JP2003264292A - シミュレーション方法 - Google Patents
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Abstract
ンジスタに非線形抵抗素子や真性トランジスタとは異な
る特性のトランジスタを結合した薄膜トランジスタのデ
バイスモデルを用いることで、汎用の回路シミュレータ
であってもホットキャリア劣化後の回路動作をシミュレ
ートできるようにしたシミュレーション方法を提供す
る。 【解決手段】ホットキャリア劣化のない真性トランジス
タ(従来のデバイスモデル)のドレイン電極dに非線形
抵抗素子RHを接続し、非線形抵抗素子RHによってホ
ットキャリア注入による非線形抵抗の増加分を模擬す
る。非線形抵抗素子RHとして、ドレインとゲートとを
接続したトランジスタThを用いる。トランジスタTh
のチャネル長、チャネル幅およびしきい値をそれぞれ所
定の値に設定することで、ホットキャリア劣化によるチ
ャネル抵抗の増加分を設定する。
Description
(TFT)及びそれを用いた電子回路、集積回路等のシ
ミュレーション方法に関し、特に、汎用の回路シミュレ
ータであってもホットキャリアによる特性劣化(以下、
ホットキャリア劣化という)後の回路動作をシミュレー
トできるようにしたシミュレーション方法に関する。
FT(低温ポリシリコン薄膜トランジスタ)液晶表示装
置(以下、周辺回路一体型液晶表示装置と記す)の製造
には、低温結晶化技術が不可欠である。現在実用化され
ている代表的な低温結晶化技術は、エキシマレーザを用
いた低温結晶化方法である。エキシマレーザを用いるこ
とにより、良質なSi結晶薄膜が低融点ガラス上に形成
される。
方法について説明する。PECVD(プラズマを利用し
た化学気相成長法)等の薄膜形成法を用いてa−Si
(アモルファスシリコン)出発薄膜をガラス基板上に形
成する。出発膜の耐レーザ性を向上させるために、40
0〜450℃の熱処理でa−Si薄膜中の水素を除去す
る。エキシマレーザの光ビームを用いてa−Si薄膜を
照射し結晶化させる。形成されたポリシリコン薄膜を水
素、水蒸気等の雰囲気中で処理することにより、結晶性
を改善する。
リシリコン半導体薄膜を利用して、画素表示部にスイッ
チングTFTアレイ、周辺回路部に半導体集積回路が形
成されている。周辺回路部は、ゲートバスライン駆動回
路、データバスライン駆動回路等から構成される。一般
的に、データバスライン駆動回路は、動作周波数が数M
Hz〜数十MHzの範囲で、50〜300cm2/Vs
の電界効果移動度および適切なしきい値電圧Vthを有
する高性能TFTを用いて構成される。ゲートバスライ
ン駆動回路及び画素表示部では、電界効果移動度に対す
る要求はそれほど厳しくなく、例えば20cm2/Vs
以上であればよい。
いて説明する。先ず、超高精細パネル化について説明す
る。マルチメディアとモバイル技術の進歩やインターネ
ットの普及によって、大量情報を閲覧・処理することが
日常必要なことになってきた。このため、マン・マシン
インタフェースとしての液晶表示装置に対して、超高精
細表示機能の仕様要求が高まっている。例えば、インタ
ーネットのホームページのマルチ画面表示、マルチタス
ク処理、CAD設計等の応用分野では、200dpi以
上の解像度を有する大型高精細表示装置が必要とされ、
また、モバイル用に小型超高精細液晶表示装置が必要と
される。
体回路について説明する。低温ポリシリコン一体化パネ
ルにおいて、周辺回路部に高性能の大規模半導体集積回
路を設けることによって、インテリジェントパネルやシ
ートコンピュータを実現する技術動向が見られるように
なった。例えば、デジタルドライバ、データ処理回路、
メモリアレイ、インタフェース回路、さらにはCPUを
液晶パネルに内蔵することも有り得る。
シミュレーションについて説明する。半導体分野におい
て普及している回路シミュレータSPICEの構成を図
25に示す。SPICEは、Simulation P
rogram with Integrated Ci
rcuit Emphasisの頭文字をとったもの
で、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)で開発
された回路解析プログラムである。
シミュレーションを行う元になる回路図を作成するプロ
グラムである。シミュレータSPICEはシミュレータ
本体で、回路データ(ネットリスト)や、部品(デバイ
ス等)のデータ(モデルパラメータ)、あるいはシミュ
レーション命令をアスキーファイルで入力し、シミュレ
ーションを行うプログラムである。波形表示Probe
は、シミュレーション結果をグラフにして表示するプロ
グラムである。
流れで行われる。(1)回路図エディタSchemat
icsで回路を設計する(回路図を描く)。(2)シミ
ュレーション設定Schematicsでシミュレーシ
ョンの内容、デバイスモデルのパラメータを設定する。
(3)シミュレータSPICEでシミュレーションを行
う。(4)波形表示Probeで結果をグラフに表示す
る。(5)結果が予定と違っていた場合は、(1)に戻
り回路の設計をやり直す。
た電界効果トランジスタであり、MOS型トランジスタ
ファミリの一員である。しかし、単結晶Siを用いたM
OSトランジスタと比べて、p−SiTFTは結晶粒界
を有する多結晶薄膜Siを用いること及び薄膜トランジ
スタが特殊な構造を有すること等により、従来のSPI
CEに使われている単結晶半導体MOSトランジスタの
デバイスモデルをp−SiTFTに応用することができ
ない。
能なp−SiTFTのデバイスモデルが開発された。例
えば、米国SILVACO社が開発したシミュレータS
martSpiceの中に複数のTFTモデル(RPI
のa−Si、poly−Siモデル、Leroux a
−Siモデル、Berkeley poly−Siモデ
ル)が用意されている。
ルを用いて回路シミュレーションを行うと、実測したデ
ータと比べると良く合わないケースが出てくる。その理
由として、次の2つがあげられる。(1)モデルのデバ
イス構造と実デバイス構造の違いがある。この問題点に
関しては、高度のパラメータ抽出ツールを用いて実測よ
りデバイスパラメータを丁寧に抽出し、モデルに反映す
ればある程度は解決可能である。(2)N型TFTのホ
ットキャリア(主にホット電子)劣化により、TFTの
実特性がモデルで示される理想値よりずれてしまう。こ
の問題点に関しては、パラメータ抽出の精度を改善する
だけで解決することはできない。
化について説明する。図26は低温ポリシリコン薄膜ト
ランジスタ(p−SiTFT)のデバイス構造を説明す
る図である。低温ポリシリコン薄膜トランジスタ(p−
SiTFT)100には、絶縁性基板101上に、チャ
ネル領域102とライトドープのn-(LDD)領域1
03とヘビードープの(HDD)n+領域104とから
なるp−Si薄膜105が形成されている。p−Si薄
膜105上にゲート絶縁膜106が形成されている。ゲ
ート絶縁膜106の上にゲート電極107が形成されて
いる。ゲート電極107上には層間絶縁膜108が形成
されている。層間絶縁膜108上にはソース電極109
とドレイン電極110が形成されている。ソース電極1
09とドレイン電極110とは各コンタクトホール11
1、111を介して各N+半導体膜(n+領域)104、
