JP2003276206A - 液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタ - Google Patents
液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタInfo
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- JP2003276206A JP2003276206A JP2002081533A JP2002081533A JP2003276206A JP 2003276206 A JP2003276206 A JP 2003276206A JP 2002081533 A JP2002081533 A JP 2002081533A JP 2002081533 A JP2002081533 A JP 2002081533A JP 2003276206 A JP2003276206 A JP 2003276206A
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコン単結晶基板に微細な形状を高精度で
加工可能な異方性エッチングと、シリコン基板に貫通孔
を形成するサンドブラストエッチングの利点を生かし、
低コストなインクジェットヘッドの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 複数のノズル2を形成したノズル板1
と、ノズル2に連通する連通管6と加圧液室4を形成し
た流路板3と、加圧液室4内の液体を加圧する振動板7
とを備えたインクジェットヘッドの製造方法。流路板3
は面方位が(100)のシリコン基板で形成され、第1
の工程は加圧液室側からシリコン窒化膜をマスクパター
ンとして形成し、加圧液室4に必要な深さの異方性ウェ
ットエッチングを行う。このとき連通管6部分について
も同時に行う。第2の工程は、ノズル面側からドライフ
ィルムで形成されたマスクパターンでサンドブラストエ
ッチングを行い、加圧液室と連通する貫通孔を完成させ
る。
加工可能な異方性エッチングと、シリコン基板に貫通孔
を形成するサンドブラストエッチングの利点を生かし、
低コストなインクジェットヘッドの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 複数のノズル2を形成したノズル板1
と、ノズル2に連通する連通管6と加圧液室4を形成し
た流路板3と、加圧液室4内の液体を加圧する振動板7
とを備えたインクジェットヘッドの製造方法。流路板3
は面方位が(100)のシリコン基板で形成され、第1
の工程は加圧液室側からシリコン窒化膜をマスクパター
ンとして形成し、加圧液室4に必要な深さの異方性ウェ
ットエッチングを行う。このとき連通管6部分について
も同時に行う。第2の工程は、ノズル面側からドライフ
ィルムで形成されたマスクパターンでサンドブラストエ
ッチングを行い、加圧液室と連通する貫通孔を完成させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴吐出ヘッドの
製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用
いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタに関
し、特に結晶方位を有するシリコン単結晶基板に微細な
形状を形成するための加工技術に関し、液滴吐出ヘッド
の加圧液室形成部材をウェットエッチング及びサンドブ
ラストによって形成する液滴吐出ヘッドの製造方法、液
滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカ
ートリッジ、インクジェットプリンタに関する。
製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用
いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタに関
し、特に結晶方位を有するシリコン単結晶基板に微細な
形状を形成するための加工技術に関し、液滴吐出ヘッド
の加圧液室形成部材をウェットエッチング及びサンドブ
ラストによって形成する液滴吐出ヘッドの製造方法、液
滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカ
ートリッジ、インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】液滴吐出ヘッドとしては、以下に示すよ
うに種々の形式のものが知られており、例えば液体レジ
ストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNA試料
を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドなどとして使用さ
れることが知られているが、以下の説明ではインクジェ
ットヘッドを例として説明する。
うに種々の形式のものが知られており、例えば液体レジ
ストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNA試料
を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドなどとして使用さ
れることが知られているが、以下の説明ではインクジェ
ットヘッドを例として説明する。
【0003】特開2000−94695号公報に記載さ
れた「プリントヘッドの製造方法」の発明においては、
被加工物の加工面に平均粒径が24μm以下の砥粒を吹
きつけるようにして当該加工面をエッチング加工する加
工方法を用いて、所定材料からなる板状部材の一面に圧
力室と貫通孔を形成することにより流路板を作製するよ
うにしたことを特徴とする。また、高圧エア中にほぼ均
一の密度で砥粒を混合し、かくして得られた固気2相流
を被加工物の加工面に吹きつけ、砥粒により当該加工面
をエッチング加工する加工法を用いて、所定材料からな
る板状部材の一面に圧力室と貫通孔とを形成し、流路板
を作製するようにしたものである。
れた「プリントヘッドの製造方法」の発明においては、
被加工物の加工面に平均粒径が24μm以下の砥粒を吹
きつけるようにして当該加工面をエッチング加工する加
工方法を用いて、所定材料からなる板状部材の一面に圧
力室と貫通孔を形成することにより流路板を作製するよ
うにしたことを特徴とする。また、高圧エア中にほぼ均
一の密度で砥粒を混合し、かくして得られた固気2相流
を被加工物の加工面に吹きつけ、砥粒により当該加工面
をエッチング加工する加工法を用いて、所定材料からな
る板状部材の一面に圧力室と貫通孔とを形成し、流路板
を作製するようにしたものである。
【0004】特開2000−326516号公報に記載
された「シリコン基板のサンドブラスト加工方法及びイ
ンクジェットプリンタヘッド」の発明においては、第1
の工程でシリコンウェハ上の基板に第一の溝を、インク
供給溝の長手方向に沿って砥粒噴射ノズルを基板の幅の
ピッチで20回折り返し走査させて100〜200μm
の深さに形成する。また、第2の工程でシリコンウェハ
を裏返し、インク供給溝の短手方向にインク供給穴に沿
って砥粒噴射ノズルを基板の長さのピッチで6回折り返
し走査させて、インク供給穴をチップ基板厚さの略1/
2の深さに形成する。さらに、第3の工程でシリコンウ
ェハを表に返し、インク供給穴への貫通すべき部分に沿
って第2の工程と同じ方向に同ピッチで折り返し走査し
て、第2の溝を第1の溝内に形成するものである。
された「シリコン基板のサンドブラスト加工方法及びイ
ンクジェットプリンタヘッド」の発明においては、第1
の工程でシリコンウェハ上の基板に第一の溝を、インク
供給溝の長手方向に沿って砥粒噴射ノズルを基板の幅の
ピッチで20回折り返し走査させて100〜200μm
の深さに形成する。また、第2の工程でシリコンウェハ
を裏返し、インク供給溝の短手方向にインク供給穴に沿
って砥粒噴射ノズルを基板の長さのピッチで6回折り返
し走査させて、インク供給穴をチップ基板厚さの略1/
2の深さに形成する。さらに、第3の工程でシリコンウ
ェハを表に返し、インク供給穴への貫通すべき部分に沿
って第2の工程と同じ方向に同ピッチで折り返し走査し
て、第2の溝を第1の溝内に形成するものである。
【0005】特開平6−64178号公報に記載された
「インクジェットヘッドの製造方法」の発明において
は、ガラス製の流路基板の上面に形成してあるインク流
路は、深さの異なる部分を含み、内部のインクを加圧す
る圧電素子を有する加圧室とインクを吐出するノズルな
どが浅い部分の流路で、深い部分の流路となだらかな傾
斜の流路で連続する。流路基板のインク流路側の面に振
動板を接合してインク流路をシールする。インク流路の
製造に際しては、まず深い部分の流路をエッチングによ
り形成し、次いで深い部分の流路の段差部とこれに隣接
する浅い部分の流路の一部とをサンドブラストにより研
削して傾斜流路を形成し、最後に浅い部分の流路をエッ
チングにより形成するものである。
「インクジェットヘッドの製造方法」の発明において
は、ガラス製の流路基板の上面に形成してあるインク流
路は、深さの異なる部分を含み、内部のインクを加圧す
る圧電素子を有する加圧室とインクを吐出するノズルな
どが浅い部分の流路で、深い部分の流路となだらかな傾
斜の流路で連続する。流路基板のインク流路側の面に振
動板を接合してインク流路をシールする。インク流路の
製造に際しては、まず深い部分の流路をエッチングによ
り形成し、次いで深い部分の流路の段差部とこれに隣接
する浅い部分の流路の一部とをサンドブラストにより研
削して傾斜流路を形成し、最後に浅い部分の流路をエッ
チングにより形成するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プリンタ、ファクシミ
リ、複写装置、プロッタなどの画像記録装置(画像形成
