JP2003287100A - リニアアクチュエータ - Google Patents
リニアアクチュエータInfo
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- JP2003287100A JP2003287100A JP2002091380A JP2002091380A JP2003287100A JP 2003287100 A JP2003287100 A JP 2003287100A JP 2002091380 A JP2002091380 A JP 2002091380A JP 2002091380 A JP2002091380 A JP 2002091380A JP 2003287100 A JP2003287100 A JP 2003287100A
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- JP
- Japan
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- nut
- screw shaft
- driving force
- driven
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】信頼性を維持しつつ、精度の良い駆動を行える
リニアアクチュエータを提供する。 【解決手段】ナット16及びブラケット18が移動可能
な範囲内で、リンク部材19から被駆動点に付与する駆
動力Fが最大となる位置(図1(a)に示す状態)にお
いて、ナット16の軸線に対するリンク部材19の枢動
角を10度以内(より好ましくは5度以内であり、最も
好ましいのは0度)とすることにより、駆動力Fが大き
いときには、枢動角θを小さくすることで、駆動力Fの
方向をナット16の軸線に沿った方向にすることとし、
その半径方向成分を減少させることができる。これに対
し、図1(b)に示すように、駆動力Fが小さいとき
は、駆動力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F自
体が小さくなるため、結果としてトータルでブラケット
18の受けるモーメント力を低下させることができる。
リニアアクチュエータを提供する。 【解決手段】ナット16及びブラケット18が移動可能
な範囲内で、リンク部材19から被駆動点に付与する駆
動力Fが最大となる位置(図1(a)に示す状態)にお
いて、ナット16の軸線に対するリンク部材19の枢動
角を10度以内(より好ましくは5度以内であり、最も
好ましいのは0度)とすることにより、駆動力Fが大き
いときには、枢動角θを小さくすることで、駆動力Fの
方向をナット16の軸線に沿った方向にすることとし、
その半径方向成分を減少させることができる。これに対
し、図1(b)に示すように、駆動力Fが小さいとき
は、駆動力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F自
体が小さくなるため、結果としてトータルでブラケット
18の受けるモーメント力を低下させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアアクチュエ
ータに関し、たとえば、自動車のパワーウィンドウ、電
動パーキングブレーキ装置のワイヤ巻き取り機構、電動
ディスクブレーキ装置のキャリパ押し出し機構、エンジ
ンのバルブタイミング可変装置におけるカム位相変換機
構、その他産業用ウィンチ、ホイスト、クレーン、各種
位置決め装置などに用いることができる、電動モータを
動力源としたリニアアクチュエータに関する。
ータに関し、たとえば、自動車のパワーウィンドウ、電
動パーキングブレーキ装置のワイヤ巻き取り機構、電動
ディスクブレーキ装置のキャリパ押し出し機構、エンジ
ンのバルブタイミング可変装置におけるカム位相変換機
構、その他産業用ウィンチ、ホイスト、クレーン、各種
位置決め装置などに用いることができる、電動モータを
動力源としたリニアアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両のパーキングブレーキの
動作を電動モータの動力を用いて行い、運転者の負担を
軽減する電動パーキングブレーキ駆動装置が知られてい
る。かかる電動パーキングブレーキ駆動装置としては、
電動モータでプーリを回転させてワイヤーを巻き上げて
パーキングブレーキを動作させ、ワイヤーを巻き戻して
パーキングブレーキを解除するものが提案されている
(特開2001−106060参照)。
動作を電動モータの動力を用いて行い、運転者の負担を
軽減する電動パーキングブレーキ駆動装置が知られてい
る。かかる電動パーキングブレーキ駆動装置としては、
電動モータでプーリを回転させてワイヤーを巻き上げて
パーキングブレーキを動作させ、ワイヤーを巻き戻して
パーキングブレーキを解除するものが提案されている
(特開2001−106060参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に開示さ
れた電動パーキングブレーキ駆動装置は、ウォームギヤ
とウォームホールとを用いて、電動モータからの動力を
減速して、パーキングブレーキに伝達している。ウォー
ムギヤとウォームホイールとを用いて動力伝達を行う
と、減速比が大きくとれること、及びウォームのネジレ
角を適宜設計することで、パーキングブレーキからの動
力を電動モータ側に伝達させないようにできるという利
点がある。
れた電動パーキングブレーキ駆動装置は、ウォームギヤ
とウォームホールとを用いて、電動モータからの動力を
減速して、パーキングブレーキに伝達している。ウォー
ムギヤとウォームホイールとを用いて動力伝達を行う
と、減速比が大きくとれること、及びウォームのネジレ
角を適宜設計することで、パーキングブレーキからの動
力を電動モータ側に伝達させないようにできるという利
点がある。
【0004】しかしながら、上記利点を裏返せば、ウォ
ームギヤとウォームホールは伝達効率が低いという欠点
を有し、それ故、パーキングブレーキを動作させるため
に、電動モータの出力を大きくしなければならず、それ
により電動モータが大型化し、又省電力が図れないとい
う問題がある。かかる問題を解消する一つの方策は、電
動モータの回転力を軸線方向に変換できるボールスクリ
ュー機構を用いることである。ボールスクリュー機構
は、ネジ軸とナットとの間に形成された螺旋溝内を転動
するボールにより、低摩擦高効率で回転力を軸線方向力
に変換できる。
ームギヤとウォームホールは伝達効率が低いという欠点
を有し、それ故、パーキングブレーキを動作させるため
に、電動モータの出力を大きくしなければならず、それ
により電動モータが大型化し、又省電力が図れないとい
う問題がある。かかる問題を解消する一つの方策は、電
動モータの回転力を軸線方向に変換できるボールスクリ
ュー機構を用いることである。ボールスクリュー機構
は、ネジ軸とナットとの間に形成された螺旋溝内を転動
するボールにより、低摩擦高効率で回転力を軸線方向力
に変換できる。
【0005】しかしながら、ボールスクリュー機構の一
つの問題は、構成上、ネジ軸を進退させなくてはならな
いため、そのラジアル方向の支持剛性が低くなるという
ことである。たとえば、リニアアクチュエータでレバー
などを駆動する場合、レバーは一点を中心として枢動す
るものであるから、リニアアクチュエータによって駆動
される被駆動点は円弧を描くこととなる。従って、レバ
ーの被駆動点に対してネジ軸の一端を枢動可能に直付け
