JP2003268968A - 工事用ゴンドラとそれを用いる工事方法 - Google Patents
工事用ゴンドラとそれを用いる工事方法Info
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Abstract
エレベータを用いずに、ゴンドラ内の作業者に安全かつ
確実に資材を届ける。 【解決手段】 建築構造物3の屋上のクレーンにゴンド
ラ本体1が吊り下げられ、ゴンドラ本体1の揚重機構7
に資材保持ユニット2が吊り下げられている。ゴンドラ
本体1の外側面の第1のレールガイド6と、資材保持ユ
ニット2の外側面の第2のレールガイド8が、同一のレ
ール5に係合している。クレーン4により工事すべき位
置に配置されたゴンドラ本体1内の作業者が、必要に応
じて揚重機構7を作動させて資材保持ユニット2を扉1
3の直下まで上昇させ、扉13を開いて工事用資材19
を取り出す。資材保持ユニット2は、第2のレールガイ
ド8がレール5に嵌合しているため揺れることなく安定
して昇降し、ゴンドラ本体1に対する相対位置が高精度
で確実な資材の取り出しが可能である。
Description
工事などに用いられる工事用ゴンドラと工事方法に関す
る。
の清掃や点検や漏水対処工事など建築構造物の維持管理
のための日常的な工事と、外壁材の交換や建築構造物自
体の用途変更に伴う大規模な改修工事が行われることが
ある。通常、日常的な工事は、図8に示すように、建築
構造物の屋上のクレーン101から吊り下げられて上下
動可能なゴンドラ102を用い、ゴンドラ102内に乗
った作業者によって行われる。一方、大規模な改修工事
では、図9に示すように、建築構造物の周囲に鋼製の枠
組み足場103を構築して作業床とし、この枠組み足場
103に乗った作業者によって行われる。枠組み足場1
03を用いて工事を行う場合には、例えば改修用の外壁
などの工事用資材は、枠組み足場103の外部に設置さ
れた工事用エレベータ104によって搬送される。
事を行う機会が増えてきているが、高層建築構造物に対
応して前記したような鋼製の枠組み足場103を構築す
るのは、コストの面からも強度の面からも困難である。
したがって、このような場合には、図10に示すよう
に、建築構造物全体を取り囲むような連結型の大型ゴン
ドラ105を多数のクレーン101(一部図示省略)に
より建築構造物の屋上から一体的に上下動可能に吊り下
げて、作業者はこの大型ゴンドラ105内で作業を行っ
ている。
た大型ゴンドラ105を用いて工事を行う場合には、ク
レーン101は大型ゴンドラ105を吊り下げるために
用いられ、工事用資材を大型ゴンドラ105内に搬送す
るために、図9に示したものと同様な工事用エレベータ
を設置する必要がある。しかし、例えば数十階建ての高
層建築構造物において、屋上近くまで資材を搬送する搬
送距離の長い大型の工事用エレベータを設置すること
は、施工コストの著しい上昇を招く。
を設置せずに、建築構造物内部に設置されている、建築
構造物の使用者が日常的に使用する内部エレベータまた
は荷物用エレベータを利用して工事用資材の搬送を行う
ことも考えられる。しかし、工事中も建築構造物内部を
継続的に使用している場合には、工事用資材の搬送時に
建築構造物の使用者の居住性を阻害する可能性がある。
そのため、複数ある内部エレベータのうちのいずれかを
工事用資材の搬送用に限定し、それ以外の内部エレベー
タは建築構造物の使用者専用にするように建築構造物の
使用者との間で調整を行うことが考えられる。しかし、
レイアウト上、工事用の動線と建築構造物の使用者の動
線とを完全に分離させることが困難な建築構造物が多
く、居住性の低下は免れない。さらに、大きな資材を運
ぶ際には建築構造物の内装や家具等を傷つけないように
注意しなければならない。また、建築構造物の使用者の
少ない早朝および夜間や休日のみに工事用資材の搬送を
行うように、内部エレベータの工事用としての使用時間
を制限することも考えられるが、工事作業者の都合に合
わせて任意に資材の搬送を行えず、工事の作業効率が非
常に悪くなる。
に高価な工事用エレベータを設置することや、建築構造
物の内部エレベータを工事用に使用することを必要とせ
ず、施工コストをあまり上昇させることなく、ゴンドラ
内の作業者に必要に応じて自由に資材を届けることが可
