で3時間反応させた。このときの反応液のイソシアネー
ト含量を測定したところ、49.1%であった。次に触
媒としてトリブチルフォスフィン0.3gを加え、同温
度で8時間ウレトジオン化及びイソシアヌレート化反応
を行った。この反応液にパラトルエンスルホン酸メチル
を0.33g加え、反応を停止させた後、遊離HDIを
薄膜蒸留(条件:120℃、1.3Pa)により除去し
た。得られたイソシアヌレート・ウレトジオン・ウレタ
ン変性ポリイソシアネートA−2は、イソシアネート含
量:22.3%、25℃の粘度:100mPa・s、遊
離HDI含有量:0.4%、平均官能基数:2.3の淡
黄色透明液体であった。自己乳化性ポリイソシアネート
(B)をFT−IR及び13C−NMR測定したところ、
イソシアネート基、イソシアヌレート基、ウレトジオン
基、及びウレタン基の存在が確認された。前記反応器と
同様な別の反応器内を窒素置換した後、ポリイソシアネ
ートA−2を70g、イソホロンジイソシアネート(I
PDI)のイソシアヌレート変性ポリイソシアネート
(商品名:ヴェスタナット T−1890、NCO含量
17.0%、ヒュルス製)を30g、MPEG−400
を16g仕込み、75℃で3時間反応させて、イソシア
ネート含量:16.4%、25℃の粘度:810mPa
・s、平均官能基数:2.4の淡黄色透明液体の自己乳
化性ポリイソシアネート(D)を得た。
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネートA−1を100g、MPEG−400を20g仕
込み、75℃で3時間反応させて、イソシアネート含
量:15.9%、25℃の粘度:2,530mPa・
s、平均官能基数:3.4の淡黄色透明液体の自己乳化
性ポリイソシアネート(E)を得た。
の製造〕 製造例6 撹拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネート(A)を445.4g、メチルエチルケトンオキ
シムを54.6g仕込み、80℃で5時間反応させて、
ブロック化率:35モル%、ブロック化後のイソシアネ
ート含量:9.8%、25℃の粘度:15,700mP
a・s、淡黄色透明液体の自己乳化性部分ブロックイソ
シアネートHB−1を得た。なお、「ブロック化後のイ
ソシアネート含量」とは、ブロックされているイソシア
ネート基、すなわち潜在的なイソシアネート基を含まな
い値であり、以後の製造例においても同様である。
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネート(B)を418.5g、メチルエチルケトンオキ
シムを81.5g仕込み、80℃で5時間反応させて、
ブロック化率:45モル%、ブロック化後のイソシアネ
ート含量:9.6%、25℃の粘度:62,400mP
a・s、淡黄色透明液体の自己乳化性部分ブロックイソ
シアネートHB−2を得た。
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネート(C)を465.5g、メチルエチルケトンオキ
シムを34.5g仕込み、80℃で5時間反応させて、
ブロック化率:25モル%、ブロック化後のイソシアネ
ート含量:10.0%、25℃の粘度:11,700m
Pa・s、淡黄色透明液体の自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−3を得た。
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネート(D)を475.8g、メチルエチルケトンオキ
シムを24.2g仕込み、80℃で5時間反応させて、
ブロック化率:15モル%、ブロック化後のイソシアネ
ート含量:13.3%、25℃の粘度:5,420mP
a・s、淡黄色透明液体の自己乳化性部分ブロックイソ
シアネートHB−4を得た。
造〕 製造例10 撹拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:
500mlの反応器内を窒素置換した後、ポリイソシア
ネート(E)を376.0g、メチルエチルケトンオキ
シムを124.0g仕込み、80℃で5時間反応させ
て、ブロック化率:100モル%、25℃の粘度:9
8,500mPa・s、淡黄色透明液体の自己乳化性ブ
ロックイソシアネートPB−1を得た。
貯蔵安定性〕 実施例1 撹拌機、温度計、ガス解放弁、冷却器のついた容量:
2,000mlの反応器に、自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−1を300g、イオン交換水を70
0g仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌し
て、ポリイソシアネートの水分散液とした。その後、撹
拌速度を落として、常温でFT−IRのイソシアネート
基の吸収ピークが確認されなくなるまで反応させて、一
液熱硬化性樹脂エマルションEM−1を得た。EM−1
の平均粒径は160nmであった。EM−1を密閉容器
に入れて冷暗所で3ヶ月保管しておいたところ、外観の
変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−2を200g、イオン交換水を80
0g仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌し
て、ポリイソシアネートの水分散液とした。その後、撹
拌速度を落として、常温でFT−IRのイソシアネート
基の吸収ピークが確認されなくなるまで反応させて、一
液熱硬化性樹脂エマルションEM−2を得た。EM−2
の平均粒径は150nmであった。EM−2を密閉容器
に入れて冷暗所で3ヶ月保管しておいたところ、外観の
変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−3を100g、イオン交換水を90
0g仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌し
て、ポリイソシアネートの水分散液とした。その後、撹
拌速度を落として、常温でFT−IRのイソシアネート
基の吸収ピークが確認されなくなるまで反応させて、一
液熱硬化性樹脂エマルションEM−3を得た。EM−3
の平均粒径は120nmであった。EM−3を密閉容器
に入れて冷暗所で3ヶ月保管しておいたところ、外観の
変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−4を200g、イオン交換水を80
