JP2003277947A - エアロゾル発生装置、及びそれを利用した複合構造物作製装置 - Google Patents
エアロゾル発生装置、及びそれを利用した複合構造物作製装置Info
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Abstract
と同じ濃度でエアロゾルを発生でき、エアロゾル濃度の
調整が可能なエアロゾル発生装置を提供する。 【解決手段】 ガス導入口81を使用しない場合は、固
着して溝73に残ってしまった粉体84は、粉体解砕ピ
ン82まで運搬される。粉体解砕ピン82は固着した粉
体32を強制的に固着を解しながら掻き出す。掻き出さ
れた粉体84は、搬送ガスがエアロゾル導出口83の外
部へ排出されるときに発生する吸引力によって吸引さ
れ、舞い上がってエアロゾル化する。また、ガス導入口
81を使用する場合は、掻き出された粉体84は、粉体
解砕ピン82側に設置されたガス導入口81から供給さ
れる搬送ガスが吹き付けられることにより舞い上がって
エアロゾル化する。
Description
てエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置に関す
る。
ゾルを発生させるエアロゾル発生装置が、エアロゾルデ
ィポジション法による脆性材料微粒子の常温製膜技術等
に利用されている(例えば、特開2001−18185
9)。このエアロゾルディポジション法では、基本的に
1次粒子が0.1〜5μm程度の脆性材料微粒子をガス
中に分散させて得たエアロゾルを基板に亜音速程度の高
速で吹き付けて製膜体を得る。ここにおいて、均質な製
膜を行うには、エアロゾル中の脆性材料微粒子ができる
だけ凝集していない状態で基板に吹き付けられるように
する必要がある。そのために、上記エアロゾル発生装置
として、例えば、ガス導入口とエアロゾル導出口を備え
た脆性材料微粒子の粉体を収容する容器を揺動させる構
成としたエアロゾル発生装置が提案されている(特開2
001−348658)。
は以下に示す問題点があった。 量産化のためには、長時間エアロゾルを発生させる
必要があり、そのために粉体の投入量を増加させたい
が、上記装置では容器自体を揺動させる構成であるた
め、容器の容量を大きくすると揺動させるために必要な
動力が大きくなる。 長時間揺動させると、粉体の凝集固着も著しくなっ
てくる。そのために、初期状態と同じ濃度でエアロゾル
を発生させるのが困難になる。
ともに供給し、予め配置されている試料に粉末を蒸着す
るシステムにおける粉末供給装置としては、安定に一定
の粉末を供給するための提案が、特開平5−23962
7に開示されている。その装置構成は図7に示す通りで
あり、中心から所定の位置の円周上に突起した溝46が
形成された回転可能な粉末供給盤45と、粉末供給盤4
5の上に載置され、粉末を粉末供給盤45に形成された
溝46に落とし込むための気密性の粉末容器を備えてい
る。粉末容器内には粉末を攪拌させる回転可能な攪拌体
を備えている。また、粉体容器の上部から入ってくる圧
縮ガスの出口を粉体供給盤の一端に形成された粉体供給
部に設け、前記圧縮ガスの出口をシリンダ内に設けた極
細い円筒状の穴とし、この圧縮ガスが外部に排出される
ときに発生する吸引力のみにより粉体を外部にガスと共
に排出するように構成されている。
金属酸化物微粒子のような凝集固着性の強い粉体につい
て、上記特開平5−239627の装置を用いた場合、
溝の内部で粉体が徐々に固着してしまい、粉体供給部へ
運搬されてきても吸引力のみでは粉体が溝から吸引され
なくなり、粉体供給部で粉体をエアロゾル化できなくな
るという問題が生じた。
であり、長時間エアロゾルを発生させても、初期状態と
同じ濃度でエアロゾルを発生させるのを可能とし、且つ
エアロゾル濃度の濃淡を調整可能とするエアロゾル発生
装置を提供することを目的とする。
を解決すべく、粉体をガス中に分散させてエアロゾルを
発生させるエアロゾル発生装置であって、このエアロゾ
ル発生装置は粉体収容部と、粉体輸送手段と、エアロゾ
ル化手段とを備えてなり、前記粉体輸送手段は、前記粉
体収容部からの粉体が充填される溝を設けた循環式の輸
送手段とし、前記エアロゾル化手段は、エアロゾル導出
口と、該エアロゾル導出口に近接した位置に溝側に突き
出すように形成された粉体解砕手段とを有した構成とし
た。ここで、循環式の輸送手段としては回転テーブルや
