JP2003262995A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003262995A
JP2003262995A JP2002064702A JP2002064702A JP2003262995A JP 2003262995 A JP2003262995 A JP 2003262995A JP 2002064702 A JP2002064702 A JP 2002064702A JP 2002064702 A JP2002064702 A JP 2002064702A JP 2003262995 A JP2003262995 A JP 2003262995A
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image forming
forming apparatus
fixing roller
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Shingo Suzuki
伸五 鈴木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録シートが定着装置へ巻きつくことを防止
するとともに、定着装置に対する耐熱性を有する記録シ
ートへの画像形成をおこなうことができる画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 感光体7上に形成されたトナー像を記録
シートTに転写して、記録シートに担持されたトナー像
を定着ローラ8を備えた定着装置で熱定着する画像形成
装置において、定着ローラの熱定着により記録シートが
定着ローラに巻きつくか否か判別する記録シート判別手
段4と、記録シートの搬送を制御する搬送制御装置を設
け、記録シート判別手段により記録シートが定着ローラ
に巻きつくと判別される場合は、搬送制御装置により記
録シートを加熱状態の定着装置に搬送しないように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録シートの種類、例えば、
普通紙とOHPシート、普通紙と塗工紙を判別し、この
判別結果に基づき様々な制御を行う画像形成装置が知ら
れている。普通紙とOHPシートを判別する方法とし
て、透過型センサを用いて判別する方法が知られてい
る。また、普通紙と塗工紙を判別する方法として、正反
射光と拡散反射光を検出して記録シートの表面光沢の有
無を判別する方法、多方向から光を照射して記録シート
表面の反射特性を利用して判別する方法(特開2000
−11230号公報)、記録シートの表面を触針でスキ
ャンして凹凸の変化を電気信号に変換して判別する方
法、記録シートの表面に発熱体を接触させて温度変化よ
り判別する方法(特開2001−201473号公報)
が提案されている。また、記録シートの判別結果に基づ
き、記録シートの種類毎に画像の定着温度を制御する方
法(特開平8−146815号公報参照)、画像の記録
条件を制御する方法(特開2001−215103号公
報参照)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、急速にインクジ
ェット方式の画像形成装置が普及してきており、これに
伴ないインクジェット用の記録シートがでまわってい
る。このインクジェット用の記録シートとしては、表面
層に電子写真方式の熱定着温度より軟化点が低い塗工物
が塗工された塗工紙が多く用いられている。この記録シ
ートを誤って、あるいは、高画質が得られるとかもしれ
ないという考えで故意に、電子写真方式の画像形成装置
にセットして画像形成をおこなう場合がある。電子写真
方式の画像形成装置の定着装置の熱により記録シート表
面層の塗工物が軟化して、記録シートが定着ローラに巻
きついてしまう。
【0004】この問題を解決するために、従来の普通紙
と塗工紙を判別する方法を用いて、該判別結果に基づき
記録シートの搬送を制御することが考えられる。この場
合は、塗工紙と判別されるものはすべて加熱状態の定着
装置への搬送を停止するよう制御する。
【0005】一方、電子写真方式の画像形成装置では、
表面層に定着装置による熱定着温度より軟化点が高い塗
工物を塗工した塗工紙を用いて高画質化を図るものがあ
る。しかしながら、上記従来の判別方法を用いて制御を
おこなう画像形成装置では、このような電子写真用の塗
工紙も、インクジェット用の塗工紙も区別なく定着装置
への搬送を停止するよう制御される。よって、インクジ
ェット用の塗工紙の定着ローラへの巻きつきを防止しよ
うとすると、電子写真用の塗工紙を用いた画像形成まで
もができなくなってしまう。特に、湿式電子写真方式の
ように専用紙として定着装置に対する耐熱性を有する塗
工紙を用いるものでは、上記従来の判別方法を用いて制
御をおこなうことはできない。
【0006】本発明は、上記背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、記録シートが定着装置
へ巻きつくことを防止するとともに、定着装置に対する
耐熱性を有する記録シートへの画像形成をおこなうこと
ができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上に形成されたトナー
像を記録シートに転写して、該記録シートに担持された
トナー像を定着ローラを備えた定着装置で熱定着する画
像形成装置において、上記定着ローラの熱定着により上
記記録シートが該定着ローラに巻きつくか否か判別する
記録シート判別手段と、該記録シートの搬送を制御する
搬送制御装置を設け、該記録シート判別手段により該記
録シートが定着ローラに巻きつくと判別される場合は、
該搬送制御装置により該記録シートを加熱状態の定着装
置に搬送しないように制御することを特徴とするもので
ある。請求項1の画像形成装置においては、定着ローラ
の熱定着により記録シートが該定着ローラに巻きつくか
否か判別する。そして、記録シートが定着ローラに巻き
つくと判別される場合は、記録シートを加熱状態の定着
装置に搬送しないように制御する。よって、定着ローラ
への記録シートの巻きつきを防止することができる。一
方、記録シートが定着ローラに巻きつかないと判別され
る場合は、記録シートを加熱状態の定着装置に搬送し
て、画像形成動作を行なう。請求項2の発明は、請求項
1の画像形成装置において、上記記録シート判別手段
が、該記録シートの一部を加熱する加熱処理装置と、該
加熱処理装置により加熱された加熱部が軟化したか否か
を判別する軟化判別装置と備え、該軟化判別装置により
該記録シートの加熱部が軟化したと判別される場合、該
記録シートが上記定着ローラに巻きつくと判別すること
を特徴とするものである。請求項3の発明は、請求項2
の画像形成装置において、上記加熱処理装置が上記記録
