JP2003259742A - 支柱の固定構造ならびにパイプの連結構造 - Google Patents

支柱の固定構造ならびにパイプの連結構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】農業用や畜舎などに適するハウス、特に骨組み
をパイプで構成したハウスに関し、支柱の固定を堅牢に
かつ低コストで施工でき、また各パイプ間も簡素で低コ
ストに連結可能なパイプハウスを実現する。 【解決手段】支柱1の下端に支柱1とほぼ直角に水平板
17を固定してあり、しかも支柱の側面に半径方向に立
てて固定した羽根板18の下端を前記の水平板17に連
結固定してなる支柱を用い、前記支柱1の前記羽根板1
8を含む部分を地中に掘った縦孔に挿入し立てた状態
で、前記水平板17の上を埋め込んでなる支柱の固定構
造である。そして、この支柱1の上端と、パイプハウス
を構成するパイプのうち、地中に支持されるパイプの足
部下端とが互いに連結されたハウス構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用や畜舎などに適
するハウス、特に骨組みをパイプで構成したハウスに関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来のパ
イプハウスは、ハウスの骨組みを構成するパイプを地中
に固定するために、地中にコンクリート製の基礎を施工
し、コンクリート基礎にパイプ支柱を固定する構造が一
般的である。
【0003】この施工構造は、堅牢ではあるが、コスト
高となるのが欠点である。一方、低コストで施工するた
めに、地中に支柱を直接打ち込んだだけでは、強風を受
けた場合にぐらついたり、抜けたりする恐れがあり、確
実かつ強固に固定することは不可能である。
【0004】したがって、低コストで施工でき、しかも
支柱を堅牢に固定できるハウスが要求される。
【0005】別の問題として、パイプハウスでは、パイ
プの長さが足りない場合や、組立て分解式にするため
に、パイプ同士を連結する必要性が多々生じる。また、
パイプ同士を交差させた状態で、互いに連結固定する個
所も多数発生する。
【0006】このような場合、従来の施工構造では、そ
れぞれの連結固定が別々に独立して行われているため
に、構造が複雑化し、組立て分解に手間取るほか、コス
ト高となった。
【0007】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、支柱の固定を堅牢にかつ低コストで施工でき、
また各パイプ間も簡素で低コストに連結可能なパイプハ
ウスを実現可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、地中に
立てて固定する支柱であって、支柱の下端に支柱とほぼ
直角に水平板を固定してあり、しかも支柱の側面に半径
方向に立てて固定した羽根板の下端を前記の水平板に連
結固定してなる支柱である。羽根板は1枚でもよいが、
各方向の揺れを防止するには、十字状に4枚設けるのが
好ましい。この支柱は、地中に立てて固定する必要のあ
る支柱の全てに適用でき、特にパイプハウス用に限定さ
れるものではない。
【0009】このように、地中に立てて固定する支柱の
下端に、支柱とほぼ直角方向に水平板を固定してあるの
で、この支柱を地中に埋めた状態では、水平板の上の土
砂などが抵抗となって抜け止めとなる。また、砂地など
の軟弱地盤における沈下防止にもなる。しかも、台風な
どで支柱が揺れようとしても、水平板が抵抗となって、
揺れが抑制される。
【0010】さらに、支柱の側面に羽根板を半径方向に
立てて固定してあるので、この羽根板の面に対し垂直方
向の力を支柱が受けても、羽根板が抵抗となって、揺れ
を効果的に抑制でき、支柱の回転も抑制できる。しか
も、この羽根板の下端と前記水平板とを連結固定してあ
