JP2003276538A - 障害物予測装置 - Google Patents

障害物予測装置

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JP2003276538A
JP2003276538A JP2002087036A JP2002087036A JP2003276538A JP 2003276538 A JP2003276538 A JP 2003276538A JP 2002087036 A JP2002087036 A JP 2002087036A JP 2002087036 A JP2002087036 A JP 2002087036A JP 2003276538 A JP2003276538 A JP 2003276538A
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Japan
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obstacle
preceding vehicle
vehicle
lateral movement
movement
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JP2002087036A
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English (en)
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Takero Hongo
武朗 本郷
Shinichi Kojima
真一 小島
Yuji Uchiyama
祐司 内山
Nobumasa Shiraki
伸征 白木
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先行車前方の障害物を予測する障害物予測装置
を提供する。 【解決手段】コンピュータ装置30に、車間距離と相対
速度が測定可能なミリ波レーダ10、画像センサ20を
備える。又、コンピュータ装置30内に、先行車の横方
向移動を検出する横方向移動検出部37と障害物判断部
38を形成する。横方向移動検出部37は、画像センサ
20で撮像された先行車とその側方の車線との距離変化
から横方向移動を検出する。検出にあたっては、画像上
の距離変化に(車間距離/焦点距離)を乗算する。これ
により、先行車が遠方でも近接でも、実際の移動距離に
換算する。障害物回避は、所定距離移動、静止、復帰等
の移動パターンがあり、且つ、それは所定時間内で行わ
れる。よって、障害物判断部38によって、そのパター
ン、及び先行車の横方向移動量、所定時間等を調べる。
これにより、先行車前方の障害物が予測可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中に走行路上
の障害物を予測する障害物予測装置に関する。特に、先
行車の横方向移動パターンから先行車前方の障害物を予
測する障害物予測装置に関する。又、横方向移動量、回
避時間より障害物の大きさを予測する障害物予測装置に
関する。本発明は、オートクルーズ装置、障害物警報装
置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行路上の障害物を認識する
様々な装置がある。例えば特開2001−266160
号公報に開示の周辺認識方法および周辺認識装置はその
1例である。これは、自車両に画像処理装置を搭載し、
連続して画像を取り込み、その一連の画像列中の障害物
候補の軌跡から、3次元情報を算出してその候補の形状
を認識する例である。例えば、走行路中の前方車両、及
び車線は1連の画像列中において、相対位置は殆ど変化
しない。一方、障害物は接近するに従って、位置が移動
し、又大きく撮像される。この障害物候補の位置変化、
及びその時のカメラ姿勢から障害物の3次元情報を算出
して障害物か否かを判定する手法である。又、他に特開
2001−171389号公報に開示の車両用走行制御
装置も1例である。これは、自車両に画像処理装置を搭
載して、その装置で隣接走行路を走行する先行車を撮像
し、その画像変化から先行車の自車走行路への接近量、
ウインカーの動作、隣接走行路の幅員減少等を検出する
ことで、隣接先行車の車線変更可能性を求める装置であ
る。そして、隣接車両の割り込みに対して最適な走行制
御、即ち、駆動軸トルク、加減速度、車間距離、加速度
制限値、車間時間等を補正することを目的としている。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、特開20
01−266160号公報に開示の周辺認識方法および
