JP2003267902A - グリセリルエーテルの製造方法 - Google Patents

グリセリルエーテルの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応産物中にイオン等の無用な共雑物が含まれ
ず、反応産物の精製が容易である、高収率なグリセリル
エーテルの製造方法を提供すること。 【解決手段】特定構造を有するグリシジルエーテルを無
触媒下で0℃以上250℃未満の温度範囲にて加水分解
することを特徴とするグリセリルエーテルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリセリルエーテ
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グリセリルエーテルの製造方法として
は、(1)酸またはアルカリ触媒の存在下にグリシジル
エーテルを加水分解する方法、(2)相関移動触媒の存
在下、エチレングリコールモノアルキルエーテルを溶媒
としてグリシジルエーテルを加水分解する方法などが知
られている。
【0003】しかしながら、上記のいずれの製法も、反
応産物中に触媒や中間反応物が共存した状態となり、実
用的に使用可能な高純度またはイオンを含まないグリセ
リルエーテルを得るには、加水分解反応後、さらに煩雑
な精製を行なう必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、反応産物中
にイオン等の無用な共雑物が含まれず、従って反応産物
の精製が容易である、高収率なグリセリルエーテルの製
造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、〔1〕 一般式(I):
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rは一部もしくは全部の水素原子
がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜20の
飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示し、OAは同一で
も異なっていてもよい炭素数2〜4のオキシアルキレン
基を示し、pは0〜20の数を示す。)で示される化合
物を無触媒下で0℃以上250℃未満の温度範囲にて加
水分解することを特徴とするグリセリルエーテルの製造
方法、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のグリセリルエーテルの製
造方法は、特定の構造を有するグリシジルエーテルを原
料とし、当該原料の加水分解を水を用いて無触媒下で特
定の温度範囲にて行なうことを1つの大きな特徴とす
る。すなわち、本発明は、意外にも該グリシジルエーテ
ルが実用的な温和な条件下にて水のみで容易に加水分解
されることを見出したことに基づくものであり、加水分
解反応の効率(反応性および反応選択性)をいっそう高
め、反応後の産物の精製工程の負荷を格段に低減させた
グリセリルエーテルの製造方法である。従って、本発明
によれば、触媒を用いずとも原料の加水分解反応が効率
的に進行し、グリセリルエーテルが高収率に得られる。
また、従来問題であった触媒やイオン等の共雑物の除去
を実質的に省略することができ、反応後の精製工程の負
荷が大幅に軽減される。
【0009】本発明において原料として使用するグリシ
ジルエーテルは、一般式(I):
【0010】
【化3】
【0011】(式中、Rは一部もしくは全部の水素原子
がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜20の
飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示し、OAは同一で
も異なっていてもよい炭素数2〜4のオキシアルキレン
基を示し、pは0〜20の数を示す。)で示される化合
物である。
【0012】Rで示される炭化水素基としては、たとえ
ば、一部もしくは全部の水素原子がフッ素原子で置換さ
れていてもよい、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、炭素数2〜20の直鎖または分岐鎖のアル
ケニル基、炭素数6〜14のアリール基等が挙げられ
る。
【0013】当該炭化水素基として具体的には、たとえ
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル
基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n
−ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オク
タデシル基、エイコシル基、2−プロピル基、2−ブチ
ル基、2−メチル−2−プロピル基、2−ペンチル基、
3−ペンチル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基、2
−オクチル基、2−エチルヘキシル基、フェニル基、ベ
ンジル基等が挙げられる。また、炭化水素基の水素原子
がフッ素原子に置換されたものとしては、たとえば、ナ
ノフルオロヘキシル基、ヘキサフルオロヘキシル基、ト
リデカフルオロオクチル基、ヘプタデカフルオロオクチ
ル基、ヘプタデカフルオロデシル基等のパーフルオロア
ルキル基等、前記例示する炭化水素基の水素原子がフッ