るので、支柱と水平板と羽根板とが相互に補強し合い、
全体の強度や外力に対する抵抗も向上する。
【0011】したがって、この支柱は、パイプハウスの
支柱に限らず、各種用途の支柱の地中に対する固定に有
効である。しかも、極めて簡単な構造をしているので安
価に提供でき、施工も簡単で低コストで実現できる。
【0012】請求項2は、地中に支柱を立てて固定する
構造であって、支柱の下端に支柱とほぼ直角に水平板を
固定してあり、しかも支柱の側面に半径方向に立てて固
定した羽根板の下端を前記の水平板に連結固定してなる
支柱を用い、前記支柱の前記羽根板を含む部分を、地中
に掘った縦孔に挿入し立てた状態で、前記水平板の上を
埋め込んでなる支柱の固定構造である。
【0013】このように、請求項1のような水平板と羽
根板付きの支柱を、地中に掘った縦孔に挿入し立てた状
態で、前記水平板の上を埋め込んでなる固定構造にする
と、支柱下端の水平板が地中深く埋め込まれることで、
水平板が支柱の抜け止めや沈下防止、揺れ防止となり、
また羽根板が支柱の揺れ止めや回転防止となる。したが
って、支柱を地中に確実かつ堅牢に固定でき、台風など
に対する信頼性が向上する。しかも、コンクリート製の
基礎を施工する場合に比べると、極めて簡易となり、安
価に施工できる。
【0014】請求項3は、ハウスを構成するパイプの端
部同士をオスメス構造で連結する部分に、交差する他の
パイプを重ねた状態で、それぞれのパイプにボルトを挿
通し、ボルトナットで締めつけ固定されているハウスの
構造である。なお、重ねる他のパイプも、オスメス構造
で連結する部分を交差させて同時に連結してもよい。
【0015】このように、ハウスを構成するパイプの端
部同士をオスメス構造で連結する部分に、交差する他の
パイプを重ねた状態で、それぞれのパイプにボルトを挿
通し、ボルトナットで締めつけ固定されている構造にす
ると、1本のボルトナットで、パイプの端部同士を連結
固定できると同時に、交差する他のパイプとの連結固定
もできる。
【0016】したがって、1本のボルトナットで、同時
に複数か所の連結固定が可能となり、ハウスにおけるパ
イプ同士の連結構造が簡素化され、組立て施工も簡便化
される。
【0017】請求項4は、請求項2に記載のように羽根
板と水平板を含む部分を地中に埋め込んでなる支柱の上
端と、請求項3に記載のハウスを構成するパイプのう
ち、地中に支持されるパイプの足部下端とが互いに連結
されているハウスの構造である。
【0018】このように、請求項2における羽根板や水
平板の作用で支柱の揺れ防止や回転防止、抜け止めや沈
下防止が確保され、地中に確実かつ堅牢に固定された支
柱の上端に、請求項3のように同時に複数か所が1本の
ボルトナットで連結固定されたハウスの支柱の足部下端
が連結されているので、ハウス全体が確実に地中に固定
され、堅牢な構造となる。
【0019】特に、複数か所を同時に連結固定した部分
では、1本のボルトナットに各方向から外力が作用する
が、支柱が地中に強固に固定され、揺れが抑制されてい
るため、1本のボルトナットで同時に複数か所を連結固
定しても、破損する恐れはなく、信頼性の高いパイプハ
ウスを実現できる。しかも、全体的に構造が簡素なた
め、安価に施工できる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明による支柱の固定構造
ならびにパイプの連結構造が実際上どのように具体化さ
れるか実施形態を説明する。図1は1棟のパイプハウス
を妻面から見た図であり、主な骨組みのみを図示してあ
る。
【0021】ハウスの左右の側面を支持する支柱1、2
が大地3に立てて固定されている。そして、左側の支柱
1の上端に連結された左側のアーチパイプ4と、右側の
支柱2の上端に連結された右側のアーチパイプ5とが、
例えば峰寄りの位置6で互いにオスメス構造で連結され
ている。つまり、左右のアーチパイプ4、5同士を連結