周辺認識装置は、自車前方に障害物がある場合有効であ
るが、先行車前方に障害物がある場合は、それを認識す
ることはできない。即ち、先行車がその障害物を回避す
るため、横方向に移動して初めて前方の障害物の認識を
開始するものであり、高速走行の場合には認識処理が間
に合わないという問題がある。特に、その障害物が薄い
板状の障害物の場合、それを的確に認識することは困難
であると推測される。又、特開2001−171389
号公報に開示の車両用走行制御装置は、左前方、又は右
前方車両の横方向の一方向の動きを検出する装置ではあ
るが、その目的はその先行車両の割り込みの可能性を認
識する装置であって、その動きから先行車前方の障害物
を推測する装置ではない。即ち、先行車前方の障害物を
予測することはできない。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は先行車の横方向移動
を画像センサで検出し、その移動パターンから先行車前
方の障害物を予測する障害物予測装置を提供することで
ある。又、その横方向移動量、及び/又はパターン開始
から終了にかかる時間によって、障害物の概略の大きさ
を予測することである。そしてこの装置を、様々な車両
搭載システム、例えばオートクルーズシステムに搭載
し、走行の安全性を更に向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の障害物
予測装置は、車両走行において先行車前方の障害物を予
測する障害物予測装置であって、先行車とその周辺を画
像で検出する画像センサと、先行車両までの車間距離を
測定する車間距離測定手段と、その画像センサの検出結
果と車間距離測定手段の測定結果に基づいて先行車の横
方向移動を検出する横方向移動検出手段と、横方向移動
検出手段の検出結果に基づいて先行車前方の障害物を判
断する障害物判断手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】又、請求項2に記載の障害物予測装置は請
求項1に記載の障害物予測装置であって、障害物判断手
段は横方向移動検出手段の検出結果の移動パターンによ
って先行車両前方の障害物を判断することを特徴とす
る。又、請求項3に記載の障害物予測装置は請求項2に
記載の障害物予測装置であって、障害物判断手段が判断
する移動パターンは横方向移動を時系列で見る時、順
に、所定距離移動、静止、元の走行位置への復帰である
ことを特徴とする。
【0007】又、請求項4に記載の障害物予測装置は請
求項2又は請求項3に記載の障害物予測装置であって、
障害物判断手段は車間距離測定手段から相対速度を得、
移動パターンにおける横方向移動量、及び/又は移動パ
ターン開始から終了に要する時間と相対速度から障害物
の大きさを判断することを特徴とする。又、請求項5に
記載の障害物予測装置は請求項1乃至請求項4の何れか
1項に記載の障害物予測装置であって、横方向移動検出
手段は先行車とその両側の車線との距離から移動量を検
出することを特徴とする。又、請求項6に記載の障害物
予測装置は請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の
障害物予測装置であって、横方向移動検出手段は先行車
の移動量平均値とその標準偏差を算出し、障害物判断手
段はその平均値と標準偏差に基づいて障害物の判断を行
うことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の障害物予測装
置は、自車に例えば画像処理装置等の画像センサを搭載
し、その画像センサによって先行車とその周辺を検出す
る。例えば、先行車両のナンバープレートを車両中心と
して検出する。又、先行車両までの車間距離を車間距離
測定手段によって測定する。これは、先行車両が遠方に
ある場合は、障害物回避のための横方向移動量は小とな
り、接近している場合は同じ量の回避移動でも大となる
ためである。即ち、後述する距離換算のために車間距離
を測定する。車間距離測定手段とは、例えばミリ波レー
ダー装置、レーザーレーダー装置等である。
【0009】そして、横方向移動検出手段が画像センサ
の検出結果に基づいて先行車の横方向移動量を検出す
る。これは、例えば所定時間毎の2枚の画像のナンバー
プレートの横方向の位置ずれと、車間距離と、カメラパ
ラメータ(焦点距離)から算出する。例えば、移動量=
(位置ずれ量)×(車間距離)/焦点距離の演算で算出
される。即ち、先行車が遠方であっても、近接していて
も、同等の量(実際の移動量)に換算される。
【0010】最後に、障害物判断手段がその横方向移動
検出手段の検出結果に基づいて障害物を判断する。例え
ば、所定量横方向に移動し、所定量逆方向に移動すれ