104にそれぞれオーミック接続されている。
ドレイン近傍に電界強度の強い空乏層112が形成され
る。このため、空乏層112を通過する電子が加速され
て高いエネルギーをもつ帯電粒子(ホットキャリア)に
なり、さらに一部のホットキャリアがゲート絶縁膜10
6に注入されてトラップ準位に捕獲されて捕獲電子11
3になる。
明するMOS構造のエネルギーバンド図である。MOS
構造のバンド構造は、Efm(メタルのフェルミ準位)
を有する金属と、エネルギーギャップが大きい絶縁膜
(膜厚Tox)と、フェルミ準位Efと伝導帯Ecと価
電子帯Evとを有する半導体とから構成されている。半
導体側から絶縁膜への電子注入は、トンネル注入と高エ
ネルギー注入(ホットキャリア注入)に大別される。ト
ンネル注入は絶縁膜に印加される電界が非常に強い場合
に発生する。高エネルギー注入は、前述のように、横電
界(電流が流れる方向)の強いドレイン空乏層近傍で発
生する。トンネル注入又は高エネルギー注入により絶縁
膜中に入った電子が一定の確率でトラップ準位に捕獲さ
れてゲート絶縁膜の固定電荷になる。
ホットキャリア劣化問題について説明する。 (1)p−SiTFT液晶パネルの周辺回路(ゲートド
ライバとデータドライバ)に使われる薄膜トランジスタ
の動作電圧はかなり高い。これは、液晶セルにDC(直
流)電圧を印加すると液晶材料が劣化してしまうため、
液晶の交流駆動法が採用されていることに起因する。す
なわち、正極性と負極性の表示信号が交互に液晶セルに
印加される。このため、表示信号の振幅が液晶駆動電圧
の2倍になる。例えば、黒表示から白表示までの液晶駆
動電圧範囲が5V(ボルト)の液晶表示装置の場合、表
示信号の振幅は10Vになる。
場合、画素TFTが液晶セルと直列に接続され、画素T
FTのオン状態で表示信号(電圧)を液晶セルに書き込
んで、画素TFTのオフ状態で書き込んだ表示信号(電
圧)を保持する。画素TFTを確実にオン/オフ状態に
するために、オン電圧マージンとオフ電圧マージンと呼
ばれる動作電圧マージンをとる必要がある。一般的に、
オン電圧マージンは3〜4Vで、オフ電圧マージンは2
〜3Vである。このため、前述の交流駆動の振幅電圧に
オン/オフ電圧マージンを加える必要がある。
示装置の場合、ゲートドライバの電源電圧=10V(信
号振幅)+(3〜4)V(オン電圧マージン)+(2〜
3)V(オフ電圧マージン)=(15〜17)Vにな
る。したがって、ゲートドライバを含む周辺回路のMO
SFETの電源電圧も15〜17Vになる。半導体集積
回路(LSI)の電源電圧2.5〜3.3Vに比べて、
p−SiTFTの動作電源電圧は5〜6倍も高くなって
しまう。電源電圧が高くなると、ドレイン近傍での電界
強度が強くなりホットキャリア注入が発生し易くなる。
い。現在、a−Siをp−Siに結晶化する手法とし
て、エキシマレーザ(パルスレーザ)を用いている。光
パルスの周期が20〜40ns(ナノ秒)と短いため、
p−Siの結晶粒径が1μm(マイクロメートル)以下
と小さく、多くの粒界欠陥が存在している。このため、
空乏層を通過するキャリアがこれらの粒界欠陥により散
乱されてしまう。さらに、結晶粒の結晶方位が異なるた
め、表面凹凸が存在する。これにより、p−Si層とゲ
ート絶縁膜との界面のトラップ準位密度が高い。このた
め、p−SiTFTの性能を示す電界効果移動度μは単
結晶MOSFET(600〜800cm2/Vs)の1
/10〜1/4程度である。
したゲート酸化膜(絶縁膜)中の欠陥が多い。p−Si
TFTのゲート絶縁膜がPECVD法によって300〜
400℃で形成されるため、膜中のトラップ準位密度が
MOSFETの熱酸化膜よりも高い。また、反応ガスと
して、O2+TEOS系、SiH4+N2O系などが使わ
れるため、ゲート絶縁膜中の中性トラップ準位の発生原
因と見られるH2Oが多く存在している。
域を形成するイオンドーピング工程で、高エネルギーを
持つ不純物イオン(P+,PHx +等)がゲート酸化膜を
突き抜けてp−Si層に打ち込まれて酸化膜に損傷を与
える。その後、不純物活性化を行っても欠陥の回復率が
低い。特に、レーザ活性化のみの場合、活性化率並びに
欠陥回復率が低い。また、イオンドーピングの際、H+
イオンが大量に酸化膜に入って、膜中のH2Oの増加の
原因となる。
ットキャリアによる特性劣化が無視できない問題となっ
ている。現状では、回路設計、特性解析、信頼性評価と
寿命予測の際、p−SiTFTのホットキャリアを考慮
しなくてはならない。
化によるTFT素子の特性劣化の具体例を図28および
図29を参照して説明する。図28はホットキャリア注
入によるID−VG特性およびμ−VG特性の劣化例を
示すグラフである。図28(a)はドレイン電圧VDを
1V(ボルト)に固定した場合のnチャネルTFTの線
形領域のドレイン電流−ゲート電圧特性(ID−VG特
性)を示す。図28(b)はドレイン電圧VDを1V
(ボルト)に固定した場合のnチャネルTFTの電界効
果移動度−ゲート電圧特性(μ−VG特性)を示す。図
28(a)および図28(b)では、ストレス前の特性
を実線で示し、ストレス後の特性を破線で示している。
ると(加速試験を行うと)、ストレス前の初期特性に対
してストレス後は、図28(a)に示すようにオン電流
がΔIon減少し、図28(b)に示すように電界効果
移動度がΔμ減少する。ここで、ストレス(加速試験)
の条件として、DCストレスとACストレスとがある
が、ACストレスよりもDCストレスによる特性劣化が
激しい。ストレス条件によって、オン電流Ionと電界
効果移動度μの劣化程度が異なるが、ストレスが軽いと
きは初期特性に対して数%の特性劣化、ストレスがきつ
いときは初期特性に対して数十%の特性劣化となる。な
お、加速試験によりオフ電流Ioffも劣化するが、使
用上の悪影響は少ないのでここでは議論しないことにす
る。
VD特性およびRD−VD特性の劣化例を示すグラフで
ある。図29(a)はゲート電圧VGを10Vに固定し
た場合のnチャネルTFTのドレイン電流−ドレイン電
圧特性(ID−VD特性)を示すグラフ、図29(b)
はゲート電圧VGを10Vに固定した場合のnチャネル
TFTのオン抵抗−ドレイン電圧特性(RD−VD特
性)を示すグラフである。図29(a)および図29
(b)では、ストレス前の特性を実線で示し、ストレス
後の特性を破線で示している。
験)を印加すると、ストレス前の初期特性に対してスト
レス後は、図29(a)に示すようにオン電流Ionは
ΔIon減少し、図29(b)に示すようにオン抵抗R
DがΔRD増加する。ホットキャリア劣化の程度がドレ
イン電圧VDに依存しており、ドレイン電圧VDが小さ
い線形領域において劣化(オン電流Ionの減少ΔIo
nおよびオン抵抗RDの増加ΔRD)が激しく、ドレイ
ン電圧VDが大きい飽和領域において劣化の度合が軽
い。ここで、ホットキャリア劣化のあるID−VD特性
の特徴として、ドレイン電流IDはドレイン電圧VDの
増加に対して飽和しなくなり、ドレイン電流IDが流れ
るにはΔVD以上のドレイン電圧VDを印加しなくては
ならない。ここで、ΔVDを“劣化オフセット電圧”と
呼ぶことにする。
Sインバータの出力−入力(Vo−Vin特性)の劣化
例を示す図であり、図30(a)はCMOSインバータ
の等価回路図、図30(b)はCMOSインバータの簡
略化回路図、図30(c)はCMOSインバータの出力
