JP2003282942A - 窒化物半導体素子及び窒化物半導体素子の製造方法 - Google Patents
窒化物半導体素子及び窒化物半導体素子の製造方法Info
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Abstract
た場合においても、特性の優れた窒化物半導体素子とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の窒化物半導体素子は、側面部1
6s及び上層部16tを有して3次元状に成長した結晶
層の前記上層部はアンドープ窒化ガリウム層17などの
高抵抗領域を介して電極層21が形成される。上層部1
6tに高抵抗領域を設けることで、その上層部16tの
高抵抗領域を迂回するように電流が流れ、上層部16t
を避けて側面部16sを主体とする電流経路が形成され
る。その結果、結晶性がよくない上層部16tに電流を
流すことが抑制される。
Description
物系半導体結晶層に電極層を形成し、発光などの機能を
生じさせる窒化物半導体素子及びその製造方法に関し、
特に効率的な電流注入を実現する窒化物半導体素子及び
その製造方法に関する。
窒化物(ナイトライド)系III−V族化合物半導体
は、その禁制帯幅が1.8eVから6.2eVに亘って
おり、赤色から紫外線の発光が可能な発光素子の実現が
理論上可能であるため、近年注目を集めている。
より発光ダイオード(LED)や半導体レーザーを製造
する場合には、GaN、AlGaN、GaInNなどを
多層に積層し、発光層(活性層)をn型クラッド層およ
びp型クラッド層により挟んだ構造を形成する必要があ
る。このような発光ダイオードまたは半導体レーザーと
して、発光層をGaInN/GaN量子井戸構造または
GaInN/AlGaN量子井戸構造としたものがあ
る。
半導体の気相成長技術においては格子整合する基板や抵
転位密度の基板が存在しないために、従来よりサファイ
アなどの基板表面上に900℃以下の低温でAlNもし
くはAlxGa1−xN (xは0以上1未満) 低温バッ
ファ層を堆積し、その後に窒化ガリウム系化合物半導体
を成長し格子不整合に起因する転位を低減する技術があ
る。このような技術は、例えば、特開昭63−1889
38号公報や特公平8−8217号公報に開示されるも
のがあり、これらの技術を使用することで窒化ガリウム
系化合物半導体層の結晶性およびモフォロジーを改善で
きる特徴がある。
としては、一旦第1の窒化ガリウム系化合物半導体層を
堆積した後に酸化珪素や窒化珪素などからなる窒化ガリ
ウム系化合物半導体の成長を阻害する材料で保護膜を形
成し、その保護膜で覆われていない領域から第2の窒化
ガリウム系化合物半導体層を面内方向(横方向)に成長
することで、基板界面から垂直に伸びる貫通転位の伝播
を妨げる技術がある(例えば、特開平10−31297
1号公報、特開平11−251253号公報参照。)。
また、同様な技術としては一旦第1の窒化ガリウム系化
合物半導体を成長した後に、リアクティブイオンエッチ
ング装置(以下、RIE)などを用いてその膜を選択的に
除去し、その後成長装置内で残された結晶から第二の窒
化ガリウム系化合物半導体選択的に成長することで貫通
転位密度を低減する技術がある(例えば、MRS Internet
J. Nitride Semicond. Res. 4S1, G3. 38 (1999)、
又はJournal of Crystal Growth 189/190 (1998) 83-8
6)。これらの技術を使用することで106cm−2程
度までの転位密度を有する結晶膜が得られ、半導体レー
ザーの高寿命化などが実現されている。
成長を用いることで、貫通転位の低減だけではなく、3
次元的な構造を有する半導体素子を作成できる。例え
ば、窒化ガリウム系化合物半導体膜もしくは基板上に成
長阻害膜を形成して開口部から選択的に結晶を成長さ
せ、或いは窒化ガリウム系化合物半導体膜もしくは基板
を選択的に除去した上で残された結晶から選択的に結晶
を成長させることで、3次元的な構造を有する半導体素
子構造を得ることができる。このような半導体素子はフ
ァセットからなる側面と側面の合流する頂点(上面)と
からなる立体構造とされ、例えば素子分離の工程でのダ
メージが少なくなり、レーザーにおける電流狭窄構造を
形成でき、更にはファセットとなる結晶面の特性を積極
的に利用して結晶性の改善が可能であるなどの利点があ
る。
れる窒化物系発光素子の一例の断面図であり、この発光
素子はGaN系の発光ダイオードである。その構造につ
いては、サファイア基板330上に下地成長層としての
n型GaN層331が形成され、そのn型GaN層33
1上には開口部333が形成されたシリコン酸化膜33
2が被覆され、該シリコン酸化膜332の開口部333
からの選択成長により六角錐形状のGaN層334が形
成されている。
30の主面をC面とした場合にS面({1−101}
面)で覆われたピラミッド型の成長層であり、シリコン
をドープさせた領域である。このGaN層334の傾斜
したS面の部分はクラッドとして機能する。GaN層3
34の傾斜したS面を覆うように活性層であるInGa
N層335が形成されており、その外側にAlGaN層
336とマグネシュームドープのGaN層337が形成
される。
38とn電極339が形成されている。p電極338は
マグネシュームドープのGaN層337上に形成される
Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなど
の金属材料を蒸着して形成される。n電極339は前述
のシリコン酸化膜332を開口した部分でTi/Al/
Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形成される。
形成される窒化物系発光素子の他の一例の断面図であ
り、図30の窒化物系発光素子と同様に、サファイア基
板350上に下地成長層としてのn型GaN層351が
形成され、そのn型GaN層351上には開口部353
が形成されたシリコン酸化膜352が被覆され、該シリ
コン酸化膜352の開口部353からの選択成長により
断面矩形状の六角柱形状のGaN層354が形成され
る。
せた領域であり、選択成長の成長条件により{1−10
0}面を側面とする成長層に形成される。このGaN層
354を覆うように活性層であるInGaN層355が
形成されており、その外側にp型AlGaN層356と
マグネシュームドープのp型GaN層357が形成され
る。
58とn電極359が形成され、p電極358はマグネ
シュームドープのGaN層357上に形成されるNi/
Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属
材料を蒸着して形成される。n電極359は前述のシリ
コン酸化膜352を開口した部分でTi/Al/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着して形成される。
に、頂点若しくは上面は成長速度の遅いファセットから
なる側面に囲まれるために原料の供給が過多になり結晶
性が劣化することがある。また、基板面積に比べて頂点
若しくは上面の面積が小さい場合に、その部分の膜厚や
混晶組成の制御などが困難となる。従って、選択成長に
よって3次元構造の半導体素子を形成した場合であって
も、上記理由により頂点若しくは上面の結晶性が悪く、
非発光再結合による効率の低下、PN接合が正常に形成
されないことによる電流のリークなどの諸問題が発生す
る。また、電極と接する導電型層の抵抗率と厚みによっ
てはその層で電流が広がり、頂点若しくは上面に電流が
注入されて素子特性が悪くなる傾向がある。
た頂点や上面と同様に、隣り合う側面の交線である稜線
部とこの稜線部に沿った領域や、側面と底面との交線で
ある底辺部とこの底辺部に沿った領域においても結晶性
が悪く、非発光再結合による効率の低下、PN接合が正
常に形成されないことによる電流のリークなどの問題が
発生する。
子構造を3次元化した場合においても、特性の優れた窒
化物半導体素子とその製造方法を提供することを目的と
する。
めに、本発明の窒化物半導体素子は、側面部及び上層部
を有して3次元状に成長した結晶層の前記上層部は高抵
抗領域を介して電極層が形成されることを特徴とする。
層から当該窒化物半導体素子を動作させるための電流が
注入されるが、上層部に高抵抗領域が存在することか
ら、その上層部の高抵抗領域を迂回するように電流が流
れ、上層部を避けて側面部を主体とする電流経路が形成
される。このような側面を主体とする電流経路を用いる
ことで、結晶性が良くない上層部に電流を流すことが抑
制される。
窒化物半導体層又は窒化物半導体基板上に成長する結晶
層は結晶状態の良好な第1結晶部と結晶状態が前記第1
結晶部よりは劣化した第2結晶部とを有し、前記第2結
晶部には高抵抗領域を介して電極層が形成されることを
特徴とする。
部には高抵抗領域を介して電極層が形成されることか
ら、当該第2結晶部を避けるような電流経路が形成され
ることになり、高抵抗領域の存在によって結晶状態の良
くない第2結晶部よりも結晶状態の良好な第1結晶部に
主な電流経路が形成されることになる。従って、能動素
子として結晶状態の良好な部分を活用することができ、
素子特性が最適なものとなる。
法は、窒化物半導体層又は窒化物半導体基板上に選択成
長によって結晶層を形成し、該結晶層の上層部が形成さ
れた後に結晶成長の条件を変えることで高抵抗領域を連
続して形成し、前記高抵抗領域の形成後に電極層を形成
することを特徴とする。
いては、選択成長によって形成される結晶層は、前記窒
化物半導体層又は前記窒化物半導体基板上に成長阻害膜
を形成した後、前記成長阻害膜を開口した開口部からの
成長によって形成され、或いは前記窒化物半導体層又は
前記窒化物半導体基板を選択的に除去した上で残された
結晶から成長して形成される。
れば、結晶層は選択成長によって形成され、選択成長を
利用することで上層部及び側面部を伴うように結晶層が
3次元状に成長する。この結晶成長と連続的に形成され
る高抵抗領域は結晶成長の条件を変えることで高抵抗化
し、電極層からの電流経路を迂回させるように機能す
る。結晶層の上層部と高抵抗領域がその連続性から近接
して配置され、結晶性が良くない上層部では電流が抑え
られることになる。
3次元状に成長した結晶層の稜線部及びこの稜線部に沿
った領域に、高抵抗領域を介して電極層が形成されるこ
とを特徴とする。さらに、本発明に係る窒化物半導体素
子は、3次元状に成長した結晶層の底辺部及びこの底辺
部に沿った領域に、高抵抗領域を介して電極層が形成さ
れることを特徴とする。
イオンが注入されてなるイオン注入部の形成、又はp型
不純物が導入された窒化物半導体層に対して電子線の選
択的な照射を行うことによって形成される。
層から当該窒化物半導体素子を動作させるための電流が
注入されるが、稜線部及びこの稜線部に沿った領域、又
は底辺部及びこの底辺部に沿った領域に高抵抗領域が存
在することから、これらの領域における高抵抗領域を迂
回するように電流が流れ、側面部、具体的には側面部の
平坦面部分を主体とする電流経路が形成される。このよ
うな側面部の平坦面部分を主体とする電流経路を用いる
ことで、結晶性が良くない稜線部及びこの稜線部に沿っ
た領域、又は底辺部及びこの底辺部に沿った領域に電流
を流すことが抑制される。
3次元状に成長した結晶層の稜線部及びこの稜線部に沿
った領域を除いた平坦面部に電極層が形成されることを
特徴とする。さらに、本発明に係る窒化物半導体素子
は、3次元状に成長した結晶層の底辺部及びこの底辺部
に沿った領域を除いた平坦面部に電極層が形成されるこ
とを特徴とする。
層から当該窒化物半導体素子を動作させるための電流が
注入されるが、稜線部及びこの稜線部に沿った領域、又
は底辺部及びこの底辺部に沿った領域上には電極層を形
成しないことから、電極層が形成された側面部、具体的
には側面部の平坦面部分を主体とする電流経路が形成さ
れる。このような側面部の平坦面部分を主体とする電流
経路を用いることで、結晶性が良くない稜線部及びこの
稜線部に沿った領域、又は底辺部及びこの底辺部に沿っ
た領域に電流を流すことが抑制される。
は、側面部及び上層部を有して3次元状に成長した結晶
層の前記上層部は高抵抗領域を介して電極層が形成され
る構造を有することを特徴とする。
3次元状に成長した結晶層の稜線部及びこの稜線部に沿
った領域に、高抵抗領域を介して電極層が形成される構
造、或いは電極層が形成されない構造を有することを特
徴とする。
3次元状に成長した結晶層の底辺部及びこの底辺部に沿
った領域に、高抵抗領域を介して電極層が形成される構
造、或いは電極層が形成されない構造を有することを特
徴とする。
は、全面に電極層を形成して稜線や底面及びそれらの近
傍で一部除去する構造や、稜線や底面及びそれらの近傍
に予め部分的に絶縁膜を形成して直接接続するようには
電極層を設けない構造や、稜線や底面及びそれらの近傍
を避けて電極層を空間を通して配線するような構造であ
っても良い。また、本明細書において、3次元状とは、
窒化物半導体層等からなる立体構造の形状であって、実
質的な結晶面として構成される側面部及び上層部を有し
た形状である。典型的には多角形のピラミッド構造、多
角形の角柱構造、ストライプ状の開口部を利用して形成
された突条構造など、種々の構造を含む。
上層部を有している。このうち上層部は3次元状の結晶
層の上側の領域である。六角錐形状などの角錐形状に結
晶層が形成される場合では、上層部は結晶層の頂点部分
とその近傍であり、角錐形状の頂点部分を欠いた結晶構
造の場合では、上層部は上端面を含む領域である。底面
がストライプ状で断面が三角形状の場合は、上層部は傾
斜面同士の稜線部とその近傍であり、結晶層が稜線部を
伴わない断面が台形形状の場合は、上層部は上端面とそ
の近傍の領域である。結晶層が角柱形状の場合、上層部
は角柱の上面部を含む領域とされる。また、結晶層の側
面部は、前述の結晶層の上層部と結晶層の底面部との間
の領域である。六角錐形状などの角錐形状に結晶層が形
成される場合では、側面部は角錐状の結晶層の傾斜した
結晶面であり、角錐形状の頂点部分を欠いた結晶構造の
場合でも同様に、側面部は結晶層の傾斜した結晶面であ
る。結晶層の底面がストライプ状で断面が三角形状若し
くは稜線部を伴わない断面が台形形状の場合は、側面部
は前記上層部と底面部の間の領域であり、傾斜したファ
セットを含む領域である。結晶層が角柱形状の場合、上
層部は角柱の上面部を含む領域であることから、角柱形
状の結晶層の側面部は上面部とほぼ垂直な側壁部分とさ