しただけでは、ネジ軸の進退に応じてレバーから大きな
モーメント力が付与され、それによりネジ軸とナットと
の間における螺旋溝内のボールが強く押圧され、その結
果として寿命低下が生じてしまう。このような問題に対
して、レバーに長孔を形成し、ネジ軸の進退に応じて、
ネジ軸の一端を長孔に沿って移動させる構成も考えられ
る。かかる構成によれば、ネジ軸に付与されるモーメン
ト力を低く抑えることはできるが、相対移動する長孔と
ネジ軸の連結部が摩耗しやすく、またガタなどが生じや
すいことから位置精度の高い駆動を行うのは困難といえ
る。
つの問題は、構成上、ネジ軸を進退させなくてはならな
いため、そのラジアル方向の支持剛性が低くなるという
ことである。たとえば、リニアアクチュエータでレバー
などを駆動する場合、レバーは一点を中心として枢動す
るものであるから、リニアアクチュエータによって駆動
される被駆動点は円弧を描くこととなる。従って、レバ
ーの被駆動点に対してネジ軸の一端を枢動可能に直付け
しただけでは、ネジ軸の進退に応じてレバーから大きな
モーメント力が付与され、それによりネジ軸とナットと
の間における螺旋溝内のボールが強く押圧され、その結
果として寿命低下が生じてしまう。このような問題に対
して、レバーに長孔を形成し、ネジ軸の進退に応じて、
ネジ軸の一端を長孔に沿って移動させる構成も考えられ
る。かかる構成によれば、ネジ軸に付与されるモーメン
ト力を低く抑えることはできるが、相対移動する長孔と
ネジ軸の連結部が摩耗しやすく、またガタなどが生じや
すいことから位置精度の高い駆動を行うのは困難といえ
る。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みて
なされたものであり、信頼性を維持しつつ、精度の良い
駆動を行えるリニアアクチュエータを提供することを目
的とする。
なされたものであり、信頼性を維持しつつ、精度の良い
駆動を行えるリニアアクチュエータを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のリニアア
クチュエータは、被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆
動するリニアアクチュエータにおいて、電動モータと、
前記電動モータの出力軸に連結されたネジ軸と、前記ネ
ジ軸の周囲に配置されたナット部材と、前記ネジ軸と前
記ナット部材との間に形成された螺旋溝内を転動するボ
ールと、前記ナット部材と、前記被駆動部材の被駆動点
とを連結する枢動可能なリンク部材と、を有し、前記ナ
ット部材が移動可能な範囲内で、前記リンク部材から前
記被駆動点に付与する駆動力が最大となる位置におい
て、前記ナット部材の軸線に対する前記リンク部材の枢
動角は10度以内であることを特徴とする。
クチュエータは、被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆
動するリニアアクチュエータにおいて、電動モータと、
前記電動モータの出力軸に連結されたネジ軸と、前記ネ
ジ軸の周囲に配置されたナット部材と、前記ネジ軸と前
記ナット部材との間に形成された螺旋溝内を転動するボ
ールと、前記ナット部材と、前記被駆動部材の被駆動点
とを連結する枢動可能なリンク部材と、を有し、前記ナ
ット部材が移動可能な範囲内で、前記リンク部材から前
記被駆動点に付与する駆動力が最大となる位置におい
て、前記ナット部材の軸線に対する前記リンク部材の枢
動角は10度以内であることを特徴とする。
【0008】第2の本発明のリニアアクチュエータは、
被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動するリニアアク
チュエータにおいて、電動モータと、前記電動モータの
出力軸に連結されたナットと、前記ナット内に配置され
たネジ軸部材と、前記ネジ軸部材と前記ナットとの間に
形成された螺旋溝内を転動するボールと、前記ネジ軸部
材と、前記被駆動部材の被駆動点とを連結する枢動可能
なリンク部材と、を有し、前記ネジ軸部材が移動可能な
範囲内で、前記リンク部材から前記被駆動点に付与する
駆動力が最大となる位置において、前記ネジ軸部材の軸
線に対する前記リンク部材の枢動角は10度以内である
ことを特徴とする。
被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動するリニアアク
チュエータにおいて、電動モータと、前記電動モータの
出力軸に連結されたナットと、前記ナット内に配置され
たネジ軸部材と、前記ネジ軸部材と前記ナットとの間に
形成された螺旋溝内を転動するボールと、前記ネジ軸部
材と、前記被駆動部材の被駆動点とを連結する枢動可能
なリンク部材と、を有し、前記ネジ軸部材が移動可能な
範囲内で、前記リンク部材から前記被駆動点に付与する
駆動力が最大となる位置において、前記ネジ軸部材の軸
線に対する前記リンク部材の枢動角は10度以内である
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の本発明のリニアアクチュエータによれ
ば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ナット
部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前記
リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が曲
線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動す
ることで、前記ナット部材には、前記被駆動点と前記リ
ンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿って
のみ駆動力が付与されるので、前記ナット部材が受ける
モーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ナット部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ナット部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ナット部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ナット部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ナット部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ナット部材の軸線に沿った方向に近
づけて、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が
小さい範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆
動力自体が小さくなることを利用し、結果としてトータ
ルで前記ナット部材の受けるモーメント力を低下させる
ことができる。
ば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ナット
部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前記
リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が曲
線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動す