−入力特性を示すグラフである。図30(b)はp−c
h(pチャネル)TFTを可変抵抗Rdpで、n−ch
(nチャネル)TFTを可変抵抗Rdnで置き換えたも
のである。
する(加速試験を行う)と、ストレス前の初期特性に対
してストレス後は、出力電圧Voが低電位側(論理レベ
ルの0側すなわちLow側)で上昇する。例えば、スト
レス後では、出力電圧Voが0.1VDDからΔVoL
程度上昇してしまう。出力電圧Voが上昇する原因は、
ホットキャリア劣化によるオン抵抗値Rdnの増大にあ
る。出力電圧Voは、pチャネル(p−ch)TFTと
nチャネル(n−ch)TFTとの抵抗比で決められ
る。図30(b)に示すように、pチャネルTFTの抵
抗値をRdpとし、nチャネルTFTの抵抗値をRdn
とすれば、出力電圧Voは式1で表される。 Vo=VDD{1/(1+Rdp/Rdn)} ・・・ (式1) RdpがRdnに対して充分に大きな値である場合、出
力電圧VoはVDD(Rdn/Rdp)で近似できる。
この式からnチャネルTFTが劣化した場合、オン電流
減少によってチャネル抵抗Rdnが増加するので、出力
抵抗比(Rdn/Rdp)が大きな値となり、出力電圧
Voが上昇することが分かる。
ト絶縁膜中にホットキャリアが注入されると、TFTの
オン電流Ionが減少し、オン抵抗RDが増加する。こ
れにより、n−chTFTの駆動能力が低下し、信号遅
延時間が長くなり最高動作周波数が低下してしまう。ま
た、CMOSインバータの場合、“LOW”出力レベル
が上昇することにより、ロジック動作の電圧保証マージ
ンが小さくなり、誤動作が発生してしまう。
リシリコンn−chTFTの諸特性は、シミュレーショ
ン・ツール(SPICE等)の理想デバイスモデルの特
性からずれてしまっているので、シミュレーション・ツ
ールのデバイスモデルを用いて回路動作を正確に解析
(シミュレーション)するのは困難である。
を考慮して各種のシミュレーションを行う技術が下記に
示すように種々提案されている。
トランジスタのホットキャリア劣化率を予測する数式中
の指数nのストレス依存性を求めることで、DCストレ
スのみならずACストレスの下においても高い精度でホ
ットキャリア劣化をシミュレートする方法が記載されて
いる。
SFETのホットキャリアによる損傷分布を抽出する半
導体デバイスの特性劣化のパラメータ抽出方法が記載さ
れている。このパラメータ抽出方法は、仮想上のデバイ
スの構造についてのデータを初期値として入力し、デバ
イスの損傷の分布のデータを追加初期値として入力して
所定のデバイスシミュレータによって演算した劣化後の
仮想デバイスの電気特性と、前記デバイスの構造と同等
の実際のデバイスを作成し、所定のストレス状態を印加
した後、測定した実際のデバイスの電気特性とを比較す
る。比較結果が一致しない場合には、追加初期値を変更
してデバイスシミュレータによって劣化後の仮想デバイ
スの電気特性を再度演算し、比較工程で両者の電気特性
がほぼ一致する場合は、当該追加初期値の損傷の分布を
特性劣化のパラメータとして抽出し、一致するまで追加
初期値を変更してデバイスシミュレーションの工程を繰
り返す。
い試行錯誤の回数で効率的に回路の信頼性設計を可能に
し、半導体集積回路の集積密度の低下や動作速度の低下
を伴うことなく所定の基準以下の遅延時間劣化量を達成
できるようにした半導体集積回路の信頼性設計方法が記
載されている。この信頼性設計方法は、シミュレーショ
ンによって半導体集積回路の遅延時間劣化量を求める第
1ステップと、このシミュレーションにより得た遅延時
間劣化量と所定の基準値とを比較する第2ステップと、
遅延時間劣化量が基準値を超えるときシミュレーション
によって半導体集積回路中の各トランジスタを個別に劣
化させ各トランジスタ劣化による個別遅延時間劣化量を
求める第3ステップと、個別遅延時間劣化量の大きなト
ランジスタに対してホットキャリア対策を実施する第4
ステップを含む。第2ステップの比較の結果、遅延時間
劣化量が基準値以下となるまで、第3→第4→第1→第
2ステップを順に繰り返す。
向ホットキャリア・ストレスが印加されるMOSFET
を含む回路に対しても劣化後の回路動作のシミュレーシ
ョンができる半導体集積回路の信頼性シミュレーション
方法が記載されている。この信頼性シミュレーション方
法は、MOSFETに対し基板電流またはゲート電流最
大時にソースとドレインのいずれの端子が高電圧かに基
づき、ホットキャリア・ストレスの方向を判断する。M
OSFETが順方向または逆方向となる期間にシミュレ
ーション時間を分割し、各期間において劣化後順方向ま
たは逆方法のSPICEパラメータ・テーブルを参照し
て劣化後SPICEパラメータを生成し、劣化後SPI
CEパラメータを用いて劣化後動作波形を計算する。
ICにおけるホットキャリア効果を回路レベルでシミュ
レートする方法が記載されている。このシミュレーショ
ン方法は、ICセルのデータから、各セルの遅延データ
を有するホットキャリアタイミングライブライを生成す
る。このホットキャリアタイミングライブライを用い
て、スケールされた劣化後タイミングデータを生成す
る。そして、この劣化後タイミングデータを用いて、論
理シミュレータやタイミングアナライザによってICの
動作をシミュレーションする。劣化後タイミングデータ
は、セル遅延データと各セルの時間毎のスイッチング頻
度に基づいて生成される。
双方向ホットキャリア・ストレスが印加されるMOSト
ランジスタを含む回路において、劣化後の回路動作への
しきい値の劣化の影響を高精度でシミュレートできるシ
ミュレーション方法が記載されている。ドレイン電流お
よびしきい値電流劣化をシミュレートするための回路シ
ミュレータに入力する回路記述データにおいて、ホット
キャリア劣化前のMOSトランジスタのゲート電極とゲ
ート電極に接続された接続点の間に、しきい値電圧劣化
ΔVthの電圧を出力する可変電圧源を追加すること
で、劣化後の特性をシミュレートする。双方向ストレス
後のしきい値電圧劣化ΔVthをMOSトランジスタの
ドレイン端劣化によるしきい値電圧劣化(ΔVth)D
とソース端劣化によるしきい値電圧劣化(ΔVth)S
の和により表す。
頼性シミュレーションモデルとして、フィッティング誤
差やAC固有のホットキャリア劣化による寿命の誤差の
ないモデルを作成するようにした信頼性シミュレーショ
ン方法が記載されている。基板電流モデル、ゲート電流
モデルなどによる実験と、シミュレーションのモデル式
の作成とを行った後、DCストレス印加実験を行い、実
験データに基づいてホットキャリア寿命パラメータであ
るH,mを補正する。この処理により、モデル式のフィ
ッティング誤差はキャンセルされる。次に、リングオシ
レータにストレス印加実験を行って、リングオシレータ
の寿命と電圧加速係数とを求め、実験データの電圧加速
係数に合せて、m,Hを順次補正して、この補正に応じ
てモデル式を修正する。この処理により、AC固有のホ
ットキャリア劣化によるモデル式の誤差はキャンセルさ
れる。これにより、同一プロセスで作製された組み合わ
せ論理回路などに対し、高いシミュレーション精度が得
られる。
ホットキャリアによる劣化を計算するパラメータを持つ
遅延ライブラリを用いて、セル単位による論理製品設計
の信頼度に関する最適化に好適な半導体装置の設計方法
が記載されている。この半導体装置の設計方法を適用し
