JP2003253902A - 機械式駐車設備およびその車両旋回装置 - Google Patents

機械式駐車設備およびその車両旋回装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両旋回装置上に乗り入れた車両等を数少な
い検出装置によって旋回装置の旋回前後にかけて検知す
ることができる車両旋回装置を提供すること 【解決手段】 車両旋回装置10のターンテーブル11
に、ターンテーブル11上の周縁に車両等を検出するた
めの検出装置17が配設されており、ターンテーブル1
1には車両搭載用のパレット2が上下方向に通過する開
口部15と、開口部15内にパレット2を支持する作用
位置とパレットが開口部15を通過することを許す非作
用位置とに移動するパレット支持装置16とが配設され
ており、上記検出装置が少なくとも上記開口部15に位
置したパレット2の前端に存在する車両等および後端に
存在する車両等を検出する検出装置17a、17bであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械式駐車設備およ
びその車両旋回装置に関する。さらに詳しくは、駐車設
備に入庫および出庫するために乗り入れた車両をその前
後方向を変更するために旋回させる車両旋回装置、およ
び、この車両旋回装置が装備された機械式駐車設備に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】車両
旋回装置を備えた駐車設備としては、たとえば特許第2
711868号公報および特許第2879516号公報
に開示されたものが知られている。これらの駐車設備は
いずれも入出庫階にターンテーブルを備えており、さら
に、ターンテーブルの外側には各種のセンサが配設され
ている。これらのセンサは、車両がターンテーブルに乗
り入れたか否か、また、乗り入れた車両が所定の範囲に
停車しているか否かを判定するためのものである。所定
範囲内に停車していなければターンテーブルの旋回作動
やエレベータによる昇降作動の安全性が確保されていな
いと判断してこれらの作動を停止するか、または、車両
の停止位置を変更する動作がなされる。
【0003】センサはたとえばターンテーブル上の所定
停車範囲の前後端およびほぼ中央に車体が存在するか否
かを検知するものである。そして、前述のとおりこれら
のセンサは全てターンテーブル上ではなく、その外方に
固設されている。
【0004】したがって、車両が乗り入れたときの車体
の検知、すなわちターンテーブルが旋回する前の車体の
検知しか行うことができない。一方、たとえば車両の運
転者が車両のいわゆるサイドブレーキを引いておくのを
忘れたときなどは、ターンテーブルの旋回中に車両が前
後方向に移動してしまうおそれがある。かかる事態にタ
ーンテーブルの旋回やエレベータの駆動を停止するため
には、旋回後に再停止したときの車体検知を行うセンサ
を追加設置しなければならない。旋回の前後で車両の前
後方向が変化しているからである。また、ターンテーブ
ルの旋回途中の車両の不用意な移動を検知するために
は、理屈の上では無数のセンサが必要になる。
【0005】その結果、部品点数の増加によって設備コ
ストの上昇、メンテナンスコストの上昇を招来する。さ
らに、多数の検出装置を設置するうえで車両の入出経路
や利用者の入出経路を避ける必要があり、設置の自由度
が大きく制限される。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、駐車設備における旋回装置上に乗り
入れた車両等を、数少ない検出機構によって旋回装置の
旋回前から旋回後に至るまで検知することができる車両
旋回装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両旋回装置
は、車両を旋回させる旋回装置であって、該旋回装置に
おける車両と一体に旋回する部分に、旋回装置上の物体
を検出するための検出装置が配設されたものである。
【0008】かかる構成によれば、旋回装置が旋回した
場合でも、車両や利用者等と検出装置とが一体で旋回す
るので検出装置と車両等との位置関係は変化しない。し
たがって、旋回装置の旋回停止カ所の多少に関わらず設
置すべき検出装置の個数を増加する必要がない。しか
も、検出装置の個数を増加させることなく旋回途中の車
両等の変位を検出することもできる。なお、物体とは、
車両以外にたとえば利用者の荷物や利用者自身をも含む
意味である。