することでアーチ状に形成されている。
【0022】左右のアーチパイプ4、5間は、側面部7
と屋根部8との間の肩部9において、陸梁パイプ10で
連結されている。そして、この陸梁パイプ10の上に立
てた中束パイプ11で直管パイプ15を支持し、その上
にアーチパイプ4、5の前記連結部6を連結支持してい
る。なお、中束パイプ11はアーチパイプ5の峰寄りに
連結してもよい。
【0023】このようなアーチパイプ4、5を紙面と垂
直方向に例えば1〜2m間隔で配置し、陸梁パイプ10
はさらに間隔を置いて、要所要所のみに配置しておく。
そして、各アーチパイプ4、5…間並びに各陸梁パイプ
10…間を、紙面と垂直方向すなわち桁方向の直管パイ
プで連結してある。
【0024】例えば、前記の肩部9付近において、直管
パイプ12で連結してあり、前記の支柱1、2寄りの位
置において直管パイプ13で連結してあり、アーチパイ
プ4、5の屋根部の中間において直管パイプ14で連結
してある。また、アーチパイプ4、5の峰部寄りの前記
連結部6において前記の直管パイプ15で連結してあ
り、前記の陸梁パイプ10の峰位置の真下付近におい
て、直管パイプ16で連結してある。なお、直管パイプ
とは、桁方向に長い水平のパイプを指す。
【0025】以上は、骨組みの主な部分だけであって、
それぞれのパイプの間にさらに他のパイプを付加して、
図6のように構成してもよい。また、骨組みの上に長尺
部材を取付けて、その上にネットを張ったり、温度調節
用のビニールなどを被せて固定すると、パイプハウスが
完成する。
【0026】アーチパイプ4、5の足部4L、5Lを支
持する支柱1、2は、図2、図3のような構成になって
いる。図2は、支柱1、2の斜視図と平面図である。支
柱1、2は通常は金属製のパイプからなり、その下端
に、支柱1、2とほぼ直角に水平板17を溶接などの手
段で固定してある。支柱1、2が直径5cm程度とする
と、水平板17の1辺は支柱1、2の直径の約3倍の1
5cm程度が適している。
【0027】支柱1、2には、地中に埋設する部分の側
面に、半径方向に立てて溶接固定した羽根板18を有し
ている。この羽根板18は、図示のように、180度間
隔に2枚固定してもよいし、90度間隔に4枚固定して
十字状に設けてもよく、あるいは1枚のみでも可能であ
る。図示のように、180度間隔に設ける場合は、支柱
1、2の下端寄りに180度間隔にスリットを形成し、
その中に1枚の鉄板を挿入して、溶接固定してもよい。
【0028】そして、各羽根板18、18の下端は、前
記の水平板17の上面に連結固定してある。すなわち、
連結部19において、互いに溶接固定されている。羽根
板18、18の直径方向の寸法は、前記の水平板17の
1辺の寸法と同程度がよい。羽根板18、水平板17お
よび支柱1、2の肉厚は、特に限定しないが、数mm程
度が適している。なお、水平板17の中央に、支柱1、
2内に通じる孔を開けて、支柱1、2内の雨水が地中に
抜けるようにしてある。
【0029】この支柱1、2の使用に際しては、図3の
ように、水平板17および羽根板18、18の部分を地
中に埋める。すなわち、地中に、水平板17および羽根
板18、18の部分が入る程度のサイズの縦孔を掘り、
その中に支柱1、2の水平板17および羽根板18、1
8の部分を挿入し、支柱1、2を立ててから、水平板1
7および羽根板18、18の上に土砂を埋め戻す。水平
板17の上に石などを埋め込んで加圧してもよい。
【0030】こうして、支柱1、2の下端の水平板17
および側面の羽根板18、18の部分を地中に掘った縦
孔に挿入し埋め込むと、水平板17が抜け止めや沈下防
止として作用するので、支柱1、2が容易に抜けたり沈
下するようなことはない。また、支柱1、2の揺れも抑
制できる。特に、羽根板18、18が付いているため、
羽根板18、18の面に対し垂直方向の外力に対して
は、支柱1、2の揺れを効果的に抑制できる。なお、羽