搬送コンベアなどが考えられる。本発明において、エア
ロゾルとは、微粒子が気体に分散した状態の固気混合相
である。エアロゾルデポジション法に使用されるエアロ
ゾルにおいては、微粒子が1次粒子の状態で分散してい
るものが良いが、凝集粒を含む場合もある。凝集粒が多
く、又、大きい場合にはエアロゾル発生器の後段に解砕
器や分級器を設置して、構造物形成に好適なものにして
もよい。
れた粉体解砕手段を設けることによって、例えば、固着
しやすい粉体で溝に固着してしまって従来の方法ではエ
アロゾル化できない粉体を、溝内で解す或いは溝から掻
き出すことが可能となり、搬送ガスが前記エアロゾル導
出口の外部へ排出されるときに発生する吸引力によっ
て、粉体をエアロゾル化して前記エアロゾル導出口から
導出することが可能になる。
アロゾル発生装置において、前記エアロゾル化部の前記
エアロゾル導出口と前記粉体解砕手段の近接した位置に
前記ガス導入口を備えるようにする。そうすることによ
り、粉体解砕手段が解し或いは掻き出した粉体をガス導
入口から直接搬送ガスを吹き付けてエアロゾル化して導
出することになるため、例えば吸引力だけではエアロゾ
ル化できない程度にまで凝集した重量の大きい粉体が生
じた場合にもそれをエアロゾル化して供給することが可
能である。
面により詳細に説明する。ここで、実施の形態として、
使用した複合構造物作製装置の一般的な装置構成を説明
する。図1は、複合構造物作製装置の装置図であり、窒
素を内蔵するガスボンベ51は、ホース状の搬送管52
を介してエアロゾル発生器53に連結され、さらに搬送
管を通じて構造物形成室54内に円形の導入部と矩形の
開口を持つ開口部を備えたノズル55が設置される。コ
ンピュータにより上下(Z)、前後左右(XY)に制動
できる基板ホルダ57に基材56がノズルに対向して配
置される。構造物形成室54は排気ポンプ58に接続し
ている。
ゾル濃度を測定するためのセンサ装置61を配置し、セ
ンサ装置61から出力される信号は、フィードバック制
御回路62へ送られ、そして処理され、エアロゾル発生
器63やガスボンベ51それぞれの制御部へ配線63を
通って送られ、エアロゾル濃度を制御するように、ま
た、基材に衝突するエアロゾルの量を任意量供給するよ
うに制御を行う。
ある。図において、71はその内部に粉体84を入れる
粉体収容部で、前記粉体収容部71内は排気ポンプ58
によって、減圧状態になっている。前記粉体収納部71
とエアロゾル化手段74との間には循環式の輸送手段7
2として回転テーブルを配置している。粉体収容部71
内の粉体84は、粉体84の自重や機械的動作、例えば
特開平5−239627のように攪拌体を使用したり、
粉体収容部71に振動を与える等を利用して、搬送コン
ベア72上にある溝73へ粉体84を供給する。
面に円環状の溝73が形成され、粉体収納部71内で、
図5に示すようにホッパー711から溝73内に粉体8
4が供給され、次いで下流側のスキージ板712によっ
て溝73から上方に溢れた粉体が取り除かれ、この状態
で回転テーブル72の回転によって溝73内の粉体84
はエアロゾル化手段74に送られ、エアロゾルとなって
ノズル55へ供給される。前記溝73の大きさを変更し
たり駆動手段にて回転速度を変更したりすることによっ
て、粉体輸送量を調節することが可能である。
を搬送ガスに乗せてエアロゾル化し、構造物形成室54
内へ供給するためのエアロゾル化手段74の断面図、図
4は図3のA−A方向矢視図である。エアロゾル化手段
74は、ジョイント741を介してガスボンベ51と接
続され、ガスボンベ51から供給される搬送ガスを溝7
3内に落とし込まれた粉体84へ吹き付けるためのガス
導入口81と、溝73内で押し込められた粉体84を掻
き出すための粉体解砕ピン82と、エアロゾル導出口8
3を備え、このエアロゾル導出口83はジョイント74
2を介して構造物形成室54から搬送管52を経由して
排気ポンプ58と接続され、排気ポンプ58及び搬送ガ
スが排出されるときに発生する吸引力によってエアロゾ
ル化した粉体84を吸い出す。前記粉体解砕ピン82の
径は図4に示すように溝73の幅よりも小さく、粉体解
砕ピン82と溝73の側面との間には隙間が形成され
る。この隙間を介して後述するガス導入口81からの空
気がエアロゾル導出口83方向へと流れる。
構成図であり、この実施例にあっては循環式の輸送手段
72として搬送コンベアを配置されている。この搬送コ
