JP2003258337A - レーザ装置用筐体の洗浄方法 - Google Patents
レーザ装置用筐体の洗浄方法Info
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Abstract
洗浄するレーザ装置用筐体の洗浄方法を提供する。 【解決手段】 レーザ光(21)が内部を透過するレーザ装
置用筐体の洗浄方法において、内部に光学部品を設置し
ない状態で、酸素を含む酸素混合ガス雰囲気中で洗浄レ
ーザ光(59)を筐体内部に照射する酸素添加洗浄工程(S1
7)と、光学部品を筐体に組み込む光学部品組込工程(S2
3)と、筐体内部を大気から封止した状態で保管する保管
工程(S24)と、有機物及び水分のうち少なくともいずれ
か一方を吸着する吸着材を筐体の内部に組み込む吸着材
組込工程(S25)と、紫外線波長の光を発生する紫外線ラ
ンプを筐体内部に照射するランプ照射工程(S50)と、酸
素を含まないパージガス雰囲気中で洗浄レーザ光(59)を
筐体内部に照射する酸素無添加洗浄工程(S39)とを備え
たことを特徴とするレーザ装置用筐体の洗浄方法。
Description
の洗浄方法に関する。
を洗浄する洗浄装置が知られており、例えば特開200
0−82856号公報に示されている。図16は、同公
報に開示された洗浄装置を表しており、以下図16に基
づいて従来技術を説明する。図16において、洗浄装置
は、紫外領域の波長を有する洗浄レーザ光102を発振
するレーザ発振器101と、光学部品104を入れる収
容室103と、収容室103に所定のガスを供給するガ
ス導入機構105と、収容室103内のガスを排気する
ガス排気機構106とを備えている。
光学部品104を設置し、ガス導入機構105から酸素
ガスを収容室103に導入しながら、ガス排気機構10
6によってこれを排気する。そして、レーザ発振器10
1から発振した洗浄レーザ光102を、ビーム整形手段
108で整形し、窓107,107を介して光学部品1
04に照射する。これにより、酸素からオゾンや酸素ラ
ジカルが生じて、光学部品104に付着している有機物
等の汚染物質が酸化分解し、排気されて洗浄される。こ
のような洗浄を行なうことにより、光学部品104の透
過率を向上させ、その寿命を長くしている。
開2000−82856号公報に開示された従来技術に
は、次に述べるような問題がある。図17に、エキシマ
レーザ装置109の概略構成図を示す。エキシマレーザ
装置109は、レーザチャンバ112と、フロントミラ
ー115と、レーザ光111を狭帯域化する狭帯域化ユ
ニット120と、レーザ光111の特性を測定するモニ
タモジュール116とを備えている。狭帯域化ユニット
120は、狭帯域化ボックス121を備えており、その
内部に光学部品113を設置している。また、モニタモ
ジュール116はモニタボックス117を備えており、
その内部に光学部品114を設置している。さらに、レ
ーザ光111の光路は、レーザ光111が外部に漏れる
のを防ぐための光路カバー119によって覆われてい
る。以下、これらのレーザ光11の光路を覆うモニタボ
ックス117、光路カバー119、及び狭帯域化ボック
ス121を、筐体117,119,121と総称する。
4の表面で乱反射したり、内部で屈折したりして、筐体
117,119,121の内壁に当たる。このとき、筐
体117,119,121の内壁にも、有機物等の汚染
物質が付着している。従って、筐体117,119,1
21の内壁に付着した汚染物質が化学反応を起こして気
化し、光学部品113,114に付着してこれを汚損す
るという問題がある。しかも、筐体117,119,1
21の内壁は、光学部品113,114に比較して表面
積が大きく、付着している汚染物質の量も多い。従っ
て、光学部品113,114を洗浄するのみではなく、
筐体117,119,121の内壁からも汚染物質を除
去する必要が生じている。さらには、筐体117,11
9,121の内部には、光学部品113,114を光軸
合わせのために移動したり固定したりするための、図示
しないホルダが設置されている。ホルダは、形状が複雑
で表面積も大きく、その表面にも多くの汚染物質が付着
している。従って、ホルダをも洗浄する必要がある。
室103に入れて、洗浄レーザ光102を照射するよう
にしている。ところが、筐体117,119,121は
光学部品113,114に比較してかなり大きく、これ
を入れるためには巨大な収容室103が必要となる。し
かも、筐体117,119,121の外壁には、美観の
ための塗装が施されたり、使用方法の注意を促すための
シール等が貼られたりしている。従って、仮に筐体11
7,119,121を収容室103に入れてレーザ光を
照射したとしても、外壁から大量の有機物が発生し、か
えって内壁や内部の光学部品113,114を汚損する
ことがある。
ものであり、レーザ装置用筐体を効率的に、かつ徹底的
に洗浄するレーザ装置用筐体の洗浄方法を提供すること
を目的としている。
的を達成するために、本発明は、レーザ光が内部を透過
するレーザ装置用筐体の洗浄方法において、筐体内部を
酸素を含む酸素混合ガス雰囲気とし、光学部品を設置し
ない状態で洗浄レーザ光を筐体内部に照射する酸素添加
洗浄工程を備えている。これにより、紫外線光である洗
浄レーザ光と、酸素から発生したオゾン及び酸素ラジカ
ルとにより、拭き掃除や超音波洗浄では除去されなかっ
た付着物が筐体の内壁から遊離し、除去される。
に、光学部品を筐体内部に組み込む光学部品組込工程を
備えている。これにより、筐体が洗浄された後に光学部
品を組み込むので、筐体から不純物が発生して光学部品
が汚れることが、少なくなる。
に、筐体内部に低反応性のパージガスを封止して保管す
る保管工程を備えている。これにより、洗浄された清浄
な状態を保って、光学部品及び筐体を保管するので、使
