JP2003264278A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003264278A
JP2003264278A JP2002066277A JP2002066277A JP2003264278A JP 2003264278 A JP2003264278 A JP 2003264278A JP 2002066277 A JP2002066277 A JP 2002066277A JP 2002066277 A JP2002066277 A JP 2002066277A JP 2003264278 A JP2003264278 A JP 2003264278A
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Masatoshi Kimura
雅俊 木村
Yasuyuki Endo
康行 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リセットMOSトランジスタのしきい値電圧
を他のトランジスタよりも低く設定することが可能な、
半導体装置及びその製造方法を得る。 【解決手段】 フォトダイオード51は、N型不純物導
入領域7とP+型不純物導入領域6とを備えている。リ
セットMOSトランジスタ52は、ゲート構造10と、
Pウェル4の上面内に形成されたN型不純物導入領域2
0と、N型不純物導入領域20の上面内に形成されたN
+型不純物導入領域11dと、N+型不純物導入領域11
sとを備えている。N+型不純物導入領域11sは、リ
セットMOSトランジスタ52のソース領域として機能
する。また、N型不純物導入領域20及びN+型不純物
導入領域11dは、リセットMOSトランジスタ52の
ドレイン領域として機能する。Pウェル4の上面からN
型不純物導入領域20の底面までの深さは、N型不純物
導入領域7の深さに等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関し、特に、CMOSイメージセンサの
構造及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のCMOSイメージセンサ
の1画素の構成を示す回路図である(参照:冨留宮正之
他,「高感度、低クロストークのCMOSイメージセン
サ画素技術」,ITE Technical Report,Vol.25,NO.2
8,pp.19〜24)。図9に示すように、CMOSイメージ
センサの1画素は、フォトダイオード51と、フォトダ
イオード51のカソード電位をリセットするためのリセ
ットMOSトランジスタ52とを備えている。また、C
MOSイメージセンサの1画素は、リセットMOSトラ
ンジスタ52以外の他のトランジスタ53を備えてお
り、具体的には、フォトダイオード51のカソード電位
を増幅するためのソースフォロアMOSトランジスタ5
3aと、読み出し行を選択するための選択MOSトラン
ジスタ53bとを備えている。
【0003】フォトダイオード51のカソードは、リセ
ットMOSトランジスタ52のソース及びソースフォロ
アMOSトランジスタ53aのゲートにそれぞれ接続さ
れている。リセットMOSトランジスタ52はデプレッ
ション型のMOSトランジスタであり、そのゲートは画
素リセット線300に接続されている。また、リセット
MOSトランジスタ52のドレインは、所定の電源電位
VDDを与える電源に接続されている。ソースフォロア
MOSトランジスタ53aのドレイン及びソースは、上
記電源及び選択MOSトランジスタ53bのドレインに
それぞれ接続されている。選択MOSトランジスタ53
bのゲート及びソースは、画素選択線301及び画素出
力線302にそれぞれ接続されている。
【0004】以下、従来のCMOSイメージセンサの動
作について説明する。まず、リセットMOSトランジス
タ52をオンすることにより、フォトダイオード51の
カソード電位を電源電位VDDにリセットする。リセッ
ト完了後、リセットMOSトランジスタ52はオフされ
る。
【0005】次に、入射光がフォトダイオード51で光
電変換されることによってキャリアが発生し、発生した
キャリアの量に応じてフォトダイオード51のカソード
電位が変化する。次に、画素選択線301を介して選択
MOSトランジスタ53bのゲートに所定の電圧を印加
することにより、選択MOSトランジスタ53bをオン
する。これにより、変化後のフォトダイオード51のカ
ソード電位は、ソースフォロアMOSトランジスタ53
aによって増幅される。その結果、フォトダイオード5
1への入射光の光強度に応じた電位が、選択MOSトラ
ンジスタ53bを介して画素出力線302に出力され
る。