根板18、18は、支柱1、2の回転防止にもなる。
【0031】このように、水平板17と羽根板18を有
する簡単な構造の支柱1、2を地中に埋め込むだけで台
風などによる支柱1、2の揺れや抜け、沈下を抑制でき
るので、パイプハウスその他の支柱の固定構造として極
めて有効である。
【0032】図2、図3の支柱1、2の高さは任意であ
り、用途に応じた高さにすればよい。簡易型のパイプハ
ウスの場合は、図1のアーチパイプ4、5の足部4L、
5Lを支柱1、2として、直接地中に埋め込んでもよい
が、地中に埋め込み固定した支柱1、2に、別体のアー
チパイプ4、5の足部4L、5Lを連結固定するのが簡
便である。
【0033】すなわち、支柱1、2の、地面より突出し
た部分に横孔20を開けておく。そして、アーチパイプ
4、5の足部4L、5Lを支柱1、2の上端に挿入した
状態で、前記足部4L、5Lに開けた横孔と支柱1、2
の横孔20にボルトを挿通して、反対側からナットで締
めつけ固定する。
【0034】このように、地中に立てた、揺れの少ない
支柱1、2にパイプハウスのアーチパイプ4、5を連結
固定することで、パイプハウス全体が台風に対しても耐
えられる堅牢な構造となる。しかも、コンクリート製の
基礎工事を要しないので、安価に施工できる。
【0035】図4は、図1のオスメス構造の連結部6の
詳細を示す断面図である。オスメス構造の連結部6で
は、左側のアーチパイプ4に対し、右側のアーチパイプ
5が細くなっている。そして、細くなっている部分5a
が、左側のアーチパイプ4中に挿入されている。したが
って、左側のアーチパイプ4の先端の内径よりも、右側
のアーチパイプ5の先端5aの外径がわずかに細い程度
が適している。
【0036】このように、右側のアーチパイプ5の先端
の小径部5aを左側のアーチパイプ4の先端に挿入する
だけでは、抜ける恐れがあるので、ボルトB1を挿通し
てナットN1で締めつけ固定してある。ただし、図示の
ように、オスメス構造の連結部6と交差している他のパ
イプ15とも前記のボルトB1で連結されている。
【0037】すなわち、連結部6の下面において、紙面
と垂直方向に直管パイプ15が延びているが、連結部6
における抜け止め用のボルトB1を兼用して、交差して
いる直管パイプ15との連結も行なっている。
【0038】直管パイプ15も所々で連結して延長する
場合もある。このような場合は、図示のように、直管パ
イプ15の端部同士をオスメス構造で連結する部分6を
前記のアーチパイプの連結部6と交差させて共通のボル
トB1を挿通し、ナットN1で締めつけ固定することも
できる。結局、1本のボルトナットで3ヶ所の連結を行
っていることになる。
【0039】図5は、図4の連結部の斜視図であり、左
右のアーチパイプ4と5とがオスメス構造で連結された
部分6の下側において直管パイプ15・15同士がオス
メス構造で連結された部分6とが交差した状態で、1本
のボルトB1を挿通し連結固定されている。
【0040】なお、アーチパイプ4、5の上には、ネッ
トやビニールを張るための支持用の長尺部材21がビス
止めされているが、この長尺部材21にもボルトB1を
挿通可能とし、長尺部材21と直管パイプ15のオスメ
ス連結部6との間にアーチパイプ4、5同士のオスメス
連結部6を挟んだ状態でボルトB1を挿通してナットN
1で締めつけ固定することも可能である。
【0041】図示のオスメス連結部6では、小径側の挿
入部5aは、パイプ5の先端のみを絞って径を小さくし
た形状になっているが、小径の挿入部5aと同じ太さの
別体の小径パイプを大径のパイプ5に予め挿入して溶接
固定し、一体化しておいてもよい。
【0042】なお、アーチパイプ4、5や直管パイプ1
5のオスメス連結部6のみに小径パイプ5aを設けるの
でなく、全長にわたって小径のパイプを用いることも可
能である。
【0043】図6は、以上のような各発明を採用したパ