シートの一部に発熱体を接触させて加熱する加熱部を備
え、上記軟化判別装置が該記録シートの表面状態を検出
する表面状態検出装置を備え、該加熱処理装置により該
記録シートの一部を上記定着ローラの表面温度の基づき
設定される温度で加熱し、該表面状態検出装置により該
記録シートの加熱部と非加熱部との表面状態を検出し、
加熱部と非加熱部との表面状態検出結果を比較して該記
録シートの加熱部が軟化したか否かを判別することを特
徴とするものである。請求項4の発明は、請求項2また
は3の画像形成装置において、上記加熱処理装置よりも
上記記録シート搬送方向上流側に配置され、該記録シー
トが表面に塗工層を有する塗工紙か否かを判別する塗工
紙判別装置を有し、該塗工紙判別装置が該記録シートが
塗工紙であると判別した場合のみ、上記記録シート判別
手段の加熱処理装置により該記録シートの一部を加熱す
ることを特徴とするものである。請求項5の発明は、請
求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、上記
記録シート判別手段が上記記録シートが定着ローラに巻
きつくと判別した場合、上記搬送制御装置が該記録シー
トの搬送を停止、あるいは、あらかじめ指定した位置ま
で搬送した後に搬送を停止するよう制御することを特徴
とするものである。請求項6の発明は、請求項1乃至5
のいずれかの画像形成装置において、上記記録シート判
別手段が該記録シートが定着ローラに巻きつくと判別し
た場合、上記搬送制御装置が該記録シート判別手段によ
り判別された記録シートより該記録シート搬送方向下流
側にある記録シートは画像形成動作を継続し、該記録シ
ートより該記録シート搬送方向上流側にある記録シート
は搬送を停止、あるいは、あらかじめ指定した位置まで
搬送した後に搬送を停止する制御することを特徴とする
ものである。請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの画像形成装置において、上記記録シート搬送方向
に関して上記記録シート判別手段よりも下流側で、上記
トナー像の上記記録シートへの転写がおこなわれる転写
部よりも上流側に、該記録シートを分離搬送する記録シ
ート分離搬送経路を備え、上記搬送制御装置が該記録シ
ート判別手段により該記録シートが定着ローラに巻きつ
くと判断された場合、該記録シートを該記録シート分離
搬送経路に搬送し、該記録シートが定着ローラに巻きつ
かないと判断された場合は、該記録シートを該転写部に
搬送するよう制御することを特徴とするものである。請
求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上
記記録シート分離搬送経路に搬送された記録シートを一
時的に収納する一時収納部を備え、上記搬送制御装置が
上記記録シート判別手段により定着ローラに巻きつくと
判断された記録シートを記録シート分離搬送経路に搬送
して該一時収納部に収納することを特徴とするものであ
る。請求項9の発明は、請求項7の画像形成装置におい
て、上記定着ローラの温度制御をおこなう定着温度制御
装置を備え、上記搬送制御装置により記録シートが分離
搬送経路に搬送された場合、次の記録シートの搬送を停
止するとともに、該定着温度制御装置により該定着ロー
ラの温度を下げ、該定着ローラがあらかじめ設定した温
度以下になった後、該搬送制御装置により該分離搬送経
路より該記録シートを該定着装置を経由して機外に排紙
するよう制御することを特徴とするものである。請求項
10の発明は、請求項1乃至10のいずれかの画像形成
装置において、上記記録シート判別手段よりも記録シー
ト搬送方向上流側に配置され、上記記録シートの種類を
判別する記録シート種類検出装置と、該記録シート種類
判検出装置の検出結果と該記録シート判別手段により該
記録シートが定着ローラに巻きつくか否か判別された結
果を記憶する記憶装置とを備え、該記録シート種類検出
装置により該記録シートの種類を検出した検出結果と該
記録シート判別手段により該記録シートが定着ローラに
巻きつくか否か判別された結果を該記憶装置に記憶し、
該記録シート種類検出装置により新たに搬送されてきた
記録シートの種類を検出し、該検出結果を該記憶装置に
記憶された検出結果と比較して一致する場合は、該記録
シート判別手段により新たに搬送されてきた記録シート
が定着ローラに巻きつくか否かの判別を行わずに、該記
憶装置に記憶された判別結果と一致するとして、上記搬
送制御装置にて新たに搬送されてきた記録シートの搬送
を制御することを特徴とするものである。請求項11の
発明は、請求項10の画像形成装置において、上記記録
シート種類検出装置が、上記記録シートの紙厚を検出す
る紙厚検知装置と、光沢紙であるか否か検出する光沢紙
検知装置と、表裏面が同一であるか否かを判別する表裏
検知装置とを備えたことを特徴とするものである。請求
項12の発明は、請求項2乃至11のいずれかの画像形
成装置において、上記記録シート判別手段よりも記録シ
ート搬送方向上流側に上記記録シートのサイズを検出す
るサイズ検出装置を備え、該サイズ検出装置により検出
した記録シートのサイズ情報に基づき上記加熱処理装置
が該記録シートの周縁部を加熱するよう構成したことを
特徴とするものである。請求項13の発明は、請求項2
乃至12のいずれかの画像形成装置において、上記定着
ローラの表面温度を検出する定着温度検出手段を備え、
該定着温度検出手段により検出した定着ローラの表面温
度に基づき上記加熱処理装置による該記録シートの加熱
温度を設定することを特徴とするものである。請求項1
4の発明は、請求項2乃至13のいずれかの画像形成装
置において、上記加熱処理装置による上記記録シートへ
の加熱時間は、該記録シートの線速に基づき設定される
ことを特徴とするものである。請求項15の発明は、請
求項1乃至14のいずれかの画像形成装置において、上
記記録シート判別手段が上記記録シートが定着ローラに
巻きつくと判別した場合に該判別結果を表示する表示手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に適用した一実施形
態について説明する。図1は本実施形態に係る画像形成
装置の概略構成図である。この画像形成装置は、像担持
体としての感光体7の周辺に、帯電装置11、露光装置
12、現像装置13、転写装置14、クリーニング装置
15とが順に配設されている。また、給紙トレイ1より
転写体ついての記録シートTを給紙する給紙装置16
と、記録シートTを感光体7と転写装置14との対向部
に向けて給紙する搬送装置17とを備えている。また、
感光体7上に形成されたトナー像を転写された記録シー
トTが感光体7から分離した後、トナーを記録シートT
に定着する定着ローラ8を備えた定着装置を備えてい
る。
【0009】このように構成された画像形成装置では、