用時に再洗浄をする必要がない。
に、酸素を含まないパージガス雰囲気中で洗浄レーザ光
を筐体内部に照射する酸素無添加洗浄工程を備えてい
る。酸素なしで洗浄レーザ光を照射することにより、光
学部品に付着している不純物を、光学部品を損傷させる
ことなしに、除去することができる。このときの光学部
品とは、酸素から発生するオゾンによって損傷を受ける
ような素子を意味している。例えば反射防止膜をコーテ
ィングされたプリズムや、その他、種々の光学薄膜をコ
ーティングされたグレーティングやミラーなどの部品が
該当する。
に、紫外線波長の光を発生する紫外線ランプを筐体内部
に照射するランプ照射工程を備えている。これにより、
酸素無添加洗浄工程でも洗浄しきれない、光学部品の裏
などに付着した不純物を除去することができる。
に、散乱光学部品を用いて洗浄レーザ光を筐体内部に散
乱させている。これにより、洗浄レーザ光が筐体内部の
すみずみに届くので、筐体内壁に残存する不純物が、非
常に少なくなる。
に、筐体内部の有機物及び水分のうち少なくとも一方の
量を検出し、この検出値が所定の許容範囲内になるまで
洗浄レーザ光の照射を行なっている。これにより、不純
物を充分に除去でき、しかも長過ぎない適切な照射時間
を得ることができる。
くともいずれか一方を吸着する吸着材を筐体の内部に組
み込む吸着材組込工程を備えている。これにより、筐体
から発生した不純物を吸着するので、不純物が筐体内部
に残らず、光学部品に付着するようなことが少ない。そ
して、洗浄レーザ光を照射した際に発生した不純物が筐
体に再付着したり、保管中に筐体から染み出してきた不
純物が光学部品に付着したりするのを、防ぐことができ
る。
定する有機物量測定工程を備え、有機物の量が所定の値
を越えない場合には、筐体内部に光学部品を組み付ける
光学部品組付工程と、前記光学部品組込工程の後に、酸
素を含まないパージガス雰囲気中で洗浄レーザ光を筐体
内部に照射する酸素無添加洗浄工程とを備えている。こ
れにより、筐体内部の不純物を酸素無添加洗浄工程によ
って除去できるので、洗浄が短縮される。
いて、有機物の量が所定の値を越えた場合には、内部の
光学部品を取り外す光学部品除去工程と、光学部品を設
置しない状態で、酸素を含む酸素混合ガス雰囲気中で洗
浄レーザ光を筐体内部に照射する酸素添加洗浄工程とを
備えている。これにより、酸素無添加洗浄工程によって
除去できなかった不純物を、確実に除去可能である。
質及び硫黄化合物のうち少なくとも一方である。これに
より、内部の有機物が、酸素無添加洗浄工程で除去でき
るか否かを確実に判定でき、その状態に合わせた適切な
洗浄が可能である。特に、シリコン系物質は、微量であ
っても洗浄レーザ光を照射するとSiO2を発生して光学
部品に付着する。そのため、予めその量を測定してお
き、洗浄レーザ光照射時に、筐体内部に所定量以下であ
るようにしておくことにより、光学部品への付着を防止
できる。
に係る実施形態を詳細に説明する。図1は、一般的なエ
キシマレーザ装置又はフッ素分子レーザ装置の構成図を
示している。図1において、レーザ装置11は、レーザ
ガスを封止するレーザチャンバ12を備えている。レー
ザチャンバ12の内部には一対の主電極14,15が図
1中紙面と垂直に対向して配置され、図示しない高圧電
源から主電極14,15間に放電を起こすことにより、
レーザガスを励起してレーザ光21を発生させる。1
7,19は、レーザ光21を透過するウィンドウであ
る。
12の後方(図1中左方)に配置された狭帯域化ボック
ス31に、入射口37から入射する。狭帯域化ボックス
31の内部には、プリズム32,32と、グレーティン
グ33とが設置されている。38は、光学部品を保持す
るホルダ38である。レーザ光21は、プリズム32,
32によってビーム幅を広げられ、グレーティング33
によって所定波長を回折されて狭帯域化され、入射方向
に反射する。そして、フロントミラー16とグレーティ
ング33との間で往復するうち、フロントミラー16を
部分透過し、前方に出射する。
タボックス39が設置されている。ビームスプリッタ2
2で、図1中下方に反射されたレーザ光21の一部は、
ビームスプリッタ40及び反射ミラー41で反射され、
それぞれパルスエネルギー測定装置42及び波長測定装
置43に入射し、パルスエネルギー及び波長特性を測定
される。ビームスプリッタ22を透過したレーザ光21
は、光路ミラー44A,44Bで反射され、ステッパな
どの露光機25に入射する。レーザチャンバ12と狭帯
域化ボックス31との間、レーザチャンバ12とモニタ
ボックス39との間、モニタボックス39と露光機25
との間、及びその他のレーザ光21が通過する光路は、
それぞれ光路カバー45A〜45Cによって囲繞されて
いる。
反応性のパージガスを封入したパージボンベ46が接続
されている。パージボンベ46からは、光路カバー45
A〜45C、狭帯域化ボックス31、及びモニタボック
ス39の内部に、連続的にパージガスが送り込まれ、そ
れらの内部から酸素や有機物を追い出すようにしてい
る。パージガスとしては、窒素が好適であるが、ヘリウ
ムなどの不活性ガスを用いてもよい。本発明において
は、このようなエキシマレーザ装置11又はフッ素分子
レーザ装置において、狭帯域化ボックス31、モニタボ
ックス39、及び光路カバー45A〜45Cなどの筐体
の内壁や、筐体の内部に配置された光学部品などを光洗
浄する技術について、説明する。
象である筐体として、狭帯域化ボックス31を例に取っ
て説明するが、モニタボックス39や光路カバー45A
〜45Cなど、他の筐体に関しても全く同様である。そ
して、筐体がモニタボックス39であるような場合に
は、例えばビームスプリッタ22、ビームスプリッタ4
0、反射ミラー41、パルスエネルギー測定装置42及
び波長測定装置43などが、説明中の光学部品に該当す