【0006】図10は、従来のCMOSイメージセンサ
の構造を示す断面図である。但し、層間絶縁膜や配線
(画素リセット線300、画素選択線301、画素出力
線302)等の記載は省略してある。また、ソースフォ
ロアMOSトランジスタ53a及び選択MOSトランジ
スタ53bを、トランジスタ53として代表して示して
いる。
【0007】図10に示すように従来のCMOSイメー
ジセンサは、P+型半導体基板1、P型エピタキシャル
層2、ディープPウェル3、Pウェル4、素子分離絶縁
膜5a〜5c、フォトダイオード51、リセットMOS
トランジスタ52、及びトランジスタ53を備えてい
る。フォトダイオード51は、P+型不純物導入領域6
及びN型不純物導入領域7を備えている。リセットMO
Sトランジスタ52は、ゲート構造10、N+型のソー
ス領域111s、及びN+型のドレイン領域111dを
備えている。ゲート構造10は、ゲート絶縁膜8及びゲ
ート電極9を有している。トランジスタ53は、ゲート
構造14及びN+型のソース・ドレイン領域15を備え
ている。ゲート構造14は、ゲート絶縁膜12及びゲー
ト電極13を有している。
【0008】ソース領域111s及びドレイン領域11
1dと、ソース・ドレイン領域15とは、互いに同じ深
さに形成されている。N型不純物導入領域7は、ソース
領域111s、ドレイン領域111d、及びソース・ド
レイン領域15よりも深く形成されている。
【0009】図11〜17は、従来のCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。図11
を参照して、まず、P+型半導体基板1の上面上にP型
エピタキシャル層2を形成する。次に、P型エピタキシ
ャル層2の上面に素子分離絶縁膜5a〜5cを形成す
る。次に、P型エピタキシャル層2の上面内にディープ
Pウェル3を形成する。
【0010】図12を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト100を形成する。次に、
フォトレジスト100を注入マスクに用いてP型不純物
200をイオン注入することにより、ディープPウェル
3の上面内にPウェル4を形成する。その後、フォトレ
ジスト100を除去する。
【0011】図13を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト101を形成する。次に、
フォトレジスト101を注入マスクに用いてN型不純物
201をイオン注入することにより、リセットMOSト
ランジスタ52のしきい値Vthを調整するためのチャ
ネルドープを行う。その後、フォトレジスト101を除
去する。
【0012】図14を参照して、次に、Pウェル4の上
面上にゲート構造10,14を形成する。図15を参照
して、次に、所定の開口パターンを有するフォトレジス
ト102を形成する。次に、フォトレジスト102を注
入マスクに用いてN型不純物202をイオン注入するこ
とにより、N型不純物導入領域7を形成する。その後、
フォトレジスト102を除去する。
【0013】図16を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト103を形成する。次に、
フォトレジスト103及び素子分離絶縁膜5aを注入マ
スクに用いてP型不純物203をイオン注入することに
より、P+型不純物導入領域6を形成する。その後、フ
ォトレジスト103を除去する。
【0014】図17を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト104を形成する。次に、
フォトレジスト104、素子分離絶縁膜5b,5c、及
びゲート構造10,14を注入マスクに用いてN型不純
物204をイオン注入することにより、ソース領域11
1s、ドレイン領域111d、及びソース・ドレイン領
域15を形成する。その後、フォトレジスト103を除
去することにより、図10に示した構造が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リセットM
OSトランジスタ52のゲート電圧とドレイン電圧とが
等しい場合、電源電位VDDは、リセットMOSトラン
ジスタ52のしきい値電圧分だけレベルダウンしてフォ
トダイオード51のカソードに伝わる。そのため、電源
電位VDDとフォトダイオード51のカソード電位との
電位差を低減すべく、リセットMOSトランジスタ52
のしきい値電圧は、ソースフォロアMOSトランジスタ
53aや選択MOSトランジスタ53bのしきい値電圧
よりも低いことが望ましい。そのため、従来の半導体装
置の製造方法では、図13に示した工程で、リセットM
OSトランジスタ52のしきい値電圧を下げるためのチ
ャネルドープが行われている。