【0009】そして、車両を載置するための旋回テーブ
ルが配設されており、上記検出装置がこの旋回テーブル
上に配置されてなる車両旋回装置が好ましい。旋回テー
ブル上であると、搭載された車両との位置関係を設定し
やすい等、検出装置の設置自由度が向上するからであ
る。
【0010】また、旋回テーブルが配設された旋回装置
であって、上記検出装置がこの旋回テーブル上の周縁に
配置されてなる車両旋回装置が好ましい。周縁に配置す
ることにより、旋回テーブルの上に存在するできるだけ
多くのものを検出することができるからである。
【0011】さらに、上記旋回テーブルに配設された、
車両搭載用のパレットが上下方向に通過する開口部と、
該開口部内にパレットを支持する作用位置とパレットが
開口部を通過することを許す非作用位置とに移動するパ
レット支持装置とを備えており、上記検出装置が、少な
くとも、上記開口部に位置したパレットの前端に存在す
る物体および後端に存在する物体を検出するものである
車両旋回装置が好ましい。
【0012】旋回装置上のパレットの少なくとも前後端
の物体を検出することができるので、旋回装置の旋回途
中においても車両の不用意な所定範囲外への移動を察知
することができるからである。
【0013】本発明の機械式駐車設備は、車両を収容す
るための駐車スペースと、該駐車スペースに入出庫する
車両の前後方向を変更するための、前述したうちのいず
れか一の車両旋回装置とを備えている。
【0014】かかる構成により、旋回装置の旋回停止カ
所の多少に関わらず設置すべき検出装置の個数を増加す
る必要がない。しかも、検出装置の個数を増加させるこ
となく旋回途中の車両等の変位を検出することもでき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ本
発明の一実施形態にかかる車両旋回装置およびこの車両
旋回装置を備えた機械式駐車設備を説明する。
【0016】図1は本発明の車両旋回装置を備えた駐車
設備の一実施形態である多層循環式の駐車設備を示す縦
断面図である。図2は図1の駐車設備の平面断面図であ
る。
【0017】この駐車設備1には車両Mを搭載するため
の複数枚のパレット2と、このパレット2を収容する複
数段の横移送路3と、パレット2を入出庫階Eおよびそ
の下方に形成された各段の横移送路3に昇降させる第一
リフト4と、パレット2を各段の横移送路3に昇降させ
る第二リフト5とが備えられている。パレット2はその
下面に横移送路3上を横方向に移動するための車輪6を
有し、その側辺には隣接パレット2と連結するための雌
雄連結器7を有している。雌雄連結器7は鉄道車両同士
を連結しているようなもので、連結されたパレット相互
の上下相対移動によって係合および係合解除され、横移
動時には連結を維持する公知のものである。両リフト
4、5はともに二列の無端チェーン8にパレット2の車
輪6が乗って転動するレール9が架設されたものであ
る。
【0018】図2に示すように駐車設備1の入出庫階E
にはパレット旋回装置10が装備されている。この旋回
装置10は円盤状のターンテーブル(旋回テーブル)1
1を有している。ターンテーブル11は、パレット2を
車両Mの入庫方向(矢印Fで示す)と横移送路3におい
て移送される方向(矢印Gで示す)と出庫方向(矢印H
で示す)との間に旋回させるものである。本実施形態で
はF方向とG方向とは48゜の角度をなし、G方向とH
方向とも48゜の角度をなしている。したがって、F方
向とH方向とは96゜の角度をなしている。
【0019】図3も併せて参照すれば明らかなように、
ターンテーブル11は入出庫階Eの床に形成された凹所
12内に旋回支持装置12aによって旋回可能に支持さ
れている。図3はパレット旋回装置10の平面図であ
る。この凹所12にはターンテーブル11を旋回させる
ためのモータ13aを有する旋回駆動装置13が配設さ
れている。符号14で示すのは電気配線スペースであ
る。また、ターンテーブル11の中央部にはちょうどパ
レット2が上下方向に通過しうる寸法の開口部15が形
成されている。また、ターンテーブル11の下面には上
記開口部15に向けて進出および待避するパレット支持
装置16が配設されている。
【0020】入庫待ちの状態のターンテーブル11はそ
の開口部15の長手方向をF方向に向けている。パレッ
ト支持装置16は開口部15に進出してその上にパレッ
ト2を載せている。このときのパレット2の高さ位置は
第一リフト4のレールより若干上方にある。パレット2
に車両Mが乗り入れると、ターンテーブル11が48゜