ンベア72は駆動プーリ721と被動プーリ722との
間にベルトコンベア723を張設してなり、このベルト
コンベア723の幅方向中央にベルトの走行方向(図中
矢印で示す)に沿って溝73が形成されている。循環式
の輸送手段72としては上記の回転テーブル或いは搬送
コンベアに限らず、溝に充填した粉体を溝の移動によっ
て粉体収納部71からエアロゾル化手段74へ定量的に
搬送できるものであればよい。
粉体84が、例えば固着性の強い粉体の場合、溝73内
で硬く固着してしまい、特開平5−239627で示さ
れている従来例のように吸引力のみでは完全に粉体84
をエアロゾル化が出来ず、安定した濃度のエアロゾルを
供給することが出来ない。そこで、本発明では粉体解砕
手段を用いて固着した粉体を解すようにしている。以上
の如く構成された装置の動作を説明すれば、以下のとお
りである。
ゾルを供給する方式を説明する。固着した粉体84は、
まずエアロゾル化手段74の位置まで運搬される。その
位置で吸引された粉体84はエアロゾルとなり構造物形
成室54へ搬送されるが、固着して溝73に残ってしま
った粉体84は、粉体解砕ピン82まで運搬される。粉
体解砕ピン82は固着した粉体84を強制的に固着を解
しながら掻き出す。掻き出された粉体84は、搬送ガス
がエアロゾル導出口83の外部へ排出されるときに発生
する吸引力によって吸引され、舞い上がってエアロゾル
化する。このとき、ガス導入口81には栓をして使用せ
ず、搬送ガスは溝73に直接吹き付けない部分の入口
(図示しない)から導入し、搬送ガスの出口はエアロゾ
ル導出口83のみとした。よって、エアロゾル化部周辺
に発生する力は吸引力のみのため、エアロゾル化した粉
体84はエアロゾル発生装置内に飛散することなく、エ
アロゾル導出口83から外部へ供給される。
のものを使用して溝73内に固着した粉体84をすべて
掻き出すように改良したり、粉体解砕ピン82自体が振
動するようにして、例えば粉体解砕ピン82を圧電素子
で作製し、電圧を与えて振動させたり、粉体解砕ピン8
2をエアロゾル化手段74本体に固定するのではなく、
可動式にして、粉体解砕ピン82に錘やバネなどを付
け、常に溝73の底面に粉体解砕ピン32の先端が必ず
接触するように改良したりしたため、粉体84を溝73
に残すことなく解し掻き出すことが可能である。
アロゾル供給方式を説明する。固着した粉体84は、ま
ずエアロゾル化手段74の位置まで運搬される。その位
置で吸引された粉体84はエアロゾルとなり構造物形成
室54へ搬送されるが、固着して溝73に残ってしまっ
た粉体84は、粉体解砕ピン82まで運搬される。粉体
解砕ピン82は固着した粉体32を強制的に固着を解し
ながら掻き出す。掻き出された粉体84は、粉体解砕ピ
ン82側に設置されたガス導入口81から供給される搬
送ガスが吹き付けられることにより舞い上がってエアロ
ゾル化する。図3に示すように、ガス導入口81はエア
ロゾル導出口83の方向へ角度を持っているため、エア
ロゾル化した粉体84は、エアロゾル導出口83の方向
へ飛散するため、エアロゾル発生装置の他の部分へ飛散
することなくエアロゾル導出口83に吸引される。
て、一番目にエアロゾル導出口83が配置され、次に粉
体解砕ピンピン82が配置され、最後にガス導入口81
を配置しているが、配置する順番は問わない。ガス導入
口81をエアロゾル導出口83よりも上流側に配置した
場合には、固着した粉体がエアロゾル導出口83に入り
込むおそれがないが、多少の粉体がエアロゾル導出口8
3よりも下流側に流れ、逆に図示のようにガス導入口8
1をエアロゾル導出口83よりも下流側に配置した場合
には、若干の固着した粉体がエアロゾル導出口83に入
り込むおそれがあるが、粉体がエアロゾル導出口83よ
りも下流側に流れてしまう無駄がない。
体をすべてエアロゾル化して供給するため、エアロゾル
化した粉体個々の大きさにばらつきが生じるおそれがあ
るが、その対策として、エアロゾル導出口83と構造物
形成室54との間に解砕器(図示しない)や分級器(図
示しない)を設置し、基材に衝突する粉体の大きさを制
御してもよい。
ン法の装置例を示したが、本発明のエアロゾル発生装置
を、プラズマ中に粉末をキャリヤガスとともに供給し、
予め配置されている試料に粉末を蒸着するシステムにお
ける粉末供給装置等の他の装置の一部として利用するこ
ともできる。
生させても、初期状態と同じ濃度でエアロゾルを発生さ
