JP2003266977A - スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法 - Google Patents

スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法

Info

Publication number
JP2003266977A
JP2003266977A JP2002071534A JP2002071534A JP2003266977A JP 2003266977 A JP2003266977 A JP 2003266977A JP 2002071534 A JP2002071534 A JP 2002071534A JP 2002071534 A JP2002071534 A JP 2002071534A JP 2003266977 A JP2003266977 A JP 2003266977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
scratch
cross mark
mark
peelable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071534A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ono
朗 小野
Koji Atsumi
浩司 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2002071534A priority Critical patent/JP2003266977A/ja
Publication of JP2003266977A publication Critical patent/JP2003266977A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】強光下でも機密情報データの陰影が視認でき
ず、製造コストが嵩まず、表裏面のデザインに自由度を
持たせて見栄えのする、かつ最表面に機密情報データが
視認されない信頼性のあるスクラッチ隠蔽層付印刷物の
製造方法の提供。 【解決手段】基材10上に機密情報データ12の画像で
なる非剥離層16とその周囲に易剥離層14を施こし、
それらの上に濃色のスクラッチ隠蔽層20を施すスクラ
ッチ隠蔽層付印刷物の製造方法で、非剥離層16と易剥
離層14のレジスターマークを、破線の十字マークとそ
の破線の非線部を埋める十字マークとで形成し、両者を
合わせて十字マークとなるようにして見当合わせする製
造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽選券やゲームカ
ード等の如く機密情報データをスクラッチ隠蔽層で隠蔽
してあるスクラッチ隠蔽層付印刷物に関するものであ
り、さらに詳しくは、スクラッチ隠蔽層をコイン等でス
クラッチオフ(引っ掻き落とし)して機密情報データを
認識するスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、インスタント抽選券やゲ
ーム用のカードなどにおいて、「当たり」、「外れ」あ
るいはそれに該当する絵柄などでなる機密情報データを
隠蔽するために、隠蔽性とスクラッチ性(引っ掻き易さ
性)を有し、凝集破壊性のあるゴム系のインキによりそ
の機密情報データを隠蔽し、購入した顧客がその使用に
際し、コイン等でスクラッチオフして機密情報データを
視認するスクラッチ印刷物が知られ、種々の分野で利用
されている。
【0003】上記のスクラッチ隠蔽層が施された印刷物
として、例えば図8の積層断面図に示すように、用紙な
どでなる基材(10)の上に絵柄、文字、数字などの機
密情報データ(12)が印刷されていて、その機密情報
データ(12)を覆うように透明な剥離ニスなどによる
易剥離層(14)が形成され、その易剥離層(14)の
上にスクラッチ隠蔽層(20)が施されているものであ
り、このスクラッチ印刷物を購入した顧客がコインや爪
等でスクラッチ隠蔽層(20)をスクラッチオフ(引っ
掻き落とすこと)して、「当たり」、「外れ」など、あ
るいはそれに該当する絵柄などの機密情報データ(1
2)を透明な易剥離層(14)を通して目視で認識でき
るようになっている。
【0004】しかし、例えば基材(10)が一般的な用
紙の場合などでは、この印刷物に強い光を当てて、その
反対面から透かして見ると、機密情報データ(12)の
陰影が透けて見えて機密情報データとならず、セキュリ
ティ面で信頼性に欠けるという問題点があった。