素原子に、置換度および置換位置は特に限定されず任意
に置換されたものが挙げられる。
【0014】OAで示される炭素数2〜4のオキシアル
キレン基の具体例としては、オキシエチレン基、オキシ
トリメチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン
基等のアルキレンオキサイドが挙げられる。
【0015】なお、Rとして示される炭化水素基の炭素
数としては、反応性および反応選択性を向上させる観点
から、好ましくは1〜12である。また、pとしては、
好ましくは0である。
【0016】原料として好適に使用されるグリシジルエ
ーテルとしては、具体的には、たとえば、n−ブチルグ
リシジルエーテル、2−メチル−プロピルグリシジルエ
ーテル、n−ペンチルグリシジルエーテル、2−メチル
−ブチルグリシジルエーテル、n−ヘキシルグリシジル
エーテル、2−メチル−ペンチルグリシジルエーテル、
フェニルグリシジルエーテル、n−オクチルグリシジル
エーテル、2−エチル−ヘキシルグリシジルエーテル、
n−ステアリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0017】原料の加水分解に使用される水は、本発明
の所望の効果の発現を阻害しない限り特に限定されるも
のではない。たとえば、イオン交換水、蒸留水、逆浸透
濾過処理水等を使用することができ、本発明の本質を損
なわない範囲で、水道水のような塩類等を含有するもの
を使用しても差し支えない。
【0018】本発明のグリセリルエーテルの製造方法で
は、前記原料の加水分解反応を水を用いて無触媒下に特
定の温度範囲にて行なう。
【0019】当該方法は、原料を1バッチ当たりに要す
る量だけ供給し、単回で加水分解反応を行なうバッチ式
によっても、原料を連続的に供給して加水分解反応を行
なう連続式によっても実施することができる。反応条件
の制御が容易であり、反応を効率的に進行させうるとい
う観点からは、連続式にて実施するのが好ましい。
【0020】加水分解反応は、具体的には、本発明の製
造方法の実施態様に応じて選択される反応器内において
行なわれる。当該反応器は特に限定されるものではな
く、たとえば、バッチ式にて実施する場合、オートクレ
ーブなどの槽型反応器が好適に使用される。一方、連続
式にて実施する場合、管型反応器、塔型反応器、スタテ
ィックミキサー型反応器、半回分反応器等が好適に使用
される。これらの反応器はいずれも市販のものが入手可
能である。また、反応器としては攪拌手段を有するもの
でも、有さないものでもよい。反応を均一に進行させる
観点からは、攪拌手段を有するものが好ましい。
【0021】原料である一般式(I)で示される化合物
に対する水の量は、モル換算で、その化学量論量の好ま
しくは2〜100倍であり、より好ましくは10〜10
0倍である。原料としてのグリシジルエーテルと生成し
たグリセリルエーテルとの二量化等の副反応の進行を抑
制し、反応の収率を高める観点から2倍以上であり、反
応容積を抑えて生産性を向上させると共に、反応終了後
に反応産物からの未反応の水の除去を最小限に抑える観
点から100倍以下であるのが望ましい。
【0022】本発明の方法をバッチ式にて実施する場合
には、原料に対する水の量が前記範囲内となるように原
料と水を仕込むのが好ましく、一方、連続式にて実施す
る場合には、反応の定常状態(すなわち、反応に関与す
る成分が一定となった状態)において原料に対する水の
量が前記範囲内となるようにするのが好ましい。
【0023】加水分解反応を行なう際には水および前記
原料は個別におよび/または予め混合して反応器内に供
給される。予め混合せずに反応器内に供給する場合は、
反応器内において混合する。混合は、反応系が不均一で
あるため、剪断力の強い攪拌手段を用いて行なうのが好
ましい。当該攪拌手段としては、バッチ式では、たとえ
ば、ホモミキサーや、高剪断性であるディスクタービン
型攪拌翼、傾斜パドル型攪拌翼等が好適に使用され、連
続式では、たとえば、ラインホモミキサー、スタティッ
クミキサー、ディスパー等が好適に使用される。また、
加水分解反応もそれらの攪拌手段による混合条件下に進
行させるのが好ましい。
【0024】加水分解反応は、反応器内の水および原料
を含む混合物の温度が所定の温度範囲内に維持されるよ
うに反応系内の温度(反応温度)を制御して行なう。反
応温度としては0℃以上250℃未満、好ましくは10
0℃以上250℃未満、より好ましくは150℃以上2
50℃未満である。250℃以上であると、未反応の水
による蒸気圧が極めて大きくなり、反応器に対し高い耐
圧性が求められ、設備が過大となり、特に超臨界または
それに近い条件では設備腐食の問題も生じる。また0℃
未満であると、反応が進みにくく、生産性に問題が生じ
ると共に、副反応が助長される傾向がある。
【0025】反応系内の圧力としては、通常、1MPa
程度であるが、0.1〜5MPa程度の範囲内で反応を
行なうのが好ましい。また、反応時間としては、反応温
度や用いる原料の種類等により異なり一概には決められ
ないが、バッチ式の場合、原料等の仕込み終了から、一
方、連続式の場合、反応の定常状態に達してから、概ね
3分〜10時間の範囲で選択される。たとえば、200
℃で反応を行なう場合、反応時間としては好ましくは1
0分間程度である。
【0026】反応終了後は、たとえば、得られた反応混
合物を所望の温度まで冷却し、所望により、公知の方法
に従って蒸発または蒸留、自然沈降または遠心沈降等を