画像形成装は画像形成開始の信号により感光体1を回転
駆動する。回転する感光体7の表面は帯電装置11によ
り一様に帯電された後、画像情報に基づき露光装置12
のレーザー光線等を照射され、感光体7上に潜像形成を
形成する。感光体7上に形成された静電潜像に現像装置
13により帯電したトナーを付着させることでトナー像
を形成する。一方、画像形成開始の信号により、記録シ
ートTは給紙装置16により給紙トレイ1より給紙さ
れ、次いで搬送装置17により感光体7と転写装置とが
対向する転写部に搬送される。そして転写装置14によ
り、記録シートTに感光体7上のトナー像とは逆極性の
電荷を付与することで、感光体7上に形成されたトナー
像を記録シートTへ転写する。次いで、記録シートT
は、感光体7から分離され、加熱状態の定着ローラ8を
有する定着装置へ送られ、トナーを記録シートTに熱定
着することで画像が得られる。
【0010】次に、記録シートTの判別処理部について
説明する。記録シートTの搬送装置17の搬送経路中に
は、塗工紙判別装置2、サイズ検出装置3、記録シート
判別部手段4とが順に配設されている。塗工紙判別装置
2は記録シートTが塗工紙であるかどうかを判別するも
のであり、既知の塗工紙判別方法を用いたものである。
具体的には、正反射光と正反射光と拡散反射光を検出し
て記録シートの表面光沢の有無を判別するもの、多方向
から光を照射して記録シート表面の反射特性を利用して
判別するもの等を用いる。また、記録シートTの表面を
触針でスキャンして凹凸の変化を電気信号に変換して判
別するものを用いることもできる。サイズ検出装置3と
しては、多数の光学センサを設け、各光学センサの検出
位置における用紙の有無によりサイズ検出をおこなう既
知の装置を用いた。記録シート判別手段4としては、記
録シートTの一部を加熱処理する加熱処理装置41と、
加熱処理装置41により加熱された加熱部が軟化したか
否かを判別する軟化判別装置42とを備えている。加熱
処理装置41は記録シートTの表面に接触するように移
動し、記録シートTの表面を一部を加熱処理する加熱部
を備えている。軟化判別装置42は、記録シートTの加
熱部と非加熱部の表面状態を検出する反射型光学センサ
を有する表面状態検出装置を備えている。また、記録シ
ートTの搬送方向に対して、記録シート判別手段4より
も下流側で転写装置14との対向部よりも上流側に分離
搬送経路5を設ける。さらに、分離搬送経路5に搬送さ
れた記録シートを一時的に収納する一時収納部として複
数枚の記録シートTを収納できる一時収納トレイ6を設
ける。
【0011】記録シートTは給紙装置16により給紙ト
レイ1より給紙され、塗工紙判別装置2に搬送され、塗
工紙判別装置2は塗工紙であるかどうかを判別する。こ
の塗工紙判別装置2により、塗工紙でないと判別される
と定着ローラに巻きかないと判別する。この時点で定着
ローラに巻きかないと判別されるので、サイズ検出装置
3によるサイズ検出、および、記録シート判別手段4に
よる判別処理をおこなわないで転写部に搬送される。そ
して、転写部でトナー像が転写された後、定着装置に搬
送され熱定着がおこなわれる。
【0012】一方、塗工紙判別装置2により、塗工紙と
判別された記録シートTは、サイズ検出装置3に搬送さ
れ、サイズが検出される。次いで、記録シートTは、記
録シート判別手段4の加熱処理装置41搬送される。加
熱処理装置41は加熱部を、サイズ検出装置3にて検知
されたサイズに応じて、記録シートの搬送方向に対して
あらかじめ設定した右側の周縁部に移動させ、記録シー
トTに当接させてその表面を加熱する。この加熱部によ
る加熱温度は、定着ローラ8の表面設定温度と同一ある
いは少し高くなるように設定する。次に、軟化判別装置
42の表面状態検出装置は、記録シートTの加熱部と非
加熱部の表面状態を検出する。そして、両者の検出結果
を比較して、加熱により表面状態が変化したかどうか判
別する。両者の検出結果は、表面の凹凸量としてとらえ
ると、加熱部の凹凸が、非加熱部の凹凸よりあらかじめ
設定した閾値以上により大きいと表面形状が加熱により
軟化あるいは溶融して変化したと考える。表面状態が変
化したと考えられる記録シートは、表面層が定着ローラ
の加熱により軟化または溶融して定着ローラに巻きつく
と判別される。よって、加熱状態の定着ローラ8に搬送
しないように、搬送制御装置により搬送経路上に停止さ
せるか、あるいは、分離搬送経路5に搬送する。分離搬
送経路5に搬送された記録シートTは、一時収納トレイ
6に収納される。なお、上記記録シートTの加熱温度
は、定着ローラ表面近傍の表面温度検知手段9により定
着ローラ表面温度を検出し、これをフィードバックし
て、定着温度と同一あるいはあらかじめ設定した定着温
度より高くなるように制御してもよい。
【0013】また、上記表面状態検出装置の検出結果よ
り、表面状態が変化していないと判別された記録シート
は、表面層が定着ローラの加熱により軟化または溶融せ
ず、定着ローラ8に巻きつかないと判別される。よっ
て、通常の搬送経路で転写部に搬送される。記録シート
Tは、転写部でトナー像が転写された後、定着装置に搬
送され熱定着がおこなわれる。
【0014】また、加熱処理装置41により加熱処理さ
れる記録シートは塗工紙であるため、その表面は普通紙
等に比べ平滑である。そこで、加熱処理装置41により
加熱処理すると、記録シートの表面が加熱部の形状に軟
化し、表面が凹凸となる。この表面状態の変化の検出精
度を上げるために、加熱部の表面形状を格子状あるいは
網点状にして、記録シートの表面が軟化した場合に、表
面形状が凹凸になりやすくする。また、加熱部の両側に
記録シート搬送方向に可動可能なローラを設置すること
により、記録シートが加熱部に貼りつき搬送負荷が生じ
た場合にも、搬送が滑らかにおこなえるような構造とし
た。
【0015】以下、実施例に挙げ、さらに詳しく説明す
る。 (実施例1)給紙トレイ1の1枚目が普通紙、2枚目に
インクジェット用紙をセットして画像形成を行った。前
記インクジェット用紙の表面層に塗工されている塗工物
の軟化温度は、定着ローラの設定温度より低いものであ
る。図2に実施例1のフローチャートを示す。画像形成
が開始されると、セットした記録シートの1枚目がピッ
クアップされ塗工紙判別装置2に搬送される。塗工紙判
別装置2は、この記録シートTは塗工紙でないと判別す
る。そこで、この記録シートTは、通常の搬送経路で転
写部を経由して定着部に搬送される。このように、1枚
目の普通紙は、通常の画像記録が行われる。なお、1枚
目の記録シートに対しては、サイズ検出装置3によるサ
イズの検出、および、記録シート判別手段4による加
熱、表面状態の検出を行わない。
【0016】次いで、1枚目と同様、2枚目の記録シー
トがピックアップされ、記録シートTが塗工紙判別装置
2に搬送される。塗工紙判別装置2は、この記録シート