能な工事用ゴンドラと、それを用いる工事方法を提供す
ることにある。
は、建築構造物の屋上から吊り下げられて上下動可能な
ゴンドラ本体と、ゴンドラ本体に設けられており、構造
物に設けられているレールに係合する第1のレールガイ
ドと、ゴンドラ本体の下方に位置し、工事用の資材を保
持可能な資材保持ユニットと、ゴンドラ本体に設けられ
ており、資材保持ユニットが連結されその資材保持ユニ
ットを上下動させる揚重機構と、資材保持ユニットに設
けられており、第1のレールガイドの下方でレールに係
合する第2のレールガイドとを有することを特徴とす
る。
な扉が設けられており、資材保持ユニットは扉の直下に
位置していることが好ましい。
の工事用ゴンドラを用い、資材保持ユニットに、工事に
用いられる資材を予め保持させておき、揚重機構を作動
させて、第2のレールガイドをレールに沿って摺動させ
て資材保持ユニットを上昇させ、扉部を開いて資材保持
ユニットから資材を取り出してゴンドラ本体内へ移す工
程を含むことを特徴とする。
支障をきたすことなく、工事用ゴンドラに必要に応じて
自由に資材を搬送でき、作業効率の向上と建築構造物の
内部の使用者の安全とが両立できる。しかも、資材保持
ユニットが揺れることなく安定して上下し、しかもゴン
ドラ本体との相対位置精度がよいので、搬送作業は確実
に行える。
て図面を参照して説明する。
示されており、図2にその拡大図が示されている。この
工事用ゴンドラは、作業者や工事用機材が収容されるか
ご状のゴンドラ本体1と、このゴンドラ本体1の下方に
位置する資材保持ユニット2を有している。ゴンドラ本
体1は、建築構造物3の屋上に配設されているクレーン
4に吊り下げられており、その外側面には、建築構造物
3の外壁に設けられているレール5に係合する第1のレ
ールガイド6が設けられている。そして、ゴンドラ本体
1は、クレーン4の作動によって、建築構造物3の外壁
のレール5に沿って上下動可能である。本実施形態のゴ
ンドラ本体1は、図示しないタラップにより作業者が昇
降可能な2階建て構造である。
ラ本体1の下方には、資材保持ユニット2が配設されて
いる。この資材保持ユニット2は、工事用資材19を保
持可能な小型のかご状であり、ゴンドラ本体1の内部に
設けられた揚重機構7により吊り下げられている。資材
保持ユニット2の外側面には、第1のレールガイド6の
下方でレール5に係合する第2のレールガイド8が設け
られている。そして、資材保持ユニット2は、揚重機構
7の作動によって、建築構造物3の外壁のレール5に沿
って上下動可能である。クレーン4の作動によるゴンド
ラ本体1の上下動と、揚重機構7による資材保持ユニッ
ト2の上下動とは、互いに独立して行われる。
は別に、資材移動用トロリー9が設けられている。この
資材移動用トロリー9は、ホイストレール10に沿って
ゴンドラ本体1の内部を水平方向に移動可能であるとと
もに、チェーン11を介して上下動可能なワイヤールー
プ12を有している。
3が設けられている。資材保持ユニット2は、扉13の
直下に配置されている。なお、図示しないが、揚重機構
7の、資材連結ユニット2に連結されているワイヤーが
貫通するように、ゴンドラ本体1には孔部が設けられて
おり、扉13はこのワイヤーの位置を避けて形成される
か、あるいは、開閉時にこのワイヤーに引っかからない
ように切り欠いた形状に形成されている。また、本実施
形態のゴンドラ本体1では、扉13の上方において、2
階部分の底面(1階部分の天井)にもう1つの扉18が
設けられている。
と、作業者がゴンドラ本体1内に乗った状態で、必要に
応じて揚重機構7を作動させて資材保持ユニット2を上
昇させ、扉13のすぐ下に位置させる。そして、扉13
を開いて、資材保持ユニット2に保持されている工事用
資材19を取り出し、例えばワイヤーループ12に工事
用資材19を保持させる。それから、必要に応じて、資
材移動用トロリー9を作動させ、ワイヤーループ12を
上下方向および水平方向に任意に移動させて、資材保持
ユニット2からワイヤーループ12に移し替えられた工
事用資材19を、ゴンドラ本体1内の任意の場所に搬送
することができる。こうして作業者は、工事用資材19
を必要なタイミングで必要な場所へ容易に搬送できる。
なお、資材保持ユニット2から資材19を取り出した後