行って該混合物を精製し、未反応の水と分離することに
よりグリセリルエーテルを得る。
【0027】以上のようにして得られたグリセリルエー
テルは充分に純度が高く、たとえば、溶剤、乳化剤、分
散剤、洗浄剤、増泡剤等として直ちに使用することがで
きる。
【0028】
【実施例】実施例1 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)46.86g、イオン交換水51.77gを200
mL容の還流冷却器付きガラス製4つ口フラスコに入
れ、三日月羽根(幅4cm、高さ1cm)にて500r
pmで撹拌を行いながら、オイルバスにて加熱し、蒸発
する水分を還流しながら100℃まで昇温した。次いで
100℃にて960分間恒温保持した後、30℃まで冷
却して生成物を回収した。最終的に得られた生成物のガ
スクロマトグラフィー上の反応転化率およびグリセリル
エーテルの収率を表1に示す。なお、反応転化率は加水
分解反応後に消失したグリシジルエーテルのモル分率よ
り求めた。
【0029】実施例2 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)94.90g、イオン交換水105.10gを30
0mL容オートクレーブ(SUS304製)に入れ、2
枚傾斜平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角45度)
にて800rpmで撹拌を行いながら、マントルヒータ
にて140℃まで昇温した。次いで140℃にて180
分間恒温保持した後、30℃まで冷却して生成物を回収
した。最終的に得られた生成物のガスクロマトグラフィ
ー上の反応転化率およびグリセリルエーテルの収率を表
1に示す。
【0030】実施例3 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)94.90g、イオン交換水105.10gを30
0mL容オートクレーブ(SUS304製)に入れ、2
枚傾斜平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角45度)
にて800rpmで撹拌を行いながら、マントルヒータ
にて200℃まで昇温した。次いで200℃にて10分
間恒温保持した後、30℃まで冷却して生成物を回収し
た。最終的に得られた生成物のガスクロマトグラフィー
上の反応転化率およびグリセリルエーテルの収率を表1
に示す。
【0031】実施例4 2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成
(株)製;1級)126.55g、蒸留水73.45g
を300mL容オートクレーブ(SUS304製)に入
れ、2枚傾斜平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角4
5度)にて800rpmで撹拌を行いながら、マントル
ヒータにて200℃まで昇温した。次いで200℃にて
140分間恒温保持した後、30℃まで冷却して生成物
を回収した。最終的に得られた生成物のガスクロマトグ
ラフィー上の反応転化率およびグリセリルエーテルの収
率を表1に示す。
【0032】実施例5 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)を0.089g/分、イオン交換水を0.106g
/分で連続的に、180℃のオイルバスに浸漬した管型
反応器(管内径1.78mm、長さ2m)に無脈流式の
プランジャーポンプにて供給し、反応組成が定常となっ
た供給後5時間目から生成物を回収した。得られた生成
物のガスクロマトグラフィー上の反応転化率およびグリ
セリルエーテルの収率を表1に示す。
【0033】実施例6 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)53.07g、蒸留水146.93gを300mL
容オートクレーブ(SUS304製)に入れ、2枚傾斜
平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角45度)にて8
00rpmで撹拌を行いながら、マントルヒータにて1
80℃まで昇温した。次いで180℃にて5分間恒温保
持した後、30℃まで冷却して生成物を回収した。最終
的に得られた生成物のガスクロマトグラフィー上の反応
転化率およびグリセリルエーテルの収率を表1に示す。
【0034】実施例7 2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成
(株)製;1級)68.15g、蒸留水131.85g
を300mL容オートクレーブ(SUS304製)に入
れ、2枚傾斜平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角4
5度)にて800rpmで撹拌を行いながら、マントル
ヒータにて200℃まで昇温した。次いで200℃にて
120分間恒温保持した後、30℃まで冷却して生成物
を回収した。最終的に得られた生成物のガスクロマトグ
ラフィー上の反応転化率およびグリセリルエーテルの収
率を表1に示す。
【0035】実施例8 n−ステアリルグリシジルエーテル(研究室自製蒸留精
製品、純度96%)48.33g、蒸留水153.61
gを300mL容オートクレーブ(SUS304製)に
入れ、2枚傾斜平羽根(幅3cm、高さ1cm、傾斜角
45度)にて800rpmで撹拌を行いながら、マント