イプハウスの骨組みの全容の斜視図であり、しかも2棟
を連結した連棟構造になっている。このような連棟構造
にする場合は、図7のように、互いに隣接するアーチパ
イプ4、5の足部4L、5Lは、片方4Lのみを前記の
支柱1に連結して支持し、この連結支持されたアーチパ
イプの足部4Lに隣接するアーチパイプの足部5Lを重
ねて平行状態に連結するのがよい。
【0044】このときも、図3のように、支柱1にアー
チパイプ4の足部4L、を挿入して、それぞれの横孔2
0にボルトを挿通する際に、隣接するアーチパイプ5の
足部5Lにも横孔20を開けておき、両方の足部4L、
5Lの横孔20にボルトB2を挿通して、ナットN2で
締めつけ固定するのがよい。
【0045】つまり、共用するボルトB2によって、支
柱1とアーチパイプ4の足部4Lとの連結と、隣接する
アーチパイプ5の足部5Lとの連結を兼用できる。
【0046】このように連棟構造にする場合の隣接する
アーチパイプ4、5の足部4L、5Lは鉛直に立ってい
るので、足部4Lを支持する支柱1も鉛直に立てる必要
があるが、図1のように、アーチパイプ4、5の側面部
分を斜めにする場合は、支持用の支柱1、2も図示のよ
うに斜めに立ててもよい。
【0047】また、ハウスの側面7に受ける風圧が大き
いので、アーチパイプ4、5の揺れ防止のためには、図
1のように、支柱1、2の羽根板18が側面7と平行に
なるように、支柱1、2を固定する必要がある。
【0048】
【発明の効果】請求項1のように、地中に立てて固定す
る支柱の下端に、支柱とほぼ直角方向に水平板を固定し
てあるので、この支柱を地中に埋めた状態では、水平板
の上の土砂などが抵抗となって抜け止めとなる。また、
砂地などの軟弱地盤における沈下防止にもなる。しか
も、台風などで支柱が揺れようとしても、水平板が抵抗
となって、揺れが抑制される。
【0049】さらに、支柱の側面に羽根板を半径方向に
立てて固定してあるので、この羽根板の面に対し垂直方
向の力を支柱が受けても、羽根板が抵抗となって、揺れ
を効果的に抑制でき、支柱の回転も抑制できる。しか
も、この羽根板の下端と前記水平板とを連結固定してあ
るので、支柱と水平板と羽根板とが相互に補強し合い、
全体の強度や外力に対する抵抗も向上する。
【0050】したがって、この支柱は、パイプハウスの
支柱に限らず、各種用途の支柱の地中に対する固定に有
効である。しかも、極めて簡単な構造をしているので安
価に提供でき、施工も簡単で低コストで実現できる。
【0051】請求項2のように、請求項1のような水平
板と羽根板付きの支柱を、地中に掘った縦孔に挿入し立
てた状態で、前記水平板の上を埋め込んでなる固定構造
にすると、支柱下端の水平板が地中深く埋め込まれるこ
とで、水平板が支柱の抜け止めや沈下防止、揺れ防止と
なり、また羽根板が支柱の揺れ止めや回転防止となる。
したがって、支柱を地中に確実かつ堅牢に固定でき、台
風などに対する信頼性が向上する。しかも、コンクリー
ト製の基礎を施工する場合に比べると、極めて簡易とな
り、安価に施工できる。
【0052】請求項3のように、ハウスを構成するパイ
プの端部同士をオスメス構造で連結する部分に、交差す
る他のパイプを重ねた状態で、それぞれのパイプにボル
トを挿通し、ボルトナットで締めつけ固定されている構
造にすると、1本のボルトナットで、パイプの端部同士
を連結固定できると同時に、交差する他のパイプとの連
結固定もできる。
【0053】したがって、1本のボルトナットで、同時
に複数か所の連結固定が可能となり、ハウスにおけるパ
イプ同士の連結構造が簡素化され、組立て施工も簡便化
される。
【0054】請求項4のように、請求項2における羽根
板や水平板の作用で支柱の揺れ防止や回転防止、抜け止
めや沈下防止が確保され、地中に確実かつ堅牢に固定さ
れた支柱の上端に、請求項3のように同時に複数か所が
1本のボルトナットで連結固定されたハウスの支柱の足