ば、先行車は障害物を回避したと判断する。これによ
り、本装置は運転者が障害物を視認する前に、的確に障
害物を予告することができる。例えば、障害物が薄い板
状である場合は、その判定は至近距離に至るまで判定は
困難である。本発明によれば、先行車が遠方であっても
近接であっても、その横方向移動量で、障害物を予測す
ることができる。
【0011】又、請求項2に記載の障害物予測装置は請
求項1に記載の障害物予測装置であって、障害物判断手
段は横方向移動検出手段の検出結果の移動パターンによ
って先行車両前方の障害物を判断する。前方の障害物を
回避する場合、その横方向移動にはパターンが存在す
る。例えば、走行路が2車線の場合、先行車は障害物を
発見すると、右側又は左側の車線へ接近し、所定時間
後、再び元の位置に復帰する。又は、片側の車輪のみ車
線を横切った後、再び、元の位置に復帰する。即ち所定
時間内での右移動、左移動、又は所定時間内での左移
動、右移動である。この何れかの移動パターンを障害物
回避パターンとすれば、単なる車線変更と区別すること
ができる。よって、誤りなく障害物を予測することでき
る。又、移動パターンで比較判定するので、より確実に
運転者に障害物を予告することができる。
【0012】又、請求項3に記載の障害物予測装置は請
求項2に記載の障害物予測装置であって、障害物判断手
段は横方向移動を時系列で見る時、順に、所定距離移
動、静止、元の走行位置への復帰を障害物回避の移動パ
ターンとしている。障害物回避を行う場合、横方向移動
を時系列に詳細に見ると、右、又は左方向への所定距離
移動、移動後のその位置での静止、そして元の走行位置
への復帰となっている。よって、この3要素からなる動
作を障害物回避の移動パターンとすれば、更に確実に先
行車前方の障害物を予測することができる。
【0013】又、請求項4に記載の障害物予測装置は請
求項2又は請求項3に記載の障害物予測装置であって、
障害物判断手段は車間距離測定手段から相対速度を得
る。相対速度は、例えば車間距離の時間変化を計測する
ことで得ることができる。従って、自車の車速に相対速
度を加算すれば、先行車の車速を得ることができる。そ
して、移動パターンにおける横方向移動量、及び/又は
移動パターン開始から終了に要する時間とその時の上記
先行車の車速から障害物の大きさを判断する。移動パタ
ーンにおける横方向移動量は前方障害物の幅に相関があ
る。よって、横方向移動量によって障害物の幅を予測す
ることができる。又、移動パターン開始から終了に要す
る時間とその時の先行車の車速との積は、障害物の長さ
に相関がある。これにより、障害物長さを予測すること
ができる。そして、障害物判断手段が横方向移動量と先
行車の車速と移動パターン開始から終了に要する時間と
の積をとれば、概略、障害物の大きさを予測することが
できる。この時、障害物の大きさとは高さ方向の次元を
含まない、例えば障害物を上部から見た2次元の大きさ
である。障害物の幅、長さ等の大きさが予測できるの
で、更に安全に走行を補助することができる。
【0014】又、請求項5に記載の障害物予測装置は請
求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の障害物予測装
置であって、横方向移動検出手段は先行車とその両側の
車線との距離から移動量を検出している。画像センサ
を、例えば撮像素子を用いた画像処理装置とし、先行車
を撮像した場合、先行車の横方向移動は、自車の横方向
移動の影響を受ける。即ち、先行車両の移動量は自車の
移動量との相対的な差である。即ち、画像における先行
車の位置ずれは常には正確な絶対量を示すものではな
い。そこで、本発明によれば、横方向移動検出手段は、
先行車の移動量を画像センサ上の先行車とその側方の車
線(白線)との絶対的な距離から算出する。即ち、自車
両の影響を受けないようにする。これにより、精度よく
先行車の移動量を検出することができる。又、車線(白
色)と路面(灰色)はコントラストが強く、画像処理し
易い。よって、先行車(例えば、ナンバープレート)と
車線との距離変化を求めれば、先行車の移動量を精度よ
く確実に算出することができる。
【0015】又、請求項6に記載の障害物予測装置は請
求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の障害物予測装
置であって、横方向移動検出手段は先行車の移動量平均
値とその標準偏差を算出する。横方向車両位置は常には
一定ではない。路面状況、横風等でその位置は誤差
(幅)を有する。よって、例えば一定時間毎に車両位置
を計測し、その平均値と標準偏差を算出しておく。そし
て、障害物判断手段はその平均値と標準偏差に基づい
て、先行車の移動(即ち、障害物)の判断を行う。例え