【0005】この問題を解決する方法として、例えば図
9の積層断面図に示すように、基材(10)の裏面にグ
レー系のインキによる印刷等で透かし防止層(24)を
設ける方法があるが、裏面の情報量が限られることと、
デザイン的にも見栄えがせず自由度がない等の問題があ
り、あるいは基材(10)として厚い紙や隠蔽層が漉き
込まれた特殊用紙を用いる方法もあるが、材料が高価に
なったり、印刷やその加工等がし難い(生産効率が悪く
なる)等の問題があった。
【0006】このように強い光を当てても機密情報デー
タ(12)の陰影が透けて見えないようにするための上
記いずれの対策においても、基材(10)、インキ等の
材料や印刷等の工程が増えるという問題、いわゆる製造
コストが嵩むという問題点があった。
【0007】また、最表面のスクラッチ隠蔽層(20)
は、機密情報データ(12)を隠蔽する役目であるた
め、シルバーあるいはグレイ系統の不透明な全ベタ(印
刷用語で、印刷面に濃淡の差や白く抜けた部分がなく、
印刷インキで完全に覆われている部分)で形成せざるを
えないものであり、従ってこのスクラッチ隠蔽層(2
0)のデザインに対する自由度がなく、かつデザイン的
には見栄えがしないという問題点のあるスクラッチ印刷
物であった。
【0008】さらにまた、例えば図10の模式図に示す
ように、スクラッチ隠蔽層(20)の最表面に機密情報
データ(12)の凸部が、機密情報データ(12)と同
形状の段差(12a)となって現れ、セキュリティ面で
の品質保証が万全なものとは言えないという問題もあっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、強い光を与えてもその反対面からは機密情報デ
ータの陰影が視認できないスクラッチ隠蔽層付印刷物
で、従来のように透かし防止層を施して裏面のデザイン
に自由度が無くなったり、見栄えがしないという問題が
なく、あるいは高価で印刷や加工等がし難い厚い紙や隠
蔽層漉き込み用紙等を用いたりして製造コストが嵩むと
いう問題点がなく、さらにまた最表面に機密情報データ
の凸部が現れたりしないようにセキュリティ面での信頼
性のあるスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、基材上に
機密情報データの画像でなる非剥離層とその周囲に非剥
離層を非画像部とする易剥離層を施こし、該非剥離層と
易剥離層は無色もしくは淡い同色でなり、それらの上に
濃色で全面ベタもしくは規則的または不規則的線画紋様
のスクラッチ隠蔽層を施すスクラッチ隠蔽層付印刷物の
製造方法であって、見当合わせに用いる前記非剥離層と
易剥離層のレジスターマークを、破線の十字マークとそ
の破線の非線部を埋める破線の十字マークとで形成し、
両者を合わせて十字マークとなるようにして見当を合わ
せることを特徴とするスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造
方法としたものである。
【0011】上記請求項1の発明によれば、コイン等で
スクラッチオフすると易剥離層上のスクラッチ隠蔽層が
剥離され、非剥離層上のスクラッチ隠蔽層は剥離されず
に残って機密情報データとなる構成のスクラッチ隠蔽層
付印刷物の製造とすることによって、スクラッチオフ前
は、両者のスクラッチ隠蔽層は同じ厚さで一体となって
いるので、強い光を与えて透かしてみても、機密情報デ
ータの陰影として視認し難いものとなり、よって裏面に
透かし防止層を施したり、厚い紙や隠蔽層漉き込み紙等
を必要としないので製造コストが嵩まず、かつ裏面のデ
ザインにも自由度が増すようになるもので、上記易剥離
層と非剥離層が無色もしくは淡い同色でなるので、その
見当合わせに従来のレジスターマーク、例えば十字マー
クを用いると、僅かのズレがあっても視認されない、あ
るいは視認しにくい問題があるが、このように両者にズ
レがあると、両者が重なった部分が厚くなって凸部とな
り、また離れた部分は溝となって凹部を形成することに
なり、これら凹凸部がスクラッチ隠蔽層の最表面に凹凸
の段差となって機密情報データが視認されるので僅かな
ズレでもセキュリティ面では避けなければならない。従
って上記発明のように、両者のレジスターマークを、破
線の十字マークとその破線の非線部を埋める破線の十字
マークとで形成し、両者を合わせて十字マークとなるよ
うに見当を調整することによって、容易に見当を合わせ
られるスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法を提供でき
る。なお上記易剥離層と非剥離層が無色であってもレジ
