JP2003285143A - 汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳造方法 - Google Patents
汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳造方法Info
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Abstract
きに取鍋から珪砂あるいは珪砂とクロム酸化物や金属酸
化物などの汚染源がタンディッシュに混入することを阻
止して、鋼片に非金属介在物を混入しない連続鋳造方法
を提供する。 【解決手段】 取鍋1からタンディッシュ4へ注湯する
に際し、取鍋1のスライディングノズル6の開孔に先立
ち、予備カッティングする初期溶鋼とこの初期溶鋼に含
まれる珪砂などのスライディングノズル6の開孔による
珪砂などの詰め物や酸化鉄などを受け入れる拾湯ポット
5をタンディッシュ4外に配備し、図1に示すように取
鍋1のスライディングノズル6から樋7を拾湯ポットに
配設し、スライディングノズル6を開孔してスライディ
ングノズル6の詰め物を拾湯ポット5に初期溶鋼ととも
にカッティングして拾湯ポット5に受け入れた後、取鍋
1のスライディングノズル6からの溶鋼の流れをタンデ
ィッシュ4に移し、その後にスライディングノズル6を
全開として溶鋼をタンディッシュ4に注湯して連続鋳造
する。
Description
清浄度鋼の製造に関し、特に取鍋からタンディッシュへ
の溶鋼の注湯に関するものである。
れる例えばCVJやCVTなどの自動車部品用などの鋼
は、耐久性を阻害する非金属介在物などを極力含まない
高清浄度鋼が要求されている。このような高清浄度鋼の
製造においては、従来、電気炉精錬による高度な溶製を
行い、それに続く真空脱ガス処理や取鍋精錬により溶鋼
中の非金属介在物を微細化するとともに溶鋼から非金属
介在物を極力減少して溶製している。このようにして溶
製された高清浄度の溶鋼が連続鋳造するために取鍋から
タンディッシュに移注し、タンディッシュから連続鋳造
モールドへ注湯し、連続鋳造装置から引き抜かれたブル
ームなどの凝固速度をコントロールしてできるだけ清浄
な鋼片の部分を得られるようにしている。しかしなが
ら、高清浄度に溶製された溶鋼も取鍋で処理された場
合、取鍋の炉壁やスラグなどから非金属介在物が溶鋼に
混入してくることがあり、これらの溶鋼中の非金属介在
物となる汚染源が、溶鋼を取鍋からタンディッシュに移
注するときに混入され、さらに連続鋳造モールド中に入
る。
イディングノズルは珪砂あるいは珪砂とクロム酸化物な
どの詰め物で閉塞されているが、脱ガス処理や精錬をし
た溶鋼を取鍋からタンディッシュに移注する際に、この
珪砂あるいは珪砂とクロム酸化物などの詰め物で閉塞さ
れたスライディングノズルをそのままの状態で開孔する
か、小鉄屑を詰めて酸素あるいは酸素と可燃ガスにより
加熱して強制開孔し、溶鋼をタンディッシュに移注す
る。これらの開孔作業において、詰め物の珪砂あるいは
珪砂とクロム酸化物や酸化した小鉄屑などの汚染源がタ
ンディッシュ中に落とし込まれ、さらに取鍋からの溶鋼
流によって鋳造初期にモールド中に混入され、鋼片に叩
き込まれて非金属介在物となる。
開孔による珪砂あるいは珪砂とクロム酸化物の珪砂や強
制開孔による酸化鉄などの低級酸化物からなる汚染源は
タンディッシュ内のAlなどの還元性の強い元素によっ
て還元され、その結果アルミナなどの非金属介在物を生
成し、鋼中にこの非金属介在物が含まれて製品の欠陥と
なって、製品の機械的寿命の低下を生じる。また、連続
鋳造において、連々鋳が進むに従いタンディッシュ内に
蓄積される上記の汚染源の酸化物はその量が増加し、溶
鋼の清浄度を益々悪化させることとなる。
する課題は、上記のように取鍋からタンディッシュへ溶
鋼を移注するときに取鍋から珪砂あるいは珪砂とクロム
酸化物や金属酸化物などの汚染源がタンディッシュに混
入することを阻止して、連続鋳造による鋼片に非金属介
在物を混入しないものとする方法を提供することであ
る。
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、連続鋳造に
おいて取鍋からタンディッシュへ溶鋼を注湯する際、取
鍋のスライディングノズルを開孔してタンディッシュ外
に備えた拾湯ポットにノズル詰め物や酸化鉄を含む取鍋
からの初期溶鋼を予備カッティングして受け入れ、次い
でスライディングノズルを半開孔にして筋漏れ状態の溶
鋼を拾湯ポットからタンディッシュに移し、次いでスラ
イディングノズルを全開にして取鍋から溶鋼をタンディ
ッシュに注湯することを特徴とする汚染源をタンディッ
シュに注入することなく注湯する連続鋳造方法である。
ュの隙間にあって移動可能な拾湯ポットを用意し、この
拾湯ポットを取鍋とタンディッシュの隙間にセットし、
このセットした拾湯ポットにスライディングノズルの開
孔直後のノズル詰め物や酸化鉄を含む取鍋からの初期溶
鋼を予備カッティングして受け入れ、次いで予備カッテ
ィングした初期溶鋼を受け入れた拾湯ポットを移動して
取鍋とタンディッシュの隙間から排除した後、取鍋から
タンディッシュへ通常の注湯を行うことを特徴とする請