れる。上層部と側面部は、その構成材料の点で同一の材
料とすることができ、例えば、結晶層が角錐形状に構成
される場合、頂点部とその近傍が上層部となり、その直
下の部分から底面部分までの傾斜した結晶面を結晶層の
側面部とすることができ、上層部と側面部は連続的な構
成を有していても良い。
部及び底辺部を有している。稜線部とは、隣り合う側面
部、又は隣り合う側面部と上端面(上面部)との交線で
あり、底辺部とは、底面部と側面部との交線である。な
お、以下の説明において、稜線部及び底辺部には、交線
部分に加え、その交線に沿った領域を含むものとする。
として結晶成長用にサファイア基板を用い、そのサファ
イア基板上にバッファ層などの成長下地層を形成し、そ
の成長下地層からの選択成長などによって3次元状のフ
ァセット構造を有する結晶層を形成することが行われ
る。結晶成長により結晶成長層を形成する場合では、基
板主面に対して傾斜した傾斜面としてS面及び{11−
22}面またはこれらの各面に実質的に等価な面の中か
ら選ばれる面を有することが望ましい。例えば、基板主
面をC面とした場合では、傾斜面であるS面またはS面
に実質的に等価な面を容易に形成することが可能であ
る。S面はC+面の上に選択成長した際に見られる安定
面であり、比較的得やすい面であって六方晶系の面指数
では(1−101)である。C面にC+面とC−面が存
在するのと同様に、S面についてはS+面とS−面が存
在するが、本明細書においては、特に断らない場合は、
C+面GaN上にS+面を成長しており、これをS面と
して説明している。なお、S面についてはS+面が安定
面である。またC+面の面指数は(0001)である。
このような基板主面に対して傾斜した傾斜面としてS面
及び{11−22}面またはこれらの各面に実質的に等
価な面をファセットとする結晶層を形成し、前述の如き
上層部と側面部を形成することで、本発明にかかる構造
の窒化物半導体素子を作成することができる。
典型的に選択成長法によって形成され、ここで窒化物半
導体層の選択成長について説明する。選択成長は、成長
阻害膜を利用する方法と、基板や半導体層の表面を選択
的に除去する方法などによって行うことができる。成長
阻害膜を利用する方法では、基体上に開口部を有する成
長阻害膜を形成し、その状態で反応炉に基体ごと送り込
み、所要のキャリアガス及び原料ガスを供給して成長阻
害膜上には窒化物半導体層を堆積せずに開口部に窒化物
半導体層を選択的に形成する。基板や半導体層の表面を
選択的に除去する方法では、下地成長層や基板の一部を
選択的に除去されて、基板等の表面に凹凸が形成され、
所要のキャリアガス及び原料ガスを供給して凹凸部分に
3次元状の結晶層を成長させる方法である。
ガリウム系化合物半導体基板などの窒化物半導体基板も
しくはサファイア基板などの基板とその基板上に成長し
た窒化物半導体層からなるように構成することができ、
後者のように窒化物半導体層を基板上に成長させる場合
では、当該基板として用いることができるのは、サファ
イア(Al2O3、A面、R面、C面を含む。)SiC
(6H、4H、3Cを含む。)GaN、Si、ZnS、
ZnO、AlN、LiMgO、GaAs、MgAl2O
4、InAlGaNなどからなる基板であり、好ましく
はこれらの材料からなる六方晶系基板または立方晶系基
板であり、より好ましくは六方晶系基板である。例え
ば、サファイア基板を用いる場合では、窒化ガリウム
(GaN)系化合物半導体の材料を成長させる場合に多
く利用されているC面を主面としたサファイア基板を用
いることができる。この場合の基板主面としてのC面
は、5乃至6度の範囲で傾いた面方位を含むものであ
る。
れる場合、窒化物半導体層を形成する前に、下地成長層
を基板上に形成することが好ましい。この下地成長層は
例えば窒化ガリウム層や窒化アルミ二ウム層からなり、
下地成長層は低温バッファ層と高温バッファ層との組合
せ或いはバッファ層と結晶種として機能する結晶種層と
の組合せからなる構造であっても良い。この下地成長層
は、種々の気相成長法で形成することができ、例えば有
機金属化合物気相成長法(MOCVD法)や分子線エピ
タキシー法(MBE法)、ハイドライド気相成長法(H
VPE法)などの気相成長法を用いることができる。
ような基体上には成長阻害膜が形成される。成長阻害膜
は例えばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などから構成
され、この成長阻害膜で覆われた領域において窒化物半
導体層の堆積を防ぐ機能を有し、成長阻害膜に設けられ
た開口部では、その底部に前記基体の表面が臨んで、そ
の基体表面から開口部の範囲内で結晶成長が進められ
る。開口部の形成は、フォトリソグラフィー技術によっ
て行われ、開口部の形状はストライプ状、円形状、六角
形状などの多角形状などであるが、特に限定されるもの
ではない。開口部を10μm程度の円形(或いは辺が1
−100方向の六角形、または辺が11−20方向の六
角形など)にすることでその約2倍程度の選択成長領域
まで簡単に作製できる。またS面が基板と異なる方向で
あれば転位を曲げる効果、および転位を遮蔽する効果が
あるために、転位密度の低減にも役立つ。
ころで、選択成長により窒化物半導体層が選択的に成長
される。窒化物半導体層としては、ウルツ鉱型の結晶構
造を有する半導体材料を用いることが好ましい。このよ
うな窒化物半導体層としては、例えばIII族系化合物
半導体やBeMgZnCdS系化合物半導体を用いるこ
とができ、更には窒化ガリウム(GaN)系化合物半導
体、窒化アルミニウム(AlN)系化合物半導体、窒化
インジウム(InN)系化合物半導体、窒化インジウム
ガリウム(InGaN)系化合物半導体、窒化アルミニ
ウムガリウム(AlGaN)系化合物半導体を好ましく
は形成することができ、特に窒化ガリウム系化合物半導
体が好ましい。なお、本発明において、InGaN、A
lGaN、GaNなどは必ずしも、3元混晶のみ、2元
混晶のみの窒化物半導体を指すのではなく、例えばIn
GaNでは、InGaNの作用を変化させない範囲での
微量のAl、その他の不純物を含んでいても本発明の範
囲であることはいうまでもない。
相成長法を挙げることができ、例えば有機金属化合物気
相成長法(MOCVD(MOVPE)法)や分子線エピ
タキシー法(MBE法)などの気相成長法や、ハイドラ
イド気相成長法(HVPE法)などを用いることができ
る。その中でもMOVPE法によると、迅速に結晶性の
良いものが得られる。MOVPE法では、Gaソースと
してTMG(トリメチルガリウム)、TEG(トリエチ
ルガリウム)、AlソースとしてはTMA(トリメチル
アルミニウム)、TEA(トリエチルアルミニウム)、
Inソースとしては、TMI(トリメチルインジウ
ム)、TEI(トリエチルインジウム)などのアルキル
金属化合物が多く使用され、窒素源としてはアンモニ
ア、ヒドラジンなどのガスが使用される。また、不純物
ソースとしてはSiであればシランガス、Geであれば
ゲルマンガス、MgであればCp2Mg(シクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、ZnであればDEZ(ジエチ
ルジンク)などのガスが使用される。MOCVD法で
は、これらのガスを例えば600℃以上に加熱された基
板の表面に供給して、ガスを分解することにより、In
AlGaN系化合物半導体をエピタキシャル成長させる
ことができる。
体層はファセットを伴った構造を呈する。例えば、基体
若しくは基板の主面がC+面を有している場合では、窒
化物半導体層の結晶の傾斜面としてS面を安定面として
形成することが可能であり、このS面は選択成長した際
に見られる比較的得やすい面であって六方晶系の面指数
では(1−101)である。C面にC+面とC−面が存
在するのと同様に、S面についてはS+面とS−面が存
在するが、本明細書においては、特に断らない場合は、
C+面GaN上にS+面を成長しており、これをS面と
して説明している。なお、S面についてはS+面が安定
面である。またC+面の面指数は(0001)である。
このS面ついては、前述のように窒化ガリウム系化合物
半導体で窒化物半導体層を構成した場合には、S面上、
GaからNへのボンド数が2または3とC−面の次に多
くなる。ここでC−面はC+面の上には事実上得ること
ができないので、S面でのボンド数は最も多いものとな
る。例えば、C面を主面に有するサファイア基板に窒化
物を成長した場合、一般にウルツ鉱型の窒化物の表面は
C+面になるが、選択成長を利用することでS面を形成
することができ、C面に平行な面では脱離しやすい傾向
をもつNのボンドがGaから一本のボンドで結合してい
るのに対し、傾いたS面では少なくとも一本以上のポン
ドで結合することになる。従って、実効的にV/III
比が上昇することになり、積層構造の結晶性の向上に有
利である。また、基板と異なる方位に成長すると基板か
ら上に伸びた転位が曲がることもあり、欠陥の低減にも
有利となる。また、選択成長マスクを用いて選択成長す
る場合には横方向成長させ窓領域より拡大した形状にす
ることができ、このようなマイクロチャネルエピタキシ
ーを用いて横方向成長をした方が貫通転位を避けやすく
なり、転位が減ることがわかっている。またこのような
横方向成長により素子を発光素子とする場合では、その
発光領域も増大し、さらに電流の均一化、電流集中の回
避、および電流密度の低減を図ることができる。
層はS面又はS面に実質的に等価な面などを伴ったファ
セット構造を有するが、典型的には成長が進む程、基体
主面に平行な面での面積が段々と小さくなるように成長
する。すなわち、窒化物半導体層は斜面を伴って角錐状
或いはピラミッド状に成長するため、頂点部に近づくほ
ど基体主面に平行な面での面積が段々と小さくなる。こ
こで頂点部とは、斜面同士が交差する尖頭部分であり、
ストライプ状の開口部からは稜線となるような領域であ
り、また、六角錐状の窒化物半導体層を成長させる場合
では最も高さが有る領域である。
元状の結晶層の上層部に高抵抗領域が形成される構造を
有する。高抵抗領域は当該窒化物半導体素子に注入され
る電流の経路を側面側に移動させるための領域である。
例えば、結晶層の上層部に第1導電領域としてn型窒化
物半導体層を形成し、この上に活性層や第2導電層であ
るp型窒化物半導体層を形成して発光素子とする場合、
n型頂上部とp型頂上部間の抵抗値が、n型側面部とそ
れに接したp型側面部間の抵抗値よりも大きくなるよう
に頂上部を形成することが好ましい。n型頂上部とp型
頂上部間の抵抗値がn型側面部とp型側面部間の抵抗値
よりも小さいと、n型頂上部とp型頂上部間で電流が流
れ、結晶性の悪い活性層を流れるため、発光効率が低い
無効電流になるなどの不都合が起こる。このとき、再現
性の面からは、n型頂上部とp型頂上部間の抵抗値(上
層部と電極層間の抵抗値)がn型側面部とp型側面部間
の抵抗値(側面部と電極層間の抵抗値)の1.5倍以上
であることが好ましく、さらに、電圧や電流密度を上げ
た際の特性を向上させるという面からは、2倍以上であ
ることがより好ましい。
化物半導体層、p型不純物が導入された窒化物半導体
層、或いはn型不純物が導入された窒化物半導体層によ
り形成される。高抵抗領域を窒化物半導体層を用いて形
成する場合では、結晶層の上層部を形成した後に、結晶
成長の条件を変えることで高抵抗領域を連続して形成す
ることができる。すなわち、同じ反応炉内に素子形成用
の基板を置いたまま、結晶成長条件としての不純物ガス
の供給と停止、さらにはその濃度の制御などによって連
続的に形成できる。例えば、アンドープ窒化物半導体層
を形成する場合では不純物ガスの供給が停止され、p型
不純物が導入された窒化物半導体層を形成する場合では
マグネシウムなどの不純物が導入され、n型不純物が導
入された窒化物半導体層を形成する場合ではシリコンな
どの不純物が導入される。アンドープ窒化物半導体層は
不純物濃度が極めて低く、高抵抗領域とされる。p型不
純物が導入された窒化物半導体層は周囲の層が反対導電
型の窒化物半導体層であるn型窒化物半導体層である場
合に、その界面にpn接合を形成し、周囲の層が同一導
電型の窒化物半導体層であるp型窒化物半導体層である
場合には当該p型不純物が導入された窒化物半導体層の
不純物濃度を低濃度とすることで、周囲の層よりも相対
的に高抵抗な領域となり、電流の経路を側面側に移動さ
せる機能を発揮する。同様に、n型不純物が導入された
窒化物半導体層は周囲の層が反対導電型の窒化物半導体
層であるp型窒化物半導体層である場合に、その界面に
pn接合を形成し、周囲の層が同一導電型の窒化物半導
体層であるn型窒化物半導体層である場合には当該n型
不純物が導入された窒化物半導体層の不純物濃度を低濃
度とすることで、周囲の層よりも相対的に高抵抗な領域
となり、電流の経路を側面側に移動させる機能を発揮す
る。高抵抗領域は結晶層を構成する窒化物半導体層と同
じ材料とすることができるが、異なる材料で構成するこ
とも可能である。例えば結晶層をGaN系半導体層と
し、AlGaN系半導体層で高抵抗領域を形成しても良
い。
物半導体層に導入される不純物を制御することで構成す
ることも可能であるが、シリコン酸化膜やシリコン窒化
膜などの絶縁膜を結晶層の上層部に対して直接にまたは
活性層などの他の層を介して間接的に形成するようにし
ても良い。シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁
膜は単層に限定されず、他の絶縁膜や、アンドープの化
合物半導体層、その他の各種半導体層との複合膜などで
も良い。
3次元状の結晶層の稜線部に高抵抗領域が形成される。
この高抵抗領域は、結晶層の稜線部にアンドープ部を形
成する方法やイオン注入(イオンインプランテーショ
ン)を行う方法、又はp型窒化物半導体層に電子線を選
択的に照射する方法によって形成される。さらに、本発
明に係る窒化物半導体素子は、3次元状の結晶層の底辺
部に、稜線部に高抵抗領域を形成するのと同様の方法
で、高抵抗領域が形成される。
次元状の結晶層の上層部や稜線部、底辺部に形成される
が、窒化物半導体素子として半導体発光素子が形成され
る場合には、高抵抗領域の形成の前後に活性層が形成さ
れる。すなわち、活性層の下部に高抵抗領域を形成する
こともでき、活性層の上部に高抵抗領域を形成すること
もできる。電極層はこのような高抵抗領域を介して結晶
層上に形成される。電極層としては、例えばNi/Pt
/Auからなる電極層が形成され、例えばTi/Alか
らなる電極層を対極側の電極層とすることができる。
的に電流が注入されるようにするために、上述した高抵