旋回してパレット2の長手方向を矢印F方向からG方向
に変更する。ついで、パレット支持装置16をゆっくり
と開口部15から待避させるとパレット2は第一リフト
4のレール9上に載置される。そして、第一リフト4が
下降してパレット2をいずれかの段の横移送路3の高さ
まで下降させる。このとき、当該横移送路3にある他の
パレット2と雌雄連結器7によって連結される。つい
で、図示しない横移送駆動装置によってパレット列は横
移送され、両リフト4、5の昇降と併せてパレット群は
循環移動させられる。
【0021】出庫時にはターンテーブル11はその開口
部15の長手方向をG方向に向けており、パレット支持
装置16はターンテーブル11の下に待避している。第
一リフト4によって上昇させられたパレット2が開口部
15を上方に通過するとパレット支持装置16が進出
し、第一リフト4が若干下降する。こうしてパレット2
がパレット支持装置16の上に載るとターンテーブル1
1は48゜旋回してパレット2の長手方向を矢印G方向
からH方向に変更する。
【0022】図4(a)は図3におけるIVA−IVA
線断面図であり、図4(b)はターンテーブル11の側
面図である。図3および図4に示すように、このターン
テーブル11の上面における外周縁には、ターンテーブ
ル11上に乗り入れた車両Mや保護柵18などを検知す
るための複数個の検出装置17が配備されている。保護
柵18は各パレット2の左右両側の下面に収容されてお
り、車両がパレット上に乗り入れたときに、操作員が車
両のドアが閉まっていることを確認したうえで図示しな
い操作盤を操作することにより、パレット2の両側辺か
ら上方へ進出するように構成されている。
【0023】検出装置17は全てターンテーブル11上
に立設された支柱19とこの支柱19や上記保護柵18
等に取り付けられた光電センサ20とから構成されてい
る。センサは光電センサに限らず他の種類のセンサを用
いてもよい。第一検出装置17aは、ターンテーブル1
1の開口部15内に位置したときのパレット2の前端辺
に沿ってビームを送受する位置に設置されている。第二
検出装置17bは、ターンテーブル11の同位置のパレ
ット2の後端辺に沿ってビームを送受する位置に設置さ
れている。これらの検出装置17a、17bは乗り入れ
た車両の前後端がパレット2の前後端からはみ出してい
るか否かを検知する。また、第三検出装置17cは上記
支柱19と立ち上がった状態の保護柵18との間にビー
ムを送受する位置に設置されている。体上がった状態の
保護柵18を検知することにより、車両のドアが閉まっ
ていると判定することができる。この第三検出装置17
cは開口部15の左右両側に設置されており、また、保
護柵18に第三検出装置17cの受光器または発行器が
取り付けられている。第四検出装置17dはパレットの
対角線に沿ってビームを送受する位置に設置されてい
る。この第四検出装置17dではセンサ20の支柱19
への取り付け高さはいわゆるワンボックス車の屋根より
若干高い位置にされている。これにより、ワンボックス
車の後部ドアが上方に跳ね上がったままであるか否かが
判定される。
【0024】図3には、パレット2がG方向に向いたタ
ーンテーブル11の状態を検出装置17とともに実線で
示し、パレットがF方向およびH方向に向いた状態を二
点鎖線で示している。F方向およびH方向に向いた状態
での検出装置17の図示は省略しているが当然にG方向
からそれぞれ48゜旋回した状態にある。
【0025】いずれの検出装置17も、車両の入出経路
から外れた位置に設置されている。車両の入出経路と
は、ターンテーブル11の開口部15の長手方向に沿
い、その幅が開口部の幅とほぼ同一である経路である。
また、支柱19へのセンサ20の取り付け位置は、たと
えば、一般的な車両の最前端部や最後端部が存在する高
さ位置に合わせる。たとえばバンパーが存在する高さで
ある。また、ターンテーブル11上に人間がいるか否か
を確認する検出装置であれば、それが大人であろうと子
供であろうと検出し得る高さ位置である。また、これら
のものを一対のセンサ20のみによっては確実に検出し
得ないなら、一本の支柱19に高さ位置を変えて複数個
のセンサ20を取り付け、複数対のセンサによって確実
な検出を保証し得るようにしてもよい。すなわち、一の
支柱や一の保護柵18に取り付けられるセンサ20の個
数や高さ位置は限定されない。各種車両の前端後端の形
状に適合した高さ位置にそれぞれセンサ20を取り付け
ればよい。また、検出装置17の設置数も上記に限定さ
れない。なお、上記した検出装置は例示である。図示し