求項1の手段の汚染源をタンディッシュに注入すること
なく注湯する連続鋳造方法である。
ュの隙間にあって移動可能な拾湯ポットの用意は拾湯ポ
ット台車で用意され、予備カッティングした初期溶鋼を
受け入れた拾湯ポットの移動は拾湯ポット台車によるこ
とを特徴とする請求項2の手段の汚染源をタンディッシ
ュに注入することなく注湯する連続鋳造方法である。
た初期溶鋼の受け入れは拾湯ポットに代えて桶を用い、
予備カッティングした初期溶鋼を受け入れた桶は別の場
所に設置した拾湯ポットに移動してこの拾湯ポットに初
期溶鋼を流し込むことで取鍋とタンディッシュの隙間か
ら排除することを特徴とする請求項2または3の手段の
汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連
続鋳造方法である。
して説明する。図1は本発明の方法における取鍋および
タンディッシュ並びに拾湯ポットを備えた装置を模式的
に示す平面図である。図2は図1の装置の正面図であ
る。図3は予備カッティング時の装置の平面図である。
図4は、他の実施の形態の拾湯ポット台車を設置した装
置の一部を示す模式的立面図である。
に、溶製した溶鋼を収容した取鍋1をスイングタワー3
にセットする。スイングタワー3は矢印10の方向に回
転可能で取鍋1と反対側には次チャンネルの取鍋2を設
置可能であり、現チャンネルの取鍋1がその下方に配置
したタンディッシュ4に注湯可能に配置されるようにな
っている。タンディッシュ4の下には連続鋳造装置があ
り連続鋳造モールドはモールドカバー9で覆われてい
る。現チャンネルの取鍋1とタンディッシュ4のサイド
のタンディッシュ外には拾湯ポット台車8が配置され、
拾湯ポット5が載置されている。現チャンネルの取鍋1
がスイングタワー3によりによりタンディッシュ4側に
より回転されて移動されると、取鍋1のスライディング
ノズル6から樋7が拾湯ポット5に配置される。
からタンディッシュ4への溶鋼の注湯を開始するに際
し、タンディッシュ4の溶鋼中にスライディングノズル
6から溶鋼の汚染原因物質が混入しないようにするた
め、取鍋1の底部のスライディングノズル6を開孔する
に先立って、予備カッティングする初期の溶鋼と受け入
れる拾湯ポット5をタンディッシュ4外に配備し、図1
に示すように取鍋1のスライディングノズル6から樋7
を拾湯ポットに配設し、あるいは、図3に示すように取
鍋1をこの拾湯ポット5上に移動してスライディングノ
ズル6を開孔してスライディングノズルの詰め物を拾湯
ポット5に落とし込み、同時に初期の溶鋼をカッティン
グして拾湯ポット5に受け入れた後、スライディングノ
ズル6を溶鋼が筋漏れ状態となる半開孔とした状態で、
取鍋1のスライディングノズル6からの溶鋼の流れをタ
ンディッシュ4に移し、その後にスライディングノズル
6を全開として溶鋼をタンディッシュ4に注湯して連続
鋳造するものである。この場合、図3では、スイングタ
ワー3の他方に設置された取鍋11は全開チャンネルの
取鍋で、次のチャンネルの取鍋と交換するものである。
拾湯ポット台車12が取鍋1とタンディッシュ4の隙間
に配置されしかも移動可能にされており、最初に拾湯ポ
ット13をこの隙間にセットしておき、取鍋1のスライ
ディングノズル6の開孔直後は拾湯ポット13にスライ
ディングノズル6の詰め物あるいは強制開孔に使用した
小鉄屑の酸化物を含む初期溶鋼をカッティングして受け
入れ、その後は通常の注湯状態となるように拾湯ポット
13を拾湯ポット台車12により移動して取鍋1とタン
ディッシュ4の隙間から排除した後、取鍋1かタンディ
ッシュ4に通常の注湯を行い、連続鋳造を行うものであ
る。
湯ポット5の用に深い容器でなく皿のように浅い容器と
する。拾湯ポット台車は移動可能な「台車」である必要
もなく、例えば、クレーンで移動させる単なる容器とし
ても良い。
拾湯ポット5や13に代えて桶でスライディングノズル
6の詰め物あるいは強制開孔に使用した小鉄屑の酸化物
を含有する初期溶鋼をカッティングして受け入れて桶に
より排除し、桶で排出した溶鋼はクレーンなどで別の場
所に設置したポットに流し込むものとする。桶で排除す
るときの移動方向は不問で、例えば、直線運動で移動さ
せて排除しても良いし、桶の反対の端や桶の途中に回転
軸を設けて回転移動させて排除しても良いことはいうま
でもない。
において、溶製した溶鋼を取鍋からタンディッシュへ移
注する際に、取鍋のスライディングノズルの開孔時にス
ライディングノズルからその自然開孔や強制開孔による
詰め物や強制開孔のための小鉄屑の酸化物を含んだ初期
の溶鋼をカッティングして溶鋼と共にタンディッシュに
混入され、連続鋳造鋼片に取り込まれなくすることがで
き、高清浄度鋼の鋼片が得られ、自動車部品などの製品
とした際に極めて耐久性のある製品が容易に製造出来る
など、優れた効果を奏するものである。
ュ並びに拾湯ポットを備えた装置を模式的に示す平面図
である。
置の一部を示す模式的立面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 連続鋳造において取鍋からタンディッシ
ュへ溶鋼を注湯する際、取鍋のスライディングノズルを
開孔してタンディッシュ外に備えた拾湯ポットにノズル
詰め物や酸化鉄を含む取鍋からの初期溶鋼を予備カッテ