る。また、筐体が光路カバー45A〜45Cであるよう
な場合には、例えばフロントミラー16や光路ミラー4
4A,44Bなどが、光学部品に該当する。
第1実施形態に係る洗浄の手順を、フローチャートで示
す。まず、狭帯域化ボックス31などの筐体と、光学部
品32,33を保持するホルダ38などの構造部品と
を、純水及び洗剤を用いて表面を拭き掃除し、純水中で
超音波洗浄を行なう(ステップS11)。これにより、
狭帯域化ボックス31の内壁表面に付着していた、微細
な塵や、狭帯域化ボックス31を製造する際の加工油が
除去される。
ガスを充満させた状態で、狭帯域化ボックス31をオー
ブンによって加熱し、乾燥させる(ステップS12)。
これにより、ステップS11の洗浄時に用いた水分が除
去される。そして、構造部品38のみを狭帯域化ボック
ス31に組み付ける(ステップS13)。このように、
ステップS11〜S13は、狭帯域化ボックス31の内
部を、大気に開放した状態で行なわれる。
35に装着する(ステップS14)。図3に、ステップ
S14において、狭帯域化ボックス31を洗浄装置35
に装着した際の構成図を示す。図3において洗浄装置3
5は、洗浄レーザ光59を発振する洗浄レーザ装置36
を備えている。洗浄レーザ装置36としては、紫外線レ
ーザ光を発生する、エキシマレーザ装置又はフッ素分子
レーザ装置が好適である。このとき、洗浄レーザ装置3
6は、波長を狭帯域化する必要はないので、例えば図1
に示したエキシマレーザ装置又はフッ素分子レーザ装置
において、モニタボックス39内にはパルスエネルギー
測定装置42のみを設置し、狭帯域化ボックス31の代
わりに全反射ミラー41を備えたような構成が好適であ
る。
1との間は、洗浄カバー48によって囲繞されており、
その内部は窒素ガスが連続的に供給されている。狭帯域
化ボックス31の入射口37には手動で開閉自在のゲー
トバルブ47が設けられている。ゲートバルブ47を開
くと、洗浄レーザ光59をその図示しない開口部から、
狭帯域化ボックス31内部に入射させることができる。
また、ゲートバルブ47には、図示しないOリングが組
み込まれ、ゲートバルブ47を閉じると、狭帯域化ボッ
クス31の内部は封止されるようになっている。洗浄レ
ーザ装置36から出射した洗浄レーザ光59は、入射口
37から、洗浄対象である狭帯域化ボックス31の内部
に入射する。狭帯域化ボックス31には、内部の有機物
の量を検出する有機物検出器52と、水分量を検出する
水分検出器53と、内部の酸素濃度を検出する酸素濃度
検出器54とが接続されている。さらに狭帯域化ボック
ス31には、内部の気体を排気する真空ポンプ49と、
窒素に酸素を所定の比率で混合した酸素混合ガスを封入
した酸素混合ボンベ51と、窒素ボンベ50とが接続さ
れている。
1を洗浄装置35に装着した状態で、ゲートバルブ47
を開き、狭帯域化ボックス31内部に窒素ガスボンベか
ら窒素を連続的に供給する(ステップS15)。これに
より、ステップS14で狭帯域化ボックス31を洗浄装
置35に装着する前に、狭帯域化ボックス31内部の空
気の中に混じっていた不純物が除去される。或いはこの
とき、真空ポンプ49で狭帯域化ボックス31の内部を
排気し、窒素を充満させるという工程を繰り返すように
すれば、不純物をより徹底的に除去することができる。
53の出力に基づき、狭帯域化ボックス31内部の有機
物、水分、及び酸素の量又は濃度を検出し、これらの不
純物の量又は濃度が許容範囲内か否かを判定する(ステ
ップS16)。このとき、有機物としては、シリコン系
物質であるシロキサンや、硫黄化合物について検出を行
なう。特に、シリコン系物質に洗浄レーザ光59が照射
されると、Siが分解され、他の有機物や水分から出て
きた酸素と結合して、SiO2が発生する。このSiO2
は、微量であっても、白い粉状となって光学部品表面に
固着し、光学部品の屈折率を変化させるなどの悪影響を
及ぼすため、洗浄レーザ光59の照射前に、念入りに除
去しておくことが必要である。
の濃度のうち、1つの項目でも許容範囲外であれば、ス
テップS15に戻って窒素供給を続ける。また、すべて
の項目が許容範囲内であれば、狭帯域化ボックス31内
部に、窒素及び酸素の酸素混合ガスを供給し、洗浄レー
ザ光59を狭帯域化ボックス31内部に照射する(ステ
ップS17)。このとき、酸素濃度検出器54により、
狭帯域化ボックス31内部の酸素の濃度を検出し、例え
ば窒素ボンベ50から窒素を同時に供給するなどして、
酸素濃度が所定の濃度となるようにガス制御を行なう必
要がある。即ち、洗浄レーザ光59として、KrFやA
rFエキシマレーザ光を用いる場合には、酸素の濃度は
濃くともよく、例えば20%程度でもよい。しかしなが
ら、例えばフッ素分子レーザ光などの真空紫外レーザ光
を洗浄レーザ光59として用いる場合には、酸素に洗浄
レーザ光59が吸収されるのを避けるために、酸素の濃
度を約1000ppm以下に抑える必要がある。
ザ光59を散乱させる、散乱光学部品55が設置されて
いる。洗浄レーザ光59は、散乱光学部品55に当たっ
てその表面で散乱し、狭帯域化ボックス31の内壁全体
に照射される。これにより、紫外線光である洗浄レーザ
光59と、酸素から発生したオゾン及び酸素ラジカルに
より、狭帯域化ボックス31の内壁及びホルダから、ス
テップS11の洗浄時に除去されなかった付着物が遊離
する。尚、散乱光学部品55としては、図示したような
反射形ではなく、拡散板のように洗浄レーザ光59を透
過させて散乱させるものでもよい。
ら、水分検出器53によって狭帯域化ボックス31内部
の水分量を検出し、これが許容範囲内となるまで照射を
続ける(ステップS18)。水分量が許容範囲になれば
洗浄レーザ光59を停止して(ステップS19)、ゲー
トバルブ47を閉じて狭帯域化ボックス31内部を真空