【0016】しかしながら、チャネルドープによってリ
セットMOSトランジスタ52のしきい値電圧を下げる
ためには、フォトレジスト101の形成、N型不純物2
01の注入、及びフォトレジスト101の除去という複
数の工程を追加する必要があるため、製造工程数が増大
するという問題がある。
【0017】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、製造工程数の増大を伴うことなく、リ
セットMOSトランジスタのしきい値電圧を他のトラン
ジスタよりも低く設定することが可能な、半導体装置及
びその製造方法を得ることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の半導体装置は、基板と、基板の主面内に形成さ
れたフォトダイオードと、フォトダイオードの電位をリ
セットするためのトランジスタとを備え、フォトダイオ
ードは、主面内に第1深さで形成され、一方電極として
機能する、第1導電型の第1の不純物導入領域と、第1
深さよりも浅い第2深さで主面内に形成され、他方電極
として機能する、第2導電型の第2の不純物導入領域と
を有し、トランジスタは、主面上に形成されたゲート構
造と、いずれも主面内に形成され、ゲート構造の下方の
チャネル形成領域を挟んで互いに対向する、いずれも第
1導電型の第1及び第2のソース・ドレイン領域とを有
し、第1及び第2のソース・ドレイン領域の少なくとも
一方は、第1深さで形成されているものである。
【0019】また、この発明のうち請求項2に記載の半
導体装置は、請求項1に記載の半導体装置であって、第
1及び第2のソース・ドレイン領域の双方が、第1深さ
で形成されていることを特徴とするものである。
【0020】また、この発明のうち請求項3に記載の半
導体装置の製造方法は、フォトダイオードと、フォトダ
イオードの電位をリセットするためのトランジスタとを
備える半導体装置の製造方法であって、(a)基板を準
備する工程と、(b)基板の主面上に、トランジスタの
ゲート構造を形成する工程と、(c)フォトダイオード
の一方電極として機能する第1の不純物導入領域の形成
予定領域の上方、並びに、トランジスタの第1及び第2
のソース・ドレイン領域の形成予定領域の少なくとも一
方の上方が開口したマスク材を形成する工程と、(d)
マスク材を注入マスクに用いて不純物を注入することに
より、いずれも第1導電型の、第1の不純物導入領域
と、第1及び第2のソース・ドレイン領域の少なくとも
一方とを、第1深さで主面内に形成する工程と、(e)
フォトダイオードの他方電極として機能する第2導電型
の第2の不純物導入領域を、第1深さよりも浅い第2深
さで主面内に形成する工程とを備えるものである。
【0021】また、この発明のうち請求項4に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項3に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(c)では、第1及び第2のソ
ース・ドレイン領域形成予定領域の双方の上方が開口し
たマスク材が形成され、工程(d)では、第1及び第2
のソース・ドレイン領域の双方が第1深さで形成される
ことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るCMO
Sイメージセンサの1画素の回路図は、図9に示した回
路図と同様である。即ち、本発明の実施の形態に係るC
MOSイメージセンサの1画素は、図9に示した接続関
係で相互に接続されたフォトダイオード51、リセット
MOSトランジスタ52、ソースフォロアMOSトラン
ジスタ53a、及び選択MOSトランジスタ53bを備
えている。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係るCMO
Sイメージセンサの構造を示す断面図である。但し、図
10と同様に、層間絶縁膜や配線(図9に示した画素リ
セット線300、画素選択線301、画素出力線30
2)等の記載は省略しており、また、ソースフォロアM
OSトランジスタ53a及び選択MOSトランジスタ5
3bを、トランジスタ53として代表して示している。
【0024】シリコンから成るP+型半導体基板1の上
面上には、P型エピタキシャル層2が形成されている。
P型エピタキシャル層2の上面内には、ディープPウェ
ル3が形成されている。ディープPウェル3の上面内に
は、Pウェル4が形成されている。Pウェル4の上面に
は、LOCOS型の素子分離絶縁膜5a〜5cが形成さ
れている。素子分離絶縁膜5a〜5cの材質はシリコン
酸化膜である。素子分離絶縁膜5aと素子分離絶縁膜5
bとによって規定される素子形成領域内には、フォトダ