スターマークと基材の光沢差から容易に視認することが
できる。
【0012】また、請求項2の発明では、基材上に機密
情報データの画像でなる非剥離層とその周囲に非剥離層
を非画像部とする易剥離層を施こし、該非剥離層と易剥
離層は無色もしくは淡い同色とし、それらの上に濃色で
全面ベタもしくは規則的または不規則的線画紋様のスク
ラッチ隠蔽層を施すスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方
法であって、前記非剥離層と易剥離層の見当合わせに用
いるレジスターマークを、破線の十字マークと直線の十
字マークもしくは直線の十字マークと破線の十字マーク
とで形成し、両者合わせて十字マークとなるようにして
見当を合わせることを特徴とするスクラッチ隠蔽層付印
刷物の製造方法としたものである。
【0013】上記請求項2の発明によれば、請求項1に
係る発明と同様な理由から、易剥離層と非剥離層のレジ
スターマークを、破線の十字マークと直線の十字マーク
もしくは直線の十字マークと破線の十字マークとで形成
し、両者合わせて十字マークとなるように見当の調整す
ることによって、容易に見当を合わせられるスクラッチ
隠蔽層付印刷物の製造方法とすることができる。
【0014】さらにまた、請求項3の発明では、基材上
に機密情報データの画像でなる非剥離層とその周囲に非
剥離層を非画像部とする易剥離層を施こし、該非剥離層
と易剥離層を無色もしくは淡い同色とし、それらの上に
濃色で全面ベタもしくは規則的または不規則的線画紋様
のスクラッチ隠蔽層を施すスクラッチ隠蔽層付印刷物の
製造方法であって、前記非剥離層と易剥離層の見当合わ
せに用いるレジスターマークを、直交する中心近傍の十
字マークとそのマークの四方の先端より延びる線とで形
成し、両者合わせて十字マークとなるように見当を合わ
せることを特徴とするスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造
方法としたものである。
【0015】上記請求項3の発明によれば、請求項1に
係る発明と同様な理由から、易剥離層と非剥離層のレジ
スターマークを、交差する近傍の十字マークとその四方
の先端より延びる線とで形成し、両者合わせて十字マー
クとなるように見当を調整することによって、容易に見
当を合わせるられるスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方
法とすることができる。
【0016】上記各請求項でいう全面ベタとは、印刷用
語で、印刷面に濃淡の差や白く抜けた部分がなく、印刷
インキで完全に覆われている部分をいう。また、上記各
請求項でいうレジスターマークとは、印刷、断裁等の工
程で、見当合わせに用いるマークであって、通常は印刷
部の余白に形成されているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳細に説明する。本発明のスクラッチ隠蔽層付印
刷物の製造方法は、図1(a)の側断面図に示すよう
に、例えば基材(10)上に非剥離層(16)とその周
囲に非剥離層(16)を非画像部とする易剥離層(1
4)を隙間と重なりがないように施し、それら非剥離層
(16)と易剥離層(14)とを覆うように濃色で全面
ベタのスクラッチ隠蔽層(20)を施してスクラッチ隠
蔽層付印刷物(1)とするものである。
【0018】また、図2(a)の側断面図に示すよう
に、例えば基材(10)上に非剥離層(16)とその周
囲に非剥離層(16)を非画像部とする易剥離層(1
4)を隙間と重なりがないように施し、それら非剥離層
(16)と易剥離層(14)とを覆うように濃色で規則
的な万線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層(20
a)を施してスクラッチ隠蔽層付印刷物(1)とするこ
ともできる。
【0019】そこで上記請求項1に係る発明は、例えば
図1(a)または図2(a)に示す非剥離層(16)と
易剥離層(14)の見当合わせに際し、それに用いるレ
ジスターマークの一方を、例えば図4(a)に示すよう
に、破線でなる十字マーク(30a)とし、他の一方を
図4(b)に示すように、図4(a)に示す破線でなる
十字マーク(30a)の破線の非線部を埋めるような破
線でなる十字マーク(30b)とするもので、これら2
種類の破線でなる十字マーク(30a、30b)を合わ
せると、図4(c)に示すように直線の十字マーク(3
0)となるようにして両者(非剥離層(16)と易剥離
層(14))の見当を調整して合わせるものである。