引きした後、内部に窒素を充満させる(ステップS2
0)。そして、有機物検出器52によって、狭帯域化ボ
ックス31内部の有機物の量を測定し、これが許容範囲
か否かを判定する(ステップS21)。ステップS21
で許容範囲外であれば、ステップS17に戻って酸素を
再供給し、洗浄レーザ光59を再照射する。ステップS
21で、許容範囲内であれば、洗浄レーザ光59を止
め、ゲートバルブ47を閉じて、狭帯域化ボックス31
を封止された状態で、洗浄装置35から取り外す(ステ
ップS22)。
を洗浄レーザ光59を停止するか否かの判定に用いるの
は、洗浄レーザ光59照射中には内部にオゾンが発生
し、酸素検出器及び有機物検出器52による検出が、精
度良く行なえないためである。そのため、本フローチャ
ートにおいては、ステップS20、S21において、狭
帯域化ボックス31内部を真空引きして窒素を封入し、
有機物の量を検出して、不純物が内部に残存していない
ことをより確実にしている。しかしながら、ステップS
20、S21を行なわず、ステップS18における水分
量のみを判定の基準として、洗浄レーザ光59による洗
浄工程を終えるようにしてもよい。
クリーンルームのように清浄な空間内に持ち込み、ゲー
トバルブ47を外して狭帯域化ボックス31の内部のホ
ルダ38に、グレーティング33やプリズム32,32
などの光学部品32,33を組み付ける(ステップS2
3)。そして、入射口37を、ゲートバルブ47の代わ
りにプレートなどで塞いで、狭帯域化ボックス31の内
部を排気し、窒素を充填した状態で保管する(ステップ
S24)。或いは、ステップS24において、入射口3
7を開いた状態で、狭帯域化ボックス31を、内部が真
空引き及び窒素充填可能な保管庫に入れ、保管庫内部を
窒素充填した状態で保管するようにしてもよい。
ば、筐体31の内部に酸素を含んだ酸素混合ガスを入
れ、筐体31内壁及び構造部品38に対して、紫外線で
ある洗浄レーザ光59を照射している。これにより、洗
浄レーザ光59によって筐体31内壁及び構造部品38
に付着している有機物や水分が遊離するのに加え、酸素
から発生するオゾンや酸素ラジカルによっても有機物等
が酸化分解し、遊離する。従って、筐体31内部を排気
することによって、遊離した不純物を除去することがで
き、筐体31内壁及び構造部品38を、より清浄に洗浄
することが可能である。
レーザ光である場合には、酸素が添加された状態で洗浄
を行なうことにより、酸素が添加されない状態では分解
されなかった有機物を、好適に分解することが可能とな
っている。図4〜図6に、ArFエキシマレーザ光を洗
浄レーザ光59として用いた場合の、有機物の分解結果
をグラフで示す。図4〜図6において、横軸が洗浄レー
ザ光59の照射時間であり、縦軸がそれぞれ、n−ヘキ
サン、トルエン、シロキサンの残存量を示している。図
4〜図6中、破線が酸素を添加しない窒素のみの場合、
実線が窒素に酸素を20%添加した場合である。図4〜
図6に示すように、酸素を添加することにより、添加し
ない窒素のみの場合に比べて、多大な効果が現れてい
る。
59として用いる場合にも、酸素添加の効果が、実験結
果に現れている。ArFエキシマレーザ光よりも、短波
長のフッ素分子レーザ光の照射によっても、トルエン
等、比較的分解の遅い物質がある。図7に、フッ素分子
レーザ光を洗浄レーザ光59として用いた場合の、有機
物の分解結果をグラフで示す。図7において、横軸が洗
浄レーザ光59の照射時間であり、縦軸が、トルエンの
残存量を示している。図7中、破線が酸素を添加しない
場合、実線が酸素を1000ppm添加した場合である。
図7に示すように、酸素を添加することにより、添加し
ない場合には分解が遅かったトルエンを分解することが
可能となっている。
えばKrFエキシマレーザ装置のように、有機物の存在
がそれほどレーザ光21のパルスエネルギーや波長に影
響を与えないようなレーザ装置11の、筐体31に対し
て行なうとよい。即ち、第1実施形態によれば、光学部
品32,33に対する洗浄を行なっておらず、また、洗
浄後に大気中で筐体31内部に光学部品32,33を組
み付けているので、微量の酸素や水分が、筐体31内部
に残存することがある。また、このような洗浄を可能に
するためには、光学部品31が、組み付け前に非常に清
浄な状態で製造され、保管されている必要がある。この
ような条件を満たす場合には、以下に説明する各実施形
態に比べて、第1実施形態は洗浄の手間が比較的かから
ないという利点がある。
第2実施形態に係る洗浄の手順を、フローチャートで示
す。ステップS11〜S23は、第1実施形態と同様で
あり、説明を省略する。そして、ステップS23で光学
部品32,33をホルダ38に組み付けた後、モレキュ
ラーシーブ(又はモレキュラーシーブス)などの吸着材
を、筐体31内部に設置する(ステップS25)。そし
て、入射口37を、ゲートバルブ47の代わりにプレー
トなどで塞いで、狭帯域化ボックス31の内部を排気
し、窒素を充填した状態で保管する(ステップS2
4)。
ば、洗浄後に、水分や有機物を吸着する吸着材を筐体3
1内に設置し、その状態で筐体31を保管している。即
ち、洗浄後に、ステップS23において筐体31内部を
清浄な大気に開放した状態で光学部品32,33を組み
付けている。この際に、空気中から不純物が筐体31内
部に混入して残存したり、或いは洗浄しきれなかった不
純物が筐体31内壁から染み出してくることがある。こ
のような場合に、モレキュラーシーブによってこれらの
不純物を吸着し、光学部品32,33の汚損を防止する
ことができる。尚、どのような物質を吸着させるかは、
モレキュラーシーブの種類を選定することにより、決定
することができる。
図9に、第3実施形態に係る洗浄の手順を、フローチャ
ートで示す。ステップS11〜S22は、第1実施形態