は、扉13は閉じておく。
ータまたは資材保持ユニット2を用いてゴンドラ設置階
に到達する。一方、工事に用いられる資材19は、地上
で資材保持ユニット2に積み込まれ、前記したように揚
重機構7によってゴンドラ本体1のすぐ下まで引き上げ
られる。この際、高層の建築構造物3においては、資材
保持ユニット2がゴンドラ本体1の近傍直下まで長い距
離を引き上げられる。資材保持ユニット2が、揚重機構
7のワイヤーによって長い距離を引き上げられると、風
の影響で不安定に揺れたりして、建築構造物3の外壁に
当接してさらにその揺れが大きくなり、ひいては、資材
19を落下させてしまうような事故を起こす可能性があ
る。そこで本発明では、資材保持ユニット2に第2のレ
ールガイド8を設け、この第2のレールガイド8を、建
築構造物3の外壁に設けられているレール5に嵌合させ
ている。第2のレールガイド8がレール5に係合してい
ることにより、資材保持ユニット2の揺れは抑えられ、
レール5に沿って真っ直ぐに上下動する。従って、資材
19のゴンドラ本体1への搬送が安全に行える。
ためにレール5に嵌合する第1のレールガイド6が設け
られているので、同じレール5に嵌合する第2のレール
ガイド8を資材保持ユニット2に設けることによって、
ゴンドラ本体1と資材保持ユニット2の相対位置関係を
一定に保持することができる。これにより、前記した通
り、資材保持ユニット2を確実に扉13の直下に位置さ
せることができ、ゴンドラ本体1内の作業者が容易かつ
確実に資材19の取り出しを行える。また、同じレール
5を、ゴンドラ本体1のガイド用と、資材保持ユニット
2のガイド用に共用できるので、構成が簡単である。
が図3に示されている。この例では、建築構造物3の外
壁にアンカー14が打ち込まれてアングル15が固定さ
れ、このアングル15に取り付けられたゴンドラレール
用方立16に、レール5が一体的に形成されている。そ
して、このレール5に第1および第2のレールガイド
6,8が嵌合されている。具体的には、第1および第2
のレールガイド6,8は滑車であり、レール5内に挿入
された後で90度回転されることにより、レール5から
離脱不能になっている。このレール5は、工事期間中の
み仮設されるのに適している。
に、建築構造物3の内部に予めレール5が設けられてい
る構成も考えられる。この場合、建築構造物3の構造体
20と外装材21との間の隙間17に、固定部材24,
25やアングル22,23を介して、ゴンドラレール用
方立16が取り付けられている。ゴンドラレール用方立
16と一体的に形成されているレール5は、外装材21
の表面とほぼ同じ面に位置しているので、外観上目立た
ず、工事期間以外にも取り外されることなく常に設置さ
れていても構わない。
の外壁および外装材の改修工事や、建築構造物3の用途
変更のための工事(例えばオフィス用から居住用へのリ
ニューアル工事)や、建築構造物3の躯体改修工事な
ど、建築構造物3の側面から作業を行うあらゆる工事に
おいて用いられる。特に、外部に工事用エレベータを設
置するには多大なコストを要する高層の建築構造物3の
工事において大変効果的である。
昇時に扉13の直下に位置し、作業者が扉13を開けて
資材19を取り出す構成であるが、揚重機構7により資
材保持ユニット2がさらに上昇させられて、開かれた扉
13からゴンドラ本体1の内部まで進入する構成にする
こともできる。その場合、資材保持ユニット2の第2の
レールガイド8は、扉13の下方で、自動的にまたは手
動でレール5から離脱するように構成される。その場
合、資材移動用トロリー9のワイヤーループ12を昇降
させる必要がない。
建て構造に限られず、1階建て構造や3階建て以上の構
造に自由に変更することができる。また、ゴンドラ本体
1は、図5に示すように建築構造物3の全周を取り囲む
大型のもの(クレーン5の一部は図示省略)であって
も、図6に示すように建築構造物の外壁の一部のみを覆
う小型のものであってもよい。
を用いて工事を行う様子が概略的に示されている。この
図7では、ゴンドラ本体1の天井部や側面部を一部省略
して、内部の作業者が見えるようにしている。図7に示
す例では、2階建て構造のゴンドラ本体1の内部に多数
の作業者が乗っており、揚重機構7にワイヤーループ状
の資材保持ユニット2が連結され、工事用資材(改修用