ないが、上記以外にもパレット2の左右両側辺に沿って
ビームを送受する検出装置を設けてもよく、開口部15
を除くターンテーブル上の人間や他の物体を検出し得る
位置に検出装置を設けてもよい。
【0026】前述のとおり、いずれの検出装置17もタ
ーンテーブル11上に設置されているため、ターンテー
ブル11が旋回した場合でも、車両と検出装置17とが
一体で旋回するので各検出装置17と車両との位置関係
は変化しない。したがって、ターンテーブル11の旋回
停止カ所の多少に関わらず設置すべき検出装置の個数を
増加させる必要がない。しかも、検出装置の個数を増加
させることなく旋回途中の車両の変位を検出することも
できる。
【0027】以上説明した実施形態では、リフトを用い
た多層循環式の駐車設備を例にとったが、本発明ではと
くにこの型式の駐車設備に限定されない。エレベータ式
の立体駐車設備であってもよく、その他の駐車設備であ
ってもよい。要するに、入出庫する車両を載せて旋回さ
せる車両旋回装置を備えた駐車設備であって、この車両
旋回装置の車両と一体に旋回する部分に検出装置を備え
ることのできる駐車設備であれば本発明を適用すること
ができる。また、上記旋回装置としてはとくにターンテ
ーブルを有するものにも限定されない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、旋回装置が旋回した場
合でも、車両や利用者等と検出装置とが一体で旋回する
ので検出装置と車両等との位置関係は変化しない。した
がって、旋回装置の旋回停止カ所の多少に関わらず設置
すべき検出装置の個数を増加する必要がない。しかも、
検出装置の個数を増加させることなく旋回途中の車両等
の変位を検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械式駐車設備の一実施形態を示す縦
断面図である。
【図2】図1の駐車設備のII−II線断面図である。
【図3】図1の駐車設備における車両旋回装置の一実施
形態を示す平面図である。
【図4】図4(a)は図3におけるIV−IV線断面図
であり、図4(b)は図3におけるIVB−IVB矢視
図(車両旋回装置の側面図)である。
【符号の説明】
1・・・駐車設備 2・・・パレット 3・・・横移送路 4・・・第一リフト 5・・・第二リフト 6・・・車輪 7・・・雌雄連結器 8・・・無端チェーン 9・・・レール 10・・・パレット旋回装置 11・・・ターンテーブル 12・・・凹所 13・・・旋回駆動装置 13a・・モータ 14・・・電気配線スペース 15・・・開口部 16・・・パレット支持装置 17・・・検出装置 17a・・第一検出装置 17b・・第二検出装置 17c・・第三検出装置 17d・・第四検出装置 18・・・保護柵 19・・・支柱 20・・・光電センサ E・・・入出庫階 M・・・車両

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を旋回させる旋回装置であって、 該旋回装置における車両と一体に旋回する部分に、旋回
    装置上の物体を検出するための検出装置が配設されてな
    る駐車設備の車両旋回装置。
  2. 【請求項2】 車両を載置するための旋回テーブルを備
    えており、上記検出装置が、上記旋回テーブル上に配置
    されてなる請求項1記載の車両旋回装置。
  3. 【請求項3】 上記検出装置が、上記旋回テーブルの周
    縁に配置されてなる請求項2記載の車両旋回装置。
  4. 【請求項4】 上記旋回テーブルに配設された、車両搭
    載用のパレットが上下方向に通過する開口部と、該開口
    部内にパレットを支持する作用位置とパレットが開口部
    を通過することを許す非作用位置とに移動するパレット
    支持装置とを備えており、 上記検出装置が、少なくとも、上記開口部に位置したパ
    レットの前端に存在する物体および後端に存在する物体
    を検出するものである請求項1〜3のうちのいずれか一
    の項に記載の車両旋回装置。
  5. 【請求項5】 車両を収容するための駐車スペースと、 該駐車スペースに入出庫する車両の前後方向を変更する
    ための、請求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の
    車両旋回装置とを備えてなる機械式駐車設備。
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