イオード51及びリセットMOSトランジスタ52が、
互いに隣接して形成されている。素子分離絶縁膜5bと
素子分離絶縁膜5cとによって規定される素子形成領域
内には、トランジスタ53が形成されている。
【0025】フォトダイオード51は、ディープPウェ
ル3の上面内に比較的深く形成されたN型不純物導入領
域7と、N型不純物導入領域7の上面内に比較的浅く形
成されたP+型不純物導入領域6とを備えている。以
下、ディープPウェル3の上面からN型不純物導入領域
7及びP+型不純物導入領域6の各底面までの深さを、
それぞれ「第1深さ」及び「第2深さ」と称する。
【0026】リセットMOSトランジスタ52は、Pウ
ェル4の上面上に形成されたゲート構造10と、Pウェ
ル4の上面内に形成されたN型不純物導入領域20と、
N型不純物導入領域20の上面内に形成されたN+型不
純物導入領域11dと、ゲート構造10の下方のチャネ
ル形成領域を挟んでN+型不純物導入領域11dに対向
するN+型不純物導入領域11sとを備えている。ゲー
ト構造10は、シリコン酸化膜等から成るゲート絶縁膜
8と、ポリシリコン膜等から成るゲート電極9とがこの
順に積層された構造を有している。N+型不純物導入領
域11sは、N型不純物導入領域7に接触している。P
ウェル4の上面からN+型不純物導入領域11s及びN+
型不純物導入領域11dの各底面までの深さは、上記第
1深さよりも浅く、上記第2深さよりも深い。Pウェル
4の上面からN型不純物導入領域20の底面までの深さ
は、上記第1深さである。N+型不純物導入領域11s
は、リセットMOSトランジスタ52のソース領域とし
て機能する。また、N型不純物導入領域20及びN+
不純物導入領域11dは、リセットMOSトランジスタ
52のドレイン領域として機能する。
【0027】トランジスタ53は、Pウェル4の上面上
に形成されたゲート構造14と、ゲート構造14の下方
のチャネル形成領域を挟んで互いに対向する、いずれも
+型のソース・ドレイン領域15を備えている。ゲー
ト構造14は、シリコン酸化膜等から成るゲート絶縁膜
12と、ポリシリコン膜等から成るゲート電極13とが
この順に積層された構造を有している。Pウェル4の上
面からソース・ドレイン領域15の底面までの深さは、
+型不純物導入領域11s,11dの深さに等しい。
【0028】図2〜6は、本発明の実施の形態に係るC
MOSイメージセンサの製造方法を工程順に示す断面図
である。まず、図11,12に示した従来と同様の方法
によって、図2に示す構造を得る。次に、図13に示し
たチャネルドープを実行することなく、図3を参照し
て、Pウェル4の上面上にゲート構造10,14を形成
する。
【0029】図4を参照して、次に、写真製版法によっ
て、所定の開口パターンを有するフォトレジスト102
(図4における符号102a〜102c)を形成する。
フォトレジスト102においては、N型不純物導入領域
7の形成予定領域の上方に開口部150が設けられてお
り、N型不純物導入領域20の形成予定領域の上方に開
口部151が設けられている。開口部151内には、ゲ
ート構造10の一部及び素子分離絶縁膜5bの一部が露
出している。次に、フォトレジスト102a〜102
c、ゲート構造10、及び素子分離絶縁膜5bを注入マ
スクに用いて、リン等のN型不純物202を、エネルギ
ーが100〜500keV、ドーズ量が1E12〜1E
14ions/cm2の注入条件でイオン注入する。これに
より、上記第1深さのN型不純物導入領域7,20が形
成される。なお、Pウェル4内に注入されたN型不純物
202は、熱処理によって熱拡散され、電気的に活性化
される。その後、フォトレジスト102a〜102cを
除去する。
【0030】図5を参照して、次に、写真製版法によっ
て、所定の開口パターンを有するフォトレジスト103
を形成する。フォトレジスト103においては、P+
不純物導入領域6の形成予定領域の上方に開口部が設け
られている。この開口部内には、素子分離絶縁膜5aの
一部が露出している。次に、フォトレジスト103及び
素子分離絶縁膜5aを注入マスクに用いて、ボロン等の
P型不純物203を、エネルギーが5〜40keV、ド
ーズ量が1E12〜5E14ions/cm2の注入条件で
イオン注入する。これにより、上記第2深さのP+型不
純物導入領域6が形成される。その後、フォトレジスト
103を除去する。
【0031】図6を参照して、次に、所定の開口パター
ンを有するフォトレジスト104を形成する。次に、フ
ォトレジスト104、ゲート構造10,14、及び素子
分離絶縁膜5b,5cを注入マスクに用いてN型不純物
204をイオン注入することにより、N+型不純物導入
領域11s,11d及びソース・ドレイン領域15を形
成する。その後、フォトレジスト103を除去すること