【0020】また、上記請求項2に係る発明は、例えば
図1(a)または図2(a)に示す非剥離層(16)と
易剥離層(14)の見当合わせに際し、それに用いるレ
ジスターマークの一方を、例えば図5(a)に示すよう
に、破線でなる十字マーク(40a)とし、他の一方を
図5(b)に示すように、直線でなる十字マーク(40
b)とするもので、これら2種類の破線および直線でな
る十字マーク(40a、40b)を合わせると、図5
(c)に示すように、直線の十字マーク(30)となる
ようにして、両者(非剥離層(16)と易剥離層(1
4))の見当を調整して合わせる方法である。
【0021】さらにまた、上記請求項3に係る発明は、
例えば図1(a)または図2(a)に示す非剥離層(1
6)と易剥離層(14)の見当合わせに際し、それに用
いるレジスターマークの一方を、例えば図6(a)に示
すように、直交する中心近傍の十字マーク(50a)と
し、他の一方を図6(b)に示すように、前記直交する
中心近傍の十字マーク(50a)の各先端より四方に延
びる4本の線(50b)とで形成し、これら2種類のレ
ジスターマーク(50a、50b)を合わせると、図6
(c)に示すように、直線の十字マーク(50)となる
ようにして、両者(非剥離層(16)と易剥離層(1
4))の見当を調整して合わせる方法である。
【0022】以上のように、無色もしくは淡い色でなる
易剥離層(14)と非剥離層(16)のレジスターマー
ク(この色も無色もしくは淡い色でなる)を、例えば図
4(a)に示す破線の十字マーク(30a)と図4
(b)に示すこの十字マーク(30a)の破線の非線部
を埋めるような破線でなる十字マーク(30b)とで形
成されたもので印刷すると、見当が僅かにズレていて
も、例えば図4(d)に示すように、十字マークが直線
とならず、ギザギザな線でなる十字マーク(30c)と
なって視認され、見当不良であることが容易に判断で
き、その調整が即座にできるので、印刷不良品の発現を
最小限にすることが可能なスクラッチ隠蔽層付印刷物
(1)の製造方法である。
【0023】上記無色もしくは淡い色でなる易剥離層
(14)と非剥離層(16)のレジスターマークを、例
えば両者とも従来の直線の十字マークとすると、両者の
見当が少々ズレても殆ど視認できず、その結果として、
例えば図7に示すように、易剥離層(14)と非剥離層
(16)に重なりや離れて溝となる現象が起こり、その
結果として、スクラッチ隠蔽層(20)の表面に重なり
部では凸状の段差(20d)が、溝部には凹状の段差
(20e)が現れ、スクラッチ前でも非剥離層(16)
の形状即ち機密情報データが表面反射から読み取られる
ことになり、セキュリティ面での信頼性に欠けるスクラ
ッチ隠蔽層付印刷物(1)となるので好ましくない。
【0024】以上のようにして得られるスクラッチ隠蔽
層付印刷物(1)をコイン等でスクラッチオフすると、
例えば図1(b)の平面図およびそのB−B面を表す図
1(c)の側断面図に示すように、易剥離層(14)上
のスクラッチ隠蔽層(20)は剥離され、非剥離層(1
6)上のスクラッチ隠蔽層(20)は剥離されずに残
り、その残ったスクラッチ隠蔽層(20)が、「T、
O」の字を形成し、この「T、O」の字が機密情報デー
タ(12)となるようにしたものである。
【0025】また、図2(a)の平面図に示すにうに、
規則的な万線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層(2
0a)でなるスクラッチ隠蔽層付印刷物(1)をコイン
等でスクラッチオフすると、例えば図2(b)の側断面
図に示すように、易剥離層(14)上の万線状のパター
ンでなるスクラッチ隠蔽層(20a)は剥離され、非剥
離層(16)上の万線状のパターンでなるスクラッチ隠
蔽層(20a)は剥離されずに残り、その残った万線状
のパターンでなるスクラッチ隠蔽層(20a)が、
「T、O」の字を形成し、この「T、O」の字が機密情
報データ(12)となるようにしたものである。このよ
うにスクラッチ前後を問わず規則的な万線状のパターン
でなるスクラッチ隠蔽層(20a)を形成するので、デ
ザイン的にも見栄えのするスクラッチ隠蔽層付印刷物
(1)とすることができる。
【0026】上記事例では濃色のスクラッチ隠蔽層を規
則的な万線状のパターンとしたが、この規則的な線画紋
様としては、この他に例えば網点状、格子状、斜め格子
状などが挙げられ、また不規則的な線画紋様としては、
例えば地紋、細紋、あるいは図3に示すように迷彩パタ
ーンでなるスクラッチ隠蔽層(20b)とすることもで
き、さらには画線でなる絵柄、粗い(60線/インチ以