抗領域を形成するのではなく、稜線部又は底辺部を除く
側面部の平坦面部分(上端面や上面部を有する結晶層に
おいては、これら上端面、上面部の平坦面部分を含む)
にのみ電極層を形成している。
体を利用して作動する各種素子の構造をとることがで
き、一例として発光ダイオードや半導体レーザーなどの
半導体発光素子とすることができるが、それら以外にも
例えば電界効果型トランジスタや、受光素子などのその
他の各種素子であっても良い。
化物半導体素子は、上層部や稜線部、底辺部に形成され
た高抵抗領域により、側面部を主体とする電流注入が行
われる。特に、上層部に高抵抗領域が形成される場合、
窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長においては、一
般に成長速度や成長温度、成長圧力やV族原料とIII
族原料の供給比などの成長条件により、形成されるファ
セットや表面における成長と脱離のバランスなどを制御
することができ、これらの成長中に変調させることで、
高抵抗領域を上層部に連続するように形成することがで
きる。このため、活性層の近傍にも形成できることか
ら、電流の広がりによるリークや非発光再結合も抑制す
ることができる。
は、稜線部や底辺部に電極層を形成せずに側面部の平坦
面部分(上端面や上面部を有する結晶層においては、こ
れら上端面、上面部の平坦面部分を含む)にのみ電極層
を形成することにより、側面部を主体とする電流注入が
行われる。
更に詳細に説明する。なお、本発明の窒化物半導体素子
は、その要旨を逸脱しない範囲で変形、変更などが可能
であり、本発明は以下の各実施形態に限定されるもので
はない。
示すように、サファイア基板11上に六角錐形状の窒化
物半導体発光素子構造12が選択成長によって形成され
ており、3次元状として六角錐形状の窒化物半導体発光
素子構造12の部分に電極が形成されて発光ダイオード
として機能する。サファイア基板11上には、アンドー
プのGaN層上にシリコン含有のGaN層が積層された
窒化ガリウム層13が形成されており、その窒化ガリウ
ム層13を覆うようにシリコン酸化膜14が形成されて
いる。このシリコン酸化膜14は選択成長の際の成長阻
害膜として機能し、当該シリコン酸化膜14に形成され
た開口部からの選択成長によって六角錐形状の窒化物半
導体発光素子構造12が形成される。
構造12の内部構造を示すとともにp電極、n電極を形
成した構造を示す断面図である。サファイア基板11上
には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGaN
層が積層されたn型窒化ガリウム層13が形成されてお
り、その窒化ガリウム層13を覆うようにシリコン酸化
膜14が形成されている。シリコン酸化膜14にはほぼ
正六角形の開口部15が形成され、その開口部15から
の選択成長によってn型GaN層16が形成される。こ
のサファイア基板11は主面をC面とする基板であり、
正六角形の開口部15の一辺を[1、1、−2、0]方
向に平行となるようにしている。一般に、このような開
口部15を用いて選択成長をした場合では、その成長条
件によってS面({1、−1、0、1}面)を傾斜した
側面とする六角錐形状の成長層が形成される。そこで、
開口部15を用いて選択成長によってシリコンドープの
n型窒化ガリウム層16を形成する。
にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガスを
流し、N原料としてのアンモニア(NH3)およびGa
原料としてのトリメチルガリウム(TMGa、Ga(C
H3)3)を供給して形成される。このn型窒化ガリウ
ム層16には不純物としてのシリコンが導入される。n
型窒化ガリウム層16は、完全な六角錐形状となる前に
成長が停止され、その時点で不純物ガスの供給を停止す
ることで、アンドープ窒化ガリウム層17となる。この
不純物ガスの停止による切り替えは同じ反応炉で連続的
に行うことができ、生産性に対する妨げとはならない。
アンドープ窒化ガリウム層17は、不純物濃度が極めて
低い窒化物半導体層であり、高抵抗領域として上層部へ
の電流の流れ込みを防止する。
によって、n型窒化ガリウム層16の成長は停止し、n
型窒化ガリウム層16自体は尖頭部分を欠いた六角錐形
状となり、その尖頭部分を欠いた上面部分が上層部16
tとされ、傾斜した結晶層のS面の部分が側面部16s
とされる。アンドープ窒化ガリウム層17の形状は、頂
点部である上層部16t上で断面略三角形状であり、側
面部16sの部分で薄い膜で側面部16sの周囲を覆
う。上層部16tの部分は、高抵抗領域であるアンドー
プ窒化ガリウム層17に連続することから、上層部16
tを介して流れる電流は抑えられ、その結果、アンドー
プ窒化ガリウム層17上に形成される活性層を流れる電
流も抑えられることになる。
れる活性層はインジウムを含有するInGaN活性層1
8であり、その上にp型AlGaN層19とp型窒化ガ
リウム層20が積層される。p型AlGaN層19とp
型窒化ガリウム層20には、不純物としてマグネシウム
が導入される。p型窒化ガリウム層20上には、Ni/
Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属
材料を蒸着してp電極21が形成される。n電極22は
前述のシリコン酸化膜14を開口した開口部23にTi
/Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形成され
る。
体素子は、InGaN活性層18の下に、高抵抗領域で
あるアンドープ窒化ガリウム層17が形成されており、
このアンドープ窒化ガリウム層17はn型窒化ガリウム
層16への上層部16tを介しての電流を抑え、n型窒
化ガリウム層16に対して主に側面部16sを介して電
流を流すように機能する。従って、頂点部側よりも側面
部16sに効率的に電流が注入されることになり、リー
ク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られ
ることになる。
化膜14の開口部15の形状をほぼ正六角形としたが、
その他の多角形や円形などの形状でも成長条件により、
同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、傾斜
した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面とす
ることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素子を
形成することができる。
示すように、活性層の上に高抵抗領域を形成した例であ
る。素子は六角錐形状の窒化物半導体発光素子構造を有
している点では、第1の実施形態と同じであり、窒化物
半導体発光素子構造の内部構造が第1の実施形態のもの
とは異なっている。
光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極を
形成した構造を示す断面図である。サファイア基板31
上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGa
N層が積層されたn型窒化ガリウム層33が形成されて
おり、その窒化ガリウム層33を覆うようにシリコン酸
化膜34が形成されている。シリコン酸化膜34にはほ
ぼ正六角形の開口部35が形成され、その開口部35か
らの選択成長によってn型GaN層36が形成される。
このサファイア基板31は主面をC面とする基板であ
り、正六角形の開口部35の一辺を[1、1、−2、
0]方向に平行となるようにしている。この開口部35
を用い、選択成長からシリコンドープのn型窒化ガリウ
ム層36を形成する。
にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガスを
流して形成される。このn型窒化ガリウム層36には不
純物としてのシリコンが導入される。n型窒化ガリウム
層36は、完全な六角錐形状となる前に成長が停止さ
れ、この停止時点でガスをTMI(トリメチルインジウ
ム)やTEI(トリエチルインジウム)などを含むガス
に切り替えてInGaN活性層37を形成する。InG
aN活性層37はn型窒化ガリウム層36の上層部36
tを覆うと共に側面部36sも被覆するように形成され
る。
を形成した後、結晶成長を継続してアンドープ窒化ガリ
ウム層38を形成する。このアンドープ窒化ガリウム層
38は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層であ
り、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを防止
する。アンドープ窒化ガリウム層38の形状は、頂点部
である上層部36t上で断面略三角形状であり、側面部
36sの部分で薄い膜でInGaN活性層37の周囲を
覆う。上層部36tの部分は、高抵抗領域であるアンド
ープ窒化ガリウム層38にInGaN活性層37を介し
て連続することから、アンドープ窒化ガリウム層38の
下部に形成され且つ上層部36tの上に形成されるIn
GaN活性層37を流れる電流も抑えられることにな
る。
型AlGaN層39とp型窒化ガリウム層40が積層さ
れる。p型AlGaN層39とp型窒化ガリウム層40
には、不純物としてマグネシウムが導入される。p型窒
化ガリウム層40上には、Ni/Pt/AuまたはNi
(Pd)/Pt/Auなどの金属材料を蒸着してp電極
41が形成される。n電極42は前述のシリコン酸化膜
34を開口した開口部43にTi/Al/Pt/Auな
どの金属材料を蒸着して形成される。
体素子は、InGaN活性層37の上に、高抵抗領域で
あるアンドープ窒化ガリウム層38が形成されており、
このアンドープ窒化ガリウム層38はn型窒化ガリウム
層36への上層部36tを介しての電流を抑え、n型窒
化ガリウム層36に対して主に側面部36sを介して電
流を流すように機能する。従って、頂点部側よりも側面
部36sの活性層に効率的に電流が注入されることにな
り、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオード
が得られることになる。
化膜34の開口部35の形状をほぼ正六角形としたが、
その他の多角形や円形などの形状でも成長条件により、
同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、傾斜
した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面とす
ることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素子を
形成することができる。
示すように、活性層の上にp型窒化物半導体層を用いて
高抵抗領域を形成した例である。素子は六角錐形状の窒
化物半導体発光素子構造を有している点では、第1の実
施形態と同じであり、窒化物半導体発光素子構造の内部
構造が第1の実施形態のものとは異なっている。
光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極を
形成した構造を示す断面図である。サファイア基板51
上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGa
N層が積層されたn型窒化ガリウム層53が形成されて
おり、その窒化ガリウム層53を覆うようにシリコン酸
化膜54が形成されている。シリコン酸化膜54にはほ
ぼ正六角形の開口部55が形成され、その開口部55か
らの選択成長によってn型GaN層56が形成される。
このサファイア基板51は主面をC面とする基板であ
り、正六角形の開口部55の一辺を[1、1、−2、
0]方向に平行となるようにしている。この開口部55
を用い、選択成長からシリコンドープのn型窒化ガリウ
ム層56を形成する。
にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガスを
流して形成される。このn型窒化ガリウム層56には不
純物としてのシリコンが導入される。n型窒化ガリウム
層56は、完全な六角錐形状となる前に成長が停止さ
れ、この停止時点でガスをTMI(トリメチルインジウ
ム)やTEI(トリエチルインジウム)などを含むガス
に切り替えてInGaN活性層57を形成する。InG
aN活性層57はn型窒化ガリウム層56の上層部56
tを覆うと共に側面部56sも被覆するように形成され
る。
を形成した後、結晶成長を継続してp型AlGaN層5
8を形成する。このp型AlGaN層58は、不純物濃
度が低い窒化物半導体層であり、六角錐形状の頂点部分
で厚く形成された高抵抗領域として上層部への電流の流
れ込みを防止する。このp型AlGaN層58の不純物
濃度は例えば10×1018/cm3以下であり、モビ
リティも数cm2/Vsと低くなる。p型AlGaN層
58の形状は、頂点部である上層部56t上で断面略三
角形状であり、側面部56sの部分で薄い膜でInGa
N活性層57の周囲を覆う。上層部56tの部分は、高
抵抗領域であるp型AlGaN層58の下部に位置する
ことから上層部56tを介して流れる電流は抑えられる
ことになる。
リウム層59が積層される。p型AlGaN層58とp
型窒化ガリウム層59には、不純物として例えばマグネ
シウムが導入される。p型窒化ガリウム層59上には、
Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなど
の金属材料を蒸着してp電極60が形成される。n電極
61は前述のシリコン酸化膜54を開口した開口部62
にTi/Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形
成される。
体素子は、InGaN活性層57の上に、高抵抗領域で
あるp型AlGaN層58が形成されており、このp型
AlGaN層58はn型窒化ガリウム層56への上層部
56tを介しての電流を抑え、n型窒化ガリウム層56
に対して主に側面部56sを介して電流を流すように機
能する。従って、頂点部側よりも側面部56sの活性層
に効率的に電流が注入されることになり、リーク電流の
少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られることに
なる。
化膜54の開口部55の形状をほぼ正六角形としたが、
その他の多角形や円形などの形状でも成長条件により、
同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、傾斜