により、図1に示した構造が得られる。
【0032】図6に示した工程において、(A)比較的
低濃度のN型不純物の注入工程、(B)ゲート構造1
0,14の側面のサイドウォールの形成工程、及び
(C)比較的高濃度のN型不純物の導入工程、をこの順
に行うことにより、LDD構造を有するリセットMOS
トランジスタ52及びトランジスタ53を形成してもよ
い。また、上記工程(A)のみを行ってもよい。
【0033】図7,8は、本発明の実施の形態に係るC
MOSイメージセンサの製造方法の変形例を工程順に示
す断面図である。以上の説明では、図4に示した工程に
おいて、N+型不純物導入領域11sの形成予定領域の
上方にフォトレジスト102bが形成されていたが、図
7に示すように、このフォトレジスト102bは形成し
なくてもよい。この場合、図4に示したN型不純物導入
領域7の代わりに、図7に示すN型不純物導入領域21
が形成される。N型不純物導入領域20とN型不純物導
入領域21とは、チャネル形成領域を挟んで互いに対向
している。
【0034】図1に対応する図8において、N+型不純
物導入領域11sは、N型不純物導入領域21の上面内
に形成されている。図8に示した半導体装置において
は、N +型不純物導入領域11sと、N+型不純物導入領
域11sの下方に形成されている部分のN型不純物導入
領域21とが、リセットMOSトランジスタ52のソー
ス領域として機能する。なお、N型不純物導入領域21
が形成されている場合は、N型不純物導入領域20は必
ずしも形成されていなくてもよい。即ち、ドレイン側の
N型不純物導入領域20及びソース側のN型不純物導入
領域21の、少なくとも一方が形成されていればよい。
【0035】このように本発明の実施の形態に係る半導
体装置の製造方法によれば、リセットMOSトランジス
タ52のソース領域及びドレイン領域の少なくとも一方
に、N+型不純物導入領域11s,11dよりも深いN
型不純物導入領域20,21が形成される。一般的に、
基板内に不純物を深く注入した場合は、浅く注入した場
合よりも、その後の熱処理によって不純物が大きく熱拡
散する。従って、本発明の実施の形態に係る半導体装置
において、リセットMOSトランジスタ52は、その他
のトランジスタ53よりも実効ゲート長が短くなって、
みかけ上、しきい値電圧が低下する。
【0036】しかも、N型不純物導入領域20,21
は、N型不純物導入領域7を形成する工程と同一の工程
によって形成される。そのため、チャネルドープによっ
てリセットMOSトランジスタ52のしきい値電圧を低
下させる場合とは異なり、製造工程数が増大することも
ない。
【0037】また、図8に示した半導体装置では、リセ
ットMOSトランジスタ52のドレイン領域及びソース
領域の双方に、N型不純物導入領域20,21が形成さ
れている。そのため、図1に示した半導体装置と比較す
ると、リセットMOSトランジスタ52のしきい値電圧
を低下させる効果も大きい。
【0038】なお、以上の説明においてN型とP型を全
て入れ替えた場合であっても、上記と同様の効果が得ら
れることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、第1及び第2のソース・ドレイン領域の少なくと
も一方は、フォトダイオードの第1の不純物導入領域と
同様、比較的深い第1深さで形成されている。そのた
め、トランジスタの実効ゲート長が短くなって、しきい
値電圧を低下させることができる。
【0040】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、第1及び第2のソース・ドレイン領域の双方
が第1深さで形成されているため、トランジスタのしき
い値電圧を低下させる効果が高まる。
【0041】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、第1及び第2のソース・ドレイン領域の少な
くとも一方は、フォトダイオードの第1の不純物導入領
域と同様、比較的深い第1深さで形成される。そのた
め、トランジスタの実効ゲート長が短くなって、しきい
値電圧を低下させることができる。
【0042】しかも、第1及び第2のソース・ドレイン
領域の少なくとも一方は、第1の不純物導入領域を形成
する工程と同一の工程によって形成される。そのため、
チャネルドープによってトランジスタのしきい値電圧を
低下させる場合とは異なり、製造工程数が増大すること
もない。
【0043】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、第1及び第2のソース・ドレイン領域の双方
が第1深さで形成されるため、トランジスタのしきい値