下の)網点でなる絵柄などが挙げられ、これら線画紋様
によってデザイン的に見栄えのする剥離隠蔽層として適
宜選定することができる。
【0027】以下に本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物
の製造方法に係る材料等について述べる。まず、スクラ
ッチ隠蔽層付印刷物(1)を構成する基材(10)とし
ては、例えばインスタント抽選券やゲームカードなどで
は、アート紙、コート紙、あるいは上質紙などの洋紙や
コートボール、コートマニラ、両面カードなどの板紙、
あるいは特殊証券用紙などが挙げられ、また有価証券と
してのスクラッチカードなどでは、白色PET(ポリエ
チレンテレフタレート)、白色PVC(ポリ塩化ビニ
ル)シートなどが挙げられ、適宜用途等に応じて選定さ
れるものである。
【0028】また、スクラッチ隠蔽層付印刷物(1)を
構成する易剥離層(14)としては、スクラッチ隠蔽層
(20)や万線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層
(20a)がスクラッチオフされ易いインキでなり、例
えばポリウレタンアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニト
ロセルロース樹脂に添加剤としてシリコンやワックス
(ポリエチレンワックス等)を5重量%以下添加したイ
ンキをスクリーン印刷法、グラビア印刷法あるいはアニ
ロックスローラを介して印刷するフレキソ印刷法等で印
刷することができる。
【0029】さらに、例えばオフセットインキのビヒク
ル(印刷インキの着色顔料と添加剤を除いた成分)に滑
材(シリコンやポリエチレンワックス等)を5重量%程
度添加した剥離ニスが用いられ、さらに具体的には、例
えば樹脂として20〜30重量%のロジン変性フェノー
ル樹脂、アルキッド樹脂等、植物油として10〜20重
量%の大豆油、亜麻仁油、桐油等、溶剤として25〜3
5重量%の鉱物油、ナフテン、パラフィン等でなるオフ
セット油性枚葉インキのビヒクルに、上記シリコンやポ
リエチレンワックス等を添加し、さらに添加剤として5
〜10重量%のナフテン酸コバルト等でなるドライヤ
ー、酸化抑制剤、裏移り防止剤などで構成されるオフセ
ット油性タイプの剥離ニスが挙げられ、また、例えば光
重合性素材として30〜90重量%のポリオール、ポリ
エステル、ウレタン、エポキシの各アクリル酸エステ
ル、改質用樹脂として10〜40重量%のケトン樹脂、
石油樹脂、アルキッド樹脂等でなる紫外線硬化型オフセ
ット枚葉インキのビヒクルに、上記シリコンやポリエチ
レンワックス等を添加し、さらに添加剤として5〜10
重量%のベンゾフェノン、ベンジル、ジメチルアミンベ
ンゾフェノン等でなる光重合開始剤、さらにハイドロキ
ノン等熱重合禁止剤等添加剤などで構成される紫外線硬
化型のオフセット用の剥離ニスが挙げられ、乾燥が速い
等の点からこのスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造には好
適な易剥離層用のインキ(ニス)であり、オフセット印
刷法にて形成することができる。
【0030】これに対し非剥離層(16)としては、例
えば上記の紫外線硬化型オフセット枚葉インキのビヒク
ルの他、通常の酸化重合型のオフセット枚葉インキのビ
ヒクル、あるいはグラビアインキのビヒクルなど透明で
無色のニスが挙げられ、スクラッチ隠蔽層(20)や万
線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層(20a)との
密着性が上記易剥離層(14)と大差のあるものが好適
に使用される。
【0031】また、スクラッチ隠蔽層付印刷物(1)を
構成するスクラッチ隠蔽層(20)や万線状のパターン
でなるスクラッチ隠蔽層(20a)としては、例えばア
ルミニウム粉15〜25重量部、アルミナ白等体質顔料
を含めた着色顔料15〜25重量部、凝集破壊(団塊)
性のあるSBR、NBR等合成ゴム系樹脂15〜25重
量部、さらにこれらにトルエンやキシレン、メチルイソ
ブチルケトン等芳香族炭化水素系溶剤35〜45重量部
と消泡剤等助剤5〜15重量部を加えたスクリーン印刷
用インキでなるものが一般的に用いられ、スクリーン印
刷法で得ることができる。
【0032】さらに上記スクラッチ隠蔽層(20)や万
線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層(20a)用の
インキとしては、例えば濃色で、ある程度の隠蔽性とス
クラッチ性を付与するためのアルミニウムペースト(ア