装置)として用いるインクジェット記録装置は、インク
滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する液室(イ
ンク流路、吐出室、圧力室、加圧液室、流路とも称され
る)と、この液室内のインクを加圧するための駆動手段
(圧力発生手段)とを備えた液滴吐出ヘッドとしてのイ
ンクジェットヘッドを搭載したものである。 なお、液
滴吐出ヘッドとしては、例えば液体レジストを液滴とし
て吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として
吐出する液滴吐出ヘッドなどもあるが、以下ではインク
ジェットヘッドを中心に説明をする。
リ、複写装置、プロッタなどの画像記録装置(画像形成
装置)として用いるインクジェット記録装置は、インク
滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する液室(イ
ンク流路、吐出室、圧力室、加圧液室、流路とも称され
る)と、この液室内のインクを加圧するための駆動手段
(圧力発生手段)とを備えた液滴吐出ヘッドとしてのイ
ンクジェットヘッドを搭載したものである。 なお、液
滴吐出ヘッドとしては、例えば液体レジストを液滴とし
て吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として
吐出する液滴吐出ヘッドなどもあるが、以下ではインク
ジェットヘッドを中心に説明をする。
【0007】インクジェットヘッドとしては、駆動手段
が圧電素子であるもの(特公平2−51734号公
報)、インクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でイ
ンクを吐出させるもの(特公昭61−59911号公
報)、駆動手段に静電気力を利用したもの(特開平5−
50601号公報)などがある。この中でもノズル開口
が形成されたノズルプレートと振動板とをスぺーサの両
面に接着して圧力室を形成し、振動板を圧電振動子によ
り変形させる形式のインクジェット式記録ヘッドは、イ
ンク滴を飛翔させるための駆動源として熱エネルギーを
使用しないため熱によるインクの変質がなく特に熱によ
り劣化しやすいカラーインクを吐出させることが可能で
ある。しかも、圧電振動子の変位量を調整してインク滴
のインク量を自在に調節することが可能であるため、高
品質なカラー印刷のためのプリンタを構成するのに最適
なヘッドである。
が圧電素子であるもの(特公平2−51734号公
報)、インクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でイ
ンクを吐出させるもの(特公昭61−59911号公
報)、駆動手段に静電気力を利用したもの(特開平5−
50601号公報)などがある。この中でもノズル開口
が形成されたノズルプレートと振動板とをスぺーサの両
面に接着して圧力室を形成し、振動板を圧電振動子によ
り変形させる形式のインクジェット式記録ヘッドは、イ
ンク滴を飛翔させるための駆動源として熱エネルギーを
使用しないため熱によるインクの変質がなく特に熱によ
り劣化しやすいカラーインクを吐出させることが可能で
ある。しかも、圧電振動子の変位量を調整してインク滴
のインク量を自在に調節することが可能であるため、高
品質なカラー印刷のためのプリンタを構成するのに最適
なヘッドである。
【0008】インクジェットヘッドは記録媒体上のドッ
トをインク滴により構成する関係上、インク滴のサイズ
を小さくすることにより、極めて高い解像度での記録、
印刷が可能である。しかしながら、効率よく記録するた
めには、インク開口の数を多くする必要があり、特に圧
電振動子を駆動手段とするものにあっては、圧電振動子
のエネルギを効率よく使用するために圧力室(加圧液
室)を大きくする必要がある。このことはヘッドの小型
化要請とは相反することである。このような相反する問
題を解消するため、通常隣り合う圧力室を区画している
壁(隔壁)を薄くすると共に圧力室の形状を長手方向に
大きくして容積を稼ぐことが行われている。
トをインク滴により構成する関係上、インク滴のサイズ
を小さくすることにより、極めて高い解像度での記録、
印刷が可能である。しかしながら、効率よく記録するた
めには、インク開口の数を多くする必要があり、特に圧
電振動子を駆動手段とするものにあっては、圧電振動子
のエネルギを効率よく使用するために圧力室(加圧液
室)を大きくする必要がある。このことはヘッドの小型
化要請とは相反することである。このような相反する問
題を解消するため、通常隣り合う圧力室を区画している
壁(隔壁)を薄くすると共に圧力室の形状を長手方向に
大きくして容積を稼ぐことが行われている。
【0009】このような圧力室やリザーバは振動板とノ
ズルプレートの間隔を所定の値に保持する部材である液
室形成部材に形成されているが、上述したように極めて
小さく、しかも複雑な形状を備えた圧力室を形成する必
要上、通常エッチング技術が使用されている。そこで、
比較的簡単な手法で微細な形状を高い精度で加工が可能
なシリコン単結晶基板の異方性エッチングを用いた部品
製作技術、いわゆるマイクロマシニング技術を適用して
インクジェット式記録ヘッドを構成する部材を加工する
ことが検討され、種々な技術や手法が提案されている。
ズルプレートの間隔を所定の値に保持する部材である液
室形成部材に形成されているが、上述したように極めて
小さく、しかも複雑な形状を備えた圧力室を形成する必
要上、通常エッチング技術が使用されている。そこで、
比較的簡単な手法で微細な形状を高い精度で加工が可能
なシリコン単結晶基板の異方性エッチングを用いた部品
製作技術、いわゆるマイクロマシニング技術を適用して
インクジェット式記録ヘッドを構成する部材を加工する
ことが検討され、種々な技術や手法が提案されている。
【0010】エッチング技術においてはフォトリソグラ
フィ技術により予め必要なパターン形成を行うが、流路
板形状を作製するにあたって圧力室と圧力室と連通する
貫通孔を形成する際には、ドライエッチング方式にして
もウェットエッチング方式にしても加工レートが低く、
また流路板形状のように深さの異なるパターンを形成す
る際には、2度エッチングを行うことが一般的であり、
多大な時間を要する上、ドライエッチングについては設
備費用は安価とは言えず、製品のコストアップ、製造条
件の制御の困難さや、温室効果ガスを発生させるなどの
問題がある。
フィ技術により予め必要なパターン形成を行うが、流路
板形状を作製するにあたって圧力室と圧力室と連通する
貫通孔を形成する際には、ドライエッチング方式にして
もウェットエッチング方式にしても加工レートが低く、
また流路板形状のように深さの異なるパターンを形成す
る際には、2度エッチングを行うことが一般的であり、
多大な時間を要する上、ドライエッチングについては設
備費用は安価とは言えず、製品のコストアップ、製造条
件の制御の困難さや、温室効果ガスを発生させるなどの
問題がある。
【0011】また、シリコンウェハを両面加工する場合
において、片面加工中もう一方の面は裏面となり加工装
置ウェハ搬送系の搬送キズが付きやすく、歩留まり低下
につながる。また、前記従来技術、特開2000−94
695号公報、特開2000−326516号公報、特
開平6−64178号公報に記載されているサンドブラ
スト工法で形成された貫通孔の側壁や表面は凹凸形状と
なり、インクの淀みや気泡の停滞を招く。また、耐イン
ク性(シリコンの溶出防止)に良いとされる酸化膜の形
成に不具合を来すという問題がある。
において、片面加工中もう一方の面は裏面となり加工装
置ウェハ搬送系の搬送キズが付きやすく、歩留まり低下
につながる。また、前記従来技術、特開2000−94
695号公報、特開2000−326516号公報、特
開平6−64178号公報に記載されているサンドブラ
スト工法で形成された貫通孔の側壁や表面は凹凸形状と
なり、インクの淀みや気泡の停滞を招く。また、耐イン
ク性(シリコンの溶出防止)に良いとされる酸化膜の形
成に不具合を来すという問題がある。
【0012】本発明は、このような従来例の問題点に鑑
みてなされたものであって、その目的とするところは、
比較的簡単な手法で微細な形状を高い精度で加工が可能
なシリコン単結晶基板の異方性エッチングと、シリコン
基板に貫通孔を作製する上でドライエッチング方式と比
較して加工時間の短縮、制御性のしやすさや、温室効果
ガスを使用しないため、地球温暖化抑制、除外装置投資
不要とされるサンドブラスト工法それぞれのエッチング
技術の利点を生かし、低コストなインクジェット式記録
ヘッドなどの液滴吐出ヘッドの製造方法を提供するもの
である。また、該製造方法によって製造されたインクジ
ェット式記録ヘッドなどの液滴吐出ヘッド、インクカー
トリッジ、インクジェットプリンタを提供することを目
的とする。さらに、サンドブラスト工法のマスクパター
ンで一般的に使用されるドライフィルムを裏面保護膜と
して活用することを目的とする。
みてなされたものであって、その目的とするところは、
比較的簡単な手法で微細な形状を高い精度で加工が可能
なシリコン単結晶基板の異方性エッチングと、シリコン
基板に貫通孔を作製する上でドライエッチング方式と比
較して加工時間の短縮、制御性のしやすさや、温室効果
ガスを使用しないため、地球温暖化抑制、除外装置投資
不要とされるサンドブラスト工法それぞれのエッチング
技術の利点を生かし、低コストなインクジェット式記録
ヘッドなどの液滴吐出ヘッドの製造方法を提供するもの
である。また、該製造方法によって製造されたインクジ
ェット式記録ヘッドなどの液滴吐出ヘッド、インクカー
トリッジ、インクジェットプリンタを提供することを目
的とする。さらに、サンドブラスト工法のマスクパター
ンで一般的に使用されるドライフィルムを裏面保護膜と
して活用することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
すべくなされたものであって、請求項1の発明は、複数