せるのを可能とし、且つエアロゾル濃度の濃淡を調整可
能とするエアロゾル発生装置を提供することが可能とな
る。
的な構成を示した図。
成図。
体の供給部を説明した図。
拌羽、44…Oリング、45…粉末供給盤、46…溝、
47…Oリング、48…粉末供給部、51…ガスボン
ベ、52…搬送管、53…エアロゾル発生器、54…構
造物形成室、55…ノズル、56…基材、57…基材ホ
ルダ、58…排気ポンプ、61…センサ装置、62…フ
ィードバック制御回路、63…配線、71…粉体収容
部、72…循環式の輸送手段、73…溝、74…エアロ
ゾル化部、81…ガス導入口、82…粉体解砕ピン、8
3…エアロゾル導出口、84…粉体。
Claims (3)
- 【請求項1】 粉体をガス中に分散させてエアロゾルを
発生させるエアロゾル発生装置であって、このエアロゾ
ル発生装置は粉体収容部と、粉体輸送手段と、エアロゾ
ル化手段とを備えてなり、前記粉体輸送手段は、前記粉
体収容部からの粉体が充填される溝を設けた循環式の輸
送手段とされ、前記エアロゾル化手段は、エアロゾル導
出口と、該エアロゾル導出口に近接した位置に溝側に突
き出すように形成された粉体解砕手段とを有してなるこ
とを特徴とするエアロゾル発生装置。 - 【請求項2】 前記エアロゾル発生装置において、前記
エアロゾル化手段の前記エアロゾル導出口と前記粉体解
砕手段に近接し、且つ前記溝の一部にガスを吹き付ける
位置に前記ガス導入口を備えることを特徴とする請求項
1記載のエアロゾル発生装置。 - 【請求項3】 エアロゾル発生装置と、エアロゾルを基
材に吹き付けるためのノズルを備える複合構造物作製装
置であって、エアロゾル発生装置として請求項1又は2
に記載のエアロゾル発生装置を備えることを特徴とする
複合構造物作製装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002084566A JP2003277947A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | エアロゾル発生装置、及びそれを利用した複合構造物作製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002084566A JP2003277947A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | エアロゾル発生装置、及びそれを利用した複合構造物作製装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003277947A true JP2003277947A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29231839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002084566A Pending JP2003277947A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | エアロゾル発生装置、及びそれを利用した複合構造物作製装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003277947A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100846148B1 (ko) * | 2007-01-08 | 2008-07-15 | 요업기술원 | 고상 파우더를 이용한 증착박막 형성방법 및 장치 |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002084566A patent/JP2003277947A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100846148B1 (ko) * | 2007-01-08 | 2008-07-15 | 요업기술원 | 고상 파우더를 이용한 증착박막 형성방법 및 장치 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061225 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070123 |