ルミニウム微粉末を脂肪酸等で表面処理し、沸点の高い
ミネラルスピリットなどでペースト状としたもの)と着
色顔料が20〜45重量部、バインダーとしてのポリウ
レタン系合成樹脂あるいはスチレン/アクリル系共重合
樹脂、またはポリウレタン系合成樹脂とスチレン/アク
リル系共重合樹脂の混合体25〜50重量部、消泡剤等
助剤1〜10重量部を、10〜35重量部の水と5重量
部未満のイソプロピルアルコール等低級アルコールに分
散させたものが、非剥離層(16)への密着性(接着
性)を備えたスクラッチ用印刷インキが挙げられ、スク
リーン印刷法の他、グラビア方式、樹脂凸版を用いたロ
ールコート法あるいはフレキソ印刷法などで得ることが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、上記請求項1に係る発明に
おいては、基材上に機密情報データの画像でなる非剥離
層とその周囲に隙間や重なりが無いように易剥離層を施
こし、該非剥離層と易剥離層は無色もしくは淡い同色で
なり、それらの上に濃色で全面ベタもしくは規則的また
は不規則的線画紋様のスクラッチ隠蔽層を施すスクラッ
チ隠蔽層付印刷物の製造方法であって、コイン等でスク
ラッチオフすると易剥離層上のスクラッチ隠蔽層が剥離
され、非剥離層上のスクラッチ隠蔽層は剥離されずに残
って機密情報データとなる構成のスクラッチ隠蔽層付印
刷物の製造とするもので、スクラッチオフ前は、両者の
スクラッチ隠蔽層は同じ厚さで一体となっているので、
強い光を与えて透かしてみても、機密情報データの陰影
として視認し難いものとなり、よって裏面に透かし防止
層を施したり、厚い紙や隠蔽層漉き込み紙等を必要とし
ないので製造コストが嵩まず、かつ表裏面のデザインに
も自由度が増すようにすることができる効果があり、さ
らに上記易剥離層と非剥離層のレジスターマークを、破
線の十字マークとその破線の非線部を埋める破線の十字
マークとで形成し、両者を合わせて十字マークとなるよ
うに見当を調整することによって、容易に見当合わせが
可能なスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法を提供でき
る。
【0034】また、上記請求項2に係る発明において
は、上記請求項1に係る発明と同様な理由から、易剥離
層と非剥離層のレジスターマークを、破線の十字マーク
と直線の十字マークもしくは直線の十字マークと破線の
十字マークとで形成し、両者合わせて十字マークとなる
ように見当の調整することによって、容易に見当合わせ
が可能なスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法とするこ
とができる。
【0035】さらにまた、上記請求項3に係る発明にお
いては、上記請求項1に係る発明と同様な理由から、易
剥離層と非剥離層のレジスターマークを、直交する中心
近傍の十字マークとその四方の先端より延びる線とで形
成し、両者合わせて十字マークとなるように見当を調整
することによって、容易に見当合わせが可能なスクラッ
チ隠蔽層付印刷物の製造方法とすることができる。
【0036】従って本発明は、インスタント抽選券やゲ
ームカード等の如く機密情報データをスクラッチ隠蔽層
で隠蔽してあるスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法と
して、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造
方法の一実施の形態を説明するもので、(a)は、その
側断面図であり、(b)は、スクラッチオフされた平面
図であり、(c)は、(b)のB−B面断面図である。
【図2】本発明のに係るスクラッチ隠蔽層付印刷物の製
造方法の他の一実施の形態を説明するもので、(a)
は、その側断面図であり、(b)は、スクラッチオフさ
れた側断面図である。
【図3】本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物を構成する
スクラッチ隠蔽層の一事例を平面で表した説明図であ
る。
【図4】本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法
に係るレジスターマークの一事例を表した説明図であ
り、(a)は、易剥離層又は非剥離層のレジスターマー
クであり、(b)は、非剥離層又は易剥離層のレジスタ
ーマークであり、(c)は、両者を重ね合わせたレジス
ターマークであり、(d)は、両者を重ね合わせた場合
ズレたレジスターマークである。