した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面とす
ることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素子を
形成することができる。
示すように、活性層の上に第4の実施形態と同様なp型
窒化物半導体層を用いて高抵抗領域を形成した例であ
る。素子は六角錐形状の窒化物半導体発光素子構造を有
している点では、第1の実施形態と同じであり、窒化物
半導体発光素子構造の内部構造が第1の実施形態のもの
とは異なっている。
光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極を
形成した構造を示す断面図である。サファイア基板71
上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGa
N層が積層されたn型窒化ガリウム層73が形成されて
おり、その窒化ガリウム層73を覆うようにシリコン酸
化膜74が形成されている。シリコン酸化膜74にはほ
ぼ正六角形の開口部75が形成され、その開口部75か
らの選択成長によってn型GaN層76が形成される。
このサファイア基板71は主面をC面とする基板であ
り、正六角形の開口部75の一辺を[1、1、−2、
0]方向に平行となるようにしている。この開口部75
を用い、選択成長からシリコンドープのn型窒化ガリウ
ム層76を形成する。
にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガスを
流して形成される。このn型窒化ガリウム層76には不
純物としてのシリコンが導入される。n型窒化ガリウム
層76は、完全な六角錐形状となる前に成長が停止さ
れ、この停止時点でガスをTMI(トリメチルインジウ
ム)やTEI(トリエチルインジウム)などを含むガス
に切り替えてInGaN活性層77を形成する。InG
aN活性層77はn型窒化ガリウム層76の上層部76
tを覆うと共に側面部76sも被覆するように形成され
る。
を形成した後、結晶成長を継続してp型AlGaN層7
8を形成し、さらにp型窒化ガリウム層79を形成す
る。p型窒化ガリウム層79は、不純物濃度が低い窒化
物半導体層であり、六角錐形状の頂点部分で厚く形成さ
れた高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを防止
する。p型窒化ガリウム層79の形状は、頂点部である
上層部76t上で断面略三角形状であり、当該頂点部で
厚い膜厚で形成されている。p型窒化ガリウム層79
は、側面部76sの部分で薄い膜であり、p型AlGa
N層78の周囲を覆う。上層部76tの部分は、高抵抗
領域であるp型窒化ガリウム層79の下部に位置するこ
とから上層部76tを介して流れる電流は抑えられるこ
とになる。p型AlGaN層78とp型窒化ガリウム層
79には、不純物として例えばマグネシウムが導入され
る。
t/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属材
料を蒸着してp電極80が形成される。n電極81は前
述のシリコン酸化膜74を開口した開口部82にTi/
Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形成され
る。
体素子は、p型AlGaN層78の上に高抵抗領域であ
るp型窒化ガリウム層79が形成されており、このp型
窒化ガリウム層79はn型窒化ガリウム層76への上層
部76tを介しての電流を抑え、n型窒化ガリウム層7
6に対して主に側面部76sを介して電流を流すように
機能する。従って、頂点部側よりも側面部76sの活性
層に効率的に電流が注入されることになり、リーク電流
の少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られること
になる。
化膜74の開口部75の形状をほぼ正六角形としたが、
その他の多角形や円形などの形状でも成長条件により、
同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、傾斜
した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面とす
ることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素子を
形成することができる。
示すように、サファイア基板91上に3次元状として断
面三角形状のストライプ状の窒化物半導体発光素子構造
92が選択成長によって形成されており、断面三角形状
のストライプ状の窒化物半導体発光素子構造92の部分
に電極が形成されて発光ダイオードとして機能する。サ
ファイア基板91上には、アンドープのGaN層上にシ
リコン含有のGaN層が積層された窒化ガリウム層93
が形成されており、その窒化ガリウム層93を覆うよう
にシリコン酸化膜94が形成されている。このシリコン
酸化膜94は選択成長の際の成長阻害膜として機能し、
当該シリコン酸化膜94に形成された開口部からの選択
成長によって断面三角形状のストライプ状の窒化物半導
体発光素子構造92が形成される。
窒化物半導体発光素子構造92は、第1の実施形態の窒
化物半導体発光素子構造12と同様な工程を以って形成
することができ、シリコン酸化膜94に形成される開口
部の形状をストライプ形状とすることで結晶成長させる
ことができる。窒化物半導体発光素子構造92の内部構
造としては、図2乃至図5に示す構造のものを作成でき
る。
示すように、サファイア基板95上に3次元状として六
角柱形状の窒化物半導体発光素子構造96が選択成長に
よって形成されており、六角柱形状の窒化物半導体発光
素子構造96の部分にp電極が形成されて発光ダイオー
ドとして機能する。サファイア基板95上には、アンド
ープのGaN層上にシリコン含有のGaN層が積層され
た窒化ガリウム層97が形成されており、その窒化ガリ
ウム層97を覆うようにシリコン酸化膜98が形成され
ている。このシリコン酸化膜98は選択成長の際の成長
阻害膜として機能し、当該シリコン酸化膜98に形成さ
れた開口部からの選択成長によって六角柱形状の窒化物
半導体発光素子構造96が形成される。開口部は一辺を
[1、1、−2、0]方向に平行となるようにしてお
り、成長条件を調整することで、{1、−1、0、0}
面を側面とする六角柱形状の窒化物半導体発光素子構造
96が得られる。
構造96の内部構造を示すとともにp電極、n電極を形
成した構造を示す断面図である。サファイア基板95上
には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGaN
層が積層されたn型窒化ガリウム層96が形成されてお
り、その窒化ガリウム層96を覆うようにシリコン酸化
膜98が形成されている。シリコン酸化膜98にはほぼ
正六角形の開口部99が形成され、その開口部99から
の選択成長によってn型GaN層100が形成される。
このサファイア基板95は主面をC面とする基板であ
り、正六角形の開口部99の一辺を[1、1、−2、
0]方向に平行となるようにしている。開口部99を用
いて選択成長によってシリコンドープのn型窒化ガリウ
ム層100を形成する。
内にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガス
を流し、N原料としてのアンモニア(NH3)およびG
a原料としてのトリメチルガリウム(TMGa、Ga
(CH3)3)を供給して形成される。このn型窒化ガ
リウム層100には不純物としてのシリコンが導入され
る。n型窒化ガリウム層100は、六角柱形状となる様
に形成され、その途中で不純物ガスの供給を停止するこ
とで、アンドープ窒化ガリウム層101が成長される。
この不純物ガスの停止による切り替えは同じ反応炉で連
続的に行うことができ、生産性に対する妨げとはならな
い。アンドープ窒化ガリウム層101は、不純物濃度が
極めて低い窒化物半導体層であり、高抵抗領域として上
層部への電流の流れ込みを防止する。
によって、n型窒化ガリウム層100の成長は停止し、
上層部100t上に厚くなり、側面部100sの上で薄
くなる形状で、アンドープ窒化ガリウム層101が成長
する。上層部100tの部分には、高抵抗領域であるア
ンドープ窒化ガリウム層101に連続することから、上
層部100tを介して流れる電流は抑えられ、その結
果、アンドープ窒化ガリウム層101上に形成される活
性層を流れる電流も抑えられることになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
102であり、その上にp型AlGaN層103とp型
窒化ガリウム層104が積層される。p型AlGaN層
103とp型窒化ガリウム層104には、不純物として
例えばマグネシウムが導入される。p型窒化ガリウム層
104上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/
Pt/Auなどの金属材料を蒸着してp電極105が形
成される。n電極106は前述のシリコン酸化膜14を
開口した開口部107にTi/Al/Pt/Auなどの
金属材料を蒸着して形成される。
体素子は、InGaN活性層102の下に、高抵抗領域
であるアンドープ窒化ガリウム層101が形成されてお
り、このアンドープ窒化ガリウム層101はn型窒化ガ
リウム層100への上層部100tを介しての電流を抑
え、n型窒化ガリウム層100に対して主に側面部10
0sを介して電流を流すように機能する。従って、頂点
部側よりも側面部100sに効率的に電流が注入される
ことになり、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダ
イオードが得られることになる。
示すように、活性層の上に高抵抗領域を形成した例であ
る。素子は六角柱形状の窒化物半導体発光素子構造を有
している点では、第6の実施形態と同じであり、窒化物
半導体発光素子構造の内部構造が第1の実施形態のもの
とは異なっている。
光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極を
形成した構造を示す断面図である。サファイア基板11
1上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のG
aN層が積層されたn型窒化ガリウム層113が形成さ
れており、その窒化ガリウム層113を覆うようにシリ
コン酸化膜114が形成されている。シリコン酸化膜1
14にはほぼ正六角形の開口部115が形成され、その
開口部115からの選択成長によってn型GaN層11
6が形成される。このサファイア基板111は主面をC
面とする基板であり、正六角形の開口部115の一辺を
[1、1、−2、0]方向に平行となるようにしてい
る。この開口部115を用い、選択成長からシリコンド
ープのn型窒化ガリウム層116を形成する。
内にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガス
を流して形成される。このn型窒化ガリウム層116に
は不純物としてのシリコンが導入される。n型窒化ガリ
ウム層116の形成後に、InGaN活性層123が形
成される。InGaN活性層123はn型窒化ガリウム
層116の上層部116tを覆うと共に側面部116s
も被覆するように形成される。
3を形成した後、結晶成長を継続してアンドープ窒化ガ
リウム層117を形成する。このアンドープ窒化ガリウ
ム層117は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層
であり、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを
防止する。アンドープ窒化ガリウム層117の形状は、
頂点部である上層部116t上で膜厚の厚い形状であ
り、側面部116sの部分で薄い膜となり、InGaN
活性層123の周囲を覆う。上層部116tの部分は、
高抵抗領域であるアンドープ窒化ガリウム層117にI
nGaN活性層123を介して連続することから、アン
ドープ窒化ガリウム層117の下部に形成され且つ上層
部116tの上に形成されるInGaN活性層123を
流れる電流も抑えられることになる。
p型AlGaN層118とp型窒化ガリウム層119が
積層される。p型AlGaN層118とp型窒化ガリウ
ム層119には、不純物として例えばマグネシウムが導
入される。p型窒化ガリウム層119上には、Ni/P
t/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属材
料を蒸着してp電極120が形成される。n電極121
は前述のシリコン酸化膜114を開口した開口部122
にTi/Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形
成される。
体素子は、InGaN活性層123の上に、高抵抗領域
であるアンドープ窒化ガリウム層117が形成されてお
り、このアンドープ窒化ガリウム層117はn型窒化ガ
リウム層116への上層部116tを介しての電流を抑
え、n型窒化ガリウム層116に対して主に側面部11
6sを介して電流を流すように機能する。従って、頂点
部側よりも側面部116sの活性層に効率的に電流が注
入されることになり、リーク電流の少ない発光効率の高
い発光ダイオードが得られることになる。
化膜114の開口部115の形状をほぼ正六角形とした
が、その他の多角形や円形などの形状でも成長条件によ
り、同様な六角柱形状の結晶成長が可能である。
に示すように、活性層の上にp型窒化物半導体層を用い
て高抵抗領域を形成した例である。素子は六角柱形状の
窒化物半導体発光素子構造を有している点では、第6の
実施形態と同じであり、窒化物半導体発光素子構造の内
部構造が第6の実施形態のものとは異なっている。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。サファイア基板1
31上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有の
GaN層が積層されたn型窒化ガリウム層133が形成
されており、その窒化ガリウム層133を覆うようにシ
リコン酸化膜134が形成されている。シリコン酸化膜
134にはほぼ正六角形の開口部135が形成され、そ
の開口部135からの選択成長によってn型GaN層1
36が形成される。このサファイア基板131は主面を