ることで、前記ナット部材には、前記被駆動点と前記リ
ンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿って
のみ駆動力が付与されるので、前記ナット部材が受ける
モーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ナット部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ナット部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ナット部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ナット部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ナット部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ナット部材の軸線に沿った方向に近
づけて、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が
小さい範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆
動力自体が小さくなることを利用し、結果としてトータ
ルで前記ナット部材の受けるモーメント力を低下させる
ことができる。
【0010】第2の本発明のリニアアクチュエータによ
れば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ネジ
軸部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前
記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が
曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動
することで、前記ネジ軸部材には、前記被駆動点と前記
リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿っ
てのみ駆動力が付与されるので、前記ネジ軸部材が受け
るモーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ネジ軸部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ネジ軸部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ネジ軸部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ネジ軸部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ネジ軸部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ネジ軸の軸線に沿った方向に近づけ
て、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が小さ
い範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆動力
自体が小さくなることを利用し、結果としてトータルで
前記ネジ軸部材の受けるモーメント力を低下させること
ができる。
れば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ネジ
軸部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前
記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が
曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動
することで、前記ネジ軸部材には、前記被駆動点と前記
リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿っ
てのみ駆動力が付与されるので、前記ネジ軸部材が受け
るモーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ネジ軸部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ネジ軸部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ネジ軸部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ネジ軸部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ネジ軸部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ネジ軸の軸線に沿った方向に近づけ
て、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が小さ
い範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆動力
自体が小さくなることを利用し、結果としてトータルで
前記ネジ軸部材の受けるモーメント力を低下させること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態である
リニアアクチュエータの正面図であり、図1(a)は、
ナット部材が最も引き込まれた状態を示し、図1(b)
は、ナット部材が最も押し出された状態を示す。
を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態である
リニアアクチュエータの正面図であり、図1(a)は、
ナット部材が最も引き込まれた状態を示し、図1(b)
は、ナット部材が最も押し出された状態を示す。
【0012】図1において、ハウジング10に取り付け
られた電動モータ11の出力軸(不図示)は、ハウジン
グ10内に収容された不図示の減速機(たとえば複列遊
星歯車式減速機)の減速機入力軸に連結されている。減
速機は、電動モータ11の回転力を減速し、その状態で
減速機出力軸12から外部に出力するようになってい
る。
られた電動モータ11の出力軸(不図示)は、ハウジン
グ10内に収容された不図示の減速機(たとえば複列遊
星歯車式減速機)の減速機入力軸に連結されている。減
速機は、電動モータ11の回転力を減速し、その状態で
減速機出力軸12から外部に出力するようになってい
る。
【0013】減速機出力軸12の外周には、雄セレーシ
ョン部12aが形成されており、減速機出力軸12と同
軸に延在するネジ軸13の端部(図1で右端)には、雌
セレーション13aが形成され、両セレーション部12
a、13aを係合させることによって、減速機出力軸1
2とネジ軸13とは一体的に回転するように連結されて
いる。
ョン部12aが形成されており、減速機出力軸12と同
軸に延在するネジ軸13の端部(図1で右端)には、雌
セレーション13aが形成され、両セレーション部12
a、13aを係合させることによって、減速機出力軸1
2とネジ軸13とは一体的に回転するように連結されて
いる。
【0014】ネジ軸13の図1で右端外周には円筒部1
3bが形成され、ハウジング10に対して軸受14によ