部下端が連結されているので、ハウス全体が確実に地中
に固定され、堅牢な構造となる。
【0055】特に、複数か所を同時に連結固定した部分
では、1本のボルトナットに各方向から外力が作用する
が、支柱が地中に強固に固定され、揺れが抑制されてい
るため、1本のボルトナットで同時に複数か所を連結固
定しても、破損する恐れはなく、信頼性の高いパイプハ
ウスを実現できる。しかも、全体的に構造が簡素なた
め、安価に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1棟のパイプハウスを妻面から見た主な骨組
みを示す側面図である。
【図2】 支柱の斜視図と平面図である。
【図3】 図2の支柱を地中に立てて固定した断面図で
ある。
【図4】 図1のオスメス構造の連結部の詳細を示す断
面図である。
【図5】 図4の連結部の斜視図である。
【図6】 各発明を採用した連棟式のパイプハウスの骨
組みの全容を示す斜視図である。
【図7】 連棟式のハウスにおける隣接するアーチパイ
プの足部の連結構造を例示する斜視図である。
【符号の説明】
1・2 支柱 3 大地 4 左側のアーチパイプ 5 右側のアーチパイプ 4L、5L 足部 6 オスメス連結部 7 側面部 8 屋根部 9 肩部 10 陸梁パイプ 11 中束パイプ 12〜16 直管パイプ 17 水平板 18 羽根板 19 連結部 20 横孔 21 長尺部材 B1・B2 ボルト N1・N2 ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に立てて固定する支柱であって、支
    柱の下端に支柱とほぼ直角に水平板を固定してあり、し
    かも支柱の側面に半径方向に立てて固定した少なくとも
    1枚の羽根板の下端を前記の水平板に連結固定してなる
    ことを特徴とする支柱。
  2. 【請求項2】 地中に支柱を立てて固定する構造であっ
    て、 支柱の下端に支柱とほぼ直角に水平板を固定してあり、
    しかも支柱の側面に半径方向に立てて固定した羽根板の
    下端を前記の水平板に連結固定してなる支柱を用い、 前記支柱の前記羽根板を含む部分を地中に掘った縦孔に
    挿入し立てた状態で、前記水平板の上を埋め込んでなる
    ことを特徴とする支柱の固定構造。
  3. 【請求項3】 ハウスを構成するパイプの端部同士をオ
    スメス構造で連結する部分に、交差する他のパイプを重
    ねた状態で、それぞれのパイプにボルトを挿通し、ボル
    トナットで締めつけ固定されていることを特徴とするハ
    ウスの構造。
  4. 【請求項4】 前記の羽根板と水平板を含む部分を地中
    に埋め込んでなる支柱の上端と、前記のハウスを構成す
    るパイプのうち、地中に支持されるパイプの足部下端と
    が互いに連結されていることを特徴とする請求項2およ
    び請求項3に記載のハウスの構造。
JP2002064812A 2002-03-11 2002-03-11 パイプハウス支柱の固定構造並びにパイプハウスの揺れ抑制方法 Expired - Fee Related JP3809523B2 (ja)

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CN102405800A (zh) * 2011-08-18 2012-04-11 山东省农业科学院蔬菜研究所 一种蔬菜早春育苗暖棚
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CN114776130A (zh) * 2022-04-02 2022-07-22 华北科技学院(中国煤矿安全技术培训中心) 用于应急抢险的可快速搭建的帐篷

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