C面とする基板であり、正六角形の開口部135の一辺
を[1、1、−2、0]方向に平行となるようにしてい
る。この開口部135を用い、選択成長からシリコンド
ープのn型窒化ガリウム層136を形成する。
内にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガス
を流して形成される。このn型窒化ガリウム層136に
は不純物としてのシリコンが導入される。六角柱形状の
n型窒化ガリウム層136を形成後、ガスをTMI(ト
リメチルインジウム)やTEI(トリエチルインジウ
ム)などを含むガスに切り替えてInGaN活性層13
7を形成する。InGaN活性層137はn型窒化ガリ
ウム層136の上層部136tを覆うと共に側面部13
6sも被覆するように形成される。
7を形成した後、結晶成長を継続してp型AlGaN層
138を形成する。このp型AlGaN層138は、不
純物濃度が低い窒化物半導体層であり、六角柱形状の上
面部分で厚く形成された高抵抗領域として上層部136
tへの電流の流れ込みを防止する。このp型AlGaN
層138の不純物濃度は例えば10×1018/cm3
以下であり、モビリティも数cm2/Vsと低くなる。
このp型AlGaN層138の形状は、上面部である上
層部136t上で比較的に厚い膜厚とされ、側面部13
6sの部分で薄い膜厚とされてInGaN活性層137
の周囲を覆う。上層部136tの部分は、高抵抗領域で
あるp型AlGaN層138の下部に位置することから
上層部136tを介して流れる電流は抑えられることに
なる。
ガリウム層139が積層される。p型AlGaN層13
8とp型窒化ガリウム層139には、不純物として例え
ばマグネシウムが導入される。p型窒化ガリウム層13
9上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt
/Auなどの金属材料を蒸着してp電極140が形成さ
れる。n電極141は前述のシリコン酸化膜134を開
口した開口部142にTi/Al/Pt/Auなどの金
属材料を蒸着して形成される。
体素子は、InGaN活性層137の上に、高抵抗領域
であるp型AlGaN層138が形成されており、この
p型AlGaN層138はn型窒化ガリウム層136へ
の上層部136tを介しての電流を抑え、n型窒化ガリ
ウム層136に対して主に側面部136sを介して電流
を流すように機能する。従って、頂点部側よりも側面部
136sの活性層に効率的に電流が注入されることにな
り、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオード
が得られることになる。
化膜134の開口部135の形状をほぼ正六角形とした
が、その他の多角形や円形などの形状でも成長条件によ
り、同様な六角柱形状の結晶成長が可能である。
に示すように、活性層の上に第8の実施形態と同様なp
型窒化物半導体層を用いて高抵抗領域を形成した例であ
る。素子は六角錐形状の窒化物半導体発光素子構造を有
している点では、第1の実施形態と同じであり、窒化物
半導体発光素子構造の内部構造が第1の実施形態のもの
とは異なっている。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。サファイア基板1
51上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有の
GaN層が積層されたn型窒化ガリウム層153が形成
されており、その窒化ガリウム層153を覆うようにシ
リコン酸化膜154が形成されている。シリコン酸化膜
154にはほぼ正六角形の開口部155が形成され、そ
の開口部155からの選択成長によってn型GaN層1
56が形成される。このサファイア基板151は主面を
C面とする基板であり、正六角形の開口部155の一辺
を[1、1、−2、0]方向に平行となるようにしてい
る。この開口部155を用い、選択成長からシリコンド
ープのn型窒化ガリウム層156を形成する。
内にキャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガス
を流して形成される。このn型窒化ガリウム層156に
は不純物としてのシリコンが導入される。六角柱形状の
n型窒化ガリウム層156を形成した後、ガスを切り替
えてInGaN活性層157を形成する。InGaN活
性層157はn型窒化ガリウム層156の上層部156
tを覆うと共に側面部156sも被覆するように形成さ
れる。
7を形成した後、結晶成長を継続してp型AlGaN層
158を形成し、さらにp型窒化ガリウム層159を形
成する。p型窒化ガリウム層159は、不純物濃度が低
い窒化物半導体層であり、六角柱形状の上面部分で厚く
形成された高抵抗領域として上層部への電流の流れ込み
を防止する。p型窒化ガリウム層159の形状は上層部
156t上で厚い膜厚で形成されている。同時にp型窒
化ガリウム層159は、側面部156sの部分で薄い膜
であり、p型AlGaN層158の周囲を覆う。上層部
156tの部分は、高抵抗領域であるp型窒化ガリウム
層159の厚い膜厚部分の下部に位置することから上層
部156tを介して流れる電流は抑えられることにな
る。p型AlGaN層158とp型窒化ガリウム層15
9には、不純物として例えばマグネシウムが導入され
る。
Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属
材料を蒸着してp電極160が形成される。n電極16
1は前述のシリコン酸化膜154を開口した開口部16
2にTi/Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して
形成される。
体素子は、p型AlGaN層158の上に高抵抗領域で
あるp型窒化ガリウム層159が形成されており、この
p型窒化ガリウム層159はn型窒化ガリウム層156
への上層部156tを介しての電流を抑え、n型窒化ガ
リウム層156に対して主に側面部156sを介して電
流を流すように機能する。従って、上面側よりも側面部
156sの活性層に効率的に電流が注入されることにな
り、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオード
が得られることになる。
化膜154の開口部155の形状をほぼ正六角形とした
が、その他の多角形や円形などの形状でも成長条件によ
り、同様な六角柱形状の結晶成長が可能である。
2に示すように、サファイア基板171上に断面矩形形
状のストライプ状の窒化物半導体発光素子構造172が
選択成長によって形成されており、断面矩形形状のスト
ライプ状の窒化物半導体発光素子構造172の部分に電
極が形成されて発光ダイオードとして機能する。サファ
イア基板171上には、アンドープのGaN層上にシリ
コン含有のGaN層が積層された窒化ガリウム層173
が形成されており、その窒化ガリウム層173を覆うよ
うにシリコン酸化膜174が形成されている。このシリ
コン酸化膜174は選択成長の際の成長阻害膜として機
能し、当該シリコン酸化膜174に形成された開口部1
75からの選択成長によって断面矩形形状のストライプ
状の窒化物半導体発光素子構造172が形成される。
窒化物半導体発光素子構造172は、第6の実施形態の
窒化物半導体発光素子構造96と同様な工程を以って形
成することができ、シリコン酸化膜174に形成される
開口部の形状をストライプ形状とすることで結晶成長さ
せることができる。窒化物半導体発光素子構造172の
内部構造としては、図8乃至図11に示す構造のものを
作成できる。
3に示すように、基板から結晶層を剥離し、その裏面に
透明電極を形成した構造である。尖頭部分を欠いた六角
錐形状であるn型窒化ガリウム層181のS面からなる
傾斜面が側面部181sとされ、C面からなる上面が上
層部181tとされる。このように側面部181sと上
層部181tとが形成されたn型窒化ガリウム層181
は、アンドープ窒化ガリウム層182に被覆されてい
る。
な六角錐形状となる前に成長を停止させ、その時点で不
純物ガスの供給を停止することで、アンドープ窒化ガリ
ウム層182が形成される。この不純物ガスの停止によ
る切り替えは同じ反応炉で連続的に行うことができ、生
産性に対する妨げとはならない。アンドープ窒化ガリウ
ム層182は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層
であり、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを
防止する。
を欠いた六角錐形状となり、その尖頭部分を欠いた上面
部分が上層部181tとされ、傾斜した結晶層のS面の
部分が側面部181sとされる。アンドープ窒化ガリウ
ム層182の形状は、頂点部である上層部181t上で
断面略三角形状であり、側面部181sの部分で薄い膜
で側面部181sの周囲を覆う。上層部181tの部分
は、高抵抗領域であるアンドープ窒化ガリウム層182
に連続することから、上層部181tを介して流れる電
流は抑えられ、その結果、アンドープ窒化ガリウム層1
82上に形成される活性層を流れる電流も抑えられるこ
とになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
183であり、その上にp型AlGaN層184とp型
窒化ガリウム層185が積層される。p型AlGaN層
184とp型窒化ガリウム層185には、不純物として
マグネシウムが導入される。p型窒化ガリウム層185
上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着してp電極186が形成され
る。n電極は、本実施形態においては、ITO膜などの
透明n電極187であり、成長基板をレーザーアブレー
ションなどによって剥離した後のn型窒化ガリウム層1
81の裏面に形成される。
体素子は、InGaN活性層183の下に、高抵抗領域
であるアンドープ窒化ガリウム層182が形成されてお
り、このアンドープ窒化ガリウム層182はn型窒化ガ
リウム層181への上層部181tを介しての電流を抑
え、n型窒化ガリウム層181に対して主に側面部18
1sを介して電流を流すように機能する。従って、頂点
部側よりも側面部181sに効率的に電流が注入される
ことになり、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダ
イオードが得られることになる。
{1、1、−2、2}面とすることも可能であり、同様
にリーク電流を抑えた素子を形成することができる。ま
た、n型窒化ガリウム層181等を六角錐形状としてい
るが、断面三角形状のストライプ状であっても良い。前
述の透明n電極187は、この透明n電極187が設け
られた側から光を取り出す場合の構成であり、例えばス
トライプ状に延在される結晶層を半導体レーザーの活性
層とし、光をそのストライプと平行に取り出す場合に
は、透明電極以外の電極を形成することができる。
性基板を用いた構成例であり、図14に示す構造を有す
る。図14に示すように、導電性基板としてn型シリコ
ンカーバイド基板191が使用され、そのn型シリコン
カーバイド基板191上にシリコンなどの不純物を含有
するn型窒化ガリウム層192が形成される。n型窒化
ガリウム層192は、底面でn型シリコンカーバイド基
板191に接続され、例えば六角錐形状となるように選
択成長等の方法で3次元状に形成される。
化ガリウム層192のS面からなる傾斜面が側面部19
2sとされ、C面からなる上面が上層部192tとされ
る。このように側面部192sと上層部192tとが形
成されたn型窒化ガリウム層192は、アンドープ窒化
ガリウム層193に被覆されている。
な六角錐形状となる前に成長を停止させ、その時点で不
純物ガスの供給を停止することで、アンドープ窒化ガリ
ウム層193が形成される。この不純物ガスの停止によ
る切り替えは同じ反応炉で連続的に行うことができ、生
産性に対する妨げとはならない。アンドープ窒化ガリウ
ム層193は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層
であり、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを
防止する。
を欠いた六角錐形状となり、その尖頭部分を欠いた上面
部分が上層部192tとされ、傾斜した結晶層のS面の
部分が側面部192sとされる。アンドープ窒化ガリウ
ム層193の形状は、頂点部である上層部192t上で
断面略三角形状であり、側面部192sの部分で薄い膜
で側面部192sの周囲を覆う。上層部192tの部分
は、高抵抗領域であるアンドープ窒化ガリウム層193
に連続することから、上層部192tを介して流れる電
流は抑えられ、その結果、アンドープ窒化ガリウム層1
93上に形成される活性層を流れる電流も抑えられるこ
とになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
194であり、その上にp型AlGaN層195とp型
窒化ガリウム層196が積層される。p型AlGaN層
195とp型窒化ガリウム層196には、不純物として
マグネシウムが導入される。p型窒化ガリウム層196
上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着してp電極197が形成され
る。n電極198は、本実施形態においては、Ti/A
l/Pt/Auなどの金属材料を蒸着して導電性基板で
あるn型シリコンカーバイド基板191に直接形成され
る。
体素子は、InGaN活性層194の下に、高抵抗領域
であるアンドープ窒化ガリウム層193が形成されてお
り、このアンドープ窒化ガリウム層193はn型窒化ガ
リウム層192への上層部192tを介しての電流を抑
え、n型窒化ガリウム層192に対して主に側面部19
2sを介して電流を流すように機能する。従って、頂点
部側よりも側面部192sに効率的に電流が注入される
ことになり、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダ
イオードが得られることになる。
{1、1、−2、2}面とすることも可能であり、同様
にリーク電流を抑えた素子を形成することができる。ま
た、n型窒化ガリウム層192の形状は尖頭部分を欠い
た六角錐形状に限らず、断面台形形状のストライプ状の
n型窒化ガリウム層を形成することも可能である。
の実施形態の窒化物半導体素子の変形例であり、n型シ
リコンカーバイド基板201上に六角錐形状の素子が形