のノズルを形成したノズル形成部材と、前記ノズルに連
通する貫通孔と加圧液室を形成した加圧液室形成部材
と、前記加圧液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧
力発生手段とを備えた液滴吐出ヘッドの製造方法におい
て、前記加圧液室形成部材はシリコン基板で形成されて
おり、前記加圧液室及び前記貫通孔をウェットエッチン
グ及びサンドブラストによって形成することを特徴とす
る。
すべくなされたものであって、請求項1の発明は、複数
のノズルを形成したノズル形成部材と、前記ノズルに連
通する貫通孔と加圧液室を形成した加圧液室形成部材
と、前記加圧液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧
力発生手段とを備えた液滴吐出ヘッドの製造方法におい
て、前記加圧液室形成部材はシリコン基板で形成されて
おり、前記加圧液室及び前記貫通孔をウェットエッチン
グ及びサンドブラストによって形成することを特徴とす
る。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の前記
ノズル形成部材側である一方の面に所定のパターンマス
クと、前記圧力発生手段側である他方の面に所定のパタ
ーンマスクをそれぞれ形成し、第1の工程として前記他
方の面からウェットエッチングにより前記所定のパター
ンを形成後、第2の工程として前記一方の面からサンド
ブラストにより前記貫通孔を形成することを特徴とす
る。
ッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の前記
ノズル形成部材側である一方の面に所定のパターンマス
クと、前記圧力発生手段側である他方の面に所定のパタ
ーンマスクをそれぞれ形成し、第1の工程として前記他
方の面からウェットエッチングにより前記所定のパター
ンを形成後、第2の工程として前記一方の面からサンド
ブラストにより前記貫通孔を形成することを特徴とす
る。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法において、前記加圧液室と連通する貫通
孔は、前記加圧液室形成部材の前記ノズル形成部材側の
面からのみ加工することを特徴とする。
ッドの製造方法において、前記加圧液室と連通する貫通
孔は、前記加圧液室形成部材の前記ノズル形成部材側の
面からのみ加工することを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の前記
ノズル形成部材側である一方の面に所定パターンのマス
クと、前記圧力発生手段側である他方の面に所定のパタ
ーンマスクをそれぞれ形成し、第1の工程として前記加
圧液室形成部材の前記ノズル形成部材側の面からサンド
ブラストにより前記貫通孔を形成後、第2の工程として
前記加圧液室形成部材の前記圧力発生手段側の面からウ
ェットエッチングにより前記所定のパターンを形成する
ことを特徴とする。
ッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の前記
ノズル形成部材側である一方の面に所定パターンのマス
クと、前記圧力発生手段側である他方の面に所定のパタ
ーンマスクをそれぞれ形成し、第1の工程として前記加
圧液室形成部材の前記ノズル形成部材側の面からサンド
ブラストにより前記貫通孔を形成後、第2の工程として
前記加圧液室形成部材の前記圧力発生手段側の面からウ
ェットエッチングにより前記所定のパターンを形成する
ことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜4の液滴吐
出ヘッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の
両面に形成するパターンマスク形成層は、前記加圧液室
形成部材の表面側から、シリコン酸化膜、シリコン窒化
膜、ドライフィルムとし、該ドライフィルムは両面とも
同時に貼り付けることを特徴とする。
出ヘッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の
両面に形成するパターンマスク形成層は、前記加圧液室
形成部材の表面側から、シリコン酸化膜、シリコン窒化
膜、ドライフィルムとし、該ドライフィルムは両面とも
同時に貼り付けることを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜5の液滴吐
出ヘッドの製造方法において、サンドブラストにより前
記加圧液室と前記貫通孔の形成後、水酸化カリウム溶液
によるエッチング処理を行うことを特徴とする。
出ヘッドの製造方法において、サンドブラストにより前
記加圧液室と前記貫通孔の形成後、水酸化カリウム溶液
によるエッチング処理を行うことを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜6の液滴吐
出ヘッドの製造方法によって製造された液滴吐出ヘッド
であることを特徴とする。
出ヘッドの製造方法によって製造された液滴吐出ヘッド
であることを特徴とする。
【0020】請求項8の発明は、請求項7の液滴吐出ヘ
ッドと該液滴吐出ヘッドにインクを供給するインクタン
クを一体化したインクカートリッジであることを特徴と
する。
ッドと該液滴吐出ヘッドにインクを供給するインクタン
クを一体化したインクカートリッジであることを特徴と
する。
【0021】請求項9の発明は、請求項7または8の液
滴吐出ヘッドまたはインクカートリッジを使用したイン
クジェットプリンタであることを特徴とする。
滴吐出ヘッドまたはインクカートリッジを使用したイン
クジェットプリンタであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本
発明の実施例であるインクジェットヘッドの構成を示す
分解斜視図である。図1において、インクジェットヘッ
ドは、ノズル板1、流路板3、振動板7、アクチュエー
タ(圧電素子)11の各部品から構成されている。ノズ
ル板1にはインク滴を飛翔させるための微細孔である多
数のノズル2を各加圧液室の先端部分に対応して形成さ
れており、各ノズル2の径は20〜35μmである。こ
のノズル板1は、例えば電鋳工法によって製造したNi
の金属プレートを用いているが、シリコンやその他金属
材料、あるいはポリイミドなどの樹脂フィルムを用いる
ことができる。なおノズル板1には撥水性の表面処理膜
を成膜している。
〜図12に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本
発明の実施例であるインクジェットヘッドの構成を示す
分解斜視図である。図1において、インクジェットヘッ
ドは、ノズル板1、流路板3、振動板7、アクチュエー
タ(圧電素子)11の各部品から構成されている。ノズ
ル板1にはインク滴を飛翔させるための微細孔である多
数のノズル2を各加圧液室の先端部分に対応して形成さ
れており、各ノズル2の径は20〜35μmである。こ
のノズル板1は、例えば電鋳工法によって製造したNi
の金属プレートを用いているが、シリコンやその他金属
材料、あるいはポリイミドなどの樹脂フィルムを用いる
ことができる。なおノズル板1には撥水性の表面処理膜
を成膜している。
【0023】流路板3は、シリコンで形成されており、
シリコン基板の面方位は(110)を使用している。
(110)基板を使用することにより、ノズルのピッチ
方向に対して垂直に加圧液室を形成することができるた
め微細化、狭ピッチ化に有利となる。流路板3には各ノ
ズル孔の連通する連通管6と隔壁5によって相互が離隔
された多数の加圧液室4が形成されている。各ノズル孔
へ連通する連通管6は例えばドライエッチング法と異方
性エッチング方法により形成されている。加圧液室、共
通液室はSiの異方性エッチングにより形成されてい
る。また、該シリコン流路板3の表面には酸化膜が形成
されている。酸化膜が形成されていることで、インクに
対して溶出しにくく、また濡れ性も向上するため気泡の
滞留が生じにくい構造となる。これは酸化膜に限らず窒
化チタン(TiN)膜、またはポリイミド膜でもかまわ
ない。
シリコン基板の面方位は(110)を使用している。
(110)基板を使用することにより、ノズルのピッチ
方向に対して垂直に加圧液室を形成することができるた
め微細化、狭ピッチ化に有利となる。流路板3には各ノ
ズル孔の連通する連通管6と隔壁5によって相互が離隔
された多数の加圧液室4が形成されている。各ノズル孔
へ連通する連通管6は例えばドライエッチング法と異方
性エッチング方法により形成されている。加圧液室、共
通液室はSiの異方性エッチングにより形成されてい
る。また、該シリコン流路板3の表面には酸化膜が形成
されている。酸化膜が形成されていることで、インクに
対して溶出しにくく、また濡れ性も向上するため気泡の
滞留が生じにくい構造となる。これは酸化膜に限らず窒
化チタン(TiN)膜、またはポリイミド膜でもかまわ
ない。
【0024】振動板7は、Ni電鋳工法で形成した金属
プレートからなり、この振動板7の振動機能部は、圧電
素子内の非駆動部に接合する梁部8と圧電素子内の駆動
部と接合する島状凸部9とこの凸部の周囲に形成した厚
み2〜10μm程度の最薄膜部分10(ダイヤフラム領
域)とからなる。アクチュエータ11は、セラミックス
基板例えばチタン酸バリウム、アルミナ、フォルステラ
イトなどの絶縁性の基板上に電気機械変換素子である複
数の積層型圧電素子を列状に2列配列して接合し、これ
ら2列の各圧電素子をダイシングにより切断を行ってい
る。なお、各列の複数の圧電素子は、チャンネル方向で
駆動波形を印加する駆動部12と駆動波形を印加しない
非駆動部13を交互に構成している。ここで、圧電素子
は厚さ10〜50μm/層のチタン酸ジルコン酸(PZ
T)と厚さ数μm/層の銀パラジューム(AgPd)か
らなる内部電極とを交互に積層したものである。圧電素
子を厚さ10〜50μm/層の積層型とすることによっ
て低電圧駆動を可能としている。なお電気機械変換素子