Tは塗工紙であると判別して、サイズ検出装置3に搬送
する。ついで、サイズ検出装置3は2枚目の記録シート
Tのサイズを検知する。次に、記録シートTは、記録シ
ート判別手段4の加熱処理装置41に搬送される。加熱
処理装置41は、上記検出されたサイズ情報に基づき、
記録シートTの搬送方向に対してあらかじめ設定した右
側の周縁部に加熱部を移動する。そして加熱部は、記録
シートTの右側の周縁部表面を加熱処理する。このとき
の加熱温度は、定着ローラの表面温度検知手段9により
検出された温度情報により設定される。具体的には、加
熱温度は、定着ローラの表面検出温度と同一温度から+
5℃高い温度になるよう制御する。また、加熱時間は、
記録シートの線速により設定される。加熱処理された記
録シートTは軟化判別装置42に搬送される。軟化判別
装置42では、表面状態検出装置により記録シートTの
加熱部と非加熱部の表面状態を検出する。両者の検出結
果を比較し、その差より判別すると、2枚目の記録シー
トTは加熱により表面層が軟化または溶融したと考えら
れる。これより、この記録シートTを加熱状態の定着装
置に搬送すると、記録シートの表面が軟化し、定着ロー
ラ8に巻きつくと判別される。そこで、搬送制御装置は
記録シートTを加熱状態の定着ローラ8に搬送しないよ
うに、直ちに搬送経路上に停止させる。よって、記録シ
ートTは、記録シート判別手段4を通過した後の搬送経
路上で停止する。そして、記録シートの搬送停止後に、
操作部の表示により、使用者に知らせ、停止した記録シ
ートの取り出しを要求する。
【0017】また、2枚目の記録シートが定着ローラ8
に巻きつくと判別された時点では、1枚目の記録シート
の画像記録はまだ行われており、装置内から排紙されて
いない。そこで、2枚目の記録シートより下流工程にあ
る記録シートの1枚目のキロクシートTは、画像記録を
継続して行い、記録終了後に排紙する。
【0018】(実施例2)普通紙の間にインクジェット
用紙が混入されてセットされた場合、分離搬送経路5を
利用して搬送を制御する場合の実施例を示す。このイン
クジェット用紙は、実施例1と同様、表面層に軟化温度
が定着ローラの設定温度より低い塗工物が塗工されてい
る塗工紙である。給紙トレイ1の1枚目に普通紙、2枚
目にインクジェット用紙、3枚目に普通紙、4枚目にイ
ンクジェット用紙、5枚目にインクジェット用紙をセッ
トして画像の記録を行った。また、本実施例では、分離
搬送経路5の一時収納トレイ6には、記録シートTが2
枚収納可能である。
【0019】図3に実施例2のローチャートを示す。画
像形成が開始されると、セットした記録シートの1枚目
がピックアップされ塗工紙判別装置2に搬送される。実
施例1と同様に塗工紙判別装置2は、1枚目の記録シー
トTは塗工紙でないと判別する。そこで、記録シートT
を通常の搬送経路で転写部を経由して定着部に搬送し
て、通常の画像記録をおこなう。この際、搬送経路にお
いて、サイズ検出装置3によるサイズの検出、および、
記録シート判別手段4による加熱、表面状態の検出を行
わない。
【0020】次に2枚目の記録シートがピックアップさ
れ塗工紙判別装置2に搬送される。塗工紙判別装置2
は、実施例1と同様にこの記録シートTは塗工紙である
と判別して、サイズ検出装置3に搬送する。ついで、サ
イズ検出装置3は2枚目の記録シートTのサイズを検知
する。次に、記録シートTは記録シート判別手段4に搬
送される。記録シート判別手段4は、実施例1と同様に
記録シート判別手段4により定着ローラ8に巻きつくと
判別する。そこで、搬送制御装置は記録シートTを加熱
状態の定着ローラ8に搬送しないように、記録シートT
を分離搬送経路5に搬送し、一時収納トレイ6に収納す
る。
【0021】同様にして、3枚目の記録シートが塗工紙
判別装置2に搬送され、普通紙と判別される。よって、
1枚目と同様に通常の画像の記録が行われた後、排紙さ
れる。
【0022】次いで、4枚目の記録シートが搬送され、
2枚目の記録シートと同様にして、定着ローラ8に巻き
つくと判別される。そこで、搬送制御手段は4枚目の記
録シートTを、加熱状態の定着ローラ8に搬送しないよ
う2枚目と同様に分離搬送経路5の一時収納トレイ6に
収納する。
【0023】ついで、5枚目の記録シートが搬送され、
2枚目、4枚目と同様にして定着ローラに巻きつくと判
別される。ここで、分離搬送経路5の一時収納トレイ6
は満杯であるため、5枚目の記録シートは直ちに搬送を
停止する。
【0024】ここで、図示しない定着温度制御装置が定
着ローラの温度を下げるよう制御する。そして、規定の
温度以下になった時点で、分離搬送経路5の一時収納ト
レイ6に収納されている記録シートを排紙する。続い
て、分離搬送経路5上に停止した記録シートを排紙す
る。この3枚の記録シートが定着ローラを通過した後
に、定着温度制御装置が定着ローラの温度を元の定着温
度に戻す。
【0025】(実施例3)普通紙の間インクジェット用
紙が混入されてセットされた場合、記録シートの種類を
検出し、記録シート検出情報を記憶・比較する装置を用
いて記録シートの搬送を制御する場合の実施例を示す。
このインクジェット用紙は、実施例1,2と同様、表面
層に軟化温度が定着ローラの設定温度より低い塗工物が
塗工されている塗工紙である。実施例2と同様に、給紙
トレイ1の1枚目に給紙トレイ1の1枚目に普通紙、2
枚目にインクジェット用紙、3枚目に普通紙、4枚目に
インクジェット用紙、5枚目にインクジェット用紙をセ
ットして画像の記録を行った。また、本実施例では、分
離搬送経路5の一時収納トレイ6には、記録シートTが
2枚収納可能である。
【0026】実施例3の画像形成装置では、記録シート
Tの搬送方向に対してサイズ検出装置3よりも下流で、
記録シート判別手段4よりも上流に、記録シート種類検
出装置3を備えている。記録シート種類検出装置11
は、記録シートTの紙厚を検出する紙厚検知装置と、光
沢紙であるか否か検出する光沢紙検知装置と、表裏面が
同一であるか否かを判別する表裏検知装置等を備えてい
る(いずれも図示せず)。紙厚検知装置としては、LE
D等の発光素子から照射光を記録シートTに投射し、そ
の反射光を位置検出素子を用いた受光素子で受光し、そ
の出力より紙厚を検知するものが用いられる。また、搬
送装置16の搬送ローラに搬送される記録シートTの厚
さに応じて変動するローラガイドに反射面を設け、反射
型センサで反射面の位置変動量を検出するものを用いる
こともできる。また、搬送される記録シートTの厚さに
応じてシーソー状に揺動する機構に反射面を設け、反射
型位置センサで反射面の位置変動量を検出するものを用
いることもできる。また、用紙搬送経路の同一ポイント
に2組の光学センサを異なる角度で配置し、記録シート
Tの検出時間差から紙厚を検出するものも用いることが
できる。また、光沢紙検知装置としては、記録シートT