成される例である。図15に示すように、本実施形態の
窒化物半導体素子は、裏面に透明n電極208が形成さ
れたn型シリコンカーバイド基板201上に、n型窒化
ガリウム層202が形成される構造とされる。
尖頭部分を欠いた六角錐形状となるように選択成長等の
方法で3次元状に形成される。n型窒化ガリウム層20
2のS面からなる傾斜面が側面部202sとされ、C面
からなる上面が上層部202tとされる。このように側
面部202sと上層部202tとが形成されたn型窒化
ガリウム層202は、アンドープ窒化ガリウム層203
に被覆されている。
な六角錐形状となる前に成長を停止させ、その時点で不
純物ガスの供給を停止することで、アンドープ窒化ガリ
ウム層203が形成される。この不純物ガスの停止によ
る切り替えは同じ反応炉で連続的に行うことができ、生
産性に対する妨げとはならない。アンドープ窒化ガリウ
ム層203は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層
であり、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを
防止する。アンドープ窒化ガリウム層203の形状は、
頂点部である上層部202t上で断面略三角形状であ
り、側面部202sの部分で薄い膜で側面部202sの
周囲を覆う。上層部202tの部分は、高抵抗領域であ
るアンドープ窒化ガリウム層203に連続することか
ら、上層部202tを介して流れる電流は抑えられ、そ
の結果、アンドープ窒化ガリウム層203上に形成され
る活性層を流れる電流も頂点付近では確実に抑制される
ことになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
204であり、その上にp型AlGaN層205とp型
窒化ガリウム層206が積層される。p型AlGaN層
205とp型窒化ガリウム層206には、不純物として
マグネシウムが導入される。p型窒化ガリウム層206
上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着してp電極207が形成され
る。
よりも側面部202s側の活性層204に効率的に電流
が注入されることになり、リーク電流の少ない発光効率
の高い発光ダイオードが得られることになる。n型窒化
ガリウム層等を六角錐形状としているが、断面三角形状
若しくは断面台形形状のストライプ状であっても良い。
導体素子は、アンドープの窒化物半導体層を用いて高抵
抗領域を形成した例である。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。サファイア基板2
10上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有の
GaN層が積層されたn型窒化ガリウム層211が形成
されており、その窒化ガリウム層211を覆うようにシ
リコン酸化膜220が形成されている。シリコン酸化膜
220にはほぼ正六角形の開口部219が形成され、そ
の開口部219からの選択成長によってn型GaN層2
12が形成される。このサファイア基板210は主面を
C面とする基板であり、正六角形の開口部219の一辺
を[1、1、−2、0]方向に平行となるようにしてい
る。この開口部219を用い、選択成長からシリコンド
ープのn型窒化ガリウム層212を形成する。
S面を斜面とする構造とされ、六角錐形状の尖頭部を欠
いた形状に形成されて、斜面部212sとC面からなる
上層部212tとが形成される。このn型窒化ガリウム
層212を形成した後、ガスを切り替えてアンドープ窒
化ガリウム層213を形成する。この不純物ガスの停止
による切り替えは同じ反応炉で連続的に行うことがで
き、生産性を維持できる。アンドープ窒化ガリウム層2
13は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層であ
り、高抵抗領域として上層部への電流の流れ込みを防止
する。アンドープ窒化ガリウム層213の形状は、上層
部212t上でC面に平行な面を有した厚い膜厚の形状
とされ、側面部212sの部分で薄い膜で側面部212
sの周囲を覆う。上層部212tの部分は、高抵抗領域
であるアンドープ窒化ガリウム層213に連続すること
から、上層部212tを介して流れる電流は抑えられ、
その結果、アンドープ窒化ガリウム層213上に形成さ
れる活性層214を流れる電流も上層部212t側で確
実に抑制されることになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
214であり、その上にp型AlGaN層215とp型
窒化ガリウム層216が積層される。これらInGaN
活性層214、p型AlGaN層215、p型窒化ガリ
ウム層216は、上層部212tのC面を反映してそれ
ぞれC面をファセットとして有する構造とされる。p型
窒化ガリウム層216上には、Ni/Pt/Auまたは
Ni(Pd)/Pt/Auなどの金属材料を蒸着してp
電極217が形成される。また、n電極218は前述の
シリコン酸化膜220を開口した開口部にTi/Al/
Pt/Auなどの金属材料を蒸着して形成される。
よりも側面部212s側の活性層214に効率的に電流
が注入されることになり、リーク電流の少ない発光効率
の高い発光ダイオードが得られることになる。n型窒化
ガリウム層等を六角錐形状としているが、断面三角形状
若しくは断面台形形状のストライプ状であっても良い。
導体素子は、中央が窪んだ形状のシリコンドープのn型
窒化ガリウム層を形成して、中央で厚く形成されアンド
ープの窒化物半導体層を高抵抗領域として利用する例で
ある。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。サファイア基板2
31上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有の
GaN層が積層されたn型窒化ガリウム層232が形成
されており、その窒化ガリウム層232を覆うようにシ
リコン酸化膜233が形成されている。シリコン酸化膜
233にはほぼ正六角形外周部の内側中央部分に略正六
角形の島状の成長阻害部を有した開口部234が形成さ
れ、その開口部234からの選択成長によってn型Ga
N層235が形成される。このサファイア基板231は
主面をC面とする基板であり、島状の成長阻害部を反映
して選択成長から中央が窪んだ形状のシリコンドープの
n型窒化ガリウム層235が形成される。
S面を斜面とする構造とされるが、中央部分が逆六角錐
状に窪んだ凹部となり、S面から構成される斜面部23
5sと中央が窪んだ形状の上層部235tとが形成され
る。このn型窒化ガリウム層235を形成した後、ガス
を切り替えてアンドープ窒化ガリウム層236を形成す
る。この不純物ガスの停止による切り替えは同じ反応炉
で連続的に行うことができ、生産性を維持できる。アン
ドープ窒化ガリウム層236は、不純物濃度が極めて低
い窒化物半導体層であり、高抵抗領域として上層部23
5tへの電流の流れ込みを防止する。アンドープ窒化ガ
リウム層236の形状は、上層部235tの中央の凹部
を埋めこみ且つ頂点部を有するように形成される。側面
部235sの部分では、アンドープ窒化ガリウム層23
6は薄い膜であり、側面部235sの周囲を覆う。上層
部235tの部分は、中央部分で厚く形成された高抵抗
領域であるアンドープ窒化ガリウム層236に連続する
ことから、上層部235tを介して流れる電流は抑えら
れ、その結果、アンドープ窒化ガリウム層236上に形
成される活性層237を流れる電流も上層部235t側
で確実に抑制されることになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
237であり、その上にp型AlGaN層238とp型
窒化ガリウム層239が積層される。p型窒化ガリウム
層239上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)
/Pt/Auなどの金属材料を蒸着してp電極240が
形成される。また、n電極241は前述のシリコン酸化
膜233を開口した開口部242にTi/Al/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着して形成される。
凹部を有して高抵抗領域が厚く形成された上層部235
t側よりも側面部235s側の活性層237に効率的に
電流が注入されることになり、リーク電流の少ない発光
効率の高い発光ダイオードが得られることになる。n型
窒化ガリウム層等を六角錐形状としているが、断面三角
形状若しくは断面台形形状のストライプ状であっても良
い。
導体素子は、n型窒化ガリウム層を2段に形成して、電
流を注入する側面部の範囲を特定する構造の素子であ
る。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。サファイア基板2
51上には、アンドープのGaN層上にシリコン含有の
GaN層が積層されたn型窒化ガリウム層252が形成
されており、その窒化ガリウム層252を覆うようにシ
リコン酸化膜253が形成されている。シリコン酸化膜
253にはほぼ正六角形の開口部254が形成され、そ
の開口部254からの選択成長によって下段のn型Ga
N層255が形成される。このサファイア基板251は
主面をC面とする基板であり、選択成長から傾斜面を例
えばS面とする形状のシリコンドープのn型窒化ガリウ
ム層255が形成される。
S面を斜面として有し、C面からなる上面が形成される
断面台形形状の領域に成長する。n型窒化ガリウム層2
55の周囲には、アンドープ窒化ガリウム層256が形
成される。このアンドープ窒化ガリウム層256は高抵
抗な比較的厚い膜厚でn型窒化ガリウム層255の斜面
に素子構造の基板に近い側の斜面を覆って形成され、斜
面の一部だけに電流を流すように機能する。このアンド
ープ窒化ガリウム層256の上には、該アンドープ窒化
ガリウム層256と連続する形で上段のn型窒化ガリウ
ム層257が形成される。上段のn型窒化ガリウム層2
57は、断面台形状に形成され、そのS面からなる斜面
が側面部257sとされ、上側のC面からなるファセッ
トが上層部257tとされる。
は、更にアンドープ窒化ガリウム層258が形成され
る。アンドープ窒化ガリウム層258の形状は上層部2
57t上で断面略三角形状であり、側面部257sの部
分で薄い膜で側面部257sの周囲を覆う。上層部25
7tの部分は、高抵抗領域であるアンドープ窒化ガリウ
ム層258に連続することから、上層部257tを介し
て流れる電流は抑えられ、その結果、アンドープ窒化ガ
リウム層257上に形成される活性層259を流れる電
流も抑えられることになる。
される活性層はインジウムを含有するInGaN活性層
259であり、その上にp型AlGaN層260とp型
窒化ガリウム層261が積層される。p型窒化ガリウム
層261上には、Ni/Pt/AuまたはNi(Pd)
/Pt/Auなどの金属材料を蒸着してp電極262が
形成される。また、n電極263は前述のシリコン酸化
膜253を開口した開口部264にTi/Al/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着して形成される。
ープ窒化ガリウム層256、258がそれぞれ高抵抗領
域として機能し、これらアンドープ窒化ガリウム層25
6、258に挟まれたn型窒化ガリウム層257の側面
部257sを主体に電流が流れることになり、その結
果、結晶性が良くない頂点部と底面部を除いて電流が流
れることから、特にリーク電流の少なく、発光効率の高
いデバイスを実現できる。なお、n型窒化ガリウム層等
を六角錐形状としているが、断面三角形状若しくは断面
台形形状のストライプ状であっても良い。
の例であり、図19乃至図21を参照しながら、その工
程順に製造方法について説明する。
1上に有機金属気相成長法により、n型窒化ガリウム層
272を形成する。次いで、フォトリソグラフィーによ
って、n型窒化ガリウム層272上に形成したレジスト
層を選択的に露光及び除去し、残されたレジスト層の間
に臨むn型窒化ガリウム層272の表面から、図20に
示すように、反応性イオンエッチングによってn型窒化
ガリウム層272を部分的に除去する。残されるn型窒
化ガリウム層272は[1、1、−2、0]に平行なス
トライプ状とされる。このn型窒化ガリウム層272の
部分的な除去により、サファイア基板271の表面は一
部露出することになる。
半導体の結晶層を形成する。当初、反応炉内にキャリア
ガスとして例えばH2とN2との混合ガスを流し、N原
料としてのアンモニア(NH3 )およびGa原料として
のトリメチルガリウム(TMGa、Ga(CH3 )3 )
を供給してn型窒化ガリウム層を形成し、次いで、不純
物ガスの供給を停止してアンドープ窒化ガリウム層を形
成する。アンドープ窒化ガリウム層の形成後、トリメチ
ルインジウム(IMG)などを使用してInGaN層を
活性層として形成し、さらに反応炉に供給されるガスを
切り替えることでAlGaN層とp型GaN層を形成し
て、図21に示すような断面三角形状の窒化物半導体素
子構造273が形成される。
は、途中に形成されたアンドープ窒化ガリウム層が高抵
抗領域として機能し、結晶性の良くない頂点部などへの
電流を抑制できる。
2(a)及び(b)に示すように、窒化物半導体発光素
子構造の稜線部に高抵抗領域としてアンドープ部を形成
した例である。なお、同図(a)は、相対向する稜線部
間を結ぶ線における窒化物半導体発光素子構造の縦断面
図である。
素子の発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、
n電極を形成した構造を示す。サファイア基板281上
には、アンドープのGaN層上にシリコン含有のGaN
層が積層されたn型窒化ガリウム層282が形成されて
おり、そのn型窒化ガリウム層282を覆うようにシリ
コン酸化膜283が形成されている。シリコン酸化膜2
83にはほぼ正六角形の開口部284が形成され、その
開口部284からの選択成長によってシリコンドープの
n型GaN層285が形成される。
ャリアガスとして例えばH2とN2との混合ガスを流
し、N原料としてのアンモニア(NH3 )およびGa
原料としてのトリメチルガリウム(TMGa、Ga(C
H3 )3)を供給して形成される。このn型GaN層
285には不純物としてのシリコンが導入される。
はインジウムを含有するInGaN活性層286であ