としてPZTに限られるものではない。そして、この圧
電素子の内部電極を交互に端面に取り出して端面電極と
して一方の基板上に共通電極パターンおよび個別電極パ
ターンを駆動部となる圧電素子の端面電極に導電性接着
剤などを介して電気的に接続し、共通電極パターンおよ
び共通電極パターンに接続したFPCケーブルを介して
PCB基板と接続して駆動部に駆動波形を印加すること
によって積層方向の伸びの変位を発生させる。
プレートからなり、この振動板7の振動機能部は、圧電
素子内の非駆動部に接合する梁部8と圧電素子内の駆動
部と接合する島状凸部9とこの凸部の周囲に形成した厚
み2〜10μm程度の最薄膜部分10(ダイヤフラム領
域)とからなる。アクチュエータ11は、セラミックス
基板例えばチタン酸バリウム、アルミナ、フォルステラ
イトなどの絶縁性の基板上に電気機械変換素子である複
数の積層型圧電素子を列状に2列配列して接合し、これ
ら2列の各圧電素子をダイシングにより切断を行ってい
る。なお、各列の複数の圧電素子は、チャンネル方向で
駆動波形を印加する駆動部12と駆動波形を印加しない
非駆動部13を交互に構成している。ここで、圧電素子
は厚さ10〜50μm/層のチタン酸ジルコン酸(PZ
T)と厚さ数μm/層の銀パラジューム(AgPd)か
らなる内部電極とを交互に積層したものである。圧電素
子を厚さ10〜50μm/層の積層型とすることによっ
て低電圧駆動を可能としている。なお電気機械変換素子
としてPZTに限られるものではない。そして、この圧
電素子の内部電極を交互に端面に取り出して端面電極と
して一方の基板上に共通電極パターンおよび個別電極パ
ターンを駆動部となる圧電素子の端面電極に導電性接着
剤などを介して電気的に接続し、共通電極パターンおよ
び共通電極パターンに接続したFPCケーブルを介して
PCB基板と接続して駆動部に駆動波形を印加すること
によって積層方向の伸びの変位を発生させる。
【0025】図2は、本発明の異なる2種類の流路板を
示す断面図であり、図2(A)は片面流路方式の流路板
を示し、図2(B)は両面流路方式の流路板を示す。図
2(A)に示す片面流路方式の流路板20では、加圧液
室21、加圧液室21とノズルとを連通する貫通孔22
とからなる。また、図2(B)に示す両面流路方式の流
路板30では、インクがノズルへと流れる流路31,3
2がノズル面側と振動板側の2箇所形成されており高周
波数での駆動時でもインクのリフィルを十分に確保でき
る構造となっている。インクは、加圧液室にて振動板を
圧電素子により変形させることで加圧され、連通管を通
ってノズルへと向かう。加圧されたインクは、ノズルよ
り噴射される。
示す断面図であり、図2(A)は片面流路方式の流路板
を示し、図2(B)は両面流路方式の流路板を示す。図
2(A)に示す片面流路方式の流路板20では、加圧液
室21、加圧液室21とノズルとを連通する貫通孔22
とからなる。また、図2(B)に示す両面流路方式の流
路板30では、インクがノズルへと流れる流路31,3
2がノズル面側と振動板側の2箇所形成されており高周
波数での駆動時でもインクのリフィルを十分に確保でき
る構造となっている。インクは、加圧液室にて振動板を
圧電素子により変形させることで加圧され、連通管を通
ってノズルへと向かう。加圧されたインクは、ノズルよ
り噴射される。
【0026】(実施例1 請求項1,2,5,6に関す
る)ウェットエッチングでは、前記した面方位(11
0)のシリコン基板にエッチング溶液として水酸化カリ
ウム溶液を使用し、ノズルピッチ方向に対し垂直な加圧
液室、加圧液室とノズルとを連通する貫通孔を形成す
る。サンドブラスト工法は、数μm〜数十μmの砥粒を
高速で高密度に吹きつけ研削加工を行う物理的エッチン
グ方式で、加圧液室、加圧液室とノズルとを連通する貫
通孔を形成する。ウェットエッチング、サンドブラスト
で所定のパターンを形成する際のマスク材料としては、
サンドブラストを用いることを重視しドライフィルムレ
ジストを使用し、フォトリソグラフィ技術により所望の
マスクパターンを形成する。
る)ウェットエッチングでは、前記した面方位(11
0)のシリコン基板にエッチング溶液として水酸化カリ
ウム溶液を使用し、ノズルピッチ方向に対し垂直な加圧
液室、加圧液室とノズルとを連通する貫通孔を形成す
る。サンドブラスト工法は、数μm〜数十μmの砥粒を
高速で高密度に吹きつけ研削加工を行う物理的エッチン
グ方式で、加圧液室、加圧液室とノズルとを連通する貫
通孔を形成する。ウェットエッチング、サンドブラスト
で所定のパターンを形成する際のマスク材料としては、
サンドブラストを用いることを重視しドライフィルムレ
ジストを使用し、フォトリソグラフィ技術により所望の
マスクパターンを形成する。
【0027】図2(A)に示す片側流路方式の流路板の
場合、第1の工程として加圧液室側から、シリコン窒化
膜をウェットエッチングマスクパターンとして形成し、
加圧液室21に必要とされる深さのエッチングを行う。
この時、加圧液室21とノズルとを連通する貫通孔22
部分についても、同時にエッチングを行う。その後ウェ
ハを反転し、ノズル面側からドライフィルムで形成され
たマスクパターンでサンドブラストエッチングを行い、
加圧液室21と連通する貫通孔22を形成し完成させ
る。マスクパターンを形成し、ウェットエッチングを実
施するまでの間、ノズル面側にはドライフィルムを貼り
保護膜として活用する。上記とは逆順のエッチング工程
を行い加圧液室21、加圧液室とノズルとを連通する貫
通孔22を形成することも可能で、この場合、加圧液室
側マスクパターン形成のためのドライフィルムは必然的
に保護膜としての活用がなされる。上記製造方法の構成
に基づき、ウェットエッチングとサンドブラストエッチ
ングそれぞれの利点を生かし低コストなインクジェット
ヘッド製造方法を提供することが可能となる。
場合、第1の工程として加圧液室側から、シリコン窒化
膜をウェットエッチングマスクパターンとして形成し、
加圧液室21に必要とされる深さのエッチングを行う。
この時、加圧液室21とノズルとを連通する貫通孔22
部分についても、同時にエッチングを行う。その後ウェ
ハを反転し、ノズル面側からドライフィルムで形成され
たマスクパターンでサンドブラストエッチングを行い、
加圧液室21と連通する貫通孔22を形成し完成させ
る。マスクパターンを形成し、ウェットエッチングを実
施するまでの間、ノズル面側にはドライフィルムを貼り
保護膜として活用する。上記とは逆順のエッチング工程
を行い加圧液室21、加圧液室とノズルとを連通する貫
通孔22を形成することも可能で、この場合、加圧液室
側マスクパターン形成のためのドライフィルムは必然的
に保護膜としての活用がなされる。上記製造方法の構成
に基づき、ウェットエッチングとサンドブラストエッチ
ングそれぞれの利点を生かし低コストなインクジェット
ヘッド製造方法を提供することが可能となる。
【0028】(実施例2 請求項1,2,5,6に関す
る)次に、本発明の第2の実施例について説明する。図
3〜図6は、本発明の第2の実施例による流路板の製造
方法の一連の工程を示す図である。まず、図3(A)に
示すように厚さ400μmの面方位が(110)のシリ
コン基板41を用意し、厚さ0.025μmのシリコン
酸化膜42及び0.2μmのLP−CVD窒化膜43を
形成する。次いで、サンドブラスト用ドライフィルム4
4をノズル形成面側及び加圧液室形成面側に被着させ
(図3(B))、加圧液室側を上面とし、加圧液室パタ
ーン用の露光マスクを介して露光し、現像を行って加圧
液室面レジストパターン45を形成する(図3
(C))。その後、窒化膜43、酸化膜42をドライエ
ッチングにてパターンニングを行い窒化膜、酸化膜パタ
ーン46を形成する(図3(D))。
る)次に、本発明の第2の実施例について説明する。図
3〜図6は、本発明の第2の実施例による流路板の製造
方法の一連の工程を示す図である。まず、図3(A)に
示すように厚さ400μmの面方位が(110)のシリ
コン基板41を用意し、厚さ0.025μmのシリコン
酸化膜42及び0.2μmのLP−CVD窒化膜43を
形成する。次いで、サンドブラスト用ドライフィルム4
4をノズル形成面側及び加圧液室形成面側に被着させ
(図3(B))、加圧液室側を上面とし、加圧液室パタ
ーン用の露光マスクを介して露光し、現像を行って加圧
液室面レジストパターン45を形成する(図3
(C))。その後、窒化膜43、酸化膜42をドライエ
ッチングにてパターンニングを行い窒化膜、酸化膜パタ
ーン46を形成する(図3(D))。
【0029】その後、アッシングによりノズル面、加圧
液室面のドライフィルム44によるレジスト除去を行い
(図4(E))、水酸化カリウム溶液により加圧液室に
必要な容積分よりも10〜20μm不足ぎみの深さまで
加圧液室となる部分47を異方性エッチングする(図4
(F))。次に、ウェハを反転させ、新たなサンドブラ
スト用ドライフィルム48をノズル面側、加圧液室面側
に被着させ(図4(G))、パターン用の露光マスクを
介して露光し、現像を行って、ノズル面レジストパター
ン49を形成する(図4(H))。
液室面のドライフィルム44によるレジスト除去を行い
(図4(E))、水酸化カリウム溶液により加圧液室に
必要な容積分よりも10〜20μm不足ぎみの深さまで
加圧液室となる部分47を異方性エッチングする(図4
(F))。次に、ウェハを反転させ、新たなサンドブラ
スト用ドライフィルム48をノズル面側、加圧液室面側
に被着させ(図4(G))、パターン用の露光マスクを
介して露光し、現像を行って、ノズル面レジストパター
ン49を形成する(図4(H))。
【0030】その後、窒化膜43、酸化膜42をドライ
エッチングにてパターンニングを行い、窒化膜、酸化膜
パターン50を形成する(図5(I))。この時の貫通
孔開口寸法は所望開口寸法より十数μm小さめに形成す
る。次に数μm〜数十μmの砥粒を高速で高密度に衝突
させることが可能なサンドブラスト装置で貫通孔となる
部分に走査51を行い砥粒を連続的に衝突させ、貫通孔