と同様であり、説明を省略する。まず、ステップS22
で封止された状態で洗浄装置35から取り外した狭帯域
化ボックス31を、グローブボックス56の内部のテー
ブル60に載置する(ステップS31)。図10に、グ
ローブボックス56の説明図を示す。図10においてグ
ローブボックス56には、例えば少なくとも1側面がガ
ラスやアクリル樹脂などの透明な壁で構成されており、
作業員は、透明な側面に設けられたグローブ57,57
を介して、内部の狭帯域化ボックス31にアクセスする
ことが可能である。また、グローブボックス56には、
その内部に清浄な窒素などのパージガスを導入するため
のグローブボックスボンベ58が接続されている。さら
にグローブボックス56には、その内部の酸素及び水分
の量を測定することのできる、酸素濃度検出器54及び
水分検出器53が付設されている。
56の内部に供給し(ステップS32)、酸素濃度検出
器54及び水分検出器53によって、グローブボックス
56内部の酸素濃度及び水分量を検出して、これが所定
の許容範囲内か否かを判定する(ステップS33)。そ
して、酸素濃度及び水分量が許容範囲内になると、グロ
ーブ57,57を介して狭帯域化ボックス31の例えば
上蓋を開き、モレキュラーシーブ(図示せず)及び光学
部品32,33を狭帯域化ボックス31に組み付ける
(ステップS34)。このとき、モレキュラーシーブ及
び光学部品32,33は、例えばステップS31で狭帯
域化ボックス31をグローブボックス56の内部に入れ
る際に、同時に搬入してもよいし、予めグローブボック
ス56の内部に置いておいてもよい。
1のゲートバルブ47を閉じて狭帯域化ボックス31を
封止し(ステップS35)、狭帯域化ボックス31を洗
浄装置35に装着する(ステップS36)。そして、ゲ
ートバルブ47を開いてパージボンベ46から狭帯域化
ボックス31内にパージガスを供給する(ステップS3
7)。狭帯域化ボックス31に付設された酸素濃度検出
器54及び水分検出器53によって、狭帯域化ボックス
31内部の酸素濃度及び水分量が許容範囲内になったこ
とを確認し(ステップS38)、洗浄レーザ光59を照
射する(ステップS39)。酸素が狭帯域化ボックス3
1内部に残存していると、洗浄レーザ光59の照射によ
ってオゾンが発生し、光学部品32,33の表面のコー
ティングが汚損されることがあるため、ステップS38
では酸素が殆んど残っていないようにする。
域化ボックス31を洗浄装置35に装着し、洗浄レーザ
光59を照射した際の構成図を示す。洗浄レーザ光59
は、レーザ光21と同様にプリズム32,32で幅を広
げられ、グレーティング33に入射する。これにより、
洗浄レーザ光59が照射されたプリズム32,32及び
グレーティング33の表面から、有機物や水分などの不
純物が遊離する。尚、図11において洗浄レーザ光59
の光路に図示しない拡散板を配置し、洗浄レーザ光59
を拡散させることにより、光学部品32,33の洗浄レ
ーザ光59が通過しない部位をも洗浄するようにすると
よい。そして、水分検出器53によって、狭帯域化ボッ
クス31内部の水分量が所定の値以下になったか否かを
判定し(ステップS38)、水分量が許容範囲内になる
と、洗浄レーザ光59を停止する(ステップS40)。
化ボックス31内部を真空引きした後、内部に窒素を充
満させる(ステップS42)。そして、有機物検出器5
2によって、狭帯域化ボックス31内部の有機物の量を
測定し、これが許容範囲か否かを判定する(ステップS
43)。ステップS43で許容範囲外であれば、ステッ
プS39に戻って、洗浄レーザ光59を再照射する。ス
テップS43で許容範囲内であれば、洗浄レーザ光59
を止め、ゲートバルブ47を閉じて、狭帯域化ボックス
31を封止された状態で、洗浄装置35から取り外し、
そのまま保管する(ステップS44)。
ば、ステップS17で酸素を添加して洗浄レーザ光59
を照射した後、パージガスを充満させたグローブボック
ス56の内部で、狭帯域化ボックス31に光学部品3
2,33を組み付けている。これにより、狭帯域化ボッ
クス31を開いた際に、空気が狭帯域化ボックス31の
内部に混入することが非常に少なくなるので、狭帯域化
ボックス31の内壁やホルダ38に水分や有機物などが
付着することが少なく、光学部品32,33の汚損が起
きにくい。またこのとき、狭帯域化ボックス31の内部
に、モレキュラーシーブを組み付けている。これによ
り、ステップS39で洗浄レーザ光59によって内壁や
ホルダ38から不純物が遊離したり、或いはステップS
17で除去しきれなかった不純物が徐々に遊離する場合
にも、これを確実に捕捉して、光学部品32,33の汚
損を防止できる。
照射した後に光学部品32,33を組み付け、酸素を無
添加状態にして、洗浄レーザ光59を再照射している。
光学部品32,33は、オゾンによって表面のコーティ
ングなどが汚損されることがある。従って、酸素を含ま
ないガス中で洗浄レーザ光59を照射することにより、
光学部品32,33を汚損させることなく、紫外線光に
よる効果的な洗浄が可能である。
図12に、第4実施形態に係る洗浄の手順を、フローチ
ャートで示す。ステップS11〜S34は、第3実施形
態と同様であり、説明を省略する。そして、ステップS
34で、狭帯域化ボックス31の上蓋を開いてモレキュ
ラーシーブ及び光学部品32,33を狭帯域化ボックス
31に組み付けた後、グローブボックス56の内部で、
狭帯域化ボックス31の内部にキセノン(Xe)ランプ
を照射する(ステップS50)。図13に、キセノンラ
ンプ61を照射することの可能な、キセノンランプ61
付グローブボックス56の構成図を示す。図13に示す
ように、グローブボックス56の天井からは、高さ方向
に可動自在のキセノンランプ61が吊り下げられてい
る。照射する際には、図示しないグローブを介してキセ