り、その上にp型AlGaN層287とp型窒化ガリウ
ム層288が積層される。p型AlGaN層287とp
型窒化ガリウム層288には、不純物としてマグネシウ
ムが導入される。p型窒化ガリウム層288上には、N
i/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの
金属材料を蒸着してp電極289が形成される。n電極
290は、前述のシリコン酸化膜283を開口した開口
部284にTi/Al/Pt/Auなどの金属材料を蒸
着して形成される。
発光素子構造においては、図22(a)及び(b)に示
すように、稜線部にアンドープ部291が形成されてい
る。このアンドープ部291は、不純物濃度が極めて低
く、稜線部に位置するn型GaN層285への電流の注
入を抑え、n型GaN層285に対して主に側面部28
5sの平坦面部分を介して電流を流すように機能する。
従って、結晶性の良くない稜線部よりも側面部285s
の平坦面部分に効率的に電流が注入されることになり、
リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオードが得
られることになる。
化膜283の開口部284の形状をほぼ正六角形とした
が、その他の多角形や円形などの形状でも成長条件によ
り、同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、
傾斜した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面
とすることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素
子を形成することができる。さらに、本実施の形態にお
いては、六角錐体状の窒化物半導体発光素子構造につい
て説明したが、このような形状に限定されるものではな
く、他の多角錐形状や多角錐台状、断面三角形状若しく
は断面台形形状のストライプ状であっても良い。
活性層286よりも下層側にアンドープ層291を形成
しているが、このような構造に限定されるものではな
く、InGaN活性層286よりも上層側に形成するも
のであってもよい。
3(a)及び(b)に示すように、窒化物半導体発光素
子構造の稜線部にイオンの注入、いわゆるイオンインプ
ランテーションを施して高抵抗領域とした例である。同
図(a)は、相対向する稜線部間を結ぶ線における窒化
物半導体発光素子構造の縦断面図である。なお、本実施
形態に係る窒化物半導体発光素子構造については、上述
した第18の実施形態と同様の構成を有する部位につい
ては同一符号を付し説明は省略する。
素子の発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、
n電極を形成した構造を示す。このような窒化物半導体
発光素子構造においては、図23(a)及び(b)に示
すように、稜線部にイオンインプランテーションを施し
て、高抵抗領域であるイオン注入部292が形成され
る。イオンインプランテーションは、イオン注入装置に
より、例えば窒素イオンを加速して窒化物半導体発光素
子構造に打ち込むことによって行われる。なお、この実
施形態においてイオンインプランテーションは、窒素を
用いて行ったが、アルミニウムで行ってもよい。また、
イオンインプランテーションは集束イオンビームにより
注入する方法で行うこともできる。
域は、不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層となって
高抵抗化し、稜線部に位置するn型GaN層285への
電流の注入を抑え、n型GaN層285に対して主に側
面部285sの平坦面部分を介して電流を流すように機
能する。従って、結晶性の良くない稜線部よりも側面部
285sの平坦面部分に効率的に電流が注入されること
になり、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオ
ードが得られることになる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
4(a)及び(b)に示すように、窒化物半導体発光素
子構造の稜線部以外の部分に電子線を選択的に照射して
活性化させることにより、電子線が照射されなかった稜
線部を高抵抗領域とした例である。同図(a)は、相対
向する稜線部間を結ぶ線における窒化物半導体発光素子
構造の縦断面図である。なお、本実施形態に係る窒化物
半導体発光素子構造については、上述した第18の実施
形態と同様の構成を有する部位については同一符号を付
し説明は省略する。
素子の発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、
n電極を形成した構造を示す。このような窒化物半導体
発光素子構造においては、図24(a)及び(b)に示
すように、稜線部を除いたp型の窒化物半導体層に電子
線の照射が行われる。
(p型AlGaN層287、p型窒化ガリウム層28
8)の活性化に必要であり、電子線の照射が行われなか
った領域、すなわち稜線部のp型窒化物半導体層は活性
化されずに不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層(以
下、非活性化部293と称する。)となって高抵抗化す
る。この稜線部における非活性化部293によって、稜
線部における電流の流れが抑えられ、n型GaN層28
5に対して主に側面部285sの平坦面部分を介して電
流を流すように機能する。従って、結晶性の良くない稜
線部よりも側面部285sの平坦面部分に効率的に電流
が注入されることになり、リーク電流の少ない発光効率
の高い発光ダイオードが得られることになる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
5に示すように、窒化物半導体発光素子構造の稜線部以
外の部分にのみp電極を形成した例である。なお、本実
施形態に係る窒化物半導体発光素子構造については、上
述した第18の実施形態と同様の構成を有する部位につ
いては同一符号を付し説明は省略する。
素子では、稜線部を除く部分にp電極289を選択的に
形成することによって、n型GaN層285に対して主
にp電極289が形成された側面部285sの平坦面部
分を介して電流が流れるように機能する。従って、結晶
性の良くない稜線部よりも側面部285sの平坦面部分
に効率的に電流が注入されることになり、リーク電流の
少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られることに
なる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
6に示すように、窒化物半導体発光素子構造の底辺部に
高抵抗領域としてアンドープ部を形成した例である。な
お、本実施形態に係る窒化物半導体発光素子構造につい
ては、上述した第18の実施形態と同様の構成を有する
部位については同一符号を付し説明は省略する。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。このような本実施
形態に係る窒化物半導体発光素子構造においては、同図
に示すように、底辺部にアンドープ部294が形成され
ている。このアンドープ部294は、不純物濃度が極め
て低く、底辺部に位置するn型GaN層285への電流
の注入を抑え、n型GaN層285に対して主に側面部
285sの平坦面部分を介して電流を流すように機能す
る。従って、結晶性の良くない稜線部よりも側面部28
5sの平坦面部分に効率的に電流が注入されることにな
り、リーク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオード
が得られることになる。
化膜283の開口部284の形状をほぼ正六角形とした
が、その他の多角形や円形などの形状でも成長条件によ
り、同様な六角錐形状の結晶成長が可能である。また、
傾斜した側面をS面ではなく、{1、1、−2、2}面
とすることも可能であり、同様にリーク電流を抑えた素
子を形成することができる。さらに、本実施の形態にお
いては、六角錐体状の窒化物半導体発光素子構造につい
て説明したが、このような形状に限定されるものではな
く、他の多角錐形状や多角錐台状、断面三角形状若しく
は断面台形形状のストライプ状であっても良い。
活性層286よりも下層側にアンドープ層294を形成
しているが、このような構造に限定されるものではな
く、InGaN活性層286よりも上層側に形成するも
のであってもよい。
7に示すように、窒化物半導体発光素子構造の底辺部に
イオンの注入、いわゆるイオンインプランテーションを
施して高抵抗領域とした例である。なお、本実施形態に
係る窒化物半導体発光素子構造については、上述した第
18の実施形態と同様の構成を有する部位については同
一符号を付し説明は省略する。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。このような窒化物
半導体発光素子構造においては、同図に示すように、底
辺部にイオンインプランテーションを施して、高抵抗領
域であるイオン注入部295が形成される。イオンイン
プランテーションは、イオン注入装置により、例えば窒
素イオンを加速して窒化物半導体発光素子構造に打ち込
むことによって行われる。なお、この実施形態において
イオンインプランテーションは、窒素を用いて行った
が、アルミニウムで行ってもよい。また、イオンインプ
ランテーションは集束イオンビームにより注入する方法
で行うこともできる。
オン注入部295は、不純物濃度が極めて低い窒化物半
導体層となって高抵抗化し、底辺部に位置するn型Ga
N層285への電流の注入を抑え、n型GaN層285
に対して主に側面部285sの平坦面部分を介して電流
を流すように機能する。従って、結晶性の良くない底辺
部よりも側面部285sの平坦面部分に効率的に電流が
注入されることになり、リーク電流の少ない発光効率の
高い発光ダイオードが得られることになる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
8に示すように、窒化物半導体発光素子構造の底辺部以
外の部分に電子線を選択的に照射して活性化させること
により、電子線が照射されなかった底辺部を高抵抗領域
とした例である。なお、本実施形態に係る窒化物半導体
発光素子構造については、上述した第18の実施形態と
同様の構成を有する部位については同一符号を付し説明
は省略する。
発光素子構造の内部構造を示すとともにp電極、n電極
を形成した構造を示す断面図である。このような窒化物
半導体発光素子構造においては、図28(a)及び
(b)に示すように、底辺部を除いたp型の窒化物半導
体層に電子線の照射が行われる。
(p型AlGaN層287、p型窒化ガリウム層28
8)の活性化に必要であり、電子線の照射が行われなか
った領域、すなわち底辺部のp型窒化物半導体層は活性
化されずに不純物濃度が極めて低い窒化物半導体層(以
下、非活性化部296と称する。)となって高抵抗化す
る。この高抵抗化した底辺部のp型窒化物半導体層たる
非活性化部296は、底辺部における電流の流れを抑
え、n型GaN層285に対して主に側面部285sの
平坦面部分を介して電流を流すように機能する。従っ
て、結晶性の良くない底辺部よりも側面部285sの平
坦面部分に効率的に電流が注入されることになり、リー
ク電流の少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られ
ることになる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
9に示すように、窒化物半導体発光素子構造の底辺部以
外の部分にのみp電極を形成した例である。なお、本実
施形態に係る窒化物半導体発光素子構造については、上
述した第18の実施形態と同様の構成を有する部位につ
いては同一符号を付し説明は省略する。
素子では、底辺部を除く部分にp電極289を選択的に
形成することによって、n型GaN層285に対して主
にp電極289が形成された側面部285sの平坦面部
分を介して電流が流れるように機能する。従って、結晶
性の良くない底辺部よりも側面部285sの平坦面部分
に効率的に電流が注入されることになり、リーク電流の
少ない発光効率の高い発光ダイオードが得られることに
なる。
の窒化物半導体発光素子構造について説明したが、この
ような形状に限定されるものではなく、他の多角錐形状
や多角錐台状、断面三角形状若しくは断面台形形状のス
トライプ状であっても良い。
オード構造の素子について説明したが、同様の構成に共
振面を形成することで半導体レーザーとすることも可能
である。また、本発明の窒化物半導体素子としては、半
導体発光素子に限定されず、電界効果型トランジスタ
や、受光素子、その他の光学部品などの素子であっても
良い。
導体素子の製造方法によれば、電極層から当該窒化物半
導体素子を動作させるための電流が注入されるが、上層
部に高抵抗領域が存在することから、その上層部の高抵
抗領域を迂回するように電流が流れ、上層部を避けて側
面部を主体とする電流経路が形成される。このような側
面を主体とする電流経路を用いることで、結晶性が良く
ない上層部に電流を流すことが抑制される。従って、リ
ーク電流の少なく、発光効率の高いデバイスを実現でき
ることになる。
は、結晶成長工程において自己形成的に作成されるた
め、フォトリソグラフィーなどの外部プロセスを必要と
しない。従って、プロセスの簡略化も実現される。ま
た、このような3次元形状を有する半導体デバイス上の
フォトリソグラフィーなどの困難性を回避することがで
き、活性層近傍に高抵抗層を形成することができるた
め、外部に高抵抗部を形成した場合などに比べて、電流
の広がりによる電流のリークパスへの回り込みも抑えら
れる。
れば、電極層から窒化物半導体素子を動作させるための
電流が注入されるが、稜線部及びこの稜線部に沿った領
域、又は底辺部及びこの底辺部に沿った領域に高抵抗領
域を形成することで、これらの領域における高抵抗領域
を迂回するように電流が流れ、側面部、具体的には側面
部の平坦面部分を主体とする電流経路を形成することが
できる。このような電流経路を用いることで、結晶性が
良くない稜線部及びこの稜線部に沿った領域、又は底辺
部及びこの底辺部に沿った領域に電流を流すことを抑制
でき、この結果、リーク電流の少なく、発光効率の高い
デバイスを実現できることになる。
ば、電極層から当該窒化物半導体素子を動作させるため
の電流が注入されるが、稜線部及びこの稜線部に沿った