た設計システムは、時間のかかる詳細シミュレーション
部と、急速な製品全体シミュレーション部とからなる。
急速な製品全体シミュレーション部の遅延ライブラリ
に、ホットキャリア劣化計算(劣化=Actn)のため
に2つの新たなパラメータAcとnと加える。nは時間
依存性の勾配で、回路構成とセルの受けるバイアス電圧
に依存し、Acは回路構成とセルの受けるバイアス電圧
に依存する。これにより、設計の最適化を実行するに当
り、時間のかかる詳細シミュレーション部に横断するこ
となく、急速な製品全体シミュレーション部で実行可能
となる。
各種公報に記載された各技術は、ホットキャリア劣化を
シミュレーションするために専用のシステムやプログラ
ムを新たに用意する必要がある。そこで、例えばSPI
CE等の既存のシミュレータを用いてホットキャリア劣
化を考慮した回路シミュレーション、特性解析、寿命予
測を行うことが望まれていた。
なされたもので、既存の汎用回路シミュレータを用い
て、ホットキャリアによる特性変化を含めた回路シミュ
レーションが行えるシミュレーション方法を提供するこ
とを目的とする。
上に形成された薄膜トランジスタのデバイスモデルを、
ホットキャリア劣化のない真性トランジスタと、前記真
性トランジスタのドレイン電極に直列接続された非線形
抵抗素子とから構成し、前記薄膜トランジスタのデバイ
スモデルを用いて回路シミュレーションを行うことを特
徴とするシミュレーション方法によって達成される。
ち、本発明の原理について説明する。本発明によるシミ
ュレーション方法は、ホットキャリア劣化のない真性薄
膜トランジスタのデバイスモデルにホットキャリア劣化
に伴う特性変化分を補正するための素子を結合した薄膜
トランジスタのデバイスモデルを用いることで、例えば
SPICE等の汎用の回路シミュレータを用いて、ホッ
トキャリアによる特性変化を含めた回路シミュレーショ
ンを行える点に特徴を有している。このために、絶縁性
基板上に形成された薄膜トランジスタのデバイスモデル
を、ホットキャリア劣化のない真性トランジスタとこの
真性トランジスタのドレイン電極に直列接続された非線
形抵抗素子とから構成する。この真性トランジスタと非
線形抵抗素子とからなる薄膜トランジスタのデバイスモ
デルを用いて回路シミュレーションを行うことを特徴と
する。
タ(従来のデバイスモデル)のドレイン電極に非線形抵
抗素子を接続し、この非線形抵抗素子によってホットキ
ャリア注入による非線形抵抗の増加分を模擬することに
よって、薄膜トランジスタをより正確にモデリングする
ことができる。これにより、ホットキャリアに伴う特性
変化を含めた回路シミュレーションを行うことができ
る。
用いることができる。真性トランジスタのドレイン電極
に直列接続するダイオードの個数を設定することで、ホ
ットキャリア劣化によるチャネル抵抗の増加分を設定す
ることができる。
ドレイン電極とを短絡させたトランジスタを用いること
ができる。このトランジスタのチャネル長、チャネル幅
およびしきい値をそれぞれ所定の値に設定することで、
ホットキャリア劣化によるチャネル抵抗の増加分を設定
することができる。
しては、絶縁性基板上に形成された薄膜トランジスタの
デバイスモデルを、ホットキャリア劣化のない真性トラ
ンジスタと、この真性トランジスタのソース電極および
ドレイン電極と並列に接続されたホットキャリア劣化の
あるトランジスタとから構成する。この真性トランジス
タとホットキャリア劣化のあるトランジスタとからなる
薄膜トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シミュ
レーションを行うことを特徴とする。
スタは複数のトランジスタを組み合わせて構成してもよ
い。複数のトランジスタを組み合わせることで、ホット
キャリア劣化特性を精度良く模擬できる。
レーション方法について図1乃至図24を用いて説明す
る。図1は本実施の形態によるシミュレーション方法に
用いる薄膜トランジスタの補正モデルを示す図であり、
図1(a)は非線形抵抗補正モデルを示す図、図1
(b)はダイオード補正モデルを示す図、図1(c)は
マルチダイオード補正モデルを示す図である。
明するものであり、図1(a)に示す薄膜トランジスタ
の非線形抵抗補正モデルは、ソース電極s、ゲート電極
gおよびドレイン電極dを有する真性トランジスタTの
モデル(従来の薄膜トランジスタモデル)のドレイン電
極に非線形抵抗Rhを接続してある。この非線形抵抗R
hによって、ホットキャリア注入により増加したチャネ
ル抵抗値を表す。この薄膜トランジスタの非線形補正モ
デルは、ソース電極S、ゲート電極Gおよびドレイン電
極Dの3つの外部端子を有する。
は、真性トランジスタモデルTのドレイン電極dに、非
線形抵抗として補正ダイオードDhを接続したものであ
る。ドレイン電極dに補正ダイオードDhを接続するこ
とで、ホットキャリア注入により増加したチャネル抵抗
値を表す。この補正ダイオードDhの抵抗値は、ドレイ
ン電圧VD(即ち、素子上印加電圧)に依存して変化す
る。また、補正したトランジスタは、ソース電極S、ゲ
ート電極Gおよびドレイン電極Dの3つの外部端子を有
する。図1(c)に示すマルチダイオード補正モデル
は、真性トランジスタTのドレイン電極dに、2個の補
正ダイオードDh1、Dh2を直列に接続したものであ
る。
モデルの原理を示す図であり、図2(a)は単結晶ダイ
オードのIF−VF特性を示すグラフ、図2(b)は補
正ダイオードで補正した薄膜トランジスタのID−VD
特性を示すグラフである。図2(a)において、曲線A
はしきい値電圧VTを有するシングルダイオードの特性
を示し、曲線Bはしきい値電圧2VTを有するダブルダ
イオードの特性を示す。
のしきい値電圧により、シングルダイオードで補正した
ID−VD曲線AAは正方向へ約VTシフトしており、
ダブルダイオードで補正したID−VD曲線BBは正方
向へ約2VTシフトしている。また、オン電流の減少量
ΔIonは線形領域ほど大きい(VDが小さいほど大き
い)。
合、ホットキャリア劣化による“オフセット電圧ΔV
D”をダイオードのしきい値VTで表現できる。即ち、
ID−VD特性のシフト度合(ΔVD)を補正ダイオー
ドの数で設定できる。また、ホットキャリア劣化による
オン電流の減少ΔIDをダイオードのトータルオン抵抗
(即ち、IF−VF特性曲線の微分値)で表すことがで
きる。補正ダイオードの寸法パラメータと他の構造/物
理パラメータ等を調整することにより、補正ダイオード
の抵抗値を簡単に調整できる。
イオードのモデルが存在しないので、単結晶のダイオー
ドモデルを使用することになる。したがって、図1
(a)および図1(b)に示したダイオード補正モデル
を使用する場合、ストレス試験でTFTの劣化特性を実
測し、モデルとフィッティグする必要がある。
トランジスタ補正モデルを示す図であり、図3(a)は
ダイオード接続トランジスタ補正モデルの基本構成(非
線形抵抗補正モデル)を示す図、図3(b)はダイオー
ド接続トランジスタ補正モデルの具体例を示す図であ
る。
ゲート電極gおよびドレイン電極dを有する真性トラン
ジスタTのドレイン電極dに、非線形抵抗Rhとしてゲ
ート電極gとドレイン電極dとを短絡させた補正トラン
ジスタThを接続することによって、ホットキャリア注
入により増加したチャネル抵抗値(非線形抵抗)を表