ば、判断すべき横方向移動量と平均値との差の絶対値が
標準偏差(σ)以内であるか否かを判断する。標準偏差
以内であれば通常走行と判断し、以上であれば障害物回
避と判断する。障害物を移動量の平均値と標準偏差で判
断しているので、判断ミスを低減することができる。即
ち、障害物予測の信頼性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例)図1に、本発明の障害
物予測装置を示す。図は、システム構成図である。本実
施例の障害物予測装置は、相対速度と距離が検出可能な
車間距離測定手段であるミリ波レーダ10、先行車とそ
の周辺を画像で捉える画像センサ20、そしてコンピュ
ータ装置30から構成される。このコンピュータ装置3
0には、ミリ波レーダ10と画像センサ20の出力結果
より先行車の横方向移動量を検出する横方向移動検出手
段である横方向移動検出部37とその横方向移動量から
障害物を判断する障害物判断部38が形成されている。
このコンピュータ装置30は、例えばワンチップ型のマ
イクロプロセッサーであり、図2に示す様に演算処理プ
ログラムが書かれたROM31、及びそのプログラムを
実行するCPU32、実行時の作業領域メモリであるR
AM33、及び外部との入出力を行うI/Oインタフェ
ース34から構成される。又、ミリ波レーダ10、画像
センサ20は図3に示す自車両前部に装着され、先行車
Fを検出するものとする。
【0017】次に、本実施例の障害物予測装置の動作を
図4のフローチャートを用いて説明する。本実施例は追
従制御中に先行車前方の障害物を予測し、それを運転者
及び車速制御装置(図1)に出力する例である。本実施
例の障害物予測装置は、図示しないエンジンキーONで
ステップs100から開始される。先ず、ステップs1
00ではミリ波レーダ10で先行車との車間距離s、相
対速度vを検出する。先行車が検出されない場合、検出
されるまでこのステップs100で待機する。次に、ス
テップs102に移行し、図3に示すように画像センサ
20によって先行車Fとその右側の車線Kを撮像する。
その結果、フレームメモリ内にその先行車Fの後部とそ
の右側の車線kが撮像される(図5)。そして、その画
像上の両者の距離eと車間距離sより、先行車Fと車線
Kとの実際の距離Eを求める。
【0018】距離Eの求め方は以下の通りである。先
ず、フレームメモリ内の先行車Fの車幅と車高から先行
車枠Wを形成する。そして、車幅を2等分した先行車F
の中心線と枠Wの底辺との交点G(x0 、y0 )を求め
る。次に、枠Wの底辺を水平方向に延出し、側方の車線
Kとの交点H(x1 、y0 )を求め、フレームメモリ上
での両者の差e(=x1 −x0 )を求める。詳細には、
両者の差を画素数で求め、その画素数を距離に換算す
る。例えば、10μm/画素で換算する。その後、車間
距離sとカメラパラメータf(焦点距離)から、実際の
距離に変換する。即ち、倍率を掛けて、時刻tでの距離
E(t)=(x1 −x0 )×s/fを算出する。
【0019】次に、ステップs104に移行する。ステ
ップs104では、過去のデータE(tp )(tp <現
在時刻t)がある場合は、それらの平均値Aと標準偏差
σを算出する。これは、障害物を予測するにあたって、
閾値に平均値Aと標準偏差σを用いることによって判断
ミスを低減させるためである。次に、ステップs106
に移行し、現在、追従制御中か否か判定する。noであ
れば、ステップs100に戻り上記平均値Aとσを更新
する。yesの場合はステップs108に移行し、先行
車Fが横方向に移動開始か否かを判定する。これは、図
6に示すように、平均値Aと現在の測定値E(t)の差
が、標準偏差σ以上か否か、即ち、|A−E(t)|>
σの判定式で判断される。noの場合は、標準偏差以内
であるので、横方向移動は開始していない(通常走行)
と判断しステップs100に戻る。yesの場合は、横
方向移動開始の可能性が大であるのでステップs110
に移行する。
【0020】ステップs110では、移動開始時刻が記
憶されているか判定する。即ち、初めての移動であるか
判断する。noであれば、初めての移動開始であるの
で、その時の時刻tを移動開始時刻(パターン開始時
刻)T0 として記憶する。そして、ステップs106に
戻り、ステップs106〜ステップs110を繰り返
す。2回目のステップs110では、既に移動開始時刻
は記憶されているので、ステップs114に移行する。
【0021】ステップs114では、移動開始後、所定
時間T1 が経過したか否かを判断する。所定時間T1
は、例えば先行車が前方の障害物を回避するに要する時
間である。例えば、図7に示す様に先行車F前方に障害
物Zを発見し、車両長さL、車速V(自車速v0 +相対