ルヒータにて200℃まで昇温した。次いで200℃に
て1800分間恒温保持した後、30℃まで冷却して生
成物を回収した。最終的に得られた生成物のガスクロマ
トグラフィー上の反応転化率およびグリセリルエーテル
の収率を表1に示す。
【0036】実施例9 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)を1.184g/分、イオン交換水を2.710g
/分で連続的に、240℃のオイルバスに浸漬した管型
反応器(管内径0.8mm、長さ30m)に無脈流式の
プランジャーポンプにて供給し、反応組成が定常となっ
た供給後1時間目から生成物を回収した。得られた生成
物のガスクロマトグラフィー上の反応転化率およびグリ
セリルエーテルの収率を表1に示す。
【0037】実施例10 2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成
(株)製;1級)を0.0506g/分、イオン交換水
を0.0701g/分で連続的に、240℃のオイルバ
スに浸漬した管型反応器(管内径0.8mm、長さ30
m)にマイクロフィーダーにて供給し、反応組成が定常
となった供給後10時間目から生成物を回収した。得ら
れた生成物のガスクロマトグラフィー上の反応転化率お
よびグリセリルエーテルの収率を表1に示す。
【0038】比較例1 n−ブチルグリシジルエーテル(片山化学(株)製;1
級)46.86g、イオン交換水51.77g、触媒と
してp−トルエンスルホン酸(片山化学(株)製;特
級)1.37gを200mL容の還流冷却器付きガラス
製4つ口フラスコに入れ、三日月羽根(幅4cm、高さ
1cm)にて500rpmで撹拌を行いながら、オイル
バスにて加熱し、蒸発する水分を還流しながら100℃
まで昇温した。次いで100℃にて180分間恒温保持
した後、30℃まで冷却して生成物を回収した。最終的
に得られた生成物のガスクロマトグラフィー上の反応転
化率およびグリセリルエーテルの収率を表1に示す。
【0039】比較例2 2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(東京化成
(株)製;1級)126.55g、イオン交換水73.
45g、触媒として水酸化ナトリウム(和光純薬(株)
製;特級)0.31gを300mL容オートクレーブ
(SUS304製)に入れ、2枚傾斜平羽根(幅3c
m、高さ1cm、傾斜角45度)にて800rpmで撹
拌を行いながら、マントルヒータにて200℃まで昇温
した。次いで200℃にて50分間恒温保持した後、3
0℃まで冷却して生成物を回収した。最終的に得られた
生成物のガスクロマトグラフィー上の反応転化率および
グリセリルエーテルの収率を表1に示す。
【0040】表1に実施例1〜10および比較例1〜2
の結果等の詳細をまとめて示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例1〜10ではいずれの場合も高い収
率でグリセリルエーテルが得られ、未反応の水と生成物
を分離する以外は特に精製は必要ではなかった。
【0043】一方、比較例1は酸の存在下に、比較例2
はアルカリの存在下に、公知の方法に従ってそれぞれグ
リシジルエーテルの加水分解を行なったものであるが、
反応終了後、酸またはアルカリの除去工程が必要となる
上、酸やアルカリを使用せずに加水分解を行なった、そ
れらの比較例に対応する実施例1および実施例4と比較
して収率も低かった。
【0044】これらの結果から、本発明によれば、実質
的な精製操作を要せず、従来の方法に比較して高収率に
グリセリルエーテルを製造できることが分かる。また、
実施例4および7より、原料の加水分解に使用する水量
を高くすることにより収率が向上することが分かる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、実質的に精製操作を要
することなく、高純度・高収率でグリセリルエーテルを
製造することができる。
フロントページの続き (72)発明者 森下 貢 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 奥津 宗尚 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC41 BA90 BB31 BC10 BC31 BE60 GP01 GP10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、Rは一部もしくは全部の水素原子がフッ素原子
    で置換されていてもよい炭素数1〜20の飽和もしくは
    不飽和の炭化水素基を示し、OAは同一でも異なってい
    てもよい炭素数2〜4のオキシアルキレン基を示し、p
    は0〜20の数を示す。)で示される化合物を無触媒下
    で0℃以上250℃未満の温度範囲にて加水分解するこ
    とを特徴とするグリセリルエーテルの製造方法。
  2. 【請求項2】 温度範囲が150℃以上250℃未満で
    ある請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で示される化合物に対する
    水の量が、モル換算で、その化学量論量の2〜100倍
    である請求項1または2記載の製造方法。
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