【図5】本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法
に係るレジスターマークの他の一事例を表した説明図で
あり、(a)は、易剥離層又は非剥離層のレジスターマ
ークであり、(b)は、非剥離層又は易剥離層のレジス
ターマークであり、(c)は、両者を重ね合わせたレジ
スターマークである。
【図6】本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法
に係るレジスターマークのさらに他の一事例を表した説
明図であり、(a)は、易剥離層又は非剥離層のレジス
ターマークであり、(b)は、非剥離層又は易剥離層の
レジスターマークであり、(c)は、両者を重ね合わせ
たレジスターマークである。
【図7】本発明のスクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法
に係るスクラッチ隠蔽層付印刷物の一事例を側断面で表
した説明図である。
【図8】従来のスクラッチ隠蔽層付印刷物の一事例を側
断面で表した説明図である。
【図9】従来のスクラッチ隠蔽層付印刷物の他の一事例
を側断面で表した説明図である。
【図10】従来のスクラッチ隠蔽層付印刷物の一事例を
側断面で表した模式図である。
【符号の説明】
1‥‥スクラッチ隠蔽層付印刷物 10‥‥基材 12‥‥機密情報データ 14‥‥易剥離層 16‥‥非剥離層 20‥‥全面ベタのスクラッチ隠蔽層 20a‥‥万線状のパターンでなるスクラッチ隠蔽層 20b‥‥迷彩パターンでなるスクラッチ隠蔽層 20c‥‥機密情報データの凸部に相当するスクラッチ
隠蔽層の段差 20d‥‥重なりの凸部に相当するスクラッチ隠蔽層の
段差 20e‥‥離れの凹部に相当するスクラッチ隠蔽層の段
差 24‥‥透かし防止層 30‥‥十字マーク 30a‥‥破線でなる十字マーク 30b‥‥破線を埋める破線でなる十字マーク 30c‥‥ギザギザな線でなる十字マーク 40‥‥十字マーク 40a‥‥破線でなる十字マーク 40b‥‥直線でなる十字マーク 50‥‥十字マーク 50a‥‥直交する中心近傍の十字マーク 50b‥‥中心近傍の十字マークの先端より延びる線で
なるマーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に機密情報データの画像でなる非剥
    離層とその周囲に非剥離層を非画像部とする易剥離層を
    施こし、該非剥離層と易剥離層は無色もしくは淡い同色
    でなり、それらの上に濃色で全面ベタもしくは規則的ま
    たは不規則的線画紋様のスクラッチ隠蔽層を施すスクラ
    ッチ隠蔽層付印刷物の製造方法であって、見当合わせに
    用いる前記非剥離層と易剥離層のレジスターマークを、
    破線の十字マークとその破線の非線部を埋める破線の十
    字マークとで形成し、両者を合わせて十字マークとなる
    ようにして見当を合わせることを特徴とするスクラッチ
    隠蔽層付印刷物の製造方法。
  2. 【請求項2】基材上に機密情報データの画像でなる非剥
    離層とその周囲に非剥離層を非画像部とする易剥離層を
    施こし、該非剥離層と易剥離層を無色もしくは淡い同色
    とし、それらの上に濃色で全面ベタもしくは規則的また
    は不規則的線画紋様のスクラッチ隠蔽層を施すスクラッ
    チ隠蔽層付印刷物の製造方法であって、前記非剥離層と
    易剥離層の見当合わせに用いるレジスターマークを、破
    線の十字マークと直線の十字マークもしくは直線の十字
    マークと破線の十字マークとで形成し、両者合わせて十
    字マークとなるように見当を合わせることを特徴とする
    スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法。
  3. 【請求項3】基材上に機密情報データの画像でなる非剥
    離層とその周囲に非剥離層を非画像部とする易剥離層を
    施こし、該非剥離層と易剥離層を無色もしくは淡い同色
    とし、それらの上に濃色で全面ベタもしくは規則的また
    は不規則的線画紋様のスクラッチ隠蔽層を施すスクラッ
    チ隠蔽層付印刷物の製造方法であって、前記非剥離層と
    易剥離層の見当合わせに用いるレジスターマークを、直
    交する中心近傍の十字マークとそのマークの四方の先端
    より延びる線とで形成し、両者合わせて十字マークとな
    るように見当を合わせることを特徴とするスクラッチ隠
    蔽層付印刷物の製造方法。