ノンランプ61を下降させて点灯し、光学部品32,3
3を組み付けた状態の狭帯域化ボックス31に、上蓋を
開いた状態で上方から照射する。
ーザ光59を透過しないような光学部品では、洗浄レー
ザ光59の照射時に、洗浄レーザ光59がグレーティン
グ33の背面などに回らず、背面が照射されずに洗浄が
不十分な場合がある。これを補うために、本実施形態で
は、キセノンランプ61を光学部品32,33に照射
し、洗浄レーザ光59だけでは洗浄しきれない部位を洗
浄している。これによって洗浄レーザ光59と同様に、
有機物や水分などの不純物を遊離させることが可能であ
る。
ックス56に付設した水分検出器53によって、水分量
が許容範囲以内か否かを判定し(ステップS51)、許
容範囲内になるまで行なうようにしてもよいし、或いは
所定の照射時間を定めてもよい。そして、狭帯域化ボッ
クス31の上蓋を閉め、ゲートバルブ47を閉じて狭帯
域化ボックス31を封止する(ステップS35)。以下
のステップS36〜S44については、第3実施形態と
同様であり、説明を省略する。
ば、キセノンランプ61を光学部品32,33に照射し
ている。これにより、光学部品32,33の、洗浄レー
ザ光59が届かない部位にまで紫外線が照射され、より
徹底的な洗浄が行なわれる。また、キセノンランプ61
から発生する紫外線光の波長は172nmであり、KrF
エキシマレーザ光(248nm)やArFエキシマレーザ
光(193nm)よりも短波長である。従って、有機物を
分解して遊離させる洗浄能力がより強くなる。尚、上記
フローチャートにおいては、光学部品32,33を組み
付けた状態で、キセノンランプ61を照射するように説
明したが、例えば組み付ける前の光学部品32,33
に、予めキセノンランプ61を照射しておくようにして
もよい。これにより、光学部品32,33の洗浄を、さ
らに徹底的に行なうことができ、不純物の付着がより少
なくなる。尚、本実施形態は、キセノンランプ61に限
られるものではなく、同様の紫外線波長を有するランプ
であればよい。
において、モレキュラーシーブを組み込むタイミングを
変えた洗浄手順を示す。図14において、モレキュラー
シーブを狭帯域化ボックス31内部に組み付けるタイミ
ングとしては、例えばA1〜A4の4通りが考えられ
る。第1の例としては、矢印A1で示したように、ステ
ップS13において、狭帯域化ボックス31に構造部品
38を組み付けた後でモレキュラーシーブを組み付け
る。これにより、狭帯域化ボックス31の初期状態か
ら、内部に付着している不純物を予め吸着除去できるの
で、比較的清浄な状態で洗浄レーザ光59の照射を行な
え、例えば洗浄レーザ光59の照射時間が短くなる。ま
た、狭帯域化ボックス31内部に、不純物が飽和してそ
れ以上遊離しなくなるというようなことが少なく、確実
に不純物が除去できる。
に、ステップS17における酸素添加状態での洗浄レー
ザ光59照射の直前に、狭帯域化ボックス31内部にモ
レキュラーシーブを組み付けるものである。これによ
り、洗浄レーザ光59照射時に遊離した有機物や水分な
どの不純物を吸着することができるので、洗浄レーザ光
59の照射を止めた直後に不純物が筐体31内壁に再付
着するようなことが少なく、確実な除去が可能である。
第3の例としては、図12のフローチャートにおいても
示したように(矢印A3)、ステップS34で光学部品
32,33と一緒にモレキュラーシーブを組み込む場合
がある。第4の例としては、矢印A4に示したように、
ステップS35で狭帯域化ボックス31を封止する直前
に、モレキュラーシーブを組み込む場合がある。これに
より、ステップS39において、狭帯域化ボックス31
に無酸素状態で洗浄レーザ光59を照射する際に発生す
る不純物を、モレキュラーシーブによって吸着できる。
その結果、洗浄レーザ光59の照射を止めた直後に、不
純物が内壁に再付着するようなことが少なく、確実な除
去が可能である。
場合と無添加の場合の洗浄レーザ装置36を共通にする
ように説明したが、これに限られるものではない。例え
ばステップS17のように、筐体31内部及び構造部品
38に、酸素を添加して洗浄レーザ光59を照射する場
合には、その筐体31を用いるレーザ装置11から発振
するレーザ光21と同じか、或いはより短い波長の洗浄
レーザ光59を発振する洗浄レーザ装置36を用いるの
がよい。即ち、洗浄レーザ光59は波長が短いほどその
エネルギーが大きいので、短波長の洗浄レーザ光59を
用いることにより、より徹底的な洗浄を行なうことがで
きる。一方、長い波長の洗浄レーザ光59を用いると、
筐体31や構造部品38をレーザ装置11に組み付けて
レーザ光21を照射した際に、洗浄レーザ光59では遊
離しなかった有機物などが、レーザ光21のより大きな
エネルギーによって遊離し、光学部品32,33に付着
するようなことがある。
32,33を組み付けて酸素無添加で洗浄レーザ光59
を照射する場合には、光学部品32,33を使用するレ
ーザ装置11の種類と、同じ洗浄レーザ装置36を用い
るのがよい。即ち、レーザ光21よりも短い波長の洗浄
レーザ光59を用いた場合には、洗浄レーザ光59のエ
ネルギーが大き過ぎて、光学部品32,33の表面のコ
ーティング等が破損するおそれがある。一方、レーザ光
21よりも長い波長の洗浄レーザ光59を用いた場合に
は、洗浄レーザ光59のエネルギーが小さ過ぎて、充分
な洗浄が行なえないことがある。
を、フローチャートで示す。第5実施形態は、特に、フ
ッ素分子レーザ装置に用いられる筐体31及び光学部品
32,33について説明する。上述したように、フッ素
分子レーザ装置11に用いる筐体31及び光学部品3
2,33に対しては、洗浄レーザ光59として、フッ素
分子レーザ装置を用いることになる。フッ素分子レーザ
光は波長が短いために洗浄力が非常に強く、酸素を添加
しないでも、筐体31内壁に付着した有機物のうち、シ