に所定の角度をもって入射させる発光素子と、この発光
素子から投光した光が用紙の表面で反射した反射光を受
光する受光素子を用い、拡散反射光と正反射光の光量よ
り検知するものを用いる。
【0027】図4に実施例3のフローチャートを示す。
画像形成が開始されると、セットした記録シートの1枚
目がピックアップされ塗工紙判別装置2に搬送される。
実施例1と同様、塗工紙判別装置2は、1枚目の記録シ
ートTは塗工紙でないと判別し、記録シートTを通常の
搬送経路で転写部を経由して定着部に搬送して、通常の
画像記録をおこなう。
【0028】次に2枚目の記録シートがピックアップさ
れ塗工紙判別装置2に搬送される。塗工紙判別装置2
は、実施例1と同様、この記録シートTは塗工紙である
と判別して、記録シート種類検出装置11に搬送する。
ついで、記録シート種類検出装置3は、2枚目の記録シ
ートTのサイズ、紙厚、光沢紙であるか否、表裏面が同
一であるか否かを検出する。次に、記録シートTは記録
シート判別手段4に搬送され、実施例1と同様に、記録
シート判別手段4により定着ローラに巻きつくと判別さ
れる。そこで、搬送制御装置は記録シートTを加熱状態
の定着ローラに搬送しないように、記録シートTを分離
搬送経路5に搬送し、一時収納トレイ6に収納する。
【0029】同様にして、3枚目の記録シートが塗工紙
判別装置2に搬送され、普通紙と判別される。よって、
1枚目と同様に通常の画像の記録が行われた後、排紙さ
れる。
【0030】次いで、4枚目の記録シートが搬送され、
例えば、記録シートの紙厚を検知する方法として、反射
型フォトインタラプタを使用して、その検出出力より、
紙厚情報と、透過シート/非透過シートの判別を行うこ
とができる。検出情報としては、例えば、紙厚105μ
m、光沢紙、表裏面が異なるという判別がなされる。そ
して、これらの検出情報は、記録シート検出情報記憶装
置に記憶する。次いで、記録シートTは、実施例2と同
様に、加熱処理装置41で加熱処理され、軟化判別装置
42で記録シートの加熱部と悲加熱部の表面状態を検出
され、検出結果より定着ローラに巻きつくと判別され
る。そこで、搬送制御手段は記録シートTは、加熱状態
の定着ローラTに搬送しないように、記録シートTを分
離搬送経路5に搬送し、一時収納トレイ6に収納する。
また、この記録シートTの表面状態検出データおよび定
着ローラに巻きつく記録シートであると判別されたこと
を検出情報記録装置へ記憶する。
【0031】同様にして、3枚目の記録シートが搬送さ
れ、記録シート種類判別手段3により普通紙と判別され
る。よって、1枚目と同様に通常の画像の記録が行われ
た後、排紙される。
【0032】次いで、4枚目の記録シートが搬送され、
2枚目と同様に塗工紙と判別される。また、記録シート
種類判別手段3は、2枚目の記録シートTのサイズ、記
録シートの紙厚、光沢紙であるか否か、表裏面が同一で
あるか否かの記録シート情報を検出する。ここで、塗工
紙と判別された4枚目の記録シートTと先に搬送された
2枚目の塗工紙の記憶されている検出情報とを検知情報
比較手段により比較し、両者の検知情報が同一の場合
は、同一種類の記録シートであると判別する。そして、
検出情報記録装置に記憶された、2枚目の記録シートが
定着ローラに巻きつく記録シートであると判別されたと
の情報より、4枚目の記録シートも定着ローラに搬送さ
れると定着ローラに巻きつくと判別する。そこで、表面
加熱処理を行わずに、搬送制御手段は記録シートTは、
記録シートTを分離搬送経路5に搬送し、一時一時収納
トレイ6に収納する。なお、記録シート情報検出手段に
より検出される情報は、より数多く取得することによ
り、記録シートの比較精度を上げることができる。
【0033】次に、5枚目の記録シートも4枚目の記録
シートと同様に塗工紙と判別される。また、また、記録
シート種類判別手段3は、2枚目の記録シートTのサイ
ズ、記録シートの紙厚、光沢紙であるか否か、表裏面が
同一であるか否かの記録シート情報を検出する。ここ
で、記録シート情報検出手段に記憶された情報と5枚目
の記録シートTの検出情報を比較し、同一種類の記録シ
ートであると判別する。さらに、5枚目の記録シートも
定着ローラ8に搬送されると定着ローラ8に巻きつくと
判別する。そこで、表面加熱処理を行わずに、搬送制御
手段は記録シートTは、記録シートTを分離搬送経路5
に搬送する。分離搬送経路5の一時収納トレイ6には既
に2枚の記録シートが収納されているため、5枚目の記
録シートは、搬送経路上で停止する。
【0034】ここで、実施例2と同様に、定着温度制御
装置が定着ローラの温度を下げるよう制御する。そし
て、規定の温度以下になった時点で、分離搬送経路の一
時収納トレイ6に収納されている記録シートを排紙す
る。続いて、搬送経路5上に停止した記録シートを排紙
する。この3枚の記録シートが定着ローラを通過した後
に、定着温度制御装置が定着ローラの温度を元の定着温
度に戻す。
【0035】(実施例4)電子写真用塗工紙とインクジ
ェット用紙が混入されてセットされた場合の実施例を示
す。給紙トレイ1の1枚目が電子写真用塗工紙、2枚目
にインクジェット用紙をセットして画像形成を行った。
ここで、電子写真用塗工紙とは、表面層に定着装置によ
る熱定着温度より軟化点が高い塗工物を塗工した塗工紙
である。また、インクジェット用紙の表面層に塗工され
ている塗工物の軟化温度は、定着ローラの設定温度より
低いものである。
【0036】実施例4のフローチャートは実施例1のフ
ローチャートと同一である。画像形成が開始されると、
セットした記録シートの1枚目がピックアップされ塗工
紙判別装置2に搬送される。塗工紙判別装置2は、この
記録シートTは塗工紙であると判別して、サイズ検出装
置3に搬送する。次いで、サイズ検出装置3は2枚目の
記録シートTのサイズを検出する。次に、記録シートT
は、記録シート判別手段4の加熱処理装置41に搬送さ
れる。加熱処理装置41は、上記実施例1と同様にし
て、記録シートTの右側の周縁部表面を加熱処理する。
加熱された記録シートTは軟化判別装置42に搬送され
る。軟化判別装置42では、表面状態検出装置により記
録シートTの加熱部と非加熱部の表面状態を検出する。
両者の検出結果を比較し、その差を判別すると、1枚目
の記録シートTは加熱により表面層が軟化または溶融し
ないと考えられる。そこで、記録シートTは、通常の搬
送系経路で転写部を経由して定着部に搬送される。この
ように、1枚目の電子写真用塗工紙は通常の画像記録が
行われる。
【0037】次いで、1枚目と同様、2枚目の記録シー
トがピックアップされ、記録シートTが塗工紙判別装置
2に搬送される。塗工紙判別装置2は、この記録シート
Tは塗工紙であると判別して、サイズ検出装置3に搬送
する。ついで、サイズ検出装置3は2枚目の記録シート