外壁部材)19が資材保持ユニット2に保持されてゴン
ドラ本体1の下方にぶら下がっている。そして、作業者
は、ゴンドラ本体1の1階部分と2階部分でそれぞれ独
立して、または1階と2階とで協働して、外壁の改修工
事を行い、ゴンドラ本体1内に資材19を補充する必要
が生じたときに、揚重機構7を作動させて資材保持ユニ
ット2を上昇させ、資材保持ユニット2に保持されてい
る資材19を取り出してゴンドラ本体1内に搬入し、工
事を続行する。資材保持ユニット2に保持されている資
材19を全てゴンドラ本体1内に搬入したら、揚重機構
7を作動させて資材保持ユニット2を地上に降ろして、
地上の作業者が新たな資材19を資材保持ユニット2に
積み込むようにしてもよい。なお、図7では、見易くす
るために、レール5、第1および第2のレールガイド
6,8、扉13,18、資材移動用トロリー9などは省
略している。
限定されるものではなく、工事用の資材19を保持可能
なものであれば、かご状や箱状やフック状やワイヤール
ープ状などあらゆる形態の資材保持ユニット2を用いる
ことができる。また、資材保持ユニット2は、工事用資
材19のみならず作業者をゴンドラ本体1まで運べるよ
うに、人間を乗せることができる構成であることが好ま
しい。
は、普段は、図示しない屋上格納庫に格納されており、
工事用ゴンドラを設置するときのみに外壁の上方にセッ
トされる。
価な工事用エレベータを設置しなくても、工事用ゴンド
ラに資材を容易に搬送することができ、しかも、建築構
造物内部の使用者に影響を及ぼすことなく、必要に応じ
ていつでも自由に資材の搬送ができるため、工事の作業
効率が向上する。特に、高層の建築構造物の工事を行う
場合に、施工コストの上昇を防ぐ効果が大きい。
けられているレールに係合する第2のレールガイドが設
けられているため、資材保持ユニットが昇降時に不安定
に揺れたりすることがなく、外壁への当接や資材の落下
などの事故が防げる。また、ゴンドラ本体に設けられて
いる第1のレールガイドと資材保持ユニットの第2のレ
ールガイドが、同じレールに係合しているため、ゴンド
ラ本体と資材保持ユニットの相対位置関係が常に一定に
保たれ、ゴンドラ本体への資材の搬送が精度よく行え
る。
る。
ドが係合するレールを示す断面図、(b)はそのレール
とレールガイドとの係合状態を示す説明図である。
ドが係合するレールの他の例を示す断面図、(b)はそ
のレールとレールガイドとの係合状態を示す説明図であ
る。
ある。
である。
態を概略的に示す一部切欠斜視図である。
である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 建築構造物の屋上から吊り下げられて上
下動可能なゴンドラ本体と、 ゴンドラ本体に設けられており、構造物に設けられてい
るレールに係合する第1のレールガイドと、 ゴンドラ本体の下方に位置し、工事用の資材を保持可能
な資材保持ユニットと、 ゴンドラ本体に設けられており、資材保持ユニットが連
結されその資材保持ユニットを上下動させる揚重機構
と、 資材保持ユニットに設けられており、第1のレールガイ
ドの下方でレールに係合する第2のレールガイドとを有
する工事用ゴンドラ。 - 【請求項2】 ゴンドラ本体の底部には開閉可能な扉が
設けられており、 資材保持ユニットは扉の直下に位置している、請求項1
に記載の工事用ゴンドラ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の工事用ゴンドラを用
い、 資材保持ユニットに、工事に用いられる資材を予め保持
させておき、 揚重機構を作動させて、第2のレールガイドをレールに
沿って摺動させて資材保持ユニットを上昇させ、扉部を
開いて資材保持ユニットから資材を取り出してゴンドラ
本体内へ移す工程を含む工事方法。
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|---|---|---|---|
| JP2002074491A JP3896298B2 (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 工事用ゴンドラとそれを用いる工事方法 |
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