リコン系物質及び硫黄化合物を除いて、殆んどを除去す
ることが可能である。そのため、本実施形態では、筐体
31内部にシリコン系物質及び硫黄化合物が殆んど存在
しない場合においては、酸素を添加せずに洗浄レーザ光
59を照射して洗浄を行なうだけに留めている。
各実施形態と同様であり、説明を省略する。そして、ス
テップS13において構造部品38を組み付けた狭帯域
化ボックス31に、光学部品32,33及びモレキュラ
ーシーブを組み付け(ステップS61)、狭帯域化ボッ
クス31を洗浄装置35に装着する(ステップS6
2)。そして、ゲートバルブ47を開いて狭帯域化ボッ
クス31内部に窒素ガスボンベから窒素を連続的に供給
する(ステップS63)。これにより、狭帯域化ボック
ス31内部に入っていた空気の中に混じっていた不純物
が除去される。そして、有機物検出器52及び水分検出
器53の出力に基づき、狭帯域化ボックス31内部の有
機物、水分、及び酸素の量又は濃度を検出し、所定時間
までに(ステップS64)、これらの不純物が許容範囲
内になったか否かを判定する(ステップS65)。この
とき、有機物としては、シリコン系物質であるシロキサ
ンや、硫黄化合物について、特に精密に検出を行なう。
この理由は、ステップS16と同様である。
狭帯域化ボックス31内部にシリコン系物質及び硫黄化
合物が検出されない状態になったら、次に酸素無添加状
態で、洗浄レーザ光59を照射する(ステップS6
6)。そして、所定時間又は所定発振パルス数内に(ス
テップS67)、狭帯域化ボックス31内部の水分量、
酸素濃度、及び有機物濃度が許容範囲内になるまで照射
を続ける(ステップS68)。尚、ステップS67にお
ける有機物は、トルエン等の芳香族やn−ヘキサンなど
の高分子化合物である。そして不純物が許容範囲内にな
れば、ゲートバルブ47を閉じて狭帯域化ボックス31
を洗浄装置35から取り外し(ステップS69)、保管
する(ステップS70)。
所定時間が過ぎても不純物が許容範囲内にならない場合
には、酸素無添加の洗浄レーザ光59の照射のみでは、
完全な洗浄が行なえないと判定する。そして、狭帯域化
ボックス31を洗浄装置35から取り外し、内部の光学
部品32,33をホルダ38から取り去る(ステップS
71)。そして、光学部品32,33を内部に配置しな
い狭帯域化ボックス31を洗浄装置35に装着し(ステ
ップS72)、ゲートバルブ47を開いて狭帯域化ボッ
クス31内部に窒素を供給する(ステップS73)。窒
素の供給は、内部の不純物が許容範囲内となるまで続け
る(ステップS74)。そして、例えば図12における
ステップS17に移り、狭帯域化ボックス31内部に、
窒素及び酸素からなる酸素混合ガスを供給し、洗浄レー
ザ光59を狭帯域化ボックス31内部に照射する。以下
のステップは、図12に示したものと同様である。この
とき、他の実施形態で説明したように、キセノンランプ
61による洗浄(ステップS50)や、グローブボック
ス56の使用(ステップS31)を省略してもよい。
ば、フッ素分子レーザ装置に用いられる筐体31の洗浄
において、シリコン系物質及び硫黄化合物が発見されな
い場合に限り、酸素添加状態での洗浄レーザ光59の照
射を省略している。これにより、洗浄工程が短縮され
る。尚、上記各実施形態の説明では、洗浄レーザ光59
照射時に、筐体内部に封入するガスとして窒素を例示し
たが、例えばヘリウムなどの不活性ガスでもよい。
ーザ装置の構成図。
ャート。
図。
果を示すグラフ。
果を示すグラフ。
果を示すグラフ。
示すグラフ。
ャート。
ャート。
図。
チャート。
図。
変えた洗浄手順のフローチャート。
チャート。
図。
4:主電極、15:主電極、16:フロントミラー、1
7:フロントウィンドウ、19:リアウィンドウ、2
1:レーザ光、22:ビームスプリッタ、25:露光
機、31:狭帯域化ボックス、32:プリズム、33:
グレーティング、35:洗浄装置、36:洗浄レーザ装
置、37:入射口、38:ホルダ、39:モニタボック
ス、40:ビームスプリッタ、41:反射ミラー、4
2:パルスエネルギー測定装置、43:波長測定装置、
44:光路ミラー、45:光路カバー、46:パージボ
ンベ、47:ゲートバルブ、48:洗浄カバー、49:
真空ポンプ、50:窒素ボンベ、51:酸素混合ボン
ベ、52:有機物検出器、53:水分検出器、54:酸
素濃度検出器、55:散乱光学部品、56:グローブボ
ックス、57:グローブ、58:グローブボックスボン
ベ、59:洗浄レーザ光、60:テーブル、61:キセ
ノンランプ。
Claims (11)
- 【請求項1】 レーザ光(21)が内部を透過するレーザ装
置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 筐体(31,39,45)内部を酸素を含む酸素混合ガス雰囲気と
し、光学部品(32,33)を設置しない状態で洗浄レーザ光
(59)を筐体(31,39,45)内部に照射する酸素添加洗浄工程
(S17)を備えたことを特徴とするレーザ装置用筐体(31,3
9,45)の洗浄方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ装置用筐体(31,
39,45)の洗浄方法において、 前記酸素添加洗浄工程(S17)の後に、 光学部品(32,33)を筐体(31,39,45)内部に組み込む光学
部品組込工程(S23)を備えたことを特徴とするレーザ装
置用筐体(31,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載のレーザ装置用筐体(31,
39,45)の洗浄方法において、 前記光学部品組込工程(S23)の後に、筐体(31,39,45)内
部に低反応性のパージガスを封止して保管する保管工程
(S24)を備えたことを特徴とするレーザ装置用筐体(31,3