Tのサイズを検知する。次に、記録シートTは、記録シ
ート判別手段4の加熱処理装置41に搬送される。加熱
処理装置41は、上記検出されたサイズ情報に基づき、
記録シートTの右側の周縁部表面を加熱処理する。加熱
処理された記録シートTは軟化判別装置42に搬送され
る。軟化判別装置42では、表面状態検出装置により記
録シートTの加熱部と非加熱部の表面状態を検出する。
両者の検出結果を比較し、その差より判別すると、2枚
目の記録シートTは加熱により表面層が軟化または溶融
したと考えられる。これより、この記録シートTを加熱
状態の定着装置に搬送すると、記録シートの表面が軟化
し、定着ローラ8に巻きつくと判別される。そこで、搬
送制御装置は記録シートTを加熱状態の定着ローラ8に
搬送しないように、直ちに搬送経路上に停止させる。よ
って、記録シートTは、記録シート判別手段4を通過し
た後の搬送経路上で停止する。そして、記録シートの搬
送停止後に、操作部の表示により、使用者に知らせ、停
止した記録シートの取り出しを要求する。
【0038】また、2枚目の記録シートが定着ローラ8
に巻きつくと判別された時点では、1枚目の記録シート
の画像記録はまだ行われており、装置内から排紙されて
いない。そこで、2枚目の記録シートより下流工程にあ
る記録シートの1枚目のキロクシートTは、画像記録を
継続して行い、記録終了後に排紙する。
【0039】以上述べたように、本実施形態の画像形成
装置によれば、記録シートの定着装置への耐熱性を判別
し、記録シートが定着ローラに巻きつくことを防止する
ことができる。また、記録シート判別手段4として、記
録シートTの一部を加熱する加熱処理装置41と、加熱
処理装置41により加熱された加熱部が軟化したか否か
を判別する軟化判別装置42と備え、軟化判別装置42
により記録シートTの加熱部が軟化したと判別される場
合、記録シートTが定着ローラ8に巻きつくと判別す
る。このように、加熱処理装置41により加熱された加
熱部が軟化したかどうかを判別し、加熱部が軟化した場
合、定着ローラ8の熱により軟化する塗工物が塗工され
ており、該記録シートTが定着ローラに巻きつくと判別
する。そして、該記録シートTを加熱状態の定着装置に
搬送しないよう制御することで、定着ローラ8の熱によ
り軟化する塗工物が塗工されている記録シートが定着ロ
ーラへ巻きつくことを防止できる。また、加熱処理装置
41が記録シートTの一部に発熱体を接触させて加熱す
る加熱部を備え、軟化判別装置42が記録シートTの表
面状態を検出する表面状態検出装置を備え、加熱処理装
置41により記録シートTの一部を定着ローラ8の表面
温度の基づき設定される温度で加熱し、表面状態検出装
置により記録シートTの加熱部と非加熱部との表面状態
を検出し、加熱部と非加熱部との表面状態検出結果を比
較して記録シートTの加熱部が軟化したか否かを判別す
る。このように定着ローラ8の表面温度以上で加熱した
部分の表面状態の変化より、定着ローラ8の表面温度よ
り軟化温度の低い塗工物が塗工されているか否かを判断
して、定着ローラ8に巻きつくか否かを判別することが
できる。また、加熱処理装置41よりも記録シートT搬
送方向上流側に配置され、記録シートTが表面に塗工層
を有する塗工紙か否かを判別する塗工紙判別装置2を有
し、塗工紙判別装置2が記録シートTが塗工紙であると
判別した場合のみ、記録シート判別手段4の加熱処理装
置により記録シートTの一部を加熱する。記録シートが
塗工紙か否かを検出して、塗工紙でない場合は加熱処理
をおこなわないので、工程が簡易になる。また、部分的
な加熱による記録シート表面の水分量変化等の影響によ
る記録画像の劣化を防止することができる。また、記録
シート判別手段4が記録シートTが定着ローラ8に巻き
つくと判別した場合、搬送制御装置が記録シートTの搬
送を停止、あるいは、あらかじめ指定した位置まで搬送
した後に搬送を停止するよう制御する。これにより、定
着ローラ8に巻きつくと判断された記録シートを、加熱
状態の定着装置に搬送することがない。また、記録シー
ト判別手段4が記録シートTが定着ローラ8に巻きつく
と判別した場合、搬送制御装置が記録シート判別手段に
より判別された記録シートより該記録シート搬送方向下
流側にある記録シートは画像形成動作を継続し、該記録
シートより記録シート搬送方向上流側にある記録シート
は搬送を停止、あるいは、あらかじめ指定した位置まで
搬送した後に搬送を停止する制御する。このように記録
シートより下流工程に搬送されている記録シートの画像
記録は継続して行うため、該記録シートは正常に画像記
録を行うことができ、記録シートの無駄を抑えることが
できる。また、記録シート搬送方向に関して記録シート
判別手段4よりも下流側で、トナー像の記録シートTへ
の転写がおこなわれる転写部よりも上流側に、記録シー
トを分離搬送する記録シート分離搬送経路5を備え、搬
送制御装置が記録シート判別手段4により記録シートT
が定着ローラ8に巻きつくと判断された場合、記録シー
トTを記録シート分離搬送経路5に搬送し、記録シート
が定着ローラ8に巻きつかないと判断された場合は、記
録シートTを転写部に搬送するよう制御する。このよう
に分離搬送経路5を設けて定着ローラに巻きつくと判別
された記録シートを収納する。よって、使用者が定着ロ
ーラ8に巻きつくと判別された記録シートを機内より取
り出す場合、同じところに収納されているため、操作性
が良い。また、記録シート分離搬送経路5に搬送された
記録シートを一時的に収納する一時収納トレイ6を備
え、搬送制御装置が記録シート判別手段4により定着ロ
ーラ8に巻きつくと判断された記録シートTを記録シー
ト分離搬送経路5に搬送して一時収納トレイ6に収納す
る。このように分離搬送経路5を設けることにより、一
時的に記録シートを収納する。よって、記録シート搬送
方向上流側にある記録シートに対する処理を、装置を停
止することなく、継続して行うことができる。また、使
用者が定着ローラに巻きつくと判別されてた記録シート
を機内より取り出す場合、まとめて同じところに収納さ
れるため、操作性が良い。また、定着ローラの温度制御
をおこなう定着温度制御装置を備え、搬送制御装置によ
り記録シートが分離搬送経路に搬送された場合、次の記
録シートの搬送を停止するとともに、定着温度制御装置
により定着ローラの温度を下げ、定着ローラ8があらか
じめ設定した温度以下になった後、搬送制御装置により
分離搬送経路5より記録シートTを定着装置を経由して
機外に排紙するよう制御する。記録シートを分離搬送経
路に一時的に収納した場合、定着ローラ8の温度を下
げ、定着温度が低下した後に排紙を行うことで、装置内
から自動的に定着ローラに巻きつくと判別された記録シ
ートを排紙することができる。また、記録シート判別手
段よりも上流側に配置され、記録シートの種類を判別す
る記録シート種類検出装置11と、記録シート種類判検