り回転自在に支持されている。止め輪15が、円筒部1
3に対して軸受14の軸線方向位置決めを行うべく取り
付けられている。
3bが形成され、ハウジング10に対して軸受14によ
り回転自在に支持されている。止め輪15が、円筒部1
3に対して軸受14の軸線方向位置決めを行うべく取り
付けられている。
【0015】ネジ軸13の円筒部13bを除く外周面に
は、ネジ溝13c(一部のみ図示)が形成され、一方、
ナット16の内周面には、ネジ溝13cに対向してネジ
溝16a(一部のみ図示)が形成され、ネジ溝13c、
16aによって形成される螺旋状の空間には、多数のボ
ール17が転動自在に配置されている。更に、ナット1
6の外周には、ボール17をナット16の一端から他端
へと戻すチューブ16bが設けられている。ナット16
と、ネジ軸13と、ボール17とでボールスクリュー機
構BSを構成する。
は、ネジ溝13c(一部のみ図示)が形成され、一方、
ナット16の内周面には、ネジ溝13cに対向してネジ
溝16a(一部のみ図示)が形成され、ネジ溝13c、
16aによって形成される螺旋状の空間には、多数のボ
ール17が転動自在に配置されている。更に、ナット1
6の外周には、ボール17をナット16の一端から他端
へと戻すチューブ16bが設けられている。ナット16
と、ネジ軸13と、ボール17とでボールスクリュー機
構BSを構成する。
【0016】ナット16は、図1で左端に円筒部16c
を連結しており、円筒部16cは、周溝16dを有して
いる。円筒部16cを挟持するようにして、ブラケット
18が取り付けられている。ブラケット18の図1で右
端の爪部18aがカシメにより周溝16dを噛み込むこ
とで、ブラケット18とナット16とが一体となってい
る。ブラケット18の図1で左端近傍には、円孔18b
が形成されている。ナット16とブラケット18とでナ
ット部材を構成する。
を連結しており、円筒部16cは、周溝16dを有して
いる。円筒部16cを挟持するようにして、ブラケット
18が取り付けられている。ブラケット18の図1で右
端の爪部18aがカシメにより周溝16dを噛み込むこ
とで、ブラケット18とナット16とが一体となってい
る。ブラケット18の図1で左端近傍には、円孔18b
が形成されている。ナット16とブラケット18とでナ
ット部材を構成する。
【0017】リンク部材19は、長孔(2つの円孔でも
よい)19aを有しており、長孔19aと円孔18bと
に差し入れたピン20により、ブラケット18に対して
枢動自在に取り付けられている。枢動点は、ピン20の
中心となる。又、リンク部材19は、長孔19aと、レ
バー部材21の円孔21aとに差し入れたピン22によ
り、レバー部材21に対して枢動自在に取り付けられて
いる。ピン22の中心が被駆動点となる。被駆動部材で
あるレバー部材21は、点P周りに枢動可能となってお
り、すなわち被駆動点は円弧を描くように移動する。本
実施の形態では、被駆動対象物の例としてバネSを用い
ているが、これはたとえばパーキングブレーキ装置のキ
ャリパ駆動部であって良い。
よい)19aを有しており、長孔19aと円孔18bと
に差し入れたピン20により、ブラケット18に対して
枢動自在に取り付けられている。枢動点は、ピン20の
中心となる。又、リンク部材19は、長孔19aと、レ
バー部材21の円孔21aとに差し入れたピン22によ
り、レバー部材21に対して枢動自在に取り付けられて
いる。ピン22の中心が被駆動点となる。被駆動部材で
あるレバー部材21は、点P周りに枢動可能となってお
り、すなわち被駆動点は円弧を描くように移動する。本
実施の形態では、被駆動対象物の例としてバネSを用い
ているが、これはたとえばパーキングブレーキ装置のキ
ャリパ駆動部であって良い。
【0018】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図1(b)に示す状態から、たとえば運転者がパー
キングブレーキ装置を動作させるための操作を行うと、
不図示の電源から電動モータ11に電力が供給され、不
図示の出力軸が回転し、その回転力は、不図示の減速機
を介して、減速機出力軸12に出力される。減速機出力
軸12と共にネジ軸13が回転するが、ナット16は、
レバー部材21に対して、リンク部材19とブラケット
18により回転非駆動状態に保持されているため、ネジ
軸13の回転変位はナット16の軸線方向変位に変換さ
れることとなる。このとき、ボール17により、かかる
変換は低摩擦で行われることとなる。
る。図1(b)に示す状態から、たとえば運転者がパー
キングブレーキ装置を動作させるための操作を行うと、
不図示の電源から電動モータ11に電力が供給され、不
図示の出力軸が回転し、その回転力は、不図示の減速機
を介して、減速機出力軸12に出力される。減速機出力
軸12と共にネジ軸13が回転するが、ナット16は、
レバー部材21に対して、リンク部材19とブラケット
18により回転非駆動状態に保持されているため、ネジ
軸13の回転変位はナット16の軸線方向変位に変換さ
れることとなる。このとき、ボール17により、かかる
変換は低摩擦で行われることとなる。
【0019】ナット16が、図1で右方に移動する(変
位するともいう)と、ブラケット18及びリンク部材1
9を介して、レバー部材21の被駆動点に駆動力が付与
され、レバー部材21は、図1(a)に示す状態へと回
動し、たとえばパーキングブレーキ装置のキャリパを閉
じる動作がなされることとなる。運転者がパーキングブ
レーキ装置を解除させるため解除操作を行うと、電動モ
ータ11が逆回転し、同様にしてナット16が左方へ移
動し、ブラケット18及びリンク部材19を介して、レ
バー部材21は、図1(b)に示す状態へと回動し、パ
ーキングブレーキ装置のキャリパを開く動作がなされる
こととなる。
位するともいう)と、ブラケット18及びリンク部材1
9を介して、レバー部材21の被駆動点に駆動力が付与
され、レバー部材21は、図1(a)に示す状態へと回
動し、たとえばパーキングブレーキ装置のキャリパを閉
じる動作がなされることとなる。運転者がパーキングブ
レーキ装置を解除させるため解除操作を行うと、電動モ
ータ11が逆回転し、同様にしてナット16が左方へ移
動し、ブラケット18及びリンク部材19を介して、レ
バー部材21は、図1(b)に示す状態へと回動し、パ
ーキングブレーキ装置のキャリパを開く動作がなされる
こととなる。
【0020】本実施の形態のリニアアクチュエータによ
れば、電動モータ11の回転に応じて進退するブラケッ
ト18と、レバー部材21の被駆動点とを、枢動可能な
リンク部材19により連結しているので、被駆動点が曲
線(ここでは円弧)を描いて移動する場合でも、リンク
部材19が枢動することで、ブラケット18には、被駆
動点とリンク部材19の枢動点とを結んだ線の延在する
方向に沿ってのみ駆動力Fが付与されることから、ブラ
ケット18が受けるモーメント力を低く抑えることがで
きる。しかしながら、被駆動点とリンク部材の枢動点と
を結んだ線と、ナット16の軸線とのなす角θ(枢動角
という)が大きくなれば、駆動力Fにおけるナット16
の軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として
ブラケット18の受けるモーメント力が増大する恐れが
ある。そこで、ナット16及びブラケット18が移動可
能な範囲内で、リンク部材19から被駆動点に付与する
駆動力Fが最大となる位置(図1(a)に示す状態)に
おいて、ナット16の軸線に対するリンク部材19の枢
動角を10度以内(より好ましくは5度以内であり、最