0g仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌し
て、部分ブロックイソシアネートの水分散液とした。そ
の後、撹拌速度を落として、常温でFT−IRのイソシ
アネート基の吸収ピークが確認されなくなるまで反応さ
せて、一液熱硬化性樹脂エマルションEM−4を得た。
EM−4の平均粒径は220nmであった。EM−4を
密閉容器に入れて冷暗所で3ヶ月保管しておいたとこ
ろ、外観の変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、水性アクリルエマルション
(固形分:50%、25℃の粘度:300mPa・s、
商品名:WA−1015ND、亜細亜工業製)を800
g、水を400g仕込んで均一に攪拌した。次いで、自
己乳化性部分イソシアネートHB−4を100g仕込
み、2,000rpmで30秒間急速撹拌して、HB−
4を分散させ、その後、撹拌速度を落として、常温でF
T−IRのイソシアネート基の吸収ピークが確認されな
くなるまで反応させて、一液熱硬化性樹脂エマルション
EM−5を得た。EM−5の平均粒径は240nmであ
った。EM−5を密閉容器に入れて冷暗所で3ヶ月保管
しておいたところ、外観の変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性部分ブロックイ
ソシアネートHB−1を300g、イオン交換水を70
0g仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌し
て、ポリイソシアネートの水分散液EM−6とした。分
散直後のEM−6を密閉容器に入れて冷暗所で保管した
ところ、翌日容器が破損し、中の液がこぼれていた。
EM−7とした。EM−7を密閉容器に入れて冷暗所で
3ヶ月保管しておいたところ、外観の変化は認められな
かった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性ブロックイソシ
アネートPB−1を300g、イオン交換水を700g
仕込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌して、ポ
リイソシアネートの水分散液EM−8とした。分散直後
のEM−8を密閉容器に入れて冷暗所で保管したとこ
ろ、外観の変化は認められなかった。
2,000mlの反応器に、自己乳化性ポリイソシアネ
ートNCO−1を300g、イオン交換水を700g仕
込み、2,000rpmで30秒間急速撹拌して、ポリ
イソシアネートの水分散液とした。その後、撹拌速度を
落として、常温でFT−IRのイソシアネート基の吸収
ピークが確認されなくなるまで反応させて、一液熱硬化
性樹脂エマルションEM−9を得た。EM−9の平均粒
径は240nmであった。EM−9を密閉容器に入れて
冷暗所で3ヶ月保管しておいたところ、外観の変化は認
められなかった。
M−1〜5をそのまま水性一液コーティング剤として用
いて評価した。コーティング剤をアルミニウム板に塗布
し、加熱硬化により被膜を得た。硬化後、直ちに被膜の
性能試験を行った。結果を表1及び2に示す。なお、比
較例1(EM−6)は、被膜外観が著しく不良(泡、剥
がれが被膜全体にわたり、かつ、均一な膜厚になってい
ない)であったため、他の評価を省略した。
5mm)コーティング剤塗布面に、メチルエチルケトン
をしみ込ませた脱脂綿にて脱脂。 塗布量 :50g/m2 塗布温度:20℃ 硬化条件: 被膜乾燥条件;70℃×20分間 硬化時間 ;30分 硬化温度 ;180℃ 〔性能試験〕 被膜外観 :被膜表面を目視にて評価。 ラビング試験:被膜にキシレンをしみ込ませた脱脂綿を
100回擦り付け、被膜外観の変化を観察。 耐屈曲性 :JIS K5400に準じて測定。 心棒の直径は2mmのものを使用。 密着性 :JIS K5400、碁盤目テープ法に
準じて測定 溶出試験 :厚生省告示第20号(昭和57年)過マ
ンガン酸カリウム消費量により評価
間で密着性が発現して良好な被膜が得られる水性一液コ
ーティング剤、及び作業性に優れたコーティング方法を
提供することが可能となった。
Claims (3)
- 【請求項1】 有機ポリイソシアネートの遊離イソシア
ネート基の一部をブロック剤により封鎖して得られた部
分ブロックイソシアネートを水に分散させて、イソシア
ネート基と水を実質的に遊離イソシアネート基が存在し
なくなるまで反応させて得られ、かつ実質的に遊離イソ
シアネート基を有しない一液熱硬化性樹脂エマルション
を含有すること、を特徴とする水性一液コーティング
剤。 - 【請求項2】 有機ポリイソシアネートが自己乳化性ポ
リイソシアネートであること、を特徴とする請求項1記
載の水性一液コーティング剤。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の水性一液コーテ
ィング剤を、100℃未満で基材に塗布した後、100
〜300℃で熱硬化させること、を特徴とするコーティ
ング方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002053019A JP4161360B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 水性一液コーティング剤及びそれを用いたコーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002053019A JP4161360B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 水性一液コーティング剤及びそれを用いたコーティング方法 |
Publications (2)
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005083021A1 (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd. | 水性一液コーティング剤用ポリウレタンエマルジョンの製造方法 |
| JP2006321822A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 容器用シーリングコンパウンド |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053019A patent/JP4161360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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