出装置11の検出結果と記録シート判別手段により記録
シートTが定着ローラ8に巻きつくか否か判別された結
果を記憶する記憶装置とを備え、記録シート種類検出装
置11により記録シートTの種類を検出した検出結果と
記録シート判別手段4により記録シートが定着ローラに
巻きつくか否か判別された結果を記憶装置に記憶し、記
録シート種類検出装置11により新たに搬送されてきた
記録シートの種類を検出し、検出結果を記憶装置に記憶
された検出結果と比較して一致する場合は、記録シート
判別手段4により新たに搬送されてきた記録シートが定
着ローラに巻きつくか否かの判別を行わずに、記憶装置
に記憶された判別結果と一致するとして、搬送制御装置
にて新たに搬送されてきた記録シートの搬送を制御す
る。定着ローラに巻きつくと判別された記録シートの記
録シートの種類の検出情報とその判別結果を記憶してお
き、新規に搬送された記録シートの記録シートの種類の
検出情報と比較して、記録シートの種類の検出情報が一
致する時、判別結果も記憶されたものとする。これによ
り、記録シート表面の加熱処理を行うことなく、検出情
報をもとに記録シートが定着ローラに巻きつくか否かを
判別することができる。また、記録シート種類検出装置
11が、記録シートの紙厚を検出する紙厚検知装置と、
光沢紙であるか否か検出する光沢紙検知装置と、表裏面
が同一であるか否かを判別する表裏検知装置を備えたも
のである。これにより、記録シート種類が一致するか否
かを判別することができる。また、記録シート判別手段
4よりも上流側に記録シートのサイズを検出するサイズ
検出装置3を備え、サイズ検出手段3により検出した記
録シートのサイズ情報に基づき加熱処理手段41が記録
シートの周縁部を加熱するよう構成する。このように、
記録シートの周縁部を加熱するため、記録シート表面の
水分量変化等の影響による記録画像の劣化を最小限に抑
えることができる。また、定着ローラの表面温度を検出
する定着温度検出手段9を備え、定着温度検出手段9に
より検出した定着ローラ8の表面温度に基づき加熱処理
装置41による該記録シートの加熱温度を設定する。定
着ローラの表面温度を常時検出して前記検出情報をフィ
ードバックすることにより、記録シート加熱装置の加熱
温度を正確に調整することができる。よって、定着ロー
ラに巻きつくか否かの判別を正確に行うことができる。
また、加熱処理装置41による上記記録シートへの加熱
時間は、該記録シートの線速に基づき設定する。記録シ
ートTへの加熱時間を線速毎に設定することにより、記
録シートTが定着ローラ8にニップされる時間と同じ条
件で加熱処理することができる。よって、定着ローラに
巻きつくか否かの判別を正確に行うことができる。ま
た、記録シート判別手段4が記録シートTが定着ローラ
8に巻きつくと判別した場合に判別結果を表示する表示
手段を備える。搬送された記録シートが、定着ローラに
巻きつくと判別された場合、使用できない記録シートを
セットした旨を使用者に伝えるとともに、再発防止のた
めの情報を提供することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1乃至15の発明によれば、記録
シートが定着装置へ巻きつくことを防止するとともに、
定着装置に対する耐熱性を有する記録シートへの画像形
成をおこなうことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
【図2】実施例1のフローチャート。
【図3】実施例2のフローチャート。
【図4】実施例3のフローチャート。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 塗工紙判別装置 3 サイズ検出装置 4 記録シート判別部手段 5 分離搬送経路 6 一時収納トレイ 7 感光体 8 定着ローラ 9 表面温度検知手段 10 記録シート種類検出装置 11 帯電装置 12 露光装置 13 現像装置 14 転写装置 15 クリーニング装置 16 給紙装置 17 搬送装置 41 加熱処理装置 42 軟化判別装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DC02 DC10 DE02 DE07 EA11 ED16 EE05 EE08 GA30 GB10 2H033 AA47 BB00 CA07 CA16 CA17 CA27 CA38 2H072 AA09 AA16 AA23 AB20 AB21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成されたトナー像を記録シ
    ートに転写して、該記録シートに担持されたトナー像を
    定着ローラを備えた定着装置で熱定着する画像形成装置
    において、 上記定着ローラの熱定着により上記記録シートが該定着
    ローラに巻きつくか否か判別する記録シート判別手段
    と、該記録シートの搬送を制御する搬送制御装置を設
    け、該記録シート判別手段により該記録シートが定着ロ
    ーラに巻きつくと判別される場合は、該搬送制御装置に
    より該記録シートを加熱状態の定着装置に搬送しないよ
    うに制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記記
    録シート判別手段が、該記録シートの一部を加熱する加
    熱処理装置と、該加熱処理装置により加熱された加熱部
    が軟化したか否かを判別する軟化判別装置と備え、該軟
    化判別装置により該記録シートの加熱部が軟化したと判
    別される場合、該記録シートが上記定着ローラに巻きつ
    くと判別することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記加
    熱処理装置が上記記録シートの一部に発熱体を接触させ
    て加熱する加熱部を備え、上記軟化判別装置が該記録シ
    ートの表面状態を検出する表面状態検出装置と備え、該
    加熱処理装置により該記録シートの一部を上記定着ロー
    ラの表面温度の基づき設定される温度で加熱し、該表面
    状態検出装置により該記録シートの加熱部と非加熱部と
    の表面状態を検出し、加熱部と非加熱部との表面状態検
    出結果を比較して該記録シートの加熱部が軟化したか否
    かを判別することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3の画像形成装置におい
    て、上記加熱処理装置よりも上記記録シート搬送方向上
    流側に配置され、該記録シートが表面に塗工層を有する
    塗工紙か否かを判別する塗工紙判別装置を有し、該塗工
    紙判別装置が該記録シートが塗工紙であると判別した場
    合のみ、上記記録シート判別手段の加熱処理装置により