車速v)の先行車Fが障害物Zの前後Dの距離で回避す
ると仮定すると、その回避に要する時間T1 と車速V、
車両長さLには次式の関係がある。
【数1】T1 >(L+2D)/V・・・・・・・(1) よって、先行車Fの車幅からその車両長さLを概略算出
すれば、式(1)により、先行車Fに合った所定時間T
1 が算出できる。例えば、車両長さLを5m、障害物回
避距離Dを10m、車速を80km/hとすれば、T1
=0.675秒となる。
【0022】そして、ステップs114では、(現在時
刻t−T0 )>T1 が判断される。noであれば、現在
回避中であるので、ステップs106に戻り、ステップ
s106〜ステップs114を繰り返す。障害物回避の
場合は、この間、上記|A−E(t)|>σの状態で、
時刻tが変化することになる。そして、所定時間T1
経過した場合、即ちyesの場合はステップs116に
移行し、今度は先行車Fの車線変更(走行路変更)の可
能性を判定する。これは、所定時間T1 以上の経過は、
先行車の車線変更を含むからである。よって、次のステ
ップs116で、車線Kの横切りを意味する移動距離E
(t)<0と所定時間T2 以上の時間の経過を調べる。
この時、所定時間T2 は所定時間T1 よりはるかに大で
あるとする。即ち、移動距離E(t)<0、且つt>所
定時間T2 であればステップs118に移行し、車線変
更と判断し、新たな先行車を捕捉するためステップs1
00に戻る。
【0023】又、ステップs116において、移動距離
E(t)<0、且つt>所定時間T 2 でなければ、即
ち、noであれば障害物回避の可能性があるので、ステ
ップs120に移行し、先行車Fは元の走行位置に復帰
したか否か判定する。この復帰は、|A−E(t)|<
σか否かで判定できる。noの場合は、未だ回避中であ
るのでステップs106に戻る。yesの場合は、T1
<t<T2 の条件で元の位置に復帰したことを意味する
(移動パターンの終了)。この横方向移動、所定時間内
の元の走行位置への復帰は、障害物回避の1つの移動パ
ターンである。この移動パターンに沿っているので、y
esの場合はステップs122に移行して、障害物予測
を例えば運転者と車速制御装置(図1)に出力する。そ
の後、ステップs124に移行する。ステップs124
では、障害物予測の出力が終了したので、次の障害物予
測に備えるため、移動開始時刻T0 をクリアして、再び
ステップs100に戻る。本実施例の障害物予測装置
は、このように動作する。
【0024】上述したように、本実施例の障害物予測装
置は先行車の横方向移動を画像センサで検出し、その移
動量と移動パターンから先行車前方の障害物を予測して
いる。よって、先行車の前方に障害物があってもそれを
いち早く予測することができる。又、先行車の移動を判
定する際に、その移動距離平均と標準偏差、及び移動パ
ターン開始から終了に至る所定時間に基づいてそれを判
断している。よって、突発的な移動を障害物と判断する
ことはない。即ち、安定して障害物を予測することがで
きる。よって、本実施例の障害物予測装置をオートクル
ーズシステム、障害物警告装置等に搭載すれば、走行の
安全性をより向上することができる。
【0025】(変形例)以上、本発明を表わす一実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、上記実施例では、先行車Fの移動パターンを、図7
に示したように横方向移動と所定時間T1 内の復帰とし
たが、これに限定するものではない。例えば、図8に示
すように、所定時間T1 をさらに詳細に分類してもよ
い。即ち、移動、静止、復帰の3要素を一つの移動パタ
ーンとしてもよい。即ち、移動後の静止時間T12を測定
してそれを判断基準としてもよい。尚、この場合は、図
4のフローチャートのステップs114に代えて、図9
に示す様にステップs114Aを用いればよい。即ち、
ステップs114Aにおいて、静止後、所定時間T12
経過したか否かを判定する。経過していない場合、即ち
noの場合は回避中であるのでステップs106に移行
する。yesの場合は、次の可能性が車線変更か、又は
復帰であるのでステップs116に移行する。同等の結
果が得られる。更に、詳細には、移動開始から静止に至
る時間T11、静止から復帰に至る時間T 13を計測しても
よい。この移動時間T11、T13は、障害物の幅に相関が
ある。よって、これを判断基準とすれば、より詳細に障
害物を予測することができる。
【0026】又、上記実施例では、障害物の大きさにつ
いては言及しなかったが、本発明の障害物予測装置は概
略その大きさを予測することができる。例えば、上記実
施例において距離Eの変化量、即ち、先行車の横方向移
動量は前方障害物の幅に相関がある。又、図7、図8の