JP2002071534A 2002-03-15 2002-03-15 スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法 Pending JP2003266977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071534A JP2003266977A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071534A JP2003266977A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003266977A true JP2003266977A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29201786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071534A Pending JP2003266977A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003266977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035548A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Dainippon Printing Co Ltd 発光媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035548A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Dainippon Printing Co Ltd 発光媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4319802B2 (ja) パール調印刷物の印刷方法およびそれに使用する位置合わせ用マーク
US7175206B2 (en) Anti-counterfeiting marker for affixing variable entries on a support to be marked, method and resulting mark
JP3931743B2 (ja) スクラッチ印刷物
JP2003266977A (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物の製造方法
JP4003632B2 (ja) 可変情報印刷物
JP4232435B2 (ja) 偽造防止策が施された印刷物の製造方法
JP4250888B2 (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物
JP2003266980A (ja) 剥離性隠蔽層付印刷物
JP6372051B2 (ja) スクラッチ印刷物、及び、スクラッチ印刷方法
JP2004034384A (ja) 特殊印刷物
JP3952674B2 (ja) 情報隠蔽印刷物
JP4826328B2 (ja) スクラッチ隠蔽層付可変情報印刷物
JP3900879B2 (ja) スクラッチ隠蔽層付情報媒体
JPH09290589A (ja) 偽造防止及びデザイン効果を有したスクラッチシート
JP3952812B2 (ja) 剥離性隠蔽層付印刷物
JPH05246188A (ja) 剥離可能な印刷物
JP4548092B2 (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物およびその製造方法
JP2003191671A (ja) スクラッチ隠蔽層付情報媒体
JPH11254870A (ja) スクラッチオフ籤券
JP2003145969A (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物
JP3900884B2 (ja) スクラッチ隠蔽層付情報媒体の製造方法
JP2003145967A (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物
JP2006150787A (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物およびその製造方法
JP2006007633A (ja) 可変情報印刷物
JP2005335333A (ja) スクラッチ隠蔽層付印刷物およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522