す。この補正トランジスタThの非線形抵抗値は外部ド
レイン電圧VD(即ち、補正トランジスタThのソース
sとドレインd間の印加電圧Vds)に依存し変化す
る。真性トランジスタTと補正トランジスタThとから
なる補正モデル(補正されたトランジスタ)は、ソース
電極S、ゲート電極Gおよびドレイン電極Dの3つの外
部端子を有する。ここで、真性トランジスタTのチャネ
ル幅W1と補正トランジスタThのチャネル幅Whは同
一とする(W1=Wh)。また、真性トランジスタTの
チャネル長L1と補正トランジスタThのチャネル長L
hとの和が所定の長さL(L=L1+Lh)となるよう
にする。なお、補正トランジスタThのデバイスモデル
は、真性トランジスタTのデバイスモデルを使用するこ
とが望ましい。
トランジスタ補正モデルの補正原理を示す図であり、図
4(a)はダイオード接続されたトランジスタ(補正ト
ランジスタ)のID−VD特性を示すグラフ、図4
(b)は補正された薄膜トランジスタ(真性トランジス
タTと補正トランジスタThとからなるトランジスタ)
のID−VD特性を示すグラフである。
それぞれしきい値電圧Vth(またはオン電流Ion)
が異なった補正特性を示す。曲線Aよりも曲線Bの方が
劣化の大きい薄膜トランジスタを表現できる。図4
(b)に示すように、オン電流の減少IonおよびID
−VD曲線のオフセット電圧ΔVDが、ダイオード接続
トランジスタ補正モデルによって反映される。ID−V
D曲線AAよりもID−VD曲線BBの方がホットキャ
リア劣化(ΔVDとΔIon)が大きい。補正トランジ
スタThの寸法パラメータおよびしきい値Vthを調整
することによって、ホットキャリア劣化のあった薄膜ト
ランジスタのID−VD特性(劣化後のID−VD特
性)を表すことができる。
h比で表し、Lhを0〜L(真性トランジスタのチャネ
ル長)の範囲内で選択する。Lhが大きければトランジ
スタの劣化が大きい。補正トランジスタThチャネル長
Lhの物理的意味として、ホットキャリア注入領域のL
方向の長さを示す。劣化が軽いとき、ホットキャリアの
トラップ領域がドレイン空乏層近傍に留まるが、劣化が
激しいとき、特に高いドレイン電圧による劣化の場合、
ホットキャリアトラップ領域がソース領域側にシフトし
ホットキャリアトラップ領域の長さが広がる。
ルを示す図であり、図5(a)はシングルパス複合型補
正モデルを示す図、図5(b)はマルチパス複合型補正
モデルを示す図である。このモデルの基本的考え方とし
て、一つの薄膜トランジスタ(チャネル幅W方向)を並
列した劣化のない部分と劣化のある部分とに分けて、劣
化のない部分を従来のトランジスタモデルで表現し、劣
化のあるトランジスタを図3および図4に示したダイオ
ード接続トランジスタ補正モデルで表す。
モデルの場合、破線aで囲まれたトランジスタT1は劣
化のない真性トランジスタであり、破線bで囲まれたト
ランジスタは劣化トランジスタ(ダイオード接続トラン
ジスタ補正モデル)である。ここで、トータルチャネル
幅Wは真性トランジスタと劣化トランジスタの合計値に
なる(W=W1+W2)。
デルの場合、破線aで囲まれたトランジスタT1は劣化
のない真性トランジスタであり、破線bと破線cで囲ま
れた複数のトランジスタは劣化トランジスタ(ダイオー
ド接続トランジスタ補正モデル)である。ここで、トラ
ンジスタのトータルチャネル長Wは真性トランジスタと
劣化トランジスタの合計値になる。モデリングしようと
するトランジスタを1個の真性トランジスタとN−1個
の劣化トランジスタに分けた場合、トータルチャネル幅
WはN個のトランジスタの合計値W=W1+W2+…+
Wnになる。
トランジスタ劣化の度合は劣化トランジスタの占めるチ
ャネル幅Wの割合とそれぞれの劣化トランジスタのLh
/Wh比で表す。前述したように、Lhがホットキャリ
アトラップ領域の長さで、Lhが大きければトランジス
タの劣化程度が大きい。
とチャネル幅Whの物理的意味を説明する。エキシマレ
ーザ結晶化の場合、p−Si活性層の結晶粒径は0.1
〜0.5μmの範囲でランダムに分布しているため、ド
レイン空乏層の中でも、チャネル幅(W)方向に異なる
粒径サイズの結晶粒が分布している。チャネル中の電子
が空乏層を通過する際、強い電界に加速され高エネルギ
ー電子(ホットキャリア)になる。しかし、各種の散乱
機構により、電子がゲート絶縁膜に入射する確率は粒径
サイズ並びにその周囲の粒界と界面状態に依存するた
め、捕獲電子密度がW方向に一様になっておらず、これ
によりW方向におけるホットキャリア劣化も異なる(劣
化しない領域も有り得る)。従って、トランジスタを劣
化しなし真性トランジスタと複数の劣化トランジスタと
に分けることにより、ホットキャリア注入による劣化を
より正確に表現することができる。
路およびシステム解析への応用について説明する。図6
は本実施の形態によるデバイスモデル(補正モデル)を
用いたCMOSインバータの等価回路図であり、図6
(a)はダイオード補正モデルを用いた等価回路図、図
6(b)はダイオード接続トランジスタ補正モデルを用
いた等価回路図、図6(c)は複合型補正モデルを用い
た等価回路図である。符号Tpで示すpチャネルTFT
にはホットキャリア劣化はないので従来のモデルを使
い、nチャネルTFTのモデルとしては、ダイオード補
正モデル、ダイオード接続トランジスタ補正モデルまた
は複合型補正モデルのいずれかを使う。
(補正モデル)を用いたトランスファーゲート(アナロ
グスイッチ)の等価回路図であり、図7(a)はダイオ
ード補正モデルを用いた等価回路図、図7(b)はダイ
オード接続トランジスタ補正モデルを用いた等価回路
図、図7(c)は複合型補正モデルを用いた等価回路図
である。符号Tpで示すpチャネルTFTにはホットキ
ャリア劣化はないので従来のモデルを使い、nチャネル
TFTのモデルとしては、ダイオード補正モデル、ダイ
オード接続トランジスタ補正モデルまたは複合型補正モ
デルのいずれかを使う。
ツールへの応用を説明する図である。デバイス階層で
は、本実施の形態のデバイスモデル(ダイオード補正モ
デル、ダイオード接続トランジスタ補正モデル、複合型
補正モデル)のいずれかを使ってホットキャリア注入の
あったトランジスタを表現する。回路階層では、本実施
の形態のデバイスモデルを用いたCMOSインバータ回
路やトランスファーゲートを用いて電子回路を構築し、
その諸特性をシミュレーションし解析する。システム階
層では、本実施の形態のデバイスモデルを用いた複数の
回路ブロック(例えばAブロック、Bブロック、Xブロ
ック、Yブロック)を用いて、より大きなファンクショ
ンブロックまたは電子システムを構築しその特性をシミ
ュレーションし解析する。
のあったトランジスタの非線形抵抗の増加分をダイオー
ドまたはゲートとドレインを短絡させた薄膜トランジス
タで模擬することにより、劣化トランジスタをモデリン
グすることができる。
ル(補正モデル)を用いたCMOSインバータとトラン
スファーゲートで電子回路とシステムを構築し、その特
性を解析することができる。従って、トランジスタ劣化
による回路とシステム性能の劣化を把握することができ
る。例えば、ロジック動作マージン、遅延特性、周波数
特性、消費電力等である。
予測することができる。例えば、10年後のトランジス
タのモデルを使って、10年後の電子回路とシステムの
性能を予測することができる。従って、本実施の形態の