も好ましいのは0度)とすることにより、駆動力Fが大
きいときには、枢動角θを小さくすることで、駆動力F
の方向をナット16の軸線に沿った方向にすることと
し、その半径方向成分を減少させることができる。これ
に対し、図1(b)に示すように、駆動力Fが小さいと
きは、駆動力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F
自体が小さくなるため、結果としてトータルでブラケッ
ト18の受けるモーメント力を低下させることができ
る。
れば、電動モータ11の回転に応じて進退するブラケッ
ト18と、レバー部材21の被駆動点とを、枢動可能な
リンク部材19により連結しているので、被駆動点が曲
線(ここでは円弧)を描いて移動する場合でも、リンク
部材19が枢動することで、ブラケット18には、被駆
動点とリンク部材19の枢動点とを結んだ線の延在する
方向に沿ってのみ駆動力Fが付与されることから、ブラ
ケット18が受けるモーメント力を低く抑えることがで
きる。しかしながら、被駆動点とリンク部材の枢動点と
を結んだ線と、ナット16の軸線とのなす角θ(枢動角
という)が大きくなれば、駆動力Fにおけるナット16
の軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として
ブラケット18の受けるモーメント力が増大する恐れが
ある。そこで、ナット16及びブラケット18が移動可
能な範囲内で、リンク部材19から被駆動点に付与する
駆動力Fが最大となる位置(図1(a)に示す状態)に
おいて、ナット16の軸線に対するリンク部材19の枢
動角を10度以内(より好ましくは5度以内であり、最
も好ましいのは0度)とすることにより、駆動力Fが大
きいときには、枢動角θを小さくすることで、駆動力F
の方向をナット16の軸線に沿った方向にすることと
し、その半径方向成分を減少させることができる。これ
に対し、図1(b)に示すように、駆動力Fが小さいと
きは、駆動力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F
自体が小さくなるため、結果としてトータルでブラケッ
ト18の受けるモーメント力を低下させることができ
る。
【0021】図2は、ナット16の変位量と、駆動力F
及びブラケット18の受けるモーメント力Mとの関係を
示す図である。横軸で0の時が、図1(b)に示す状態
であり、横軸で1の時が、図1(a)に示す状態にな
る。図2から明らかなように、駆動力Fは、ナット16
の変位量に従って、リニアに増大するが、モーメント力
Mは、図1(a)に示す状態でも、図1(b)に示す状
態でもゼロになり、従ってナット16の受ける曲げモー
メント力を減少させることができる。
及びブラケット18の受けるモーメント力Mとの関係を
示す図である。横軸で0の時が、図1(b)に示す状態
であり、横軸で1の時が、図1(a)に示す状態にな
る。図2から明らかなように、駆動力Fは、ナット16
の変位量に従って、リニアに増大するが、モーメント力
Mは、図1(a)に示す状態でも、図1(b)に示す状
態でもゼロになり、従ってナット16の受ける曲げモー
メント力を減少させることができる。
【0022】図3は、第2の実施の形態であるリニアア
クチュエータの正面図であり、図3(a)は、ナット部
材が1ストロークの半分だけ引き込まれた状態を示し、
図3(b)は、ナット部材が最も押し出された状態を示
す。
クチュエータの正面図であり、図3(a)は、ナット部
材が1ストロークの半分だけ引き込まれた状態を示し、
図3(b)は、ナット部材が最も押し出された状態を示
す。
【0023】図3において、ハウジング110に取り付
けられた電動モータ111の出力軸112に、ナット1
16が取り付けられ一体的に回転するようになってい
る。ナット116の内方には、ネジ軸113が貫通する
ようにして配置されている。ナット116の図3で左端
側に配置された円筒部116cが、ハウジング110に
対して軸受114により回転自在に支持されている。
けられた電動モータ111の出力軸112に、ナット1
16が取り付けられ一体的に回転するようになってい
る。ナット116の内方には、ネジ軸113が貫通する
ようにして配置されている。ナット116の図3で左端
側に配置された円筒部116cが、ハウジング110に
対して軸受114により回転自在に支持されている。
【0024】ネジ軸113の図3で右半部外周面には、
ネジ溝113c(一部のみ図示)が形成され、一方、ナ
ット116の内周面には、ネジ溝113cに対向してネ
ジ溝116a(一部のみ図示)が形成され、ネジ溝11
3c、116aによって形成される螺旋状の空間には、
多数のボール117が転動自在に配置されている。更
に、ナット116の外周には、ボール117をナット1
16の一端から他端へと戻すチューブ116bが設けら
れている。ナット116と、ネジ軸113と、ボール1
17とでボールスクリュー機構BSを構成する。
ネジ溝113c(一部のみ図示)が形成され、一方、ナ
ット116の内周面には、ネジ溝113cに対向してネ
ジ溝116a(一部のみ図示)が形成され、ネジ溝11
3c、116aによって形成される螺旋状の空間には、
多数のボール117が転動自在に配置されている。更
に、ナット116の外周には、ボール117をナット1
16の一端から他端へと戻すチューブ116bが設けら
れている。ナット116と、ネジ軸113と、ボール1
17とでボールスクリュー機構BSを構成する。
【0025】ネジ軸113は、図3で左半部は丸軸11
3aとなっており、端部近傍に周溝113bを有してい
る。丸軸113aの外周面は、ハウジング110の内孔
110aに対して、シール115を介して密封されてい
る。
3aとなっており、端部近傍に周溝113bを有してい
る。丸軸113aの外周面は、ハウジング110の内孔
110aに対して、シール115を介して密封されてい
る。
【0026】ネジ軸113の図3で左端側を挟持するよ
うにして、ブラケット118が取り付けられている。ブ
ラケット118の図3で右端の爪部118aがカシメに
より周溝113bを噛み込むことで、ブラケット118
とナット116とが一体となっている。ブラケット11
8の図3で左端近傍には、円孔118bが形成されてい
る。ネジ軸113とブラケット118とでネジ軸部材を
構成する。
うにして、ブラケット118が取り付けられている。ブ
ラケット118の図3で右端の爪部118aがカシメに
より周溝113bを噛み込むことで、ブラケット118
とナット116とが一体となっている。ブラケット11
8の図3で左端近傍には、円孔118bが形成されてい
る。ネジ軸113とブラケット118とでネジ軸部材を
構成する。
【0027】リンク部材119は、長孔(2つの円孔で
もよい)119aを有しており、長孔119aと円孔1
18bとに差し入れたピン120により、ブラケット1
18に対して枢動自在に取り付けられている。枢動点
は、ピン120の中心となる。又、リンク部材119
は、長孔119aと、レバー部材121の円孔121a
とに差し入れたピン122により、レバー部材121に
対して枢動自在に取り付けられている。ピン122の中
心が被駆動点となる。被駆動部材であるL字状のレバー
部材121は、点P周りに枢動可能となっており、すな
わち被駆動点は円弧を描くように移動する。本実施の形
態では、被駆動対象物の例として三角バネSを用いてい
る。
もよい)119aを有しており、長孔119aと円孔1
18bとに差し入れたピン120により、ブラケット1