ィングして受け入れ、次いでスライディングノズルを半
開孔にして筋漏れ状態の溶鋼を拾湯ポットからタンディ
ッシュに移し、次いでスライディングノズルを全開にし
て取鍋から溶鋼をタンディッシュに注湯することを特徴
とする汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯
する連続鋳造方法。 - 【請求項2】 取鍋とタンディッシュの隙間にあって移
動可能な拾湯ポットを用意し、この拾湯ポットを取鍋と
タンディッシュの隙間にセットし、このセットした拾湯
ポットにスライディングノズルの開孔直後のノズル詰め
物や酸化鉄を含む取鍋からの初期溶鋼を予備カッティン
グして受け入れ、次いで予備カッティングした初期溶鋼
を受け入れた拾湯ポットを移動して取鍋とタンディッシ
ュの隙間から排除した後、取鍋からタンディッシュへ通
常の注湯を行うことを特徴とする請求項1に記載の汚染
源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳
造方法。 - 【請求項3】 取鍋とタンディッシュの隙間にあって移
動可能な拾湯ポットの用意は拾湯ポット台車で用意さ
れ、予備カッティングした初期溶鋼を受け入れた拾湯ポ
ットの移動は拾湯ポット台車によることを特徴とする請
求項2に記載の汚染源をタンディッシュに注入すること
なく注湯する連続鋳造方法。 - 【請求項4】 予備カッティングした初期溶鋼の受け入
れは拾湯ポットに代えて桶を用い、予備カッティングし
た初期溶鋼を受け入れた桶は別の場所に設置した拾湯ポ
ットに移動してこの拾湯ポットに初期溶鋼を流し込むこ
とで取鍋とタンディッシュの隙間から排除することを特
徴とする請求項2または3に記載の汚染源をタンディッ
シュに注入することなく注湯する連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002082858A JP3913586B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002082858A JP3913586B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003285143A true JP2003285143A (ja) | 2003-10-07 |
| JP3913586B2 JP3913586B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=29230883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002082858A Expired - Lifetime JP3913586B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 汚染源をタンディッシュに注入することなく注湯する連続鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3913586B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007326115A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 鉛含有鋼の連続鋳造方法 |
| JP2007326116A (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-20 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 汚染源のタンディッシュへの混入を防止する連続鋳造方法 |
| CN109014167A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-12-18 | 承德建龙特殊钢有限公司 | 钢包引流砂外导方法及钢包开浇工艺 |
| JP2021003728A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 捨て湯の操業方法 |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002082858A patent/JP3913586B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN109014167A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-12-18 | 承德建龙特殊钢有限公司 | 钢包引流砂外导方法及钢包开浇工艺 |
| JP2021003728A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 捨て湯の操業方法 |
| JP7172003B2 (ja) | 2019-06-27 | 2022-11-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 捨て湯の操業方法 |
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