補正モデルを用いて薄膜トランジスタからなる高信頼性
システムを設計することができる。
測データを図9乃至図14を参照して説明する。図9は
nチャネルTFTのID−VD特性を示すグラフであ
り、図9(a)はストレス印加前の特性を示すグラフ、
図9(b)はストレス印加後の特性を示すグラフであ
る。両グラフともゲート電圧VG=1〜10Vをパラメ
ータとして、ドレイン電圧VDを0V〜10Vの範囲内
で0.1V/stepで変化させたときのID−VD特
性である。ストレス印加によって、オン電流が大幅に減
少し、電流が流れないΔVD領域(図4(b)参照)が
現れることが分かる。なお、ストレス条件は、VD=1
8V、VG=2V、10秒のDCストレスである。
性を示すグラフであり、図10(a)はストレス印加前
の特性を示すグラフ、図10(b)はストレス印加後の
特性を示すグラフである。両グラフともゲート電圧VG
=−10V〜0Vをパラメータとして、ドレイン電圧V
Dを−10V〜0Vの範囲内で0.1V/stepで変
化させたときのID−VD特性である。pチャネルTF
Tに上記と同一条件のストレスを印加しても、特性が劣
化していないことが分かる。
性を示すグラフであり、図11(a)はストレス印加前
の特性を示すグラフ、図11(b)はストレス印加後の
特性を示すグラフである。両グラフともゲート電圧VG
=3〜10Vをパラメータとして、ドレイン電圧VDを
0〜10Vの範囲内で0.1V/stepで変化させた
ときのRD−VD特性である。ストレス印加によって、
nチャネルTFTのチャネル抵抗RDは、特にドレイン
電圧VDが小さい線形領域において大幅に増加している
ことが分かる。ストレス条件は上記と同じである。
性を示すグラフであり、図12(a)はストレス印加前
の特性を示すグラフ、図12(b)はストレス印加後の
特性を示すグラフである。両グラフともゲート電圧VG
=−3〜−10Vをパラメータとして、ドレイン電圧V
Dを−10〜0Vの範囲内で0.1V/stepで変化
させたときのRD−VD特性である。pチャネルTFT
に上記と同一条件のストレスを印加しても、特性が殆ど
劣化していないことが分かる。
力特性および初段出力の微分特性を示すグラフである。
図13(a)は初段出力の入出力特性を示しており、実
線はストレス印加前の特性、破線はストレス印加後の特
性である。図13(b)は初段出力の微分特性を示して
おり、実線はストレス印加前の特性、破線はストレス印
加後の特性である。図14は2段インバータの後段出力
の入出力特性および後段出力の微分特性を示すグラフで
ある。図14(a)は後段出力の入出力特性を示してお
り、実線はストレス印加前の特性、破線はストレス印加
後の特性である。図14(b)は後段出力の微分特性を
示しており、実線はストレス印加前の特性、破線はスト
レス印加後の特性である。
1の立下りの転換領域の“LOW”側に“立下りこぶ”
特性がでてきている。後段(第2段目)では、立上りの
転換領域の“HIGH”側に“立上りこぶ”がでている
ことが分かる。初段出力の立下りこぶの発生原因はnチ
ャネルTFTのホットキャリア注入による直流抵抗RD
の増大によるものであり、初段出力特性の劣化が後段出
力に影響を与えている。出力の微分特性(dVout/
dVin)にも明らかな変化(シフトこぶ)が見られ
る。
ンデータについて図15乃至図24を参照して説明す
る。シミュレーション・ツールとしてはSILVACO
社のSmart−Spiceを使用し、真性トランジス
タのモデルはBerkeleypoly−Siモデルを
使用した。
正モデルを適用したnチャネルTFTモデルのID−V
D特性のシミュレーション結果を示すグラフである。図
15では、真性トランジスタ単体(ホットキャリア劣化
のないnチャネルTFT)の特性(nTFT)と、真性
トランジスタのドレインに1個のMOSダイオードを接
続したダイオード補正モデルの特性(nTFT+nMO
SDiode×1)と、真性トランジスタのドレインに
2個のMOSダイオードを直列接続したマルチダイオー
ド補正モデルの特性(nTFT+nMOSDiode×
2)を示している。nチャネルTFT(nTFT)は、
チャネル長6μm、チャネル幅10μmのものを用い
た。MOSダイオードは、チャネル長0.3μm、チャ
ネル幅10μmのものを用いた。
ダイオード接続トランジスタ補正モデルを適用したnチ
ャネルTFTモデルのID−VD特性のシミュレーショ
ン結果を示すグラフである。図16(a)は補正トラン
ジスタThのチャネル長Lhを0.3μmとした場合の
シミュレーション結果を示すグラフ、図16(b)は補
正トランジスタThのチャネル長Lhを1μmとした場
合のシミュレーション結果を示すグラフ、図16(c)
は補正トランジスタThのチャネル長Lhを6μmとし
た場合のシミュレーション結果を示すグラフである。図
17(a)は図16(a)〜(c)の各シミュレーショ
ン結果を1つのグラフに表したものである。図17
(b)はID−VD特性の補正トランジスタThのチャ
ネル長Lh依存性を示すグラフである。図17(c)は
補正トランジスタThの電流−電圧特性を示すグラフで
ある。補正トランジスタThのチャネル長Lhが大きけ
れば、ドレイン電流IDが低下することが分かる。上記
図9の実験データと比較すれば明らかなように、本シミ
ュレーション方法を用いてホットキャリア注入によるオ
ン電流の低下とオフセット電圧ΔVDを表現することが
できることが分かる。また、チャネル長Lhを変化させ
ることにより、ホットキャリア劣化の程度を表現するこ
とができる。
続トランジスタ補正モデルを適用したインバータモデル
の入出力特性のシミュレーション結果を示すグラフであ
る。図18は補正トランジスタThのチャネル長Lhを
0.3μm、1μm、6μmとした場合の特性を示して
いる。真性トランジスタnTFTのチャネル長Lは、
(6−Lh)である。真性トランジスタnTFTおよび
補正トランジスタThのチャネル幅は10μmである。
図18に示すシミュレーション結果から補正トランジス
タThのチャネル長Lhが大きければこぶ(立下り波形
のなまり)が大きくなることが分かる。
続トランジスタ補正モデルを適用したインバータモデル
を用いて構成したリングオシレータ(インバータ9段構
成)の発振周波数と発振波形のシミュレーション結果を
示すグラフである。図19(a)はホットキャリア劣化
のない真性トランジスタモデルを用いた場合のシミュレ
ーション結果、図19(b)はチャネル長0.3μmの
補正トランジスタThを用いた場合のシミュレーション
結果、図19(c)はチャネル長1μmの補正トランジ
スタThを用いた場合のシミュレーション結果、図19
(d)はチャネル長6μmの補正トランジスタThを用
いた場合のシミュレーション結果である。補正トランジ
スタThのチャネル長Lh=0.3、1、6μmの場
合、発振周波数はそれぞれ14MHz、12MHz、8
MHzになる。また、ホットキャリア劣化によって発振
波形のLOWレベルが0V電位よりも上昇することが分
かる。
デルを適用したnチャネルTFTを用いて構成したイン
バータの入出力特性のシミュレーション結果を示すグラ
フであり、補正トランジスタのチャネル長を0.3μm
に固定し、チャネル幅を5、9、9.5、10μmとし
た場合のシミュレーション結果を示すグラフである。補
正トランジスタThのチャネル長Lhを0.3μmに固