18に対して枢動自在に取り付けられている。枢動点
は、ピン120の中心となる。又、リンク部材119
は、長孔119aと、レバー部材121の円孔121a
とに差し入れたピン122により、レバー部材121に
対して枢動自在に取り付けられている。ピン122の中
心が被駆動点となる。被駆動部材であるL字状のレバー
部材121は、点P周りに枢動可能となっており、すな
わち被駆動点は円弧を描くように移動する。本実施の形
態では、被駆動対象物の例として三角バネSを用いてい
る。
【0028】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図3(b)に示す状態から、不図示の電源より電動
モータ111に電力が供給され、出力軸112が回転す
るとナット116が一体的に回転するが、ネジ軸113
は、レバー部材121に対して、リンク部材119とブ
ラケット118により回転非駆動状態に保持されている
ため、ナット116の回転変位はネジ軸113の軸線方
向変位に変換されることとなる。このとき、ボール11
7により、かかる変換は低摩擦で行われることとなる。
る。図3(b)に示す状態から、不図示の電源より電動
モータ111に電力が供給され、出力軸112が回転す
るとナット116が一体的に回転するが、ネジ軸113
は、レバー部材121に対して、リンク部材119とブ
ラケット118により回転非駆動状態に保持されている
ため、ナット116の回転変位はネジ軸113の軸線方
向変位に変換されることとなる。このとき、ボール11
7により、かかる変換は低摩擦で行われることとなる。
【0029】ネジ軸113が、1ストローク(移動可能
範囲)の1/2まで、図3で右方に移動すると、ブラケ
ット118及びリンク部材119を介して、レバー部材
121の被駆動点に駆動力が付与され、レバー部材12
1は、図3(a)に示す状態へと回動するが、このとき
レバー部材121の駆動部121bが三角バネSの頂点
に乗り上げ、これを変形させる。すなわち、図3(a)
に示す状態が、駆動力Fが最大となるレバー部材121
の位置である。その後、ネジ軸113が図3で右方に移
動することで、レバー部材121の駆動部121bが三
角バネSの頂点を通り過ぎ、その変形は元に戻る。
範囲)の1/2まで、図3で右方に移動すると、ブラケ
ット118及びリンク部材119を介して、レバー部材
121の被駆動点に駆動力が付与され、レバー部材12
1は、図3(a)に示す状態へと回動するが、このとき
レバー部材121の駆動部121bが三角バネSの頂点
に乗り上げ、これを変形させる。すなわち、図3(a)
に示す状態が、駆動力Fが最大となるレバー部材121
の位置である。その後、ネジ軸113が図3で右方に移
動することで、レバー部材121の駆動部121bが三
角バネSの頂点を通り過ぎ、その変形は元に戻る。
【0030】本実施の形態のリニアアクチュエータによ
れば、電動モータ111の回転に応じて進退するブラケ
ット118と、レバー部材121の被駆動点とを、枢動
可能なリンク部材119により連結しているので、被駆
動点が曲線(ここでは円弧)を描いて移動する場合で
も、リンク部材119が枢動することで、ブラケット1
18には、被駆動点とリンク部材119の枢動点とを結
んだ線の延在する方向に沿ってのみ駆動力Fが付与され
ることから、ブラケット118が受けるモーメント力を
低く抑えることができる。しかしながら、被駆動点とリ
ンク部材の枢動点とを結んだ線と、ネジ軸113の軸線
とのなす角θ(枢動角という)が大きくなれば、駆動力
Fにおけるネジ軸113の軸線に対する半径方向成分が
大きくなり、結果としてブラケット118の受けるモー
メント力が増大する恐れがある。そこで、ネジ軸113
及びブラケット118が移動可能な範囲内で、リンク部
材119から被駆動点に付与する駆動力Fが最大となる
位置(図3(a)に示す状態)において、ネジ軸113
の軸線に対するリンク部材119の枢動角を10度以内
(より好ましくは5度以内であり、最も好ましいのは0
度)とすることにより、駆動力Fが大きいときには、枢
動角θを小さくすることで、駆動力Fの方向をナット1
16の軸線に沿った方向にすることとし、その半径方向
成分を減少させることができる。これに対し、図3
(b)に示すように(或いはネジ軸113が最も引き込
まれた状態のように)、駆動力Fが小さいときは、駆動
力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F自体が小さ
くなるため、結果としてトータルでブラケット118の
受けるモーメント力を低下させることができる。
れば、電動モータ111の回転に応じて進退するブラケ
ット118と、レバー部材121の被駆動点とを、枢動
可能なリンク部材119により連結しているので、被駆
動点が曲線(ここでは円弧)を描いて移動する場合で
も、リンク部材119が枢動することで、ブラケット1
18には、被駆動点とリンク部材119の枢動点とを結
んだ線の延在する方向に沿ってのみ駆動力Fが付与され
ることから、ブラケット118が受けるモーメント力を
低く抑えることができる。しかしながら、被駆動点とリ
ンク部材の枢動点とを結んだ線と、ネジ軸113の軸線
とのなす角θ(枢動角という)が大きくなれば、駆動力
Fにおけるネジ軸113の軸線に対する半径方向成分が
大きくなり、結果としてブラケット118の受けるモー
メント力が増大する恐れがある。そこで、ネジ軸113
及びブラケット118が移動可能な範囲内で、リンク部
材119から被駆動点に付与する駆動力Fが最大となる
位置(図3(a)に示す状態)において、ネジ軸113
の軸線に対するリンク部材119の枢動角を10度以内
(より好ましくは5度以内であり、最も好ましいのは0
度)とすることにより、駆動力Fが大きいときには、枢
動角θを小さくすることで、駆動力Fの方向をナット1
16の軸線に沿った方向にすることとし、その半径方向
成分を減少させることができる。これに対し、図3
(b)に示すように(或いはネジ軸113が最も引き込
まれた状態のように)、駆動力Fが小さいときは、駆動
力Fの半径方向成分は増大するが、駆動力F自体が小さ
くなるため、結果としてトータルでブラケット118の
受けるモーメント力を低下させることができる。
【0031】図4は、ネジ軸113の変位量と、駆動力
F及びブラケット118の受けるモーメント力Mとの関
係を示す図である。横軸で0の時が、図3(b)に示す
状態であり、横軸で1/2の時が、図3(a)に示す状
態になる。図4から明らかなように、駆動力Fは、ネジ
軸113の変位量0から1/2までリニアに増大して、
1/2のときに最大となり、且つ変位量1/2から1ま
でリニアに減少するが、モーメント力Mは、図3(a)
に示す状態でも、図3(b)に示す状態でもゼロにな
り、従ってネジ軸113の受ける曲げモーメント力を減
少させることができる。実際にリニアアクチュエータに
生じる駆動力は、図1,3に示すようにリニアに変化す
ることは少ないが、ストロークに応じて変化する場合は
多いので、駆動力が最大となる場合が分かっていれば、
図1(a)、図3(a)に示すように、ナット部材もし
くはネジ軸部材と被駆動部材とを位置決めすればよい。
F及びブラケット118の受けるモーメント力Mとの関
係を示す図である。横軸で0の時が、図3(b)に示す
状態であり、横軸で1/2の時が、図3(a)に示す状
態になる。図4から明らかなように、駆動力Fは、ネジ
軸113の変位量0から1/2までリニアに増大して、
1/2のときに最大となり、且つ変位量1/2から1ま
でリニアに減少するが、モーメント力Mは、図3(a)