電圧を低下させる効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法の変形例を工程順に示す断面図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法の変形例を工程順に示す断面図であ
る。
【図9】 従来のCMOSイメージセンサの1画素の構
成を示す回路図である。
【図10】 従来のCMOSイメージセンサの構造を示
す断面図である。
【図11】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図12】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図13】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図14】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図15】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図16】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図17】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 P+型半導体基板、2 P型エピタキシャル層、3
ディープPウェル、4 Pウェル、6 P+型不純物
導入領域、7,20,21 N型不純物導入領域、1
0,14 ゲート構造、11s,11d N+型不純物
導入領域、102a〜102c フォトレジスト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板の主面内に形成されたフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電位をリセットするためのトラ
    ンジスタとを備え、 前記フォトダイオードは、 前記主面内に第1深さで形成され、一方電極として機能
    する、第1導電型の第1の不純物導入領域と、 前記第1深さよりも浅い第2深さで前記主面内に形成さ
    れ、他方電極として機能する、第2導電型の第2の不純
    物導入領域とを有し、 前記トランジスタは、 前記主面上に形成されたゲート構造と、 いずれも前記主面内に形成され、前記ゲート構造の下方
    のチャネル形成領域を挟んで互いに対向する、いずれも
    前記第1導電型の第1及び第2のソース・ドレイン領域
    とを有し、 前記第1及び第2のソース・ドレイン領域の少なくとも
    一方は、前記第1深さで形成されている、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のソース・ドレイン領
    域の双方が、前記第1深さで形成されている、請求項1
    に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 フォトダイオードと、前記フォトダイオ
    ードの電位をリセットするためのトランジスタとを備え
    る半導体装置の製造方法であって、 (a)基板を準備する工程と、 (b)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート
    構造を形成する工程と、 (c)前記フォトダイオードの一方電極として機能する
    第1の不純物導入領域の形成予定領域の上方、並びに、
    前記トランジスタの第1及び第2のソース・ドレイン領
    域の形成予定領域の少なくとも一方の上方が開口したマ
    スク材を形成する工程と、 (d)前記マスク材を注入マスクに用いて不純物を注入
    することにより、いずれも第1導電型の、前記第1の不
    純物導入領域と、前記第1及び第2のソース・ドレイン
    領域の少なくとも一方とを、第1深さで前記主面内に形
    成する工程と、 (e)前記フォトダイオードの他方電極として機能する
    第2導電型の第2の不純物導入領域を、前記第1深さよ
    りも浅い第2深さで前記主面内に形成する工程とを備え
    る、半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(c)では、前記第1及び第2
    のソース・ドレイン領域形成予定領域の双方の上方が開
    口した前記マスク材が形成され、 前記工程(d)では、前記第1及び第2のソース・ドレ
    イン領域の双方が前記第1深さで形成される、請求項3
    に記載の半導体装置の製造方法。
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