となる部分を形成するが、その量はウェットエッチング
で形成された加圧液室面側の貫通口部分より十数μm手
前の深さまで残留部分52を残してエッチングを行う
(図5(J))。その後、両面のレジスト除去を行う
(図5(K))。ここまで形成されたシリコン基板で貫
通口内側壁に出来たダメージ面、具体的には十数μmの
凹凸面を取り除くためと、前記に示す加圧液室容積不足
分10〜20μmと、連通していない貫通孔53の残留
部分52を水酸化カリウム溶液によりウェットエッチン
グを行い、加圧液室54と貫通孔53を形成する(図5
(L))。次に、窒化膜43をリン酸溶液で、酸化膜4
2をフッ酸溶液で除去する(図6(M))。最後に耐イ
ンク性を得るため、熱酸化膜55を形成する(図6
(N))。
エッチングにてパターンニングを行い、窒化膜、酸化膜
パターン50を形成する(図5(I))。この時の貫通
孔開口寸法は所望開口寸法より十数μm小さめに形成す
る。次に数μm〜数十μmの砥粒を高速で高密度に衝突
させることが可能なサンドブラスト装置で貫通孔となる
部分に走査51を行い砥粒を連続的に衝突させ、貫通孔
となる部分を形成するが、その量はウェットエッチング
で形成された加圧液室面側の貫通口部分より十数μm手
前の深さまで残留部分52を残してエッチングを行う
(図5(J))。その後、両面のレジスト除去を行う
(図5(K))。ここまで形成されたシリコン基板で貫
通口内側壁に出来たダメージ面、具体的には十数μmの
凹凸面を取り除くためと、前記に示す加圧液室容積不足
分10〜20μmと、連通していない貫通孔53の残留
部分52を水酸化カリウム溶液によりウェットエッチン
グを行い、加圧液室54と貫通孔53を形成する(図5
(L))。次に、窒化膜43をリン酸溶液で、酸化膜4
2をフッ酸溶液で除去する(図6(M))。最後に耐イ
ンク性を得るため、熱酸化膜55を形成する(図6
(N))。
【0031】(実施例3 請求項1,4,5,6に関す
る)次に、本発明の第3の実施例について説明する。図
7〜図9は、本発明の第3の実施例による流路板の製造
方法の一連の工程を示す図である。まず、図7(A)に
示すように厚さ400μmの面方位が(110)のシリ
コン基板61を用意し、厚さ0.025μmのシリコン
酸化膜62及び0.2μmのLP−CVD窒化膜63を
形成し(図7(B))、次いでサンドブラスト用ドライ
フィルム64をノズル形成面側、加圧液室形成面側に被
着させ、ノズル面側を上面とし、ノズル面パターン用の
露光マスクを介して露光し、現像を行ってノズル面レジ
ストパターン65を形成する(図7(C))。その後、
窒化膜63、酸化膜62をドライエッチングにてパター
ンニングを行い、窒化膜、酸化膜パターン66を形成す
る(図7(D))。この時の貫通孔開口寸法は所望開口
寸法より十数μm小さめに形成する。
る)次に、本発明の第3の実施例について説明する。図
7〜図9は、本発明の第3の実施例による流路板の製造
方法の一連の工程を示す図である。まず、図7(A)に
示すように厚さ400μmの面方位が(110)のシリ
コン基板61を用意し、厚さ0.025μmのシリコン
酸化膜62及び0.2μmのLP−CVD窒化膜63を
形成し(図7(B))、次いでサンドブラスト用ドライ
フィルム64をノズル形成面側、加圧液室形成面側に被
着させ、ノズル面側を上面とし、ノズル面パターン用の
露光マスクを介して露光し、現像を行ってノズル面レジ
ストパターン65を形成する(図7(C))。その後、
窒化膜63、酸化膜62をドライエッチングにてパター
ンニングを行い、窒化膜、酸化膜パターン66を形成す
る(図7(D))。この時の貫通孔開口寸法は所望開口
寸法より十数μm小さめに形成する。
【0032】次に、数μm〜数十μmの砥粒を高速で高
密度に衝突させることが可能なサンドブラスト装置で貫
通孔となる部分に走査67を行い砥粒を連続的に衝突さ
せ、第2の工程となるウェットエッチング量で貫通可能
な深さ300μmの貫通孔となる部分68を形成する
(図8(E))。その後、ウェハを反転させ加圧液室側
を上面とし、加圧液室パターン用の露光マスクを介して
露光し、現像を行って加圧液室面レジストパターン69
を形成する(図8(F))。その後、窒化膜63、酸化
膜62をドライエッチングにてパターンニングを行い、
窒化膜、酸化膜パターン70を形成する(図8
(G))。
密度に衝突させることが可能なサンドブラスト装置で貫
通孔となる部分に走査67を行い砥粒を連続的に衝突さ
せ、第2の工程となるウェットエッチング量で貫通可能
な深さ300μmの貫通孔となる部分68を形成する
(図8(E))。その後、ウェハを反転させ加圧液室側
を上面とし、加圧液室パターン用の露光マスクを介して
露光し、現像を行って加圧液室面レジストパターン69
を形成する(図8(F))。その後、窒化膜63、酸化
膜62をドライエッチングにてパターンニングを行い、
窒化膜、酸化膜パターン70を形成する(図8
(G))。
【0033】その後、アッシングにてレジスト除去を行
い(図8(H))、水酸化カリウム溶液により加圧液室
71に必要な容積分の深さまでウェットエッチングを行
う(図9(I))。このとき、第1の工程であるサンド
ブラストによって前記に示すウェットエッチング量で貫
通可能な深さまでエッチングされていることにより、加
圧液室71とそれと連通する貫通孔72が形成されると
ともに、第1の工程で形成したサンドブラストによる貫
通孔72内側壁に形成されたダメージ面、具体的には、
十数μmの凹凸面を取り除くことになる。次に、窒化膜
63をリン酸溶液で、酸化膜62をフッ酸溶液で除去す
る(図9(J))。最後に、耐インク性を得るため、熱
酸化膜73を形成する(図9(K))。
い(図8(H))、水酸化カリウム溶液により加圧液室
71に必要な容積分の深さまでウェットエッチングを行
う(図9(I))。このとき、第1の工程であるサンド
ブラストによって前記に示すウェットエッチング量で貫
通可能な深さまでエッチングされていることにより、加
圧液室71とそれと連通する貫通孔72が形成されると
ともに、第1の工程で形成したサンドブラストによる貫
通孔72内側壁に形成されたダメージ面、具体的には、
十数μmの凹凸面を取り除くことになる。次に、窒化膜
63をリン酸溶液で、酸化膜62をフッ酸溶液で除去す
る(図9(J))。最後に、耐インク性を得るため、熱
酸化膜73を形成する(図9(K))。
【0034】このようなピエゾ型液滴吐出ヘッドにおい
て、インク滴吐出方向を液室長手方向に沿う方向にした
エッジシュータ方式とすることもできる。また、圧力発
生手段として発熱抵抗体(電気熱変換素子)を用いるサ
ーマル型、静電力で振動板を変位させる静電型、あるい
は静電気力で液を液室外に吸引して液を飛翔させる静電
吸引型にも適用可能である。
て、インク滴吐出方向を液室長手方向に沿う方向にした
エッジシュータ方式とすることもできる。また、圧力発
生手段として発熱抵抗体(電気熱変換素子)を用いるサ
ーマル型、静電力で振動板を変位させる静電型、あるい
は静電気力で液を液室外に吸引して液を飛翔させる静電
吸引型にも適用可能である。
【0035】(実施例4 請求項7,8に関する)次
に、本発明に係る記録ヘッド一体型インクカートリッジ
について説明する。図10は、本発明の実施例の記録ヘ
ッド一体型インクカートリッジを示す斜視図である。本
実施例の記録ヘッド一体型インクカートリッジ80は、
前記各実施例のいずれかのインクジェットヘッド81
と、このインクジェットヘッド81に対してインクを供
給するインクタンク82とを一体化したものである。こ
のようにインクタンク一体型のヘッドの場合、ヘッドの
歩留まり不良は直ちにインクカートリッジ全体の不良に
つながるので、パーティクルなどによる製造不良を低減
することで、インクカートリッジの歩留まりが向上し、
記録ヘッド一体型インクカートリッジの低コスト化を図
ることができる。
に、本発明に係る記録ヘッド一体型インクカートリッジ
について説明する。図10は、本発明の実施例の記録ヘ
ッド一体型インクカートリッジを示す斜視図である。本
実施例の記録ヘッド一体型インクカートリッジ80は、
前記各実施例のいずれかのインクジェットヘッド81
と、このインクジェットヘッド81に対してインクを供
給するインクタンク82とを一体化したものである。こ
のようにインクタンク一体型のヘッドの場合、ヘッドの
歩留まり不良は直ちにインクカートリッジ全体の不良に
つながるので、パーティクルなどによる製造不良を低減
することで、インクカートリッジの歩留まりが向上し、
記録ヘッド一体型インクカートリッジの低コスト化を図
ることができる。
【0036】(実施例5 請求項9に関する)次に、本
発明に係るインクジェットヘッドを搭載したインクジェ
ット記録装置の一例について説明する。図11は、本発
明の実施例によるインクジェット記録装置を示す斜視
図、図12は、同インクジェット記録装置の機構部の側
面断面図である。本実施例のインクジェット記録装置
は、記録装置本体91の内部に主走査方向に移動可能な
キャリッジ103、キャリッジに搭載した本発明を実施
したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド104、
記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ10
5などで構成される印字機構部92などを収納し、装置
本体91の下方部には前方側から多数枚の用紙93を積
載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)9
4を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙9
3を手差しで給紙するための手差しトレイ95を開倒す
ることができ、給紙カセット94或いは手差しトレイ9
5から給送される用紙93を取り込み、印字機構部92
によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された