に示す状態でも、図3(b)に示す状態でもゼロにな
り、従ってネジ軸113の受ける曲げモーメント力を減
少させることができる。実際にリニアアクチュエータに
生じる駆動力は、図1,3に示すようにリニアに変化す
ることは少ないが、ストロークに応じて変化する場合は
多いので、駆動力が最大となる場合が分かっていれば、
図1(a)、図3(a)に示すように、ナット部材もし
くはネジ軸部材と被駆動部材とを位置決めすればよい。
【0032】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
【0033】
【発明の効果】第1の本発明のリニアアクチュエータに
よれば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ナ
ット部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な
前記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点
が曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢
動することで、前記ナット部材には、前記被駆動点と前
記リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿
ってのみ駆動力が付与されるので、前記ナット部材が受
けるモーメント力を低く抑えることができる。しかしな
がら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結ん
だ線と、前記ナット部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ナット部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ナット部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ナット部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ナット部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ナット部材の軸線に沿った方向に近
づけて、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が
小さい範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆
動力自体が小さくなることを利用し、結果としてトータ
ルで前記ナット部材の受けるモーメント力を低下させる
ことができる。
よれば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ナ
ット部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な
前記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点
が曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢
動することで、前記ナット部材には、前記被駆動点と前
記リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿
ってのみ駆動力が付与されるので、前記ナット部材が受
けるモーメント力を低く抑えることができる。しかしな
がら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結ん
だ線と、前記ナット部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ナット部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ナット部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ナット部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ナット部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ナット部材の軸線に沿った方向に近
づけて、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が
小さい範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆
動力自体が小さくなることを利用し、結果としてトータ
ルで前記ナット部材の受けるモーメント力を低下させる
ことができる。
【0034】第2の本発明のリニアアクチュエータによ
れば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ネジ
軸部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前
記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が
曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動
することで、前記ネジ軸部材には、前記被駆動点と前記
リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿っ
てのみ駆動力が付与されるので、前記ネジ軸部材が受け
るモーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ネジ軸部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ネジ軸部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ネジ軸部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ネジ軸部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ネジ軸部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ネジ軸の軸線に沿った方向に近づけ
て、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が小さ
い範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆動力
自体が小さくなることを利用し、結果としてトータルで
前記ネジ軸部材の受けるモーメント力を低下させること
ができる。
れば、前記電動モータの回転に応じて進退する前記ネジ
軸部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを枢動可能な前
記リンク部材により連結しているので、前記被駆動点が
曲線を描いて移動する場合でも、前記リンク部材が枢動
することで、前記ネジ軸部材には、前記被駆動点と前記
リンク部材の枢動点とを結んだ線の延在する方向に沿っ
てのみ駆動力が付与されるので、前記ネジ軸部材が受け
るモーメント力を低く抑えることができる。しかしなが
ら、前記被駆動点と前記リンク部材の枢動点とを結んだ
線と、前記ネジ軸部材の軸線とのなす角(枢動角とい
う)が大きくなれば、駆動力における前記ネジ軸部材の