9,45)の洗浄方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ
装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 前記光学部品組込工程(S23)の後に、 酸素を含まないパージガス雰囲気中で洗浄レーザ光(59)
を筐体(31,39,45)内部に照射する酸素無添加洗浄工程(S
39)を備えたことを特徴とするレーザ装置用筐体(31,39,
45)の洗浄方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載のレーザ装置用筐体(31,
39,45)の洗浄方法において、 前記光学部品組込工程(S23)の後に、 紫外線波長の光を発生する紫外線ランプを筐体(31,39,4
5)内部に照射するランプ照射工程(S50)を備えたことを
特徴とするレーザ装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ
装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 前記酸素添加洗浄工程(S17)の際に、散乱光学部品(55)
を用いて洗浄レーザ光(59)を筐体(31,39,45)内部に散乱
させることを特徴とするレーザ装置用筐体(31,39,45)の
洗浄方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のレーザ
装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 前記酸素添加洗浄工程(S17)又は酸素無添加洗浄工程(S3
9)の際に、 筐体(31,39,45)内部の有機物及び水分のうち少なくとも
一方の量を検出し、この検出値が所定の許容範囲内にな
るまで洗浄レーザ光(59)の照射を行なうことを特徴とす
るレーザ装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のレーザ
装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 有機物及び水分のうち少なくともいずれか一方を吸着す
る吸着材を筐体(31,39,45)内部に組み込む吸着材組込工
程(S25)を備えたことを特徴とするレーザ装置用筐体(3
1,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項9】 フッ素分子レーザ光(21)が内部を透過す
るレーザ装置用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 筐体(31,39,45)内部の有機物の量を測定する有機物量測
定工程(S65)を備え、 有機物の量が所定の値を越えない場合には、 筐体(31,39,45)内部に光学部品(32,33)を組み付ける光
学部品(32,33)組付工程(S61)と、 前記光学部品組込工程(S61)の後に、筐体(31,39,45)内
部を酸素を含まないパージガス雰囲気とし、洗浄レーザ
光(59)を筐体(31,39,45)内部に照射する酸素無添加洗浄
工程(S66)とを備えたことを特徴とするレーザ装置用筐
体(31,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載のレーザ装置用筐体(3
1,39,45)の洗浄方法において、 前記有機物量測定工程(S65)において、有機物の量が所
定の値を越えた場合には、筐体(31,39,45)内部の光学部
品(32,33)を取り外す光学部品除去工程(S71)と、 筐体(31,39,45)内部を酸素を含む酸素混合ガス雰囲気と
し、光学部品(32,33)を設置しない状態で、洗浄レーザ
光(59)を筐体(31,39,45)内部に照射する酸素添加洗浄工
程(S17)とを備えたことを特徴とするレーザ装置用筐体
(31,39,45)の洗浄方法。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載のレーザ装置
用筐体(31,39,45)の洗浄方法において、 前記有機物がシリコン系物質及び硫黄化合物のうち少な
くとも一方であることを特徴とするレーザ装置用筐体(3
1,39,45)の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002059854A JP2003258337A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | レーザ装置用筐体の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002059854A JP2003258337A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | レーザ装置用筐体の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003258337A true JP2003258337A (ja) | 2003-09-12 |
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ID=28669390
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|---|---|
| JP (1) | JP2003258337A (ja) |
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-
2002
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