領域、又は底辺部及びこの底辺部に沿った領域上には電
極層を形成しないことで、電極層が形成された側面部、
具体的には側面部の平坦面部分を主体とする電流経路を
形成することができる。このような電流経路を用いるこ
とで、結晶性が良くない稜線部及びこの稜線部に沿った
領域、又は底辺部及びこの底辺部に沿った領域に電流を
流すことを抑制でき、この結果、リーク電流の少なく、
発光効率の高いデバイスを実現できることになる。
子の斜視断面図である。
子の断面図である。
子の断面図である。
子の断面図である。
子の断面図である。
子の斜視断面図である。
子の斜視断面図である。
子の断面図である。
子の断面図である。
素子の断面図である。
素子の断面図である。
光素子の斜視断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の断面図である。
光素子の製造方法の工程斜視断面図であり、窒化ガリウ
ム層の形成工程までの斜視断面図である。
光素子の製造方法の工程斜視断面図であり、窒化ガリウ
ム層の選択的除去工程までの斜視断面図である。
光素子の製造方法の工程斜視断面図であり、窒化物半導
体素子構造の形成工程までの斜視断面図である。
光素子の図であり、(a)は縦断面図、(b)は水平断
面図である。
光素子の図であり、(a)は縦断面図、(b)は水平断
面図である。
光素子の図であり、(a)は縦断面図、(b)は水平断
面図である。
光素子の斜視図である。
光素子の縦断面図である。
光素子の縦断面図である。
光素子の縦断面図である。
光素子の斜視図である。
る。
1、151、171、210、231、251、27
1、281 サファイア基板 13、33、53、73、93、97、113、13
3、153、173、211、232、252、282
n型窒化ガリウム層 14、34、54、74、94、98、114、13
4、154、174、220、233、253、283
シリコン酸化膜 16、36、56、76、100、116、136、1
56、181、192、202、212、235、25
5、257、272、285 n型窒化ガリウム層 17、38、101、117、182、193、20
3、213、236、258 アンドープ窒化ガリウム
層 18、37、57、77、102、123、137、1
57、183、194、204、214、237、25
9、286 InGaN活性層 19、39、58、78、103、118、138、1
58、184、195、205、215、238、26
0、287 AlGaN層 20、40、59、79、104、119、139、1
59、185、196、206、216、239、26
1、288 p型窒化ガリウム層 21、41、60、80、105、120、140、1
60、186、197、207、217、240、26
2、289 p電極 22、42、61、81、106、121、141、1
61、198、218、241、263、290 n電
極 187、208 透明n型電極 191、201 n型シリコンカーバイド基板 16t、36t、56t、76t、100t、116
t、136t、156t、181t、192t、202
t、212t、235t、255t、257t、272
t 上層部 16s、36s、56s、76s、100s、116
s、136s、156s、181s、192s、202
s、212s、235s、255s、257s、272
s、285s 側面部 291、294 アンドープ部 292、295 イオン注入部 293、296 非活性化部
Claims (50)
- 【請求項1】 側面部及び上層部を有して3次元状に成
長した結晶層の前記上層部は高抵抗領域を介して電極層
が形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項2】 前記側面部は前記結晶層の傾斜面からな
ることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項3】 前記上層部の形状は尖頭状又は平面状で
あることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項4】 前記結晶層は、窒化物半導体層又は窒化
物半導体基板上に成長阻害膜を形成した後、前記成長阻
害膜を開口した開口部からの選択成長によって形成され
ることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項5】 前記結晶層は、窒化物半導体層又は窒化
物半導体基板を選択的に一部除去し、前記窒化物半導体
層又は前記窒化物半導体基板の残存した部分からの結晶
成長によって形成されることを特徴とする請求項1記載
の窒化物半導体素子。 - 【請求項6】 前記結晶層の底面部はストライプ形状で
あることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項7】 前記結晶層の底面部は多角形形状である
ことを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項8】 前記結晶層は基板上に形成され且つ該基
板に平行な面を有しており、その基板に平行な面はウル
ツ鉱型結晶構造のC面に対して±10度以内の面である
ことを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項9】 前記結晶層の前記側面部はウルツ鉱型結
晶構造の{1、1、−2、−2}面、{1、−1、0、
1}面、{1、1、−2、0}面、又は{1、−1、
0、0}面のいずれかの面に対して±10度以内の面で
あることを特徴とする請求項1記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項10】 前記高抵抗領域はアンドープ窒化物半
導体層により形成されることを特徴とする請求項1記載
の窒化物半導体素子。 - 【請求項11】 前記高抵抗領域はp型不純物が導入さ
れた窒化物半導体層により形成されることを特徴とする
請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項12】 前記高抵抗領域はn型不純物が導入さ
れた窒化物半導体層により形成されることを特徴とする
請求項1記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項13】 前記上層部上には活性層を介して前記
高抵抗領域が形成されることを特徴とする請求項1記載
の窒化物半導体素子。 - 【請求項14】 前記上層部上には前記高抵抗領域を介
して活性層が形成されることを特徴とする請求項1記載
の窒化物半導体素子。 - 【請求項15】 窒化物半導体層又は窒化物半導体基板
上に成長する結晶層は結晶状態の良好な第1結晶部と結
晶状態が前記第1結晶部よりは劣化した第2結晶部とを
有し、前記第2結晶部には高抵抗領域を介して電極層が
形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項16】 側面部及び上層部を有して3次元状に
成長した結晶層上に少なくとも第1導電領域と第2導電
領域が形成されてなり、上層部における第1導電領域と
第2導電領域の間の抵抗値は、側面部における第1導電
領域と第2導電領域の間の抵抗値よりも大であることを
特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項17】 前記上層部における第1導電領域と第
2導電領域の間の抵抗値は、前記側面部における第1導
電領域と第2導電領域の間の抵抗値の1.5倍以上であ
ることを特徴とする請求項16記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項18】 前記上層部における第1導電領域と第
2導電領域の間の抵抗値は、前記側面部における第1導
電領域と第2導電領域の間の抵抗値の2倍以上であるこ
とを特徴とする請求項16記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項19】 窒化物半導体層又は窒化物半導体基板
上に選択成長によって結晶層を形成し、該結晶層の上層
部が形成された後に結晶成長の条件を変えることで高抵
抗領域を連続して形成し、前記高抵抗領域の形成後に電
極層を形成することを特徴とする窒化物半導体素子の製
造方法。 - 【請求項20】 前記選択成長によって形成される結晶
層は、前記窒化物半導体層又は前記窒化物半導体基板上
に成長阻害膜を形成した後、前記成長阻害膜を開口した
開口部からの成長によって形成されることを特徴とする
請求項19記載の窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項21】 前記選択成長によって形成される結晶
層は、前記窒化物半導体層又は前記窒化物半導体基板を
選択的に除去した上で残された結晶から成長して形成さ
れることを特徴とする請求項19記載の窒化物半導体素
子の製造方法。 - 【請求項22】 前記高抵抗領域は断面三角形状の前記
結晶層の頂点部分を構成するように形成されることを特
徴とする請求項19記載の窒化物半導体素子の製造方
法。 - 【請求項23】 前記高抵抗領域は不純物を非導入とす
る条件で形成されることを特徴とする請求項19記載の
窒化物半導体素子の製造方法。 - 【請求項24】 3次元状に成長した結晶層の稜線部及
びこの稜線部に沿った領域は、高抵抗領域を介して電極
層が形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項25】 前記高抵抗領域は、アンドープ部を設
けることにより形成されることを特徴とする請求項24
記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項26】 前記高抵抗領域は、イオンが注入され
てなるイオン注入部により形成されることを特徴とする
請求項24記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項27】 前記高抵抗領域は、p型不純物が導入
された窒化物半導体層に対し、前記稜線部及びこの稜線
部に沿った領域を除いて電子線の選択的な照射が行われ
て形成されることを特徴とする請求項24記載の窒化物
半導体素子。 - 【請求項28】 前記結晶層は、上層部の形状が尖頭状
又は平面状であることを特徴とする請求項24記載の窒
化物半導体素子。 - 【請求項29】 前記結晶層は、底面部が多角形形状で
あることを特徴とする請求項24記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項30】 前記結晶層は、底面部がストライプ形
状であることを特徴とする請求項24記載の窒化物半導
体素子。 - 【請求項31】 3次元状に成長した結晶層の底辺部及
びこの底辺部に沿った領域は、高抵抗領域を介して電極
層が形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項32】 前記高抵抗領域は、アンドープ部を設
けることにより形成されることを特徴とする請求項31
記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項33】 前記高抵抗領域は、イオンが注入され
てなるイオン注入部により形成されることを特徴とする
請求項31記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項34】 前記高抵抗領域は、p型不純物が導入
された窒化物半導体層に対し、前記稜線部及びこの稜線
部に沿った領域を除いて電子線の選択的な照射が行われ
て形成されることを特徴とする請求項31記載の窒化物
半導体素子。 - 【請求項35】 前記結晶層は、上層部の形状が尖頭状
又は平面状であることを特徴とする請求項31記載の窒
化物半導体素子。 - 【請求項36】 前記結晶層は、底面部が多角形形状で
あることを特徴とする請求項31記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項37】 前記結晶層は、底面部がストライプ形
状であることを特徴とする請求項31記載の窒化物半導
体素子。 - 【請求項38】 3次元状に成長した結晶層の稜線部及
びこの稜線部に沿った領域を除いた平坦面部に電極層が
形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項39】 前記結晶層は、上層部の形状が尖頭状
又は平面状であることを特徴とする請求項38記載の窒
化物半導体素子。 - 【請求項40】 前記結晶層は、底面部が多角形形状で
あることを特徴とする請求項38記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項41】 前記結晶層は、底面部がストライプ形
状であることを特徴とする請求項38記載の窒化物半導
体素子。 - 【請求項42】 3次元状に成長した結晶層の底辺部及
びこの底辺部に沿った領域を除いた平坦面部に電極層が
形成されることを特徴とする窒化物半導体素子。 - 【請求項43】 前記結晶層は、上層部の形状が尖頭状
又は平面状であることを特徴とする請求項42記載の窒
化物半導体素子。 - 【請求項44】 前記結晶層は、底面部が多角形形状で
あることを特徴とする請求項42記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項45】 前記結晶層は、底面部がストライプ形
状であることを特徴とする請求項42記載の窒化物半導
体素子。 - 【請求項46】 側面部及び上層部を有して3次元状に
成長した結晶層の前記上層部には電極層が形成されず前
記側面部には電極層が形成されることを特徴とする窒化
物半導体素子。 - 【請求項47】 前記側面部の結晶層の稜線部及び該稜
線部近傍及び前記側面部の結晶層の底面部及び該底面部
近傍の全部又は一部には電極層が形成されないことを特
徴とする請求項46記載の窒化物半導体素子。 - 【請求項48】 前記結晶層は、上層部の形状が尖頭状
又は平面状であることを特徴とする請求項46記載の窒
化物半導体素子。 - 【請求項49】 前記結晶層は、底面部が多角形形状で
あることを特徴とする請求項46記載の窒化物半導体素
子。 - 【請求項50】 前記結晶層は、底面部がストライプ形
状であることを特徴とする請求項46記載の窒化物半導
体素子。
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