排紙トレイ96に排紙する。
発明に係るインクジェットヘッドを搭載したインクジェ
ット記録装置の一例について説明する。図11は、本発
明の実施例によるインクジェット記録装置を示す斜視
図、図12は、同インクジェット記録装置の機構部の側
面断面図である。本実施例のインクジェット記録装置
は、記録装置本体91の内部に主走査方向に移動可能な
キャリッジ103、キャリッジに搭載した本発明を実施
したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド104、
記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ10
5などで構成される印字機構部92などを収納し、装置
本体91の下方部には前方側から多数枚の用紙93を積
載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)9
4を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙9
3を手差しで給紙するための手差しトレイ95を開倒す
ることができ、給紙カセット94或いは手差しトレイ9
5から給送される用紙93を取り込み、印字機構部92
によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された
排紙トレイ96に排紙する。
【0037】印字機構部92は、図示しない左右の側板
に横架したガイド部材である主ガイドロッド101と従
ガイドロッド102とでキャリッジ103を主走査方向
(図12で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキ
ャリッジ103にはイエロー(Y)、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐
出する本発明に係る液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド
104を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と
交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向け
て装着している。また、キャリッジ103には記録ヘッ
ド104に各色のインクを供給するための各インクカー
トリッジ105を交換可能に装着している。インクカー
トリッジ105は上方に大気と連通する大気口、下方に
はインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を、
内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多
孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給され
るインクをわずかな負圧に維持している。また、記録ヘ
ッドとしてここでは各色の記録ヘッド104を用いてい
るが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の
ヘッドでもよい。
に横架したガイド部材である主ガイドロッド101と従
ガイドロッド102とでキャリッジ103を主走査方向
(図12で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキ
ャリッジ103にはイエロー(Y)、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐
出する本発明に係る液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド
104を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と
交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向け
て装着している。また、キャリッジ103には記録ヘッ
ド104に各色のインクを供給するための各インクカー
トリッジ105を交換可能に装着している。インクカー
トリッジ105は上方に大気と連通する大気口、下方に
はインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を、
内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多
孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給され
るインクをわずかな負圧に維持している。また、記録ヘ
ッドとしてここでは各色の記録ヘッド104を用いてい
るが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の
ヘッドでもよい。
【0038】ここで、キャリッジ103は後方側(用紙
搬送方向下流側)を主ガイドロッド101に摺動自在に
嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッ
ド102に摺動自在に載置している。そして、このキャ
リッジ103を主走査方向に移動走査するため、主走査
モータ107で回転駆動される駆動プーリ108と従動
プーリ109との間にタイミングベルト110を張装
し、このタイミングベルト110をキャリッジ103に
固定しており、主走査モータ107の正逆回転によりキ
ャリッジ103が往復駆動される。一方、給紙カセット
94にセットした用紙93を記録ヘッド104の下方側
に搬送するために、給紙カセット94から用紙93を分
離給装する給紙ローラ111及びフリクションパッド1
12と、用紙93を案内するガイド部材113と、給紙
された用紙93を反転させて搬送する搬送ローラ114
と、この搬送ローラ114の周面に押し付けられる搬送
コロ115及び搬送ローラ114からの用紙93の送り
出し角度を規定する先端コロ116とを設けている。搬
送ローラ114は副走査モータ117によってギヤ列を
介して回転駆動される。
搬送方向下流側)を主ガイドロッド101に摺動自在に
嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッ
ド102に摺動自在に載置している。そして、このキャ
リッジ103を主走査方向に移動走査するため、主走査
モータ107で回転駆動される駆動プーリ108と従動
プーリ109との間にタイミングベルト110を張装
し、このタイミングベルト110をキャリッジ103に
固定しており、主走査モータ107の正逆回転によりキ
ャリッジ103が往復駆動される。一方、給紙カセット
94にセットした用紙93を記録ヘッド104の下方側
に搬送するために、給紙カセット94から用紙93を分
離給装する給紙ローラ111及びフリクションパッド1
12と、用紙93を案内するガイド部材113と、給紙
された用紙93を反転させて搬送する搬送ローラ114
と、この搬送ローラ114の周面に押し付けられる搬送
コロ115及び搬送ローラ114からの用紙93の送り
出し角度を規定する先端コロ116とを設けている。搬
送ローラ114は副走査モータ117によってギヤ列を
介して回転駆動される。
【0039】そして、キャリッジ103の主走査方向の
移動範囲に対応して搬送ローラ114から送り出された
用紙93を記録ヘッド104の下方側で案内する用紙ガ
イド部材である印写受け部材119を設けている。この
印写受け部材119の用紙搬送方向下流側には、用紙9
3を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ
121、拍車122を設け、さらに用紙93を排紙トレ
イ96に送り出す排紙ローラ123及び拍車124と、
排紙経路を形成するガイド部材125,126とを配設
している。記録時には、キャリッジ103を移動させな
がら画像信号に応じて記録ヘッド104を駆動すること
により、停止している用紙93にインクを吐出して1行
分を記録し、用紙93を所定量搬送後次の行の記録を行
う。記録終了信号または、用紙93の後端が記録領域に
到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ
用紙93を排紙する。
移動範囲に対応して搬送ローラ114から送り出された
用紙93を記録ヘッド104の下方側で案内する用紙ガ
イド部材である印写受け部材119を設けている。この
印写受け部材119の用紙搬送方向下流側には、用紙9
3を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ
121、拍車122を設け、さらに用紙93を排紙トレ
イ96に送り出す排紙ローラ123及び拍車124と、
排紙経路を形成するガイド部材125,126とを配設
している。記録時には、キャリッジ103を移動させな
がら画像信号に応じて記録ヘッド104を駆動すること
により、停止している用紙93にインクを吐出して1行
分を記録し、用紙93を所定量搬送後次の行の記録を行
う。記録終了信号または、用紙93の後端が記録領域に
到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ
用紙93を排紙する。
【0040】また、キャリッジ103の移動方向右端側
の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド104の吐出
不良を回復するための回復装置127を配置している。
回復装置127はキャップ手段と吸引手段とクリーニン
グ手段を有している。キャリッジ103は印字待機中に
はこの回復装置127側に移動されてキャッピング手段
で記録ヘッド104をキャッピングされ、吐出口部を湿
潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防
止する。また、記録途中などに記録と関係しないインク
を吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一
定にし、安定した吐出性能を維持する。吐出不良が発生
した場合などには、キャッピング手段で記録ヘッド10
4の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引
手段で吐出口からインクとともに気泡などを吸い出し、
吐出口面に付着したインクやゴミなどはクリーニング手
段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引さ
れたインクは、本体下部に設置された図示しない廃イン
ク溜に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収
保持される。このように、このインクジェット記録装置
においては本発明を実施したインクジェットヘッドを搭
載しているので、気泡溜まりによるインク滴吐出不良が
なく、安定したインク滴吐出特性が得られて、画像品質
が向上する。
の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド104の吐出
不良を回復するための回復装置127を配置している。
回復装置127はキャップ手段と吸引手段とクリーニン
グ手段を有している。キャリッジ103は印字待機中に
はこの回復装置127側に移動されてキャッピング手段
で記録ヘッド104をキャッピングされ、吐出口部を湿
潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防
止する。また、記録途中などに記録と関係しないインク
を吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一
定にし、安定した吐出性能を維持する。吐出不良が発生
した場合などには、キャッピング手段で記録ヘッド10
4の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引
手段で吐出口からインクとともに気泡などを吸い出し、
吐出口面に付着したインクやゴミなどはクリーニング手
段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引さ
れたインクは、本体下部に設置された図示しない廃イン
ク溜に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収
保持される。このように、このインクジェット記録装置
においては本発明を実施したインクジェットヘッドを搭
載しているので、気泡溜まりによるインク滴吐出不良が
なく、安定したインク滴吐出特性が得られて、画像品質
が向上する。
【0041】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。 (請求項1の作用効果)比較的簡単な手法で微細な形状
を高い精度で加工が可能なウェットエッチング法、及び
加工時間の短縮、制御性が良いとされるサンドブラスト
法を適用することにより、低コスト、高信頼性のインク
ジェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成することが
できるとともに、ドライエッチング法を使用しないこと
で、温室効果ガス発生をなくし温室効果ガス除外装置の
ための投資が不要で、ひいては地球温暖化を抑制するこ
とができる。
によれば次のような効果を奏する。 (請求項1の作用効果)比較的簡単な手法で微細な形状
を高い精度で加工が可能なウェットエッチング法、及び
加工時間の短縮、制御性が良いとされるサンドブラスト
法を適用することにより、低コスト、高信頼性のインク
ジェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成することが
できるとともに、ドライエッチング法を使用しないこと
で、温室効果ガス発生をなくし温室効果ガス除外装置の
ための投資が不要で、ひいては地球温暖化を抑制するこ
とができる。
【0042】(請求項2の作用効果)加圧液室形成部材
の加圧液室側の面には隣り合う加圧液室相互を区画する
隔壁を有するような複雑な構造を形成する上で、ウェッ
トエッチングの特性を活かすことができ、加圧液室形成
部材のノズル形成部材側の面では貫通孔形成のように、
加工レートの高いサンドブラスト法でエッチングするこ
とにより、高信頼性、低コストなインクジェットヘッド
などの液滴吐出ヘッドを形成することができる。
の加圧液室側の面には隣り合う加圧液室相互を区画する
隔壁を有するような複雑な構造を形成する上で、ウェッ
トエッチングの特性を活かすことができ、加圧液室形成
部材のノズル形成部材側の面では貫通孔形成のように、
加工レートの高いサンドブラスト法でエッチングするこ
とにより、高信頼性、低コストなインクジェットヘッド
などの液滴吐出ヘッドを形成することができる。
【0043】(請求項3の作用効果)加圧液室と連通す
る貫通孔を加圧液室形成部材の片面からのみ加工するこ
とで、設備搬送キズ、ハンドリングキズなどの発生防止
となり、歩留まり向上、低コスト、高信頼性のインクジ
ェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成することがで
きる。
る貫通孔を加圧液室形成部材の片面からのみ加工するこ
とで、設備搬送キズ、ハンドリングキズなどの発生防止
となり、歩留まり向上、低コスト、高信頼性のインクジ
ェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成することがで
きる。
【0044】(請求項4の作用効果)加圧液室形成部材
のノズル形成部材側のサンドブラストエッチングを第1
の工程とすることにより、マスクパターン形成層である
ドライフィルム貼り付けは1度ですみ、低コストのイン
クジェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成すること
ができる。
のノズル形成部材側のサンドブラストエッチングを第1
の工程とすることにより、マスクパターン形成層である
ドライフィルム貼り付けは1度ですみ、低コストのイン
クジェットヘッドなどの液滴吐出ヘッドを形成すること
ができる。
【0045】(請求項5の作用効果)加圧液室形成部材
のノズル形成部材側にサンドブラストマスクパターン形
成用のドライフィルムを貼ると同時に、加圧液室形成部
材の加圧液室の面側にもドライフィルムを貼ることによ
りサンドブラストマスクパターン形成までの各工程での
設備搬送キズ、ハンドリングキズなどの保護膜となり、
歩留まり向上、低コストのインクジェットヘッドを形成
することができる。
のノズル形成部材側にサンドブラストマスクパターン形
成用のドライフィルムを貼ると同時に、加圧液室形成部
材の加圧液室の面側にもドライフィルムを貼ることによ
りサンドブラストマスクパターン形成までの各工程での
設備搬送キズ、ハンドリングキズなどの保護膜となり、
歩留まり向上、低コストのインクジェットヘッドを形成
することができる。
【0046】(請求項6の作用効果)サンドブラストに
より凸凹形状となった、貫通孔の側壁では耐インク性
(シリコンの溶出防止)に良いとされる酸化膜の形成が
困難であるが、水酸化カリウム溶液によるエッチング処
理を行うことにより、酸化膜形成が可能となり高信頼性
のインクジェットヘッドを形成することができる。
より凸凹形状となった、貫通孔の側壁では耐インク性
(シリコンの溶出防止)に良いとされる酸化膜の形成が
困難であるが、水酸化カリウム溶液によるエッチング処
理を行うことにより、酸化膜形成が可能となり高信頼性
のインクジェットヘッドを形成することができる。
【0047】(請求項7の作用効果)インクジェットヘ
ッドなどの液滴吐出ヘッドを請求項1〜6の製造方法に
よって製造するので、低コスト、高信頼性の液滴吐出ヘ
ッドを提供することができる。
ッドなどの液滴吐出ヘッドを請求項1〜6の製造方法に
よって製造するので、低コスト、高信頼性の液滴吐出ヘ
ッドを提供することができる。
【0048】(請求項8の作用効果)請求項7の液滴吐
出ヘッドであるインクジェットヘッドと、このインクジ
ェットヘッドにインクを供給するインクタンクを一体化
したので、製造不良が減少し、低コストな記録ヘッド一
体型インクカートリッジを提供することができる。
出ヘッドであるインクジェットヘッドと、このインクジ
ェットヘッドにインクを供給するインクタンクを一体化
したので、製造不良が減少し、低コストな記録ヘッド一
体型インクカートリッジを提供することができる。
【0049】(請求項9の作用効果)請求項6の液滴吐
出ヘッド、または請求項7のインクカートリッジを使用
してインクジェットプリンタを形成するので、高信頼
性、低コストのインクジェットプリンタを提供すること
ができる。
出ヘッド、または請求項7のインクカートリッジを使用
してインクジェットプリンタを形成するので、高信頼
性、低コストのインクジェットプリンタを提供すること
ができる。
【図1】 本発明の実施例であるインクジェットヘッド
の構成を示す分解斜視図である。
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の異なる2種類の流路板を示す断面図
であり、図2(A)は片面流路方式の流路板を示し、図
2(B)は両面流路方式の流路板を示す。
であり、図2(A)は片面流路方式の流路板を示し、図
2(B)は両面流路方式の流路板を示す。
【図3】 本発明の第2の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その1)である。
法の一連の工程を示す図(その1)である。
【図4】 本発明の第2の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その2)である。
法の一連の工程を示す図(その2)である。
【図5】 本発明の第2の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その3)である。