軸線に対する半径方向成分が大きくなり、結果として前
記ネジ軸部材の受けるモーメント力が増大する恐れがあ
る。そこで、前記ネジ軸部材が移動可能な範囲内で、前
記リンク部材から前記被駆動点に付与する駆動力が最大
となる位置において、前記ネジ軸部材の軸線に対する前
記リンク部材の枢動角を10度以内とすることで、駆動
力が大きい範囲では、前記枢動角を小さくすることで、
駆動力の方向を前記ネジ軸の軸線に沿った方向に近づけ
て、その半径方向成分を減少させ、一方、駆動力が小さ
い範囲では、駆動力の半径方向成分は増大しても駆動力
自体が小さくなることを利用し、結果としてトータルで
前記ネジ軸部材の受けるモーメント力を低下させること
ができる。
【図1】第1の実施の形態であるリニアアクチュエータ
の正面図である。
の正面図である。
【図2】ナット16の変位量と、駆動力F及びブラケッ
ト18の受けるモーメント力Mとの関係を示す図であ
る。
ト18の受けるモーメント力Mとの関係を示す図であ
る。
【図3】第2の実施の形態であるリニアアクチュエータ
の正面図である。
の正面図である。
【図4】ネジ軸113の変位量と、駆動力F及びブラケ
ット118の受けるモーメント力Mとの関係を示す図で
ある。
ット118の受けるモーメント力Mとの関係を示す図で
ある。
11,111 電動モータ
13,113 ネジ軸
16,116 ナット
17,117 ボール
18,118 ブラケット
19,119 リンク部材
21,121 レバー部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3J062 AA02 AA27 AB22 AB27 AC07
AC08 AC09 BA14 BA16 CB02
CB15 CB18 CB23 CB27 CB32
CB45
5H607 AA00 BB01 BB14 CC03 DD19
EE52
Claims (2)
- 【請求項1】 被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動
するリニアアクチュエータにおいて、 電動モータと、 前記電動モータの出力軸に連結されたネジ軸と、 前記ネジ軸の周囲に配置されたナット部材と、 前記ネジ軸と前記ナット部材との間に形成された螺旋溝
内を転動するボールと、 前記ナット部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを連結
する枢動可能なリンク部材と、を有し、 前記ナット部材が移動可能な範囲内で、前記リンク部材
から前記被駆動点に付与する駆動力が最大となる位置に
おいて、前記ナット部材の軸線に対する前記リンク部材
の枢動角は10度以内であることを特徴とするリニアア
クチュエータ。 - 【請求項2】 被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動
するリニアアクチュエータにおいて、 電動モータと、 前記電動モータの出力軸に連結されたナットと、 前記ナット内に配置されたネジ軸部材と、 前記ネジ軸部材と前記ナットとの間に形成された螺旋溝
内を転動するボールと、 前記ネジ軸部材と、前記被駆動部材の被駆動点とを連結
する枢動可能なリンク部材と、を有し、 前記ネジ軸部材が移動可能な範囲内で、前記リンク部材
から前記被駆動点に付与する駆動力が最大となる位置に
おいて、前記ネジ軸部材の軸線に対する前記リンク部材
の枢動角は10度以内であることを特徴とするリニアア
クチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002091380A JP2003287100A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002091380A JP2003287100A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | リニアアクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003287100A true JP2003287100A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29236475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002091380A Pending JP2003287100A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003287100A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005121176A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Ntn Corp | ボールねじアクチュエータ |
| JP2009108730A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比エンジン |
| JP2011252507A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
| JP2011252503A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
| JP2011252504A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
| US8397683B2 (en) | 2007-08-10 | 2013-03-19 | Nissan Motor Co., Ltd. | Variable compression ratio device for internal combustion engine |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002091380A patent/JP2003287100A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005121176A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Ntn Corp | ボールねじアクチュエータ |
| US8397683B2 (en) | 2007-08-10 | 2013-03-19 | Nissan Motor Co., Ltd. | Variable compression ratio device for internal combustion engine |
| JP2009108730A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比エンジン |
| JP2011252507A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
| JP2011252503A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
| JP2011252504A (ja) * | 2011-09-21 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | 可変圧縮比内燃機関 |
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