定して、チャネル幅Whを5、9、9.5、10μmと
変化させて、インバータの入出力特性をシミュレーショ
ンする。このとき、真性トランジスタのチャネル幅W
は、W=(10−Wh)となるように連動させて変化さ
せる。劣化トランジスタのチャネル幅Wが大きければ大
きいほど立下りのこぶ(立下り波形のなまり)が大きく
なる。
デルを適用したnチャネルTFTを用いて構成したイン
バータの入出力特性のシミュレーション結果を示すグラ
フであり、真性トランジスタT1、T2と補正トランジ
スタThのチャネル幅W、Whを5μmに固定し、チャ
ネル長L2、Lhを変化させた場合のシミュレーション
結果を示すグラフである。補正トランジスタThのチャ
ネル長Lhが大きければ大きいほど立下りのこぶ(立下
り波形のなまり)が曲線の上側にシフトすることが分け
る。
合型補正モデルを適用したnチャネルTFTを用いて構
成したインバータの2段縦続接続回路のAC(交流)特
性のシミュレーション結果を示すグラフであり、図22
は補正トランジスタのチャネル長Lhを0.3μmとし
た場合のシミュレーション結果を示すグラフ、図23は
補正トランジスタのチャネル長Lhを1μmとした場合
のシミュレーション結果を示すグラフ、図24は補正ト
ランジスタのチャネル長Lhを6μmとした場合のシミ
ュレーション結果を示すグラフである。図22(a)、
図23(a)、図24(a)は入力波形と初段インバー
タの出力波形を示し、図22(b)、図23(b)、図
24(b)は後段インバータの出力波形を示している。
ホットキャリア劣化によってそのオン特性が劣化(オン
電流の低下、移動度の低下、オン抵抗の増加等)し、イ
ンバータの駆動能力が低下すると、負荷(ここでは後段
のインバータ)に対する放電時間が増加してしまう。イ
ンバータの出力電圧の立上り特性はpチャネルTFTの
駆動能力によって決まる。ここでは、pチャネルTFT
の特性は変化しないものとしているので、初段インバー
タ出力の立上り特性は劣化しない。しかし、初段インバ
ータの出力信号が後段インバータの入力信号となるの
で、初段インバータ出力の立下り遅延は結果として後段
インバータ出力の立上り特性の遅延になる。この意味
で、複数段のインバータからなる電子回路の場合、立上
り特性と立下り特性の両方において、ホットキャリア劣
化による遅延が発生する。
ション方法は、以下のようにまとめられる。 (付記1)絶縁性基板上に形成された薄膜トランジスタ
のデバイスモデルを、ホットキャリア劣化のない真性ト
ランジスタと、前記真性トランジスタのドレイン電極に
直列接続された非線形抵抗素子とから構成し、前記薄膜
トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シミュレー
ションを行うことを特徴とするシミュレーション方法。
方法において、前記非線形抵抗素子はダイオードである
ことを特徴とするシミュレーション方法。
方法において、前記非線形抵抗素子は、ゲート電極とド
レイン電極とを短絡させたトランジスタであることを特
徴とするシミュレーション方法。
方法において、前記非線形抵抗素子は、ゲート電極とド
レイン電極とを短絡させた薄膜トランジスタであり、当
該薄膜トランジスタのチャネル長、チャネル幅およびし
きい値をそれぞれ所定の値に設定することで、ホットキ
ャリア劣化によるチャネル抵抗の増加分を設定すること
を特徴とするシミュレーション方法。
トランジスタのデバイスモデルを、ホットキャリア劣化
のない真性トランジスタと、前記真性トランジスタのソ
ース電極およびドレイン電極と並列に接続されたホット
キャリア劣化のあるトランジスタとから構成し、前記薄
膜トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シミュレ
ーションを行うことを特徴とするシミュレーション方
法。
方法において、前記ホットキャリア劣化のあるトランジ
スタは複数に分けられていることを特徴とするシミュレ
ーション方法。
トランジスタのデバイスモデルを、ホットキャリア劣化
のない真性トランジスタと前記真性トランジスタのドレ
イン電極に直列接続された非線形抵抗素子、又は、ホッ
トキャリア劣化のない真性トランジスタと前記真性トラ
ンジスタのソース電極およびドレイン電極と並列に接続
されたホットキャリア劣化のあるトランジスタ、から構
成し、前記薄膜トランジスタのデバイスモデルを用いて
回路シミュレーションを行うことを特徴とするシミュレ
ーション装置。
リア劣化のない真性薄膜トランジスタのデバイスモデル
のドレイン電極に2端子または3端子からなるドレイン
電圧依存を有する非線形抵抗を直列に接続し、ホットキ
ャリア注入による非線形抵抗の増加分を模擬することと
したので、薄膜トランジスタをより正確にモデリングす
ることができる。このため、電子回路シミュレーション
の解析精度を上げることができ、特性の経時変化、信頼
性および寿命を評価・予測することができる。
方法に用いる薄膜トランジスタの補正モデルを示す図で
あり、図1(a)は非線形抵抗補正モデルを示す図、図
1(b)はダイオード補正モデルを示す図、図1(c)
はマルチダイオード補正モデルを示す図である。
デルの原理を示す図であり、図2(a)は単結晶ダイオ
ードのIF−VF特性を示すグラフ、図2(b)は補正
ダイオードで補正した薄膜トランジスタのID−VD特
性を示すグラフである。図2(a)において、曲線Aは
しきい値電圧VTを有するシングルダイオードの特性を
示し、曲線Bはしきい値電圧2VTを有するダブルダイ
オードの特性を示す。
ランジスタ補正モデルを示す図であり、図3(a)はダ
イオード接続トランジスタ補正モデルの基本構成(非線
形抵抗補正モデル)を示す図、図3(b)はダイオード
接続トランジスタ補正モデルの具体例を示す図である。
ランジスタ補正モデルの補正原理を示す図であり、図4
(a)はダイオード接続されたトランジスタ(補正トラ
ンジスタ)のID−VD特性を示すグラフ、図4(b)
は補正された薄膜トランジスタ(真性トランジスタTと
補正トランジスタThとからなるトランジスタ)のID
−VD特性を示すグラフである。
を示す図であり、図5(a)はシングルパス複合型補正
モデルを示す図、図5(b)はマルチパス複合型補正モ
デルを示す図である。
(補正モデル)を用いたCMOSインバータの等価回路
図であり、図6(a)はダイオード補正モデルを用いた
等価回路図、図6(b)はダイオード接続トランジスタ
補正モデルを用いた等価回路図、図6(c)は複合型補
正モデルを用いた等価回路図である。
(補正モデル)を用いたトランスファーゲート(アナロ
グスイッチ)の等価回路図であり、図7(a)はダイオ
ード補正モデルを用いた等価回路図、図7(b)はダイ
オード接続トランジスタ補正モデルを用いた等価回路
図、図7(c)は複合型補正モデルを用いた等価回路図
である。
・ツールへの応用を説明する図である。
フであり、図9(a)はストレス印加前の特性を示すグ
ラフ、図9(b)はストレス印加後の特性を示すグラフ
である。
ラフであり、図10(a)はストレス印加前の特性を示
すグラフ、図10(b)はストレス印加後の特性を示す
グラフである。
ラフであり、図11(a)はストレス印加前の特性を示
すグラフ、図11(b)はストレス印加後の特性を示す
グラフである。
ラフであり、図12(a)はストレス印加前の特性を示