法の一連の工程を示す図(その3)である。
【図6】 本発明の第2の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その4)である。
法の一連の工程を示す図(その4)である。
【図7】 本発明の第3の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その1)である。
法の一連の工程を示す図(その1)である。
【図8】 本発明の第3の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その2)である。
法の一連の工程を示す図(その2)である。
【図9】 本発明の第3の実施例による流路板の製造方
法の一連の工程を示す図(その3)である。
法の一連の工程を示す図(その3)である。
【図10】 本発明の実施例による記録ヘッド一体型イ
ンクカートリッジを示す斜視図である。
ンクカートリッジを示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施例によるインクジェット記録
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図12】 図11のインクジェット記録装置の機構部
の側面断面図である。
の側面断面図である。
1…ノズル板、2…ノズル、3,30…流路板、4…加
圧液室、5…隔壁、6,22…連通管、7…振動板、8
…梁部、9…島状凸部、10…最薄膜部分、11…アク
チュエータ(圧電素子)、12…駆動部、13…非駆動
部、20…流路板、21…加圧液室、22…連通管、3
0…流路板、31,32…流路、41…シリコン基板、
42…シリコン酸化膜、43…窒化膜、44…ドライフ
ィルム、45…加圧液室面レジストパターン、46…窒
化膜、酸化膜パターン、47…加圧液室となる部分、4
8…ドライフィルム、49…ノズル面レジストパター
ン、50…窒化膜、酸化膜パターン、51…サンドブラ
スト装置による走査、52…残留部分、53…貫通孔、
54…加圧液室、55…熱酸化膜、61…シリコン基
板、62…シリコン酸化膜、63…窒化膜、64…ドラ
イフィルム、65…ノズル面レジストパターン、66…
窒化膜、酸化膜パターン、67…サンドブラスト装置に
よる走査、68…貫通孔となる部分、69…加圧液室面
レジストパターン、70…窒化膜、酸化膜パターン、7
1…加圧液室、72…貫通孔、73…熱酸化膜、80…
インクカートリッジ、81…インクジェットヘッド、8
2…インクタンク、91…記録装置本体、92…印字機
構部、93…用紙、94…給紙カセット、96…排紙ト
レイ、103…キャリッジ、104…記録ヘッド、10
5…インクカートリッジ、111…給紙ローラ、112
…フリクションパッド、114…搬送ローラ、115…
搬送コロ、116…先端コロ、123…排紙ローラ、1
24…拍車。
圧液室、5…隔壁、6,22…連通管、7…振動板、8
…梁部、9…島状凸部、10…最薄膜部分、11…アク
チュエータ(圧電素子)、12…駆動部、13…非駆動
部、20…流路板、21…加圧液室、22…連通管、3
0…流路板、31,32…流路、41…シリコン基板、
42…シリコン酸化膜、43…窒化膜、44…ドライフ
ィルム、45…加圧液室面レジストパターン、46…窒
化膜、酸化膜パターン、47…加圧液室となる部分、4
8…ドライフィルム、49…ノズル面レジストパター
ン、50…窒化膜、酸化膜パターン、51…サンドブラ
スト装置による走査、52…残留部分、53…貫通孔、
54…加圧液室、55…熱酸化膜、61…シリコン基
板、62…シリコン酸化膜、63…窒化膜、64…ドラ
イフィルム、65…ノズル面レジストパターン、66…
窒化膜、酸化膜パターン、67…サンドブラスト装置に
よる走査、68…貫通孔となる部分、69…加圧液室面
レジストパターン、70…窒化膜、酸化膜パターン、7
1…加圧液室、72…貫通孔、73…熱酸化膜、80…
インクカートリッジ、81…インクジェットヘッド、8
2…インクタンク、91…記録装置本体、92…印字機
構部、93…用紙、94…給紙カセット、96…排紙ト
レイ、103…キャリッジ、104…記録ヘッド、10
5…インクカートリッジ、111…給紙ローラ、112
…フリクションパッド、114…搬送ローラ、115…
搬送コロ、116…先端コロ、123…排紙ローラ、1
24…拍車。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のノズルを形成したノズル形成部材
と、前記ノズルに連通する貫通孔と加圧液室を形成した
加圧液室形成部材と、前記加圧液室内の液体を加圧する
圧力を発生する圧力発生手段とを備えた液滴吐出ヘッド
の製造方法において、前記加圧液室形成部材はシリコン
基板で形成されており、前記加圧液室及び前記貫通孔を
ウェットエッチング及びサンドブラストによって形成す
ることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の液滴吐出ヘッドの製造方
法において、前記加圧液室形成部材の前記ノズル形成部
材側である一方の面に所定のパターンマスクと、前記圧
力発生手段側である他方の面に所定のパターンマスクを
それぞれ形成し、第1の工程として前記他方の面からウ
ェットエッチングにより前記所定のパターンを形成後、
第2の工程として前記一方の面からサンドブラストによ
り前記貫通孔を形成することを特徴とする液滴吐出ヘッ
ドの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の液滴吐出ヘッドの製造方
法において、前記加圧液室と連通する貫通孔は、前記加
圧液室形成部材の前記ノズル形成部材側の面からのみ加
工することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の液滴吐出ヘッドの製造方
法において、前記加圧液室形成部材の前記ノズル形成部
材側である一方の面に所定パターンのマスクと、前記圧
力発生手段側である他方の面に所定のパターンマスクを
それぞれ形成し、第1の工程として前記加圧液室形成部
材の前記ノズル形成部材側の面からサンドブラストによ
り前記貫通孔を形成後、第2の工程として前記加圧液室
形成部材の前記圧力発生手段側の面からウェットエッチ
ングにより前記所定のパターンを形成することを特徴と
する液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法において、前記加圧液室形成部材の両面
に形成するパターンマスク形成層は、前記加圧液室形成
部材の表面側から、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、
ドライフィルムとし、該ドライフィルムは両面とも同時
に貼り付けることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方
法。 - 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法において、サンドブラストにより前記加
圧液室と前記貫通孔の形成後、水酸化カリウム溶液によ
るエッチング処理を行うことを特徴とする液滴吐出ヘッ
ドの製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6いずれか記載の液滴吐出ヘ
ッドの製造方法によって製造されたことを特徴とする液
滴吐出ヘッド。 - 【請求項8】 請求項7記載の液滴吐出ヘッドと該液滴
吐出ヘッドにインクを供給するインクタンクを一体化し
たことを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項9】 請求項7または8記載の液滴吐出ヘッド
またはインクカートリッジを使用したことを特徴とする
インクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002081533A JP2003276206A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002081533A JP2003276206A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003276206A true JP2003276206A (ja) | 2003-09-30 |
Family
ID=29206584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002081533A Pending JP2003276206A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び該液滴吐出ヘッドを用いたインクカートリッジ、インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003276206A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10894409B2 (en) * | 2017-09-13 | 2021-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a liquid ejection head |
-
2002
- 2002-03-22 JP JP2002081533A patent/JP2003276206A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10894409B2 (en) * | 2017-09-13 | 2021-01-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a liquid ejection head |
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