所定時間T1 (移動パターン開始から終了までの時間)
は、障害物の長さに相関がある。即ち、障害物長さは先
行車の車速(自車車速+相対速度)と所定時間T1 との
積で算出できる。よって、横方向移動量と先行車の車速
と所定時間T1 との積を、例えば図4のステップs12
2で演算すれば、概略、障害物の大きさを予測すること
ができる。よって、この障害物情報を例えば大、中、小
で運転者に音声で知らせれば、運転者は的確にそれに対
応することができる。
【0027】又、上記実施例ではコンピュータ装置30
の出力段に車速制御装置を設け、オートクルーズ制御を
補助する例を示したが、これに代えて出力段に音声で警
報する警報装置を備えてもよい。このように構成すれ
ば、障害物警報装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る障害物予測装置のシステム構成
図。
【図2】実施例に係る障害物予測装置を構成するコンピ
ュータ装置のブロック図。
【図3】実施例に係る障害物予測装置のミリ波レーダ、
画像センサの配置図。
【図4】実施例に係る障害物予測装置の動作を示す1例
のフローチャート。
【図5】実施例に係る画像センサが撮像する先行車と車
線の位置関係図。
【図6】実施例に係る移動開始を判断する車線までの距
離E、その平均値A、標準偏差σの関係図。
【図7】実施例に係る障害物回避時における先行車の車
両長さL、障害物回避距離D、回避時間T1 の関係図。
【図8】変形例に係る障害物回避時における先行車の車
両長さL、障害物回避距離D、回避時間T11、T12、T
13の関係図。
【図9】変形例に係る障害物予測装置のフローチャート
変形部。
【符号の説明】
10…ミリ波レーダ 20…画像センサ 30…コンピュータ装置 37…横方向移動検出部 38…障害物判断部 F…先行車 K…車線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 祐司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 白木 伸征 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 5H180 AA01 CC04 LL01 LL02 LL04 LL06 LL08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行において、先行車前方の障害物を
    予測する障害物予測装置であって、 先行車とその周辺を画像で検出する画像センサと、 先行車両までの車間距離を測定する車間距離測定手段と
    該画像センサの検出結果と前記車間距離測定手段の測定
    結果に基づいて、前記先行車の横方向移動を検出する横
    方向移動検出手段と、 前記横方向移動検出手段の検出結果に基づいて、前記先
    行車前方の障害物を判断する障害物判断手段とを備えた
    ことを特徴とする障害物予測装置。
  2. 【請求項2】前記障害物判断手段は、前記横方向移動検
    出手段の検出結果の移動パターンによって、前記先行車
    両前方の前記障害物を判断することを特徴とする請求項
    1に記載の障害物予測装置。
  3. 【請求項3】前記障害物判断手段が判断する前記移動パ
    ターンは、前記横方向移動を時系列で見る時、順に、所
    定距離移動、静止、元の走行位置への復帰であることを
    特徴とする請求項2に記載の障害物予測装置。
  4. 【請求項4】前記障害物判断手段は、前記車間距離測定
    手段から相対速度を得、前記移動パターンにおける前記
    横方向移動量、及び/又は前記移動パターン開始から終
    了に要する時間と前記相対速度から前記障害物の大きさ
    を判断することを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の障害物予測装置。
  5. 【請求項5】前記横方向移動検出手段は、前記先行車と
    その側方の車線との距離から前記移動量を検出すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載
    の障害物予測装置。
  6. 【請求項6】前記横方向移動検出手段は前記先行車の前
    記移動量の平均値と標準偏差を算出し、前記障害物判断
    手段は前記平均値と前記標準偏差に基づいて障害物の判
    断を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    か1項に記載の障害物予測装置。
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