すグラフ、図12(b)はストレス印加後の特性を示す
グラフである。
び初段出力の微分特性を示すグラフであり、図13
(a)は初段出力の入出力特性を示しグラフ、図13
(b)は初段出力の微分特性を示しグラフである。
び後段出力の微分特性を示すグラフであり、図14
(a)は後段出力の入出力特性を示すグラフ、図14
(b)は後段出力の微分特性を示すグラフである。
モデルを適用したnチャネルTFTモデルのID−VD
特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
トランジスタ補正モデルを適用したnチャネルTFTモ
デルのID−VD特性のシミュレーション結果を示すグ
ラフであり、図16(a)は補正トランジスタThのチ
ャネル長Lhを0.3μmとした場合のシミュレーショ
ン結果を示すグラフ、図16(b)は補正トランジスタ
Thのチャネル長Lhを1μmとした場合のシミュレー
ション結果を示すグラフ、図16(c)は補正トランジ
スタThのチャネル長Lhを6μmとした場合のシミュ
レーション結果を示すグラフである。
トランジスタ補正モデルを適用したnチャネルTFTモ
デルのID−VD特性のシミュレーション結果を示すグ
ラフであり、図17(a)は図16(a)〜(c)の各
シミュレーション結果を1つのグラフに表したグラフ、
図17(b)はID−VD特性の補正トランジスタTh
のチャネル長Lh依存性を示すグラフ、図17(c)は
補正トランジスタThの電流−電圧特性を示すグラフで
ある。
トランジスタ補正モデルを適用したインバータモデルの
入出力特性のシミュレーション結果を示すグラフであ
る。
トランジスタ補正モデルを適用したインバータモデルを
用いて構成したリングオシレータ(インバータ9段構
成)の発振周波数と発振波形のシミュレーション結果を
示すグラフであり、図19(a)はホットキャリア劣化
のない真性トランジスタモデルを用いた場合のシミュレ
ーション結果、図19(b)はチャネル長0.3μmの
補正トランジスタThを用いた場合のシミュレーション
結果、図19(c)はチャネル長1μmの補正トランジ
スタThを用いた場合のシミュレーション結果、図19
(d)はチャネル長6μmの補正トランジスタThを用
いた場合のシミュレーション結果を示すグラフである。
ルを適用したnチャネルTFTのID−VD特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフであり、補正トランジス
タのチャネル長を0.3μmに固定し、チャネル幅を
5、9、9.5、10μmとした場合のシミュレーショ
ン結果を示すグラフである。
ルを適用したnチャネルTFTのID−VD特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフであり、補正トランジス
タのチャネル幅を5μmに固定し、チャネル長を0.
3、3、6μmとした場合のシミュレーション結果を示
すグラフである。
ルを適用したnチャネルTFTを用いて構成したインバ
ータの2段縦続接続回路のAC(交流)特性のシミュレ
ーション結果を示すグラフであり、補正トランジスタの
チャネル長Lhを0.3μmとした場合のシミュレーシ
ョン結果を示すグラフである。
ルを適用したnチャネルTFTを用いて構成したインバ
ータの2段縦続接続回路のAC(交流)特性のシミュレ
ーション結果を示すグラフであり、補正トランジスタの
チャネル長Lhを1μmとした場合のシミュレーション
結果を示すグラフである。
ルを適用したnチャネルTFTを用いて構成したインバ
ータの2段縦続接続回路のAC(交流)特性のシミュレ
ーション結果を示すグラフであり、補正トランジスタの
チャネル長Lhを6μmとした場合のシミュレーション
結果を示すグラフである。
タSPICEの構成図である。
iTFT)のデバイス構造を説明する図である。
S構造のエネルギーバンド図である。
よびμ−VG特性の劣化例を示すグラフであり、図28
(a)はドレイン電圧VDを1V(ボルト)に固定した
場合のnチャネルTFTの線形領域のドレイン電流−ゲ
ート電圧特性(ID−VG特性)を示すグラフ、図28
(b)はドレイン電圧VDを1V(ボルト)に固定した
場合のnチャネルTFTの電界効果移動度−ゲート電圧
特性(μ−VG特性)を示すグラフである。
よびRD−VD特性の劣化例を示すグラフであり、図2
9(a)はゲート電圧VGを10Vに固定した場合のn
チャネルTFTのドレイン電流−ドレイン電圧特性(I
D−VD特性)を示すグラフ、図29(b)はゲート電
圧VGを10Vに固定した場合のnチャネルTFTのオ
ン抵抗−ドレイン電圧特性(RD−VD特性)を示すグ
ラフである。
タの出力−入力(Vo−Vin特性)の劣化例を示す図
であり、図30(a)はCMOSインバータの等価回路
図、図30(b)はCMOSインバータの簡略化回路
図、図30(c)はCMOSインバータの出力−入力特
性を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】絶縁性基板上に形成された薄膜トランジス
タのデバイスモデルを、 ホットキャリア劣化のない真性トランジスタと、前記真
性トランジスタのドレイン電極に直列接続された非線形
抵抗素子とから構成し、 前記薄膜トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シ
ミュレーションを行うことを特徴とするシミュレーショ
ン方法。 - 【請求項2】請求項1記載のシミュレーション方法にお
いて、 前記非線形抵抗素子はダイオードであることを特徴とす
るシミュレーション方法。 - 【請求項3】請求項1記載のシミュレーション方法にお
いて、 前記非線形抵抗素子は、ゲート電極とドレイン電極とを
短絡させたトランジスタであることを特徴とするシミュ
レーション方法。 - 【請求項4】請求項1記載のシミュレーション方法にお
いて、 前記非線形抵抗素子は、ゲート電極とドレイン電極とを
短絡させた薄膜トランジスタであり、当該薄膜トランジ
スタのチャネル長、チャネル幅およびしきい値をそれぞ
れ所定の値に設定することで、ホットキャリア劣化によ
るチャネル抵抗の増加分を設定することを特徴とするシ
ミュレーション方法。 - 【請求項5】絶縁性基板上に形成された薄膜トランジス
タのデバイスモデルを、 ホットキャリア劣化のない真性トランジスタと、前記真
性トランジスタのソース電極およびドレイン電極と並列
に接続されたホットキャリア劣化のあるトランジスタと
から構成し、 前記薄膜トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シ
ミュレーションを行うことを特徴とするシミュレーショ
ン方法。 - 【請求項6】絶縁性基板上に形成された薄膜トランジス
タのデバイスモデルを、 ホットキャリア劣化のない真性トランジスタと前記真性
トランジスタのドレイン電極に直列接続された非線形抵
抗素子、又は、ホットキャリア劣化のない真性トランジ
スタと前記真性トランジスタのソース電極およびドレイ
ン電極と並列に接続されたホットキャリア劣化のあるト
ランジスタ、から構成し、 前記薄膜トランジスタのデバイスモデルを用いて回路シ
ミュレーションを行うことを特徴とするシミュレーショ
ン装置。
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