    該記録シートの一部を加熱することを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置
    において、上記記録シート判別手段が上記記録シートが
    定着ローラに巻きつくと判別した場合、上記搬送制御装
    置が該記録シートの搬送を停止、あるいは、あらかじめ
    指定した位置まで搬送した後に搬送を停止するよう制御
    することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置
    において、上記記録シート判別手段が該記録シートが定
    着ローラに巻きつくと判別した場合、上記搬送制御装置
    が該記録シート判別手段により判別された記録シートよ
    り該記録シート搬送方向下流側にある記録シートは画像
    形成動作を継続し、該記録シートより該記録シート搬送
    方向上流側にある記録シートは搬送を停止、あるいは、
    あらかじめ指定した位置まで搬送した後に搬送を停止す
    る制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかの画像形成装置
    において、上記記録シート搬送方向に関して上記記録シ
    ート判別手段よりも下流側で、上記トナー像の上記記録
    シートへの転写がおこなわれる転写部よりも上流側に、
    該記録シートを分離搬送する記録シート分離搬送経路を
    備え、上記搬送制御装置が該記録シート判別手段により
    該記録シートが定着ローラに巻きつくと判断された場
    合、該記録シートを該記録シート分離搬送経路に搬送
    し、該記録シートが定着ローラに巻きつかないと判断さ
    れた場合は、該記録シートを該転写部に搬送するよう制
    御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7の画像形成装置において、上記記
    録シート分離搬送経路に搬送された記録シートを一時的
    に収納する一時収納部を備え、上記搬送制御装置が上記
    記録シート判別手段により定着ローラに巻きつくと判断
    された記録シートを記録シート分離搬送経路に搬送して
    該一時収納部に収納することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7の画像形成装置において、上記定
    着ローラの温度制御をおこなう定着温度制御装置を備
    え、上記搬送制御装置により記録シートが分離搬送経路
    に搬送された場合、次の記録シートの搬送を停止すると
    ともに、該定着温度制御装置により該定着ローラの温度
    を下げ、該定着ローラがあらかじめ設定した温度以下に
    なった後、該搬送制御装置により該分離搬送経路より該
    記録シートを該定着装置を経由して機外に排紙するよう
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至10のいずれかの画像形成
    装置において、上記記録シート判別手段よりも記録シー
    ト搬送方向上流側に配置され、上記記録シートの種類を
    判別する記録シート種類検出装置と、該記録シート種類
    判検出装置の検出結果と該記録シート判別手段により該
    記録シートが定着ローラに巻きつくか否か判別された結
    果を記憶する記憶装置とを備え、該記録シート種類検出
    装置により該記録シートの種類を検出した検出結果と該
    記録シート判別手段により該記録シートが定着ローラに
    巻きつくか否か判別された結果を該記憶装置に記憶し、
    該記録シート種類検出装置により新たに搬送されてきた
    記録シートの種類を検出し、該検出結果を該記憶装置に
    記憶された検出結果と比較して一致する場合は、該記録
    シート判別手段により新たに搬送されてきた記録シート
    が定着ローラに巻きつくか否かの判別を行わずに、該記
    憶装置に記憶された判別結果と一致するとして、上記搬
    送制御装置にて新たに搬送されてきた記録シートの搬送
    を制御することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項10の画像形成装置において、上
    記記録シート種類検出装置が、上記記録シートの紙厚を
    検出する紙厚検知装置と、光沢紙であるか否か検出する
    光沢紙検知装置と、表裏面が同一であるか否かを判別す
    る表裏検知装置とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】請求項2乃至11のいずれかの画像形成
    装置において、上記記録シート判別手段よりも記録シー
    ト搬送方向上流側に上記記録シートのサイズを検出する
    サイズ検出装置を備え、該サイズ検出装置により検出し
    た記録シートのサイズ情報に基づき上記加熱処理装置が
    該記録シートの周縁部を加熱するよう構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項2乃至12のいずれかの画像形成
    装置において、上記定着ローラの表面温度を検出する定
    着温度検出手段を備え、該定着温度検出手段により検出
    した定着ローラの表面温度に基づき上記加熱処理装置に
    よる該記録シートの加熱温度を設定することを特徴とす
    る画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項2乃至13のいずれかの画像形成
    装置において、上記加熱処理装置による上記記録シート
    への加熱時間は、該記録シートの線速に基づき設定され
    ることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至14のいずれかの画像形成
    装置において、上記記録シート判別手段が上記記録シー
    トが定着ローラに巻きつくと判別した場合に該判別結果
    を表示する表示手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007322813A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009058614A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP2010019870A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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